Libo

謬加天乙乱神祇

明 · 张松源 · 第3巻 / 7

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

後天坎下,先天之坤,陰中藏陽,陽貴所起,後天坤位,老陰退申,得其所止,陰貴起焉。一干統二,順逆求合,避去魁罡,去其沖首,陰時用陽,陽時用陽,靜動互根,陰陽顛倒,干用支貴,支用干貴,天地兩盤,各有其貴,世人不知,顛倒誤戾。

これは経文第六句の四言正文で、専ら天乙貴人の正確な起法を講ずる。後天八卦の坎位は下(正北の子位)にあり、この位置は先天八卦において正に坤卦である。坤は純陰であるが、陰の中に一点の陽を蔵す。ゆえに「陽貴」はここより起こる。後天八卦の坤位は西南にあり、老陰の退居して申にあるところで、陰気はここに至りてその帰宿を得る。ゆえに「陰貴」はここより起こる。每一つの天干は両個の貴人(一陽一陰)を統轄し、あるいは順あるいは逆してその干合の神を求める。排布するときは辰・戌の二宮を避けなければならない——辰は天罡、戌は河魁で、牢獄の地であり、貴人は居留を肯ぜない。貴人の对冲の位は「天空」と呼び、また「冲首」とも名づけ、これも除いて用いない。ここにおいてただ九つの地支が環列に残り、もって十の天干を安放する。貴を用いるにまた時辰を分かたなければならない。陰時は陽貴を用い、陽時は陰貴を用いる(底本はここの両句とも「用陽」と刻すが、下句の「陽時用陽」は当に「陽時用陰」の誤り)。動静は互いにその根を為し、陰陽は互いに顛倒する。このほか、天干は地支の配する貴人を取り、地支は天干の配する貴人を取り、天盤地盤は各々その貴人あり。世人はこれらを明白にせず、順序を顛倒錯乱せしめ、それにより全盤皆誤る。

此探貴人源起於先、後天八卦。先天為陽,後天為陰,故先天坎位起陽貴,後天坤位起陰貴,先天坎位在子,故陽貴起子,子上起申,順行求干合為貴,而辰戌為魁罡,牢獄之地,貴人不居而避之,貴人之對沖為天空,名曰沖首,亦去之而不居,惟取九支環列十干,仿卦例納甲以取合神。

この段の解説:貴人の来歴は先天・後天の两套の八卦に出ず。先天は陽に属し、後天は陰に属す。ゆえに先天の坎位より陽貴を起こし、後天の坤位より陰貴を起こす。先天の坎位は子にある。ゆえに陽貴は子位より算を起こし、子位より数えて申に至り、しかる後順行して本干の干合の神を尋求する。どの支に合するか、その支がすなわち貴人である。排布するときは辰・戌の両宮を避ける。辰は天罡、戌は河魁と名づき、牢獄の凶地で、貴人は居住を肯ぜないからである。貴人の正対面に相冲するあの宮は天空で、また「冲首」とも呼び、これも除けて用いない。このようにして十二支はただ九支を残して環列し圏を成し、もって十の天干を配置する。办法は卦例中の「納甲」の方式を仿照し、その相合の神を取る。

而求貴人又以子午分陰陽之時,陽時用陰貴,陰時用陽貴,太極陰陽互根之理也。又干取支貴,支取干為貴,天地二盤各有貴人,干陽主動,支陰主靜,陰陽相遁之義也。

貴人を求めるにまた子・午の両点を用いて一天を陰時と陽時に分かたなければならない。陽時はかえって陰貴を用い、陰時はかえって陽貴を用いる——これは正に太極中に陰陽が互いにその根を為すの道理である。このほか、天干は地支の配する貴人を取り、地支は天干の配する貴人を取る。天盤・地盤の両層は各々その貴人あり。天干は陽に属し動を主り、地支は陰に属し静を主る。一動一静は互いに隠遁する。これがすなわち陰陽相遁の含義である。

俗術紛紛不明,至理勉強穿鑿,遂有旦暮晝夜之說,不察陰陽干合之理,硬分混淆,兼用一干二支,首字為陽貴,次字為陰貴,日出為旦貴,日入為夜貴,夢中說夢,遂至謬天乙而亂神祗矣。今列圖說取貴用貴之秘法,詳加辨擇,庶不虛銀河之一棹云爾。

世俗の術家は紛紛擾擾してこの層の至理を明白にせず、ただ牽強附會するよりなく、ここにおいて「旦貴・暮貴・昼貴・夜貴」のあの一套の説法を造り出した。彼らは陰陽と干合の道理を考察せず、硬に一つの天干の統ずる両個の地支を前後に分かつ。口訣の中に前面に排する字を陽貴と算え、後面に排する字を陰貴と算え、日出以後は旦貴を用い、日没以後は夜貴を用いる。これは真に夢の中に夢を説くで、結果として天乙貴人を弄り誤り、連れて十二天将の位次もすべて乱れた。今や私は取貴・用貴の秘法を列して図説と為し、逐条に辨別選択して、この「銀河一棹」が空しく划らざるを得しめんとする。

