Libo

墳墓(賦を存して注せず)

明 · 刘基 · 第8巻 / 10

作盤ガイド: 八字作盤

葬埋之禮,乃先王之所設,雖為送死而然風水之因,特後世之所興,禍福吉凶攸繫,故墳占三代,穴有定爻。一世二世子孫出王侯將相之英,後嗣主富貨繁華之茂。絕嗣無人,端為世居五六;為商出外,只因世在游魂八純。凶兆歸魂(游魂)亦作凶推,吉兆相生相合亦將吉斷。穴騎龍,龍入穴,穴正龍真;山帶水,水連山,山環水抱。交重逢旺氣,聞雞鳴犬吠之聲;世應拱穴爻,有龍皤虎踞之勢。三合更兼六合,聚氣藏風;來山反作朝山,回頭顧主。死絕之鬼,邊有荒墳;長生之爻,中有壽穴。合處與應爻隔斷,內外之向不同;穴中為日沖開,左右之穴相反。看已形之即往,察過去之未來。事與世應互同,可見卦中之體用;動與日辰相應,方知爻內之吉凶。

安葬の禮は先王の定むる所にして、本より終を送るが爲に設けり。風水を講求するに至っては、則ち後世こそ興起せしなり。然るに禍福吉凶確かにその中に係れり。ゆえに墳塋を占するに須らく三代を看て、しかして穴位卦中自ら定爻あり。世爻一世・二世の位に在れば、子孫裡會に王侯將相の才を出でん。後代富厚繁華を主る。もし絶嗣して人なければ、まさに世爻第五・第六爻に居るが因り。もし鄉を離れて經商して外に在れば、ただ世爻遊魂卦あるいは八純卦上に落つるが因り。凶兆を得て卦歸魂あるいは遊魂と爲るは、依然として凶に照らして斷ず。吉兆を得て爻また相生相合すれば、就中吉に照らして斷ず。穴龍脈上に騎りて龍脈また穴に入るは、あれは穴正しく龍眞なり。山間水を帶びて水また山に連なるは、あれは山環き水抱くの好局なり。爻交重に逢いてまた旺氣に當るは、葬地附近能く雞鳴犬吠を聽聞す。世應兩爻穴爻を拱護するは、則ち龍盤き虎踞るの勢あり。三合の外再び六合を兼ぬれば、便ち氣を聚め風を藏むなり。もし來山反って朝山と成れば、あれは回頭して主を顧るの形なり。死絶に落ちるの官鬼は、旁邊に荒墳あり。長生に落ちるの爻は、穴中已に生壙あり。相合の處應爻に隔斷せられれば、内外の朝向就中一致せず。穴爻日辰に冲開せられれば、左右の穴位就中相反す。已に成形せるの近事を看るを要し、もまた未だ顯露せざるの將來を察す。事情と世應と彼此相同なれば、就中卦中の體と用とを看出し得。動爻と日辰と互いに應合して、こそ爻裡の吉凶を知る。

求師

捐金饌食教養,雖賴乎嚴君,明善復初啟發,全資於先覺。凡求師傅,須究文書。(文書即卦中父母,此爻為師道,為書籍,為學館,而又有尊長之意,故為主象。)

錢を出して飯を備へて子弟を養大するは、固より嚴父に靠るを要すと雖も、可なりそれをして善道を明白せしめ・本心を回復せしめ・啓發を得せしむるは、就中全く先知先覺の老師に靠るなり。凡そ師傅を求聘するに、皆須らく文書の爻を推究す。文書はすなわち卦中の「父母」なり。こ の一爻既に師道を代表し、また書籍と學館とを代表し、還は尊長の意思を含有す。ゆえに它を取りて主象と作す。

如居弱地,必範不範而模不模;若在旺鄉,則矜可矜而式可式。(父母休囚,其師必然畏懼侷促,不能為人之模範,旺相有氣,則魁梧雄偉堪為學者矜式。)臨刑臨害,好施檟之威;(檟楚儆頑之杖,父帶刑害白虎,其師性暴少慈,必好笞撻,旺動尤甚。臨青龍,則是儆戒弟子非妄撻。)

父母もし衰弱の地に落つれば、こ の先生當に甚麽の模範とも當るべからず。もし旺相の鄕に落つれば、それすなわち氣度堂堂として、足りて學生の取法するに供す。父母休囚なれば、先生必然畏縮局促して、人の榜樣を做る能わず。父母旺相氣あれば、先生就中魁梧雄偉として、學者の敬慕效法するに堪ふ。父母もし刑に臨み害に臨めば、先生就中教鞭を動かすを愛す。檟楚は頑劣の學生を打つの木杖なり。父母刑・害と「白虎」とを帶ぶれば、先生性子暴躁にして慈愛少なく、必ず學生を鞭撻するを好み、旺にして發動せば就中さらに甚だし。もし它臨む所は「靑龍」なれば、それ便ち正當の懲戒にして、並に胡亂に人を打つに非ず。

逢歲逢身,業擅束脩之養。(父母卦身或持太歲,其師專以教訓為業,務得束脩以為養家者。)兌金震巽,雜學堪推;離火乾坤,專經可斷。(凡推師之專經雜學,當以父母在震巽艮坎兌五卦為雜學,乾坤離三宮為專經。蓋巽兌二卦屬陰,而陽爻反多,震艮坎三卦屬陽而陰爻反多,雜而不純所以雜學之師,離雖不純而有文書之象,乾坤則不雜而有資生資始之功,所以為專經。若父母在乾坤離卦之中,縱或雜學亦是良師;不在乾坤離卦之內,縱是專經,亦非才士。)

父母もし太歲に逢い・卦身に逢えば、此人就中專ら束修に靠りて家を養うの塾師なり。父母卦身に臨み、あるいは太歲を持せば、こ の先生便ち教書を職業と當して、全く學費に指望して一家人を養活す。父母《兌》《震》《巽》に落つれば、彼の學ぶ所駁雜なるを推しうる。《離》《乾》《坤》に落つれば、彼の專ら一經を治するを斷じうる。專經と雜學とを判別するに、父母の震・巽・艮・坎・兌五卦に落つるを以て雜學と爲し、乾・坤・離三宮に落つるを以て專經と爲す。道理は在り:巽・兌は本本來陰卦に屬して陽爻反って多く、震・艮・坎は本本來陽卦に屬して陰爻反って多く、駁雜にして純ならず。ゆえに是れ雜學の師なり。離はもまた不純なると雖も、卻って文明書文の象あり。乾・坤は則ち純にして雜らず、始め資く・生じ資くの功あり。ゆえに專經に屬す。父母もし乾・坤・離三卦の中に在れば、縱い學ぶ所駁雜なるとも、もまた良師なり。もしこ の三卦の内に在らざれば、縱い一經を專治するとも、もまた眞に才學あるの人と算すに足らず。

本象同鄉在內,則離家不遠;本宮異地在外,則隔屬須遙。(本宮父母本鄉人氏,外宮父母外郡人。在本宮而居外卦,雖是本鄉離家必遠;在他宮而居內卦是外郡必不遙遠,亦是鄰邦。他仿此。)與世相生,非親則友;(與世父爻相生相合,其師必與求師之家有親;若係他宮外卦或與世爻不同宮者,相識朋友。父爻持世,亦是非親則友。)

父母本宮に屬してまた内卦に居れば、あの先生は同鄕にして、家離るること遠からず。父母他宮に屬してまた外卦に居れば、それすなわち州縣を隔てて、路途遙遠なり。本宮の父母は本鄕人氏にして、外宮の父母は外郡人氏なり。もし本宮に屬して卻って外卦に居れば、本鄕人なると雖も、家を離るるもまた必ず遠し。もし他宮に屬して卻って内卦に居れば、外郡人なると雖も、路卻って遠からず。多半是鄰近の州縣なり。その餘はこれに照らして類推せよ。父母と世爻と相生するは、先生親戚ならざれば就中朋友なり。父爻と世爻と相生相合せば、こ の先生必ず師を求むるの家と親に沾り。もし它他宮外卦に屬し、あるいは世爻と宮を同じくせざれば、それすなわち相識の朋友なり。父爻世を持するも、同じく親に非ざれば即ち友なり。

與官交變,不貴亦榮。(父化官爻其師異日必貴。卦無父母而鬼帶貴人化出,多是生員,不帶貴人或臨衰絕,必是吏人。加白虎或帶刑害,則是有病人。父持月建更加青龍,必有前程在身。父臨生旺又得月建日辰生扶者,今雖未貴,後必榮達,若化空亡雖貴不願。)靜合福爻,喜遇循循之善誘;動加龍德、怕逢凜凜之威嚴。(父母與子孫作合最吉,必能博文約禮,循循善誘,甚得為師之道。必主師徒契合,惟怕發動,則克子孫,更加白虎刑害,必然難為弟子。若不旺相而得青龍輔之,雖動不妨,但主其師剛毅方正,凜然不可少犯。)

父母と官鬼と交相變化するは、こ の先生顯貴せずとももまた必ず榮達す。父母が官鬼を化じ出づれば、先生日後必定發跡す。もし卦中父母なく、しかして貴人を帶ぶるの官鬼に由りて化出せば、あれ多半是個秀才なり。官鬼が貴人を帶びず、あるいは衰絶に落つれば、就中必是れ個吏員なり。再び「白虎」を加えあるいは刑害を帶ぶれば、それすなわち一個の病あるの人なり。父母月建を持してまた「靑龍」を加うれば、此人身上必ず已に功名あり。父母生旺の地に落ちて、また月建・日辰の生扶を得れば、眼下未だ顯貴せずと雖も、日後必然榮達す。もし它空亡に化入せば、それすなわち縱い顯貴するももまた心を稱せず。父母安靜にして子孫と相合するは、喜ぶは循循として誘うの良師に遇上するに在り。父母發動して靑龍天德を加うるは、怕るは凜然として犯し難きの威嚴に碰上するに在り。父母と子孫と相合するは最吉にして、先生必ず能く學生をして文に博く・禮を以て之を約せしめて、循循として誘い、深く師と爲るの道を得て、師徒もまた必ず投契す。ただ父母發動を怕る。一たび動けば就中子孫を克す。再び白虎と刑害とを加えれば、學生就中罪を受く。ただし它もし並に旺相ならずして、しかして靑龍ありて輔助せば、則ち動くと雖ももまた妨げなし。ただこ の先生剛毅方正にして、威嚴人をして敢えて冒犯せしめざらしむるを主る。

父入墓中,邊孝先愛眠懶讀;(父爻入墓,其師惟愛安逸,懶於教訓,逢空化墓皆然,得日辰沖破墓爻,又主聰察。)財臨身上,李老聃博古通今。(凡求師,以財為師之才學。六爻無財,必欠學問;若得財臨卦身,或居生旺之地,其師必多才學;更得父爻有氣,乃非常之師。)

父母墓に入るは、先生就中邊韶のごとく睡を貪り讀を懶むなり。父爻一たび墓に入れば、先生ただ安逸を圖りて、教書を懶む。它空に逢い・墓を化するも、情形皆一樣なり。もし日辰の墓爻を冲破するを得れば、あれ反って彼の聰明にして察を善くするを主る。財爻卦身に臨むは、先生就中老聃のごとく古に博く今に通ずなり。凡そ師を求むるに、財爻を以て先生の才學を代表す。六爻財なければ、學問必然欠缺す。もし財爻卦身に臨み、あるいは生旺の地に落つれば、先生必定學問淵博なり。もし父爻同時にまた氣あれば、それすなわち非常の師なり。

