Libo

論伏神

明 · 佚名 · 第3巻 / 9

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

飛神,即世位是也,一世卦至游魂。乾卦但認本宮渾天甲子,至游魂卦即壬午是也。八純卦則取坤卦世位癸酉,歸魂卦則取坤宮應爻乙卯是伏神也。餘卦仿此。左邊旁象號飛神,右畔親爻以伏名。伏去生飛為洩氣,飛來生伏得長生。爻逢伏克飛無事,用見飛傷伏不寧。飛伏比和為有助,伏藏出現審來因。

所謂「飛神」とは、すなわち世爻の所在する那一位にして、一世卦より一直に遊魂卦まで排するも皆此の如し。乾宮を以て例と為し、ただ本宮の渾天甲子を認準して配せば、遊魂卦に排至れば、世位はすなわち壬午なり。八純卦は則ち坤卦の世位癸酉を取りて伏神と作し、帰魂卦は則ち坤宮の応爻乙卯を取りて伏神と作し、其余の各宮は此に依りて類推す。歌訣に曰く:左辺の旁宮の象を「飛神」と謂い、右辺の本宮の六親を「伏神」と謂う。伏神の飛神を生じ去るは、是れ自身の気を洩らすなり。飛神の来りて伏神を生ずれば、伏神は便ち長生を得たるが如し。爻若し伏神に逢うて反って飛神を剋すれば、事なし。所用の爻若し飛神の来傷を見れば、伏神は便ち安寧を得ず。飛神伏神の五行比和せば、便ち幇扶あるなり。用神の伏蔵たるや出現たるやに至りては、皆其の来龍去脈を審察するを要す。

出現伏蔵

出現旺相,為久為遠;伏藏有氣,只利暫時。占財伏兄:用財伏兄,口舌相侵;若在世下,旺相可成。占財伏鬼:財伏鬼鄉,買賣遭殃;日辰福德,方始榮昌。占財伏父、子:財伏父母,旺相得半;財伏子孫,有氣必滿。占官鬼伏兄:用鬼伏兄,同類相凌;若不虛詐,人不一心。

総綱は:用爻出現して又た旺相なれば、所主の事は長久にして深遠。用爻伏蔵してたとい気あれど、亦た眼前一時に利あるのみ。財爻の兄弟の下に伏するを占う:所用の財爻が兄弟爻の底下に伏すれば、口舌の来侵あるを主る。若し世爻の底下に伏して又た旺相なれば、事は仍お成り得べし。財爻の官鬼の下に伏するを占う:財が鬼郷に伏すれば、売買を為して殃を遭わん。須く日辰が子孫福徳を帯びて来りて解救するを得て、始めて興旺せん。財爻の父母・子孫の下に伏するを占う:財が父母の下に伏すれば、たとい旺相なれど亦た一半を得るのみ。財が子孫の下に伏すれば、ただ気あれば必ず円満なり。官鬼の兄弟の下に伏するを占う:所用の鬼爻が兄弟爻の底下に伏すれば、是れ同類相欺凌なり。若し人の虚情詐偽あるにあらざれば、亦た衆人同心せざるなり。

占鬼伏財鄉:鬼伏財鄉,因財有傷;官吏阻節,休廢乖張。占鬼伏父母:鬼伏父母,舉狀經官;若財世上,求之不難。占鬼伏子下:鬼伏子孫,去路無門;官乘旺相,透出可分。占鬼伏官:官鬼伏官,小人作難;若親見發,方許開顏。

鬼爻の財爻の下に伏するを占う:鬼が財郷に伏すれば、是れ銭財のために傷害を受くるに為り、官吏は中より留難阻隔して、事は休廃乖違す。鬼爻の父母の下に伏するを占う:鬼が父母の下に伏すれば、主に状子を遞して官府に告ぐるを要す。若し財爻世爻上に在れば、此の事を弁ずるに難からず。鬼爻の子孫の下に伏するを占う:鬼が子孫の下に伏すれば、去路門無きに等し。但し官鬼若し旺相の気に乗じて卦外に透出せば、仍ほ分暁あり。鬼爻の官鬼の下に伏するを占う:官鬼又た官鬼の底下に伏すれば、小人の作梗為難あるを主る。若し能く親しく当事の人に見着し、其れをして発動出來せしめば、始めて開顔称心を許さん。

洞林秘訣論飛伏

六爻皆有飛伏神,世下一爻為最要,伏神入影飛如體,飛喻神兮陰伏比。古賢深訪此來由,深入探索最微妙,伏神隱伏飛神現,凡占皆放方盡善。道明占晉之剝卦,婦當夢嫁祥耍也。伏神為鬼最難除,後遇旺生依舊發,伏神為財先有財,十二所屬可推排,看取八卦生肖出,定知準擬在他懷。飛克伏神克逃亡,伏克飛神逃有傷,相生亦是難尋捉,更加內外休旺詳。

六爻は各々皆飛神と伏神あり。其の中世爻の底下の那一重が最も緊要なり。伏神は影子に比し、飛神は形体に比す。飛神は明処に顕れて神の如く、伏神は暗処に蔵れて陰に属し、両相比配す。古時の賢人は此の一套の法門の来歴を深訪し、探索すること極めて精微なり:伏神は隠伏し飛神は顕現し、およそ卦を占うは皆此の兩層を兼ね看て、始めて完備と算す。譬えば郭璞が晋卦の剥卦に変ずるを占得し、婦人当に出嫁の吉夢あるべしと断定せり。伏神若し官鬼なれば、最も除き難く、日後再び旺相生扶に遇えば、照じて旧に発作せん。伏神若し妻財なれば、先前本より財有りしを説明す。十二地支の属する生肖に按じて推排し得べく、八卦中に何の生肖の現出するを看て、便ち此の財の准定して何人の懐中に落つるを断定す。飛神が伏神を剋せば、逃亡を占うに人被は剋住せらん。伏神が飛神を剋せば、逃走の人反って傷あり。若し飛伏相生せば、人も亦た尋捉し難し。此のほか仍ほ内外卦の休囚旺相を加看して、方に詳備し得べし。

論用爻類

用象如無或落空,就將本卦六親攻,動爻生用終須吉,若遇交重克用凶。用爻取法不作詳述。卦中動爻與日辰,相生相合則吉;忌卦中動爻與日辰,相剋相沖,相沖則凶也。又如用爻不上卦或落空亡,就將本卦六親用爻審明飛伏生克,以定吉凶。天玄賦云:明用爻之得失,定事體之吉凶。豈虛語哉。

所用の類象若し卦中になく、あるいは空亡に落ちれば、転じて本卦の六親上に帰りて門路を尋ぬ。動爻若し来りて用神を生ぜば、終究は吉。若し発動の爻の来りて用神を剋するに遇えば、便ち凶なり。用神の取法は此処に再び細講せず。卦中の動爻と日辰と若し用爻と相生・相合せば、吉を主る。最も卦中動爻と日辰とが用爻と相克・相冲するを忌み、一たび相冲すれば便ち凶なり。又如用爻卦に上がらずあるいは空亡に落ちれば、便ち本卦六親の中の代用し得べき那一爻を找出し、飛神伏神の間の生剋を審明し、拠りて吉凶を断定す。《天玄賦》に曰く:用爻の得失を弁明すれば、便ち事体の吉凶を定め得。此れ何ぞ空話ならんや。

用爻伏蔵

用爻旁宮號伏藏,若遭刑剋定非祥,縱然生旺無刑剋,作事平平不久長。卦名中無本宮之卦,曰伏藏不出現也。若各宮之第五、六、七之卦是也。天玄賦云:無氣伏藏只利暫時之用。合而觀之,詎不信失。

