功曹(寅)
木神,大雪後日躔析木,十月將。
功曹の寅は木神に属す。大雪節の後、太陽は析木の次に纏躔す、故に寅は十月の月将なり。
功曹者,十月萬物大聚,歲功成就,而會計於曹也。
所谓「功曹」は、十月に万物大量に收聚し、一年の農功は已に完成し、官曹に到りて會計核算せんとすを説く、故に「功曹」の名を取る。
功曹神,面方青色有須,勢大身材,古之使命也。
功曹この神の形貌は、方臉にして面色青を發し、鬍鬚を蓄え、氣勢雄壯・身材魁偉にして、古人の中に於て対應するは命を奉じて出使する人なり。
甲寄其上,火生其下,青龍之象。音徵、數七、味酸,星尾、箕,禽虎、豹、貓,宮人馬,分野燕、幽州,屬虎,位東北。
天干の甲は寅上に寄居し、火は寅下に長生を得、それは十二天将中「青龍」の本象なり。五音に配して徵音に属し、成数は七、五味は酸;二十八宿の尾宿・箕宿に對應す;禽象は虎・豹・猫;十二宮は人馬宮、即ち射手宮;分野は燕地と幽州に属す;生肖は虎に属す;方位は東北に在り。
所主水器、文書、婚姻、才帛、官吏之事。
それの主る所は水具器皿・文書契券・婚姻嫁娶・財帛資貨と官吏の類の事なり。
類為天三臺星,又為天又風(作虎加申)。
類象に按じて言えば、寅は「天三臺星」;白虎と作して申位に加臨する時は、また風を起こすを主る(原書ここは「天又風」と作す)。
為承相、賓客、督郵、家長、夫壻、秀才(加六合青龍)、吏(雀加申、戌)、醫(天后加未)、丹客(亥加巳)、僧(后加申)。
人物の上では、寅は丞相・賓客・督郵の官・一家の長と夫婿を主る;六合・青龍に加臨する時は秀才を主り、朱雀が申・戌に加臨する時は吏人を主り、天后が未位に加臨する時は医家を主り、亥が巳位に加臨する時は煉丹方士を主り、天后が申位に加臨する時は僧人を主る。
為謁見、徵召、喜慶、文章(加卯)、信(作六合),又為五色(蛇加午)、四角。
事應の上では、寅は尊長に謁見・朝廷の徴召と喜慶の事を主る;卯位に加臨する時は文章を主り、六合と作する時は音信を主る;螣蛇が午位に加臨する時はまた五色斑斕の物を主る;このほかまた四方棱角の形を主る。
為三焦、膽、筋、脈、髮、口、眼。
身体の上では、寅は三焦・膽・筋・脈絡・鬚髪・口と眼を主る。
為社稷、公衙、庵、觀、神祠(加上)、神樹、山林。
處所の上では、寅は社稷壇廟・官府公衙・庵院・道觀を主る;上位に加臨する時は神祠を主る;このほかまた神樹と山林を主る。
為棟柱(寅午相加)、花木、屏風、寶劍、機杼、棺槨、火盆、香爐、禪椅、橋樑、竹箱、食物。
器物の上では、寅と午と相い加わる時は棟梁柱礎を主る;このほかまた花木・屏風・寶劍・織機杼軸・棺椁・火盆・香爐・禪椅・橋梁・竹箱と食物を主る。
為姓韓、蘓、曾、喬、林(寅卯相加)、霍(子加寅)、杜(戌加)、程、朱(太陰加),凡木傍、草頭、走腳、高、趙、杜之類。
姓氏の上では、寅は韓・蘇・曾・喬の諸姓を主る;寅卯相い加わる時は林姓を主り、子が寅に加わる時は霍姓を主り、戌が加臨する時は杜姓を主る;このほかまた程姓を主り、太陰が加臨する時は朱姓を主る。大凡そ字形に木字旁・草字頭・走之底の姓氏、および高・趙・杜の類は、皆この一類に帰入す。
功曹道士(乘龍)兼書籍(乘常),雜色班文(乘玄)火炬紅(乘雀),從事(乘後)信誠(乘雀)徵召(乘貴)吏(乘勾),虎豹(乘虎晝)貓狸(乘虎蛇空夜的)居木叢(乘合、水日、木火日為柴薪)。
