《星学大成》抜粋
作盤ガイド: 八字作盤
再将び十二宮を辨問して証と為す
八字命理典籍
初学はまず体例の整った通論の書で枠組みを立て、次に歌賦類、最後に評注と進むのがよい。断語集から入ると、結論は覚えても導出の過程を組み立てられないことが多い。
教外別意雑詩三十六首
造化唯將一理推,旬知虛實發天機。源流體用俱當辨,運氣尤宜看改移。理則只今生克是,氣明天運有推遷。古今治亂分輕重,此是琴堂法外傳。空亡一訣少人知,貴賤災祥各有司。空處不空分拱夾,更將貼襯有無推。
明代の萬民英が編んだ《星学大成》は原書三十巻で、七政四余の星命の学の大部頭の総集である。ここに残るのはそのうちの抜粋の残篇にすぎず、全帙ではない。篇題は「三十六首」と標されるが、実際には二十六首しか残らず、残りはすでに散佚している。以下は残本を実録し、補綴はしない。第一首にいう:天地の造化はただ一つの「理」の字で推し求め、一旬の内で星曜の虚と実を見て、天機を発明できる。源と流、体と用はいずれも分かち辨えるべく、運と気はとりわけその変動・移りゆきを見るべきである。第二首にいう:いわゆる「理」とは、眼前の五行の生剋にほかならず、いわゆる「気」とは、天運に推移・変遷のあることを知るべきである。古今・世道の治と乱には分量・軽重の違いがあり、これが「琴堂」——すなわち星命の一門が法度の外に口耳で伝える心得である。第三首にいう:「空亡」のこの訣を真に解する者は少ない。人の貴賤・災祥は各々別の星曜が掌る。空の所は必ずしも真空ではなく、星が来て拱挟するか否かを見、また傍らに贴り衬う星曜の有無に就いて推断しなければならない。
用宿若空沖得實,凶星空了怕沖來。不空不實名來局,地曜天星禍福該。貴賤先須明拱夾,賢愚只要看陰陽。次明日月同天德,德性襟懷總易量。金輕土重木星慈,火燥羅麄水性疑。孛狡計奸偏僻氣,更將的刃不祥推。
第四首にいう:用いる星宿が空亡に落ちても、冲されて却って実に転ずれば、それは好事である。凶星が空亡に落ちた場合は、かえって冲され起こされることを最も怕れる。空でもなく実でもないのを「来局」という。地の曜と天の星は、禍福ともにこれによって定まる。第五首にいう:人の貴賤を断ずるには、まず拱挟の格局を明らかにせよ。人の賢愚を断ずるには、ただ陰陽が所を得るか否かを見ればよい。次に太陽・太陰が「天徳」と同位にあるかを明らかにすれば、その人の徳性・襟懐はこれによってみな衡量しやすい。第六首にいう:星曜は各々性情を主る——金は軽捷を主り、土は厚重を主り、木星は仁慈を主り、火星は性が燥急、羅睺は性が粗暴、水星は多疑、孛星は狡詐、計都は奸険、紫炁は偏僻・孤傲である。さらに「的煞」「羊刃」の類の不祥の星を併せ推せば、人の品性は定められる。
白虎嫌入六害孤,祿空易陷易親疏。煞居相貌兼飛刃,此是人中破疾徒。丑時日是進神星,申亥生人把月評。子午界開天地宿,長生有宿更聰明。分明一退當三空,有用之星一例同。官福田財終蹬蹬,定知妻子必遲疑。
第七首にいう:白虎は六害の位に落ちて孤立・無援となることを最も忌む。禄星が空に落ちれば、人は陥落しやすく、人情も疏遠になりやすい。凶煞が相貌宮に坐してかつ飛刃を帯びれば、これは人の中で破相・疾を帯びる輩である。第八首にいう:丑時生まれの人は太陽を「進神」の星とし、申時・亥時生まれの人は太陰に凭って評断する。子・午の両宮は天地の分界で、天宿と地宿を隔てる。命宮がまた長生の宿に坐する者は、格外に聡明である。第九首にいう:星曜が一度退行すれば、三重の空亡に抵う。およそ用いる星は一様にこの準拠で論ずる。これでは官禄・福徳・田宅・財帛の諸宮が終始・坎坷し、妻子・児女の事も必ず遅疑して成り難いと断じうる。
