巻四・凶格釋義
作盤ガイド: 奇門遁甲作盤
青龍逃走:六乙加辛為龍逃走,此時不宜舉兵,主將士逃竄,謀為皆凶。白虎倡狂:六辛加乙為虎倡狂,不宜行兵,主客皆傷,諸事不吉,行船、婚、修造尤忌。螣蛇妖嬌:六癸加丁為蛇妖嬌,此時百事不利,主動作虛驚,兵家值此尤防敵人妖術火攻。朱雀投江:六丁加癸為雀投江,諸事不宜,文書洩漏,火災怪異。
青龍逃走:六乙が辛の上に加わるを、青龍逃走と叫ぶ。乙は日奇にして龍のごとく、辛は肅殺の金にして、龍は金に逼られて走る、故に此の時は出兵に宜しからず、将士は逃散し、各事を謀画するは皆に凶なり。白虎猖狂:六辛が乙の上に加わるを、白虎猖狂と叫ぶ。金は木の上を壓し、主客双方ともに傷を受け、各様の事情は不吉にして、行船・結婚・修造は尤其に忌むべし。螣蛇夭矯:六癸が丁の上に加わるを、螣蛇夭矯と叫ぶ。此の時は百事不利にして、行動すれば虚驚有らん;兵を用うる人が之に逢えば、尤其に敵人の妖術と火攻とを使用するを防ぐを要す。朱雀投江:六丁が癸の上に加わるを、朱雀投江と叫ぶ。丁は文書の火にして、癸水に落入す、各事は皆に宜しからず、文書の泄漏を主し、火災と怪異の事と有り。
太白火熒:六庚加丙為白入熒,諸事凶,尤防賊來刦營,伏兵丙宮挫其鋒。熒入太白:六丙加庚為熒入白,行兵主賊去,宜尾追,有不戰而賊自敗之象。飛宮格:六甲值符加地庚為飛宮格,諸事不吉,戰主大將遭擒,凡事宜靜不宜動,用兵先舉者必敗,最宜慎之。伏宮格:六庚加地甲值符為伏宮格,此時行兵宜不宜退出,行主逢盜賊、車折馬傷,百事不宜。
太白入熒:六庚が丙の上に加わるを、「白入熒」と叫ぶ。庚は太白の金にして、丙は熒惑の火にして、金は火の上を壓し、各事皆に凶なり、尤其に賊の来りて営を劫するを防ぐを要す;丙の所在する宮に於て兵馬を埋伏して、其の鋒芒を挫くべし。熒入太白:六丙が庚の上に加わるを、「熒入白」と叫ぶ。火は金の上を壓し、兵を用うれば賊兵の退走を主し、当に尾追撃撃するに宜しく、交戦せずして賊の自敗する之象有り。飛宮格:六甲値符が地盤庚の上に加わるを、飛宮格と叫ぶ、各事不吉にして;作戦すれば大将の擒を主し、凡事は宜しく静にして動すべからず、兵を用いて先に発動する一方は必ず敗れ、最も当に謹慎すべし。伏宮格:六庚が地盤甲値符の上に加わるを、伏宮格と叫ぶ、此の時に兵を行うは只だ按兵するに宜しく退出に宜しからず、出行すれば則ち盗賊に遇い、車は折れ馬は傷つき、百事宜しからず。
飛干格:日干加庚為飛干格,戰則主客皆傷,出行主飛災橫禍。伏干格:庚加日干為伏干格,此時戰必遭擒,主客兩傷,出行尤忌。大格:天庚加地癸,此時謀為諸事不利,出行阻隔,車破馬傷,惟捕捉可獲。小格:天庚加地壬為天羅,凡百謀為不利,行兵、出行尤忌。刑格:六庚加地己,此時行兵大凶,出行道途阻隔,諸事不利。
飛干格:日干が庚の上に加わるを、飛干格と叫ぶ、交戦すれば則ち主客両方ともに傷を受け、出行すれば意外の災・横生の禍有るを主す。伏干格:庚が日干の上に加わるを、伏干格と叫ぶ、此の時に交戦すれば必ず擒獲せられ、主客は両傷して、出行は尤其に忌むべし。大格:天盤庚が地盤癸の上に加われば、此の時に各事を謀画するは皆に不利にして、出行は阻隔せられ、車は破れ馬は傷つく;只だ逃犯を捕捉するの一項のみ能く擒獲せん。小格:天盤庚が地盤壬の上に加わるを、又た天羅と叫ぶ、凡そ百の謀画は皆に不利にして、行兵と出行とは尤其に忌むべし。刑格:六庚が地盤己の上に加われば、此の時に兵を行うは大凶にして、出行は道路阻隔し、各事不利なり。
悖格:(丙加值符主蒞政紀網紊亂,又丙加丙為天乙,加丙為飛悖。)六丙加年月日時干,此宜固守,不可輕動,利主不利客,舉事主紊亂無緒,凶。年月日時格:六庚加本年歲干、月干、日干、時干,百事不利,惟宜捕捉,行人即至。
悖格:原注に曰く、丙が値符の上に加われば、政務を臨み事を治むる時に綱紀の紊乱を主す;又た丙の丙に加わるは天乙と為し、値符が丙の上に加われば則ち飛悖と叫ぶ。六丙が本年・本月・本日・本時の天干の上に加われば、此の時は当に固守すべく軽挙妄動する可らず、主方に利して客方に利ならず、事を挙ぐれば頭绪紊乱にして条理を理出する能わず、凶を為す。年月日時格:六庚が本年太歳の干・月干・日干・時干の上に加われば、百事不利;只だ捕捉に宜しく、行人を占せば則ち行人の立刻に到るを主す。
天網四張格:六甲值符加地癸為天網,此時惟利漁獵。經曰:天網四張,萬物盡傷,百事不舉,惟宜逃亡,當從天上六癸方出。又曰:天網四張走無路,一二網低有路通。網高者,天上六癸加五六七八九宮,大凶不可用;網低者,天上六癸加一二三四宮,可匍匐而出。
天網四張格:六甲値符が地盤癸の上に加わるを、天網と叫ぶ。此の時は只だ魚を捕え獣を猟するに利す。経文に曰く:天網は四面に張開し、万物は皆に傷を受け、百事は皆に辦成せず、只だ逃亡するに宜しく、而且に当に天盤六癸の所在する方位より出ずべし。又た曰く:天網四張の時は路を走る無く、一宮・二宮に落ちれば則ち網は低く張りて、還た路有りて通ずべし。所謂網高は、是れ天盤六癸が五・六・七・八・九宮に加わる、大凶にして取りて用う可らず;所謂網低は、是れ天盤六癸が一・二・三・四宮に加わる、還た匍匐して爬出することを得ん。
地羅遮格:天上六壬加時干、六癸,忌出兵出行。經曰:地羅遮障莫占前,天網四張無路走。五不遇時:時干剋日干皆是,出行主折損,百事凶,用兵尤忌,雖有奇門,切不可用。六儀擊刑:甲子臨震,甲戍臨坤,甲申臨艮,甲午臨離,甲辰臨巽,甲寅臨巽,此時忌用兵,主有擊刑之象,安營值其方尤忌,出行謀為不利。
地羅遮格:天盤六壬が時干或いは六癸の上に加われば、出兵・出行を忌む。経文に曰く:地羅の遮る時は前程を占問する勿れ、天網四張の時は更に走るべき路無し。五不遇時:凡そ時干が日干を剋するは皆に是れなり、出行すれば折損有るを主し、百事皆に凶にして、兵を用うるは尤其に忌むべし、縦れ三奇吉門有るも、切に用うる可らざるなり。六儀撃刑:甲子戊が震宮に落ち、甲戌己が坤宮に落ち、甲申庚が艮宮に落ち、甲午辛が離宮に落ち、甲辰壬が巽宮に落ち、甲寅癸が巽宮に落つる此の幾種の情形は皆に是れ撃刑なり。此の時は兵を用うるを忌み、互相に刑剋する之象有るを主し、営を安んじ正しくあの方位に扎するは尤其に忌むべく、出行謀事は皆に不利なり。
