Libo

文王金銭課

周(旧题) · 姬昌(旧题周文王)

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

渾天甲子(地支を下から上へ装う)

占卜類典籍

一つの主体系に慣れてから読み流すのが向いている。同種の問題に対する占法ごとの処理の差を対照する材料になる。

自古之說,卜靈之為道,通於神明。所以斷吉凶,決憂疑,辯陰陽於爻象,查變化之元機。此其義為至精,而其事為至大。聖經曰:至誠之道,可以前知。故問卜者,不誠不格,占卦者妄斷不靈。此二語實定論也。每見世人遇事即卜,而誠之一字,昧焉罔覺,或飲酒茹暈,或淫邪不潔,迨至臨時祝告,遂欲感格神明,不亦惑乎。或托親朋,或委奴僕,至此問卦者。八卦能通天地理,萬事總在誠者靈。

古来より言い伝えられていることでは、占いが霊験あらたかなのは、その道が神明に直結しているからです。これによって吉凶を判断し、疑いや憂いを決断し、爻象から陰陽を見分け、その中から変化の根本の機微を探ることができます。だからその義理はきわめて精微であり、関わる事柄はきわめて重大なのです。《中庸》に「至誠の道は、もって前知すべし」とあります——誠の心が極まれば、将来を予知できます。したがって卜を問う人が誠でなければ、神は感応しません。卦を占う人がでたらめに断じれば、卦は霊験を現しません。この二句はまさに定論です。世の人が事あるごとに占いに走るのをよく見かけますが、「誠」の一字についてはぼんやりとしてまったく留意しません。酒を飲み肉を食らい(「茹暈」はすなわち茹葷)、あるいは行いが淫らで身心が不浄なまま、いざその場になってから祝告して、神明に感通しようとするのは、愚かではありませんか。親友に託して代わりに問わせたり、奴僕に遣わして代わりに求めさせたりして、そのような段階に至っても、それを問卦する人と言えるでしょうか。八卦は天地の理を貫くことができますが、すべての事は結局のところ、心の誠ある人にだけ霊験を現すのです。

諸爻持事訣

世爻旺相最為強,作事享通大吉昌。謀望諸般皆遂意,用神生合妙難量。尋空月破逢非吉,克害刑沖遇不良。父母持世主身勞,求嗣妾眾也難招。官動財旺宜赴試,財搖謀利莫心焦。占身財動無賢婦,又恐區區壽不高。

この節では、六親の各爻が「世爻」に臨んだときの断え方を説きます。「世爻」とは卦の中で求測する本人を表す爻で、それに対するのが「応爻」で、相手方や外部を表します。世爻が月建・日辰の生扶を得て旺相に当たれば力が最も強く、事をなせば亨通し、大吉大利となり、あらゆる謀りごとが意のままになります。さらに「用神」(問う事に対応する爻)が世爻と相生・相合すれば、その妙ははかりしれません。逆に、世爻が「旬空」に落ちたり、月建に冲されて破れたり(月破)すれば吉ではなく、克・害・刑・冲を受けてもよくありません。「父母爻」が世に臨むと、本人は労苦を主とします。子嗣を求めても妻妾が多くても得がたく、官鬼爻が発動して妻財爻が旺なら受験・应试に適し、妻財爻が揺動すれば利を謀るに焦る必要はありません。自身を占って財爻が発動すれば、家内に賢い助けがなく、また寿数が高くないことを恐れます。

子孫持世事無憂,求名切忌做當頭。避亂許安適可得,官訟從今了便休。有生無克諸般吉,有克無生反見愁。鬼爻持世事難安,占身不病也遭官。財物時時憂失晚,功名最喜事當權。入墓愁疑無散日,逢沖轉禍變成歡。

「子孫爻」が世に臨むと、諸事憂いはありませんが、功名を求めるにはこれが頭に据わることを最も忌みます——子孫爻は官鬼爻を克し、功名はまさに官鬼を用神とするからです。乱を避けて安を求めるなら安適を得られ、官司・訴訟もこれで済んで終わります。この爻は生扶さえあって克制がなければ、すべて吉ですが、克されるばかりで生扶がなければ、かえって愁いを増します。「官鬼爻」が世に臨むと、諸事安らかではなく、自身を占えば病気になるか官非に遭い、財物は常に紛失を憂え(「失晚」は「失脱」と作るべき)、ただ功名を求めるときだけこれを喜び、権を当てて事を掌ることを主とします。官鬼爻が「墓」に入れば(金爻が丑に、木爻が未に入るなど)、憂愁・疑慮は散ずる日がありません。日辰や動爻が冲きて墓庫を開けば、禍が転じて喜びとなります。

財爻持事益財榮,兄若交重不可逢。更遇子孫明暗動,利身克父喪文風。求官問訟宜財吉,動變兄官萬世凶。兄弟持世莫求財,官同須慮禍將來。朱雀並臨防口舌,如搖必定損妻財。父母相生身有壽,化官化鬼有其災。

「妻財爻」が世に臨むと、銭財の興隆に益がありますが、最も恐れるのは兄弟爻の発動です(「交重」は老陰・老陽の動爻を指す)。兄弟爻は財を劫する神だからです。さらに子孫爻の明動または暗動(伏蔵して生を受ける暗動)に遇えば、自身には利がありますが、父母爻を克して読書・文運を妨げます。官を求め、訟を問うとき、財爻が当令なら吉ですが、動して兄弟爻や官鬼爻に変ずれば大凶です。「兄弟爻」が世に臨むと、財を求めてはなりません。官鬼爻が同時に並び見えれば、禍の至ることを慮り、さらに「六神」の朱雀が並び臨めば口舌の是非を防がねばなりません。兄弟爻が一動すれば、必ず妻子と銭財を損傷します。このとき父母爻が来たって相生すれば本人に寿がありますが、兄弟爻が官爻・鬼爻に変ずれば災いがあります。

渾天甲子(地支を下から上へ装う)

乾震宮內卦子寅辰,外卦午申戌;坎宮內卦寅辰午,外卦申戌子;艮宮內卦辰午申,外卦戌子寅;巽宮內卦丑亥酉,外卦未己卯;離宮內卦卯丑亥,外卦酉未己;坤宮內卦未己卯,外卦丑亥酉;兌宮內卦己卯丑,外卦亥酉未;

これは「納甲」で地支を装う口訣で、渾天甲子とも呼ばれます。卦を装うときは初爻(最下の爻)から上へ順に配します。乾宮と震宮の卦では、内卦の三爻が下から上へ子・寅・辰、外卦の三爻が午・申・戌。坎宮の卦では、内卦が寅・辰・午、外卦が申・戌・子。艮宮の卦では、内卦が辰・午・申、外卦が戌・子・寅。巽宮の卦では、内卦が丑・亥・酉、外卦が未・巳・卯(「己」はすべて「巳」と作るべき)。離宮の卦では、内卦が卯・丑・亥、外卦が酉・未・巳。坤宮の卦では、内卦が未・巳・卯、外卦が丑・亥・酉。兌宮の卦では、内卦が巳・卯・丑、外卦が亥・酉・未。およそ陽卦(乾・震・坎・艮)は地支が順行し、陰卦(巽・離・坤・兌)は地支が逆行します。これが納甲の定式です。

