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占出行水路吉凶 第二十七

明 · 高大器 · 第2巻 / 7

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

干為其路水為支,日支辰傷陸地宜。泛水觸龍多不利,以丙子、癸丑、癸未日為觸龍也,太沖加日渡江遲。 干吉陸行利大道,支宜水陸可行之。登明加孟遭風雨,若臨季神水陸宜。

水路を行く吉凶:日干は陸路を代表し、日支は水路を代表する。日支が傷を受ければ、陸路に改めるべきである。舟を行くに「触竜」を犯せば、多くは利あらず——原注に曰く丙子・癸丑・癸未の三日を触竜日とする。「太冲」卯が日干の上に加われば、江を渡るに遅延する。日干が吉なら、陸路を行くに順利で、大道を行くに宜しい。日支が吉なら、水路・陸路ともに行くべきである。「登明」亥が四孟寅申巳亥の上に加われば、途中で風雨に遇う。亥がもし四季辰戌丑未の上に臨めば、水陸の両路ともに相宜わしい。

占過水吉凶 第二十八

子臨太歲也為凶,亥上行年溺水中。支若有傷不可渡,日辰皆吉保亨通。

河を渡り水を過ぐる吉凶:「神后」子が太歳の上に臨むは凶。「登明」亥が行年の上に落ちれば、溺水の危がある。日支がもし刑傷を受ければ、水に下るべからず。日干・日支がともに吉なら、一路平安で亨通する。

占渡水舟車新旧 第二十九

太沖生旺好舡車,刑破休囚定不佳。狹小不堪人載送,卯辰日上遇風砂。 魁罡加孟舡頭損,加臨仲季尾自傷。支干日辰上遇著,出遭風浪不循常。

乗る舟車の新旧好悪を知るには:「太冲」卯は舟車の神で、卯が生旺を得れば、舟車はよい。刑を受け破を受けるか休囚の地に落ちれば、必ず佳からず、多くは狭小破舊で人を載せ得ないものである。卯・辰が日干の上に落ちれば、路上で風沙に遇う。「河魁」戌・「天罡」辰が四孟寅申巳亥の上に加われば、船頭に損あり。四仲・四季の上に加われば、船尾が自ずと傷む。この二神がもし日干・日支の上で遇着すれば、出行は必ず反常の風浪に遭う。

占水漲不漲 第三十

候水正時月將加,辰凶日吉漲邊涯。日凶辰吉應當減,傷克支干可渡他。

水を待ちて漲るか漲らぬかを問う:正時に月将を加えて天盤を転出して候う。日支が凶で日干が吉なら、水は岸辺まで漲る。日干が凶で日支が吉なら、水勢はまさに消退すべし。日干・日支がもし傷克を受ければ、水はすでに渡るべきで、思い切って過ぐればよい。

占求婚姻 第三十一

日辰上下並相生,旺相求婚禮必成。命合三傳戌在季,日逢天后必交迎。天罡加季,三傳與本命合,即成婚也。

婚を求めて成るか成らぬか:日干・日支の上下の両神がともに相生し、また旺相の気に値すれば、この親事は必ず説き成る。本命と三伝が相合し、「河魁」戌が四季辰戌丑未の位に落ち、日干がまた「天后」に逢えば、両家は必ず交相に迎娶する。原注に曰く:「天罡」辰が四季の上に加わり、三伝がまた本命と相合すれば、婚事は成る。

占擇婚何処吉 第三十二

從魁為男神后女,寅申巳地三家許。從魁到即相生酉,若不臨休索之娶。

婚を擇ぶにどの方に向かって説くべきか:「従魁」酉は男方を代表し、「神后」子は女方を代表する。寅・申・巳の三位の臨む家はいずれも親を許すべきである。従魁が行きて酉と相生する処に至れば、この親事は成る。もし休廃無気の地に臨めば、求娶しに行く必要はない。

占婚宜不宜 第三十三

天上神將加年位,魁罡臨命多不利。男婚入室不傷妻,女嫁拜堂必殺婿。常以申加小運,男命上見魁罡殺妻,女見殺夫也。

この親事は結ぶべきか結ばざるべきか:天盤の神将を行年の位の上に加えて見る。「河魁」戌・「天罡」辰が本命の上に臨めば、多くは利あらず。男子が婦を娶りて門に入るるは、妻を傷るに至らざれども、女子が嫁して堂に拝すれば、夫を克す。原注に曰く:常法は「伝送」申を小運の上に加えて盤を転じ、男命の上に魁・罡を見れば妻を克すことを主り、女命の上に見れば夫を克すことを主る。