母化子孫,必主能詩能賦;(父化福爻,其師善作雜文;帶刑害敗病等爻,雖能作文必多破綻。子帶月建又加青龍,必然出口成章;子孫休囚,得月建日辰生扶,其文必得改削潤色而後可觀,若子孫胎養爻上與父作合,其師必有小兒帶來。)鬼連兄殺,定然多詐多奸。(凡遇兄動化鬼,鬼動化兄,皆主其師奸詐;刑剋世爻,必有是非口舌。卦中兄鬼皆動或父化兄鬼傷世者,俱不可用;若不傷世,則主奸詐非凶也。)

父母が子孫を化じ出づれば、先生必定能く詩し能く賦す。父爻が子孫を化じ出づれば、先生各體の詩文を作るを善くす。もし它刑・害・沐浴・病等の爻を帶ぶれば、則ち文章做り出すと雖も、破綻もまた多し。子孫月建を帶びてまた「靑龍」を加うれば、此人必然口を出でて章と成る。子孫休囚にして月建・日辰の生扶を得れば、他の文章須らく刪改潤色を經てこそ拿出し手を得。もし子孫胎・養の爻上に落ちてまた父母と相合せば、こ の先生必定小孩を帶びて同來せん。官鬼が兄弟のこ の凶殺に連なるは、此人必定また姦にしてまた詐なり。凡そ兄弟動じて官鬼を化し・官鬼動じて兄弟を化するに遇えば、皆こ の先生姦詐なるを主る。它ら再び世爻を刑克せば、必ず是非口舌を生ず。卦中兄弟・官鬼一齊に發動し、あるいは父母が兄弟官鬼を化じ出して來りて世爻を傷るは、かくのごときの先生皆用ゐる能わず。もし它ら並に世を傷らざれば、あれもまた不過人と爲り姦猾なるのみ、還は凶と算するに上らず。

心是口非,臨空亡而發動;(父母一爻宜靜不宜動,宜旺不宜空,動空不誠實,靜空懶教訓,化空始嚴終怠,旺空羊質虎皮,外有餘內不足,避空則不然。)彼延此請,持世應而興隆。(世應俱持父母,主有兩家爭延之象。世動應靜我先請,應動世靜,彼先請;兩爻俱動重爻先請;一旺一空,旺邊可成;兩爻俱空皆不成。若止有一爻父母而世應俱動生合,亦主兩家爭請;或一爻父母而世應比合同者,是兩家合延一師也。父母與世同宮設帳於此;與應同宮設帳於彼。)

口是れ心非れるは、是れ父母空亡に臨みてまた發動するなり。父母のこ の一爻は靜を宜として動を宜とせず・旺を宜として空を宜とせず。動じて空に落つるは人と爲り誠實ならざるなり。靜にして空に落つるは教誨を懶むなり。空亡に化入するは起初嚴格にして・後來懈怠なり。旺にして空に落つるは羊皮虎を蒙りて・外表餘ありて内里足らざるなり。もし它是れ難を避くるが爲に空に入れば、就中かくのごとく論ぜず。こ の家聘り・あの家請うは、是れ世應兩爻皆父母を持してまた興旺なり。世應皆父母を持するは、兩家ありて爭聘するの象を主る。世動して應靜なれば、是れ我のこちら側先に聘を下す。應動して世靜なれば、是れあのちら側先に聘を下す。兩爻皆動けば、則ち重爻のあの一邊を以て先に請う。一旺一空なれば、旺のあの邊成る可し。兩爻皆空なれば、兩邊皆成る能わず。もし卦中ただ一個の父母爻ありて、しかして世應皆發動して來りてそれを生合せば、同じく兩家爭請を主る。もしただ一個の父母ありて世應また比和相合せば、それすなわち兩家合して一位の先生を請うなり。父母と世爻と宮を同じくするは、先生就中我の這裡に於て帳を設く。應爻と宮を同じくすれば、就中對方のあそこに於て帳を設く。

應值母而生世,須知假館;(父臨應上而世爻動來生合者,必館於他家而欲附學也。)父在外而福合,必是擔囊。(凡卜求師,若子弟自占,以世為生徒不看福爻;父兄來占,以子孫為生徒不看世爻。若父在外卦,又係他宮安靜,而子孫動來相合,必遊學他方。擔囊負笈以從師也;若父爻發動或子孫逢合住,皆不然也。)

應爻上父母にして世爻往きてそれを生ずるは、あれは別人の館を借りて附讀するなり。父母應爻に臨みて、しかして世爻發動して來りてそれを生合せば、必ず學堂を別人の家裡に設けて、自己往きて學に附す。父母外卦に在りて子孫それと相合すれば、それすなわち須らく書箱を背負いて門を出づべし。凡そ師を求むるを占するに:もし子弟自己來りて占せば、就中世爻を以て學生を代表して、子孫爻を看ず。もし父兄それに替わりて來りて占せば、就中子孫を以て學生を代表して、世爻を看ず。父母もし外卦に在りて、また他宮に屬して安靜にして、同時に子孫發動して來りてそれと相合せば、必ず外地に到りて遊學して・囊を背き笈を負いで往きて師に從ふべし。もし父爻發動し、あるいは子孫合住せられれば、就中皆能くかくのごとく斷ぜず。

鬼化文書克世,則訟由乎學;(鬼動固凶,若又化出父母刑剋世爻,異日必至爭訟。父化鬼爻或官父皆動有傷世者,懼是爭訟之象,若有沖散或得合住或遇制伏或化空亡,則雖欲興詞,終有和釋必不成訟。)月扶福德日生,則青出於藍。(大抵求師不可專看父爻,須得子孫有氣不空,又遇月建日辰動爻生合,則學有進益;若父爻反衰,弟子反勝於師,如青出於藍而青於藍。父旺子衰,徒學而已,必不長進,子孫自空當有大難。)

官鬼が文書を化じ出して來りて世を克するは、官司就中讀書に因りて起る。官鬼發動本本來已に凶なり。もし它再び父母を化じ出して來りて世爻を刑克せば、日後必ず爭訟に至らん。父母が官鬼を化じ出し、あるいは官・父同動して世爻を傷及するは、皆爭訟の象なり。ただしもし別爻ありてそれを冲散し、あるいはそれを合住し、あるいは制伏を加え、あるいは它空亡に化入せば、則ち縱い告狀せんと想うとも、終究和解して、官司打ち成らず。月建が子孫を扶助して・日辰また來りて相生するは、學生就中靑出於藍なり。大体上師を求むるにただ父爻を看るべからず、還は須らく子孫氣ありて落空せざりて、再び月建・日辰あるいは動爻の生合に遇えば、學業こそ長進あらん。もし父爻反って衰弱せば、それすなわち弟子の老師に勝過するにして、まさに靑は藍に取られて藍より靑しがごとし。反して父旺にして子衰なれば、それすなわちただ着きて念々書を讀むのみ、必ず長進なし。子孫もし無故に自ら空亡に落つれば、還は當に大難あるべし。

刑剋同傷父子必罹其害;合生為助官鬼莫受其扶。(父為師,子為徒,受傷皆不利,如鬼爻來傷,因學成病;父爻來傷,因師有禍;福爻來傷,因徒惹災;兄爻來傷,則有是非口舌或多費財物,不然則學無進益,惟遇生扶則吉。然兄鬼有扶,又為不利,助桀為虐故也,異日賓主不投,師徒不合,或有口舌官訟,皆由乎此。縱不傷世,亦非吉兆。若世與父爻生合,則賓主自投,乃閒人誣喋間阻而已。)

刑と克と一齊に來りて傷るは、師徒兩方皆害を受くるを要す。生と合と本本來幫扶なると雖も、可なり官鬼就中こ の份の扶助を受くべからざるなり。父母は老師を代表し、子孫は學生を代表す。兩者傷を受くれば皆利ならず。もし官鬼來りて傷れば、是れ讀書に因りて病を累出す。父母來りて傷れば、是れ老師に因りて禍を惹く。子孫來りて傷れば、是れ學生に因りて災を招く。兄弟來りて傷れば、則ち是非口舌ありて、あるいは多く錢財を破費し、再び然らざれば就中學業毫も長進なし。ただ生扶に遇えばこそ吉なり。然るにもし生扶を受くるは兄弟・官鬼なれば、あれ反って利ならず。紂を助けて虐を爲すに等し。日後主客投緣せず・師徒相合せず、あるいは口舌官司を生出すも、皆ここに由りて來る。這類の爻縱い世爻を傷らずとも、もまた吉兆に非ず。もし世爻と父爻と相生相合せば、則ち主客本本來投合して、不過閒人ありて中より口舌を搬弄し・阻撓を加ふるのみ罷り。

或擊或沖父母、逢之不久;(父母雖要有氣,然不宜動變,動則必不久。若在宮內卦或臨世上而有此象,乃見師無坐性非不永也,值游魂卦或化入游魂者,尤甚。游魂化游魂,則一年遷一館。)或空或陷世身,見之不成。(世身空亡,延師不成;父母無故自空,亦難成;或父與世爻相沖相剋,或應爻自空,皆見難成之象。)

父母の爻あるいは擊せられ・あるいは冲せられて、遇上すれば就中坐ること長久せず。父母固より氣あるを要すと雖も、卻って發動變化を宜とせず。一たび動けばこ の館必ず長久せず。もし它本宮内卦に在り、あるいは世爻上に臨みてこ の種の象あれば、あれはただ先生性を坐せざるにして、倒れて館の開くこと長からざるに非ず。もしまた遊魂卦に値り、あるいは遊魂に化入せば、それすなわちさらに嚴重なり——遊魂再び遊魂を化ずれば、就中一年一處の館を換ゆ。世爻卦身あるいは落空し・あるいは陷落して、見れば就中事を成す能わず。世爻・卦身空亡に落つれば、先生を請うに請う能わず。父母無故に自ら空亡に落つるも、もまた成り難し。あるいは父爻と世爻と相冲相克し、あるいは應爻自ら空亡に落つるは、皆成り難きの象なり。

財化父爻,妻族薦之於不日;(凡占求師,以他宮外卦之財爻為師之學問,以本宮內卦之財爻為酬師之束脩,及主人之妻妾。若卦有父母,遇本宮財爻,又化一重父母者,不日間妻家又薦一師來也。兄弟化出則朋友薦來,動爻是重已薦過矣,動爻是交將薦來也。生旺日斷之卦,無父母而遇動爻有化出者,不可言又有先生薦來。本宮其師即是其人薦者,如子孫化出,為僧道薦之類,他仿此。)母藏福德,僧家設帳於先年。(卦無父母,當看伏神可知消息。如父爻伏在子爻下,其師前年必設帳於僧房道觀;如伏在官下,必會在職役人家教授之類。若與世爻同宮,必與其家相近;與世比和則與其主人相識;或生或合,非親則友。,父伏世下必是舊師。)

財爻が父母を化じ出づれば、幾日ならずして妻家就中一位の先生を薦じ來らん。凡そ師を求むるを占するに、他宮外卦の財爻を以て先生の學問を代表し、本宮内卦の財爻を以て先生に酬謝するの束修および主人の妻妾とを代表す。卦中もし已に父母あれば、また本宮の財爻に遇い再び一重の父母を化じ出づれば、則ち日ならずの間妻家還は一位の先生を推薦して來らん。もし兄弟に由りて化出せば、就中朋友の推薦なり。動爻もし重に屬せば、是れ已に薦じ過ぎたり。動爻もし交に屬せば、是れ就中來りて薦せんとす。斷に應期生旺の日を取る。もし卦中本本來父母なく、ただ動爻に由りて一個を化じ出するは、それすなわち別に先生ありて薦じ來ると說く能わず。凡そ本宮に由りて化出せるは、あの位の先生就中化出の爻の代表する所の人の推薦するにして、たとえば子孫に由りて化出せば、便ち僧道の薦ずる所なり。その餘はこれに倣え。父母子孫の下に藏るるは、こ の先生早年曾て僧家に於て帳を設けしなり。卦中もし父母を見ざれば、就中伏神を看て、便ち消息を知る。父爻子孫の下に伏するは、こ の先生前些年必ず僧房道觀裡に於て書を教え過ぎたり。官鬼の下に伏するは、必ず曾て差を當る人家に於て館を坐りしなり。伏神もし世爻と宮を同じくせば、他家必ず我家と相近し。世爻と比和すれば、就中主人と相識せり。世爻と相生しあるいは相合せば、それ便ち親に非ざれば即ち友なり。父爻もし世爻の下に伏せば、必是れ從前教え過ぎたるの舊師なり。

