Libo

三字经

宋 · 王应麟(旧题)

三字経

儒家典籍

初学は四書から入るのがよい。大学が綱を立て、論語が言を記し、孟子が展開し、中庸が収束する。続いて詩経・尚書・礼記と春秋三伝へ。荀子・春秋繁露・近思録・伝習録は、経学の外で儒学がどう語られてきたかを見る几道である。

三字經

三字経

清版

清版

人之初性本善性相近習相遠

人が生まれたばかりのとき、本性はもともと善です。本性は互いに近いのに、習染が人を遠ざけます。

苟不教性乃遷教之道貴以專

教え導かなければ、本性は変わって悪くなります。教育の道は、専一を貴びます。

昔孟母擇鄰處子不學斷機杼

昔、孟母は隣を択んで居しました。息子が学ばなければ、彼女は機の糸を断ち切りました。

竇燕山有義方教五子名俱揚

竇燕山は子を教えるに良い方法があり、五人の息子を教え出して、一人残らず名声を遠くに揚げました。

養不教父之過教不嚴師之惰

養うて教えなければ父の過ち、教うるに厳しからざれば師の懒惰です。

子不學非所宜幼不學老何為

子が学ぼうとしないのは、あるべきではありません。幼き時に学ばなければ、老いて何を為すことがありましょう?