先天陽貴説

甲在子而己在未,故甲日合未中之己而取羊貴;乙在丑而庚在申,故乙日合申中之庚而取猴貴;丙在寅而辛在酉,故丙日以酉中之辛而取雞貴;丁在卯而壬在亥,故下日合亥中之壬而取豬貴;戊在巳而癸在丑,故戊日合丑中之癸而取牛貴;

先天陽貴の起法は、まず十干が先天位上に各々いずれの支に居るかを定め出し、次いで本干の干合の神の居する支を取って貴人とする。甲は子位に居り、甲と相合する己は未位に居る。ゆえに甲日はすなわち未宮中の己に合し、未を取って貴人とし、未は羊に属するが故に「羊貴」と称す。乙は丑位に居り、乙と相合する庚は申位に居る。ゆえに乙日は申宮中の庚に合し、申を取って貴とし、申は猴に属するが故に「猴貴」と称す。丙は寅位に居り、丙と相合する辛は酉位に居る。ゆえに丙日は酉宮の辛を取って貴とし、酉は鶏に属するが故に「鶏貴」と称す。丁は卯位に居り、丁と相合する壬は亥位に居る。ゆえに丁日は亥宮中の壬に合し、亥を取って貴とし、亥は猪に属するが故に「猪貴」と称す(底本はこの句の「丁日」を誤って「下日」と刻す。今照録して改めず)。戊は巳位に居り、戊と相合する癸は丑位に居る。ゆえに戊日は丑宮中の癸に合し、丑を取って貴とし、丑は牛に属するが故に「牛貴」と称す。

己在未而甲在子,故己日合子中之甲而取鼠貴;庚在申而乙在丑,故庚日合丑中之乙而取牛貴;辛在酉而丙在寅,故辛日合寅中之丙而取虎貴;行在房租而丁在卯,故壬日合卯而取卯中之丁而取兔貴;癸在丑而戊在巳,故癸日合巳中之戊而取蛇貴也。六壬多取合,如月將取月合,支合也;貴人取干合也。

続いて後の五干を説く。己は未位に居り、己と相合する甲は子位に居る。ゆえに己日は子宮中の甲に合し、子を取って貴とし、子は鼠に属するが故に「鼠貴」と称す。庚は申位に居り、庚と相合する乙は丑位に居る。ゆえに庚日は丑宮中の乙に合し、丑を取って貴とし、「牛貴」と称す。辛は酉位に居り、辛と相合する丙は寅位に居る。ゆえに辛日は寅宮中の丙に合し、寅を取って貴とし、寅は虎に属するが故に「虎貴」と称す。壬は本に亥位に居り、壬と相合する丁は卯位に居る。ゆえに壬日は卯宮中の丁に合し、卯を取って貴とし、卯は兎に属するが故に「兎貴」と称す(底本はこの句の起首の四字を「行在房租」と刻す。顕らかに「壬在亥」の訛りで、今底本に依って照録し改めず)。癸は丑位に居り、癸と相合する戊は巳位に居る。ゆえに癸日は巳宮中の戊に合し、巳を取って貴とし、巳は蛇に属するが故に「蛇貴」と称す。見れば六壬はところどころ「合」を取る。月将の取るは月建の六合で、地支の合に属す。貴人の取るはすなわち天干の合である。

後天陰貴説

甲在申而己在丑,故甲日合丑中之己而取牛貴;乙在未而庚在子,故乙日合子中之庚而鼠貴;丙在午而辛在亥,故丙日合亥中之辛而取豬貴;戊在卯而癸在未,故戊日合未中之癸而取羊貴;貴在己而壬在酉,故丁日合酉中之壬而取雞貴;

後天陰貴の起法は陽貴と同じく、ただ十干の居する宮位を後天位に換える。甲は申位に居り、甲と相合する己は丑位に居る。ゆえに甲日は丑宮中の己に合し、丑を取って貴とし、「牛貴」と称す。乙は未位に居り、乙と相合する庚は子位に居る。ゆえに乙日は子宮中の庚に合し、子を取って貴とし、「鼠貴」と称す。丙は午位に居り、丙と相合する辛は亥位に居る。ゆえに丙日は亥宮中の辛に合し、亥を取って貴とし、「猪貴」と称す。戊は卯位に居り、戊と相合する癸は未位に居る。ゆえに戊日は未宮中の癸に合し、未を取って貴とし、「羊貴」と称す。丁は巳位に居り、丁と相合する壬は酉位に居る。ゆえに丁日は酉宮中の壬に合し、酉を取って貴とし、「鶏貴」と称す(底本はこの句の「丁在巳」を誤って「貴在己」と刻す。今照録して改めず)。

己在丑而甲在申,故己日合申中之甲而取猴貴;庚在子而乙在未,故庚日合未中之乙而取羊貴;辛在亥而丙在午,故辛日合午中之丙而取馬貴;壬在酉而丁在巳,故壬日合巳中之丁而取蛇貴;癸在未而戊在卯,故癸日合卯中之戊而取免貴也。

