生死日を論ず
169)葉八即行醫求占生意,戊申年十二月辛卯日丑將巳時。(午未空亡,寅卯落空),比用,曲直,佚女,寡宿,知一。 陳六 龍丑寅卯辰朱 空子 巳蛇 后 虎 陳 貴 父 空未 后 初(空亡) 虎亥 午貴 未 亥 寅 午 財 辛卯 六 中(落空) 常戌酉申未后 亥 卯 午 辛 子 丁亥 虎 末(丁神) 玄陰
第一百六十九例:葉八は行医を業として、生意を占いに来ました。時は戊申年十二月辛卯日で、丑の月将を巳の刻に加えて課を立てました。辛卯日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ち、天盤の寅・卯二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は五つ:「比用」「曲直」(三伝の未・卯・亥が木局を合成する)「佚女」「寡宿」「知一」。天盤は丑将を巳時に加えて布定し、貴人が午に乘り、その下は螣蛇が巳に、朱雀が辰に、六合が卯に、勾陳が寅に、青竜が丑に、天空が子に、白虎が亥に、太常が戌に、玄武が酉に、太陰が申に、天后が未に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の辛が戌宮に寄せられ、上に午を見て貴人を乘じ、第二課は午の上に寅を見て勾陳を乘じ、第三課は日支の卯の上に亥を見て白虎を乘じ、第四課は亥の上に未を見て天后を乘じます。三伝は未・卯・亥:初伝の未は旬空に逢い父母爻で天后を乘じ、中伝の辛卯は妻財爻で六合を乘じ空地に落ち、末伝の丁亥は子孫爻で白虎を乘じまた「丁神」です。
邵先生曰:金日得木,滿盤皆財,不合午來化許多敗氣,木又死於午,作貴人偏不利醫貴人,卻有天醫在中傳,地醫在末傳,能制午火,貴人管事,是臨危之病,方來相請。有一婦人害反胃者,醫肝不醫胃;有一小兒中風氣者,通水臟不得治風,依此行人,可以取效也。汝屋上不合著一獸頭東立,人家亦有一獸頭相觸百達人,故財不入耳。葉八郎醫道不甚興,治小兒有效,才治大家便不效,其先人因對面有破山頭,遂以獸頭屋上鎮之,西北之家亦然。在葉氏屋前對沖。
邵先生は言いました。辛金日に満盤の木を得、至るところが皆財です。ところが午火が過って来て多くの敗気を化出し、木がまた午において死します。午の上に貴人を乘じるので、偏えに貴人に看病するが不利です。ただ中伝に天医があり、末伝に地医があり、皆午火を制し得ます。貴人が権を当て事を管るので、病が危い時になってようやく人があなたを請いに来ることが見えます。将来一人の婦人で反胃を患う者があり、あなたは肝を医し胃を医してはなりません。一人の小児で風気に中った者があり、水臟を通利させて風を治してはなりません。このように行医すれば、すなわち効を見ることができます。また、あなたの屋上に東へ向けて一つの獣頭を立てるべきではありません。対面の人の家にも一つの獣頭があってまさに冲しており、両下が相撞して行人を冲犯するので、財が入って来ません。葉八郎の医道はもともとあまり興旺ではなく、小児を治すにはなお効験があり、大戸の人家を一治すれば霊りません。もともと彼の先人は対面に一か所の破損した山頭があるため、屋上に獣頭を安してこれを鎮めました。西北のあの一家もまたこのようで、ちょうど葉家の屋前を正対して相冲していました。
先生析曰;蓋以白虎立亥在卯之上,是本家屋上之獸頭也。亥本宮上見未,有夜之白虎,是西北鄰家之獸頭也。葉因先生之言,而去之,次年正月初七日,楊七小娘子患翻胃,前請數十醫,經年不效,是日請葉治之,葉思先生之言,遂調治肝經即效,得錢二十餘緡。至三月十八日,徐參議之孫六歲,中風四五日瞑目不動,來請。葉又思先生之言,遂以瀉藥利其水臟,六七日能行,脫然無虞。又獲錢三百餘緡 ,自此醫道大行,遂緣天后在未來加亥,卯來克未,未遂克亥,故主反胃,先因卯克之,卯屬肝經,所以當治肝也。
邵先生が解釈して曰く。白虎が亥の上に立ち亥がまた卯の上に圧する——白虎はまさに獣頭の象で、これは自家の屋上のあの一つです。亥の本宮の上に未を見、未の上には別に一重の夜将の白虎があり、亥は方位において西北に属するので、それは西北の隣家の獣頭です。葉八は邵先生の言葉を聴いて、自家の屋上の獣頭を拆しました。第二年正月初七に、楊七小娘子が反胃を患い、先に数十位の医師を請いましたが一年余り皆効を見ず、この日葉八を請いて治させました。葉八は邵先生の言葉を想起し、すなわち肝経を調治し、立刻に効を見て、銭二十余緡を得ました。三月十八日に至り、徐参議の六歳の孫が中風し、四五日眼を閉じて動かず、彼を請いに来ました。葉八はまた邵先生の言葉を想起し、瀉薬を用いて水臟を通利させ、六七日にして子どもは歩くことができ、安然として恙なく、また銭三百余緡を得ました。これより彼の医道は大行しました。反胃を主る所以は、天后が未にあり亥に加わり、卯が来て未を剋し、未がまた転じて亥を剋するためです。先に卯が来てそれを剋し、卯は肝経に属するので、肝を治すべきです。
亥為幼子,亥水生木不成局,則生風。叵導水使行,則風自息矣。未為亥胃覆生在下,故翻胃。一作覆在卯下,故主反胃。愛圅按:未加亥並非受生,則覆在卯下為是。三傳木局,木克土,故治肝木而不治胃土。辛日亥為幼子,加卯六數,是六歲。亥水生木,木主風,故理水臟而不治風木也。白虎在亥,通之為佳,故宜瀉也。
亥は幼小の子どもを表します。亥水が木を生じても局を結成しなければ、風を生ずるでしょう。ただ水を導引して通行させれば、風は自ずから止息します。未は亥の胃で、倒扣して下に生ずるので翻胃です。別の本は「卯下に倒扣する」と作るので、反胃を主ります。愛圅按:未が亥に加わるのは生を受けることではないので、「卯下に倒扣する」と作るのが正しい。三伝が木局を結成し、木は土を剋ることができるので、肝木を治して胃土を治しません。辛日は亥をもって幼子とし、卯に加わり、卯の数は六で、まさに六歳です。亥水が木を生じ、木はまた風を主るので、水臟を調理して風木を治しに行かないのです。白虎が亥に落ちているので、それを通すのが良い。だから瀉法を用いるに宜しいのです。
年月日時俱以前二辰為天醫,對沖為地醫。日地醫從子起順行十二辰。 午剋日,故寅卯為日財,午耗之,亥乘虎自刑又傷午貴。未乘天后為婦人,未又為胃,卯克之,制倒木局,故翻胃。卯為肝,治肝不克胃,六合為小兒。
別に推法を附します:年・月・日・時は皆本位の前二辰をもって天医とし、天医と相冲するものを地医とします。日上の地医は子から起り、十二辰を順に數えて往きます。午が来て日干を剋し、寅卯は本は日干の財ですが、午に耗されました。亥は白虎を乘じて自刑し、また午上の貴人を傷つけます。未は天后を乘じて婦人を表し、未はまた胃を主り、卯に剋されて木局を反圧し下すので、翻胃の症を成します。卯は肝を主り、肝を治すれば胃を傷るに至りません。六合はすなわち小児を表します。
