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九星吉凶歌

三国蜀 · 诸葛亮 · 第8巻 / 8

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

白虎性剛激烈,逼迫無情,有殺伐之心,遭刀兵之慘,在女人則有傷損。玄武性多*詐,不是穿窬便是盜賊,暗地謀人,人難防避。九地心性昏蒙,稟質重厚,能陰謀善籌劃,做事能下毒手。九天性氣發揚,浮躁剛暴,英氣逼人,令人難當,然心無私曲,掣日月而行,不為闇昧事。

白虎の人は性情剛烈激切、人を逼りて情面を講ぜず、心に殺伐の氣を存し、容易に刀兵の禍に遭遇す。女子に在りては則ち身體に傷損あるを主る。玄武の人は生性奸詐、墻を鑽りて偷竊するならざれば卽ち家を打ち舍を劫し、暗中に別人を算計し、人をして防備し難からしむ。九地の人は心性昏昧蒙昧、稟性厚重、卻つて能く陰謀を設け・籌劃に善く、事を作し起こせば毒手を下し得。九天の人は氣性張揚、浮躁剛暴、英氣人を逼めて人をして招架し難からしむ。不過彼の心裏は併びに私曲なく、事を行ふこと日月の空に當たるが如く、暗昧の事を作さず。

十干迫制不堪當,甲乙金宮怕性剛。丙丁坎內宜無吉,戊己原來懼杜傷。庚辛離上為仇敵,壬癸俱愁生死方。此以十干迫制推占年命之法。甲乙屬木,加於乾兌兩金宮,木被金克,金旺木衰則主折傷之禍,木旺金衰則木無恙。丙丁屬火加於坎宮,火被水克,水旺火衰則主有滅亡之禍,火旺水衰則火無害。戊己屬土加於震巽兩宮,土被木克,木旺土衰則主有癰疽瘡毒之症,土旺木衰則土無傷。

賦文に言う。十干もし迫制せられば卽ち承受し住めず――甲乙が金宮に落つれば、もっとも金性の剛强を怕る。丙丁が坎宮に落つれば、宜きは宜しと雖も、卻つて吉と言ふべきなし。戊己は原本就中杜門・傷門(木に屬す)を害怕す。庚辛が離宮に落つれば卽ち仇敵に遇上す。壬癸は則ち生門・死門(土に屬す)の方に落つるを愁ふ。注解して言う。是れ是れ十干の迫制せらるるを用ゐて年命を推占する方法なり。甲・乙は木に屬し、もし乾六・兌七の兩個の金宮に加はれば、木は金に剋せらる。金旺木衰なれば則ち折傷の禍を主り、木旺金衰なれば則ち木は礙なし。丙・丁は火に屬し、坎一宮に加はれば、火は水に剋せらる。水旺火衰なれば則ち滅亡の禍あるを主り、火旺水衰なれば則ち火は害なし。戊・己は土に屬し、震三・巽四の兩宮に加はれば、土は木に剋せらる。木旺土衰なれば則ち癰疽瘡毒の症を生ずるを主り、土旺木衰なれば則ち土は傷なし。

庚辛屬金加於離宮,金被火克,火旺金衰則主有痰火嗽癆之症,金旺火衰則金無咎。壬癸屬水加於坤艮二土宮,水被土克,土旺水衰則主有下元虛耗之災,水旺土衰則水平安。凡門宮奇儀同宮相剋犯,亦如此法占之。

庚・辛は金に屬し、離九宮に加はれば、金は火に剋せらる。火旺金衰なれば則ち痰火咳嗽・癆瘵の症あるを主り、金旺火衰なれば則ち金も亦た妨げなし。壬・癸は水に屬し、坤二・艮八の兩個の土宮に加はれば、水は土に剋せらる。土旺水衰なれば則ち下元虚耗の災(腎氣虧損)を主り、水旺土衰なれば則ち水は安然として事なし。およそ門・宮・奇・儀の一宮に同處して彼此相克衝犯するは、亦た皆この辦法に照らして占斷せよ。

九宮最喜是天乙,騰蛇白虎有疾厄。太陰諸宮俱加之,六合不堪女淫佚。玄武最喜疾並財,九地藏財為大吉。九天剛烈何所宜,官祿命宮真有益。此以八將推占年命之法。八將之中最喜是值符貴神,命宮及父母、兄弟、子孫宮遇之,必主富貴榮華。騰蛇白虎加之,必主有疾病。太陰吉神不拘何宮,加之皆吉。六合之宮百事和諧,惟妻妾宮忌之,有此必主淫佚無恥、丑聲遠播。

