Libo

巻一

明 · 程道生 · 第1巻 / 7

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

凡欲遠行見貴上官赴任即出地戶左行入天門咒

奇門遁甲典籍

排盤規則をまず明確にしないと格局の部分が落とし所を失う。歌訣を読むときは、同時に手で一盤を排して対照するのがよい。

遁甲源流

昔黃帝始創奇門,四千三百二十局法,乃歲按八卦分八節,節有三氣,歲大率二十四氣也。氣有天地人三候,歲大率七十二候也。候有五日,歲大率三百六十日也。日有十二時,歲大率四千三百二十時也。一時一局,故奇門四千三百二十局也。風后制奇門為一千八十局者,以冬至陽生,起坎艮震巽四卦,統氣一十二,候計三十六,分局五百四十,為陽遁;以夏至陰生,起離坤兌乾四卦,統氣一十二,候計三十六,分局五百四十,為陰遁。合陰陽二遁為一千八十定局也。此蓋撮四候而共看六十時定局,四個一千八十定局,則依舊為四千三百二十局矣。

伝えていう、「奇門遁甲」は最も早く黄帝が創制したといい、全部で四千三百二十の局を立てた。その算法は、一年を八卦により八節に分かち、即ち立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至であり、毎節に三つの節気を統轄して、一年合わせて二十四の節気とする。各節気はさらに天・地・人の三候に分かれ、一年合わせて七十二候となる。毎候に五日、一年合わせて三百六十日。毎日十二の時辰、一年合わせて四千三百二十の時辰となる。一つの時辰が一つの局を用いるから、奇門はもと四千三百二十の局があった。黄帝の臣・風后がそれを精減して一千八十の局とした。冬至は一陽が生まれたばかりで、坎・艮・震・巽の四卦より起算して、十二の節気・三十六候を統べ、五百四十局を分け出し、「陽遁」と称す。夏至は一陰が生まれたばかりで、離・坤・兌・乾の四卦より起算して、同じく十二の節気・三十六候を統べ、五百四十局を分け出し、「陰遁」と称す。陰陽両遁を合わせると、ちょうど一千八十の固定局となる。これは実は四候即ち六十の時辰を一組として合わせて一つの定局を見るのであり、一千八十局を四倍に展開すれば、依然として四千三百二十局に還元するのである。

周太公諳兵法,善布奇門,以八卦分八節,節分三氣,氣分三候,歲計七十二候,立七十二活局,每局六十時,七十二局計四千三百二十時也。漢張子房刪捷,冬至十二氣,分三十六候,撮四候為陽遁九局。夏至十二氣,分三十六候,撮四候為陰遁九局。此活圖更捷也。夫一十八局七十二局,皆不越一千八十局矣。作硬局,則皆一千八十局;作活局,則有七十二局、一十八局。然一十八局雖簡,以奇門星儀符使之,行悉定佈於局中,其為課四千三百二十,舉目在前,其所未為者,只加臨一事耳。如欲加臨,但依局所定,正轉兩盤,其課遂成。是風后之法,乃萬世不易也。

周初の太公呂望は兵法に精通し、よく奇門を布排し、彼はなお八卦により八節を分かち、一節を三気に分かち、一気を三候に分かち、一年七十二候として、七十二の「活局」を立て、毎局に六十の時辰を管させ、七十二局で合計もまた四千三百二十の時辰である。漢代の張良に至りて再び刪削簡化して、冬至以後の十二の節気を三十六候に分かち、四候ごとに帰併して、陽遁九局を得、夏至以後の十二の節気もまた三十六候に分かち、同じく四候ごとに帰併して、陰遁九局を得た。この活図算法はより快捷である。見るべきは、十八局であれ七十二局であれ、皆一千八十局の範囲を超えていないことである。固定して動かない「硬局」に排せば即ち一千八十局となり、随時に回転しうる「活局」に排せばただ七十二局か十八局のみとなる。十八局は簡省ではあるが、九星・六儀・値符・値使の行度はすべて局中に定まり尽くしており、四千三百二十の課は一目で見える。残りのなされていないのはただ「加臨」の一道の手続きだけである。いわゆる加臨とは、本局の既定の位置に照らして、天盤・地盤の両層を転じて位につかせることで、一課がたちどころに排成する。ゆえに風后が立てた法は、万世に改まらない根本である。

年家奇門

上元一宮起甲子,中元四宮起甲子,下元七宮起甲子。俱逆飛六儀,順布三奇。隨三元內,各年支干,審在某甲旬內,則以其甲頭為直符.符上之門為直使,將甲頭直符之星,逐年干轉,直使隨年支逆飛,審其方向,得奇門到者吉。

年家奇門を推すには、上元は一宮より甲子を起こし、中元は四宮より甲子を起こし、下元は七宮より甲子を起こす。三元は一律に「六儀を逆に飛ばし、三奇を順に布く」、即ち戊己庚辛壬癸の六儀は宮数に従って逆に飛ばし、乙丙丁の三奇は宮数に従って順に排する。局を排し終えた後、求めるその年の干支が六甲のいずれの旬の内に落ちるかを見て、即ちその旬の旬首の甲をもって「値符」とし、値符の所在する宮位の上の門が便ちに「値使」である。続いて値符の帯びる星を年ごとに年干に随って転移させ、値使は年支に随って逆に飛ばす。最後に用いようとする事の方向を審視し、およそ三奇と吉門が到る方位が吉方である。

自嘉靖四十三年甲子起,杜門十年,一移萬曆甲午年移休。三元年遁,上元六十年,以陰遁一局加之。中元六十年,以陰遁四局加之。下元六十年,以陰遁七局加之。

作者は本朝の実例を挙げて説明する。嘉靖四十三年甲子年より始めて、杜門が連なって十年を管し、万暦甲午年に至るまで移換して休門とした。これを見れば、年家の八門の移動が極めて緩やかなことがわかる。三元の年遁の配局は、上元この六十年は一律に陰遁一局を用いて加臨し、中元六十年は陰遁四局を用いて加臨し、下元六十年は陰遁七局を用いて加臨する。いい換えれば、一百八十年をもって一大周となし、六十年ごとに基本局を換えるのである。学者はただ本元がいずれの局を用いるかを記憶し、さらに前条の飛奇布門の法により推し進めればよい。

月家奇門

三元分局,甲己遇四孟,為上元,在一宮起甲子。甲己遇四仲,為中元,在七宮起甲子。甲己遇四季,為下元,在四宮起甲子。俱逆布六儀,順布三奇。每一元管五年。凡推月奇門,先審其年在何一元內,依前布門飛奇,次就其年遁月建,繫某甲頭直符,逐地下月干,轉符上之門,為直使,隨月支飛泊,看方向,得奇門,到大利。

月家奇門の三元分局の法は、およそ甲年・己年が寅申巳亥の四孟月に遇うときは、上元に属し、一宮に甲子を起こす。甲年・己年が子午卯酉の四仲月に遇うときは、中元に属し、七宮に甲子を起こす。甲年・己年が辰戌丑未の四季月に遇うときは、下元に属し、四宮に甲子を起こす。三元は同じく六儀を逆に布き、三奇を順に布き、毎元に五年を管す。月家奇門を推す歩驟は、まず求める年がいずれの元に属するかを審明し、上の法に照らして八門を排し、三奇を飛ばし、再び五虎遁の法をもって年干よりその年の月建を推出し、この月建が六甲のいずれの旬に落ちるかを見て、その旬首の甲が即ち値符である。然る後に地盤上の月干に随って転動し、値符の所在する宮の上の門が値使であり、値使は月支に随って飛泊する。最後に方位を察看し、三奇と吉門が同じく到る方向を得れば、大いに利ありである。

自嘉靖四十二年十一月甲子起休門,在坎三個月一移,至萬曆四十一年十一月甲子,起休門在坎。三元月遁,以五虎遁月建對之,六十年遁,乙丙丁奇,並同八門方位。

実例をもってこれを推せば、嘉靖四十二年十一月甲子より休門は坎宮にあり、三か月ごとに移換して、万暦四十一年十一月甲子に至りて、休門は重ねて坎宮に還った。三元の月遁は、五虎遁の法を用いて月建を推出して対応させる。六十年を一輪として、乙・丙・丁の三奇の排布と八門の方位はこの例に同じ。

