Libo

第50卦: Ding

Li / Xun · 火风鼎

卦の構造

卦辞

元吉,亨。

——《周易》

この卦が示すもの

この卦は更新と形成を表し、材料を鼎(かなえ)に入れて調和させ成熟させるようなものです。リソースを再編成し、製品をアップグレードし、新しい秩序を確立するのに適しています。核となる位置を安定させ、変化だけを追い求め、変化を支える制度や人を無視しないようにしましょう。

禅による読み

革に続く鼎は、変革を成し遂げる器である。蕅益智旭はこれを賢を陶し聖を鋳、仏を烹て祖を煉る器と呼び、器となる修行は日々の事相を離れて別に理を求めるものではなく、自ら陶し自ら煉る営みの中で成ると説く。大象の正位凝命については、徳を木、命を火に配し、徳があって位が正しければ命は凝り、徳が失われれば位も命も去るという。九四の鼎折足は、徳の薄さと力の小ささを自覚せぬまま高位に居座り重任を謀る危うさへの戒めである。

明の蕅益智旭『周易禅解』に拠る。各卦を修行の一段階として読む。

卦辞の原文はパブリックドメイン。日本語の解説は本サイトが用意したもので、漢文注疏の機械翻訳ではない。

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