Libo

求財

明 · 刘基 · 第7巻 / 10

作盤ガイド: 八字作盤

居貨曰賈,行貨曰商。總為資生之計,蓍所以筮,龜所以卜,莫非就利之謀,要問吉凶,但看財福。(財為利息,福為財源,二者占財用神。)

貨物を囤積して坐して買主を待つを賈と叫び、貨物を販運して四方を走るを商と叫ぶ。兩者皆不過生を謀るの打算なり。蓍草を用いて筮を起し・龜甲を用いて卜を行うも、もまた非か利を求むるの算計のみ。その中の吉凶を問わんと要せば、ただ「妻財」と「子孫」の兩爻を看る。財爻は得る所の利息を代表し、子孫は財を生ずるの源頭を代表す。こ の兩者すなわち財を占するの用神なり。

財旺福興,無問公私皆稱意;財空福絕,不拘營運總違心。(凡遇財爻旺相,子孫發動,便是吉卦,不拘公私,財皆得稱意。二者若財空,爻或臨墓絕,即是凶卦,不拘作何買賣,皆違心願也。)

財爻旺相にして子孫興動すれば、公家の錢を論ずるも私己の錢を論ずるも皆能く心を稱す。財爻落空して子孫落絶すれば、何の營生を做るを論ずるも皆意を遂げず。およそ財爻旺相にして・子孫また發動せば、便ち吉卦にして、公私兩途財を取る皆心意に合す。これに反して、財爻落空し、あるいは財・福二爻墓絶の地に落つれば、それすなわち凶卦にして、哪一行の買賣を做るを論ずるも、皆事願と違いせんと要す。

有福無財,兄弟交重偏有望;(財為用神,而不上卦,必無可望,若得兄弟發動,無財可劫則反生扶福德,財源有氣,仍舊有望,但主遲滯耳。兄動而財空,謂之避空,過旬生旺日,財亦可得。財若不空不伏而遇兄劫,則為下卦。)有財無福,官爻發動亦堪求。(子孫藏伏,財無生氣,一遇兄弟便被劫盡。須得卦有官動,或日辰是鬼剋制兄爻,則用神無損,亦可求謀。卦有子孫而官鬼動,則有阻節,反不易矣,此象鬼爻生旺日得財。)

子孫ありて財爻なければ、兄弟交重發動するも反って望あり。財は用神にして、它卦に上らざれば本本來指望すべきなし。然るにもし兄弟發動せば、劫くべき財なく、就中轉じて往きて子孫を生扶す。財源氣を得て、依然として望ありて、ただ來ること些か遲し。もし兄弟發動して財爻まさに空に落つれば、あれを避空と叫び、こ の一旬を出で・財爻生旺の日に到れば照樣財を得。倘若財爻既に空ならず又伏せずして、卻って兄弟に劫奪せられれば、あれこそ下等の卦なり。財爻ありて子孫なければ、官鬼發動するも還は求めうる。子孫隱伏すれば、財就中生氣なく、一たび兄弟に遇えば便ち劫き盡さる。この時必ず須らく卦中官鬼發動あり、あるいは日辰就中官鬼にして來りて兄弟を克制してこそ、用神損を受けず、もまた還は謀求しうる。反して、卦中本より子孫ありて官鬼發動せば、あれすなわち阻礙ありて、反って容易ならず。こ の種の卦象は須らく官鬼生旺の日に到りてこそ財を得。

財福俱無,何異守株而待兔?(財福二爻占財,主象有財無福,財必有限,有福無財,財必不實;財福俱無,焉能有望?守株待兔喻妄想也,空亡亦然。)父兄皆動,無殊緣木以求魚。(父母為絕源殺,兄弟為劫財神,二者發動,財福俱傷。用神既損,求之必如緣木求魚,必不可得。父化兄,兄化父亦然。)