三奇入墓:乙奇臨坤,丙奇臨乾,丁奇臨艮為三奇入墓,忌行軍,凡百事吉者不吉,凶者不凶,無功之象。時干入墓:戊戌、壬辰、丙戌、癸未、丁丑,此時百事不宜,出師出行尤忌。星門入墓:休蓬入辰,驚開心柱入丑,傷杜沖輔入未,景英入戍,生死任芮禽入辰,此時凡百謀為阻滯不通。
三奇入墓:乙奇が坤宮に臨み、丙奇が乾宮に臨み、丁奇が艮宮に臨めば、即ち是れ三奇入墓、行軍を忌む;凡事は吉なるべきは吉ならず、凶なるべきは亦た凶ならず、是れ一無所成の象なり。時干入墓:戊戌・壬辰・丙戌・癸未・丁丑の此の幾個の時辰は、百事宜しからず、出師・出行は尤其に忌むべし。星門入墓:休門と天蓬とが辰に入り、驚門・開門と天心・天柱とが丑に入り、傷門・杜門と天冲・天輔とが未に入り、景門と天英とが戌に入り、生門・死門と天任・天芮・天禽とが辰に入る。此れらに逢えば、凡そ百の謀画は皆に阻滞して通ぜず。
伏吟:星、符、門還加本宮為伏吟,此時凡百謀為只宜靜守,不可妄動,急猝進兵必遭圍困,雖有吉門亦不可用。返吟:星、符、門加對沖之宮為返吟,凡百謀為反覆不定,積糧靜守吉。門宮迫制:休臨離,開、驚臨震巽,生、死臨坎,傷、杜臨坤艮,景臨兌乾,八門克宮為迫,宮克八門為制。吉門宮迫制,則吉事不吉、凶事不凶;凶宮凶門兢制,則災殃尤甚。
伏吟:九星・値符・八門が仍りて自己の本宮の上に加われば、即ち是れ伏吟。此の時は凡そ百の謀画は只だ静守するに宜しく、妄動する可らず;倉促に兵を進めば必ず囲困に遭い、縦れ吉門有るも亦た用う可らず。返吟:九星・値符・八門が本宮と正相対冲する宮に加われば、即ち是れ返吟。凡そ百の謀画は反覆不定にして、只だ糧草を屯積し、静守するを吉と為す。門宮迫制:休門が離宮に臨み、開門・驚門が震宮巽宮に臨み、生門・死門が坎宮に臨み、傷門・杜門が坤宮艮宮に臨み、景門が兌宮乾宮に臨む――凡そ八門が所落の宮を剋するを「迫」と叫び、宮が八門を剋するを「制」と叫ぶ。吉門が若し迫或いは制に逢えば、則ち吉なるべき事は不吉にして、凶なるべき事は亦た凶ならず;若し是れ凶宮凶門が再び互相克制せば、災殃は便ち格外に深重なり。
巻五・十干剋応
六甲加六戊,謂天盤戊加地盤戊,是為伏吟,凡事閉塞,靜守為吉。戊加乙為青龍合靈,門吉事吉,門凶事凶。加丙為青龍返首,動作大利,若逢迫墓擊刑,吉事成凶。加丁為青龍耀明,謁貴求名吉利,若值墓迫,招是招非。加己為貴人入獄,公私皆不利。加庚為值符飛宮,吉事不吉,凶事更凶。加辛為青龍折足,吉門生助尚可謀為,若逢凶門,主拐帶失財,有足疾。加壬為龍入天牢,凡陰陽皆不利。加癸為青龍華蓋吉格,門吉招福,門凶多乖。
六甲は遁じて六戊と為り、天盤の戊が地盤の戊の上に加われば、即ち是れ伏吟、凡事は閉塞して通ぜず、静守するを吉と為す。戊が乙に加わるを「青龍合霊」と叫ぶ、門が吉なれば則ち事は吉にして、門が凶なれば則ち事は凶なり。戊が丙に加わるを「青龍返首」と叫ぶ、行動は大いに利有り、然れど若し門迫・入墓・撃刑に逢えば、吉事も亦た凶と変ず。戊が丁に加わるを「青龍耀明」と叫ぶ、貴人に謁見し功名を求取するは皆に吉利;若し正しく入墓或いは門迫に逢えば、反って是非を招惹す。戊が己に加わるを「貴人入獄」と叫ぶ、公事私事ともに不利なり。戊が庚に加わるを「値符飛宮」と叫ぶ、吉なるべきは不吉にして、凶なるべきは更に凶なり。戊が辛に加わるを「青龍折足」と叫ぶ、若し吉門の生助有れば還た事を謀ることを得し、若し凶門に逢えば、人に拐騙されて財物を帯去せられ、併せて足部の疾病有るを主す。戊が壬に加わるを「龍入天牢」と叫ぶ、陰事陽事を論ぜず皆に不利なり。戊が癸に加わるを「青龍華蓋」と叫ぶ、本是れ吉格にして、門が吉なれば便ち福を招き、門が凶なれば則ち多く乖違す。
乙加戊為利陰害陽,門逢凶迫,財破人傷。加乙為日奇伏吟,不宜謁貴求名,只可安分守身。加丙為奇儀順生,吉星遷官進職,凶星夫妻別離。加丁為奇儀相佐,文書事吉,百事可為。加己為日奇入霧,土掩暗眛,門凶宅必凶,得三奇開門為地遁。加庚為日奇被刑,爭訟財產,夫妻懷私。加辛為青龍逃走,奴僕拐帶,六畜皆傷。加壬為日奇入地,尊卑悖亂,官訟是非。加癸為華蓋青龍,宜遁跡修道,隱匿藏形,躲災避難為吉。
乙が戊に加わるを「利陰害陽」と叫ぶ、若し門が又た凶に逢い或いは迫に逢えば、財を破り人を傷つくるを主す。乙が乙に加わるを「日奇伏吟」と叫ぶ、貴に謁し名を求むるに宜しからず、只だ能く分を安んじ己を守るのみ。乙が丙に加わるを「奇儀順生」と叫ぶ、吉星に配せば則ち官を升り職を進め、凶星に配せば則ち夫妻は分離す。乙が丁に加わるを「奇儀相佐」と叫ぶ、文書の事は吉利にして、百事皆に為すことを得ん。乙が己に加わるを「日奇入霧」と叫ぶ、土気に掩蔽せられて昏暗不明にして、門が凶なれば則ち住宅は必ず凶;若し同時に三奇と開門とを得れば、便ち地遁と成る。乙が庚に加わるを「日奇被刑」と叫ぶ、財産を為す争訟を主し、夫妻は各々私心を懐く。乙が辛に加わるを「青龍逃走」と叫ぶ、奴僕が財物を拐帯して潜逃するを主し、六畜も亦た皆に損傷を受く。乙が壬に加わるを「日奇入地」と叫ぶ、尊卑の序を失い悖乱するを主し、官司是非有り。乙が癸に加わるを「華蓋青龍」と叫ぶ、当に迹を隠し道を修め、匿れ形を蔵するに宜しく、用いて災を躲け難を避くるを吉と為す。
丙加戊為飛鳥跌穴,謀為百事洞徹。加乙為日月並行,公私謀為皆吉。加丙為月奇孛師,文書逼迫,破耗遺失。加丁為星奇朱雀,貴人文書吉利,常人平靜,得三吉門為天遁。加己為火孛入刑,囚人刑杖,文書不行,吉門得吉,凶門轉凶。加庚為熒入太白,門戶破壞,盜賊耗失。加辛為謀事成就,病人不凶。加壬為火入天羅,為客不利,是非頗多。加癸為華蓋孛師,陰人害事,災禍頻生。
丙が戊に加わるを「飛鳥跌穴」と叫ぶ、百事を謀画するは皆に能く通達明徹す。丙が乙に加わるを「日月並行」と叫ぶ、公事私事の謀画は皆に吉なり。丙が丙に加わるを「月奇孛師」と叫ぶ、文書の催逼・財の破耗と遺失とを主す。丙が丁に加わるを「星奇朱雀」と叫ぶ、貴人と文書の事とに吉利にして、平常の人は則ち平安無事;若し再び三吉門を得れば、便ち天遁と成る。丙が己に加わるを「火孛入刑」と叫ぶ、囚犯の刑杖を受くるを主し、文書は行き通はず;吉門に配せば尚お能く吉を得、凶門に配せば則ち転じて凶と為る。丙が庚に加わるを「熒入太白」と叫ぶ、門戸の破壊・盗賊の耗失を主す。丙が辛に加わるは、謀事の能く成るを主し、病人は凶ならず。丙が壬に加わるを「火入天羅」と叫ぶ、客方を為すは不利にして、是非は頗る多し。丙が癸に加わるを「華蓋孛師」と叫ぶ、陰人(婦女の一類)の中より事を害するを主し、災禍は接連して発生す。