占嫁娶後有無子息 第三十四

從魁加命產多男,大吉當臨疾病殘。神后見是男在後,勝光臨命女無先。正時從魁大吉加女命,下吉。見神后,先生女;見勝光,先生男。又法,陽多生男,陰多生女也。

婚後に子嗣あるか無きか、男を生むか女を生むか:「従魁」酉が本命の上に加われば、多く男を生む。「大吉」丑が本命に臨めば、子は多病あるいは残疾あり。「神后」子を見れば、男子は後に生まれ、「勝光」午が命に臨めば、女子は先に居らず。原注に曰く:正時に従魁酉・大吉丑を女方の本命の上に加え、下に臨むところを吉とする。神后子を見れば先に女を生み、勝光午を見れば先に男を生む。また一法あり:課中に陽神多ければ男を生み、陰神多ければ女を生む。

占婚姻始終若何 第三十五

日克天后女不許,辰克天后男不娶。卯酉亥未必為陰,兩度從人終拋去。太陰逢卯酉未必主重嫁也。

この婚姻の始自り終に至る走向を見る:「天后」は女方を代表し、日干が天后を克すれば、女家は親を許さず、日支が天后を克すれば、男家もまた迎娶を肯んぜず。卯・酉・亥・未のこれらの位は陰に属し、女子は两度人に従うも、終竟はやはり抛離される。原注に曰く:「太陰」が卯・酉・未に逢着すれば、再嫁を主る。

占夫婚恐宜不宜 第三十六

女殺其夫支勝干,陰強陽弱事同前。辰剋日為殺夫,未日辰時主陰強陽也。日衰時旺也為惡,克害行年總一般。行年克戰。 切須記許日支辰,無令嫁日賊其親,若交干支相賊害,利錢財ΟΟ殺人。切記親之日,勿令與迎日辰相剋,後必殺翁姑,見哭聲也。

夫妻が相宜かどうか:日支は妻を代表し、日干は夫を代表し、日支が日干に勝れば、これ即ち妻が夫を克すので、陰強陽弱と同一の断法である。原注に曰く:日支が日干を克すれば即ち夫を殺す。日支・占時が未の上に落ちれば、もまた陰盛陽衰を主る。日干が衰えて占時が旺すれば、同じく悪象である。行年が克を受け害を受けても、道理は同じく、行年の上に克戦あれば即ちこれである。また下聘して親を許すあの日支を牢記し、出嫁の日が反って本家の親人を賊害することなからしめよ。日干・日支がもし彼此賊害すれば、銭財に利あり(ここは底本に二字脱す)といえども、人を傷る応あり。原注に叮嘱す:定親の日は切に迎娶の日辰と相克することなかれ、さもなくば後日必ず翁姑を克し、家中に哭声を聴くことになる。

占子息有無 第三十七

女命當存天乙加,陽居生月是兒芽。又忽傳送臨本命,初成夫婦,以巳加婦命,生月上見陰神,必有子息也,若將陰神子必賒,皆子生,日上得陰神子必少。

子嗣あるか無きかを占う:女命の上に「天乙」貴人の加臨あるを要し、陽神が彼女の生月の上に落ちれば、即ち孕育の兆あり。もし「伝送」申が忽然と本命の上に臨めば、もまた同じく好ましい象である。原注はさらに具体に講す:新たに成る夫婦は、「太乙」巳を婦人の本命の上に加えて盤を転じ、彼女の生月の位に陰神を見れば、必ず子息あり。加わるところがもし陰神の当権なら、子を得るは遅れ、日干の上に陰神を得れば、子女は必ず少ない。

月將常須加正時,二人運氣五行推。各於年上逢金水,此歲榮家必見兒。夫木命、行年見水,妻土命行年見金,皆相生有子也。魁罡太乙臨始月,正時,上下相傷無骨血。人生月上見陰神,何人絕嗣門戶絕?