財・福兩樣皆なければ、あれ樹樁を守りて兎を待つと何の兩樣あらん。財・福二爻は財を占するの主象なり。財ありて福なければ、財必ず限りあり。福ありて財なければ、財必ず實ならず。兩樣全く無ければ、何處に還は指望あらん。株を守り兎を待つはまさに妄想を比喻す。兩爻空亡に落つるも、情形一樣なり。父母と兄弟と一齊に發動するは、あれさらに樹上に爬到して魚を捉えんとするに異ならざるなり。父母は財源を斷絶するの凶殺にして、兄弟は財物を劫奪するの神なり。こ の兩爻一たび動けば、子孫と妻財と雙雙傷を受け、用神既に損壞せられて、再び往きて財を求むれば縁木して魚を求むるがごとく、斷じて得る可からず。父母が兄弟を化し・兄弟が父母を化するも、もまた一樣なり。

月帶財神,卦雖無而月中必有;(月建為提綱,若帶財爻得時有氣,縱遇兄弟衰不敵旺,必主財利厚。雖卦中無財,月中必然有,得出現尤妙。)日傷妻位,財雖旺而當日應無。(財爻旺相生合持世,乃是必得之象,若被日辰剋制,其財縱現,必然無有,須過此日,然後有得。)

月建が財神を帶ぶれば、卦中財なしと雖も、こ の個月裡必然あり。月建は一卦の提綱なり。它もし財爻を帶びて令に當り氣あれば、縱い兄弟ありて來りて劫くとも、兄弟衰弱にして旺相の月建に敵する能わず。必ず財利豐厚を主る。ゆえに卦中財を見ずと雖も、こ の個月内總じて歸りて有らん。もし財爻同時にまた卦上に出現せば、それすなわちさらに妙なり。日辰が妻財の位を傷れば、財縱い旺相なるとも、當天もまた拿るに到らず。財爻旺相にして來りて世爻を生合しあるいは世を持するは、本本來必得の象なり。然るに它もし日辰に克制せられれば、こ の財縱い眼前に擺るとも手に到らず。須らくこ の一天を過ぎてこそ得る所有らん。

多財反覆,必須墓庫以收藏;(卦中財只一位,有氣不空,生合持世皆美。若三五重太過,其財反覆難求,必須卦中有財庫爻發動,謂財有庫藏,必得厚利。財化財,亦主反覆不定。)無鬼分爭,又怕交重而阻滯。(無鬼之卦,兄必專權,財雖有氣,亦多虛耗。兄更發動,必有爭奪買賣,分散財物之患。然雖不可無官,又不宜動,動則必有阻隔,若有剋制或被沖散,或被合住,雖阻不妨。)

財爻過多ければ反って反覆不定にして、必ず須らく墓庫ありて收納せんことを要す。卦中財爻ただ一位ありて、氣ありて落空せず、また來りて世爻を生合しあるいは世を持するは、あれ皆好し。もし財爻多くして三五重に到れば、就中太過と算し、錢財反覆して求め難し。この時必ず須らく卦中財の庫爻發動ありて、財庫ありて藏む可く、こそ厚利を得。財爻再び財爻を化じ出づるも、同じく反覆不定を主る。卦中官鬼なければ就中人ありて爭奪せん。然るに官鬼交重發動すればまたそれの滯を阻むを怕る。官鬼なきの卦は、兄弟必然權を獨攬して、財縱い氣あるとも多く虛耗す。兄弟再び一たび發動すれば、必ず人ありて來りて生意を爭奪し・財物を分散せん。ゆえに官鬼はなかるべからざれども、卻ってもまた發動を宜とせず——一たび動けば必ず阻隔を生ず。それ人に克制せられ、あるいは冲散せられ、あるいは合住せられてこそ、則ち阻礙あると雖ももまた妨げなし。

兄如太過,反不克財;(兄弟乃占財忌殺,若有一位旺動,最為不利。若月日動變,俱帶兄弟,重疊太過則不專一,反不克劫,至財爻生旺日可得。)身或兄臨,必難求望。(卦身一爻,占財體統,若持兄弟,不拘作何買賣,問何財物,皆無利益。持世亦然。惟臨財福方為吉兆。臨父主勞祿,若占六畜,血財,則有損失。臨官大利公門求財,餘皆險阻不利。)