用爻が旁宮に落つるを、「伏蔵」と謂う。其れ一たび刑剋に遭えば、必ず不吉祥。たとい生旺にして刑剋を受けずとも、事を弁起すも只た平平にして、長久能わず。所謂伏蔵とは、卦名の中に本宮の卦を見ず、本宮の用神曾て出現せざるを指す。各宮の第五卦・第六卦・第七卦、すなわち四世・五世・遊魂の三卦、正に此種の情形なり。《天玄賦》に曰く:気無くして伏蔵の用爻は、只た一時の用に利あるのみ。両下に合看すれば、此の話尚ほ可信ならざらんや。

用爻出現

用爻出現在親宮,縱值休囚亦不凶,更得生扶兼旺相,管教作事永亨通。出現:指卦名中有本宮之卦,如八純之卦,名曰內外出現。各宮之第二第三第四之卦,本宮皆在外象,名外卦出現。又如各宮末後歸魂之卦,本宮皆在內象,名曰內卦出現。天玄賦云:出現旺相可為遠日之謀。

用爻が本宮の内に出現すれば、たとい休囚に遇上するも凶と算せず。若し再び生扶を得て又た旺相を兼ぬれば、包管所為の事永遠に亨通せん。所謂「出現」とは、卦名の中に本宮の卦あるを指す:八純卦の如く内外皆本宮なるを、「内外出現」と謂う。各宮の第二・第三・第四卦、すなわち一世・二世・三世卦は、本宮皆外卦に在り、「外卦出現」と謂う。又如各宮最末の帰魂卦は、本宮皆内卦に在り、「内卦出現」と謂う。《天玄賦》に曰く:用爻出現して又た旺相なれば、以て長遠の事を謀るべし。

論日辰

問卦先須問日辰,日辰克用不堪親,日辰與用相生合,作事何愁不稱心。論忌神:看卦還須看忌神,忌神宜靜不宜興,忌神急要逢沖剋,若遇生扶用受刑。論元神:元神出現志揚揚,用伏藏兮也不妨,須要生扶為旺相,最嫌沖剋及刑傷。論洩氣:用逢洩氣動搖搖,作事消疏不到頭,最喜元神相救助,忌神發動切須愁。財動則洩子孫之氣,子動則洩兄弟之氣,兄動則洩父母之氣,父動則洩官鬼之氣,鬼動則洩妻財之氣。

卦を問うは先ず日辰を問うを要す:日辰若し用神を剋せば、此の卦は便ち親近すべからず。日辰と用神と相生相合せば、事を弁ずるに何ぞ称心せざらんを愁えん。再び忌神を論ず:卦を看るは還って忌神を看るを要す。忌神は宜しく静を宜とし動を宜とせず。忌神は最好く赶紧に冲せられ剋せられんことを、若し反って生扶を得れば、用神は便ち刑傷を受くべし。再び元神を論ず:元神出現すれば、用神志気昂揚す。用神たとい伏蔵するも亦た妨事ならず。元神は須く生扶して旺相するを得るを要し、最も冲せられ・剋せられおよび刑傷を受くるを嫌う。再び洩気を論ず:用神若し洩気に逢えば、動揺不定にして、事を弁じて零落し到頭し能わず。此の時最も元神の来りて救助するを喜び、最も忌神の発動を愁う。所謂洩気とは、すなわち財爻発動して子孫の気を洩し、子孫発動して兄弟の気を洩し、兄弟発動して父母の気を洩し、父母発動して官鬼の気を洩し、官鬼発動して妻財の気を洩すなり。

論世応類

世應相生則吉,世應相剋則凶,世應比和事卻中,作事謀為可用。應動他人反變,應空他亦難同,世空世動我心慵,只恐自家懶動。世為我,應為彼。本宮為卦,直苻四時分向背。伏藏取生克沖合,出現取刑墓空亡。應動託人心易變,身動生憂事不寧,若是應爻居此下,旺相扶之可速成。

世爻と応爻と相生すれば則ち吉、相克すれば則ち凶。両者五行比和せば、事は好くもなく悪しくもなく中に居り、所謀所為は還って用い得べしと算す。応爻発動すれば、是れ対方の反悔して変を生ず。応爻空亡に落つれば、対方も亦た我と同心し難し。世爻空亡に落つるあるいは世爻発動すれば、是れ我自己の心懶にして、只た自家の提起し得ざるを怕るるのみ。世爻は我を代表し、応爻は対方を代表す。本宮を以て一卦の根本と作し、再び直苻を用いて四時に按じて我に向我に背くを分弁す。用神若し伏蔵すれば、則ち生・剋・冲・合を取りて断ず。用神若し出現せば、則ち刑・墓・空亡を取りて断ず。応爻発動すれば、他人に托付すれば其の心変易し易し。卦身発動すれば便ち憂を生じ、事は安寧を得ず。若し応爻が恰好卦身の下に落ち、又た旺相の扶助を得れば、事は反って速成り得べし。

世応相克

宅墓高低產子難,病多進退往行艱,婚姻有疑逃者近,訟詞留連主繫關。旁爻持世,旺相得地,應與動爻,不克方是。世應當中隔爻:世應當中兩間爻,發動所求多阻隔,假若有氣事分明,必定慢慢方始得。兄弟動主脫詐口舌,官鬼動主人事乖隔。占婚姻為媒,占生產為接生婆,占事為隔阻,占種田為農人,占宅為鄰里。間爻發:世應當中兩間爻,忌神發動莫相交。元神與用當中動,事到酕醄始得利。

世応相克せば、宅を占い墳を占えば則ち地勢高低合せず、生産を占えば則ち難産し、病を占えば則ち時好時壞・反復進退し、出行艱難し、婚姻に疑あり、逃亡の人は便ち近処に在り、詞訟拖延し而且に牢獄の牽系あるを主る。必ず旁爻が世を持ち、旺相得地し、而且に応爻と動爻と皆来りて剋さざるを須ち、始めて無礙と算す。更に世応中間の隔爻を説く:世応の当中に両個の間爻を夾み、其れら一たび発動すれば、所求の事多く阻隔あり。假若間爻に気あれば、事は倒にも分明たるも、只た必ず慢慢として始めて弁成り得。間爻若し兄弟発動すれば、人の脱騙詐偽・口舌是非あるを主る。若し官鬼発動すれば、人事乖違隔閡を主る。婚姻を占えば、間爻は便ち媒人。生産を占えば、是れ接生婆。一般の事を占えば、是れ中より作梗する阻隔。種田を占えば、是れ耕作の農人。住宅を占えば、是れ左右の隣里。又曰く:世応当中の両個の間爻、若し忌神が此処に発動すれば、切に之と打交道を為す莫れ。若し元神と用神とが当中に発動すれば、事は酒酣耳熱の際に拖到して始めて利を見ん。

世応空動類

世落空亡人有難,應落空亡後有殃,世應空亡憂疑訣。世動家有阻,應動女有殃。六爻俱靜類:卦遇六爻安靜,須看用與日辰,日辰克用及沖刑,其事宜當謹慎。更把世應推究,忌神切莫加臨,世應臨用及元辰,做事斷然昌盛。旁爻克象察飛神,克應隨宮配六親,將本謁人須用靜,脫貨占來動是貞。將本營運,放債抽拈,買賣停場,賭斗撼錢,圖謀赴試,見任官員,上書投謁,守舊常占。娶妻買妾,屋宅墳田,住庵謁人,失物理冤,用爻宜靜,有氣為先。

世爻空亡に落つれば、本人に難あり。応爻空亡に落つれば、日後殃あらん。世応斉しく空亡に落つれば、此れ憂疑を主る訣竅なり。世爻発動すれば、家中有阻碍す。応爻発動すれば、女方に災殃あり。更に六爻倶静を説く:卦が六爻安静に遇えば、便ち用神と日辰の関係を看るを要す。日辰若し用神を剋し、あるいは之を冲し之を刑せば、此の事は便ち格外に謹慎すべし。再び世爻応爻を推究一番し、切に忌神の其の上に加臨せしむる莫れ。若し世応正に用神と元神に臨まば、事を弁ずるに断然昌盛せん。旁爻が卦象に剋到する時は飛神を審察し、応爻に剋到する時は本宮に随いて六親を配すべし。本銭を帯びて他人を拝謁するは、用爻須く安静を要す。脱手貨物を来たりて占うは、用爻発動して始めて正理と算す。およそ本を帯びて経営し、放债抽籤し、売買停歇し、賭博擲銭し、赴考を図謀し、現任官員に参見し、上書投謁し、守旧常占し、および妻を娶り妾を買い、屋宅墳田を置弁し、庵に住し人を謁し、失物を尋ね冤情を理する、此れらの事は皆用爻の安静を以て宜と為し、并且に有気を以て先と為す。