さらに後の五干を説く。己は丑位に居り、己と相合する甲は申位に居る。ゆえに己日は申宮中の甲に合し、申を取って貴とし、「猴貴」と称す。庚は子位に居り、庚と相合する乙は未位に居る。ゆえに庚日は未宮中の乙に合し、未を取って貴とし、「羊貴」と称す。辛は亥位に居り、辛と相合する丙は午位に居る。ゆえに辛日は午宮中の丙に合し、午を取って貴とし、午は馬に属するが故に「馬貴」と称す。壬は酉位に居り、壬と相合する丁は巳位に居る。ゆえに壬日は巳宮中の丁に合し、巳を取って貴とし、「蛇貴」と称す。癸は未位に居り、癸と相合する戊は卯位に居る。ゆえに癸日は卯宮中の戊に合し、卯を取って貴とし、「兎貴」と称す(底本は「兎」の字を「免」と刻す。形近くして訛る。今照録す)。

先天陽貴図

己 戊巳 午 未 申庚 辰 酉辛 丁卯 戌 寅 丑 子 亥 丙 乙癸 甲壬

これは先天陽貴図で、方框の十二宮上に标注するは十天干が先天位上に各々居する支である。巳宮は戊を標し、未宮は己を標し、申宮は庚を標し、酉宮は辛を標し、卯宮は丁を標し、寅宮は丙を標し、丑宮は乙と癸を標し(二干は同じく丑に居る)、子宮は甲を標し、亥宮は壬を標す。辰・戌の両宮は空けて標さず、辰は天罡、戌は河魁で、貴人は避けて居らざるが故である。図を見て貴を取る办法は:本日の日干のある宮を尋ね出し、次いでそれと相合するあの干がどの宮に標されるかを見れば、その宮がすなわち本日の陽貴である。例えば甲は子に標され、甲と合する己は未に標される。ゆえに甲日の陽貴は未にある。

後天陰貴図

丙 乙癸 丁巳 午 未 申甲 辰 酉壬 戊卯 戌 寅 丑 子 亥 己 庚 辛

これは後天陰貴図で、标注するは十天干が後天位上に各々居する支である。巳宮は丁を標し、午宮は丙を標し、未宮は乙と癸を標し(二干は同じく未に居る)、申宮は甲を標し、酉宮は壬を標し、卯宮は戊を標し、丑宮は己を標し、子宮は庚を標し、亥宮は辛を標す。同じく辰・戌の両宮は空缺して用いず、寅宮にも干の標すべきはなし。貴を取るの法は陽貴図と同じく:本日の日干のある宮を尋ね出し、次いでその干合の神がどの宮に標されるかを見れば、その宮がすなわち本日の陰貴である。例えば甲は申に標され、甲と合する己は丑に標される。ゆえに甲日の陰貴は丑にある。両図を対看すれば、同じ一日干がなぜ一陽一陰の両個の貴人を有するかを知る。

天盤甲羊、戊庚牛、乙猴、己鼠、丙雞、丁豬、壬兔、癸蛇、辛虎,此係陽貴;甲牛、戊庚羊、乙鼠、己猴、丙豬、丁雞、壬蛇、癸兔、辛馬,此係陰貴。

両図を口訣に帰納する。天盤上の陽貴は——甲日は未(羊)、戊日と庚日は同じく丑(牛)、乙日は申(猴)、己日は子(鼠)、丙日は酉(鶏)、丁日は亥(猪)、壬日は卯(兎)、癸日は巳(蛇)、辛日は寅(虎)。陰貴は——甲日は丑(牛)、戊日と庚日は同じく未(羊)、乙日は子(鼠)、己日は申(猴)、丙日は亥(猪)、丁日は酉(鶏)、壬日は巳(蛇)、癸日は卯(兎)、辛日は午(馬)。両組は恰好互いに顛倒する。

古本歌

甲戊庚牛羊,乙己鼠猴鄉,丙丁豬雞位,壬癸蛇兔藏,六辛分馬虎,顛倒合陰陽。

これは古本の伝える貴人歌である。每句に両個の生肖を列し、正に一つの天干の統ずる両個の貴人である。甲・戊・庚の三干は牛(丑)と羊(未)に配し、乙・己の二干は鼠(子)と猴(申)に配し、丙・丁の二干は猪(亥)と鶏(酉)に配し、壬・癸の二干は蛇(巳)と兎(卯)に配し、辛の一干は独り馬(午)と虎(寅)に配す。末句の「顛倒合陰陽」は全歌の関鍵で、この両字は随に韻を湊えるのではなく、ここの両支が先天を陽とし後天を陰とする規矩に按じて互換顛倒して、はじめてどちらが陽貴でどちらが陰貴かを分かち出すことを説くのである。