六親装卦(下から上へ装う)・貴人歌(たとえば甲・戊の日に占って丑・未の爻を見れば即ち貴人)

乾兌屬金:乾兌金兄土父傳,木財火鬼水子然;坎宮屬水:坎宮水兄火為財,土鬼金父木子來;坤艮屬土:坤艮土兄火為父,木鬼水財金子路;震巽屬木:震巽木兄水為父,金鬼火子財是土;離宮屬火:離宮火兄水為鬼,土子木父金財助。甲戊兼牛羊,乙己鼠猴郎。丙丁豬雞位,壬癸兔蛇藏。庚辛逢馬虎,此是貴人方。

これは「六親」を安んずる口訣です。六親は本宮の五行を「我」とし、各爻の地支の五行と比較します。我と同じは兄弟、我を生ずるは父母、我が生ずるは子孫、我を克するは官鬼、我が克するは妻財です。乾宮・兌宮は金に属します。金爻を兄弟、土爻を父母、木爻を妻財、火爻を官鬼、水爻を子孫とします。坎宮は水に属します。水爻を兄弟、火爻を妻財、土爻を官鬼、金爻を父母、木爻を子孫とします。坤宮・艮宮は土に属します。土爻を兄弟、火爻を父母、木爻を官鬼、水爻を妻財、金爻を子孫とします。震宮・巽宮は木に属します。木爻を兄弟、水爻を父母、金爻を官鬼、火爻を子孫、土爻を妻財とします。離宮は火に属します。火爻を兄弟、水爻を官鬼、土爻を子孫、木爻を父母、金爻を妻財とします。後の六句は「天乙貴人」の歌です。卦を占う当日の日干が甲または戊なら、丑(牛)・未(羊)の爻を見るのが即ち貴人。乙・己の日は子(鼠)・申(猴)。丙・丁の日は亥(猪)・酉(鶏)。壬・癸の日は卯(兎)・巳(蛇)。庚・辛の日は午(馬)・寅(虎)。これらが貴人の在る方位と爻位です。

用神

占天地、城池、宅舍、車船、衣被、書信、文書、文契、書館、師長、往事、乳母、盟叔、妻長輩、父母、祖父、伯叔、姑姨、見我以上輩父母爻為用神。占兒女、女婿、外甥、門徒、忠臣、醫生、藥物、曾道、兵將、六畜、禽鳥、凡占小輩使用子孫作用神。(子孫即是福德之神,諸事見之為吉。占功名、詞訟忌之。)

「用神」とは、問う事の卦中における代表爻で、用神を取り違えれば全盤すべて誤りです。およそ天地・城池・房舎・車船・衣被・書信・文書・契約・書館・師長・旧事・乳母・義理で結んだ叔父輩・妻の長輩・父母・祖父・伯叔・姑姨、および一切の自分より輩分の上の人を占うには、「父母爻」を用神とします。およそ児女・女婿・外甥・門徒・忠臣・医・薬物・僧道・兵将・六畜・禽鳥、および一切の後輩を占うには、「子孫爻」を用神とします。原注に言うには、子孫爻は即ち福徳の神であり、何事を占ってもこれを見れば吉です。ただ功名と官司を占うときだけこれを忌みます。官鬼を克し、官鬼はまさに功名と官府の用神だからです。

占妻、妄奴、人役、銀錢、珠寶、倉庫、糧食、器皿、求財、討債、及驅使之人物,以妻才為用神。占官、官府、功名、妻占父、亂臣、賊盜、邪崇、雷霆、鬼神、詞訟、凡以上俱官鬼爻為用神。占兄弟、族兄弟、盟兄、姐丈妹丈、凡同輩者是也。(兄弟爻見財則奪,所以占財貨物者,為劫才之神,忌之。)

およそ妻子・妾室・奴婢・雇工・差役・銭銀・珠宝・倉庫の糧食・器皿の用具、および財を求め、債を討ち、一切の自分に駆使される人と物を占うには、「妻財爻」を用神とします。およそ官員・官府・功名・妻が夫を占問し、乱臣・盗賊・邪祟・雷霆・鬼神・訴訟の類を占うには、「官鬼爻」を用神とします。およそ兄弟・同族の兄弟・義理で結んだ兄・姐夫・妹夫、および一切の同輩の人を占うには、「兄弟爻」を用神とします。原注に言うには、兄弟爻は妻財爻を見ればすぐ奪おうとするので、およそ銭財・貨物を占うとき、これは財を劫する神で、最も忌むべきものです。

占卦方法・例

凡占卦者,用銅錢三文,出一背為單,點一點、,兩背為折,平點、、,三背為重,劃一圈0,三字為交,打上一叉。初學點卦者,但見一點兩點,容易知之,凡見0兒叉兒,不甚明白,需要細心推查。0兒算一點,0兒為動,作兩點用。叉兒算兩點,叉兒為動,作一點用。

課を起こす方法は、銅銭三枚を擲って卦を立てます。裏が一枚出る(字面が二枚)のを「単」と呼び、少陽で、一点「、」と記します。裏が二枚出るのを「折」と呼び、少陰で、平べったい二点「、、」と記します。裏が三枚全部出るのを「重」と呼び、老陽で、丸「0」を描きます。字面が三枚全部出るのを「交」と呼び、叉「X」を打ちます。初学で卦を点ずる人は、一点・二点を見ればわかりやすいですが、丸と叉を見るとすぐ迷います。注意深く推究する必要があります。規則はこうです。丸はそれ自体一点(陽爻)と数えますが、丸は動爻なので、動けば陰に変じ、変卦では二点として用います。叉はそれ自体二点(陰爻)と数えますが、叉は動爻なので、動けば陽に変じ、変卦では一点として用います。これが「老は変じ、少は変ぜず」の理です。

今點一卦為例: 子孫 官鬼 兄弟 父母 官鬼 兄弟 卯 丑 亥 申 戌 子 、 、、 0世 X 0 、、應 後三爻為外卦,前三爻為內卦。0兒改做一點,X兒改做兩點,內卦離中虛,外卦坎中滿。此卦水在上火在下,此卦名為水火即濟。後化出0兒為動,動為兩點。X兒為動,動為一點。動者為變,變出此卦名為雷澤歸妹。初學點卦者,照此推理於後仿此。

