巳時
巳時生人,聰明伶俐,初限富貴,衣祿有餘,自家成立產業,骨肉刑剋之命,三十一,三十六,四十九有災,過此七十四歲之壽。巳時初生人,先主克母,初年富貴,田宅進退,權柄有威有勢。詩:此命出尋常,修行燒好香,子母多離別,家業好榮昌,巳初子孫早,作事須早行,田園進後退,財帛日中霜。
巳時生まれの人は、聰明伶悧、早年富貴、衣食餘あり、自ら産業を創立し、骨肉の間刑克有り。三十一・三十六・四十九の此の幾歳災有り、過去の後壽七十四歳に至る。巳時前段に出生の者は、先ず母を克す、早年富貴、田宅上進有り退有り、權を掌りて威有り勢有り。詩中に曰く、此の命尋常を超出す、宜しく修行し香を燒き德を積むべし、母子の間多く離別有り、家業倒れて榮昌なり、巳時初生の者子孫來ること早し、事を辦するに須らく早めに手を動かすべし、田園先進して後退し、錢財便ち正午の霜の如く、轉眼便ち化せん、と。
巳時中生人,先主克父,平日宜開口,談天說地,為人多管閒事,多成少敗,六親無力,志氣超群之命。詩:立身身自穩,舉意意沖天,膽氣如天大,末限福綿綿,巳中兒孫望,亦主進田園,克妻二子立,後代子孫賢。巳時末生人,無克破衣祿豐足,兄弟俱全,性巧近貴為人,成家快樂之命,若出家大吉。詩:巳末喜文章,成家大吉昌,蟾宮相咫尺,立在貴人鄉,巳末福無量。妻宮恐見傷,立身多快樂,晚景受安康。
巳時中段に出生の者は、先ず父を克す、平日宜しく口を開き講說し、天を談じ地を說くべし、為人閑事を管するを愛し、事を為すに多く成り少なく敗れ、六親力を得ず、是れ志氣超群の命。詩中に曰く、立身處世自然穩當、一たび念を擧げれば便ち志氣天に衝く、膽量大なること天の如し、晚年福氣綿綿、巳時中生の者兒孫望有り、亦た田園を置進するを主とす、雖も妻を克すれど兩個の兒子を立起する能く、後代子孫賢能なり、と。巳時後段に出生の者は、刑克破損無く、衣食豐足、兄弟齊全、心性靈巧にして能く貴人に親近し、是れ家を成して快樂の命、若し是れ出家修行なれば則ち大吉。詩中に曰く、巳時末生の者文章を喜好し、家を成して大吉昌盛、蟾宮の桂を折るを離るる只だ咫尺の間、意すなわち科名望む可し、身貴人の鄉に處り、巳時末生の者福氣無量、只だ妻宮恐らくは傷損有らん、立身多く快樂を得、晚景安んじて康寧を享けん、と。
午時
午時生人,為人春風和氣,改換祖業,初限中限吉利,宜持齋作福,十三,三十二,三十六,四十九有疾,過此七十八歲之壽。午時初生人,無克破一生富貴,文武皆通,為人慷慨,出眾超群,六親無力,出外成家之命。詩:生來正午初,一動百人扶,安車並坐馬,變化貴人模,六親於得力。兄弟亦多疏,妻房多財寶,富室擁千奴。
午時生まれの人は、人に待するに春風の如く和氣、祖上の家業を改換する要あり、早年・中年皆吉利、宜しく持齋行善して福を積むべし。十三・三十二・三十六・四十九の此の幾歳病有り、過去の後壽七十八歳に至る。午時前段に出生の者は、刑克破損無く、一生富貴、文武兩路皆通じ、為人慷慨、出衆超群、只だ六親力を得ず、是れ外に出て家を成す命。詩中に曰く、正午の初に生まれ、一たび擧動有れば便ち上百人來りて扶助す、門を出て車に乘り馬に騎る有り、擧止變化儼然として一副の貴人の模樣、六親の中にも力を得る者有り、但し兄弟多半疏遠、妻家多く財寶有り、身富室に居り僮僕成群、と。
午時中生人,先克父,衣祿辛苦,成敗反覆,先難後吉,末限發福之命。詩:生來不自由,衣食周未周,巴巴啾唧過,何處逞風流,子孫多富貴。事業出人頭,妻房多見損,財帛積山邱。午時末生人,先主克母,六親無力,祖業拋離,衣祿辛苦,勤儉生涯,末限成家之命。詩:父母六親憂,財帛自成愁,前程雖可望,勞祿不須求,午末身康健。兒孫望後流,妻子心性悅,收成百歲休。
午時中段に出生の者は、先ず父を克す、衣食來ること辛苦、成敗反復、先難く後吉、晚年福を發す。詩中に曰く、生來處處自ら由らず、衣食勉强して周轉し、時周り時周らず、日を過ぐるに絮絮叨叨・局促不安、何處か風流快意を談ずるを得上、好在子孫多く富貴、事業能く頭角を出人す、只だ妻室多く損傷有り、錢財最終に山丘の如く積むを得ん、と。午時後段に出生の者は、先ず母を克す、六親力を得ず、祖業を拋開して別に謀り、衣食辛苦、勤儉に靠りて活を過ぐ、晚年纔か家を成し業を立つ。詩中に曰く、父母・六親の為に心を操り、錢財の為に愁を發し、前程雖も指望有るも、禄位卻って强求する毋れ、午時末生の者身體康健、兒孫の興旺は後輩を看る要あり、妻子心情舒暢、一生收成、百歳に到りて止まん、と。
未時
未時生人,父母不全,夫妻刑剋,勞碌成家之命,初限有財,中限驚恐,末限財祿有餘,十九,二十九,五十六有災,過此七十三歲之壽。未時初生人,無克破兄弟完全,為人到處風流,作事先難後易,衣祿足用,不求自至,初年苦辛,晚得添財之命。詩:末初無克破,二子命中招,兄弟相完聚,田宅後滔滔。