賦文に言う。九宮の中はもっとも天乙(値符)に遇ふを喜ぶ。螣蛇・白虎は則ち疾病災厄を帶び來る。太陰は論ずるところ哪の一宮に加はるとも皆好し。六合は唯だ獨り妻妾宮に加はるを受け堪へず、女子の淫佚を主る。玄武はもっとも疾厄宮と財帛宮とに加はるに宜し。九地はもし財を藏し得れば便ち是れ大吉。九天は性情剛烈、別處は宜しからず、唯だ官祿宮・命宮に加はるのみ眞に益處あり。注解して言う。是れ是れ八將を用ゐて年命を推占する方法なり。八將の中にもっとも喜ぶは値符貴神、命宮および父母・兄弟・子孫宮が之に遇へば、必ず富貴榮華を主る。螣蛇・白虎の加臨すれば、必ず疾病あるを主る。太陰是れ吉神、哪の一宮に加はるとも管せず皆吉。六合の在る所の宮は百事和諧、唯だ獨り妻妾宮はそれを忌諱す――此あれば必ず淫佚無恥・丑名遠揚を主る。

玄武各宮俱不宜,惟疾厄宮加之則終身必少病,財帛宮加之則喜聚金錢必成富翁。九地幽暗閉藏,諸宮俱不喜,疾厄宮遇之尤不喜,必至死亡;惟財帛宮逢之則吉,金銀滿室,盜賊不能偷劫。九天性烈,他宮不宜,惟官祿宮逢之則主功高顯達,職位超遷,並本命宮遇之尤為喜慶。

玄武は各宮に加はる皆合適ならず、唯だ獨り疾厄宮に加はれば、終身病少なきを主る。財帛宮に加はれば、則ち善く金錢を聚斂し、必ず富翁を成さん。九地は幽暗閉藏を主り、各宮皆それを喜ばず。疾厄宮が之に遇ふは尤其に好からず、必ず死亡に至る。唯だ獨り財帛宮が之に遇へば則ち吉、金銀屋に滿ちて盜賊も偷み去る能わず。九天は性情剛烈、別の宮は皆宜しからず。唯だ獨り官祿宮が之に遇へば、功勳卓著・顯達超遷を主る。もし本命宮も亦た之に遇へば、則ち更に是れ喜慶の兆なり。

宮中合格有忌宜,三遁不宜為中吉。甲丙丙甲諸位尊,疾厄不堪逢此格。金臨火位財有耗,火臨金位為疾病。騰蛇妖矯俱為凶,朱雀投江厄內厄。小格大格併入墓,天網擊刑傷且禍。諸凶最喜疾厄宮,又有相同及不同。騰蛇妖矯生怪異,不堪疾厄最為凶。諸般美格俱喜之,此是疾厄當避時。

賦文に言う。宮中の合する所の格局は宜あり忌あり――天地人の三遁は命宮に在りてかへつて宜しからず、ただ中等の吉と算ふるのみ。甲の丙に加はる・丙の甲に加はるは各宮に於て皆尊貴、唯だ獨り疾厄宮はこの格を受け堪へず。金の火位に臨むは破財を主り、火の金位に臨むは生病を主る。螣蛇妖矯は一概に凶と爲し、朱雀投江は更に是れ災上に災を加ふ。小格・大格に連ねて入墓、および天網・擊刑は、皆傷損と禍患とを帶ぶ。種種の凶格は反つてもっとも疾厄宮に落つるを喜ぶ、其の中また相同と不同とあり。螣蛇妖矯は怪異の事を生出し、疾厄宮に落つればもっとも凶險。各種の美格は疾厄宮皆歡迎す、唯だ獨りこ一個の格は疾厄宮の必ず回避するを須する所なり。

此以所合格局推占年命之法。諸格中有宜有忌。如天地人三遁是吉格,而本命宮中得之則不吉,只可安守家園,不能顯達。惟甲加丙、丙加甲,各宮皆利,而疾厄宮得之,則主一生疾病纏綿。太白入熒惑,作事受虧,一世貧窮;熒惑入太白,火旺克金,嗽咳喘急。六癸加丁,昏迷惑亂,事事傷嗟;六丁加癸,憂愁恐驚,自投刑獄。

