値符加時干法
作盤ガイド: 奇門遁甲作盤
看用時之干臨於地盤何宮,即以天盤值符加於此宮。假如陽遁一局甲子時,即以天蓬為值符,而加甲子坎一宮,所謂伏吟者也。若用乙丑時,則地盤乙在九宮,即以天盤加九宮。丙寅時則地盤丙在八宮,即以天蓬加八宮。丁卯時則地盤丁在七宮,即以天蓬加七宮。餘仿此。陰遁此例同。
天盤を転ずる法はこうです。まず用いる時辰の天干が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、天盤の値符をその宮の上に移します。陽遁一局を例に挙げます。甲子時の旬首はすなわち甲子で、値符は天蓬です。甲子(戊)はもともと坎一宮にあり、そこで天蓬はまた坎一宮に加わり戻ります。これがいわゆる「伏吟」です。もし乙丑時を用いれば、地盤の乙は離九宮にあるので、天盤(値符天蓬を連ねて)を九宮の上に加えます。丙寅時は地盤の丙が艮八宮にあるので、天蓬を八宮に加えます。丁卯時は地盤の丁が兌七宮にあるので、天蓬を七宮に加えます。その余の時辰はこれに類して推し、陰遁の做法も完全に同じです。
值符加時干:看用時之支臨於地盤何宮,即以天盤值符加於此宮。假如陽遁一局,甲子時子在一宮,休門即在子上,即所謂伏吟者也。丑時則休門加於二宮,寅時則加三宮,卯時則加四宮,餘仿此。陰遁須用逆布,如九局甲子時子在九宮,景門即在九宮;丑時在八宮,寅時在七宮,餘仿此。
八門を転ずる法(この条の標題は上と同じだが、実は値使を時支に加える法)はこうです。用いる時辰の地支が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、値使の門をその宮の上に移します。陽遁一局を例に挙げます。甲子時の子は坎一宮に落ち、値使の休門はすなわち子位に落ちます。これも「伏吟」です。丑時は休門を坤二宮に加え、寅時は震三宮に加え、卯時は巽四宮に加え、その余は順次順行します。陰遁では必ず逆に排しなければなりません。たとえば陰遁九局の甲子時では、子は離九宮にあり、値使の景門はすなわち九宮に落ち、丑時は艮八宮に移り、寅時は兌七宮に移り、その余は順次逆行します。
小値符加大値符法
以最上盤之值符加於九星值符所臨之宮,次即騰蛇以至九天,陽順陰逆。
八神盤(いわゆる「小値符」)の排法はこうです。神盤の値符を九星の値符(大値符)の落ちるその宮の上に加え、それから順に螣蛇・太陰・六合・勾陳・朱雀・九地・九天を排し、九天まで排し終わります。排列の方向は遁法に依って定めます。陽遁の時は九宮を順行し、陰遁の時は九宮を逆行します。
附年奇門起例
上元甲子六十年用陰遁一局,中元甲子六十年用陰遁四局,下元甲子六十年用陰遁七局。皆以其年旬首所值之門為值使,所值之星為值符,看其年支臨於地盤何宮,即以天盤值使加之;看其年干臨於地盤何宮,即以天盤值符加之。
年家奇門の起法はこうです。上元甲子に起算する六十年は陰遁一局を用い、中元甲子に起算する六十年は陰遁四局を用い、下元甲子に起算する六十年は陰遁七局を用います。いずれもその年の旬首の対応する門を取って値使とし、対応する星を取って値符とします。さらにその年の年支が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、天盤の値使をその宮に加え、その年の年干が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、天盤の値符をその宮に加えます。すなわち時家奇門の転盤の法をそのまま年に移して用いるのです。
如上元甲子年用陰遁一局,甲子即為旬首,休門為值使,天蓬為值符。因甲子在坎,即以天盤休門加坎,天蓬亦加坎。若乙丑年,乙在坤二,丑在離九,即以天盤休門加離九,天蓬加坤二,又以八神之值符加於天蓬逆轉。餘仿此。
例を挙げて言いましょう。上元甲子年は陰遁一局を用い、甲子はそれ自身が旬首で、休門が値使、天蓬が値符です。地盤の甲子が坎一宮に落ちるので、天盤の休門を坎宮に加え、天蓬もまた坎宮に加えます(天地相同じく、すなわち伏吟)。もし乙丑年なら、地盤の乙は坤二宮にあり、丑は離九宮にあるので、天盤の休門を離九宮に加え、天蓬を坤二宮に加えます。それからさらに八神の値符を天蓬の落ちる宮に加え、その余の七神は陰遁に依って逆行して排布します。その他の年はこれに類して推します。
共一百八十年為一周,用逆不用順者,天道左旋,日月隨之而左,故逆也。年家紫白亦陰遁,用逆。紫白之用,重在白宮,故上元甲子一白入於奇門之用,重在八宮,故上元甲子一白起坎。
上・中・下の三元は各々六十年で、合計一百八十年を以て一つの大周期とします。年家奇門はただ陰遁の逆行のみを用いて順行を用いません。その原因は、天道は左に旋転し日月もまた左に随って運行するので、逆を取るのです。年家の紫白九星も同様に陰遁に依って逆行します。紫白の法が重視するのは幾つかの「白」宮(一白・六白・八白)なので、上元甲子年は一白より中に入ります。奇門の法が重視するのは八宮なので、上元甲子年の一白は坎宮から起算します。両者は旨趣が異なるので、起点も因而に別れます。
