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四十八、附・雜格の取運を論ず

清 · 沈孝瞻 · 第6巻 / 6

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徐注:雜格不一,大都氣勢偏旺,出於五行常理之外。昔人評命,泥於財官之說,四柱無財可取,則不惜遙合倒沖,牽強附會,以期合於財官,未免可嗤。命理不外乎五行,氣勢雖為偏旺,而偏旺之中,仍有正理可取,詳《滴天髓徵義》。偏旺之格,取運大都須順其氣勢,雖干支喜忌,須察四柱之配合,而順勢取運,大致有定。茲就本篇所引各造,約略言之。

徐樂吾の評註は言います。雜格は名目が一ならず、大抵は氣勢が一方に偏して特に旺し、五行の常理の外に跳出したものです。昔の人が命を評するに、财官の說を死に抱えて放さず、四柱の中に取るべき财官を見出せなければ、遙合・倒衝という手法を惜しまず牽強附會して、硬く一つの财官を湊り合わせようとして、未免笑うべきです。命理は終究五行の範圍を出ず。氣勢は偏旺すれども、偏旺の中に依然として正當の道理が循るべくあり、この層は《滴天髓征義》の中に詳しく講じてあります。およそ偏旺の格は、取運は大体においてその氣勢に順って走るを要します。具體の干支の喜忌はなお四柱が如何に配合するかを察看するを須つと雖も、「勢に順って運を取る」というこの大方向は定準があります。以下に本篇の引いた各命造に就いて、扼要に講じます。

曲直仁壽格

癸亥 乙卯 乙未 壬午 甲寅 癸丑 壬子 辛亥 庚戌 己酉 甲乙日主,支全亥卯未或寅卯辰,乃曲直仁壽格也。氣勢偏旺於木,宜行水木火運,官煞運最忌,財運亦不宜。丙丁日主,支全寅午戌、或巳午未,為炎上格。戊已日主,支全辰戌丑未為稼穡格。庚辛日主,支全巳酉丑或申酉戌,為從革格。壬癸日主支全甲子辰或亥子丑,為潤下格。五種意義相同。

徐樂吾の評註は呉相公の一造を挙げます。四柱は癸亥年・乙卯月・乙未日・壬午時。大運は順に甲寅・癸丑・壬子・辛亥・庚戌・己酉。彼は言います。甲乙木の日主で、地支に亥卯未の三合または寅卯辰の三會を湊り齊えれば、即ち「曲直仁壽格」です。この一局は氣勢が全體として木に偏旺し、行運は水・木・火を走るを宜とします。水は木を生じ、木は木を助け、火は木の秀を泄すからです。官煞の運は最も忌みます。金が來て木を剋して旺神に逆らうからです。財運もまた相宜ではありません。木が土を剋して反って全局を搖動するからです。同じ道理で、丙丁日主で地支に寅午戌または巳午未を湊り齊えれば「炎上格」。戊己日主で地支に辰戌丑未を湊り齊えれば「稼穡格」(底本の「戊已」は「戊己」に作るべき)。庚辛日主で地支に巳酉丑または申酉戌を湊り齊えれば「從革格」。壬癸日主で地支に申子辰または亥子丑を湊り齊えれば「潤下格」(底本の「甲子辰」は「申子辰」に作るべき)。この五種の格の取運の意義は全く同じです。

化氣格

甲戌 丁卯 壬寅 甲辰 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉 丁壬化木,生於春月,時逢甲辰,木之元神透出,乃化木格。氣勢偏於木也。化神喜行旺地,最宜東方寅卯辰比劫鄉,而忌官煞,日主還原之地亦忌,其中略分別,如丁壬化木,日元壬水,行亥子丑印地,生起化神亦吉;若甲已化土,而行寅卯辰,克我化神,為大忌也。化氣格有甲己化土、乙庚化金、丙辛化水、丁壬化木、戊癸化火五種,意義略同。

徐樂吾の評註は化木の一造を挙げます。四柱は甲戌年・丁卯月・壬寅日・甲辰時。大運は順に戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉。彼は言います。日干の壬が月干の丁と相合して木を化し、また卯月の春令に生まれ、時柱が甲辰に逢い、木の元神が透し出て、これが化木格で、氣勢は全體として木に偏します。およそ「化神」はその當旺の地を走るを喜び、所以に東方の寅卯辰という一片の比劫の郷が最も宜しく、官煞が來て化神を剋するを忌みます。日主が本來面目に回復するあの一片の地もまた忌むを要します。その中にまた略しく分別があります。丁壬が木を化するのは、日元はもともと壬水で、亥子丑という一片の印地に行けば、水が化神の木を生起しえ、また吉と算します。しかしもし甲己が土を化するのに、寅卯辰に行けば、木が來て我の化神の土を剋して、それは大忌です。化氣格には甲己化土・乙庚化金・丙辛化水・丁壬化木・戊癸化火の五種があり、取運の意義は大致同じです。

