五位
東方之極,自碣石山過朝鮮,貫大人之國,東至日出之次,榑木之地,青土樹木之野,太皞、句芒之所司者,萬二千里。其令曰:挺群禁,開閉闔,通窮窒,達障塞,行優遊,棄怨惡,解役罪,免憂患,休罰刑,開關梁,宣出財,和外怨,撫四方,行柔惠,止剛強。
東方の極は、碣石山より朝鮮を過ぎ、大人の國を貫き、東の日出づる次・扶桑の地・青土樹木の野に至るは、太皞・句芒の司る所にして、一萬二千里。其の令に曰く、群禁を寬め、閉闔を開き、窮窒を通じ、障塞を達し、行うに優游し、怨惡を棄て、役罪を解き、憂患を免じ、罰刑を止め、關梁を開き、財貨を宣出し、外怨を和し、四方を撫柔し、柔惠を施し、剛強を止めよ、と。
南方之極,自北戶孫之外,貫顓頊之國,南至委火炎風之野,赤帝、祝融之所司者,萬二千里。其令曰:爵有德,賞有功,惠賢良,救飢渴,舉力農,振貧窮,惠孤寡,憂罷疾,出大祿,行大賞,起毀宗,立無後,封建侯,立賢輔。
南方の極は、北戶孫の外より、顓頊の國を貫き、南の委火炎風の野に至るは、赤帝・祝融の司る所にして、一萬二千里。其の令に曰く、德ある者に爵し、功ある者を賞し、賢良を惠み、飢渴を救濟し、力農の者を擧用し、貧窮を賑濟し、孤寡を惠み、疲病を憂念し、大祿を發し、大賞を施し、毁せる宗を興し、後嗣なき者に後を立て、諸侯を封建し、賢輔を樹てよ、と。
中央之極,自昆侖東絕兩恆山,日月之所道,江、漢之所出,眾民之野,五穀之所宜,龍門、河、濟相貫,以息壤堙洪水之州,東至於碣石,黃帝、后土之所司者,萬二千里。其令曰:平而不阿,明而不苛,包裹覆露,無不囊懷,溥氾無私,正靜以和,行稃鬻,養老衰,弔死問疾,以送萬物之歸。
中央の極は、崑崙より東に兩恆山を越え、日月の經る所の道、江・漢の出づる所、衆民の野、五穀の宜る所、龍門・河・濟の相貫き、息壤を以て洪水の州を填塞し、東碣石に至るは、黃帝・后土の司る所にして、一萬二千里。其の令に曰く、平正にして阿私せず、明察にして苛刻ならず、包裹覆露して、囊括懷藏せざるなし、溥泛私なく、正靜にして和し、粥食を施行し、老衰を奉養し、死を吊い疾を問い、以て萬物を歸せしめよ、と。
西方之極,自昆侖絕流沙、沈羽,西至三危之國,石城金室,飲氣之民,不死之野,少皞、蓐收之所司者,萬二千里。其令曰:審用法,誅必辜,備盜賊,禁姦邪,飾群牧,謹著聚,修城郭,補決竇,塞蹊徑,遏溝瀆,止流水,雝谿谷,守門閭,陳兵甲,選百官,誅不法。
西方の極は、崑崙より流沙・沈羽を越え、西の三危の國・石城金室・飲氣の民・不死の野に至るは、少皞・蓐收の司る所にして、一萬二千里。其の令に曰く、法を用るを愼審し、誅必ず其の罪に當たり、盜賊を防備し、奸邪を禁絕し、群牧を整飭し、蓄聚を愼み、城郭を修め、決口を補い、蹊徑を塞ぎ、溝瀆を遏止し、流水を止め、谿谷を壅塞し、門閭を守り、兵甲を陳し、百官を選拔し、不法を誅せよ、と。
北方之極,自九澤窮夏晦之極,北至令正之谷,有凍寒積冰、雪雹霜霰、漂潤群水之野,顓頊、玄冥之所司者,萬二千里。其令曰:申群禁,固閉藏,修障塞,繕關梁,禁外徙,斷罰刑,殺當罪,閉關閭,大搜客,止交遊,禁夜樂,蚤閉晏開,以塞姦人,已德,執之必固。天節已幾,刑殺無赦,雖有盛尊之親,斷以法度。毋行水,毋發藏,毋釋罪。
北方の極は、九澤より夏晦の極に窮まり、北の令正の山谷、凍寒積冰・雪雹霜霰・漂潤群水の野あるに至るは、顓頊・玄冥の司る所にして、一萬二千里。其の令に曰く、群禁を申明し、閉藏を固くし、障塞を修め、關梁を繕い、外に遷徙するを禁じ、罰刑を決斷し、罪に當たる者を殺し、關閭を關閉し、大に外來の客を搜し、交游を止め、夜樂を禁じ、早く關り晚く開き、以て奸人を塞ぎ、已に得て執持必ず固くせよ。天節已に將に終わらんとすれば、刑殺赦する毋かれ、盛尊の親ありと雖も、亦法度を以て決斷せよ。水を行う毋く、藏する所を發掘する毋く、罪ある者を釋放する毋かれ、と。