顛倒者,一干統二肖,互換顛倒,以分陰貴陽貴也。右古訣也,世人不察「陰陽」二字本於先後天之陰陽,遂有旦暮盡夜之訛。不明「顛倒」二字藏有陰貴陽貴之互換,遂有混兼俱用之紊。

いわゆる「顛倒」とは、一つの天干が両個の生肖の支を統轄し、この両支は互いに換位顛倒して、もって陰貴と陽貴を区別することをいう。以上はすなわち古訣。世人は歌中の「陰陽」の二字が本来先天・後天の分に出ずるを考察せず、ここにおいて旦貴・暮貴・昼貴・夜貴のあの類の訛説を錯生せしめた。また「顛倒」の二字の中に陰陽二貴の互換の用法の蔵するを解せず、ここにおいて両個の貴人を混じ合わせ、一々に使用する混亂を造成した。

六辛句分字是眼暗指陰陽二字之分。俗術改為從字,一日兼兩貴,以上字為陽,下字為陰,而不知陰陽互換之妙,誠俗學之大謬也。必先觀起陰陽貴二圖並觀古訣,始知起貴所以然之理本於先後天之卦。古訣顛倒分列,符合自然。蓋古歌陰陽非指地支天干之陰陽,乃先天為陽,後天為陰也。

「六辛分馬虎」のこの一句の中の「分」の字こそ全歌の字眼で、暗に陰・陽の二貴は必ず分かち用いなければならぬを指す。世俗の術家はこの「分」の字を「従」の字に改め、ここにおいて一日の内に両個の貴人を兼用するとなし、口訣の中の前の一字を陽貴と為し、後の一字を陰貴と為し、全然陰陽互換の妙処を解せざるは、これ実に俗学の大錯である。学者は必ず先に先天陽貴・後天陰貴のこの両幅の図を看明白にし、再び古訣に対照して、はじめて貴人を起こすのかくの如くなる所以、道理は本に先天と後天の两套の卦位に出ずるを知る。古訣の顛倒分列する所以は、正にこの自然の理と相符す。緊要なのは:古歌の中の「陰陽」の二字は、決して天干地支自体の陰陽を指すのではなく、先天を陽とし後天を陰とすることを指す。

陽貴歌

甲羊戊庚牛,己鼠乙尋猴,丙雞丁豬位,壬兔癸蛇求,六辛惟用虎,陽貴順行遊。

これは陽貴専用の歌訣で、十干の陽貴を一々列出する。甲日の陽貴は未(羊)、戊日と庚日の陽貴は同じく丑(牛)、己日は子(鼠)、乙日は申(猴)、丙日は酉(鶏)、丁日は亥(猪)、壬日は卯(兎)、癸日は巳(蛇)、辛日はすなわち単に寅(虎)を取る。末句の「陽貴順行游」は将を布する規矩で、陽貴を用いて課を起こすとき、十二天将は貴人のある宮より起こり、順時針の方向に従い依次排布する。

陰貴歌

甲牛戊庚羊,慚鼠己猴鄉,丙豬雞丁位,壬蛇癸兔藏,六辛單用馬,陽貴逆相將。

これは陰貴専用の歌訣:甲日の陰貴は丑(牛)、戊日と庚日の陰貴は同じく未(羊)、乙日は子(鼠)、己日は申(猴)、丙日は亥(猪)、丁日は酉(鶏)、壬日は巳(蛇)、癸日は卯(兎)、辛日はすなわち単に午(馬)を取る。末句は布将の方向を講ず:陰貴を用いて課を起こすとき、十二天将は貴人の宮より起こり逆行して排布する。底本のこの一首には両か所の刻誤あり。第二句の「乙鼠」を誤って「慚鼠」と作り、末句の「陰貴逆相将」を誤って「陽貴逆相将」と作る。今照録して改めず、読むときは陰貴逆行を正とすべし。

地盤陰貴人図訣 支用干貴

天盤貴以十干分統兩支,地盤貴以一支分統兩干,上下兼而六層始備。

天盤上の貴人は、十の天干を綱とし、每一干は両個の地支(一陽貴一陰貴)を統轄する。地盤上の貴人は正に反対で、一つの地支を綱とし、每一支は両個の天干(も一陽一陰)を統轄する。天盤は干を用いて支を求め、地盤は支を用いて干を求め、上下両層ともに兼ね顧て、六層干支の架子ははじめて完備と算えられる。

地盤 己 庚 辛 壬 戊 癸 辛 甲 乙 丙 己 丁 子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥 日支 乙 甲 辛 癸 己 壬 辛 庚 己 丁 戊 丙