日家奇門

分陰陽二遁,按節推排,三日一局。順行六甲,周而復始。休開生景吉,得生旺,合三奇加臨更利。起訣:甲戊壬子居坎,丁辛乙卯坤裁。庚甲戊馬震宮遊,丁癸辛雞巽在。庚丙鼠歸乾六,己癸卯走西街。丙壬赤馬艮安排,乙巳雞飛離界。其法自坎宮起甲子,每三日一換順,飛八方,不入中五,看其日到何宮,便起休門一順輪去,三吉門到方便出入行事吉。

日家奇門は陰遁・陽遁の二種に分かれ、節気により推排し、三日に一局を換え、六甲の次序に順って循行し、周してまた始まる。休門・開門・生門・景門は吉となり、若しさらに旺相の気を得て、また三奇と加臨相合すれば、なおよい。局を起こす口訣は、「甲戊壬の子は坎に居し、丁辛乙の卯は坤に裁かれ、庚甲戊の馬は震宮に遊び、丁癸辛の鶏は巽に在り、庚丙の鼠は乾六に帰し、己癸の卯は西街を走り、丙壬の赤馬は艮に安んぜられ、乙巳の鶏は離界を飛ぶ」。その用法は、坎宮より甲子日を起こし、三日ごとに一宮を換え、順に八方を飛ばし、中五宮には入らない。求める日がいずれの宮に落ちるかを見て、その宮より休門を起こし、八門の次序に順って排し下げる。およそ休・生・開の三吉門の到る方位は、出行し事をするに皆吉である。

如甲子、乙丑、丙寅,在坎;丁卯戊辰、己巳,在坤;之類,餘仿此推。甲子、乙丑、丙寅,體門在坎;丁卯、戊辰、己巳,在坤;庚午、辛未、壬申,在震;癸酉、甲戌、乙亥,在巽;丙子,丁丑、戊寅,在乾;己卯、庚辰、辛巳,在兌;壬午、癸未、甲申,在艮,乙酉、丙戌、丁亥,在離。戊子、己丑、庚寅,在坎;辛卯、壬辰、葵巳,在坤;甲午、乙未、丙申,在震;丁酉、戊戌、己亥,在巽;庚子、辛丑、壬寅,在乾;癸卯、甲辰、乙巳,在兌;丙午、丁未、戊申,在艮;己酉、庚戌、辛亥,在離。壬子、癸丑、甲寅,在坎;乙卯,丙辰、丁巳,在坤;戊午、己未、庚申,在震;辛酉、壬戌、癸亥,在巽;甲子、乙丑、丙寅,又復自坎宮起,每三日一移。年吉不如月吉,月吉不如日吉,日吉不如時吉。與日吉相合者更吉。

例を挙げていえば、甲子・乙丑・丙寅の三日は坎宮にあり、丁卯・戊辰・己巳の三日は坤宮にあり、あとはこれに類推する。以下は完整の一輪の排布で、読者は六十甲子に対照して日ごとに所在の宮を査出し、その宮より休門を起こして順に八門を排すればよい。全輪は次の通り。甲子・乙丑・丙寅は休門が坎にあり、丁卯・戊辰・己巳は坤にあり、庚午・辛未・壬申は震にあり、癸酉・甲戌・乙亥は巽にあり、丙子・丁丑・戊寅は乾にあり、己卯・庚辰・辛巳は兌にあり、壬午・癸未・甲申は艮にあり、乙酉・丙戌・丁亥は離にある。戊子・己丑・庚寅は坎にあり、辛卯・壬辰・癸巳は坤にあり、甲午・乙未・丙申は震にあり、丁酉・戊戌・己亥は巽にあり、庚子・辛丑・壬寅は乾にあり、癸卯・甲辰・乙巳は兌にあり、丙午・丁未・戊申は艮にあり、己酉・庚戌・辛亥は離にある。壬子・癸丑・甲寅は坎にあり、乙卯・丙辰・丁巳は坤にあり、戊午・己未・庚申は震にあり、辛酉・壬戌・癸亥は巽にあり、次の甲子・乙丑・丙寅に至りて、重ねて坎宮より起こし、三日ごとに一移す。六十日でちょうど両輪半を走り終え、循環は断えない。吉を択ぶ軽重の次序は、年吉は月吉に如かず、月吉は日吉に如かず、日吉は時吉に如かずである。若し択ばれた時がさらに択ばれた日と相合すれば、それは吉の上に吉を加えたものである。

時家奇門

假如陽遁一局,甲子在坎,天蓬為直符,休門為直使,管十時,至癸酉止。甲戌在坤,天芮為直符,死門為直使,管十時,至癸未止。甲申在震,天沖為直符,傷門為直使,管十時,至癸巳止。甲午在巽,天輔為直符,杜門為直使,管十時,至癸卯止。甲辰在五,天禽為直符,死門為直使,管十時,至癸丑止。甲寅在乾,天心為直符,開門為直使,管十時,至癸亥止。此陽一局,五日六十時足,餘類此推。乙奇離,丙奇艮,丁奇兌,乃陽遁儀順而奇逆也。甲辰五,乃寄在坤二宮,

時家奇門の排法は、陽遁一局を例に挙げる。甲子旬は坎一宮に落ち、天蓬星を「値符」とし、休門を「値使」とし、十の時辰を管して、癸酉時に至るまでとする。甲戌旬は坤二宮に落ち、天芮星を値符とし、死門を値使とし、十の時辰を管して、癸未時に至るまでとする。甲申旬は震三宮に落ち、天冲星を値符とし、傷門を値使とし、十の時辰を管して、癸巳時に至るまでとする。甲午旬は巽四宮に落ち、天輔星を値符とし、杜門を値使とし、十の時辰を管して、癸卯時に至るまでとする。甲辰旬は中五宮に落ち、天禽星を値符とし、死門を値使とし、十の時辰を管して、癸丑時に至るまでとする。甲寅旬は乾六宮に落ち、天心星を値符とし、開門を値使とし、十の時辰を管して、癸亥時に至るまでとする。これが即ち陽遁一局で、五日六十の時辰がちょうど排し満たされ、あとの各局はこれに類推する。この局中、乙奇は離宮にあり、丙奇は艮宮にあり、丁奇は兌宮にある。これを見れば、陽遁は六儀が順行して三奇が逆行することがわかる。甲辰の所在する中五宮は門なく位なく、坤二宮に寄らなければならない。

若陰遁九局,甲子在離,天英為直符,景門為直使,管十時一換。甲戌在艮,天任為直符,生門為直使,管十時。甲申在兌,天柱為直符,驚門為直使,管十時。甲午在乾,天心為直符,開門為直使,管十時。甲辰在五,天禽為直符,死門為直使,管十時。甲寅在巽,天輔為直符,杜門為直使,管十時。此陰九局,五日六十時足,餘類此推。丁奇震,丙奇坤,乙奇坎,乃陰遁奇順而儀逆也。

若し陰遁九局ならば、甲子旬は離九宮に落ち、天英星を値符とし、景門を値使とし、十の時辰ごとに換える。甲戌旬は艮八宮に落ち、天任星を値符とし、生門を値使とし、十の時辰を管す。甲申旬は兌七宮に落ち、天柱星を値符とし、驚門を値使とし、十の時辰を管す。甲午旬は乾六宮に落ち、天心星を値符とし、開門を値使とし、十の時辰を管す。甲辰旬は中五宮に落ち、天禽星を値符とし、死門を値使とし、十の時辰を管す。甲寅旬は巽四宮に落ち、天輔星を値符とし、杜門を値使とし、十の時辰を管す。これが即ち陰遁九局で、五日六十の時辰を排し満たし、あとの各局はこれに類推する。この局中、丁奇は震宮にあり、丙奇は坤宮にあり、乙奇は坎宮にある。これを見れば、陰遁は三奇が順行して六儀が逆行することがわかる。

煙波釣叟賦

軒轅黃帝戰蚩尤。涿鹿經年戰未休。偶夢天神授符訣。登壇致祭謹虔修。神龍負圖出洛水。綵鳳銜書碧雲裡。因命風后演成文。遁甲奇門從此始。一千八十當時制。太公測為七十二。逮於漢代張子房。一十八局為精藝。先須掌中排九宮。樅橫十五在其中。次將八卦論八節。一氣統三為正宗。陰陽二遁分順逆。一氣三元人莫測。五日都來換一元。接氣超神為準的。

