Libo

総綱・月令提綱と格局の清濁

明 · 佚名 · 第1巻 / 2

作盤ガイド: 八字作盤

六親を論ず・財印は父母を定め、比劫は兄弟を定む

八字命理典籍

初学はまず体例の整った通論の書で枠組みを立て、次に歌賦類、最後に評注と進むのがよい。断語集から入ると、結論は覚えても導出の過程を組み立てられないことが多い。

蓋夫窮通造化,入聖超凡,命不易設,書當熟記。欲曉生平造化,當知二路推詳。氣有盈虛進退,格有清濁從違。格有可取不可取,用有當去不當去。

窮通・造化を推究するに、命理は率意に説を立てるべからず。前賢の命書は当に熟記すべし。一生の造化を通暁するには、須く両路より推詳すべし。一には日主の強弱を看、二には月令の提する格局と用神を看る。気には盈虚・進退あり。令を得るを盈進と為し、時を失うを虚退と為す。格には清濁・従違あり。一気雑らざるを「清」と為し、官殺の混雑・財印の相戦を「濁」と為し、旺神に順うを「従」と為し、勢に逆らいて強制するを「違」と為す。格には取るべきと取るべからざるとあり、用神には当に去るべき病神あり、また去るべからざる喜神あり。

財官弱而日主旺,須行財運之鄉,方行合道。日主弱而財官旺,又臨財官之地,為禍不輕。大抵財與官要旺,煞同傷宜靜。重濁炎頑者賤,刑沖剋害者孤。駁雜偏枯,先爵祿而後夭貧。中和純粹,始貧賤而終富貴。

財・官が衰弱して日主が偏旺なるは、須く財の旺む運に行き至り、身と財官とが相称して、乃ち正道に合す。日主がもとより弱くて財・官が偏旺なるは、再び財官の地に踏み入れば、身は担い起こし得ず、為禍軽からず。「正財」「正官」は命を養い身を奉ずる物にして、宜しくその旺相なるべし。「七殺」「傷官」は身を攻め気を泄する神にして、宜しくその静にして制を受くべし。命局が重濁にして火土・燥頑の人は卑賤なり。多く刑冲・剋害を犯す人は孤独なり。五行が駁雑・偏枯すれば、早年は爵禄を得るも後に必ず夭貧す。五行が中和・純粹なれば、初めは貧賤にして終に富貴に帰す。

六親を論ず・財印は父母を定め、比劫は兄弟を定む

命主一世之悲歡,運察流年之否泰。年月見父母之優劣,日時識妻子之賢愚。以財為父,以印為母,財印兩全,椿萱並茂。陰陽失位,父母俱亡。

命局は一生の悲歡を主断し、大運・流年は則ち一時の順逆を察す。年・月の両柱は父母の優劣を看、日・時の両柱は妻子の賢愚を看る。我を生ずる者は母なり。故に「印」を以て母と為す。財は印の剋する所にして、母と相配す。故に「財」を以て父と為す。財印が倶に全うして傷を受けざれば、父母は椿萱の茂るが如し。陰陽が顛倒して位を失い、財印が各々剋を受ける地に落ちれば、父母は便ち皆保ち難し。

財源被劫,父命先亡。印綬被傷,母年早喪。財星得祿,父命長春。比肩扶身,兄弟灑樂。煞官混雜,棠棣飄零。

財は父星にして、「劫財」に奪い去らるれば則ち父は先に亡す。印は母星にして、財星に破壊せらるれば則ち母は早く喪す。財星が禄に坐して地を得れば則ち父親は長寿し、「比肩」が力有りて身を扶けば則ち兄弟は和睦す。「七殺」と「正官」が混雑して併び見れば、一官一殺が交攻して、兄弟は便ち《詩経・小雅》に詠える棠棣の花の零落・飄散するが如し。

年旺文魁,父子官居臺閣日。月生正貴,兄弟位列朝班。四柱逢官,定主田連阡陌。三官見官,須知子貴夫榮。

年は祖上の位にして、年柱が旺相にして文昌・魁星を帯ぶれば、父子両代・同じく台閣の枢要に居るを主る。月は兄弟の位にして、月柱が生旺して又た正貴人に坐すれば、兄弟は朝班に位列するを主る。四柱に官星力有れば、官は財を護り財は官を生じ、必ず田の阡陌に連なるを主る。三処に官を見て官星が顕達すれば、男命は貴子を得、女命は栄夫を得。

妻妾を論ず・財官は夫妻の主と為る

男以旺財為妻,正官為子,財得祿而妻賢,官得祿而子貴,傷梟兩備,子懦妻愚,財絕官囚,妻遲子晚,女命食旺官透,子秀夫榮。印旺官輕,坐堂招夫。男逢財多身弱,離祖求婚。

男命は旺相の財星を以て妻と為し、正官を以て子と為す。財が禄に坐して気有れば則ち妻は賢し。官が禄に坐して気有れば則ち子は貴し。若し「傷官」と「梟神」(偏印)とが倶に備われば、傷官は官を剋して則ち子は懦れ、梟神は食を奪い則ち妻は愚し。財絶し官囚すれば則ち妻を娶るも遅く子を得るも晩し。女命は食神を以て子と為し、官星を以て夫と為す。食神が旺にして官星が透出すれば、子女は俊秀にして丈夫は栄顕す。印旺にして官軽ければ、印は重く官気を泄し尽くし、多くは家に坐して婿を招く。男命に財多くして身弱なれば、財を担い起こし得ず、往々にして祖を離れて入贅して婚を求む。