搜索六爻,無過求理;思量萬事,莫貴讀書。(凡求師,不可專指道學之師,如欲投學,百工技藝及拜僧道為師類皆是。但師之主象不異父母,而學者主象則不可專取子孫一爻,當以世爻看之。如隔手來占,須問是何人;如是來占者之朋友兄弟,則以兄爻為主類,皆要師弟。二主相生相合則吉,相沖相剋則凶。父母要旺用不空有助,而月建日辰動爻無傷者,不拘是何藝業,必是高手,臨月建則是聞名者,衰則不濟,空則難成。世應宜生合,卦身宜旺,二主不可傷,兄鬼不可動,如此則吉兆無疑矣。若父母不臨,本藝之人必非專門名家,如學薦拳光棍及木匠類。不臨本爻或震宮是也。父化兄或兄持世,必先盡謝禮而後可成,間動生合,必須用變,化出文書須立契券。)

六爻を把りて一遍搜求するは、非か一個の道理を求むるのみ。萬事を把りて一回掂量するに、讀書より貴きに比ぶるなし。凡そ師を求むるを說くに、專ら道學を講ずるの先生を指すべからず。百工技藝を學ばんと想い、あるいは僧道を拜して師と爲すも、皆こ の一門に屬す。老師の主象は一概に父母を取りて、こ の一點變わらず。然るに學生の主象は卻って能く子孫一爻を死取すべからず、當に世爻を看るべし。もし一手を隔てて來りて代占せば、就中問清せんことを要す、占する所は誰なるか——もし來りて占するの人の朋友あるいは兄弟なれば、就中兄弟爻を以て主と爲し、これに依りて類推す。總じて須らく師・徒兩個の主象相生相合してこそ吉にして、相冲相克すれば就中凶なり。父母は須らく旺にして・用ありて・落空せず・また幫扶ありて、しかして月建・日辰・動爻皆來りてそれを傷らざれば、則ち學ぶ所は哪一行なるを論ぜず、こ の師傅必是れ高手なり。它もし月建に臨めば、就中名氣あるの人なり。它衰弱なれば就中中用ならず、落空すれば就中成り難し。これの外世應は相生相合を宜とし、卦身は旺を宜とし、師徒兩主傷を受くべからず、兄弟官鬼發動すべからず——これらを做り到れば、就中疑いなきの吉兆なり。もし父母並に本行本藝の屬する所の爻に臨まざれば、あの個人は就中專門名家に非ず。たとえば拳を打つを學ぶの潑皮・粗手藝の木匠の一類は、まさに父母の本爻に臨まず・あるいは震宮に在らざるが緣故なり。もし父母が兄弟を化し、あるいは兄弟持世せば、あれ必ず須らく先に謝禮を送り足してこそ談じ成るを得。もし間爻發動して來りて生合せば、就中必ず須らく中人を托して中より轉圜せんことを要す。もし文書の爻を化じ出づれば、還は須らく契約字據を立下せんことを要す。

求館附束修

學得明師,可繼程風於滿座;師非良館,難期賈粟之盈倉。故欲筆耕,先須蓍筮。世為西席,如逢父母必明經;(凡占書館以世爻為西席之位,如臨父,其先生是明經之人,世在乾坤離三宮亦然。臨官帶貴或本宮官伏世下,多是秀才。)

學生もし明師を得着れば、滿座皆能く程門の學風を承續せん。先生もし好館に遇不着れば、就中米谷倉廩に裝滿せんを望み難し。ゆえに筆耕に靠りて活を過ぐらんと想わば、先に須らく蓍草を用いて一卦を卜せんことを要す。こ の一門を占するに、世爻は館に坐るの西席先生を代表す。它もし父母に臨めば、こ の先生必是れ經書を通曉するの人なり。世父母に臨めば、先生便ち明經の士なり。世乾・坤・離三宮に落つるも、もまた一樣なり。世官鬼に臨みてまた貴人を帶び、あるいは本宮の官鬼世爻の下に伏せば、あれ多半是個秀才なり。

應乃東家,若遇官爻須作吏。(應爻為占館東家主人,若臨官必是官吏戶役人家;加白虎則是病人。在三爻現,病在床,休囚受制,則有孝服在身;加玄武必與盜賊往來。應臨父母加勾陳,種田人家,加朱雀讀書人家;加白虎宰殺人家;加螣蛇工藝人家。應臨子屬金,僧道作主,加朱雀玄武是打獵人家,不然則後生輩也。應臨財爻,更在陰宮,又臨陰爻而卦無官鬼者,必是婦人作主,有官則是富貴人家;財化財,財化子,做買賣人家。若被月建日辰動爻制伏,乃是奴僕為主,應臨兄弟平常人家,加朱雀,賭博人家,繫本宮,弟兄姊妹家。繫他宮,朋友鄰里家。若論住宅依家宅章斷。)

應爻は東家主人を代表す。它もし官鬼に遇えば、あの家人就中當に吏員たるべし。應爻は館に坐る人家の主人なり。它官鬼に臨めば、必是れ官吏あるいは差役に應ずるの人家なり。再び「白虎」を加えれば、あれは家裡病人あるにして、もしこ の一爻現に第三爻に在れば、病人就中床に臥して起る能わず。もし它休囚にしてまた制伏を受くれば、あれは家裡人ありて孝を服する中なり。應官鬼に臨みて再び「玄武」を加えれば、必ず盜賊と來往あり。應父母に臨みて「勾陳」を加うれば、是れ田を種るの人家なり。「朱雀」を加うれば、是れ書を讀むの人家なり。白虎を加うれば、是れ屠宰の人家なり。「螣蛇」を加うれば、是れ手藝の人家なり。應子孫に臨みて金に屬すれば、是れ僧道事を主るなり。再び朱雀・玄武を加えれば、是れ獵を打つの人家にして、然らざればもまた年輕後生なり。應財爻に臨みて、また陰宮に在り・また陰爻なりて、しかして卦中官鬼なければ、必是れ婦人家を當るなり。もし官鬼あれば、則ち富貴の人家なり。財が財を化し・財が子孫を化するは、是れ買賣を做るの人家なり。もし財爻月建・日辰あるいは動爻に制伏せられれば、それすなわち奴僕家を當るなり。應兄弟に臨めば、是れ平常の人家なり。再び朱雀を加えれば、是れ賭を好むの家なり。こ の一爻本宮に屬するは、是れ自家の兄弟姊妹なり。他宮に屬するは、是れ朋友鄰里なり。他家の住宅如何に至っては、就中家宅の一章に照らして往きて斷ず。

臨官兮少壯,休囚則貧乏之家;墓庫兮高年,旺相則富豪之主。(應爻臨官帝旺爻,主人必然強壯。如臨墓庫必是高年。五行無氣其家貧乏,五行旺相其家富厚,重加財福,必然鉅富。德性以五類六神參斷。)值土火空,無父母;逢金水絕,少兒孫。(卦中六親即人六親,然有兩人繫於一卦者,則彼此六親宜不同矣。又當何以定之?不過生之理而已,且如占館以應為東家,應爻屬土,火能生土,不拘卦中有無,亦不拘是財官父子,皆作父母斷,生我者故也。應爻屬金,金能生水,不拘卦中有無,亦不拘財官父兄皆作子孫斷,我生故也。如火爻旺空、沖空、動空,主父母不全,衰空必無父母,火化火兩重父母。帶官鬼旺以貴斷,衰以病言。帶兄弟,其父好賭博,無廉恥,欠學問。帶財爻,其父不富厚則業貿易。帶子孫,其父則甚慈善,慷慨有為,餘皆仿此。但不可以六爻總看,當以在應宮者為彼六親,在世宮者皆我六親也。一宮三爻止餘二爻,此宮不現者,不可遂斷為有無,惟空亡乃是真無也。其貴賤壽夭,性情容貌,依常例推之。他如兄弟妻親子息,亦仿此推之。)

應爻臨官の位に落つれば、主人まさに少壯に當る。它もし休囚なれば、就中貧乏の家なり。墓庫の位に落つれば、主人年事已に高し。它もし旺相なれば、就中富豪の主なり。應爻臨官・帝旺に臨めば、主人必然强壯なり。墓庫に臨めば、必是れ年に上りしの人なり。它の屬する所の五行氣なければ、こ の家貧窮なり。五行旺相なれば、こ の家富厚なり。もし再び妻財・子孫を加えれば、あれ必是れ巨富なり。主人の德行性情に至っては、六親五類と六神とに參看して斷ず。土爻の應火爻の落空に遇上するは、こ の家父母なし。金爻の應水爻の落絶に遇上するは、こ の家兒孫稀少なり。卦中の六親本本來占者本人に就いて言うなり。然るに一卦の中兩個の人を看るを要する時、彼此の六親自然同じからず。あれ當に怎樣に定むべきや。不過一個の相生の理のみ罷り。たとえば館を占するに應爻を以て東家と爲せば:應爻土に屬すれば、火能く土を生ずれば、則ち卦中火爻あるかなかるかを管せず、もまた它の本卦裡に於て財と算し・官と算し・父と算し・子と算するかを管せず、一概に東家の父母と當てて來りて斷ず。それ應爻を生ずればなり。應爻金に屬すれば、金能く水を生ずれば、則ち卦中水爻あるかなかるかを管せず、もまた它の元は何の六親なるかを管せず、一概に東家の子孫と當てて斷ず。應爻それを生ずればなり。こ の樣に來りて:火爻もし旺にして空・冲にして空・動にして空なれば、東家父母全からざるを主る。衰にして空なれば就中必定父母雙亡す。火また火を化すれば、則ち是れ兩重の父母なり。こ の火爻もし官鬼を帶びて旺なれば、就中顯貴に按じて斷じ、衰なれば則ち疾病に按じて說く。兄弟を帶ぶれば、他の父親賭を好み・廉恥を知らず・學問なし。妻財を帶ぶれば、他の父親は富厚ならざれば就中經商す。子孫を帶ぶれば、他の父親極慈善にして・慷慨有爲なり。その餘はこれに照らして類推せよ。ただし六爻を把りて籠統に混看すべからず。須らく應爻に屬するのあの一宮を以て他家の六親を算し、世爻に屬するのあの一宮を以て我家の六親を算すべし。一宮ただ三爻ありて、本位を除くの外ただ兩爻を剩す。こ の一宮裡現出せざるは、便ちなしと斷作すべからず。ただ空亡に落ちてこそ眞に無しと算す。貴賤壽夭・性情容貌に至っては、常例に依りて往きて推す。これの外たとえば兄弟・妻室・子息も、もまたかくのごとく照らして推す。

不拱不和,決定主賓不協;相生相合,必然情意相投。(世應二爻刑沖剋害,異日賓主不合,加以兄官發動大凶之兆。若得生合比和,情意必相投,生而化克,始和終不和;沖而化合,始疏而後密。世與子亦宜生合,則師弟間恩義兼盡,若見沖剋,亦多不睦也。)