軒轅黄帝が蚩尤と交戦し、涿鹿の一帯でちょうど一年を戦っても勝敗が分かれなかった。黄帝は偶然にも天神の授ける符訣を夢み、覚めて壇を築いて天を祭り、虔诚に修奉した。ここにおいて神龍が河図を負うて洛水より浮出し、彩鳳が天書を銜えて碧雲の間に降った。黄帝は風后に命じてそれを文に推演させ、奇門遁甲の学はここより始まった。当初立てたのは一千八十局で、太公呂望が七十二局に推演し、漢代の張良に至りて、また十八局に帰納した。これぞ最も精要の技である。奇門を学ぶにはまず手掌上に九宫を排定し、縦・横・斜めの三方向の数字の相加が皆十五に等しくなるようにし、再び八卦をもって八節を分配し、一節に三つの節気を統べさせるのが正宗である。陰遁・陽遁は順行と逆行に分かれ、一つの節気はまた上・中・下の三元に分かれ、その間の分釐は外人には測り難い。五日に一元を換え、元を換える準繩は、すべて「超神接気」の四文字にある。

認取九宮分九星。八門又逐九星行。九星逢甲為值符。八門值使自分明。符上之門為值使。十時一位堪憑據。值符常遺加時干。值使順逆遁宮去。六甲元號六儀名。三奇即是乙丙丁。陽遁順儀奇逆布。陰遁逆儀奇順行。

続いて九宫の中に各々一星を配することを認清し、八門もまた九星に随って一同に動くことを明らかにせねばならない。九星の中で六甲旬首の所在するその一顆に遇えば、即ち「値符」と称し、八門の中でそれと相配するその一門を即ち「値使」と称し、明々白々に分かれる。値符の所在する宮位上の門が即ち値使であり、一つの値使が十の時辰を管し、これに拠りて推算することができる。局を用いるとき値符を時干の落ちる宮に移し、値使は陽順陰逆の則に依りて九宮の中を移動する。六甲はもともと別に六つの別名があり、即ち戊己庚辛壬癸の「六儀」である。乙・丙・丁は即ち「三奇」と称する。陽遁の排局は六儀が順行し三奇が逆に布かれ、陰遁の排局は六儀が逆行し三奇が順に布かれる。

吉門偶爾合三奇。直此須云百事宜。更合從旁加檢點。餘宮不可有微疵。三奇得使誠堪使。六甲遇之非小補。乙逢犬馬丙鼠猴。六丁玉女騎龍虎。又有三奇游六儀。號為玉女守門扉。若作陰私和合事。請君但向此中推。

吉門が偶然に三奇と相合するのに遇えば、この時辰は百事皆宜といえる。ただしなお傍らより多く検点し、あとの各宮に一点の瑕疵もあってはならない。三奇得使は確かに用に堪え、六甲がそれに遇うは決して小さな助けではない。いわゆる得使とは、乙奇が甲戌・甲午の上に加わり、丙奇が甲子・甲申の上に加わり、丁奇が甲辰・甲寅の上に加わることで、口訣は乙は犬馬に逢い、丙は鼠猴に逢い、六丁玉女は龍虎に騎るという。さらに三奇が六儀の上に游走する格局があり、「玉女守門扉」と呼ばれる。およそ陰私・和合の類の事をなそうとするには、ただこの格局に照らして推求すればよい。

天三門兮地四戶。問君此法如何處。天沖小吉與從魁。此是天門私出路。地戶除危定與開。舉事皆從此中去。六合太陰太常君。三辰元是地私門。更得奇門相照耀。出門百事總欣欣。天沖天馬最為貴。猝然有難宜逃避。但能乘取天馬行。劍戟如山不足畏。

天に三門あり、地に四戸あり。いずこの処より推し起こすかを問わば、月将を用事の時辰の地支に加えて順に数え、転じて太冲・小吉・従魁の三神の落ちる処に至れば、即ち天門の私に出る路である。地戸は建除十二神の中の除・危・定・開の四位を取り、事を挙げるには皆この四つの方向より出る。六合・太陰・太常の三位の神将は、もと地上の私密の門である。若しさらに三奇吉門が交相輝映すれば、門を出て事をするに如心せざるなし。天冲・天馬のこの一方が最も貴く、卒然に危難に遇えば当にここより逃避すべし。ただよく天馬の方に乘じて行けば、たとえ刀槍が山の如くとも畏るるに足らず。

就中伏吟為最凶。天蓬加著地天蓬。天蓬若到天英上。須知即是返吟宮。八門返復皆如此。生在生兮死在死。就是凶宿得奇門。萬事皆凶不堪使。六儀擊刑何太凶。甲子值符愁向東。戌刑未上申刑虎。寅巳辰辰午刑午。

諸格の中で「伏吟」をもって最も凶とする。これは天盤天蓬が地盤天蓬の上を圧し、九星が原地に動かぬことである。天蓬が転じて天英の上に至れば、これが「返吟」の宮と知るべきである。八門の往復もまた同一の道理である。伏吟の時は生門はなお生門位に在り、死門はなお死門位に在る。この時はたとえ凶星が奇門の相配を得ても、何の事をしようと依然として凶で、用に堪えない。「六儀撃刑」はなぜこのように凶なのか。甲子値符は最も東方震三宮に加わることを忌む。あとは、甲戌の戌は未において刑し、甲申の申は寅において刑し、甲寅の寅は巳において刑し、甲辰は辰に見え、甲午は午に見えて即ち自刑である。

三奇入墓好細推。甲日那堪相見未。丙奇屬火火墓戌。此時諸事不宜為。更兼六乙來臨二。月奇臨六亦同論。又有時干入墓宮。課中時下忌相逢。戊戌壬辰與丙戌。癸未丁丑亦同凶。

「三奇入墓」は仔細に推算すべきである。甲日は最も未宮を見ることを怕れる。丙は月奇で火に属し、火の墓庫は戌に在り、ゆえに丙奇が乾六宮の戌位に落ちれば諸事皆なすを宜としない。さらに六乙が坤二宮に落ち、六丙が乾六宮に落ちるを加えれば、同じ論法である。別に「時干入墓」の一格があり、課を排するに最も時干と墓庫が相逢することを忌む。戊戌・壬辰・丙戌の三つの時辰、および癸未・丁丑の二つの時辰は、皆同じく凶である。

五不遇時龍不精。號為日月損光明。時干來剋日干上。甲日須知時忌庚。奇與門兮共太陰。三般難得共加臨。若還得二亦為吉。舉措行藏必遂心。更得值符值使利。兵家用事最為貴。常從此地擊其沖。百戰百勝君須記。天乙之神所在宮。大將宜居擊對沖。假令值符居離九。天英坐取擊天蓬。

「五不遇時」は奇門の霊気を失わしめ、日月が光明を失うと号する。それは時干が日干を剋することを指し、例えば甲日は即ち庚午時を忌む。三奇・吉門にさらに太陰を加え、この三樣は最も同時に聚まり難い。たとえその中の二樣のみ得ても、吉利と算え、事を行い進退して必ず心に合う。若しさらに値符・値使が利を得れば、用兵の家は最もこの時辰を看重する。常にこの方に背いてその対冲の方向を攻撃し、百戦百勝、務めて記牢すべし。天乙の神の所在するその一宮は、大将は当にその中に坐鎮して対冲の方を攻撃すべし。譬えば値符が離九宮に落ちれば、天英星の下に坐して、対面の坎宮の天蓬を攻撃する。

甲乙丙丁戊陽時。神居天上報君知。坐擊須憑天上奇。陰時地下亦如此。若見三奇在五陽。偏宜為客是高強。忽然逢著五陰位。又宜為主好裁詳。值符前三六合位。太陰之神在前二。後一宮中為九天。後二之神為九地。九天之上好揚兵。九地潛藏可立營。伏兵但向太陰位。若逢六合利逃形。

甲・乙・丙・丁・戊この五つの陽時は、奇儀の神が天盤上に顕れて吉凶を告げ、坐撃の方は天盤上の三奇に憑って定める。己・庚・辛・壬・癸この五つの陰時は、則ち改めて地盤を見、道理は同じ。若し三奇が五陽時に現れれば、最も客方を作りて主動して進攻するに宜しく、気勢は高強である。忽ち五陰の位に遇えば、則ち主方を作りて拠守し、仔細に斟酌すべし。八神の排法は、値符より前に数えて第三宮を六合とし、前に数えて第二宮を太陰とし、後に数えて第一宮を九天とし、後に数えて第二宮を九地とする。九天の上は兵威を張揚するに適し、九地の下は隠蔽して営を立つる可し。兵馬を埋伏するにはただ太陰の位を選び、若し六合の方に遇えば則ち隠形して脱するに利あり。