六合
孟春與孟秋為合,仲春與仲秋為合,季春與季秋為合,孟夏與孟冬為合,仲夏與仲冬為合,季夏與季冬為合。孟春始贏,孟秋始縮;仲春始出,仲秋始內;季春大出,季秋大內;孟夏始緩,孟冬始急;仲夏至修,仲冬至短;季夏德畢,季冬刑畢。故正月失政,七月涼風不至;二月失政,八月雷不藏;三月失政,九月不下霜;四月失政,十月不凍;五月失政,十一月蟄蟲冬出其鄉;六月失政,十二月草木不脫;七月失政,正月大寒不解;八月失政,二月雷不發;九月失政,三月春風不濟;十月失政,四月草木不實;十一月失政,五月下雹霜;十二月失政,六月五穀疾狂。春行夏令洩,行秋令水,行冬令肅。夏行春令風,行秋令蕪,行冬令格。秋行夏令華,行春令榮,行冬令耗。冬行春令洩,行夏令旱,行秋令霧。
孟春は孟秋と合し、仲春は仲秋と合し、季春は季秋と合し、孟夏は孟冬と合し、仲夏は仲冬と合し、季夏は季冬と合す。孟春始めて贏餘し、孟秋始めて收縮す。仲春始めて出で、仲秋始めて納る。季春大いに出で、季秋大いに納る。孟夏始めて緩やかにし、孟冬始めて急す。仲夏日最も長く、仲冬日最も短し。季夏德畢わり、季冬刑畢わる。故に正月政を失えば、七月凉風至らず。二月政を失えば、八月雷收まらず。三月政を失えば、九月霜下らず。四月政を失えば、十月凍えず。五月政を失えば、十一月蟄蟲冬に其の鄉を出離す。六月政を失えば、十二月草木落ちず。七月政を失えば、正月大寒解けず。八月政を失えば、二月雷發せず。九月政を失えば、三月春風止まず。十月政を失えば、四月草木結實せず。十一月政を失えば、五月雹霜を下す。十二月政を失えば、六月五穀疾狂す。春に夏令を行えば泄し、秋令を行えば水し、冬令を行えば肅す。夏に春令を行えば風し、秋令を行えば蕪し、冬令を行えば格す。秋に夏令を行えば華し、春令を行えば榮し、冬令を行えば耗す。冬に春令を行えば泄し、夏令を行えば旱き、秋令を行えば霧す。
制度
制度陰陽,大制有六度:天為繩,地為準,春為規,夏為衡,秋為矩,冬為權。繩者,所以繩萬物也。準者,所以準萬物也。規者,所以員萬物也。衡者,所以平萬物也。矩者,所以方萬物也。權者,所以權萬物也。繩之為度也,直而不爭,脩而不窮,久而不弊,遠而不忘,與天合德,與神合明,所欲則得,所惡則亡,自古及今,不可移匡,厥德孔密,廣大以容,是故上帝以為物宗。準之為度也,平而不險,均而不阿,廣大以容,寬裕以和,柔而不剛,銳而不挫,流而不滯,易而不穢,發通而有紀,周密而不洩,準平而不失,萬物皆平,民無險謀,怨惡不生,是故上帝以為物平。規之為度也,轉而不復,員而不垸,優而不縱,廣大以寬,感動有理,發通有紀,優優簡簡,百怨不起,規度不失,生氣乃理。衡之為度也,緩而不後,平而不怨,施而不德,弔而不責,當平民祿,以繼不足,絎絎陽陽,唯德是行,養長化育,萬物蕃昌,以成五穀,以實封疆,其政不失,天地乃明。矩之為度也,肅而不悖,剛而不憒,取而無怨,內而無害,威厲而不懾,令行而不廢,殺伐既得,仇敵乃克,矩正不失,百誅乃服。權之為度也,急而不贏,殺而不割,充滿以實,周密而不洩,敗物而弗取,罪殺而不赦,誠信以必,堅愨以固,糞除苛慝,不可以曲,故冬正將行,必弱以強,必柔以剛,權正而不失,萬物乃藏。明堂之制,靜而法準,動而法繩,春治以規,秋治以矩,冬治以權,夏治以衡,是故燥溼寒暑以節至,甘雨膏露以時降。
