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巻三十七・八門飛加剋應・坎宮休門

清 · 朱浩文 · 第7巻 / 9

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

八門飛加尅應。一、白坎宮、北方、天蓬、休門屬水,旺於乎冬壬癸亥子年月日時,性能潤物,晦朔三五之象,五十中之一也。太虛周易、雨露江河、壬癸玄武、輕微灣曲、魚鹽茶酒、羹湯豕魚、海味水物、井穴溝坑、北道舟程、黑色鹹味、醬糊水膏、水瀉遺精、耳腎腰疾、深聽智謀、慢事曲折。

以下は八門が各宮に飛臨する時の剋應を講ず。第一、一白坎宮、位は北方に在り、天蓬星と休門とに配し、五行は水に属し、冬季および壬癸亥子の年月日時に旺す;水性は能く萬物を滋潤し、晦朔の間の三五日の月象に象を取り、五十の大衍の數中に其一を占む。其の統ぶる所の類象は:太虚と《周易》の理、雨露江河、壬癸と玄武、輕微にして彎曲の物、魚鹽茶酒、羹湯と猪・魚、海味水産、水井洞穴溝坑、北方の道路と行船の路程;色は黑味は鹹、物は醬糊と水膏;病は水瀉・遺精、部位は耳・腎・腰に在り;性情は深沉善聴・智謀に富み、事情は散漫にして曲折す。

易曰:坎者,陷也。天一生水,惟習坎,生物不聅,與對宮離火相敵,故謂休門,休之為言廣也。宜上章面君、安邊守塞、修築城池,凡請謁求謀、造葬嫁娶、上官赴任、興師破敵、立寨安營、積水開河、通渠挖井、取魚下水,均吉。

《周易》に曰く:坎とは、即ち陷なり。天一は水を生じ、唯だ《習坎》一卦のみ、萬物を生育して止息せず;其れは對宮の離火と正しく相敵對す、故に之を休門と叫ぶ——「休」は廣大休息の意なり。休門は奏章を上し・君王に面見し、邊境を安定し・關塞を把守し・城池を修築するに宜し;凡そ請謁・求謀・營造安葬・嫁娶・上任赴任・興師破敵・立寨安營・蓄水開河・通渠挖井・捕魚下水は、皆に吉利なり。

休加坎,乃門宮比和,再看上下干生尅,合吉凶格,詳主客用之。如天蓬星亦在坎,謂之伏吟格,戰宜固守,凡事遲緩,惟利積水、養魚、通渠、導河、收貨、積糧、置買魚鹽茶酒之利。尅應:主有弓弩,或灣曲之物,或無足水中魚鱉、鹽、茶、酒、膏、繩索、樂器之聲;主人耳、腎、血證、吐瀉,中男、疾厄隱伏之事,陷險之憂。

休門が坎宮に飛加するは、門と宮との五行は比和し、還た再び上下兩干の生剋・合する所の吉凶格を看て、主客を分清して後取用するを要す。若し天蓬星も亦た坎宮に在れば、那は即ち伏吟格と叫ぶ:作戰は固守に宜しく、凡事は皆に緩慢にして、只だ蓄水・養魚・通渠・導河・收購貨物・屯積糧食、および置買魚鹽茶酒の一類の生意に利す。其の剋應は:眼前に弓弩或いは彎曲の物の出現有り、或いは足無き水中の魚鱉、および鹽・茶・酒・膏・繩索と樂器の聲;人事に就きて言えば、耳病・腎病・血證・吐瀉を主り、又た中男および疾病災厄隱伏の事、還た險境に陷入するの憂患を主す。

休加艮,乃宮尅門,戰利為主。若求名訟事吉,諸事求謀耗費,先難後易,若合吉格則吉,合凶格只宜固守。尅應:主內黑外黃,形方面曲之物,或瓦器神像,或有水土之憂,爭界水田土之禍。休加震,乃門生宮,戰利為主,若合吉格,凡事吉,如遇凶格,須詳主客慎用之。尅應:主進益魚、鹽、酒貨之利,凡為皆吉,宜應有根蒂浸潤之物,或盆桶盤盒,或桃棗菓品鮮味。

休門が艮宮に飛加するは、宮が門を剋す、作戰は主方に利有り。若し功名を求め官司を打たば則ち吉;其の余の各事は謀劃するに耗費較多にして、先難後易。吉格に合せば則ち吉、凶格に合せば則ち只だ固守するに宜し。其の剋應は:內黑外黄・形狀方にして表面彎曲の物の出現有り、或いは瓦器神像;又た水土方面の憂患、および田界・水田土地より引起こすの禍事を主す。休門が震宮に飛加するは、門が宮を生ず、作戰は主方に利有り;若し吉格に合せば則ち凡事皆に吉、若し凶格に遇えば、則ち主客を分清し、謹慎に取用するを要す。其の剋應は:魚・鹽・酒貨の利を進益するを主り、為す所の事は皆に吉なり;應驗の物は根蒂有り・水の浸潤を受くるの物、或いは盆桶盤盒、或いは桃棗果品の一類の鮮美の味。

休加巽,乃門生宮,亦利為主,若得上干生下干,或干支帶合,百事皆吉,反此則諸事有始無終。尅應:主有婚姻和合喜悅之事,物繫繩索相連,或木中鮮色之物,或多枝葉之類,又主常隱伏之物。休加離,乃門尅宮,若合吉格,大利為客,諸事不吉,多破敗。如得上干生合下干,諸事先憂後吉。尅應:主水虛驚,或酒中生非,或湖海中人相害,又主水火相濟之物,或破損尖曲之物,或有眼之器。

休門が巽宮に飛加するも、亦た門が宮を生ず、同じく主方に利有り;若し再び上干が下干を生ずるを得、或いは干支が合を帶ぶれば、百事皆に吉なり;反って言えば則ち各事は始有り終無し。其の剋應は:婚姻和合の喜悅の事有るを主す;應驗の物は繩索を用いて相连する物、或いは木中の顏色鮮亮の物、或いは枝葉繁多の類、又た常に隱伏して露せざるの物を主す。休門が離宮に飛加するは、門が宮を剋す、若し吉格に合せば則ち大大に客方に利有り、但し各事は不吉にして、多く破败す。若し能く上干が下干を生合するを得れば、各事は先憂後吉。其の剋應は:水に因りて虚驚を生ずるを主り、或いは酒に因りて是非を生じ、或いは江湖海上の人に害せらる;又た水火相濟の物、或いは破損尖曲の物、或いは眼孔を帶ぶの器皿を主す。