丁加戊為青龍轉光,官人升遷,常人咸昌。加乙為人遁吉格,貴人加官進爵,常人婚姻財喜。加丙為星隨月轉,貴人越級高升,常人樂里生悲。加丁為奇入太陰,文書即至,喜事遂心。加己為火入勾陳,奸私□冤,事因女人。加庚為年月日時格,文書阻隔,行人必歸。加辛名曰朱雀入獄,罪人釋囚,官人失位。加壬名曰五神互合,貴人恩詔,訟獄公平。加癸名為朱雀投江,文書口舌俱消,音信沉溺。
丁が戊に加わるを「青龍轉光」と叫ぶ、官を為す人は升遷し、平常の人も亦た皆に昌盛す。丁が乙に加わるは是れ人遁の吉格、貴人は官を加え爵を進め、平常の人は婚姻と財喜と有り。丁が丙に加わるを「星随月轉」と叫ぶ、貴人は越級して高く升り、平常の人は則ち楽しみ極まりて悲しみを生ず。丁が丁に加わるを「奇入太陰」と叫ぶ、文書は立刻に到り、喜事は心のままなり。丁が己に加わるを「火入勾陳」と叫ぶ、奸情私事の怨を結び冤を含むを主す(原文は此処に缺字有り)、事情は多く女人に由りて引起こさる。丁が庚に加わるは是れ年月日時格、文書の阻隔せらるるを主し、門外に出て在る人は必定に回還す。丁が辛に加わるを「朱雀入獄」と叫ぶ、囚犯の釈を獲るを主し、而して官を為す人は位を失う。丁が壬に加わるを「五神互合」と叫ぶ、貴人の恩詔を得るを主し、訟獄の審断は公平なり。丁が癸に加わるを「朱雀投江」と叫ぶ、文書と口舌の争とが皆に消解するを主す、但し音信も亦た沈没して通ぜず。
己加戊名犬遇青龍,門吉謀為遂意,上人見喜,門凶枉勞心機。加乙名為墓神不明,地戶蓬星,宜遁跡隱形為利。加丙名曰火孛地戶,陽人冤冤相害,陰人必致淫汙。加丁名曰朱雀入墓,文狀詞訟,先曲後直。加己名為地戶逢鬼,病者死,百事不遂。加庚名曰刑格,求名詞訟先動者不利,陰星有謀害之情。加辛名曰游魂入墓,大人鬼魅,小人家先為崇凶。加壬名地網高張,狡童佚女,姦情殺傷。加癸名曰地刑元武,男女疾病垂危,詞訟有囚獄之凶。
己が戊に加わるを「犬遇青龍」と叫ぶ、門が吉なれば則ち謀事は心のままにして、上級は見て歓喜す;門が凶なれば則ち心機を費やして徒らなり。己が乙に加わるを「墓神不明」と叫ぶ、又た地戸蓬星と称し、当に迹を隠し形を蔵して乃ち利有るべし。己が丙に加わるを「火孛地戸」と叫ぶ、男子の間の冤々相報して互相残害するを主し、女子は則ち必ず淫乱汚穢に致らん。己が丁に加わるを「朱雀入墓」と叫ぶ、状紙詞訟の先ず屈して後に伸ぶを主す。己が己に加わるを「地戸逢鬼」と叫ぶ、病人は死せん、百事は遂わず。己が庚に加わるを「刑格」と叫ぶ、功名を求め官司を打つは皆に先に動く一方の不利なり、陰星は還た謀害の情を含有す。己が辛に加わるを「遊魂入墓」と叫ぶ、大人は鬼魅に遇い、小人は則ち家中の祖先に作祟せられ、凶なり。己が壬に加わるを「地網高張」と叫ぶ、狡獪の少年と放蕩の女子とを主し、奸情に因りて殺傷に致る。己が癸に加わるを「地刑玄武」と叫ぶ、男女の疾病垂危を主し、詞訟は牢獄の凶有り。
庚加戊曰太白天乙伏宮,百事不可謀為,凶。加乙為太白蓬星,退吉進凶。加丙為太白入熒,占賊必來,為客利進,為主破財。加丁曰亭亭之格,因私暱起官司,門吉有救。加己名為刑格,官司被重刑。加庚曰太白同宮,官災橫禍,兄弟雷攻。加辛曰白虎干格,遠行車折馬死。加壬遠行迷失道路,男女音信嗟呀。加癸名為大格,行人至,官司止,生產母子俱傷,大凶。
庚が戊に加わるを「太白天乙伏宮」と叫ぶ、百事皆に謀る可らず、凶を為す。庚が乙に加わるを「太白蓬星」と叫ぶ、退守すれば則ち吉にして、進取すれば則ち凶なり。庚が丙に加わるを「太白入熒」と叫ぶ、賊を占せば必定に来犯せん;客方を為せば兵を進むるに利し、主方を為せば則ち財を破らん。庚が丁に加わるを「亭亭之格」と叫ぶ、私下の親昵の事に因りて官司を惹起す、若し門が吉なれば尚お救い有り。庚が己に加わるを「刑格」と叫ぶ、官司を打てば重刑を判せられん。庚が庚に加わるを「太白同宮」と叫ぶ、官災横禍を主し、兄弟の間も亦た雷のごとく相攻す。庚が辛に加わるを「白虎干格」と叫ぶ、遠行すれば則ち車は折れ馬は死せん。庚が壬に加わるは、遠行して路に迷うを主し、男女は音信断絶して空しく嗟嘆す。庚が癸に加わるを「大格」と叫ぶ、行人の到来・官司の停止を主す、但し生産の時は母子倶に傷つき、大凶なり。
辛加戊曰困龍被傷,官司破財,屈抑越分,妄動禍殃。加乙曰白虎倡狂,人亡家敗,遠行多殃,尊長不喜,車船俱傷。加丙曰干合孛師,熒出現,占雨無,占晴旱,占事必因財致訟。加丁曰獄神得奇,經商獲倍利,囚人逢赦宥。加己曰入獄自刑,奴僕背主,訟訴難伸。加庚曰白虎出力,刀刃相接,主客相殘,宜退讓,強進血濺衣衫。加辛為伏吟天庭,公廢私就,訟獄自罹罪名。加壬曰凶蛇入獄,兩男爭女,訟事不息,先動失理。加癸曰天牢華蓋,日月失明,誤入天網,動止乖張。
辛が戊に加わるを「困龍被傷」と叫ぶ、官司を打ちて財を破り、屈抑を受けて本分を越出し、妄動すれば禍殃有るを主す。辛が乙に加わるを「白虎猖狂」と叫ぶ、人亡り家敗れ、遠行すれば多く災殃有り、尊長は歓喜せず、車船は皆に損傷を受くるを主す。辛が丙に加わるを「干合孛師」と叫ぶ、熒惑の火は顕現し、雨を占せば則ち雨無く、晴を占せば則ち大旱し、事を占せば必ず財物に因りて訟争を引起こさん。辛が丁に加わるを「獄神得奇」と叫ぶ、経商すれば加倍の利を獲ることを得し、囚犯は能く赦免に遇わん。辛が己に加わるを「入獄自刑」と叫ぶ、奴僕の主人を背棄するを主し、訴訟は申弁し難し。辛が庚に加わるを「白虎出力」と叫ぶ、刀刃の相接するを主し、主客は互相に残殺し、当に退譲するに宜しく;強行して進逼すれば便ち血は衣衫を溅さん。辛が辛に加わるを「伏吟天庭」と叫ぶ、公事は荒廃し私事は成就するを主し、官司を打てば自己は反って罪名に落ちん。辛が壬に加わるを「凶蛇入獄」と叫ぶ、両男の一女を争うを主し、訟事は休まず、先に手を動かす一方は理を失う。辛が癸に加わるを「天牢華蓋」と叫ぶ、日月の光明を失うを主し、誤りて天網に入り、行止は乖張失措す。
壬加戊名為蛇化龍,男人發達,女產嬰童。加日奇六乙名曰格名小蛇,女八柔順,男子嗟呀,占孕生子祿馬光華。加月奇六丙名曰水蛇入火,官災刑禁,絡繹不絕。加星奇六丁名乾合蛇刑,文書牽連,貴人匆匆,女吉男凶。加己名曰凶蛇入獄,大禍將至,順守斯吉,詞訟主理曲。加庚名曰太白擒蛇,刑獄公平,剖邪正。加辛名曰螣蛇相纏,縱得吉門亦不能安,若有謀望,被人欺瞞。加壬名曰蛇入地羅,外人纏繞,內事索索,星門俱吉,庶免蹉跎。加癸名曰幼女姦淫,家有丑聲,門星俱吉,轉為福亨吉。