これは地盤貴人の対照表で、中間の一行は十二地支、上下の両行はそれぞれこの一支の統ずる両個の貴干である。上行は「地盤」と標し、地盤陽貴:子宮は己に配し、丑宮は庚に配し、寅宮は辛に配し、卯宮は壬に配し、辰宮は戊に配し、巳宮は癸に配し、午宮は辛に配し、未宮は甲に配し、申宮は乙に配し、酉宮は丙に配し、戌宮は己に配し、亥宮は丁に配す。下行は「日支」と標し、地盤陰貴:子宮は乙に配し、丑宮は甲に配し、寅宮は辛に配し、卯宮は癸に配し、辰宮は己に配し、巳宮は壬に配し、午宮は辛に配し、未宮は庚に配し、申宮は己に配し、酉宮は丁に配し、戌宮は戊に配し、亥宮は丙に配す。用法は:まず日支がどの宮に落ちるかを見、すなわちこの宮においてその配する貴干を取出し、これを「支用干貴」と呼ぶ。

歌曰:地盤旬遁起貴干,但尋支上報干取。假如子日披乙己,乙是陰貴己陽貴,丙蛇丁雀戊六合,巳勾庚青辛天空,壬虎癸常甲元武,乙是太陰丙天后,後陰兩位亦為空,

歌訣に曰く:地盤の貴干は本旬の旬遁より起こすべく、ただ日支のあるあの宮の上において、その報ずる天干を取出せばよい。例を挙げれば子日:子宮の上には乙・己の両個の干を披き、乙は陰貴、己は陽貴。貴干を取り定めた後、すなわちそれより順に十干を下に排して十二天将に配する——丙は螣蛇に配し、丁は朱雀に配し、戊は六合に配し、己は勾陳に配し(底本はここの「己」を誤って「巳」と刻す)、庚は青竜に配し、辛は天空に配し、壬は白虎に配し、癸は太常に配し、甲は玄武に配し、乙は太陰に配し、丙は天后に配す。十干はただ十位、十二将は十二位あるが故に、排して最後の天后・太陰のこの両か所に至れば多け出るので、別に空位をもって処理する。

支用干貴統十位,干用支貴顯易知,支用干貴隱難明。辰戌無貴戊己寄,午寅辛取無同異,陰陽順逆法同干,天地貴人兩盤看。

歌訣は続けて曰く:地支をもって天干の貴人を取るに、一支は十位の天干を統ずる。ゆえに「支用干貴統十位」と呼ぶ。天干を用いて地支の貴人を取るは、明処に摆けて人々看易く明白す。地支を用いて天干の貴人を取るは、暗処に蔵して看明白なり難し。辰・戌の両宮は本来貴人の居るべきはなく、その位は戊・己の二土に代わり寄せしむ。午宮と寅宮はいずれも辛を取って貴とし、陰貴陽貴はここにおいて区別なし。至って陰陽順逆に将を布する規矩は、天干貴人を用いるときと完全に同じである。要するに天盤・地盤の両層の貴人は合わせて見て、はじめて周全と算えられる。

地盤陽貴歌

子己丑庚寅取辛,卯壬辰戊巳尋,午辛未甲申用乙,酉丙戌己亥求丁。

これは地盤陽貴の歌訣:子宮は己を取り、丑宮は庚を取り、寅宮は辛を取り、卯宮は壬を取り、辰宮は戊を取り、巳宮は癸を取り、午宮は辛を取り、未宮は甲を取り、申宮は乙を取り、酉宮は丙を取り、戌宮は己を取り、亥宮は丁を取る。底本の第二句は「卯壬辰戊巳尋」と作り、「巳」の字の下にその配する「癸」の字を脱す。ここでは底本に依って照録し補わず。脱する字は上文の地盤貴人対照表に拠って癸と補明し得る。

地盤陰貴歌

子乙丑甲寅辛同,卯癸辰巳己乙中,午辛未庚申用己,酉丁戌戊亥丙逢。

これは地盤陰貴の歌訣:子宮は乙を取り、丑宮は甲を取り、寅宮は辛を取り、卯宮は癸を取り、辰宮は己を取り、巳宮は壬を取り、午宮は辛を取り、未宮は庚を取り、申宮は己を取り、酉宮は丁を取り、戌宮は戊を取り、亥宮は丙を取る。底本の第二句は「卯癸辰巳己乙中」と刻し、辰・巳の両宮の配する干の次序は錯乱して前の対照表と合わず。ここでは底本に依って照録し改めず、対照表の列する「辰己・巳壬」を正とすべし。

王元明曰:「地下支元之貴,即人元旺用之稱。隱伏其下,人所難曉,地下有旬遁之干支,靜而有動。世人皆謂奇門重干不重支,六壬重支不重干,皆偏廢之說。地盤貴人佐天盤之不足,六層乃全。」

王元明に曰く:地盤の下に地支の蔵する貴人は、すなわち「人元旺用」の別の呼法である。それは地支の下に潜伏して、一般人には見出し難い。地盤の下には本来旬遁の排した干支あり、見れば静止するが如く、実は静中に動あり。世人は皆奇門は天干を重んじ地支を重んぜず、六壬は地支を重んじ天干を重んぜずというが、これら両種の説法はいずれも各々一偏を執る。実際は地盤貴人は正に天盤の不足を補い、両層を合わせて六層の架子ははじめて完整となる。

