三字经 · 第2巻
宇文周與高齊迨至隋一土宇
また宇文氏の周、高氏の斉がありました。隋に至って、天下がようやく一統に帰しましたが、
不再傳失統緒唐高祖起義師
何代かも伝えないうちに正統を失いました。唐高祖は兵を起して義を挙げ、
除隋亂創國基二十傳三百載
隋末の乱を掃除して、国基を開創しました。二十代を伝え、合わせて三百年。
梁滅之國乃改梁唐晉及漢周
後梁が唐を滅ぼして、国号はここに改換しました。梁・唐・晋と漢・周は、
稱五代皆有由炎宋興受周禪
合して五代と称し、それぞれ縁由があります。宋朝が興起し、後周の禅譲を受け、
十八傳南北混遼與金皆稱帝
十八代を伝え、南北は混一しました。遼と金はみな皇帝を自称し、
元滅金絕宋世蒞中國兼戎狄
元は金を滅ぼし、また宋の世系を断絶しました。中原を統治し、あわせて戎狄を兼ねました。
九十年國祚廢太祖興國大明
九十年を過ぎて、国運は廃絶しました。明太祖が興起し、国号を大明と称し、
號洪武都金陵迨成祖遷燕京
年号を洪武とし、金陵に都を建てました。成祖の時に至り、燕京に都を遷しました。
十七世至崇禎權閹肆寇如林
十七代を伝えて崇禎に至ります。宦官が権を専らにし放肆し、盗寇は林木のごとく多く、
至李闖神器焚清太祖膺景命
李自成に至って、帝位の象徴は焚燬されました。清太祖は大命を承け受けて、
靖四方克大定廿一史全在茲
四方を平定して、大局は安定しました。二十一部の史書は、すべてここにあり、
載治亂知興衰讀史書考實錄
それらは治乱を記載して、人に興衰を明白させます。史書を読むには、実録を考核すべく、
通古今若親目口而誦心而維
古今を貫通して、親しく見たことがあるかのようにします。口には誦読し、心には思索します。
朝於斯夕於斯昔仲尼師項橐
朝はこのごとく、夕もこのごとしです。昔、孔子はかつて項橐を師とし、
古聖賢尚勤學趙中令讀魯論
古の聖賢すらなお勤く学びました。趙普は中書令の身に在りながら、なお《魯論》を読みました。
彼既仕學且勤披蒲編削竹簡
彼は既に官を為して、なおこのごとく勤く学びました。ある人は蒲草を編み、竹片を削って書冊とし、
彼無書且知勉頭懸梁錐刺股
彼らは書無きも、なお自ら勉めるを知りました。ある人は梁に髪を懸け、ある人は錐をもって股を刺しました。
彼不教自勤苦如囊螢如映雪
彼らは督促する人なくして自ら苦しみました。ある人は蛍を嚢に入れて明かりとし、ある人は雪に映して読書しました。
家雖貧學不輟如負薪如掛角
家は貧しくとも、学は停まらず。ある人は薪を負いて読み、ある人は書を牛角に掛けました。
身雖勞猶苦卓蘇老泉二十七
身は労すれども、志節は卓然として凡ならず。蘇洵は二十七歳に至って、
始發憤讀書籍彼既老猶悔遲
初めて発憤して書を読み始めました。彼は年が既に老いて、なお起步の晚きを悔恨し、
爾小生宜早思若梁灝八十二
あなたたちは年が若い——早めに打算すべきです。梁灏が八十二歳の時のごとく、
對大廷魁多士彼既成眾稱異
朝廷に対策して、衆多の士子を圧倒しました。彼は成就が晩きも、衆人は奇と称しました。
爾小生宜立志瑩八歲能詠詩
あなたたちは年が若い——志向を立て定めるべきです。祖瑩は八歳にして詩を吟じることができ、
泌七歲能賦棋彼穎悟人稱奇
李泌は七歳にして棋を題として賦を作ることができました。彼らは聡慧が人に過ぎ、人々は奇と称しました。
爾幼學當效之蔡文姬能辨琴
あなたたちは幼くして学を求める——彼らを效法すべきです。蔡文姬は琴の声を聴き辨え、
謝道韞能詠吟彼女子且聰敏
謝道韞は詩を吟じ対を作ることができました。彼女たちは女子の身として、なおこのごとく聡敏です。
爾男子當自警唐劉晏方七歲
あなたたちは男子の身として、自ら警醒すべきです。唐の劉晏はわずか七歳にして、
舉神童作正字彼雖幼身己仕
神童と挙げられて、正字の官を為しました。彼は年こそ小さくとも、既に出仕しました。
爾幼學勉而致有為者亦若是
あなたたちは幼くして学を求めれば、勉めて至ることができます。作為ある者とは、まさにこのごとしです。
犬守夜雞司晨苟不學曷為人
狗は夜を守り、鶏は暁を報じます。人はもし学ばなければ、何をもって人としますか?