兄弟もし太多太過なれば、反って財を克する能わず。兄弟は財を占するの忌神凶殺にして、ただ一位旺にして發動あれば、就中最も不利なり。然るにもし月建・日辰・動爻・變爻統統兄弟を帶びて、重叠太過すれば、力量反って專一ならず、倒れて財爻を克劫し動かず。財爻生旺の日に到れば照樣得うる。卦身もし兄弟に臨めば、就中甚だ指望あり難し。卦身のこ の一爻は財を占するの總體なり。它もし兄弟を持せば、何の買賣を做るを論ずるも・何の財物を問うを論ずるも、皆利益言うべきなし。兄弟持世も一樣なり。ただ卦身妻財・子孫に臨めばこそ吉兆なり。卦身父母に臨むは、勞碌奔波を主る。もし占するは六畜の這類の活財なれば、還は須らく損失あらん。卦身官鬼に臨むは、最も官府衙門裡に於て財を求むるに利あり。別處に用ゐれば則ち險阻多く利ならず。

財來就我,終須易;我去尋財,必是難。(凡遇財爻生合世爻,克世持世,皆謂財來就我,必然易得;若雖動出財爻,而與世爻不相干者,謂我去尋財,必難望也。)身遇旺財,似取囊中之物;世持動弟,如撈水底之針。(世為求財之人,若臨財爻,雖或無氣,亦主易得,旺相更美;若臨兄弟,雖或安靜,亦主難得,發動尤甚。)

財自ら動きて來りて我に就くは、終究容易なり。我往きて財を找するは、必定艱難なり。凡そ財爻世爻を生合し、あるいは世を克し・世を持するは、皆財の來りて我に就くと叫び、必然得ること容易なり。もし卦中動じて財爻を出すと雖も、卻って世爻と毫も相干ならざれば、それすなわち我往きて財を尋ぬるにして、甚だ指望し難し。卦身が旺相の財爻に遇上するは、囊中の物を取るがごとき便當なり。世爻が發動の兄弟を持するは、水底に到りて針を撈るがごとき徒勞なり。世爻は財を求むるの本人を代表す。它もし財爻に臨めば、縱い氣なくとももまた得ること容易を主り、旺相なれば就中さらに好し。它もし兄弟に臨めば、縱い安靜なるとももまた得難きを主り、一たび發動すれば就中さらに難し。

福變財生,滾滾財源不竭;(占財得子孫發動,利必久遠,更化財爻,生合身世,乃綿綿不絕之象,盡求則盡有也,財化子亦妙。)兄連鬼克,紛紛口舌難逃。(兄弟變出官鬼,刑沖剋世,不惟無財,且有口舌。父爻更動,必訟於官,若有救制,庶幾無害。鬼化兄,或兄鬼皆動亦然。朱雀臨兄鬼動變,有口舌。)

子孫が財爻を變出して來りて相生するは、財源就中滾滾として竭きず。財を占して能く子孫發動を得れば、利就中長久なり。它再び財爻を化じ出して來りて卦身・世爻を生合するは、それは綿綿として絶えざるの象にして、多少を求むるに多少あり。財爻が子孫を化じ出づるも、同じく美なり。兄弟が官鬼に連なりて來りて克するは、紛紛たる口舌就中躲掉する能わず。兄弟が官鬼を變出して來りて世を刑冲克するは、財なかるのみならず、還は口舌を惹くを要す。もし父母爻再び發動せば、必定官司を打つに至らん。別に救應制伏あらざれば、こそ勉强害なし。官鬼が兄弟を化し、あるいは兄弟官鬼一齊に發動するも、情形相同なり。もし「朱雀」また兄弟官鬼に臨着して動じて變ずれば、それすなわちさらに口舌あり。

父化財,必辛勤而有得;(父化財,不自然而得,必勤勞後得;兄化財先散後聚,或利於後不利於前;官化財,最利公門謁貴及九流藝術之人,求財十分有望,私財則先驚後喜,或先阻後得。)財化鬼,防耗折而驚憂。(財化官最凶,主損折虛耗,又有驚險。更傷世爻,切恐因財致禍。財化兄,主與人分利或先聚後散,或利於前不利於後。財化父,主得後艱辛,或只許一度。財化死墓空絕,是有虛名無實利之象,若得生合世爻,則上前有功,稍遲則無也。)