倒衝格

戊午 戊午 戊午 戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥 甲子 兩神成象,而氣勢偏於火土,為從旺格。最宜金運,洩土之氣,但火炎土燥,究嫌偏枯,宜帶水之土以護之。如庚辰辛丑等運為最佳,若見水運,如以一杯水救車薪之火。立見其災。所謂倒沖最忌填實,即此意也。木運逆土之性,增火之焰,亦不相宜。

徐樂吾の評註は四柱純一の造を挙げます。戊午年・戊午月・戊午日・戊午時。大運は順に己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥・甲子。彼は言います。これは火と土の「两神成象」で、氣勢は全體として火土に偏し、「從旺格」に按じて論ずべきで、併して倒衝ではありません。行運は金を走るが最も宜しく、土の旺氣を泄し去りえます。ただし火炎土燥で、終にその偏枯を嫌い、最も良いのは水氣を帶びた土が來てそれを護ることで、所以に庚辰・辛丑の類の干金支濕の運が最佳です。もし單に水運を見れば、一杯の水を以て一車の柴薪の火を救うに譬えて、災禍は即刻に至ります――舊說の所謂「倒衝は最も塡實を忌む」は、講ずる所は實はこの意です。木運に至っては、土の本性に違逆し、また火の氣焰を助長して、また相宜ではありません。

甲寅 庚午 丙午 甲午 辛未 壬申 癸酉 甲戌 乙亥 丙子 庚金無根,置之不論,氣偏木火,格成炎上,最宜土運洩火之氣。說見前仁壽格。以上兩造皆俗所謂倒沖格也。

徐樂吾の評註はさらに一造を挙げます。甲寅年・庚午月・丙午日・甲午時。大運は順に辛未・壬申・癸酉・甲戌・乙亥・丙子。彼は言います。月干の庚金は全く根氣なく、擱いて論ずるを得ます。全局の氣勢は木火に偏し、格局は便ち「炎上」です。行運は土を走るが最も宜しく、土を用いて火の旺氣を泄し去ります。道理はすでに前の曲直仁壽格の中に講じました。以上のこの两造は、即ち俗人の所謂「倒衝格」――實はみな順勢の從旺格に按じて看るべきです。

朝陽格

戊辰 辛酉 辛酉 戊子 壬戌 癸亥 甲子 乙丑 丙寅 丁卯 此金水傷官,原無官星,氣勢偏於金水,以順其性。行土金水運為美,火運為忌。帶水之木尚可行,而帶火之木則不宜見。此俗所謂朝陽格也。

徐樂吾の評註は張知縣の一造を挙げます。戊辰年・辛酉月・辛酉日・戊子時。大運は順に壬戌・癸亥・甲子・乙丑・丙寅・丁卯。彼は言います。これはもともと「金水傷官」で、命に原本より官星がなく、氣勢は金水に偏し、取運はただその性に順うを須つとします。土・金・水の運を走るを美とします。土は金を生じ、金は金を助け、水は秀を泄すからです。火運は則ち忌むを要します。火が來て金を剋して旺神に逆らうからです。水を帶びた木運(壬寅・癸卯の類)はなお走れますが、火を帶びた木運(丙寅・丁卯の類)は見るを宜としません。これが即ち俗人の所謂「朝陽格」です。

合祿格

己未 戊辰 戊辰 庚申 丁卯 丙寅 乙丑 甲子 癸亥 壬戌 此土金食神也。比劫重重,氣勢偏於土金,以金運洩土之秀為最吉,水運亦美,火運為忌,木亦不美,所謂土盛木折也。俗以庚合乙為官星,稱為合祿格,又不要明見,喜財以生之。取運略同。