六爻倶動類

六爻亂動事難明,須向親宮看用神,用若休囚遭克害,莫將前訣費精神。宜用爻動吉。論獨發亂動:獨發易取,亂動難尋;先看世應,後審淺深。一看世上旁爻,坐財旺相,忌應爻克世;二看世下親爻,財官喜靜;三看何爻最旺為用神,如發動,動要生世;四看獨發之爻,旺相最急,休囚事慢。官用,官鬼為主,父母為輔。私用,妻財為主,子孫為輔。凡財官喜旺相,俱動,官私兩用皆可成。

六爻乱動すれば、事は看明白し難く、便ち本宮に向いて用神を尋ねるを要す。用神若し休囚にして又た剋害に遭えば、便ち再び前面の那些の口訣を拿りて精神を白費するを必とせず。総じて用爻の発動を以て吉と為す。更に独発と乱動を説く:只た一爻の独発あれば、用神は取り易し。六爻乱動すれば、用神は便ち尋ね難し。弁法は先ず世爻応爻を看、後に事の深浅を審す。第一は世爻上の旁爻を看、財爻に坐して旺相なるは最好、応爻の来りて世を剋するを忌む。第二は世爻底下の親爻を看、財爻官爻皆安静を喜ぶ。第三は哪一爻の最も旺なるを看て、便ち其れを取りて用神と作す。其れ若し発動せば、動は世爻を生じ来るを要す。第四は那个の独発の爻を看、旺相なれば則ち事最も急、休囚なれば則ち事の来る慢し。およそ公事に属するは、官鬼を以て主と為し父母を以て輔と為す。およそ私事に属するは、妻財を以て主と為し子孫を以て輔と為す。財爻官爻皆旺相を喜び、若し両者斉動せば、公私両方面の事皆弁成り得。

出現爻象重迭

出現重迭,還須旺相;若乘土爻,更看勾象。世爻出現,乘父母、官鬼、子孫、妻財,旺相可取,休囚不可取。若乘辰戌丑未,更看勾合何爻也。假令大有卦,甲辰父母持世,為雜氣,能勾申子辰化水局子孫,不宜官用。

用爻出現して而且に重迭するは、仍ほ旺相を須ちて始めて好し。若し其の乗る所が土爻なれば、還って其の勾合の象を看るを要す。世爻出現すれば、其の乗る所が父母・官鬼・子孫あるいは妻財なるを論ぜず、旺相なれば便ち取用し得、休囚なれば便ち取り難し。若し世爻の乗る所が辰・戌・丑・未の四土なれば、更に其の勾合して哪一爻に到るを看るを要す。譬えば大有卦を占得し、甲辰父母が世を持ち、辰は雑気の土に属し、能く申・子・辰の三支を勾起して水局を合成す。水は乾宮に於いて子孫、子孫は官を剋す。故に此の卦は以て官事を占うに宜ならず。

子孫独発

子孫獨發,為退為散;若乘旺相,亦可求財。兄弟獨發:兄弟獨發,為詐為虛;若乘旺相,財破嗟吁。兄弟為劫財之神,大宜隱伏。動發主虛詐不實之事,凶不凶、吉不吉。若旺相,主口舌憂疑破財,如出現發動,更看變得何如,大怕化鬼爻,凶。父母獨發:父母獨發,重迭艱辛;若乘旺相,文書可成。父母為文書、舟車、橋、城、衣服、屋宅。

子孫一爻独発すれば、退譲を主り消散を主る。若し其の旺相の気に乗ずれば、亦た以て財を求め用うべし。兄弟独発:兄弟一爻独発すれば、詐偽を主り虚假を主る。若し旺相に乗ずれば、便ち財を破りて嘆息せん。兄弟は劫奪銭財の神なり、最好く隠伏して露われざるを。一たび発動すれば、虚詐不実の事あるを主り、凶は真凶と算せず、吉も真吉と算せず。其れ若し旺相なれば、口舌・憂疑・破財を主る。如果其れ既に出現して又た発動すれば、更に其の変出する何の爻かを看るを要し、最も鬼爻に変ずるを怕れ、那れば便ち凶なり。父母独発:父母一爻独発すれば、重重迭迭の艱辛を主る。若し旺相に乗ずれば、文書の事成り得べし。父母の主る所の類象は文書・舟車・橋梁・城郭・衣服・屋宅なり。

妻財独発

妻財獨發,損書傷父;若乘旺相,婚姻可成。官鬼獨發:官鬼獨發,為欺為盜;若臨吉神,功名可望。大忌日破。出現獨發,先看財官,次分亂動,六親雜例(日辰休囚不可用)。日辰旺相能透出用爻,能克用爻。反神類:相爻克得休囚爻,休囚爻克不得旺相爻,動爻克得安靜爻,靜爻克不得動爻。

妻財一爻独発すれば、文書を損壊し父母を傷剋す。若し旺相に乗ずれば、婚姻却って成り得べし。官鬼独発:官鬼一爻独発すれば、欺瞞を主り盗窃を主る。若し其の吉神に臨まば、功名反って望み得べし。用爻は最も日辰に冲破せらるるを忌む。およそ用爻出現して独発するは、先ず財爻官爻を看、其次再び乱動の情形を分弁し、六親各類の雑例は皆此に照らして推す(日辰若し休囚なれば便ち取用すべからず)。日辰旺相の時、既能に用爻を透引出来すも、亦能く用爻を剋住す。更に反神の一類を説く:時を得たる相爻は休囚の爻を剋動し得、休囚の爻は旺相の爻を剋動し得ず。発動の爻は安静の爻を剋動し得、安静の爻は発動の爻を剋動し得ず。

論空亡類

空在旁宮不斷空,空如出現卻為空;忌神最喜逢空吉,用與元神不可空。春土夏金秋見木,三冬逢火是真空;旬中占得真空卦,縱吉須知到底凶。木旺火相寅卯月,火旺土相巳午中,金旺水相申酉位,水旺木相亥子宮,土旺辰戌丑未月,四時旺相不為空。六親空亡:父母空亡有損傷,子孫空亡有災殃,兄弟空亡不相睦,財落空亡難把捉,官鬼空亡公事停。

空亡が旁宮に落つるは、真空に当てて断ずる能わず。空亡が已に出現したる用爻上に落つれば、那れ始めて真の空なり。忌神は最も落空を喜び、落空すれば則ち吉。用神と元神は却って落空すべからず。春天の土・夏天の金・秋天の木・冬天の火、此の数種が落空するを始めて「真空」と謂う。旬中に真空の卦を占得すれば、たとい卦象吉利なれど、亦た到頭は還って凶なるを知るを要す。反って説けば:寅卯月は木旺にして火相、巳午月は火旺にして土相、申酉月は金旺にして水相、亥子月は水旺にして木相、辰戌丑未月は土旺。四時の中に当旺当相の五行は、たとい空に臨むも空と算せず。更に六親の空亡に落つるを説く:父母落空すれば、長輩に損傷あり。子孫落空すれば、小口に災殃あり。兄弟落空すれば、兄弟和睦せず。妻財落空すれば、銭財は把捉し難し。官鬼落空すれば、公事は停頓して行わず。

論神煞

易卦陰陽在變通,五行生剋妙無窮,時人不辨陰陽理,神煞將來定吉凶。論卦名類:易卦淵源論五行,陰陽之理本生生,可憐愚昧無知識,顛倒陰陽論卦名。四卦滅例(諸事不吉):春蒙,夏蠱,秋剝,冬旅。四卦沒例:春需,夏觀,秋節,冬臨。(若無吉神扶者,主凶也。)