父母が財爻を化じ出づるは、必ず辛苦一番してこそ得る所有らん。父母が財を化するは、錢は白く來るに非ず、必ず勤勞の後こそ手に到るを得。兄弟が財を化するは、先散後聚にして、あるいは利後頭に在りて前頭に在らず。官鬼が財を化するは、最も衙門裡に於て幹求し・貴人を拜謁し、および九流藝術の人の財を求むるに利ありて、十分望あり。もし求むるは私財なれば、それすなわち先驚後喜にして、あるいは先に阻を受けて後に得。財爻が官鬼を化じ出づれば、就中損耗して本を折り・還は驚憂を帶ぶるを防ぐを要す。財が官鬼を化するは最も凶にして、折損虛耗を主り、また驚險あり。它もし再び世爻を傷れば、就中恐怕らくは財に因りて禍を惹かん。財が兄弟を化するは、主として人と利を分かち、あるいは先聚後散し、あるいは利前頭に在りて後頭に在らず。財が父母を化するは、手を得るの後依然として艱辛なるを主り、あるいはただこ の一回を許すのみ。財が死・墓・空・絶に化入するは、それは空しく虛名ありて實利なきの象なり。もし它還は能く世爻を生合せば、それすなわち緊急に上前して尚ほ功ある可し。稍々一たび遲延すれば就中落空す。

財局合福神,萬倍利源可取;(卦有三合會成財局,而子孫亦在合中動者,上吉之卦,主財利綿綿不竭。更得財旺,可許萬倍財利。會成福局,而財爻又在合中動來生合世爻者亦然。若會鬼局,則多阻隔。會成兄局則主分散。會成父局艱辛難得。)歲君逢劫殺,一年生意無聊。(凡占久遠買賣,最怕太歲臨持兄弟,主一年無利,出現變動,必然損耗,歲持官鬼,一年驚憂。持父一年艱辛。歲持財福,生意滔滔一年順利也。)

三合の財局また子孫のこ の福神を合すれば、就中萬倍の利源取る可きあり。卦中三合財局を會成して、しかして子孫もまたこ の會局の中に發動するは、あれは上吉の卦にして、財利綿綿として竭きざるを主る。財爻再び旺なれば、便ち彼に萬倍の利を許しうる。もし子孫局を會成して、しかして財爻また局中に發動して來りて世爻を生合せば、情形相同なり。もし官鬼局を會成すれば、就多く阻隔す。兄弟局を會成すれば、財物分散を主る。父母局を會成すれば、則ち艱辛にして得難し。太歲上に財を劫するの凶殺に碰上するは、こ の一年生意就中意思なし。凡そ長久の買賣を占するに、最も太歲の兄弟に臨持するを怕る。あれは整年利なきを主る。它もし出現してまた變動せば、必然損耗す。太歲が官鬼を持するは、一年の中驚憂多し。父母を持するは、一年の中艱辛多し。もし太歲妻財・子孫を持せば、それすなわち生意滔滔として、一年順利なり。

世應二爻空合,虛約難憑;(世空有財難得,應空難靠他人,世應俱空艱辛無準實,空動帶合謂之虛約。化入空亡,亦是心口不相應之象。)主人一位刑傷,往求不遇。(主人如求貴人,財鬼為主,求婦人財,財為主類。若主人遇動爻日辰刑剋,或自空化空,皆主不遇,遇亦不利,須得生合世爻,財為契愛,求必易得,主人化出財爻,生合世爻,最吉。不知主人以應爻論之。)

