Libo

秘伝断易鬼霊経

未详 · 佚名 · 第1巻 / 2

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

精校断易鬼霊経巻一・鬼胆驚論八卦爻断

六爻納甲典籍

まず体例書で装卦の手順を握り、それから卦例集へ進む。取用神は断法全体の要となる一手であり、書ごとの処理の違いを対照する価値がある。

精校断易鬼霊経巻一・鬼胆驚論八卦爻断

乾卦

乾卦初爻動:甲子門前五聖堂,退作人口兩三雙,網糊舊壁宜焚化,灶破鍋穿定不祥,定是門前有石塘,舟舡池塘皆作禍,寡婦同居二姓臥。二爻動(主宅中碓田破宜修):甲寅櫥櫃左邊穿,鐵木為鉤掛佛,當境社司求醮謝,還年香火不周全。三爻動(主優父母有災病宜求神佛):甲辰犯土在中央,櫥下移來缺水缸,香火宅神求醮謝,禳炎退土免為殃。

本巻は通篇「八宮卦」の各爻の発動が主とする祟りの断辞で、読み方は、卦を立てた後まずどの爻が発動したかを見、次に「納甲」でその爻に配された干支を調べ、それによってどんな祟りを犯し、家中の何が怪となるかを断じ、末句は多く禳解(じょうかい)の法となります。乾宮の内卦は甲子・甲寅・甲辰を納め、外卦は壬午・壬申・壬戌を納めます。乾卦の初爻(甲子)が発動:門の前に五聖の堂を設えていることを主とし、家中の人口が二三双退減します。網で覆い糊で蔽った古い墙壁は焼き払うべきで、竈台の破れ、鍋底の穴あきはすべて不祥の兆です。門前には必ず石積みの水塘があり、船と池塘はともに禍を招き、家中には寡婦と異姓の人が同居しています。二爻(甲寅)が発動:宅中の舂碓(つきうす)・田地が破損していることを主とし、早く修整すべきです。断辞に、厨櫃の左に穴があき、鉄鉤・木鉤で仏像を掛けている、とあります。本境の社司神に醮を設けて酬謝すべきです。往年に立てた香火の願がまだ還し終わっていないからです。三爻(甲辰)が発動:父母に災病があることを主とし、神に求め仏を拝すべきです。断辞に、甲辰は土に属し、中央の土神を冲犯した。厨櫃の下に欠けた水甕を一つ移して来た、とあります。香火の神・宅神に醮を設けて酬謝し、災殃を禳除し土煞を退ければ、禍を免れます。

四爻動:壬午湯瓶嘴又無,房中掛起舊葫蘆,小兒災禍因修犯,香火迂延定不虛。五爻動(主有二門相對婦人產下):壬申古器及湯瓶,寺觀伽藍原未還,迎接香火許幡子,佛神香火不曾安。六爻動(主原久未還有冤枉,惡鬼要防人口血脈):戌櫥中三角石,斷金斷斧劍為殃,破碓破磨皆非吉,宅中惡犬要上床。

乾卦の四爻(壬午)が発動:家中の湯瓶に嘴がなく、部屋に古い瓢箪が一つ掛かっていることを主とします。小児の災禍は修造の動土が冲犯したためで、香火の願が先延ばしにされて未還であり、この一断は必ず空しくなりません。五爻(壬申)が発動:宅に向かい合う二つの門があり、家中の婦人が臨産であることを主とします。断辞に、家に古器と湯瓶があり、昔寺観の伽藍神に立てた願がずっと還っていない。香火を迎え幡幢を立てるべき、仏神の香火が一向に安頓されていないからです。六爻(壬戌、底本は「壬」の字を脱す)が発動:古い願が久しく償われておらず、さらに冤を含んだ鬼があり、凶悪な鬼は家人の血脈の命を傷つけることを防ぐべきです。断辞に、厨櫃の中に三角形の石が一つ、断れた金器・斧・刀剣はいずれも殃となり、破れた舂碓・石磨はすべて吉物にあらず、宅中の悪犬はまた床に上って来ます。およそこの爻の動を見たら、まずこれらの器物を清除し、さらに禳謝を行うべきです。

坎卦

坎卦初爻動(主雞犬作怪火燒破損床與櫥子):戊寅石磨外抬歸,床腳蹺蹺主損之,拾得櫥庵磚瓦石,令人顛倒走西東。二爻動(買來還年破損四角,物件為怪主破財):戊辰戊戌破牆籬,二姓同歸共舍兒,櫥櫃買來招口舌,更招產婦血光危。三爻動:戊午家中鍋又破,必主腳疾病炎綿,更招曲背駝腰子,火節一雙長短邊,牽連公事不會停,更主兒孫眼不明,要防財物年年破,六畜更是養不成。

坎宮の内卦は戊寅・戊辰・戊午を納め、外卦は戊申・戊戌・戊子を納めます。坎卦の初爻(戊寅)が発動:鶏犬が怪をなすことを主とし、家中に火に焼かれて破損した床と厨櫃があります。断辞に、石磨を一基外から家に担ぎ入れ、床脚が揺らぎ不安定で損傷を主とし、また厨櫃・神龕のそばの瓦塊石塊を拾い集め、人を顛三倒四に東奔西走させます。二爻(戊辰)が発動:買い戻した物が還願の年に至って四角が破損し、これらの物件が怪となり破財を主とします。断辞に、戊辰・戊戌の年に墙籬が破敗し、両姓の家が一舍に同居して子女を共養し、買った厨櫃は口舌を招き、さらに産婦の血光の危を致します。三爻(戊午)が発動:断辞に、家中の鍋がまた破れ、必ず脚上に疾を生じ病勢が纏綿することを主とし、また曲背駝腰の子を生み、一双の火箸の長短が揃わず、牵连の官司は停歇せず、さらに児孫の眼が明らかでないことを主とします。銭財が年々破損するのを防ぐべく、六畜も養い成し遂げられません。

四爻動:戊申功德不周全,招引瘟司人宅前,更有鐵鉤屠戶物,令人眼疾損人明。五爻動(家中有一小灶惹禍招殃,行事多阻):戊戌土動須防損,夏末秋初生是非,若不爭田爭屋宇,家防盜賊暗中來。六爻動(主有自縊水鬼,一古樹為神):戊子門前路曲來,稱衡斷尾損君財,櫥邊水溝又崩破,修方上主生財。

坎卦の四爻(戊申)が発動:断辞に、修めた功徳が周全でなく、それゆえに瘟司の神を招き宅前に来たらしめ、家中にまた鉄鉤および屠戸の用いた器物があり、人に眼疾を生じさせ視力を損傷させます。五爻(戊戌)が発動:家の中に小竈が一座あって禍を惹き殃を招き、事を行うに多くの阻碍があることを主とします。断辞に、戊戌は土に属し、土爻が発動すれば損耗を防ぐべし。夏末秋初には是非が生じ、田産を争うか家屋を争うかで、さらに盗賊が暗に来て偷むことを防ぐべし。六爻(戊子)が発動:家中に縊れて死んだ鬼と溺れて死んだ鬼があり、もう一つは一株の古樹が神として奉祀されていることを主とします。断辞に、門前の道路は曲がって来て、秤杆は秤尾が断れ(秤星・秤尾の断折は旧説で漏財を主とす)あなたの財を損い、厨櫃のそばの水溝はまた崩壊して、これらの方位を修整すれば、かえって生財を主とします。

艮卦

艮卦初爻動(又主有蛇為怪):丙辰飯甑鍋中鳴,拾得墳邊瓦石磚,鐵鍋三口二口破,主招怪夢損入丁。二爻動:丙午破門在中堂,修移改造病難當,佛前有願今年許,引透牽連免克傷。三爻動:丙申鍋破鼎無吆,樓板無釘及墓磚,土地伽藍寺中怪,鐵刀舊鎖不周全。