駕前一位號天空,百煞逢之不作凶。若是用神飛到此,限宮無照卻嫌窮。駕後一位名驀越,諸星遇著減精華。惟宜日月居前後,此是淤泥出異葩。生星第一喜生身,財福雖空不苦辛。煞若臨深尤你貴,限宮一陷命照淪。
第十首にいう:「駕」の前の一位を「天空」といい、諸々の凶煞がここに落ちても凶とは論じない。ただし用いる用神がここに飛び至り、行限の宮にまた照応する星がなければ、却ってその貧乏を嫌う。第十一首にいう:「駕」の後の一位を「驀越」といい、諸星がここに至れば精華を減損する。ただ太陽・太陰がその前後に居るにのみ宜しく、それは淤泥の中に奇花を開くがごとし。第十二首にいう:我を生ずる星は最も喜ぶべきで、身宮を生助するからである。たとえ財帛・福徳の二宮が空に落ちても、辛苦するに至らない。凶煞が深く陥る所に臨めば、却ってあなたの貴気を衬い出す。しかし行限の宮がひとたび陥落すれば、命もそれに随って沈淪する。
用星飛出落空中,用位分明有實逢。更有駕前沖祿馬,定為貪利更邀功。財臨陽刃守財奴,財落三宮好用徒。身命二星閒極見,津津和氣百無拘。動靜能分體用明,天星地曜更須憑。三才定位原無改,要識無形有象星。
第十三首にいう:用いる星が本位を飛び出て空亡に落ち込んでも、用神の本位に分明と別の実星が来て会するなら、空とは数えない。さらに「駕」の前の星が行って禄星と駅馬を冲動させれば、その人は必ず財利を貪りかつ功を邀えるを好む。第十四首にいう:財星と「陽刃」が同処すれば、その人は守財奴で、財星が三合の宮に落ちれば、銭を善く使う人である。身宮・命宮の二つの主星が清閑の極みの位置に落ちれば、この人は和気・融融として、百事に拘束されない。第十五首にいう:「動」と「静」を分かち得れば、体と用が明らかになる。天の星と地の曜は、いずれも併せ凭拠とすべきである。天・地・人の三才の定位はもとより変わらない。要は、無形にして象ある星曜を認め得ることである。
一年稱意是何因,太歲填恩照限身。財福填時財氣盛,官星填起必高升。禍福相逢祿馬空,一空一實忌偏枯。官星空了三分實,限苦逢之必降除。金水為恩拱駕行,為官定執法司權。天門有拱多清要,翰苑聲名共此祥。
第十六首にいう:ある年になぜ事事が心に称うか。太歳がちょうど「恩星」を填め実し、行限と身宮を照らしたからである。太歳が財帛・福徳宮を填める時は財気が興盛し、官星を填め起せば必ず高く昇る。第十七首にいう:禍と福が同時に臨むのは、禄星と駅馬が空に落ちるからで、一頭が空で一頭が実という偏枯・不匀を最も忌む。官星は空に落ちてもなお三分の実気を留めており、行限が苦しくこれに碰えば、必ず降降職・罷免に遭う。第十八首にいう:金星・水星が恩星として、「駕」の星を拱護して同行すれば、官を為して必ず法司の権を執る。「天門」すなわち亥宮に星の拱照があれば、多く清貴の要職に任ぜられ、翰林院中の声名もまたこの種の吉象がもたらすのである。
九流清苦苦何為,只把空亡仔細推。滿局都空名朽腐,平生骨肉必參差。流旬空法有神通,此法名為御史空。縱有吉星居貴地,一時空卻欠從容。諸煞俱嫌太歲填,看他填處在何宮。田財官福身星等,一一依宮論吉凶。
第十九首にいう:三教九流の人がなぜ一生・清寒・困苦なのか。ただ「空亡」を仔細に推算すれば明らかになる。満盤の星曜がすべて空に落ちれば、名声は腐朽して彰らず、一生の骨肉・親情も必ず離散して斉わない。第二十首にいう:旬によって推移する「流旬空亡」の法は極めて神効があり、この法を「御史空」という。たとえ吉星が貴顕の地に坐しても、一時・空亡に罩われれば、行事も従容でなくなる。第二十一首にいう:諸々の凶煞は皆、太歳に填め実されることを怕れる。その填める所が何れの宮かを見なければならない。田宅・財帛・官禄・福徳および身宮の主星などは、いずれも所在の宫位に按じて一一・吉凶を論断する。