陰陽分時用貴人図

夏至一陰生 巳 午 未 申 辰 酉秋分 春分卯 戌 寅 丑 子 亥 冬至一陽生

これは分時用貴人図である。方框の十二宮の外に四つの節候の方位を標出す。図の上方(午位の一側)は「夏至一陰生」を標し、下方(子位の一側)は「冬至一陽生」を標し、右側の酉宮は「秋分」を標し、左側の卯宮は「春分」を標す。それの表達せんとするは:一年は冬至より陽気の生を始め、夏至より陰気の生を始む。この道理を一天の内に移せば、すなわち子時より陽と為し、午時より陰と為す。占課のときどの種の貴人を用いるかは、すなわちこの図に照らして分界する。

巳為陽極,純陽之月也,地雷復。亥為陰極,純陰之月也。天風姤。

巳は陽気の頂点に到達する処で、対応するは純陽の月(四月、卦は乾)。亥は陰気の頂点に到達する処で、対応するは純陰の月(十月、卦は坤)。至って附する「地雷復」は、本に子月の一陽来復の卦。「天風姤」は本に午月の一陰始生の卦。ここに標するは陰陽始生の両個の端点に就いて言うので、巳・亥の両個の極点と対照するためで、読者は巳・亥自体の卦象と相混してはならない。

按:冬至一陽生於子,止於巳;夏至一陰生於午,止於亥;乃天地真陰真陽之分際也。法以一日之干分統兩支之貴,又以六時之支分用兩般之貴。陰時卻用陽貴,陽時卻用陽貴,自子時起巳時止用陰貴,陽乘地將也。午時起亥時至用陽貴,陰乘天將也。

按語に曰く:冬至は一陽の生を子に始め、巳に至りて止む。夏至は一陰の生を午に始め、亥に至りて止む——これは天地間の真陰真陽の分界である。これに拠って法を立つ:一天の日干は両個の地支の貴人(一陽貴一陰貴)を統轄し、一天十二時辰はまた前六後六の両段に分かち、各々一種の貴人を用いる。規矩は陰時は反対に陽貴を用い、陽時は反対に陰貴を用いる(底本はここの両句とも「用陽貴」と作るが、後の一句は当に「陽時卻用陰貴」の誤り)。具体的に言えば:子時より起こり巳時に止むまでのこの六時辰は陽時に属し、陰貴を用い、これを「陽乗地将」と呼ぶ。午時より起こり亥時に止むまでのこの六時辰は陰時に属し、陽貴を用い、これを「陰乗天将」と呼ぶ。

天動為陽、地動為陰,陰陽互根之理也。一陽生子,子至巳而極;一陰生午,至亥而極,故一日分陰分陽互用兩貴,陰陽配合而化育成也。豈以日出日入分旦暮哉?豈陽貴治晝,陰貴治夜哉?旦暮夜以地盤所臨言則可也,豈以時分哉?

天の運行は陽に属し、地の運行は陰に属す。陽時に陰貴を用い、陰時に陽貴を用いるは、正に陰陽互いにその根を為すの道理である。一陽は子に生じ、子より行きて巳に至りて極に達す。一陰は午に生じ、午より行きて亥に至りて極に達す。ゆえに一天の内に陰陽の両段を分かち、交互に両種の貴人を使用し、陰陽配合して化育ははじめて完成し得る。どうして日出日没に按じて早晚を分かたんや。またどうして陽貴は白天を管し、陰貴は夜晚を管せんや。「旦」「暮」「夜」これらの説法は、もし貴人の臨む地盤の宮に就いて講ずればなお説き通せるが、どうして一天の時段を持って分かつことができよう。

凌移文劉演輩所注《畢法》《心印》皆暗藏其旨而不輕洩,世俗不知而謬解訛傳,壬學之時失真也久矣,能不為之關明乎?

凌移文・劉演のこれらの先輩の注した《畢法賦》《心印賦》は、いずれもこの層の意思を文字の中に暗藏して軽々しく点破を肯ぜない。世俗の人は明白にせず、ここにおいて誤解訛伝す。六壬の学が時を用いる上で真を失う已に久し。どうしてこれに代わって辨明せざるを得んや。

分時用貴経文歌訣

陽貴乘地將,陰貴乘天將,動靜互為根,陰陽得真將。午後為陰將,陽貴盤上乘;子起為陽時,陰貴盤上乘,先後天不明,貴人失所親,牛羊分旦暮,夢中說夢因。

これは分時用貴の経文歌訣である。陽貴は地将に配して用い、陰貴は天将に配して用い、動と静は互いにその根を為し、このようにして陰陽ははじめて各々その真将を得る。午時以後は陰将の当令に属し、天盤上は陽貴を乗ずべし。子時起は陽時に属し、天盤上は陰貴を乗ずべし。もし先天・後天のこの一層の来歴を明白にせざれば、貴人はその親附すべき位置を尋ね得ない。至って「牛」(丑)「羊」(未)の両支を硬に早貴晩貴に分かつあの種の講法は、純粋に夢の中に夢を説くで、全く根拠なし。