玉不琢不成器人不學不知義

玉石は雕琢を経なければ器物を成さず、人は学習しなければ義を懂りません。

為人子方少時親師友習禮儀

子女たる者、年少の時は師友に親しんで、礼節・儀度を学ぶべきです。

香九齡能溫席孝於親所當執

黄香は九歳にして父のために被席を温めることができました。双親を孝し敬うは、守るべき本分です。

融四歲能讓梨弟於長宜先知

孔融は四歳にして梨を譲ることを懂りました。兄を敬い順うは、早く明白すべきです。

首孝弟次見聞知某數識某文

まず孝と悌を講じ、次に見聞を論じます。数目を懂り、文字を認めなければなりません。

一而十十而百百而千千而萬

一から十へ、十から百へ、百から千へ、千から万へ。

三才者天地人三光者日月星

いわゆる三才とは、天・地・人。いわゆる三光とは、日・月・星。

三綱者君臣義父子親夫婦順

いわゆる三綱:君臣に義あり、父子に親あり、夫婦に順あり。

曰春夏曰秋冬此四時運不窮

春と夏、秋と冬、これが四季で、運転して停まりません。

曰南北曰西東此四方應乎中

南と北、西と東、これが四方で、みな中央に対応します。

曰水火木金土此五行本乎數

水・火・木・金・土、これが五行で、自然の数に本づきます。

曰仁義禮智信此五常不容紊

仁・義・礼・智・信、これが五常で、紊らせてはなりません。

稻粱菽麥黍稷此六穀人所食

稲・粱・豆・麦・黍・稷、この六穀は人が食う粮食です。

馬牛羊雞犬豕此六畜人所飼

馬・牛・羊・鶏・狗・猪、この六畜は人が飼養する牲口です。

曰喜怒曰哀懼愛惡欲七情具

喜と怒、哀と惧に、愛・惡・欲を加えて、七情が斉全します。

匏土革木石金與絲竹乃八音

匏・土・革・木・石・金に、さらに糸と竹を加えて、八音となります。

高曾祖父而身身而子子而孫

高祖、曾祖、祖父、父から自己に至り、自己から子へ、子から孫へ。

自子孫至玄曾乃九族人之倫

子孫から曾孫・玄孫まで数え、合して九族を成します。これが人の倫序です。

父子恩夫婦從兄則友弟則恭

父子の間には恩あり、夫婦の間には相順あり、兄は友愛し、弟は恭敬します。

長幼序友與朋君則敬臣則忠

長幼には序あり、朋友には誼あり、君主は臣を敬し、臣下は忠を尽くします。

此十義人所同凡訓蒙須講究

この十種の義理は人々が共有します。蒙童を教導するには、必ず方法を講求しなければなりません。

詳訓詁名句讀為學者必有初

字義を詳しく解し、句読を弄清します。学問を為す者には総じて入門の処があります。

小學終至四書論語者二十篇

《小学》を読み終えれば、四書を読みます。《論語》は二十篇あり、

群弟子記善言孟子者七篇止

衆弟子が記した孔子の善言です。《孟子》はわずか七篇で、

講道德說仁義作中庸子思筆

道徳を講じ仁義を説きます。《中庸》は子思の手筆から出ました。

中不偏庸不易作大學乃曾子

「中」は偏ならず、「庸」は変わらず。《大学》は曾子の作で、

自修齊至平治孝經通四書熟

修身・斉家から治国・平天下に説き至ります。《孝経》が通じ、四書が熟して、

如六經始可讀詩書易禮春秋

ここに初めて六経を読むべきです:詩・書・易・礼・春秋。

號六經當講求有連山有歸藏

これを六経と称し、講求すべきです。易には《連山》があり、《帰蔵》があり、

有周易三易詳有典謨有訓誥

さらに《周易》があって、三易が詳しく備わりました。《書》には典・謨・訓・誥があり、

有誓命書之奧我周公作周禮

誓があり命がある——これが《尚書》の深奥の処です。周公は《周礼》を作り、

著六官存治體大小戴注禮記

六官を写し定めて、治国の体制を保存しました。大戴・小戴は《礼記》を伝え、

述聖言禮樂備曰國風曰雅頌

聖人の言を述べて、礼楽が完備しました。《詩》には国風があり、雅・頌があり、

號四詩當諷詠詩既亡春秋作

合せて四詩と称し、吟誦すべきです。詩教が既に亡び、《春秋》が作られて出ました。

寓褒貶別善惡三傳者有公羊

