梵網経 巻上
如是一心中,方便勤莊嚴。
かくの如く一心の中において、方便をもって勤めて荘厳せよ。
菩薩所應作,應當次第學,
菩薩のまさに為すべき所は、まさに次第に按じて学ぶべし、
於學於無學,勿生分別想,
有学に対し無学に対しても、分別の想を生ずることなかれ、
是名第一道,亦名摩訶衍。
これを名づけて第一道といい、また名づけて摩訶衍(大乗)という。
一切戲論處,悉由是處滅,
一切戯論の処は、みなここよりして熄滅し、
諸佛薩婆若,悉由是處出,
諸仏の薩婆若は、みなここよりして生出す、
是故諸佛子,宜發大勇猛,
ゆえに諸の仏子は、まさに大勇猛を発起すべし、
於諸佛淨戒,護持如明珠。
諸仏の浄戒においては、護持すること明珠の如くせよ。
過去諸菩薩,已於是中學,
過去の諸菩薩は、已にここにおいて学び、
未來者當學,現在者今學,
未来の者は将に学ばんとし、現在の者は今学ぶ、
此是佛行處,聖主所稱歎。
これは仏の行じ給う所の処、聖主の称歎する所なり。
我已隨順說,福德無量聚,
我すでに随順して宣説し畢えり、福徳は無量に積集せり、
迴以施眾生,共向一切智,
回らして衆生に施与し、共に一切智に趣向せん、
願聞是法者,疾得成佛道。
願わくはこの法を聴聞する者、速やかに仏道を成就せん。
梵網經盧舍那佛說菩薩心地戒品第十之下
梵網経 盧舍那仏説菩薩心地戒品第十の下