《易》卦の陰陽は全く変通に在り、五行の生剋は奥妙無窮なり。当時の人は陰陽の理を弁明せずして、却って単に神煞を拿りて吉凶を定む。更に卦名の一類を説く:《易》卦の淵源は五行を論ずるに在り、陰陽の理は本より生生不息なり。嘆くべし愚昧無知の人、陰陽を顛倒して、只た卦名上に文章を作るのみ。「四卦滅例」は此の四卦が何を占うも不吉なるを説く:春天の蒙卦、夏天の蠱卦、秋天の剥卦、冬天の旅卦。「四卦没例」は:春天の需卦、夏天の観卦、秋天の節卦、冬天の臨卦。此の四卦若し吉神の扶助なければ、凶を主る。

父母用

父母者,生我者謂之。父母也,能為凶,能為吉,各有所用。遇財則有傷本體,逢鬼則增長光輝。發動則克傷子孫,生扶兄弟。審其動靜衰旺,各有所宜。占身:父母動,則難為子息。占婚:為主婚人空,則必無主者及無聘禮。占產:為傷,鬼煞動則子難養。占官:為印綬文書,旺相帶貴人,功名必可就;空亡兼墓絕,雖吏難成。占訟:為狀詞案驗,動則事態難息。若我興詞,宜旺;他訴我要衰。旺則事大,衰則事輕,空亡及無氣皆難成。

およそ我を生ずる那一類の爻を、便ち「父母」と謂う。父母爻は能く凶を為し、亦能く吉を為し、各々其の用処あり。其れ妻財爻に遇上すれば、自身剋損を受く。官鬼爻に碰上すれば、反って光輝を増長す。鬼の能く父を生ずるが故なり。其れ一たび発動すれば、子孫を剋傷し、兄弟を生扶す。要に其の動静と衰旺を審察し、所占の事に按じて各々其の宜しきを取るべし。自身を占う:父母爻発動すれば、便ち子嗣を得難し。婚姻を占う:父母は婚を主る人なり。其れ若し落空すれば、必ず婚を主る人なく、亦た聘礼なし。生産を占う:父母は子孫を傷剋する神なり、再び鬼煞発動あれば、孩子就養し難し。官職を占う:父母は印信と文書なり、旺相にして又た貴人を帯びれば、功名必ず成り得。若し空亡に落ち再び入墓臨絶を兼ぬれば、たとい吏員の職を謀るも亦た成り難し。官司を占う:父母は状詞と案巻なり。其れ一たび発動すれば、事態は便ち平息し難し。若し我の起訴なれば、父母は宜しく旺を。若し対方の我を告ぐるなれば、其の衰を要す。旺なれば則ち事大なり、衰なれば則ち事軽し。空亡に落ちおよび無気なれば、官司皆弁成らず。

占失脫:為窩藏,發動則賊已隱匿,不可追尋。求財:發動,為絕源殺,只許一度,再難求,亦主艱辛。出行:為行李,旺相多,休囚少,空亡無。行人:為書信,帶吉神為安書,加凶神為凶信。發動克世,必有信至,空亡墓絕,杳無音書。占家宅:為屋宇,旺相,深沉廣闊;帶青龍貴人,乃新創整齊;無氣,乃狹窄低小;逢沖必崩摧破敗。加青龍亦是新屋,帶白虎必是舊宅。

失物走脱を占う:父母は窩蔵の処なり。其れ一たび発動すれば、賊已に贓物を蔵匿して、追尋するに由なしと説明す。財を求む:父母発動すれば便ち「絶源殺」にして、只た此の一回を得るを許すのみ、再求すれば難く、而且に亦た艱辛なり。出行を占う:父母は行李なり、旺相なれば則ち行李多く、休囚なれば則ち少く、空亡に落つれば便ち無し。行人を占う:父母は書信なり、吉神を帯びれば是れ平安を報ずる信、凶神を加えれば是れ凶を報ずる信。其れ発動して世爻を剋し来れば、必ず信の到るあり。若し空亡に落ちあるいは入墓臨絶すれば、便ち音信全く無し。家宅を占う:父母は房屋なり、旺相なれば則ち屋宇深広し。青竜貴人を帯びれば、是れ新蓋の整斉したる房子。無気なれば則ち狭窄低矮小。冲に逢えば必然坍塌破敗す。青竜を加えれば亦た新屋、白虎を帯びれば必ず旧宅。

占國:為城池,有氣則城池堅固。征戰:為旌旗,宜靜不宜動,動則有興師。疾病:占雙親,為用爻,宜旺不宜空,空則必危。占子孫:為惡殺,宜靜不宜動,動則必死。以上繫玄妙之機,精微之旨,學者並宜深玩。

国事を占う:父母は城池なり、其れ気有れば則ち城池堅固なり。征戦を占う:父母は旌旗なり、宜しく静を宜とし動を宜とせず、一動すれば兵を興すの事あり。疾病を占う:若し占う所が父母双親なれば、父母爻便ち用神なり、宜しく旺を宜とし落空を宜とせず、落空すれば則ち病情必ず危し。子孫を占う:父母は悪殺なり、宜しく静を宜とし動を宜とせず、一動すれば孩子必ず死せん。以上皆玄妙の機関、精微の旨趣なり。《易》を学ぶ人皆当に深く玩味を加うべし。

兄弟用

比和者為兄弟。大抵不能為福,亦不能為大凶,無非破敗、剋剝、阻滯之神也。怕逢官鬼發動,則受制;喜遇父母興隆,則有依。發動則傷克妻財、扶持福德。占身命:在內象為兄弟,在外象為朋友。與世爻相生相合,則內和兄弟,外信朋友;與世爻相沖相剋,必破耗多端,難為妻妾。占婚姻:為費財,為詭詐,為虛妄。若大象可成,發動不過破財也,如不可成,臨世發動,必主他日傷妻;若當間爻動,必是媒人詭詐虛妄。

我と五行比和する那一類の爻、すなわち「兄弟」なり。其れ大抵福を造ること能わず、亦た大凶を造ること能わず、無非は破敗・剋剥・阻滞を主る一個の神なり。其れ官鬼の発動に遇うを怕れ、一遇すれば則ち受制す。父母の興旺に遇うを喜び、便ち依靠有り。其れ一たび発動すれば、妻財を傷剋し、子孫福徳を扶持す。身命を占う:兄弟爻が内卦に在れば是れ自家の兄弟、外卦に在れば是れ朋友。世爻と相生相合すれば、則ち家内の兄弟和睦し、在外の朋友は信を守る。世爻と相冲相克すれば、必ず破費耗損層出して窮せず、亦た妻妾を有し難し。婚姻を占う:兄弟は銭財を破費することを主り、詭詐を主り、虚妄を主る。若し卦の大象本より成る可ければ、兄弟発動するも亦不過銭を破費するのみ。若し本より成るべからざれば、其れ又た世に臨みて発動すれば、必ず日後に妻子を剋傷するを主る。若し間爻上に在りて発動すれば、那は必ず媒人の詭詐説謊なり。

占產孕:為傷。鬼殺更加大殺發動,妻命必危,無氣稍得。求官:為阻神,為費財,為嫉妒。旺相發動,事必有阻,廣費錢財,若加劫殺玄武,防小人嫉妒。占訟:為耗神,為干眾,為虛譽。發動克世,我必費財;克應,他人破耗。臨旺朱雀,事必干眾,若加玄武劫殺,事體不實,恐繫詭詐虛偽。占失脫:為散財。若逢發動,財物已經變化四散,難以追尋。求財:為惡客。在世發動,財必難求;旁爻發動,與人同求財可,不然非全美之利。