附月奇門起例
甲子至戊辰、己卯至癸未、甲午之戊戌、己酉至癸丑為上元二十年,用陰遁一局;己巳至癸酉、甲申至戊子、己亥至癸卯、甲寅至戊午為中元二十年,用陰遁四局;甲戌至戊寅、己丑至癸巳、甲辰之戊申、己未至癸亥為下元二十年,用陰遁七局。
月家奇門はまず年份に拠って三元に分けなければなりません。甲子から戊辰まで、己卯から癸未まで、甲午から戊戌まで、己酉から癸丑まで、この四段の合計二十年を上元と算し、陰遁一局を用います。己巳から癸酉まで、甲申から戊子まで、己亥から癸卯まで、甲寅から戊午まで、この四段の合計二十年を中元と算し、陰遁四局を用います。甲戌から戊寅まで、己丑から癸巳まで、甲辰から戊申まで、己未から癸亥まで、この四段の合計二十年を下元と算し、陰遁七局を用います。六十年を一輪とし、三元は各々二十年を占めます。
年以月建,旬首所值之門為值使,所值之星為值符。看月建之支臨於地盤何宮,即以天盤值使加之;看月建之干臨於地盤何宮,即以天盤值符加之,與年奇門同。
局を定めて後、当年の月建に拠って推します。月建の旬首の対応する門を取って値使とし、対応する星を取って値符とします。さらに月建の地支が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、天盤の値使をその宮に加え、月建の天干が地盤においてどの宮に落ちるかを見て、天盤の値符をその宮に加えます。転盤の法は全体として年家奇門と完全に同じです。
附日奇門起例
冬至後用陽遁,夏至後用陰遁,子午日用二局(冬至後子午日用陽遁二局,夏至後子午日用陰遁二局),餘仿此。丑未日用六局,寅申日用一局,卯酉日用八局,辰戌日用四局,巳亥日用九局。其起九星八門之法不必復分陰遁陽遁。
日家奇門は冬至・夏至を以て界を画します。冬至以後は陽遁を用い、夏至以後は陰遁を用います。局数は日支に拠って定めます。子日・午日は二局を用い(原注:冬至後の子午日は陽遁二局を用い、夏至後の子午日は陰遁二局を用い、その余の各支もこの法に同じ)、丑日・未日は六局を用い、寅日・申日は一局を用い、卯日・酉日は八局を用い、辰日・戌日は四局を用い、巳日・亥日は九局を用います。九星と八門の起法に至っては、もはや陰遁・陽遁を分つ必要はなく、一律に以下の固定の法に照らして推します。
凡甲子日天蓬起艮八宮,芮在離九,順飛九宮。乙丑日天蓬起離九,天芮在坎一。一日順移其八門,則甲子日休門起坎一。三日順轉一宮,不入中五。如甲子、乙丑、丙寅三日起坎一,丁卯、戊辰、己巳三日休門起坤二,庚午、辛未、壬申三日休門起震三,癸酉、甲戌、乙亥三日休門起巽四,丙子、丁丑、戊寅三日休門起乾六。餘仿此。
具体的な推法はこうです。甲子日は天蓬星が艮八宮に起こり、天芮星が続いて離九宮に落ち、その余の七星は順に九宮を飛び遍ります。乙丑日は天蓬星が離九宮に移り、天芮星が坎一宮に落ちます――九星は毎日一宮ずつ順移します。八門は移るのが遅く、甲子日に休門が坎一宮に起こり、三日ごとにやっと一宮ずつ順転し、しかも中五宮を跳び越えて入りません。ですから甲子・乙丑・丙寅の三日は休門がいずれも坎一宮にあり、丁卯・戊辰・己巳の三日は休門が坤二宮に起こり、庚午・辛未・壬申の三日は休門が震三宮に起こり、癸酉・甲戌・乙亥の三日は休門が巽四宮に起こり、丙子・丁丑・戊寅の三日は休門が乾六宮に起こります(中五を跳び越える)。その余はこれに類して推します。
按子午起於二宮,或者奇門知地故首坤。抑考古人明堂九宮,皆從西南而入蓋,尚右之義也。其不及卯酉者,六儀寄於南北四維,卯酉獨無所居,故不及也。門三日過一宮,或如翻禽與太乙有三日一宮之法乎,然皆不解,姑存。
編者按:日家奇門が子午日に二宮を起こすのは、あるいは奇門が「地を知る」を本とするので、まず坤宮を推すのでしょう。さらに古人の明堂九宮の行法を考えるに、いずれも西南の方から入るのは、右方を尚ぶ意です。なぜ卯・酉の二日だけを挙げないかと言えば、六儀がすべて南北四維の位に寄居しており、卯・酉のこの正東正西の支はかえって安頓するところがないので、それらに言及しなかったのです。八門が三日でやっと一宮を過ぎるのは、あるいは翻禽暦や太乙術の中にも三日一宮の算法があるのでしょうか。これらはいずれもなお説き通せず、姑く存置して考証に備えます。
又法日奇門起例
冬至甲子第一六十日用陽遁一局,第二甲子六十日用陽遁七局,第三甲子六十日用陽遁四局。夏至第一甲子六十日用陰遁九局,第二甲子六十日用陰遁二局,第三甲子六十日用陰遁六局,皆以其日旬首所值之星為值符,所值之門為值使,法亦同於年奇。其超接置閏,則如時奇,凡甲子符頭超過三十日有奇,即宜置閏。