休加坤,乃宮尅門,若下干尅上,戰利為主,凡求名官訟得意;如上干尅下,戰防後敗,諸事有始無終。尅應:主田產生非,或老母陰人之厄,退散之憂,或應卑溼土成之器,或土產連売之物,或屬方長之器。休加兌,乃宮生門,若合吉格,或下干生上干,或下干受上干尅,為客兵大勝,凡事不吉、多破敗。主有婚姻和合之事,或好言有益,或因說合得財,或應鐘盤有口之物,或盛水破損之物。

休門が坤宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し下干が上干を剋すれば、作戰は主方に利有り、凡そ功名を求め官司を打つの皆に稱心;若し是れ上干が下干を剋するなれば、作戰は後來の失敗を防ぐを要し、各事は始有り終無し。其の剋應は:田産に因りて是非を生出するを主り、或いは老母・婦人の一類の災厄、および退散離失の憂を主す;應驗の物は低窪潮濕の處の土器、或いは殼を帶ぶの土産、或いは方にして長の器物。休門が兌宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し吉格に合し、或いは下干が上干を生じ、或いは下干が上干に剋せられれば、皆に客方の兵の大勝を主す、但し事を辦するは不吉にして多く破败す。其の剋應は:婚姻和合の事有り、或いは好言に相勸められて益を得、或いは人の為に説合して財を得るを主す;應驗の物は鍾・盤の一類の口有る器、或いは水を盛りて破損せる器皿。

休加乾,乃宮生門,若下干生上干,或上干尅下干,戰利為客,求名得意,官訟得理,諸事求謀多耗散不遇,有始無終。尅應:主有貴人相扶,得珍寶之利,或親上結親。在物主形圓上等珍寶之物,或壺盞筆墨之器,或斧鋸鏡盆之物。休加中,乃宮尅門,若合吉格,大利為主,賊兵不戰自退。如上干尅下干,當防虛詐,凡謀為不遂,多敗少成。尅應:主田產中生財,或有陰人主張,而得水中茶鹽酒貨之財。在物主土磚石器,或瓦盆水缸,形方四正之物。

休門が乾宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し下干が上干を生じ、或いは上干が下干を剋すれば、作戰は客方に利有り、功名を求めて稱心し、官司を打てば理を得、但し其の余の各事は謀劃するに多半は耗散して遇合せず、始有り終無し。其の剋應は:貴人の扶助有り、珍寶の利を得、或いは親の上に親を加うを主す;應驗の物は形圓の上等珍寶、或いは壺盞筆墨の類、或いは斧鋸鏡盆の物。休門が中宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し吉格に合せば、大大に主方に利有り、賊兵は戰わずして自ら退かん。若し上干が下干を剋すれば、則ち虚に聲勢を張るの詐術を防ぐを要し、凡そ事を謀れば遂わず、多く敗れ少なく成る。其の剋應は:田産の上に於て財を生ずるを主り、或いは婦人の主事有りて水上の茶鹽酒貨の財を得;應驗の物は土磚石器、或いは瓦盆水缸の一類の方正の物。

巻三十七・八門飛加剋應・坤宮死門

二、黑坤宮、西南方、天芮星、死門、屬土,旺於四季辰戌丑未戊己年月日時。土能生物,而為不定之局,乃中央戊己之象,是五行之主,得五土之數,主四時運行,濟人利物。城隍司令、土社之神、高路田野、倉場窖庫、店業鋪戶、文章詩賦、雲霧砂石、嫠婦老母、算卜筮師、羸物山園、村女道姑、脾胃皮膚、腫脹肚腹、思慮牢獄、符藥丸子。

第二、二黑坤宮、位は西南方に在り、天芮星と死門とに配し、五行は土に属し、四季月および辰戌丑未と戊己の年月日時に旺す。土は能く萬物を生育す、然れど是れ一個の不固定の格局;其れは中央戊己に象を取り、是れ五行の主宰、五土の數を得、四時の運行を主管し、人を濟助し物を利益す。其の統ぶる所の類象は:城隍・司命の神・土地社壇の神、高路田野・倉場地窖庫房・店鋪商號、文章詩賦、雲霧砂石、寡婦と老母、卜算筮師、瘦弱の物と山園、村女道姑;病は脾胃皮膚に在り、腫脹腹疾を主り;事は思慮と牢獄、物は符藥丸散。

易曰:坤者,順也。因對宮艮土止而復生,有生則有死,故謂之死門,死之為言終也。宜攻城擊壘、行刑誅戮、射獵捕魚、種田耕地、填堤積水、塞井下葬、截路砌街,又宜訓練士卒、培養銳氣、受業修道、交易田產。

《周易》に曰く:坤とは、即ち順なり。對宮の艮土は止而復生の象なるを以て、生有れば則ち死有り、故に此の一宮は死門と叫ばる——「死」は終結の意なり。死門は攻城撃壘・行刑誅戮・射獵捕魚・種田耕地・築堤蓄水・塞井・下葬・截斷道路・鋪砌街道に宜し;又た士卒を訓練し・銳氣を培養し・師に從い業を受け道を修め・田産を交易するに宜し。

死加坤,乃門宮比和,若上下干相生,主客大利;若合吉格,諸事皆利;若合凶格,主客均不吉。如芮星同在坤宮為伏吟,只宜種田、置產、安埋、築牆、積糧、藏貨等事。尅應:主合婚、交易、田產,或鄉里耆老排解經管之事。在物布帛、斧柄之物,形直而方,有囊有腹,或帷幕轎衣、土石之物。

死門が坤宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し上下兩干が相生すれば、主客雙方は皆に大いに利有り;若し吉格に合せば、各事皆に利し;若し凶格に合せば、主客は皆に不吉。若し天芮星も亦た坤宮に在れば、便ち是れ伏吟、只だ種田・置産・安葬・築牆・屯糧・藏貨の此れらの事に宜し。其の剋應は:合婚・交易・田産を主り、或いは郷里の長者の出面して排解經管するの事;應驗の物は布帛・斧柄の一類、形狀は直にして方、袋有り腹有るの物、或いは帷幕・轎衣および土石の物。

死加兌,乃門生宮,若奇儀比合或相生,戰利為主,諸事先難後利;若合凶格,或上干尅下干,戰宜防詐,諸事有始無終。尅應:主祖宗吉地庇廕,又宜安葬、遷塋、置產、陰人之利。在物主有目有腹,或鍋磬缸罐之器。死加乾,乃門生宮,天地相通,若合吉格,奇儀相生,戰利為主;若合凶格,諸事破敗,求謀不遇。尅應:主和合親事則多進益,或捕獵種田,得田土交易之利,凡安葬遷改大吉。在物應貴重古器,或上圓下方,或寶石金玉之物。

