Libo

八神類神

三国蜀 · 诸葛亮 · 第4巻 / 8

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

值符:稟中央之土,為貴人之位,能育萬物,大將利居其下。為人性清高而厚重,為仙佛,為尊貴,失令則為牙保媒。於物為印綬文章、金銀首飾、絲麻布帛、珍寶、谷、鱉、獬牛之類。變異則為水木之精、鱗魚之怪。其於事也,旺相則為元慶、詔書、筵會、酒食,休囚則為哭泣、愁悶。其色黃白,其形端方,其數八。

値符:中央の土気を秉受し、貴人の居る所の位で、万物を生養しうる。主将がその下に坐すればもっとも利あり。人物を取れば、性情清高にして穏重の人、仙佛、尊貴の人となります。もし令を失い気なければ、経紀人・保人・媒婆に降ります。物件を取れば、官印文書・金銀首飾・絲麻布帛・珍宝・穀物・鱉・獬と牛の類となります。もし怪異が現われれば、水木の精・鱗魚の怪です。事情を取れば、旺相の時は大喜慶・朝廷の詔書・宴会酒食を主り、休囚の時は哭泣と愁悶を主ります。その色は黄白、形は端正にして方直、成数は八です。

騰蛇:稟南方之火,為虛耗之神。為人性虛偽而巧詐,為公吏、為婦女,失令為市井人、為奴婢、牙婆。於物為光亮,為醜陋,為歪斜破損,為花梨,為繩索,為蛇。其於事也,為胎產、婚姻、文契、錢貨,得奇得門無妨;變異則為光怪、火燭、驚疑,為淹纏,為惡夢,為血光、脫賺、罵詈,為汙穢、臭氣之類。其色紅白,其形虛幻、勾曲,其數三。

螣蛇:南方の火気を秉受し、虚耗を主る神です。人物を取れば、虚偽にして巧詐の人、衙門の吏員、婦女となります。もし令を失い気なければ、市井の小民・奴婢・牙婆に降ります。物件を取れば、閃亮の物、また丑陋の物・歪斜破損の物、花梨木、繩索、蛇となります。事情を取れば、懐胎生産・婚姻・契約文書・銭財貨物を主ります――もし同時に三奇を得吉門を得れば妨げなし。もし怪異が現われれば、光怪陸離・火燭の災・驚疑不定を主り、纏綿不解・悪夢・血光・人に誆騙される・人に辱罵される、および汚穢臭気の類を主ります。その色は紅白、形は虚幻にして弯曲勾折、成数は三です。

太陰:稟西方之金,為陰佑之神,能為禎祥、護持,為人正直無私,性氣難馴。為台垣、諫府,為文人,失令為婢妾宵小。於物為雕琢、金銀、羽毛、精潔、陰霖、露雨、霜雪、冰凍、佛寺、字跡。其於事也,旺相則為喜慶、恩赦、澤宥、婚姻胎產,休囚則為淫濫、憂疑、欺詐、隱私、口舌、詛咒、哭泣、暗謀、密約、私通、走失。其色白,其體柔,其數九。

太陰:西方の金気を秉受し、暗中に保佑する神で、祥瑞をもたらし人に護持を与えます。人物を取れば、正直無私・性情倔强にして馴らしがたき人、御史台・諫議官署の中の人、文人となります。もし令を失い気なければ、婢妾と宵小の輩に降ります。物件を取れば、雕琢の器・金銀・羽毛・潔淨の物、および連綿の陰雨・露水・霜雪・冰凍・佛寺・字迹となります。事情を取れば、旺相の時は喜慶・恩赦・寛宥・婚姻と生育を主り、休囚の時は淫乱・憂疑・欺詐・隠私・口舌・呪詛・哭泣・暗中の圖謀・秘密の約會・私通と走失を主ります。その色は白、質は柔軟、成数は九です。

六合:稟東方之木,為雷部雨師護衛之神,能飛騰變化。為人性好賢樂善,為貴族、高隱,失令則為工巧、技藝、僧道、術士、醫生、書客。於物為果品、鹽粟、羽毛、布帛、衣裳、轎傘、彩仗、印璽、書契、樹枝、舟車、錢財,變異則為草木之精,水族之怪。其於事也,旺相則為爵祿、榮慶、婚姻、和合、胎產,休囚則為*女、口舌、爭財致疾、囚繫、膽怯、訕謗、通謀、求降、勾引。其色黃赤,其形光彩,其數六與七。

六合:東方の木気を秉受し、雷部雨師麾下の護衛の神で、飛騰変化しうる。人物を取れば、賢才を喜好し善を行うを樂しむ人、貴族、高蹈の隠士となります。もし令を失い気なければ、工匠・藝人・僧道・術士・醫生・書客に降ります。物件を取れば、果品・鹽と粟・羽毛・布帛・衣裳・轎子雨傘・彩色儀仗・印璽・契據・樹枝・舟車と銭財となります。もし怪異が現われれば、草木の精・水族の怪です。事情を取れば、旺相の時は爵祿・榮耀喜慶・婚姻・和合と生育を主り、休囚の時は女色・口舌・財を争い病を致す・囚禁・膽怯・毁謗・串通密謀・乞降と勾引を主ります。その色は黄赤、形は光彩目を奪う、成数は六と七です。

