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天玉經外篇・卦号玄空と大五行

唐 · 杨筠松

作盤ガイド: 玄空飛星の作盤, 暦注(黄暦)

五事綱領・正神零神と山水の次序

風水堪輿典籍

まず読む書が形勢か理気かを見極めてから条文に入るのがよい。派を跨いだ術語の混用が、この門で最もありがちな誤読の源である。

卦號玄空理最幽,乾坤艮巽問蹤由。坎了震兌分天地,五行更在位中求。第一《天寶經》最妙,第二要看《龍子經》。第三一經名《玄女》,第四《寶照經》為名。干丙乙與子寅辰,六位排來俱屬金。艮庚丁卯巳丑,六位屬水由人數。以上數者盡屬陽,陽山陽水始相當。

卦位の名号は玄空(そらのように虚無な気の理)の上に立てられ、その理路は最も幽深である。乾・坤・艮・巽という四隅の卦は、来龍の蹤跡を追い求める門戸であり、坎・離・震・兌という四正の卦は、天地陰陽の両路を分かち司る。五行の帰属に至っては、正五行をそのまま写してはならず、二十四山それぞれが居する卦位の中に求めねばならない。これが玄空家の用いる「大五行」である。この術を習うに依る経典は、第一部《天寶經》が最も精妙に説き、第二部は《龍子經》を見、第三部は《玄女經》、第四部は《寶照經》という。大五行の分配は、乾・丙・乙と子・寅・辰の六つの山位を順に排すればいずれも金に属し、艮・庚・丁と卯・巳・丑の六つの山位は水に属する。学ぶ者は次序に従って数えてゆけばよい。以上の十二位はいずれも陽に属し、来龍坐山が陽なら、来去の水も陽に属させ、龍・向・水が同じく陽の一路を行ってこそ、彼此が相応するのである。

坤壬辛與午申戌,六位屬木無人識。共甲癸與亥酉未,六位屬火君須記。以上數者盡為陰,陰山陰水正相應。此是陰陽天地卦,五行這內號四經。不破旺方財祿聚,流破生方損少丁。長生位上黃泉是,干化之年定見刑。此是九天真品訣,毋得經傳薄行人。

坤・壬・辛と午・申・戌の六つの山位は木に属し、世人は多くこれを知らない。巽・甲・癸と亥・酉・未の六つの山位は火に属し、学ぶ者は必ず記憶すべきである。以上の十二位はいずれも陰に属し、陰山には陰水を配してこそ彼此が正しく相応する。これがすなわち陰陽を分かつ天地二卦であり、四組の大五行を合わせれば、前に述べた「四經」である。用いるには、水口が当運の旺気のある方位を衝破しなければ、財禄は自然に聚積する。水が一旦長生の方から流破すれば、幼丁を損傷する。長生位の上はまさに黃泉煞の所在であり、天干化氣が引き動かす流年に遇えば、必ず刑傷を見る。これは九天より傳えられた真訣であり、徳の薄い人に軽々しく傳えてはならない。

五事綱領・正神零神と山水の次序

正神上山,零神下水,一也。支神為正,干神為零,正神為龍,零神為水。山上龍神不下水,水底龍神不上山。零山作零向發財祿,而抱養零山作正向,當進舍而奸生,雖然,支在龍貴兩相生,相生家當貴,相剋絕人丁,須看大五行,五行配定吉凶名,知了便橫行。

第一の事は、正神を山の上に坐らせ、零神を水の中に置くことである。いわゆる正神とは、当元当運で卦気が旺するその方であり、零神とはそれと相対する對宮の卦で、卦気はすでに衰死している。本篇の用法では、十二地支の神を正とし、八天干の神を零とする。正神の司るのは来龍と坐山であり、零神の司るのは水口と低地である。だから「山上の龍神は水に下らず、水底の龍神は山に上らず」と言う――当運の旺気は必ず来龍坐山のような高く実な處に落ち、衰死の気は必ず水口池塘のような低く虚な處に落ちなければならない。両者が一旦逆になれば、旺気は水に遭って丁を傷り、衰気は山に上って財を敗り、山と水はともに位を失う。零神の山に零神の向を立てれば、水はその位を得て、財禄を發する。もし零神の山を正神の向として立てれば、正零が混ざり合い、他家への養子入りや門戸の混濁する事が起きる。とはいえ、坐山地支の神と来龍とが相生するかを見なければならない。相生すれば家門は貴び、相克すれば人丁は斷絕する。要するに一切を大五行を準とし、五行が配定されれば吉凶の名が立つ。この一層を明らかにしてこそ、用いて處處に得手となる。

