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精校断易鬼霊経巻六・五行臨時日断決

未详 · 佚名 · 第2巻 / 2

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

此法以逐日時動爻斷之,以五行金火土而定。金日寅卯時斷(五金所日主發爻發動,主有古器不祥):鐵器有蹺蹊,鋤剪及嵫墓,神道不得刀,金中顯神威,灶中有犯動,二姓家先迷,一二四郎鬼,楊家邪可知。金日辰已時斷:家有蹺蹊物,古鏡及鎖匙,木器有四腳,房中橙桌兒,常時來作怪,與復不相宜,西山艮坤穴,鼠水未為奇。

本巻の用法は、占問当日の日干支と時辰により、発動する爻を見、さらに金木水火土の五行によって断を定めます。金日の寅卯の時の断辞(およそ金に属する日、動爻が発動すれば、家中に古器あって不祥を主とす):家中の鉄器に蹊蹺あり、鋤頭・剪刀および墳頭の物あり、神道の前に刀を放すべからず、金気の中に神威を顕出し、竈中に冲犯あって動を致し、両姓の祖先は糾纏迷惑し、排行一郎・二郎・四郎の鬼あり、姓楊の人家の邪祟はこれによって知るべし。金日の辰巳の時の断辞:家中に来路蹊蹺の物あり、古鏡と鎖匙の如く、また四条脚の木器・房中の凳子桌子あり、これらは時々怪をなし、もしまた同類を添置すればかえって宜しくなく、祖墳は西山の艮・坤方位にあり、鼠患・水患あり、いずれも奇に足らず。

金日午末時斷:舊器主災異,香火不得刀,比斗並盒藍,原日無來歷,有願末曾還,老鼠有怪跡,南北上祖墳,驚動人不吉。金日申酉時斷:木器有鼠耗,主損六畜財,於君不為福,暗身作禍來,陳鄭吳張鬼,家中每降災,西方穴不利,甲庚好夜臺。

金日の午未の時の断辞:旧器物は災異を生ずるを主とし、香火の前に刀を放つに宜しくなく、斗・盒・籃の類の器具あり、もとより来歴は明らかでなく、立てた願は一向に還らず、老鼠は怪異の痕跡を留め、南北方位の祖墳は驚動せられ、不吉。金日の申酉の時の断辞:木器は老鼠に咬み壊され、六畜と銭財を損傷するを主とし、あなたにとって福気にあらず、暗に横死する鬼が前来して禍を作し、姓陳・姓鄭・姓呉・姓張の鬼は、常に家中に災を降し、西方の墳穴は不利で、墳は甲に坐し庚に向かうがよき葬地なり(「夜台」は墓穴を指す)。

木日寅卯時斷(五木日時臨爻發動出古器之決):四腳木器物,橙桌櫥櫃床,灶破缺一角,家神願未償,震山坤艮穴,蔭發子孫昌,或有身無尾,口舌每爭張。木日辰已時斷:宅內有重門,門上有二穿,震山卯酉穴,風水蔭兒孫,客傷自縊鬼,陳家楊姓瘟,兩姓家先引,四季鬧紛紛。

木日の寅卯の時の断辞(およそ木に属する日、時辰の臨む爻が発動すれば、古器を出すを主とす):家中に四条脚の木器あり、凳子・桌子・厨櫃・床舗、竈台は破れて一角を欠き、家神のところの願はまだ償還せず、祖墳は震山・坤艮方位にあり、よく子孫を蔭庇して昌盛せしめ、あるいは器物に身あって尾なきものあり(断尾の秤の如く)、常に口舌争執を引起す。木日の辰巳の時の断辞:宅内に両重の門あり、門上に両処の穿孔あり、祖墳は震山・卯酉向にあり、風水はよく児孫を蔭庇し、他郷に客死と縊れて死んだ鬼あり、姓陳・姓楊の人家の瘟鬼、両姓の祖先は互相牽引して、一年四季に吵閙して休まず。

木日午末時斷:一柱作古怪,窗扇有短長,其中常時鄉,宅內不為祥,營謀多反覆,破耗損牛羊,東南一古墓,定見有乘張。木日申酉時斷:居家四腳物,將錢買得來,如今遭鼠耗,似之反為災,家先無祭享,安謝免疑猜,震山一墓好,添丁進喜財。

