天府
古典の原文
天府天相乃为衣禄之神,为仕为官定主亨通之兆。紫府同宫终身福厚。天府属土,南斗化令星,为财帛田宅主。——《骨髓赋》《紫微斗数全书》
解説
庫星・令星で、保守・積蓄と安定した資源を主る。性は穏重で守成に善く、天相・紫微との会合を喜ぶ。財帛・田宅では資産の豊厚を主り、地空・地劫と同宮すれば庫に穴があき虚耗を防ぐべきである。南斗の主星にして衣食の府庫、温良で節度ある安穏と積聚の象である。 実際の占断では、所在の宮位や同宮・対照する星曜、会照する吉凶の星、そして大限・流年の巡りを併せて総合的に判断する。単独で見れば傾向と方向性が分かるが、定説となる答えは盤全体の組み合わせの中から生まれる。 命式の中でどの宮に居り、どの星と同宮し或いは対照するかによって、その強弱と吉凶の働き方は変わる。伝統的な断法は、常に原文の取り象を基底に据えつつ、全局の生剋制化を合わせて見ることを旨とする。
関連項目
- 紫微帝座の星で、尊貴・統御・核心的地位を象徴する北斗の主星である。命宮に入れば主見が強く体面を重んじ、左輔・右弼・文昌・文曲
- 天機智慧・機変の星で、思考・策劃および兄弟朋友の縁を主る。性は敏巧で善く変わり、頭脳・協調・技術系の仕事に適す。化忌または煞
- 太陽光明・貴気の星で、名声・父の縁・男性貴人および対外的表現を主る。昼生まれの人に利し、廟旺に入れば明朗で慷慨・领导力があり
- 武曲財星・将星で、剛毅・決断と求財の力を主る。性は務実で義を重んじ、理財と実行に長ける。火星・鈴星などの煞に逢えば剛烈で折れ
- 天同福星で、温和・享受と福気を主る。性は随和で衝突を好まず、福徳・田宅等の宮に適す。煞星と同宮すれば福力が減じて反って懒散・
- 廉貞次桃花・囚星で、感情・紀律と複雑な人間関係を主る。成すも敗すもある星で、廟に入れば権威・魄力があり、落陷して煞を加えれば
- 太陰財星・母星で、温柔・内敛と不動産を主る。夜生まれの人に利し、廟に入れば細膩で理財に善く、落陷すれば情緒が起伏し、母の縁や
- 貪狼桃花・欲望の星で、交際・才芸と野心を主る。廟に入れば威儀・抱負があり大器を成し得、落陷すれば欲望が重く酒色に迷いやすい。