注解して言う。是れ是れ合する所の格局を用ゐて年命を推占する方法なり。各種格局は宜あり忌あり。比如天遁・地遁・人遁は本是吉格、可なり本命宮が之を得ればかへつて不吉、ただ家園を安守しうるのみ、顯達する能わず。唯だ甲の丙に加はる・丙の甲に加はるの這兩格、各宮に落ちて皆利あり。但しもし疾厄宮に落ちば、則ち一生疾病纏綿を主る。「太白入熒惑」は、事を作せば總じて喫虧し、一輩子貧窮す。「熒惑入太白」は、火旺にして金を剋し、咳嗽氣喘を主る。六癸の丁に加はるは、神志昏迷惑亂を主り、事事人をして嘆息せしむ。六丁の癸に加はるは、憂愁驚恐を主り、自ら牢獄に撞進す。

庚加癸為大格,庚加壬為小格,庚加己為刑格,奇儀入墓,天網四張,擊刑、自刑諸凶格逢之,俱有刑傷阻格,惟疾厄宮逢之則無災無疾。若逢關格、反吟、伏吟,則主反胃痞塞。騰蛇妖矯、白虎猖狂,不利疾厄宮,逢之必主久病淹纏,怪異癲狂之病,有性命之憂。其餘諸美格疾厄宮中皆喜之也。

庚の癸に加はるは是れ「大格」、庚の壬に加はるは是れ「小格」、庚の己に加はるは是れ「刑格」。此の外また奇儀入墓・天網四張・擊刑・自刑等の凶格あり――およそこれらに遇上すれば、皆刑傷と阻滯とを帶ぶ。唯だ獨り疾厄宮が彼らに遇ふは、かへつて災なく病なし。もし關格・反吟・伏吟に遇上せば、則ち反胃・胸腹痞塞を主る。螣蛇妖矯・白虎猖狂は疾厄宮に對して利あらず、遇上せば必ず久病纏綿を主り、或は怪異癲狂の疾を生じ、甚至つて性命の憂あり。其の余の各種美格は、疾厄宮は皆是れ歡迎す。

值符九星透羲易,臨宮配卦占凶吉。更有門宮配卦法,陰陽動靜互相質。爻中納甲配宗親,窮通壽夭六位陳。世是命兮身是應,若居吉位顯尊榮。大限陽升陰即降,便從命上起初終。小限升沉反於此,周而復始出身中。再查貴神與祿馬,刑沖破煞及三凶。此以值符、值使所到之宮,配合重卦以推占人年命之法。值符之九星為上卦,地下之宮為下卦,合之成重卦,占男子、占在家及本身之吉凶;值使之門為上卦,地下之宮為下卦,合之成重卦,此以占妻妾、占婦人、占出外經營仕途之吉凶。

賦文に言う。値符の帶ぶる九星は以て伏羲の《易》に通じ、其の加臨の宮を把して卦を配成して吉凶を占ふべし。此の外また八門を配宮して卦を成す辦法あり、陰陽動靜を用ゐて彼此對照印證す。卦爻上は甲を納め・六親を配し、窮通壽夭は皆六爻の中に陳列す。世爻は「命」を代表し、應爻は「身」を代表す、もし吉位に落ちば則ち尊榮顯達を主る。大限の推法は陽爻は上昇し・陰爻は下降し、命宮爻位の上より首尾を起こす。小限の升降は正好く相反し、周して復た始まり、本身の爻より推出す。此の外還た貴神と祿馬の何爻に落つるかを查し、刑・冲・破・煞と三凶とまた甚麼の位置に在るかを要す。注解して言う。是れ是れ値符・値使の到る所の宮を用ゐて重卦を配成して以て人の年命を推占する方法なり。値符の九星を以て上卦と爲し・地盤の宮を以て下卦と爲し、合して重卦を成し、以て男子を占し・居家を占しおよび本人の吉凶を占す。値使の門を以て上卦と爲し・地盤の宮を以て下卦と爲し、合して重卦を成し、以て妻妾を占し・婦人を占しおよび出外經營と仕途の吉凶を占す。

既成卦象,配納甲取其生克,加以六親,世爻為命,應爻為身,大運以軌數取之。視世爻之策若干,分陰陽老少之數,再加納甲干支先天之數,共得若干,以卦爻六數去之,用餘數為初限,倍餘數去六數為中限,倍中限去六數為末限。每爻十年,周而復始,此大運也。