未時生まれの人は、父母兩全する能わず、夫妻の間刑克有り、是れ勞碌して家を成す命、早年財有り、中年多く驚恐、晚年財禄餘あり。十九・二十九・五十六の此の幾歳災有り、過去の後壽七十三歳に至る。未時前段に出生の者は、刑克破損無く、兄弟齊全、為人何れの處に到りても風流洒落、事を辦するに先難く後易く、衣食足りて用い、求めずして自ら來る、早年辛苦、晚年財を添す。詩中に曰く、未時初生の者刑克破損無し、命中兒子兩個を招得す、兄弟團聚する能く、田宅産業後來滾滾として至らん、と。
未時中生人,先主克父,衣祿自然,心中平等,行事周全,有功名富貴之分,六親兄弟難為,前凶後吉之命。詩:未中先克父,又主損頭妻,兄弟須相忍,外子後相依。未時末生人,先主克母,招四方之財,不得他人之力,為人心慈,喜怒浮沉不定,入?出家之命。詩:衣祿隨時至,父情好又休,祖財多破敗,成敗喜還憂。
未時中段に出生の者は、先ず父を克す、衣食自然而來、心中人に待するに平等、行事周全、功名富貴の分有り、只だ六親兄弟周全し難し、是れ先凶して後吉の命。詩中に曰く、未時中生の者先ず父を克す、又た頭一個の妻子を損傷するを主とす、兄弟の間須らく彼此忍讓すべし、日後繼子に靠りて相依せんと要す、と。未時後段に出生の者は、先ず母を克す、四方の財を招く能く、卻って他人の力を借る可からず、為人心地慈善、喜怒起伏定まらず、是れ入贅或いは出家の命(底本此處一字を缺き、原作「入?出家」)。詩中に曰く、衣食時に隨いて到來す、父親との情分時好時斷、祖上の錢財多半破敗、成成敗敗して剛めて喜びて又た憂う、と。
申時
申時生人,離祖則吉,父母兄弟不全,夫妻到老向善近貴之命,初限反覆,末限大好,十九,二十二,二十六,三十八,四十九有災,過此七十七歲之壽。申時初生人,無克破為人性功聰明,逢凶有救,大事成小,一生穩厚,主損頭妻,子孫成立田宅眾多之命。詩:命里根基旺,家庭福有餘,早登文武籍,錦繡換麻衣。
申時生まれの人は、祖居を離れれば便ち吉、父母兄弟周全する能わず、夫妻老に到る能く、為人善に向いて貴人に親近し、早年反復不定、晚年大好し。十九・二十二・二十六・三十八・四十九の此の幾歳災有り、過去の後壽七十七歳に至る。申時前段に出生の者は、刑克破損無く、秉性聰明、兇險に遇上る總じて救應有り、大事皆小と化す能く、一生穩重厚道、頭一個の妻子を損するを主とす、子孫能く成立し、田宅衆多。詩中に曰く、命裏の根基旺盛、家庭福氣餘有り、早早就中文武の名籍に登り、一身錦繍舊日の麻衣を換下せり、と。
申時中生人,先主克父,六親不和,自成自立,招是惹非,小人不足食祿有餘之命。詩:人心好便休,莫信小人流,安心守大分,慈善度春秋。賢妻多富貴,外子自相投,獨立成家計,祖業換山邱。申時未生人,先主克母,六親兄弟皆不得婚配,晚年妻招一姓,為人多心多意,逢凶化吉之命。詩:衣祿先無足,前程若有餘,為人多性功,作事占侯宜。奢華拋祖業,獨立自孤棲,外生隨母老,末限定有餘。
申時中段に出生の者は、先ず父を克す、六親不和、凡事自ら成し自ら立ち、是非を招惹し易し、雖も小人の牽累を受くるも、衣食俸禄仍お餘あり。詩中に曰く、人心只だ過ぐる可ければ便ち罷む、小人一流を輕信する毋れ、安心して己が本分を守住し、慈善の心を以て歲月を度れ、賢惠の妻子多く富貴を帶び、繼子自然に己と投合し、獨立して家計を操持し、祖業を換えて另一處の山丘田産と為す、と。申時後段に出生の者(「未」は「末」と作るべく、底本形近くして訛せり)は、先ず母を克す、六親兄弟皆婚配を成し難し、晚年に娶るの妻另は一姓、為人心思多く主意多し、是れ凶に逢いて吉と化す命。詩中に曰く、衣食起初足らず、前程倒れて餘有るに似たり、為人心性多能、事を辦するに時機を等候することを講究す、奢華に因りて祖業を拋掉し、獨自孤身にて業を立つ、外甥或いは繼子母親に隨いて老を終え、晚年必ず餘有らん、と。
酉時
酉時生人,為人敦厚,難為父母兄弟,初限反覆,末限大好,二十二,二十八,三十八,四十九小災,過此七十七歲之壽。酉時初生人,無克破,衣祿充足多祖業,性巧聰明,男如龍虎文武皆通,女人精巧,晚年如意之命。詩:年運自光輝,事業錦衣歸,運籌多智慧,文武各相宜,酉初三子秀,頭子損無疑,妻宮多愛寵,財祿定無虧。
酉時生まれの人は、為人敦厚、父母兄弟周全し難し、早年反復、晚年大好し。二十二・二十八・三十八・四十九の此の幾歳小災有り、過去の後壽七十七歳に至る。酉時前段に出生の者は、刑克破損無く、衣食充足、祖業豐厚、心性靈巧聰明、男子氣概龍の如く虎の似く文武雙通、女子は則ち精明靈巧、晚年稱心如意。詩中に曰く、一年一年の運勢自然光輝、事業成有りて錦衣にて鄉に還る、運籌の際多く智慧有り、文武兩途皆相宜なり、酉時初生の者出色の兒子三個有るも、頭一個必定折損す、妻宮多く寵愛を得、財禄一定虧せず、と。