それは褒貶を寄寓し、善悪を分辯します。三伝の中には《公羊伝》があり、

有左氏有穀梁經既明方讀子

《左伝》があり、《穀梁伝》があります。経書が通じてから、諸子を読みに行きます。

撮其要記其事五子者有荀楊

要領を撮り取り、史事を記えます。五子の中には荀子・揚雄があり、

文中子及老莊經子通讀諸史

文中子があり、さらに老子・荘子があります。経と子が通じれば、諸史を読みます。

考世系知終始自羲農至黃帝

世系を考察し、朝代の始終を明白にします。伏羲・神農から黄帝に至るまで、

號三皇居上世唐有虞號二帝

合して三皇と称し、上古に在ります。唐堯と虞舜は、合して二帝と称し、

相揖遜稱盛世夏有禹商有湯

彼らは禅譲をもって相伝し、盛世と号しました。夏には大禹があり、商には成湯があり、

周文武稱三王夏傳子家天下

周には文王・武王があって、合して三王と称します。夏禹は子に伝え、天下は一家を成しました。

四百載遷夏社湯伐夏國號商

四百年を過ぎて、夏の社稷は主を易えました。湯は夏桀を討伐して、国号を商と称しました。

六百載至紂亡周武王始誅紂

六百年を過ぎて、紂王の時に滅亡しました。周武王は兵を起して紂王を誅殺し、

八百載最長久周轍東王綱墜

周朝は八百年で、最も長く久しかったです。周室が東に遷って後、王綱は墜落し、

逞干戈尚遊說始春秋終戰國

ここに兵戈を逞くし、游説を崇びました。春秋に始まり、戦国に終わります。

五霸強七雄出嬴秦氏始兼併

五覇が強を称し、七雄が並び起りました。嬴姓の秦国は天下を兼併し始め、

傳二世楚漢爭高祖興漢業建

わずか二世を伝えて、楚・漢が相争いました。漢高祖が興起して、漢の業が建立されました。

至孝平王莽篡光武興為東漢

孝平帝の時に至って、王莽が位を簒いました。光武帝が中興して、これを東漢と為します。

四百年終於獻魏蜀吳爭漢鼎

漢朝は四百年にして、献帝に終わりました。魏・蜀・呉が漢家の鼎器を争奪し、

號三國迄兩晉宋齊繼梁陳承

合して三国と称し、両晋に至ります。宋・斉が相継ぎ、梁・陳が承け接ぎ、

為南朝都金陵北元魏分東西

これを南朝と称し、金陵に都を建てました。北方の元魏は、東魏・西魏に分かれ、

宇文周與高齊迨至隋一土宇

また宇文氏の周、高氏の斉がありました。隋に至って、天下がようやく一統に帰しましたが、

不再傳失統緒唐高祖起義師

何代かも伝えないうちに正統を失いました。唐高祖は兵を起して義を挙げ、

除隋亂創國基二十傳三百載

隋末の乱を掃除して、国基を開創しました。二十代を伝え、合わせて三百年。

梁滅之國乃改梁唐晉及漢周

後梁が唐を滅ぼして、国号はここに改換しました。梁・唐・晋と漢・周は、

稱五代皆有由炎宋興受周禪

合して五代と称し、それぞれ縁由があります。宋朝が興起し、後周の禅譲を受け、

十八傳南北混遼與金皆稱帝

十八代を伝え、南北は混一しました。遼と金はみな皇帝を自称し、

元滅金絕宋世蒞中國兼戎狄

元は金を滅ぼし、また宋の世系を断絶しました。中原を統治し、あわせて戎狄を兼ねました。

九十年國祚廢太祖興國大明

九十年を過ぎて、国運は廃絶しました。明太祖が興起し、国号を大明と称し、

號洪武都金陵迨成祖遷燕京

年号を洪武とし、金陵に都を建てました。成祖の時に至り、燕京に都を遷しました。

十七世至崇禎權閹肆寇如林

十七代を伝えて崇禎に至ります。宦官が権を専らにし放肆し、盗寇は林木のごとく多く、

至李闖神器焚清太祖膺景命

李自成に至って、帝位の象徴は焚燬されました。清太祖は大命を承け受けて、

靖四方克大定廿一史全在茲

四方を平定して、大局は安定しました。二十一部の史書は、すべてここにあり、

載治亂知興衰讀史書考實錄

それらは治乱を記載して、人に興衰を明白させます。史書を読むには、実録を考核すべく、

通古今若親目口而誦心而維

古今を貫通して、親しく見たことがあるかのようにします。口には誦読し、心には思索します。