170)樊郎中往治項秀才病,來占。項丁丑生三十三歲,己酉年九月甲子日卯將申時。(戌亥空亡。巳午落空),知一,長幼,度厄。 貴后 蛇子丑寅卯陰 朱亥 辰玄 后 空 玄 陳 兄 丙寅 后 初 六戌 巳常 寅 未 辰 酉 鬼 癸酉 陳 中 陳酉申未午虎 未 子 酉 甲 財 戊辰 玄 末 龍空
第一百七十例:樊郎中が項秀才に病を治しに往こうとして、先に来て課を起こしました。項秀才は丁丑年の生まれで三十三歳。時は己酉年九月甲子日で、卯の月将を申の刻に加えて課を立てました。甲子日は甲子旬に属し、旬空は戌・亥に落ち、天盤の巳・午二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「知一」「長幼」「度厄」。天盤は卯将を申時に加えて布定し、貴人が丑に乘り、その下は螣蛇が子に、朱雀が亥に、六合が戌に、勾陳が酉に、青竜が申に、天空が未に、白虎が午に、太常が巳に、玄武が辰に、太陰が卯に、天后が寅に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の甲が寅宮に寄せられ、上に酉を見て勾陳を乘じ、第二課は酉の上に辰を見て玄武を乘じ、第三課は日支の子の上に未を見て天空を乘じ、第四課は未の上に寅を見て天后を乘じます。三伝は寅・酉・辰:初伝の丙寅は兄弟爻で天后を乘じ、中伝の癸酉は官鬼爻で勾陳を乘じ、末伝の戊辰は妻財爻で玄武を乘じます。
邵先生曰:此病人往妻家有私情,因暗中相約,又失去情人所贈之物,遂思慮而得病,久而不治,必成癆怯。日上見酉作勾陳,思慮已傷肌膚,酉為閉口,此事難言也。當時樊亦庸醫,因先生之斷,假託診脈為名,言其病症,人皆驚異以為神醫。
邵先生は言いました。この病人は妻家に往って一段の私情があって、両人が暗に相い約し、後にまた情人の贈った物を亡くし、ここにおいて思慮して病を成しました。久しく拖びて治さなければ、必ず癆怯の症を成します。日干上に酉を見て勾陳を乘じれば、思慮はすでに肌肤に傷を及ぼしました。酉はまた閉口を主り、この事は彼が啓歯し難いものです。樊郎中は当時もともと平庸の医で、邵先生のこの一番の断語を頼り、仮に脈を診るを名として、病人の症候を一々説き出し、人人は皆驚異し、彼を神医としました。
蓋項因妻母死,往妻家與舅嫂通,被妻舅知覺,遂歸。舅嫂以手帕贈之,項歸而失去,被妻拾得收藏,項不敢問,思之成病,肌膚消瘦,項既不言,妻亦不解;及聞樊郎中之言,妻乃出帕還之;樊深戒利害,服藥而愈。
もともと項秀才は岳母が去世したため、妻家に奔喪に往き、舅嫂と私通し、妻舅に察覚されて、すなわち帰って来ました。舅嫂は彼に一方の手帕を贈りましたが、彼は家に帰ってから失くし、妻に拾われて収められました。項秀才は敢えて問わず、思いに思いねんして病を成し、肌肤は消瘦しました。彼がすでに肯んじて言わず、妻もまた点破しませんでした。樊郎中の一番の話を聴くを待って、妻はようやく手帕を取り出して彼に還しました。樊郎中はまたその中の利害を鄭重に戒め諭し、彼は薬を服してすなわち痊癒しました。
先生析曰;蓋此課日投入四課發用,復傳歸日,循環不斷,支為宅,支上未為妻,四課者,宅內也,是妻家矣。今寅投入四課,加妻爻上作天后,是與妻家婦人通矣。日上酉作勾陳,酉為色,勾為思慮,今得日鬼,思慮已傷肌膚,安得不病?然甲子旬酉為閉口,此事難言。辰為皮,為肌膚,加酉敗氣上,乘元武為走洩,故主消瘦。行年在戌,戌上巳,作太常,常主絲棉,是手帕也。己酉與三合,故主情人之物也。愛圅曰:太常加空,故遺失。明說而安者,行年上巳火能制酉金也。
邵先生が解釈して曰く。この課は日干が四課の中に投入して発用し、また伝え回って日干に帰り、循環して断えません。日支は宅を為し、日支上の未は妻を表します。四課はすなわち宅内の事で、妻家であることが見えます。いま寅が四課に投入し、妻爻の上に加わって天后を乘じれば、すなわち妻家の婦人と私通したのです。日干上の酉が勾陳を乘じています:酉は女色を主り、勾陳は思慮を主ります。いまそれはまた日干の鬼で、思慮がすでに肌肤に傷を及ぼしたので、どうして病まざるを得ましょうか。甲子のこの旬のうち酉はまさに閉口の神なので、この事は口に出し難いのです。辰は皮肤・肌肉を主り、酉という敗気の上に加わり、また玄武を乘じて走泄を主るので、消瘦を主ります。行年は戌にあり、戌の上は巳で、巳は太常を乘じ、太常は絲綿織物を主る——まさにあの方の手帕です。巳と己酉はまた三合を湊成するので、情人の物です。愛圅按:太常が空亡の上に加わるので、物が遺失するのです。話を点破した後に病が好けたのは、行年上の巳火が酉金を制し得るためです。
171)某占病戊申年二月初四戊午日亥將戌時。(子丑空亡,丑寅落空),別責,不備,六儀。天鬼;正月在酉,二月在午,三月在卯,巳月在子,五月在酉,依此反覆。 貴后 蛇午未申酉陰 朱巳 戌玄 后 貴 貴 蛇 鬼 甲寅 龍 初(暗鬼)(落空) 六辰 亥常 申 未 未 午 父 戊午 蛇 中 陳卯寅丑子虎 未 午 午 戊 父 戊午 蛇 末 龍空
第一百七十一例:ある人が病を占いに来ました。時は戊申年二月初四日戊午日で、亥の月将を戌の刻に加えて課を立てました。戊午日は甲寅旬に属し、旬空は子・丑に落ち、天盤の丑・寅二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「別責」「不備」「六儀」。天鬼の推法を附します:正月は酉に在り、二月は午に在り、三月は卯に在り、四月は子に在り、五月はまた酉に回り、このように循環往复します(底本は「四月」の処を「巳月」と作るが、いま照録します)。天盤は亥将を戌時に加えて布定し、貴人が未に乘り、その下は螣蛇が午に、朱雀が巳に、六合が辰に、勾陳が卯に、青竜が寅に、天空が丑に、白虎が子に、太常が亥に、玄武が戌に、太陰が酉に、天后が申に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の戊が巳宮に寄せられ、上に午を見て螣蛇を乘じ、第二課は午の上に未を見て貴人を乘じ、第三課は日支の午の上に未を見て同じく貴人を乘じ、第四課は未の上に申を見て天后を乘じます。三伝は寅・午・午:初伝の甲寅は官鬼爻で青竜を乘じ、暗に鬼を帯びてまた空地に落ち、中伝の戊午は父母爻で螣蛇を乘じ、末伝は依然として戊午の父母爻で螣蛇を乘じます。
邵先生曰:天鬼午,受病鬼之生,犯了東嶽城隍香火神,乃疫氣入宅,主合宅病。蓋寅正春旺之鬼,鬼有氣不止一人,其家七口,病死三人,急告東嶽,餘人遂得免。蓋中末日上三個羊刃殺,所以喪三人。龍到巳午皆名命神,最不利。愛圅按:此句似用晝貴,其故何也?