酉時中生人,先主克父,六親兄弟不和,宜與二姓同居,身閒心不閒,操持發福之命。詩:衣食頗隨時,猶如報曉雞,能啼催起早,自己未能飛,酉正假子力,成立有賢妻,田園財業旺,晚子更相宜。酉時末生人,先主克母,六親無力,性急不悔,衣祿無虧,辛苦有成有敗,子息難為,晚年孤獨之命也。詩:酉末有文才,先憂後吉來,六親雖見克,末限長資財,酉末遲生子,清高出眾材,妻宮防有失,宜把福田裁。
酉時中段に出生の者は、先ず父を克す、六親兄弟不和、宜しく異姓の人と同住すべし、身は清閑にして心裏閑ならず、是れ操持勞碌して而して後に福を發する命。詩中に曰く、衣食大体時に隨いて手に湊す、此の人比するに曉を報ずる公鷄の如く、啼叫して人を催して早起せしむ能く、己は卻って高く飛ぶ能わず、酉時正中生の者繼子の力を借重する要あり、門戸を立起する能くは全く賢妻に靠る、田園財産興旺、晚年に得る兒子更に相宜なり、と。酉時後段に出生の者は、先ず母を克す、六親力を得ず、性子急躁にして錯を認め肯んぜず、衣食虧せず、一生辛苦して成有り敗有り、子女の事艱難、晚年孤独。詩中に曰く、酉時末生の者文才有り、先ず憂愁して而して後に吉慶到來す、六親雖も刑克有るも、晚年卻って資財豐足、酉時末生の者子を得ること較べて遲し、生む兒子清高出衆、妻宮失有るを防ぐ要あり、宜しく多々福田を培植すべし、と。
戌時
戌時生人,清俊秀美,一生聰明伶俐,天福祿亦主進退,初中二限,平安吉利,末限父母相助有力,生二子,一十六,二十九,三十六有災,過此有八十歲之壽。戌時初生人,先主克父,兄弟不得力,為人良善近貴,後景發福,孝悌忠信之命。詩:良善行公道,浮財天送來,自成能自立,常近貴人臺,克父初年事,中年顯翰林,三子承家業,田園廣種栽。
戌時生まれの人は、容貌清俊秀美、一生聰明伶悧、天賜の福禄も亦た進有り退有り、早年と中年の兩段平安吉利、晚年父母の相助を得ること力有り、兒子兩個を生む。十六・二十九・三十六の此の幾歳災有り、過去の後壽八十歳に至る。戌時前段に出生の者は、先ず父を克す、兄弟力を得ず、為人良善にして能く貴人に親近し、後半生福を發す、是れ孝悌忠信の命。詩中に曰く、良善にして行事公道、意外の財天より送り來る、自己成就・自己立業、常に貴人の門庭に接近する能し、父を克するは早年の事、中年翰林の列に顯達す可し、兒子三個家業を承繼し、田園廣く耕種さる、と。
戌時中生人,先克母,六親無靠,衣食在於公門,逢凶化吉,心貪快樂,身又勤勞,無傷人之意,有憂人之心,膽如麻子,口似風顛,末限發福之命。詩:戌正少田莊,妨妻子又傷,父母先年克,公門任主張。戌時末生人,無克破,為人性巧聰明,六藝亨通,心存慈善,清高近貴,衣祿自然之命。詩:處眾得謙和,皇恩受祿多,威德人欽敬,謀為誰敢過,戌正本無克,離祖奈之何,中年逢好運,平地少風波。
戌時中段に出生の者は、先ず母を克す、六親依靠する所無し、衣食官府衙門の裏に出づ、凶に遇いて吉と化する能く、心裏快樂を貪圖すれど、身上又た勤勞なり、人を傷るの意思無く、倒れて常に人の為に擔憂す、膽子小なること芝麻の如く、話を說き起せば卻って瘋顛の一般、晚年福を發す。詩中に曰く、戌時正中生の者田莊少なし、妻子を妨げ而且傷有り、父母早年に於て克せらる、官府の中に於ては卻って家を當り主を作る能し、と。戌時後段に出生の者は、刑克破損無く、心性靈巧聰明、禮・樂・射・御・書・數の此の六藝樣樣通達、心慈善を存し、清高にして能く貴人に親近し、衣食自然。詩中に曰く、衆人と相處して謙和の名を得、皇恩を蒙受して所得の俸禄豐厚、威望德行為に人の欽敬す、謀る所為る所誰か敢えて超過せん、戌時正中生の者本來克無しと雖も、無奈仍お祖居を離るるを要す、中年好運に遇上り、一路平地にして少有風波なり、と。
亥時
亥時生人,心直口快,招人是非,一生作事,辛勤勞碌,初限祖業難守,末限大好,此乃晚景之命,十九,三十九,五十六小災,過此八十九之壽。亥時初生人,先主克父,作事百般如意,一生近貴,能為福壽兩全之命也。詩:萬種風流好,功名自有成,諸般皆遂意,福壽挽山青。亥時中生人,三十年無克破,父母前聲應後聲,為人平等自有權威,一生不犯災厄,親近貴人,晚景發達之命。詩:衣祿自然亨,平生福壽全,一心行善事,凡事坦然平。
亥時生まれの人は、心直口快にして是非を招惹し易く、一生事を為すに辛勤勞碌、早年祖業を守住する能わず、晚年大好し、是れ晚景に靠る命。十九・三十九・五十六の此の幾歳小災有り、過去の後壽八十九歳に至る。亥時前段に出生の者は、先ず父を克す、事を辦するに百般如意、一生貴人に親近し、是れ福壽兩全の命。詩中に曰く、萬種の風流皆好し、功名自然成有り、樣樣心に稱い意に遂う、福壽山色の長く青きが如し、と。亥時中段に出生の者は、三十年內刑克破損無し、父母前後呼應して彼此相依り、為人人に待するに平等にして自ら威信有り、一生災厄を遭わず、能く貴人に親近し、晚景發達す。詩中に曰く、衣食俸禄自然亨通、一生福壽雙全、一心多く善事を行い、凡事坦然平順なり、と。
亥時末生人,先主克母,衣祿尋常,凡事心存良善,妻宮見兩有成有敗,晚年大發財福之命。詩:衣祿初勤苦,夫妻兩相侵,一身無掛礙,二姓子隨行,晚景康寧福,清淨好修行,田園多稱意,後代出公卿。