日家奇門にはさらに別の算法があります。冬至以後、最初の甲子に起こる六十日は陽遁一局を用い、二番目の甲子に起こる六十日は陽遁七局を用い、三番目の甲子に起こる六十日は陽遁四局を用います。夏至以後、最初の甲子に起こる六十日は陰遁九局を用い、二番目の甲子に起こる六十日は陰遁二局を用い、三番目の甲子に起こる六十日は陰遁六局を用います。いずれも当日の旬首の対応する星を以て値符とし、対応する門を以て値使とし、転盤の法は年家奇門と同じです。その超神接気と置閏は、法は時家奇門と同じく、およそ甲子符頭が三十日以上超過すれば、置閏すべきです。
又法月奇門起例
甲己加四仲月為上元,加四孟月為中元,加四季月為下元。亦冬至用陽遁,夏至用陰遁。
月家奇門にもまた別の算法があります。およそ月建の天干が甲または己で、月支が子・午・卯・酉の四仲の月に落ちれば上元と算し、寅・申・巳・亥の四孟の月に落ちれば中元と算し、辰・戌・丑・未の四季の月に落ちれば下元と算します。同じく冬至以後は陽遁を用い、夏至以後は陰遁を用います。
又一本遁年奇法
假如庚子年立春節出師,陽氣用事,艮上起甲子順行,其庚子奇頭乃是甲午,以甲子起艮,以甲戌起離,以甲申起坎,以甲午起坤,則是奇頭在坤也。陽遁逆奇,丁奇在中,丙奇在乾,乙奇在兌,七六五宮奇到為吉。若在夏至後出師,用陰遁逆行,餘仿此。
別に一種の本の年奇の推法があります。仮に庚子年に立春の節に出兵するなら、この時は陽気が令に当たるので、艮八宮から甲子を起こして順行します。庚子年の旬首(奇頭)は甲午なので、甲子は艮八宮に起こり、甲戌は離九宮に落ち、甲申は坎一宮に落ち、甲午は坤二宮に落ちます――見えるように、この年の奇頭は坤宮にあります。陽遁は三奇を逆布するので、丁奇は中五宮に落ち、丙奇は乾六宮に落ち、乙奇は兌七宮に落ちます。七宮・六宮・五宮のこの三か所に奇が到臨すれば、それが吉方です。もし夏至以後に出兵するなら、陰遁の逆行に改め、その余の推法は照じて同じです。
又一本遁月奇法
假如己亥年冬至節,陽遁坎上起甲子,順飛,其己亥年奇乃在離,甲己之年正月起丙寅,即以丙寅入離宮,順飛。丁卯在坎,戊辰在坤,己巳在震,庚午在巽,辛未在中,壬申在乾,癸酉在兌,甲戌在艮,乙亥在離,丙子在坎,則離坎坤奇到方為吉。
別に一種の本の月奇の推法があります。仮に己亥年に冬至節に逢うなら、陽遁に拠って坎一宮から甲子を起こして順飛し、己亥年の年奇が離九宮に落ちると推し得ます。およそ甲年・己年の正月の月建は丙寅なので、丙寅を離九宮に入れて順飛させます。丁卯は坎一宮に落ち、戊辰は坤二宮に落ち、己巳は震三宮に落ち、庚午は巽四宮に落ち、辛未は中五宮に落ち、壬申は乾六宮に落ち、癸酉は兌七宮に落ち、甲戌は艮八宮に落ち、乙亥は離九宮に落ち、丙子はまた坎一宮に落ちます。このように排し下れば、離・坎・坤の三宮に奇が到臨し、それが吉方です。
遁日奇法
年月奇以節氣起宮,而日奇以局數起宮,法從本節上起甲子,陽順陰逆數去。如立春節丙寅日是上元,陽遁八局即八宮起甲子戊順行,己在離,庚在坎,辛在坤,壬在震,癸在巽,丁在中,丙在乾,乙在兌,則中乾兌得奇可用也。夏至後陰遁逆行,餘仿此。
年奇・月奇は節気に拠って起宮を定めますが、日奇は局数に拠って起宮を定めます。その法は本節気の上に甲子を起こし、陽遁は順に数え、陰遁は逆に数えます。たとえば立春節の丙寅日は上元に属し、立春の上元は陽遁八局なので、艮八宮から甲子戊を起こして順行します。甲戌己は離九宮に落ち、甲申庚は坎一宮に落ち、甲午辛は坤二宮に落ち、甲辰壬は震三宮に落ち、甲寅癸は巽四宮に落ちます。続いて三奇を逆布して、丁は中五宮に落ち、丙は乾六宮に落ち、乙は兌七宮に落ちます。こうして中・乾・兌の三宮が奇を得て、取用することができます。夏至以後は陰遁の逆行に改め、その余の推法は照じて同じです。
遁日奇法
假如中元冬至後辛未日,陽遁七局,中元旬頭甲子為值使,就於兌七宮起甲子順飛。乙丑艮,丙寅離,丁卯坎,戊辰坤,己巳震,庚午巽,辛未中。則本日在中宮,兌宮驚門值事,即以驚門加中五寄坤,便知開在兌,休在乾,生在坎也。
この条は日家奇門がどのように門を定めるかを講じます。仮に冬至以後、中元に属する辛未日で、陽遁七局を用い、中元の旬首甲子を値使とするなら、兌七宮から甲子を起こして順飛します。乙丑は艮八宮に落ち、丙寅は離九宮に落ち、丁卯は坎一宮に落ち、戊辰は坤二宮に落ち、己巳は震三宮に落ち、庚午は巽四宮に落ち、辛未は中五宮に落ちます。見えるように当日は中宮に落ち、起点の兌七宮の本門は驚門が当値しているので、驚門を中五宮に加え(坤二に寄せる)、八門はそれに随って転動し、開門が兌七宮に転じ、休門が乾六宮に転じ、生門が坎一宮に転じることが分かります。どの門を用いるかは、これに照らして方位を推し出せばよいです。
按奇門之學,以釣叟歌為宗,並無一字及於年月日者。以兵機決於俄頃,萬無再查年月之理,況諸說紛紜,全無定見,恐後人穿鑿附會,於理皆有未通,於法皆有不順,姑備錄之,以俟選擇之用,非奇門所急也。