死門が兌宮に飛加するは、門が宮を生ず;若し奇儀が比和し或いは相生せば、作戰は主方に利有り、各事は先難後利;若し凶格に合し、或いは上干が下干を剋すれば、作戰は詐術を防ぐを要し、各事は始有り終無し。其の剋應は:祖墳吉地の庇蔭を得るを主り、亦た安葬・遷墳・置産、および婦人の一方よりの利益に宜し;應驗の物は孔有り腹有るの物、或いは鍋・磬・缸・罐の一類の器皿。死門が乾宮に飛加するも、亦た門が宮を生ず、天地は相通ず;若し吉格に合して而も奇儀が相生せば、作戰は主方に利有り;若し凶格に合せば、各事は破败し、求謀は如願する能わず。其の剋應は:親事を促成すれば多く進益有るを主り、或いは捕獵種田・田土交易に倚りて利を得、凡そ安葬遷改は皆に大吉;應驗の物は貴重古器、或いは上圓下方の物、或いは寶石金玉。

坎,乃門尅宮,若奇儀相生比和,或上干尅下干,戰利為客、大勝,謀為諸事破敗,求吉召凶。尅應:主田土生非,或塚墓水反不通,龍神不結,四面無情,或舊事不明,陰人災厄。在物應有腹,或盛水之器,或土坑石春,形方而圓,或井欄瓦器。

死門が坎宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し奇儀が相生し或いは比和し、或いは上干が下干を剋すれば、作戰は客方に利有り而且に大勝す、但し各事を謀劃すれば皆に破败し、吉を求めて反って凶を招く。其の剋應は:田土の上に是非を生出するを主り、或いは墳墓の處の水流倒灌して通ぜず・龍脉の穴を結ばず・四面無情、或いは舊事の糾纏不清、および婦人の一方の災厄;應驗の物は腹有るの物、或いは水を盛るの器皿、或いは土坑石臼、形狀は方中に圓を帶ぶの物、或いは井欄瓦器。

死加艮,乃門宮比和,若天上奇儀生地下奇儀,或受地下之尅,戰利為主;若天上奇儀受地下奇儀生,或天上尅地下,戰利為客。如合吉格,或上下相生比和,諸事吉,凡謀為皆遂;合凶格,諸事艱難。若逢天芮星同於艮宮,為返吟格,宜犒賞散糧、折牆破屋、開河挖井,餘事不吉。尅應:主見陰人之益,或和合之事,主田地反覆,憂喜相半。在物為五穀雜糧,或瓦石之器,或生成美器,或塚墓所得可用之物。

死門が艮宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を生じ、或いは反って地盤に剋せられれば、作戰は主方に利有り;若し天盤奇儀が地盤奇儀の生を受け、或いは天盤が地盤を剋すれば、作戰は客方に利有り。若し吉格に合し、或いは上下が相生比和せば、各事皆に吉にして、凡そ謀有る所は皆に如願することを得ん;若し凶格に合せば、各事は艱難。倘若天芮星も亦た艮宮に在れば、則ち返吟格と成り、只だ軍士を犒賞し・糧食を發放し・牆を拆し屋を破り・河を開き井を挖るに宜しく、其の余の事は皆に不吉。其の剋應は:婦人の一方の好處を得、或いは和合の事有るを主す;又た田地の反覆變動を主り、憂喜は各半;應驗の物は五穀雜糧、或いは瓦石の器、或いは天然生成の美器、或いは墳墓中より得たるの可用の物。

死加震,乃門被宮尅,若上生下,或下尅上,戰利為客;若合吉格,諸事有勢,但吉而不實耳;若合凶格,主有始無終。尅應:主得山林之財,或動中之利,或田產退敗,或陰地崩塌水反,或陰人災病。在物主土木相兼之器,或常動門樞,或木杵長棍。死加巽,乃宮尅門,若下干尅上干,或上干生下干,戰利為主,求名訟事得意;若上干尅下干,或合凶格,諸事有始無終,所圖不遂,戰防虛詐。尅應:主家宅有暗耗,或妻妾不和,因園圃生災,或有重婚私配。在物主不通之物,或懸吊土石之器,或帶土連根之物,或土產新味。

死門が震宮に飛加するは、門は宮に剋せられ;若し上盤が下盤を生じ、或いは下盤が上盤を剋すれば、作戰は客方に利有り;若し吉格に合せば、各事は看れば聲勢有るも、只だ吉にして實ならず;若し凶格に合せば、則ち始有り終無し。其の剋應は:山林の財を得、或いは走動中に利を獲るを主す;亦た田産の退敗、或いは墳地の崩塌・水流倒灌、或いは婦人の一方の災病を主す;應驗の物は土木合成の器、或いは常に轉動する門樞、或いは木杵長棍。死門が巽宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し下干が上干を剋し、或いは上干が下干を生ずれば、作戰は主方に利有り、功名を求め官司を打つも皆に稱心;若し上干が下干を剋し、或いは凶格に合せば、各事は始有り終無く、圖る所は遂わず、作戰は虚詐を防ぐを要す。其の剋應は:家宅に暗中の耗損有り、或いは妻妾不和、或いは園圃に因りて災を生じ、或いは重婚私配の事有るを主す;應驗の物は不通の物、或いは懸吊せる土石の器、或いは土を帶び根に連なる物、或いは新出の土産の味。

死加離,乃宮生門,若奇儀下生上,或上尅下,戰利為客;若奇儀上生下,或下尅上,戰宜用謀得勝,諸事耗費不實。尅應:主和合喜慶,宅舍興隆,添丁進口,因喜費財,或有陰人當權。在物主文書筆硯,或箱盒火櫃,或煉煆之物,或火鑪火器。死加中,乃門宮比和,若合吉格,為主客俱利,再詳主客用法。如合吉格,上下干相生合,諸事迪吉,凡謀為皆遂;或上干尅下,戰宜固守,諸事破敗,求吉召非。尅應:主田產交易,或陰人有益。若天禽歸中,宜安埋動土,築牆填塞。在物主土器,或舊物,或土中磚石,或土坑石匣之類。

死門が離宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し奇儀が下より上を生じ、或いは上が下を剋すれば、作戰は客方に利有り;若し奇儀が上より下を生じ、或いは下が上を剋すれば、作戰は計謀を用いて勝を取るに宜しく、各事は皆に費錢にして實在せず。其の剋應は:和合喜慶を主り、宅舍は興隆し、丁を添え口を進め、喜事に因りて錢を費し、或いは婦人の當權有り;應驗の物は文書筆硯、或いは箱盒火櫃、或いは鍛鍊を經たるの物、或いは火爐火器。死門が中宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し吉格に合せば、主客雙方は皆に利有り、還た再び主客の用法を分清するを要す。若し吉格に合して而も上下兩干が相生相合すれば、各事皆に吉にして、凡そ謀有る所は皆に如願することを得ん;若し是れ上干が下干を剋するなれば、作戰は固守に宜しく、各事は破败し、吉を求めて反って是非を招く。其の剋應は:田産交易を主り、或いは婦人の處より益を得。若し天禽星が中宮に回歸せば、則ち安葬動土・築牆填塞に宜し;應驗の物は土器、或いは舊物、或いは土中の磚石、或いは土坑石匣の類。