朝於斯夕於斯昔仲尼師項橐

朝はこのごとく、夕もこのごとしです。昔、孔子はかつて項橐を師とし、

古聖賢尚勤學趙中令讀魯論

古の聖賢すらなお勤く学びました。趙普は中書令の身に在りながら、なお《魯論》を読みました。

彼既仕學且勤披蒲編削竹簡

彼は既に官を為して、なおこのごとく勤く学びました。ある人は蒲草を編み、竹片を削って書冊とし、

彼無書且知勉頭懸梁錐刺股

彼らは書無きも、なお自ら勉めるを知りました。ある人は梁に髪を懸け、ある人は錐をもって股を刺しました。

彼不教自勤苦如囊螢如映雪

彼らは督促する人なくして自ら苦しみました。ある人は蛍を嚢に入れて明かりとし、ある人は雪に映して読書しました。

家雖貧學不輟如負薪如掛角

家は貧しくとも、学は停まらず。ある人は薪を負いて読み、ある人は書を牛角に掛けました。

身雖勞猶苦卓蘇老泉二十七

身は労すれども、志節は卓然として凡ならず。蘇洵は二十七歳に至って、

始發憤讀書籍彼既老猶悔遲

初めて発憤して書を読み始めました。彼は年が既に老いて、なお起步の晚きを悔恨し、

爾小生宜早思若梁灝八十二

あなたたちは年が若い——早めに打算すべきです。梁灏が八十二歳の時のごとく、

對大廷魁多士彼既成眾稱異

朝廷に対策して、衆多の士子を圧倒しました。彼は成就が晩きも、衆人は奇と称しました。

爾小生宜立志瑩八歲能詠詩

あなたたちは年が若い——志向を立て定めるべきです。祖瑩は八歳にして詩を吟じることができ、

泌七歲能賦棋彼穎悟人稱奇

李泌は七歳にして棋を題として賦を作ることができました。彼らは聡慧が人に過ぎ、人々は奇と称しました。

爾幼學當效之蔡文姬能辨琴

あなたたちは幼くして学を求める——彼らを效法すべきです。蔡文姬は琴の声を聴き辨え、

謝道韞能詠吟彼女子且聰敏

謝道韞は詩を吟じ対を作ることができました。彼女たちは女子の身として、なおこのごとく聡敏です。

爾男子當自警唐劉晏方七歲

あなたたちは男子の身として、自ら警醒すべきです。唐の劉晏はわずか七歳にして、

舉神童作正字彼雖幼身己仕

神童と挙げられて、正字の官を為しました。彼は年こそ小さくとも、既に出仕しました。

爾幼學勉而致有為者亦若是

あなたたちは幼くして学を求めれば、勉めて至ることができます。作為ある者とは、まさにこのごとしです。

犬守夜雞司晨苟不學曷為人

狗は夜を守り、鶏は暁を報じます。人はもし学ばなければ、何をもって人としますか?

蠶吐絲蜂釀蜜人不學不如物

蚕は糸を吐き、蜂は蜜を醸します。人が学習しなければ、かえってこれらの物に及びません。

幼而學壯而行上致君下澤民

幼き時に学び、壮んな時に施行します。上は君主を輔佐でき、下は百姓に沢を被らせます。

揚名聲顯父母光於前裕於後

名声を伝揚して、父母を顕耀させます。先人に光を増し、後代に余蔭を留めます。

人遺子金滿籯我教子惟一經

人は子孫に満箱の黄金を留めますが、我が子孫に教えるはただ一部の経書のみです。

勤有功戲無益戒之哉宜勉力

勤奮すれば効果があり、嬉戯すれば益なし。これを戒めとして、よく努めなさい!

民國復位版

民国復位版

人之初性本善性相近習相遠

人が生まれたばかりのとき、本性はもともと善です。本性は互いに近いのに、習染が人を遠ざけます。

苟不教性乃遷教之道貴以專

教え導かなければ、本性は変わって悪くなります。教育の道は、専一を貴びます。

昔孟母擇鄰處子不學斷機杼

昔、孟母は隣を択んで居しました。息子が学ばなければ、彼女は機の糸を断ち切りました。

荀季和有義方教八子名俱揚

荀季和は子を教えるに良い方法があり、八人の息子を教え出して、一人残らず名声を遠くに揚げました。

養不教父之過教不嚴師之惰

養うて教えなければ父の過ち、教うるに厳しからざれば師の懒惰です。

子不學非所宜幼不學老何為

子が学ぼうとしないのは、あるべきではありません。幼き時に学ばなければ、老いて何を為すことがありましょう?