右歌發明用貴之真訣,合前圖說,看之明白瞭然矣。世俗不明所以然之,故宜其舛謬也。

上のこの歌は貴人を用いる真訣を点出し、前の両幅の図と図説に配合して看れば、道理は一清二楚となる。世俗の術家はその中の所以然の縁故を明白にせず、彼らの弄り誤るも怪しむに足らない。

貴人順逆巡治図訣

地戶巳 午 未 申人門 辰 酉 卯 戌 鬼戶寅 丑 子 亥天門

これは貴人順行逆行の分界図である。方框の十二宮上に四つの門戸を標出す。巳宮は「地戸」を標し、申宮は「人門」を標し、寅宮は「鬼戸」を標し、亥宮は「天門」を標す。図の四辺は依次上辺は巳・午・未・申、左辺は辰・卯、右辺は酉・戌、下辺は寅・丑・子・亥。この四門は十二天将を布するに順逆を判断する路標で、貴人が亥(天門)の一側に落ちれば天将は順行し、巳(地戸)の一側に落ちれば天将は逆行する。

辰戌為陰陽之界,貴人登天門以前俱順行,貴人臨地戶以後俱逆行,豈以卯酉寅申分旦暮哉?貴人臨地盤則有晝夜之異。《畢法》之雲晝夜貴人,蓋以臨地盤論,後人錯解之也。

辰・戌の両宮は陰陽の分界線である。貴人が天門(亥宮)に登る以前は、十二天将は一概に順行。貴人が地戸(巳宮)に臨みて以後は、一概に逆行。どうして卯・酉・寅・申のこれら数宮を依りて早晚を分かたんや。貴人の臨む地盤の宮は、確かに昼位夜位の区別があり、《畢法賦》の説くところの「昼貴人・夜貴人」は、本来貴人の臨む地盤の宮に就いて言うので、後来の人がこれを誤解して白天黑夜に按じて両個の貴人を分用するとなした。

訣曰:貴人在亥子為先,在戌邊將酉引前,在巳俱從辰位轉,若居辰位巳為先。

口訣に曰く:貴人がもし亥宮に落ちれば、すなわち子宮をもって下一位として順排し。戌宮に落ちれば、すなわち酉宮をもって前導とする(ここはなお順行の一段の中)。巳宮に落ちれば、すなわち一律に辰位より転じて逆排す。もし辰宮に落ちれば、すなわち巳位をもって先とする。この四句は人に貴人の落ちる宮より直接に十二天将がどの一頭へ向かって数うべきかを判定せしめるを教え、必ずしも別に規矩を記することを要しない。

笥中綱領俱非法、局外行蔵必要知

夜將日將,四課三傳,九宗七體,年命六樣,為綱為領,孰重孰輕,合法顯應。非法不靈,局外行藏,變動難名,笥中奧妙,得中則神,知開三遁,得撥五行。

これは経文第七・八句の四言正文。夜将と日将・四課と三伝・九宗と七体・行年本命などの六様は、いずれも世人に六壬の綱領と為される。しかしこれらの綱領の間、究竟どれが重くどれが軽いか。真法に合するのみ応験を顕出し、真法に合せざるは自然に験ならず。真の枢機は課体格局の外の進退去留にあり、その変動は名状し難い。この箱篋の中に蔵する奥妙は、一旦之を得れば神妙无比——関鍵は天地人の三遁を開き出し、五行の衰旺を撥清するを解するにある。

此探六壬月將貴人課傳宗體年命六親,俱有真法在笥中,世人不知,錯解誤用,則皆非真法矣。且煩冗散漫,毫無把握,孰為綱領,孰為輕重,何以決斷哉?

この段の解説:六壬の月将・貴人・四課三伝・宗門課体・行年本命・六親取用は、每一様に真法が箱篋の中に蔵せられている。世人は知らず、錯解錯用し、ここにおいて通通真法ではなくなった。しかもこれらの名目は煩瑣散漫で、学者に毫も把柄の抓めるところなし。どの一様が綱領か。どれが重くどれが軽いか。このようであって何をもって吉凶を決断せんや。

法用遁干,動中有變,周流六處,即能窺天地未發之機,闡課傳吉凶活動之妙,要在變通。遁干所在之方,即六壬傳課之方也,豈若金口訣以占人來方、坐方為方哉?故遁之一字,神機變化;推年月日之歸程的路,全在箇中,不以遁干取用,將何為據?不以旺字取舍,斷法終是模糊。可告者神也,虛而善應者亦神也,必學者誠心澄慮,依法求用。