陰陽を制するに、大制六度あり。天は繩、地は準、春は規、夏は衡、秋は矩、冬は權なり。繩は、以て萬物を度するなり。準は、以て萬物を平にするなり。規は、以て萬物を周するなり。衡は、以て萬物を均にするなり。矩は、以て萬物を方にするなり。權は、以て萬物を權するなり。繩を以て度と爲すれば、直にして亂れず、長くして脩遠なく、久しくして敝壞せず、遠くして遺忘せず、天と德を合し、神と明を合し、欲する所は得、惡む所は亡う。古より今に至る、移易匡正すべからず。其の德微微たり、廣大にして容る。故に上帝以て物の宗と爲す。準を以て度と爲すれば、平にして險ならず、均にして阿らず、廣大にして容れ、寬裕にして和し、柔にして剛ならず、銳にして挫けず、流れて壅せず、平易にして穢れず、開通にして紀あり、周密にして泄れず、準平にして失せず、萬物皆平、民險謀なく、怨惡生ぜず。故に上帝以て物の平と爲す。規を以て度と爲すれば、轉じて生じて、圓にして員にせず、優裕にして縱せず、廣大にして寬く、感動理あり、開通紀あり、優優簡簡たり、百怨起こらず、規度失わず、生氣乃ち理う。衡を以て度と爲すれば、緩にして後れず、平にして怨せず、施して德せず、吊して責めず、平民の祿に當たり、以て不足に濟う。洋洋陽陽たり(底本は「綌綌」)、唯德を行い、養長化育し、萬物蕃昌し、以て五穀を成し、以て封疆を充實す。其の政失わず、天地乃ち明らかなり。矩を以て度と爲すれば、肅にして悖亂せず、剛にして昏亂せず、取るも怨せず、納るも害せず、威厲にして懾せず、令行にして廢せず、殺伐當たりて、仇讐乃ち克つ。矩正失わず、百誅乃ち服す。權を以て度と爲すれば、急にして贏せず、殺して割せず、充實にして固く、周密にして泄れず、敗物にして取らず、罪殺に赦さず、誠信にして必ず行い、堅愨にして牢なり。苛慝を糞除し、以て曲げるべからず。故に冬正將に行われんとすれば、必ず弱より強に、必ず柔より剛にす。權正失わず、萬物乃ち閉藏す。明堂の制は、静は準に法し、動は繩に法す。春は規を以て治め、秋は矩を以て治め、冬は權を以て治め、夏は衡を以て治む。故に燥濕寒暑節を以て至り、甘雨膏露時を以て降る。
覽冥訓
昔者,師曠奏白雪之音,而神物為之下降,風雨暴至。平公癃病,晉國赤地。庶女叫天,雷電下擊,景公臺隕,支體傷折,海水大出。夫瞽師、庶女,位賤尚葈,權輕飛羽,然而專精厲意,委務積神,上通九天,激厲至精。由此觀之,上天之誅也,雖在壙虛幽間,遼遠隱匿,重襲石室,界障險阻,其無所逃之亦明矣。
昔、師曠白雪の音を奏すれば、神物此に降り、風雨暴至す。平公癃病を得、晉國赤地なり。庶女天に呼ばえば、雷電下擊し、景公の臺隕ち、支體傷折し、海水大出す。盲樂師・庶女は、位は尚葈より賤く、權は飛羽より輕し。然れども專精厲意し、委務積神し、上九天に通じ、激厲至精す。此より之を觀れば、上天の誅罰は、雖も在りて虛曠幽閒・遼遠隱匿・重襲石室・界障險阻にあれども、其の逃るる所なきは明らかなり。
武王伐紂,渡於孟津,陽侯之波,逆流而擊,疾風晦冥,人馬不相見。於是武王左操黃鉞,右秉白旄,瞋目而捴之曰:“餘任天下,誰敢害吾意者!”於是,風濟而波罷。魯陽公與韓構難,戰酣日暮,援戈而捴之,日為之反三舍。夫全性保真,不虧其身,遭急迫難,精通於天。若乃未始出其宗者,何為而不成!夫死生同域,不可脅陵,勇武一人,為三軍雄。彼直求名耳,而能自要者尚猶若此,又況夫宮天地,懷萬物,而友造化,含至和,直偶於人形,觀九鑽一,知之所不知,而心未嘗死者乎!