胎産を占う:兄弟は傷剋の神なり。若し鬼殺再び大殺を加えて一同に発動すれば、産婦の性命必ず危し。兄弟無気して始めて稍好し。官を求む:兄弟は阻礙の神なり、破費を主り嫉妬を主る。其れ旺相発動すれば、事必ず阻隔あり、還って大いに銭財を破らん。若し再び劫殺・玄武を加えれば、小人の嫉妬を防ぐを要す。官司を占う:兄弟は耗神なり、衆人を牽連することを主り、虚に其名あるを主る。其れ発動して世爻を剋せば、我必ず破費せん。応爻を剋せば、則ち対方破耗せん。其れ旺に臨み又た朱雀を帯びれば、案子必ず一群人を牽連す。若し玄武・劫殺を加えれば、案情実ならず、恐怕く詭詐虚偽ならん。失物走脱を占う:兄弟は財物の散失を主る。若し其の発動に逢えば、財物已に変売四散し、追尋し難し。財を求む:兄弟は「悪客」なり。其れ世爻上に在りて発動すれば、財必ず求め難し。旁爻上に在りて発動すれば、人と合伙して財を求むれば還って可なり、然らざれば便ち完美の利にあらず。

出行與行人:皆為伴侶,旺則侶多,衰則侶少。不宜發動,動則增費盤纏。家宅:為破敗。旺相當權,發動,必田蠶為虛勞,勤苦備歷,財利輕微。占國:若在世上動,須防聚斂之臣覆國事。征戰:為伏兵。安靜逢沖,名為暗動,其計必中。占兄弟朋友:為用爻。占妻產:為克殺。旺相發動,妻必有傷。此理弘深,自宜推測。

出行と行人を占う:兄弟皆同伴と作して看る。旺相なれば則ち同伴多く、衰弱なれば則ち同伴少なし。発動を宜とせず、一動すれば便ち盤纏を多花せん。家宅を占う:兄弟は破敗を主る。其れ旺相当権にして又た発動すれば、田を種り蚕を養うも必ず白辛苦の一場、勤苦受け尽くして財利微薄ならん。国事を占う:兄弟若し世爻上に在りて発動すれば、須く聚斂の臣子の国事を傾覆するを防ぐべし。征戦を占う:兄弟は伏兵なり。其れ安静にして冲に逢うを、「暗動」と謂い、此の計策必ず手に得ん。兄弟朋友を占う:兄弟爻便ち用神なり。妻子の生産を占う:兄弟は剋殺の神なり、旺相発動すれば、妻子必ず傷損あらん。此の裏面の道理宏深なり、学者自ずから当に細心に推測すべし。

子孫用

凡我所生為子孫。是卦中至吉之神,逢之者無不為佳,背之者莫能為福。卦無父母則無克,爻有兄弟則有依。動則生財,克傷官鬼。占身命:為福德。若持世上,一生衣祿盈餘,見險無危,逢凶弗咎。占婚姻:為子息。卦中無子,必無兒。但不宜動,動則異日傷夫。占產:為用爻。屬陽旺相必生男,屬陰休囚定生女。落空亡,子難養。占官:為傷官,為剝玷。如待官始謀,逢發動,其事決難成;在任發動,剝官退位。若帶貴人、青龍、天喜,動則小有玷剝,不過有代官至。

およそ我が生ずる那一類の爻、すなわち「子孫」なり。其れは卦中の最吉の神、之に遇上すれば好からざるなく、之に背離すれば福を得ず。卦中若し父母爻なければ、子孫便ち剋を受けず。爻中若し兄弟爻あれば、子孫便ち依靠あり。其れ一たび発動すれば妻財を生じ、同時に官鬼を剋傷す。身命を占う:子孫は福徳なり、其れ若し世を持てば、一生衣食俸禄有余り、険に遇うも危なからず、凶に逢うも咎なし。婚姻を占う:子孫は子嗣なり、卦中に子孫爻なければ、必ず児女なし。但し其れ発動を宜とせず、一動すれば日後丈夫を剋傷せん。生産を占う:子孫は用神なり、陽に属して又た旺相なれば必ず男を生じ、陰に属して又た休囚なれば必ず女を生ず。若し空亡に落つれば、孩子養い難し。官職を占う:子孫は傷官、官位を剥損する神なり。若し候補待缺して始めて官を謀る者、其の発動に遇えば、此の事断然成り難し。若し現任官其の発動に遇えば、職を削り位を退くを主る。倘若其れ貴人・青竜・天喜を帯びれば、たとい動くも亦不過略々損折を受くるのみ、無非は接替の官員の到任する有るのみなり。

占訟:為解神,為勸和人。旺相發動,事情必散;若世應比和,更得此神發動,必然得人允和。占失脫:為捉獲。當權發動,必然捉獲。若占小可失脫,若逢發動,其神旺日可知蹤跡,亦恐偷時曾被人見。求財:為主顧,又為財源。旺相發動,經營可久,綿綿不絕。或落空亡,或不上卦,乃無主顧也;妻財縱旺,只許一度,再難成就,譬如水之無源。出行:為好侶,為錢神。得地發動,路逢好侶,財本無虞。行人:為吉回。發動克世,歸期已近,當得稱意而回。

官司を占う:子孫は解神なり、亦た和を勧むる人なり。其れ旺相発動すれば、事必ず消散せん。若し世応比和し、再び此の神の発動を得れば、必ず人の出面して調停し双方允和するあらん。失物走脱を占う:子孫は捉獲を主る。其れ当権発動すれば、必ず拿獲し得べし。若し些小の失窃を占えば、其の発動に遇い、子孫旺相の日到れば便ち蹤迹を知り得、亦た恐怕く行窃当時已に人に瞧見せられしならん。財を求む:子孫は主顧なり、又た財の源頭なり。其れ旺相発動すれば、経営長久し得べく、財源綿綿不絶なり。其れ若し空亡に落ち、あるいは根本卦に上がらざれば、便ち主顧なし。此の時妻財たとい旺相なれど、亦た只た一回を得るを許すのみ、再び成就し難く、水の源頭なきが好比し。出行を占う:子孫は好同伴なり、又た銭神なり。其れ地を得て発動すれば、路上能く好伴侶に遇い、本銭盤纏皆擔心を用いず。行人を占う:子孫は吉利帰来を主る。其れ発動して世爻を剋し来れば、帰期已に近く、而且能く称心して回らん。

家宅:為少丁。旺相,則人丁旺盛。帶貴人、青龍,必有跨灶之子;加白虎、羊刃、玄武者,必有兇頑不律之兒。又為宅神,若持世,其家清安,獲福,官災不染,盜賊潛消。占田蠶:為有成。旺相發動,田蠶倍收。占國:為國嗣。安靜,臨吉神,建立已定;若加凶殺,須防扶蘇中趙氏之謀。又為彈劾之臣,旺相動,則朝廷無奸佞,國有忠良。占病:為醫藥。當權發動,其病即安;卦無其神,服藥無效。占小口及奴僕:為用爻。不落空亡,終無大害。占墳墓:為祭祀。卦無子孫,春秋二時無人祀也。

家宅を占う:子孫は年幼の丁口なり、旺相なれば則ち人丁興盛す。貴人・青竜を帯びれば、必ず父に勝れる「跨灶」の子あり。若し白虎・羊刃・玄武を加えれば、必ず凶頑にして法度を守らざる児子あり。子孫又た宅神なり、其れ若し世を持てば、此の家清靜平安・屢々福慶を獲、官災身に沾らず、盗賊自ずから消退す。田蚕を占う:子孫は収成有りを主り、旺相発動すれば、田禾蚕糸加倍して豊収す。国事を占う:子孫は国家の儲君なり。其れ安静にして又た吉神に臨まば、儲位已に定まる。若し凶殺を加えれば、須く秦朝扶蘇の如く趙高の陰謀に中るを防ぐべし。子孫又た弾劾を掌る諫臣なり、其れ旺相発動すれば、則ち朝廷に奸佞なく、国に忠良あり。疾病を占う:子孫は医薬なり、其れ当権発動すれば、病立刻に好ゆ。卦中に此の神なければ、薬を喫するも効なし。小児および奴僕を占う:子孫便ち用神なり、只た空亡に落ちざれば、終究大害なし。墳墓を占う:子孫は祭祀を主り、卦中に子孫なければ、春秋の兩季に祭扫する人なからん。