編者按:奇門のこの学問は《煙波釣叟歌》を宗とするのに、《釣叟歌》には年家・月家・日家の奇門を講じた字が一つもありません。軍機の戦況は頃刻の間に決するもので、決してまた年を査し月を査する道理はありません。ましてや上のこれらの説法は衆口紛紜で少しも定準がなく、おそらくは後人の穿鑿附会して出したもので、理に於いて説き通せず、法に於いても順いません。姑くいっしょにここに収録して、日を擇び時を選ぶ人の参考に留め、奇門の当に務むべき急ではありません。
日奇布五符法
從本日干祿上起五符順行,一五行(符),二天曹,三地府(符),四風伯,五雷公,六雨師,七風靈(雲),八唐符,九國印,十天關,十一地軸,十二天賊。
「五符」十二神を布く法はこうです。当日の日干の禄位(甲禄は寅にあり、乙禄は卯にある類)から起算し、十二地支に拠って順行して排し下ります。次序はこうです。第一位は五符、第二位は天曹、第三位は地府、第四位は風伯、第五位は雷公、第六位は雨師、第七位は風霊(一に風雲と作る)、第八位は唐符、第九位は国印、第十位は天關、第十一位は地軸、第十二位は天賊です。排定して後、求める事がどの位の神に落ちるかを見て、それに拠って吉凶を断じます。
日奇起青龍法
子午日青龍起申,丑未日青龍起戌,寅申日青龍起子,卯酉日青龍起寅,辰戌日青龍起辰,巳亥日青龍起午。一青龍、二明堂、三天刑、四朱雀、五金匱、六天德、七白虎、八玉堂、九天牢、十玄武、十一司命、十二勾陳。
十二値日神を布く法はこうです。まず日支に拠って青龍の起点を定めます――子日・午日は青龍が申に起こり、丑日・未日は戌に起こり、寅日・申日は子に起こり、卯日・酉日は寅に起こり、辰日・戌日は辰に起こり、巳日・亥日は午に起こります。起点を定めて後、十二地支に拠って順行に順次排します。第一位は青龍、第二位は明堂、第三位は天刑、第四位は朱雀、第五位は金匱、第六位は天徳、第七位は白虎、第八位は玉堂、第九位は天牢、第十位は玄武、第十一位は司命、第十二位は勾陳です。青龍・明堂・金匱・天徳・玉堂・司命を吉とし、天刑・朱雀・白虎・天牢・玄武・勾陳を凶とします。
徳刑
立春、雨水、驚蜇在艮,德辰刑戌;春分、清明、穀雨在震,德午刑子;立夏、小滿、芒種在巽,德未刑丑;夏至、小暑、大暑在離,德酉刑卯;立秋、處暑、白露在坤,德戌刑辰;秋分、寒露、霜降在兌,德子刑午;立冬、小雪、大雪在乾,德丑刑未;冬至、小寒、大寒在坎,德卯刑酉。
「徳」は当令の福徳の位で、「刑」はそれと相対する刑傷の位で、二者は八節に随って転移します。立春・雨水・驚蟄の三気は艮宮において当令し、徳は辰にあり、刑は戌にあります。春分・清明・穀雨は震宮において当令し、徳は午にあり、刑は子にあります。立夏・小満・芒種は巽宮において当令し、徳は未にあり、刑は丑にあります。夏至・小暑・大暑は離宮において当令し、徳は酉にあり、刑は卯にあります。立秋・處暑・白露は坤宮において当令し、徳は戌にあり、刑は辰にあります。秋分・寒露・霜降は兌宮において当令し、徳は子にあり、刑は午にあります。立冬・小雪・大雪は乾宮において当令し、徳は丑にあり、刑は未にあります。冬至・小寒・大寒は坎宮において当令し、徳は卯にあり、刑は酉にあります。用兵は「徳を背にし刑を撃つ」と講じ、すなわち徳位を背にして刑位に向かって攻めるのです。
宝和義制伏
寶者,干生支也,如甲午、己酉之類;和者,干支比和也,如甲寅、戊辰之類;義者,支生干也,如甲子、戊午之類;制者,干克支也,如庚寅、壬午之類;伏者,支克干也,如乙酉、丙子之類。寶和義日吉,制日小凶,伏日大凶。歷家以和日為專日,以伏日為伐日。
これは日柱の干支の生剋に拠って日を五等に分けるものです。「宝日」は天干が地支を生ずるもので、甲午(木が火を生ずる)、己酉(土が金を生ずる)の類です。「和日」は干支の五行が相同じいもので、甲寅(ともに木に属す)、戊辰(ともに土に属す)の類です。「義日」は地支が天干を生ずるもので、甲子(水が木を生ずる)、戊午(火が土を生ずる)の類です。「制日」は天干が地支を剋するもので、庚寅(金が木を剋する)、壬午(水が火を剋する)の類です。「伏日」は地支が天干を剋するもので、乙酉(金が木を剋する)、丙子(水が火を剋する)の類です。宝・和・義の三種の日は吉で、制日は小凶、伏日は大凶です。暦家は和日を「専日」と呼び、伏日を「伐日」と呼びます。
五陽時
甲乙丙丁戊五時為陽,二至皆以此五干為陽時,將兵利客,宜先舉。凡出軍、征伐、遠行、求財、立國邑、安社稷、治人民、臨武事、入宮見貴、移徙、嫁娶皆吉,惟逃亡難捕。經云:符使之行,一時一見,行陽利為客,蓋陽干受東部之生氣,陽時氣升也。
甲・乙・丙・丁・戊のこの五つの時辰は陽に属し、冬至・夏至の両半年はいずれもこの五つの天干を以て陽時とします。陽時に兵を帯びるには「客」を為すのに利があり(主動して進攻する側)、先んじて発動すべきです。およそ出兵・征伐・遠行・求財・城邑の建立・社稷の安定・百姓の治理・軍務の処置・入宮して貴人に謁見・遷居・嫁娶は、いずれも吉利です。ただ逃亡の人を追捕することだけは捉えにくいです。経に言います。値符値使の運行は一時辰ごとに一度変換し、陽時に行えば客を為すに利あり。これは陽干が東方の生発の気を承受するためで、陽時の気機は上昇するのです。