偏財若見劫,定損妻和妾。正官若見傷,有子各離鄉。官輕入墓內,只好作偏宮。煞旺庫中藏,只好作偏房。官弱又值傷,一子終難到老。財輕再逢劫,三妻未許齊眉。財入庫而妻離,官入庫而子散。

「偏財」は妾を主り、「劫財」に奪い去らるれば則ち妻妾倶に損す。「正官」は子を主り、「傷官」の剋する所と為れば則ち子有るも各々郷を離る。官星はもとより軽くて又た墓庫に落ち、正位に当たらざれば、ただ庶出たるのみ。七殺が旺にして庫中に蔵すれば、女命の夫星は正ならず、只好く人と為りて偏房を作す。官弱くして又た傷官の来剋に値すれば、一子も白頭に養い難し。財軽くして又た劫財の来奪に逢えば、たとい三妻を娶るも斉眉し難し。財が墓庫に入れば則ち妻縁は離散し、官が墓庫に入れば則ち子息は分張す。

滿眼兒孫,定是五宮見貴。百年夫妻,皆因七位逢生。財旺生官,夫唱婦隨。馬凶帶祿,貫朽粟陳。正官弱而傷官旺,必主孫承後裔。正財陰而偏財透,終須妾奪妻權。

眼に満つる児孫有るは、必ず子女宮(時支は第五位と為す)に貴気の有るを見るを是れ。夫妻が白頭・百年するは、皆夫妻宮(日支は第七位と為す)が生扶に逢い冲剋に遭わざるに因る。財旺にして官を生じ、官は財の養を得、夫は唱い婦は随う。駅馬はもとより動蕩の凶神にして、若し禄と同行せば、反対に家資の豊厚・銭串の朽爛し陳粮の満倉するを主る。正官弱くして傷官旺なれば、子星は剋を受け、必ず孫輩に由りて嗣を承ぐ。正財は支に蔵して偏財は干に透けば、正は偏に敵せず、終に側室に正妻の権を奪い去らる。

子嗣を論ず・官食は子と為り、傷梟は嗣を剋す

父南子北,身居絕地。兄楚弟秦,命落空亡。官貴埋頭,賣男粥女。財星帶耗,棄子離妻。財旺生官,夫婦如漆如膠。比多煞備,兄弟如蠍如蛇。

父は南に子は北にして各々飄零するは、日主の身が絶地に居りて六親の依託する所無きを是れ。兄は楚に弟は秦にして彼此・参商するは、命が空亡に落ちて骨肉の情が虚にして実ならざるを是れ。官貴の星が支中に埋没して透出し得得ざれば、窮して児女を売り鬻ぐ。財星と耗神とが同宮なれば、散多く聚少なく、只だ子を棄て妻を離るるを得るのみ。財旺にして官を生ずれば則ち夫妻は膠漆の如し。比劫が衆多にして七殺が又た備われば、一辺に争奪し一辺に身を攻め、兄弟は便ち蝎の如く蛇の如し。

官被傷,財被劫,妻離子散。食逢梟,印逢財,家破人亡。日逢劫,時逢傷,妻亡產蕩。歲逢煞,月逢傷,兄弟囹圄。財盛劫重,奪兄弟之妻為妾。傷官太旺,抱姊妹之子為兒。

官星が傷官に剋され、財星が劫財に奪わるれば、子星・妻星の両傷して、妻離・子散を主る。食神が梟に逢い食を奪われ、印星が財に逢い印を破らるれば、衣禄・庇蔭は倶に失い、家破・人亡を主る。日支が劫に坐すれば則ち妻宮は奪い去られ、時柱に傷を見れば則ち子星は剋を受け、妻亡・産蕩を主る。年に七殺に逢い、月に傷官に逢えば、長上・兄弟の位に交攻して、兄弟に牢獄の災有るを主る。財盛にして劫重なれば、争奪は度無く、至って兄弟の妻を奪い妾と為す。傷官が太旺なれば、官星を剋尽して自身に子無く、只だ姉妹の子を抱養するを得るのみ。

四柱逢官,三嫁焉能到老。滿盤偏印,半子早年無虧。食神生旺,四五六男可許。官強化印,七八九子堪誇。財官印合,可羨妻妻妾妾。官食得祿,堪誇子子孫孫。妻丑無能,定主財臨絕地。子愚不肖,皆因官入囚宮。

女命は官を以て夫と為す。四柱に官星が重畳すれば則ち夫星は専ならず。たとい三度・改嫁するも又た何にして老い至らん。満盤の「偏印」が食を奪い子を剋せば、半個の児子すら早年に保ち得ず。反対に食神が生旺にして梟の来奪する無ければ、四五六个の児子を許し得べし。官星が強くして能く化生して印と為れば、官印相生して絶えず、七八九子も亦た誇耀に堪う。財・官・印の三者が相合して情有れば、妻妾の群を成すを羨むべし。官星と食神が皆禄に坐して気を得れば、子孫の堂に満つるを誇るべし。妻子が醜陋・無能なるは、必ず財星の絶地に臨むを是れ。児子が愚鈍・不肖なるは、皆官星が囚死の宮に陥るに因る。