山管人丁,水管財祿,二也。四龍分四房,如子寅辰不在山,則是長房無山,干丙乙不在水,則是長房無水。山向水路在順一二三四之次序,三也。如子一龍在山,午二龍在向,則可以行。二龍水順而吉,若三龍在山而行,二龍水謂之逆,凶災立至。

第二の事は、山は人丁の旺衰を司り、水は財禄の厚薄を司り、両者は各々その職を分かち、混同して斷じてはならないということである。四龍は四房に分屬し、金・木・水・火の四組の山位が、順に長・次・三・四房に配される。例えば子・寅・辰の組が坐山に落ちなければ、長房に山がないことになり、長房の人丁が旺しない。乾・丙・乙の組が水口に見えなければ、長房に水がないことになり、長房の財禄が聚まらない。第三の事は、坐山・立向と水路を一・二・三・四の次序に従って排すことである。例えば子を第一龍として坐山に、午を第二龍として向上に置けば筋が通り、第二龍の水が順序に従って至れば吉である。もし坐山に第三龍を用い、来水が第二龍に退けば、次序が逆転して「逆」となり、凶災が直ちに至る。

如壬丙向,金克水,是向克山,為逆,雖發福人丁不旺。若子山午向,金克木,是山克向,為順,主大富貴,百子千孫。以大五行論山不論向。山向水皆在卦內主貴,出卦不出貴,四也。

例えば壬山丙向なら、壬は木の組、丙は金の組にあり、金が木を克する(底本は「金克水」とするが「金克木」の誤りであろう)。これは向上の気が坐山の気を克する「逆」であり、たとえ福を發しても人丁は旺しない。子山午向なら、子は金・午は木で、金が木を克するが、これは坐山の気が向上の気を克する「順」であり、大富大貴・百子千孫を主る。順逆を判ずるには大五行で坐山を論じ、向首は論じないことが分かる。第四の事は、坐山・立向と来去の水がすべて同一の卦の内に落ちれば出貴を主り、一つでも卦を外れれば貴気は出ないということである。

二十四山分為三卦,寅甲卯乙辰要巳內為東分,申庚酉辛戌乾亥壬為四卦,午丁未坤子癸丑艮為南北一卦。水去要回頭,五也。四龍中皆要見一龍水則出貴,無一龍水富而不貴。如乙丙放水,當三四折再昌乙水,方得人財長久。或本向有來水,亦謂之回頭。

二十四山を三大卦に分ける。寅・甲・卯・乙・辰・巽・巳の一片は東卦に属し、申・庚・酉・辛・戌・乾・亥・壬の一片は西卦に属し、午・丁・未・坤・子・癸・丑・艮の一片は合して南北一卦となる。第五の事は、水が流れ出してなお回頭して穴を顧みることである。四龍のうち必ず第一龍すなわち金龍の水を見てこそ出貴できる。一龍の水を見なければ富むのみで貴ばない。例えば乙方・丙方に水を放つには、三折四折を経た後、さらに一段の乙方の水を收め戻してこそ、人丁と財禄が長久する。あるいは本向の上に別の来水が朝入すれば、これも「回頭」と数える。

四龍放水・四位同氣の應

一龍金位家富貴,百子千孫。如辰山乾向放乾水,又乾山乙向放乙水,皆是金見金,主富而且貴。

第一龍が金位に落ちれば、家門の富貴・百子千孫を主る。注家が挙げる例は、辰山乾向で乾方に水を放つ、あるいは乾山乙向で乙方に水を放つ――辰・乾・乙は同じく金の組にあり、これは金に金を見る同氣相扶であり、富にして貴を主る。

二龍行來到本鄉,外保置田莊。如坤山壬向放壬水,是木見木,主富貴。

第二龍が自らの本鄕本位に行けば、外郷にあっても田莊産業を置くことを主る。注家の例は、坤山壬向で壬方に水を放つ。坤と壬は同じく木の組にあり、木に木を見る同氣相聚で、富貴を主る。