吉星守限苦逢遲,交限三年福始宜。出限三年還有力,凶星遲了一般推。大概凶星最怕留,凶星留卻最多愁。下年太歲逢迎了,還見餘殃未肯休。逆時天運促泫年,禍福相逢在眼前。不必論他宮闊狹,只將交處摘其玄。
第二十二首にいう:吉星が限を守る時は、来るのが遅いのが苦で、交り進んでこの限に入って三年の後に福気がやっと応験し、この限を出て三年の内は余力がなお残る。凶星の遅到も同じ理で推算する。第二十三首にいう:大抵、凶星は滞留して去らぬことを最も怕れる。凶星が一留まれば愁事が最多く、第二年に至って太歳がまた接応に来れば、余りの災殃が肯じて罷まないのを見る。第二十四首にいう:天運が時令に逆らって行けば、年寿を催迫し、禍と福が目の前に相逢う。この時は宫位の宽窄を論ずるに及ばず、ただ両限の交接の処を捉えて、その中の玄機を摘取すればよい。
世運推移異昔年,剝官退職橫遭愆。只因流歲空恩福,煞不收藏的刃專。仕宦諸公要問閒,空亡一訣理中玄。官星身命重空卻,福不空時老做仙。
第二十五首にいう:世運が推移して往年と異なり、官職を剥奪されて閑散に退居し、横に罪愆に遭う。これはただ流年が「恩星」と福徳宮をいずれも空亡に填め、凶煞が収斂を肯んじず、「的煞」と「羊刃」が独りで権を握ったためである。第二十六首にいう:官を為す諸君がいつ閑退・隠居を得られるか問うなら、「空亡」のこの訣の中に玄理が蔵されている。官星と身宮・命宮が重ねて空に落ち、福徳宮が偏に空でない者は、老いて却って神仙のごとく逍遥しうる。以上が残存の二十六首で、篇題はもと三十六首と作り、その十首が欠けている。
竇陶氏十問
竇陶氏能推占天文人事,要其吉凶休咎,不出十二宮外。蓋天道遠人道彌,一貫之理,外天求人非理,外人求天非道也。請試其一二,方知天道不遠矣。
竇陶氏は天象と人事を推し占験することができ、帰結するところ、一切の吉凶・禍福は十二宮の範囲を出ない。天道は幽遠だが人道は身辺に近く、両者は同じ一つの道理を貫いている。天を離れて人を求めるのは理に合わず、人を離れて天を求めるのは道に合わない。試しに一・二条を彼に問うてみれば、天道が実は遥かでないことが分かる。
或問:太歲尊神互相管攝如何?竇陶氏答曰:太歲宮神,各有管屬,克我為禍,生我為福。最怕當頭,犯之不足。男命犯之受他制伏。女命犯之,並無養育。馬若當頭,退晦反覆。祿若當頭,波波碌碌。貴若當頭,受人凌辱。人妻犯之,多見反目。老人犯之,至老奔逐。小兒逢之,多見災毒。歲為尊貴,怕入奴僕。若來克我,必遭刑戮。
問う者有り:太歳という尊神が諸宮と互いに統摂する情況は如何に。竇陶氏が答えていう:太歳と各宮の宮神は各々轄する所があり、およそ我を剋す者は禍と成り、我を生ずる者は福と成る。最も怕れるのは太歳がまさに命宮の頭上に圧し臨むことで、一たび犯せば諸事足りない。男命がこれを犯せばその壓制を受け、女命がこれを犯せば子女は養い難い。駅馬がまさに太歳の頭に当たれば、行事は退縮・晦暗で反復・不定、禄星がまさにその頭に当たれば一生・奔波・労碌、貴人がまさにその頭に当たれば却って人に凌辱される。人の妻たる者がこれを犯せば夫妻は多く反目し、老人がこれを犯せば老いてなお奔走し、小児がこれに逢えば多く災病・毒害に遭う。太歳はもともと尊貴の神で、奴僕宮に落ちることを最も怕れる。それがまた来て我を剋せば、必ず刑戮に遭う。
或問:坐命限遇空亡如何?答曰:立身立命空亡中坐,福不見福,禍不見禍。馬遇空亡,奔波到老。祿入空亡,終身僧道。妻入空亡,一妻難保。奴入空亡,自爨自掃。貴入空亡,少離襁褓。財落空亡,財帛自耗。日落空亡,少年必破。官落空亡,徒有負抱。若有神煞救援則可。