艮宮の内卦は丙辰・丙午・丙申を納め、外卦は丙戌・丙子・丙寅を納めます。艮卦の初爻(丙辰)が発動:また蛇が怪をなすことを主とします。断辞に、飯を蒸す甑が鍋の中で鳴り響き、家中に墳辺の瓦石磚塊を拾い、三口の鉄鍋は二口が破れて、怪夢を招き人丁を損傷することを主とします。二爻(丙午)が発動:断辞に、破損した門が中堂に装えられ、もし修移改造に行けば病痛は堪え難く、仏前で今年の願を立て、牵连の禍端を疏導して開けば、克傷を免れます。三爻(丙申)が発動:断辞に、鍋は破れ、鼎は耳もない(「吆」は「腰」あるいは「耳」に作るべく、鼎足・鼎耳の残欠を指す)、楼板は釘り固められておらず、また墳墓上の磚を挟雑し、土地神・伽藍神と寺中の物が怪となり、鉄刀と旧錠は残缺不全です。およそこれらはみな移除するか修補し、さらに関連の神を祭謝すべきです。

四爻動:丙戌家中舊磨穿,血光小口伏尸纏,更主櫃碗碟破,灶門破損捕磚頭。五爻動(主小口鍋子為禍損人財):丙子門前一小潭,小兒長病悶愀愀,佛前磬子伽藍的,淨願神前欠末還。六爻動(主有石碑為禍絕生死傷):丙寅飯甑高聲吼,古鐵舊銅及敗磚,橋石坑中穗不淨,若能除卻省招冤。

艮卦の四爻(丙戌)が発動:断辞に、家中の古い石磨に穴があき、血光の災を主とし、小児は「伏尸」の鬼に纏われ、また櫃・碗碟が破損し、竈門が破壊されて磚を拾って補わねばならぬことを主とします。五爻(丙子)が発動:小児と鍋具が禍をなし人を損い財を損うことを主とします。断辞に、門前に小さな水潭が一つあり、小児は長く病んで愁悶して楽しまず、仏前の磬子はもとは伽藍殿の中の物で、神前に立てた清浄の願はまだ欠いて還っていません。六爻(丙寅)が発動:石碑が禍をなし人の後嗣を絶ち死傷を招くことを主とします。断辞に、飯を蒸す甑は高く吼え鳴り、家中に古鉄・旧銅と残破の磚があり、橋下の石と坑中の穢物は不浄で、もしこれらを除き去れば、冤仇を招くことを省くことができます。

震卦

震卦初爻動(主其家中屋高低,外來石磨為禍):庚子香爐破又穿,湯瓶無嘴不完全,家堂舊願重重許,上神一向討金錢。二爻動(主家中有心痛宜醫):庚寅家裡後門穿,破門臺凳不相應,灶火灰燈磚坐損,舊椅損破鏡不全,有個竹器來不明,令人幹事不能成。三爻動(主有香燈不吉又有舊願未還):庚辰穿壁破神堂,佛像土地久失妝,房中麻索葫蘆怪,無子婦人病未強。

震宮の内卦は庚子・庚寅・庚辰を納め、外卦は庚午・庚申・庚戌を納めます。震卦の初爻(庚子)が発動:この家の房屋が高低不揃いで、また外来の石磨が禍をなすことを主とします��断辞に、香炉は破れかつ穿たれ、湯瓶は嘴がなく残缺不全、家堂の上の歴年に立てた旧願は重なり畳まれ、上界の神はずっとこの香火銭を討ち続けています。二爻(庚寅)が発動:家の中に心口痛を患う人がおり、早く医療すべきことを主とします。断辞に、後門に破洞があり、破門と台凳は配合が当たらず、竈火・香灰・油灯と磚座にはすべて損壊があり、旧椅子は破れ鏡も不完整で、家中に来歴不明の竹器が一つあって人の事を為すにいつも成功させません。三爻(庚辰)が発動:香灯の事が不吉で、また旧願の未還があることを主とします。断辞に、墙壁に穿孔し神堂は破敗し、仏像と土地神像は久しく妆彩を失い、房中の麻縄と瓢箪が怪となり、子嗣なき婦人の病は一向に癒えません。

四爻動(主櫥中間灶破損):庚午家中破火驚,買來銅鐵聲鈴鈴,破舊燈檠來作禍,伏尸女子亡少年。五爻動(主自縊傷亡為禍損人破財凶):庚申破石怪碓銅,槐花樹下鬼相逢。六爻動:庚戌家中有舊櫥,破箱破櫃急宜除,東南朝橋重不吉,山精鬼眼暗昏迷。

震卦の四爻(庚午)が発動:厨櫃の真ん中の竈に破損があることを主とします。断辞に、家中は火によって驚かされ、買い戻した銅鉄器は叮噹として響き、破れた灯架が前来して祟りをなし、「伏尸」の鬼と若く夭亡した女子が患をなします。五爻(庚申)が発動:縊死・横死の鬼が禍をなし人を損い財を破ることを主とし、凶です。断辞に、破石・舂碓と銅器が怪となり、槐樹の花の下で鬼に遇います。六爻(庚戌)が発動:断辞に、家中に古櫃が一つあり、破箱破櫃は急ぎ清除すべき。東南の方は橋に正対し重々相圧して不吉で、山中の精怪と鬼の眼は人を昏昧迷惑せしめます。およそこの類の爻動に遇えば、器を除き方を修するほか、なお醮を設け禳謝するを主とします。

巽卦

巽卦初爻動(主香燈破腳家神不安有血光自招):辛丑土動血損憂,六畜常年不得收,磨破狐狸來入宅,陰人小子鬧啾啾。二爻動(其家當招長子在床腳折鍋破稱斷尾無星):辛亥水動產兒亡,先年買得死人床,蛇蠢入宅為妖怪,改路修門禁客傷。三爻動:辛酉母雞拍翅啼,只因買得死人衣,臺盤凳桌皆斷腳,鍋鳴為禍與君知。

巽宮の内卦は辛丑・辛亥・辛酉を納め、外卦は辛未・辛巳・辛卯を納めます。巽卦の初爻(辛丑)が発動:香炉灯台の脚が破損し家神が安んぜず、血光の災はここから自ら招くことを主とします。断辞に、辛丑は土に属し、土爻の発動は血光損傷の憂いを主とし、六畜は年々養い成さず、石磨が破れると狐狸を招き宅に入れ、婦人小児は吵閙して寧んじません。二爻(辛亥)が発動:この家の長男が事に遇うことを主とし、床脚が折れ、鍋は破れ、秤は秤尾が断れて秤星がありません。断辞に、辛亥は水に属し、水爻の発動は産児の夭亡を主とし、早年に死人の用いた床を買い、蛇虫が宅に爬り入って妖怪となり、道路を改動し門戸を修整して、外来の傷害を禁絶すべきです。三爻(辛酉)が発動:断辞に、母鶏が翅を拍して啼く(旧説で牝鶏司晨は異とす)、ただ死人の衣服を買ったがため、台盤・凳子・桌子は皆脚が断れ、鍋子は鳴り響いて禍となり、ここに告げ知らせます。

四爻動(主有寡婦公訟終有解救):辛未房中鏡不圓,佛神香火破又穿,山精古木來為怪,舊願多年不償還。五爻動:辛已鬼邪衣架上,破缸灶下土中裡,必主舊櫃斷一腳,寡母女兒有哀炎。六爻動:辛卯正東五聖朝,香爐破像要重妝,更主眼床有損傷,自縊暗身作禍殃,稱衡斷尾當為怪,宅主年招入舍郎。

巽卦の四爻(辛未)が発動:家に寡婦があり官司を打つが、終には解救があることを主とします。断辞に、房中の鏡が円に整わず、仏神の香火器物はまた破れ穿たれ、山中の精怪と古樹が前来して怪をなし、多年の旧願が一向に償われていません。五爻(辛巳)が発動:断辞に、鬼邪は衣架に附着し、破甕は竈下の土に埋められ、必ず古櫃が一隻の脚を断たれ、寡母と娘は哀傷の災禍があることを主とします。六爻(辛卯)が発動:断辞に、正東の方向は五聖の祠に向かい、香炉は破れ神像は新たに装妆すべき。さらに眼と床舗に損傷があることを主とし、縊れて死んだ・暗に横死した鬼が作祟をなし、秤は秤尾が断れて怪となり、この家の主人は当年に入婿を招き入れます。

離卦

離卦初爻動:已卯三家絕戶臺,破缸銅鼎也生災,湯瓶無嘴床折角,家先香火要錢財。二爻動(主祖宗前面人水來主凶):已醜陋鍋並破灶,婦人長病苦哀愁,茲牲豬子也為怪,三個牛兒兩個頭。三爻動(主屋邊西北有水池塞並間池主眼腳有病):已亥井邊三角石,水缸腳下古磚頭,舊願未還須懺謝,門前墳樹被人偷。