武王紂を伐つに、孟津に河を渡るに、陽侯の波逆に流れて擊ち、疾風晦冥にして、人馬相見えず。是に於て武王左に黃鉞を操り、右に白旄を秉り、目を瞋めて之を麾りて曰く、余天下を任う、敢て余の志を害する者誰ぞ、と。是に於て風止み波歇む。魯陽公韓と難を構え戰い、戰酣なりて日暮る。戈を援りて之を撝れば、日の爲に三舍を反る。性を全うし真を保ち、身を虧かず、急難に遭い、精天通ず。未だ其の宗を離れざる者に至れば、何をか爲して成らざらん。死生同域、脅凌すべからず。勇武一人、三軍の雄を爲す。彼は名を求むるに過ぎず、自ら要する能き者尚且く此の如し。況んや宮室天地を懷抱し、造化と友と爲り、至和を含み、僅に人形を偶し、九を觀て一を鑽研し、知らざる所を知りて、而も心未だ嘗て死せざる者をや。
昔雍門子以哭見於孟嘗君,已而陳辭通意,撫心發聲。孟嘗君為之增欷歍唈,流涕狼戾不可止。精神形於內,而外諭哀於人心,此不傳之道。使俗人不得其君形者而效其容,必為人笑。故蒲且子之連鳥於百仞之上,而詹何之騖魚於大淵之中,此皆得清淨之道,太浩之和也。夫物類之相應,玄妙深微,知不能論,辯不能解,故東風至而酒湛溢,蠶咡絲而商弦絕,或感之也。畫隨灰而月運闕,鯨魚死而彗星出,或動之也。故聖人在位,懷道而不言,澤及萬民。君臣乖心,則背譎見於天,神氣相應,徵矣。故山雲草莽,水雲魚鱗,旱雲煙火,涔雲波水,各象其形類,所以感之。
昔、雍門子哭を以て孟嘗君に見ゆ。已にして辭を陳して意を通じ、心を撫でて聲を發す。孟嘗君是に於て欷歔を增し咽唈し、流涕狼藉して止むべからず。精神內に形を成し、而も外に哀を人の心に曉論するは、此れ傳うべからざるの道なり。庸人をして其の君形を得ざらしめて而も其の容を仿效せば、必ず人に笑われん。故に蒲且子百仞の上に鳥を連にし、詹何大淵の中に魚を驅使す。是れ皆清淨の道・太浩の和を得たればなり。物類相感応して、玄妙深微にして、智能論ぜず、辨能く解せず。故に東風至りて酒溢湛し、蠶珥絲して商絃絕ゆ。或いは感ずる所有らん。灰を以て畫けば月闕し、鯨魚死して彗星出づ。或いは動する所有らん。故に聖人在位して、道を懷きて言わざれば、澤萬民に及ぶ。君臣心を離れ、背譎天に見え、神氣相應じ、徵驗昭著なり。故に山雲草莽に似、水雲魚鱗に似、旱雲煙火に似、涔雲波水に似、各其の形類に似たるは、感應する所以なり。
夫陽燧取火於日,方諸取露於月,天地之間,巧曆不能舉其數,手徽忽怳,不能覽其光,然以掌握之中,引類於太極之上,而水火可立致者,陰陽同氣相動也。此傅說之所以騎辰尾也。故至陰飂々,至陽赫赫,兩者交接成和,而萬物生焉。眾雄而無雌,又何化之所能造乎?所謂不言之辯,不道之道也。故召遠者使無為焉,親近者使無事焉,惟夜行者為能有之。故卻走馬以糞,而車軌不接於遠方之外,是謂坐馳陸沈,晝冥宵明,以冬鑠膠,以夏造冰。夫道者,無私就也,無私去也。能者有餘,拙者不足,順之者利,逆之者兇。譬如隋侯之珠,和氏之璧,得之者富,失之者貧,得失之度,深微窈冥,難以知論,不可以辯說也。何以知其然?今夫地黃主屬骨,而甘草主生肉之藥也,以其屬骨,責其生肉,以其生肉,論其屬骨,是猶王孫綽之慾倍偏枯之藥,而欲以生殊死之人,亦可謂失論矣!
陽燧日より火を取り、方諸月より露を取る。天地之閒に在りて、巧歷の人も其の數を擧げる能わず、手微忽之閒に在りて、其の光を攬る能わず。然れども掌握之閒に在りて、太極の上より以て同類を引けば、水火立ちどころに致すべし。是れ陰陽同氣相動せるなり。此れ傅說の辰尾に騎る所以なり。故に至陰飂飂、至陽赫赫として、兩者交接して和を成せば、萬物生ず。衆雄にして雌無かれば、又なんの化か能く造らん。所謂言わざるの辨・道わざるの道なり。故に遠方の人を召すには無為、親近の人を用るには無事、唯夜行の人の之有り。故に卻走馬に糞せしめ、車軌遠方之外に接せず。是を坐して馳・陸沈・晝冥・宵明・冬膠を鎔し夏冰を造ると謂う。