世應兩爻落空にして相合するは、あれは虛約にして、靠り住ずる能わず。世爻落空すれば、財あるとももまた拿るに到らず。應爻落空すれば、別人に指望す可からず。世應皆空なれば、就中力を費やして毫も準實なし。もし兩爻空にして動じてまた合を帶ぶれば、あれを虛約と叫ぶ。空亡に化入せるも、もまた心口一ならざるの象なり。對方のあの一位もし刑傷を受ければ、往きてそれを求むるも見着る能わず。いわゆる主人とは、求むる所の對象を指す。貴人を求むるに官鬼を以て主と爲し、婦人の財を求むるに則ち財爻を以て主と爲し、これに依りて類推す。こ の一爻もし動爻・日辰に刑克せられ、あるいは自ら空亡に落ち・空亡に化入せば、皆人を找着れざるを主る。たとい找着るとももまた利ならず。必ず它の來りて世爻を生合せば、こそ彼此投契相愛して、求むること容易なり。もし它財爻を化じ出して來りて世爻を生合せば、あれ是最吉なり。もし誰を以て主人と爲すべきかを知らざれば、就中一概に應爻を以て來りて論ず。

世持空鬼,多因自己遲疑;(鬼爻持世,財必相生,凡求必易,若遇空亡,乃是自不上前,遲疑退懶,故無成也,世持空財亦然。)辰合動財,卻被他人把住。(要財動來生合,固是易得之兆,若被動爻日辰合住,其財必有人把持,主張不能與我也。要知何人把持,以合爻定之,如父母合住,為尊長把持類。卦若無財,看伏何爻下,亦可推之,如伏官下,為貴人把持之類。)

世爻が落空の官鬼を持するは、多半是れ自己猶疑して前進せず。官鬼持世すれば、財必ず來りてそれを生じ、凡そ求あるは皆容易なり。然るに它一旦空亡に落つれば、それすなわち自己前に上るを肯んぜず・遲疑退縮して、ゆえに辦り成らず。世爻が落空の財爻を持するも、もまた一樣なり。日辰が發動の財爻を把りて合住すれば、あの財就中別人に把持せられ。財爻發動して來りて生合するは、本より手に到り易きの兆なり。然るに它もし動爻あるいは日辰に合住せられれば、こ の筆の財必定人ありて把持して、主を做し我に與ふる能わず。把持するは誰なるかを知らんと要せば、就中看る它を合住するは哪一爻なるか——たとえば父母に合住せられれば、就中尊長の把持するの一類なり。もし卦中根本に財爻なければ、就中看るそれの哪一爻の下に伏するか、同じく推知しうる。たとえば官鬼の下に伏せば、就中貴人に把持せられしなり。

要知何日得財,不離旺衰生合;(財爻有氣,合日得財,或本日得財,太旺墓庫日得,休囚生旺日得,太過收藏日得,合住入墓破合破墓日得,旺空過旬日得,伏藏提起日得。財爻死絕而得子孫動來扶起,即以子孫爻斷。卦無財爻而得兄弟生扶子孫財源者,即以兄弟爻斷,更宜通變。)欲決何時有利,但詳春夏秋冬。(占貨物何時得價,以財臨五行斷,如木財春月得價,一陽後亦好。土財夏月有利,六月更美,餘仿此。又如財臨辰土,二月不如三月;財臨酉金,七月不如八月,餘亦仿此。又如財主日下長生之地,此貨一日得價一日,若坐帝旺眼下正及時,稍遲則賤而無利。)