邵先生は言いました。天鬼が午に落ち、また病鬼の神の生を受けるのは、東岳と城隍の香火神明を冲犯し、疫気が宅に進入したので、全家が皆病に倒れることを主ります。寅はまさに春天に当旺の鬼で、鬼に気あれば一人を害するに止まりません。この家は七口で、病死したのが三人でした。後に急いで東岳廟に往って禱告し、その余の人がようやく免れ得ました。中伝・末伝と日干上を連ねて都合三つの羊刃の煞なので、三口を折りました。青竜が巳・午に走到すれば皆「命神」と呼ばれ、最も不利です(愛圅按:この句は昼貴で推したようだが、何の故か知りません)。
172)尹邦達庚申生五十歲占妻病,妻同庚。己酉年丁亥日辰將亥時。(午未空亡,亥子落空),重審,鑄印,斬關。 朱六 蛇戌亥子丑陳 貴酉 寅龍 貴 虎 常 六 兄 癸巳 常 初(暗鬼) 后申 卯空 酉 辰 巳 子 子 丙戌 蛇 中 陰未午巳辰虎 辰 亥 子 丁 父 辛卯 空 末 玄常
第一百七十二例:尹邦達は庚申年の生まれで五十歳、妻の病を占いに来ました。妻は彼と同年です。時は己酉年丁亥日で、辰の月将を亥の刻に加えて課を立てました。丁亥日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ち、天盤の亥・子二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「重審」「鑄印」「斬關」。天盤は辰将を亥時に加えて布定し、貴人が酉に乘り、その下は螣蛇が戌に、朱雀が亥に、六合が子に、勾陳が丑に、青竜が寅に、天空が卯に、白虎が辰に、太常が巳に、玄武が午に、太陰が未に、天后が申に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の丁が未宮に寄せられ、上に子を見て六合を乘じ、第二課は子の上に巳を見て太常を乘じ、第三課は日支の亥の上に辰を見て白虎を乘じ、第四課は辰の上に酉を見て貴人を乘じます。三伝は巳・戌・卯:初伝の癸巳は兄弟爻で太常を乘じ暗に鬼を帯び、中伝の丙戌は子孫爻で螣蛇を乘じ、末伝の辛卯は父母爻で天空を乘じます。
邵先生曰:丁日會起水局,日上子作六合,主孕,恐是鬼胎。眾笑曰:五十何能有胎?先生曰:受氣於秋,何以決?婦在子兮夫立申,今正秋占,及時之課,故主懷孕。只不合丁日會水局,故主鬼胎。空中必有影響,來年二月必見鬼形。尹妻數日後漸安,腹漸大,果是孕。次年二月三日生,乃鬼胎也。生了時時或瓦落,或物響,更不令安居。
邵先生は言いました。丁日の課は会して水局を成し、日干上の子がまた六合を乘じるので、懐孕を主ります。ただし鬼胎であることを恐れます。衆人は笑って言いました:五十歳の人がどうしてなお懐胎しましょうか?邵先生は言いました:気を受けたのは秋に在り、何をもってこのように断ずるか?口訣に「婦は子に在りて夫は申に立つ」と言います。いまちょうど秋に当たって占いに来たのは、応時の課なので、懐孕を主ります。ただ丁日に会して水局を成すべからず、ゆえに鬼胎を主ります。空中に必ずや些かの響動があり、明年二月に必ず鬼形を見るでしょう。尹家の妻子は数日を過ごして漸々安好し、肚子は日一日と大きくなり、果たして孕有りでした。第二年二月初三に生み下し、果たして鬼胎でした。生下の後、時時あるいは屋瓦が掉落し、あるいは器物が響き作し、人をして安居を得しめませんでした。
先生析曰;蓋丁日火生於寅,胎在子,子又為子息,更作六合臨日,正應《心鏡》之論,然會起水局為鬼,故曰鬼胎。末見卯與子刑,故次年二月見鬼形也。若他人占行年,不併不見鬼,不可云鬼胎,若不會起申子辰,卻是官星,必生貴子,非鬼胎也。
邵先生が解釈して曰く。丁は火に属し、火は寅に長生し、胎は子にあります。子は同時にまた子息爻で、なお六合を乘じて日干上に臨むので、まさに《心鏡》の説に応じます。ただこの課は会して水局を成し化して鬼となるので、鬼胎と呼びます。末伝の卯は子と相刑するので、第二年二月に鬼形を見ました。もし別人に換えて占わせれば、行年がそれと并ばずまた鬼を見なければ、鬼胎とは言うことができません。もし申子辰の水局を会成しなければ、子は反転して官星で、必ず貴子を生み、鬼胎ではありません。
173)葉解元丁丑生三十四歲占病,庚戌年六月壬辰日午將巳時。(午未空亡,)元首,進茹。 朱六 蛇午未申酉陳 貴巳 戌龍 蛇 貴 常 虎 鬼 己丑 常 初 后辰 亥空 午 巳 丑 子 子 庚寅 玄 中 陰卯寅丑子虎 巳 辰 子 壬 子 辛卯 陰 末 玄常
第一百七十三例:葉解元は丁丑年の生まれで三十四歳、病を占いに来ました。時は庚戌年六月壬辰日で、午の月将を巳の刻に加えて課を立てました。壬辰日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ちます(底本はここで「落空」の一項が留空で未填)。課名は二つ:「元首」「進茹」(三伝の丑・寅・卯が順次相い連なる)。天盤は午将を巳時に加えて布定し、貴人が巳に乘り、その下は螣蛇が午に、朱雀が未に、六合が申に、勾陳が酉に、青竜が戌に、天空が亥に、白虎が子に、太常が丑に、玄武が寅に、太陰が卯に、天后が辰に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の壬が亥宮に寄せられ、上に子を見て白虎を乘じ、第二課は子の上に丑を見て太常を乘じ、第三課は日支の辰の上に巳を見て貴人を乘じ、第四課は巳の上に午を見て螣蛇を乘じます。三伝は丑・寅・卯:初伝の己丑は官鬼爻で太常を乘じ、中伝の庚寅は子孫爻で玄武を乘じ、末伝の辛卯もまた子孫爻で太陰を乘じます。
邵先生曰:此課本身雖堅固,不合傳進迤邐脫氣,子與丑合作常,因與人相會飲酒食,而喜樂太過,遂惑風邪。今已七八分了,以行年退一步而就祿,壬水又旺,玄又同途,水既太盛,雖生木不為害,但只補元氣,其風自退。宅上見絕神,三傳丑寅卯,若非行年退卻一步,定見進脫,不可療矣。
邵先生は言いました。この課は彼の本身は固いものの、三伝が一路順進して層層脱泄するのは如何ともし難い。子と丑が相合して太常を乘じるのは、人と聚会して酒を飲み食を食い、歓喜が頭を過ごしたために、風邪を感受したのです。いまはすでに七八分好くなりました:彼の行年は一歩退いてちょうど禄位に就き、壬水はまた当旺し、玄武もまた水と同道です。水がすでに太盛なので、往って木を生じても害を為さず、ただ元気を補養すれば、風邪は自ずから退去します。宅位上に絶神を見、三伝は丑・寅・卯と一路順進します。もし行年がこの一歩を退かなければ、必ず進んで脱泄の勢を成し、それなら治しようがありません。
先生析曰;大凡壬日行丑寅卯,迄邐進脫,支上又見絕神,必不可治,不問老少皆以死論。惟此課行年在後一位,引退就祿。雖然進其實就退,只不合初傳本命來與子合,太常為燕樂神,過餘遂使風邪入內,以致生病。然喜時令在秋,壬癸水秋生,得亥子相併旺相,必不至死。主今冬得子。若是來年正月節生必貴子。內有暗貴人故也。目下主服,初丑破碎作常是以主之。
邵先生が解釈して曰く。大凡、壬日に三伝が丑・寅・卯を走り、一路順進して脱泄し、日支上にまた絶神を見れば、必ず治すことができず、老少を論せず皆死として断じます。ただこの課は行年が後一位に落ち、身を引き退いて禄に就くものです。表面上は進で、実際は退です。ただ初伝の本命が過って来て子と相合するべからず——太常は宴飲歓楽の神で、歓楽が度を過ごせば風邪を体内に侵入させ、これによって病を生じました。幸いに時令は秋に在り、壬癸水は秋において長生の気を得、また亥・子が相い并んで旺相するので、必ず死に至らず、なお今年の冬に子を得ることを主ります。もし明年正月の節裏に生まれるなら、必ず貴子です。課中に暗貴人を含んでいるからです。目下は孝服があることを主ります。これは初伝の丑が破碎を帯びてまた太常を乘じるところが主るのです。
174)韓省干戊寅生三十三歲占子病,子五歲,丙午生,庚戌年七月己亥日午將未時。(辰巳空亡,卯辰落空),元首,退茹,斬關,勵德。 龍空 陳辰巳午未虎 六卯 申常 玄 陰 龍 空 兄 戊戌 陰 初 朱寅 酉玄 酉 戌 巳 午 子 丁酉 玄 中(丁神) 蛇丑子亥戌陰 戌 亥 午 己 子 丙申 常 末 貴後