徐樂吾の評註は蜀王の一造を挙げます。己未年・戊辰月・戊辰日・庚申時。大運は順に丁卯・丙寅・乙丑・甲子・癸亥・壬戌。彼は言います。これは實は「土金食神」格です。命中の比肩・劫財が重ねて疊なり、氣勢は土金に偏し、所以に金運を走って土の秀を泄するが最も吉で、水運もまた美しく(金は水を生じえ、水はまた財と為り)、火運は則ち忌み(火が來て土を生じて土はいよいよ壅塞し)、木運もまた美ありません。木は土を剋しうれども、土が太過盛んで、反って木を折斷する、これがすなわち所謂「土盛木折」です。俗人が時干の庚金を拿って去って乙木を合し、乙を以て戊土の官星と為して、それを「合祿格」と稱し、またこの官星は明現するを要せず却って財が去ってそれを生ずるを喜ぶと言う。實はこの格に照らして運を取れば、結論もまた上面と大致同じです。

合祿格

己酉 辛未 癸未 庚申 庚午 己巳 戊辰 丁卯 丙寅 乙丑 俗亦名之為合祿格,以申合巳中戊土為官星也。月令偏官,年上透出,時上庚印化煞為用(見論偏官篇),格正局清,有何不美?若取巳中戊土官星,豈非官煞混雜耶?

徐樂吾の評註は趙丞相の一造を挙げます。己酉年・辛未月・癸未日・庚申時。大運は順に庚午・己巳・戊辰・丁卯・丙寅・乙丑。彼は言います。俗人もまたこの一造を「合祿格」と呼んで、時支の申を用いて去って巳中の戊土を合し、好くして癸水の官星に當てると言います。實は癸水が未月に生まれ、未中の己土は偏官で、また年干に透し出ています。時干の庚金は正印で、ちょうど煞を化して身を生ずる、これぞ真の用神です(前の《論偏官》の一篇を參看すべし)。格はすでに端正で局はまた清純、何の美ならざるがありましょうか。もし必ず巳中の戊土を取って官星と為さんとすれば、あの己煞と戊官が同じく來て、豈に官煞混雜となりませんか。

從財格

庚申 乙酉 丙申 己丑 丙戌 丁亥 戊子 己丑 庚寅 辛卯 乙從庚化,不作印論,丙火臨申,坐於病地,四柱無根,時上己丑又來生金,氣勢偏於金旺,為棄命從財格也。運宜行土金水,南方火鄉最忌,木亦不利。

徐樂吾の評註は王十萬の一造を挙げます。庚申年・乙酉月・丙申日・己丑時。大運は順に丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯。彼は言います。月干の乙木はもともと丙火の正印ですが、それは年干の庚金に合化して金を成し、更に印に照らして論ずる能くなりません。丙火が申上に坐するは、正に十二宮の中の「病」の地で、四柱の中に毫も根氣なく、時柱の己丑はまた土で來て金を生じます。全局の氣勢は金旺に偏し、所以に「棄命從財格」です。行運は土・金・水を走るを宜とします。土は金を生じ、金は金を助け、水はまた金の生ずる所でその勢に順うからです。南方の火郷は最も忌みます。火は丙火の根を復起して財勢に反抗せんとするからです。木運もまた利ありません。木は衆金に剋されて、徒に招搖するのみです。

從煞格

乙酉 乙酉 乙酉 甲申 甲申 癸未 壬午 辛巳 庚辰 己卯 乙木無根,氣勢偏於金,為棄命從煞格。金運最美,水土亦吉。木運為乙木逢根,火運逆其旺勢,皆忌見。與上從財格大致相同。

徐樂吾の評註は李侍郎の一造を挙げます。乙酉年・乙酉月・乙酉日・甲申時。大運は順に甲申・癸未・壬午・辛巳・庚辰・己卯。彼は言います。三つの乙木はみな酉上に坐し、時支はまた申で、乙木は通盤に根なく、氣勢は金に偏し、所以に「棄命從煞格」です。行運は金運を以て最も美とし、水運・土運もまた吉です。土は金を生じえ、水は金を泄すと雖も依然として順勢の内に在るからです。木運は則ち宜しくありません。木が一たび來れば乙木は便ち根を有して、從う所の煞と相爭わんとするからです。火運はさらに旺勢に逆らって金を剋しに行き、みな忌見です。これは上の從財格と道理が大致同じです。

井欄叉格

戊子 庚申 庚申 庚辰 辛酉 壬戌 癸亥 甲子 乙丑 丙寅 此俗所謂井欄叉格。庚金乘旺洩秀,支全申子辰水局。氣勢偏於金水,當順其勢以取運。土金水運均美,木運亦可,行火運逆其旺勢不利。