木日の午未の時の断辞:柱子一根が古怪をなし、窗扇の長短は斉わず、その中は時々に響動あり(「郷」は「響」に通ず)、宅内は吉祥ならず、事を謀るに多く反復し、財物を破耗し牛羊を損傷し、東南方に古墓が一座あり、必ず張揚して作祟する事を見ん。木日の申酉の時の断辞:家中の四条脚の家具は、銭を花して買い来たるもので、如今老鼠に咬み壊され、かえってこれによって災をなし、祖先は祭享を得ず、安撫酬謝の後は猜疑を免れ、震山方位に墳が一座ありてなはなだ良く、丁を添え財を進め得。

水日寅卯時斷(水日時爻斷所臨爻中出六怪):錫器與銅器,甑盤碗碟杯,年來成怪異,業退血財哀,不正家先鬼,時常作禍殃,祖山坤艮石,南北穴傾頹。水日辰已時斷:石臼並鍋破,就裡反為怪,正損六畜財,家先作害害,古墓在屋邊,不蔭長房敗,巽山壬丙凶,癸丁利後代。

水日の寅卯の時の断辞(水日は時辰の臨む爻を看、爻中に出ずる種種の怪異を断ず):家中に錫器と銅器および甑・盤・碗・碟・杯あり、近年来怪異をなし、家業は衰退し六畜に損ありて、人を哀傷せしめ、来路正しくない祖先の鬼ありて、時々禍を作し、祖墳山上の坤・艮方に石あり、南北両処の墳穴は傾頽す。水日の辰巳の時の断辞:石臼と破鍋は、ただその裡頭にてかえって怪異をなし、正に六畜と銭財を損傷するを主とし、祖先は祟を作して害を為し、屋辺に古墓ありて、長房を蔭庇すること能わず、かえって敗落を主とし、墳は巽山・壬丙向に坐すれば凶とし、癸丁向はすなわち後代に利あり。

水日午末時斷:甕碟生災咎,升斗損破舊,住屋向東西,主人多欠壽,神願未曾還,謀為難逐就,奉事佛前香,宅神相保佑。水日申酉時斷:折稱破斗杵,箱布衫褲裙,又有西足物,同前作怪凶,小門通徑路,急整免建屯。

水日の午未の時の断辞:甕と碟子は災咎を生出し、升・斗の類の量具は残破陳旧し、房屋の朝向は東西で、主人は多く寿数足らず、神前に立つ願は還らず、謀る事は心に称い難く、仏前の香火に奉侍すべく、宅神は自ずから保佑せん。水日の申酉の時の断辞:折れた秤・破損の斗と杵、箱子・布匹・衫褲裙衣、また西辺より来たる四脚の物あり(「西足」は「四足」に作るべし)、前に説くところと同じく怪をなし凶をなし、小門は小路に通じ、急ぎ整治して、処処艱難を免れよ(「建屯」はすなわち蹇屯)。

火日寅卯時斷(火日時臨爻動生石器之妙決):宅門中一破,古木有蹺蹊,前山下一穴,前峰起又低,信之有大吉,不信凶怎知,招邪通耗路,修改莫疑遲。火日辰已時斷:宅內香爐缺,人口多穴買,灶神亦不安,火鬼及傷亡,疾病生寒熱,南北墓平常,東西進產業。

火日の寅卯の時の断辞(火日は時辰が爻に臨んで発動し、石器の怪を生ずるを主とす):宅門の中に破損が一処あり、古樹に蹊蹺あり、前山の下に墳穴が一処あり、前の山峰は先に起き後に低く、この断法を信ずれば大吉、信ぜざれば凶険は料り難く、邪祟を招き耗散に通ずる路が一条あり、急ぎ修改して遅疑するなかれ。火日の辰巳の時の断辞:宅内の香炉に残缺あり、家中の人口は多く買い来たるもの(買い来たる婢僕あるいは養子を指す)、竈神もまた安寧でなく、火鬼と横死亡魂あり、疾病は忽冷忽熱と表現し、南北両処の墳地は平平常常で、東西両方はすなわち産業を置進し得。