壬が戊に加わるを「蛇化龍」と叫ぶ、男子の発達を主し、女子は嬰児を生育す。壬が日奇六乙に加わるを「小蛇」と叫ぶ(原刻は「格名」の二字を衍す)、女子の柔順にして男子は嘆息するを主す(原刻の「女八」は当に「女人」と作るべし);懐孕を占せば則ち子を生んで禄馬光華有らん。壬が月奇六丙に加わるを「水蛇入火」と叫ぶ、官災刑禁の接連不断を主す。壬が星奇六丁に加わるを「干合蛇刑」と叫ぶ、文書の牽連を主し、貴人は匆遽にして、女子は吉にして男子は凶なり。壬が己に加わるを「凶蛇入獄」と叫ぶ、大禍の将に至らんとするを主し、時に順い固守して乃ち吉にして、官司を打てば自己の理亏を主す。壬が庚に加わるを「太白擒蛇」と叫ぶ、刑獄の審断公平を主し、能く邪正を剖分す。壬が辛に加わるを「螣蛇相纏」と叫ぶ、縦れ吉門を得るも能く安寧ならず、若し図謀有る所あれば、人に欺騙蒙蔽せられん。壬が壬に加わるを「蛇入地羅」と叫ぶ、外人の糾纏を主し、家内の事は瑣碎不寧;若し星と門とが皆に吉なれば、纔かに蹉跎を免るるを望むべし。壬が癸に加わるを「幼女奸淫」と叫ぶ、家中に醜聞有るを主す;若し門と星とが皆に吉なれば、反って転じて福気亨通の吉と為ることを得ん。
癸加戊名曰天乙會合,吉格財喜,婚姻吉,人贊助成合,門凶迫制,反招官非。加日奇六乙名曰華蓋蓬星,貴人祿位加增,常人平安。加月奇六丙名曰華蓋孛師,貴賤逢之,上人見喜。加星奇六丁名曰螣蛇夭矯,文書官司,火焚莫逃。加己名曰華蓋地戶,男女占之音信皆阻,躲避災難為吉。加庚名曰太白入網,以暴爭訟立平。加辛名曰網蓋天牢,占訟、占病死罪莫逃。加壬名曰復見螣蛇,嫁娶重婚,不保年華。加癸曰天網四張,行人失伴,病訟皆傷。
癸が戊に加わるを「天乙会合」と叫ぶ、吉格に属し、財喜を主し、婚姻は吉利にして、人の贊助促成有り。若し門が凶にして又た迫制に逢えば、反って官非を招惹す。癸が日奇六乙に加わるを「華蓋蓬星」と叫ぶ、貴人の俸禄職位の増加を主し、平常の人は平安なり。癸が月奇六丙に加わるを「華蓋孛師」と叫ぶ、貴賤の人を論ぜず之に遇えば、皆に能く上級の歓喜を得ん。癸が星奇六丁に加わるを「螣蛇夭矯」と叫ぶ、文書に因りて官司を引起こすを主し、又た火焚の厄難有りて逃脱し難し。癸が己に加わるを「華蓋地戸」と叫ぶ、男女の占問するは皆に音信の阻隔を主す;用いて災難を躲避せば則ち吉なり。癸が庚に加わるを「太白入網」と叫ぶ、強暴の手段を以て争訟するは反って立刻に平息す。癸が辛に加わるを「網蓋天牢」と叫ぶ、訟事を占し疾病を占するは皆に死罪の逃れ難きを主す。癸が壬に加わるを「復見螣蛇」と叫ぶ、嫁娶は重婚と為るを主し、白頭に到りて老する能わず。癸が癸に加わるを「天網四張」と叫ぶ、行人の同伴を失うを主し、疾病と訟事とは皆に傷害を受けん。
巻五・三奇到宮応剋
三奇到宮應克。乙到乾:有人著黃衣至,或扛錢過為應,後六十日內進商音人財產大發。到坎:有人著皂衣至,或有鼓聲為應,後七日得財。到艮:有人著白衣至,或纏布來,或網裹魚來為應,後一年內進人口,有人送家禽來大吉。到震:有漁獵人至,並小兒二人同來為應,後七日進財寶,若有東方產亡者,聞之主大發。
三奇が各宮に飛到する時、眼前に出現せんとする応験の象は下のごとし。乙奇が乾宮に到れば:黄衣を穿つ人の来る有り、或いは人の銭を扛いで経過する有り、此即ち応験の兆候;此の後六十天内に、商音の人(五音が商に属し姓氏が金に属する者)の財産を得て大いに発せん。乙奇が坎宮に到れば:黑衣を穿つ人の来る有り、或いは鼓声を聞く有り、此是れ応なり;七天後に財を得る可し。乙奇が艮宮に到れば:白衣を穿つ人の来る有り、或いは人の布匹を纏いて来る有り、或いは人の網に魚を兜いて来る有り、此是れ応なり;一年之内に家中は丁を添え口を進め、人の家禽を送る有り、大吉。乙奇が震宮に到れば:魚を打ち獣を猟する人の来る有り、併せて両個の小孩の一同に前来する有り、此是れ応なり;七天後に財宝を進む;若し東方に産婦亡故の事有りと聞かば、大発を主す。
到巽:有白衣人騎馬過,或小兒作戲耍為應,後三年內生貴子,進東方財產,若聞東方人家失火,或縊死大發。到離:有人著色衣應,後三七日進橫財,若聞東方有刀刃自殺者,必大發。到坤:有三五少婦至,或鳥鵲成群為應,後三日或三十日進角音人田地。
乙奇が巽宮に到れば:白衣を穿つ人の馬に騎りて経過する有り、或いは小孩の嬉戯玩耍する有り、此是れ応なり;三年之内に貴子を生み、東方の財産を得ん;若し東方に人家の失火有り、或いは人の上弔身亡する有りと聞かば、大発を主す。乙奇が離宮に到れば:彩色の衣服を穿つ人の出現して応と作る有り;二十一天後に横財を得ん;若し東方に人の刀刃を用いて自殺する有りと聞かば、必定に大発す。乙奇が坤宮に到れば:三五の少婦の前来する有り、或いは鳥鵲の成群して飛過する有り、此是れ応なり;三天或いは三十天後に、角音の人(五音が角に属し姓氏が木に属する者)の田地を得ん。
丙到乾:有披衣人至,或鳥鵲成隊飛來為應,後百日進寡婦財產。到坎:有瞽目人至,北方有飛鳥來應,後百日或一年因水火生財大富。到艮:有人著青衣至,小兒哭泣,或童子手拿銅鐵器物為應,後七日內進財寶,週年內進白馬。到震:有武人持軍器至,若春用有雷聲,或鼓聲應。
丙奇が乾宮に到れば:衣服を披く人の来る有り、或いは鳥鵲の成隊して飛来する有り、此是れ応なり;一百天後に寡婦の財産を得ん。丙奇が坎宮に到れば:盲人の前来する有り、北方に飛鳥の飛来して応と作る有り;一百天或いは一年後に、水火の事に因りて財を生じて大富せん。丙奇が艮宮に到れば:青衣を穿つ人の来る有り、小孩の哭泣する有り、或いは童子の手裡に銅鉄器物を拿る有り、此是れ応なり;七天之内に財宝を進め、一年之内に白馬を得ん。丙奇が震宮に到れば:武人の兵器を帯びて前来する有り;若し春天に於て事を用うれば、則ち雷声或いは鼓声有りて応と作らん。
到巽:有鼓聲歌樂為應,後七日有色衣人至,家招橫財。到離:有黃黑飛鳥成隊來為應,或七日、六十日進田蠶發旺。到坤:有皂衣人至,或烏鵲鳴南方為應,後三七日進南方人財物,或一年內進牛羊及絕戶財產大發。到兌:有人持扙並拿酒器及抱小兒為應,更有鼓樂之聲。