巻三十七・八門飛加剋應・震宮傷門

三、碧震宮,正東方、天沖星、傷門屬木,旺於春夏甲乙寅卯年月日時,動能結物,而為妻財,乃東方日出、上弦之象、二八之數。內翰禁廷、風雷恭肅、甲乙青龍、泰嶽宮觀、山林震動、廟宇家神、舟船車馬、林麓妖怪、肝膽四肢、長男憂喜、遊獵威聲、相貌長大、蒜菜瓜菓、腥酸鮮味、巧樣長物。

第三、三碧震宮、位は正東方に在り、天冲星と傷門とに配し、五行は木に属し、春夏および甲乙寅卯の年月日時に旺す;木は動いて能く果實を結び、六亲中に於て妻財と為り、東方日出・上弦の月に象を取り、其の數は二八。其の統ぶる所の類象は:內廷翰林と宮禁朝廷、風雷と恭敬肅穆、甲乙と青龍、泰山・宮觀、山林震動、廟宇家神、舟船車馬、山林麓野と妖怪;病は肝膽四肢に在り;人は長男、事は憂喜・遊獵、威名聲勢・相貌高大を主る;物は蒜菜瓜果、味は腥酸鮮美、又た樣式精巧の長形の物を主す。

易曰:震者,動也。動而受對宮兌金之傷,故謂之傷門,傷之為言損也。宜擊賊張威、捕捉、索債、斬邪、伐惡、積糧收貨、陰謀密計、動中有益、射獵打圍。

《周易》に曰く:震とは、即ち動なり。動いて而も對宮の兌金の傷害を受く、故に之を傷門と叫ぶ——「傷」は損傷の意なり。傷門は賊を擊ち聲威を張揚し・捕捉・債を索め・邪祟を斬除し・凶惡を討伐し・糧を屯め貨を收め・秘密の計謀を施行するに宜し;凡そ走動の中に在るの事は皆に益有り、亦た射獵圍捕に宜し。

傷加震,乃門宮比和,主客皆利。若合吉格,天上奇儀生合地下奇儀,則諸事大吉,凡謀為喜事重逢。若遇天沖星同臨震宮,為伏吟格,戰宜固守,軍兵演習,培養銳氣,積糧置貨,種樹編籬。尅應:主山林交易,或木貨得利,或長男和合之事。在物主多節,或有聲之器,或繁鮮、筍菜、免魚之味。

傷門が震宮に飛加するは、門と宮と比和し、主客雙方は皆に利有り。若し吉格に合し、天盤奇儀が又た地盤奇儀を生合せば、那麼各事は大吉にして、凡そ謀有る所は皆に喜事重重。若し天冲星も亦た同じく震宮に臨めば、則ち伏吟格と成る:作戰は固守に宜しく、只だ軍隊を操練し・銳氣を培養し・糧を屯め貨を置き・樹を種え籬を編むに宜し。其の剋應は:山林交易を主り、或いは木貨を經營して利を得、或いは長男の和合の事有り;應驗の物は多節の物、或いは能く發聲する器具、或いは繁盛鮮嫩の筍菜と兔・魚の一類の鮮味。

傷加巽,乃門宮比和,若上下奇儀生合,主客皆利;上下相尅,諸事不吉,戰則詳主客用之。尅應:主和合婚姻,男女喜事,或木貨之利,亦主動中得財。在物長短二事之物,或進出隱微懸吊之物,或枝葉茂盛菓品之屬。

傷門が巽宮に飛加するも、亦た門と宮と比和す;若し上下の奇儀が相生相合すれば、主客は皆に利有り;若し上下が相剋すれば、各事は不吉にして、作戰の時は主客を分清して後取用するを要す。其の剋應は:婚姻・男女の喜事を促成するを主り、或いは木貨を經營して利を得、亦た走動中に財を得るを主す;應驗の物は長短兩樣の配りて一處に在るの物、或いは進出隱微・懸吊の物、或いは枝葉茂盛の果品の類。

傷加離,乃門生宮,若合吉格,或天上生合地下,戰利為主,諸事不謀自就;若上干尅下干,戰利為客,諸事先吉後憂。尅應:主有山林之利,合歡喜悅交易,或宅舍興隆進益美滿。在物美文書詩畫長尖之物,或野味烘醃、麂獐、鹿馬之類。

傷門が離宮に飛加するは、門が宮を生ず;若し吉格に合し、或いは天盤が地盤を生合せば、作戰は主方に利有り、各事は謀劃せずして自然に成就す;若し上干が下干を剋すれば、作戰は客方に利有り、各事は先吉後憂。其の剋應は:山林の利を得るを主り、歡歡喜喜の交易有り、或いは宅舍興隆・進益美滿;應驗の物は精美の文書詩畫の一類の長にして尖の物、或いは野味熏腌の物、および麂・獐・鹿・馬の類。

傷加坤,乃門尅宮,若天上奇儀尅地下奇儀,或上受下生,戰則大利,為客奏凱而回;圖謀諸事,求吉招凶,破敗無成。若下尅上,或上下干比和,只宜守舊,戰宜固守。尅應:有動中之非,或木貨之憂,婚姻之費,陰人之厄。在為土木相兼,或花草、古盆,或石春、石缸,或土產之味。

傷門が坤宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋し、或いは天盤が地盤の生を受くれば、作戰は便ち大いに利有り、客方は奏凱して歸ることを得ん;但し各事を謀劃すれば則ち吉を求めて凶を招き、破败して成る無し。若し下が上を剋し、或いは上下兩干が比和すれば、則ち只だ守舊に宜しく、作戰は固守に宜し。其の剋應は:走動中に是非を生出するを主り、或いは木貨に因りて憂を生じ、或いは婚姻の為に破費し、或いは婦人の一方の災厄有り;應驗の物は土木合成の物、或いは花草・古盆、或いは石臼・石缸、或いは土産の味。

傷加兌,乃宮尅門,若地下奇儀尅天上奇儀,或上生下,戰利為主大勝,諸事吉;若上尅下,或比和,戰宜防詐,諸事不利,有破敗耗散之憂。若天沖同臨兌宮,為返吟,宜散眾分賞,伐木脫貨,圖謀諸事,反覆難成。克應:有口舌虛驚,或伐木房屋驚憂,或因陰人破敗。在物或金木相兼刀斧之屬,或有口之物,或雞魚之味。