玉不琢不成器人不學不知義

玉石は雕琢を経なければ器物を成さず、人は学習しなければ義を懂りません。

為人子方少時親師友習禮儀

子女たる者、年少の時は師友に親しんで、礼節・儀度を学ぶべきです。

香九齡能溫席孝於親所當執

黄香は九歳にして父のために被席を温めることができました。双親を孝し敬うは、守るべき本分です。

融四歲能讓梨弟於長宜先知

孔融は四歳にして梨を譲ることを懂りました。兄を敬い順うは、早く明白すべきです。

首孝弟次見聞知某數識某文

まず孝と悌を講じ、次に見聞を論じます。数目を懂り、文字を認めなければなりません。

一而十十而百百而千千而萬

一から十へ、十から百へ、百から千へ、千から万へ。

三才者天地人三光者日月星

いわゆる三才とは、天・地・人。いわゆる三光とは、日・月・星。

三綱者君臣義父子親夫婦順

いわゆる三綱:君臣に義あり、父子に親あり、夫婦に順あり。

曰春夏曰秋冬此四時運不窮

春と夏、秋と冬、これが四季で、運転して停まりません。

曰南北曰西東此四方應乎中

南と北、西と東、これが四方で、みな中央に対応します。

曰水火木金土此五行本乎數

水・火・木・金・土、これが五行で、自然の数に本づきます。

十干者甲至癸十二支子至亥

十天干は、甲から癸に至ります。十二地支は、子から亥に至ります。

曰黃道日所躔曰赤道當中權

黄道は太陽が運行する軌跡です。赤道は正に地球の中間に当たります。

赤道下溫暖極我中華在東北

赤道の下が最も温暖です。わが中華は、それの東北に位します。

寒燠均霜露改右高原左大海

寒暖は調匀し、霜露は時令に随って変わります。右には高原、左には大海。

曰江河曰淮濟此四瀆水之紀

長江・黄河・淮水・済水、この四瀆は衆水の綱紀です。

曰岱華嵩恆衡此五嶽山之名

岱・華・嵩・恒・衡、この五岳は名山の代表です。

古九州今改制稱行省二十二

古は九州に分かれ、今は制度を改めて行省と称し、合わせて二十二です。

曰士農曰工商此四民國之良

士と農、工と商、この四類の人は国家の良民です。

醫卜相皆方技星堪輿小道泥

医・卜・相はみな方技に属します。星命・堪輿は小道で、拘泥してはなりません。

地所生有草木此植物遍水陸

大地の生ずるところ、草あり木あり——この類の植物は水中・陸上に遍く布き、

有蟲魚有鳥獸此動物能飛走

虫あり魚あり、鳥あり獣あり——この類の動物は能く飛び能く走ります。

稻粱菽麥黍稷此六穀人所食

稲・粱・豆・麦・黍・稷、この六穀は人が食う粮食です。

馬牛羊雞犬豕此六畜人所飼

馬・牛・羊・鶏・狗・猪、この六畜は人が飼養する牲口です。

曰喜怒曰哀懼愛惡欲七情具

喜と怒、哀と惧に、愛・惡・欲を加えて、七情が斉全します。

曰仁義禮智信此五常不容紊

仁・義・礼・智・信、これが五常で、紊らせてはなりません。

青赤黃及白黑此五色目所識

青・赤・黄と白・黒、この五色は眼の能く分辯するところです。

酸苦甘及辛鹹此五味口所含

酸・苦・甘と辛・鹹、この五味は口舌の能く品嘗するところです。

羶焦香及腥朽此五臭鼻所嗅

膻・焦・香と腥・朽、この五種の気味は鼻の能く聞くところです。

宮商角及徵羽此五音耳所取

宮・商・角と徵・羽、この五音は耳の能く聴き取るところです。

匏土革木石金與絲竹乃八音

匏・土・革・木・石・金に、さらに糸と竹を加えて、八音となります。

曰平上曰去入此四聲宜調協

平・上・去・入、この四声は調配して和らぐべきです。

九族者序宗親高曾祖父而身

九族は宗族・親属を排定します:高祖・曾祖・祖・父から自己に至り、

身而子子而孫自子孫至玄曾

自己から子へ、子から孫へ。子孫から曾孫・玄孫まで一貫して数えます。

五倫者始夫婦父子先君臣後

いわゆる五倫は、夫婦から始まります。父子が先に在り、君臣が後に在り、

次兄弟及朋友當順敘勿違負