問う者有り:命宮と行限が「空亡」に碰えば如何。答えていう:身宮・命宮がともに空亡の中に坐すれば、福あっても福を享けられず、禍あってもその禍を見ず、一切が空に落ちる。駅馬が空亡に遇えば老いるまで奔波し、禄星が空亡に入れば終身・僧道を為し、妻宮が空亡に入れば一人の妻も保てず、奴僕宮が空亡に入れば凡事・自ら飯を炊き自ら洒掃し、貴人が空亡に入れば幼年に襁褓を離れる——父母の早失か幼にして家を離れるを指す。財帛宮が空亡に落ちれば銭財は自ら消耗し、太陽が空亡に落ちれば少年時に必ず破敗があり、官禄宮が空亡に落ちれば空しく一身の抱負を有して施す所なし。ただし別に神煞が来て救援すれば、なお転圜しうる。
或問:五星發用,十二宮神生旺如何?答曰:馬遇長生,多動刀兵。男空奔波,女必淫顛。沐浴在命,處事流連。命逢冠帶,妾奪妻權。臨官在命,發在少年。男命喜之,女命不然。帝旺守命,難結夫緣。衰病死絕,女德必賢。處於墓地,能顯財田。男命逢此,晦昧萬千。若遇胎神,罵鬼怨天。男亦如此,胡語亂傳。小兒逢養,端的還魂。
問う者有り:五星が起用する時、十二宮神の生旺の情状を如何に見るか。答えていう:ここでは長生・沐浴・冠帯・臨官・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養という十二の段階を用いる。駅馬が長生に遇えば多く刀兵を動かし、男命が空に落ちれば奔波し、女命は淫佚・顛倒する。沐浴が命に臨めば処事は拖泥帶水(ずるずる決断しない)。命が冠帯に逢えば妾室が正妻の権を奪う。臨官が命にあれば少年にして発達し、男命はこれを喜び、女命は宜しからず。帝旺が命を守れば女子は夫縁を結び難い。衰・病・死・絶の諸位では、女子の徳は却って賢淑。墓地に処れば財帛・田産を顕耀しうるが、男命がこれに逢えば晦暗・万分。胎神に遇えば終日・鬼を罵り天を怨み、男命も同じく胡言・乱語を播して休まない。小児が養神に逢えば、実に大病の後に魂を還し再生することを主る。
或問:二十八宿立命,何度善惡?答曰:鬼有二度,號曰天眼。田命繫之,多見兇狠,不是權豪,便是反叛。心月為狐,五度有半。女命逢之,必淫必亂,且是精靈,多招離悶。亢金為龍,井木為犴,命立其中,敢言主敢斷。箕風畢雨,倏忽聚散,男女立命,多有病患。可以祥觀,不可例斷。
問う者有り:二十八宿を以て命を立てるに、何れの度数が吉で何れが凶か。答えていう:鬼宿の中に二度あり、「天眼」と号す。田宅宮か命宮がここに繋がる者は多く性情が凶狠で、権豪でなければ叛逆である。心宿は月に属し、その象は狐、共に五度半。女命がこれに逢えば必ず淫佚・放蕩し、しかも機霊・狡黠で、多く別離と煩悶を招く。亢宿は金に属しその象は龍、井宿は木に属しその象は犴。命宮をこの二宿の中に立てる人は、敢えて言い敢えて断ずる。箕宿は風を主り畢宿は雨を主る。風雨の聚散は倏忽・無常で、男女の命宮をここに立てる者は多く病患あり。これらは参照として観察すべく、一概には論じられない。
或問:水命怕土,子上土旺水亦旺,何以斷之?答曰:子宮安命,以土為主,水來受制,其水可取。若行夏令,當去以火。土必得時,於水何補。若行秋令,得金為母,金能生水,有水無土。冬水得時,水勝土負。或問:卯為火垣,又為木局,何以辨別?答曰:若行夏令,有火無木。叵行春令,有木無火。冬令得時,返為木黨。三方有水,湊成木局。