傷門が兌宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し地盤奇儀が天盤奇儀を剋し、或いは上が下を生ずれば、作戰は主方に利有り而且に大勝し、各事皆に吉;若し上が下を剋し、或いは彼此が比和すれば、作戰は詐術を防ぐを要し、各事は不利にして、破败耗散の憂有り。若し天冲星も亦た同じく兌宮に臨めば、則ち返吟と成る:只だ衆人を遣散し・賞賜を分發し・木を伐り・貨物を脫手するに宜しく、其の余の謀劃の事は反覆して成り難し。其の剋應は:口舌と虚驚と有り、或いは伐木・房屋の事に因りて驚憂し、或いは婦人の一方に因りて破败す;應驗の物は金木合成の刀斧の類、或いは口有るの物、或いは雞・魚の味。

傷加乾,乃宮尅門,若合吉格,戰利為主,凡為先破後成;合凶格,或上尅下,戰防後敗,圖謀諸事大凶。尅應:主有貴人相助,獲山林木貨之財。在物貴重珍寶之器,或鐘磬文器,或破損木器,或菓栗、桃棗有核之物,豬鵝首美味。

傷門が乾宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し吉格に合せば、作戰は主方に利有り、事を辦するは先破後成;若し凶格に合し、或いは上が下を剋すれば、作戰は後來の失敗を防ぐを要し、各事を謀劃すれば大凶。其の剋應は:貴人の相助有るを主り、山林木貨の財を獲得す;應驗の物は貴重珍寶の器、或いは鍾磬の一類の禮樂文器、或いは破損の木器、或いは栗子・桃棗の一類の核有るの果品、および猪頭鵝頭の一類の美味。

傷加坎,乃宮生門,若地下奇儀生合天上奇儀,戰宜為客大勝,諸事破敗;若上尅下,或下生上,亦利為客,凡為大凶。尅應:主田產、五穀、山林之利,交利貨物木器得利。在物花木繁鮮近水之物,或浮物木器雨傘舟車,或時菓鮮品佳味。

傷門が坎宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し地盤奇儀が天盤奇儀を生合せば、作戰は客方を為すに宜しく、大勝を獲ることを得ん、但し各事は破败す;若し上が下を剋し、或いは下が上を生ずれば、亦た客方に利有り、而して事を辦すれば大凶。其の剋應は:田産・五穀・山林の利を得るを主り、貨物を交易し・木器を經營して利を得;應驗の物は水邊に近き繁茂鮮嫩の花木、或いは水上に浮ぶの木器・雨傘・舟車、或いは應時の鮮美果品。

傷加艮,乃門尅宮,若天上奇儀尅地下奇儀,戰利為客,諸事多破敗,耗散招非;若下尅上,或比和,諸事無後。尅應:因長男破敗,或動中生非,或因林木為害。在物主可仰可覆,或木土相連,或四時花木,或虎豹、魚菜之味。傷加中,乃門尅宮,若合吉格,或上尅下,戰利為客,凡為諸事不吉;若合凶格,或下尅上,戰宜固守,凡事宜守舊。尅應:不宜動作,或開溝通渠,或挖古墓神祠招災。在物為長木器櫃匣之類,或瓦盆花草、土產無味之物。

傷門が艮宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋すれば、作戰は客方に利有り、但し各事は多く破败し、耗散して是非を招惹す;若し下が上を剋し、或いは彼此が比和すれば、各事は皆に後續無し。其の剋應は:長男に因りて破败し、或いは走動中に是非を生出し、或いは林木に因りて害を受く;應驗の物は仰ぐ可く覆る可きの物、或いは木土相连の物、或いは四時の花木、或いは虎豹および魚菜の味。傷門が中宮に飛加するも、亦た門が宮を剋す;若し吉格に合し、或いは上が下を剋すれば、作戰は客方に利有り、但し事を辦するは各樣不吉;若し凶格に合し、或いは下が上を剋すれば、作戰は固守に宜しく、凡事は守舊に宜し。其の剋應は:舉動有るに宜しからず、若し溝を開き渠を通じ、或いは古墓神祠を挖掘せば、皆に災を招かん;應驗の物は長木器と櫃匣の類、或いは瓦盆花草・滋味無きの土産。

巻三十七・八門飛加剋應・巽宮杜門

四、綠巽宮,東南方、天輔星、杜門屬木,旺於春夏甲乙寅卯年月日時,能收斂闔閉,隱伏蓋藏。山林竹舍、進退藏匿、芧岡樹蓬、長途遠遁、懸吊逃避、工巧機關、形長繩索、諸事不呆、秀士隱士、長女新婦、絶姻神廟、股肱手足、風寒氣證、肝膽眼目、鮮味木菓。

第四、四綠巽宮、位は東南方に在り、天輔星と杜門とに配し、五行は木に属し、春夏および甲乙寅卯の年月日時に旺す;其の性能は收斂閉合・隱伏遮藏なり。其の統ぶる所の類象は:山林竹屋、進退と藏匿、茅岡樹叢、長途遠遁、懸吊と逃避、工巧機關、形狀細長の繩索、凡事は靈活にして呆板ならず;人は秀士隱士・長女新婦;地は香火の斷えたる神廟;部位は股肱手足に在り、病は風寒・氣證および肝膽眼目の疾;物は鮮美の果木。

易曰:巽者入也。因對宮乾金之尅勢,不得不斂,而退藏以避之,故謂之杜門,杜之為言絶也。宜掩捕逃亡,誅斬凶惡,剪伐不平,判決刑獄,填塞溝坑,邀截道路,避災殺禍,藏埋藏補砌。

《周易》に曰く:巽とは、即ち入なり。對宮の乾金の剋制の勢いの逼り來るを以て、收斂せざるを得ず、退藏して以て躲避を求む、故に之を杜門と叫ぶ——「杜」は斷絶の意なり。杜門は逃亡の人を掩捕し・凶惡を誅斬し・不平の事を剪除し・刑獄を判決し・溝坑を填塞し・道路を攔截し・災禍を躲避し、および埋藏・修補砌築の事に宜し。

杜加巽,乃門宮比和,若天上奇儀生地下奇儀,或比和,戰利為主,百事吉慶,所圖皆遂;若下尅上,亦利主,求名吉,官訟宜,餘大凶。如天輔星同臨巽宮,為伏吟格,宜積糧收買,埋窖財寶,種園栽樹,隱遁修仙。尅應:有親上加親,重重闇昧,心事不露,當主木貨、菓品之利。在物為繩索懸吊之器,或精巧木竹木之物,或風箱、匣櫃、扇等物。