火日午末時斷:君家有火爐,作怪甚蹉跎,四足器為患,焚燬免災無,小口生啾唧,急須禳灶司,辰寅門路吉,用整北方途。火日申酉時斷:南方古冢磚,移來置灶前,急須宜整換,免使禍相纏,兩足並三腳,器物怪難言,祖墳壬丙向,禳謝得安然。

火日の午未の時の断辞:你家に火炉が一只有り、怪を作し起こすに至りてなはなだ人を磨し、四条脚の器物は禍患をなり、それを焼き去れば災なく、小児は哭閙して病を生じ、竈司の神を禳解することを急ぎ、門路は辰・寅方位に開くを吉とし、北方の道路を整修を要す。火日の申酉の時の断辞:南方の古墳上の磚は、移され来たって竈前に放たれ、急ぎ整理更換して、禍事が身に纏うを免れ、両条腿と三只脚の器物は、作怪の情形は尽く述べ難く、祖墳は壬に坐し丙に向かい、禳解酬謝を行ってのち能く安然ならん。

土日寅卯時斷:戶扇破春臼,石板瓦和磚,來歷真闇昧,作怪禍難言,坤艮山下火,被人盜葬墳,不然有崩缺,安正可周全。土日辰已時斷:圓石作禍胎,引鬼入門來,耗財並主疾,除去免其災,祖墓巽山好,奇門可進財,暗身須用度,經誦稱君懷。

土日の寅卯の時の断辞:門扇は残破し、米を舂く石臼・石板・瓦片と磚頭は、来歴確かに明らかでなく、これらは怪を作し起こすに至りて、禍患は尽く言い難く、坤・艮山下の墳地は人に偷葬せられ(「山下火」は納音、ここに墳地の属する所を指す)、さもなくば墳に崩塌残缺あり、端正に安放すれば保全し得。土日の辰巳の時の断辞:円石一块は禍根で、鬼を引き門に入れ、銭財を耗散しかつ病を生ずるを主とし、それを除き去ればこの災を免れ、祖墳は巽山に坐するを好しとし、奇門方位に配合して財を進め得、暗に横死した亡魂は超度を要し、経を誦み懴を念じてこそ、あなたの心願に称わん。

土日午末時斷:棺材有動移,安處不為宜,口舌紛紜起,災病又相隨,乙辛丁癸穴,水法未為奇,靈神祈福佑,財喜自當時。土日申酉時斷:匣中有練服,常來作怪邪,灶磚有破損,作事起搓丫,屋後古人冢,入宅起冤家,土地不得力,安泰免吁嗟。

土日の午未の時の断辞:棺材が移動されたるあり、安放した処は合適でなく、口舌は紛々として起き、災病もまた踵を接して来たり、墳穴は乙・辛・丁・癸方位にあり、水法は平常にして奇なく、霊神に福佑を祈求すれば、財喜は自然に時に応じて来たらん。土日の申酉の時の断辞:箱匣の裡に喪服を放り(「練服」はすなわち練麻孝服)、常に来て怪を作し邪をなし、竈上の磚に破損あり、事を為すに総じて波折を起き(「搓丫」はすなわち蹉跌岐出)��屋後に古人の墳あり、鬼は墳中より宅に進入して、冤家を結成し、土地神もまた助け上がらず、妥当に安頓してこそ嘆息を免れん。

精校断易鬼霊経巻七・六神臨入五行歌

六神青龍朱雀勾陳塍蛇白虎玄武是也,五行者金木水火土,各臨入於五鄉也。青龍入木鬼斷:青龍入木鬼一張床鬼斷,原來收得在東方,若是未曾經損害,必然床上有人亡。朱雀木鬼斷:朱雀木鬼有閒勾,掛在房閒半柱頭,更有舊繩新接斷,勾起掛貼惹悶愁。勾陳木鬼斷:勾陳木鬼是壇亭,更兼香火在門庭,前簷掛有一條索,勸君作速去其纏。