彼此既に拱らずまた和せざれば、主客一定合い來らず。兩相生合すれば、情意必然投契す。世應二爻もし刑冲克害せば、日後主客必ず和睦せず。再び兄弟・官鬼發動を加えれば、あれは大凶の兆なり。もし兩爻相生相合あるいは比和せば、情意必定相投す。もし先生じて後に克を化すれば、就中起初和睦にして・終歸和を失す。もし先に冲して後に合を化すれば、就中起初疏遠にして・後來親密なり。世爻と子孫との間もまた相生相合を宜とす。かくのごとくなれば師徒の間恩義兩全す。もし冲克を見れば、師生もまた多く和せず。

財作束脩,不宜化弟;(占館以妻財為束脩,旺相多,休囚少。要知斤兩,以生成數推之,生旺倍加,絕死減半。在陽宮以生數斷,在陰宮以成數斷。今人但言水一、火二、木三、金四、土五,而不言六七八九十,是舉其生數而遺其成數也。獨怕兄弟發動,或財化兄,主束脩不皆入己,必有人抽分費用,不然則有名無實,亦不能盡取之也,財爻無氣而遇月建日辰動爻生扶者,束脩雖不多,四季節禮反周備也。易云:天一地二,天三地四,天五地六,天七地八,天九地十,生也。)

財爻は束修を代表して、それの兄弟を化じ出づるを宜とせず。館を占するに妻財を以て學費を代表す。旺相なれば則ち多く、休囚なれば則ち少なし。それの斤兩數目を算せんと要せば、就中五行の生數・成數を用いて往きて推す。生旺に逢えば加倍し、死絶に逢えば減半す。陽宮に在れば生數に按じて斷じ、陰宮に在れば成數に按じて斷ず。今人ただ水一・火二・木三・金四・土五を說きて、卻って六・七・八・九・十を提げず。あれはただ生數を取りて成數を漏了せるなり。こ の一門は最も兄弟發動あるいは財爻の兄弟を化じ出づるを怕る。それすなわち束修全く自己に歸する能わざるを主り、必ず人ありて中より分かちを抽きて花用せん。再び然らざれば就中名ありて實なきにして、もまた拿り齊うる能わず。もし財爻本身氣なくして、卻って月建・日辰あるいは動爻の生扶に遇えば、則ち束修多からずと雖も、四季の節禮反って周全なり。《易・繫辭》に天一地二・天三地四・天五地六・天七地八・天九地十と說くは、講ずる所まさにこ の生成の數なり。

父為書館,豈可逢空?(占館不可以父母為師,當作書館論之,旺相有氣則有好書館;卦無父或落空,必無書館,事亦難成。若占其年書館有無,全要此爻出現,有氣不空必然有得,更得應來生合世爻,自有人來延請;世爻生合應爻及父爻,必須自去訪求無人相請。卦無父而動爻有化出者,不意中有人推薦也。若父化父必有兩處書館,卦有兩爻亦然。館有定期而遇父化父,館必兩處,本宮化入他宮,由近及遠;他宮化入本宮,自外以及內也。)

父母は書館を代表して、どうしてそれの落空を容れんや。館を占するのこ の一門は、父母もはや老師と當てて看ず、しかして書館と當てて來りて論ずるを要す。它旺相氣あれば、就中好館ありて坐る可し。卦中父母なく、あるいは父母落空せば、就中書館なく、事情もまた成り難し。もし今年館の坐るべきあるかなきかを占せば、全く須らくこ の一爻出現せんことを要す。它氣ありて落空せざれば、必定着落あり。再び應爻の來りて世爻を生合するを得れば、自然人ありて門に上りて來りて聘せん。もし反って世爻の往きて應爻と父爻とを生合するなれば、それすなわち須らく自己往きて訪求して、人の來りて請うなし。卦中本本來父母なくして動爻に由りて化出するは、あれは意料の外人ありて推薦するなり。もし父母が父母を化じ出づれば、必ず兩處の書館あり。卦中原來兩個の父母爻あるも、一樣なり。もし館に坐る已に定期ありてまた父の父を化するに遇えば、あの兩處の館是れ並存するにして:本宮に由りて他宮に化入するは、是れ近に由りて遠に及び。他宮に由りて本宮に化入するは、是れ外より内に自す。

鬼動合身,須得貴人推薦;(官鬼發動,當有間阻,然來生合世身,又主其館必得貴人推薦,而後可成;應如克世父或落空,雖薦不成。)兄興臨應,決多同類侵謀。(凡占學館,應持兄動,必有同道之人爭謀其館;兄臨卦身亦然;若在間爻動沖剋世,則主有破說,其事難成。)

官鬼發動して來りて卦身に合するは、必ず須らく貴人の推薦あらんことを要す。官鬼一たび動けば本本當に阻隔あるべし。然るに它もし來りて世爻卦身を生合せば、就中こ の處の館必ず貴人の推薦を得てこそ談じ成るを主る。倘若應爻反って來りて世を克し、あるいは父母落空せば、則ち縱い人ありて薦ずとももまた成る能わず。兄弟興動して應爻に臨むは、必定同行ありて來りてこ の處の館を搶せん。凡そ學館を占するに、應爻兄弟を持して發動せば、必ず同行の人ありて來りてこ の個の館を爭奪せん。兄弟卦身に臨むも、一樣なり。もし它間爻上に發動して來りて世爻を冲克せば、それすなわち人ありて中より壞話を說きて、事情成り難し。

官如藏伏,應無督集之人;(鬼能生扶父母,故占主以此爻為糾率子弟之人,若不出現或落空,必館無人聚集生徒以成學館,其事難成,又主無人推薦;若空而逢沖,伏而提起,必須央凂其人,方許出來糾集。)應若空亡,未有招延之主。(應爻空亡,無人延請,更若父不出現或落空,必難成就;應爻動空化空,是假言作主也,不然亦主不終其事。凡遇父母臨身,或遇動來生合世身,大吉之兆,主其館易成;有此象而應空鬼動,雖有糾集之人而無招延之主,宜自開館。若鬼爻空伏而應來生合,雖有延請之家,而無糾集之人,宜有招致。)

官鬼もし隱伏して現れざれば、就中出面して學生を招集するの人なし。官鬼能く父母を生扶す。ゆえにこ の一門裡に於て、它は子弟を糾合して學に入るの人を代表す。它もし出現せずあるいは空亡に落つれば、就中人なくして你に替わりて生徒を聚攏し來りて一個の館と成さん。事情成り難く、同時にもまた人なくして推薦す。もし它空なると雖も冲に逢い、あるいは伏すると雖も提起せられれば、それすなわち須らく往きてこ の人を央求して、他こそ肯んじて出面して招集せん。應爻もし空亡に落つれば、就中出面して延聘するの東家なし。應爻空亡に落つれば、人なくして來りて請わず。父母もしまた出現せずあるいは落空せば、就中さらに事を成し難し。應爻動じて空に落ち・空に化するは、あれは人ありて假意に主を作せんと說き、再び然らざればもまたこ の件事頭ありて尾なきを主る。凡そ父母卦身に臨み、あるいは發動して來りて世爻卦身を生合するは、皆大吉の兆にして、こ の個の館成り易きを主る。もしかくのごときの吉象ありて、しかして應爻卻って落空し・官鬼また發動せば、それすなわち人ありて肯んじて學生を招集するも卻って延聘するの正主なし。自己出面して館を開くを宜とす。反して、もし官鬼落空あるいは隱伏して、しかして應爻來りて生合せば、それすなわち人家ありて肯んじて請うも卻って人なくして你に替わりて學生を招集す。自己往きて招攬するを宜とす。

動象臨財,難稱意;(文書為占館用神,若遇財動,則被克壞,未成者,不能成,已成者不遂意。世身日月皆忌臨之,若得父持月建或臨生旺,庶亦可成。)空爻持世,豈如心?(卦中父母出現,應來生合而世爻空亡者,非館不成,乃是自不上前,或雖成不去也;應不生合,父母重迭,而世爻空亡者,為有別館,故不成此事;無故自空必不可成,雖成終不如意。)

動爻上に財を臨着するは、事情就中心を稱し難し。文書是れ館を占するの用神にして、一たび財爻發動に遇えば就中克壞せらる。未だ談じ成らざるは談じ成らず、已に談じ成りしももまた意を遂げず。世爻・卦身および日辰・月建皆財爻に臨着するを忌む。父母月建を持し、あるいは生旺の地に落つるに非ざれば、こそ勉强成る可し。空爻世を持するは、またどうして願のごとくなるを得ん。卦中父母出現して、應爻もまた來りて生合するに、偏偏世爻空亡に落つれば、あれは館の開き成らざるに非ず、然而自己前に上るを肯んぜず、あるいは談じ成りしと雖も卻って往かず。もし應爻並に生合せずして、しかして父母また重迭して出現し、世爻卻って空亡に落つれば、あれは別に別の館あるがゆえに、こ の一處成らざるなり。もし世爻是れ無故に自ら空亡に落つれば、それすなわち必定成る能わず。たとい成るとも、終究もまた意のごとくならず。

身位受傷,雖成不利;(世身被月建日辰動爻刑剋雖有可成之象,日後亦不稱意,如鬼爻刑剋有官非疾病類。)間爻有動,縱吉難成。(間爻動,事多阻隔故難成。)

卦身の位傷を受くるは、館縱い談じ成るとももまた利ならず。世爻・卦身月建・日辰あるいは動爻に刑克せられれば、卦中成る可きの象あると雖も、日後もまた心を稱せず。たとえば官鬼に刑克せらるれば、就中官司あるいは疾病の一類の麻煩あり。間爻上發動あれば、卦象再び吉なるももまた成り難し——間爻一たび動けば、事情就多く阻隔あり、ゆえに成り難し。

鬼或化兄,備禮先酬乎薦館;(凡遇鬼爻動出兄弟,必得禮物先酬薦館之人,則可成。兄臨世身亦主先費財物;兄臨應上,則是東家好利,必得禮儀饋送,而後可成也。)世如變鬼,央人轉薦於東家。(鬼爻出現而世又化出者,必須再得推薦乃可成;卦無官而動爻有化出者,初未有人推薦,亦必待央人薦之則可成。若鬼化鬼爻又主反覆難成。)

官鬼が兄弟を化じ出づれば、先に須らく份の禮を備えて往きて館を薦ぜしの人を謝せんことを要す。凡そ官鬼發動して兄弟を化じ出づれば、必ず須らく先に禮物を拿りて館を薦ずるの人に酬謝して、事情こそ談じ成るを得。兄弟もし世爻卦身に臨めば、同じく自己先に破費するを主る。兄弟もし應爻に臨めば、あれは東家財を愛して、非か禮物を送りて饋贈せざれば、事情成らず。世爻もし官鬼を變じ出づれば、就中須らく人を央めて再び往きて東家に推薦せんことを要す。卦中已に官鬼出現して、しかして世爻また一個を化じ出づれば、あれ必ず須らく再び人を托して推薦してこそ成れ。もし卦中原來官鬼なく、ただ動爻に由りて化出せば、起初並に人の薦なかりしを說明して、もまた須らく人を央めて往きて薦じてこそ成れ。もし官鬼また官鬼を化すれば、それすなわち反覆定まらず、談じ成り難し。

世無生合,請看白眼之紛紛;(凡遇應不克世,父母不空,兄鬼不動而月建日辰動爻,並不生合世爻者,其事可成,但主人不欽敬,皆以白眼待之也。)福或興隆,會見青衿之濟濟。(占館以福爻為門生,旺相多,休囚少,空亡不上卦,雖是其人作主,未必其家子弟也。子化子,生徒必多。帶殺動來克世,日後恐有操戈入室者。)