杜門が巽宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を生じ、或いは彼此が比和すれば、作戰は主方に利有り、百事は吉慶にして、圖る所は皆に如願することを得ん;若し下が上を剋すれば、亦た主方に利有り、功名を求むれば吉にして官司を打つは相宜、其の余の事は則ち大凶。若し天輔星も亦た同じく巽宮に臨めば、則ち伏吟格と成る:糧を屯め貨を收購し・財寶を地窖に埋め・園を種え樹を栽え・隱遁修道するに宜し。其の剋應は:親の上に親を加うの事有り、其の中は重重に暗昧にして、心事は肯んじて外露せず;又た木貨・果品を經營して利を得るを主す;應驗の物は繩索と懸吊の器具、或いは精巧の竹木の物、或いは風箱・匣櫃・扇子等の物。

杜加離,乃門生宮,若天上奇儀合地下奇儀,戰利為主,諸事皆遂,許多進益;若下尅上,或比和,亦利主,但須以利誘之,則能取勝,凡事雖吉,先要費力方妥。尅應:有陰人之利,或重婚私合,或寡婦之家財。在物主筋杓火箱、風箱,或野鴨、兔鹿、鵲鳥之味。

杜門が離宮に飛加するは、門が宮を生ず;若し天盤奇儀が地盤奇儀と相合すれば、作戰は主方に利有り、各事皆に遂心にして、進益甚だ多し;若し下が上を剋し、或いは彼此が比和すれば、亦た主方に利有り、不過必ず須らく利益を用いて對方を引誘して乃ち勝を取ることを得ん;凡事は雖ど吉なれど、亦た先ず一番の氣力を費して後に乃ち妥當なり。其の剋應は:婦人の一方の利を得るを主り、或いは重婚私合の事有り、或いは寡婦の家財を得;應驗の物は筋・勺・火箱・風箱、或いは野鴨・兔・鹿・鵲鳥の一類の滋味。

杜加坤,乃門克宮,若天上奇儀克地下奇儀,或下生上,為客兵大勝,諸事招凶;若上生下,或合吉格,其凶災免半。克應:有山林之厄,陰人之憂,婚姻被藏隱之害。在物形長有腹,或木土相兼之物,或帶枝時菓,或山羊、蛇牛之味。

杜門が坤宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋し、或いは下が上を生ずれば、主客方の兵は大勝す、而して事を辦すれば凶を招く;若し上が下を生じ、或いは吉格に合せば、凶災は一半を免去することを得ん。其の剋應は:山林方面の厄難有り、婦人の一方の憂患有り、婚姻の上に於て隱藏して露せざるの害を受く;應驗の物は形長にして腹有るの物、或いは木土合成の物、或いは枝を帶ぶの時令果品、或いは山羊・蛇・牛の一類の滋味。

杜加兌,乃宮克門,若地下奇儀克天上奇儀,或上生下,戰利為主,諸事皆吉,先破費而後成耳;若上克下,事雖吉不免艱難,戰不可攻,當防虛詐。克應:主口舌驚憂,有因山林破耗,或有重婚之費,或親上加親,或剖明舊事。在物主破損之物,或有口眼長圓有聲、開閉有時、懸吊之物。

杜門が兌宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し地盤奇儀が天盤奇儀を剋し、或いは上が下を生ずれば、作戰は主方に利有り、各事皆に吉、只だ是れ先ず破費して後に乃ち成る;若し上が下を剋すれば、事情は雖ど吉なれど亦た艱難を免れず、作戰は強攻する可からず、當に虚張の詐術を提防すべし。其の剋應は:口舌と驚憂と有るを主り、或いは山林の事に因りて財を破り耗損し、或いは重婚の花費有り、或いは親の上に親を加え、或いは舊事の剖白清楚を得;應驗の物は破損の物、或いは口有り眼有り・長圓にして能く發聲し・時に按じて開閉し・懸吊せらるるの物。

杜加乾,乃宮克門,若天上奇儀生地下奇儀,或下克上,戰利為主,凡事皆吉,但先耗費而後有益耳。克應:主陽盛陰衰,老少不投,心各不易。在物為金木相兼之器,或形長圓,如斧鋤扇棍之屬。

杜門が乾宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を生じ、或いは下が上を剋すれば、作戰は主方に利有り、凡事皆に吉、只だ是れ先ず耗費して後に乃ち益を得。其の剋應は:陽盛陰衰を主り、老少の間は合せず、各々心思は同じからずして改變し難し;應驗の物は金木合成の器、或いは形狀長圓の物、斧・鋤・扇・棍の類のごとき。

杜加坎,乃宮生門,若天上奇盤克地下奇儀,或下生上,戰利為客,所圖諸事,必逢騙陷;若上生下,戰以智取,諸事平常。園圃、水利、魚鹽、茶利,或交易合婚之喜,或舟中得意。在物主浮輕、野菜、彩色、詩書、紙筆、舟船、海味、鮮品,或水去無形之屬。

杜門が坎宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋し、或いは下が上を生ずれば、作戰は客方に利有り、但し圖る所の各事は必ず欺騙と陷害とに遇わん;若し上が下を生ずれば、作戰は智謀を用いて勝を取るを要し、各事は平平常常。其の剋應は:園圃・水利・魚鹽・茶葉の利を主り、或いは交易と合婚の喜有り、或いは舟船の中に於て稱心得意;應驗の物は輕浮の物・野菜・彩色の物・詩書紙筆・舟船・海味鮮品、或いは水流に随いて去りて形迹無きの物。

杜加艮,乃門克宮,若天上奇儀克地下奇儀,或下生上,戰利客兵大勝,凡謀為破敗,求吉招凶;若上生下,其凶稍可。克應:主陰人之非,田產之厄,山林閉塞,婚姻破耗。在物主繩索相連,或盛物之器,或有肱股之物,或木梯板櫈之屬。

杜門が艮宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋し、或いは下が上を生ずれば、作戰は客方に利有り、客兵は大勝す、但し凡そ謀劃有れば皆に破败し、吉を求めて反って凶を招く;若し上が下を生ずれば、凶險は便ち稍か好轉す。其の剋應は:婦人の一方に因りて是非を生出するを主り、田産の上の厄難有り、山林は閉塞不通、婚姻の上に破費耗損有り;應驗の物は繩索相连の物、或いは物を盛るの器皿、或いは腿脚を支撐する物有るの類、或いは木梯板凳の類。

杜加震,乃門宮比和,若天地奇儀生合,為大吉之格,戰宜主和則吉;若上生下,皆有進益,所圖皆遂;若上克下,諸凡先吉後憂,或因美事耗財費力。克應:宜交易山林之貨,或合婚、進口,而動靜有益。在物有長短相配,或進出不常之物,或多菜、雞、魚、蹄、兔之味。