勾陳(下有白虎):稟西方之金,為剛勇之神,主兵戈戰鬥。為人性猛烈威雄,為權官、使者、侍衛、虎賁,失令則為軍卒、丑婦、工匠、農夫、牧童、捕役、屠宰、凶人、孝服、病人。於物為金銀、刀劍、財帛、木實、魚鱉、蛟龍,失令則朽鐵、瓦石、網羅,變異則為冰雹、狂風、迅雷、害物。於事為爭訟、疾病、死喪、道路、跌傷、留連、遺失。其色青白,其形銳利,其數七與五。

勾陳(この神の下に別に白虎を附す):西方の金気を秉受し、剛强勇武の神で、兵戈戦鬥を主管します。人物を取れば、性情猛烈・威武雄壯の人、権を掌る官員・使者・侍衛・虎賁武士となります。もし令を失い気なければ、兵卒・醜婦・工匠・農夫・牧童・捕快・屠戶・凶人・孝を戴く人と病人に降ります。物件を取れば、金銀・刀劍・財帛・樹上の果實・魚鱉・蛟龍となり、令を失えば朽鐵・瓦石・羅網となります。もし怪異が現われれば、冰雹・狂風・迅雷と万物を傷害する事です。事情を取れば、争訟・疾病・死喪・道路奔波・跌傷・滯留不前と遺失を主ります。その色は青白、形は鋭利、成数は七と五です。

朱雀(下有玄武):稟北方之水,為刑戮*讒之神。為人性聰明而躁急,巧辯而反覆,為文士、醉客、孕婦,失令則為牙伶、書吏、盜賊、*婦、賣魚鹽人。於物為文章、印信、敕令、服物、魚蛇、蛋、鹽滷、油酒、傘炭之類,變異則為妖魔鬼魅。於事則為謁官、求望,失令則為口舌、啼哭、夢想、離別、驚恐、遺失、逃人、*佞。其色赤黑,其形缺,其數四與九。

朱雀(この神の下に別に玄武を附す):北方の水気を秉受し、刑戮と讒言を主る神です。人物を取れば、聰明にして性急・能言善辯にして反復無常の人、文士・醉漢・孕婦となります。もし令を失い気なければ、伶人牙儈・書吏・盗賊・不正の婦・魚鹽を販賣する人に降ります。物件を取れば、文章・印信・敕令・衣物・魚蛇・蛋・鹽鹵・油酒・傘と炭の類となります。もし怪異が現われれば、妖魔鬼魅です。事情を取れば、官長に謁見し功名を求取することを主り、令を失えば口舌・啼哭・空想・離別・驚恐・遺失・逃亡の人と奸佞小人を主ります。その色は赤黑、形は殘缺、成数は四と九です。

九地:坤上之象,萬物之母,為陰晦之神。為人性柔順吝嗇,為人像,為大腹,為醫卜人,為老婦、道姑、鄉農、獄卒。於物為子母牛,為五穀、布帛、金、沙、石、雲、物,符錄、藥餌、舊物。於事為模糊、憂思、病患、牢獄、闇昧、哭泣、死喪。其色黑,其形厚有柄,其數八與二。

九地:坤卦の象を取り、万物の母で、陰晦の神に属します。人物を取れば、性情柔順にして吝啬の人、人形塑像、大腹の人、行醫占卜の人、老婦・女道士・郷間の農夫と獄卒となります。物件を取れば、母牛が小牛を帯びる、五穀・布帛・金屬・沙・石・雲氣の物、符籙・藥餌と陳舊の物となります。事情を取れば、含糊不明・憂思・病患・牢獄・暗昧不彰・哭泣と死喪を主ります。その色は黑、形は厚重にして柄を帯び、成数は八と二です。

九天:乾金之象,萬物之父,為顯揚之神。為人性剛健而不測,為君父,為官長,為僧道、老人,為首腦、股肋。於物為馬,為金玉、寶石、劍戟、刀砧、錘鈴、錢鏡、寒冰、銅鐵、水果、絲竹、光亮、玲瓏、旋轉、活動,有聲有足之物。於事為謀望、博弈、遠行之類。其色赤白,其形圓而質堅,其數一與六。

九天:乾卦金象を取り、万物の父で、顯揚の神に属します。人物を取れば、性情剛健にして測りがたき人、君王と父親、長官、僧道と老人となります。身体上は頭腦・大腿と肋部を主ります。物件を取れば、馬、金玉・寶石・劍戟・刀と砧板・鎚と鈴・銭幣銅鏡・寒冰・銅鐵・水果・絲竹樂器、および一切の光亮・玲瓏・旋轉しうる・活動しうる・聲響ある・足あって行いうる物となります。事情を取れば、謀劃求取・博弈競逐と遠行の類を主ります。その色は赤白、形は圓にして質は堅硬、成数は一と六です。

奇門遁甲統宗卷之三

天干類神

甲:其為質也勁,其為性也直,其為色也青,其為味也酸,其為聲也濁,其為體也方與長,其為用也萌與動。得時則為棟樑,失令則為廢材,克戰太過則為朽腐無用,生旺太過則為漂泊無依。其性過於自負,不能嫻於世故。乙:其為質也潤,其為性也曲,其為色也碧,其為味也酸甘,其為聲也婉轉,其為體也柔嫩,其為用也無差。得時繁華,失令則枯朽。其性矯揉造作,依附世情。