問う者有り:水命は土の剋を怕れるが、子宮は土の旺地でありかつ水の旺地でもある。如何に断ずべきか。答えていう:子宮に命を安んずれば土を以て宮主とし、水がここに来れば土の制を受けるが、この水は却って取って用としうる。夏令に生まれれば火に頼って化解しなければならない——火は土を生じ、土は夏季に令を得る。水に何の補益があろうか。意味するところ、夏は土が旺して水はいよいよ制される。秋令に生まれれば金は水の母で、金は水を生じうるので、ただ水を見て土の力を見ない。冬令に至れば水がまさに時に当たり令を得て、水強く土弱し。或る人また問う:卯宮は「火垣」と称し、かつ亥卯未の三合の木局でもある。如何に分辨するか。答えていう:夏令に生まれればただ火を論じ木を論じず、春令に生まれればただ木を論じ火を論じず、冬令に生まれれば水が旺して木を生じ、却って木の同党と成る。三方の内に水星があれば、完整な木局を湊成する。
或問:人之父母、兄弟、妻子,何以參酌孤寡?答曰:十二宮中,寡宿孤神。若逢太陽,先喪其父。若犯太陰,先喪其母。日火月土,則又有準。左右逢此,必無親情。兄弟宮見,必無兄弟。妻宮見之,一世孤單。奴僕見之,一世艱辛。逢祿逢貴,出家道人。逢劫逢的,終身山林。
問う者有り:一人の父母・兄弟・妻子の数面は、「孤」「寡」の象を如何に参酌するか。答えていう:十二宮の中に寡宿・孤神の二煞あれば、それらが太陽と相逢えばその人は先に父を死し、太陰を冲犯すれば先に母を死す。太陽と火星が同処し、太陰と土星が同処するも、この準則で断ずる。孤寡星が命宮の左右両隣に落ちれば、その人は必ず親情・淡薄、兄弟宮に落ちれば必ず兄弟なし、妻妾宮に落ちれば一生・孤单、奴僕宮に落ちれば一生・艱難・辛苦。孤寡が禄星・貴人と相逢えばその人は出家して道士を為り、劫煞・的煞と相逢えば終身・山林に隠居する。
或問:既分十二宮,坐命隔界,何以斷之?答曰:十二宮中,皆屬宮神,既有子丑,合論壬癸。既方戌亥,又有乾辛。既論申酉,合論坤庚。雖言午未,亦有丙丁。曰乙曰巽,以配巳辰。曰甲曰艮,以隸卯寅。隔界之處,要看分明。若以主論,辨其重輕,純言其度,取用不真。
問う者有り:十二宮に分かつ以上、命宮がちょうど両宮の交界の処に坐する場合は如何に断ずるか。答えていう:十二宮は各々宮神があり、地支のほかに天干と卦位をも配す。子・丑あれば壬・癸を併せ論じ、戌・亥あれば乾・辛を併せ論じ、申・酉を論ぜば坤・庚を併せ論じ、午・未と言うにもその中に丙・丁あり、乙・巽と言えば巳・辰を配し、甲・艮と言えば卯・寅を管す。命宮が交界の処に落ちれば必ず帰属を分明に見なければならない。宮主星に按じて論ずるなら両辺の孰が軽く孰が重いかを辨别し、単に度数に凭れば取用は真切でない。
或問:小兒關煞何以取之?答曰:前後有煞,命在其中。三方拱夾,亦是煞門。原守如是,更有加盤,若無救援,十死九難。更有一件,為小兒關:春命在酉,夏命子看,秋嫌卯位,冬怕午安。經上安命,乃為災難。
問う者有り:小児の「関煞」は如何に取るか。答えていう:命宮の前後に凶煞があり命がまさに中間に挟まれているか、あるいは三方の位に煞星の拱挟がある——これをも「煞門」という。本命がもともとこのように守られ、さらに流年の天盤が推移して来れば、救護の星なくんば十に九つは保ち難い。別にまた一条、専ら小児の関煞を断ずる法がある。春生まれは命宮が酉にあることを怕れ、夏生まれは子宮を看、秋生まれは卯位を嫌い、冬生まれは午に安んずることを怕れる。命宮がちょうどこれらの位置に安んぜられれば、災難の相である。
或問:官貴之命,何以見之?答曰:官貴之命,有官有印,官印相生,方為權柄。印強官弱,掌財之命。官強印弱,虛名不正。金水清高,只是受蔭。木炁高強,正科必定。羅孛高強,只膺武品。前後試之,無不有應。