天地人分三遁名。天遁日精華蓋臨。地遁月精紫雲詳。人遁當知是太陰。生門六丙合六丁。此為天遁自分明。開門六乙合六己,地遁如斯而已矣。休門六丁共太陰,欲求人遁無過此。要知三遁何所宜,藏形遁跡斯為美。

天・地・人は三遁に分かれる。天遁は日精を得て、華蓋の気の籠罩あり。地遁は月精を得て、紫雲の遮蔽あり。人遁は則ち太陰に依ることを知るべし。生門と六丙と相合し、下に六丁に臨む、これ即ち天遁で、分かちて明らかである。開門と六乙と相合し、下に六己に臨む、地遁はこれに過ぎざるのみ。休門と六丁と相合し、下に太陰に臨む、人遁を求むるにこれより妥当なものはない。いずれに用いるに宜しきかを問わば、形を藏し跡を隠すは正にこれらの最も長ずるところである。

庚為太白丙熒惑,庚丙相加誰會得。六庚加丙白入熒,六丙加庚熒入白。白入熒兮賊即來,熒入白兮賊須滅。丙為勃兮庚為格,格則不通勃亂逆。天丙加地庚為勃,天庚加地癸為格。丙加天乙為勃符,天乙加丙為飛勃。庚加日干為伏干,日干加庚飛干格。加一宮兮戰在野,同一宮兮戰於國。庚加直符天乙伏,直符加庚天乙飛。

庚は太白金星、丙は熒惑火星、庚丙の互相加臨の道理を誰か領会せん。六庚を六丙の上に加えれば「白入熒」といい、六丙を六庚の上に加えれば「熒入白」という。白入熒ならば敵人まさに犯さんとし、熒入白ならば敵人は必ず殱滅せらる。丙は「勃」と呼ばれ、庚は「格」と呼ばれる。格は則ち道路通ぜず、勃は則ち綱紀乱逆す。天盤丙が地盤庚に加わるを勃とし、天盤庚が地盤癸に加わるを格とし、丙が天乙値符の上に加わるを「勃符」とし、天乙値符が丙の上に加わるを「飛勃」とする。庚が日干の上に加わるを「伏干格」とし、日干が庚の上に加わるを「飛干格」とする。両者が両宮に分處すれば、主として野外交戦し、一宮に同處すれば、主として国内に交兵す。庚が値符に加わるを「天乙伏宮」といい、値符が庚に加わるを「天乙飛宮」という。

庚加癸兮為大格,加己為刑最不宜。加壬之時為上格,又兼歲月日時移。更有一般奇格者,六庚謹勿加三奇。此時若也行兵去,匹馬隻輪無反期。

六庚が六癸に加わるを「大格」といい、六己に加わるを「刑格」という。最も宜しくない。六壬に加わるを「上格」といい、若し庚がさらに年干・月干・日干・時干の上に加われば、なおそれぞれ歳格・月格・日格・時格と称す。このほかなお一種の特別な奇格がある。六庚は千万に三奇の上に加わるなかれ。この時辰に若し冒然として兵を出せば、必ず全軍覆没し、片馬隻輪も帰らぬ。

六癸加丁蛇躍蹺,六丁加癸雀入江。六乙加辛龍逃走,六辛加乙虎猖狂。請觀四者是凶神,百事逢之莫措手。丙加甲兮鳥跌穴,甲加丙兮龍回首。只此二者是吉神,為事如意十八九。

六癸が六丁に加わるを「騰蛇夭矯」といい、六丁が六癸に加わるを「朱雀投江」といい、六乙が六辛に加わるを「青龍逃走」といい、六辛が六乙に加わるを「白虎猖狂」という。よく見よ、この四つは皆凶神で、百事に遇うて下手の処なし。反って、丙が甲に加わるを「飛鳥跌穴」といい、甲が丙に加わるを「青龍返首」という。ただこの二つのみ吉神で、事をするに十に八九は心に称意するを得る。

八門若遇開休生,諸事逢之總稱情。傷宜捕獵終須獲,杜好邀遮及隱形。景上投書並破陣,驚能擒訟有聲名。若問死門何所主,只宜吊死與行刑。蓬任沖輔禽陽星,英芮柱心陰宿名。輔禽心星為上吉,沖任小吉未全亨。大凶逢芮不堪遇,小凶英柱不精明。大凶無氣變為吉,小凶無氣一同之。吉宿更能逢旺相,萬舉萬全必成功。若遇休囚並廢沒,勸君不必進前程。

八門が開門・休門・生門この三吉門に遇えば、何の事をしても心に合う。傷門は捕猟に宜しく、終に擒獲すること有り。杜門は攔截阻遏と形跡の隠蔽に利あり。景門は書信の投遞と陣を衝き敵を破るに宜しい。驚門は人犯を擒拿し、官司に勝ちて名声を得る。死門は何を主るかを問わば、ただ弔喪送死と刑罰の執行に宜しいのみ。九星の中、天蓬・天任・天冲・天輔・天禽は陽星に属し、天英・天芮・天柱・天心は陰星に属す。天輔・天禽・天心の三星は最も上吉、天冲・天任はただ小吉で、まだ十分に亨通しない。大凶星が天芮に遇うは最も堪えず、小凶星の天英・天柱も高明ではない。ただし大凶星が無気ならば反って吉に変じ、小凶星が無気もまた同じ。吉星が若しさらに旺相の気に逢えば、萬挙萬全にして必ず成功するを得る。若し休・囚・廃・没の気に碰上れば、あなたに勧めて冒然として前行するなかれとする。

要識九星配五行,各隨八卦考義經。坎蓬星水離英火,中宮坤艮土為營。乾兌為金震巽木,旺相休囚看重輕。與我同行即為相,我生之月誠為旺。廢於父母休於財,囚於鬼兮真不妄。假令水宿號天蓬,相在初冬與仲冬。旺於正二休四五,其餘仿此自研窮。

九星の配する五行を認識し、各々居る八卦に随って義理を考求すべし。坎宮の天蓬は水に属し、離宮の天英は火に属し、中宮と坤・艮の三處は土に属し、乾・兌は金に属し、震・巽は木に属す。然る後に旺相休囚によりてその軽重を衡量する。本星と同一五行の月份を「相」とし、本星の生ずる月份を「旺」とし、父母の気に生ぜられれば則ち「廃」とし、我を剋する財爻の月份を「休」とし、我を剋制する鬼爻の月份を「囚」とする。この推法は確かに假らない。譬えば水星天蓬は、相は初冬・仲冬に在り、旺は正月・二月に在り、休は四月・五月に在り、あとの各星はこれに照らして自ら推究せよ。

急則從神緩從門,三五反覆天道亨。十干加伏若加錯,入庫休囚吉事危。十精為使用為貴,起宮天乙用無遺。天目為客地為主,六甲推兮無差理。勸君莫失此玄機,洞徹九宮扶明主。宮制其門不為迫,門制其官是迫雄。天網四張無路走,一二網低有路宗。三至四宮行入墓,八九高強任西東。節氣推移時候定,陰陽順逆要精通。三元積數成六紀,天地未成有一理。請觀歌裡精微訣,非是賢人莫傳與。

事が緊急なれば八神に依って方を取り、事が従容なれば八門に依って方を取り、三奇と五行を往復参看すれば、天道自然に亨通する。十干の加臨が若し伏吟を成すか加える宮位を錯れば、墓庫に落ち、休囚に遇えば、吉事もまた危に転ず。十精の神は出使に用いるに最も貴し。宮を起こすに天乙値符をもって準とすれば即ち遺漏なし。天盤は客方に属し、地盤は主方に属す。六甲をもって推算すれば差錯なし。あなたに勧めてこの玄機を错失するなかれ、九宮を参透して、始めて明主を輔佐すること能くす。宮の五行が門の五行を剋するは「迫」と算えず、門の五行が宮の五行を剋するは則ち迫が甚しい。「天網四張」の時は走るべき路なし。網が一宮・二宮に在れば尺寸低く、なお通ずべき路あり。三宮・四宮に至れば墓庫に行き入るに等しい。八宮・九宮に至れば網は人より高く、反って意のままに東西すべし。節気の推移は時候を決定し、陰陽の順逆は必ず精通すべし。三元は累積して六紀を成す。天地未成の先に本より一理あり。歌中の精微なる口訣をよく看ることを請う。賢德の人にあらざれば切に軽く伝えるなかれ。