甲木:質地は強勁、性情は正直、色は青、味は酸、聲は渾濁、形體は方正にして修長、功用は萌發と生動にあります。時を得令に當れば棟樑の材となり、時を失い氣なければ廢木となります。剋伐太過なれば朽爛して用無く、生旺太過なれば漂泊して依る無し。その性格は自負に過ぎ、世故人情に應付することを善くしません。乙木:質地は潤澤、性情は曲折柔順、色は碧綠、味は酸に甘を帯び、聲は婉轉、形體は柔嫩、功用は随處適應して差錯出ざるにあります。時を得れば枝葉繁華、令を失えば枯槁朽敗します。その性格は矯飾做作を好み、世情に依附することを善くします。

丙:其為質也廉,其為性也烈,其為色也紫赤,其為味也苦辣,其為聲也蒼雄,其為體也踝與腹,其為用也抑與揚。得時則輝煌,失令則灰槁。有可大之材,而不能有恆;有轉變之功,而不可干犯。其性剛愎自用,惟好趨承。丁:其為質也媚,其為性也順,其為色也淡紅,其為味也爽快,其為聲也清亮,其為體也秀而揚,其為用也便而捷。得時則能銷容暴戾、洞察*邪,失令則為窮愁呻吟、幽人婺婦。投其機則狎,當其銳則不可攖。其性柔佞,不可測識。

丙火:質地は方正廉潔、性情は猛烈、色は紫赤、味は苦辣、聲は蒼勁雄壯、形體は踝と腹に應じ、功用は一抑一揚にあります。時を得れば光輝燦爛、令を失えば死灰槁木の如し。大事を成就する材質ありと雖も、恒を以て持すること能わず。局面を轉變する本領ありと雖も、人の冒犯を容れず。性格は剛愎自用、ただ人の奉承を喜びます。丁火:質地は柔媚、性情は和順、色は淡紅、味は爽利、聲は清亮、形體は清秀にして張揚、功用は便捷靈巧にあります。時を得れば暴戾の氣を銷熔し姦邪を洞察しうる。令を失えば愁苦呻吟の人となり、或いは幽居の隱士・寡を守る婦人となります。その心意に順えば之に親しむことを得、正しくその鋒芒畢露の時は碰うべからず。性格は柔の中に佞を帯び、人に捉摸不透とせしめます。

戊:其為質也烈燥,其為性也耿介,其為味也甘辛,其為聲也剛雄,其為體也澀而深,其為用也滷而粗。得時則豪雄果敢,失令則柔懦痴愚。其性執拗,不可強制。己:其為質也博厚,其為性也坦真,其為味也甘辛,其為聲也婉切,其為體也沉而靜,其為用也順而柔。得時則陶熔品彙,失令亦抱質堅貞。其性寬宏而不凝滯於物。

戊土:質地は燥烈、性情は耿直方正、味は甘に辛を帯び、聲は剛強雄渾、形體は滯澀にして深厚、功用は粗豪にして細膩ならず。時を得れば豪邁雄壯・果敢有為、令を失えば柔弱怯懦・癡呆愚鈍。性格は執拗、強硬の手段を以て壓制すること能わず。己土:質地は寬博厚重、性情は坦蕩眞誠、味は甘に辛を帯び、聲は婉轉懇切、形體は沈穩安靜、功用は和順柔軟。時を得れば陶鑄熔鍊して萬物を化育しうる。令を失いてもなお堅貞の本質を守ります。性格は寬宏大量、具體の事物に拘泥停滯せず。

庚:其為質也剛勁,其為性也急銳,其為味也辛辣,其為聲也雄尖,其為體也便直,其為用也暴戾。得時逞其專制,失令失其雄威。可柔以化之,不可剛以制之。其性堅執,能屈人而不能屈於人。辛:其為質也芒銳,其為性也柔剛,其為味也苦辣,其為聲也鏗鏘,其為體也沉靜、如錐處囊,其為用也堅耐似玉出璞。得時則黃鐘,失令則瓦缶。必待秋風,方能扶搖直上。

庚金:質地は剛強勁健、性情は急躁銳利、味は辛辣、聲は雄壯にして尖利、形體は便捷直挺、功用は暴烈狠戾。時を得ればその專橫を逞しくし、令を失えば雄威を喪失します。之に對付するには柔を以て感化すべく、剛を以て壓制すること能わず。性格は堅執、ただ人をして屈服せしめるのみ、決して人に屈服することを肯んぜず。辛金:質地は鋒芒銳利、性情は柔の中に剛を帯び、味は苦辣、聲は鏗鏘として響き、形體は沈靜内斂、譬えば錐子を布袋の中に藏るが如し。功用は堅韌耐久、譬えば美玉の璞石より出づるが如し。時を得れば黃鐘大呂の如く、令を失えば瓦缶陶盆の如し。必ず秋風の當令を待ちて、始めて扶搖直上しうる。