離宮の内卦は己卯・己丑・己亥を納め、外卦は己酉・己未・己巳を納めます。離卦の初爻(己卯)が発動:断辞に、家中に三戸の後が絶えた人家の残した台座があり、破甕と銅鼎もまた災を生じ、湯瓶は嘴がなく床は角が折れ、祖先の香火は後人に銭財を索い、時をおかず祭献しなければなりません。二爻(己丑)が発動:祖墳の前に水が冲して来て凶を主とします。断辞に、鍋子は简陋で竈はまた破損し、婦人は久しく病んで苦楚哀愁し、養う豚もまた怪となり、三頭の牛に二つの頭しかない(六畜に異あり、怪征とす)。三爻(己亥)が発動:屋辺の西北方に水池が堵塞され、兼ねて間隔の池塘があり、眼疾と脚疾を主とします。断辞に、井辺に三角石が一つあり、水甕の脚下に古磚頭を圧し、旧願は未還で必ず懴悔酬謝すべき。門前の墳上の樹は人に盗まれた、とあります。

四爻動(主二姓同居受人古器妻子有病或二人姓香火):已酉先年枉死人,母雞作怪宅中驚,豬羊欄邊水不好,蠶桑鴨也無成。五爻動:已末櫥中舊石頭,水缸破損塞洋溝,投河自縊傷亡鬼,年年送鍋到門頭,寡母坐家招外郎,賣出女衣小口殃,女病宜防暗身鬼,每夜門前鬧一場。六爻動:斷刀斷稱斷腳櫃,葫虛藏稱小兒防,更有蛇蟲入屋內,雞母夜啼主炎殃,奴婢牲身逃走失,一門寡母定招郎。

離卦の四爻(己酉��が発動:両姓の人が一屋に同住し、他人の古器を受け収め、妻子に病があるか、あるいは両姓の香火を供することを主とします。断辞に、早年に冤を含み枉死した人があり、母鶏が怪をなして宅中を驚かせ、猪羊欄辺の水は不浄で、蚕桑と鴨も養い成しません。五爻(己未)が発動:断辞に、櫥の中に古い石頭があり、水甕は破損して陰溝を堵え、河に投げ・縊れて死んだ傷亡の鬼があり、年々人が鍋を門口に送り、寡母は家を守って入婿を招き、女子の衣服を売り出せば小児に災殃をもたらし、婦人が病めば暗に横死の鬼を防ぐべく、毎夜門前に一場の騒ぎがあります。六爻(己巳)が発動:断辞に、家中に断刀・断秤・脚の断れた櫃があり、瓢箪の���に秤を蔵し小児の害を防ぐべし。さらに蛇虫が屋に爬り入り、母鶏の夜啼は災殃を主とし、奴婢と牲口は逃走走失し、この門の寡母は必ず夫を招きます。

坤卦

坤卦初爻動:乙未孩兒莫抱行,葫虛神像破為精,陰人有病切須忌,抱養他兒歸二姓。二爻動(主房中有葫虛):乙已小兒水大驚,灶穿鍋漏甚傷情,樹生後門根入宅,來年雞母叫聲頻。三爻動:乙卯斷稱釜雞鳴,棟樑改作小床廳,舊刀無柄鎖無輪,死人依稀不分明,倒樹將來作屋倉,動土須還見血光,後門有石招口舌,除去免炎添福祥。

坤宮の内卦は乙未・乙巳・乙卯を納め、外卦は癸丑・癸亥・癸酉を納めます。坤卦の初爻(乙未)が発動:断辞に、小児を抱いて門を出てはならず、瓢箪と神像は破損の後に精となり、婦人に病あれば切に避忌すべく、他人の子を抱え養えば家中に両姓を併存させます。二爻(乙巳)が発動:房中に瓢箪を置くことを主とします。断辞に、小児は水驚を受け、竈台は穿裂し鍋底は水が漏れて、なはなだ情を傷め、樹は後門に生えて樹根が宅内に伸び、明年に至れば母鶏の叫声が頻繁になります。三爻(乙卯)が発動:断辞に、秤は断れ鍋中に鶏が鳴き、棟梁を改作して小床と厅堂とし、旧刀は柄がなく錠は簧がなく、死者の形影は依稀としてはっきりせず、伐り倒した樹を取って屋を為し倉を為し、動土すれば必ず血光を見、後門に石があって口舌を招き、これらを除き去れば、災を免れ福を添えます。

四爻動:癸丑門前流水動,洋溝閉塞不流通,佛神破損家先怒,咒咀冤家占墓凶。五爻動:癸亥門前逆水流,橋中舊願未曾酬,後門有個青磚石,招惹陰人作禍憂。六爻動:癸酉門前外水坑,土公刀劍利鋒凌,床頭古器刀劍物,作怪與妖得怕人。

坤卦の四爻(癸丑)が発動:断辞に、門前の流水が動蕩し、陰溝は堵塞して通じず、仏像神像は破損し祖先はこれがために怒り、呪罵呪詛する人があり、冤家がまた自家の墳地を占めて凶を主とします。五爻(癸亥)が発動:断辞に、門前の水が逆さに流れ、従前橋上で立てた旧願は酬還せず、後門に青磚石が一つあり、婦人の類の陰煞を招き前来して禍をなし、人を憂えさせます。六爻(癸酉)が発動:断辞に、門前の外に水坑があり、土公神は刀剣の鋒刃に相欺凌され、床頭に古器と刀剣の物を置き、これらが怪をなして妖をなし、なはなだ人を駭せしめます。およそこれらはみな器物を清理し溝渠を疏通し、かつ土公と家先を祭謝すべきです。

兌卦

兌卦初爻動:丁已招蛇入寅來,犬居床上主凶炎,佛像破損宜更換,破鏡穿檀主損財。二爻動(主目前有十字路克妻子):丁卯家中斷腳凳,寺觀將來婦人病,宜子廊上了長幡。三爻動:丁丑堂中缺口網,火筋長短不成雙,甑盆甕器將繩縛,古朝怕侵主血光,香爐舊器寺中物,卻使伽藍作禍殃,父母小兒炎難事,女兒口舌忌三冬。

兌宮の内卦は丁巳・丁卯・丁丑を納め、外卦は丁亥・丁酉・丁未を納めます。兌卦の初爻(丁巳)が発動:断辞に、蛇を招いて寅日あるいは東北方向から屋に入り、狗が床に爬り上って凶災を主とし、仏像が破損したら更換すべく、鏡は破れ檀木器に穴があいて財を損うことを主とします。二爻(丁卯)が発動:眼の前に十字路口があり妻子を克害することを主とします。断辞に、家中に脚の断れた凳子があり、寺観から持ち帰った物は婦人を病ませ、廊上に長幡を掛けて子を祈るべし。三爻(丁丑)が発動:断辞に、堂中に缺口ある網を掛け、一双の火箸の長短が揃わず、甑・盆・甕の類の器皿は縄で捆らかれ、古旧の物が侵擾して血光を主とし、香炉と旧器はもとは寺中の物で、かえって伽藍神に禍殃を降らせ、父母小児ともに災難の事があり、娘の口舌の争いは冬季の三箇月を避忌すべし。

四爻動:丁亥櫥中青石精,壁穿佛破鍋又穿,葫虛篾縛裝麻豆,勸君除去免炎殃。五爻動:丁酉門前路不寧,花瓶口破不周全,神族數神幅佛神欠,女鬼神壇惹禍原。六爻動:丁末買得死人衣,灶神舊石墓磚移,桃木龍燈皆不吉,婦人隱性嫁招嫌,益光自縊暗身鬼,其家諸事多阻遲,破缸破甕來作禍,後面有路亡小兒。