亥時後段に出生の者は、先ず母を克す、衣食平常、凡事心良善を存し、妻宮兩位を見る要あり、成有り亦た敗有り、晚年大いに財福を發す。詩中に曰く、衣食起初須らく勤苦して挣來すべし、夫妻兩下裏互相妨げ、好在一身牽挂拘束無く、身邊に跟隨するは異姓の子、晚景康寧の福を享け、心境清淨にして正に修行に好し、田園産業多く心意に稱い、後代の中公卿を出得す、と。三段の中、亥初は貴を主とし、亥中は安を主とし、亥末は晚發を主とす、此れ正に本書の一時辰を再び初中末に分つの用意——同一時辰にして前後値する所同じからず、斷法便ち之に隨いて變ず。
總論
詳夫觀命之法,原以八字為主,八字俱好無沖剋刑破,如根基深固,不怕風搖,一遇疑限,即發財祿,遇反運亦不生災悔,年限沖千日時,方可決其悖沒,八字不全牢,逢福運而反殃,名曰:小船不堪重載,身弱無根,多逢煞運而大數難逃,以此推之,萬無一失,天下豪傑英俊,人間壽夭窮通,果有天機,全無巧言令色,年限自有,定局在前,如遇潤月生人,自可加減推算。
命を見る法を細究すれば、原本八字を以て根本と為す。八字全く好くして冲・克・刑・破無きは、便ち房屋根基深固にして風搖を怕れざるが如し、一たび可疑の運限に遇えば、反って財禄を發起し、就中逆運に碰上るも、災禍悔吝を生出するに至らず。只だ當に流年・運限が日柱・時柱の天干を冲犯する(「千」は「干」と作るべく、底本形近くして訛せり)、纔か其の敗落せんを斷定す可し。八字本身牢固ならざるは、即使福運を走上るも反って殃を招く、此れを「小船重貨を載動せず」と謂う、身弱にして又た根無きは、多半一たび煞運に遇えば便ち大限逃れ難し。此の道理を照らして推して往けば、萬失無し。天下の豪傑英俊・人間の長壽短命と窮困通達、確かに自ずから天機在り、絶對に是れ花言巧語に靠りて說出す能う所に非ず。年限本來定局有りて前面に擺在す、若し閏月出生の人に遇上れば、自ら前后半月に按じて加減して推算す可し(「潤」は「閏」と作るべし)。
上半年夜半前,作前半月;下半年夜半後,作後半月。不問男子女人,地支四字,子寅辰午申戌為陽,丑亥酉未巳卯為陰,四字中陽多陰少,主克父,陰多陽少,主克母,得之於心,應之於手,年上起月,月上起日,日上起時,時上起刻,男順行,女逆行,逢凶即凶,逢貴即貴,運掌之間,昭然莫能逃。
閏月の處理は:上半月にして夜半の前に生まるるは、前半月と算し、下半月にして夜半の後に生まるるは、後半月と算す。男女を論ぜず、皆四柱の四個の地支を看る:子・寅・辰・午・申・戌は陽に属し、丑・亥・酉・未・巳・卯は陰に属す、四個の字裏陽多く陰少なきは、父を克すを主とし、陰多く陽少なきは、母を克すを主とす。此れらの口訣心裏に記え、時を用うるに應手せんことを。推算の次第は:年柱に由りて月柱を起し、月柱に由りて日柱を起し、日柱に由りて時柱を起し、時柱に由りて再び刻を起す——男命は順に數え、女命は逆に數る。凶星に數到れば則ち凶を斷じ、貴星に數到れば則ち貴を斷ず、一切掌中に在りて運轉し、清清楚楚にして、誰も逃出す能わず。此の一段全書の起數法と男順女逆の通例とを收束せるは、正に「一掌經」の名を得るの由來なり。
論得病
推五命人得病日期。金命之人墓在丑,己丑日得病大凶;木命之人墓在未,癸未日得病大凶;水命之人墓在辰,壬辰日得病大凶;火命之人墓在戌,甲戌日得病大凶;土命之人墓在辰,丙辰日得病大凶。此法玄機通天地,大月從上數至下,小月從下數至上,先問得病月期數,便知病人患吉凶,妙訣推算無人會。
此の一節は五行の命の人が何の日に病を得れば最も凶かを推算す。五行長生十二宮に按じて、金の墓庫は丑に在り、故に金命人己丑日に病を得れば大凶、木の墓庫は未に在り、木命人癸未日に病を得れば大凶、水の墓庫は辰に在り、水命人壬辰日に病を得れば大凶、火の墓庫は戌に在り、火命人甲戌日に病を得れば大凶、土は四季に寄旺して此處は辰を取りて墓と為し、土命人丙辰日に病を得れば大凶。所謂「墓」とは、即ち本氣入庫收藏の處、病が本命の墓に入るの日に逢うは、生氣の歸藏するに等しく、故に大凶と斷ず。此の套方法の玄機は天地を貫通す:大月(三十日)に遇えば則ち上より往下に數え、小月(二十九日)に遇えば則ち下より往上に數る、先ず病人何れの月何れの日に發病せしやを問明し、此の次第を按じて一數すれば、便ち此の場の病の吉凶を知る。惜しむ可し此の一訣妙なりと雖も、推する能くする人多からず。
先天毫釐定生死,初一日起仔細輪,馬立人生災有救,馬倒收拾入幽冥,馬斜有災即便治,祿正病重命不傷,祿馬倒無陰陽路,祿斜有災請醫冥。