夫の道は、私自ら來るなし、私自ら去るなし。能ある者は餘あり、拙なる者は足らず。其の利に順い、其の凶に逆らう。隋侯之珠・和氏之璧の如く、之を得る者は富み、之を失う者は貧なり。得失の度は、深微窈冥にして、以て知を論じ難く、辨を以て言うべからず。何以て然るを知らん。今夫の地黃は屬骨を主る、甘草は生肉を主る藥なり。其の屬骨を以て其の生肉を責め、其の生肉を以て其の屬骨を論ずるは、王孫綽の偏枯を治する藥を倍して、已に死せる人を以て生かさんと欲するに似たり。亦失論と謂うべきか。
若夫以火能焦木也,因使銷金,則道行矣。若以慈石能運鐵也,而求其引瓦,則難矣。物固不可以輕重論也。夫燧之取火於日,慈石之引鐵,蟹之敗漆,葵之鄉日,雖有明智,弗能然也。故耳目之察,不足以分物理;心意之論,不足以定是非。故以智為治者,難以持國,唯通於太和,而持自然之應者,為能有之。故嶢山崩而薄落之水涸,區冶生而淳鉤之劍成。紂為無道,左強在側;太公並世,故武王之功立。由是觀之,利害之路,禍福之門,不可求而得也。
若し夫の火の能く木を焦がすを以て、之を用いて金を銷せば、則ち道行わる。若し磁石の能く鐵を運ぶを以て、而も其の瓦を引くを求めば、則ち難し。物固より輕重を以て論ずべからず。燧の日より火を取る、磁石の鐵を引く、蟹の漆を敗る、葵の日に鄉く、雖も明智ありといえども、能く然る所以を言うことなし。故に耳目の觀察は、以て物理を分かつに足らず。心意之論は、以て是非を定むるに足らず。故に智を以て治を爲す者は、國を持し難し。唯太和に通じ自然之應を持する者、爲に之を有つを勝う。故に嶢山崩れて薄落之水涸れ、區冶生じて淳鈎之劍成る。紂無道にして左強側に在り、太公竝び世に在り。故に武王の功立つ。此より之を觀れば、利害之路・禍福之門、求めて得べからざるなり。
夫道之與德,若韋之與革,遠之則邇,近之則遠。不得其道,若觀鯈魚。故聖若鏡,不將不迎,應而不藏,故萬化而無傷。其得之,乃失之;其失之,非乃得之也。今失調弦者,叩宮宮應,彈角角動,此同聲相和者也。夫有改調一弦,其於五音無所比,鼓之而二十五絃皆應,此未始異於聲,而音之君已形也。故通於太和者,昏若純醉而甘臥以遊其中,而不知其所由至也。
夫の道與德は、韋之與革の若し。之に遠ければ反りて近く、之に近ければ反りて遠し。其の道を得ず、觀倏魚の若し。故に聖人若鏡の如く、將ずるも迎えず、應じて藏せず。故に萬化して傷なし。其の得るは、乃ち其の失うなり。其の失うは、未嘗て之を得るに非ず。今夫の調絃者は、宮を叩けば宮應じ、角を彈けば角動く。此れ同聲相和するなり。若し改めて一絃を調し、其の五音に於て比する所なし、鼓せば二十五絃皆應ず。此れ未だ嘗て聲に異ならずして、而も音之君已に形を成せり。故に太和に通ずる者は、昏として純醉の若くして、甘く卧して其の中に游び、從て來る所を知らず。
純溫以淪,鈍悶以終,若未始出其宗,是謂大通。今夫赤螭、青虯之遊冀州也,天清地定,毒獸不作,飛鳥不駭,入榛薄,食薦梅,噆味含甘,步不出頃畝之區,而蛇鱔輕之,以為不能與之爭於江海之中。若乃至於玄雲之素朝,陰陽交爭,降扶風,雜凍雨,扶搖而登之,威動天地,聲震海內,蛇鱔著泥百仞之中,熊羆匍匐丘山盤巖,虎豹襲穴而不敢咆,猿狖顛蹶而失木枝,又況直蛇鱔之類乎!鳳凰之翔至德也,雷霆不作,風雨不興,川穀不澹,草木不搖,而燕雀佼之,以為不能與之爭於宇宙之間。還至其曾逝萬仞之上,翱翔四海之外,過昆侖之疏圃,飲砥柱之湍瀨,邅回蒙泛之渚,尚佯冀州之際,徑躡都廣,入日抑節,羽翼弱水,暮宿風穴,當此之時,鴻鵠鶬鸖莫不憚驚伏竄,注喙江裔,又況直燕雀之類乎!此明於小動之跡,而不知大節之所由者也。
