Libo

第23卦: Bo

Gen / Kun · 山地剥 · 吉凶の傾向: 凶

卦の構造

卦辞

不利有攸往。

——《周易》

この卦が示すもの

この卦は基盤が弱体化していることを示しており、物事を無理に推し進めるべきではありません。根幹を点検し、消耗を減らし、重要な部分をまず守るのが適しています。表面的にはまだ持ちこたえているように見えても、問題は下から徐々に緩んでいる可能性があります。早めに損切りするのが良いです。

禅による読み

剝は一枚ずつ剝がれていく卦で、蕅益智旭はそこに二面を見る。悪い面をいえば、世間の似て非なる定慧は弁舌や文彩ばかりを育て、真の修行のほうが剝がれてしまう。良い面をいえば、皮膚まで剝がれ尽くしたあとに残るものこそ本物である。ゆえに往くに利あらずとは、座して剝がれるに任せよという意味ではなく、立ち止まって消長を見極めよということで、それ自体が救いになる。下を厚くして宅を安んずについては、向上の事は自分の足もとから会取せよと言い切る。最上の食われぬ果は、決して剝ぎ取れない性善である。これを悟れば当処に円満し、これに執して修を廃すれば、自分の家を壊すことになる。

明の蕅益智旭『周易禅解』に拠る。各卦を修行の一段階として読む。

卦辞の原文はパブリックドメイン。日本語の解説は本サイトが用意したもので、漢文注疏の機械翻訳ではない。

関連する卦

関連項目