黄庭内外景经 · 第4巻
常存玉房神明達,時思太倉不飢渴,役使六丁玉女渴,閉子精門可長活,
常に玉房を存想すれば神明は通達し、時時に太倉を思念すれば饑えず渇かず。六丁を役使し玉女は来り謁し(底本の「渴」は「謁」に作るべし)、あなたの精門を閉じれば長く活くべし。
正室堂前神所舍,洗心自治無敗汙,歷觀五臟視節度,六府修治潔如素,
正室・堂前は神の住む宅舎です。心を洗い自ら治めて敗汚ありません。五臓を歴観してその節度を視、六腑を修治して潔浄にして素のごとく、
虛無自然道之固,物有自然道不煩,垂拱無為身體安,虛無之居在幃間,
虚無・自然は道の牢固なる所です。物に自然ありて道は煩瑣ならず。垂拱・無為なれば身体は安し。虚無の居は帏幔の間に在り、
寂寞郭然口不言,修和獨立真人官,恬淡無欲遊德園,清淨香潔玉女前,
寂寞として廓然とし(底本の「郭」は「廓」に作るべし)、口は言を語らず。和を修め独立して真人の宮に在り。恬淡・無欲にして徳の園圃に游び、清浄・香潔にして玉女の前に在り、
修德明達神之門。
徳を修め明達すれば、これがすなわち神の門です。
中部經第二
中部経第二
作道優遊深獨居,扶養性命守虛無,恬淡自樂何思慮,羽翼已具正扶疏,
道を作して優游に、深く独居します。性命を扶養し虚無を守り、恬淡にして自ら楽しみ、何の思慮かあらん。羽翼はすでに具備して、まさに扶疏とし、
長生久視乃飛去,五行參差同根蒂,三五合氣其本一,誰與共之鬥日月,
長生・久視して、ここにおいて飛び去ります。五行は参差として同じく根蒂を着け、三五は気を合しその本は一です。誰とともに処るや。斗と日月と、
抱玉懷珠和子室,子能守一萬事畢,子自有之持無失,即欲不死入金室,
玉を抱き珠を懐いて、あなたの室に和します。あなたが一を守ることができれば万事は完畢し、あなた自身にそれがあるのに、持守して失うなかれ。死なざらんと欲せば金室に入り、
出日大月是吾道,天七地三回相守,升降進退合乃久,玉石落落是吾寶,
日を出で月に入るは、これは我が道です(底本の「大」は「入」に作るべし)。天七・地三は回環して相守り、升降・進退は相合してこそ長久です。玉石は落落として、これは我が宝です。
子自有之何不守,心曉根基養華彩,服天順地合藏精,七口之五回相合,
あなた自身にそれがあるのに、なんぞ守らざるや。心裏に根基を明白にし、華彩を養護し、天に服し地に順い、会合して精を蔵します。七と五は回環して相合し(底本の「口」は疑いもなく衍字あるいは残欠)、
崑崙之上不迷誤,九原之山何亭亭,中有真人可使令,蔽以紫官舟城樓,
崑崙の上は迷誤しません。九原の山は何と亭亭たることか。その中に真人ありて役使すべし。紫宮・丹城楼を以て遮蔽し(底本の「官」は「宮」に、「舟」は「丹」に作るべし)、
俠以日月如明珠,萬歲昭昭非有期,外本三陽物自來,內拘三神可長生,
日月を以て挟み、明珠のごとし。万歳・昭昭として期限ありません。外は三陽を以て本となし、物は自然に到来し、内に三神を拘守して長生すべし。
魂欲上天魄入淵,還魂返魄道自然,庶幾結珠固靈根玉,匙金鑰身完堅,
ほぼ珠を結び・霊根を固守します。玉匙・金鑰は、身体は完堅です。
載地懸天周乾坤,象以四時赤如舟,前仰後卑列其門,選以還丹與玄泉,