また一法:月将を正時の上に加えて天盤を転出し、さらに夫妻二人の運気の五行に按じて推す。両人の行年の上に各々金・水の生扶の神に遇えば、この年に家中は必ず丁を添う。原注に例を挙ぐ:夫が木命にして行年に水を見、妻が土命にして行年に金を見れば、いずれも相生の象で、子あることを主る。もし「河魁」戌・「天罡」辰・「太乙」巳が起算の月に臨み、しかして正時の上神・下神が彼此相傷すれば、即ち骨肉なし。反って言えば、およそ人の生月の上に陰神を見れば、またどうして嗣を絶ち門戸を断つことがあろうか。

占生産孕吉凶 第三十八

天罡天后行年上,正時,帶殺日辰氣不生。日辰上下相剋無氣,又怕帶殺,大凶也。常向懸戶安產室,常以傳送加婦小運,魁罡下為懸戶,安產落胎難產也,腹中之子難產養。干作孩兒支母命,干傷兒損母無憂。若逢支克母還惡,時見相凌子母禍。時與日辰俱相剋見凶,以正時占。

分娩の吉凶を占う:「天罡」辰・「天后」が行年の上に落ち、正時を以て課を起し、もしまた凶殺を帯びて日辰の気が相生せざれば、吉ならず。原注に曰く:日干・日支の上下が相克して気なく、さらに凶殺を帯びれば、大凶。産室は「懸戸」の位に安んずべからず——常法は「伝送」申を産婦の小運の上に加えて盤を転じ、「河魁」戌・「天罡」辰の下が即ち懸戸であり、産房をそこに安んずれば落胎難産を主り、腹中の子もまた養い難い。占中は日干を以て孩児を代表し、日支を以て母親を代表す:日干が傷を受ければ、子に損あれど母親に憂なし。日支が克されれば、即ち母親が危険である。占時がもし日辰と相凌すれば、母子ともに禍患あり。原注に申明す:占時が日干・日支とともに相克すれば、即ち凶を見る。この門は正時を以て課を起す。

占産室位 第三十九

懷孕婦人慾臨產,寅子戌辰加月建。產日看在何月期,得月之四孟月用寅,加地上月建,向天上旺方安產室;四仲月以子;四季月以戌加月建,天上旺氣所臨處,大吉是也。

孕婦の臨盆まさに近づくとき、産房の方位を定める:「功曹」寅・「神后」子・「河魁」戌・「天罡」辰のこれらの位を用いて月建の上に加えて盤を起す。まず預産がどの月に落ちるかを見る:四孟寅申巳亥の月に属するは、寅を用いて地盤の月建の上に加え、さらに天盤の旺気の臨む方に向かって産室を安んず。四仲子午卯酉の月に属するは、子を用いる。四季辰戌丑未の月に属するは、戌を用いて月建に加える。転成した後、天盤の旺気の臨むあの一方が、即ち大吉の産房の所在である。

但看天上旺氣方,咸池天后莫令見。迴避雷公、招搖、軒轅、天后,殺方不利也。正時絳宮利向戌,登明臨仲為絳宮時,宜向西方安,產吉。明堂俱南安產室,神后臨仲為明堂,宜午地安也,玉堂之下往寅方,大吉臨仲為玉堂時,向寅位安,產吉。

天盤旺気の方を取るといえども、「咸池」・「天后」に照見せしめてはならない。原注に回避すべき凶神を列挙す:雷公・招揺・軒轅・天后、この数個の殺方はいずれも利あらず。もし正時に「絳宮」を得れば、戌方に向かうに宜しい——原注に曰く「登明」亥が四仲の上に臨めば即ち絳宮の時であり、産室を西方に安んずるを吉とす。「明堂」を得れば一概に南方に安んず——「神后」子が四仲に臨むを明堂とし、午地に安んずるに宜しい。「玉堂」を得れば寅方に往く——「大吉」丑が四仲に臨むを玉堂の時とし、産室を寅位に安んずれば、生産は順利である。

占子何日生期 第四十

常將月將加正時,勝光之下是生期。午臨處是生日。又將月將加傳送,命上陽神即見兒。女命上見陽神是男,見陰神是女。又傳送加命行年定兒女。又月將加時上,日比生男,不比生女。