第一百七十四例:韓省干は戊寅年の生まれで三十三歳、息子の病を占いに来ました。息子は五歳で丙午年の生まれです。時は庚戌年七月己亥日で、午の月将を未の刻に加えて課を立てました。己亥日は甲午旬に属し、旬空は辰・巳に落ち、天盤の卯・辰二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は四つ:「元首」「退茹」(三伝の戌・酉・申が逆次相い連なる)「斬關」「励徳」。天盤は午将を未時に加えて布定し、貴人が子に乘り、その下は螣蛇が丑に、朱雀が寅に、六合が卯に、勾陳が辰に、青竜が巳に、天空が午に、白虎が未に、太常が申に、玄武が酉に、太陰が戌に、天后が亥に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の己が未宮に寄せられ、上に午を見て天空を乘じ、第二課は午の上に巳を見て青竜を乘じ、第三課は日支の亥の上に戌を見て太陰を乘じ、第四課は戌の上に酉を見て玄武を乘じます。三伝は戌・酉・申:初伝の戊戌は兄弟爻で太陰を乘じ、中伝の丁酉は子孫爻で玄武を乘じまた「丁神」、末伝の丙申もまた子孫爻で太常を乘じます。
邵先生曰:此病至危,宅中謝神請醫,費盡千萬錢,而不知病在目前。今主至困而又發吊,手足拳束,口眼歪邪,還是風症否?曰:然。若作風病,其病必死。其病因親王價領出,與冷粽子吃,及歸又吃冷淘面,二物積中,遂發熱,積緊腸塞,致令手足拳束耳。可依此治即安也。韓丈之子,因七月十五僕家裹粽燒紙,遂與食之,歸又吃令淘面,晚遂得病,困重求重請醫,費千萬錢不效,聞先生言,醫遂以陳皮、青皮、烏藥湯治之,便覺身輕,下黑糞三五塊而全愈。
邵先生は言いました。この病はすでにとても危険です。家の中ではまた神に謝しまた医を請い、銭を千万にも費やしましたが、病根が目の前にあることを知りません。いま子どもが困頓の極みに至ってなお抽搐し、手脚が蜷縮し、口眼が歪斜するのを主ります——風症として治しているのではありませんか?答えて曰く:然り。もし風病に照らして治すなら、この子は必ず死します。彼の病は、親随の僕人に領れて出て行き、冷たい粽子を与えられて食べ、帰って来てまた水を過ごした冷麺を食べ、両樣の物が腹中に積もり、ここにおいて熱を発しました。積滞が壅緊して腸道が閉塞したため、手脚が蜷縮するに至ったのです。この路子に照らして治せばすなわち好くなります。韓丈の息子は、まさに七月十五に僕人の家で粽子を裹み紙を燒き、粽子を取って彼に食わせ、帰って来てまた冷淘麺を食べ、その晩にすなわち病に倒れました。病勢は沈重で、屢々医を請い、千万の銭を費やしても皆効を見ませんでした。邵先生の言葉を聴いて、医師はすなわち陳皮・青皮・烏薬を煎じて湯として彼に治し、子どもは立刻に身上が軽快するのを覚え、黒い糞を三五塊瀉下して、すなわち痊癒しました。
蓋己日見戌為同宗,日上見午,火中之物也。巳乃未形似米,以來配宗字,象粽子,加亥水故曰冷粽。太陰老婦,乃僕人之母與之也。酉麥申面,故曰面,玄武主過水,是以為冷淘也。
ここの道理は:己日に戌を見るのは同宗の象です。日干上に午を見るのは、火の裏から出た物です。巳はまだ形を成さず形状は米粒のごとく、「宗」の字に配せばすなわち粽子の象を成します。それはまた亥水の上に加わるので、冷粽と言います。太陰は年長の婦人を表すので、僕人の母が彼に食わせたことが見えます。酉は麦を主り、申は麺を主るので、麺と言います。玄武は水を過ごすことを主るので、水を過ごした冷淘麺です。
175)蔣六公乙巳生六十五歲占自身不安,己酉年辛酉日巳將寅時。(子丑空亡,卯辰落空),遙克,彈射,勵德,三交,寡宿。 虎常 空申酉戌亥玄 龍未 子陰 蛇 陰 朱 后 財 乙卯 蛇 初(落空) 陳午 丑后 卯 子 辰 丑 鬼 戊午 陳 中 六巳辰卯寅貴 子 酉 丑 辛 兄 辛酉 虎 末 朱蛇
第一百七十五例:蒋六公は乙巳年の生まれで六十五歳、自身の不安を占いに来ました。時は己酉年辛酉日で、巳の月将を寅の刻に加えて課を立てました。辛酉日は甲寅旬に属し、旬空は子・丑に落ち、天盤の卯・辰二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は五つ:「遥剋」「弹射」「励徳」「三交」「寡宿」。天盤は巳将を寅時に加えて布定し、貴人が寅に乘り、その下は螣蛇が卯に、朱雀が辰に、六合が巳に、勾陳が午に、青竜が未に、天空が申に、白虎が酉に、太常が戌に、玄武が亥に、太陰が子に、天后が丑に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の辛が戌宮に寄せられ、上に丑を見て天后を乘じ、第二課は丑の上に辰を見て朱雀を乘じ、第三課は日支の酉の上に子を見て太陰を乘じ、第四課は子の上に卯を見て螣蛇を乘じます。三伝は卯・午・酉:初伝の乙卯は妻財爻で螣蛇を乘じ空地に落ち、中伝の戊午は官鬼爻で勾陳を乘じ、末伝の辛酉は兄弟爻で白虎を乘じます。
邵先生曰:吾丈年高,尚有此病,何也?凡三交中有空亡六合者,皆不正之合,其患有三:一主吾丈思前妻,二主戀一少婦不在眼前,多方煩燥,遂致下部流利不實;三主長子非橫因成病。今行年在末傳,帶祿居火上,為鬼所弄,不免貪食生冷酸鹹之物。若能如願,尚可活七八年,否則情死定死矣。蔣公欲取一意中人,諸子不肯,心遂躁怒,又大郎一奶子,又生煩躁,遂得下部病。只好酸鹹物吃。後先生勸彼乃郎,取此意中人與之,其病漸減。
邵先生は言いました。御老人は年紀がこのように大きいのに、なおこのような病を害するのは、何の故ですか?凡そ「三交」の課の裏に空亡と六合を帯びるものは、皆不正の合で、その禍患は三つあります:一にあなたが前妻を思念することを主り、二にあなたが一人の少婦を恋いてしかも眼前にいないため、百般に煩躁し、これによって下部が滑泄して実ならざることを主り、三に長子に意外の横事あることを主り、これによって病を致します。いま行年はちょうど末伝に落ち、禄神を帯びながら火上に居り、鬼に摆弄され、貪って生冷酸咸の物を食するを免れません。もし心に称い意に如うことができれば、なお七八年生きることができます。さもなければ情のために死する——死は定まりです。蒋六公は一人の中意の人を娶ろうと思い、幾人もの息子が肯んじせず、彼の心の裏は煩躁して惱怒しました。これに長子の一人の乳母がまた彼を怒らせたのを加え、ここにおいて下部の病を得て、ただ酸咸の物を食することを愛しました。後に邵先生は彼の息子を勧め、あの中意の人を娶り来らせて彼に与えたので、彼の病はすなわち漸々減軽しました。
先生析曰;蓋果至丙辰年死。蓋支上子丑合,而乘太陰,又是夜神,是淫亂合也,卻又空亡,乃虛想其合,而無實效。四課遙克為傳,事主在內。長子非橫,乃卯為長子,作蛇故主非橫。主事初傳空亡,便不行傳,喜得末上行年相接,所以用之,日上丑土得中午生,土遂生金,丑八,故八年也。
邵先生が解釈して曰く。彼は果たして丙辰年に至って死しました。日支上で子が丑と相合して太陰を乘じ、また皆夜間の神——これは淫乱の合です。偏偏としてまた空亡に逢うので、ただ空しくこの段の情縁を想うのみで実際の結果がありません。四課は遥剋を取って発伝するので、事が内より起ることを主ります。長子に横事ありと言うのは、卯が長子を表し、卯上に螣蛇を乘じるので、意外の禍を主ります。事を主る初伝が空亡に逢い、本来伝って往くことができませんが、幸いに末伝の上に行年が接いで住するので、なお取用できました。日干上の丑土は中伝の午火の生を得、土がまた往って金を生じます。丑の数は八なので、八年と断じました。
176)蔣七婆戊申生六十二歲占子病,子辛未生三十九歲,己酉年辛酉日巳將申時。 六朱 陳寅卯辰巳蛇 龍丑 午貴 六 貴 朱 后 鬼 戊午 貴 初 空子 未后 卯 午 辰 未 財 乙卯 六 中 虎亥戌酉申陰 午 酉 未 辛 子 空子 空 末(空亡) 常玄