いわゆる「六神」とは、青竜・朱雀・勾陳・螣蛇・白虎・玄武の六位、「五行」とは金・木・水・火・土。本巻は六神がそれぞれ五行の郷に臨入するとき、「官鬼爻」の主とするところはどんな器物が怪をなすかを講じます。青竜が木爻に臨んで鬼を為す:家中に床が一張あり、もとは東方より収め来たるものを主とし、もしこの床がかつて損壊なくば、すなわち必ず人ありてこの床上に死せり。朱雀が木爻に臨んで鬼を為す:閑置した木鉤が一只有り、房中の半截の柱頭に掛け、また旧縄が一条ありて新たに接ぎてまた断れ、それを鉤り起こし掛貼すれば、人をして煩悶憂愁せしむ。勾陳が木爻に臨んで鬼を為す:壇亭の類の木構あるを主とし、また香火は門庭に設え、前檐下に縄索が一条掛かる、勧めて早くそれを除き去り、糾纏を免れよ。

塍蛇木鬼斷:塍蛇木掐是條槍,原來安頓在櫥房,或有門前牆種路,不然破損及傷亡。白虎木鬼斷:白虎木鬼是朝靈,來自西方作禍侵,家主房中櫥櫃破,更兼屋角竹籠新。玄武木鬼斷:玄武木鬼大無端,鬼臨宅長病艱難,不是火爐並舊板,門外移入後堂安。

螣蛇が木爻に臨んで鬼を為す:木槍が一条あり、もとは橱房の裡に安放せり、あるいは門前の墙が路を挡り、さもなくば破損の物と横死の魂あるを主とします。白虎が木爻に臨んで鬼を為す:人の朝拜を受くる霊物あるを主とし、西方より来て侵擾して禍を作し、家主の房中の厨櫃は破損し、加うるに屋角に新たに添えたる竹籠。玄武が木爻に臨んで鬼を為す:鬼の来ること毫も端由なく、鬼は一家の長に臨めば、病は治し難く、火炉と旧木板の作怪にあらざれば、すなわち門外より搬り入れて後堂に放った物。およそこの六条は、みなまず「官鬼爻」の臨む六神と五行を看て、さらにこれによって家中の相応の器物を査検すべし。

青龍火鬼斷(六神入火爻所生古器吉凶之妙):火鬼南方古墓磚,移來灶上已多年,司命不安因此物,更招外鬼入家中。朱雀火鬼斷:火鬼傷火日夜來,後門動土外生災,家主房中有一物,他人床櫃莫安排。勾陳火鬼斷:火鬼原來病不空,或因怪石隱堂中,更宜除去堂前器,外來箱簣莫相逢。

青竜が火爻に臨んで鬼を為す(この一節は六神が火爻の上に落ちて生ずる古器の吉凶を講ず):南方の古墓上の磚が、移され来たって竈上に砌られてすでに多年、竈神司命はこの磚のために安んぜず、また外来の鬼を招引して家に進入せしむ。朱雀が火爻に臨んで鬼を為す:火患は日夜に相擾するを主とし、後門に動土して外面の災を招き、家主の房中に東西が一件あり、別人の用いた床と櫃子は家に搬り入るるなかれ。勾陳が火爻に臨んで鬼を為す:病症は総じて空しくならざるを主とし、あるいは怪石ありて堂中に隠蔵せり、堂前の器物を除去すべく、外来の箱籠竹器もまた沾惹するなかれ。

塍蛇火鬼斷:火鬼香爐是外來,家神不喜故生災,不信但看寅午日,必然哭泣見悲哀。白虎火鬼斷:火鬼原來身帶黃,櫥房藏得有埋網,又兼一般奇異物,鐵瓶破損受生瘡。玄武火鬼斷:火鬼傷亡亦在家,床邊磚石作妖邪,東方有個四腳器,急除可免疾方差。

螣蛇が火爻に臨んで鬼を為す:香炉は外面より来たるを主とし、家神は喜ばず、それゆえに災を生じ、信、信ぜざればただ寅日・午日を看よ、必ず哭泣悲哀の事を見ん——寅午は戌と合して火局を成し、正に応期なり。白虎が火爻に臨んで鬼を為す:この鬼の身は黄色を帯ぶを主とし、橱房の裡に埋め蔵した網あり、また奇异の物が一件あり、鉄瓶は破損して人は瘡を生ず。玄武が火爻に臨んで鬼を為す:横死の亡魂もまた家中に在るを主とし、床辺の磚石は妖を作し、東方に四条脚の器物が一件あり、急ぎ除き去って、病はじめて好からん。