三龍行從本位去,金玉家天數。如艮山丁向放丁水,庚向放庚水。是水見水,主富貴。

第三龍が自らの本位から行き上れば、金玉满堂を主り、家道の興盛は天定のごとくである。注家の例は、艮山丁向で丁方に水を放つ、あるいは庚向を立てて庚方に水を放つ。艮・丁・庚は同じく水の組にあり、水に水を見る同氣相從で、富貴を主る。

四龍行位到火中,富貴出三公。如酉山甲向放甲水,是火見火,主富貴。

第四龍が火位の中に行き至れば、富貴の極みで三公に列する人物を出すことを主る。注家の例は、酉山甲向で甲方に水を放つ。酉と甲は同じく火の組にあり、火に火を見る同氣相求で、富貴を主る。

正神零神の交會・百步成龍

正神山上水交值,百子千孫出。零神前來水上交,富貴出官僚。零神正神相交著,兒孫遭跌薄。正神百步始成龍,水短便道凶。零神不問長和短,凶吉不同斷。

正神当運の旺気が山上に坐し、かつ水勢と交會して宜しければ、百子千孫を主る。零神衰死の気が水の中に歸り、向首の前で来水と交匯すれば、富貴して仕宦を出す。これがまさに立向における「收山出煞」の正法――当元の旺気を坐山に收め、失元の衰気を水口に送るのである。しかし正神・零神が互いに錯位して交われば、山に上るべきものが水に落ち、水に下るべきものが山に昇り、子孫は敗落輕薄する。正神の気はまた綿延して百步の遠きに及んでこそ真の成龍となる。正神の下の水が短い一截だけなら、かえって凶を主る。零神は長短を問わず、長くても短くても用いられ、正神の斷法とは異なる。

每見時師錯用心,便謂來主真。若將入首為端的,陰陽何處覓?則取過龍來作主,真龍卻無了。須要真龍來卦真,錯認誤殺人。此言正神宜在山,零神宜大水,而歸重正神百步一句,欲人認龍要真,不可草草。

よく見られるのは、時の地師が考えを誤り、一段の来脈を見るや、それを真の主山と認めてしまうことである。入首の一節だけを憑准とすれば、陰陽零正をどこで分辯するのか。偶然に過ぎる枝龍を正主とし、真龍をかえって捨ててしまう。来龍が真であり落ちる卦も真で、両者が相合してこそよい。一旦認めを誤れば人家を害死させるに至る。注家は言う。この一段は正神は山上に坐すべく、零神は大水の處に置くべきを講じたもので、歸結の重点は「正神は百步にして始めて成龍」の句にある。龍を認めるには必ず真を求め、草草としてはならないということだ。

山が向を克するは吉・向に両神が行く

五行若水克向上,百子千孫旺。遇向若然行雨神,代代富無貧。凡本山克向,出百子千孫。如子山午向,即為長克。次又為金克木,金一神,水一神,即遇向行兩神也。又巳山亥向,巳屬水,亥屬火,亦為行兩神,可見山克曏者吉。

大五行の気が水上から来て向首を克すれば、百子千孫・人丁大旺を主る。向上に两重の神が行けば、代代富足して貧困しない。注家は言う。坐山の気が向首の気を克するものはすべて百子千孫を主る。例えば子山午向は、子は長房の位で、まず長房の気で克し、五行から見れば子は金・午は木で金克木である。金は一神、水は一神で、一向の上に両神を兼ねて行う。これを「向に遇うて両神を行ず」と言う。また巳山亥向も、巳は水・亥は火で、やはり一向に両神を兼行する。これより見れば、坐山が向首を克する格局は吉である。

一龍と三龍・三龍の兼土と山水の貴應

一龍生處有三龍,世代富無窮。更知三是五行主,本身原屬土。水重一土在五行,生旺墓同情。三龍三個人家富,銀瓶多盞著。三龍位上若當凶,三子絕根宗。四龍得位人肥滿,開庫有錢典。

第一龍の生方の處は、まさに第三龍の居る所であり、四龍が相生して貫串すれば、世代富厚無窮を主る。さらに知るべきは、第三龍こそ五行の主宰だということである。それ自体が土性を兼帶しているからだ。水と土は同一の系統の中にあり、長生・帝旺・墓庫の三處の取用は全く同じである。第三龍が位を得れば、三房の人家がともに富足し、家中に銀瓶美器が並び滿ちる。第三龍の位に凶煞が當たれば、三房の子嗣は根を絕たれる。第四龍が位を得れば、人物は豐滿康健で、庫を開けば貸し付ける金がある。