純溫以て渝、鈍閟以て終り、未だ嘗て其の宗を離れざる若く、是を大通と謂う。今夫の赤螭・青虬の冀州に游ぶ、天清く地定まり、毒獸作さず、飛鳥駭かず、榛薄に入り、薦梅を食い、咀味含甘して、步畝頃の區を出でず。蛇鱔之を輕しとして、之と江海の中に爭う能わずと以爲う。玄雲の素朝に至りて、陰陽交爭し、扶風を降し、凍雨を雜え、扶搖に乘りて登れば、威天地を動かし、聲海內に震う。蛇鱔百仞の泥中に著き、熊羆丘山巖嵒に匐匍し、虎豹穴に襲えて咆を敢えてせず、猨狖顛蹶して木枝を失う。又況んや唯蛇鱔之類のみをや。夫の鳳凰の至德に翔けるは、雷霆作さず、風雨興らず、川谷澹せず、草木搖れず、燕雀之を輕しとして、之と宇宙之閒に爭う能わずと以爲う。其の萬仞の上に高飛し、四海之外に翱翔し、崑崙之疏圃を過ぎ、砥柱之湍急を飲み、蒙泛之渚に邅回し、冀州之際に徜徉し、都廣を徑躡し、日抑に入り節を下し、羽翼弱水に濡らし、暮れて風穴に宿る。此の時に當たり、鴻鵠鸧鶴と雖も、憚驚伏竄して、喙を江皋に注ぎ命を全うせざるなし。又況んや唯燕雀之類のみをや。此れ小事の跡を明にして、大節の由て來る所を知らざるなり。
昔者王良、造父之禦也,上車攝轡,馬為整齊而斂諧,投足調均,勞逸若一,心怡氣和,體便輕畢,安勞樂進,馳騖若滅,左右若鞭,周旋若環,世皆以為巧,然未見其貴者也。若夫鉗且、大丙之禦,除轡銜,去鞭棄策,車莫動而自舉,馬莫使而自走也,日行月動,星耀而玄運,電奔而鬼騰,進退屈伸,不見朕垠,故不招指,不咄叱,過歸雁於碣石,軼鶤雞於姑餘,騁若飛,騖若絕,縱矢躡風,追猋歸忽,朝發榑桑,日入落棠,此假弗用而能以成其用也。非慮思之察,手爪之巧也,嗜慾形於胸中,而精神逾於六馬,此以弗禦禦之者也。
昔者、王良・造父の御するは、車に上りて轡を攝し、馬整斂和諧を爲し、投足調均して、勞逸一の若く、心怡氣和、體輕便にして、勞に安んじ進を樂しみ、馳騖逝くが若く、左右鞭あるが若く、周旋環の若し。世皆巧と以爲うも、未だ其の貴きを見ざるなり。若し夫の鉗且・大丙之御は、轡銜を除き、鞭策を去り、車莫動にして自ら擧り、馬莫使にして自ら走る。日行月動、星耀し天運轉し、電奔し鬼騰し、進退屈伸、朕兆垠崿を見ず。故に招攬指麾せず、呵叱せずして、碣石に歸雁を過ぎ、姑余に鶤雞を超ゆ。馳騖飛ぶが若く、忽若く、縱矢蹤風し、追飆歸忽し、朝扶桑を發し、日落棠に入る。此れ假ずに用わずして、而も能く其の用を成すなり。非ず思慮之明察・手爪之巧なり。嗜欲胸中之閒に藏し、而も精神六馬を諭うは、此れ弗御に御するなり。
昔者黃帝治天下,而力牧、太山稽輔之,以治日月之行律,治陰陽之氣,節四時之度,正律曆之數,別男女,異雌雄,明上下,等貴賤,使強不掩弱,眾不寡,人民保命而不夭,歲時孰而不兇,百官正而無私,上下調而無尤,法令明而不暗,輔佐公而不阿,田者不侵畔,漁者不爭隈。道不拾遺,市不豫賈,城郭不關,邑無盜賊,鄙旅之人相讓以財,狗彘吐菽粟於路,而無仇爭之心。於是日月精明,星辰不失其行,風雨時節,五穀登孰,虎狼不妄噬,鷙鳥不塾搏,鳳皇翔於庭,麒麟遊於郊,青龍進駕,飛黃伏皂,諸北、儋耳之國,莫不獻其貢職,然猶未及虙戲氏之道也。
昔者黃帝天下を治むるに、力牧・太山稽之を輔けて、以て日月之行律を治め、陰陽之氣を治め、四時之度を節し、律歷之數を正し、男女を別し、雌雄を異ならしめ、上下を明かにし、貴賤を等わしめ、強の弱を掩わしめず、衆の寡を暴らしめず。人民命を保ちて夭せず、歲時孰にして凶せず、百官正にして私なく、上下調和して怨尤なし。法令明にして暗せず、輔佐公にして阿らず、田者畔を侵さず、漁者隈を爭わず。道遺を拾わず、市豫賈せず、城郭關せず、邑に盜賊なし、鄙旅の人財を相讓り、狗彘豆粟を道に吐きて、而も忿爭の心なし。是に於て日月精明、星辰其の行を失わず、風雨時節にして、五穀登孰し、虎狼妄噬せず、鷙鳥擅搏せず、鳳凰庭に翔け、麒麟郊に游び、青龍駕を進め、飛黃皂に伏す。諸北・儋耳之國、貢獻せざるなし。然れども伏羲氏之軌道に及ばず。