いま一つの卦を例として点じます。この課式は全部で三行あり、第一行が六親、第二行が納めた地支、第三行が爻符と世応で、六つの位置が左から右へ初爻から上爻まで順に並んでいます。ですからこのように読みます。前の三位「子孫卯・官鬼丑・兄弟亥」が内卦の三爻、後の三位「父母申・官鬼戌・兄弟子」が外卦の三爻。爻符は順に一点・二点・丸(世を持つ)・叉・丸・二点(応を持つ)です。丸を一点(陽)に、叉を二点(陰)に改めると、内卦は離になり——離卦は中が虚爻です。外卦は坎になり——坎卦は中が実爻です。この卦は水が上に、火が下にあり、卦名を「水火既済」と言います。次に動爻を見ます。丸は動爻で、動くと二点(陰)に変じます。叉は動爻で、動くと一点(陽)に変じます。動けば変が生じ、変じて出た卦の名を「雷沢帰妹」と言います。初学で卦を点ずる人はこの方法で類推すれば、後の各卦もみなこれに倣います。

六十四卦

乾宮八卦

乾為天(困龍得水) 子孫 妻才 父母 官鬼 兄弟 父母 子 寅 辰 午 申 戌 、 、 、應 、 、 、世 象曰:困龍得水好運交,不由喜氣上眉稍,一切謀望皆如意,向後時運漸漸高。 詩曰:大吉之課,無不歡樂,上人見喜,諸事不錯。 斷曰:詞訟和吉,病人痊癒,功名有成,求謀大吉。

乾為天は、象を「困龍得水」に喩えます。課式三行は左から右へ初爻から上爻まで数え、六爻に子・寅・辰・午・申・戌を納めます。乾宮は金に属するので、水爻の子を子孫、木爻の寅を妻財、土爻の辰・戌を父母、火爻の午を官鬼、金爻の申を兄弟とします。六爻すべて陽爻(単点)で、「世爻」は上爻の戌土父母に、「応爻」は三爻の辰土父母にあり、世応ともに父母で同気相扶します。象辞に言うには、困した龍が忽然と水を得て、好運がまさに交じり来り、喜びの気がおのずと眉端に登り、一切の謀りごとが如意に叶い、これより時運は一段ごとに高まります。詩辞に言うには、これは大吉の課で、喜ばないことはなく、長上が見ても喜び、すべての事に差しつかえがありません。断辞を事に分けて言えば、官司は和解すべく、和すれば吉。病人は癒えます。功名を求めて成り、事を謀り財を求めて大吉。この課を占い得たら、勢いに乗じて進むべく、疑う必要はありません。

天風垢(地鄉遇友) 父母 子孫 兄弟 官鬼 兄弟 父母 丑 亥 酉 午 申 戌 、、世 、 、 、應 、 、 象曰:他鄉遇友喜氣歡,須知運氣福重添,自今交了順當運,向後管保不相干。 詩曰:交易有成,官事有理,走失可尋,出門見喜。 斷曰:功名有成,家宅平安,失物得見,占病無妨。

天風姤は、象を「他郷遇友」に喩えます(卦名下の「地郷」は「他郷」の誤り)。内卦の巽は丑・亥・酉を納め、外卦の乾は午・申・戌を納めます。乾宮は金に属するので、丑土・戌土を父母、亥水を子孫、酉金・申金を兄弟、午火を官鬼とします。初爻は折(二点・陰爻)、残り五爻はすべて陽で、これは乾宮一世卦で、「世爻」は初爻の丑土父母に、「応爻」は四爻の午火官鬼にあります。象辞に言うには、異郷で友に遇い、満心の喜び。これは運の上に福分がまた一層添えられたことを知るべし。今より順当な運に交わり、以後は何の妨げもないと保する。詩辞に言うには、交易は成り、官司は理あり、走失した人物は取り戻せ、出ずれば喜事あり。断辞に言うには、功名を求めて成あり、家宅平安、失くした物は見つかり、病を占って妨げなし。この課は外の助けを得るを主とし、すべての事は人の力を借りて行うがよい。

天山遁(濃雲蔽日) 父母 官鬼 兄弟 官鬼 兄弟 父母 辰 午 申 午 申 戌 、、 、、世 、 、 、應 、 象曰:濃雲蔽日不光明,勸君切莫遠出行,婚姻求財皆不吉,提防口舌到門庭。 詩曰:月令不善,走失難見,交易和夥,諸事平淡。 斷曰:占病不安,訟事見官,功名慢成,事不遂心。

天山遯は、象を「濃雲蔽日」に喩えます。内卦の艮は辰・午・申を納め、外卦の乾は午・申・戌を納めます。乾宮は金に属し、辰土・戌土を父母、午火を官鬼、申金を兄弟とします。初・二の両爻は折(陰)で、上の四爻は陽、乾宮二世卦で、「世爻」は二爻の午火官鬼に、「応爻」は五爻の申金兄弟にあります。世が官鬼に臨むは、まさに「鬼爻持世事難安」の義に合します。象辞に言うには、濃雲が太陽を蔽い、天光明るからず、あなたに勧めるは決して遠行するなかれ。婚姻と求財はいずれも吉利ならず、さらに口舌の是非が門に鬧がしく来るのを防ぐべし。詩辞に言うには、この月の運気は良からず、走失した人は求め難く、交易はただ人と伙するに宜しく、諸事平々淡々。断辞に言うには、病を占えば病人安からず、官司は公堂に鬧がしき至り、功名はゆるゆると成り、事は心に称わず。遯とは退避の義で、この課は総じて退守を以て宜しとします。

天地否(虎落陷坑) 父母 官鬼 妻才 官鬼 兄弟 父母 未 巳 卯 午 申 戌 、、 、、 、、世 、 、 、應 象曰:虎落陷坑不堪言,進前容易退後難,謀望不遂自己便,疾病口舌是牽連。 詩曰:走失難尋,交易不定,婚姻和課,不可輕動。 斷曰:占財可成,貴人遠行,出行不宜,事事晚成。

天地否は、象を「虎落陥坑」に喩えます。内卦の坤は未・巳・卯を納め、外卦の乾は午・申・戌を納めます。乾宮は金に属し、未土・戌土を父母、巳火・午火を官鬼、卯木を妻財、申金を兄弟とします。内の三爻はすべて折(陰)、外の三爻はすべて単(陽)で、天地交わらず、故に否と為します。これは乾宮三世卦で、「世爻」は三爻の卯木妻財に、「応爻」は上爻の戌土父母にあります。象辞に言うには、虎が陥坑に落ちて、苦しさは口に言い出せず、前へ行くは易いが退くは難く、謀る事は己の意に順わず、疾病と口舌が纏わりついて清まず。詩辞に言うには、走失は求め難く、交易は未だ定まらず、婚姻は講和を講ずるのみ可で、軽挙妄動するなかれ。断辞に言うには、財を占えばかえって成り(世が妻財に臨む故)、貴人は遠行にあり、己の出行は宜しからず、すべての事は後になって成る。この課は宜しく時機未だ至らず、守りて待つべし。