八門九星逐時移宮決

假如陽遁一局,甲子時照上格內,蓬星在一宮,休門亦在一宮,則將下圓圖內,輪子移蓬星,休門俱對一坎宮,則生門丙,奇下有丙在艮,奇門全具,乙奇在離,無門,丁奇在兌,無門。如乙丑時,看上格子內蓬星在九,休門在二宮,則移下圓圖內,輪子上蓬星對九宮,休門對二坤宮,則見休門丙;奇在二坤宮,奇門全,乙奇在坎無門,丁奇在震無門。如丙寅時,上格子內,蓬星在八宮,休門在三宮,則移下,輪子上蓬星對八宮,休門對三宮,則休門丙,奇在震宮,奇門全.乙奇在二官,丁奇在六宮,俱無門。

本篇は如何にして転盤を用いて時に逐って宮を移すかを講ずる。陽遁一局を例とする。甲子時は上の定局の格子により天蓬星が坎一宮に在り、休門もまた坎一宮に在ることを査得て、即ち下の円圖の活動転盤を轉動し、盤上の天蓬星と休門を皆坎一宮に對準せしめる。この時生門と丙奇が同じく艮宮に落ち、奇と門が齊備し、而して乙奇は離宮に在って門の相配なく、丁奇は兌宮に在ってもまた門の相配なし。乙丑時に至れば、格子により天蓬星が離九宮に在り、休門が坤二宮に在ることを知りて、即ち転盤上の天蓬星を九宮に對準し、休門を坤二宮に對準せしめる。この時休門と丙奇が同じく坤二宮に在り、奇門齊備し、乙奇は坎宮に在って門なく、丁奇は震宮に在って門なし。丙寅時に至れば、格子により天蓬星が艮八宮に在り、休門が震三宮に在ることを知りて、依然として転盤を轉動し、天蓬星を八宮に對準し、休門を三宮に對準せしめる。この時休門と丙奇が同じく震宮に在り、奇門齊備し、乙奇は坤二宮、丁奇は乾六宮に在り、皆門の相配なし。

下至癸酉時,俱以甲子旬頭為直符,休門為直使,依前法移宮。又如甲戌時,至癸未時,十時芮星直符,死門為直使,若甲申時至癸巳時,俱以沖星為直符,傷門為直使,俱依上法,逐時移之。餘仿此。

甲子時より一直に癸酉時まで排す。この十の時辰は皆甲子旬の旬首を以て値符とし、休門を以て値使とし、前の法に照らして時に逐って宮を移す。又甲戌時より癸未時までのこの十の時辰は、一律に天芮星を以て値符とし、死門を以て値使とする。甲申時より癸巳時までのこの十の時辰は、一律に天冲星を以て値符とし、傷門を以て値使とする。皆上の辦法に照らして逐個に時辰を轉移す。あとの各旬はこれに類推する。

陽甲子戊一詩曰 甲戌己二 冬至驚蟄一七四, 順甲申庚三小寒二八五相隨。 甲午辛四一大寒春分三九六 局甲辰壬五芒種六三九是儀。 甲寅癸六 穀雨小滿五二八, 起星奇丁七立春八五二相宜。 月奇丙八 清明立夏四一七, 例日奇乙九 雨水九六三為奇。

これは両欄の對照表で、竪に看るべし。左半欄は上より下に連讀して「陽・順・局・起星奇・月奇・例日奇」で、これは陽遁順布の局で、並びに丁を以て星奇とし、丙を以て月奇とし、乙を以て日奇とする定位の表を説明する。緊接する一列の「甲子戊一・甲戌己二・甲申庚三・甲午辛四・甲辰壬五・甲寅癸六・丁七・丙八・乙九」は、陽遁一局中の六儀と三奇が各自の落ちる宮数で、即ち甲子旬は戊に遁して一宮に居り、甲戌旬は己に遁して二宮に居り、甲申旬は庚に遁して三宮に居り、甲午旬は辛に遁して四宮に居り、甲辰旬は壬に遁して五宮に居り、甲寅旬は癸に遁して六宮に居り、丁奇は七宮に居り、丙奇は八宮に居り、乙奇は九宮に居る。右半欄は二十四節氣の三元局数の口訣詩である。冬至・驚蟄は一・七・四局を用い、小寒は二・八・五局を用い、大寒・春分は三・九・六局を用い、芒種は六・三・九局を用い、穀雨・小滿は五・二・八局を用い、立春は八・五・二局を用い、清明・立夏は四・一・七局を用い、雨水は九・六・三局を用いる。每组の三つの数字は順次にその節氣の上元・中元・下元の用いる局数である。

陰甲子戊九詩日 甲戌己八 夏至白露九三六, 逆甲寅庚七小暑八五二之間。 甲午辛六大暑秋分七一四, 局甲辰壬五立秋二五八循環。 甲寅癸四霜降小雪五八二, 起星奇丁三大雪四七一相關。 月奇丙二 處暑排來一四七, 例日奇乙一立冬寒露六九三。

これは陰遁の同類の表で、讀法は上の表に同じ。左半欄は竪讀して「陰・逆・局・起星奇・月奇・例日奇」で、陰遁の逆布六儀を説明する。中間の一列「甲子戊九・甲戌己八・甲寅庚七・甲午辛六・甲辰壬五・甲寅癸四・丁三・丙二・乙一」は、陰遁九局の裏の六儀三奇が各自の落ちる宮数で、宮数は九より一に向かい遞減し、正に陽遁の一より九に向かい遞增するに相反する(その中の甲申庚は本來應に庚七と作るべし、底本はここに甲寅庚と寫すは、刻本の誤り、讀者は陽遁表に據りて對看すべし)。右半欄は依然節氣三元局数詩である。夏至・白露は九・三・六局を用い、小暑は八・五・二局を用い、大暑・秋分は七・一・四局を用い、立秋は二・五・八局を用い、霜降・小雪は五・八・二局を用い、大雪は四・七・一局を用い、處暑は一・四・七局を用い、立冬・寒露は六・九・三局を用いる。

黄帝陰符經

陰陽逆順妙難窮,二至還歸一九宮。若能了達陰陽理,天地都來一掌中。三才變化作三元,八卦分為八遁門。星符每逐時干轉,直使常隨天乙奔。六儀六甲本同名,三奇即是乙丙丁。三奇倘合開休生,便是吉門利出行。萬事從之無不利,能知玄妙得其靈。直符前三六合位,前二太陰君須記。直符後一名九天,後二宮神名九地。地為伏匿天揚兵,六合太陰可藏避。急從神兮緩從門,三五反覆天道利。已上若得三奇妙,不如更得三奇使。得使猶來未為精,五不遇時損其明。損明須知時剋日,吟格相加尤不吉。掩捕逃亡須格時,占稽行人信宜失。斗中三奇游六儀,天乙會合主陰私。討捕須明時下克,行人信息遇三奇。

陰陽の順行逆行は奥妙窮まりなく、冬至・夏至の兩至日は總じて坎一宮と離九宮の上に囘る。若しよく陰陽の理に通達せば、天地の運行は皆一隻の手掌の中に收まる。三才の變化は上・中・下の三元を生じ、八卦は八つの遁門を分派する。九星と値符は每時に時干に隨って轉動し、値使は則ち常に天乙値符に跟って奔走す。六儀と六甲は本來一物兩名、三奇は即ち乙・丙・丁である。三奇が若し開・休・生の三吉門と相合せば、即ち吉門で、出行に利あり。萬事これに依って行えば順利せざるなし。この層の玄妙を懂る能くすれば即ちその靈驗を得る。値符より前に數えて第三宮は六合位、前に數えて第二宮は太陰、務めて記住すべし。値符の後一宮を九天と呼び、後二宮を九地と呼ぶ。九地は潛伏に宜しく、九天は揚兵に宜しく、六合と太陰は皆身を藏め難を避くるに用いる可し。事急なれば八神に依って方を取り、事緩なれば八門に依って方を取り、三と五を往復推求すれば、天道自然に利あり。以上これらはたとえ三奇の妙を得ても、なお「三奇得使」を得るに如かず。しかしてただ使を得るばかりは未だ精到と算えず、若し「五不遇時」に碰上れば、光明は損を受く。所謂損明とは、須らくこれ時干が日干を剋すると知るべし。さらに伏吟・返吟の格の相加に遇えば、尤も不吉である。掩襲捕捉し、逃亡を追拿するには格の時を選ぶべし、行人音信を占問するには則ち格時を以て失とす。斗數の中三奇が六儀の上に游び、天乙これと會合して、陰私の事を主る。討伐追捕は時干の下剋を看清すべし、行人消息を占問するには則ち三奇に遇を以て吉とす。