歌訣にいう:功曹の寅が青龍に乗れば道士を主り、太常に乗れば書籍を主る;玄武に乗れば雑色斑斕の花紋を主り、朱雀に乗れば火炬の類の紅色の物を主る;天后に乗れば從事の職を主り、朱雀に乗れば誠信を主り、貴人に乗れば徴召を主り、勾陳に乗れば吏人を主る;白昼に白虎に乗れば虎豹を主り、夜間に白虎・螣蛇・天空に乗れば猫狸を主る;六合に乗りて壬癸水日に在りては林木叢薄を主り、木火の日に在りては則ち柴薪を主る。
青龍主道士,太常主書籍,玄武主雜色班文,朱雀主火炬之物,天后主從事(未解),朱雀又主信誠,天乙主徵召,勾陳主吏,白虎晝主虎豹,夜主貓、狸。螣蛇、天空則主貓、狸之怪。六合、壬癸日主木叢,丙丁則為柴薪,謂火旺木休也。
注解にいう:青龍が寅に臨めば道士を主り、太常は書籍を主り、玄武は雑色斑斕の花紋を主り、朱雀は火炬の物を主り、天后は從事の職を主る(此の條は旧解未詳);朱雀はまた誠實守信を主り、貴人は徴召を主り、勾陳は吏人を主る;白虎は白昼に占えば虎豹を主り、夜間に占えば猫と狸を主り、若し是れ螣蛇・天空が寅に臨めば、則ち猫狸の怪を作すを主る。六合は壬・癸水日に在りては林木叢薄を主り、丙・丁火日に在りては則ち柴薪に轉ず、火旺の時は木は已に休退するの故なり。
大吉(丑)
土神,冬至後日躔星紀,十一月將。
大吉の丑は土神に属す。冬至節の後、太陽は星紀の次に纏躔す、故に丑は十一月の月将なり。
大吉者,冬至之氣,小往大來,君子道長,大人之吉也。又一陽始生,上帝復位之義。
所谓「大吉」は、冬至の一陽來復の氣象を取る:陰は小にして往き陽は大にして来る、正に《周易・泰卦》の「小往大來」の義に合し、君子の道は日益に増長す、故に是れ大人の吉慶なり。別の一層の意思は、此の時一陽始まって生じ、正に《周易・復卦》の説く上帝のその位に復帰するの象にあたる。
大吉將,其色黑,為古之策牛人也。
大吉この將は、その色は黒にして、古人の中に於て対應するは鞭を執りて牛を驅る人なり。
癸寄其上,金墓其下,貴人之象。音徵、數八、味甘,星斗、牛,禽獬、牛、龜,宮磨蠍,分野吳、楊州,屬牛,位北方。
天干の癸は丑上に寄居し、金は丑下に墓に入り、それは十二天将中「貴人」の本象なり。五音に配して徵音に属し、成数は八、五味は甘;二十八宿の斗宿・牛宿に對應す;禽象は獬・牛・龜;十二宮は磨羯宮;分野は呉地と揚州に属す;生肖は牛に属す;方位は北方に在り。
所主田宅、園圃、及鬪爭事。又總論丑未專主田宅、才帛、晏喜。
それの主る所は田地宅舍・園圃種植および争闘の事なり。總じて言えば、丑と未のこの一對は、專ら田宅・財帛と宴飲喜慶を主る。
類為天牽牛星,又為天耳、風伯、雨師、天衢(作常加申酉)、雷雨(丑加卯雨復雷;卯加丑,雷後雨)。
類象に按じて言えば、丑は「天牽牛星」、又天耳・風伯・雨師と作りうる;太常と作して申・酉に加臨する時は天衢通道を主る;このほかまた雷雨を主る:丑が卯上に加臨すれば先に雨が降り後に雷を打つを主り、卯が丑上に加臨すれば則ち先に雷を打ち後に雨が降るを主る。
為人君、土主、宰執(加歲)、將軍、長者、父母、神佛、尼僧、矮子(作空)、瘸子(加卯酉)。
人物の上では、丑は人君・土地の主を主る;太歳に加臨する時は宰相執政を主る;このほかまた將軍・長者・父母・神佛・尼姑僧人を主る;天空と作する時は矮小の人を主り、卯・酉に加臨する時は跛足の人を主る。