問う者有り:官を為して顕貴の命は、どこから見出すか。答えていう:官貴の命は「官」もあれば「印」も要り、官星と印星が互いに生扶してこそ真に権柄を掌握したと言える。印強く官弱ければ銭財を掌る命で、官強く印弱ければ虚名にして名は実に副わず。金星・水星が清高なら多くは祖蔭を承受するのみ。木星と紫炁が高強なら必ず正途の科挙より出身しうる。羅睺・孛星が高強なら武職に任ずるのみ。この法で前後に印証すれば、応験せぬことなし。
或問:七政四餘,守命如何?答曰:計都守命,愚而自用。羅喉守命,色心最重。孤炁守命,難與人共。木星守命,性執且迷。孛星守命,為人慳吝。金星守命,義重財輕。水星守命,詞唱輕清。火星守命,性急兇狠。土星守命,貪酷而淫。太陰守命,為人不佞。太陽守命,快性便行。日月合朔,晦而不明。
問う者有り:「七政四余」——すなわち日・月と金木水火土の五星、さらに羅睺・計都・紫炁・月孛の四余——が各々命を守る時、何の性情を主るか。答えていう:計都が命を守れば愚昧にして剛愎・自用、羅睺が命を守れば好色の心最も重く、孤单の紫炁が命を守れば性情・孤僻にして人と処り難く、木星が命を守れば性は固執して一端に迷い、孛星が命を守れば人と為り吝嗇、金星が命を守れば義を重んじ財を軽んじ、水星が命を守れば言辞・歌詠が軽霊・清雅、火星が命を守れば性情・急躁・凶狠、土星が命を守れば貪婪・厳酷にして淫を好み、太陰が命を守れば人と為り逢迎を善とせず、太陽が命を守れば性は爽快にして言えば即ち行う。若し日月がまさに合朔の時に当たれば、両曜相掩して晦暗にして明らかならず。
再将び十二宮を辨問して証と為す
辨問・子丑寅亥の四宮
詩曰:十二宮中帶煞神,煞神排布甚分明。須知月建有強弱,反凶作吉各位均。願聞:假如子上安命,以土為主,或見了木炁為凶,或見木炁不夭,何以斷之?若生夏令,母星是火。火羅乘旺,必能生我。母星占強,安能為禍?若生春令,木炁高強。無金與羅,必定相傷。身逢水孛,實有不良。若生秋月,金星得時。土亦不厚,木炁有虧,倘有災殃,不至深危。若生冬令,水土俱旺。木炁凋零,土星堅壯。小兒遇此,所以保養。中年行限,財物亦昌。若遇火羅,福壽愈長。
歌訣にいう:十二宮の中はいずれも煞神を帯び、煞神の排布は実に甚だ分明である。出生の月の月建に強弱あるを知らなければならない。同一の煞でも異なる月の上では、あるいは凶あるいは吉、各々その平を得る。以下、逐宮の辨析を聞かれたい。譬えば子宮に命を安んずれば、子宮は水に属し土を以て宮主とす。或る人は木星・紫炁を見て即ち凶と断じ、或る人は木炁を見ても夭折しない。これを如何に断ずるか。答:夏令に生まれれば土の母星は火で、火星と羅睺がまさに旺気に乗じて必ず土を生じうる。母星が強勢を占めれば木炁は何れでか禍を為さん。春令に生まれれば木炁は高強で、この時もし金星と羅睺が来てこれを制しなくんば、必ず命主の土を傷る。身宮にさらに水と孛に遇えば、実に妙ならず。秋月に生まれれば金星が令に当たり時を得て、土気も厚からず、木炁は金の剋を受けて虧損あり。たとえ災殃あっても深重・危険に至らず。冬令に生まれれば水と土が皆旺んで、木炁は凋零し土星は堅壮。小児がこの格局に遇えば却って保养し易く、中年の行限に至れば財物も興旺する。さらに火星・羅睺に遇って土を生ぜしめれば、福分・寿数はいよいよ長し。
假如丑上安命,以土為主,何以斷之?丑宮所論與子無異。春夏秋冬,皆如其理。只論官星,太白得地。趕退餘奴,無有不是。便看陰陽,斷其終始。又怕寅亥,身逢土計。假如寅宮安命,何以斷之?若生春令有木無金。若生秋令,有金無木。三方暗加,土計是煞。夏令炎炎,子母相生。秋令見炁,炁反為榮。冬令見金,煞星躔身。若見太陽,反煞為榮。金水高強,必主富貴。孛炁高強,刑剋有畏。遇月虛名,品官不正。可以詳觀,不可例斷。