往古之時,四極廢,九州裂,天不兼覆,地不周載,火爁炎而不滅,水浩洋而不息,猛獸食顓民,鷙鳥攫老弱,於是女媧煉五色石以補蒼天,斷鼇足以立四極。殺黑龍以濟冀州,積蘆灰以止淫水。蒼天補,四極正,淫水涸,冀州平,狡蟲死,顓民生。背方州,抱圓天,和春陽夏,殺秋約冬,枕方寢繩,陰陽之所壅沈不通者,竅理之;逆氣戾物,傷民厚積者,絕止之。當此之時,臥倨倨,興眄眄,一自以為馬,一自以為牛,其行蹎蹎,其視瞑瞑,侗然皆得其和,莫知所由生,浮游不知所求,魍魎不知所往。當此之時,禽獸蝮蛇,無不匿其爪牙,藏其螫毒,無有攫噬之心。考其功烈,上際九天,下契黃壚,名聲被後世,光暉重萬物。乘雷車,服駕應龍,驂青虯,援絕瑞,席蘿圖,黃雲絡,前白螭,後奔蛇,浮游消搖,道鬼神,登九天,朝帝於靈門,宓穆休於太宜之下。然而不彰其功,不揚其聲,隱真人之道,以從天地之固然。何則?道德上通,而智故消滅也。
往古の時、四極廢し、九州裂け、天兼覆せず、地周載せず、火爁炎して滅せず、水浩洋して息まず、猛獸顓民を食い、鷙鳥老弱を攫む。是に於て女媧五色石を鍊りて以て蒼天を補い、鼇足を斷りて以て四極を立つ。黑龍を殺して以て冀州を濟い、蘆灰を積みて以て淫水を止む。蒼天補われ、四極正し、淫水涸れ、冀州平らぎ、狡蟲死し、顓民生ず。方州を背にし、圓天を抱き、春を和し夏を暢し、秋を殺し冬を約す。方を枕とし繩を寢とす。陰陽の壅沈塞通ぜざる所を、之を疏理す。逆氣物を傷り民を害して厚積するを、之を絕止す。當此之時、卧すれば倨倨、興れば眄眄、一自ら馬と以爲い、一自ら牛と以爲う。其の行蹎蹎、其の視瞑瞑、侗然皆其の和を得て、從て生ずる所を知らず、浮游求る所を知らず、魍魎往く所を知らず。當此之時、禽獸蝮蛇、爪牙を匿り螫毒を藏し、攫噬の心あるなし。其の功烈を攷えば、上九天に際し、下黃壚に契す。名聲後世を被り、光暉萬物に重熏す。雷車に乘り、應龍に服し、青虬に驂し、絕瑞を援り、蘿圖を席し、黃雲絡み、前白螭、後奔蛇、浮游逍遙し、鬼神を道し、九天に登り、靈門に帝を朝見し、宓穆休して太祖之下に息す。然れども其の功を彰せず、其の聲名を揚げず、真人之密を隱して、天地之道に從う。何則や。道德上通して、智巧消滅すればなり。
逮至夏桀之時,主暗晦而不明,道瀾漫而不修,棄捐五帝之恩刑,推蹶三王之法籍。是以至德滅而不揚,帝道掩而不興,舉事戾蒼天,發號逆四時,春秋縮其和,天地除其德,仁君處位而不安,大夫隱道而不言,群臣準上意而懷當,疏骨肉而自容,邪人參耦比周而陰謀,居君臣父子之間,而競載驕主而像其意,亂人以成其事。是故君臣乖而不親,骨肉疏而不附,植社槁而墵裂,容臺振而掩覆,犬群嗥而入淵,豕銜蓐而席澳,美人挐道墨面而不容,曼聲吞炭內閉而不歌,喪不盡其哀,獵不聽其樂,西老折勝,黃神嘯吟,飛鳥鎩翼,走獸廢腳,山無峻幹,澤無窪水,狐狸首穴,馬牛放失,田無立禾,路無莎薠,金積折廉,璧襲無理,磬龜無腹,蓍策日施。
夏桀の時に逮ぶに、主晦而不明、道瀾漫而修せず、五帝之恩刑を棄捐し、三王之法籍を推蹶す。是に於て至德之粋、揚せず、帝道掩えて興らず。事を擧げて蒼天に戾り、號を發して四時に逆い、春秋其の和を縮め、天地其の德を除す。仁君位に處りて安んぜず、大夫道を隱して言わず、羣臣上意を準準して懷き而も當を求め、骨肉を疏遠して自ら容り、邪人耦比周して陰謀し、君臣父子之閒に居り、驕主に載りて其の意を像り、人を亂して其の事を成すを競う。是故君臣乖而不親、骨肉疏而不附、植社枯而坼裂、容臺振而掩覆、犬羣嗥而入淵、豕銜蓐而席澳、美人挐首墨面而不容、曼聲吞炭內閉而不歌、喪不盡其哀、獵不聽其樂、西老折勝、黃神嘯吟、飛鳥鷇翼、走獸廢腳、山無峻幹、澤無窪水、狐狸首穴、馬牛放失、田無立禾、路無莎蘩、金積折廉、璧襲無理、磬龜無腹、蓍策日施。