真の办法は遁干を用いることである。それは動中に変を生じ、太歳・月建・日辰・正時・行年・本命の六か所に周流して、天地の未だ発動せざる機兆を窺見し、四課三伝の中の活の吉凶を闡発し出し得る。要訣はすべて一つの「変通」にある。遁干のあるあの一方は、すなわち六壬課伝の指す方位である——どうして「金口訣」の如く、ただ来人の来る方・坐する方を持って方位とせんや。ゆえに一つの「遁」の字は、正に神機変化のあるところ。太歳・月建・日辰を推断してどの一条の路に帰結するかは、すべてこの中にある。遁干を用いて取用せざれば、なお何をもってせんや。「旺」の字を用いて取捨を定めざれば、断法は終竟模糊する。消息を人に告げ得るは神明であり、虚静にして善く応ずるも神明である。ゆえに学者は必ず心を誠に慮を澄まし、法に依ってあの「用」を求めなければならない。

然此旺用二字,非三傳發用之用,亦非占時取用之用,圓通無方,不可執是彼是我之稱。若就我而言,則是有我之運用,是我為主。自彼而言,則有彼之運用,是彼為主。若我用帶刑害則我之運用必坎坷,我用帶德祿則我之運用必多吉慶。

ただし説き清らかにすべきは:ここに説く「旺用」の二字は、三伝中の初伝発用のあの「用」でもなく、占時取用のあの「用」でもない。それは円通にして固定の方所なく、死んでどの字が彼でどの字が我かを認むべからず。もし我のこの辺より講ずれば、すなわち我の運用で、我を主とする。もし対方のあの辺より講ずれば、すなわち対方の運用で、対方を主とする。例を挙げれば:我のこの辺の用神が刑・害を帯ぶれば、我の行事は必ず坎坷。我のこの辺の用神が干徳・禄神を帯ぶれば、我の行事は必ず多く吉慶あり。

然占天時之晴雨,則我之一字難言矣。占六甲則我又屬彼。占行人則我字盡屬他人,妙在觸類旁通,取物象形,以知箇中之旺用。若必要分彼字我字,則非壬遁圓通之說矣。

しかし題目を換えれば同じからない。天時の晴雨を占するに、「我」の字は説くところなし。六甲(婦人の懐孕)を占するに、「我」はかえって対方のあの辺に帰する。行人(門出して外にある人)を占するに、「我」の字は全部他人の上に落ちる。妙処はまさに触類旁通にあり、占する物に随って象を取り形を定め、その中にあの当旺の用神を認め出す。假如必ず死んでどれが彼でどれが我かを分かたんとすれば、すなわち六壬遁干の円通の道理ではない。

若拘定硬局,四課三傳,如時俗之解,則以干為我,支為彼;占行人以干為動,占他人以支為靜,屬宅;占胎孕以支靜為母,日動為子。若此之論彼我,果是乎?否乎?在卜者果驗乎否?

もし四課三伝という硬局を死守すれば、当今時俗の講法に照らして、成るは:一律に日干をもって我とし、日支をもって対方とする。行人を占するに日干をもって動とし、日支をもって静として宅舎に属す。胎孕を占するに日支の静なる者を母とし、日干の動なる者を子とする。このように彼我を論ずるは、究竟正しいかどうか。占卜する人がこのように断ずるは、究竟霊験するかどうか。

且鈐上三傳結構於課中,共有九字,初發用,次變體,末歸計,九宗七綱領,非一全用乎?抑不用乎?如用三傳,則先有四課;用四課,必棄三傳;煩冗散漫,反無依據把握。且更有門類附課、卦名神煞、德合刑沖等字,年月日時、本命行年上下字都不能盡用。欲去惑而反生惑矣。

さらに言えば、課鈐の上に三伝を四課の中に結構するは、共に九つの字。初伝は事の発端、中伝は中途の変化、末伝は最後の帰結。これに九宗・七体これらの綱領を加え、究竟全部用いるべきか、それともいずれも用いざるべきか。もし三伝を用いるというなら、しかし三伝の前には先に四課あり。もし四課を用いるというなら、あれはまた勢い三伝を丢開せねばならぬ。名目は煩瑣散漫にして、かえって人に拠るべきを尋ね得ず、抓めるべき把柄なからしむ。何况このほかにまた各種の門類附課・卦名・神煞、および徳・合・刑・冲これらの字、さらに太歳・月建・日辰・正時および本命・行年の上下の各字を加えれば、根本に一々用い尽くすことは不可能である。本に疑惑を解除せんと欲するに、結果はかえって更に多くの疑惑を生ずる。

惟智者超乎課體之外,而又不離乎課體之中,不為課體所蔽,開三遁而撥五行,斯妙手萬化,生身從茲而定,故曰「局外行藏」。蓋言取用也,能取課中之真用,則課傳硬局皆為我用而活矣。

ただ明智の人のみ、能く課体の外に超出しつつ、また課体の中より脱離せず、課体の名目に遮蔽されず、天地人の三遁を開き出し、五行の衰旺を撥清する——このようでこそ妙手が万般の変化を生じ、自身の吉凶はこれより定准を有する。ゆえに経文は「局外行蔵」という。それの講ずるは正に取用の法で、能く課中にあの真の「用」を取出せば、四課三伝という死板の硬局は全部我に調動されて、活に変ずる。

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