六親験例・古人得失之証

正財旺,偏財絕,戚氏遭逢呂后。正官弱,偏財旺,太公得遇文王。煞旺身強,始作終身發達。煞輕制重,為人到底遭屯。一宮顯露,子論荊西五馬。一食清高,子許河東三鳳。財輕被劫,莊子鼓盆之歌。官居駕煞,顏路請子之車。

正財が旺にして偏財が絶すれば、正妻は権を当にし側室は立足の地無し。漢高祖の寵姬・戚夫人が終に呂后の毒手に遭えるが如し。正官弱くして偏財旺なれば、財は能く官を生じ貴人の提挈を得。姜太公が渭濱に垂釣して周文王に遇えるが如し。七殺旺にして日主も亦た強ければ、殺を以て権を化して、終身・発達す。殺はもとより軽くて制伏の神が反対に重ければ、権は用うべき無く、到底・困頓・屯難す。官星が一位・顕露して雑らざれば、その子は東漢・馬援の一門「荊西五馬」の貴に比すべし。食神が一位・清高にして奪われざれば、その子は唐代・薛氏「河東三鳳」の美に比すべし。財軽くして劫せられれば則ち妻宮は損を受け、便ち荘子が妻を喪いて盆を鼓し歌える痛み有り。官星が重殺を駕すれば則ち子星は保ち難く、便ち顔路が早逝の顔回の為に孔子に車を請えるが如し。

七煞掛兩頭,東野到老無後。四柱見傷官,伯道至死無兒。滿盤七煞,羔柴有泣血之憂。四柱傷官,子夏有喪明之痛。郭巨連埋其子,只為時逢七殺。呂公既喪多兒,皆因財命被傷。正官逢一位,荀氏產八龍。傷官立四支,顏路哭悲兒。

七殺が年・時の両頭に分かち挂れば、年は根本を主り時は苗裔を主り、両頭剋を受く。善く御する東野稷が老いて後無きが如し。四柱に傷官を重見すれば、傷官が官を剋すは即ち子を剋するなり。晋人・鄧伯道の死するまで児無きが如し。満盤の七殺が身を攻めて解無ければ、孔門弟子の高柴(羔柴)に泣血の憂有るが如し。四柱の傷官が子星を剋尽すれば、子夏が子を喪い目を哭して瞎したるが如し。郭巨が親子を活埋して以て母を養わんと欲するは、只だ時柱に七殺に逢い、子女宮が剋せられたるに因る。呂公が接続して子を喪うは、皆財星と命宮とが倶に冲破に遭えるに因る。反対に正官がただ一位にして清純・雑らざれば、東漢・荀淑が八子を生みて皆賢しきが如く、世は「荀氏八龍」と称す。傷官が四支に布満し、官星・子息を剋尽すれば、顔路が愛子の早夭を痛哭するが如し。

財印を論ず・祖業・家財の得失

印旺食清,定論根基深厚。財藏官透,須知家業興隆。印緩遭傷,祖業終是難守。財輕被劫,家園豈不凋零。年沖月令,破祖離鄉之客。財輕劫耗,風流浪蕩之人。

印星が旺相にして食神が清純なれば、印は祖蔭を主り食は衣禄を主り、必ず根基の深厚を断ず。財が支に蔵して官が干に透けば、財は白を露さず貴気は外に在り。須知るべし、家業の興隆するを。印綬が財星に冲破・損傷せらるれば、祖業は終に守り得ず。財星がもとより軽くて又た劫財に奪い去らるれば、家園は豈に凋零せざらんや。年は祖上の位にして、年支が月令の提綱を冲剋すれば、便ち祖を破り郷を離るる客なり。財軽くして又た劫財・耗神の併見に逢えば、便ち家資を散じ尽くす浪蕩の人なり。

印緩若逢官,定許入朝班。印綬若逢財,官非日日來。正官逢正印,名利自然順。正官落囚刑,家業漸消停。一官一重傷,財輕破克退田莊,三官若無印,身柔家業消磨盡。正財若逢印,祖業根基盛。財多逢比劫,官旺人殷富。財輕逢劫比,家資鹽落底。財輕若見劫,家務湯潑雪。

印綬が官に逢えば、官は印を生じ印は身を護り、官印相生して、必ず朝に入りて官と為るを許す。印綬が財に逢えば、財は能く印を壞す。而して印は文書・契券・名位の凭拠なり。一たび破らるれば則ち官非・天天に門に上る。正官が正印の相護を得れば、名利は順遂す。正官が囚死の地に落ちて又た刑冲に遭えば、家業は漸く停む。一位の官星の上に又た一重の傷官を畳み、財気が再び軽ければ、官は剋されて財は根無く、便ち田荘を退敗す。三位の官星が併び見るも印の通関無く、日主が柔弱なれば、家業は便ち消磨し尽くん。正財が印の相輔を得れば、財は官を生じ官は印を生じ、循環して情有り、祖業・根基は興盛す。財多くして比劫の幇身・分任有り、官星が又た旺にして以て比劫を制すれば、その人は富足す。財はもとより軽微にして却って劫財・比肩の来分に逢えば、家財は便ち塩の水底に落つるが如し。財軽くて再び劫を見れば、家業は就ち滚湯が雪を澆するが如し。