丙奇が巽宮に到れば:鼓声と歌楽とを以て応と為す;七天後に彩衣を穿つ人の来る有り、家中は横財を招得せん。丙奇が離宮に到れば:黄色黒色の飛鳥の成隊して飛来し応と作る有り;七天或いは六十天後に、田産蚕桑は興旺せん。丙奇が坤宮に到れば:黑衣を穿つ人の来る有り、或いは烏鵲の南方に於て鳴叫して応と作る有り;二十一天後に南方人の財物を得、或いは一年之内に牛羊および絶戸人家の財産を得て大発せん。丙奇が兌宮に到れば:人の拐杖を拄り、併せて酒器を拿り、小孩を抱きて応と作る有り、還た鼓楽の声を伴わん。
丁到乾:有人持刀刃至,或牽馬過為應,後三日內或七十日內動土得財大發。到坎:有人抱小兒來,南方雲雨至,黑禽自西來為應,百日內有婚姻喜慶事大吉。到艮:有人與小兒打狗為應,後七日或七十日內進黃黑色活物,半年內人口及田契發旺。到震:有二女子著青衣至,或雙夫婦至,或黑白禽自南方來為應,後七十日內進黃白活物大發。
丁奇が乾宮に到れば:人の刀刃を拿りて前来する有り、或いは人の馬を牽きて経過して応と作る有り;三天之内或いは七十天之内に、土を動かすに因りて財を得て大発せん。丁奇が坎宮に到れば:人の小孩を抱きて来る有り、南方に雲雨の到来する有り、黒色の禽鳥は西辺より飛来して応と作る;一百天内に婚姻喜慶の事有り、大吉。丁奇が艮宮に到れば:人と小孩とが一起に狗を打ちて応と作る有り;七天或いは七十天之内に、黄黒色の活物を得、半年之内に人口と田契とは興旺せん。丁奇が震宮に到れば:両個の青衣を穿つ女子の前来する有り、或いは一対の夫婦の前来する有り、或いは黒白の禽鳥の南方より飛来して応と作る有り;七十天之内に黄白色の活物を得て大発せん。
到巽:有小兒騎馬過,南方雲起,北方下雨為應,週年內人淹死、婦人產亡,凶。到離:有蹶足人,或瞎眼人至,及小兒騎馬過為應,後九十日內因火生財發旺。到坤:有女人著青衣至,與僧道同行,或黑牛乘車為應,後七十日內因水破財致敗。到兌:有人抱文書印簿至,或趕牛羊鹿為應,後六十日內進田宅致富。
丁奇が巽宮に到れば:小孩の馬に騎りて経過する有り、南方は雲を起こし北方は雨を下して応と作る;一年之内に溺死する人の有り・婦人の難産して亡ぶ有り、凶に属す。丁奇が離宮に到れば:跛足の人或いは瞎眼の人の前来する有り、以及小孩の馬に騎りて経過して応と作る;九十天之内に火事に因りて財を生じて興旺せん。丁奇が坤宮に到れば:青衣を穿つ女人の前来する有り、僧道と同行し、或いは黒牛の車を拉きて応と作る;七十天之内に水事に因りて財を破りて敗落に致らん。丁奇が兌宮に到れば:人の文書印簿を抱きて前来する有り、或いは人の牛羊鹿を趕きて応と作る;六十天之内に田宅を得て致富せん。
十干克應歌:六甲時行遇貴人,三教人逢乙奇神,丙逢執器人騎馬,丁逢眷女禮相迎,戊己陰陽人其伴,庚辛壬逢鬬打人,六癸山林隱逸士,無氣生旺理上評。九星克應歌:天蓬時逢貴人行,湖海人來有喜欣;天芮鄉民或匠藝,僧道同行論世情;天沖相逢人漁獵,輔貴陰人三五迎;天禽農夫泥土匠,天心秀士作官人;天柱陰人爭口舌,天任運土阻行人;天英火燭文紙赤,聘禮歌歡鼓樂聲。
十干剋応歌は、十天干の当値する時に眼前に遇うは何の人なるかを講ず:六甲の時に出行すれば貴人に遇わん;乙奇の時は儒・釈・道の三教中の人に碰当せん;丙奇の時は器物を手持し或いは馬に騎る人に遇わん;丁奇の時は女眷の礼を以て相迎うる有らん;戊・己の時は男女の相伴して同行する有らん;庚・辛・壬の時は打架斗毆する人に碰当せん;六癸の時は山林中の隱逸の士に遇わん。遇う所の人の貴賤高下に至っては、還た当に該干の無気なるか生旺なるかを按じて、道理の上に斟酌して評定すべし。九星剋応歌は、九星の当値する時の応象を講ず:天蓬の当値する時は出行して貴人に遇い、江湖上の人の来りて歓喜を帯ぶ有り;天芮の当値する時は鄉民或いは工匠藝人に遇い、還た僧道の同行して世情を談論する有り;天冲の当値する時は魚を打ち獣を猟する人に遇う;天輔の当値する時は貴人と三五の婦女の相迎うる有り;天禽の当値する時は農夫と泥水匠とに遇う;天心の当値する時は読書人と官を為す人とに遇う;天柱の当値する時は婦女の争吵口舌する有り;天任の当値する時は土を運ぶ人の去路を阻住する有り;天英の当値する時は火燭・文書紙張と紅色の物とを見、還た下聘の礼・歌唱歓笑と鼓楽の声と有り。
八門克應歌:休遇陰陽貴賤人,江湖遊樂捕網賓;生遇鄉談產業,傷逢爭訟鬬爭臨;杜逢逃避男共女,或遇山林樂飲人;驚逢罵詈年少婦,賭博貪淫鬬鬧聲;景遇二人晝飲樂,開逢官貴老年人;死門病厄並遊獵,又遇送柩白衣人。
八門剋応歌は、八門の当値する時に眼前に出現する人事を講ず:休門の当値する時は男女貴賤各色の人等、および江湖上に遊楽し網を撒き魚を捕る客に遇わん;生門の当値する時は人の郷里と産業の事を談論するを聞かん;傷門の当値する時は争訟斗毆に碰上せん;杜門の当値する時は逃避躲藏する男男女女に遇い、或いは山林中に飲酒作楽する人に遇わん;驚門の当値する時は人を罵る年軽の婦女、および賭博・貪淫・吵鬧の声に遇わん;景門の当値する時は両個の人の白天に飲酒作楽するに遇わん;開門の当値する時は官員貴人と老年人とに遇わん;死門の当値する時は疾病災厄および打猟の事に遇い、又た棺柩を送り・白衣を穿つ人に遇わん。
命運章節・推命總法
人取年干為命主,時之局為定便,取本命為題,次看九星何宜。推人本命,以本人生時之局為主,然後即於局中搜尋本人生年干支局,即為其人之本命。取其本命之局,以推其一生之窮通壽夭、吉凶禍福,妻財子祿俱可知矣。
一個の人の命を推するは、其の出生のあの年の天干を取りて命主と為し、出生時辰の所属する局を以て定盤と為し、先ず本命を立てて題目と為し、再び九星の何処に落つるか・何に宜しきかを看る。具体の做法は:或る人の本命を推するに、先ず其の出生時辰の所在するあの一局を以て主と為し、然る後に便ち此の一局の中に於て其の出生のあの一年の干支の落つる位置を找し、あれは便ち此の人の本命なり。本命の局を取り定め、之を用いて其の一生の窮通寿夭・吉凶禍福を推し、妻子・財帛・子女・禄位に至るまで皆に推し出すことを得ん。
正時推占,重時位,符為我兮使為配。此不知本命而以正時推占其命運也。天上值符宮之星、儀、門、將為本身,值符下地盤之星、儀、門、將為住宅,為子孫;值使之門為立業,為妻妾,為官職,為客旅;值使下地盤之星、儀、八門為地頭,為任所,為子女。
若し当下の正時を用いて推占せば、則ち着重して時辰の落つる所の宮位を看るべし:値符を以て我が自身を代表し、値使を以て之と相配す。此れは本命を知らざるの情况下に、当下の正時を用いて命運を推占するの法なり。天盤値符の所在する宮の星・奇儀・門・神将は、本人を代表す;値符の下の地盤の星・奇儀・門・神将は、住宅と子孫とを代表す;値使の所臨する門は立業を代表し、亦た妻妾・官職と客旅とを代表す;値使の下の地盤の星・奇儀・八門は、落脚の地・任職の所と子女とを代表す。
