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第29卦: Kan

Kan / Kan · 坎为水 · 吉凶の傾向: 凶

卦の構造

卦辞

有孚维心,亨。行有尚。

——《周易》

この卦が示すもの

この卦は困難が多いことを示しており、まるで連続した水たまりを渡るように慎重な通過が必要です。まず心を落ち着け、リスクを把握し、一つずつ解決するのが適切です。プレッシャーが大きい時ほど約束を破ったりいい加減なことを言ってはいけません。原則を守れば、依然として難局を乗り越えるチャンスはあります。

禅による読み

険が重なる坎の卦について、蕅益智旭は恐れるには及ばないという。言い方は率直で、恐るべきは険が続くことではなく、険を出る手立てがないことだとする。その手立ては卦の中央にある一本の実、すなわち、あらゆる境界は自心の現れであると深く信じることに尽きる。心が通じれば道も開ける。さらに、観心に巧みな者はふさがりをそのまま通路に変える、要は人が険を用いるのであって険に用いられないことだ、と述べる。常に徳行をなし教事を習うとは、学びて厭わず、人に誨えて倦まずに当たる。最上爻の戒めは、定ばかりで慧のない痴定では、ついに三界を出られないということである。

明の蕅益智旭『周易禅解』に拠る。各卦を修行の一段階として読む。

卦辞の原文はパブリックドメイン。日本語の解説は本サイトが用意したもので、漢文注疏の機械翻訳ではない。

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