五陰時
己庚辛壬癸五時為陰,二至皆以此五干為陰時。將兵利主宜後應。凡出軍征伐、遠行、求財、立國邑、安社稷、治人民、臨武事、入宮見貴、移徙、嫁娶皆不吉,惟逃亡可獲。經云:符使之行,一時一易,行陰利為主,蓋陰干受西部之煞氣也。
己・庚・辛・壬・癸のこの五つの時辰は陰に属し、冬至・夏至の両半年はいずれもこの五つの天干を以て陰時とします。陰時に兵を帯びるには「主」を為すのに利があり(拠り守って戦に応ずる側)、後れて発して人を制すべきです。およそ出兵征伐・遠行・求財・城邑の建立・社稷の安定・百姓の治理・軍務の処置・入宮して貴人に謁見・遷居・嫁娶は、いずれも吉利ではありません。ただ逃亡の人を追捕することは捉えることができます。経に言います。値符値使の運行は一時辰ごとに一度変換し、陰時に行えば主を為すに利あり。これは陰干が西方の粛殺の気を承受するためです。
八門所主
開門所主:開門宜征討、謀望、入官見貴、應舉、遠行、嫁娶、移徙、商賈、營建,不宜治政,有私人窺伺。休門所主:休門宜面君謁貴、上官到任、嫁娶、移徙、商賈、營建,諸事皆吉,不宜行刑斷獄。生門所主:生門宜征討、謀望、入官見貴、嫁娶、移徙,諸事皆吉,不宜埋葬治喪。
開門の主る事:出兵征討・謀求・就任して貴人に見える・科挙に応試・遠行・嫁娶・遷居・商売・営造建築に宜しいです。政務を処理するのは宜しくありません。この時は私意を懐く人が傍らに窺いやすいからです。休門の主る事:君王に面見し、貴人に謁見し、就任して職に赴き、嫁娶・遷居・商売・営造に宜しく、諸事すべて吉です。ただ刑を用いて案を判ずるのは宜しくありません。生門の主る事:征討・謀画・就任して貴人に見える・嫁娶・遷居に宜しく、諸事すべて吉です。ただ埋葬と喪事を執り行うのは宜しくありません。生門は生気に属し、喪事と相背くからです。
傷門所主:傷門宜漁獵、討捕索債、博戲、收斂貨財,餘俱不宜。杜門所主:杜門宜捕盜、剪凶、決隱、獄形、填塞溝壑,餘俱不宜。景門所主:景門宜上書獻策、招賢謁貴、拜職遣使、行誅、突陣、破齒等事,餘俱不宜。死門所主:死門宜決斷、刑獄、弔喪、埋葬等事。驚門所主:驚門宜掩捕盜賊、恐惑亂眾等事。右八門最怕迫制,吉門有氣益吉,無氣減吉;凶門有氣益凶,無氣減凶。
傷門の主る事:魚を打ち猟を行い、緝捕し債を討ち、賭博競技し、貨財を収斂するに宜しく、その余はすべて適しません。杜門の主る事:盗を捕らえ、凶徒を剪除し、隠秘の事を決断し、獄訟を審理し、溝壑を填塞するに宜しく、その余はすべて適しません。景門の主る事:書を上し策を献じ、賢才を招納し、貴人に謁見し、職を授け使者を派遣し、刑を行い戮を誅し、陣を衝き敵を破る等に宜しく、その余はすべて適しません。死門の主る事:決断・刑獄・弔喪・埋葬のこれらの事に宜しいです。驚門の主る事:掩襲して盗賊を捕捉し、敵衆を恫喝惑乱するこれらの事に宜しいです。以上の八門はもっとも「迫」と「制」(自己の剋するまたは自己を剋する宮に落ちること)を恐れます。吉門は気を得ればさらに吉で、気を失えば吉の力は減弱します。凶門は気を得ればさらに凶で、気を失えば凶性は軽減します。
九星所主
天蓬所主:蓬星宜安撫邊境,修築城池,不宜入官見貴、嫁娶、移徙、商賈、營建。凡征戰將兵,辰戌丑未月日加二五八宮利為主,申亥子月日加九宮利為客。貪狼星也。天任所主:任星宜立國邑、化人民、入官見貴、求請應與商賈、嫁娶,不宜遷徙、營建。凡將兵,亥子寅卯月日加三四宮利為主,辰戌丑未月日加一宮利為客。左輔星也。
天蓬星の主る事:辺境を安撫し、城池を修筑するに宜しいです。就任して貴人に見える・嫁娶・遷居・商売・営造には宜しくありません。およそ兵を帯びて征戦するに、辰・戌・丑・未の月日に天蓬が坤二・中五・艮八のこの三つの土宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。申・亥・子の月日に離九宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の貪狼星に対応します。天任星の主る事:城邑を建立し、百姓を教化し、就任して貴人に見え、請託して応酬し、商売・嫁娶するに宜しいです。遷居・営造には宜しくありません。およそ兵を帯びるに、亥・子・寅・卯の月日に天任が震三・巽四の木宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。辰・戌・丑・未の月日に坎一宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の左輔星に対応します。