生我之干為父母,我生之干為子孫,比肩即是兄弟,尅我官祿兼疾,我尅妻位及財,陰陽分別宜忌。十干之氣本流通,命數相逢有吉凶,合用奇儀評消長,九宮休旺視門中。推人年命,以局內年干為主;以正時推占,則以局內天上時干為主。查看各宮,凡奇儀生我干者為父母,我干所生之奇儀為子息,與我干相比之奇儀為兄弟,奇儀之尅我干者為官、為疾危宮,我干所尅之奇儀為妻妾、為財祿、為奴僕,皆以奇儀之陰陽分男女貴賤,以八門之生尅休旺定各屬之吉凶。
我を生ずるあの天干は父母を代表し、我が生ずる天干は子孫を代表し、我と同類なるは即ち兄弟、我を剋するは官禄を代表し兼ねて疾病を主り、我が剋するは妻位と財帛とを代表し、再び陰陽の別に按じて各々の宜忌を分辨す。十天干の気は本来に彼此流通し、命と数と相遇えば便ち吉凶有り、合わせて三奇六儀を用いて其の消長を評断し、九宮の休囚旺相と八門とを配合して之を看るべし。一個の人の年命を推するは、局内の年干を以て主と為す;若し正時を用いて推占せば、即ち局内の天盤の時干を以て主と為す。宮を逐いて査看す:凡そ我が此の干を生ずる奇儀は即ち父母、我が此の干の生ずる所の奇儀は即ち子女、我が此の干と同類相比する奇儀は即ち兄弟、我が此の干を剋する奇儀は即ち官星、亦た是れ疾病危難の宮、我が此の干の剋する所の奇儀は即ち妻妾・財禄と奴僕。皆に奇儀の陰陽に按じて男女貴賤を分かち、八門の生剋休旺に按じて各類の吉凶を判定す。
命運章節・八門斷六親
父母休兮親更切,兄弟愛敬心誠竭,子孫不宜聚與蔵,官祿安穩病難滅,妻妾當為重似珍,財帛豐隆永不絕。休門主休養安和:父母逢休,父慈子孝,和氣藹然;兄弟逢休,真心愛敬,無分彼我;子孫逢休,少有和合,各守家園;官祿逢休,功名得手,職位安穩;疾病逢休,隱處暗疾,延拖難愈;妻妾逢休,幽閒貞靜,和藹得助;財帛逢休,錢財益進,滔滔不盡。
歌訣に曰く:父母宮が休門に逢えば、親情は格外に親切なり;兄弟宮が休門に逢えば、彼此は敬愛して、心を尽くし誠を竭くす;子孫宮が休門に逢えば、聚居と積藏とに宜しからず;官禄宮が休門に逢えば、職位は安穏にして、唯疾病の一項のみ消除し難し;妻妾宮が休門に逢えば、当に宝のごとく珍重すべし;財帛宮が休門に逢えば、豊厚にして絶えず。休門は休養安和を主る、故に:父母宮が休門に逢えば、父は慈しみ子は孝し、一家は和気融融たり;兄弟宮が休門に逢えば、真心に敬愛し、彼此を分かたず;子孫宮が休門に逢えば、鮮く一処に聚り、各々各の家園を守る;官禄宮が休門に逢えば、功名は手に到り、職位は安穏なり;疾病宮が休門に逢えば、是れ暗処に隠藏する慢性病にして、拖延して愈え難し;妻妾宮が休門に逢えば、妻子は幽嫻貞靜にして、性情は和藹にして能く相助く;財帛宮が休門に逢えば、錢財は不断に進み来り、滔滔として尽きず。
父母生兮先最重,兄弟和順自多情,子嗣興旺及忠誠,官祿榮華無疾生,妻妾和同諴且貞,生平財物自嘉亨。生門主發生安間:父母逢生,財祿旺相,安冨尊榮;兄弟逢生,和順愛敬,情誼深切;子孫逢生,家道興隆,義高德厚;官祿逢生,官職榮升,顯榮赫奕;疾危逢生,身軀強壯,無災無病;妻妾逢生,和順貞潔;財帛逢生,積聚富厚。
歌訣に曰く:父母宮が生門に逢えば、祖先と父母の蔭は最も深重なり;兄弟宮が生門に逢えば、兄弟は和順にして多情誼なり;子嗣宮が生門に逢えば、子孫は興旺にして而且に忠誠なり;官禄宮が生門に逢えば、仕途は榮華にして疾病を生ぜず;妻妾宮が生門に逢えば、夫妻は和同にして誠懇にして貞正なり;一生の財物は自然に美好亨通せん。生門は発生と安閑とを主る、故に:父母宮が生門に逢えば、財禄は旺相にして、富貴尊榮を安享す;兄弟宮が生門に逢えば、和順敬愛にして、情誼は深厚なり;子孫宮が生門に逢えば、家道は興隆し、徳は高く義は厚し;官禄宮が生門に逢えば、官職は榮升し、顯耀赫奕たり;疾病危難の宮が生門に逢えば、身体は強壮にして、災無く病無し;妻妾宮が生門に逢えば、妻子は和順貞潔なり;財帛宮が生門に逢えば、積聚は豊厚なり。
父母傷兮半似萍,兄弟交誼淡無情,子嗣氣美多振發,官祿頗佳疾不成,妻妾才德調內治,欲多財帛用辛勤。傷門主震動傷殘:父母逢傷,殘忍寡愛,性若浮萍;兄弟逢傷,一生不和,無情無義;子孫逢傷,後嗣美麗,振作英發;官祿逢傷,顯赫威權,亦多制肘;疾危逢傷,手足拘攣,骨節疼痛;妻妾逢傷,才德俱全,內治有力;財帛逢傷,遠謀奔走,辛勤成家。
歌訣に曰く:父母宮が傷門に逢えば、親情は漂泊して浮萍のごとし;兄弟宮が傷門に逢えば、交情は淡薄にして情義無し;子嗣宮が傷門に逢えば、子孫の気象は美好にして多く振発有り;官禄宮が傷門に逢えば、官運は頗る佳にして疾病は大患と成らず;妻妾宮が傷門に逢えば、妻子は才有り徳有りて、能く家務を主持す;財帛宮が傷門に逢えば、財帛を多く得んと要せば則ち辛勤労作するを須らん。傷門は震動と傷残とを主る、故に:父母宮が傷門に逢えば、性情は残忍にして慈愛少なく、飄忽として浮萍のごとし;兄弟宮が傷門に逢えば、一生は和睦せず、無情無義なり;子孫宮が傷門に逢えば、後代の容貌は美好にして、振作して英発す;官禄宮が傷門に逢えば、雖ど顕赫の威権有れど、亦た多く掣肘を受く;疾病危難の宮が傷門に逢えば、手足の抽搐攣縮・骨節の疼痛を主す;妻妾宮が傷門に逢えば、妻子は才徳俱全にして、家を治むる力有り;財帛宮が傷門に逢えば、須らく遠出奔走して謀画し、辛勤に倚りて家を成すべし。
父母杜兮難逢,兄弟不堪交接,子嗣欲得陰功,官祿難兮病息,妻妾性難調和,晚年方許財帛。杜門主閉塞無為:父母逢杜,一生蹇滯,牢守家園;兄弟逢杜,彼此暌違,情同陌路;子孫逢杜,難生少育,須藉陰功;官祿逢杜,仕途閉塞,難得職位;疾危逢杜,少病少災,風症須防;妻妾逢杜,心性閉澀,難以調和;財帛逢杜,少年貧宭,晚年方裕。