壬:其為質也潤,其為性也淫,其為味也咸,其為聲也洪,其為體也圓活,其為用也流通。得時則濟物利人,失令則妨賢病國。其性柔險,可與共憂,不可共樂。癸:其為質也重,其為性也陰,其為味也濁,其為聲也亮,其為體也沉厚、有沉溺由己之情,其為用也淺露無包容湧蓄之量。得時則從龍變化,失令則搖尾乞憐。其性憨直,惟知排難解紛,不知察*燭弊。

壬水:質地は潤澤、性情は放縱漫溢、味は鹹、聲は洪亮、形體は圓轉靈活、功用は流通して滯らざるにあります。時を得れば萬物を濟助し衆人を利益しうる。令を失えば賢才を妨害し國家に貽害します。性格は柔順の中に陰險を藏し、患難を同じくすべく、安樂を共にすべからず。癸水:質地は沈重、性情は陰に屬し、味は渾濁、聲は響亮、形體は沈厚、自ら沉溺に甘んずる情態を帯びます。功用は淺露外泄、包容蓄積の度量なし。時を得れば神龍に追隨して雲に騰り變化しうる。令を失えばただ尾を搖りて憐れみを乞うのみ。性格は憨厚耿直、ただ人のために難を排し紛を解することを知り、姦邪を明察し弊端を洞照することを知らず。

地支類神

子:為水,為池,為河井,為溝渠,為後宮。其於人也,為婦人,為盜賊,為乳媼。其於物也,為鼠,為燕、蝸。其於事也,見吉神為聰明,見凶神為淫佚。丑:為土,為桑園,為橋樑,為宮殿,為墳墓。其於人也,為君子,為尊長,為貴人。其於物也,為牛、騾。其於事也,見吉神為喜慶,為遷官;見凶神為詛咒、冤仇、訟獄、憂離、遠行、疾病。

子:五行は水に屬し、象を取れば水池・河流水井・溝渠、また後宮を主ります。人物上は婦人・盗賊・乳母を主り、物類上は老鼠を主り、また燕子と蜗牛をも主ります。事情上は、吉神と同宮なれば聰明を主り、凶神と同宮なれば淫乱放蕩を主ります。丑:五行は土に屬し、象を取れば桑園・橋梁・宮殿・墳墓。人物上は君子・尊長・貴人を主り、物類上は牛と騾を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば喜慶・官職の升遷を主り、凶神と同宮なれば呪詛・冤仇・訴訟牢獄・憂愁離別・遠行と疾病を主ります。

寅:為木,為神像,為山林,為橋樑,為公門。其於人也,為丞相,為夫婿,為道人,為貴人,為人馬,為公吏,為家長,為賓客。其於物也,為虎豹,為貓。其於事也,見吉神為文書、財帛、信息;見凶神為口舌、失財、疾病、官事、是非。卯:為木,為門窗,為街土。其於人也,為婦,為兄弟,為姑母,為盜賊。其於物也,為舟車。其於事也,見吉神為門戶、舟車、安然無事,見凶神為口舌、官事、追呼、分離,雖無奇門不可避行。

寅:五行は木に屬し、象を取れば神像・山林・橋梁・官府門庭。人物上は丞相・丈夫・道人・貴人・人馬・衙門吏員・一家之長と賓客を主り、物類上は虎豹と猫を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば文書・財帛・消息を主り、凶神と同宮なれば口舌・破財・疾病・官司與是非を主ります。卯:五行は木に屬し、象を取れば門窗・街道土地。人物上は婦人・兄弟・姑母・盗賊を主り、物類上は舟船車輛を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば門戶・舟車の事・平安無事を主り、凶神と同宮なれば口舌・官司・追捕呼喚・離散を主ります――この方位は奇門用うべきなくとも、行かざるを得ざるなり。

辰:為土,為崗嶺,為麥地,為奇觀,為土堆,為墳墓,為田園。其於人也,為丑婦,為僧道,為候人,為屠宰。其於事也,見吉神為醫人、藥物,見凶神為屠宰爭競。巳:為火,為爐冶,為钁。其於人也,為婦人,為乞丐。其於事也,見吉神為文書,見凶神為夢寢疾病。

辰:五行は土に屬し、象を取れば山岡丘嶺・麥地・奇特景觀・土堆・墳墓・田園。人物上は相貌丑陋の婦人・僧道・守候等待の人と屠戶を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば醫生與藥物を主り、凶神と同宮なれば宰殺與争鬥を主ります。巳:五行は火に屬し、象を取れば爐冶熔鑄の所と钁頭の類の鐵器。人物上は婦人と乞丐を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば文書を主り、凶神と同宮なれば夢魘與臥病を主ります。

午:為火,為廳堂,為菜食。其於人也,為宮女,為使者,為亭長,為蠶姑。其於事也,見吉神為信息文章,見凶神為驚疑口舌。未:為土,為庭院,為牆垣,為井,為墳墓,為茶房。其於人也,為父母,為白頭翁,為寡婦,為師巫,為放羊人,為道人。其於物也,為羊,為鷹。其於事也,見吉神為酒食宴會喜美,見凶神為官事、孝服、毒藥、競爭、疾病。此方得遇奇門,可以逃難藏形。