世爻生合を得ざれば、就中人家の白眼を看るを待つ罷り。凡そ應爻來りて世を克せず・父母落空せず・兄弟官鬼もまた發動せざるに、可なり月建・日辰と動爻とまた統統來りて世爻を生合せざれば、こ の館固より談じ成ると雖も、ただ主人並に敬重せずして、處處白眼を拿りて你を看る。子孫もし興旺なれば、就中靑衿の學子濟濟として一堂に見えん。館を占するに子孫を以て門生を代表す。旺相なれば則ち學生多く、休囚なれば則ち學生少なし。もし它空亡に落ちあるいは卦に上らざれば、則ち人ありて出面して主を作ると雖も、來るは卻って未だ必ずしも他家の子弟ならず。子孫が子孫を化するは、生徒必ず多し。もし子孫凶殺を帶びて發動して來りて世を克せば、日後恐らく學生ありて反って先生と難を爲すあるべし。

衰逢扶起,日加鼓篋之徒;(子孫旺相,卻被日辰動爻刑剋,主生徒始雖多集在館,日後漸自減少;子孫休囚卻繫日辰動爻生合扶起,則主始雖不多,開館後日漸增進。)動遇沖開,時減執經之子。(子孫動爻,固是吉兆,若被日辰動爻沖散,其徒必有背師而去者;如被世沖散,是先生叱退其徒,非弟子自背其師也。子孫動一空亡,,則弟子中有半途而廢者,是歇學非叛去。)

子孫衰なると雖も人に扶起せられれば、書箱を背負いて來りて學を求むるの人一天比一天多し。子孫もし本旺相なるに、卻って日辰・動爻に刑克せられれば、それすなわち學生起初聚まること少なからざりしも、日後反って漸漸散去するを主る。子孫もし本休囚なるに、卻って日辰・動爻に生合扶起せられれば、それすなわち起初人數多からざりしも、館を開きてのち一天天增加するを主る。子孫發動して冲開に遇えば、經書を捧ぐるの學生就中一天天少なし。子孫發動は本本來吉兆なると雖も、可なり它もし日辰あるいは動爻に冲散せられれば、學生中必ず師を背棄して去るあり。もし世爻に冲散せらるれば、それすなわち先生の學生を趕走せしにして、是れ學生自己叛離するに非ず。子孫動じて空亡に落つれば、則ち學生中半途にして學を輟むるあり。あれ是れ學を歇むるにして、並に叛去するに非ず。

逢龍則俊秀聰明,遇虎則剛強頑劣。(子臨青龍,其徒必然聰明俊秀;更逢月建日辰生合,而又臨金水爻者,必有穎悟非常之子。若臨白虎則多頑劣不馴;發動其性必野難以教訓。凡遇青龍必有禮貌;遇白虎必不盡禮。)陽卦陽爻居養位,座前有劉恕之神童;陰宮陰象化財爻,帳前列馬融之女樂。(子孫在陽宮陽爻,面臨胎養及金水二爻旺相不空有扶者,其徒必有出類拔萃如劉恕之神童在門;若在陰宮陰爻,而又化財者,必有女兒受學,不化財爻而在兌宮者,亦有女徒。)兩福自沖,鬼谷值孫臏龐涓之弟子;子孫皆合,伊川遇楊時游酢之門生。(卦有兩爻子孫俱動相沖,弟子中,必多不合,更加白虎螣蛇,數有爭鬥,若來傷世,必然責及先生;如遇二爻俱來生合世爻則門生自盡弟子之禮,尊師重傳,必不輕背其師也。)

子孫「靑龍」に逢うは、學生俊秀聰明なり。「白虎」に遇うは、學生剛强頑劣なり。子孫靑龍に臨めば、學生必然聰明俊秀なり。再び月建・日辰の生合に逢い、また金爻水爻に臨めば、あれ必ず穎悟非常の高足あらん。子孫もし白虎に臨めば、就多く頑劣にして馴れず。它一たび發動せば、性子さらに野にして、教訓し難し。凡そ靑龍に遇うの學生必ず禮貌を懂り、白虎に遇うの必ず禮を盡さず。子孫陽宮陽爻に在りてまた胎養の位に居れば、座下便ち劉恕のごときの神童あらん。陰宮陰爻に在りてまた財爻を化じ出づれば、帳前便ち馬融のごときの女樂を列す。子孫陽宮陽爻に落ちて、また胎・養および金・水二爻に臨みて、旺相にして空ならずして扶助あれば、門下必ず拔萃出类の・宋人劉恕のごときの神童あらん。もし它陰宮陰爻に落ちてまた財爻を化じ出づれば、あれ必ず女孩子ありて來りて學を受けん。たとい財爻を化せずとも、ただ兌宮に落ちて、もまた一樣に女學生あり。兩個の子孫互相冲するは、鬼谷先生門下孫臏と龐涓とを出したるがごとし。兩個の子孫皆來りて相合するは、程頤門下楊時と遊酢とあるがごとし。卦中兩個の子孫皆發動して彼此相冲せば、學生裡必ず多く和せず。再び白虎・「螣蛇」を加えれば、還は屢々爭鬥あり。它らもし來りて世を傷れば、必定先生を連累して責を受けしめん。反して、こ の兩爻もし皆來りて世爻を生合せば、門生就中各弟子の禮を盡して、師を尊し道を重んじ、絶對に輕易に師を背棄せず。

世動妻爻,決主親操井臼;(世臨財動,是自炊非供膳也,若占供膳,又主供得膳成。惟怕兄動或雖不動而持身世者,皆主供不成。大凡占館遇財爻持世,又主西席家眷同占。)應生財值,定然供膳饔餐。(財爻臨應生合世身,定主供膳,財為飲食故也。若月建日辰動爻俱帶妻財,必非一家東道供膳,乃諸生輪流供也。財爻旺相款待必厚,休囚款待必薄,財化子必豐潔,財化鬼無美味,財化父必淡薄,財化兄常食而已。)

世爻上に財爻發動するは、先生一定に須らく自ら手を動かして飯を做るべし。世財爻に臨みて發動するは、是れ自己火を起すにして、是れ東家飯を管するに非ず。もし占する所まさに飯を管するのこ の件事なれば、それすなわち膳食供するを成すを主る。ただ兄弟發動を怕り、あるいは兄弟動かずと雖も身を持し世を持せば、あれ皆飯を管するのこ の事辦り成らざるを主る。大凡そ館を占して財爻持世に遇うは、還は先生の家眷一同に前往せんとするを主る。應爻上に財爻來りて生ずるは、東家一定に早晚兩餐を管す。財爻爻應爻に臨みて來りて世爻卦身を生合するは、一定に東家に由りて膳を供す。財本本來飲食を代表すればなり。もし月建・日辰・動爻皆妻財を帶ぶれば、それすなわち一家の飯を管するに非ず、然而衆學生家輪流して供給するなり。財爻旺相なれば則ち款待豐厚にして、休囚なれば則ち款待微薄なり。財が子孫を化するは、飯菜豐盛潔淨なり。財が官鬼を化するは、甚麽の好味道もなし。財が父母を化するは、必定淸淡なり。財が兄弟を化するは、もまた是れ家常便飯のみ罷り。

如索束脩,可把妻財推究;若居伏地,還求朋友維持。(凡占取索束脩,以財爻為主。若不出現,不拘伏在何爻下,皆主費力難索,必須浼求朋友同行取討,財或可得,蓋凡伏藏,須得月建日辰動爻提起伏神如同飛神,然後得出為用故也。)出現不傷旺相生身,名曰吉;入空無救休囚化絕,號為凶。(凡占束脩,得財爻出現,旺相不空,而月建日辰動爻不帶,兄弟傷克,財不缺欠,更得財爻生世合世大吉之兆;若財雖出現,卻被克劫或居絕地,或空亡,或變出死墓絕爻,皆不遂意,世持兄克尤難取討,得子孫旺動亦好。)

もし束修を討取せんと要せば、妻財爻上に由りて推究すべし。財爻もし伏地に落つれば、還は須らく朋友を請いて幫して張羅せんことを要す。凡そ學費を討うを占するに、皆財爻を以て主と爲す。它もし出現せず、哪一爻の底下に伏するを論ぜずとも、皆力を費して討い難きを主り、必ず須らく朋友を央求して同じく往きて索取して、錢こそ或いは拿り得らん——凡是伏神なるは、皆須らく月建・日辰あるいは動爻それを提起して、它をして飛神のごとく頭を露せしめて、こそ取用する能し。財爻出現して傷を受けず・旺相にしてまた來りて卦身を生ずるを、こ れを吉と叫ぶ。它空に落ちて救いなく・休囚にしてまた絶地に化入するを、こ れを凶と叫ぶ。凡そ束修を占するに、もし財爻出現し・旺相にして落空せず、しかして月建・日辰・動爻また皆兄弟を帶びて來りて傷克せざれば、則ち錢短少せず。再び財爻の來りて世を生じ世に合するを得れば、便ち大吉の兆なり。もし財爻出現すると雖も、卻って克奪劫走せられ、あるいは絶地に落ち、あるいは空亡に落ち、あるいは死・墓・絶の爻を變じ出づれば、皆能く意を遂げず。世爻もし兄弟を持してまた來りて財を克せば、さらに討い難し。こ の時もし子孫旺動を得れば、倒れて還は好し。

變出父爻,書債必然償貸物;(財動化父,或父動化財,主束脩必無金銀寶物,多是貨物準折,乃有名無實之象,卦中兄弟更動,雜貨物亦不盡得。)化成兄弟,硯田定主欠收成。(兄弟乃劫財之神,若發動或持世,皆難入手,財化兄有名無實,或得一半,卦若無財遇兄化出,則主有人抽分。)

父母の爻を變じ出づれば、こ の筆の書債一定實物を拿りて來りて抵す。財爻發動して父母を化じ出し、あるいは父母發動して財爻を化じ出ずるは、皆束修裡金銀財寶なきを主り、多半是貨物を拿りて價を折りて賬に抵するにして、是れ名ありて實なきの象なり。卦中兄弟もし再び發動せば、あの雜貨を連ねてももまた拿り齊うる能わず。兄弟と化成するは、硯田こ の塊の地就中收を欠くべし。兄弟是れ財物を劫奪するの神にして、它一たび發動しあるいは世を持せば、錢皆手に到り難し。財爻が兄弟を化するは、是れ名ありて實なく、あるいはただ一半を拿り得るのみ。卦中もし本本來財なく、しかして兄弟に由りて化出せば、それすなわち人ありて中より分かちを抽くなり。

身空應空財福空,必成虛度;(凡占束脩,遇卦身應爻及子孫妻財或空或不上卦,主束脩無得,蓋財為用神,身為事主,應為諸生父兄,而子孫又生財之神,今皆空休,其能取乎?故成虛度。)日克月克動變克,恐受刑傷。(月建日辰動變諸爻,皆來刑剋世爻者,占館必不可成,占束脩恐被諸生父兄呵責,宜慎之。)

卦身落空し・應爻落空し・財と子孫もまた落空するは、こ の一年必定白過す。凡そ束修を占するに、卦身・應爻および子孫・妻財もし落空しあるいは卦に上らざれば、就中學費分文得ざるを主る。財爻是れ用神にして、卦身是れ事情の主體にして、應爻是れ學生の父兄を代表し、しかして子孫また是れ財を生ずるの神なり。如今こ の幾樣統統落空歇氣すれば、還は討い到る能うや。ゆえに虛度と斷作す。日辰來りて克し・月建來りて克し・動爻變爻もまた來りて克するは、恐怕刑傷を受くべし。月建・日辰および動爻變爻統統來りて世爻を刑克せば、館を占するに必定成る能わず。束修を占するに、還は恐る學生の父兄に呵斥せらるるを、當に謹愼すべし。