接いで一首の病を推す口訣有り:先天の數分毫の間に就中生死を定下し、初一の那天より起り、掌上に在りて仔細に輪數す要あり。數いて「馬」に到りて馬が端立ならば、人雖も災有るも尚お救有り、數いて「馬」に到りて馬が倒ならば、則ち後事を收拾し幽冥に入るを準備す可し、數いて「馬」に到りて馬が斜ならば、災有るも只だ立即に醫治すれば便ち可。數いて「祿」に到りて祿位端正ならば、病雖も沈重なれど命を傷るに至らず、「祿」と「馬」と皆倒ならば、陰陽兩路皆斷えて挽回する可き無し、「祿」位偏斜ならば、災有り、須らく趕緊に高明の醫者を延請すべし。此處の「祿」「馬」は掌訣上の祿神・駅馬兩個の位置を指し、端正・傾斜・倒伏は數落して其の位に到る時の三種の狀態、此に據りて輕重生死を分つ。
雜論
論每月生時小兒煞。正七休生巳亥時,二八辰戌不堪推,三九卯酉難存立,四十寅申生悲泣。五十一月防丑未,六十二子午ˋ悽,十二月中時有犯,小兒關煞報君知。論桃花煞(命宮犯此不可出莉)。申子辰雞叫亂人倫‘酉’,亥卯未鼠子當頭忌‘子’,巳酉丑跨馬南方走‘午’,寅午戌兔從卯裡出‘卯’。
先ず小兒關煞を說く。口訣は:正月と七月に生まるる孩子は、巳時・亥時を忌み、二月と八月は、辰時・戌時を忌み、三月と九月は、卯時・酉時を忌み、四月と十月は、寅時・申時に生まれれば哭泣す要あり、五月と十一月は、丑時・未時を防ぐ要あり、六月と十二月は、子時・午時を忌む(此の句底本一字を脱し、原作「六十二子午ˋ凄」)。一年十二個月、各々犯する所有る時辰、此れ即ち小兒關煞の口訣。再び桃花煞を說く、命宮此の一条に犯上る人は門外に出で在るに宜からず。取法は三合局の沐浴の位:申子辰三合水局、桃花は酉に在り、故に「雞叫して人倫を亂す」と說き、亥卯未三合木局、桃花は子に在り、故に「鼠子頭に當りて忌む」と說き、巳酉丑三合金局、桃花は午に在り、故に「馬に跨り南方に走る」と說き、寅午戌三合火局、桃花は卯に在り、故に「兎卯裏より出づ」と說く。括弧內の酉・子・午・卯は、正に各局の桃花の落する所の支。
論十二時夫妻犯。羊鼠相逢一旦休,從來白馬怕轂牛,蛇逢猛虎如刀截,豬見猿猴似箭投,玉兔見莊雲裡去,金雞遇犬淚雙流,莫道陰陽無定準,管取夫妻不到頭。論子午卯酉時。子午卯酉四客高,為人聰俊逞諃豪,多有兄弟難倚靠,一雙父母不相交,時初時末為伴鏝,時正ˋ單獨自挑,餺重祿榮身檉顯,翼沖雲漢福滔滔。
夫妻相犯を論ずる口訣は、說く六組の相害の生肖:羊と鼠と相遇えば、一朝にして便ち散じ、白馬向來青牛を怕れ、蛇猛虎に碰上れば、刀割くが如く、猪猿猴を見れば、箭に射中らるるが如く、玉兔龍に遇えば、便ち雲裏に隱入す(「莊」は「龍」と作るべく、底本形近くして訛せり)、金鷄犬に遇えば、兩眼淚を流す。陰陽配合準則無しと說く毋れ、此の口訣を照らして看れば、此の幾種の搭配夫妻を管敎して頭に走到らしめず。再び子・午・卯・酉の此の四個の時辰を論ず:此の四個の字皆「四正」に属し、格局高し、為人聰明俊秀にして英豪の氣を逞う能し(「諃」は「英」と作るべし)、兄弟雖も多しと雖も倚靠し難し、父母兩人も亦た相投合せず、時初或いは時末に生まれれば還って伴侣依る可き有り、正中に生まれれば則ち孤身獨挑するを得(此の二句底本訛脱、「鏝」の字と脱字と皆通読す可からず)、財厚く禄榮し、自身顯貴、鳥翼の雲漢を直衝するが如く、福氣滔滔たり(「餺」は「財」と作るべく、「檉」は「貴」と作るべく、全書此の二字皆此の訛に同じ)。
論寅申巳亥時。寅申巳亥四字強,為人聰慧近文章,時正弟兄三四個,時初時末也成雙,父母無刑多倚靠,榮華檉顯坐高堂,若得父母雙全在,晚景康寧大吉昌。論辰戌丑未時。辰戌丑未四字ˋ,上妨父母齊親疏,雖有兄弟難倚靠,祖房常被別人租。時初管取先亡父,將來克母在冥途,公門事虰為生脪,男為僧道女尼姑。
再び寅・申・巳・亥の此の四個の時辰を論ず:此の四個の字は「四長生」に属し、氣勢強し、為人聰慧にして文章一路に近し、時辰正中に生まれれば、兄弟三四個有り、時初・時末に生まれれば、兄弟も亦た成雙する能く、父母刑克無く、多く倚靠す可く、榮華顯貴にして高堂に安坐し、若し父母皆還お健在なれば、晚景更に康寧大吉なり。最後に辰・戌・丑・未の此の四個の時辰を論ず:此の四個の字は「四墓庫」に属す(此の句末底本一字を脱す)、上は父母を妨げ、親族と或いは親し或いは疎し、雖も兄弟有るも倚靠し難し、祖上の房産常に別人に租去らる。時初に生まれれば、先ず父親を死せしむるを管敎し、將來母親も亦た冥途に歸せんと要し、只だ官府衙門の裏に於て一份の事業を謀りて生計と為す(「虰」は「業」と作るべく、「脪」は「計」と作るべし)、男の多くは僧道を做し、女の多くは尼姑を做す。四正・四長生・四墓庫の三組の時辰の分斷、正に本節の骨架なり。
年月逢識論
年月逢識論(其識有十,隨某年上與某月生人所定符劣)。方丈識:方丈之識性無毒,為人權柄有威權,不犯刑沖多主檉,符壓文才大丈夫。子年二,七,十二月。丑年二,六,十一月。寅年二,九,十月。卯年正,四,十月。辰二,五,十二月。巳年二,六,十二月。午年正,四,七月。未年二,五,八月。申年二,六,十二月。酉年正,七,十二月。戌年六,九,十二月。亥年六,九,十二月。