一龍生處有三龍,言四龍順序自然均發,惟三龍兼土,水土生旺墓皆同,故吉則三家均吉,節則三這均凶。如卯乙山卯乙向,水上寅甲,出簾幕,官無辰水,出提刑。如巳山本向本水,亦出龍圖學士,八位公卿。

注家が「一龍の生處に三龍あり」を解するに、四龍は次序に従って排列され、各房は自ずから平均に福を發する。ただ第三龍は土性を兼帶し、水と土の長生・帝旺・墓庫が同宮に位を共にするゆえ、第三龍が吉なれば三房が皆吉、凶なれば三房が皆凶である。例えば卯山・乙山で卯向・乙向を立て、水が寅方・甲方から上って来れば、簾幕の内に居る近臣を出す。辰方の水がなければ、提點刑獄の類の官を出す。また巳山で本卦の向を立て本卦の水を收めても、龍圖閣學士を出して公卿に列することができる。

乾坤艮巽山水出,無乙水不出。乙辛丁癸山水長,出節綸,見乙水出,無丙水不出。卯巳丑山見艮庚,丁水長,出紹衣和尚,短不出。艮庚丁山見卯巳,丑水長,出道士,短不出。酉亥未山見巽甲,癸水長,出尼姑,短出尼童。巽甲癸山見酉亥,未水長,出女貞潔。

乾・坤・艮・巽の四山は相應の水を配して貴を出すが、乙方の水を見なければ出ない。乙・辛・丁・癸の四山の水が長遠に来れば、節を持ち綸を掌る大臣を出す。乙水を見てこそ出て、丙水を見なければ出ない。卯・巳・丑の三山が艮・庚方の来山を見て、かつ丁方の水が長ければ、緇衣を披る僧を出し、水が短ければ出ない。艮・庚・丁の三山が卯・巳方の来山を見て、かつ丑方の水が長ければ、道士を出し、水が短ければ出ない。酉・亥・未の三山が巽・甲方の来山を見て、かつ癸方の水が長ければ、尼を出し、水が短ければ年幼の尼童を出す。巽・甲・癸の三山が酉・亥方の来山を見て、かつ未方の水が長ければ、貞潔自守の女子を出す。

財山財水と折水總訣

財水財山財易發,七通並八達。資財鉅富出聰明,只是少人丁。且要順龍順水去,人才從此至。順龍來去子孫昌,代代足衣糧。如金克木為財,因相剋,少人丁,須水與龍順方好。

山と水がともに我が克する財位の上に落ちれば、錢財は最も發起しやすく四通八達する。資財巨富となって聰明な人も出るが、人丁は單薄である。だから龍と水がともに次序に従って行くことが要で、人材はそこから出る。龍の来去がともに順なら、子孫は昌盛し代代衣食は充足する。注家は言う。例えば金が行って木を克すれば財と数え、相克して取得するがゆえに人丁が少ない。必ず水と龍の次序が相順であってこそ、この格局はよいとされる、と。

排冊喬嚮明堂水,折心諸道理。小心但看四龍經,一經各一名。五行無根水上折,時師那會得。放水與冊山同路行,世代坐專城。此總結上文。

册式を排定し、立向と明堂の水を審量するにあたって、折水の種種の道理を細かく體會せねばならない。四龍の經訣を留心して見よ。四龍には各々その名目がある。大五行が坐山の上に根を持たなければ、水上に一折一轉を取って補救せねばならない。この一層を時の地師がどうして領會できようか。放水の方位が册に定めた坐山と同じ路を行けば、世代一方を鎭守して專城して居ることを主る。注家は言う。この一段は上文を總結したものである、と。

四子公位と折水の次第

子寅辰與干丙乙,長子真端的,午申戍與坤壬辛,次男此位真。卯巳丑與艮庚丁,三男從此分。酉亥未與巽甲癸,四昌當其位。

四龍は四房に分屬する。子・寅・辰と乾・丙・乙の組の金位は、確実に長子に属し、午・申・戌と坤・壬・辛の組の木位は次子の真位であり、卯・巳・丑と艮・庚・丁の組の水位は三子がここから分かち、酉・亥・未と巽・甲・癸の組の火位には第四房の昌盛が應じる。どの房が興りどの房が衰えるかを見るには、その房に属する一組の山水が位を得ているかを見ればよい。