天沖所主:沖星宜征伐戰鬥、報怨酬恩,不宜上官見貴、嫁娶、移徙、商賈、營建。凡征戰,四季申酉月加六七宮利為主,亥子寅卯月日加二五八宮利為客。祿存星也。天輔所主:輔星宜修道設教、誅凶伐暴、入官見貴、嫁娶、移徙、商賈、營建、應舉、謀望。凡將兵征伐,與沖星同。文曲星也。
天衝星の主る事:征伐戦闘・仇を報じ怨を雪ぎ或いは恩に報いるに宜しいです。就任して貴人に見える・嫁娶・遷居・商売・営造には宜しくありません。およそ征戦に、辰戌丑未の四季の月および申・酉の月に天衝が乾六・兌七の金宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。亥・子・寅・卯の月日に坤二・中五・艮八の土宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の禄存星に対応します。天輔星の主る事:道術を修明し、教化を設立し、凶頑を誅除し、暴乱を討伐し、就任して貴人に見え、嫁娶・遷居・商売・営造・応試・謀事に宜しいです。およそ兵を帯びて征伐するに、主客の宜忌は天衝星と同じです。それは北斗の文曲星に対応します。
天禽所主:禽星宜祭祀、祈福、斷滅群凶、入官見貴、賜爵賞功、應舉、謀望、嫁娶、移徙、商賈、營建。凡將兵征伐,亥子寅卯月日加三四宮利為主,辰戌丑未月日加一宮利為客。廉貞星也。天英所主:天英宜上官見貴、應舉報書,不宜嫁娶、移徙、商賈、營建、祭祀、遠行。凡戰伐,申酉亥子月日加一宮利為主,寅卯巳午月日加六七宮利為客。右弼星也。
天禽星の主る事:祭祀・祈福・群凶を剿滅・就任して貴人に見える・爵を封じ功を賞する・応試・謀事・嫁娶・遷居・商売・営造に宜しく、ほとんど宜しからざるがありません。およそ兵を帯びて征伐するに、亥・子・寅・卯の月日に天禽が震三・巽四の木宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。辰・戌・丑・未の月日に坎一宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の廉貞星に対応します。天英星の主る事:就任して貴人に見え、応試し書を投ずるに宜しいです。嫁娶・遷居・商売・営造・祭祀・遠行には宜しくありません。およそ作戦征伐に、申・酉・亥・子の月日に天英が坎一宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。寅・卯・巳・午の月日に乾六・兌七宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の右弼星に対応します。
天芮所主:芮星宜崇尚道德、尊師親友、入官見貴,不宜嫁娶移徙、商賈、營建。凡將兵征伐,與任星同。巨門星也。天柱所主:柱星宜修築營壘、訓練士卒,不宜入官見貴、嫁娶移徙、商賈營建。凡將兵征伐,寅卯巳午月日加九宮利主,四季申酉月日加三四宮利客。破軍星也。
天芮星の主る事:道徳を崇尚し、師長を尊敬し、朋友に親しみ、就任して貴人に見えるに宜しいです。嫁娶・遷居・商売・営造には宜しくありません。およそ兵を帯びて征伐するに、主客の宜忌は天任星と同じです。それは北斗の巨門星に対応します。天柱星の主る事:営塁を修筑し、士卒を操練するに宜しいです。就任して貴人に見える・嫁娶・遷居・商売・営造には宜しくありません。およそ兵を帯びて征伐するに、寅・卯・巳・午の月日に天柱が離九宮に加臨すれば、主方を為すに利があります。辰戌丑未の四季の月および申・酉の月日に震三・巽四宮に加臨すれば、客方を為すに利があります。それは北斗の破軍星に対応します。
天心所主:心星宜興師陳旅、誅暴伐惡、入官見貴、應舉、求謀、嫁娶、移徙、商賈、營建。凡將兵征伐,與柱星同。武曲星也。右九星有氣而合奇門,吉者益吉,凶者減凶。若無氣而不合奇門,凶者益凶,吉者不吉。
天心星の主る事:兵を興し陣を列ね、暴を誅し悪を討ち、就任して貴人に見え、応試・謀求・嫁娶・遷居・商売・営造に宜しいです。およそ兵を帯びて征伐するに、主客の宜忌は天柱星と同じです。それは北斗の武曲星に対応します。以上の九星は、もし四時の旺気を得てかつ三奇吉門と会合すれば、吉星はさらに吉で凶星の凶性も軽減します。もし気を失い力がなくかつ奇門と合わなければ、凶星はさらに凶で吉星も吉たりえません。これが九星取用の総原則です。
三奇喜怒
乙奇者,日奇也,到震為玉兔遊宮,到巽為玉兔乘風,到離為玉兔當陽,到坤為玉兔暗風(亦名入墓),到兌受制,到乾受傷,到坎為玉兔飲泉,艮為玉兔步青雲。
乙奇はすなわち「日奇」で、それが各宮に落ちるには各々の名目と喜忌があります。震三宮に落ちるのを「玉兎遊宮」と言い、木は本気を得ます。巽四宮に落ちるのを「玉兎乘風」と言い、同じく地を得ます。離九宮に落ちるのを「玉兎当陽」と言い、木火通明です。坤二宮に落ちるのを「玉兎暗風」と言い、また「入墓」とも名づけ、乙木が土庫に埋もれるものです。兌七宮に落ちれば金に制せられ、乾六宮に落ちれば金に傷つけられ、坎一宮に落ちるのを「玉兎飲泉」と言い、水が来たりて木を生じ、艮八宮に落ちるのを「玉兎歩青雲」と言います。前の三と後の二を喜びとし、入墓と金に臨むを怒りとします。