為表奏(雀加寅)、舉薦、福德爵、冤仇、呪咀。
事應の上では、朱雀が寅位に加臨する時は上表章奏を主る;このほかまた擧薦・福德爵禄・冤家仇怨と咒罵詛祝を主る。
為脾、肺、小腸。又為禿髮、病日腹洩(丑亥相加)。
身体の上では、丑は脾・肺と小腸を主る;又頭髪脱落を主り、丑と亥と相い加わる時は病中腹瀉を主る。
為寶殿(貴加寅)、室閣、社壇、僧舍(加申)、桑園、倉庫、田圃、橋(龍加亥子)、井、牆。
處所の上では、貴人が寅位に加臨する時は寶殿を主る;このほかまた室宇樓閣・社壇を主る;申位に加臨する時は僧舍を主る;又桑園・倉庫・田圃を主る;青龍が亥・子に加臨する時は橋梁を主る;このほかまた水井と墻垣を主る。
為車轎(卯日)、珍珠(貴人加得旺相)、首飾、鞋履、秤尺、斗斛、飲食、枯物、不完物(丑為未)。
器物の上では、卯日は車馬轎輿を主る;貴人が加臨して氣の旺相を得る時は珍珠を主る;このほかまた首飾・鞋履・秤尺・斗斛量具・飲食・枯槁の物を主る;丑を未と論ずる時は、則ち殘缺不全の物を主る。
為六畜、龜鱉(加子)、蜈蚣。
動物の上では、丑は六畜を主る;子位に加臨する時は龜鱉を主る;このほかまた蜈蚣を主る。
為姓田、孫、牛、吳、趙、楊、杜、董、嶽、王(丑木加亥子)、苗、黃(俱六合加丑)、汪(亥加丑),凡土傍之類。
姓氏の上では、丑は田・孫・牛・呉・趙・楊・杜・董・岳の諸姓を主る;丑木が亥・子に加臨する時は王姓を主る;六合に乗りて丑上に加わる時は苗姓と黃姓を主る;亥が丑上に加臨する時は汪姓を主る。大凡そ字形に土字旁の類を帯ぶる姓氏は、皆この一類に帰入す。
大吉將軍(乘勾)主薦賢(乘雀火日的),橋樑(乘龍乙辛日的)長者(乘貴)地祇(乘陰)冤(乘月厭的),風伯(乘虎)雨師(乘後)貴人召(乘貴),車(見卯)畜牛鱉(乘蛇空)宅與田(乘常)。
歌訣にいう:大吉の丑が勾陳に乗れば將軍を主り、火日に朱雀に乗れば賢才を擧薦するを主る;乙・辛日に青龍に乗れば橋梁を主り、貴人に乗れば長者を主り、太陰に乗れば地祇を主り、月厭に乗れば冤仇を主る;白虎に乗れば風伯を主り、天后に乗れば雨師を主り、貴人に乗れば貴人の徴召を主る;卯位を見れば車輛を主り、螣蛇・天空に乗れば牛と鱉の類の畜物を主り、太常に乗れば則ち田地宅舍を主る。
勾陳乘丑加卯為將軍。六丙日、朱雀主薦賢。壬癸日則主官訟、口舌。六辛日、六乙日俱丑青龍,辛金乙木斲削,且丑癸水龍,木在水上,故屬橋樑。天乙在丑為長者。太陰主地祇。冤,帶煞者是也。白虎為風伯,天后為雨師。丑上乘天乙,為徵召。六合主車,天空、螣蛇主鱉,且主牛蛇之怪。太常主田宅事。
注解にいう:勾陳が丑に乗りて卯上に加臨すれば、將軍を主る。六つの丙日に朱雀が丑に臨めば、賢才を擧薦するを主る;壬・癸日は則ち官訟と口舌を主る。六つの辛日・六つの乙日の丑上は皆青龍と作す:辛金と乙木は相い斫削し、而して丑の中にまた癸水を蔵し、青龍は木に属して水の上に浮かぶ、故に橋梁の一類に帰入す。貴人が丑に在れば、長者を主る。太陰が丑に臨めば地祇を主る。所説の「冤」は、指すは煞を帯ぶるの情形なり。白虎が丑に臨むは風伯、天后が丑に臨むは雨師。丑上に貴人を乗すれば、徴召を主る。六合が丑に臨めば車輛を主り、天空・螣蛇が丑に臨めば鱉を主り、併せて牛・蛇の類の怪異を主る。太常が丑に臨めば則ち田宅の事を主る。
神后(子)
水神,大寒後日躔元枵,十二月將。