地を承載し天を懸掛し、乾坤に周遍します。象を四時に取りて赤きこと丹のごとし(底本の「舟」は「丹」に作るべし)。前は仰ぎ後は卑く、その門を排列します。還丹と玄泉を選取し、
象龜引氣致靈根,中有真人巾金巾,負甲持符開七門,此非扶葉實是根,
亀のごとく気を引きて、霊根を招致します。その中に真人ありて頭巾は金巾。神甲を背負い符を持して七門を開きます。これは枝葉にあらず、実は根なり。
晝夜忌之可長存,仙人造士非異有,積精所致和專仁,人皆食谷與五味,
昼夜これを忌念すれば長く存すべし。仙人・道士は別に特異あるにあらず、精を積むことの致す所は、和と専・仁に在ります。人はみな穀と五味を食すれど、
獨食太和陰陽氣,故能不死天相既,試說五臟各有方,心為國主五臟王,
独り太和・陰陽の気を食すれば、こうして能く死せずして、天もまたこれを助けます(底本の「既」は「暨」に作るべし)。試みに説く、五臓はそれぞれ方位あり、心は国主で五臓の王です。
受意動靜氣得行,道自將我神明光,晝日昭昭夜自守,渴可得漿飢自飽,
意念の動静を受けて、気は以て運行します。道は自然に我を帯びて、神明は光を放ちます。昼は昭昭として、夜は自ら守ります。渇すれば漿を得て、饒すれば自ら飽き、
經歷六府藏卯酉,通我精華調陰陽,轉陽之陰藏於九,常能行之耳不老,
六腑を経歴して卯酉に蔵れ、我が精華を通じて陰陽を調和します。陽を転じて陰とし、九に蔵れます。常に能く実行すれば老いることなく、
肝之為氣修而長,羅列五臟主三光,上合三焦下玉漿,我神玖魄在中央,
肝の成す気は修長で、五臓を羅列して三光を主管します。上は三焦に合し下は玉漿を為し、我が神と魂魄は中央に在り、
精液流泉去鼻香,立於玄膺含明堂,雷電霹靂往相聞,右酉左卯是吾室。
精液は流泉のごとく、鼻中の穢臭を去り芳香を来たします。玄膺に立ちて明堂を含み、雷電・霹靂は往来して相聞こえます。右は酉・左は卯、これは我が室です。
下部經第三
下部経第三
伏於志門侯天道,近在子身還自守,清靜無為神留止,精神上下開分理,
志門に伏して天道を等候します。近くはあなた自身の身上に在り、まさに自ら守るべし。清浄・無為なれば神は留止し、精神は上下して条理を分かち、
精候天道長生草,七竅已通不知老,還坐天門侯陰陽,下於喉嚨神明通,
精は天道を等候して、これがすなわち長生の草です。七竅はすでに開通して老いることを知らず。還りて天門に坐して陰陽を等候し、下は喉嚨に至って神明は相通じ、
過華蓋下清且涼,大清靈淵見吾形,期成還年可長生,還過華池動腎精,
華蓮の下を経過して清にして涼し。太清・霊淵は我が形を見ます。還年を成就することを期望して長生すべし。華池を還過して腎精を発動し、
立於明堂望丹田,將使諸神開命門,通利天道存靈根,陰陽列布若流星,
明堂に立ちて丹田を望み、諸神をして命門を開かしめんとす。天道を通利し霊根を存守し、陰陽は列布して流星のごとく、
肝氣周還終無端,肺之為氣三焦起,上座天門侯故道,津液醴泉通六府,
肝気は周還して終に尽くることなし。肺の成す気は三焦より起こり、上に天門に坐して故道を等候し、津液・醴泉は六腑を貫通し、
隨鼻上下開兩耳,窺視天地存童子,調和精華治發齒,顏色光澤不復白,
鼻に随って上下して両耳を開通します。天地を窺視して童子を存想し、精華を調和して髪歯を治理します。顔色は光沢して再び白くならず、
下於喉嚨何落落,諸神皆會相求索,下大絳宮紫華色,隱藏華蓋觀通廬,