徐樂吾の評註は郭統制の一造を挙げます。戊子年・庚申月・庚申日・庚辰時。大運は順に辛酉・壬戌・癸亥・甲子・乙丑・丙寅。彼は言います。これが即ち俗人の所謂「井欄叉格」です。實は庚金が秋令の旺に乘じて水を用いて秀を泄し、地支の申子辰が恰好水局を湊り成したものです。氣勢は金水に偏し、取運はそれに順って走るべきです。土・金・水の運はみな美。木運もまた走れます。水が旺んでちょうど木を生じ、木がまた水を泄しうるからです。ただ火運のみこの旺勢に違逆して、最も不利です。

遙合格

辛丑 辛丑 辛丑 庚寅 庚子 己亥 戊戌 丁酉 丙申 乙未 此俗所謂丑遙巳格。土金成局,生於十二月,時上寅木無氣,不能為用。勢象偏於土金,宜土金水運,木火逆其旺勢為不宜。與遙巳格取運相同也。

徐樂吾の評註は章統制の一造を挙げます。辛丑年・辛丑月・辛丑日・庚寅時。大運は順に庚子・己亥・戊戌・丁酉・丙申・乙未。彼は言います。これが即ち俗人の所謂「丑遙巳格」です。實は土と金が一片を成し、十二月の丑令に生まれ、時支の寅木は嚴冬に毫も氣力なく、根本に用神に當てられません。全局の勢象は土金に偏し、所以に土・金・水の運を走るを宜とし、木運・火運は旺勢に違逆して、みな相宜ではありません。それは前のあの遙合の取運と路數が全く同じです。

丑遙巳祿格(またの名を刑合)

乙未 癸卯 癸卯 甲寅 壬寅 辛丑 庚子 己亥 戊戌 丁酉 《喜忌篇》云,「癸日進逢寅位,歲月怕戊已二方」,以寅刑出巳中戊土為格,其實乃從兒格也。氣勢偏於木,行運最喜木火。從格忌見比劫,而從兒有食傷引化,不忌比劫,此為不同之點。官煞大忌,印運亦忌。

徐樂吾の評註は十二節度使の一造を挙げます。乙未年・癸卯月・癸卯日・甲寅時。大運は順に壬寅・辛丑・庚子・己亥・戊戌・丁酉。彼は言います。《喜忌篇》に「癸日が寅位に進み逢えば、歲月は戊己の二方を怕る」という言あり、舊說は便ち寅を拿って去って巳中の戊土を刑し出して格を立てます。實はこの一造は「從兒格」と算すべきです。日主の癸水が一路に木を生じて、その生ずる所に從う。氣勢は木に偏し、行運は最も木と火を喜びます。木は從う所の兒で、火はまた木の生ずる所です。一般の從格はみな比肩・劫財を見るを忌みますが、從兒格は食傷が中間にあって引化し、比劫の氣もまた順って木中に流入し、所以に比劫を忌まず、これがそれの他の從格と異なるところです。官煞の運は大忌で、印運もまた忌みます。それらはみな來てこの木勢を剋傷せんとするからです。

子遙巳祿格(またの名を遙合格)

甲申 甲戌 甲子 甲子 乙亥 丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 《喜忌篇》云,「甲子日再遇子時,畏庚辛申酉丑午,以子遙合巳為格」,其實月令偏財,用財損印,何必另取格局?戌藏丁火,生起財星,遇運透清為美,庚辛申酉官煞生印為忌,午沖子、丑刑戌均為忌也。

徐樂吾の評註は羅御史の一造を挙げます。甲申年・甲戌月・甲子日・甲子時。大運は順に乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰。彼は言います。《喜忌篇》に「甲子日がさらに子時に遇うは、庚辛申酉丑午を畏れ、子を以て遙に巳を合して格と為す」という言あり。實はこの一造は月令の戌中の戊土は偏財で、二つの子水はまた印で、財を用いて去ってあの太過の印を損すれば足り、何ぞ必ず別に何の格局を立てん。戌中にまた丁火を藏し、火は財星を生起しえ、所以に行運がもし丁火を透し出して取用が分明なら、便ち美運です。庚辛申酉は官煞で、來れば反って印を生じて、印の偏枯を加重する、所以に忌と為します。午が來て子を衝し、丑が來て戌を刑するに至っては、印と財の根を動搖して、またみな忌です。

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