卦象排定の後、納甲を配上して其の生剋關係を取り、再加へて六親を加へ、世爻を以て「命」を代表し・應爻を以て「身」を代表す。大運は「軌數」を用ゐて推す。先ず世爻の策數の多少を看、老陽・少陽・老陰・少陰の數を分出し、再加へて納甲干支の先天の數を加へ、合して一個の總數を成す。卦爻の六數を用ゐて除して、得る所の餘數を初限と作し、餘數を加倍して再び六を減じて中限と作し、中限を加倍して再び六を減じて末限と作す。每一爻は十年を管く、周して復た始まる、卽ち是れ大運の算法なり。

大限自世爻起,陽爻自下而上,陰爻自上而降,五年一爻周而復始。小限亦從世爻起,陽爻自上而降,陰爻自下而升,周而復始。再查貴神、祿馬到何爻,刑沖破煞在何位,則窮通壽夭、貧富、貴*皆可預知,詳具別卷。

大限は世爻より起算す。陽爻は下より上に往き、陰爻は上より下に往き、五年に一爻を過ぎ、周して復た始まる。小限も亦た世爻より起算す、但し方向相反。陽爻は上より下に降り、陰爻は下より上に升り、同じく周して復た始まる。再び貴神・祿馬の哪の一爻に落つるかを查し、刑・冲・破・煞はまた甚麼の位置に在るか、然らば一個の人の窮通・壽夭・貧富・貴賤は卽ち皆豫め知ることを得。詳細辦法は別に別卷に見えたり。

擇日須知兼所忌,本命行年宜畏避。三奇要識五行全,六神隨運看興替。莫將次第說盛衰,泊宮本位君須記。數重刑害數重喪,幾處凶神幾禍至。純陽不利純陽龍,純陰不利純陰地。自刑一遇便遭凶,造命荒唐豈為功。龍虎二符遇三奇,若得吉地偏多喜。陰陽對照百神藏,勝於九宮數尊帝。此是通玄經內文,句句真諦須細味。

賦文に言う。日を擇ぶには必ず同時に忌む所を知るを須ゐ、本命と流年と更に應に敬畏し回避すべし。三奇を用ゐれば五行の齊全するや否やを認淸するを須ゐ、六神を看れば則ち運勢に隨て興衰を判斷するを須ゐ。次序に照らして機械に盛衰を説くなかれ、各神の泊る所の宮の本位は一定要して記淸するを須ゐ。幾重の刑害あれば卽ち幾重の喪事あり、幾處の凶神あれば卽ち幾樣の禍端あり。純陽の命は純陽の龍(山向)に利あらず、純陰の命は純陰の地に利あらず。一旦自刑に碰上せば要して凶を遭はん、憑空に一個の命局を造り出すは更に荒唐、何處にか功效を談ずることを得ん。青龍・白虎兩符もし三奇に遇上し、再び吉地を得ば格外に多く喜あり。陰陽彼此對照すれば、百神皆潛藏す、これは單に九宮の數を論ずるよりも還た尊貴なり。是れ《通玄經》の裏の文字、句句皆是れ眞諦、須く細細に體味すべし。

此是選擇吉日法也。凡本命行年,不可遇刑沖破害,待使要得吉星方吉。若遇凶門凶星,必遭殃禍,自刑之日尤不可用。至於通書中選擇,必造成一命局尤屬不通。甲辰、壬申、寅癸,一為天網,一為地網,俱不可用。然得三奇相合,反能召吉。一切起造營藏,總得太陽對照,百凶皆避,不可為殃。

注解して言う。こ一どの段は吉日を選擇する方法を講ず。およそ本命と流年とは、皆刑・冲・破・害に遇上すべからず。用ゐる所の値使は還た吉星を得て乃ち吉と算ふるを要す。もし凶門凶星に遇へば、必ず禍殃を遭はん。自刑の日は尤其に使用すべからず。通書裏の擇日に至りては、非ずして一個の「命局」を湊り出さんとすれば、則ち更に説き通らず。甲辰・壬申・寅と癸は、一は天網に屬し・一は地網に屬し、皆用ゐるべからず。不過もし能く三奇の相合を得ば、反つて能く吉慶を招來しうる。およそ動工營造・下葬安藏は、總じて太陽をして對照せしむるを要す、然らば百凶皆避け、禍殃と爲さざらん。

陰陽二遁分三元,逆順諸宮自具陳。第一隨年求太歲,次看月建打頭輪。月建輪流分善惡,分明更檢九宮因。乾坎艮離為吉宿,坤兌震巽是四賓。中宮土宿非良曜,九座惟茲要殺人。超神接氣能久悟,擇日臨方是此真。年、月、日、時俱分三元,年、月俱用一四七。陰局則日冬至後用陽局一七四,夏至後用陰局九三六,陽順行陰逆行。第一要查太歲在何宮,次查月建在何宮,即將年月干支所到宮之星,由入中宮順飛九宮,以查生克吉凶。