晚世之時,七國異族,諸侯製法,各殊習俗,縱橫間之,舉兵而相角,攻城濫殺,覆高危安,掘墳墓,揚人骸,大沖車,高重京,除戰道,便死路,犯嚴敵,殘不義,百往一反,名聲苟盛也。是故質壯輕足者為甲卒,千里之外,家老羸弱,悽愴於內,廝徒馬圉,軵車奉饟,道路遼遠,霜雪亟集,短褐不完,人羸車弊,泥塗至膝,相攜於道,奮首於路,身枕格而死,所謂兼國有地者,伏屍數十萬,破車以千百數,傷弓弩矛戟矢石之創者,扶舉於路,故世至於枕人頭,食人肉,菹人肝,飲人血,甘之於芻豢故。故自三代以後者,天下未嘗得安其情性,而樂其習俗,保其修命,而不夭於人虐也。所以然者何也?諸侯力征,天下不合而為一家。
晚世の時、七國異族して、諸侯制法して、各殊俗あり。從橫之閒之して、擧兵而相角し、攻城濫殺し、覆高危安し、掘墳墓し、揚人骸し、大衝車し、高重京し、除戰道し、便死路し、犯敵敵し、殘不義し、百往一反して、名聲苟盛なり。是故質壯輕足の者を甲卒と爲し、千里之外に在り、家老羸弱悽愴して內に在り、廝徒馬圉輈車奉饟し、道路遼遠にして、霜雪亟集り、短褐不完、人羸車弊、泥塗至膝、相攜於道、奮首於路、身枕格而死。所謂國を兼ね地を覆す者は、伏尸數十萬、破車以千百數、弓弩矛戟矢石に傷れる者、扶攑擡輂して路に在り。故世至りて枕人頭、食人肉、人肝を菹し、人血を飲み、芻豢之甘の如く之を甘と爲す。故三代之後に自りて、天下未だ嘗て能く其の情性を安んじ、其の習俗を樂しみ、其の壽命を保して、人暴害に夭せず。其の然る所以は何ぞ。諸侯力征して、天下合して一家と爲らざればなり。
逮至當今之時,天子在上位,持以道德,輔以仁義,近者獻其智,遠者懷其德,拱揖指麾而四海賓服,春秋冬夏皆獻其貢職,天下混而為一,子孫相代,此五帝之所以迎天德也。夫聖人者,不能生時,時至而弗失也。輔佐有能,黜讒佞之端,息巧辯之說,除刻削之法,去煩苛之事,屏流言之跡,塞朋黨之門,消知能,修太常,隳肢體,絀聰明,大通混冥,解意釋神,漠然若無魂魄,使萬物各複歸其根,則是所修伏犧氏之跡,而反五常之道也。
逮至當今之時、天子在上位、持以道德、輔以仁義、近者獻其智、遠者懷其德、拱揖指麾而四海賓服、春秋冬夏皆獻其貢職、天下混而爲一、子孫相代、此五帝之所以迎天德也。夫聖人者不能生時、時至而弗失也。輔佐有能、黜讒佞之端、息巧辯之說、除刻削之法、去煩苛之事、屏流言之跡、塞朋黨之門、消知能、修太常、隳肢體、絀聰明、大通混冥、解意釋神、漠然若無魂魄、使萬物各復歸其根、則是所修伏犧氏之跡、而反五常之道也。
夫鉗且、大丙不施轡銜而以善禦聞於天下,伏戲、女媧不設法度而以至德遺於後世。何則?至虛無純一而不𡁕喋苛事也。《周書》曰:“掩雉不得,更順其風。”今若夫申、韓、商鞅之為治也,挬拔其根,蕪棄其本,而不窮究其所由生,何以至此也?鑿五刑,為刻削,乃背道德之本,而爭於錐刀之末,斬艾百姓,殫盡太半,而忻忻然常自以為治,是猶抱薪而救火,鑿竇而出水。夫井植生梓而不容甕,溝植生條而不容舟,不過三月必死。所以然者何也?皆狂生而無其本者也。河九折注於海而流不絕者,崑崙之輸也。潦水不洩,瀇瀁極望,旬月不雨則涸而枯澤,受瀷而無源者。譬若羿請不死之藥於西王母,姮娥竊以奔月,悵然有喪,無以續之。何則?不知不死之藥所由生也。是故乞火不若取燧,寄汲不若鑿井。
夫鉗且・大丙不施轡銜而以善御聞於天下、伏戯・女媧不設法度而以至德遺於後世。何則。至虛無純一、而不𠳳喋苛事也。周書曰、掩雉不得、更順其風。今若夫申・韓・商鞅之爲治也、捽拔其根、蕪棄其本、而不窮究其所由生。何以至此也。鑿五刑、爲刻削、乃背道德之本、而爭於錐刀之末、斬艾百姓、殫盡太半、而忻忻然常自以爲治、是猶抱薪而救火、鑿竇而出水。夫井植生梓而不容甕、溝植生條而不容舟、不過三月必死。所以然者何也。皆狂生而無其本者也。河九折注於海而流不絕者、崑崙之輸也。潦水不泄、瀇瀁極望、旬月不雨則涸而枯澤、受瀷而無源者、譬若羿請不死之藥於西王母、姮娥竊以奔月、悵然有喪、無以續之。何則。不知不死之藥所由生也。是故乞火不若取燧、寄汲不若鑿井。