午:五行は火に屬し、象を取れば廳堂と菜餚飲食。人物上は宮女・使者・亭長と養蠶の婦人を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば音信文章を主り、凶神と同宮なれば驚疑與口舌を主ります。未:五行は土に屬し、象を取れば庭院・牆垣・水井・墳墓・茶館。人物上は父母・白髮老翁・寡婦・巫師・牧羊人と道人を主り、物類上は羊と鷹を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば酒食宴會・喜慶美事を主り、凶神と同宮なれば官司・孝服・毒藥・争競與疾病を主ります。この方位、もし奇門の相會を得れば、難を避け身を藏るに用いうる。

申:為金,為仙堂,為神堂,為道路,為碓隈,為城宇,為祠廟,為湖池。其於人也,為公人,為貴客,為行人,為軍徒,為凶人。其於物也,為猿猴,為獅子。其於事也,見吉神為行程、奔走,見凶神為口舌、車碾、道路、損失、疾病。酉:為金,為碑碣,為街巷,為白塔。其於人也,為外親,為婢妾,為婦女,為陰貴人,為賣酒人。其於物也,為鴿雉。其於事也,見吉神為清淨恬淡和合,見凶神為失財、疾患、離別。此方遇奇門,可以藏形遁跡。

申:五行は金に屬し、象を取れば仙堂・神堂・道路・碓臼の在る角落・城郭屋宇・祠廟・湖泊池塘。人物上は公門の中の人・貴客・行路人・軍中の人と凶徒を主り、物類上は猿猴と獅子を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば行程與奔走を主り、凶神と同宮なれば口舌・車輛輾壓・道路之險・損失與疾病を主ります。酉:五行は金に屬し、象を取れば碑碣・街巷・白塔。人物上は外姓親戚・婢妾・婦女・陰貴人與賣酒之人を主り、物類上は鴿子と野鶏を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば清淨恬淡・和合安寧を主り、凶神と同宮なれば破財・疾患與離別を主ります。この方位、もし奇門に遇えば、形を藏し跡を遁るるに用いうる。

戌:為土,為虛堂,為牢獄,為墳墓,為寺觀,為岡嶺,為廁所,為死尸。其於物也,為驢、犬。其於人也,為僧道,為善人,為孤寒,為獄吏,為屠兒。其於事也,見吉神為僧道,見凶神為虛詐不實即走失爭競、牢獄之災。亥:為水,為牢獄,為庭廨,為廝坑,為寺院,為江湖,為樓臺,為倉房。其於人也,為盜賊,為小兒,為乞丐,為趕豬人,為罪人。其於事也,見吉神為婚姻、乞索,見凶神為爭鬥、產難。

戌:五行は土に屬し、象を取れば空堂・牢獄・墳墓・寺廟道觀・山岡丘嶺・廁所與死屍。物類上は驢與狗を主ります。人物上は僧道・善人・孤苦貧寒之人・獄吏與屠夫を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば僧道の事を主り、凶神と同宮なれば虚詐不實を主り、随之て走失・争鬥與牢獄の災來たり。亥:五行は水に屬し、象を取れば牢獄・官府廳堂・污水坑・寺院・江河湖泊・樓台與倉房。人物上は盗賊・小兒・乞丐・趕猪人與罪犯を主ります。事情上は、吉神と同宮なれば婚姻與乞求索取を主り、凶神と同宮なれば争鬥與難産を主ります。

兵事分主客

宮為主,星門為客。客生星門利客,星門生宮利主。宮剋星門利主,星門克宮利客。兩相比和,主客勢均,一克一生主客互傷。

主客の強弱を判斷する規矩はこうです。地盤の宮は「主」(守方)を代表し、天盤の星と門は「客」(攻方)を代表します。もし外來の氣が星門を生助すれば、客方に利あり。もし星門が反つて宮を生助すれば、主方に利あり。もし宮が星門を剋すれば、主方が優を占め、もし星門が宮を剋すれば、客方が優を占めます。兩者の五行が相同じく彼此比和なれば、主客勢力均しく敵します。一邊相剋・一邊相生交錯して現われれば、主客ともに損を受けます。

出兵方

奇門會合之方可以出兵。若無奇門,陽時宜從天盤值符下出兵;陰時宜從地盤值符下出兵。又陽時地盤生門合天盤三奇,陰時天盤生門合地盤三奇,皆可出兵。

およそ三奇と吉門が会合する方位はすべて出兵できます。もし当時奇門用うべきものがなければ、陽時は天盤値符の在る宮の下より出兵すべく、陰時は地盤値符の在る宮の下より出兵すべきです。さらに別に一法あり。陽時にもし地盤の生門が天盤の三奇と相合すれば、陰時にもし天盤の生門が地盤の三奇と相合すれば、この二つの情形もまたいずれも出兵できます。

背撃

凡戰,宜背生擊死,背孤擊虛,背雄擊雌,背德擊刑,背亭亭擊白*,宜坐三勝宮,宜避五不擊天,宜趨三避五,背天目擊地耳,又宜背游都、太歲、大將軍、太陰、月建、河魁,避地丙,急則從天馬方出。