子供の出生の日を推算する:月将を正時の上に加えて天盤を転出し、「勝光」午の圧するあの一位が即ち産期であり、原注に曰く午の臨む処が即ち生日である。また一法:月将を「伝送」申の上に加えて盤を転じ、本命の位に陽神を見れば、まさに男を得べし。原注に補明す:女命の上に陽神を見れば男を生み、陰神を見れば女を生む。さらに一法:伝送申を本命・行年の上に加えて以て男女を定める。また一法:月将を占時の上に加え、得るところが日干と比和するは男を生み、比和せざるは女を生む。

占子生時 第四十一

日辰上下相生旺,所得良神並吉將。忽遇青龍太乙臨,才高貴子人欣仰。看生時,以正時看日辰上下相生吉。 太歲相生與日辰,聰明福德壽長人。青龍倘在生時見,長大為官自出群。太歲與日相生旺,時下見青龍,共時吉也。

降生の時辰からこの子供の稟賦を見る:日干・日支の上下が相生して旺気を得、臨むところがまた良神吉将で、忽然さらに「青竜」「太乙」に遇えば、この子供は才華が衆に出でて、衆人の称羨する貴子である。原注に曰く:生時を看るに正時を以て日干・日支の上下が相生するか否かを審し、相生するを吉とす。太歳と日辰が相生すれば、聡明・福徳あり・寿長を主る。生時の上にもし青竜を見れば、長ずれば必ず官為り、抜萃して類に出ず。原注に申明す:太歳が日干と相生して旺し、時下にまた青竜を見れば、時辰を連ねて一併に吉とす。

生時其人太常臨,此子成人有孝心。白虎此時潛日上,下年林橫大難禁。以正時加生時,與日上太常臨,即孝敬也。若白虎臨時生上,見凶,觀神將所主吉凶。 生男視日女看辰,動靜安和與將論。吉將相生長生壽,凶神賊害幼遭迍。

生時の上に「太常」が臨めば、この子供は成人後必ず孝心あることを主る。もし「白虎」が日干の上に潜伏すれば、往後の年歳に横禍は免れ難い。原注に曰く:正時を生時の上に加えて盤を転じ、日干の上に太常が臨むは、即ち孝敬を主る。白虎が生時の上に臨めば、便ち凶を見る。総て乗るところの神将が各々何を主るかを見て吉凶を断ずべきである。男を生むは日干を看、女を生むは日支を看、さらに動静の安和するか否かと乗るところの将とを合わせて併せ論断す:吉将にして相生すれば、子供は長寿。凶神が来たりて賊害すれば、幼年にして難に遭う。

占人貴賤娶妻嫁女骨肉同 第四十二

丑寅子午及申未,天罡加臨於本命。卯酉戌亥辰巳人,天罡撥在己身地。各於生日上頭看,巳午寅申子丑貴。各以魁罡加本命、生日上,見此六神貴,為官也。 若見魁罡酉未臨,譁然下輩若藏諱。女子本身法別推,將申酉未上輪移。先將申加命,次用酉加,又次用未加本命,三遍皆看生月上,天乙臨之主封侯、妻色也。

人の貴賤を論じ、兼ねて妻を娶り女を嫁することと骨肉の親疎を看る:本命が丑・寅・子・午・申・未に属するは、「天罡」辰を本命に加えて盤を転じる。本命が卯・酉・戌・亥・辰・巳に属するは、天罡を自身の居る位に撥する。転成して後はみな生日のあの一位の上で看る:巳・午・寅・申・子・丑を見れば、即ち貴である。原注に曰く:分別して「河魁」戌・「天罡」辰を本命と生日の上に加え、この六神を見れば即ち貴を主り、官為るべし。もし魁・罡が酉・未の上に臨むを見れば、即ち声名は喧嚷としながら実は下流で、家中に諱言すべき事あり。女子は別に一法あり:申・酉・未の三位を取りて輪を以て加移す——まず申を以て本命に加え、次に酉を以て加え、さらに未を以て加え、三遍とも生月のあの一位を看て、「天乙」貴人のこれに臨むあれば、侯に封ぜらるるの貴と美色とを主る。