傷官・食神を論ず・家業の消長

傷官若逢財,富貴自天來。傷官若逢印,壽數綿綿定。傷官若逢官,災殃自生端。傷官若值傷,晚景要離鄉。

傷官は身を泄する神にして、最も怕るるは帰着する所無きを是れ。財に逢えば則ち「傷官生財」、財は再び官を生じ、富貴は自ずと来る。印に逢えば則ち「傷官佩印」、印は能く傷を制し身を護り、寿数は綿長なり。再び官星に逢うは是れ「傷官見官」、官を剋し貴を奪い、灾殃は自ずと生ず。又た一重の傷官を畳ねば則ち身を泄するに太過ぎて収攝する所無く、晚景は要して郷を離る。

食神若逢印,田產年年進。食神若逢梟,家資漸漸消。身旺財官旺,富貴壓鄉黨。身弱財官絕。退散家休歇。五行得均平,富貴享遐齡。三奇格若全,福壽永綿綿。

食神が印星の適度の相配を得れば、身は養う所有りて食は制す所有り、田産は年年・増進す。食神が梟神(偏印)に逢い食を奪わるれば、衣禄の源頭は截られ、家資は漸々・消減す。日主旺にして財官も亦た旺なれば、身は足りて財官を任じ、富貴は一郷を圧倒す。日主弱くして財官が又た絶えば、享くべき物無く、家業は只だ退散・停歇するのみ。五行が均勻・平和なれば、能く富貴し又た高寿を享く。「三奇」の格が斉全して缺無ければ、福寿は永遠に綿長なり。

生死を論ず・用を損じ提を冲するの凶

傷入官途,君子休官罷職。財臨絕地,庶人家破人亡。獨印逢財,定斷魂歸獄地。一官遭破,當推命入黃泉。七位逢空,周帝有柴之立。五宮克陷,陽彪有舐犢之悲。偏枯多夭折,駁雜主孤貧。

行運が傷官を引きて官途に入れば、官は君子の名位の繋がる所、一たび剋に遭えば便ち官を休め職を罷む。財が絶地に臨めば、財は庶人の命を養う本、一たび断絶すれば便ち家破・人亡す。孤印が身を護るも却って財の来り破るに逢えば、救応は全く無く、定めて魂の牢獄に帰するを断ず。一位の官星が却って冲破・剋尽に遭えば、当に命の黄泉に入るを推すべし。夫妻宮(第七位)が空亡に逢えば、後周世宗・柴栄の親子無くて伝うべからず、只だ柴宗訓を立てて位を継がしめたるが如し。子女宮(第五位)が剋を受け陥落すれば、陽彪が空しく舐犢の情を懐きて喪子の悲に遭えるが如し。五行の偏枯・不通する者は多く夭折し、駁雑・不清なる者は多く孤貧す。

富貴不易測,生死安足論。損用者十死八九,沖提者五防三四。財輕逢劫死,刃重見財亡。身旺逢印死,身弱遇財凶。貪財破印天元盡,眾劫分財氣數終。用食逢梟災莫測,用財見劫命難醫。

富貴は尚ほ測度し易からず、生死は更に断ずるに軽からず。然れども数条の最も緊要の者有り。用神を傷損するは十に死すこと八・九なり。月令の提綱を冲剋するも、亦た三・四分の凶険を防ぐを要す。財はもとより軽微にして又た劫財の来奪に逢えば、多く死を主る。羊刃が已に重くて又た財星の来激するを見れば、多く亡を主る。日主が已に旺して再び印生に逢えば、印多く身を埋めて反対に死を主る。日主はもとより弱くて又た財耗に遇えば、財多く身を剋して便ち凶と為る。財星を貪恋して印を破れば、日主の根本(天元)は此に就いて耗尽す。群劫が一點の財を争分すれば、気数も亦た頭に到る。用神に食神を取るも却って梟の来奪するに逢えば、灾禍は測り難し。財星を取るも却って劫の来分するを見れば、性命は医し難し。

煞重身輕,殺掛根而壽夭。傷強主弱,傷入幕以身亡。五行格局皆傷,急急尋條歸路。四柱財官俱敗,忙忙打點前程。一印逢生,四柱有傷何害。滿盤死絕,二星有救無憂。財被劫,當推強弱。官入庫,須辯陰陽。

七殺重くて日主軽く、殺が又た命根の上に挂れば、寿は必ず夭折す。傷官強くて日主弱く、傷官が再び墓(幕)に入りて制無ければ、身は之に随いて亡す。五行の格局が全て傷を受け取るべき一つ無ければ、就ち別に帰路を尋ね、あるいはその旺神に従い、あるいはその気勢を化すべし。四柱の財官が已に敗絶すれば、就ち及早に別様の前程を打点すべし。但し一點の印星が生に逢い気を得ば、四柱たとい損傷有るも妨げ無し。たとい満盤・死絶するも、兩顆の吉星の救応有れば亦た憂うべからず。財星の劫せらるるは、当に先ず日主と財の孰が強く孰が弱いかを推すべし。官星の庫に入るは、須く陽干陽支・陰干陰支の別を辨ずべし。陽は順に陰は逆に、吉凶は大相違なり。

凶死・疾厄を論ず・刑獄と形貌

食神入水,身投波濤,食神逢梟,尸逢道路。殺重劫多,父亡外土,傷梟兩備,子喪他邦。比劫重重,馬踏摧傷定論。縱橫鬼殺,雷打虎傷無疑。財印交逢,身遭波濤而死。伏尸會刃,命隨山野而亡。