第一百七十六例:蒋七婆は戊申年の生まれで六十二歳、息子の病を占いに来ました。息子は辛未年の生まれで三十九歳。時は己酉年辛酉日で、巳の月将を申の刻に加えて課を立てました(底本はここに空亡と課名を標さず)。辛酉日は甲寅旬に属し、旬空は子・丑に落ち、天盤の酉・戌二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課式は前の第一百二十八例の季官人が房子息を占ったものと完全に同じです。天盤は巳将を申時に加えて布定し、貴人が午に乘り、その下は螣蛇が巳に、朱雀が辰に、六合が卯に、勾陳が寅に、青竜が丑に、天空が子に、白虎が亥に、太常が戌に、玄武が酉に、太陰が申に、天后が未に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の辛が戌宮に寄せられ、上に未を見て天后を乘じ、第二課は未の上に辰を見て朱雀を乘じ、第三課は日支の酉の上に午を見て貴人を乘じ、第四課は午の上に卯を見て六合を乘じます。三伝は午・卯・子:初伝の戊午は官鬼爻で貴人を乘じ、中伝の乙卯は妻財爻で六合を乘じ、末伝の子は旬空に逢い子孫爻で天空を乘じます。
邵先生曰:病因情人或眷屬不足,致得此病,此情人乃官作使女之類,欲見不能,思戀極矣,故生心病。若要病好,須是釋思,更婦人臨別,贈有手跡,他嘗留身畔,須燒了與他另娶方可,否則日漸成癆矣。
邵先生は言いました。彼の病は情人か眷属の方に心に称わぬ事があることに起ります。この情人は官府に発落されて使女の類の人に為られた者で、見たくともまた見ることを得ず、思念が極に至り、だから心病を生じました。病を好くせんと思えば、必ず彼にこの一份の念想を放下せしめなければなりません。別にあの女子が臨別の時に彼に送った手ずから作った物があり、彼はずっと身辺に帯びています——これを燒き盡くさなければならず、さらに別に彼に一房を娶らせてこそ、ようやく好きます。さもなければ日一日としてすなわち癆を成します。
蔣七婆之子因喪妻,遂與鄰婦通姦,他丈夫得知,卻典僱與何判院,此人苦思成病,又婦人行時,繡一香囊與之,其子時常觀玩,睹物思人,其病更甚。七婆聞先生之言,遂與彼燒絕,又為彼娶一婦,病果自愈。
蒋七婆の息子は妻が死したため、すなわち隣家の婦人と通奸しました。その婦人の丈夫がこれを知り、彼女を何判院に典雇しました。この人は苦しいほど思念してこれによって病を成しました。あの婦人は臨んで往く時に一つの香囊を繍って彼に与え、彼は時々取り出して把玩し、物を睹て人を思い、病はさらに重くなりました。七婆は邵先生の言葉を聴いて、香囊を燒き去り、また息子に一房の妻を娶り、病は果たして自ずから好くなりました。
先生析曰;蓋未作後生日,支上午與未合,乃鬼合,便是不正之交,傳退與婦人相離也。三交交易之象,宅上貴人是合入宅去也。末傳是子,行年上丑,子又與丑合,更日辰上實合,末又見空亡合,即是思望懸切,欲合不合,傳退既值空亡,只得在此思想,所以成癆。午未合,子丑合,子午沖,丑未沖,合處相傷,反成不足。子丑又空,是去彼不得見矣。
邵先生が解釈して曰く。未上に天后を乘じて来て日干を生じ、日支上の午は未と相合し、午は鬼——これはすなわち鬼合で、すなわち正当でない交往です。三伝が逆退するのは、あの婦人と分離することを主ります。「三交」は本は交易更換の象で、宅位上に貴人あるは、彼女を別人の家に合わせて往かせたのです。末伝は子で、行年は丑にあり、子はまた丑と相合し、日干日支の上にはさらに実在の相合があるのに、末伝は却って空亡の合——これはすなわち思念が懸切で、合せんと想えども合することが成らざるです。三伝がすでに逆退しまた空亡に逢えば、彼はただここに困って空想するのみ、だから癆を成します。午と未は合し、子と丑は合しますが、子午は相冲し丑未は相冲し、相合する処が偏偏と彼此相い傷り、反転して缺憾を成します。子・丑はまた皆空に落ち、あちらに往ってもまた見ることを得ないのです。
178)某占病,二月庚辰日亥將辰時。(申酉空亡,卯辰落空),渉害,絕嗣,驀越。 貴后 蛇子丑寅卯陰 朱亥 辰玄 虎 朱 六 陰 鬼 壬午 虎 初 六戌 巳常 午 亥 戌 卯 父 丁丑 貴 中(丁神)(暗鬼) 陳酉申未午虎 亥 辰 卯 庚 兄 空申 龍 末(空亡) 龍空
第一百七十八例(底本は第一百七十六例から径く第一百七十八例に接し、第一百七十七例を缺く。いま照録します):ある人が病を占いに来ました。時は二月庚辰日で、亥の月将を辰の刻に加えて課を立てました。庚辰日は甲戌旬に属し、旬空は申・酉に落ち、天盤の卯・辰二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「渉害」「絶嗣」「蓦越」。天盤は亥将を辰時に加えて布定し、貴人が丑に乘り、その下は螣蛇が子に、朱雀が亥に、六合が戌に、勾陳が酉に、青竜が申に、天空が未に、白虎が午に、太常が巳に、玄武が辰に、太陰が卯に、天后が寅に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の庚が申宮に寄せられ、上に卯を見て太陰を乘じ、第二課は卯の上に戌を見て六合を乘じ、第三課は日支の辰の上に亥を見て朱雀を乘じ、第四課は亥の上に午を見て白虎を乘じます。三伝は午・丑・申:初伝の壬午は官鬼爻で白虎を乘じ、中伝の丁丑は父母爻で貴人を乘じまた「丁神」で暗に鬼を帯び、末伝の申は旬空に逢い兄弟爻で青竜を乘じます。
邵先生曰:四課俱下賊,絕陰之象。白虎乘午作鬼,男病主三日內死也。何則?無陽氣也。不合灸,又不宜服藥,此是血病。蓋午主心,心主血也。宅中有陰人,死得不明,作鬼為禍。要陰鬼退,須門前社廟作福,午是陰人,乘虎作鬼故也。又午是天之真火剋日,主灸神,乘虎故不宜灸。又是天醫,故不宜服藥。涉害深為用,主久病。若是陰人則死尚可緩。且火加水,主寒熱往來剋日,主癆血。
邵先生は言いました。四課は全て下が上を賊する——陰気断絶の象です。白虎が午を乘じて化して鬼を成し、もし男子の病なら、三日の内に死することを主ります——何をもってか?陽気がないためです。この病は艾灸を用いるべからず、また薬を服するに宜しからず。それは血分の病です:午は人身において心を主り、心はまた血を主ります。宅中に一人の女子が明からず白からずに死し、化して鬼を成して作祟に来ています。この陰鬼を退去せしめんと欲すれば、門前の社廟に到って一場の法事を作して福を求めなければなりません——午は女子を表し、また白虎を乘じて化して鬼を成すからです。さらに午は天上の真火で来て日干を剋し、灸法を主管する神ですが、いま白虎を乘じるので、灸を施すに宜しからず。それは同時にまた天医なので、また服薬するに宜しからず。渉害最深の神を取って発用すれば、久病を主ります。倘若病む者が女子なら、死期はなお緩めることができます。まして火が水の上に加われば、寒熱往来を主り、また来て日を剋すれば、癆瘵・失血を主ります。
179)某占病,丁巳日未將寅時。(子丑空亡,巳午落空),重審,鑄印,斬關。 朱六 蛇戌亥子丑陳 貴酉 寅龍 空 蛇 常 六 兄 丁巳 常 初(落空)(丁神) 后申 卯空 卯 戌 巳 子 子 壬戌 蛇 中(暗鬼) 陰未午巳辰虎 戌 巳 子 丁 父 乙卯 空 末 玄常
第一百七十九例:ある人が病を占いに来ました。時は丁巳日で、未の月将を寅の刻に加えて課を立てました。丁巳日は甲寅旬に属し、旬空は子・丑に落ち、天盤の巳・午二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「重審」「鑄印」「斬關」。天盤は未将を寅時に加えて布定し、貴人が酉に乘り、その下は螣蛇が戌に、朱雀が亥に、六合が子に、勾陳が丑に、青竜が寅に、天空が卯に、白虎が辰に、太常が巳に、玄武が午に、太陰が未に、天后が申に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の丁が未宮に寄せられ、上に子を見て六合を乘じ、第二課は子の上に巳を見て太常を乘じ、第三課は日支の巳の上に戌を見て螣蛇を乘じ、第四課は戌の上に卯を見て天空を乘じます。三伝は巳・戌・卯:初伝の丁巳は兄弟爻で太常を乘じ空地に落ちまた「丁神」、中伝の壬戌は子孫爻で螣蛇を乘じ暗に鬼を帯び、末伝の乙卯は父母爻で天空を乘じます。
邵先生曰:主病人狂言發喘而死,巳作常為用,主言語。丁日巳用皆火,中又蛇乘戌加巳,是火加旺地,故主發狂。火墓戌,陰氣盡也。凡人以內陰氣為主,陰日養陽,今已絕,則陽氣上攻,而不能生陰,陰絕陽弱,更主發喘,果狂言發喘而死。
邵先生は言いました。この病人が胡話を說し気が喘して死することを主ります。巳が太常を乘じて発用し、太常は言語を主ります。丁日と巳は同属の火で、中伝はまた螣蛇が戌を乘じて巳の上に加わる——これは火が旺地に加わったものなので、発狂を主ります。戌は火の墓で、墓に到れば陰気が盡きます。凡そ人身は内在の陰気をもって根本と為し、陰気は日々陽気を涵養します。いま陰気がすでに絶したので、陽気はすなわち上へ攻して陰を生じ出すことができません。陰絶して陽弱ければ、さらに喘を発します。後に果たして胡話を說し気が喘して死しました。