妻財用

妻財者,我克者謂之妻財也。諸事逢之,無不為吉。惟占父母及文書,不宜見之。值兄弟則有損,遇福德則愈佳,逢官鬼則洩我之氣也。動靜皆吉。占身命:為一生之衣祿。在本卦內三爻,如逢生旺,中年決然發福發財,必有成家之象。占婚姻:為婦。旺相臨青龍吉星,必主女貌端正。不宜動,動則傷克公姑。占孕育:為產婦。旺相不受制,臨產必平安。占求官:為俸祿。空亡或不上卦,未得俸祿。不宜發動,動則文書難成。無氣,只是費力,終可成就。占訟事:為解神。在世上發動,我必有理,事易調停,文書不致見官。

およそ我が剋する那一類の爻を、便ち「妻財」と謂う。各類の事を占いて之に遇えば、吉ならざるなし。唯だ父母を占い文書を占うのみ、之を見るを宜とせず。其れ兄弟爻に遇えば則ち損を受け、子孫福徳に遇えば則ち更に好く、官鬼に遇えば則ち鬼に我が気を洩去せらる。財爻は動静を論ぜず皆吉なり。身命を占う:財は一生の衣食俸禄なり。其れ若し本卦内三爻に在りて又た生に逢い旺に逢えば、中年必ず福を発し財を発し、必ず成家立業の象あらん。婚姻を占う:財爻は妻子を代表す。旺相にして又た青竜等の吉星に臨まば、必ず女子相貌端正を主る。其れ発動を宜とせず、一動すれば便ち公婆を剋傷せん。懐孕生育を占う:財爻は産婦を代表す。旺相にして制を受けざれば、臨産必ず平安なり。官を求め占う:財は俸禄なり。其れ空亡に落ちあるいは卦に上がらざれば、便ち未だ俸禄を得ず。亦た発動を宜とせず、一動すれば文書便ち弁成り難し。財爻無気なれば、只た力を費やすのみ、最終に仍お成就し得べし。官司を占う:財は解神なり。其れ世爻上に在りて発動すれば、我必ず理を占め、事は調停し易く、官府に鬧到し対簿するに至らず。

占失脫:為所失之物。安靜不空,其物可尋。占求財:為用爻。一卦是主宰,宜生世克世,大吉。無氣,必難求。占出行:為本錢盤纏。旺相多,墓絕少,空亡無。若值青龍,其財穩實;如逢劫殺,防被人劫騙。占行人:為財利。旺相帶吉神,必滿載而回。縱然經商,亦主一路安逸,不缺盤纏。占家宅:為財寶。卦若無財,財不多。若是金財旺相,其家必多金帛;土財是五穀田地;火財其家養蠶;木財家多離產;水財必得魚鹽酒醋之利。占農田:為財穀。養蠶為苗絲。旺相帶吉神,蠶必多而稻必熟。

失物走脱を占う:財爻便ち丢失せし那件の東西なり。其れ安静にして空に落ちざれば、東西還って找回し来り得べし。財を求め占う:財爻は用神なり、一卦の中之を以て主宰と為す。其れ世爻を生じ来るも世爻を剋し来るも皆大吉。其れ若し無気なれば、財必ず求め難し。出行を占う:財は本銭と盤纏なり、旺相なれば則ち多く、入墓臨絶なれば則ち少く、空亡に落つれば便ち無し。其れ若し青竜に値れば、此の筆の銭穏当扎実なり。若し劫殺に逢えば、人に劫奪騙取せらるるを防ぐを要す。行人を占う:財は財利なり、旺相にして又た吉神を帯びれば、必ず満載して帰らん。たとい外出経商なれど、亦た一路安逸・盤纏を缺かざるを主る。家宅を占う:財は財宝なり、卦中若し財爻なければ、家底便ち厚からず。若し金財旺相なれば、此の家必ず金銀布帛多し。土財は五穀田地を主り、火財は家中の蚕養いを主り、木財は家中に分出去せし産業の多きを主り、水財は必ず魚塩酒醋一類の利息を得ん。農田を占う:財は銭粮なり、蚕を養うは則ち財を以て蚕苗と糸と為す。財旺相にして又た吉神を帯びれば、蚕必ず多くして稲必ず熟さん。

占國事:為國儲。旺相安靜,必倉廩實,府庫充。無氣則倉廩空虛。占戰鬥:為糧食。在內旺,則我之食足;在外旺,則彼之糧孚。占妻妾:為用爻。占父母:為忌曜。其餘推占,不宜動,動則生鬼也。後之學易者,自當通變。

国事を占う:財は国家の儲備なり、其れ旺相にして安静なれば、必ず倉廩充実・府庫充盈せん。其れ若し無気なれば、倉廩便ち空虚なり。戦闘を占う:財は軍粮なり、其れ内卦に在りて旺なれば、是れ我方の粮足る。外卦に在りて旺なれば、則ち対方の粮足る。妻妾を占う:財爻便ち用神なり。父母を占う:財爻は忌神なり。其余の各類の占問、財爻皆発動を宜とせず、一動すれば便ち官鬼を生じ往かん。後来《易》を学ぶ者、自ずから当に活発に通変すべし。

官鬼用

官鬼者,克我者為官鬼也。大抵為凶處多,為福處少。所畏者福德,所恃者妻財。動則傷克兄弟,生扶父母。然卦中雖凶,而不可無,但宜靜而不宜動。占身命:帶貴人當為貴用,加凶殺帶羊刃、劫殺、懸針,為強盜劫賊。(遇吉必進祿加官,逢凶必喪亡疾病。)占求財:為牙人。若落空亡及不上卦,必無說合之人。占出行:為阻滯。若持世,在上,衰則卒難起腳,旺相多是去不成。占行人:為鬼。若刑剋用爻,在路上非官即病,兼防失脫。

およそ我を剋する那一類の爻を、便ち「官鬼」と謂う。其れ大抵凶を為す時多く、福を為す時少なし。怕れる所は子孫福徳、倚仗する所は妻財なり。其れ一たび発動すれば、兄弟を傷剋し、父母を生扶す。不過卦中其の凶を嫌うと虽も、之無かるべからず、只た静を宜とし動を宜とせず。身命を占う:鬼爻が貴人を帯びれば、顕貴の用に当り得べし。若し凶殺を加え、羊刃・劫殺・懸針を帯びれば、便ち強盗劫賊と成る。吉神に遇えば必ず禄を進め官を加え、凶神に逢えば必ず喪亡疾病せん。財を求め占う:鬼は居間説合の牙人なり。其れ若し空亡に落ちあるいは卦に上がらざれば、必ず説合の人なし。出行を占う:鬼は阻滞を主る。其れ若し世を持し又た上爻に居れば、衰弱なれば一時動身し難く、旺相なれば多くは去り成らず。行人を占う:鬼便ち作祟の鬼なり。其れ若し用爻を刑剋せば、行人は路上に在りて官司に遇うか則ち病を生じ、還って失窃走脱を防ぐを要す。

占家宅:帶貴人、青龍者,為錢神。旺相得地,必主錢財堆積。如白虎、喪門、弔客、病苻者,須防疾病喪亡。帶朱雀、官苻者,必有官災口舌,非橫之事。若臨玄武,必有盜賊相侵,亡失財畜。若並鰧蛇發動,必有怪異虛驚。占移居:為惡客。若逢發動,移後必見災,終無吉利。占田蠶:為禍害。六爻逢之,皆主不吉。占國事:為亂臣賊子。帶殺加羊刃,須防兵革之興。