神后の子は水神に属す。大寒節の後、太陽は玄枵の次に纏躔す、故に子は十二月の月将なり。
子者,十二支之首,有君道焉。十二月子位北方之中,上帝所居。神后者,帝君之稱也。歲畢酒蘸蜡祭,以報百神故名。
子は十二地支の首にして、天下に君臨するの道を含有す。十二月裏に子位は正に北方の中にあたり、是れ上帝の居する所の處なり。所谓「神后」は、即ちこの帝君に対する稱呼なり。一年將に盡きんとする時に酒を設け醮を建て、蜡祭を舉行して、用いて百神に報答す、「神后」の名は便ちこれより來る。
神后,面圓黑色,古之淫婦也。
神后この神の形貌は、臉盤渾圓にして面色黝黑、古人の中に於て対應するは淫佚の婦人なり。
正祿無寄,天后之象。音宮、數九、味咸,星女、虛、危,禽蝠、鼠、燕,宮寶瓶,分野齊、青州,屬鼠,位正北。
子は癸水の正禄の地にして、本身即ち禄位、別に天干の寄居を受けず、それは十二天将中「天后」の本象なり。五音に配して宮音に属し、成数は九、五味は鹹;二十八宿の女宿・虛宿・危宿に對應す;禽象は蝙蝠・鼠・燕;十二宮は寶瓶宮;分野は齊地と青州に属す;生肖は鼠に属す;方位は正北に在り。
所主陰私闇昧婦女之事。
それの主る所は、暗昧不明の隱私と婦女の類の事なり。
類為天華葢星,又為河祟(丙丁日辰上)、陰天(加酉)、大雨(子日玄龍)、雪(冬至後加巳午)。
類象に按じて言えば、子は「天華蓋星」;丙・丁日に日辰の上に臨む時は河神の祟を作すを主る;酉位に加臨する時は陰天を主る;子日に玄武・青龍に乗る時は大雨を主る;冬至の後に巳・午に加臨すれば則ち降雪を主る。
為后妃、淫女、乳媼、媒妁(或作六合)、幼女(作后加午,或作天空又日子為小口並虎災,受土剋死亡)、孩童(亥加)、老婦(加未、加丑)、嫁婦(己加)、軍婦(加辰作虎)、孀婦(酉加)。
人物の上では、子は后妃・淫佚女子・乳母を主る;六合と作する時は媒妁を主る;天后と作して午位に加臨し、あるいは天空と作する時は年幼の女子を主り、此の時日上の子はまた家中の小口を主り、若し併せて白虎の災を見・土の剋制を受くれば、則ち夭亡を主る;亥が加臨する時は孩童を主り、未・丑に加臨する時は老婦を主り、己が加臨する時は出嫁の婦を主り、辰位に加臨して白虎と作する時は軍中の婦人を主り、酉が加臨する時は寡居の婦を主る。
娼婦(太常)、婢妾(太陰)、翁婆(加日辰)、樂工、染匠、盜賊、駝子(勾陳)、邪師(空加卯申木)、僧尼(貴合加申亥)、溺死。
太常に乗る時は娼婦を主り、太陰に乗る時は婢妾を主り、日辰に加臨する時は公公婆婆を主る;このほかまた樂工・染匠と盗賊を主る;勾陳に乗る時は駝背の人を主る;天空に乗りて卯・申等の木位に加臨すれば邪門術士を主る;貴人・六合に乗りて申・亥に加臨すれば僧尼を主る;このほかまた溺死する人を主る。
為奸邪(加卯)、陰小、胎產、女經、淫泆、私禱、聰明、悲(加巳日、子加巳為大陽盡也。若乘吉將臨德,變凶為吉)。
事應の上では、卯位に加臨する時は奸邪を主る;このほかまた陰人小口・胎孕生産・婦女月信・淫佚放蕩・私下禱祝と聰明才智を主る;巳日に加臨し、あるいは子が巳上に加臨する時は悲傷を主る、あれは太陽の氣がここに到りて窮盡するの象たるを以てなり;若し乗るは吉將にしてまた徳神の上に臨めば、便ち凶を変じて吉と為すべし。
為腎、膀胱。又為滴痢、血病(作虎克日)。