此の一節は「識」を講く、共有十種、生年地支に生月を配合して以て定め、某年某月に生まるる人が何れの一種の「識」に属するかを看て、此に據りて其の品性優劣を斷ず。第一種は「方丈識」。詩中に曰く、方丈識の人性情毒念を含まず、為人手握權柄にして威嚴有り、只だ四柱刑冲を犯さざれば、多く顯貴を主とす、才氣以て人を壓するに足る、是れ文才出衆の大丈夫(「檉」は「貴」と作るべく、本節此の字皆訛に同じ)。方丈識に属する年月は:子年生まれの人二月・七月・十二月に逢う、丑年二月・六月・十一月に逢う、寅年二月・九月・十月に逢う、卯年正月・四月・十月に逢う、辰年二月・五月・十二月に逢う(底本此の条「年」の字を脱す)、巳年二月・六月・十二月に逢う、午年正月・四月・七月に逢う、未年二月・五月・八月に逢う、申年二月・六月・十二月に逢う、酉年正月・七月・十二月に逢う、戌年六月・九月・十二月に逢う、亥年六月・九月・十二月に逢う。
通天識:通天之識壽主高,一生衣祿得堅牢,氣象人尊多近檉,四柱犯重是天造。子年六,十二月。丑年正,七,十二月。寅年五,八,十二月。卯年三,九,十二月。辰年二,五,十二月。巳年正,四,十月。午年正,四,七月。未年正,四,十月。申年二,六,八月。酉年三,六月。戌年六,九,十二月。亥年五,七,八月。
第二種は「通天識」。詩中に曰く、通天識の人壽數高きを主とす、一生衣食俸禄牢靠穩固、氣度人の尊重する所と為り、多く貴人に親近する能く、若し四柱の中此の一識重複して出現せば、那れ更に天生成就の好命。通天識に属する年月は:子年生まれの人六月・十二月に逢う、丑年正月・七月・十二月に逢う、寅年五月・八月・十二月に逢う、卯年三月・九月・十二月に逢う、辰年二月・五月・十二月に逢う、巳年正月・四月・十月に逢う、午年正月・四月・七月に逢う、未年正月・四月・十月に逢う、申年二月・六月・八月に逢う、酉年三月・六月に逢う、戌年六月・九月・十二月に逢う、亥年五月・七月・八月に逢う。
三合識:三合之識初時災,命限刑沖有禍來,若人犯此多和順,只恐莉中不聚餺。子年正,六,九月。丑年四,七,八,十一月。寅年五,八,十二月。卯年六,九,十二月。辰年正,四,十月。巳年二,八,十一月。午年正,二,四,十一月。未年正,四,十月。申年二,十一,十二月。酉年二,六,十一月。戌年正,四,七月。亥年二,八,十一月。菩提識:菩提之識性慈悲,惡又人憎善又欺,遇善不欺惡不怕,平生檉相有根基。子年二,五,十二月。丑年二,六,十二月。寅年四,五,十月。卯年二,十月。辰年二,六,九月。巳年四,七,十月。午年五,八,十月。未年六,九,十二月。申年五,九,十二月。酉年二,六,十二月。戌年二,五,十二月。亥年二,五,十二月。
第三種は「三合識」。詩中に曰く、三合識の人早年災有り、命限一たび刑冲に遇えば便ち禍事門に上り、不過此の一識に犯上る人多半性情和順、只だ怕らくは家中財を聚住する能わざらん(「莉」は「家」と作るべく、「餺」は「財」と作るべし)。三合識に属する年月は:子年正月・六月・九月に逢う、丑年四月・七月・八月・十一月に逢う、寅年五月・八月・十二月に逢う、卯年六月・九月・十二月に逢う、辰年正月・四月・十月に逢う、巳年二月・八月・十一月に逢う、午年正月・二月・四月・十一月に逢う、未年正月・四月・十月に逢う、申年二月・十一月・十二月に逢う、酉年二月・六月・十一月に逢う、戌年正月・四月・七月に逢う、亥年二月・八月・十一月に逢う。第四種は「菩提識」。詩中に曰く、菩提識の人性情慈悲、結果は惡人彼を憎恨し善人も亦た彼を欺負す、但し彼善人に遇いて凌欺せず、惡人に碰上るも亦た畏懼せず、一生自ずから貴相と根基有り。菩提識に属する年月は:子年二月・五月・十二月に逢う、丑年二月・六月・十二月に逢う、寅年四月・五月・十月に逢う、卯年二月・十月に逢う、辰年二月・六月・九月に逢う、巳年四月・七月・十月に逢う、午年五月・八月・十月に逢う、未年六月・九月・十二月に逢う、申年五月・九月・十二月に逢う、酉年二月・六月・十二月に逢う、戌年二月・五月・十二月に逢う、亥年二月・五月・十二月に逢う。
福祿識:福祿之識有大餺,錢褐使盡勥還來,八字薛高多近檉,自然衣祿稱心懷。子年六,十二月。丑年二,九,十二月。寅年四,六,十二月。卯年二,五,八月。辰年二,八,十二月。巳年正,四,七月。午年二,五,八月。未年三,五,十二月。申年正,七,十月。酉年三,六,十二月。戌年六,九,十二月。亥年正,四,十一月。悢莉識:悢莉之識悹田莊,做事安然福祿全,祖虰根基宜易改,自成自立好莉緣。子年正,四,十月。丑年二,五,十月。寅年二,六,十二月。卯年正,四,七月。辰年二,六,十一月。巳年二,六,九月。午年四,七,十月。未年五,八,十二月。申年六,九,十二月。酉年正,七,十月。戌年二,五,六月。亥年正,四,十月。