哪一天に財を得るかを知らんと要するは、總じて衰旺と生合とを離れず。財爻氣あれば、就中それと相合するの日子を取り、あるいは就中當日を取る。財爻太旺なれば、它墓庫に入るの日子を取る。財爻休囚なれば、它生旺に轉ずるの日子を取る。財爻太過なれば、收藏して庫に歸るの日子を取る。財爻合住せられあるいは已に墓に入れば、あの合を冲破し・あの墓を冲破するの日子を取る。財爻旺にして落空なれば、本旬を出でての後を取る。財爻隱伏なれば、提起せらるるの日子を取る。もし財爻已に死絶に落ちて、しかして子孫發動して來りて扶起するを得れば、就中改めて子孫爻を用いて日を定む。もし卦中根本に財なく、しかして兄弟に由りて往きて子孫のこ の財源を生扶せば、就中改めて兄弟爻を用いて日を定む。總じて須らく通變を要す。甚麽時節利あるを斷定せんと想わば、ただ須らく春夏秋冬を細看す。貨物何時能く好價に賣るを占するに、就中財爻の屬する所の五行に按じて來りて斷ず。木に屬するの財は春月に價を得て、冬至一陽來復の後もまた好し。土に屬するの財は夏月に利ありて、六月さらに佳なり。その餘は類推せよ。またたとえば財爻辰土に臨めば、二月は三月に如かず。財爻酉金に臨めば、七月は八月に如かず。その餘もまたこれに照らして類推せよ。またたとえば財爻まさに當下の長生の地に處せば、こ の貨便ち一天比一天價を漲す。もし它帝旺の上に坐れば、眼下まさに手を脫すべきの時候なり。稍々一たび遲延すれば就中價を跌して利なし。

合夥不嫌兄弟,(凡占合夥買賣,若世應俱財爻,必然稱意,兄臨卦身,世爻安靜不妨,蓋合必至分財故也。動則不宜,世應兩動,必合不久,空亡亦然。相沖相剋,後必不睦。化出兄官,必多私心。世應生合而被動爻日辰刑沖剋害者,必有挑唆破說也。)

伙を合して買賣を做るに、倒れて卦中兄弟あるを嫌わず。凡そ伙を合して經商するを占するに、もし世爻應爻皆財爻なれば、必然心を稱す。兄弟卦身に臨みて世爻安靜なるも、もまた事に妨げなし——合夥は本本來利を分かつを要せば、兄弟まさにこ の象に合せばなり。ただし兄弟發動すれば就中宜ならず。世應兩爻皆動けば、合夥必ず長久せず。兩爻空亡に落つるも、もまた一樣なり。世應相冲相克すれば、日後必ず和睦せず。もし兄弟・官鬼を化じ出づれば、各人必ず私心多し。世應本本來相生相合するに、卻って動爻あるいは日辰に刑冲克害せられれば、あれ必ず人ありて中より挑撥破壞せん。

公門何慮官爻?(占財皆忌官動,主有阻隔,惟求公門之財,必然倚托官府,若無鬼爻或落空亡,則雖財爻有氣,亦難到手,必得旺相生合世身則吉。刑剋世爻,主有杖責,死絕亦不濟事,須得財鬼兩全,方為大吉。)

官府裡に於て財を求むるに、また何ぞ必ず官鬼爻を顧忌せんや。財を占するに一般に官鬼發動を忌む。あれは阻隔あるを主ればなり。ただ衙門裡の錢を求むるに獨り、本本來須らく官府に倚仗せば、反って它を少かるべからず。もし卦中官鬼なく、あるいは官鬼空亡に落つれば、則ち財爻縱い氣あるとももまた手に到り難し。必ず官鬼旺相にして來りて世身を生合してこそ、吉と算す。官鬼もし世爻を刑克せば、反って板子を挨くを主る。它死絶に落つるももまた事に濟ならず。總じて須らく財・鬼兩樣齊全あらんことを要して、こそ大吉なり。

九流術士,偏宜鬼動生身;(百工九流,求財以鬼爻為主顧,無鬼最不利。出現發動生合世爻,必然稱意,更化財爻決得大利。須忌刑剋世爻或化兄,皆主惹是招非,不能遂意,應空尤不吉。大抵空手求財,雖要官爻,然須財爻旺相,兄弟不動,方主有財,否則空好看,終無財利。)六畜血財,尤喜福興持世。(凡占販賣牲口,蓄養六畜,皆要子孫旺相不空則吉,持世臨身尤好。父母發動則有傷損,化出土鬼,須防瘟死。福旺財空。六畜雖好而無利。)