鬼化財生,非訟則學金休矣;(卦中無財,而遇兄鬼文書亂動,有化出財爻,生合世爻者,必須訟訴公庭,然後可得束脩。官爻獨發生世合世,亦然。)子連父合,因學而才思加焉。(凡占學館,世若衰絕無氣,而遇子孫動化、父母生扶、合起世爻者,主先生才學本不克不贍,因教訓子弟而其才思日加進益;卦有財動則不然。)

官鬼が財爻を化じ出して來りて相生するは、官司を打たざればこ の筆の學費就中指望なし。卦中本本來財爻なく、卻って兄弟・官鬼・文書亂紛紛と發動するに遇い、其中化じ出して財爻來りて世爻を生合するあり。それすなわち非か官府に告げざれば、束修こそ討い回るを得。もし官鬼獨自發動して來りて世を生じ世に合せば、情形一樣なり。子孫父母を連ねて世と相合するは、先生反って教書に因りて才思を長進せしむ。凡そ學館を占するに、世爻もし衰絶氣なきに、卻って子孫發動して化じ・父母また來りて生扶して併びて世爻を合起するに遇えば、就中こ の位の先生本本來學問充裕ならざるも、卻って子弟を教導するに因りて才思一天天增益するを主る。ただし卦中もし財爻發動あれば、就中能くかくのごとく說く能わず。

詞訟

小忍不懲,必至爭長競短;大虧既負,寧不訴枉申冤?欲定輸贏,須詳世應。(事中世應,即狀中原被告人,須看此則兩邊勝負可知。)應乃對頭,要見休囚死絕;世為原告,宜臨帝旺長生。(占訟以世為原告,應為被告,若被告占以世為自己,應為對頭。應旺世衰,他強我弱;世旺應衰,我強他弱。逢兄遇鬼,雖強理短;臨財持福,雖弱理長。)

小事肯んじて忍讓せざれば、必ず長を爭い短を論ずるに至る。大虧を吃し屈を受けて、また豈能く冤を申べ枉を訴へざらんや。輸贏を斷ずるには、須らく世應兩爻を細看す。卦裡の世應は、就中狀紙上の原告と被告なり。こ の兩爻を看れば、兩邊の勝負便ち知る。應爻是れ對頭にして、最も它の休囚死絶を好む。世爻是れ原告にして、最も它の帝旺長生に臨むを宜とす。訟を占するに世を以て原告と爲し・應を以て被告と爲す。もし被告來りて占せば、それすなわち世を以て自己と爲し・應を以て對頭と爲す。應旺にして世衰なれば、是れ他强く我弱し。世旺にして應衰なれば、是れ我强く他弱し。ただし還は須らく理曲理直を分かつべし。爻上兄弟に逢い・官鬼に遇うは、勢力强なると雖も理虧り。爻上妻財に臨み・子孫を持するは、勢力弱なると雖も理直し。

相剋相沖,乃是欺凌之象;(世爻刑剋應爻,未必我勝,乃是欺我之象,必得鬼克應爻,方為我勝;應爻刑剋世爻,未必他勝,乃是欺他之象,必須鬼克世爻,方為他勝。世應遇三刑六害六沖,兩爻俱動者,是鷸蚌相持之勢,兩不相讓之象。)相生相合,終成和好之情。(世應生合,原被有和釋之意。世生應,我欲求和;應生世,他欲求和。世應雖生合而變爻刑沖者;口和心不和也;世應雖沖剋而變爻相合者,始不和,而終和也。生中帶刑合中帶克,而動空化空者,俱是假意言和,未嘗信任之也。)

彼此相克相冲するは、あれは互相欺凌の象なり。世爻往きて應爻を刑克するは、未だ必ずしも我が贏うに非ず。あれ不過彼此相欺の象のみ。必ず須らく官鬼往きて應爻を克して、こそ我勝ちと算す。應爻來りて世爻を刑克するも、もまた未だ必ずしも他が贏うに非ず、同じくただ相欺のみ。必ず須らく官鬼往きて世爻を克して、こそ他勝ちと算す。もし世應の間三刑・六害・六冲に遇い、しかも兩爻皆發動せば、それすなわち鷸蚌相持ち・兩々讓らざるの局面なり。彼此相生相合するは、終究言を歸じて好しと爲すべし。世應相生相合するは、原告被告皆和解の意あり。世往きて應を生ずるは、是れ我和を求めんと想う。應來りて世を生ずるは、是れ他和を求めんと想う。世應相生相合すると雖も、しかして變爻卻って來りて刑冲するは、あれは口頭和して心裡和せざるなり。世應相冲相克すると雖も、しかして變爻卻って相合するは、あれは起初和せず・終に和解するなり。もし生中刑を帶び・合中克を帶び、あるいは動じて空に落ち・空亡に化入するは、あれ皆是れ假意和を講ずるにして、其實並に當眞に爲さざるなり。

世應比和官鬼動,恐公家捉打官司;(世應比和亦是和解之象,卦無財或落空,是財用不給而欲和也,但得子動月建日辰不相刑剋,必成和好;若世應生合比和而官鬼卻動者,主官府捉打官司不依和議,鬼爻休囚是主詞人刁蹬,若有制終成和議。)卦爻安靜子孫興,喜親友勸和公事。(世應生合比和,而六爻安靜者,不勸自和。世應雖不生合,而子孫發動者,必有勸和之人和釋兩邊也,與世同宮及世爻化出是我親友;與應同宮及應爻化出,是彼親友;在間爻則是中證人也。若被世應動克,或鬼旺福衰,雖或勸和不能依允,卦無子孫及落空亡,必然無人兜留。)

世應比和して官鬼卻って發動するは、ただ官府仍お人を拘へて案を問ふを怕る。世應比和もまた和解の象なり。もし卦中財なくあるいは財落空せば、那は錢用足らざるが因りて和を解せんと想うなり。ただ子孫發動して、しかして月建・日辰また來りて刑克せざれば、必ず能く和を講ず。然るにもし世應生合比和すると雖も、官鬼偏偏發動せば、それすなわち官府舊のごとく人を拿りて案を問ひ、雙方の和議を理會せざるを主る。官鬼もし休囚なれば、あれ不過原告一方の刁難にして、ただ它別に制伏あれば、終究還は能く和解す。六爻安靜にして子孫興旺なれば、喜ぶは親友ありて出面してこ の場の官司を勸和するに在り。世應相生相合あるいは比和して、しかして六爻また皆安靜なれば、それすなわち人の勸を必ぜず・自然和解す。世應生合せずと雖も、ただ子孫發動すれば、もまた必ず人ありて出來て兩邊を勸和せん。こ の和を勸むるの人:世爻と宮を同じくし・あるいは世爻に由りて化出せるは、是れ我のこちら側の親友なり。應爻と宮を同じくし・あるいは應爻に由りて化出せるは、是れ對方の親友なり。間爻に落つるは、就中中人證人なり。もしこ の一爻世應發動して來りて克せられ、あるいは官鬼旺にして子孫衰なれば、則ち縱い人ありて勸めとももまた攏るを勸め得ず。卦中もし子孫なく、あるいは子孫空亡に落つれば、それすなわち根本に人なくして出面して攔擋す。

世空則我欲息爭,(世空我欲息爭,應空他欲息爭,世應俱空,兩願消散未成訟。世空告不成,應空事無頭緒。初告狀世空,必有悔心或遇變故,官司不理;應空到頭走閃,不成訟。世空恐無主意,不能取勝;應空人不能齊或對頭躲閃,不能結訟。)應動則他多機變。(世動我必使心有謀,若化鬼或化兄,回頭刑剋反為失計;應動他有謀略加月建,必有貴人倚靠,反傷世必致大禍,宜世空避之則吉。)

世爻落空するは、是れ我事を息め人を寧んずるを想うなり。世空は是れ我罷手せんと想い、應空は是れ他罷手せんと想う。世應皆空なれば、兩下皆散伙を願いて、官司打ち起る能わず。世空なれば則ち狀告成らず、應空なれば則ち事情頭緒なし。まさに狀を告げんとすに世爻落空せば、必ず是れ自己悔心を起し、あるいは中途變故出でて、衙門受理せず。應爻落空するは、則ち到頭來對方躲開して、訟もまた打ち成らず。世空は還は自己主意なくして贏う能わざるを怕る。應空は則ち人齊ひを湊らず、あるいは對頭躲藏して、案子結ふ能わず。應爻發動するは、是れ他心眼多く・變化快きなり。世爻發動するは、是れ我心思を動かし・計謀を使うなり。然るに它もし官鬼あるいは兄弟を化じ出して回頭して來りて我を刑克せば、反って是れ巧を弄して拙を成すなり。應爻發動するは、是れ對方謀略あり。它再び月建を加えれば、それすなわち必ず貴人ありて倚仗すべし。もし反って世爻を傷れば、我必ず大禍に遭う——こ の時最も世爻落空して躲開してこそ吉なり。

間傷世位,須防硬證同謀;鬼克間爻,且喜有司明見。(間爻為中證人,生世合世必然向我;生應合應則必向他。與世沖剋,與我有仇;與應沖剋,與彼有隙。若旺爻生應,衰爻合世,是助彼者有力,助我者無功;或靜生應動克世,是向彼者雖不上前,怪我者偏來出頭也。若沖剋之爻反去生應合應或與應爻比和,須防彼與中證人同謀陷害;若得鬼爻剋制或被日辰沖散合住,是官府不聽其言,我得無事。間爻若受三刑六害沖剋,中證必遭杖責。)

間爻世位を傷れば、就中對方の硬證と串通して陷害せんを防ぐを要す。官鬼往きて間爻を克するは、倒れて喜ぶは官府明察するに在り。間爻は中人と證人とを代表す。它世を生じ世に合せば、必然我に向着く。應を生じ應に合せば、必然對方に向着く。世と冲克するは、是れ我と仇あり。應と冲克するは、是れ對方と隙あり。もし旺相の間爻往きて應を生じ・衰弱の間爻來りて世に合するは、それすなわち對方を幫する有力にして・我を幫する功なし。もし靜のあの個應を生じ・動のあの個世を克するは、それすなわち對方に向着くは還は肯んじて頭を出ださずして、しかして我を恨む偏に出面せんと要す。倘若來りて我を冲克するのあの一爻反って過ぎて應爻を生合し、あるいは應爻と比和せば、就中對方の證人と合謀して我を陷害せんを防ぐを要す。こ の時もし官鬼のそれを克制するを得、あるいは日辰に冲散・合住せらるれば、それすなわち官府他的話を聽かざるにして、我可以に事なし。間爻もし三刑・六害あるいは冲克を受くれば、あの中人證人必要板子を挨がん。

身乃根因事體,空則情虛;(卦身一爻,乃詞訟根由,旺則事大,衰則事小,動則事急,靜則事緩。空亡不出現,皆是虛捏事故,飛伏俱無毫釐不實,旺相空亡一半真假。要知為何起訟,以所臨六親斷之,如臨父母,是田房樹木或為尊長起訟;臨兄爭財鬥毆,門戶役事或為兄弟朋友起訟;臨子是漁獵六畜僧道醫藥卑幼起訟;臨財,是婚姻財物妻妾奴僕起訟;臨宮,是撇青放火人命賊盜官災或功名徭役起訟。婦人占必為夫事,若臨螣蛇則是被人牽連之事,持世切己事,臨應他人事。)父為案卷文書,伏須未就。(卦無父,案卷未成;父母旺空,文書未就;休囚空亡,其事不成。如帶刑爻或臨敗病,必多破綻,化財亦然;化兄還欠筆削;死墓衰絕,皆不濟事。若被月建太歲沖剋,上司必要駁;太歲月建作合,上司必吊卷;有沖散或克破,皆不依允。)