譬えば丑宮に命を安んずれば、また土を以て宮主とす。如何に断ずるか。答:丑宮の論は子宮と分別なく、春夏秋冬・四季の理は皆同じ。ただ官星を論ずる時、丑は金庫で、太白すなわち金星はここに地を得る。余りの奴星を趕退させれば、妥当ならぬことなし。続いて陰陽が所を得るかを看て、この命の始終を断ずる。また命宮が寅・亥にあり身宮が土星と計都に遇うを怕る。又問う:寅宮に命を安んずれば如何に断ずるか。答:春令に生まれればただ木を見て金を見ず、秋令に生まれればただ金を見て木を見ず。三方の位が暗に加臨する時は、土星と計都が即ち煞である。夏令は火気・炎炎として木は火を生じ火は土を生じて子母・相生する。秋令に紫炁を見れば炁は却って栄顕の象と成る。冬令に金を見れば煞星は身に落ちる。太陽を見れば却って煞を化して栄と為しうる。金星・水星が高強なら必ず富貴を主り、孛星・紫炁が高強なら剋すべき刑あり。太陰に逢えば虚名のみで官品も端正ならず。これらは詳しく観察すべく、一概には論じられない。
假如亥宮與寅宮參酌,以何辨別?若論亥宮,寅宮頗同。限逢金炁,皆斷為凶。又怕火克,占克重重。夜計與炁,十死九生。三方吉曜,返本還元。假如卯上安命,或見水孛而夭,或見水孛不夭,何斷?若逢夏令,火星乘旺。水孛相攻,本身堅壯。若逢秋令,母星黨子,縱有吉星,不破即死。更逢春令,母星有力。縱遇凶神,不能損失。忽在冬天,水土俱強,生子潔淨,安能有傷?須分晝夜,仔細推詳。
問う:亥宮は寅宮と対照・参酌すべきだが、何に凭って分辨するか。答:亥宮を論ずるに寅宮と大体同じで、両宮とも木を以て主とす。行限が金星と紫炁に逢えば皆凶と断じ、また火の来剋を怕れ、剋が重重・畳畳たり。夜間に生まれた人がさらに計都と紫炁に遇えば、十人に九人は活き難し。三方に吉曜の照臨あってこそ、本元に返り元気を恢復しうる。又問う:卯宮に命を安んじ、或る人は水と孛を見て即ち夭折し、或る人は水と孛を見ても夭しない。如何に断ずるか。答:夏令に生まれれば火星が旺に乗じ、たとえ水と孛が来て攻めても本身はなお堅固・強壮。秋令に生まれれば母星の金がその子の水と一党を結び、水勢あまりに盛んで、たとえ吉星あっても破財せずんば喪命す。春令に生まれれば母星に力あり、たとえ凶神に遇うも損傷し得ず。まさに冬たれば水と土が皆強く、母は子を生じ子は清浄、何ぞ傷害を受けん。このほか白天生れか夜裏生れかを分かち、仔細に推詳すべし。
辨問・戌辰酉の三宮
假如戌宮安命,與卯宮何強何弱?戌宮火庫,本是強宮。水孛相攻,秋令甚凶。若見日月,木炁相同。更遇旺神,神更昌隆。餘月遇鬼,與卯宮通。攢聚眾煞,反榮受傷。亦當一發,發成便亡。
問う:戌宮に命を安んずるは卯宮と較べて孰が強く孰が弱いか。答:戌宮は火の庫地で、もとより強宮である。水と孛が前来して攻克する時は、殊に秋令は凶険甚だ重し。太陽・太陰を見れば、木星と紫炁の作用はそれらと同じく、皆能く火を生じ命を助く。さらに当旺の神に遇えば気象はいよいよ昌隆。余の月に「鬼」すなわち我を剋す星に遇うは、卯宮と相通ずる。衆煞が聚集すれば、もと栄顕なりし者が却って傷を受く。この種の命もまた一たび発達すべきだが、発達したばかりで人は亡くなる。
假如辰上安命,或見火羅而夭,或見火羅不死,何斷?辰垣以金,度有軫角。雖忌火羅,亦分強弱。軫度水局,計孛為殃。角道屬木,見火必亡。亢金堅剛,秋不忌火。劃度忌羅,四時皆禍。若逢夏令火爍亢金,灰飛煙滅,角木不禁。若逢春令,角度平穩。若逢冬令,軫度無損。若遇火羅,皆不危困。依此辨別,吉凶有準。