歌訣に曰く:父母宮が杜門に逢えば、父母と相聚ることを難得とす;兄弟宮が杜門に逢えば、兄弟の間は往来に堪えず;子嗣宮が杜門に逢えば、陰徳を積むに倚りて乃ち子を得るを要す;官禄宮が杜門に逢えば、仕途は艱難にして疾病は却って少なし;妻妾宮が杜門に逢えば、妻子の性情は調和し難し;財帛宮が杜門に逢えば、晚年に到って乃ち錢財有らん。杜門は閉塞して作為無きを主る、故に:父母宮が杜門に逢えば、一生は困頓滞塞にして、只だ能く家園を死守す;兄弟宮が杜門に逢えば、彼此は背離し、情は陌路に同じ;子孫宮が杜門に逢えば、生み難く養い難く、須らく陰徳を積むに倚るべし;官禄宮が杜門に逢えば、仕途は閉塞して、職位を得ること難し;疾病危難の宮が杜門に逢えば、病少なく災少なし、但し風病を防ぐを要す;妻妾宮が杜門に逢えば、妻子の心性は閉塞滞澀にして、調和し難し;財帛宮が杜門に逢えば、少年は貧困窘迫にして、晚年に至って乃ち寛裕ならん。
父母景兮假愛,兄弟面目相待,子嗣生多實少,官祿疾病年少,妻妾初和後怨,財物虛花易見。景門主張大虛花之事,事無實濟:父母逢景,浮躁虛假,狂風疾雨;兄弟逢景,無情少義,面上虛文;子孫逢景,生產難育,後奍螟蛉;官祿逢景,少年早發,忽升忽降;疾病逢景,風火暴症,易作易止;妻妾逢景,聰明智慧,心性乘錯;財帛逢景,以無為有,虛張聲勢。
歌訣に曰く:父母宮が景門に逢えば、親愛は只だ虚假なり;兄弟宮が景門に逢えば、只だ表面上に於て応付するのみ;子嗣宮が景門に逢えば、生むは多くして存活するは少なし;官禄宮が景門に逢えば、官運と疾病と皆に年少の時に在り;妻妾宮が景門に逢えば、起初は和睦し後来に怨を生ず;財物宮が景門に逢えば、虚花して実無く、一眼に便ち見ゆ。景門は大いに声勢を張りて虚にして実無きを主り、事を辦するに実際の成效無し、故に:父母宮が景門に逢えば、性情は浮躁虚假にして、狂風急雨のごとし;兄弟宮が景門に逢えば、無情少義にして、只だ表面の文章有るのみ;子孫宮が景門に逢えば、生育は困難にして養い難く、後来には只だ義子を收養するのみ;官禄宮が景門に逢えば、少年は早く発し、官職は忽ち升り忽ち降る;疾病宮が景門に逢えば、是れ風火の一類の急症にして、発作し易く停止し易し;妻妾宮が景門に逢えば、妻子は聡明にして智慧有れど、心性は乖張錯乱す;財帛宮が景門に逢えば、無を以て有に充て、虚に声勢を張る。
父母死兮難濟,兄弟莫伸仁義,子嗣難有苦無,官祿疾危無氣,妻妾見克方存,財帛耗傷聊存。死門主死亡敗絶,凡百無成:父母逢死,病不離床,死亡相繼;兄弟逢死,無情少義,刑剋傷亡;子孫逢死,刑傷忤逆,雖有若無;官祿逢死,功名不遂,南畝終身;疾病逢死,困苦難療,終至損生;妻妾逢死,必有死亡,繼室方安;財帛逢死,虛耗破敗,雖有若無。
歌訣に曰く:父母宮が死門に逢えば、父母は救助し難し;兄弟宮が死門に逢えば、兄弟の間は仁義を談ずるに足らず;子嗣宮が死門に逢えば、子有るも亦た無きがごとく、無嗣に苦しむ;官禄宮が死門に逢えば、官運と身体と皆に生気無し;妻妾宮が死門に逢えば、一個を剋過して乃ち後一個を保住することを得ん;財帛宮が死門に逢えば、耗損傷敗して、勉めて留存す。死門は死亡敗絶を主り、百事は成る無し、故に:父母宮が死門に逢えば、父母は病に臥して起きず、接連して亡故す;兄弟宮が死門に逢えば、無情少義にして、互相に刑剋傷亡す;子孫宮が死門に逢えば、子女は刑傷忤逆にして、有るは無きに等し;官禄宮が死門に逢えば、功名は遂わず、終身は田亩に於て農を務む;疾病宮が死門に逢えば、困苦して治し難く、終に命を損するに至る;妻妾宮が死門に逢えば、必ず妻子の亡故有り、續娶して後に乃ち安んず;財帛宮が死門に逢えば、虚耗破败して、有るは無きに同じ。
父母驚兮難穩,兄弟兩兩存心,子息才多少德,官祿間職疾危,妻妾口舌不和,財帛雖有若無。驚門主驚惶不安:父母逢驚,生平多怨,父子不和;兄弟逢驚,乘戾欺妬,各使神通;子孫逢驚,恃才衿誇,刻薄少恩;官祿逢驚,風波不定,間散職員;疾危逢驚,卒暴驚險,危篤彷徨;妻妾逢驚,詭詐口舌,夫婦不和;財帛逢驚,寡少難聚,入不償出。
歌訣に曰く:父母宮が驚門に逢えば、父母は安穏を得難し;兄弟宮が驚門に逢えば、各々心思を懐きて互相提防す;子息宮が驚門に逢えば、子女は才気は余り有れど徳行は足らず;官禄宮が驚門に逢えば、只だ能く閑散の職を為す、且つ身に危疾有り;妻妾宮が驚門に逢えば、口舌争吵して不和なり;財帛宮が驚門に逢えば、雖ど有れど無きに等し。驚門は驚惶不安を主る、故に:父母宮が驚門に逢えば、一生に埋怨多く、父子は不和なり;兄弟宮が驚門に逢えば、乖戾欺圧して互相嫉妬し、各々手段を顕す;子孫宮が驚門に逢えば、才に恃みて自ら誇り、刻薄して恩少なし;官禄宮が驚門に逢えば、風波は不定にして、只だ閑散の職員を為す;疾病危難の宮が驚門に逢えば、突発の凶險急症を主し、病勢は危篤にして心神は彷徨す;妻妾宮が驚門に逢えば、妻子は詭詐にして口舌多く、夫妻は不和なり;財帛宮が驚門に逢えば、錢財は稀少にして積聚し難く、入は敷出に足らず。
父母開兮性似萍,兄弟疎淡半為情,子孫到此多聰俊,官祿豐隆疾不侵,妻妾多能並多德,貲財易聚也易分。開門主豁達開暢:父母逢開,性不真切,浮泛相待;兄弟逢開,意不相連,似親非親;子孫逢開,聰明俊秀,科甲貴顯;官祿逢開,功名顯達,職位高遷;疾危逢開,一生少病,強壯安和;妻妾逢開,正真果決,內助賢能;財帛逢開,貲財難聚,聚亦易散。
歌訣に曰く:父母宮が開門に逢えば、父母の性情は浮泛して萍のごとし;兄弟宮が開門に逢えば、疎淡にして只だ半分の情誼有るのみ;子孫宮が開門に逢えば、子孫は多半は聡明俊秀なり;官禄宮が開門に逢えば、官運は豊隆にして疾病は侵さず;妻妾宮が開門に逢えば、妻子は多才にして又多徳なり;資財は則ち聚め易く散じ易し。開門は豁達開朗通暢を主る、故に:父母宮が開門に逢えば、性情は真切ならず、人を待つは浮泛なり;兄弟宮が開門に逢えば、心意は相连属せず、親しきがごとく親しからず;子孫宮が開門に逢えば、聡明俊秀にして、能く科挙に登第して貴顕を為す;官禄宮が開門に逢えば、功名は顯達し、職位は高く升る;疾病危難の宮が開門に逢えば、一生に病少なく、身体は強壮安和なり;妻妾宮が開門に逢えば、妻子は正直果決にして、是れ賢能の内助なり;財帛宮が開門に逢えば、資財は聚攏し難く、便ち聚め起こすも亦た散去し易し。
命運章節・八將推占年命
值符天乙為多吉,螣蛇古怪半虛花,太陰謀算非全美,六合多權豈是偽,白虎傷殘多破損,元武心靈詭詐準,九地暗晦少繁華,九天無情面是假。此以八將推占年命之法。值符為貴神,加本命非富即貴,正直端方,人皆尊敬,生平有吉無凶。螣蛇加本命,做人必古怪難交,言語欺詐,作事虛花,有名無實。太陰加本命,一生善於計算,陰謀詭計,終無良策。六合加於本命,心性和同,恩仇一類,善惡無分,同流合汙。白虎加本命,為人殘刻無情,所遇損傷,一生破敗。元武加於本命,不是穿窬,便是劫盜,立心陰險,作事狠毐。九地加於本命,陰晦暗滯,昏迷度日,亳無光彩之色。九天加於本命,虛張聲勢,愛假門面,情義實少,不可依仗。