およそ作戦は、すべて吉方を背にし凶方を攻撃すべきです。生門を背にして死門を攻め、「孤」の位を背にして「虚」の位を攻め、「雄」の位を背にして「雌」の位を攻め、「徳」の位を背にして「刑」の位を攻め、「亭亭」の方を背にして「白*」の方を攻めるのです。「三勝」の宮に坐すべく、「五不撃」の地を避け、「三に趨り五を避く」の原則を遵守し、「天目」を背にして「地耳」を攻めます。このほかまた游都・太歳・大将軍・太陰・月建・河魁のこれらの方位を背にし、「地丙」を避けるべきです。情勢が緊急の時は、「天馬」の方より突き破りて出ます。

又甲乙日不西攻,壬癸日不攻四維,丙丁日不北攻,庚辛日不南攻,戊己日不東攻。又不可以囚攻相,以死攻生。

さらにまた日干に拠って定まる禁忌があります。甲日・乙日は木に属し、西(金位)に向かって進攻すべからず。壬日・癸日は水に属し、四維(辰戌丑未の土位)を攻むべからず。丙日・丁日は火に属し、北(水位)に向かって進攻すべからず。庚日・辛日は金に属し、南(火位)に向かって進攻すべからず。戊日・己日は土に属し、東(木位)に向かって進攻すべからず――いずれも我を剋する方を避けるのです。また一条の通則があります。「囚」の地に処る弱势の気を以て「相」の地に処る強勢の気を攻むべからず、また「死」の気を以て「生」の気を攻むべからず。

孤虚

年月日時俱以前一位空亡為孤,孤沖為虛。如子年亥為孤,巳為虛。萬人以上用年孤,千人以上用月孤,五百人以上用旬孤,百人以上用日孤,數十人以上用時孤。

年・月・日・時はいずれも本支の前一位の空亡の處を以て「孤」とし、孤位の対衝の處を以て「虚」とします。たとえば子年ならば、亥がすなわち孤、巳がすなわち虚です。用兵の時は兵力の多少に按って異なる層級の孤虚を選用します。一万人以上は年孤を用い、一千人以上は月孤を用い、五百人以上は旬孤を用い、一百人以上は日孤を用い、几十人ならば時孤を用います。孤を背にして虚を撃つのは、実を以て虚を撃つの意です。

雄雌

春寅夏巳秋申冬亥為雄,對沖為雌。亭亭白*:以月將加正時,視神后所臨為亭亭方;功曹、勝光、天置所臨為白*方。二神常合於巳亥,格於寅申。合時宜戰,格時宜守。餘時背亭亭擊白*。游都魯都:甲己日丑,乙庚日子,丙辛日寅,丁壬日巳,戊癸日申,為游都。對沖為魯都。

「雄」の位は四季に拠って定めます。春は寅に在り、夏は巳に在り、秋は申に在り、冬は亥に在ります。それらの対衝の位がすなわち「雌」です。「亭亭」と「白*」の求める法は、月将を用いて当下の正時に加えて盤を轉じ、六壬十二神の中の「神后」(子)がどの方に落ちるかを看れば、それが亭亭方です。「功曹」(寅)・「勝光」(午)・「天罡」(辰、本書は天置と作す)がどの方に落ちるかを看れば、それが白*方です。この二組の神はつねに巳・亥の二支の上にて會合し、寅・申の二支の上にて相格します。會合の時は出戰に宜しく、相格の時は堅守に宜しく、その余の時は亭亭を背にして白*を攻めます。「游都」は日干に拠って定めます。甲己日は丑に在り、乙庚日は子に在り、丙辛日は寅に在り、丁壬日は巳に在り、戊癸日は申に在ります。游都の対衝の位がすなわち「魯都」です。

三勝地

值符九天生門也。五不擊:值符值使九天九地生門五營也。趨三:值使到震宜向之。避五:值使到巽宮宜去之。天馬方:以月孤加正時數到卯位上是。

「三勝地」とは値符・九天・生門のこの三處を指し、この三處に坐して兵を發すればもっとも勝を取ること能くします。「五不撃」とは値符・値使・九天・九地・生門のこの五處の在る營壘を指し、敵人もしこの五處に據り守れば、攻めに行くべからず。「趨三」とは値使が震三宮に落ちる時、この方向に向かって行くべきを言います。「避五」とは値使が巽四宮に落ちる時(一説に中五宮)、この方向を避くべきを言います。「天馬方」の求める法は、月孤を用いて当下の正時に加え、順に數えて卯位の落ちる所がそれです。

旺相休囚

春木相火旺水廢金囚土休,夏火相土旺木廢水囚金休,秋金相水旺土廢火囚木休,冬水相木旺金廢土囚火休。

これは本書が四時五行の強弱を判定する口径です(通行の説法の名目とやや出入りあり、必ず本書の例に依るべし)。春:木は相、火は旺、水は廢、金は囚、土は休。夏:火は相、土は旺、木は廢、水は囚、金は休。秋:金は相、水は旺、土は廢、火は囚、木は休。冬:水は相、木は旺、金は廢、土は囚、火は休。およそ星・門・奇儀の宮に落ちるは、すべてまずこの表に按ってその當令するや否やを看て、後に吉凶輕重を論じます。