占女人貞潔 第四十三

女命常將傳送加,寅臨月建保無瑕。更看神后臨其上,白玉真心葉鈿花。

女子の貞節を看る:「伝送」申を女方の本命の上に加えて天盤を転出し、「功曹」寅が月建の位に落ちれば、その身の瑕なきを保すべし。さらに「神后」子がもしその上に臨むを見れば、彼れは白玉のごとき真心で、鈿花の貞潔の名に配するに足る。

占女人醜好 第四十四

要知他婦容儀丑,神后臨陽或季母。忽然命上見魁罡,眼不斜兮必歪口。子加陽或四季,此女多丑也。 或察婦人丑與好,木乘天后有容兒。正時天后在寅卯,正容兒也。 日辰旺相更相生,蓮臉柳眉年更少。日辰與天后相生旺相必少善也。

女子の容貌の妍醜を看る:「神后」子が陽支あるいは四季辰戌丑未の位に臨めば、その人の相貌は佳からず。本命の上に忽然「河魁」戌・「天罡」辰を見れば、斜眼ならずんば歪嘴である。原注に曰く:子が陽支あるいは四季の上に加われば、この女子は多くは醜陋である。美醜を分辨するには、さらに「天后」が木に乗るか否かを看る——天后が寅・卯の木位に落ちれば、これこそ容色あるものである。原注に曰く:正時に天后が寅卯の間に在れば、まさに端正で好ましい相である。日干・日支が旺相にしてまた相生すれば、即ち蓮花のごとき面龐、柳葉のごとき眉毛で、年紀もまたなお軽し。原注に曰く:日辰と天后が相生してまた旺気を得れば、必ず年少にして美なり。

占新婦未知性行 第四十五

未知和睦為家室,上下日辰旺相吉。好將吉神內不戰,聰明性順無可比。日辰上下相生旺相,又遇吉將吉神,或遇內戰神克將,外戰將克神,此主不利也。

新婦が門に過ぎて、彼女の性情・品行が如何、和らぎ家を持ち得るかを知らず:日干・日支の上下の両神が旺相すれば即ち吉。乗るところが既に吉将・吉神で、内部がまた戦い合わざれば、この女子は聡明にして和順、比ぶる人なし。原注に標準を説き清めたり:日辰の上下が相生して旺気を得、さらに吉将・吉神に遇えば、初めて好しと算す。もし地神が天将を克する「内戦」に遇うか、あるいは天将が地神を克する「外戦」に遇えば、即ち不利を主る。

辰常寅上嫂通情,酉戌臨Ο主二女。天后莫交合克見,他年少有一心隨。 寅加子戌女三夫,用丑臨寅好有謀。正時加丑臨今日辰,亦同。 若見魁罡臨日上,夜雖人定室中無。

さらに数種の不良の象を看る:「天罡」辰・「太常」が寅の上に落ちれば、嫂輩と私情あることを主る。酉・戌がある位に臨めば(底本ここに一字欠く)、両女の事を主る。「天后」は切に刑克の神と相合し相見することなかれ、さもなくば日後に一心相随うの情分あること難し。寅が子・戌の上に加われば、この女子は三夫を経る。発用に丑を得て寅の上に臨めば、即ちこの女は頗る心機・謀算あり。原注に曰く:正時に丑を加えて今日の日辰の上に臨めば、断法は同じ。もし「河魁」戌・「天罡」辰が日干の上に臨むを見れば、夜静まり人深きの時、房中に彼女の人影を見ず。

大六壬翠雨歌 巻之中

占宅舎 第一

日上便為辰水宅,魁罡辰並又相剋。天空更與勾辰臨,無氣五行住不得。假令巳地造移居,以月將加行年,若巳上見寅子申是吉。月符,春辰、夏未、秋戌、冬丑是也。

宅舎を占う:日干の上は人を代表し、日支は住宅を代表する。「河魁」戌・「天罡」辰が一斉に并臨してまた相克し、さらに「天空」と「勾陳」とも日支の上に圧し、五行がまた全く生気なければ、このような宅は住むべからず。原注に例を挙ぐ:巳方において起造あるいは遷居せんとすれば、月将を行年の上に加えて天盤を転出し、巳位の上に寅・子・申を見れば、便ち吉。又曰く「月符」の取法は春は辰にあり、夏は未、秋は戌、冬は丑にあり。