歌訣に曰く:値符は即ち天乙貴神にして、多く吉を主る;螣蛇は古怪にして、一半は虚花なり;太陰は謀算を善とすれども、全然美好とは算する能わず;六合は多く権変有り、豈に能く之を假と謂わんや;白虎は傷残と破損とを主る;玄武は心思は霊巧にして詭詐は准を得たり;九地は陰暗晦滞にして、繁華を缺少す;九天は虚に其の表有りて、情面は皆に假なり。此れは八將を用いて人の年命を推占するの法なり。値符は是れ貴神にして、本命の上に加われば、此の人は富ならざれば貴なり、為人は正直端方にして、人人尊敬し、一生は吉有りて凶無し。螣蛇が本命の上に加われば、為人は必定に古怪にして相交まり難く、言語は欺詐にして、事を為すは虚浮にして、名有りて実無し。太陰が本命の上に加われば、一生は算計を善とし、陰謀詭計を慣用し、終竟に良策無し。六合が本命の上に加われば、心性は随和にして、恩人仇人に対して一視同仁にして、善悪を分かたず、同流合汙し易し。白虎が本命の上に加われば、為人は残忍刻薄無情にして、遇う所は多く是れ損傷、一生は破败す。玄武が本命の上に加われば、墻を鑽り洞を挖る窃賊ならざれば、即ち搶劫の強盗にして、居心は陰險にして、行事は狠毒なり。九地が本命の上に加われば、性情は陰晦暗滞にして、昏昏として日を度り、毫も光彩無し。九天が本命の上に加われば、虚に声勢を張り、門面を裝うを愛し、情義は実に少なく、倚仗する可らず。
探取格局命宮占:探取格局命宮占,星吉儀安生氣全,若得將神為我用,格局元內占為天。若尋子午卯酉位,臨一合一定無偏,五行全備為生氣,上下回圈為轉旋,此乃占之為尊格,五行廹逆莫交連。旺氣最喜陽生陰,不堪陰氣廹相兼,占問性氣何所來,旺相休囚將性看。註文:此以格局推占年命之法。凡人本命要奇儀無克,九星不入墓,擊刑不逢凶格,宮門相生,陽將、陰神、值符、太陰、六合、九天扶助,又落子午卯酉正四宮,又屬陽時陰星旺,此為最尊貴之高格局,主其人才學出眾,安冨尊榮,科甲聯豋,官居極品,出將入相,封先蔭後,貴極之命。而其氣性,即於八將、九星、奇儀、八門之旺相休囚定之。
歌訣に曰く:格局を探取して命宮を占するに、要して星吉・奇儀安穏にして生気俱全するを須らん;若し能く神将を得て我が為に用いられば、此の格局は本元の内に於て算して天格と謂うべし。若し命が子午卯酉の四正の位に落ち、一合一に臨めば、一定に偏斜せざらん;五行の斉備するは便ち是れ生気、上下回環するは便ち是れ轉旋、此れ纔かに占法中の尊貴の格なり;五行若し相迫相逆せば、則ち牽連交接する勿れ。旺気は最も陽中に陰を生ずるを喜び、最も堪えざるは陰気の交迫相兼す;一個の人の性情気質の何処より来るかを占問せんと要せば、即ち八將の旺相休囚を看よ。原注に曰く:此れは格局を用いて年命を推占するの法なり。凡そ人の本命は、三奇六儀の剋を受けず、九星の墓に入らず、撃刑と凶格とに遇わず、宮と門と相生し、又た陽將・陰神・値符・太陰・六合・九天の来りて扶助する有り、還た子午卯酉の此の四個の正宮に落ち、并且に陽時に属して陰星は旺相たるを求む、即ち是れ最も尊貴の高格局、此の人は才学出衆にして、富貴尊榮を安享し、科挙は連捷し、官は極品に居り、出づれば将を為し入れば相を為し、先人を封贈し後代に蔭及ぼす、是れ貴の極点に到るの命なり。其の気質性情に至っては、則ち八將・九星・奇儀・八門の旺相休囚を用いて判定す。
八將推占人性情之法:坐命青龍,滿面仁風,更合美格,多始多終。螣蛇之性,戲詐無誠,成之敗之,多疑多驚。太陰之性,多謀多為,剛柔其性,廉潔其身。六合多情,心性如萍,男少慳吝,女有妖淫。白虎金神,性急無情,女則多傷,男則多刑。元武詭詐,穿窬盜賊,性多奸詐,暗地籌畫。九地濛濛,其質多恭,函隱暗計,為毒為凶。九天鏘鏘,其氣揚揚,無私無曲,為暴為剛。
八將を用いて人の性情を推占す:命宮に青龍を坐するは、満面に仁厚の気、若し再び美格に合せば、事を為すは多く能く始有り終有らん。螣蛇の性情は、戯弄欺詐を好みて誠信無く、事情は時に成り時に敗れ、多疑多驚なり。太陰の性情は、多謀略多作為にして、能く剛にして能く柔、自身は廉潔なり。六合は多情なれど、心性は却って浮萍のごとく一定せず、男子は少く吝啬有り、女子は則ち淫佚の行有り易し。白虎は金神に属し、性急にして無情、女子は多く損傷を受け、男子は多く刑傷有り。玄武は詭詐にして、是れ墻を鑽りて盗竊するの輩、性情は多く奸詐にして、暗地裡に籌劃す。九地は一片蒙昧にして、外表は多く恭順にして、内裡は暗計を包蔵し、毒を為し凶を為す。九天は鏗鏘として声有り、気宇軒昂にして、私無く偏無し、却って又た暴烈剛強なり。
注:此又以八將推占人性情之法。六甲值符屬青龍,其人仁厚溫和,若合得美格更妙,作事有始有終。螣蛇之性虛花不實,無有誠信,多猜疑,善呻吟,有成有敗。太陰多謀多為,能剛能柔,其性廉潔。六合面上有情,心無專主,不生慳吝,女命逢之,淫亂汚穢。白虎性剛激烈,迫無情,有殺伐之心,遭兵刃之慘,女則有損傷。元武性多奸詐,不是盜刦便是穿窬,暗地謀人,難於防備。九地性昏蒙,能陰謀善籌畫,作事手毒。九天性氣發掦,浮躁剛暴,陰氣人,令人難當,然心無私曲,挈日月而行,不為暗昩事。
原注に曰く:此れも亦た八將を用いて人の性情を推占するの法なり。六甲値符は青龍に属し、其の人は仁厚温和にして、若し再び美格に合せば更に妙なり、事を為すは始有り終有り。螣蛇の性情は虚浮不実にして、誠信無く、猜疑多く、呻吟嘆息を好み、事情は成有り敗有り。太陰は多謀略多作為にして、能く剛にして能く柔、性情は廉潔なり。六合は表面上は情有り、心裡は却って主見無く、吝啬の心を生ぜず;女命が之に遇えば、淫乱汚穢し易し。白虎の性情は剛烈激切にして、人を逼りて無情、殺伐の心を懐き、刀兵の惨に遭わん;女子は則ち損傷有り。玄武の性情は多く奸詐にして、搶劫ならざれば便ち墻を穿りて盗竊し、暗中に別人を算計し、人をして防備し難からしむ。九地の性情は昏昧蒙昧にして、能く陰謀を行い籌畫を善とし、事を為すの手段は狠毒なり。九天の性気は張揚にして、浮躁剛暴にして、気勢は人を逼り、人をして承当し難からしむ;然れど彼の心裡は私曲無く、行事は光明にして日月を提げて行くがごとく、暗昧の事を為さず。