第一折水長房折,干丙更要乙。第二折水二男情,坤辛壬同行。第三折水長,仔細分明講。一龍行宮水口去,兒孫多不吉。龍行位遠主防鄉,水位卻無妨。三龍先行一龍上,入舍兼把養。四龍行位不分明,父子絕人丁。凡二十四字,父母子孫兄弟孫息,要尊卑順序下關先行,插上關則為尊卑不順,五行內反,主子孫過房抱養。

水の第一折は長房に應じ、乾・丙のほかにさらに乙方の水を收めること。第二折は次子に應じ、坤・辛・壬は同じ路を行くこと。第三折の水が長ければ、さらに仔細に分明に講究せねばならない。第一龍が一路を行き去って水口に落ち上流へ走れば、兒孫に不吉が多い。龍行の位次が遠く離れるのは、他鄕への走動を防ぐに過ぎず、水位が遠いのはかえって妨げない。第三龍が先行して第一龍の上に壓すれば、尊卑が顛倒し、他家への入贅や他人の子の抱養を主る。第四龍の位次が分明に排されなければ、父子の間で人丁は斷絶する。注家は言う。二十四山のこれらの字は、各々父母・子孫・兄弟・孫息の輩分を代表し、尊卑の次序に従って下關に行かねばならず、上關に插し込めば尊卑不順・五行が卦内に反背し、子孫が他家に過ぎ養われることを主る、と。

四行を生命に配す

金木水火各一官,生命亦不同。查得四行合生命,自然發福盛。子寅等山屬金,如艮山丙向,流丁及流庚,金生水也,金水命人富貴。午中等山屬木,如壬山午向,水流坤流午,木命人富貴。如午山甲向癸向,乃木生火,木火人富貴。卯巳等山屬水,如民山丁向庚向,水土命人富資,丙亥等山屬火,如酉山共向,水流共歸幹順,水命人富貴。

金・木・水・火の四龍は各々一官を主り、人の本命納音の五行とはまた各々異なる。この四行と本人の生命とが相合することを査得すれば、福氣は自ずから發旺する。注家は言う。子・寅の類の山は金に属す。例えば艮山丙向で水が丁方あるいは庚方に流れれば金生水で、金命・水命の人がここで富貴を得る。午・申の類の山は木に属す。例えば壬山午向で水が坤方あるいは午方に流れれば、木命の人が富貴である。また午山で甲向・癸向を立てれば木生火で、木命・火命の人が富貴である。卯・巳の類の山は水に属す。例えば艮山で丁向・庚向を立てれば、水命・土命の人が財富を得る。丙・亥の類の山は火に属す。例えば酉山で巽向を立て、水が巽方から順流して乾に歸れば、水命の人が富貴である、と。

干支二水と天星公位

於支二水要相依,更把天星分例推。震宮長男邀福應,兌宮少位吉凶知。中宮離坎從天定,子息排來位卻移。公位見上。震長兌少離坎中,此形家常談,若父母兄弟子息排來,與此不同。

天干と地支という両路の水は彼此依附せねばならず、また天星の分野の條例に按じて推算せねばならない。震宮は長男に属し、長房の福はそれを見よ。兌宮は少男に属し、幼房の吉凶はそれから知れ。中宮と離・坎の両卦は天によって定められ、子息を一房ずつ排し下るにつれ、位次もまた推移に従う。注家は言う。房分の分配は前文に述べた。震を長・兌を少・離坎を中に居らせるのは形家の慣常の説であるが、本篇の父母・兄弟・子息の排法に按ずればこれと異なる、と。

四龍の生克・相生は吉・相克は凶

金木水火四龍位,生克無窮極。相生為吉相剋凶,禍福在其中。子寅辰干丙乙六山屬金,金水相生為順龍。假如責任風吹草動宜放丁水,乃金生水,放庚水亦同;放辛水乃是金克木,相剋便為凶,是上同一字陽。午中戌坤壬辛六山屬水,來山立向切忌相剋。假如戍向不宜放乾水,金克木也,是下同一字陰。