杜門が震宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し天地兩盤の奇儀が相生相合すれば、便ち是れ大吉の格、作戰は主方に於て講和を為すに宜しく吉と為す;若し上が下を生ずれば、雙方は皆に進益有り、圖る所は皆に如願することを得ん;若し上が下を剋すれば、各事は先吉後憂、或いは好事に因りて財を耗し力を費す。其の剋應は:山林貨物を交易するに宜しく、或いは婚事を辦し・人口を添え、動與靜と皆に益有り;應驗の物は長短相配の物、或いは進出無常の物、或いは蔬菜・雞・魚・蹄・兔の一類の滋味。

杜加中,乃門克宮,若天上奇儀克地下奇儀,或下生上,百戰百勝,大利客兵,諸事不吉,反破財生憂。克應:主家宅不安,古樹木為害,陰人生非,或動土所犯,主老陰人,或宅主生憂。在物土木花盆、石舂、碗盤、美味、新物、土產之器。五、黃中宮:天禽星屬土,旺於四季戊己辰戌丑未年月日時,乃君主。五行不定,隨局從使,變化五行,吉凶之所主也,用者詳之。宜出師征伐,禳災祈福,驅瘟遣崇,賞功封爵,上任、求名利、婚嫁、請謁、造葬。若合吉格,萬事大吉,但主客須各詳其用。

杜門が中宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋し、或いは下が上を生ずれば、則ち百戰百勝にして、大大に客方の兵に利有り、但し各事は不吉にして、反って財を破り憂を生ず。其の剋應は:家宅の不安を主り、古樹の作害有り、婦人の一方は是非を生出し、或いは動土の冲犯に因り、老年の婦人或いは宅主の憂を生ずるを主す;應驗の物は土木花盆・石臼・碗盤、および美味・新物と土産器皿。第五、五黃中宮:天禽星に配し、五行は土に属し、四季月および戊己辰戌丑未の年月日時に旺し、其れは九宮の君主なり。中宮の五行は固定せず、局の變化に随いて値使に聽命し、五行も亦た之に随いて變化し、吉凶は皆に其れに由りて主を作す、使用の人は仔細に推詳するを要す。其れは師を出して征伐し・災を禳ぎ福を祈り・瘟疫を驅除し・作祟する物を遣送し・功を賞し爵を封じ・上任・名利を求取し・婚嫁・請謁・營造安葬に宜し。若し吉格に合せば、萬事大吉;不過主客兩方は仍りて各々用法を詳審するを須らん。

巻三十七・八門飛加剋應・乾宮開門

六、白乾宮,西北方,開門、天心星屬金,旺於秋冬庚辛申酉年月日時,金能殺物,而為官鬼,乃西方日入下弦之象,為四九之數。顯官、重權威武、老人憎道、寶石銅鐵、金石絲聲、安老康寧、庚辛白虎、冷煖剛金、色白形圓、體堅多骨、首腦股筋、咳嗽肺疾、刀針鎚鈴、眉舌頭頂、馬鵝味辛。

第六、六白乾宮、位は西北方に在り、開門と天心星とに配し、五行は金に属し、秋冬および庚辛申酉の年月日時に旺す;金は能く萬物を肅殺し、六亲中に於て官鬼と為り、西方日落・下弦の月に象を取り、其の數は四九。其の統ぶる所の類象は:顯要官員、重權威武、老人と僧道、寶石銅鐵、金石と絲弦の聲、老人安康寧泰、庚辛と白虎、冷暖剛硬の金;色は白形は圓、體質は堅硬多骨;部位は頭腦と股筋とに在り、病は咳嗽肺疾;物は刀針錘鈴;又た眉・舌・頭頂、および馬・鵝と辛辣の味を主す。

易曰:乾,健也。乾為天,天行健而不息,因對宮巽木受乾金之克而杜絕則閉矣。造化終無絕閉之理,閉則復開,故謂之開門,開之為言闢也。宜興師征伐,請謁求名,上官赴任,出入求謀,造葬安營,婚嫁更改,療病合藥,求福祈晴,開門放水,萬事大吉。

《周易》に曰く:乾とは、即ち健なり。乾は天と為り、天の運行は剛健にして息まず。對宮の巽木が乾金に剋せられて閉塞斷絶するを以て、然れど造化の理は終竟に永遠の閉絶の理無く、閉すること極に至れば便ち重ねて開かる、故に此の一宮は開門と叫ばる——「開」は開闢の意なり。開門は師を興して征伐し・請謁求名・上任赴任・出入求謀・營造安葬・安營・婚嫁と舊事を更改し・治病配藥・福を求め晴天を祈求し・閘を開き水を放つに宜しく、萬事大吉なり。

開加乾,乃門宮比和,若天地奇儀相生相合,戰則主客均利,諸事大吉,百謀百就;若上克下,戰利客,諸事有始無終。若天心星同臨,為伏吟格,宜訪道求賢、積糧收貨、練兵藏寶、埋伏取勝。克應:有貴人相欽、士庶同心喜悅、陳雷、軍兵合意。在物主金玉貴品,或有首之物,或有聲圓物,與鏡錢之屬。

開門が乾宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し天地兩盤の奇儀が相生相合すれば、作戰は則ち主客皆に利有り、各事は大吉にして、百謀百成;若し上が下を剋すれば、作戰は客方に利有り、各事は始有り終無し。若し天心星も亦た同じく臨めば、則ち伏吟格と成る:道を訪い賢を求め・糧を屯め貨を收め・兵を練り寶を藏し・伏を設けて勝を取るに宜し。其の剋應は:貴人の相敬重する有り、士人百姓は同心歡喜し、雷聲は陣陣として、軍兵の上下は合意す;應驗の物は金玉の貴重物品、或いは頭有るの物、或いは能く發聲する圓形の物、および鏡子・錢幣の類。

開加坎,乃門生宮,若天盤奇儀生合地盤而合吉格,戰利為主,凡為一切諸事,多進益美滿;若上下相剋刑沖,諸事半吉,戰宜機變。克應:有父母之靠,或官貴之力,而有珍寶之利,公門之望。在物主沉水之物,或茶、酒、瓶、盤、鍾、盂之屬。

開門が坎宮に飛加するは、門が宮を生ず;若し天盤奇儀が地盤を生合して而も吉格に合せば、作戰は主方に利有り、辦する所の一切の事情は多く進益有り・美滿如意;若し上下が相剋し或いは刑冲有れば、各事は只だ半吉と算し、作戰は隨機應變するを要す。其の剋應は:父母の倚靠すべき有り、或いは官員貴人の力を得、因りて珍寶の利を獲得し・官府の中に聲望有り;應驗の物は水裡に沉むの物、或いは茶・酒・瓶・盤・鍾・盂の類。