卦身は訟事の根由と事體とを代表して、它一たび落空せば、案情就中虛なり。卦身のこ の一爻是れ官司の起因にして:旺なれば則ち事大に、衰なれば則ち事小に、動すれば則ち事急に、靜なれば則ち事緩なり。它空亡に落ちあるいは出現せざるは、皆是れ捏造出來せるの事由なり。飛神伏神を連ねても尋見せざれば、それすなわち一絲一毫も皆實在せず。もし旺相にして落空せば、就中眞假各半なり。何に因りて訟を起すかを知らんと要せば、就中它の何の六親に臨むかを看る。父母に臨めば、是れ田地房屋樹木の爲に、あるいは尊長の爲に訟す。兄弟に臨めば、是れ財を爭い鬪毆し・門戶差役し、あるいは兄弟朋友の爲に訟す。子孫に臨めば、是れ漁獵・六畜・僧道・醫藥あるいは晚輩の事の爲に訟す。妻財に臨めば、是れ婚姻・財物・妻妾奴婢の爲に訟す。官鬼に臨めば、是れ火を縱ば・人命・盜賊・官災あるいは功名徭役の爲に訟す。婦人來りて占せば、必ず是れ丈夫の事の爲なり。もし卦身「螣蛇」に臨めば、あれは人に牽連せられて進み入れるなり。卦身世を持するは、是れ切身の事なり。應に臨めば、是れ別人の事なり。父母は案卷文書を代表して、它隱伏するは就中卷宗還は未だ辦り成らざるを說明す。卦中父母なければ、案卷未成らず。父母旺にして落空すれば、文書未だ就らず。父母休囚にしてまた空亡に落つれば、こ の案子辦り成らず。它もし刑爻を帶び、あるいは沐浴・病爻に臨めば、卷宗必ず多く破綻あり。財爻を化じ出づるも一樣なり。兄弟を化じ出づれば、則ち還は刪改潤色を欠く。死・墓・衰・絶に落つるは、皆中用ならず。父母もし月建・太歲に冲克せられれば、上司必要駁回せん。太歲・月建に相合せられれば、上司必要卷を調せん。もし冲散せられあるいは克破せられれば、則ち一概に准せず。

鬼作問官克應,則他遭杖責;(官為聽訟官,克世我遭責,訟必他勝;克應他遭責,訟必我勝。世應俱被傷,原被皆受責,若鬼爻雖刑剋,而文書卻有情杖責,須有罪名則無。)日為書吏傷身,則我受刑名。(日辰能救事,能壞事,原被皆要此爻有情,則必有人看顧。若臨庭爭訟,則當以此爻為書吏,吏合世爻於我有益;生合應爻於彼有益。沖剋應沖壞彼事,沖剋世沖壞我事。又如鬼動克世而得日辰剋制,沖散合住者,是官府有怒於我,卻得傍人一言解之,而得寬宥也。)

官鬼は案を問ふの官員を代表して、它往きて應爻を克するは、それすなわち對方板子を挨ぐなり。官鬼是れ案を審するの官にして:它世爻を克せば、我責を受けて、官司必ず是れ他贏う。它應爻を克せば、他責を受けて、官司必ず是れ我贏う。世應皆它に傷せられれば、原告被告一齊に責を受く。ただし官鬼來りて刑克すると雖も、もし文書の爻我に對して情あれば、則ち板子を挨ぐと雖も、罪名倒れて未だ必ずしも成立せず。日辰は衙門書吏を代表して、它來りて卦身を傷れば、我就中官刑を吃せん。日辰既に能く事を救い能く事を壞す。原告被告皆它に情あるを要して、こそ人ありて照應あらん。もし已に公堂に到りて簿に對せば、就中當にこ の一爻を拿りて書吏と當てて看るべし。它世爻に合せば、我に於て益あり。應爻を生合せば、對方に於て益あり。應爻を冲克するは、是れ他的事を冲壞せり。世爻を冲克するは、是れ我的事を冲壞せり。再如官鬼發動して來りて世を克するに、しかして日辰のそれを克制・冲散あるいは合住するを得れば、それすなわち官府本本來我を惱みて、幸に傍人の一句話の和を說くを得て、こそ寬に從うを得。

逢財,則理直氣壯;(占訟以財為理,臨世我有理;臨應他有理。臨世而休囚死絕,我雖懦怯,有濟;臨應而鬼來刑害,彼雖有理,而官府不聽,若遇兄則主不能分辨。如占下狀,則財為忌爻,或發動,或持世,或值日辰,或帶月建皆主不成。)遇兄,則財散人離。(兄弟,破敗耗散之神,若在身世爻上,事必干眾,動則廣費資財,更化兄或加白虎,必主傾家蕩產,財散人離,臨應爻則以彼斷之。)

爻上財に逢えば、就中理直く氣壯なり。訟を占するに財爻を以て道理を代表す。它世に臨めば、是れ我理あり。應に臨めば、是れ他理あり。財爻世に臨みて休囚死絶すれば、我怯懦なりと雖も、事情終歸救いあり。財爻應に臨みて官鬼また來りてそれを刑害せば、對方理あると雖も、官府もまた聽かず。もし兄弟に逢えば、就中辯白淸からざるを主る。ただしもし占する所は狀子を遞するのこ の件事なれば、財爻反って忌神と成る。它あるいは發動し・あるいは世を持し・あるいは日辰に値り・あるいは月建を帶ぶるは、皆狀子遞り成らざるを主る。爻上兄弟に遇えば、就中財散じ人離る。兄弟是れ破敗耗散の神にして:它卦身・世爻上に落つれば、こ の案子必ず一大群の人を牽連す。它一たび發動せば、就中大きく錢財を破せん。もし再び兄弟を化じ出しあるいは「白虎」を加えれば、必ず家を傾け產を蕩し・財散じ人離るを主る。它もし應爻に臨めば、就中對方のあの邊に照らしてかくのごとく斷ず。

世入墓爻,難免獄囚之繫;(世爻入墓化墓,或臨鬼,墓卦象凶者,必有牢獄之禍。墓爻衰弱,是箍禁籠中,臨白虎在獄有病;自空化空,死於獄中。)官逢太歲,必非州縣之詞。(鬼在本宮內卦,本州本縣詞,本宮外卦,事在本府,第五爻撫按三司、六爻事干省部。外宮外卦必發於外縣他州,宮問官逢太歲,必干朝廷,逢月建必涉臺憲。)

世爻墓中に落進すれば、就中牢獄の災を免れ難し。世爻墓に入りあるいは墓を化し、あるいは官鬼の墓に臨着して、しかして卦象また凶なれば、必ず牢獄の禍あり。墓爻もし衰弱なれば、あれ是れ囚籠裡に扣在せらるるなり。再び「白虎」に臨めば、就中獄中に於て病を生ぜしなり。もし世爻無故に自ら空しあるいは空亡に化入せば、それすなわち須らく獄中に死せん。官鬼太歲に逢着するは、こ の案子必ず是れ州縣の了す能くするに非ず。官鬼本宮内卦に在れば、是れ本州本縣の案子なり。本宮外卦に在れば、事情本府に到らん。第五爻に落つれば、巡撫・巡按と三司とを牽涉す。第六爻に落つれば、事情省部に干連す。もし它外宮外卦に在れば、案子必ず外縣他州に發せん。官鬼太歲に逢えば、必ず朝廷を牽動す。月建に逢えば、必ず臺諫憲司を牽涉す。

內外有官,事涉一司終不了。(官不上卦,無官主張。內外有官權不歸一,主事體反覆必經兩司然後了事,不然則有舊事再發,或被他人又告。官化官亦然,空則勿斷。)上下有父,同興兩度始能成。(官父二爻不宜重見,主有轉變不定之象,其事必主纏綿,率難了結。如占告狀,遇有此象,再告方成。若月日動變,諸爻俱帶文書,重疊太過者,雖告數次亦不能成。)

内卦外卦皆官鬼あるは、案子ただ一個の衙門を經て終究了する能わず。官鬼もし卦に上らざれば、就中官なくしてこ の件事を主持す。内外皆官鬼あるは、權柄一處に歸せずして、事情反覆を主り、必ず須らく兩處の衙門を經過してこそ了結する能し。然らざれば就中舊案重提にして、あるいは另に別人に由りて再び一狀を告げらる。官鬼が官鬼を化するも、一樣なり。もし它空亡に落つれば、就中かくのごとく斷ぜず。上下皆父母あるは、非か兩次訟を興さざれば辦り成る能わず。官鬼・父母のこ の兩爻皆重複して出現するを宜とせず。一たび重出せば就中反覆定まらざるの象ありて、事情必然纏綿して結び難し。もし占する所是れ狀を告ぐるなれば、こ の種の象に遇上して、須らく再び一たび告げてこそ成れ。倘若月建・日辰・動爻・變爻各處皆文書を帶びて、重疊するを太く得れば、則ち幾次告げ上ぐとももまた辦り成らず。

官父兩強,詞狀表章皆准理;妻財一動,申呈訴告總徒勞。(凡欲上表申奏,申呈告訴等事,皆要官父兩全,有氣不空,則准理;缺一便不成,最怕財動則傷父,必不可成,若父雖旺相,財爻持世,或父動化財,皆主詞理未善,宜更改可成。卦無財爻月建日辰帶財,亦不能成。)父旺官衰,雀角鼠牙之訟;(父旺相官休囚,詞狀幞頭雖大事實細,故乃鼠才雀角之訟。父旺官空或有父無官,主同狀雖善,官府印不放告受詞。)

官鬼と父母と兩樣皆强ければ、狀紙奏章皆能く理を准せらる。妻財一たび發動せば、呈文控告全是れ白費なり。凡そ表を上げて事を奏し・呈を遞して控告するの一類は、皆須らく官鬼・父母兩樣齊全にして、氣ありて落空せざれば、こそ理を准せらる。一樣を缺けば就中辦り成らず。最も財爻發動して往きて父母を傷るを怕る。それすなわち必定成らず。もし父母旺相なると雖も、しかして財爻世を持し、あるいは父母發動して財爻を化じ出づれば、皆狀詞の道理周全ならざるを主り、改め過ぎてのちこそ成れ。卦中財爻なきと雖も、可なり月建・日辰財を帶ぶれば、同じく辦り成らず。父母旺にして官鬼衰なるは、あれ是れ雀角鼠牙の小官司なり。父母旺相にして官鬼休囚なれば、狀紙寫きて堂皇なるも、事情其實細小なり。ゆえに是れ鼠牙雀角の訟と說く。もし父母旺にして官鬼落空し、あるいは父母ありて官鬼なければ、それすなわち狀子寫きて好しと雖も、衙門卻って印を封じて告を放さず・詞を受けず。

變衰動旺,虎頭蛇尾之人。(凡世應旺動,是有併吞六國之勢,若變入死墓空絕,乃先強後弱,虎頭蛇尾之象。應以彼言,世以己言斷之。)世若逢生,當有貴人倚靠;應衰無助,必無奸惡刁唆。(世爻衰弱,遇月建日辰,動爻生合,必有貴人扶持,彼亦無可奈何。應爻遇之,是彼有人扶持,我亦不能制勝於彼也。間爻生合,可得中證人力。鬼生合,得官府中人力也。)無合無生,縱旺何殊獨腳虎;有刑有克,逢空當效縮頭龜。(應爻旺動,若無一點生合者,彼雖剛強有謀,乃是獨腳之虎,不足畏也。世無生合,是我一孤無助,若遇月日動變,刑剋世爻,其象最凶。得世在空爻,謂空避,如訟未成,不告為上,若已成訟,當效縮頭之龜,勿與對理可也,否則必遭罪責。應逢刑剋而避空者,是彼有躲避之計,我亦不能施其謀也。)