身体の上では、子は腎と膀胱を主る;病象の上では又淋瀝痢下を主り、白虎と作して日干を剋する時は則ち血症を主る。
為江湖、溝渠、沙石、道路(加寅申)、蓮塘、花盆。
處所の上では、子は江河湖泊・溝渠・沙石を主る;寅・申に加臨する時は道路を主る;このほかまた蓮塘と花盆を主る。
為石灰、木灰、珠玉、圖書、文墨、首飾、籠筐、繩索、木匙、缾、盞(日辰上)、浴盆、梯甕(加辰戌)、小裁刀、水物。
器物の上では、子は石灰・草木灰・珠玉・圖書・筆墨文字・首飾・籠筐・繩索・木勺・瓶を主る;日辰の上に臨む時は杯盞を主る;このほかまた浴盆を主る;辰・戌に加臨する時は梯子と瓮缸を主る;又小裁刀と一切の水中の物を主る。
為絲、布帛(天后加寅卯)、大豆、糖(武加亥)。
物産の上では、子は絲を主る;天后が寅・卯に加臨する時は布帛を主る;このほかまた大豆を主る;玄武が亥位に加臨する時は糖を主る。
為燕窩、魚鮓。
飲食の上では、子は燕窩と醃制の魚鮓を主る。
為姓孫、齊、謝、耿、聶、沐、漆、汪、任(丑未加)、姜(未加)、孔(六合加)、陳(加卯)、傅(申加)、馮(午加),凡水偏傍,流曲之類。
姓氏の上では、子は孫・齊・謝・耿・聶・沐・漆・汪の諸姓を主る;丑・未が加臨する時は任姓を主り、未が加臨する時は姜姓を主り、六合に乗る時は孔姓を主り、卯位に加臨する時は陳姓を主り、申が加臨する時は傅姓を主り、午が加臨する時は馮姓を主る。大凡そ字形に水字偏旁を帯び、あるいは筆畫の流轉彎曲の類を帯ぶる姓氏は、皆この一類に帰入す。
神后陰私(乘陰)綵女(乘後)奸(乘合),亡遺(乘龍)盜賊(乘玄)鬼神言(乘貴常)。土公(乘勾)悲泣(乘空)浴盆事(乘蛇見本季浴盆的),燕(乘雀旦)鼠(乘虎夜)行人(乘虎)取類看。
歌訣にいう:神后の子が太陰に乗れば陰私を主り、天后に乗れば宮中彩女を主り、六合に乗れば奸情を主る;青龍に乗れば遺失丟亡を主り、玄武に乗れば盗賊を主り、貴人・太常に乗れば則ち鬼神の事を主る;勾陳に乗れば土公の土を動かすを主り、天空に乗れば悲泣を主り、螣蛇に乗りて本季の浴盆煞を見る時は浴盆の事を主る;清晨に朱雀に乗れば燕を主り、夜間に白虎に乗れば鼠を主り、白虎に乗ればまた行人を主る——皆このように按じて類推して看るべし。
太陰,主陰私。天后,主綵女。六合,主姦淫。丙丁日男誘女,壬癸日女誘男。青龍主遺亡,玄武主盜賊,壬癸日賊由水路,中必勞眾。丙丁日陸路,勢凶。天乙、太常供鬼神。勾陳主土公事。天空主悲泣。蛇臨謂之浴盆煞,課傳中見四時浴盆煞,又是壬癸虎為浴盆,占小兒,其凶甚矣。朱雀,旦主燕,暮主鼠,虎主行人。
注解にいう:太陰が子に臨めば陰私を主る。天后が子に臨めば宮中彩女を主る。六合が子に臨めば奸淫を主る:丙・丁日は男子の女子を引誘するを主り、壬・癸日は女子の男子を引誘するを主る。青龍は遺失丟亡を主る;玄武は盗賊を主り、壬・癸日は賊人は水路より来り、追捕の途中は必ず衆人を労すること要し、丙・丁日は則ち陸路より来り、来勢は凶惡なり。貴人と太常は鬼神を供奉するを主る。勾陳は土公の土を動かすの事を主る。天空は悲泣を主る。螣蛇が子に臨むを「浴盆煞」と曰い、若し課體三伝の中にまた四時浴盆煞を見、加うるに壬・癸日の白虎もまた浴盆と作すは、用いて小兒を占えば、則ち凶険は極點に到れり。朱雀が子に臨めば、清晨に占うは燕を主り、日暮に占うは鼠を主る;白虎が子に臨めば則ち行人を主る。