丙奇者,月奇也,到震為月入雷門,到巽為火行風起,到離為帝旺之鄉,到坤為子居母腹,到兌為鳳凰折翅,到乾為光明不全,到艮為鳳入丹山,到坎為火入水池。
丙奇はすなわち「月奇」で、それが各宮に落ちる名目はこうです。震三宮に落ちるのを「月入雷門」と言い、巽四宮に落ちるのを「火行風起」と言い、風が火勢を助けます。離九宮に落ちれば丙火の帝旺の地で、もっとも勢いを得ます。坤二宮に落ちるのを「子居母腹」と言い、火は土を生じて土中に蔵れます。兌七宮に落ちるのを「鳳凰折翅」と言い、火は金を剋しながらかえって牽制を受けます。乾六宮に落ちるのを「光明不全」と言い、艮八宮に落ちるのを「鳳入丹山」と言い、坎一宮に落ちるのを「火入水池」と言い、水に剋されます。離・巽・艮を得るを喜びとし、兌・乾・坎に落ちるを怒りとします。
丁奇者,星奇也,三奇之中星奇最靈。到震獨明,到巽名玉女留郎,到離乘旺而火炎,到坤為玉女游地戶,到兌為火死金旺之鄉,到乾為火上天門,到艮為玉女游鬼戶,到坎為朱雀投江。
丁奇はすなわち「星奇」で、三奇の中では星奇を以てもっとも霊験とします。それが震三宮に落ちるのを「獨明」と言い、巽四宮に落ちるのを「玉女留郎」と言い、人を留め和合する事を主ります。離九宮に落ちれば旺に乘ずる地で、火勢は炎炎たり。坤二宮に落ちるのを「玉女遊地戸」と言い、兌七宮に落ちれば火は死して金の旺なる郷で、乾六宮に落ちるのを「火上天門」と言い、艮八宮に落ちるのを「玉女遊鬼戸」と言い、坎一宮に落ちるのを「朱雀投江」と言い、水に滅せられて最も凶です。丁奇を用いて方を擇ぶには、その明・その旺・その和合を取り、その入水入墓を避けます。
八卦類神
坎宮:北道、舟程、黑色、鹹味、漿糊、水膏、繩索、樂器、水瀉、遺精、耳腎腰疾、深聽智謀、漫事曲折。坤宮:城隍、司命、土社、穀帛、田野、倉場、雲霧、沙石、老女、道姑、脾胃、腹疾、鄉農、鬥毆、思慮、牢獄、符藥丸散、醫筮算卜。
坎一宮の取る象:北方の道路、船に乘る行程、黒い顔色、鹹い味道、糊、水の類の膏汁、繩索、楽器。疾病上は腹瀉・遺精および耳・腎・腰の病を主ります。人事上は深沈なる聴聞と謀略を主り、事は多く迂迴曲折します。坤二宮の取る象:城隍・司命の神・土地社壇・糧食布帛・田野・倉庫場院・雲霧・沙石。人物上は年老いた婦人・女道士・郷間の農夫を主ります。疾病上は脾胃と腹部の病を主ります。事情上は鬥毆・憂思・牢獄、および符籙丸散の類の薬物と行醫・卜筮・算命の事を主ります。
震宮:甲乙青龍、禁廷、內翰、舟船、車馬、泰嶽、宮觀廟宇、家神林麓、妖怪、肝膽、四肢、長男、憂喜、遊獵、威聲、相貌俊偉、蒜菜、瓜菜、腥、酸、鮮味、工巧雕刻、雲龍、怪異。巽宮:山林、竹舍、進退、藏匿、懸吊、安柱、繩索、縈結、工巧、機關、諸事、灣環、長安新婦、秀士、幽閒、絕煙、神廟、股肱、手足、風寒、氣症、膽肝、眼目。
震三宮の取る象:甲乙木と青龍・宮禁朝廷・翰林近臣・船隻・車馬・東岳泰山・宮觀廟宇・家宅神祇と山脚の林木、また妖怪をも主ります。身体上は肝胆と四肢を主ります。人物上は長子を主ります。事情上は憂喜の交集・出遊行猟・声威の遠播を主り、人の相貌は俊偉です。飲食上は蒜・瓜菜の類を主り、気味は腥・酸・鮮です。技芸上は精巧の雕刻を主ります。異象上は雲中の龍と種種の怪事を主ります。巽四宮の取る象:山林・竹屋・進退不定・藏匿・懸掛吊起・柱を豎立・繩索・纏繞打結・工巧・機關。事は多く迂回盤曲します。人物上は遠行の新婦・秀異の士・幽居閒散の人を主り、また炊烟の絶えた人家と神廟をも主ります。身体上は大腿手臂・手足・胆肝と眼目を主ります。疾病上は風寒と気病を主ります。
乾宮:君父、顯官、僧道、老人、寶石、銅鐵金石、絲絃、色白形圓、體堅味辛、刀砧、錘鈴、骨腦、股筋。兌宮:破損、毀折、陰人災厄、少女、*妾、咽喉、口舌、妖邪不正、詭言虛譎、缺地、廢井、刀針銅鐵。
乾六宮の取る象:君王と父親・顕貴の官員・僧人道人・老年人。物件上は宝石・銅鐵金石・絲弦を主ります。色は白く、形は圓く、質は堅く、味は辛辣です。器具上は刀と砧板・鎚子と鈴鐺を主ります。身体上は骨骼・腦髓・大腿と筋を主ります。兌七宮の取る象:破損・毁折・女子の災厄。人物上は少女・婢妾を主ります。身体上は咽喉を主ります。事情上は口舌是非・妖邪不正・詭詐虚偽の言語を主ります。地形上は殘缺の地・廢棄の井を主ります。物件上は刀・針と銅鐵の器を主ります。
艮宮:少男、山岡、徑路、石岸、土石、瓦塊、山村、寺觀、動止不常、堅硬多節、鼻、背、手指、氣血積結、色黃味甘、進退、生死、脊背癰疽、手足瘡疥、虎豹狼狽鼠狗之物。
艮八宮の取る象:人物上は少年男子を主ります。地形上は山岡・小路・石岸・土石・瓦塊・山間の村落・寺廟道觀を主ります。情態上は動静無常・行止不定を主ります。物性上は堅硬にして節多きを主ります。身体上は鼻・脊背・手指を主ります。病理上は気血の凝結不通を主ります。色は黃く、味は甘甜です。事情上は進退兩難・生死の際を主ります。疾病上は脊背に癰疽を生じ、手足に瘡疥を長ずるを主ります。動物上は虎・豹・狼・狽・鼠・狗の類を主ります。
