空亡
古典の原文
支旬两煞出逢凶,兼主遗失并逃走。旬亡六甲在于辛,庚向亲丁癸闭口。
解説
空亡は十干が窮尽する処で、支あって干無く、禄あって位無しの象である。生旺すればかえって気度が寛大で無心の福を主り、死絶すれば成敗・漂泊する。官符と並べば佞媚、劫殺と並べば狡勇、貴・華蓋・三奇と並べば大いに聡明となる。一概に凶と論じてはならない虚の位である。 実際の占断では、所在の宮位や同宮・対照する星曜、会照する吉凶の星、そして大限・流年の巡りを併せて総合的に判断する。単独で見れば傾向と方向性が分かるが、定説となる答えは盤全体の組み合わせの中から生まれる。 命式の中でどの宮に居り、どの星と同宮し或いは対照するかによって、その強弱と吉凶の働き方は変わる。伝統的な断法は、常に原文の取り象を基底に据えつつ、全局の生剋制化を合わせて見ることを旨とする。
関連項目
- 喪門喪吊煞は横関煞ともいい、命の前二辰を喪門とする。喪服・哀泣、死喪・哭泣の事を主り、弔客と相並べば凶禍がさらに甚だしい。太
- 劫煞劫殺は五行の絶地に居り、外から奪われるもので、劫奪・破耗を主る。古歌はその災いが当たり難いといい、祖業の消亡や妻子が久し
- 華蓋華蓋は三合局の墓地の一位を取り、申子辰は辰を華蓋とする類である。大帝の座を覆う宝蓋の象で、気質は孤高で多く孤寡を主り、僧
- 弔客喪吊煞は命の後二辰を弔客とし、喪門と相対する。弔喪・問疾、虚驚・不寧を主り、二つが流年に並び臨めば内外に喪事と死別の患い
- 咸池咸池は五行の沐浴の位で、日が暗昧に入る時の義を取り、淫邪・暗昧を主る。生旺すれば酒色に耽り家業を破り、死絶すれば狡詐で遊
- 天醫天医は月建から地を取る。正卯、二亥、三丑、四寅、五卯、六辰、七巳、八午、九未、十申、十一酉、十二戌。病人がこれに値すれば
- 孤辰孤辰は陰陽惆悵の神で、母の絶の義を取る。亥子丑の人は寅を孤辰とする類である。これを犯す者は孤独で寄る辺なく、寡宿と並び臨
- 官符官符は訟獄・是非の神殺で、官非・口舌、訴訟の牽連を主る。命にこれに逢えば刑獄や暗昧な是非の事を招きやすく、咸池と並べば奸