180)某占病十二月丙午日子將亥時。(寅卯空亡,卯辰落空),彈射,進茹,不備。 朱蛇 六午未申酉貴 陳巳 戌后 蛇 朱 朱 六 財 戊申 蛇 初 龍辰 亥陰 申 未 未 午 財 己酉 貴 中 空卯寅丑子玄 未 午 午 丙 子 庚戌 后 末 虎常
第一百八十例:ある人が病を占いに来ました。時は十二月丙午日で、子の月将を亥の刻に加えて課を立てました。丙午日は甲辰旬に属し、旬空は寅・卯に落ち、天盤の卯・辰二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「弹射」「進茹」(三伝の申・酉・戌が順次相い連なる)「不備」。天盤は子将を亥時に加えて布定し、貴人が酉に乘り、その下は螣蛇が申に、朱雀が未に、六合が午に、勾陳が巳に、青竜が辰に、天空が卯に、白虎が寅に、太常が丑に、玄武が子に、太陰が亥に、天后が戌に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の丙が巳宮に寄せられ、上に午を見て六合を乘じ、第二課は午の上に未を見て朱雀を乘じ、第三課は日支の午の上に未を見て同じく朱雀を乘じ、第四課は未の上に申を見て螣蛇を乘じます。三伝は申・酉・戌:初伝の戊申は妻財爻で螣蛇を乘じ、中伝の己酉もまた妻財爻で貴人を乘じ、末伝の庚戌は子孫爻で天后を乘じます。
邵先生曰:定是咳嗽狂言,見鬼見神之狀。蓋三傳金,主肺主嗽,而午火又加丙,午火盛發,心神散亂,故主發躁狂言。鬼神之狀者,申加未,未臨宅,未主鬼神之狀。其人死者,傳歸死墓也。未中有鬼宿。
邵先生は言いました。これは必ず咳嗽し、胡話を說し、さらに神を見鬼を見る容子です。三伝は皆金に属し、金は肺を主り咳嗽を主ります。しかも午火がまた丙に加わり、午火が旺盛に発作すれば、心神はすなわち散乱するので、煩躁して胡話を說することを主ります。所謂、神を見鬼を見るは、申が未に加わり、未がまた宅位に臨み、未はまさに鬼神の象を主るからです。この人は終じて死します。三伝が死墓に帰するためです——未のこの一宮のうちに鬼宿があるのです。
181)某占兒病,己丑日丑將辰時。(午未空亡,卯辰落空),昂星,掩目,天煩。 虎常 空寅卯辰巳玄 龍丑 午陰 后 朱 龍 常 財 戊子 陳 初 陳子 未后 未 戌 丑 辰 兄 壬辰 常 中(落空) 六亥戌酉申貴 戌 丑 辰 己 兄 丙戌 朱 末 朱蛇
第一百八十一例:ある人が小児の病を占いに来ました。時は己丑日で、丑の月将を辰の刻に加えて課を立てました。己丑日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ち、天盤の卯・辰二支が空亡の宮位を正しく押さえています。課名は三つ:「昴星」「掩目」「天煩」。天盤は丑将を辰時に加えて布定し、貴人が申に乘り、その下は螣蛇が酉に、朱雀が戌に、六合が亥に、勾陳が子に、青竜が丑に、天空が寅に、白虎が卯に、太常が辰に、玄武が巳に、太陰が午に、天后が未に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の己が未宮に寄せられ、上に辰を見て太常を乘じ、第二課は辰の上に丑を見て青竜を乘じ、第三課は日支の丑の上に戌を見て朱雀を乘じ、第四課は戌の上に未を見て天后を乘じます。三伝は子・辰・戌:初伝の戊子は妻財爻で勾陳を乘じ、中伝の壬辰は兄弟爻で太常を乘じ空地に落ち、末伝の丙戌もまた兄弟爻で朱雀を乘じます。
邵先生曰:昴星課,純陽之象,陰掩其陽,是無陽氣也。辰作常覆日,陰上丑破,末戌加丑,陰氣將盡於戌,陽氣將盡於辰,陰陽氣絕,絕者促也,病人當氣促而短。陽氣將盡,外應虛熱煩躁,又主熱渴。其人果先熱渴,而後喘死。
邵先生は言いました。「昴星」の課は本は純陽の象です。いま陰が来て陽を遮掩したので、陽気がないのです。辰が太常を乘じて反覆して日干の上にあり、陰神の在る所の丑はまた冲破されました。末伝の戌が丑の上に加わり——陰気は戌において盡きんとし、陽気は辰において盡きんとし、陰陽二気が皆断絶せんとします。「絶」とはすなわち急促で、だから病人は気息が急促して短浅であるべきです。陽気が盡きんとすれば、外においては虚熱して煩躁するに応じ、また発熱して渇することを主ります。この子どもは果たして先に発熱して渇し、後に喘いで気を上げることができずに死しました。
六畜の走失(附)
182)吳四公六十四歲占進畜,己酉年九月癸亥日卯將辰時。(子丑空亡,亥子落空),元首,退茹,斬關。 貴后 蛇辰巳午未陰 朱卯 申玄 常 虎 空 龍 鬼 壬戌 虎 初 六寅 酉常 酉 戌 亥 子 父 辛酉 常 中 陳丑子亥戌虎 戌 亥 子 癸 父 庚申 玄 末 龍空
第百八十二例:呉四公が六十四歳で、家畜の買い増しを占いに来ました。時は己酉年九月の癸亥日、卯の月将を辰の刻に加えて課を立てました。癸亥日は甲寅旬に属し、旬空は子・丑に落ち、天盤の亥・子の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は三つ、「元首」「退茹」(三伝の戌・酉・申が逆に連なる)「斬関」です。天盤は卯将を辰刻に加えて布定され、貴人が巳に乘り、その下は螣蛇が辰に、朱雀が卯に、六合が寅に、勾陳が丑に、青竜が子に、天空が亥に、白虎が戌に、太常が酉に、玄武が申に、太陰が未に、天后が午に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の癸が丑宮に寄せられて上に子を見て青竜を乘じ、第二課は子の上に亥を見て天空を乘じ、第三課は日支の亥の上に戌を見て白虎を乘じ、第四課は戌の上に酉を見て太常を乘じます。三伝は戌・酉・申:初伝の壬戌は官鬼爻で白虎を乘じ、中伝の辛酉は父母爻で太常を乘じ、末伝の庚申も父母爻で玄武を乘じています。
邵先生曰:欲進六畜,而豬牛欄皆不得其所。戌加亥作白虎,大豬入欄反小,只如犬大,兼且多病死傷。牛臨寅地,自是畏鄉,豈能長久?要好移欄到長生西南之地,牛羊豬皆可養之。宅基皆不利畜,牛羊豬雞皆無位,至於犬反要咬豬,貓亦不能捕鼠。
邵先生は言いました。あなたは六畜を増やしたいのですが、豚の囲いも牛の柵も適した場所に置かれていません。戌が亥に加わって白虎を乘じているので、大きな豚は囲いに入っても却って育たず、犬ほどの大きさにしかならず、しかも病気や死傷が多いのです。牛が寅の方地に臨んでいるのは、もともと牛が畏れる方位ですから、どうして長く育てられましょうか。良くしようと思えば、柵・囲いを西南の長生の方位へ移さねばなりません。そうすれば牛・羊・豚はいずれも育てられます。この宅地そのものが家畜に利しません。牛・羊・豚・鶏はいずれも落ち着く位置がなく、犬に至っては却って豚を咬み、猫も鼠を捕らえられません。
蓋緣天目在宅,宅中有伏尸,所以不榮。五年之內,伏尸必傷人矣。吳宅自造屋十三四年來,諸畜皆養不得,故占之。當先宅前一半是田,一半是山,其山有古冢骸骨,不知姓名,吳盡撤去造屋,是以不利。後至甲寅三月,宅中屢現火光,怪異並作。吳記先生斷課之語,遂遷別宅居住。大凡占宅,天目加支,多主伏尸。秋以戌為天目,戌數五,故主五年必現影響也。
これは天目が宅位に落ちていて、宅の中に伏尸があるためで、だから家畜が栄えません。五年のうちにこの伏尸は必ず人を傷つけます。呉家はこの屋敷を建てて以来十三四年、あらゆる家畜が育たなかったので占いに来たのです。もともと宅前は半分が田、半分が山で、その山には誰のものか分からない古墳の骸骨がありました。呉家はそれをことごとく取り除いて家を建てたので、利がありません。後に甲寅年の三月になると、宅の中にしばしば火光が現れ、あらゆる怪異が一度に起こりました。呉四公は邵先生が課を断じた言葉を覚えていて、別の宅に移って住みました。およそ宅を占うとき、天目が日支に加われば、多くは伏尸があることを主ります。秋は戌を天目とし、戌の数は五なので、五年のうちに必ず動静が現れると主るのです。