家宅を占う:鬼爻若し貴人・青竜を帯びれば、反って銭神、旺相得地、必ず銭財の堆積するを主る。若し白虎・喪門・弔客・病苻を帯びれば、須く疾病喪亡を防ぐべし。朱雀・官苻を帯びれば、必ず官災口舌および飛来横禍あらん。若し玄武に臨まば、必ず盗賊の来侵あり、財物牲畜を損失せん。若し螣蛇と同臨して発動すれば、必ず怪異の事と虚驚あらん。遷居を占う:鬼は悪客なり。若し其の発動に逢えば、搬り去り後必ず災を見、終究不吉利なり。田蚕を占う:鬼は禍害なり。六爻の中哪一爻に之に逢うとも、皆不吉を主る。国事を占う:鬼は乱臣賊子なり。其れ凶殺を帯び又た羊刃を加えれば、須く兵戈戦乱の興起するを防ぐべし。

妻占夫:為用爻。(旺相帶青龍者,必聰明俊雅之人。加貴人必有勾當,不然亦是宦家子弟。若在胎養沐浴爻上,今雖末仕,他日必貴。最宜持世,或臨陽象,皆名得地。)占兄弟:為克殺。旺相發動,其病必危。占風水:為伏尸。看臨何神,便知落在何處。已葬來占為亡者,帶青龍吉神不動,亡者安而獲福。加凶殺、白虎、逢空者,亡者不安,生者有禍。

妻子の丈夫を占う:鬼爻便ち用神なり。其れ旺相にして又た青竜を帯びれば、丈夫必ず聡明俊秀文雅の人なり。貴人を加えれば則ち必ず職事を身に帯び、然らざれば亦た官宦人家の子弟なり。若し胎・養・沐浴の此の爻位上に落つれば、眼下虽ば未だ出仕せずとも、日後必ず顕貴せん。最好く其れ世を持するか、あるいは陽爻の象に臨むか、皆「得地」と謂う。兄弟を占う:鬼は剋殺の神なり、旺相発動すれば、兄弟の病必ず危険なり。墳地風水を占う:鬼は穴中の伏尸なり。其の臨む所何の神なるを看て、便ち伏尸の何の方位に落つるを知る。若し安葬せし後再び占うれば、鬼爻は亡者を代表す:其れ青竜吉神を帯びて発動せざれば、亡者安穏にして且つ後人を蔭庇して福を獲さしめ得べし。若し凶殺・白虎を加え、あるいは空に逢えば、則ち亡者安からず、活くる人も亦た禍あらん。

父母用変

父動當頭克子孫,病人無藥主沉昏;婚姻子息應難得,買賣勞心利不存。觀望行人書信動,論官下狀理先分;士人科舉登金榜,失物逃亡要訴論。父化父兮文不實,舉事艱難事非一;父化子兮宜退散,縱然憂病反為吉。父化兄弟多口舌,用求婉轉須重迭;父化財兮交易利,家長不寧求事拙。父化官兮家損失,求官必得遷高職;卦無父母事無頭,更在休囚空費力。

父母爻が頭に当りて発動し子孫を剋す:病を占えば則ち薬石効なく病人昏沈し、婚後の子嗣を占えば、応当に得難し。売買を為せば心を労し力を費やして利の存する無し。行人を观望すれば、書信先に動きて至るを主る。官に告げ状を遞せば、道理先に分弁明白し得べし。読書人科挙に応ずれば、金榜に登り得べし。失物と逃亡は、皆官府に到りて陳訴するを得て乃ち行わん。父母爻が父母を化出せば、文書実ならず、事を弁ずるに艱難にして而且に一桩に止まらず。父母が子孫を化ずれば、退譲消散に宜しく、たとい病憂あれど反って吉に転ず。父母が兄弟を化ずれば、口舌を多く生じ、所求の事は須く婉転周旋・反復幾回を要す。父母が妻財を化ずれば、交易利あり、但し家中の長輩安寧を得ず、事を求むるも拙なり。父母が官鬼を化ずれば、家宅に損失あり、官を求むれば却って必ず高職に遷陞せん。卦中若し父母爻なければ、事便ち頭緒なし。父母再び休囚に逢えば、更に気力を白費せん。

子孫用変

子孫發動傷官鬼,占病求醫身便痊;行人買賣身康泰,婚姻喜美是姻緣。產婦當生子易養,詞訴空論事不全;遏貴求名休進用,守舊常占可自然。子化子兮陰小凶,舉訟興官理不同;子化官兮防禍患,占病憂疑盡不中。子化父兮防產婦,無中生有多頭緒;子化兄兮事不圓,脫詐人情疑莫去。

子孫爻発動すれば能く官鬼を傷剋す:病を占い医を求めれば、身体便ち痊癒し得べし。行人・売買を占えば、人身康泰・売買順遂す。婚姻を占えば、歡喜美満、正に好姻縁なり。産婦臨盆すれば、生下の孩子養い易し。詞訟は只た空口の争論、事は併せて周全ならず。権貴に謁見し功名を求取するに至りては、進用を指望する莫れ、只た守旧常占に宜しく、自然に順うべし。子孫が子孫を化出せば、婦孺小口に小凶あるを主り、訟を興し官に告ぐれば各々一理を執る。子孫が官鬼を化ずれば、禍患を防ぐを要し、病を占えば則ち憂疑重重・治療皆症に対せず。子孫が父母を化ずれば、産婦の失あるを防ぐを要し、事は無中に有を生じ頭緒紛雜す。子孫が兄弟を化ずれば、事は円満し難く、人情の中に脱騙欺詐あり、疑慮は揮去しても去らず。

妻財用変

財爻發動克文書,應舉求官總是虛;買賣交官財吉利,親姻如意樂無虞。行人在外身欲動,產婦求神易免除;失物靜安家未出,病人傷脾腹胃虛。財化子兮好望財,財化財兮婦主災;財化官兮防走失,財化文書用可諧。財化兄兮財少成,相知脫嫌勿交親;子化財兮宜守舊,托用人情不一心。

財爻発動して父母文書を剋す:科挙に応じ官職を求むれば終帰落空す。売買を為し官府を結交すれば却って財利吉順す。婚姻如意、歓楽憂なし。行人を占えば、人は外面に在り已に動身の意あり。産婦を占えば、神に求め保佑し難を免れ易し。失物を占えば、財爻安静なれば便ち東西還って家中に在り曾て出門せず。病を占えば、病人脾胃虚損・腹中不適を主る。財爻が子孫を化出せば、正好く財を得るを指望し得べし。財爻が財爻を化出せば、婦人に災あるを主る。財爻が官鬼を化ずれば、女子の走失を防ぐを要す。財爻が父母文書を化ずれば、所用の事諧和し得べし。財爻が兄弟を化ずれば、財を得る少くして成り難く、相識の人に対しても其の脱騙を防ぐを要し、深交すべからず。子孫が財爻を化出すれば、守旧に宜しく、人に托して事を弁ずるも、対方も亦た必ずしも一心一意ならず。

兄弟用変

兄弟交重克了財,病人難愈未離災;應舉雷同為大忌,官非陰賊耗錢財。若帶吉神為有助,出路行人尚未來;貨物經商消折本,買婢求妻事不諧。兄化兄兮家不足,兄化財兮財反覆;兄化官兮休下狀,占病難醫須見哭。兄化文書和改求,人情後喜主無憂;兄化子兮憂可散,若望行人信可頭。

兄弟爻が重重に発動して妻財を剋す:病を占えば則ち病人愈え難く災未だ身を離れず。科挙に応ずるは最も人と文字雷同するを忌む。官司是非および暗中の賊人の銭財を耗費するを主る。其れ若し吉神を帯びれば、倒にも些かの幇助ありと算す。出門在外の行人を占えば、則ち人還って未だ帰来せず。貨を販し経商すれば、本銭さえ折光せん。婢女を買い妻子を娶れば、事皆諧和せず。兄弟が兄弟を化出せば、家中銭財足らず。兄弟が妻財を化ずれば、財を求むる反復不定す。兄弟が官鬼を化ずれば、便ち状子を遞して官司を打つ莫れ、病を占えば医し難く、還って哭声を見ん。兄弟が父母文書を化ずれば、所求の事は和緩改図に宜しく、人情上後来喜を生じ、憂なきを主る。兄弟が子孫を化ずれば、憂愁散ずべく、若し行人を盼げば、亦た消息の頭緒を盼到し得べし。