占宅内有無伏尸 第二

宅長行年加宅神,命上歲上有何因。魁罡蛇雀此中見,必有伏尸鬼魅人。宮羽宅神子、宅命午,商宅神酉命卯命,徵宅神午命子是也。魁罡蛇雀在辰未見,與太歲並本命上,有鬼,餘者無也。

宅基の下に旧尸あるか無きかを占う:家長の行年を「宅神」の上に加えて盤を転じ、さらに本命位と太歳位の上に各々何の縁由あるかを看る。この中間にもし「河魁」戌・「天罡」辰・「騰蛇」・「朱雀」を見れば、宅内に必ず伏尸・鬼魅あり。原注に五音に按じて宅神と宅命を分つ:宮音・羽音の宅は、宅神は子を取り、宅命は午を取る。商音の宅は、宅神は酉を取り、宅命は卯を取る。徵音の宅は、宅神は午を取り、宅命は子を取る。魁・罡・蛇・雀が辰・未の両位に出現し、また太歳及び本命と并臨すれば、即ち鬼あること。ここのか所に落ちざれば、便ち無し。

占起造移居 第三

月符加住行年上,所向之方得何將。神后加之曹送臨,移居起造多興旺。假令巳地造移居,以月將加行年上,若巳上見寅子申是吉,月符,春辰、夏未、秋戌、冬丑是也。

房屋の起造と遷居を占う:「月符」を家主の行年の上に加えて天盤を転出し、さらに向かわんとするあの一方が何の天将を得るかを看る。もし「神后」子がその上に加臨し、しかして「功曹」寅・「伝送」申も来たりて相臨めば、遷居・起造ともに興旺す。原注に例を挙ぐ:巳方において営造・遷居せんとすれば、月将を行年の上に加え、巳位の上に寅・子・申を見れば便ち吉。月符の取法はなお春は辰、夏は未、秋は戌、冬は丑。

占病疾 第四

白虎克人病不瘥,人克折虎病還輕。人生白虎病無畏,日上逢之病不成。以日為患人,假令甲乙白虎在酉申,為之神符剋日,病必死。虎生初,病日不成。

疾病を占うには、「白虎」を以て病神とし、日干を以て病人とす。白虎が日干を克すれば、病は愈え難し。日干が反って白虎を克すれば、病勢は便ち軽し。日干が白虎を生ずれば、病は畏るるに足らず。白虎が日干の上で遇着して克を成さざれば、病もまた起こり得ず。原注に例を挙ぐ:甲日・乙日の白虎が酉・申に落ちれば、金が来たりて木を克し、まさに神符が日を克するなり、病人は必ず死す。白虎がもし初伝を生ずれば、病を得るの日に病もまた気候を成さず。

得病之辰白虎賊,病人多恐應難遁。病初日辰也。 日便為人辰水魁,日去凌辰人無畏。日生克辰,病不死也。 辰來凌日鬼害人,病者纏綿應不起。辰反剋日。

病を得るあの一日の日支がもし白虎の賊害する所となれば、病人は多くは恐懼して逃れ難し。原注に曰くここの辰は起病の初めの日辰を指す。病を占うは日干を以て病人を代表し、日支を以て病症を代表す:日干が往きて日支を陵すれば、病人は怕るるを用いず。原注に曰く日干が日支を生ずるかあるいは日支を克するか、病はいずれも死に至らず。反って、日支が来たりて日干を凌ぐは、即ち病鬼が人を害するなり、病者は床褥に纏綿して、起き上がること得ず。原注に点明すこれは日支が反って日干を克するなり。

天乙若加日與年,虎來多克病無緣。螣蛇旺相亦同虎,蛇虎無人見入傳。三傳皆見臨日,蛇虎又剋日凶。 若在三傳無白虎,更看五墓事情論。春未夏戌秋丑冬辰。

「天乙」貴人がもし日干と行年の上に加われば、白虎は来たりて相克すといえども、病人を傷るに及ばず。「騰蛇」が旺相の気を得れば、禍を為すこと白虎と同じ。蛇・虎の両者がもし三伝に入らざれば、便ち人の害を受くるなし。原注に申明す:三伝ともに蛇虎を見て日干に臨み、蛇虎がまた日干を克して、初めて凶なり。三伝の中にもし白虎を見ざれば、改めて「五墓」を看て以て断ず——春は未を以て墓とし、夏は戌を以て墓とし、秋は丑を以て墓とし、冬は辰を以て墓とす。