兌卦の四爻(丁亥)が発動:断辞に、櫥の中に青石が精となり、墙壁に穿孔し仏像は破損し鍋はまた底が穿たれ、瓢箪は篾条で捆らかれ中に麻と豆を装い、これらを除くことを勧めて災殃を免れさせます。五爻(丁酉)が発動:断辞に、門前の道路は安寧でなく、花瓶の瓶口は破損不全、家中に供える幾位の神と神幅は、仏神の分上に欠けたところあり(この句は文字に訛りあり)、女鬼と神坛が禍を惹く根由です。六爻(丁未)が発動:断辞に、死人の衣服を買い、竈神下の旧石と墳上の磚は移動され、桃木と龍灯はいずれも不吉で、婦人は本姓を隠して嫁いで人の嫌怨を招き、別に縊れて死んだ・暗に横死した鬼があり、この家の諸事は多く阻滞遅延し、破甕破甕が前来して禍をなし、屋後に路があって小児を損傷します。以上巻一の四十八条は、みな爻動に納甲干支を配して家宅の祟りを断ずるもので、用いるときは「世応」「六親」と参看すべく、一爻のみに拠ってはなりません。

精校断易鬼霊経巻二・鬼霊経占怪断

凡占人家有怪異之物不祥等,凡伏爻中,但以騰蛇動入八卦六親友爻依決斷之驗。鬼靈經斷曰:占賢妙決鬼靈經,卦中占出勝如神,乾卦艮巽五行取,先向爻蛇身上尋。塍蛇入八卦斷:錢器生炎蛇入乾,斗桶門穿兌鬥爭,鼠咬龍箱臨巽裡,良稱離門石不祥。

およそ人家に怪異の物があるか、不祥の兆があるかを占問するには、「飛伏」の中に隠伏して現れない爻の上で、ただ「螣蛇」という六神が発動してどの卦に落ち、どの「六親」爻に臨むかを見て、本巻の口訣に照らして断じれば、なはなだ験があります。『鬼霊経』の総断に曰く、この占卦の妙訣を『鬼霊経』といい、卦中に占い出される結果は神明に勝る。乾・艮・巽などの卦は五行によって象を取るべきだが、まず螣蛇の臨んだあの一爻に求めなければならない。螣蛇の八卦への入りの分断は:螣蛇が乾宮に落ちれば、銭財器物に災が生じることを主とし、兌宮に落ちれば、斗桶・門戸が穿破し家中に争闘が起きることを主とし、巽宮に落ちれば、老鼠が箱籠を咬み壊すことを主とし、艮宮に落ちれば、秤具に異ありを主とし、離宮に落ちれば、門前の石が不祥であることを主とします(「良」はすなわち艮、「称」はすなわち秤)。

塍蛇入六親斷:蛇入兄兮小口炎,入父須防孝服來,更生宅中蛇怪入,不然夜夢應胸懷。塍蛇入金斷:蛇動入金禍必破,或是火鼎來為禍,借人錢器及錫銅,不祥主孝些爻課。塍蛇入木斷:爻動入木破櫃櫥,入水穿心有溝渠,定主婦淫生妒娼,應須換改免嗟吁。

螣蛇が六親爻に臨む分断:螣蛇が「兄弟爻」の上に落ちれば、小児に災あることを主とし、「父母爻」の上に落ちれば、家中に丧事があり孝を着ることを防がねばならず、また蛇の類の怪物が宅に進入し、さもなくば夜の夢境に応じて人の心を安んぜしめません。螣蛇が五行の金に属する爻に臨む:蛇の動が金に入れば、必ず破財の禍を主とし、あるいは火炉鉄鼎が前来して禍をなし、他人から借りた銭器と錫器銅器もまた不吉で、この一爻は孝服の事があることを主とします。螣蛇が五行の木に属する爻に臨む:爻の動が木に入れば、櫃子櫥子の破損を主とし、もしまた水に入れば、溝渠が心を穿って過ぐることを主とし(宅の前後に水溝が直に冲す)、必ず婦人の淫佚・嫉妬争風の事を生ずることを主とし、早く改換して後日の嘆息を免れるべきです。

塍蛇入火斷:爻動入火破香爐,神佛隔手不相扶,或是火爐鍋破損,家生小口哭聲呼。塍蛇入土斷:爻動入土灶破壤,自添新土能招怪,主人夜夢有驚惶,官災田宅妨變賣。塍蛇入子丑斷:入子鼠咬若不禁,土怪須防現出形,入丑牛來宅歡事,戌逢蛇影亦同然。

螣蛇が火に属する爻に臨む:爻の動が火に入れば、香炉の破損を主とし、神仏は一手を隔てられたがため(供する神像器物の来路が正しくないを指す)扶佑を肯んぜず、あるいは火炉・鉄鍋が破損し、家中の小児に哭声があるでしょう。螣蛇が土に属する爻に臨む:爻の動が土に入れば、竈台の破壊を主とし、自ら新たに添えた土もまた怪異を招き、主人は夜に夢を見て驚かされ、また田産房宅を妨げ、官非あるいは強いられて変売することを恐れます。螣蛇が地支の子・丑の爻に臨む:子に入れば、鼠の咬患が禁ずべからざることを主とし、また土怪が形を現すを防がねばならず、丑に入れば、牛が宅に進入することを主とし、もとは喜事で、戌に逢って蛇影を見れば、断法はこれと同じです。

塍蛇入寅卯斷:寅主虛驚並口舌,狐狸入宅鴨雞傷,卯主狸嗥於屋上,常時雞鴨亦須防。塍蛇入辰已支斷:辰已二支蛇入宅,更生牲損犬貓亡,午末甑鳴防破克,占炎人疾禍非常。塍蛇入申酉斷:入申主見狸來宅,主有孝服並盜賊,入酉之時雞怪啼,雙黃小卯不為奇。塍蛇入戌亥斷:入戌有犬上屋床,常時作怪不為祥,入亥粉然豬犬見,逐爻推斷理無疆。

螣蛇が寅・卯の爻に臨む:寅に臨めば、虚驚と口舌を主とし、また狐狸が宅に進入し鶏鴨が傷を受け、卯に臨めば、野猫が屋頂上で號叫することを主とし、平素も鶏鴨の事に出でるを防ぐべし。螣蛇が辰・巳の爻に臨む:この二支は蛇が宅に進入することを主とし、また牲口の損失・猫狗の死亡があり、午・未に臨めば、甑鍋が鳴り響くのが主とする破敗克害を防ぐべく、災病を占えば主人に疾あり、禍事は尋常にあらず。螣蛇が申・酉の爻に臨む:申に臨めば、野猫が宅に進入するを見、孝服の事ありかつ盗賊ありを主とし、酉に臨む時は、怪鶏が啼叫することを主とし、鶏が双黄の卵あるいは小卵を下すも奇に足らず(いずれも物怪の征)。螣蛇が戌・亥の爻に臨む:戌に臨めば、狗が屋頂に爬上りあるいは床上して、時々怪をなして好兆にあらず、亥に臨めば、紛々として猪狗を異とするを見ます。要するに爻ごとに推し断じれば、その理は窮りありません。

精校断易鬼霊経巻三・六十四卦古怪秘決

六十四卦古怪秘決(但游魂卦用過房外婦或人贅改換住居可吉,不然難為祖業)。乾兌卦斷(住有鐵器別人之物路中得來):乾兌刀卦槍及鼓鐺,害人手足不能行,垢履斧頭並鋸鑑,主人氣急及腰痛,渙去葫蘆並硯瓦,令人肚痛及食傷,坎有池塘觀有牆,宅招外姓主分張,節解外人箱貴,睽履衣裳過手物,晉卦原來人通房。

本巻は六十四卦をもって家中の古器が怪をなすを分断します。総例に曰く、およそ「游魂卦」に遇えば、他人の子を過継し外来の婦を娶りあるいは贅婿を招き、かつ住処を改換してこそ吉で、さもなくば祖上の産業は守り難し。乾・兌の両卦の断辞(住処に鉄器があり、他人の物が路上から拾って来たを主とす):乾兌は刀・槍・鼓・鐺の類の金器を主とし、人を害して手脚を行動せしめず、また汚れた鞋・斧頭と鋸子磨石があり、主人は气喘急促して腰部疼痛す。渙卦は瓢箪と硯台瓦器を除き去るを主とし、さもなくば人をして腹痛・傷食せしめます。坎卦は池塘あるを主とし、観卦は囲墙あるを主とし、いずれも外姓人を招き宅中に住まわせ、家宅の分離を主とします。節卦は外人の箱籠貴重の物を解き放つべきを主とし、睽卦・履卦は衣裳の類で他人の手を経た物を主とし、晋卦はもと家中に人ありて外人と私通することを主とします。