青龍金鬼斷(六神入金爻鬼交時占出古器):金鬼從來是石精,個門移入在櫥庭,更有一般無用鐵,無財不旺有虛驚。朱雀金鬼斷:金生災是一盤,原來此物不團圓,或是他家舊什物,引得妖邪作禍纏。勾陳金鬼斷:金鬼生炎是一戈,年來作禍待如何,家神無位曾經火,致成病患自蹉跎。

青竜が金爻に臨んで鬼を為す(六神が金爻の上に落ち、官鬼交動の時に占い出ずる古器を講ず):この金鬼は従来石頭が精を成せるを主とし、某道の門より搬り入れて厨櫃庭院の間に放り、また無用の鉄器が一件あり、銭財は旺ならず、また虚驚あるを主とす。朱雀が金爻に臨んで鬼を為す:災を生ずるは盤子一只、もとこの件の物は完整ならず、あるいは別人家の旧什物で、それによって妖邪を引き纏われ禍をなす。勾陳が金爻に臨んで鬼を為す:災を生ずるは戈類の兵器が一件、近年来禍を作し、如何ともするを知らず、家神は位を安んぜず、またかつて火に遭い、それによって病患が身に纏い、日に日に蹉跎す。

塍蛇金鬼斷:金鬼家中鍋怪驚,引蛇入宅母雞鳴,床頭櫃上生二眼,夜間打鬼不曾停。白虎金鬼斷:金鬼家藏破器多,古鏡一片作怪魔,血財不旺皆因此,女崇傷亡奈若何。玄武金鬼斷:金鬼原來是墓神,後有古冢近山酃,拾得一個外來物,西方古器不團圓。

螣蛇が金爻に臨んで鬼を為す:家中の鍋は怪を成して人を驚かすを主とし、蛇を引き宅に入れ、母鶏は啼叫し、床頭の櫃上に孔洞が両個生じ、夜に鬼を打つ動静は停まず。白虎が金爻に臨んで鬼を為す:家中に収蔵した破器はなはなだ多くを主とし、古鏡一片は怪を作して魔をなし、六畜は旺ならず、皆このため、また女子の作祟と横死の魂ありて、人を如何とも奈何し難からしむ。玄武が金爻に臨んで鬼を為す:この鬼はもと墓中の神なるを主とし、屋後に古墳ありて山岡に近く、家の裡に外来の物を一件拾い、西方より来たる古器は残缺不全。

青龍水鬼斷(六神入五行所主出古器不祥之決):水鬼應知足古門,溪邊有石外來存,門妖結連山石怪,急須除去免災屯。朱雀水鬼斷:北方水鬼來作怪,惹得家人日夕愁,更有刀剪藏深處,一繩懸在火爐頭。勾陳水鬼斷:水鬼家中有傘精,外來邪鬼或生驚,家中師主神符在,舊稱今來不見星。

青竜が水爻に臨んで鬼を為す(六神が五行の主とする所に落入して、古器不祥を占い出ずる口訣を講ず):当知るべしは旧門が一道なるを主とし、溪辺に撿い来たる石頭は家に存し、門上の妖気と山石の怪は連結して一となり、急ぎ除去して、災禍の重々なるを免れよ。朱雀が水爻に臨んで鬼を為す:北方の水鬼は前来して作怪するを主とし、家人をして日夜に愁えしめ、また刀と剪は隠蔽の処に蔵され、縄子一根は火炉の上頭に懸けられり。勾。勾陳が水爻に臨んで鬼を為す:家中に傘ありて精を成すを主とし、外来の邪鬼あるい���人を驚かさしめ、家の裡に師主の神符を供え、旧秤一杆は如今秤星を見ず。

塍蛇水鬼斷:水鬼家庭禍害精,占來曾有土邪神,兼個古窟未填得,不久門中有哭聲。白虎水鬼斷:水鬼漲水夢不祥,家中取得一枝槍,鋤頭也要來為怪,西畔宜填水窟傷。玄武水鬼斷:水鬼墳前有水流,土裡來歷不分明,或在後房破櫃畔,引來妖怪患非輕。