金・木・水・火四龍の位次は、彼此生克して變化に窮りがない。相生を吉、相克を凶とし、禍福はまさにこの中にある。注家は言う。子・寅・辰と乾・丙・乙の六山は金に属し、金と水は相生して順龍となる。例えばこの類の坐山は(底本この句に訛字あり)、丁方の水を放つのが宜しい。丁は水に属し金生水であり、庚方の水を放っても同じである。辛方の水を放てば辛は木に属し金克木となり、相克すれば凶となる。――この一組はともに上の路の陽に属す。午・申・戌と坤・壬・辛の六山は木に属す(底本は「屬水」だが、下文の金克木により木とすべし)。来山立向は最も相克を忌む。例えば戌向は乾方の水を放ってはならない。乾は金に属し、まさに金克木である。――この一組はともに下の路の陰に属す、と。

卯巳丑艮庚丁六山屬水,如未山丑向,不宜放癸水,未山火丑向水,癸又是火,是水克火也。經云:水克火,人少死。若艮山午向,放丁水,水不相生,為順龍。酉亥未甲巽癸六山屬火,如酉山甲向,不宜放艮水,申屬火,艮屬水,是水克火也,克者損人丁。

卯・巳・丑と艮・庚・丁の六山は水に属す。例えば未山丑向は癸方の水を放ってはならない。未は火、丑は水、癸はまた火で、水が来て火を克する。經に言う、水が火を克すれば家中に少年夭亡する者が出る、と。艮山午向で丁方の水を放てば、同じ水の路にあり彼此相克せず相順なので順龍である。酉・亥・未と甲・巽・癸の六山は火に属す。例えば酉山甲向は艮方の水を放ってはならない。酉・甲は火、艮は水で、水が来て火を克し、克される側は人丁を損傷する。

金火の相刑と移宮順龍

金至火宮人死絕,火入金宮定損妻。金火相刑人自紹,縱然不縊也相離。如亥山丙向,是火到金宮,乾山要向,是金到火電廠宮,雖然如此,又有移宮順龍之法,不可拘執。如亥山丙向,木流箕甲,酉山乙向,水流巽甲,世代三公。午山癸向,水歸甲,若流庚甭辛,發福久長,流乾亦發,主子孫疾病。

金が火宮に至れば家人は死絶し、火が金宮に入れば必ず妻室を損傷する。金と火が相刑克すれば人は自縊し、たとえ縊れなくとも終に生離する。注家は言う。例えば亥山丙向は、亥は火・丙は金で、火が金宮に至る。乾山巽向は、乾は金・巽は火で、金が火宮に至る、と。話はそうだが、別に移宮順龍の變通の法があり、成規を死守すべきではない。例えば亥山丙向で水が巽方・甲方に流れ、酉山乙向で水が巽方・甲方に流れれば、いずれも世代三公を出す。午山癸向で水が甲方に歸り、さらに庚方・辛方に流れれば、發福は長久である。乾方に流れても發するが、子孫に疾病が多い。

長生の流破

子寅辰並干丙乙,切‘是巽水出。午申戌與坤辛壬,乾水破長生。卯巳丑及民庚丁,坤水要留停。酉亥未兼巽甲癸,艮水下宜去。

子・寅・辰と乾・丙・乙の金山の組は、巽方に水が流出するのを切に忌む。午・申・戌と坤・辛・壬の木山の組は、乾方の水が長生を衝破するのを恐れる。卯・巳・丑と艮・庚・丁の水山の組は、坤方の水を留めて走泄させてはならない。酉・亥・未と巽・甲・癸の火山の組は、艮方の水を流去させてはならない。この四句はいずれも各龍の長生位の所在を講じたもので、水がそこから流破すれば元氣がそれに従って泄れる。

子寅戌辛壬屬木,生在亥,乾亥同宮,為流破長生,來則吉。卯巳丑艮庚丁屬水,生在申,坤申同宮,為流破長生,來則吉。酉亥未巽甲癸屬火,生在寅,艮同宮,為流破長生,來則吉。