食神が水郷に陥入して救援無ければ、波涛に投身するを主る。食神が梟に逢い食を奪われ、衣食は断絶し、尸の道路に横たわるを主る。七殺重くて劫財多ければ、財は父星にして劫せられ、日身は又た攻を受け、父の異郷に亡するを主る。傷官と梟神とが倶に備われば、子星は剋を受け、子の他邦に喪するを主る。比劫が重重に相争して動にして静ならざれば、定めて車馬・践踏の傷有り。鬼煞が縦横にして制伏無ければ、必ず雷撃・虎噬の禍有り。財と印とが交相・冲戦して水火・失衡すれば、身の波涛に遭いて死するを主る。伏尸の凶煞が又た羊刃に会すれば、命の荒山・野地に喪するを主る。

眾殺隨身,不投河而自刎。群凶入命,非產死以懸樑。七殺會命,徒流笞杖難逃。三刑遇劫,肩枷帶鎖之憂。

衆多の七殺が身に纏わりて制無く化無ければ、河に投ずるか自刎するかならず。群凶が命宮に聚まれば、女子は難産にして死するか梁に懸りて自剄するかならず。七殺が命の上に会すれば、官刑は身に加わり、徒刑・流放・笞杖は逃れ難し。三刑が又た劫煞に遇えば、便ち肩枷・帯鎖の牢獄の憂有り。

水孛逢刑,不缺唇而異齒。火羅帶耗,非禿頭而面巴。甲乙旺而戊己虛,面皮黃腫。壬癸旺而丙丁弱,眼目朦瞳。

七政四余は「水星」「孛星」を以て口歯を主り、刑に逢えば唇を缺くか歯牙の参差するかならず。「火星」「羅睺」を以て頭面を主り、耗を帯ぶれば禿頭するか面に瘢疤を生ずるかならず。甲乙の木が旺にして戊己の土が虚なれば、木は土を剋し土は脾肉を主る。故に面皮は黄腫す。壬癸の水が旺にして丙丁の火が弱なれば、水は火を滅し火は眼目を主る。故に両眼は昏蒙す。

金遇火羅,必主病連肺腑。火盛水孛,多因命在膏盲。目暗耳聾,主弱又行殺地,腰駝背曲,身柔更入傷途,刃劫交加,命喪麻痘。闌干血刃,身生癘痢。

金が火星・羅睺の来剋に遇えば、金は人身に於て肺と大腸を主り、必ず病の肺腑に連なるを主る。火盛んにして水星・孛星が困を受くれば、水は腎と元精を主り、多く元気の枯竭に因りて病は膏肓に入る。眼暗し耳聾しは、日主がもとより弱くて又た七殺の地に行き、精気の奪わるるを是れ。腰駝し背曲るは、日主が柔弱にして又た傷官の途に入り、気を泄するに太過を是れ。羊刃と劫財とが交加して血光・相激すれば、命の麻疹・痘疫に喪するを主る。闌干・血刃が併び臨めば、身に癘疾・痢疾を生ずるを主る。

日日奉迎,蓋身財並旺逢二德。年年官論,皆因天獄纏宮。病生於臍,只因金遭火克。杲卿割舌,皆因木被金傷,比干剖心,血蠱臨於命度。紀信剛烈,火羅糾於十宮。

天天に人の奉承・迎候する有るは、大抵は日主と財星とが併び旺にして又た天徳・月徳の同臨に逢うを是れ。年年・官司・纏訟するは、皆「天獄」の凶煞が命宮に纏繞するに因る。病の臍腹に生ずるは、只だ金が大腸・臍腹を主りて火剋に遭うに因る。唐代・顔杲卿の賊を罵り舌を割かるるは、木が肝舌を主りて金傷を受けたるに因る。商朝・比干の心を剖かるるは、血蠱の凶煞が命度に臨めるを是れ。漢将・紀信の劉邦に代わりて死に赴き焚かるる、性情・剛烈なるは、火星・羅睺が第十宮の官禄の位に糾纏するを是れ。

富貴験例・古人の窮通・寿夭

七殺無制,韓信功勞罔大。食神入水,屈原身死汩羅。祿破馬傾,項羽烏江自刎。官囚印絕,虞姬九里身亡。殺重身輕,顏子難逃定數。身輕印重,彭祖困獲長年。木向春生,處世安然有壽。水歸冬旺,生平樂自無憂。

七殺が強旺にして食神の制無く印星の化無ければ、功高く主を震して終に反噬に遭う。韓信の功を立つる大なれども夷族を免れざりしが如し。食神が水郷に落ちて身が之に随いて沈むは、屈原の自ら汨羅に投じたるが如し。禄星の破られ、駅馬の傾覆して、進退倶に失うは、項羽の烏江に自刎したるが如し。官星の囚陥し印星の絶滅して、夫星と庇護と倶に亡ぶは、虞姬が垓下・九里山の一帯に於て自剄したるが如し。七殺重くて日主軽きは、顔回の早夭の定数を逃れ難きが如し。日主軽くて印星重きは、印は多きも晦くとも能く元気を長養す。彭祖の困頓せども長年を享けたるが如し。木が春天に生じて令を得れば、世に処りて安然として寿有り。水が冬天に帰して旺に当たれば、一生・快楽・無憂なり。