螣蛇が水爻に臨んで鬼を為す:家中に人を害する精あるを主とし、占い出せばかつて土中の邪神あり、また古洞一個ありて填平せず、久しからずして門裡に哭声あらん。白虎が水爻に臨んで鬼を為す:夢に漲水を見れば、好兆にあらず、家の裡に槍を一杆得て、鋤頭に至るまでも怪を作さんと来たり、西辺の水坑は填平すべく、損傷を免れよ。玄武が水爻に臨んで鬼を為す:墳前に水が流れ過ぐるを主とし、土裡より挖出した物は来歴明らかでなく、あるいはただ後房の破櫃の旁に在り、これによって妖怪を引き、患を為すこと軽からず。

朱雀土鬼斷:土鬼有個不圓磨,更兼破門來作禍,當時宅內起官非,旺神有願宜還過。勾陳土鬼斷:勾陳土鬼有原因,祖墳曾被樹根穿,家中磨盤能為怪,屋頭有窟在西邊。塍蛇土鬼斷:塍蛇為鬼灶移場,灶神司命作災殃,桌臺後是別人物,須急送出卻無妨。白虎土鬼斷:白虎為鬼血財汙,年來不利養豬羊,大人不安小口病,應當禳解始寧居。玄武土鬼斷:玄武因何病女人,後門有石重千金,引得鄰家暗身鬼,急宜祛謝免災侵。

朱雀が土爻に臨んで鬼を為す:円ならざる石磨が一盤あり、加うるに破門と一同に禍を作すを主とし、当下に宅内に官司を起こさんとし、当旺の神のところに欠く願は還清すべし。勾陳が土爻に臨んで鬼を為す:これは来由あるなり——祖墳はかつて樹根に穿たれ、家中の磨盤は能く怪を作し、屋頭の西辺に坑洞が一個あり。螣蛇が土爻に臨んで鬼を為す:竈は処を挪され、竈神司命はこれによって災殃を降すを主とし、桌台の後面に放つは別人の物で、急ぎ送り出さば便ち没事。白虎が土爻に臨んで鬼を為す:六畜は汚秽の犯を受くるを主とし、近年来猪羊を養うに利なく、大人は安んぜず小児は病を生じ、禳解の法を行うべく、家宅はじめて安寧せん。玄武が土爻に臨んで鬼を為す:なんぞ婦人の病むるや?後門に石頭一块ありて重さ千斤を逾え、隣家の暗に横死した鬼を引き、急ぎ祛除酬謝して、災禍の侵擾を免れよ。按ずるに:本巻の土鬼の一組はただ五神を存し、青竜の一条は底本脱落せり。

精校断易鬼霊経巻八・鬼入六神断決

鬼入青龍:鬼入青龍病漸輕,堂前求食是亡人,鬼裡有人外面死,歸來人作怪妖精。鬼入朱雀:鬼入朱雀身命危,傷亡五道夢魂精,宜用求謝方且吉,若不謝保損病身。鬼入勾陳:鬼入勾陳弟兄求,在家夢夢魂送憂,家中若過年時節,公婆也容只見愁。

本巻は上巻と相反す:上巻は六神の五行に臨むをもって分説し、ここは「官鬼爻」が六神の上に落つるをもって分説す。官鬼爻が青竜に臨む:病む:病勢は漸々に軽減するを主とし、堂前に食を討るは已故の親人で、家の裡に人ありて外に死し、魂魄は帰来して怪を作し精を成す。官鬼爻が朱雀に臨む:身家性命に危険あるを主とし、横死亡魂と「五道」の神とが夢中に纏擾するなり、神に求め酬謝してこそ吉で、もし謝保に行かざれば、病人の身体はさらに損を受けん。官鬼爻が勾陳に臨む:兄弟輩の亡魂が来て討求するを主とし、家に在りて常に悪夢を做し、魂魄は憂愁を送り来たり、家中もし過年の時節に逢えば、公婆の輩までもただ愁苦を見るのみ。

鬼入騰蛇:鬼入蛇你莫誇,外面更有神冤家,不時有願前時穴,更有宅居有些些。鬼入白虎:鬼入白虎哭哀哀,占病急去買棺材,秋冬若得多精怪,須防老幼免心懷。鬼入玄武:鬼入玄武定是凶,占病昏睡耳又聾,落水傷亡來求食,急宜保謝免災憂。