賦文に言う。陰遁陽遁は各々三元を分かち、逆行順行は各宮の上に自ら條理あり。第一歩は年份に隨て太歲の在所を求め、第二歩は月建の何處より起こり輪るかを看る。月建輪轉の中は善惡を分出し、還た淸淸楚楚に九宮の緣由を核查するを須ゐ。乾・坎・艮・離は是れ吉宿、坤・兌・震・巽は算へば四位の客賓。中宮の土宿は好星にあらず、九座の中唯だ獨りそれは人を害するを要す。超神接氣の法はただ長久に揣摩すれば卽ち領悟しうる、擇日選方の眞諦は卽ちこゝに在り。注解して言う。年・月・日・時は皆三元を分かつを要し、年家・月家は皆一・四・七の這三個の局を用ゐ。日家は則ち冬至後は陽局一・七・四を用ゐ、夏至後は陰局九・三・六を用ゐ、陽遁順行・陰遁逆行す。第一に太歲の哪の一宮に在るかを查し、第二に月建の哪の一宮に在るかを查し、然る後年・月干支の到る所の宮の星を把して中宮に送入して順に九宮を飛ばし、之に據りて生剋吉凶を查考す。

假如陽一局,以一宮起甲子,二宮乙丑,三宮丙寅,四宮丁卯。如丁卯年月,即以四綠入中宮,五黃飛在乾,六白在兌。九星所到各有吉凶,惟五黃最凶,到處犯之,無有不傷人口,選擇宜慎之。

例を擧げて言う。陽遁一局、坎一宮より甲子を起こし、坤二宮是れ乙丑、震三宮是れ丙寅、巽四宮是れ丁卯。もし推する所が丁卯年或は丁卯月ならば、則ち四綠を把して中宮に送入し、於是乎五黃は乾六宮に飛到し、六白は兌七宮に飛到す。九星の到る所は各々吉凶あり、其の中唯だ獨り五黃もっとも凶――どこに飛到するとも論ぜず、之を冒犯すれば人口を傷せざるなし。擇日選方の時それに對して務めて謹愼せよ。

隨日既能神妙用,再從月建覓游神。從建求來起太歲,只將太歲避凶神。喪門歲前二宮是,官符歲後八宮分。此是三神遊地下,犯之立見禍相侵。太歲原為地下君,犯之飛禍入門庭。受禍無非是家長,一家淪落不由人。喪門命要收魂魄,犯之喪禍便臨門。死者就中多少壯,常聞哭泣聒比鄰。

賦文に言う。日家既に能く神妙の用處あり、再び月建の上より游行の神煞を找へ。月建より推求して太歲を起こし、ただ太歲と諸凶神とを一幷に避開すれば卽ち是れ。喪門は太歲の前の第二宮に在り、官符は太歲の後の第八宮に在り。こ三位の神は地盤の上に游行し、冒犯せば立刻に禍を見ん。太歲本是地上の君主、之を冒犯すれば橫禍便ち門庭に飛入す。禍を受くるは多分に是れ一家の長、全家淪落して奈何することなし。喪門は專ら人の魂魄を收るを管く、之を冒犯すれば喪事馬上に門に臨む。死するは還た往往にして是れ壯年の人、常に哭聲の吵やかにして四鄰安からざるを聞く。

官符自來招官訟,犯者紛紛起鬥爭。枷鎖獄中無計免,他時流淚不由人。歲破之星憂宅母,白虎喪訟小兒凶。病符災疾憂家長,弔客死符喪禍重。惟有太陽與福德,添丁生子制諸凶。太陰除病家生女,龍德能消瘟疫空。此是仙人真秘訣,凡夫莫與論其蹤。

官符は向來官司を招惹す、之を冒犯すれば紛紛として争鬪を起こす。枷鎖身に加はり・身は囹圄に陷りて免脱するに法なし、其の時に到りて淚を流さざらんと想ふも亦た行はれず。歲破の星は主母をして擔憂せしむ。白虎は喪事訴訟を主り、小兒に對して尤其に凶。病符は災病を主り、家長をして憂心せしむ。弔客と死符との帶ぶる喪禍はもっとも重し。唯だ太陽と福德の兩位のみ是れ好し、能く丁を添へ子を生じ・衆凶を鎮制す。太陰は能く病を除き・家中に女を生せしむ。龍德は能く瘟疫を消散し・訟事を化解す。是れ仙人の眞祕訣、隨便に凡俗の人と其の來歷を談ずるなかれ。