官印逢梟,曾參篤實。財官俱旺,子路剛方。金水輔陽,堪言貌勝潘安。印綬俱停,不減顏回之樂。財官旺相,必作陶朱之富。命坐強宮,定主田連阡陌。身臨財地,定主銀穀倉廂。

官印の外に又た梟神に逢えば、気は沈みて外に露れず。曽参の篤厚・誠実なるが如し。財官倶に旺にして日主が担い起こし得れば、子路の剛強・方正なるが如し。金清・水秀にして陽和の気を輔佐すれば、相貌は晋代の美男子・潘安に勝るべし。印綬が停勻にして偏らず倚らざれば、その楽しみは顔回の陋巷に居るを減ぜず。財官が皆旺相の気を得れば、必ず范蠡(陶朱公)の如き巨富を成す。命が強宮に坐して根基・厚実なれば、必ず田の阡陌に連なるを主る。日主が財地に臨みて身は足りて之を任ずれば、必ず銭銭・谷米の倉厢に堆満するを主る。

祿榮貴顯,金馬玉堂之士。身囚印絕,貧居陋巷寒儒。勇敵千人,只因九強駕殺。心通萬卷,皆因身旺逢官。得佐聖君,貴在沖官逢合。

禄星が栄発し、貴神が顕達するは、金馬門・玉堂署に出入りする清貴の士なり。日主が囚陥して印星が絶滅し、根無く蔭無きは、陋巷に貧居する寒儒なり。勇の能く千人に敵するは、只だ第九宮という威権の位が強旺にして、足りて七殺を駕馭して殺を化して権と為すに因る。心の万卷に通ずるは、皆日主の旺盛にして又た官星の約束に逢うに因る。能く聖君を輔佐するは、貴してもとより冲せられたる官星が又た合神に遇い、其の傷を去りて其の貴を留むるに因る。

性情を論ず・五行は徳を主る

凡人性情善惡,只因格局安排。木主仁,水主智,金主義,火主禮,土主信。木盛者溫良恭儉,土薄者妄語虛談,戊己盛朋友有信,丙丁旺作事無成。水泛木浮,漂盪無依。火烈金熔,淹留有著。

およそ人の性情の善悪は、只だ命中の格局の安排に取決まる。五行は各々一徳に配す。木は仁を主り、水は智を主り、金は義を主り、火は礼を主り、土は信を主る。木気の旺盛の人は温良・恭倹にして、仁徳の全きを得。土気の単薄の人は信徳を失う。故に妄語・虚談す。戊己の土が旺盛のは、朋友を待るに信用を講ず。丙丁の火が太旺のは性は急にして躁、事を為すに始有りて終無し。水が太泛濫にして木が漂浮・根無ければ、一生・漂蕩・依無し。火が過猛の烈にして金が熔化せらるれば、金は器を成さず、只だ一処に滞留して勉めて依着する所有るのみ。

金木交戰仁義少,水火遞互是非多。四柱帶合,見人面談非常。沖破無恆,開口言人不義。合多貴眾,和公散事之人。死絕休囚,歸魂黑獄之輩。六害虛耗,奴僕來來往往。四柱刑沖,兄弟是是非非。

金は義を主り木は仁を主り、両者・交戦して水土の通関無ければ、仁義の心は便ち少し。水火が互相・剋制して既済し得ざれば、是非・口舌は便ち多し。四柱の合多き人は人に見えば便ち当面に攀談し、格外・親熱す。四柱の冲破して性・常無き人は一たび口を開けば便ち人の不義を説く。合多くして貴神も亦た多きは、調停を善くし人に代わりて紛争を化解し得る人なり。四柱の尽く死絶・休囚の地に落つるは、命・幽獄に魂を帰すべき輩なり。命に六害を帯びて又た虚耗を見れば、奴僕は来来・去去して留め得ず。四柱の刑冲・不寧なれば、兄弟の間は是非・不断なり。

貴賤・品第を論ず・男女の別

金火炎頑,必是閨門婢女。水土重濁,定為田野農夫。陰絕陽空,堂前使喚。官純印粹,珍珠簾內夫人。二印持身,三遷教子。一官清貴,四海揚名。男子最宜健旺,女子身用純和。

金が火に煎熬せられて炎燥・頑鈍にして、気は濁りて清からざれば、女命は必ず閨門の婢女なり。水土が重濁にして流通せざれば、男命は定めて田野の農夫なり。陰絶し陽空なれば、一身・恃む所無く、只だ堂前に於て人の使喚に聴く。官星が純正にして印星が精粹なれば、夫貴く身栄え、便ち珍珠簾内の貴夫人なり。兩重の印星が身を扶けば、母徳は深厚にして、孟母の三遷して隣を択び子を教えたるが如し。一位の官星が清貴にして雑らざれば、足りて四海に名を揚ぐ。男子は最も身命の健旺にして方に財官を担い起こし得るを宜しとし、女子は則ち日主と用神との純粹・和順を貴しと為す。剛に過ぐるを宜しとせず。

欲知賢如孟母,天月二德同宮。欲知貌似西施,水孛金星同度。官旺招夫貴顯,食消產子英賢。學堂逢驛馬,自幼讀書明敏。魁罡帶七殺,生平性傲剛強。印旺身旺,自幼愛居市井。殺淺財淺,平生喜走衙門。