一身一鬼並三殺,四命五行六日辰。三處若還皆入墓,必因患者瘥無因。假令九月用火神為身入墓,六月用木神入墓。 魁罡加到行年上,虎墓還依弔客因。日上墓神皆不吉,喪事棺槨沐盆凶。日辰見寅卯為棺槨。五墓同沐盆,春辰夏未秋戌冬丑,及辰巳申為喪車也。

病を占うに査すべき次第は六あり:一は本身を看、二は病鬼を看、三は三殺を看、四は本命を看、五は五行を看、六は日辰を看。この数か所のうちもし三か所同時に墓に入れば、病人に痊愈の指望なし。原注に例を挙ぐ:九月に発用が火神なら、火墓は戌にあり、即ち本身の墓に入るなり。六月に発用が木神なら、木墓は未にあり、同じ理。「河魁」戌・「天罡」辰が行年の上に加われば、白虎と墓神と便ち「弔客」に随いて凶を生ず。日干の上におよそ墓神を見ればみな吉ならず、丧事・棺槨・浴盆の凶を主る。原注に取象を列挙す:日辰に寅・卯を見るを棺槨とす。五墓と浴盆とは位を同じくし、春は辰、夏は未、秋は戌、冬は丑。辰・巳・申の三位を喪車とす。

魁罡白虎居其位,白虎臨辰加戌辰也,加省元辰命必窮。 喪車棺槨浴盆骸,弔客魁罡殺墓神,殺者,白虎也,假如甲日白虎在辛未。 喪車棺槨浴盆同,弔客魁罡殺墓凶。此個日辰與白虎,臨年剋日見亡人。

「河魁」戌・「天罡」辰がまた白虎と同居して一位に在り——原注に曰く即ち白虎が辰に臨みて戌・辰の上に加わる——さらに「元辰」と本命の上に圧すれば、この命は必ず窮絶す。喪車・棺槨・浴盆のこれらの喪具の象、弔客・魁罡と殺神・墓神とを加えて一併に出現すれば、即ち死象。原注に点明すここの殺神は即ち白虎であり、たとえば甲日の白虎が辛未に落ちるがごとし。この一组の神煞が湊斉すれば、即ち凶。要するにこの日辰と白虎と行年の上に臨みてまた日干を克するは、死人を見ることを主る。

若交用起克子日,患者無因見瘥時。得病之日在月厭,必因保重命還虧。

もし発用の神がまさに病を得るあの一日の日辰を克すれば、病人に痊愈の期なし。病を得るの日にちょうど「月厭」に逢えば、たとい百般保養すといえども、性命は終に虧損に帰す。

占求医 第五

男用天罡女用戌,加臨年上請詳推。功曹之下男求藥,傳送之方女覓醫。戌加行年上,申下女天乙;辰加行年上,寅下男天乙。

病人のために医を求め薬を擇ぶ:男の病は「天罡」辰を用い、女の病は「河魁」戌を用い、行年の上に加えて天盤を転出して細推す。転成して後、男子は「功曹」寅の下に向かいて薬を求め、女子は「伝送」申の方に往きて医を尋ぬ。原注にその理を補明す:戌を行年の上に加えれば、申の下が便ち女子の天乙貴人の所在なり。辰を行年の上に加えれば、寅の下が便ち男子の天乙貴人の所在なり。

占病移去吉方 第六

男以天罡加日上,女以戌下往臨辰。男於丙下宜將息,女向壬中可避迍。

病人を吉方に移して調養せしむ:男の病は「天罡」辰を以て日干の上に加えて盤を起し、女の病は「河魁」戌を以て日支に加臨す。転成して後、男子は丙位の下において静養するに宜しく、女子は壬位の中に往きて禍を避くるに宜しい。