再び兄弟と朋友に次ぎます。まさにこの次序に順うべく、違背してはなりません。

有伯叔有舅甥婿婦翁三黨名

伯叔あり、舅甥あり、婿・婦・翁あり——これが三党の名目です。

斬齊衰大小功至緦麻五服終

斬衰・斉衰・大功・小功から緦麻に至って、五服が完備します。

凡訓蒙須講究詳訓詁名句讀

およそ蒙童を教導するには、必ず方法を講求しなければなりません:字義を詳しく解し、句読を弄清します。

禮樂射御書數古六藝今不具

礼・楽・射・御・書・数は古の六芸で、今は既に完備せず。

惟書學人共遵既識字講說文

ただ書学のみ人々が共に守ります。字を認めて後、《説文解字》を講求します。

有古文大小篆隸草繼不可亂

古文・大篆・小篆があり、隷書・草書が続いて現れました——混乱してはなりません。

若廣學懼其繁但略說能知原

広く学ぼうとすれば、その繁さを恐れます。略しく講説を加えれば、その本原を知ることができます。

為學者必有初小學終至四書

学問を為す者には総じて入門の処があります:《小学》を読み終えれば、四書を読みます。

論語者二十篇群弟子記善言

《論語》は二十篇あり、衆弟子が記した孔子の善言です。

孟子者七篇是辨王霸說仁義

《孟子》は七篇あり、王道と覇道を辨明して、仁義を講説します。

中庸者子思筆中不偏庸不易

《中庸》は子思の手筆から出ました。「中」は偏ならず、「庸」は変わらず。

大學者學之程自修齊至治平

《大学》は学を為すの次第で、修身・斉家から治国・平天下に講じ至ります。

此二篇在禮記今單行本元晦

この二篇はもと《礼記》の中に在り、今行わるる単行本は朱熹から出ました。

四書通孝經熟如六經始可讀

四書が通じ、《孝経》が熟して、ここに初めて六経を読むべきです。

六經者統儒術文周作孔子述

六経は儒家の学術を統摂します。文王・周公が制作し、孔子が加えて伝述しました。

易詩書禮春秋樂經亡餘可求

易・詩・書・礼・春秋。《楽経》は既に亡び、その余はみな求むべきです。

有連山有歸藏有周易三易詳

易には《連山》があり、《帰蔵》があり、さらに《周易》があって、三易の理が詳しく備わりました。

有典謨有訓誥有誓命書之奧

《書》には典謨があり、訓誥があり、誓命があります——これがその深奥の処です。

有國風有雅頌號四詩當諷詠

《詩》には国風があり、雅があり、頌があり、合して四詩と称し、吟誦すべきです。

周禮者著六官儀禮者十七篇

《周礼》は六官を写し定め、《儀礼》は合わせて十七篇です。

大小戴集禮記述聖言禮法備

大戴・小戴は《礼記》を輯め、聖人の言を述べて、礼法が完備しました。

王跡熄春秋作寓褒貶別善惡

王者の功業が止息して、《春秋》が乃ち作られました。褒貶を寄寓し、善悪を分辯します。

三傳者有公羊有左氏有穀梁

三伝は《公羊伝》《左伝》および《穀梁伝》です。

爾雅者善辨言求經訓此莫先

《爾雅》は字義を辨うに善き書。経書の訓解を求めるに、これより先に読むべきものはありません。

註疏備十三經惟大戴疏未成

注疏が完備するものに十三経あり、ただ《大戴礼記》の疏のみ未だ成りません。

左傳外有國語合群經數十五

《左伝》の外にまた《国語》があって、群経を合算すれば合わせて十五種です。

經既明方讀子撮其要記其事

経書が通じてから、諸子を読みに行きます。要領を撮り取り、史事を記えます。

古九流多亡佚取五種備文質

古の九流は多く既に亡佚し、その中の五種を取れば、文と質を兼ね備えます。

五子者有荀楊文中子及老莊

五子は荀子・揚雄・文中子、および老子・荘子です。

經子通讀諸史考世系知終始

経と子が通じれば、諸史を読みます。世系を考察し、朝代の始終を明白にします。

自羲農至黃帝並頊嚳在上世

伏羲・神農から黄帝に至り、顓頊・帝嚳を加えて、みな上古に在ります。

堯舜興禪尊位號唐虞為二帝

堯・舜が興起し、尊位を禅譲して出しました。唐・虞と号して、合して二帝を成します。