誰か孟母の如き賢徳なるを知らんと欲せば、天徳・月徳の二貴の同じく一宮に臨むや否やを看よ。誰か容貌似西施なるを知らんと欲せば、水星・孛星と金星とが同度なるや否やを看よ。女命に官星が旺相なれば、招得する丈夫は貴顕なり。食神が発泄して宜しきを得れば、生下する児子は英賢なり。命に「学堂」を帯びて又た駅馬に逢えば、自ずから幼にして読書・聡敏にして且つ能く遠游して学を求む。日が魁罡に坐して又た七殺を帯ぶれば、一生・性情・傲岸・剛強なり。印旺にして日主も亦た旺なれば、気足りて動を好み、自ずから幼にして市井の熱鬧の処に居るを愛す。七殺浅く財も亦た浅ければ、権無く勢無きも寂寞に甘んぜず、平生・衙門に走動するを喜ぶ。

器識・才藝を論ず・十神は性を主る

身財俱旺,一生樂守家園。身財俱弱,到底難守祖業。長生坐命,儒風獨守清規。貴德臨身,德行渾然服眾。五行生旺,定為慷慨男兒。四柱休囚,必是衰憊老漢。三奇得遇,名為陣上將軍。四柱同生,定主朝中宰相。

日主と財星とが皆旺なれば、身は能く財を守りて、一生・安居・守家を楽しむ。日主と財星とが皆弱なれば、力は承擔に及ばず、終に祖業を守り得ず。日主が長生の地に坐すれば、気象は温厚にして、儒者の風有りて独り清規を守る。貴人・徳神が日身に臨めば、徳行は渾厚にして衆人自ずと服す。五行が皆生旺の気を得れば、必ず慷慨の男児なり。四柱が尽く休囚の地に処れば、必ず衰憊の老漢なり。命中に「三奇」に遇い得れば、威名は陣前の将軍たるべし。四柱が同じく一気の生扶を得て彼此相犯さざれば、必ず位の朝中の宰相に至るを主る。

七殺會同,為鹵莽剛強之士。一官騎馬,乃聰明巧智之人。印綬多為人俊雅,食神旺處世公平。凶惡機關,比肩重而有傷。中和質樸,正官旺而相生。傷官駕殺必聰明,印綬逢官性慈善。水濁金頑,不識十文百字。火明木秀,能通五典三墳。

七殺が聚会して同じく来れば、気は剛にして文無し。是れ鹵莽・剛強の士なり。一位の官星が駅馬の上に坐すれば、動にして節有り。是れ聡明・巧智の人なり。印綬の多き人は俊雅にして文気有り。食神の旺なる人は世に処りて寛和・公平なり。心に凶悪・機巧を存するは、比肩の重に過ぎて而又た傷官を帯ぶるを是れ。性情の中和・質朴なるは、正官の旺相にして日主と相生するを是れ。傷官が七殺を駕馭して、泄を以て殺を制し、機に随りて応変すれば、必定・聡明なり。印綬が又た官星に逢えば、官印相生して約束する所有り、性情は慈善なり。水濁り金頑なれば、気は清明ならず、十来个の字すら認め得ず。火明り木秀なれば、文思は発越し、便ち《五典》《三墳》の類の上古典籍に通暁し得。

傷重梟多,是好說是非之輩。殺重不顯,乃好為盜賊之徒。財帛逢金,吐鳳雕龍之士。金移入火,敲銅打鐵之人。七殺會刃,好舞槍把刀劍。傷官逢印,能通書畫琴棋。運入梟鄉,自被牆垣倒損。身臨絕地,須知椅凳塵埃。命重傷官,鄭國奔來衛國。命全三合,東家攪到西家。

傷官重くて梟神も又た多ければ、口舌は尖刻にして心は猜忌多し。是れ是非を搬弄するを好む輩なり。七殺重くて却って蔵伏して顕れざれば、暗に於て強を用う。乃ち盗賊を為すを好む徒なり。財帛の位が金に逢い金気・清純なれば、鳳を吐き龍を彫る文章の士なり。金が火郷に移り入りて鍛煉を受け器を成せば、銅を敲き鉄を打つ工匠の人なり。七殺が羊刃に会上すれば、剛戻・好闘にして、槍を舞い剣を弄するを喜ぶ。傷官が印に逢えば、才華は収束する所有りて雅致に帰し、能く書画・琴棋に通ず。行運が梟神の郷に走入れば、家宅は寧からず、自ずから墻垣の倒塌・損壊の事有り。日主が絶地に臨めば、人丁は冷落し、家中の椅凳は塵を積満す。命中に傷官が重に過ぐれば、性・安分ならず、便ち鄭国より奔りて衛国に至るが如く四処に漂泊す。命局の三合が斉全して牽動・休まざれば、便ち東家より攪擾して西家に至る。

僧道と貞淫・婚配を論ず

夜夜憂愁,命帶三刑六害。朝朝燕飲,格中印綬逢財。殺亂官重,可強可弱,身衰印絕,也奴為僕。財絕用囚,自幼出家禮佛,官衰主旺,少年離祖參禪。殺強無印,欲游泮水不登秋科。身旺無財,縱是出家難脫俗。