天目

甲子旬庚午,甲戌旬庚辰,甲申旬庚寅,甲午旬庚子,甲辰旬庚戌,甲寅旬庚申。地耳:甲子旬戊辰,甲戌旬戊寅,甲申旬戊子,甲午旬戊戌,甲辰旬戊申,甲寅旬戊午。

「天目」は旬に拠って定めます。甲子旬は庚午を取り、甲戌旬は庚辰を取り、甲申旬は庚寅を取り、甲午旬は庚子を取り、甲辰旬は庚戌を取り、甲寅旬は庚申を取ります。「地耳」もまた旬に拠って定めます。甲子旬は戊辰を取り、甲戌旬は戊寅を取り、甲申旬は戊子を取り、甲午旬は戊戌を取り、甲辰旬は戊申を取り、甲寅旬は戊午を取ります。作戦の時に「天目を背にし、地耳を撃つ」を講ずるとは、すなわち天目の在る方を背にし、地耳の在る方に向かって進攻するのです。

太歳

地盤歲支之宮。月建:一名地寶,一名小時紅日,能知地寶,萬事無殆,故宜背之。太陰:八神太陰宮也,一雲玉女方。大將軍:寅卯辰年巳,巳午未年卯,申酉戌年午,亥子丑年酉。時中將星:申子辰日卯時,巳酉丑日子時,亥卯未日午時,寅午戌日酉時。

「太歳」は地盤上の当年年支の落ちるその一宮を指します。「月建」はまた「地寶」と呼ばれ、また「小時紅日」とも呼ばれます。地寶の在る所を知ること能わば、萬事は危險あらざるを得、ゆえに行軍はそれを背にすべきです。「太陰」は八神の中の太陰の在る宮を指し、別の説は「玉女方」と呼びます。「大將軍」は年支三合に拠って位を定めます。寅卯辰年は巳に在り、巳午未年は卯に在り、申酉戌年は午に在り、亥子丑年は酉に在ります。「時中將星」は日支三合に拠って位を定めます。申子辰日は卯時、巳酉丑日は子時、亥卯未日は午時、寅午戌日は酉時です。この幾處はいずれも行軍に方を擇ぶ時必ず先に查明すべき方位神です。

天罡時

以月將加用事之時,視上盤天罡之方,為斗星方。一百二十位凶神惡煞,行兵破陣必勝,凡用皆吉。

「天罡時」を求める辦法はこうです。當月の月將を用事するその時辰に加えて盤を轉じ、上盤の「天罡」(辰)がどの方に落ちるかを看れば、それが「鬥星方」です。この方位は一百二十位の凶神惡煞を鎮壓しえ、行軍して陣を破れば必ず勝ち、以て何事を為すも吉利です。

破軍加時法

以戌時加月建,順行十二位數到所用之時加破軍。隨破軍所臨之時,行九宮,順飛八方,如得貪武輔三吉入中宮,號為聖人登殿,能壓一切凶煞,凡事大吉。

「破軍」を求める辦法はこうです。戌時を當月の月建に加え、十二地支に順い數え下り、用うるその時辰に數え至れば、そこに破軍星を安じます。再び破軍の臨む時辰に依って起算し、九星を九宮に送り、八方に順飛せしめます。もし排し下りて貪狼・武曲・左輔のこの三顆の吉星が中宮に入るを得ば、「聖人登殿」と呼び、一切の凶煞を鎮壓しえ、何事を為すも大吉です。

天營

吉天上太歲所臨下不可犯。四神:凡出陣日,勿令魁罡蛇虎明神臨於將軍年命,日辰亦須避。四神所在,尤忌出入。占風:急臨敵時,後有風漸急,則須速乘其勢。若有風從左右來,或前來,即宜勒兵,向風來之處,必有伏兵。

「天營」は吉方ですが、天盤太歳の臨む宮の下は冒犯すべからず。「四神」とは、およそ出兵列陣の日、河魁・天罡・螣蛇・白虎のこの幾位の凶神をして主將の本命年に臨ましめず、日辰の上にも回避すべし。四神の在る方位は、とくに出入を忌諱します。「占風」とは、敵に臨むの際、もし背後より風起こりしかも愈々刮り急なれば、すみやかに風勢に借りて進撃すべし。もし風が左右両側または正前方より吹き來れば、兵馬を勒して貿然と前進すべからず――風の來るその方向には必ず敵軍が埋伏しています。

旬中地丙日

甲子旬寅日,甲戌旬子日,甲申旬戌日,甲午旬申日,甲辰旬午日,甲寅旬辰日。將兵者不可用,犯之上將死於陣。

「地丙日」は旬に按って推定します。甲子旬は寅日を取り、甲戌旬は子日を取り、甲申旬は戌日を取り、甲午旬は申日を取り、甲辰旬は午日を取り、甲寅旬は辰日を取ります。兵を帯ぶる人は決してこれらの日を以て出戰すべからず。それを犯觸せば、主將は陣上に死します。

五將方

寅午戌日東方,亥卯未日南方,申子辰日西方,巳酉丑日北方,為五將方。凡遇敵必審五將方所在,避之大吉,犯之必敗。敵若從此方來,當軍擇利,使擊之則勝。

「五將方」は日支三合に按って推定します。寅午戌日は東方、亥卯未日は南方、申子辰日は西方、巳酉丑日は北方です。およそ敵と遭遇せば、必ず先に五將方のどこに在るかを查明すべし。それを避ければ大吉、それを冒犯すれば必ず敗れます。もし敵人がこの方向より過ぎ來れば、勢いに因って利を擇び、機に乘じて出撃すべし。さらば勝つことを得ます。