坤巽卦斷(主有破舊箱鼠咬為患禍):坤巽古墓及古梯,若在門首不相宜,屯鼎定鍋仔飯,令人飯食不能齊,比蒙古瓦缺增磨,交重細斷說其微,既濟離卦剪刀在,夫妻隔合恐分離,大過小過古櫥櫃,知他二姓過房居,家人損卦燈檠破,恐招口舌入門閭。

坤・巽の両卦の断辞(家中に破旧の箱があり老鼠に咬み壊されて患をなすを主とす):坤巽は古墓と旧梯子あるを主とし、もし門口に在れば、なはなだ相応しくありません。屯卦・鼎卦は鍋竈炊飯の事を主とし、人をして飲食斉わず進食調わざらしめます。比卦・蒙卦は残缺の古瓦と石磨あるを主とし、「交重」(老陰老陽の発動する爻)に遇えば細かに分辨して、はじめてその中の微妙を説くことができます。既済卦と離卦は家中に剪刀あるを主とし、夫妻を隔閡せしめ恐らく分離せんとします。大過・小過の両卦は古櫥旧櫃あるを主とし、これによって家中に両姓の過継同住あるを知ることができます。家人卦・損卦は灯架の破損を主とし、口舌を招き門に入れしめることを恐れます。

又:同人最好相共住,交財仗義不相虧,大有牛欄用修整,主招客鬼入門推,復卦更有血光鬼,陰人病患不能除,中孚有個自縊邪,常伏小口難除取,漸觀破稱破斗升。又(論人事乘疑也):主人心事難提語,靈卒從前自外來,恐破人財多口嘴,謙卦有個舊織機,人在家中不相宜,乾卦主有利器特,坎屏門床患要知,艮卦稱尺升斗桶,震卦東北花果枝。

続断:同人卦は最も人と合い住むに宜しく、銭財の往来は義気を講じ、彼此に亏を食いません。大有卦は牛欄が修整を要するを主とし、さもなくば外来の客鬼を招き門に入れます。復卦はさらに血光の鬼あるを主とし、婦人の病患は久しく治して除かれず。中孚卦は縊れて死んだ邪祟あるを主とし、常に暗く伏して小児は脱し難し。漸卦・観卦は破秤・破斗と破升あるを主とします。また一段はもっぱら人事の疑難を論ず:主人は心中に事ありて啓歯し難く、孤魂野鬼が外から来て(「霊卒」は外来の鬼卒を指す)恐らく財を破り口舌多からん。謙卦は家中に旧織機が一架あり、家に置いて相応しくないを主とします。乾卦は鋭利の器物あるを主とします。坎卦は門・屏風と床に患あるを主とし、留意を要します。艮卦は秤・尺・升・斗・桶の類の量具を主とします。震卦は東北方向に花果樹枝あるを主とします。

論家宅門路爻:巽為屋宅虛驚定,門路傾斜用整之,離卦門破曲尺路,火爐神佛不相助,坤屋接連鄰舍凶,兌主小舍遭橫事,剝乃門路不利行,節卦樓屋須安讓,睽卦缸甕作崇邪。又論(井灶床物爻):井主眠床有失誤,震卦風水祖墳傾,巽離屋後有坑凶,兌卦古櫃全不吉,同人家鬼每相衡,漸卦竹篾末為利,需還朝願免炎。

この一段はもっぱら家宅と門路の爻象を論じます。巽卦は屋宅の内に必ず虚驚あり、門前の道路は傾斜し、整治を加うるを要するを主とします。離卦は門戸の破損・道路が曲尺の如く曲折することを主とし、火炉と供する神仏はいずれも扶助を肯んぜず。坤卦は房屋が隣舎と相連なるを主とし、凶とす。兌卦は小屋が横禍に遭うを主とします。剥卦は門路が出行に利あらざるを主とします。節卦は楼房が退譲安置を要するを主とします。睽卦は甕甕が作祟するを主とします。さらに井・竈・床と器物の爻を論ず:井卦は睡床に差失あるを主とします。震卦は風水上祖墳が傾頽するを主とします。巽卦・離卦は屋後に坑あるを主とし、凶とす。兌卦は旧櫃が全然不吉なるを主とします。同人卦は家鬼が時々人と相冲するを主とします。漸卦は竹篾の物が終に利なきを主とします。需卦は朝廷の神祇に立てた願を償還しなければならず、災殃を免れます。

乾官旺斷(論家宅門路爻):乾星順路是群君家,不然門屋柱頭斜,向南小朝祖牽掛。又破主(有舊斗門有寡):不然南北有官鬼,灶破櫃櫥主禍嗟,官羽陰人莫佐的,寅申月中憂疾牙,又恐官事在冬位,異神入宅防雞祀,早宜禳度免凶砂。

以下は八宮の旺・相・胎・没・死・囚・休・廃により分論します。乾宮の当旺の断(家宅門路の爻を論ず):乾星の主とするところ、門前の道路は順直で、聚居成群の人家です。さもなくば門屋の柱頭が歪斜し、朝南の一面に小屋があり、祖先の墳塋を牽挂します。また破敗の主を論ず(旧斗あり、門中に寡婦あるを主とす):さもなくば南北両方に「官鬼爻」の発動あり、竈台は破損し櫃櫥は残破し、禍事ありて嘆くべきを主とし、官爻は羽音を帯び、婦人は輔助すべからず(この句は文義すでに訛り)、寅月・申月の中は疾病牙痛を憂い、また官非が冬季に属する方位に発生することを恐れ、異神が宅に進入し、鶏をもって祭祀する事を防がねばならず、早く禳解超度してこそ凶煞を免れます。

艮官胎斷:艮星僻路樹邊麻,只因觸汙佛香爐,女人小口憂災難,鴉鳴烏怪鬼相伴,修造犯土相侵差,宅長憂災那日見,灶破更看房內物,古時鐵器不曾差,祖墳乙辛壬丙人。又艮星斷(論驚胎):坤主大山出入兒,四六八郎並革埋,渙來為禍損羊口,門前條路有交義,親房自縊身死鬼,欲送蛇來起禍嗟,香火或是僧舍助,古墓尋君起口牙,家神一二作崇殃。

艮宮の「胎」位に処るの断:艮星の主とするところ、道路は偏僻で、樹辺に麻を生じ、これは佛前香炉を衝犯し汚秽したゆえんで、婦女と小児に災難の憂いがあり、烏鴉は鳴叫し烏怪は形を現し、いずれも鬼が相随い、房屋を修造して土神を冲犯して相侵し、一家の長の災憂は日ならずして顕現し、竈台は破損し、また房内の器物を看るを要し、古旧の鉄器は断って錯りなく、祖墳は乙・辛・壬・丙の幾つの方向に坐落します。また艮星を論ず(胎孕の驚動を論ず):坤方は大山を主とし、孩子はその間に出入し、排行四郎・六郎・八郎の先人が併せてここに葬られ、渙卦がこれに臨めば禍をなし羊只を損傷し、門前に道路が交叉し、本家親房に縊身死した鬼あり、また蛇を送り入れて禍端を惹き起こし、香火の願あるいは僧舎の助けとなる、古墓はあなたに口舌を惹き出し、家神一二位もまた作祟して殃をなします。

乾星斷(論墓冢砂崩法):墓崩破水動泥災,辛兌庚墳無享禮,八娘九妹怨如麻,但防寅申丑末月,要來財上損君家,怪在東山並北伴,丙寅坤艮向無差。坎官相斷(論怪巽多塍蛇爻):坎星家住西南方,甲寅丁癸定無妨,門前曲路橫來水,門口傷亡作禍(鬼神斷決)。舊年無主孤魂鬼,尸骸死了不曾埋,蜈蚣蛇怪憂入口,香爐來年作禍災,身因惡死便相棟,已有門前驚犬吠,要防口舌及及生疽,鄉里社司還有願,祭時紙少又無魚,引得天紅來作禍,西方得病有凶危。