夏有禹商有湯周文武稱三王

夏には大禹があり、商には成湯があり、周には文王・武王があって、合して三王と称します。

夏傳子家天下四百載遷夏社

夏禹は子に伝え、天下は一家を成しました。四百年を過ぎて、夏の社稷は主を易えました。

湯伐夏國號商六百載至紂亡

湯は夏桀を伐ち、国号を商と称しました。六百年を過ぎて、紂王の時に滅亡しました。

周武王始誅紂八百載最長久

周武王は兵を起して紂王を誅殺しました。周朝は八百年で、最も長く久しかったです。

周共和始紀年曆宣幽遂東遷

周は共和元年より確かな紀年を始め有します。宣・幽の二王を経て、遂に東に遷りました。

周道衰王綱墮逞干戈尚遊說

周の道は衰微し、王綱は堕落しました。ここに兵戈を逞くし、游説を崇びました。

始春秋終戰國五霸強七雄出

春秋に始まり、戦国に終わります。五覇が強を称し、七雄が並び起りました。

嬴秦氏始兼併傳二世楚漢爭

嬴姓の秦国は天下を兼併し始め、わずか二世を伝えて、楚・漢が相争いました。

高祖興漢業建至孝平王莽篡

漢高祖が興起して、漢朝の基業が建立されました。孝平帝の時に至って、王莽が位を簒いました。

光武興為東漢四百年終於獻

光武帝が中興して、これを東漢と為します。漢朝は四百年にして、献帝に終わりました。

魏蜀吳爭漢鼎號三國迄兩晉

魏・蜀・呉が漢家の鼎器を争奪し、合して三国と称し、両晋に至ります。

宋齊繼梁陳承為南朝都金陵

宋・斉が相継ぎ、梁・陳が承け接ぎました。これを南朝と称し、金陵に都を建てました。

北元魏分東西宇文周與高齊

北方の元魏は東魏・西魏の両魏に分かれ、また宇文氏の周、高氏の斉がありました。

迨至隋一土宇不再傳失統緒

隋に至って、天下が一統に帰しましたが、何代かも伝えないうちに正統を失いました。

唐高祖起義師除隋亂創國基

唐高祖は兵を起して義を挙げ、隋末の乱を掃除して、国基を開創しました。

二十傳三百載梁滅之國乃改

二十代を伝え、合わせて三百年。後梁が唐を滅ぼして、国号はここに改換しました。

梁唐晉及漢周稱五代皆有由

梁・唐・晋と漢・周は、合して五代と称し、それぞれ興亡の縁由があります。

趙宋興受周禪十八傳南北混

趙氏の宋朝が興起し、後周の禅譲を受け、十八代を伝え、南北は混一しました。

遼與金皆夷裔元滅金絕宋世

遼と金はみな外族の後裔です。元は金を滅ぼし、また宋の世系を断絶し、

蒞中國兼戎狄九十年反沙磧

中原を統治し、あわせて戎狄の地を兼ねました。九十年を過ぎて、また沙漠に退き返りました。

太祖興稱大明紀洪武都南京

明太祖が興起し、国号を大明と称し、年号を洪武とし、南京に都を建てました。

迨成祖遷宛平十六世至崇禎

成祖の時に至り、宛平に都を遷しました。十六代を伝えて、崇禎帝に至ります。

權閹肆流寇起自成入神器毀

宦官が権を専らにし、流寇が四起しました。李自成が京城に攻め入り、帝位はここに毀棄されました。

清太祖興遼東金之後受明封

清太祖は遼東に興起し、金人の後裔で、かつて明朝の册封を受けました。

至世祖乃大同十二世清祚終

世祖に至って初めて一統に帰しました。十二代を伝えて、清朝の国運は終結しました。

凡正史廿四部益以清成廿五

正史は合わせて二十四部で、清史を加えれば、二十五部を成します。

史雖繁讀有次史記一漢書二

史書は多くとも、読むに次序があります:《史記》が第一、《漢書》が第二、

後漢三國志四此四史最精緻

《後漢書》が第三、《三国志》が第四。この四史は最も精審です。

先四史兼證經參通鑑約而精

まず四史を読み、あわせて経書を証します。さらに《通鑑》を参じれば、簡約にして精要です。

歷代事全在茲載治亂知興衰

歴代の事はすべてここにあり、それらは治乱を記載して、人に興衰を明白させます。

讀史書考實錄通古今若親目