注家は言う。午・申・戌と坤・辛・壬は木に属し(底本首句に訛脱あり)、木の長生は亥にあり、乾と亥は同じ宮にあるゆえ、水が乾方から流去すれば長生を流破し、逆にそこから来朝すれば吉である。卯・巳・丑と艮・庚・丁は水に属し、水の長生は申にあり、坤と申は同じ宮にあるゆえ、水が坤方から流去すれば長生を流破し、来朝すれば吉である。酉・亥・未と巽・甲・癸は火に属し、火の長生は寅にあり、艮と寅は同じ宮にあるゆえ、水が艮方から流去すれば長生を流破し、来朝すれば吉である、と。

四路の黃泉

庚丁坤上是黃泉,乙丙須防巽水先。甲癸向中忱見艮,辛壬水路怕當幹。張宗道《青囊經》謂:自庚至丁皆忌坤,自己至丙皆忌巽,自癸至甲皆忌艮,自辛至壬皆d丟幹。其法立向開門折水放水行水,無一不忌,犯之近則六年、十二年見,遠則二十四年內見。

庚向・丁向を立てて水が坤方に去れば、これが黃泉煞である。乙向・丙向を立てる者は、まず巽方の水を隄防せよ。甲向・癸向を立てる者は、最も艮方を見るのを忌む。辛向・壬向を立てる者は、水路がまさに乾方に當たるのを恐れる。注家が張宗道の《青囊經》を引いていうに、庚から丁に至る一路はみな坤を忌み、乙から丙に至る一路はみな巽を忌み、癸から甲に至る一路はみな艮を忌み、辛から壬に至る一路はみな乾を忌む。この忌法の適用は極めて広く、立向・開門・折水・放水・行水のいずれも忌まないものはない。これを犯せば、近ければ六年・十二年の内に應驗し、遠くとも二十四年を出ない。

邑去不忌來,蓋水從此地過者必祝。如庚向水流丁,卻十二年,流坤止量其長短以定年數,過到未字即無事矣。若已向坤,水長流主絕。

注家はまた言う。忌むのは水がこれらの方位から流去することだけで、これらの方位から流来するのは忌まない。水は凡そこの地を經過すれば皆それに牽動されるからである。例えば庚向を立てて水が丁方に流れれば、應期はおよそ十二年にある。水が坤方に流れれば、その流經の長短を量って年數を定め、一旦未字の位を流過すれば無事となる。もし巳向を立てて水が長く坤方に流れれば、絶嗣を主る。

水口方位と陰陽宅の取用

卯辰巳午伯巽宮,午未申酉坤莫連。酉亥子當幹是,子丑寅卯艮水凶。來宜生旺,去宜病死,陽干立向,水口絕胎流去主富貴,此真催官水,攻墓為陰,得陰而後發。屋宅屬陽,要戴天覆地,如甲寅庚申壬子丙午,上於下支。

卯・辰・巳・午の諸向を立てる者は巽宮を恐れ、午・未・申・酉の諸向を立てる者は坤方と連なってはならず、酉・亥・子の諸向を立てる者は乾方を忌み、子・丑・寅・卯の諸向を立てる者は艮方の来水を凶とする。注家は言う。水は長生・帝旺の方から来るのが宜しく、病・死の方へ去るのが宜しい。陽干で向を立て、水口が絶・胎の位から流出すれば富貴を主る。これが真の催官水である。墓庫を衝破すれば性は陰に属し、陰氣を得て後に發する。陽宅は陽に属し、上に天干を戴き下に地支を覆うことを講じ、甲寅・庚申・壬子・丙午のように上が天干・下が地支で干支相配してこそ合式となる、と。

救貧黃泉

辛入乾宮百萬莊,癸歸艮位發文章。乙向要流清富貴,丁坤終是萬斯箱。此名救貧黃泉,皆主向上,論來水吉,去水凶。《新安府志》:壬山丙向甲門開,五百年中產大才。定了紫陽山下水,乙庚之歲損嬰孩。

辛方の水が乾宮に入れば百萬の田莊を主り、癸方の水が艮位に歸れば科第文章を發し、乙向を立てて水が清く流れれば富貴を主り、丁向の水が坤に歸れば終に萬倉の粟を積む。この一組を「救貧黃泉」と呼び、いずれも向首に就いて論じたものである。水がこれらの方位から来朝するのは吉で、これらの方位へ流去すれば凶である。注家が《新安府志》に載る歌謡を引いていうに、壬山丙向で甲方に門を開けば、五百年の内に大才を出す。しかし紫陽山下のあの一道の水を定めたからには、乙年・庚年に逢えば嬰孩を損傷する、と。