乾星の断(墳墓砂手の崩塌の法を論ず):墳墓が崩壊し水は泥を冲して動して災をなし、辛・兌・庚の三つの方位の墳は祭礼を享受せず、排行八娘・九妹の女性先人は怨気麻の如く、寅・申・丑・未の幾つの月を防ぐべく、銭財上に你家を損傷し、怪異は東山と北面の一帯に出で、坐向は丙寅・坤・艮で、断って差えありません。坎宮の「相」位に処るの断(怪異を論じ、巽宮は螣蛇爻多し):坎星の主とするところ、人家は西南方に住み、日辰は甲寅・丁・癸に逢えば妨げなく、門前に弯曲の道路と横来の水あり、門口に横死の人が禍をなす——この一条は鬼神類の断法に属す。往年に無主の孤魂鬼あり、尸骸は死して埋められず、蜈蚣と蛇怪は人を憂えしめ入口して人を傷し、香炉は明年に到って禍をなし災をなし、凶��に��って家人と相糾纏する人あり、すでに門前に狗吠し驚かされる象を現じ、口舌および瘡疽を生ずるを防ぐべく、郷里の社司神のところにはなお願を欠き、祭祀するに紙銭はまた少なく魚を備えず、それゆえに「天紅」凶煞を引き禍をなし、西方にて病を得れば凶危なり。

震官沒斷(論住所門戶決):震星家近水池塘,不然門外有圍牆,其家必定多夢想,哀中腳手有乘張,撞倒香爐神佛責,不然板木作禍殃,重物安於西北上,惟恐官災亦用防,若是外人同居住。又震星斷(塍蛇臨入必有雞蛇鼠犬作怪):半夜雞鳴及破缸,古器家中為禍怪,門外自縊女傷亡,墓邊被人新掘土,生炎壬癸水長流,五六三娘同作禍,招搖外鬼入家堂。

震宮の「没」位に処るの断(住所門戸を論ず):震星の主とするところ、人家は水池塘に近く、さもなくば門外に囲墙あり、この家の人は必ず夢多く、家中に人ありて手脚張揚して安んぜず、かつて香炉を撞き倒し神仏の責罰を受け、さもなくば木板が禍をなし、重物を西北方位の上に放ち、ただ官非の災もまた提防を要し、またあるいは外人と同住せり。また震星を論ず(螣蛇の臨入は必ず鶏・蛇・鼠・犬の作怪あり):夜半の鶏叫および缸破れ、家中の古器は禍をなし怪をなし、門外に縊れて死んだ女子あり、墳墓辺は人に新たに土を挖られ、災禍は壬・癸方の水長流の処に生じ、排行五娘・六娘・三娘の女性先人は一同に禍をなし、外来の鬼を招き搖擺して家堂に入らしめます。

巽官死斷(論家宅門戶):巽官家宅居山下,須連古墓水溪流,門戶櫃櫥並灶,不然拉動有添修,曾被微音人咀嚼,害他財物有冤仇,宜設傷亡並土地,方能祈福保無憂,須是古磚泥土灶。又巽星斷(論器物培持之法):不然利器作灶腰,產難八娘三一位,倚門啼哭不曾休,且忌血財並外訟,卯酉申月有間愁,若是兩人相居住,破財退氣又見憂。

巽宮の「死」位に処るの断(家宅門戸を論ず):巽宮の主とするところ、住宅は山脚下に坐落し、附近は古墓と溪流に連なり、門戸・櫃櫥および竈台は、さもなくば挪動され添造修補され、かつて人に背後で低声に呪罵され(「微音」は窃窃私語を指す)、それゆえに財物上に冤仇を結び、横死亡魂と土地神を祭設してこそ祈福無憂となし得、家中にはなお必ず古磚で砌った泥土竈あり。また巽星を論ず(器物の安置調理の法を論ず):さもなくば利器を竈腰の上に放ち、難産して死んだ八娘・三娘の類の女魂あり、門に倚って啼哭して止まず、また血財(六畜)の損失と外来の官司を忌避し、卯月・酉月・申月の中間に愁事あり、もし両姓人が同住すれば、財を破り気を退かし、また憂患を添えます。

離官囚斷(論門路吉凶法):二火相連卦屬離,門前曲路及塘池,屈死少年親族鬼,常在門頭夜半啼,夢見之時心自喜,不見之時心自悲,床櫃破殘無腳笱,住宅乙辛丁己向。又離星斷(論門路主向之法):巽乾壬向事相推,拾得絕戶人家器,致令六畜有逃移,門頭大石生炎害,定招心痛損蠶綠,石頭泥灶為不吉,或將刀斧亂安之。

離宮の「囚」位に処るの断(門路の吉凶を論ず):二つの火は相連なり、卦は離に属す。門前に弯曲の道路と池塘あり、冤を含んで死んだ少年親族の鬼あり、常に門口で夜半に啼哭し、彼を夢見る時は心かえって歓喜し、夢見ない時は心かえって悲傷す(この鬼の糸纏すでに深しと言う)、床と櫃は破残して脚までもなく、住宅の坐向は乙・辛・丁・己。また離星を論ず(門路と朝向を論ず):巽・乾・壬の三向もまたこれに照らして推断し、家の裡に絶戸人家の器物を拾い、それゆえに六畜は逃走走失し、門口の大石は災害を生じ、必ず心痛の疾を招きかつ蚕糸の利を損傷し、石で砌った泥竈は不吉とす、あるいは刀斧を乱れ放った所致。

坤官墓斷(論門路):坤逢直路入門高,又兼池澗水溝漕,灶壤樹穿並朽木,共招災禍也難逃,社廊昔時曾許願,數年未解禍今遭。又坤逢斷(論祖墓吉凶法):且忌婚姻遠處命,中年相剋有凶吉號,祖墓丁癸乾巽水,早宜移改免艱勞,門前自縊為災禍,不然死傷中刀槍,急討靈符來鎮壓,免遭炎害似燎毛。

坤宮の「墓」位に処るの断(門路を論ず):坤方に直冲の道路に遇い、進門の処は地勢また高く、加うるに池澗溝渠、竈台は崩壊し樹根は墙を穿ちおよび朽壊した木料、これらは一同に災を招き、避け難し。従前に社廟廊下で願を立て、幾年も解還せず、如今災に遭う。また坤宮を論ず(祖墳の吉凶を論ず):また遠方の人と親を結ぶを忌避し、中年の時に彼此刑克し、吉凶は参半し、祖墳は丁・癸方位にありて乾・巽方から水が来る、早く遷改して勞苦を免れ、門前に縊る事ありて災禍をなし、さもなくば刀槍に傷られて死に至り、霊符を求めて鎮圧することを急ぎ、災害の蔓延して火が毛を燎く如くなるを免れよ。

兌官發斷(論門路方向法):兌宮古路近門庭,交叉路口往來頻,乙亥卯辰逢六畜,張吳姓鬼是傷人,舊屋柱枋修整造,溪邊古墓主災沾,有一女人身暗死,槍刀落地損其身,引得山鬼來為禍。又兌星斷(論家堂表無人祭掃法):化為巽鳥夜間鳴,坤艮癸丁填墓上,不曾醮祭及清明,天地路頭曾親見,不知那個是山神,此是神仙真口決,休將容易亂敷陳。

兌宮の「発」位に処るの断(門路方向を論ず):兌宮の主とするところ、旧路が一条あって門庭に近く、十字路口は人の往来が頻繁で、乙亥・卯・辰の日に六畜の事に遇い、姓張・姓呉の鬼は人を傷し、旧屋の柱子枋木は修整改造を経、溪辺の古墓は災禍に沾染し、女子一個ありて暗に横死し、槍刀は地に落ちて人身を傷り、これによって山鬼を引き禍をなす。また兌星を論ず(家中祠堂に祭掃する人なきを論ず):あの鬼は巽方の鳥と化して夜に鳴叫し、坤・艮・癸・丁の幾処の墳上に土を填ねるべく、一向に醮を設け祭祀せず、清明もかつて墳に上らず、天地路口でかつて親しく見たが、いずれが山神なるかを知らず。以上は神仙真伝の口訣で、軽々しく取って乱に陳を為してはなりません。

精校断易鬼霊経巻四・占家宅出古器歌

占家宅出古器歌(凡占家宅出古器為怪,占且以渾天甲子值衡某爻發動,則以依心古器而新最驗)。占出古器斷(乾官之卦妙也):甲子門前一口塘,湯瓶無嘴損財糧,庚子門前曲尺路,近前原有白花樹,戊子門前原有曲,其家又好青木竹。又(巽官之卦用爻):辛丑門前有井泉,灣灣曲樹在其邊,乙末門前筆管樹,其家只有財不住,丁已門前路交叉,共門一處兩三家。