問う:辰宮に命を安んじ、或る人は火星・羅睺を見て即ち夭折し、或る人は見ても死なず。如何に断ずるか。答:辰垣は金を以て主とし、宮内の宿度に軫宿と角宿あり。火と羅を忌むとはいえ、なおそれらの強弱を分辨すべし。軫宿は水に属し申子辰と水局を湊成し、此処は計都・孛星を以て禍殃と為す。角宿の道は木に属し、木は火を見て焼け尽くされ必ず亡ぶ。亢宿は金に属して堅硬・剛強で、秋の金旺すれば火を怕れず。分界の那の几度に至っては一律に羅睺を忌み、四季とも禍患と成る。夏令に生まれれば火は亢金を熔錬して灰飛・烟滅せしめ、角宿の木はなお堪えず。春令に生まれれば角宿の度は却って平穏。冬令に生まれれば軫宿の度は損傷を受けず。この両種の情況はたとえ火と羅に遇うも危困に至らず。この法に依って分辨すれば吉凶に准頭あり。
假如酉宮安命,與辰宮何以分別?酉為西垣,太白本地。若逢秋令,火羅不忌。若逢夏令,見火不利。春冬平平,水孛洩氣。四季土旺,金神所喜。限行官祿,恩鄉得意。齊地貴人,稱遂無比。辰宮官祿,與酉不同。太陰為主,夜生則榮。加盤俱換,須要研窮。
問う:酉宮に命を安んずるは辰宮と如何に分別するか。答:酉は西方の垣で、まさに太白金星の本位。秋令に生まれれば金旺にして権に当たり、火星と羅睺を怕れず、夏令に生まれれば火旺して金を剋し、火を見れば利あらず。春と冬は平平で、水と孛が金気を泄する故。辰戌丑未の四季月は土旺して金を生じ、まさに金神の喜ぶ所。行限が官禄宮に走り、また恩星の在る郷に当たれば心に称い意に得、さらに斉地すなわち酉方の貴人に逢えば順遂・比なし。辰宮の官禄に至っては酉宮と同じからず。辰宮は太陰を以て主とし、夜に生まれた人のみ栄顕す。天盤が加臨した後は各宮がすべて位置を換え、この一層は仔細に研究・窮究しなければならない。
辨問・巳申午未の四宮
假如巳宮安命,或見土而死,或見土不死,何斷?若逢夏令,當云以火。土必得時,安能克我。若逢秋令,得金為母。土能生金,金能生水。若遇春令,得木為鬼。克戰餘奴,不能克水。若逢冬令,土旺水旺。不能相傷,本身皆壯。若知四季,水無所望。仔細推詳,依經勿忘。假如申上安命,與巳宮何以別之?申宮水局,巳宮一般。四季如前,十分細觀。
問う:巳宮に命を安んじ、或る人は土星を見て即ち死し、或る人は見ても死なず。如何に断ずるか。答:巳宮は水に属し、夏令に生まれれば火の上に就いて講ずべし。火は土を生じ、土は夏に時を得て旺するも、火気を承受するに忙しく、何ぞ还来りて我が水を剋せん。秋令に生まれれば金は水の母で、土は金を生じ金はまた水を生ず。土は却って帮手と成る。春令に生まれれば木は水の生ずる所にして土を剋しうる。木は此処で「鬼」を充当して余の奴星と争戦し、土は手を腾出して水を剋し得ず。冬令に生まれれば土旺して水も旺し、両者相傷えず各々強壮。辰戌丑未の四季月に至っては土が最も令に当たり、水は指望なし。これらは皆仔細に推詳し、経文に依って遺忘すべからず。又問う:申宮に命を安んずるは巳宮と如何に区別するか。答:申宮は申子辰水局の首で、巳宮と大体同じ。四季の推法は前に述べたがごとく、ただ十分に仔細に観察すべし。
假如午未上安命屬日月,若見眾星,何以斷之?午未二宮,乃屬日月。羅計朔望,遇此為蝕。若非朔望,為我奴僕,反凶為吉。甚是獲福。若遇紫炁,刑傷孤獨。若不傷財,重重白服。四餘作黨,傷官敗祿。
問う:午宮・未宮に命を安んずる。この二宮は太陽と太陰に分属す。衆星をまた見れば如何に断ずるか。答:午・未の二宮はまさに日月の本位。羅睺・計都が朔日か望日にここに臨めば、日食・月食の象を構成して凶を主る。朔望の時でなければ、羅計は却って我が奴僕と成り我の駆使を聴き、凶は吉に転じ得福もなお厚し。紫炁に遇えば刑傷・孤独を主り、たとえ破財せずとも一再して白色の喪服を穿く——家中に屡々喪事あるを指す。羅睺・計都・紫炁・月孛の四余が一党を結べば、官星を傷損し禄気を敗壊す。