此論擇日以十二支方取太歲定吉凶也。以地盤歲支位上起,一太歲,二太陽,三喪門,四太陰,五官符,六死符,七歲破,八龍德,九白虎,十福德,十一吊客,十二病符,順行十二宮。

注解して言う。こ一どの段は日を擇ぶ時十二地支方位に按りて太歲を取りて以て吉凶を定むるの辦法を講ず。地盤上の當年年支の在る位より起算し、依次に順行して十二宮に及ぶ。第一位太歲、第二位太陽、第三位喪門、第四位太陰、第五位官符、第六位死符、第七位歲破、第八位龍德、第九位白虎、第十位福德、第十一位弔客、第十二位病符。

犯太歲防宅長大凶。修太陽能制諸煞,移床此方必生子。犯喪門主死喪哭泣。修太陰主生女,散病患。犯官符主口舌官訟。犯死符主災病死亡。犯歲破殺宅母。修龍德散瘟疫訟。犯白虎主哭泣死亡殺小兒。修福德添丁生子。犯弔客主喪服。犯病符主疾病。

各位の宜忌は以下の如し。太歲方を冒犯すれば、一家の長の大凶を遭ふを防ぐを要す。太陽方に於て動工修造すれば能く各種凶煞を鎮制し、牀をこ一方に移せば必定子を生さん。喪門方を冒犯すれば、死喪哭泣を主る。太陰方に於て修造すれば女兒を生ずるを主り、還た病患を驅散しうる。官符方を冒犯すれば、口舌官司を主る。死符方を冒犯すれば、災病死亡を主る。歲破方を冒犯すれば、主母を傷及せん。龍德方に於て修造すれば能く瘟疫と訟事とを消散す。白虎方を冒犯すれば、哭泣死亡を主り、尤其に小兒を傷す。福德方に於て修造すれば能く丁を添へ子を生ず。弔客方を冒犯すれば、家中に喪服の事あるを主る。病符方を冒犯すれば、疾病を生ずるを主る。

極究機中玄奧,凡占俱備無空。觀之宮內何主,次搜消息吉凶。洩盡天機玄妙,當為聖主圖功。雖得千金勿授,妄傳小輩興戎。若將此法輕言,罪犯天誅不宥。謹藏金匱玉函,更應三緘其口。

賦文の最後に言う。奇門機要の中の玄奧を推究して極處に至らば、およそ占問は齊備して遺漏なし。先ず宮內の主る所を看、再び其の中の消息を搜尋して以て吉凶を定めよ。この部の賦は已に天機玄妙を説き盡し、本應は以て聖明の主のために功業を建立せん。たとえ人の千金を拿して來り求むるあらばとも、傳授するなかれ。胡亂に不肖の輩に傳へば、卽ち兵戎の禍を挑起せん。もしこ套の方法を輕易に説き出さば、犯す所の罪は上天も亦た寬赦せざらん。請う、之を謹愼に金匱玉函の中に收め、更に要して其の口を三緘せよ。

此賦發盡奇門玄奧,諸事皆備。先觀符使兩宮是何格局,有無生克,是否刑墓,然後搜尋其吉凶而詳斷之。得其要妙之法,可以占卜百事,可以趨吉避凶,可以營造驅遣。戰必勝,攻必取,興王定霸,建功立業,宰制六合,傳名千古,真濟世之寶也。若妄傳匪類,使得真法,興兵造亂,屠毒生靈,為害不小,慎之重之。

注解して言う。こ篇の賦は奇門の玄奧を全く發揮し出し、各類の事情は齊備せざるなし。占斷の時先ず値符・値使兩宮の甚麼の格局を構成するかを看、彼此生剋あるや否や、刑地墓地に落入するや否や、然る後再び其の中の吉凶を搜尋し詳細に判斷す。其の中の要妙の法を掌握すれば、卽ち以て百事を占卜し、吉に趨り凶を避け、營造と調度差遣とを指導しうる。軍事に用ゐれば則ち戰へば必ず勝ち・攻めれば必ず取り、以て王を興し霸を定め・功業を建立し、天下を統御し・名を千古に留め、實に是れ世を濟ふの至寶なり。但しもし胡亂に品行不端の人に傳へ、彼らをして眞法を得せしめ、兵を興し亂を作し・生靈を荼毒せば、爲害すれば卽ち小ならず。こ一點は務めて慎重に慎重を重ねよ。

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