本巻は家宅に古器が出現して怪をなすの歌訣です。総例に曰く、およそ家宅に古器が出て怪をなすを占うには、「渾天納甲」をもってどの一爻が発動するかを看て、配された干支によって家中の古器と新物とを核対すれば、最も霊験あり(「値衡」はすなわち値臨、「依心」は「依尋」に作るべし)。乾宮の諸卦の断辞は最も妙なり:爻が甲子に逢えば、門前に水塘が一口あり、湯瓶は嘴がなく、銭粮を損耗することを主とし、爻が庚子に逢えば、門前に曲尺形の道路あり、近処にもと白花を開く樹が一棵あったことを主とし、爻が戊子に逢えば、門前にもと弯曲の処あり、この家はまた青竹を種うるを喜ぶことを主とします。巽宮の諸卦の用爻:爻が辛丑に逢えば、門前に水井泉眼あり、旁らに弯弯曲曲の樹ありを主とし、爻が乙未に逢えば、門前に筆管の如く直なる樹あり、この家はただ財あれど留め得ざるを主とし、爻が丁巳に逢えば、門前に道路交叉し、同じ門口に二三家が住することを主とします。

又(震宮之卦用爻):庚寅門前墳雙廓,其家必定消索,壬申門前十字路,上手前人有古路,丙子門前臨大路,必主家長多橫事,辛卯門前案刀殘,牛馬常損在欄邊,已己門前曲溪水,其家倉箱錢殼有,庚辰門前有殺神,其家定有滯病人。

震宮の諸卦の用爻:爻が庚寅に逢えば、門前に墳廓が両重あり、この家は必ず日に日に衰落することを主とし(「消索」はすなわち消乏蕭索)、爻が壬申に逢えば、門前は十字路で、上首のあちらに前人が旧路を留めたことを主とし、爻が丙子に逢えば、門前は大路に正対し、必ず家長が常に横禍に遇うを主とし、爻が辛卯に逢えば、門前に残缺の案刀あり、牛馬は常に欄辺で損を受けることを主とし、爻が己巳に逢えば、門前に弯曲の溪水あり、この家の倉廩箱籠の裡に積蓄あることを主とし(「銭殻」は銭財を指す)、爻が庚辰に逢えば、門前に凶殺の神あり、この家は必ず久病不愈の人あることを主とします。

又(震卦出古器爻):庚戌門前路交叉,屋邊今是好人家,甲戊門前必用改,其家消索難佈擺,壬申門前曲水流,下手必定有山收,丁末門前面向西,枯藤繞樹損芽枝,丙午門前有障樹。又(坎官之妙用法):其家錢殼田地聚,壬午門前有熟地,少亡男女常立親,戊申門前紫竹籬,財來財去有憂疑,己亥門前有神壇,野鬼成郡朝主還,辛酉門前有大樹,惡鬼邪神常此住。

震卦が古器を出す爻、続断:爻が庚戌に逢えば、門前に道路交叉し、屋辺には如今好人家が住することを主とし、爻が甲戌に逢えば、門前は必ず改造を要し、さもなくばこの家は衰落して局面を鋪排し難きを主とし(「甲戊」は「甲戌」に作るべし)、爻が壬申に逢えば、門前に弯曲の水流あり、下首に必ず山あって水を収るを主とし、爻が丁未に逢えば、門面は西に朝し、枯藤は樹を纏い、新発の枝芽を損傷することを主とし、爻が丙午に逢えば、門前に遮蔽の樹あることを主とします。坎宮の諸卦の妙用の法:この家は銭財田地を聚め得(上句に承く)、爻が壬午に逢えば、門前に耕熟の田地あり、早亡した男女が常に来て「立親」する(冥婚の類の糾纏を指す)を主とし、爻が戊申に逢えば、門前に紫竹籬笆あり、財は来て財は去って、人を疑慮せしめることを主とし、爻が己亥に逢えば、門前に神坛あり、野鬼は群をなして前来して朝拜し索還するを主とし、爻が辛酉に逢えば、門前に大樹あり、悪鬼邪神は常にそこに住することを主とします。

精校断易鬼霊経巻五・論十月将値日要決

勝光值日(月建值午則知勝光上卦所生):勝光怪病氣沖天,十生九死生留連,心中結熱氣舛急,更兼助痛病難言。司命溪河求禳度,傷亡為禍及家先。午宮卦斷:大煞臨門宜退謝,社司朝鬼累延年,板木來全替去病,病人漸漸得安痊。

本巻は十二月将が日に値るによって疾病と犯した祟りとを断じます。「勝光」は午の月将名で、月建が午に逢えば、勝光が卦に臨んで生じた病象であることを知ります。断辞に曰く、勝光が日に値って得たるは怪病で、病気は天に冲し、十箇のうち九箇は凶険で病は凶険で病勢は纏綿し、胸中は郁結して発熱し、気息は急促錯乱し、加うるに疼痛、病苦は言うべからず。犯したるは司命竈神と溪河の神、禳解超度を求めるを要し、このほかに横死の魂と家中の祖先もまた作祟をなします。午宮の卦断は:大煞が門に臨み、退送酬謝の礼を行うに宜しく、社司神と来朝の鬼は年を積んて去らず、板木の類の替身器物をもって病人に代わって病気を送り、こうすれば病人は漸々に痊愈します。

小吉值日(月建值末各小吉上卦所生):小吉占病主頭痛,三焦熱悶腹疼中,渾身沉重難起例,飛來墓殺最為凶,卯方得病繞回轉,南北社廊鬼相衡。未宮卦斷:傷亡死鬼並土地,作崇令人譫語逢,板木末全凶怪夢,巫師禳讓藥方通。

「小吉」は未の月将名で、月建が未に逢えば、すなわち小吉が卦に臨んで病象を生じます。断辞に曰く、小吉が日に値って病を占うは、頭痛を主とし、三焦は発熱煩悶し、腹中は疼痛し、渾身は沉重して起きられず、飛来の墓庫の煞ありて最も凶険で、病は卯方(東方)にて沾染し、繞って繞ってなおこの処に帰り、南北両面の社廟廊下の鬼は人と相冲します。未宮の卦断は:横死の亡魂と土地神が一同に作祟して人に胡話を言わしめ、替身に用いる板木はまだ備斉せず、それゆえに凶怪の夢を為し、巫師を請うて禳解退送し、同時に薬方をこそ奏效せしめます。

傳送值日(中月名曰傅送上卦以斷七月之事):傳送值病主頭痛,腳手皮膚見血光,四肢拘急不思食,灶司引透外傷亡,犯著冤家咒咀鬼,勾連香火及家堂。申宮卦斷:旺神有願急須解,再宜立願保安康,醮謝星辰求福利,祭設當方土主王。

「伝送」は申の月将名で、七月の事を断ずるに用います。断辞に曰く、伝送が日に値って病を得れば、頭痛を主とし、手脚の皮膚は血光を見、四肢は拘攣緊急して飲食を思わず、これは竈司の神が外面の横死の亡魂を引き入れた所致で、また結怨の冤家と呪詛の鬼を冲犯し、さらに家中の香火と家堂の神とに牽連します。申宮の卦断は:当旺の神のところに願を欠いて、急ぎ解還を要し、解し済わしてのち新願を立てて平安を保ち、醮を設け星辰に酬謝して福利を求め、かつ本方の土主の神を祭祀します。

從魁值日(月建值如從上卦酉爻主八月事):從魁占病肺經炎,恰似青蛇過竹筒,節節生憂難用藥,嗤嘔番食不能通,寒熱頭疼心不定,近退服藥也無功。酉宮卦斷:犯著天羅地網殺,家先十朝在其中,怪神入宅宜設祭,沉病脫體去如風。

「従魁」は酉の月将名で、酉爻が卦に臨めば八月の事を主とします。断辞に曰く、従魁が日に値って病を占うは、肺経に炎症あるを主とし、病勢は青蛇が竹筒を穿つが如く、一節一節として前に鑽り、処処に憂いを生じて薬を用い難く、嘔吐反胃して飲食は下らず、忽冷忽熱して頭疼し心神は定まらず、近来薬を服するも効を見ず。酉宮の卦断は:「天羅地網」凶煞を冲犯し、家中の祖先は十回の朝祭の願を積んで未還で、ここに在り、怪神が宅に進入して、設祭して送るべく、こうすれば沉重の病も体を脱して去り、風散の如く快し。

