Libo

第38卦: Kui

Li / Dui · 火泽睽 · 吉凶の傾向: 凶

卦の構造

卦辞

小事吉。

——《周易》

この卦が示すもの

この卦は意見の不一致、方向性の対立を表します。まず小さなことを処理し、共通点を探してから大きな目標について話し合うのが適しています。相手に完全に同意するよう急いで求めないでください。差異自体は必ずしも悪いわけではなく、調整できるかどうかが鍵です。

禅による読み

睽は背き離れることである。蕅益智旭は、火は上り沢は下るというが、それは動いてはじめて上下に分かれるのであって、静かなときには上下などなかったという。二人の女も行ってはじめて志が違うのであり、共に居るあいだは違いなどない。同じところから睽を起こせばその吉は小さく、睽のなかに同を見いだせばその用は大きい。大象の同にして異なるを、彼は天台の六即で説く。異が本来は同だと知るから、凡夫の位のままで即ち仏であり、退屈の心を生じない。同のなかに異があると知るから、即ち仏であっても位次は歴然として、増上慢を起こさない。初九は、得失に心を乱されず、善悪で心を二つに割るなと勧める。

明の蕅益智旭『周易禅解』に拠る。各卦を修行の一段階として読む。

卦辞の原文はパブリックドメイン。日本語の解説は本サイトが用意したもので、漢文注疏の機械翻訳ではない。

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