下營法

《三元經》曰:法以六甲為首,十時一易,取六甲旬首而推布之。大將居青龍甲也,旗鼓居蓬星乙也,士卒居明堂丙也,伏兵居太陰丁也,判斷居天庭辛也,囚繫糧儲居天牢壬也,所藏居天藏癸也。

《三元經》に言う。安營布陣の法は六甲を首とし、十時辰ごとに一度更換し、六甲旬首を取りて營位を推布します。主將は「青龍」の位に駐し、すなわち六甲の在る所です。旗鼓は「蓬星」の位に設け、すなわち六乙の在る所です。士卒は「明堂」の位に屯し、すなわち六丙の在る所です。伏兵は「太陰」の位に藏れ、すなわち六丁の在る所です。軍法審斷は「天庭」の位に設け、すなわち六辛の在る所です。俘虜を關押し糧草を囤積するは「天牢」の位に設け、すなわち六壬の在る所です。秘密貯藏の處は「天藏」の位に設け、すなわち六癸の在る所です。

迷路法

黃石公曰:出軍道逢三*,未知何道得通,以月將加時,視天罡。加孟,左路通;加季,右路通;加仲,中道通。

黃石公が言う。行軍の途中で三岔路の口に遇い、どの条が通じるかを知らぬ時は、月将を用いて時に加えて盤を轉じ、「天罡」(辰)がどの位置に落ちるかを看ます。寅・申・巳・亥の四孟の位に落ちれば、左邊の路が通じます。辰・戌・丑・未の四季の位に落ちれば、右邊の路が通じます。子・午・卯・酉の四仲の位に落ちれば、中間の路が通じます。

涉險法

《三元經》曰:若涉險危中之中,山崖水澗之際,兵不得移動,敵從利方上來,即視天時。陽時即令士卒袒前左肩,引聲大呼,鳴鑼擊鼓,先舉而擊之;陰時即令士卒含枚摘鈴,靜以待之。敵人若四面圍合,當分軍為三部,一居月建上,一居月德,一居生門,大將居亭亭上,引兵擊之大勝。

《三元經》に言う。もし部隊が極險の地に陷り、正しく山崖水澗の間に處り、兵馬は移動することが能わず、しかも敵人がまた有利の方位より壓し來る。この時は当時が陽時か陰時かを看るべし。もし陽時ならば、士卒に命じて左肩を袒露せしめ、聲を齊えて大呼し、鑼を鳴らし鼓を擊ち、先んじて攻撃を發動せしめよ。もし陰時ならば、士卒に命じて口に枚を銜ませ、馬鈴を摘去せしめ、靜かに敵人の來攻を待て。もし敵人が四面合圍すれば、部隊を三部分に分かつべし。一部は月建の位に駐し、一部は月徳の位に駐し、一部は生門の位に駐し、主將本人は「亭亭」の位に坐鎭し、然る後に兵を領して衝擊すれば、必ず大勝を獲ます。

出入山中法

任公曰:凡入山,以天輔時奇門合處入出山,以明堂奇門合處出大吉。

任公が言う。およそ山に入らんとするは、天輔星の當値する時を選び、奇門の會合する處より入るべし。山を出でんとするは、「明堂」と奇門の會合する處より出でよ。さらばもっとも吉利なり。

逃避法

子胥對吳王曰:凡有急難之中逃避,便入家起一圖,從青龍上起足,過明堂上,出天門入地戶,向太陰到華蓋上,出軍戰鬥大勝,出行不逢盜賊。又曰:昔避楚王之難,困於王宮,不得出,乃在宮地畫一子午卯酉十二宮圖,從青龍發足而走,楚兵不見。

伍子胥が吳王に答えて言う。およそ急難に遇い逃脫せんとするは、屋に入りて地に九宮圖を画き、「青龍」の位より歩を起こし、「明堂」の位を經て、「天門」を出でて「地戶」に入り、「太陰」の方向に向かって「華蓋」の位の上に走る。これに照らして行進せば、出兵作戰は必ず大勝を獲、出門遠行も盜賊に撞上することなし。また彼が言う。當年われ楚王の追捕を避け、王宮の裏に困せられて出でること能わざりし時、宮中の地に子午卯酉十二宮圖を画き、青龍位より歩を起こして走り出でたれば、楚兵はついにわれを見ること能わざりき。

太陽臨時法

四孟月甲申丙壬時,四仲月乾坤艮巽時,四季月癸乙丁辛時,此四煞藏沒之時,用之大吉,須看太陰過宮。

「太陽臨時」の取る法はこうです。寅申巳亥の四孟の月は、甲・申・丙・壬のこの幾つかの時を取ります。子午卯酉の四仲の月は、乾・坤・艮・巽の四維方位の對應する時を取ります。辰戌丑未の四季の月は、癸・乙・丁・辛のこの幾つかの時を取ります。これらはいずれも四方の凶煞の潛藏隱沒する時刻で、以て事を行えば大吉です。ただし還た太陰がこの時どの宮に過ぐるかを查看し、一幷に參酌すべし。

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