河魁值日(月建值戌名河魁主九月之事):河魁占疾主難安,恰似行船下急灘,心中煩悶又嘔逆,頭疼作熱或加寒,四肢骨節更拘急,觸犯十朝鬼判宮。戌宮卦斷:日中出路罵神鬼,社司咒咀又多端,番退西方五墓煞,免教病體重如山。

「河魁」は戌の月将名で、九月の事を主とします。断辞に曰く、河魁が日に値って疾病を占うは、病人が安寧し難きを主とし、行船が直下して急灘するが如く、来勢は凶険で、胸中は煩悶してまた嘔吐反胃し、頭疼発熱して時にまた発冷を加え、四肢骨節はさらに拘攣緊急を覚え、これは十回の朝祭の願と判断を掌管する鬼官を冲犯せし。戌宮の卦断は:白日に路上で神鬼を罵り、社司の神のところにまた種種の呪詛が糾纏し、西方の「五墓」凶煞を翻退するを要し、病体をして山の如く沉重ならしめざるがため。

登明值日(月建亥名登明主十月事):登明得病主顛狂,亂言論語在高床,寒熱頭疼心內結,對神見鬼怪非常,觸犯山司並木下,更有闇昧女傷亡。亥宮卦斷:半天午酉並草野,亦是家二姓郎,子時得疾難安好,急宜保憂免棲惶。

「登明」は亥の月将名で、十月の事を主とします。断辞に曰く、登明が日に値って病を得れば、神志は顛狂して高床に躺り胡言乱語し、忽冷忽熱して頭疼し、心中は郁結し、神像に対しても鬼を見るが如く、怪異非常で、これは山司の神と樹下の神を冲犯せし、別にまた暗に横死した女子の亡魂あり。亥宮の卦断は:「半天」「午酉」の二煞は草野孤魂と連なりて一斉に作祟し、あるいは家中両姓の男丁の所致なりん、もし子の時に病を得れば、最も痊愈し難く、保禳解憂を急ぎ、終日惶恐して安んぜざるを免れよ。

神后值日(月建值子名神后主十一月事):神后值卦主虛驚,日中得病鬼來侵,寒熱時來遠蹺蹊,腹中疾痛及肝心,渾身沉重轉不得,四肢疼痛末能安。子宮卦斷:不思飲食又番吐,觸犯山神土石精,手足疾疼舉動,氣急宜禳土殺神,更有傷亡並五道,祈求作福保安寧。

「神后」は子の月将名で、十一月の事を主とします。断辞に曰く、神后が卦に臨めば、虚驚あるを主とし、白日に得た病は、鬼が侵擾しに来た所致で、忽冷忽熱して時々発作し、蹊蹺にして解し難く、腹中疼痛して肝と心に牽連し、渾身は沉重して翻身すら難く、四肢疼痛して安寧を得ず。子宮の卦断は:飲食を思わずまた反胃嘔吐し、これは山神と土石の精を冲犯せし、手脚疼痛して行動困難で、気息は急促して、土煞の神を禳送すべし、このほかにまた横死の魂と「五道」将軍あり、作福を祈求してこそ安寧を保ち得。

大吉值日(月建值丑名大吉主十二月事):大吉占病主胸肋,或作寒來或作熱,小便大便已不通,不思飯食心中結,伏尸古墓同為禍,只是家先透引接。丑宮卦斷:社司五朝入宅來,香火土地求祭設,更犯五道及傷亡,用退北方凶惡殺,禳謝本命上星辰,解釋流年災疾厄。

「大吉」は丑の月将名で、十二月の事を主とします。断辞に曰く、大吉が日に値って病を占うは、病は胸脅に在るを主とし、忽ち発冷・忽ち発熱し、大小便は通ぜず、飲食を思わず心中郁結し、これは「伏尸」の鬼と古墓が一同に禍をなし、ただ家中の祖先に牽引して入り来たのみ。丑宮の卦断は:社司の神は五回の朝祭の願を積んで宅に進入して索討し、香火の神と土地神に設祭を要し、また「五道」と横死亡魂を冲犯し、北方の凶悪の煞を退送し、さらに本命に属する星辰を禳謝すれば、本年流年の災病厄難を化解し得。

功曹值日(月建值寅名功曹主正月事):功曹值日白虎神,急宜祭度免悲聲,病人寒熱頭疾痛,胸肋疼悶氣沖心,手足拘攀行不得,觸犯山司木下神。寅宮卦斷:更有傷亡並五道,東北土煞又加臨,怪巽入宅來為禍,世須禳度即安輕。

「功曹」は寅の月将名で、正月の事を主とします。断辞に曰く、功曹が日に値るは、臨むところは白虎凶神で、祭祀超度を急ぎ、家中に哭声あらざらしめよ、病人は忽冷忽熱して頭部疼痛し、胸脅は疼悶して気は上に冲心し、手脚は拘攣して路を歩めず、これは山司の神と樹下の神を冲犯せし。寅宮の卦断は:別に横死亡魂および「五道」の神あり、東北方の土煞はまた叠加して来たり、怪異は巽方から宅に進入して禍をなし、卦中の「世爻」の主とする人は禳解超度を行わねばならず、病は転じて軽からん。

太沖值日(月建值卯名太衡主二月之事):太沖占病在路頭,充著遊瘟作禍憂,或寒或熱心頭悶,腳手痠疼難動遊,四野傷亡來作禍,解釋咒咀免為仇。卯宮卦斷:土主社司求祭設,河神水鬼作淹留,急宜禳謝身康吉,不須服藥自無愁。

「太冲」は卯の月将名で、二月の事を主とします(篇題の「太衡」は「太冲」の訛)。断辞に曰く、太冲が日に値って病を占うは、病は路上にて沾染せし、流行の瘟神に撞着して禍患をなし、忽冷忽熱して胸口は悶え、手脚は酸疼して走動し難く、これは四野の横死亡魂が前来して禍をなし、呪詛を化解して仇怨を結ぶを免れよ。卯宮の卦断は:土主の神と社司の神に設祭すべく、河神と水鬼は病人の魂魄を滞留せしめ、禳解酬謝を急げば身体は康健吉利で、薬を服せずして自ずから憂いなし。

天罡值日(月建值辰名天罡主三月之事):此日得病值天,心腹膨脹臥高床,寒熱往來須作痛,天羅地網煞為殃,山司木下廊邊鬼,更與正通及傷亡。辰宮卦斷:半天午酉同降禍,更有家先三五郎,旺神有願急解謝,退送墓煞免棲惶。

「天罡」は辰の月将名で、三月の事を主とします。断辞に曰く、この日に病を得れば正に天罡に値う(原文は「値天」の下に「罡」の字を脱す)。心腹は脹満して高床に臥し、忽冷忽熱して往来交作して疼痛し、これは「天羅地網」の煞が殃をなし、また山司の神・樹下の神と廊辺の鬼あり、加うるに「正通」の神と横死亡魂。辰宮の卦断は:「半天」「午酉」の二煞は一同に禍を降し、また家中に排行三郎���五郎の先人が作怪をなし、当旺の神のところに欠く願は急ぎ解謝を要し、墓庫の煞を退送してこそ終日惶惧を免れ。

太乙值日(月建值已名太乙主四月之事):太乙日病是兩蛇,途中驚恐惹禍邪,心腹疼痛氣沖急,男輕女重最交加,腳手血光炎更有,神廣咒咀有口牙。已宮卦斷:觸犯香堂並土地,溪河落水作寒邪,四片板木皆有已,病人火裡出蓮花。

「太乙」は巳の月将名で、四月の事を主とします。断辞に曰く、太乙が日に値るの病は、象は両条の蛇が糾纏するが如く、路途中で驚嚇を受けて邪祟を惹き、心腹疼痛して気は上に冲るが急で、この病は男子は軽く女子は重く、症候は交錯し、手脚にまた血光の災あり、神前に呪詛ありて、それゆえに口舌を生出す。巳宮の卦断は:家中の香堂と土地神を冲犯し、また溪河辺で水に落ち、それゆえに寒邪の症を作し、替身に用いる四片の板木はすでに備斉せり(「有已」はすなわち「有以」、辦妥を指す)、こうすれば病人は便ちに火中より蓮花を開くが如く、絶処に生を逢わん。

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