三奇上見遊六儀,六儀更見五陽時。兼向八門尋吉位,萬事開三萬事宜。五陽在前五陰後,主客須知有盛衰。陰後五子還須記,六儀加著更無利。六儀忽然加三宮,更為刑擊先須忌。六儀擊刑三奇墓,此時舉動百事誤。太白入熒賊即來,火入金鄉賊即去。丙為勃兮庚為格,格則不通勃亂逆。庚加日干為伏干,日干加庚飛干格。庚加直符天乙伏,直符加庚天乙飛。加己為刑道上格,加癸路中大格宜。加壬之時為小格,更嫌歲月日時移。當此之時皆不吉,遣將行師勿用之。

三奇の上にさらに六儀の游臨を見、六儀また甲・乙・丙・丁・戊の五つの陽時に逢い、同時に八門の中に一つの吉位を尋ねれば、則ち開門大に吉にして萬事皆宜なり。五陽時は前に在り、五陰時は後に在り、主方客方はここによりて盛衰を分かつ。陰時の後の五つの子時もまた記牢すべし、六儀がその上に加わるは更に不利。六儀が忽ち震三宮に加われば、則ち刑撃を成し、首に避忌すべし。六儀撃刑と三奇入墓、この二種の時辰はただ一動手すれば、百事皆錯を出す。太白が熒惑に入れば、盗賊まさに來らんとす。火が金郷に入れば、盗賊は即ち退去せん。丙は勃と呼ばれ、庚は格と呼ばれる。格は則ち通ぜず、勃は則ち亂逆す。庚が日干に加わるを伏干格とし、日干が庚に加わるを飛干格とする。庚が値符に加わるを天乙伏宮とし、値符が庚に加わるを天乙飛宮とする。庚が六己に加わるを刑格と呼び、また道上格と稱す。六癸に加わるを大格と呼び、また路中格と稱す。六壬に加わるを小格と呼ぶ。さらにそれが年・月・日・時の干に加わることを嫌いて歲格・月格・日格・時格を生出す。これらの時辰に碰上るは皆不吉で、將を派し兵を出すに切に用いるなかれ。

丙加甲兮鳥跌穴,甲加丙兮龍返首。辛加乙兮虎猖狂,乙加辛兮龍逃走。丁加癸兮雀入江,癸加丁兮蛇躍蹺。符加丙丁為相佐,使加六丁為守戶。生丙合戊為天遁,地遁乙合開加己。休承丁合太陰人,天網四張時加癸。蓬加英兮為返吟,伏吟之時蓬加蓬。吉宿見之事更吉,凶宿逢之事愈凶。天輔沖任禽心吉,天蓬天英芮柱凶。陰宿禽心柱英芮,陽宿沖輔及蓬任。天網四張無走路,陰陽逆順妙無窮。節氣推移時候應,二至還歸一九宮。三元超遁用六甲,八卦周流遍九宮。

丙が甲に加わるを飛鳥跌穴といい、甲が丙に加わるを青龍返首という。辛が乙に加わるを白虎猖狂といい、乙が辛に加わるを青龍逃走という。丁が癸に加わるを朱雀投江といい、癸が丁に加わるを騰蛇夭矯という。値符が丙・丁に加わるを得力相助とし、値使が六丁に加わるを守門護戶とす。生門と六丙と相合し下に六戊に臨むを天遁とし、開門と六乙と相合し下に六己に臨むを地遁とし、休門が六丁を承けまた太陰に合すを人遁とし、天網四張は則ち時辰が六癸に加臨す。天蓬が天英に加わるを返吟とし、天蓬が天蓬に加わるを伏吟とする。吉星これに逢えば事は更に吉、凶星これに逢えば事は更に凶。天輔・天冲・天任・天禽・天心を吉星とし、天蓬・天英・天芮・天柱を凶星とす。天禽・天心・天柱・天英・天芮は陰星に屬し、天冲・天輔と天蓬・天任は陽星に屬す。天網四張の時は走るべき路なく、陰陽順逆の妙は窮盡することなし。節氣推移し、時候相應じ、冬至夏至はまた一宮九宮に囘る。三元超接の法は總歸して六甲を用いるを要す。八卦は周流して九宮を走り遍す。

奇門原始

是書謂之造宅三白之法,出自都天《撼龍經》八十一論。太乙紫微九總八卦者,天地之骨髓,星斗之樞機,八卦互變而及於無窮,五行推移而應乎無盡。以九星為之九總,以八門為之八卦,上可以補天地不全之化,下可以助君王不及之功,扶危助吉,發瑞生祥。既同遊十二分之經圖,又殊配二十八宿之格局。此書者正天地之紀綱,明陰陽之經緯,幽探賾隱,顯達通玄,試其八卦門庭,配列九州蹊向。推遷六甲,驅使六儀。天乙直符使之運局,太乙直使使之指揮。奇以六儀,偶以八節,上下招搖,內外表應,三盤運局,八卦皆通,值其吉則萬事堪為,值其凶則一分莫舉。

この書の講ずる造宅三白の法は、都天派『撼龍經』八十一論に出ず。太乙・紫微の統べる九總八卦は、天地の骨髓、星斗の樞機である。八卦は互相に變化して無窮に至り、五行は推移運轉して應驗は盡きない。それは九星を以て九總とし、八門を以て八卦に配屬し、上は以て天地造化の不足を彌補し、下は以て君王功業の欠缺を輔助し、危を扶け困を濟い、吉を招き祥を納れ、祥瑞を發して吉慶を生ず。それは既に十二分野の經圖と同游し、また別に二十八宿の格局を配す。此の書は天地の綱紀を端正し、陰陽の經緯を闡明し、深き處は能く幽を探り隱を索め、顯る處は能く玄機に通達す。試みにその八卦の門庭を推し、九州の道路方向を配列し、六甲を推移し、六儀を驅使す。天乙値符は全局の運轉を負責し、太乙値使は指揮調度を負責す。六儀を以て奇數の用とし、八節を以て偶數の用とし、上下は招搖呼應し、內外表裏相合し、天・人・地の三盤は一同に局を運び、八卦は貫通せざるなし。吉局に遇えば則ち萬事爲す可し、凶局に遇えば則ち一分一毫も軽擧する可からず。

其一曰都天九卦,其二曰入地三元,其三曰行軍三奇,其四曰造宅三白,其五曰遁形太白之書,其六曰八山撼龍之訣,其七曰轉山移水九字玄經,其八曰建國安邦萬年金鏡,其九曰玄宮獲福,救貧生仙產聖。變禍福如反掌,使貧富如等閒。倘三疊之遇奇門,若蛟龍之得雲雨,見六合之逢格局,如狼虎之產羽翼。

この系統は共に九門の學問に分かれる。第一を都天九卦といい、第二を入地三元といい、第三を行軍三奇といい、第四を造宅三白といい、第五を遁形太白の書といい、第六を八山撼龍の訣といい、第七を轉山移水九字玄經といい、第八を建國安邦萬年金鏡といい、第九を玄宮獲福・救貧生仙產聖という。それは能く禍福を翻轉して反掌の如くし、貧富を改變して等閑の如くす。倘若三奇が重疊しまた吉門に遇えば、好んで蛟龍が雲雨を得るがごとし。六合を見また好格局に逢えば、好んで虎狼が翅膀を生ずるがごとし。この九門の中、本書は專ら行軍三奇と造宅三白の兩門を取りてこれを敷演す。あとの各門はただ名目を列するのみ。見るべきは、奇門の學はもと一個の龐大なる體系であることである。