本爻旺動して變爻轉じて衰なるは、あれ是れ虎頭蛇尾の人なり。凡そ世應旺相にして發動するは、本來六國を併吞するの氣勢あり。然るに它一たび死・墓・空・絶に變入すれば、就中先强後弱・虎頭蛇尾の象と成る。應爻かくのごときは就中對方に按じて論じ、世爻かくのごときは就中自己に按じて論ず。世爻もし生に逢えば、就中貴人ありて倚靠すべし。應爻衰弱にして援なければ、也また姦惡の人なくして來りて教唆す。世爻衰弱なると雖も、もし月建・日辰あるいは動爻の生合に遇えば、必ず貴人ありて扶持して、對方もまた我を奈何する能わず。應爻こ の種の生合に遇上するは、あれ是れ他人ありて腰を撑ふるにして、我もまた他に勝過する能わず。もし是れ間爻來りて生合するは、中人證人の力を得る可し。もし是れ官鬼來りて生合するは、あれ是れ官府裡の人の照應を得たるなり。既に合なくまた生なくして、爻再び旺なるも不過一隻の獨脚虎のみ。既に刑ありまた克あれば、それすなわち當に空に趁りて落ちて頭を縮めたる龜と成るべし。應爻旺にして動ずると雖も、もし一點の生合もなければ、對方剛强にして謀あると雖も、不過一隻の獨脚の老虎のみ、懼るるに足らず。反して世爻生なく合なければ、あれ是れ我孤立して援なし。もし再び月建・日辰・動爻・變爻來りて世爻を刑克するに遇えば、あれ是最も凶の象なり。こ の時もし世爻恰も空爻に落つれば、就中空避と叫ぶ。官司還は未だ打ち起らざれば、最も告げざるを好む。已に打ち起りたれば、就中當に頭を縮めたる烏龜を學びて、索性に對質せざるべし。否ざれば必ず罪責に遭う。もし是れ應爻刑克を遭えて空亡に躲進するは、あれ是れ對方躲避の計ありて、我の謀算もまた施展し開く能わず。

兄在間中,事必干眾;(兄弟在間爻,詞內干犯牽連眾多,動則中證人貪索賄賂,沖剋應爻索彼之財物也;兄弟逢空,事雖干眾,到官者少,化官傷世,若不用財買囑他人,必被其害。)父臨應上,彼欲興詞。(父母為文書,臨世我欲告理,臨應他欲申訴。動則事已行矣,化入死墓空絕,必不成事。若逢合住剋制,必有阻留者。)

兄弟間爻に落つれば、こ の案子必ず一大群の人を牽連す。兄弟間爻に在れば、狀詞裡牽連するの人必ず多し。它一たび發動せば、就中中人證人賄賂を貪要す。它もし應爻を冲克せば、あれ是れ對方に向かいて財物を索取す。兄弟もし空に逢えば、牽連する人多しと雖も、眞に官に到るは卻って少なし。もし它官鬼を化じ出して來りて世爻を傷れば、則ち錢を拿りて往きて打点し別人を買通せざれば、必ず人に害せられん。父母應爻上に臨むは、是れ對方狀を告げんと想うなり。父母は文書を代表す。它世に臨めば、是れ我理を告げんと往かんと要す。應に臨めば、是れ他申訴せんと往かんと要す。它一たび發動せば、狀子已に遞し了れりを說明す。もし死・墓・空・絶に化入せば、それすなわち告げ成らず。もし它合住せられあるいは克制せられれば、必ず人ありて中より阻攔して扣留せん。

父動而官化福爻,事將成而偶逢兜勸;父空而身臨刑殺,詞未準而先被笞刑。(凡占告訴,遇官父兩動,其事可成,若父化子傷克官,或官化子刑沖父,必主身到公門將投詞而有人兜勸。若父化空亡,墓絕,官鬼刑剋世爻,或帶自刑,或被日辰沖剋,告狀且不准,先遭杖責也。若官父皆旺,而有此象,雖被杖責,事必可成。)妻動生官,須用資財囑託;(父母有氣,不帶刑害,不臨敗病,不被沖剋,則詞理中式,事必可成。若鬼休囚死絕,亦難准理,遇有財動生扶,可用資財謀干,然後有望。若訟已成,卦有此象,必須用財囑託官吏,姑待鬼爻生旺月日,方能成事。更遇子孫發動,仍復無氣,雖費資財,亦無所益。)

父母發動して官鬼が子孫を化じ出づれば、事情眼看成らんとするに卻って偏に人の來りて勸攔するに遇う。父母落空して卦身また刑殺に臨むは、狀子還は未だ准ぜざるに先に板子を挨ぎ了れり。凡そ狀を告ぐるを占するに、官鬼・父母兩爻皆動せば、事情成る可し。然るにもし父母が子孫を化じ出して往きて官鬼を傷克し、あるいは官鬼が子孫を化じ出して往きて父母を刑冲せば、必ず人已に衙門口に到りて・まさに狀を投げんとするに、卻って人ありて出來て勸阻せんを主る。もし父母空亡あるいは墓絶に化入して、しかして官鬼また世爻を刑克し、あるいは世爻自刑を帶び、あるいは日辰に冲克せられれば、それすなわち狀子准ぜられず、反って先に一頓の杖責を挨ぐ。ただしもし官・父兩爻皆旺にしてこ の種の象あれば、則ち板子を挨ぎ了れたると雖も、事情終究還は能く辦り成らん。財爻發動して往きて官鬼を生ずるは、就中須らく錢を花して人を托して打点せんことを要す。父母氣ありて、刑害を帶びず・沐浴病爻に臨まず・もまた冲克せられざれば、則ち狀詞式に合して、事情必ず成る。もし官鬼休囚死絶なれば、狀子もまた理を准せられ難し。こ の時財爻發動して來りてそれを生扶するに遇えば、就中可以に錢を花して往きて幹を謀りて、然るのちこそ指望あらん。もし官司已に打ち起りて卦こ の象あれば、就中必ず須らく錢を拿りて往きて官吏を囑託して、再び官鬼生旺の月日を等して、こそ了結する能し。倘若また子孫發動に遇いて、官鬼仍舊氣なければ、則ち錢花了せるももまた用なし。

世興變鬼,必因官訟亡身。(世持鬼我失理,應持官他失理。世變鬼,恐因官事而喪命;應變鬼,以彼斷之,無故自空,亦有大難。若世臨鬼爻,克應或應臨鬼克世,主兩邊俱有罪責,鬼在世我做招頭,鬼在應他做招頭也。)子在身邊,到底不能結證;官伏世下,訟根猶未芟除。(卦身臨福德,其事必不見底,出現發動,隨即消散。若占散事得子動或世空,皆吉。惟怕本宮鬼伏世下,則訟根常在,目下雖不成訟,至官旺相月日,仍舊舉發也。)

世爻興動して官鬼を變じ出づれば、ただ怕るこ の場の官司に因りて命を送らんことを。世爻官鬼を持するは、是れ我理虧り。應爻官鬼を持するは、是れ他理虧り。世爻が官鬼を變じ出づれば、恐怕官司に因りて命を喪せん。應爻が官鬼を變じ出づれば、就中對方に按じて往きて斷ず。世爻もし無故に自ら空亡に落つれば、もまた大難あり。もし世爻官鬼に臨みて往きて應を克し、あるいは應爻官鬼に臨みて來りて世を克せば、それすなわち兩邊皆罪責あるを主る。官鬼世に在れば、是れ我首告たるの出頭人を當る。官鬼應に在れば、是れ他出頭人を當る。子孫卦身の旁邊に在れば、こ の案子到底案を結ぶ能わず。卦身孫子孫に臨めば、事情必然下文なし。子孫出現して發動せば、官司隨即消散す。もし占する所まさに事情を了結せんと要するなれば、子孫發動あるいは世爻落空を得れば、皆吉と算す。ただ怕る本宮の官鬼世爻の下に伏するは、則ち訟根始終未だ除かず。眼下打ち起る能わずと雖も、官鬼旺相の月日に到れば、舊のごとく還は發作せん。

墓逢日德刑沖,目下即當出獄;歲掣福神生合,獄中必遇天恩。(世墓鬼墓爻動,皆是入獄之象,若得日辰刑沖剋破,目下即當出獄,不久禁錮也。在獄占卜,最喜太歲生合世爻,主有天恩赦宥,月建生合,上司審出,日辰生合,有司饒恕,父母生合必須申訴而後獲免也。)若問罪名,須詳官鬼;(凡卜罪名輕重,以鬼爻定之。旺則罪重,衰則罪輕。帶刑加白虎旺動克世金,受極刑,火主充軍,木主笞杖,水土徒罪,須以衰旺有制無制斷之,不可執滯。)

墓爻もし日辰の德神に刑冲せられれば、眼下就中當に獄を出づべし。太歲子孫を牽動して來りて生合するは、獄中必ず天恩を蒙らん。世爻の墓・官鬼の墓もし發動せば、皆是れ獄に入るの象なり。もし日辰の來りて刑し・來りて冲し・來りて克破するを得れば、眼下能く獄を出で、關ること久しからず。獄中に於て課を起すは、最も太歲の來りて世爻を生合するを喜ぶ。天恩赦免を蒙るを主る。月建生合は、是れ上司提審してのち放出す。日辰生合は、是れ本管官府の寬宥なり。父母生合は、則ち須らく先に申訴狀を遞して然るのちこそ免を得。もし甚麽の罪名を定むるを問はば、須らく官鬼を細看す。凡そ罪名輕重を斷ずるに、皆官鬼を以て定む。旺なれば則ち罪重く、衰なれば則ち罪輕し。它刑を帶びてまた「白虎」を加えて旺動して來りて世を克するは:金に屬すれば極刑に處するを主り、火に屬すれば軍に充るを主り、木に屬すれば笞杖を主り、水に屬し土に屬すれば徒刑を主る。還は須らく它の衰旺および制有り制無しに按じて往きて斷じて、拘執すべからず。

要知消散,當看子孫。(要知消散日期,若福動鬼靜,以子孫生旺月日斷;鬼動福靜以官墓月日斷。二爻俱靜,若鬼旺福衰,以鬼爻墓絕日斷;福旺鬼衰以沖動福爻日斷。二爻俱動,若福有制伏,則看鬼爻;鬼有制伏,則看制伏之爻。見官日期,專看鬼爻;出獄日期則看破墓月日,或生合世爻月日。)卦象既成,勝負瞭然明白;訟庭一剖,是非判若昭彰。

官司何時に了結するかを知らんと要せば、就中當に子孫を看るべし。消散日期を定むるに幾條あり。子孫動して官鬼靜なれば、子孫生旺の月日を取る。官鬼動して子孫靜なれば、官鬼墓に入るの月日を取る。兩爻皆靜の時、官鬼旺にして子孫衰なれば、官鬼墓に入り・絶に到るの日を取る。子孫旺にして官鬼衰なれば、子孫を冲動するの日を取る。兩爻皆動の時、もし子孫別に制伏あれば、就中改めて官鬼を看る。もし官鬼別に制伏あれば、就中它を制伏するのあの一爻を看る。堂を過ぎて官を見るの日期に至っては、專ら官鬼爻を看る。獄を出づるの日期は、則ち墓庫を冲破するの月日を看、あるいは世爻を生合するの月日を看る。卦象一たび排定すれば、勝負就中一目瞭然なり。公堂上一たび剖斷を經れば、是非もまた昭然として分明なり。

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