官鬼用変

官鬼發動克兄弟,婚姻未就生滯疑;病困門庭禍祟來,更改動身皆不吉。出外逃亡定見災,詞訟官非有囚繫;買賣財輕賭博輸,失物難尋多闇昧。官化官兮病未安,見貴求官事盡難;官化文書官未順,交相事競鬼相干。官化子兮憂自除,常占小口必須危;官化兄兮朋友詐,委託他人心不實。官化財兮財自得,賭博抽拈卻主輸;卦中無鬼休謀事,官司不見事空虛。

官鬼爻発動して兄弟を剋す:婚姻は弁成らず、中途に滞礙疑慮を生出す。疾病門庭を困擾し、禍祟門に上がる。およそ旧規を更改し身を動して遠行するは皆不吉。外に出あるいは逃亡すれば、必ず災を見ん。詞訟官非、還って牢獄囚系あり。売買を為せば財利微薄、賭博すれば必ず輸す。失物尋ね難く、而且に事暗昧不明なり。官鬼が官鬼を化出せば、病未だ安ならず、貴人に謁見し官職を謀求する皆極めて難し。官鬼が父母文書を化ずれば、官を為るに順ならず、同僚彼此争競し、還って鬼祟の相干あり。官鬼が子孫を化ずれば、憂患自然に解除す、但し平常小児を占えば必ず危険あらん。官鬼が兄弟を化ずれば、朋友に欺詐せられ、他人に委托して事を弁ずるも、対方の心も亦た実ならず。官鬼が妻財を化ずれば、銭財自然に手に到る、然るに賭博抽籤は反って輸せん。卦中若し鬼爻なければ、便ち事を謀る莫れ。不過官司之に遇えば、倒にも所訴の事の本より空虚に属するを説明す。

六親変用

官鬼用,旺相伏藏要生世。父母宜旺相伏藏生世,忌休囚發動不利。妻財宜旺相出現,伏世下,宜生世。動不中,宜脫貨。兄弟,此謂之隔神,忌動不中。子孫謂之散神,旺相生世可求財,忌休囚發動,只宜散財。用爻宜出現旺相,忌休囚忌動。按經云:動則急,靜則緩。

各類の六親を取りて用神と作す時の要領:官鬼を用いるは、其の旺相・伏蔵して来りて世爻を生ずるを要す。父母を用いるも、亦た旺相・伏蔵して世爻を生ずるを宜とし、其の休囚発動を忌み、那様は不利なり。妻財を用いるは、其の旺相にして出現し、あるいは世爻の下に伏するを宜とし、亦た来りて世爻を生ずるを宜とす。財爻発動すれば則ち合適ならず、那種の情形は只た貨物を脱手するに宜しいのみ。兄弟の一爻を「隔神」と謂い、其の発動を忌み、動けば便ち合適ならず。子孫を「散神」と謂い、旺相にして世を生ずれば以て財を求め得、其の休囚発動を忌み、那様は便ち只た財を散ずるに宜しいのみ。要するに用爻は出現して旺相するを宜とし、休囚を忌み、亦た乱動を忌む。経上に按じて曰く:爻動けば則ち事の来る急、爻静かなれば則ち事の来る緩しと。

六親用鈐

一看世爻旺相發用,忌應爻刑墓克世。不畏沖,春夏大壯卦是也。若月建持世,或日辰生扶世,日辰沖剋應爻,卻喜之。二看世下財有無。用官伏世下,忌伏財。用財伏世下,忌伏官。卻要日辰生扶用爻。如用官,要官爻直日,或透文書。用財要妻財直日,或子孫直日生財。假令子爻為財,如申金旺相直日,為子孫生財吉。假令亥爻為官,木旺相直日,為文書,事也成。

第一に世爻の旺相にして堪えて用神と作するを看るかを看、応爻の来りて世を刑し世を墓し世を剋するを忌む。世爻本身は並びに冲に逢うを怕れず、譬えば春夏に大壮卦を占得すれば即ち此の如し。若し月建が世を持し、あるいは日辰が世爻を生扶し、又た日辰の応爻を冲剋し往くに逢えば、那は反って正に喜ぶ所なり。第二に世爻の底下に財ある無きを看る。官鬼を用いて其れ世爻下に伏するは、其の財爻の下に伏するを忌む。妻財を用いて其れ世爻下に伏するは、其の官爻の下に伏するを忌む。総じて日辰の来りて用爻を生扶するを要して始めて好し。譬えば官を用いるは、官爻の正に日を当り值するか、あるいは文書を透出するを要す。財を用いるは、妻財の正に日を当り值するか、あるいは子孫の日に值りて財を生ずるを要す。假如子水爻が財なれば、申金の旺相にして又た日に值るに遇う、申金正に子孫、子孫は財を生じ、吉。假如亥水爻が官なれば、木の旺相して日に值るに遇う、木正に文書、事も亦た成り得べし。

三看財官出現,旺相有氣成,休囚無氣不成。若日辰旺相生用卻成。假令酉爻為財出現,夏占未日是也。子見子、亥見亥為比,能生能克,子見亥、亥見子為不比,不能生不能克。比者乃一家之事也。四看財官旺相,伏於何爻之下。用官喜伏官父之下,忌伏財及兄弟之下。用財喜伏子父之下,忌伏鬼兄之下。須是財官透出,直日辰或日辰旺相剋去鬼爻。

第三に財爻官爻の出現するや否やを看る:旺相有気なれば則ち事成り、休囚無気なれば則ち成らず。若し日辰旺相にして前来りて用爻を生扶せば、仍旧成り得べし。假如酉金爻が財にして出現すれば、夏天に卦を占い又た未日に逢えば、便ち日辰の用を生ずるの例子なり。同支相見とは、子の子を見、亥の亥を見るが如きを、「比」と謂い、彼此能く生じ能く剋す。子の亥を見、亥の子を見るは、虽ば同じく水に属すれど支相同ならず、「不比」と謂い、既に生ずる能わず剋する能わず。所謂「比」とは、一家人の内の事を講ず。第四に財爻官爻旺相の時、究竟哪一爻の下に伏するを看る。官鬼を用いるは、其の官爻・父母爻の下に伏するを喜び、財爻と兄弟爻の下に伏するを忌む。妻財を用いるは、其の子孫・父母爻の下に伏するを喜び、鬼爻・兄弟爻の下に伏するを忌む。総じて財官の透出し、正に日辰に当り、あるいは日辰旺相にして鬼爻を剋し去るを須ちて始めて好し。

五看忌爻持世,用官忌子孫持世,用財忌兄弟持世,須是日辰旺相,透出用爻,方不畏,亦費力中得。六看一爻獨發,用官,官旺相,伏動要生世。用父母旺相,伏要生世。用財旺相,伏動要生世。用子旺相,伏出現動亦有。若用爻出現或休囚,皆忌動。

第五に忌神の世を持するや否やを看る:官鬼を用いれば、則ち子孫の世を持するを忌む。妻財を用いれば、則ち兄弟の世を持するを忌む。必ず日辰旺相にして用爻を透引出来せば、始めて怕るるを必とせず、不過仍旧は費力の中に勉强して成るを得るのみ。第六に只た一爻の独発なるや否やを看る:官鬼を用いるは、官爻旺相にして、伏神発動して来りて世爻を生ずるを要す。父母を用いるは、父母旺相にして、伏神の来りて世爻を生ずるを要す。妻財を用いるは、財爻旺相にして、伏神発動して来りて世爻を生ずるを要す。子孫を用いるは、子孫旺相にして、伏神出現して発動せば、亦た有りと算す。若し用爻已に出現し、あるいは本身休囚なれば、那は皆其の発動を忌む。

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