忌取休囚,防其刑擊,如得奇星來到,必須吉位門開,位位皆宜,門門俱吉。只要合得其所,仍須各論其時,干神不囚,支神不克,神藏煞沒,方知萬事皆和。反吟伏吟,定是千殃數集.奇逢旺相,是為富貴之媒,門逢開休,方協英雄之應,遇青龍返首,值甲乙之妙,詳若白虎猖狂,見庚辛之凶禍,若見騰蛇躍蹺,知壬癸之崢嶸。倘逢朱雀投江,管丙丁之妖怪,飛鳥跌穴,便云百事皆祥。貴人登壇,管取九宮皆慶,通玄機而天地皆轉,得妙用則觸事亨通。

局を用いるに忌諱するは休囚無氣の地に落ちること、刑格・撃刑を提防すべし。若し奇星の到来すれば、還須く吉利の宮位に落ち而且門戶の開通すること、宮宮皆宜、門門俱吉を致さしむべし。ただよく配合得當せば、還要各々その時に就きて論ずべし。天干の神は囚地に落ちず、地支の神は剋制を受けず、凶神は隱藏し、煞氣は消散せば、始めて萬事和順を知る。反吟・伏吟一たび出れば、必定千般の災殃聚集す。三奇が若し旺相の氣に逢えば、便ち富貴の媒介である。八門が若し開門・休門に逢えば、纔に英雄の氣象に合す。「青龍返首」に遇上れば、正に甲・乙の妙に應ず。若し「白虎猖狂」を見れば、就きて細察す庚・辛の帶來する凶禍を。若し「騰蛇夭矯」を見れば、知る可し壬・癸の作祟せるを。倘し「朱雀投江」に逢えば、主として丙・丁が妖異を生出す。「飛鳥跌穴」に遇えば、便ち百事皆祥と說す可し。「貴人登壇」に遇えば、保つ可し九宮同慶を。玄機を參透すれば則ち天地これに隨って運轉し、その妙用を得れば則ち事に遇うて亨通せざるなし。

若為文武官僚修造職位,皆增或與良民庶士遷瑩扶危,作福建州府而民安物泰,興縣鎮而富足租平,立宅室而福集人依,作廟宇而鬼安神妥。橋樑船騷,井灶路途,以至其餘行事,務在選擇周全,或有太歲將軍,盡在拱手,任是九良煞耀,莫敢當頭不問,諸家運氣不超不開,犯著空亡禁殺。但求此局卻要有奇,可保千年皆招百福,最堪動土破山埋宗葬祖,務有奇星到坐,門戶得開。有龍山者,必求反首青龍,有白虎者,忌其猖狂。白虎有玄武者,遠其躍蹺;騰蛇有朱雀者,怕其投江。朱雀如斯迎避,用意配求,萬無一失之虞。動有十全之吉,分其頭緒,布其提綱,具列千端備述其蘊,非但謀猷之逢吉,實乃天地之獻樣,助國安邦,濟民利物,得之者宜什襲於玉匱金滕,真所謂至聖皇家之寶也。

若し文武官僚の爲めに官署職位を營建すれば、皆能くそれに增益せしめん。或いは良民百姓の爲めに墳を遷し危を扶くれば、亦意に稱わざるなし。これを以て州府を建てれば則ち民安んじ物阜し、縣鎭を興せば則ち家給租平し、宅室を立てれば則ち福氣聚集し人丁依附し、廟宇を造れば則ち鬼安んじ神妥す。橋梁船隻・水井爐竈・道路行程、以てあとの各種の事情、務めて選擇周全すべし。縱し太歲・將軍の類の凶煞ありとも、亦ただ拱手退避するのみ。任に九良星等の煞曜の當値するに、亦敢へて當頭攔阻せず。各々家の運氣の超開超不開を問はず、亦怕れず空亡禁殺に犯るを、ただ求むる所用の局に三奇あらば、便ち保つ可し千年に百福を招くを。此の法は最も動土破山・埋宗葬祖に宜し、務めて必ず奇星を坐山に落らせ、門戶の開通を得さしむべし。龍山有るのは、必須青龍返首を求得すべし。白虎有るのは、忌諱す白虎猖狂を。玄武有るのは、要す遠離す騰蛇夭矯を。朱雀有るのは、怕るるは朱雀投江である。このように吉に趨り凶を避け、用心して配合推求すれば、萬に失なし、動輒十全の吉有り。此の書は頭緒を分かち提綱を布き、千端を羅列してその中の蘊奥を備述す。不但に謀劃能く吉を得るのみならず、實に天地の獻出する樣板である。國を助け邦を安んじ、民を濟い物を利する、これを得る者は當に層層に包裹して玉匣金櫃の中に珍藏すべし。眞に說す可し至聖皇家の寶物と。

遁甲神機賦

兩儀主使三才攸,分步咒攝乎鬼神。存局通乎妙旨前,修刪簡靈文裁整。諸經要理夫,甲加丙兮龍回首,丙加甲兮鳥跌穴。回首則悅懌易遂,跌穴則顯灼易成。身殘毀兮乙遇辛,而龍逃走;才虛耗兮辛遇乙,而虎猖狂。癸見丁兮騰蛇躍蹺,丁見癸兮朱雀投江。生丙臨戊,天遁用兵,開乙臨己;地遁安墳,休丁遇太陰;人遁安營。

兩儀を主宰とし、三才これに由りて分判す。歩を掐み呪を念じて以て鬼神を攝役する可し。存想布局は須らく前人の妙旨に通曉し、修訂刪削して靈文を簡明齊整たらしむべし。諸經の要理は、甲が丙に加わるを青龍回首と呼び、丙が甲に加わるを飛鳥跌穴と呼ぶ。回首は則ち心情舒暢にして事は易く辦成し、跌穴は則ち顯赫昭彰にして功業は易く成就す。身體殘毀の凶象は、乙が辛に遇うて青龍逃走を成す。錢財虛耗の凶象は、辛が乙に遇うて白虎猖狂を成す。癸が丁に見るは騰蛇夭矯、丁が癸に見るは朱雀投江。生門と六丙と同じく六戊に臨むは、天遁で、用兵に宜しい。開門と六乙と同じく六己に臨むは、地遁で、墳を安んずるに宜しい。休門と六丁と再び太陰に逢うは、人遁で、營を安んずるに宜しい。

伏干格,庚臨日干;飛干格,日干臨庚,庚臨直符。伏干格之名,直符臨庚。飛宮格之說,大格,庚臨六癸。刑格,庚臨六己。按格,所向既凶,百事營為不喜。時干剋日干,乃五不遇而災生。丙奇臨時干,名為勃逆。而禍起三奇,得使眾善皆臻,六儀擊刑百凶俱集。太白入熒,賊即來。火入金鄉,賊將去。地羅遮障不占前,天網四張無走路。直符宮同天乙位而取,如逢急難,宜從直符方而行。

伏干格は、六庚が日干の上に臨む。飛干格は、日干が六庚の上に臨む。庚が値符に臨むは、伏宮格の名目。値符が庚に臨むは、飛宮格の說法。大格は、庚が六癸に臨む。刑格は、庚が六己に臨む。およそ上述の諸格により推せば、向く所既然として凶なり、百事經營皆喜ぶ可からず。時干が日干を剋すは、即ち「五不遇時」で、災禍はこれに由りて生ず。丙奇が時干の上に臨むは、勃逆と呼ばれ、禍事はこれに由りて起る。三奇が若し使を得れば、衆善皆到來す。六儀が若し刑を撃せば、百凶一齊に聚集す。太白が熒惑に入れば、盗賊まさに來犯せんとす。火が金鄕に入れば、盗賊まさに退去せんとす。地羅遮蔽すれば則ち前路占問する可からず、天網四張すれば則ち四面に走るべき路なし。値符宮と天乙の居る位は同じく取るべし。若し緊急危難に遇えば、當に値符の所在の方向より走るべし。

二到順逆,妙理玄微。陽符左為前數,陰符右為前尋。陽遁從冬至前一十二氣直符,後一為九天,後二為九地,前三為六合,前二為太陰。陰遁從夏至一十二氣直符,前一為九天,前二為九地,前五為六合,前七為太陰。太陰潛形而隱遁,六合遁身而謀議。九天之上揚威武,九地之下匿兵馬。天地備兮難量,神機妙兮莫測。學者欲臨事,有謀存心。斯賦無惑。