開加艮,乃宮生門,若地盤奇盤生合天盤,戰利為客,諸事先耗費而後有益;若下克上,諸事先吉後凶,戰則先敗後勝。克應:因山林破費,或好事破財,因名失利。在物主金石相兼寶物,或首飾手鐲,或有聲價之器。

開門が艮宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し地盤奇儀が天盤を生合せば、作戰は客方に利有り、各事は先ず耗費して後に益を得;若し下が上を剋すれば、各事は先吉後凶、作戰は則ち先敗後勝す。其の剋應は:山林の事に因りて破費し、或いは好事に因りて財を破り、名聲を求めて而して實利を失う;應驗の物は金石合成の寶物、或いは首飾手鐲、或いは身價有るの器物。

開加震,乃門克宮,若天上奇儀克地下奇儀,戰利為客,凡為諸事因吉招凶;若下克上,凡為不美,戰勝勿追。克應:有官貴之厄,或錢糧長者之憂,或以大欺小。在物主金木相兼之器,或鐘聲響器,或短圓之器,或犯當神之怒。

開門が震宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋すれば、作戰は客方に利有り、但し各樣の事を辦せば皆に吉に因りて凶を招かん;若し下が上を剋すれば、辦する所の事は美ならず、作戰は勝を得るも追擊する勿れ。其の剋應は:官員貴人よりの厄難有り、或いは錢糧の為・尊長の為に憂え、或いは大を以て小を欺く;應驗の物は金木合成の器、或いは鍾の一類の響器、或いは短にして圓の器物、或いは當方の神靈を冲犯して其の怒を招く。

開加巽,乃門克宮,若天上奇儀克地下奇儀,戰利為客,一切諸事不可求謀,恐遭破敗;若下生上,皆為不吉。若天心星同臨巽宮,為反吟格,宜散糧、賞賜、開門、放水、遷營、改換。克應:或得罪貴人,或老少不和,或有陰人之非,或逢刀傷、斧砍、虛驚。在物主鋒利斧鎚,木金相兼之器。

開門が巽宮に飛加するは、門が宮を剋す;若し天盤奇儀が地盤奇儀を剋すれば、作戰は客方に利有り、一切の事情は皆に謀求する可からず、破败に遭わんことを恐る;若し下が上を生ずれば、亦た皆に不吉。若し天心星も亦た同じく巽宮に臨めば、則ち返吟格と成る:糧食を發放し・賞賜を頒行し・閘を開き水を放ち・營寨を遷移し・更改變換するに宜し。其の剋應は:或いは貴人に罪を得、或いは老少不和、或いは婦人の一方に因りて是非を生じ、或いは刀傷斧砍と虚驚とに遭遇す;應驗の物は鋒利の斧頭鐵錘、および木金合成の器具。

開加離,乃宮克門,若地盤奇儀克天盤,戰利為主大勝,若求名官訟大吉,餘事耗財無終;若下生上,亦不吉。克應:有文書之憂,或陰人為禍,宅舍暗敗,或因燒丹費財,或有犯官貴長者。在物主煆煉爐冶傾銷等物,無用之器,鑄造圓尖之物。

開門が離宮に飛加するは、宮が門を剋す;若し地盤奇儀が天盤を剋すれば、作戰は主方に利有り而且に大勝し、功名を求め官司を打つも皆に大吉、其の余の事は則ち財を耗して結果無し;若し下が上を生ずれば、亦た一樣に不吉。其の剋應は:文書の上の憂患有り、或いは婦人の一方に因りて禍を招き、宅舍は暗中に敗落し、或いは丹を煉し藥を燒くに因りて破費し、或いは官員貴人と尊長とを冲犯す;應驗の物は鍛鍊・爐冶・熔銷の一類の物、無用の器具、および鋳造して圓形尖形と成れるの物。

開加坤,乃宮生門,若地盤奇儀生合天盤,或合吉格,戰宜為客大利,諸事先虛後實;若上克下,諸事休舉。克應:有合和婚親之喜,或得土中之利,田產布帛之財。在物主美器、金石之物,或土中古器,或二事交互之物。

開門が坤宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し地盤奇儀が天盤を生合し、或いは上吉格に合せば、作戰は客方を為すに宜しく、大いに利有り、各事は先虚後實;若し上が下を剋すれば、各事は便ち皆に舉辦する勿れ。其の剋應は:婚事親事を促成するの喜慶有り、或いは土地中の利益・田産布帛の財富を得;應驗の物は精美の器皿・金石の物、或いは土中より掘出したるの古器、或いは兩樣の物の交互に合成せる物。

開加兌,乃門宮比和,若上下奇儀生合,又合吉格,戰征主客均利,凡為諸事皆吉;若上克下,戰利客兵,諸事先吉後憂;如下克上,諸事先憂後喜。克應:主因說合相投耗費,或花酒中破敗。在物主有口、有鋒缺圓之器,或陰人之物,或刀針、燈臺、夾剪。

開門が兌宮に飛加するは、門と宮と比和す;若し上下の奇儀が相生相合し、又た吉格に合せば、作戰は主客皆に利有り、辦する所の各事は皆に吉;若し上が下を剋すれば、作戰は客方の兵に利有り、各事は先吉後憂;若し下が上を剋すれば、各事は先憂後喜。其の剋應は:人の為に説合し・彼此投契するに因りて破費するを主り、或いは花酒場中に敗落す;應驗の物は口有り・鋒刃有り・殘缺或いは圓形の器具、或いは婦人の用物、或いは刀針・燈臺・剪刀の類。

開加中,乃宮生門,若合吉格,上下奇儀生合,主客均利。此為子入母腹,又曰抱胎從原,主多發福,諸事吉,百謀百就;如合凶格,吉事減半。克應:主有貴人臨門,子母六親重會,或故舊交好,每有進益。在物主金玉寶石、大小方圓之器,或土塞腹滿之器,或土中舊銅物器。

開門が中宮に飛加するは、宮が門を生ず;若し吉格に合して而も上下の奇儀が相生相合すれば、主客は皆に利有り。此れを「子入母腹」と叫び、又た「抱胎從原」と叫び、多く福氣有るを主り、各事皆に吉にして、百謀百成;若し凶格に合せば、吉事は便ち一半を減ず。其の剋應は:貴人の登門有るを主り、母子六親は重ねて團聚し、或いは故交舊友と交好し、常に進益有り;應驗の物は金玉寶石・大小方圓の器皿、或いは土に塞がれて腹肚を滿たせる器物、或いは土中に埋るるの舊銅器。

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