風地觀(旱蓬逢河) 父母 官鬼 妻才 父母 官鬼 妻才 未 巳 卯 未 巳 卯 、、應 、、 、、 、、世 、 、 象曰:卦逢蓬花旱逢河,生意買賣利息多,婚姻自有人來助,出門永不受折磨。 詩曰:走失得見,口舌消散,疾病皆除,月令真善。 斷曰:占訟得理,占病即愈,占信得見,謀事得意。

風地観は、象を「旱蓬逢河」に喩えます——枯れた蓬の草が河水に遇う。内卦の坤は未・巳・卯を納め、外卦の巽は未・巳・卯を納めます。乾宮は金に属し、未土を父母、巳火を官鬼、卯木を妻財とし、上下の三爻は六親同じ。これは乾宮四世卦で、「世爻」は四爻の未土父母に、「応爻」は初爻の未土父母にあります。象辞に言うには、卦が旱蓬の水を得るに遇えば、商い・売買に利息豊かなり、婚姻は自ずと人の中から相助けあり、出ずれば永く折磨を受けず。詩辞に言うには、走失した人物は見ること能く、口舌消散し、疾病はすべて除かれ、この月の運気実に良し。断辞に言うには、官司を打てば理を占め、病を占えばたちまち癒え、待つ書信は受け取り得、事を謀れば心に称う。この課は枯木の春に回るを主とし、向より困みし人これを得れば最も進取に宜しい。

山地剝(鷹雀同林) 父母 官鬼 妻才 父母 子孫 妻才 未 巳 卯 戌 子 寅 、、 、、應 、、 、、 、、世 、 象曰:雀遇天晚宿林中,不知林內先有鷹,誰然同處心生惡,卦若逢之事非輕。 詩曰:鷹雀同林不相合,占者逢之瑣碎多,恩人無義反為怨,是非平地起風波。 斷曰:先難後易,謀事不利,交過節令,憂愁變喜。

山地剥は、象を「鷹雀同林」に喩えます。内卦の坤は未・巳・卯を納め、外卦の艮は戌・子・寅を納めます。乾宮は金に属し、未土・戌土を父母、巳火を官鬼、卯木・寅木を妻財、子水を子孫とします。上爻だけが陽で、下の五爻はすべて陰、陽気まさに尽きんとす、故に剥と名づく。これは乾宮五世卦で、「世爻」は五爻の子水子孫に、「応爻」は二爻の巳火官鬼にあります。象辞に言うには、雀が日暮れに林に投じて宿るを、林中に早くから鷹が住んでいるを知らず、一処に同じく処ると雖も、相手は心に悪意を懐き、卦がこの象に占い至れば、事は軽からず(「誰然」は即ち「雖然」)。詩辞に言うには、鷹と雀の同林はもとより相容れず、占者これに遇えば瑣碎な煩い多く、恩人かえって義無く怨家と為り、平地に空しく是非の風波を生ず。断辞に言うには、先難くして後易く、事を謀れば利あらず、次の節令を交え過ぎれば、憂愁自ずから変じて歓喜と為る。この課は宜しく身辺の人を防ぎ、暫く守りて争うなかれ。

火地晉(鋤地得金) 父母 官鬼 妻才 兄弟 父母 官鬼 未 巳 卯 酉 未 巳 、、應 、、 、、 、世 、、 、 象曰:鋤地鋤去苗裡草,誰想財錦將人找,一鋤鋤出銀子來,這個運氣也算好。 詩曰:鋤地得金卦如何,占者逢之喜氣多,謀望求事皆如意,運轉時來處處合。 斷曰:進退兩難,不敢強辯,撥雲見日,該你出現。

火地晋は、象を「鋤地得金」に喩えます。内卦の坤は未・巳・卯を納め、外卦の離は酉・未・巳を納めます。乾宮は金に属し、未土を父母、巳火を官鬼、卯木を妻財、酉金を兄弟とします。これは乾宮の遊魂卦で、「世爻」は四爻の酉金兄弟に、「応爻」は初爻の未土父母にあります。象辞に言うには、もとは地に下りて苗の中の雑草を鋤くのみ、誰が思わん財帛が自ら門に尋ね来るとは、一鋤に銀子を鋤き出す、この運気もまた悪くなし。詩辞に言うには、鋤地得金のこの課は如何、占者これに遇えば喜びの気多く、謀り求める事みな意の如く、時来り運転じ、処々順い合う。断辞に言うには、眼下一見進退両難の如く、理ありと雖も強いて争うを敢えてせず、但し烏雲を撥いて太陽を見るが如く、まさにあなたの出頭に輪るべし。この課は意外の得を主とし、宜しく分を安んじて事を為し、財は自ずから尋ね来る。

火天大有(砍樹摸雀) 子孫 妻才 父母 兄弟 父母 官鬼 子 寅 辰 酉 未 巳 、 、 、世 、 、、 、應 象曰:砍樹摸雀做事牢,是非口舌自然消,婚姻和課不費力,若問走失未逃脫。 詩曰:此卦占之好處多,砍樹摸雀是穩妥,穩穩當當得到手,別人空看摸不著。 斷曰:恍惚不做,那穩下手,君求名利,到處自有。

火天大有は、象を「砍樹摸雀」に喩えます——木を倒してから鳥の巣を探る、穏当にして失なし。内卦の乾は子・寅・辰を納め、外卦の離は酉・未・巳を納めます。乾宮は金に属し、子水を子孫、寅木を妻財、辰土・未土を父母、酉金を兄弟、巳火を官鬼とします。これは乾宮の帰魂卦で、「世爻」は三爻の辰土父母に、「応爻」は上爻の巳火官鬼にあります。象辞に言うには、樹を砍倒して雀を摸れば、事を為すこと牢く確かで、是非口舌自ずから消解し、婚姻の講和は力を費やさず、走失を問えば人も物も未だ逃げ脱さず。詩辞に言うには、この課を占い来れば好処多く、砍樹摸雀は最も穏妥、穏々当々としてすぐ手に至り、他人は空しく看るも摸る能わず。断辞に言うには、心に恍惚として猶予するときは手を動かすなかれ、看準して初めて穏やかに手を下すべし。あなた名を求め利を求めれば、至る処皆意の如く。この課は謀り定めて後に動くを主とし、すべての事は先ず根基を立て穩めるに宜しい。

坎宮八卦

坎為水(水底撈月) 子孫 官鬼 妻才 父母 官鬼 兄弟 寅 辰 午 申 戌 子 、、 、 、、應 、、 、 、、世 象曰:一輪明月照水中,只見影兒不見蹤,愚夫當財下去取,摸來摸去一場空。 詩曰:水底明月不可撈,占者逢之運不高,交易出行難便利,走失行人無音耗。 斷曰:求名不遂,疾病未愈,婚姻無成,和課不利。