冬至・夏至兩至之後の順逆の別は、その中の妙理は十分に玄微である。陽遁の値符は左旋を以て前數とし、陰遁の値符は右旋を以て前尋とす。陽遁は冬至より起こり十二の節氣は、値符より算えて、後一宮を九天とし、後二宮を九地とし、前三宮を六合とし、前二宮を太陰とす。陰遁は夏至より起こり十二の節氣は、値符より算えて、前一宮を九天とし、前二宮を九地とし、前五宮を六合とし、前七宮を太陰とす。太陰は能く形跡を潛藏して隱遁し、六合は能く身形を遮蔽して密謀す。九天の上は威武を張揚するに宜しく、九地の下は兵馬を藏匿するに宜しい。天地の道は齊備すれば則ち量度し難く、神機の妙は則ち測知し難し。學者事に臨むの時はただ心中に謀あらば、此の篇賦を讀めば再び疑惑なからん。

超神接氣置閏訣

歌日:接氣超神為準的。超者,超過也。神者,日辰也。接者,承接也。氣者,諸節也。節未至而日辰符頭先到,則以符頭為主。而超用未來之節氣,此之謂超,又有節已至而日辰符頭未到,則以後日辰符頭為主,而待日辰至,方承接之。蓋其氣未來,而奇星常用於前,此之謂折補前局,周完方接所到之節,為接氣也。假如丙午年四月十三日壬申,交立夏節,然四月初五日是甲子,已在立夏前九日矣。則合超越先於甲子,下用立夏上局,奇己巳後用中局,此乃先得奇後得節,凡作用取效甚速。又如十一月初二日庚寅大雪節,自前己卯至庚寅已超十二日矣,是過旬也,餘無再超之理,至此合用閏。閏者何也?自甲午至戊申,計十五日,重複大雪節,前局奇十六日甲辰,交冬至節方用冬至下局,是謂之接也,自此以後用接閏之法。

歌訣にいう「接氣超神を以て準的とせよ」と。超とは、即ち超過す、神とは日辰を指す、接とは即ち承接す、氣とは各々の節氣を指す。節氣まだ到らずして、日辰中の符頭(甲日或いは己日)先に到れば、即ち符頭を以て準とし、提前して未だ到らざるその節氣の局を借用す。これを「超」と作す。別の一種の情形は節氣已に交り過ぎて、而して日辰の符頭まだ到らざれば、即ち後面到來の符頭を以て準とし、符頭の日到れば纔に承接上去す。節氣未來にして奇星已に先に前面に用いられしに由りて、此の段過渡を「拆補前局」と呼び、前一局を補滿し以後に新到の節氣を接上する。これ即ち「接氣」である。例を擧げて說せば、丙午年四月十三日壬申に立夏節を交る。しかして四月初五は即ち甲子日で、已に立夏前九日に在り、ここにおいて當に提前して甲子日より起こり、先に立夏上局を用い、初十己巳日に至りて中局を改用すべし。これは先に奇を得後に節を交る、およそこのように局を起こすは、效を取る皆很快い。再如十一月初二庚寅日に大雪節を交る。しかして上一の己卯日より算えて庚寅日に至る已に十二天を超え、一旬を超過す。再び超下去る道理なし、ここに至りて則ち閏を置くべし。何をか閏と謂う。甲午より戊申に至る共に十五天、重複して大雪節の局を一度用い、前局用滿して、十六日甲辰に至り冬至節を交りて、纔に冬至下局を用いる。これを即ち接と作す。此の以後より便ち接閏の法を用いる。

又超接訣日:但逢節氣相交日,四仲符頭恰相宜。一任推排無差忒,便為正局上元期。正局既明無混瀆,漸漸移來換超局。超至旬餘是閏期,三候才終當接續。閏奇若不居芒種,便是陰終大雪時。十五日完斯已矣,還將超接正同推。超越經旬或九朝,或過十一日無饒。閏奇額在斯三日,更不加前與後稍。

別に一首の超接口訣がありいう、およそ節氣交接の日に遇上り、正好子午卯酉の四仲之日を符頭とするを逢えば、那は最も合適である。このよう推排せば差錯有らず、即ち正局上元の起點である。正局既に明白にして混亂せず、日子漸漸推移して則ち超局に換る。超るが一旬以上なれば便ち置閏の期である。三候剛滿すれば則ち接續すべし。閏奇若し芒種に落ちざれば、那は則ち陰氣終盡の大雪時節に落つ。用滿十五天で則ち事を完うと算え、再び超・接・正局と同樣に推算す。一旬を超過す、或いは九天を超す、或いは十一天を超過する皆寬容せず。閏奇の額度は即ちこの三天の上下に在り、再び往前加へ或いは往後拖る能はず。

凡閏奇三候一終,即為接氣。接氣積久,乃換正奇。正奇暫移,乃換超局。超局越過九日,或十日,或十一日,又當置閏,以歸每節氣所餘五時二刻也。置閏定在芒種、大雪之後。設遇小滿、小雪二氣之交,雖超九日、十日,不可置閏。蓋奇以冬夏二至,陽極陰終。置閏者,以畢各節氣積餘之氣也。

およそ閏奇は三候一輪を用滿すれば、則ち轉じて接氣と爲す。接氣積久して、纔に正奇に換る。正奇稍作推移し、また超局に換る。超局九天・十天或いは十一天を越えて、また置閏すべし――このようするは、每個の節氣の多出する五個の時辰零二刻を歸併する爲めである。置閏の位置は芒種・大雪之後に固定す。假設小滿・小雪この兩個の節氣交替に遇上れば、たとえ已に九天・十天を超えても、亦置閏する可からず。奇門は冬至・夏至を以て綱と爲すに由りて、一は陽氣の極、一は陰氣の終り。置閏の用意は、即ち各節氣の累積して下來る餘氣を了結するにある。

蓋超神接氣四字,乃遁甲中之關鍵。苟不能明先後曆數,但知超接之說,不知接用拆補之妙,則天道廢弛,人事乖違,而禍福不驗矣。甚至不知超接正閏之法,據見成硬局以擇日時,上局反作下局.顛倒錯亂,無有效驗,遂忽之以為不足信,可痛哉。況拆補之局,永為下之殘局,必待符頭先到日,方為某節某氣上局,豈不是子午卯酉為上局耶。上局永無拆補借用之理。

「超神接氣」此の四個字は、奇門遁甲中の關鍵である。假如能く曆法先後の推算を明白せずして、ただ超接の說有るを知りて、而して拆補の妙處を懂らざれば、那は天道即ち廢弛し人事即ち乖違し、吉凶も亦應驗せざらん。更に嚴重なるは連超・接・正・閏の分別をも知らずして、ただ現成の硬局を拿りて日を擇び時を擇び、上局を下局と當て用い、顚倒錯亂せば、自然效驗なし、ここにおいて反って此の術を輕視し、以て憑信に足らずと爲し、實に痛む可し。何況拆補出來る局は、永遠にただ下元の殘局を作すのみ、必須符頭先到の日を待ちて、纔に某節某氣の上局と算えん。此豈に正に子午卯酉の日纔に上局を作すに配するを說明するに非ずや。上局は絕對に拆補借用の理なし。

閏訣日:閏奇閏奇有妙訣,神仙不肯分明說。甲己二日號符頭,子午卯酉為上列。寅申巳亥配中元,辰戌丑未下元節。節過符,符過節,閏積原來為準則。節前得符謂之超,節後得符謂之接。有時超過一旬餘,便當置閏真妙絕。要知置閏在何時?端在芒種與大雪。超神接氣若能明,便是天邊雲外客。

閏訣にいう、閏奇閏奇自有妙訣、神仙も亦肯て明白に說破せず。甲日・己日を符頭と稱し、子午卯酉の四日に落るは上元に排し、寅申巳亥の四日に落るは中元に配し、辰戌丑未の四日に落るは下元に屬す。節氣符頭を越え、或いは符頭節氣を越え、累積して閏を置くは、原本就に準則である。節氣之前に先に符頭を得るを超と作し、節氣之後に纔に符頭を得るを接と作す。有る時一旬還多を超過すれば、即ち當に閏を置くべし、眞に妙極である。須らく知るべし置閏は甚麼の時候に在るかを。即ち芒種と大雪の兩處に在り。超神接氣若し弄明白し得ば、你便ち天邊雲外の高人である。

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