注曰:子寅辰干丙乙屬金,紫陽水流巽巳之位,是射破生方也,乙庚化金,故其年見禍。其曰損嬰孩,養生之位主小兒,且箕位有獄因,可當黃泉之殺,故不殺壯丁耳。其法以向為主,門路,池井溝壘折水皆莫犯之。若箕巳方有行路,謂之踏破長生,故曰入黃泉。

原注が解釋していうに、子・寅・辰と乾・丙・乙は金に属し、紫陽山下の水が巽・巳の位に流向するのは、まさに金の長生の方を射破するものである。乙と庚は相合して金を化すゆえ、乙年・庚年に逢えば禍を見る。「嬰孩を損す」とは、長生養育の位が小兒を主るからである。この方に別に牢獄の應もあり黃泉の煞を承當するに足るゆえ、幼小のみを傷り壯丁を傷らない。この法は向首を主とし、門路・池塘・水井・溝渠および折水は、いずれもこれらの方位に觸犯してはならない。もし巽・巳方に行路が開けていれば「長生を踏破した」と呼び、黃泉に入ったと言うのである、と。

天羅地網・相克で取る別格

更有一神難為說,時師會不得。辰山戌向戌山辰,驚動世間人。寅歸甲水乙歸巽,長流為[闕]。寅為虎他細尋根取巽丙壬正為[闕]代無煩惱。卯山辛向水為幹,富貴出官員。此俱以相剋言,另是一格。辰為天羅,戌為地網,最稱不吉,舉二神而其它可知矣。

別に言説し難い一神があり、時の地師は領會に及ばない。辰山戌向・戌山辰向のような正相對衝の格局は、一旦用いて准じれば、世人を驚動させ得る。寅方の水は甲に歸り乙方の水は巽に歸り、長く流れて斷えなければ□を主る(底本ここに缺字)。寅は十二屬で虎である。その中の根由を細かく尋ねよ。巽・丙・壬の三方を取れば、正しく□代に煩惱なきを主る。卯山辛向で水が乾方に出れば、富貴して官員を出す。注家は言う。これらはいずれも相克を以て取用する別格である。辰は天羅・戌は地網で最も不吉と稱される。ここに天羅地網の両神を舉げたからには、その餘の道理はこれに照らして類推せよ、と。

五行の衰關と水城の形煞

金遇戌為鐵,火向未申絕。木辰枝葉枯,水上丑寅滅。五行逢衰為關,又,丟五舷水形:金圓、木直、水曲、火斜、土橫,方水城出口處犯前項關煞,主少亡。

金が戌位に遇えば廢鐵となり、火が未・申の两位に行けば絕え、木が辰位に至れば枝葉が枯槁し、水が丑・寅の两位に至れば消滅する。注家は言う。五行が衰敗の地に逢えば、生氣を阻斷する關煞となる、と。また五種の水城の形狀を論ずる。金形の水は圓く抱き、木形の水は直去し、水形の水は曲折し、火形の水は斜射し、土形の水は横過する。水城の出口の處が上述の關煞を正しく犯せば、家中に少年夭亡する者が出ることを主る。

編次の跋語

此經名《天玉》,觀經中所言多與《內傳》相重,則其經必《內傳》而非《外傳》也,因於重者刪之,而次第其文,自成一書。第同一《天玉》,同一《內傳》也,前所云水要四三二一逆行,此所言折水要一二三四順去,竟不可曉。竊意折水順行為是,而前前說亦並仍其文,以俟知者。

編者の按語にいう。この書は《天玉》と題するが、その講ずる内容を見れば多く《天玉經・内傳》と重複する。ならばそれは本来《内傳》の一部分であるべく、別の《外傳》ではない。この故に重複する處を删去し、その次第を排定し直して、それ自体が一書を成すようにした。ただ同じく《天玉》と題し同じく《内傳》から出るのに、前では水を四・三・二・一に逆らせて行かせ、ここでは折水を一・二・三・四に順に去らせると説き、両説は相反して実に理解し難い。私は折水順行の説が正しいと思うが、前の説も併せて原文を保留し、留めてこの道に通曉する人の判定を待つ。

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