坎為水は、象を「水底撈月」に喩えます。六爻は初より上に至り寅・辰・午・申・戌・子を納めます。坎宮は水に属するので、木爻の寅を子孫、土爻の辰・戌を官鬼、火爻の午を妻財、金爻の申を父母、水爻の子を兄弟とします。二爻と五爻が陽で、残り四爻は陰、坎卦重なる象です。「世爻」は上爻の子水兄弟に、「応爻」は三爻の午火妻財にあります。世が兄弟に臨むは、まさに財を劫する神なので、財を求めるに最も利あらず。象辞に言うには、一輪の明月は水の中に映り、影を見るのみで実物は撈る能わず、愚人はこれを銭財と為して水に下りて取らんとし、摸り摸りして終に一場の空しきに帰す。詩辞に言うには、水底の月は撈るを得ず、占者これに遇えば運気高からず、交易と出行はいずれも便り難く、走失した人物に音信なし。断辞に言うには、功名を求めて遂わず、疾病未だ癒えず、婚姻成らず、講和の事も利あらず。この課は虚にして実ならざるを主とし、すべての事真としてす可からず。

水澤節(斬將封神) 妻才 子孫 官鬼 父母 官鬼 兄弟 巳 卯 丑 申 戌 子 、世 、 、、 、、應 、 、、 象曰:時來運轉喜氣生,登臺封神姜太公,到此諸神皆退位,縱然有禍不成凶。 詩曰:太公封神不非凡,謀望求財穩如山,交易和課大吉慶,疾病口舌消除安。 斷曰:月令高強,聲名大揚,走失有信,官事無妨。

水沢節は、象を「斬将封神」に喩えます。内卦の兌は巳・卯・丑を納め、外卦の坎は申・戌・子を納めます。坎宮は水に属し、巳火を妻財、卯木を子孫、丑土・戌土を官鬼、申金を父母、子水を兄弟とします。これは坎宮一世卦で、「世爻」は初爻の巳火妻財に、「応爻」は四爻の申金父母にあります。世が妻財に臨んで応爻父母の上生を得る故、財を求めるに穩当なり。象辞に言うには、時来り運転じ、喜びの気頓に生じ、姜太公が台に登りて神を封ずるが如く、この時に至り衆神みな退位して命を聴き、縦い禍ありと雖も凶と成るに至らず。詩辞に言うには、太公封神は気象非凡、事を謀り財を求めて泰山の如く穩か、交易と講和はいずれも大吉大慶、疾病口舌は一概に消除し、平安を得て享く。断辞に言うには、本月運勢高強、声名大いに張揚し、走失は消息あり、官司も妨げなし。この課は号令一出して諸事聴従するを主とし、宜しく機に当たり即断すべし。

水雷屯(亂絲無頭) 兄弟 子孫 官鬼 父母 官鬼 兄弟 子 寅 辰 申 戌 子 、 、、世 、、 、、 、應 、、 象曰:風颳亂絲不見頭,顛三倒四犯憂愁,慢從款來左順心,急促反若不自由。 詩曰:亂絲無頭實難擇,逢著閒事且暫推,交易出行無好處,謀望求財心不遂。 斷曰:疾病未好,婚姻不巧,口舌瑣碎,做事顛倒。

水雷屯は、象を「乱糸無頭」に喩えます。内卦の震は子・寅・辰を納め、外卦の坎は申・戌・子を納めます。坎宮は水に属し、子水を兄弟、寅木を子孫、辰土・戌土を官鬼、申金を父母とします。これは坎宮二世卦で、「世爻」は二爻の寅木子孫に、「応爻」は五爻の戌土官鬼にあります。屯は万物初生・盤桓して進み難き象です。象辞に言うには、風が一団の糸を吹き乱して、頭緒を見出す能わず、事は顛三倒四して人をして憂わしむ、ゆるゆる従容として来れば、かえって心に順う(「左順心」は即ち「才順心」)、急ぎ忙しくすればかえって処々自ら由らず。詩辞に言うには、乱糸に頭緒なく、実に理清め難く、相千らざる閑事に遇えば姑く推して退け、交易出行いずれも好処なく、事を謀り財を求めて心に称わず。断辞に言うには、疾病未だ好せず、婚姻巧まず、口舌瑣碎、事を為すこと顛倒す。この課は緩むに宜しく急ぐに宜しからず。

水火即濟(金榜題名) 子孫 官鬼 兄弟 父母 官鬼 兄弟 卯 丑 亥 申 戌 子 、 、、 、世 、、 、 、應 象曰:金榜以上題姓名,不負富年苦用功,人逢此卦名吉慶,一切謀望大享通。 詩曰:金榜題名喜氣新,十人遇著九遂心,你今交了順當運,步步登科與高升。 斷曰:月令即善,尋人得見,走失能找,口舌消散。

水火既済は、象を「金榜題名」に喩えます。内卦の離は卯・丑・亥を納め、外卦の坎は申・戌・子を納めます。坎宮は水に属し、卯木を子孫、丑土・戌土を官鬼、亥水・子水を兄弟、申金を父母とします。これは坎宮三世卦で、「世爻」は三爻の亥水兄弟に、「応爻」は上爻の子水兄弟にあります。水上にあり、火下にあり、水火相交りて各々その用を得る、故に既済と名づく、六十四卦中の爻位最も当たる卦です。象辞に言うには、金榜に自らの姓名を題して、当年苦読の工夫を孤にせず、人この一課を占えば即ち吉慶の名、一切の謀りごと大いに亨通す(「富年」は「負年」と作るべく、少壮の年を指す)。詩辞に言うには、金榜題名は喜びの気一新し、十人これに遇えば九人心に称い、あなた如今順当な運に交わり、歩歩登科して高く昇る。断辞に言うには、本月運勢即ち好く、人を尋ねて見るを得、走失は取り戻し得、口舌自ずから消散す。

澤火革(旱苗得雨) 子孫 官鬼 兄弟 兄弟 父母 官鬼 卯 丑 亥 亥 酉 未 、應 、、 、 、世 、 、、 象曰:苗逢旱天漸漸衰,幸得天恩降雨來,憂去喜來能變化,求謀幹事遂心懷。 詩曰:旱苗得雨芪堂堂,交易求財也相當,婚姻和課皆如意,官司疾病皆無妨。 斷曰:出行大吉,走失能找,行人來信,百般湊巧。

沢火革は、象を「旱苗得雨」に喩えます。内卦の離は卯・丑・亥を納め、外卦の兌は亥・酉・未を納めます。坎宮は水に属し、卯木を子孫、丑土・未土を官鬼、亥水を兄弟、酉金を父母とします。これは坎宮四世卦で、「世爻」は四爻の亥水兄弟に、「応爻」は初爻の卯木子孫にあります。革は変革改易の象です。象辞に言うには、禾苗大旱に遇い、日々に枯萎して下り、幸いに上天雨を降らし、憂愁去りて喜事来り、局面転変を能くし、事を謀り事を為して心に称う。詩辞に言うには、旱苗雨を得て長ずること茂盛なり(「芪堂堂」は即ち「気堂堂」、長勢旺盛を形容す)、交易求財も相称し、婚姻講和いずれも意の如く、官司疾病いずれも妨げなし。断辞に言うには、出行大吉、走失は取り戻し得、門外に在る人は信あり来り、様々湊巧す。この課は困じて後に通ずるを主とし、宜しく勢いを借りて更張すべし。