蠶吐絲蜂釀蜜人不學不如物
蚕は糸を吐き、蜂は蜜を醸します。人が学習しなければ、かえってこれらの物に及びません。
幼而學壯而行上致君下澤民
幼き時に学び、壮んな時に施行します。上は君主を輔佐でき、下は百姓に沢を被らせます。
揚名聲顯父母光於前裕於後
名声を伝揚して、父母を顕耀させます。先人に光を増し、後代に余蔭を留めます。
人遺子金滿籯我教子惟一經
人は子孫に満箱の黄金を留めますが、我が子孫に教えるはただ一部の経書のみです。
勤有功戲無益戒之哉宜勉力
勤奮すれば効果があり、嬉戯すれば益なし。これを戒めとして、よく努めなさい!
民國復位版
民国復位版
人之初性本善性相近習相遠
人が生まれたばかりのとき、本性はもともと善です。本性は互いに近いのに、習染が人を遠ざけます。
苟不教性乃遷教之道貴以專
教え導かなければ、本性は変わって悪くなります。教育の道は、専一を貴びます。
昔孟母擇鄰處子不學斷機杼
昔、孟母は隣を択んで居しました。息子が学ばなければ、彼女は機の糸を断ち切りました。
荀季和有義方教八子名俱揚
荀季和は子を教えるに良い方法があり、八人の息子を教え出して、一人残らず名声を遠くに揚げました。
養不教父之過教不嚴師之惰
養うて教えなければ父の過ち、教うるに厳しからざれば師の懒惰です。
子不學非所宜幼不學老何為
子が学ぼうとしないのは、あるべきではありません。幼き時に学ばなければ、老いて何を為すことがありましょう?
玉不琢不成器人不學不知義
玉石は雕琢を経なければ器物を成さず、人は学習しなければ義を懂りません。
為人子方少時親師友習禮儀
子女たる者、年少の時は師友に親しんで、礼節・儀度を学ぶべきです。
香九齡能溫席孝於親所當執
黄香は九歳にして父のために被席を温めることができました。双親を孝し敬うは、守るべき本分です。
融四歲能讓梨弟於長宜先知
孔融は四歳にして梨を譲ることを懂りました。兄を敬い順うは、早く明白すべきです。
首孝弟次見聞知某數識某文
まず孝と悌を講じ、次に見聞を論じます。数目を懂り、文字を認めなければなりません。
一而十十而百百而千千而萬
一から十へ、十から百へ、百から千へ、千から万へ。
三才者天地人三光者日月星
いわゆる三才とは、天・地・人。いわゆる三光とは、日・月・星。
三綱者君臣義父子親夫婦順
いわゆる三綱:君臣に義あり、父子に親あり、夫婦に順あり。
曰春夏曰秋冬此四時運不窮
春と夏、秋と冬、これが四季で、運転して停まりません。
曰南北曰西東此四方應乎中
南と北、西と東、これが四方で、みな中央に対応します。
曰水火木金土此五行本乎數
水・火・木・金・土、これが五行で、自然の数に本づきます。
十干者甲至癸十二支子至亥
十天干は、甲から癸に至ります。十二地支は、子から亥に至ります。
曰黃道日所躔曰赤道當中權
黄道は太陽が運行する軌跡です。赤道は正に地球の中間に当たります。
赤道下溫暖極我中華在東北
赤道の下が最も温暖です。わが中華は、それの東北に位します。
寒燠均霜露改右高原左大海
寒暖は調匀し、霜露は時令に随って変わります。右には高原、左には大海。
曰江河曰淮濟此四瀆水之紀
長江・黄河・淮水・済水、この四瀆は衆水の綱紀です。
