天喜神
古典の原文
此外又有天喜神,春戊,夏丑,秋辰、冬未,遇者主欢欣。
解説
天喜神は四季で取り、春は戊、夏は丑、秋は辰、冬は未に当たる。その義は歓喜と吉慶で、婚姻の和楽と子息の到来を主る。命式または流年にこれがあれば、しばしば喜び事が門に臨む。紅鸞と相対する天喜は慶事・宴楽・縁談成就の象であり、遇する者は歓欣の兆がある吉神である。 実際の占断では、所在の宮位や同宮・対照する星曜、会照する吉凶の星、そして大限・流年の巡りを併せて総合的に判断する。単独で見れば傾向と方向性が分かるが、定説となる答えは盤全体の組み合わせの中から生まれる。 命式の中でどの宮に居り、どの星と同宮し或いは対照するかによって、その強弱と吉凶の働き方は変わる。伝統的な断法は、常に原文の取り象を基底に据えつつ、全局の生剋制化を合わせて見ることを旨とする。
関連項目
- 天乙貴人天乙貴人は紫微垣に座す天上の神で、太乙と並び天皇大帝に仕え、三辰に下り臨み、命式の中で最も尊く最も貴い吉神とされる。その
- 太極貴人太極貴人は五行の生・旺・終にその義を取る。甲乙の木は子に生じ午に終わり、丙丁の火は震(卯)に出て兌(酉)に蔵されるように
- 天印貴人天印貴人は日干から地支の宮位を照らして取る。甲日は寅中に天印があり、乙日は亥を天印とし、以下丁酉・戊申、丙戌・己は未、庚
- 天福貴人天福貴人は、日辰の貴人が臨む処が力を得て福星の扶持となるもので、貴人の引き立てと庇護を得る吉神である。「壬騎龍背」の格(
- 天廚貴人天厨貴人は食神が禄に逢うことを取る。「食神逢禄号天厨」と歌われるように、月柱に食神があり禄食に逢えば真の天厨である。衣食
- 天德貴人天徳は天の仁慈の徳で、周天の度を十二宮に分かつ配り、あらゆる天上・地下の凶殺を制し、凶を転じて善となす宮位である。一生安
- 月德貴人月徳は三合の照らす方・日月会合の辰から取り、壬・甲・丙・癸をその位とし、辰・未・戌・丑の四墓の月には天徳と重なる。天徳と
- 德秀貴人徳秀は月支の蔵する陰陽和気から成り、寅午戌月は丙丁が徳・戊癸が秀、申子辰月は壬癸戊己が徳・丙辛甲己が秀という具合に配され