占病回避方位 第七

避患常尋亦有方,伏吟時節鬼當藏。但能宜此時移去,呼鬼斷移病人亡。孟春月天上申臨,季月天上丙臨,為鬼斷移。

病中に禍を避くるもまた定まれる方位あり:課に「伏吟」を得るの時、病鬼はまさに蔵伏して動かず、この時を趁いて病人を移し去るを最善とす。もし移動の時まさに「呼鬼」・「断移」の両凶位を犯さば、病人は即ち死すべし。原注に取法を説明す:孟春の月は天盤の申の臨む位、季月は天盤の丙の臨む位が、即ち呼鬼・断移の所在なり。

占病患忌去方位 第八

占患所宜針灸 第九

勝光為灸酉為針,吉藥神殺病並臨。更與凶神惡將會,病者難瘥患不深。天上殺,行年上見午、未、酉,為凶神將,病難愈。

病人は針に宜しか灸に宜しか:「勝光」午は火に属し、艾灸を主る。「従魁」酉は金に属し、鍼砭を主る。もし吉神と薬神とが凶殺と同じく一斉に病位に臨み、また凶神悪将と会合すれば、病は深重と算せざれども、痊愈し難し。原注に曰く:天盤の殺神が行年の上に落ちて午・未・酉を見れば、即ち凶神悪将で、病は好え難し。(上一門「占病患忌去方位第八」は、底本正文にもとより字なく、ここにその目を照録してその文を闕き、敢えて臆補せず。)

占病色目 第十

用金終木損多傷,用木終金難結瘡。用起火木金應熱,土初木後痢洩荒。 命上常有與日用,木神臨著患風傷。火居寒熱多吐逆,見土呻吟癱不通。命與日上各看何神加臨五行定之也。

五行から病症の部位と気色を看る:発用が金に属して末伝が木に属すれば、損傷は必ず多し。発用が木に属して末伝が金に属すれば、瘡口は収結し難し。発用が火・木にして末伝が金なれば、病は発熱に応ず。初伝が土に属して後に転じて木に属すれば、痢疾・泄瀉を主る。本命位の上と日干発用の処ともまた合看すべし:木神のこれに臨めば、病は風疾・傷損に在り。火神が位に当たれば、寒熱往来して嘔逆多し。土神を見れば、即ち呻吟・癱瘓して二便通ぜず。原注に申明す:本命と日干の両処に各々何の神の加臨するかを看て、五行に按じて以て病を定む。

金在所上多割損,水臨腹脹痢並龍。巳為耳目亥是足,卯酉腰邊手腳疼。

金神の所在する処は、多く刀刃の割損を主る。水神が位に臨めば、腹脹・下痢と水湿の疾を主る。さらに地支に按じて部位を定む:巳は耳目を主り、亥は両足を主り、卯・酉は腰間と手脚の酸疼を主る。

占病生死瘥期

欲知死日生痊時,便將日上意詳推。被克之方死不免,卻生之處痊無移。假令甲日火神臨日,壬癸日死,寅卯日生,餘皆仿此也。

病人の死するはどの日か、痊愈するはどの日かを知らんとすれば、即ち日干の上の臨むところの神を細推す:それに克たるるあの一方が、即ち死期で、免るること難し。反ってそれを生ずること能うあの一処が、即ち痊愈の期で、差違あることなし。原注に例を挙ぐ:甲日にして火神が日干に臨めば、火は水の克を受く、故に壬日・癸日に死す。木は火を生ずること能う、故に寅日・卯日に病愈す。其余の各日はこれに類して推す。

占病祟在何処 第十二

用起木神吉將並,宅龍為祟戶方庭。亦為家親、神樹。 水飄弱產生女子,土公司命察其情。火是皂君仍社廟,金主傷殘客死兵。 常將用起出其祟,玄女分明有正經。

作祟する鬼神の出ずるは何処なるかを占うには、発用の神の五行に按じて以て定む:発用が木にして吉将に并ぶれば、作祟するは宅竜で、門戸・庭院の間に出づ、原注に曰く家中の亡親あるいは神樹なることもあり。発用が水に属すれば、溺死・漂流の鬼あるいは産亡の女子。土に属すれば、土公と司命の神で、須くその情を細察すべし。火に属すれば、竈君あるいは社廟の神。金に属すれば、即ち傷残して死し、他郷に客死したる兵卒。要するに一概に発用の神を取りてその祟を断じ、《玄女経》の中にこれに対し講うこと分明にして、自ずと正法に依拠すべきあり。

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