183)王寺丞占出兵往饒州取馬何故未回,丁亥日戌將卯時。(午未空亡,辰巳落空),重審,四絕。 朱六 蛇子丑寅卯陳 貴亥 辰龍 朱 虎 陰 六 兄 空午 虎 初(空亡) 后戌 巳空 丑 午 酉 寅 子 己丑 朱 中 陰酉申未午虎 午 亥 寅 丁 財 甲申 玄 末 玄常
第百八十三例:王寺丞が饒州へ馬を取りに行かせた兵がまだ帰らないわけを占いました。時は丁亥日、戌の月将を卯の刻に加えて課を立てました。丁亥日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ちます(底本にはさらに「辰巳落空」と標しますが、本課の天盤では丑・寅の二支が空亡宮に乗っているので、ここは誤字の疑いがあります。今はそのまま写します)。課名は二つ、「重審」「四絶」です。天盤は戌将を卯刻に加えて布定され、貴人が亥に乘り、その下は螣蛇が子に、朱雀が丑に、六合が寅に、勾陳が卯に、青竜が辰に、天空が巳に、白虎が午に、太常が未に、玄武が申に、太陰が酉に、天后が戌に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の丁が未宮に寄せられて上に寅を見て六合を乘じ、第二課は寅の上に酉を見て太陰を乘じ、第三課は日支の亥の上に午を見て白虎を乘じ、第四課は午の上に丑を見て朱雀を乘じます。三伝は午・丑・申:初伝の午は旬空に逢い、兄弟爻で白虎を乘じ、中伝の己丑は子孫爻で朱雀を乘じ、末伝の甲申は妻財爻で玄武を乘じています。
邵先生曰:其馬必被虎傷死矣。五日後兵士報曰:放馬山上吃草,被虎所食。蓋午為馬,乘虎加亥為用,自刑加自刑,上午被亥克,故然。
邵先生は言いました。その馬は必ず虎に咬み殺されています。五日後、兵士が報告しました。馬を山に放して草を食ませていたところ、虎に食われたというのです。これは午が六畜の中で馬を主り、その午が白虎を乘じて亥に加わり発用したからです。午は自刑であり、しかも亥という自刑の支に加わり、上の午はさらに亥水に剋されているので、この応えがあったのです。
184)遂安官人占失馬,十一月壬午日丑將卯時。(申酉空亡。午未落空),元首,間傳。 蛇貴 朱卯辰巳午后 六寅 未陰 六 蛇 陰 常 子 戊寅 六 初(暗鬼) 陳丑 申玄 寅 辰 未 酉 兄 丙子 龍 中 龍子亥戌酉常 辰 午 酉 壬 官 甲戌 虎 末 空虎
第百八十四例:遂安の官人が失った馬を占いに来ました。時は十一月の壬午日、丑の月将を卯の刻に加えて課を立てました。壬午日は甲戌旬に属し、旬空は申・酉に落ち、天盤の午・未の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は二つ、「元首」「間伝」(三伝の寅・子・戌が一つ置きに逆行する)です。天盤は丑将を卯刻に加えて布定され、貴人が巳に乘り、その下は螣蛇が辰に、朱雀が卯に、六合が寅に、勾陳が丑に、青竜が子に、天空が亥に、白虎が戌に、太常が酉に、玄武が申に、太陰が未に、天后が午に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の壬が亥宮に寄せられて上に酉を見て太常を乘じ、第二課は酉の上に未を見て太陰を乘じ、第三課は日支の午の上に辰を見て螣蛇を乘じ、第四課は辰の上に寅を見て六合を乘じます。三伝は寅・子・戌:初伝の戊寅は子孫爻で六合を乘じ、暗に鬼を帯び、中伝の丙子は兄弟爻で青竜を乘じ、末伝の甲戌は官星で白虎を乘じています。
邵先生曰:此馬不見矣。午為馬加申道路之上,正行也。被人騎去矣。果然。
邵先生は言いました。この馬は取り戻せません。午は六畜の中で馬を主りますが、今は申という道路の上に加わって、まさに行いの途中です。すでに人に騎られて行ってしまいました。後に果たしてそのとおりでした。
185)某占失馬丁丑日亥將申時。(申酉空亡,亥子落空),昂星,掩目,虎視。 朱蛇 六申酉戌亥貴 陳未 子后 陳 虎 陰 蛇 兄 壬午 龍 初(暗鬼) 龍午 丑陰 未 辰 丑 戌 子 甲戌 蛇 中 空巳辰卯寅玄 辰 丑 戌 丁 子 庚辰 虎 末 虎常
第百八十五例:ある人が失った馬を占いに来ました。時は丁丑日、亥の月将を申の刻に加えて課を立てました。丁丑日は甲戌旬に属し、旬空は申・酉に落ち、天盤の亥・子の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は三つ、「昴星」「掩目」「虎視」です。天盤は亥将を申刻に加えて布定され、貴人が亥に乘り、その下は螣蛇が戌に、朱雀が酉に、六合が申に、勾陳が未に、青竜が午に、天空が巳に、白虎が辰に、太常が卯に、玄武が寅に、太陰が丑に、天后が子に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の丁が未宮に寄せられて上に戌を見て螣蛇を乘じ、第二課は戌の上に丑を見て太陰を乘じ、第三課は日支の丑の上に辰を見て白虎を乘じ、第四課は辰の上に未を見て勾陳を乘じます。三伝は午・戌・辰:初伝の壬午は兄弟爻で青竜を乘じ、暗に鬼を帯び、中伝の甲戌は子孫爻で螣蛇を乘じ、末伝の庚辰も子孫爻で白虎を乘じています。
邵先生曰:馬在東方寺院圍牆內不能出,須從一破門入去,尋見在己卯日也。果於二十五日,於東方寺院從輪藏前破門入牆內尋見。蓋馬屬午,作龍為用,類神在傳也。破門者,午破卯,卯為門也。牆垣者,四土周圍也。
邵先生は言いました。馬は東方の寺院の囲い塀の中にいて出られません。破れた門から入って探しなさい。見つかる日は己卯日です。後に果たして二十五日に、東方の寺院で輪蔵の前の破れた門から入り、塀の中で見つけました。これは馬が午に属し、その午が青竜を乘じて発用し、まさに類神が三伝に落ちていたからです。破门というのは、午が卯を破るからで、卯は門戸を主ります。塀・牆というのは、四方が土支に囲まれていたからです。
186)某占失羊,戊子日酉將寅時。(午未空亡,丑寅落空),重審,循環,贅婿,不備。 貴后 蛇子丑寅卯陰 朱亥 辰玄 后 空 空 蛇 財 戊子 蛇 初 六戌 巳常 寅 未 未 子 兄 空未 空 中 陳酉申未午虎 未 子 子 戊 鬼 庚寅 后 末 龍空
第百八十六例:ある人が失った羊を占いに来ました。時は戊子日、酉の月将を寅の刻に加えて課を立てました。戊子日は甲申旬に属し、旬空は午・未に落ち、天盤の丑・寅の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は四つ、「重審」「循環」「贅婿」「不備」です。天盤は酉将を寅刻に加えて布定され、貴人が丑に乘り、その下は螣蛇が子に、朱雀が亥に、六合が戌に、勾陳が酉に、青竜が申に、天空が未に、白虎が午に、太常が巳に、玄武が辰に、太陰が卯に、天后が寅に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の戊が巳宮に寄せられて上に子を見て螣蛇を乘じ、第二課は子の上に未を見て天空を乘じ、第三課は日支の子の上に未を見て同じく天空を乘じ、第四課は未の上に寅を見て天后を乘じます。三伝は子・未・寅:初伝の戊子は妻財爻で螣蛇を乘じ、中伝の未は旬空に逢い、兄弟爻で天空を乘じ、末伝の庚寅は官鬼爻で天后を乘じています。
邵先生曰:子作蛇臨日為用,主非橫事。中末加子作天空,未羊也,加子為六害,羊非水物,不宜臨子,況上又作天空是戊戌土,戌刑未,戌為犬,犬傷羊,子水也。此羊被犬趕入水中,為人宰了,以甕器盛之,藏在廁中,天空無氣為器物,又為汙穢。寅加未,虎又啖食之獸,所以傷羊。不出今日須敗,果當日捉獲。
邵先生は言いました。子が螣蛇を乘じて日干に臨んで発用したので、意外な横事を主ります。中伝の未が子に加わって天空を乘じていますが、未は六畜の中では羊であり、子に加われば六害となります。羊は水中の物ではなく、子に臨むべきではありません。しかもその上に乘る天空の本家は戊戌の土で、戌は未を刑し、戌は十二属では犬です。犬が羊を傷つけ、子は水です。だからこの羊は犬に追われて水の中に入り、人に殺されて甕に盛られ、厠の中に隠されたのです。天空は気がなければ器物の象を取り、また汚穢を主ります。寅が未に加わり、寅は十二属では虎で、虎は羊を食う猛獣なので、羊が傷つけられることを主ります。この事は今日のうちに必ず露見します。果たして当日にその人を捕らえました。