史書を読むには、実録を考核すべく、古今を貫通して、親しく見たことがあるかのようにします。

漢賈董及許鄭皆經師能述聖

漢代の賈誼・董仲舒・許慎・鄭玄は、みな経師で、能く聖学を述べました。

宋周程張朱陸明王氏皆道學

宋代の周・程・張・朱・陸、明代の王守仁は、みな道学に属します。

屈原賦本風人逮鄒枚暨卿雲

屈原は賦を作り、詩人に本づきました。鄒陽・枚乗・相如・揚雄に至り、

韓與柳並文雄李若杜為詩宗

韓愈と柳宗元は並びて文章の巨匠、李白・杜甫は詩家の宗師です。

凡學者宜兼通翼聖教振民風

学を求める人はこれらを兼ねて通ずべきです。聖教を輔翼し、民風を振り起します。

口而誦心而維朝於斯夕於斯

口には誦読し、心には思索します。朝はこのごとく、夕もこのごとしです。

昔仲尼師項橐古聖賢尚勤學

昔、孔子はかつて項橐を師としました。古の聖賢すらなおこのごとく勤く学びました。

趙中令讀魯論彼既仕學且勤

趙普は中書令の官に居りながら《魯論》を読みました。既に官を為して、なおこのごとく勤く学びました。

披蒲編削竹簡彼無書且知勉

ある人は蒲草を編み、竹片を削って書冊としました。彼らは書無きも、なお自ら勉めるを知りました。

火焠掌錐刺股彼不教自勤苦

ある人は火をもって掌を焠け、ある人は錐をもって股を刺しました。督促する人なくして、自ら刻苦します。

如囊螢如映雪家雖貧學不輟

ある人は蛍を嚢に入れて明かりとし、ある人は雪に映して読書しました。家は貧しくとも、学業は停まりません。

如負薪如掛角身雖勞猶苦卓

ある人は薪を負いて苦読し、ある人は書を牛角に掛けました。身は労すれども、志節は卓然です。

蘇明允二十七始發憤讀書籍

蘇明允は二十七歳に至って、初めて発憤して書を読み始めました。

彼既老猶悔遲爾小生宜早思

彼は年が既に老いて、なお起步の晚きを悔いています。あなたたちは若い——早く打算を作るべきです。

若荀卿年五十遊稷下習儒業

荀卿が五十歳の時のごとく、なお稷下に游が学して、儒家の学業を研習しました。

彼既成眾稱異爾小生宜立志

彼はこの成就を得て、衆人は奇と称しました。あなたたちは若い——志向を立て定めるべきです。

瑩八歲能詠詩泌七歲能賦棋

祖瑩は八歳にして詩を吟じることができ、李泌は七歳にして棋を題として賦を作ることができました。

彼穎悟人稱奇爾幼學當效之

彼らは聡慧が人に過ぎ、人々は奇と称しました。あなたたちは幼くして学を求める——效法すべきです。

蔡文姬能辨琴謝道韞能詠吟

蔡文姬は琴の声を聴き辨え、謝道韞は詩を吟じ対を作ることができました。

彼女子且聰敏爾男子當自警

彼女たちは女子でありながらなおこのごとく聡敏です。あなたたちは男子——自ら警醒すべきです。

唐劉晏方七歲舉神童作正字

唐の劉晏はわずか七歳にして、神童と挙げられて、正字の官を為しました。

彼雖幼身己仕爾幼學勉而致

彼は年こそ小さくとも、既に出仕しました。あなたたちは幼くして学を求めれば、勉めて至ることができます。

犬守夜雞司晨苟不學曷為人

狗は夜を守り、鶏は暁を報じます。人はもし学ばなければ、何をもって人としますか?

蠶吐絲蜂釀蜜人不學不如物

蚕は糸を吐き、蜂は蜜を醸します。人が学習しなければ、かえってこれらの物に及びません。

幼習業壯致身上匡國下利民

幼き時に学業を研習し、壮んな時に世に身を献じます。上は国家を匡し、下は百姓を利します。

揚名聲顯父母光於前裕於後

名声を伝揚して、父母を顕耀させます。先人に光を増し、後代に余蔭を留めます。

人遺子金滿籯我教子惟一經

人は子孫に満箱の黄金を留めますが、我が子孫に教えるはただ一部の経書のみです。

勤有功戲無益戒之哉宜勉力

勤奮すれば効果があり、嬉戯すれば益なし。これを戒めとして、よく努めなさい!

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