官鬼爻が螣蛇に臨む:この一条は軽忽すべからず、外面に別に怨を結べる神と冤家あり、時々に従前に立てし願と墳穴の事ありて未だ了せず、家宅の中にも些许の不妥あり。官鬼爻が白虎に臨む:家中の哭声哀々たるを主とし、病を占えばすなわち急ぎ棺材を買うを要し、秋冬の両季にこの爻を得れば、多く精怪が出現し、老人小児の事に出でんを提防して、心に掛くるを免れよ。官鬼爻が玄武に臨む:断じて凶とす、病を占えばすなわち病人の昏睡・耳のまた聾きを見、これは水に落ちて死んだ亡魂が前来して食を討るなり、急ぎ保禳酬謝して、災憂を免除せよ。

附録・入門来聴断

慌忙來問事必凶,官司病者在床中,失物無尋產是女,縱然雖好也驚疑。衣冠來問必婚姻,卻是求謀或結親,接定卦宮推禍福,莫將亂語止他行。入門是大正無悠憂,大人擱路定不周,病是凶神為福守,自宜保度且無愁。入門便見老男兒,官司失脫卻無尋,病者安然無傷損,如喜枯木正逢春。

この一篇は「聴断」を講ず、すなわち占者は人が門に入る時、来人の神態・随行の物と見聞とに憑って問わんとする事を預判し、卦象の外の旁証とす。来人が慌慌張張に事を問えば、問わんとする事は必ず凶で、官司を打てば輸し、病人は床に臥して起きず、失物は尋ね回さず、生産はすなわち女孩で、縦令結果はなお算して好しとも、中間に驚疑を免れず。衣冠整齊の人が来て問えば、必ず婚姻の事、あるいは謀事・あるいは親を結ぶで、続いて卦宮を定準して禍福を推断し、乱七八糟の話をもって搪塞打發してはならない。門に入る時に一切端正安穏なれば、長久の憂いなく、もし身份ある人が路上を挡れば、事情は必ず周全ならず、病は凶神の所致なれど、福神ありて守護し、自ずから保禳超度すべく、すなわち憂いなし。門に入る便ち老年男子を見れば:官司と失物はいずれも追尋する処なく、病人はすなわち安然として損なく、枯木が春に逢うが如く喜ぶべし。

入門孩兒哭啼啼,家門不吉有損虧,破財病患都皆有,婚姻諸了也相離。入門見一雞鴨隨,或在堂前或在西,官事消散人安樂,相喜和合枉生兒。入門見遇三人話,官事鬼動若如何,病者最是鳥雞子,閻王必要請回歸。入門見寧紗,家事主嘆嗟,官事人情貴,買賣多欠家。入門見柴木,買賣自得祿,三人同本去,求財決發福。入門見一燈,病者見凶星,齊神求為福,保度不相牽。入門一香,家宅大吉昌,官事即消散,病者得難床。

門に入る時に小児の啼哭を聞けば:家門は不吉で、損欠ある所あり、破財と病患はいずれもあり、婚姻はすでに説定せりとも離散を要す。門に入って鶏一只あるいは鴨が跟随するを見るか、あるいは堂前・あるいは西辺に在れば:官司は消散し、人は安楽を得、両相歓喜和合して、また順利に丁を添えん。門に入って三人が說話するに遇えば:官司の上に鬼が作動し、情形は虞に堪えず、病を占うに最も「鳥鶏子」の類の征象を見るを忌み、閻王は必ず人を請うて帰らんとす。門に入って白色の紗を見れば(「寧紗」は素紗孝布を指す):家事はただ嘆息あるのみ、官司を打つは人情の打點に靠り、買売を為すは多く亏欠せん。門に入って柴木を見れば:買売を為すは自然に利を得、三人が伙して本銭を出し、財を求むれば必ず発福せん。門に入って灯一盞を見れば:病人は凶星に遇い、斎戒して神を祭り福を祈るを要し、保禳超度すれば牽連を受けず。門に入って香一炷を聞けば:家宅は大吉昌盛し、官司は随に消散し、病人もまた床を離れて痊愈し得(「得難床」は「得離床」に作るべし)。

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