下は喉嚨に至って何と落落たることか。諸神はみな会合して互いに求索します。下に大絳宮に入りて、これは紫華の色です。華蓋を隠して通廬を観視し、
專守心神轉相呼,觀我神明闢諸邪,脾神還歸依大家,致於胃管通虛無,
心神を専守して展転して互いに呼び合います。我が神明を観視して諸邪を辟去します。脾神は還帰して大家に依り、胃管に送りて虚無に通じ、
藏養靈根不復枯,閉塞命門如玉都,壽傳萬歲年有餘,脾中之神主中官,
霊根を蔵養して再び枯竭せず。命門を閉塞して玉都のごとくならしめ、寿は万歳に伝わり年歳は余りあり。脾中の神は中官を主管し、
朝會五臟列三光,上合天門合明堂,通利六府調五行,金木水火土為王,
五臓に朝会して三光を羅列し、上は天門に合し明堂に合します。六腑を通利し五行を調和し、金・木・水・火・土は王と為り、
通利止脈汗為漿,修護七竅去不祥,二神相待化玉英,上稟天氣命益長,
血脈を通利して汗は化して漿と為ります。七竅を修護して不祥を去り、二神は相待して化して玉英と為ります。上は天気を禀けて性命はいよいよ長久、
日月列布張陰陽,五臟之主腎最精,伏於太陰成吾形,出入二竅合黃庭,
日月は列布して陰陽を張ります。五臓の主は腎が最も精なり。太陰に伏して我が形を成就し、二竅を出入して黄庭に合し、
呼吸虛無見吾形,強我筋骨血脈盛,恍惚不見過青靈,坐於廬下幾小童,
虚無を呼吸して我が形を見ます。我が筋骨を強壮にして血脈は旺盛です。恍惚の下は見えずして青霊を過ぎ、廬の下に坐してほぼ小童なり。
內息思存神明光,出於天門大無閒,恬淡無欲養華莖,服食玄氣可遂生,
内息・思存して神明は光を放ちます。天門より出でて広大にして間隙なし。恬淡・無欲にして華茎を養護し、玄気を服食して以て生を遂ぐべし。
還返七門飲太淵,通我懸膺過青靈,坐於膺間見小童,問於仙迂與奇方,
七門に還返して太淵を飲み、我が懸膺を通じて青霊を過ぎ、膺間に坐して小童を見ます。仙人に問う、迂曲と奇方とを。
服食芝草紫華英,頭戴白素足丹田,沐浴華池生靈根,三府相得開命門,
芝草・紫華の英を服食し、頭に白素を戴き足は丹田に在り。華池に沐浴して霊根を生じ、三府は相得して命門を開き、
五味皆至善氣還,披髮行之可長存,大道蕩蕩心勿煩,吾言畢矣勿妄傳。
五味はみな到来して善気は返還します。髪を披散して実行すれば長く存すべし。大道は蕩蕩として、心は煩うなかれ。我が言は畢わった——妄りに伝うるなかれ。
高上玉皇胎息經
高上玉皇胎息経。
玉皇天尊曰:
玉皇天尊が説かれました:
胎從伏氣中結,氣從有胎中息。
胎は伏気のうちより結成し、気は有胎のうちより止息します。
氣入身來謂之生,神去離形謂之死。
気が身に入り来るを生と言い、神が形体を離れるを死と言います。
知神氣,可以長生。
神と気を知れば、長生すべし。
故守虛無,以養神氣。
だから虚無を守りて、以て神と気を養います。
神行即氣行,神住即氣住。
神が行けば気はすなわち行き、神が住すれば気はすなわち住します。
若欲長生,神氣相注。
長生せんと欲せば、神と気とを互いに灌注せよ。
心不動念,無來無去,不出不入,自然常在。
心は念を動かさず、来ることなく去ることなく、出ず入らずして、自然に常に在ります。
勤而行之,是真道路。
勤勉して実行すれば、これがこそ真の道路です。