雷火豐(古鏡重明) 子孫 官鬼 兄弟 妻才 父母 官鬼 卯 丑 亥 午 申 戌 、 、、應 、 、 、、世 、、 象曰:古鏡昏暗好幾年,一朝磨明似月圓,君子謀事逢此卦,時來運轉喜自然。 詩曰:古鏡重明甚光顯,主人目下運氣轉,婚姻求財多吉慶,走失行人去不遠。 斷曰:出行有益,交易得魁,疾病漸好,求名必遂。

雷火豊は、象を「古鏡重明」に喩えます。内卦の離は卯・丑・亥を納め、外卦の震は午・申・戌を納めます。坎宮は水に属し、卯木を子孫、丑土・戌土を官鬼、亥水を兄弟、午火を妻財、申金を父母とします。これは坎宮五世卦で、「世爻」は五爻の申金父母に、「応爻」は二爻の丑土官鬼にあります。豊は盛大光明の象です。象辞に言うには、一面の古鏡昏暗なること好幾年、一朝磨きて明るくせば満月の如く、君子事を謀りてこの一課を占えば、時来り運転じ、喜事自ずから至る。詩辞に言うには、古鏡重新明亮し、光彩十分に顕著、主人眼下運気まさに回転し、婚姻求財多く吉慶あり、走失した人未だ遠走らず。断辞に言うには、出行益あり、交易能く頭筹を抜き、疾病漸々好転し、功名を求めて必ず意の如く。この課は旧事重ねて光るを主とし、宜しく旧業を整頓すべし。

地火明夷(過河折橋) 子孫 官鬼 兄弟 官鬼 兄弟 父母 卯 丑 亥 丑 亥 酉 、應 、、 、 、、世 、、 、、 象曰:時乖運掘走不著,急忙過河折了橋,恩人無義反為怨,凡事無功狂受勞。 詩曰:過河折橋事甚傷,交易出行有禍殃,謀望求財空費力,婚姻和課不相當。 斷曰:行人未至,頭緒不准,口舌躲避,凡事當心。

地火明夷は、象を「過河折橋」に喩えます。内卦の離は卯・丑・亥を納め、外卦の坤は丑・亥・酉を納めます。坎宮は水に属し、卯木を子孫、丑土を官鬼、亥水を兄弟、酉金を父母とします。これは坎宮の遊魂卦で、「世爻」は四爻の丑土官鬼に、「応爻」は初爻の卯木子孫にあります。明夷は光明地に入りて賢者傷つく象です。象辞に言うには、時運乖蹇にして、至る処順わず(「運掘」は即ち運蹶)、急ぎ忙しく河を過ぎれば橋断え、恩ある人かえって義無く怨家と為り、すべての事気力を白く費やして徒らに辛苦す。詩辞に言うには、過河折橋は、事の人を傷つけること甚だしく、交易出行いずれも禍殃あり、事を謀り財を求めて気力を白費し、婚姻講和も相配せず。断辞に言うには、出ずる人未だ至らず、事の頭緒明らかならず、口舌に遇えば避けて、すべての事皆当心すべし。この課は宜しく韜光養晦、自ら衒う可からず。

地水師(馬到成功) 子孫 官鬼 妻才 官鬼 兄弟 父母 寅 辰 午 丑 亥 酉 、、 、 、、世 、、 、、 、、應 象曰:將帥領旨去出征,騎著烈馬拉硬弓,百步穿楊去得準,箭中金錢喜氣生。 詩曰:馬到成功喜氣揚,求名取利大吉昌,婚姻和顆無妨礙,交易出行也順當。 斷曰:疾病大好,走失能找,行人來信,百般湊巧。

地水師は、象を「馬到成功」に喩えます。内卦の坎は寅・辰・午を納め、外卦の坤は丑・亥・酉を納めます。坎宮は水に属し、寅木を子孫、辰土・丑土を官鬼、午火を妻財、亥水を兄弟、酉金を父母とします。これは坎宮の帰魂卦で、「世爻」は三爻の午火妻財に、「応爻」は上爻の酉金父母にあります。師は兵を興す衆の象です。象辞に言うには、将帥君命を奉じて出征し、烈馬に騎りて硬弓を拉き、百歩の外に楊葉を射穿ち、箭箭皆中り、一箭懸賞の金銭に中り、喜びの気頓に生ず。詩辞に言うには、馬到成功、喜びの気飛揚し、名を求め利を取るに大吉大昌、婚姻講和妨げなし(「和顆」は即ち和課)、交易出行も順当なり。断辞に言うには、疾病大好し、走失は取り戻し得、出ずる人信あり来り、様々湊巧す。この課は一挙にして成るを主とし、宜しく衆力斉しく挙ぐべし。

艮宮八卦

艮為山(矬巴勾棗) 兄弟 父母 子孫 兄弟 妻才 官鬼 辰 午 申 戌 子 寅 、、 、、 、應 、、 、、 、世 象曰:財錦常打心頭走,可惜眼前難到手,不如意時切忍耐,逢著閒事休開口。 詩曰:矬巴勾棗難撈枝,交易尋人不投機,謀望求財最費力,婚姻和顆總是虛。 斷曰:好事濟成摞,暫且勾不著,凡事須謹慎,交接自然和。

艮為山は、象を「矬巴勾棗」に喩えます——矮き者が棗を勾う、枝は総じて一截差あり。六爻は初より上に至り辰・午・申・戌・子・寅を納めます。艮宮は土に属するので、土爻の辰・戌を兄弟、火爻の午を父母、金爻の申を子孫、水爻の子を妻財、木爻の寅を官鬼とします。三爻と上爻が陽で、残りは陰。「世爻」は上爻の寅木官鬼に、「応爻」は三爻の申金子孫にあります。世が官鬼に臨むは、事多く安からず。象辞に言うには、財帛常に心頭に打転すれど、眼前就中手に至らず、意に如かざるとき切に忍耐すべく、閑事に遇うて多嘴するなかれ。詩辞に言うには、矮子棗を勾うも、枝头に攀じ着かず、交易と尋人はいずれも投机せず、事を謀り財を求めて最も気力を費やし、婚姻講和は帰じて落空す。断辞に言うには、好事一件件堆りて在り、暫く勾う能わず、すべての事は須らく謹慎し、人と相処るに自ずから和睦す。この課は時機未だ至らざるを主とし、宜しく守りて待つべし。

山火噴(喜氣盈門) 官鬼 兄弟 妻才 兄弟 妻才 官鬼 卯 丑 亥 戌 子 寅 、世 、、 、 、、應 、、 、 象曰:時來運轉銳氣周,窈窕淑女君子求,鐘鼓樂時大吉慶,占者逢之喜臨頭。 詩曰:課逢吉神在運中,縱有凶出不為凶,婚姻合課漸漸好,生意財源日日增。 斷曰:出行吉祥,安事無妨,失物得見,月令高強。