夜々・憂愁して寐不るは、命に三刑・六害を帯びて刑冲が内に交攻するを是れ。朝々・宴飲・歓楽するは、格中に印綬と財星とが相済し、財足りて身を養い印足りて神を安んずるを是れ。七殺が紛乱にして官星が又た重ければ、須く日主の強弱を看て再び取捨を定むべし。日主が既に衰え印星が又た絶えば、根無く援無く、只だ奴と為り僕を作すのみ。財星絶えて用神が又た囚なれば、塵縁は寄托する所無く、多く自ずから幼にして出家・礼仏す。官衰えて日主が偏旺なれば、約束する所無く、多く少年に於て祖を離れて禅を参ず。七殺強くて印の来化する無ければ、身を攻めて解無く、泮宮に入りて秀才の個を中てんと欲するも尚ほ勉強、遑論・秋闈に登科せんや。日主旺にして財の用うべき無ければ、才力は施展する所無く、たとい出家するも俗気を脱し得ず。

財絕當為僧道,官囚好作尼姑。日隨逢聚,六位定逢恩德。為僕遷移,命宮獨守離星。陰陽絕空,蓬垢堂前使喚,五行全備,可羨美貌花容。

男は財を以て妻と為す。財星が絶滅すれば則ち家室は縁無し。当に僧道と為るべし。女は官を以て夫と為す。官星が囚陥すれば則ち夫宮は立たず。好んで尼姑を作す。日主が処に随って会聚・生扶に逢えば、第六位という恩徳の宮は必ず吉星の来護に逢う。仆役に淪じて奔波・遷移するは、命宮が孤零にして、独り离散の星を主守するを是れ。陰陽倶に絶えて又た空亡に落ちれば、便ち蓬頭・垢面にして堂前に於て人の使喚に聴く輩なり。五行が斉備して缺無ければ、その美貌・花容を羨むべし。

七殺會刃,盧氏引刀剔目。一官清秀,孟光舉案齊眉。官印扶身,倚戶倚門求活。水金纏度,逾垣鑽穴相窺。

七殺が羊刃に会上すれば、剛烈にして血を見る。烈女・盧氏の節を守らんが為に刀を引きて自ら両目を剔めたるが如し。官星が一位・清秀・有情なれば、夫妻は相敬す。漢代・梁鴻の妻・孟光が案を挙げて眉に斉くが如し。官印は在るも衰微にして、足らずして身を扶く。只だ門に倚り戸に倚りて勉めて活を求む。水星と金星とが纏度して正を失えば、便ち《孟子》の譏れる穴を鑽り牆を踰えて以て相窺うが如し。

丙辛戊癸相交,偷情於月下。甲己丁壬垢合,舞樂以搏鍾。官弱財強,先偏而後正。傷官印綬,先妾而後妻。男多女少,皆因陽盛陰衰。男少女多,只為陰神太重。

丙と辛と合し、戊と癸と合するは、陰陽・暗結して媒妁の正に由らず。月下に情を倫するを主る。甲と己、丁と壬とが苟且に相合するは、歌舞・鐘鼓を以て相誘い、淫佚に流るを主る。官弱くて財強ければ、財は先に勢を得。故に先ず側室を納れて後に正妻を娶る。傷官と印綬とが併び見れば、傷は前に在りて印は後に在り。亦た先ず妾有りて後に妻有り。男を生ずる多くて女を生ずる少なきは、皆陽盛にして陰衰なるに因る。女を生ずる多くて男を生ずる少なきは、只だ陰神の太だ重きが為めなり。

総断・中和と栄枯、干支は貴賤を定む

榮華生於中和,夭折秉於偏枯。金水傷官得令,五經魁首文章。比肩成局,當為幾度新郎。常伴新郎,一路三刑六害。一舉登科,定為三合六事。讀書廣識,時上逢生。多學少成,日干遇絕。

栄華・富貴は五行の中和より生じ、夭折・短命は五行の偏枯より出づ。金水・傷官が又た月令の気を得れば、水清く金白く、聡慧・発越して、五経魁首の如き錦綉文章を主る。比肩が聚まりて局を成せば、衆人共に一財を争う。当に幾度も新郎を為すべし。屢々・再び新郎を作るは、正に一路・行運して又た三刑・六害を犯し、姻縁の固し難きが為めなり。一挙に科に登るは、必ず命中の三合・六合等の吉象の成就を是れ。読書・博識・聡頴なるは、時柱の上に於て生扶に逢い、秀气が晚位に帰するを是れ。学多くして成少なきは、日干が絶地に遇い、根気の接続・上らざるを是れ。

強弱多少,定富貴於天干。刑沖剋害,合貴賤於地支。神藏殺沒,有福之人。祿空官乏,無用之輩。財地逢生,積粟千倉萬庫。祿位遇絕,作事七顛八倒。

五行の強弱・多寡は、要って天干の上に於てその富貴を定む。天干は顕露して外を主るに因る。刑冲・剋害の成敗は、要って地支の上に於て合してその貴賤を断ず。地支は深藏して内を主るに因る。吉神が潜蔵し凶殺が隠没するは、福有る人なり。禄星が空亡に落ち官星が又た匱乏して根無きは、無用の輩なり。財位が生に逢い気絶えざれば、粟の千倉・万庫を積むを主る。禄位が絶に遇い気無ければ、事を為すに七顛・八倒して、一成する所無し。

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