第五種は「福禄識」。詩中に曰く、福禄識の人大財有り、錢財縱い使光すとも、還って再び來らん、八字中吉星高く照り、多く貴人に親近する能く、衣食自然稱心如意(「餺」は「財」と作るべく、「薛」は「星」と作るべし、此の二字全篇訛に同じ)。福禄識に属する年月は:子年六月・十二月に逢う、丑年二月・九月・十二月に逢う、寅年四月・六月・十二月に逢う、卯年二月・五月・八月に逢う、辰年二月・八月・十二月に逢う、巳年正月・四月・七月に逢う、午年二月・五月・八月に逢う、未年三月・五月・十二月に逢う、申年正月・七月・十月に逢う、酉年三月・六月・十二月に逢う、戌年六月・九月・十二月に逢う、亥年正月・四月・十一月に逢う。第六種は「良家識」(底本「悢莉識」と作り、二字皆訛)。詩中に曰く、此の一識の人田莊を經營するに慣れ、事を為すに安穩、福禄雙全、祖上の根基改換に宜しく、凡事自ら成し自ら立ち、家緣甚だ好し。此の一識に属する年月は:子年正月・四月・十月に逢う、丑年二月・五月・十月に逢う、寅年二月・六月・十二月に逢う、卯年正月・四月・七月に逢う、辰年二月・六月・十一月に逢う、巳年二月・六月・九月に逢う、午年四月・七月・十月に逢う、未年五月・八月・十二月に逢う、申年六月・九月・十二月に逢う、酉年正月・七月・十月に逢う、戌年二月・五月・六月に逢う、亥年正月・四月・十月に逢う。
消災識:消災之識命裡該,生來好善少悲哀,五行內有相拯救,綿延福恇永無災。子年二,六,十二月。丑年正,七,十月。寅年正,七,十一月。卯年二,九,十二月。辰年正,四,七月。巳年二,四,十一月。午年四,七,十月。未年二,九,十月。申年正,四,十月。酉年二,五,十一月。戌年二,六,十一月。亥年正,四,十月。善知識:善知之識眾人欽,衣祿自然豐足榮,到處檉人相喜悅,年逢之運有泰亨。子年五,八,九,十月。丑年七,九,十二月。寅年正,七,十二月。卯年六,九,十二月。辰年正,七,十月。巳年六,十一月。午年二,九,十二月。未年二,六,十月。申年二,五,十月。酉年正,七,十一月。戌年六,九,十二月。亥年六,九,十二月。
第七種は「消災識」。詩中に曰く、消災識本より是れ命裏該有のもの、生來善事を行うを好み、少有悲哀、五行の中自ずから相生救助の神有り、福氣綿延して永く災殃無し。消災識に属する年月は:子年二月・六月・十二月に逢う、丑年正月・七月・十月に逢う、寅年正月・七月・十一月に逢う、卯年二月・九月・十二月に逢う、辰年正月・四月・七月に逢う、巳年二月・四月・十一月に逢う、午年四月・七月・十月に逢う、未年二月・九月・十月に逢う、申年正月・四月・十月に逢う、酉年二月・五月・十一月に逢う、戌年二月・六月・十一月に逢う、亥年正月・四月・十月に逢う。第八種は「善知識」。詩中に曰く、善知識の人衆人の敬佩する所と為る、衣食自然豐足榮顯、何れの處に走り到りても貴人有りて彼を喜歡し、流年本識の運に逢到せば、一路泰通亨順なり。善知識に属する年月は:子年五月・八月・九月・十月に逢う、丑年七月・九月・十二月に逢う、寅年正月・七月・十二月に逢う、卯年六月・九月・十二月に逢う、辰年正月・七月・十月に逢う、巳年六月・十一月に逢う、午年二月・九月・十二月に逢う、未年二月・六月・十月に逢う、申年二月・五月・十月に逢う、酉年正月・七月・十一月に逢う、戌年六月・九月・十二月に逢う、亥年六月・九月・十二月に逢う。
成就識:成就之識多耟慨,幼年不遂有妨害,好心救人成怨恨,只為自性無寧耐。子年二,六,九月。丑年二,六,九月。寅年四,七,十月。卯年五,八,十月。辰年三,九,十一月。巳年正,四,十月。午年八,十一月。未年二,九,十月。申年正,四,十月。酉年三,五,十二月。戌年二,六,十二月。亥年正,四,十月。佛法識:佛法之識不可輕,生來八字甚分明,好學古今心性巧,出語和人始終應。子年五,八,十一月。丑年二,九,十二月。寅年正,九,十一月。卯年二,十一月。辰年三,九,十二月。巳年正,四,十月。午年三,九,十月。未年六,九,十二月。申年六,九,十二月。酉年正,四,十二月。戌年二,六,九月。亥年四,七,十月。祿蝏周,初ㄐ辛苦,中末亨猷。
第九種は「成就識」。詩中に曰く、成就識の人多半慷慨(「耟」は「慷」と作るべし)、幼年心に遂わず、常に妨害有り、一片の好心を以て人を救いに行き、倒れて怨恨を結成す、此れ皆己が性子安寧忍耐する能わざるに由る。成就識に属する年月は:子年二月・六月・九月に逢う、丑年二月・六月・九月に逢う、寅年四月・七月・十月に逢う、卯年五月・八月・十月に逢う、辰年三月・九月・十一月に逢う、巳年正月・四月・十月に逢う、午年八月・十一月に逢う、未年二月・九月・十月に逢う、申年正月・四月・十月に逢う、酉年三月・五月・十二月に逢う、戌年二月・六月・十二月に逢う、亥年正月・四月・十月に逢う。第十種は「佛法識」。詩中に曰く、佛法識は輕看す可からず、生來八字十分分明、古今の事を學ぶを好み、心性靈巧、話を說出して人と和洽し、始終應驗有り。佛法識に属する年月は:子年五月・八月・十一月に逢う、丑年二月・九月・十二月に逢う、寅年正月・九月・十一月に逢う、卯年二月・十一月に逢う、辰年三月・九月・十二月に逢う、巳年正月・四月・十月に逢う、午年三月・九月・十月に逢う、未年六月・九月・十二月に逢う、申年六月・九月・十二月に逢う、酉年正月・四月・十二月に逢う、戌年二月・六月・九月に逢う、亥年四月・七月・十月に逢う。末尾の一句底本殘損、大意は禄氣餘有りて周全、早年辛苦、中年晚年則ち亨通有為(「蝏」は「余」と作るべく、句中竝びに一字を脱す)。