187)某占失羊,丁未日未將未時。(寅卯空亡,寅卯落空),伏吟,稼穡。 虎常 空巳午未申玄 龍辰 酉陰 常 常 常 常 子 丁未 常 初(丁神) 勾卯 戌后 未 未 未 未 子 癸丑 朱 中(暗鬼) 六寅丑子亥貴 未 未 未 丁 子 庚戌 后 末 朱蛇
第百八十七例:ある人が失った羊を占いに来ました。時は丁未日、未の月将を未の刻に加えて課を立てました——月将と時刻が同じなので、天盤と地盤が完全に重なり合い、「伏吟」となります。丁未日は甲辰旬に属し、旬空は寅・卯に落ち、伏吟の下では天地が重なり合い、寅・卯もまた空亡宮に乗っています。課名は二つ、「伏吟」「稼穡」(三伝の未・丑・戌がすべて土)です。盤中は貴人が亥に乘り、その下は螣蛇が子に、朱雀が丑に、六合が寅に、勾陳が卯に、青竜が辰に、天空が巳に、白虎が午に、太常が未に、玄武が申に、太陰が酉に、天后が戌に乘ります。四課は右から左へ:四課とも未の上に未を見て太常を乘じます。三伝は未・丑・戌:初伝の丁未は子孫爻で太常を乘じ、また「丁神」でもあり、中伝の癸丑も子孫爻で朱雀を乘じて暗に鬼を帯び、末伝の庚戌もやはり子孫爻で天后を乘じています。
邵先生曰:伏吟課,其羊定在西南兄弟姐妹親眷家尋之,今日申時可見。果申時在西南方妻姐家尋見。蓋未為羊,上作太陽月將,丁未日又未發用,故在西南。親眷者,未為眷屬者也。伏吟在本位不旺,未乃月將,五月當相氣,故不失。
邵先生は言いました。これは伏吟の課です。その羊は必ず西南方の兄弟姉妹・親眷の家にいます。今日の申時に見つかります。果たして申時に西南の妻の姉の家で見つけました。これは未が六畜の中で羊を主り、その未の上がまさに太陽のある月将で、丁未日もまた未をもって発用し、未は方位では西南に属するので、西南にあったのです。親眷の家と言ったのは、未がもともと眷属の象を取るからです。伏吟の課では各神がみな本位に伏して当旺しませんが、未はまさに月将であり、五月には相気に当たっているので、羊は失われません。
188)某占失羊,己卯日亥將未時。(申酉空亡,子丑落空),渉害,比用,曲直,亂首,不備。 朱蛇 六酉戌亥子貴 陳申 丑后 蛇 龍 玄 蛇 兄 癸未 龍 初 龍未 寅陰 亥 未 卯 亥 財 乙亥 蛇 中(暗鬼) 空午巳辰卯玄 未 卯 亥 己 鬼 己卯 玄 末 虎常
第百八十八例:ある人が失った羊を占いに来ました。時は己卯日、亥の月将を未の刻に加えて課を立てました。己卯日は甲戌旬に属し、旬空は申・酉に落ち、天盤の子・丑の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は五つ、「渉害」「比用」「曲直」(三伝の未・亥・卯が木局を合成する)「乱首」「不備」です。天盤は亥将を未刻に加えて布定され、貴人が子に乘り、その下は螣蛇が亥に、朱雀が戌に、六合が酉に、勾陳が申に、青竜が未に、天空が午に、白虎が巳に、太常が辰に、玄武が卯に、太陰が寅に、天后が丑に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の己が未宮に寄せられて上に亥を見て螣蛇を乘じ、第二課は亥の上に卯を見て玄武を乘じ、第三課は日支の卯の上に未を見て青竜を乘じ、第四課は未の上に亥を見て螣蛇を乘じます。三伝は未・亥・卯:初伝の癸未は兄弟爻で青竜を乘じ、中伝の乙亥は妻財爻で螣蛇を乘じて暗に鬼を帯び、末伝の己卯は官鬼爻で玄武を乘じています。
邵先生曰:春占曲直課,未加卯作龍為用,其羊不失。乃走入他人羊群中,信東方尋之必見。果於東方園內羊群中尋見。 先生析曰;蓋初傳是類神,作龍入傳,加日辰,故不失。
邵先生は言いました。春に「曲直」の課を得て、未が卯に加わって青竜を乘じて発用したので、この羊は失われません。他家の羊の群れの中に走り込んだのです。ひたすら東方に探しに行けば必ず見つかります。後に果たして東方のある園の羊の群れの中で見つけました。邵先生は解析して言いました。初伝がまさに羊の類神で、また青竜を乘じて三伝に入り、さらに日干・日支に加臨しているので、失われないのです。
189)某占失狗,甲辰日戌將寅時。(寅卯空亡,戌亥落空),渉害,炎上,狡童,斬關。 虎常 空丑寅卯辰玄 龍子 巳陰 蛇 龍 后 六 財 庚戌 六 初(落空)(暗鬼) 陳亥 午后 申 子 午 戌 子 丙午 后 中 六戌酉申未貴 子 辰 戌 甲 兄 空寅 虎 末(空亡) 朱蛇
第百八十九例:ある人が失った犬を占いに来ました。時は甲辰日、戌の月将を寅の刻に加えて課を立てました。甲辰日は甲辰旬に属し、旬空は寅・卯に落ち、天盤の戌・亥の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は四つ、「渉害」「炎上」(三伝の戌・午・寅が火局を合成する)「狡童」「斬関」です。天盤は戌将を寅刻に加えて布定され、貴人が未に乘り、その下は螣蛇が申に、朱雀が酉に、六合が戌に、勾陳が亥に、青竜が子に、天空が丑に、白虎が寅に、太常が卯に、玄武が辰に、太陰が巳に、天后が午に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の甲が寅宮に寄せられて上に戌を見て六合を乘じ、第二課は戌の上に午を見て天后を乘じ、第三課は日支の辰の上に子を見て青竜を乘じ、第四課は子の上に申を見て螣蛇を乘じます。三伝は戌・午・寅:初伝の庚戌は妻財爻で六合を乘じ、空の地に落ちて暗に鬼を帯び、中伝の丙午は子孫爻で天后を乘じ、末伝の寅は旬空に逢い、兄弟爻で白虎を乘じています。
邵先生曰:白狗尋不見矣。蓋戌為類神,加日雖主自歸,奈何戌與寅雖作三合,又作六合,而寅反作虎在未傳克戌,故尋不得,定被殺了。後知被木排上人殺了。寅作虎克戌,寅木也。遂應木排上人,奇妙至此。蓋卯為排,夾克戌土故也。
邵先生は言いました。この白犬は取り戻せません。戌は犬の類神で、日干に加われば本来は自ら帰ることを主ります。しかし戌と寅は三合を成し、また六合を乘じてはいますが、寅が末伝で白虎を乘じてかえって戌を剋するので、見つからず、きっと人に殺されました。後に木排を編む人に殺されたと分かりました。寅が白虎を乘じて戌を剋し、寅はまた木に属するので、木排の上の人に応じたのです——推断はここまで精妙です。ここで卯は木排の象を取り、寅とともに戌土を夾剋するからです。
190)某占失雞,辛亥日子將丑時。(寅卯空亡,丑寅落空),元首,退茹,不備,斬關。 六陳 朱辰巳午未龍 蛇卯 申空 虎 常 空 虎 父 庚戌 常 初 貴寅 酉虎 酉 戌 申 酉 兄 己酉 虎 中 后丑子亥戌常 戌 亥 酉 辛 兄 戊申 空 末 陰玄
第百九十例:ある人が失った鶏を占いに来ました。時は辛亥日、子の月将を丑の刻に加えて課を立てました。辛亥日は甲辰旬に属し、旬空は寅・卯に落ち、天盤の丑・寅の二支がちょうど空亡の宮位に乗っています。課名は四つ、「元首」「退茹」(三伝の戌・酉・申が逆に連なる)「不備」「斬関」です。天盤は子将を丑刻に加えて布定され、貴人が寅に乘り、その下は螣蛇が卯に、朱雀が辰に、六合が巳に、勾陳が午に、青竜が未に、天空が申に、白虎が酉に、太常が戌に、玄武が亥に、太陰が子に、天后が丑に乘ります。四課は右から左へ:第一課は日干の辛が戌宮に寄せられて上に酉を見て白虎を乘じ、第二課は酉の上に申を見て天空を乘じ、第三課は日支の亥の上に戌を見て太常を乘じ、第四課は戌の上に酉を見て白虎を乘じます。三伝は戌・酉・申:初伝の庚戌は父母爻で太常を乘じ、中伝の己酉は兄弟爻で白虎を乘じ、末伝の戊申も兄弟爻で天空を乘じています。
邵先生曰:雞尋不見矣。被犬沖入鄰家,一奴便捉去,殺而食之矣。 先生析曰;蓋戌為用,奴偷也。鄰近人家者,酉為刃作虎,申亦是虎加酉,酉與戌鄰故也。酉為雞,雖類神入傳,加日主自歸,奈何加戌,陽刃殺上作虎,如何得活。
邵先生は言いました。この鶏は取り戻せません。犬に追い込まれて隣家に入り、一人の奴僕に捕らえられ、殺されて食われました。邵先生は解析して言いました。初伝は戌をもって発用し、戌は奴僕が盗み取る象を取ります。隣り合う人家と言ったのは、酉が羊刃で白虎を乘じ、申の上もまた白虎が酉に加わり、酉と戌が隣り合うからです。酉は六畜の中で鶏を主ります。類神は三伝に入り、また日干に加われば本来は自ら帰ることを主るはずですが、戌に加わってしまい、羊刃の煞の上に白虎を乘じているのですから、どうして生き延びられましょうか。