山火賁は、象を「喜気盈門」に喩えます(「噴」は「賁」の誤り)。内卦の離は卯・丑・亥を納め、外卦の艮は戌・子・寅を納めます。艮宮は土に属し、卯木・寅木を官鬼、丑土・戌土を兄弟、亥水・子水を妻財とします。これは艮宮一世卦で、「世爻」は初爻の卯木官鬼に、「応爻」は四爻の戌土兄弟にあります。賁は文飾の象です。象辞は《詩経・関雎》を借りて興を起こし、言うには、時来り運転じ、鋭気周備し、窈窕の淑女は君子の好逑、鐘鼓楽を奏ずるときは正に大吉大慶、占者これに遇えば喜事頭に臨む。詩辞に言うには、この課は運中に吉神あり、縦い凶象現わると雖も凶を成さず、婚姻講和漸々好転し、生意財源日一日と増長す。断辞に言うには、出行吉祥、家事妨げなし(「安事」は即ち家宅の事)、失物見るを得、本月運勢高強なり。

山天大畜(陣勢得開) 妻才 官鬼 兄弟 兄弟 妻才 官鬼 子 寅 辰 戌 子 寅 、 、世 、 、、 、、應 、 象曰:憂愁常鎖兩眉尖,千頭萬緒掛心間,從今以後放開陣,任意行而不相干。 詩曰:此卦占之帶六合,疾病口舌漸漸磨,婚姻和課皆如意,謀望求財無差錯。 斷曰:交了行人,出門大吉,好運有信,百事和順。

山天大畜は、象を「陣勢得開」に喩えます。内卦の乾は子・寅・辰を納め、外卦の艮は戌・子・寅を納めます。艮宮は土に属し、子水を妻財、寅木を官鬼、辰土・戌土を兄弟とします。これは艮宮二世卦で、「世爻」は二爻の寅木官鬼に、「応爻」は五爻の子水妻財にあります。大畜は徳を蓄えて発を待つ象です。象辞に言うには、従前憂愁常に両道の眉尖を鎖え、千頭万緒心に挂かり、今より以後陣勢展開し、任意に施為するを得、再び何の牽絆もなし。詩辞に言うには、この卦を占い来れば「六合」を帯び(地支両両相合の吉象)、疾病と口舌漸々消磨し、婚姻講和いずれも意の如く、事を謀り財を求めて差錯なし。断辞に言うには、門外に在る人交わりて帰り、出ずれば大吉、好運に音信あり、百事和順なり。この課は蓄積既に久しく、一旦施展するを主とす。

山澤損(推車吊耳) 父母 官鬼 兄弟 兄弟 妻才 官鬼 巳 卯 丑 戌 子 寅 、 、 、、世 、、 、、 、應 象曰:時運不至費心多,此作推車受折磨,山路崎嶇吊下耳,左插右安安不著。 詩曰:推車吊耳路難行,心中打算力不能,君子占此瑣碎卦,從無災害也困窮。 斷曰:時運不遂,莫要胡為,交接換月,自然奪魁。

山沢損は、象を「推車吊耳」に喩えます——車を推して山路を行くに、車耳(車軸上の銷栓)が掉ち落ちる。内卦の兌は巳・卯・丑を納め、外卦の艮は戌・子・寅を納めます。艮宮は土に属し、巳火を父母、卯木・寅木を官鬼、丑土・戌土を兄弟、子水を妻財とします。これは艮宮三世卦で、「世爻」は三爻の丑土兄弟に、「応爻」は上爻の寅木官鬼にあります。世が兄弟に臨むは、財を耗するを主とす。象辞に言うには、時運未だ到らず、白く許多の心思を費やし、これ即ち車を推して折磨を受くるが如く、山路崎岖にして車耳掉ち落ち、左に插し右に装うも総じて装い着かず。詩辞に言うには、車を推して車耳を掉さば、路即ち行き難く、心に打算ありと雖も、力量は跟上がらず、君子この瑣碎の卦に占えば、縦い災害なくと雖も、困頓を免れず。断辞に言うには、時運順わず、胡乱に事を行うなかれ、交接して月を換えて後、自ずから頭筹を抜くを得。

火澤暌(販賣豬羊) 父母 官鬼 兄弟 兄弟 父母 官鬼 巳 卯 丑 未 巳 卯 、應 、 、、 、世 、、 、 象曰:此卦占來運氣歹,如同太公做買賣,販豬羊快販羊遲,豬羊齊販斷了宰。 詩曰:販賣豬羊運不遂,卦占行人不見回,交易出行無好處,婚姻求財切莫為。 斷曰:名不利,利不全,病不愈,做事難。

火沢睽は、象を「販売猪羊」に喩えます。内卦の兌は巳・卯・丑を納めます。外卦は本来離宮の酉・未・巳であるべきところ、底本に列する未・巳・卯は誤りあり、六親もこれに随いて誤り、読者は当に納甲の正法を以て准とすべし。艮宮は土に属し、巳火を父母、卯木を官鬼、丑土・未土を兄弟とします。これは艮宮四世卦で、「世爻」は四爻に、「応爻」は初爻にあります。睽は乖违背離の象です。象辞に言うには、この課を占い来れば運気好からず、姜太公の売買を為すが如く処々時に合わず、猪を販ずれば猪价快く落ち、改めて羊を販ずればまた趟に赶かず、猪羊斉しく販せば、偏にまた禁宰に遇上る。詩辞に言うには、販売猪羊、運気順わず、行人を占えば帰るを見ず、交易出行いずれも好処なく、婚姻求財は切に去做するなかれ。断辞に言うには、名を求めて利あらず、利を求めて全からず、病癒えを見ず、事を為すこと艱難なり。この課は両下相違うを主とし、宜しく静かに守るべし。

天澤覆(風鳴歧山) 父母 官鬼 兄弟 父母 子孫 兄弟 巳 卯 丑 午 申 戌 、 、應 、、 、 、世 、 象曰:鳳凰落在西歧山,去鳴幾聲出聖賢,天降文王開基業,富貴榮華八百年。 詩曰:鳳凰歧山聞四方,占者逢之大吉昌,走失行人有音信,生意和顆入財鄉。 斷曰:出行有益,求財必準,疾病皆除,諸事平穩。