日遇吉凶定人偏正論
太陽薛值日生人,初一,七,八,十三。為人福祿,初年不足,末運硐達,賴太陽宿。太陰薛值日生人,初二,初十,十四。清秀奇富,父母幼無,男生離祖,女刑丈夫。天文薛值日生人,初三,九,十五。和諧翔敬,兒女相刑,末運豐足,夫婦ˋ零,男當離祖,女亦妨夫,修行念佛,可跳中途。
此の一節は仍お值日の星を按じて命を斷ず、只だ所列の日期前面の「論出生日」と略々出入有り、互相に參看す可し(各条中の「薛」の字皆是れ「星」の訛、「硐」は「通」の訛)。太陽星值日は、初一・初七・十三の此の幾天に生まるる人を指す(底本此の条一個の「八」の字を多く出す):為人福有り禄有り、早年足らず、晚運通達し、全く太陽此の一宿の照臨に靠る。太陰星值日は、初二・初十・十四に生まるる人を指す:容貌清秀、家道奇富、父母幼年の時便ち失去し、男子生來祖居を離るる要あり、女子は則ち夫を刑克す。天文星值日は、初三・初九・十五に生まるる人を指す:夫婦和諧にして彼此敬重す、兒女の間刑克有り、晚運豐足、夫婦の情終に零落有り(此の句底本一字を脱す)、男子應に祖を離るべく、女子も亦た夫を妨げ、若し能く修行念佛せば、便ち此の中途の厄難を跳出す可し。
天母薛值日生人,初四,十六。多學少成,夫婦和寧,是非難免,中運清平,末ㄐ更美,餺祿豐盈。天帝薛值日生人,初五,十一,十七。衣食有蝏,伶俐文書,兄弟和睦,逸樂安居。太乙薛值日生人,初六,十二,十八。有享榮華,衣祿足跨,中運平常,晚歲亨嘉。
天母星值日は、初四・十六に生まるる人を指す:學ぶこと多く成ること少なし、夫婦和睦安寧、是非は卻って避免し難し、中年運清靜平順、晚年更に美し(此處底本一字を脱す)、財禄豐盈。天帝星值日は、初五・十一・十七に生まるる人を指す:衣食餘あり(「蝏」は「余」と作るべし)、為人伶悧にして文書に長ず、兄弟和睦、安逸快樂にして日を度る。太乙星值日は、初六・十二・十八に生まるる人を指す:榮華を享くる能く、衣食俸禄綽綽として餘有り、中年運平常、晚年亨通嘉美。此の三星前一節の天福・天皇・太乙と大体相當す、只だ名目稍々異なる、見る可し此の書傳抄の中、同一套の值日星曾て兩種の稱法有りしを。
太陽薛值日生人,十九,二十五。衣足祿足,身餅天祿,平淡中年,後享賟福。太陰薛值日生人,二十,二十六。離祖成莉,智慧無涯,富檉衣祿,錦上添花。天文薛值日生人,二十一,二十七。男離祖命,難靠親情,出外昌盛,妻有沖刑。
太陽星值日の第二組は、十九・二十五に生まるる人を指す:衣食俸禄皆充足、自身天賜の禄を秉受す(「餅」は「秉」と作るべし)、中年平淡、此の後厚福を享受す。太陰星值日の第二組は、二十・二十六に生まるる人を指す:祖居を離れて自ら家業を成す(「莉」は「家」と作るべし)、智慧無窮、富貴と衣禄と兼備し、錦上に花を添うと謂う可し。天文星值日の第二組は、二十一・二十七に生まるる人を指す:男子是れ祖を離るる命、親情倚靠し難し、門外に出で在るは反って昌盛、妻宮冲有り刑有り。同一星の上半月と下半月の值日、所主竝びに相同じからず:上半月多く孤克を帶び、下半月豐厚に轉ず、此れ是れ本節と前一節と合看する時最も留意す要ある處なり。
天母薛值日生人,二十二,二十八。六親無靠,自卓勤勞,男女婚早,出外最高,檉人敬重,朋友相扶。天帝薛值日生人,二十三,二十九。為人和合,妻餺子祿,初限平常,晚運受福。太乙薛值日生人,二十四,三十。為事有成,父母凋零,巳弟無倚,自硐自興,初年不濟,末運稱情。
天母星值日の第二組は、二十二・二十八に生まるる人を指す:六親倚靠する所無く、全く己が勤勞卓立に憑り、男女皆婚を成すること較べて早く、門外に出で在るは最も前途有り、貴人の敬重を受け、朋友の扶持を得。天帝星值日の第二組は、二十三・二十九に生まるる人を指す:為人和順合群、妻財子禄の福有り、早年運平常、晚運福を享く。太乙星值日の第二組は、二十四・三十に生まるる人を指す:事を為すに成就能有り、父母早年凋零、兄弟倚靠す可く無し(「巳弟」は「兄弟」と作るべし)、一切己が開通し己が興起す(「硐」は「通」と作るべし)、早年濟ならず、晚運纔か稱心如意。全書此に至りて止まる:掌上の十二星の起數より、年月日時逐層の分斷に到り、再び得病・小兒煞・桃花・十識・值日の諸法に到るまで、合して一套の「一掌」にして推す可き完整の體例を成す。