離宮:神聖、公像、閃電、星火、赤鴉、丹鳳、火灶、煙囪、燈籠、紅盒、酒食、馨香、焙炙藥物、帶殼而嘗、炊燥性熱、緊急、熏蒸、祖先、宗廟、明堂、客廳、爐鼎、火具、詩賦、詞文、眼目、心血潮熱、虛驚。
離九宮の取る象:神靈聖像・官府塑像・閃電・星火。禽鳥上は紅色の烏鴉と丹鳳を主ります。器物上は竈臺・煙筒・燈籠・紅色の盒子を主ります。飲食上は酒食・芳香の物・烘焙炮炙の薬物・殼を帯びて食する物を主り、性質は乾燥にして熱です。事態上は緊急・熏蒸を主ります。場所上は祖先・宗廟・明堂・客廳を主ります。器具上は爐鼎と各種の火具を主ります。文事上は詩賦詞章を主ります。身体上は眼目を主り、疾病上は心血の虧虛・潮熱と莫名の驚悸を主ります。
九星類神
天蓬:為水,為後,為水火、盜賊,其音為羽,入官逢盜賊,起造、移徙防火,婚姻妨翁姑,娶傷產,商賈遠方遇仇人侵害,行人即歸。兗州分野。天芮:為士,為教師,為良朋益友,其音為宮,宜於秋冬,起造、嫁娶、遷徙當招官訟,或有盜侵佔,行人則歸,經商失財破侶。梁州分野。
天蓬星:五行は水に属し、人物上は皇后を主り、事象上は水火の災と盗賊を主り、五音は羽に属します。就任して官を為すを占えば盗賊に遇います。動工営造・遷居を占えば火災を堤防すべきです。婚姻を占えば公婆を妨害し、妻を娶れば生育に損あります。商売を占えば遠方において仇家に侵害されます。出門の人を占えば、すぐに帰り来るを主ります。分野は兗州に属します。天芮星:人物上は士人・教師を主り、また良朋益友をも主り、五音は宮に属し、秋冬両季に宜しいです。営造・嫁娶・遷居を占えば、官司訴訟を招き、或いは人に財産を侵占されます。出門の人を占えば帰り来るを主ります。商売を占えば財を破り同夥と拆れます。分野は梁州に属します。
天沖:為雷祖天帝,為木,為武士,其音為角,宜出軍雷冤,若移徙、商賈不吉,嫁娶妨害,一年之內修造三年當有凶事,上官利武職。徐州分野。天輔:為草,為民,其音角,春夏婚姻、移徙大吉,秋冬諸事不吉。荊州分野。
天衝星:雷祖天帝を主り、五行は木に属し、人物上は武士を主り、五音は角に属します。出兵征戦・冤情の申雪に宜しいです。もし遷居・商売に用いれば不吉です。嫁娶を占えば妨害あり。一年の内に土を動かし営造すれば、三年の内に必ず凶事あり。就任して官を為すを占えば、武職に利あり。分野は徐州に属します。天輔星:物象上は草木を主り、人物上は平民百姓を主り、五音は角に属します。春夏両季の婚嫁・遷居は大吉、秋冬両季は諸事不吉です。分野は荆州に属します。
天禽:為工,為師巫,為法士,其音為宮,宜祭祀神祗,商賈、埋葬、移徙皆吉,秋冬大利,春夏小凶。寄於坤宮,依門債戶,其神不正吉,亦非全。豫州分野。天心:為金,為高道,為名醫,其音為商,宜書符合藥,春夏不利修造,宜移徙、嫁娶,不可商賈,此日時晴明大吉。冀州分野。
天禽星:人物上は工匠・巫師・行法の士を主り、五音は宮に属します。神祇を祭祀するに宜しく、商売・埋葬・遷居はすべて吉で、秋冬両季は大いに利あり、春夏両季はやや小凶あります。中宮に位なきにより、それは坤二宮に寄居し、他人の門戸に依傍するに等しく、ゆえにその吉性は純正とも算えず、完全とも算えません。分野は豫州に属します。天心星:五行は金に属し、人物上は高道の士と名医を主り、五音は商に属します。符を画き薬を配するに宜しいです。春夏両季は営造に利せず、遷居・嫁娶に宜しく、商売すべからず。それが値日値時に逢えば、天気晴明ならば大吉です。分野は冀州に属します。
天柱:為金,為隱士,為修煉,其音為商,宜固守隱跡,或為陰謀,不可移徙、商賈、嫁娶,皆不吉。雍州分野。天任:為上始富室,其音為宮,嫁娶、生子大貴,上官謁貴全吉,惟修其不利商賈、遠行。春夏大吉。青州分野。
天柱星:五行は金に属し、人物上は隠士と修錬の人を主り、五音は商に属します。固守して自ら保ち、行跡を隠藏し、或いは暗中に謀略を籌画するに宜しいです。遷居・商売・嫁娶すべからず、之を用いればすべて不吉です。分野は雍州に属します。天任星:上等富貴の家を主り、五音は宮に属します。嫁娶・生子を占えば大貴を主り、就任して官を為し貴人に謁見すればすべて吉利です。ただ商売と遠行に利せず。春夏両季は大吉です。分野は青州に属します。
天英:為火,為爐冶人,為殘患,其音為徵,宜遠行獻書,不宜商賈,主失財物,修造失火,上官有災,止宜嫁娶。揚州分野。
天英星:五行は火に属し、人物上は爐冶鋳造の人を主り、また残疾病患をも主り、五音は徵に属します。遠行・上書して策を献ずるに宜しいです。商売に宜しからず、之を用いれば財物を丢失するを主ります。営造すれば火を失します。就任して官を為せば災禍あり。八事の中では嫁娶のみがまだ合适です。分野は揚州に属します。