天沢履は、象を「鳳鳴岐山」に喩えます(「覆」は「履」の誤り、「風」は「鳳」の誤り)。内卦の兌は巳・卯・丑を納め、外卦の乾は午・申・戌を納めます。艮宮は土に属し、巳火・午火を父母、卯木を官鬼、丑土・戌土を兄弟、申金を子孫とします。これは艮宮五世卦で、「世爻」は五爻の申金子孫に、「応爻」は二爻の卯木官鬼にあります。象辞は周室興起の典故を用い、鳳凰が西岐の山に落ちて数声鳴けば、即ち聖賢出世あり、上天周文王を降して基業を開創せしめ、周朝の富貴栄華八百年とす。詩辞に言うには、鳳岐山に鳴く、声四方に聞こゆ、占者これに遇えば大吉大昌、走失した人に音信あり、生意を為し講和するも皆財郷に入る。断辞に言うには、出行益あり、財を求めて必ず准じ、疾病皆除かれ、諸事平穏なり。この課は吉兆先に見え、貴人将に出ずるを主とす。

風澤中孚(行走薄冰) 父母 官鬼 兄弟 兄弟 父母 官鬼 巳 卯 丑 未 巳 卯 、應 、 、、 、、世 、 、 象曰:路上行人急匆匆,急忙無橋過薄冰,小心謹慎過得去,一不錯了落水中。 詩曰:行人走冰怕冰薄,交易出行犯琢磨,婚姻和課休大意,官司口舌需要和。 斷曰:薄冰甚是險,行人卻難禁,君子占此卦,凡事要小心。

風沢中孚は、象を「行走薄冰」に喩えます。内卦の兌は巳・卯・丑を納め、外卦の巽は未・巳・卯を納めます。艮宮は土に属し、巳火を父母、卯木を官鬼、丑土・未土を兄弟とします。これは艮宮の遊魂卦で、「世爻」は四爻の未土兄弟に、「応爻」は初爻の巳火父母にあります。中孚は内心誠信の象ですが、しかるにこの課はその淵に臨むが如き戒を取ります。象辞に言うには、路上の行人匆々忙忙として、急ぎ路を赶ぐるに橋なく、已むを得ず薄冰より過ぎ、小心謹慎にして還って過ぎるを得、一失足すれば水中に落つ。詩辞に言うには、行人氷を踏む、ただ氷の薄きを怕れ、交易出行いずれも一番の琢磨を費やし、婚姻講和は大意すべからず、官司口舌は須らく和を以て了結すべし。断辞に言うには、薄冰実に危険にして、行人は足を禁じて行かざるを得難し、君子この一課を占えば、すべての事皆小心すべし。

風山漸(駿馬出籠) 兄弟 父母 子孫 兄弟 父母 官鬼 辰 午 申 未 巳 卯 、、 、、 、世 、、 、 、應 象曰:駿馬幸得出籠中,脫離災難顯威風,一朝得意福力至,東西南北任意行。 詩曰:駿馬出籠萬里程,交易出行大吉昌,尋人費力逃難好,官司疾病俱無妨。 斷曰:和顆如意,遷移如心,買賣興旺,求財十分。

風山漸は、象を「駿馬出籠」に喩えます。内卦の艮は辰・午・申を納め、外卦の巽は未・巳・卯を納めます。艮宮は土に属し、辰土・未土を兄弟、午火・巳火を父母、申金を子孫、卯木を官鬼とします。これは艮宮の帰魂卦で、「世爻」は三爻の申金子孫に、「応爻」は上爻の卯木官鬼にあり、子孫世を持つ故、諸事憂いなし。漸は循序漸進の象です。象辞に言うには、駿馬幸いに籠を出でて、災難を脱し、威、威風を顕わし、一朝意を得れば、福力自ずから来り、東南西北は馳騁に任ず。詩辞に言うには、駿馬出籠、一奔万里、交易出行大吉大昌、人を尋ぬれば力を費やすと雖も、難を避くるは倒れて很好、官司疾病いずれも妨げなし。断辞に言うには、講和心に称い、遷居意の如く、売買興旺し、財を求めて十足なり。この課は困より轉じて通ずるを主とし、宜しく遠行遷動すべし。

震宮八卦

震為雷(金鐘夜憧) 父母 兄弟 妻才 子孫 官鬼 妻才 子 寅 辰 午 申 戌 、 、、 、、應 、 、、 、、世 象曰:一口金鐘在淤泥,人人那著當玩石,忽然一日鍾懸起,響亮一聲天下知。 詩曰:占者逢之憧夜鍾,時來運轉響一聲,謀望求財不費力,交易出行大有功。 斷曰:求名趁意,做事隨心,走失行人,自然有意。

震為雷は、象を「金鐘夜撞」に喩えます(「憧」は「撞」の誤り)。六爻は初より上に至り子・寅・辰・午・申・戌を納めます。震宮は木に属するので、水爻の子を父母、木爻の寅を兄弟、土爻の辰・戌を妻財、火爻の午を子孫、金爻の申を官鬼とします。初爻と四爻が陽で、残りは陰。「世爻」は上爻の戌土妻財に、「応爻」は三爻の辰土妻財にあります。世が妻財に臨むは、財を求めるに望みあり。象辞に言うには、一口の金鐘淤泥の中に埋れ、人人これを持ちて塊の玩石と為し(「那着」は即ち拿着)、忽然一日鐘を懸挂けて、撞きて一声響亮せば、天下皆之を知る。詩辞に言うには、占者この夜に撞き響く鐘に遇えば、時来り運転じ、一声人を驚かし、事を謀り財を求めて気力を費やさず、交易出行大いに功效あり。断辞に言うには、名を求めて意に称い、事を為して心に随い、走失した人自ずから下落あり。この課は才を懐きて用いられ、一鳴人を驚かすを主とす。

雷地豫(青龍得位) 妻才 子孫 兄弟 子孫 官鬼 妻才 未 巳 卯 午 申 戌 、、世 、、 、、 、應 、、 、、 象曰:太公查下杏黃旗,收妖為徒歸西歧,自此青龍得了位,一切謀望百事宜。 詩曰:青龍得位吉重生,謀望求財事有成,婚姻出行無阻隔,是非口舌得安寧。 斷曰:交易有成,行人即歸,投向可就,和顆無虧。

雷地豫は、象を「青龍得位」に喩えます。内卦の坤は未・巳・卯を納め、外卦の震は午・申・戌を納めます。震宮は木に属し、未土・戌土を妻財、巳火・午火を子孫、卯木を兄弟、申金を官鬼とします。これは震宮一世卦で、「世爻」は初爻の未土妻財に、「応爻」は四爻の午火子孫にあり、子孫妻財を生ずれば、財源に根あり。豫は和楽順動の象です。象辞は封神の故事を用い、姜太公が杏黄旗を插して、妖魔を収伏し徒と為し、一同に西岐に帰入し、此より青龍この吉神各々その位を得、一切の謀りごと百事皆宜しきとす。詩辞に言うには、青龍得位、吉気重生し、事を謀り財を求めて皆成就あり、婚姻出行阻隔なく、是非口舌安寧に帰す。断辞に言うには、交易成り得、出ずる人刻を置かず帰り、投奔求托いずれも成就可、講和も虧損なし。按ずるに、底本の六十四卦はこの卦に至るまでを録すのみで、以下の諸卦は已に闕けり。

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