九流術士の這類の手藝に靠りて飯を吃るの人は、偏偏官鬼發動して來りて卦身を生ずるを宜とす。百工九流の財を求むるに、官鬼を以て主顧を代表し、卦中鬼なければ最も利ならず。官鬼出現して發動して來りて世爻を生合せば、必然心を稱す。它再び財爻を化じ出づれば、一定大きな利を得。ただそれの世爻を刑克し、あるいは兄弟を化じ出づるを忌む。あれ皆是非を惹き招きて・願のごとくならざるを主る。應爻落空するはさらに不吉なり。大体上空手にして財を求むるは官鬼に靠るを要すと雖も、仍として須らく財爻旺相・兄弟動かざれば、こそ眞に財手に到るあり。然らざればただ表面熱鬧にして、終究利なし。牲口を販賣するの這類の活財は、尤も子孫興旺にして世を持するを喜ぶ。凡そ牲口を販賣し・六畜を畜養するを占するに、皆須らく子孫旺相にして落空せざればこそ吉なり。它世を持し身に臨めば就中さらに好し。父母一たび發動すれば便ち傷損あり。もし土鬼を化じ出づれば、還は須らく瘟疫して畜の死するを防ぐべし。もし子孫旺にして財爻落空せば、それすなわち牲口好しと雖も卻って錢を賺るに到らず。

世應同人,放債必然連本失;(凡放私債,最忌世應值兄弟,必無討處,財爻更絕,連本俱失,世應值空亦然。須應爻生合世爻,妻財有氣,子孫發動則吉。間臨兄鬼動,恐放頭抽分財利。卦中無財而官爻變出者,必訟於官府而後可取。)日月相合,開行定主有人投。(開行牙人占財,世應要不空,財福要全備,官鬼要有氣,父兄要衰靜,斯為上吉卦,更得月建日辰動爻生合世爻,則近悅遠來人皆投我,財利必順。卦若無財而世得月日動爻生合者,不過門頭鬧熱無實利,鬼旺財空亦然,動出兄官,常有是非口舌,恐有惡人攪擾,世應空開不成。)

世應兩爻皆兄弟なるは、債を放てば必定本錢を連ねても收り回る能わず。凡そ私債を放つに、最も世應の兄弟に臨むを忌む。それすなわち處を討ひに往くなし。財爻もし再び絶に落つれば、本を連ね利を帶びて一齊に丟掉す。世應空亡に落つるも、もまた一樣なり。必ず應爻の來りて世爻を生合し・妻財氣あり・子孫また發動してこそ、吉なり。もし間爻上に兄弟・官鬼に臨みて發動せば、恐怕らくは債を放つの中人還は須らく中より頭を抽き利を分かたん。卦中財なくして官爻に由りて財を變出せば、それすなわち官府に告げ到らざればこそ討り回るを得。日辰月建と世と相合するは、行を開くの必定人ありて門に上りて投靠せん。牙行を開き・經紀を當るの人の財を占するに、須らく世應皆落空せず・財福兩樣齊備し・官鬼氣あり・父母兄弟衰弱安靜なれば、これこそ上吉の卦なり。再び月建・日辰あるいは動爻の來りて世爻を生合するを得れば、それすなわち近處の悦服し・遠處のもまた來りて、人人投奔して我に於て、財利必ず順なり。もし卦中財なくして世爻ただ日月動爻の生合を得れば、あれ不過門前熱鬧にして實利なし。官鬼旺にして財爻落空するも、一樣なり。もし兄弟・官鬼を動出せば、就中常に是非口舌ありて、還は恐るべし凶惡の人ありて來りて攪擾せん。世應皆落空せば、こ の行干じて脆く開き成らず。

應落空亡,索借者失望。(求索假借不宜應空應動,動則更變,空則不遇,生合世爻慨然不吝。必得物爻不空為妙。如衣服經史看父爻,六畜酒器看福爻,其餘財物看財爻;又如花果看木爻,磚瓦看土爻類亦是。)世遭刑剋,賭博者必輸。(凡占賭博,要世旺應衰,世動應靜。世克應我勝,應克世他勝。兄鬼動來刑剋世爻,或臨兄弟,或臨自空,皆主不勝。世應靜空,賭博不成,世坐官爻,防他合謀騙我。間爻動出兄弟官鬼,多主爭鬥,內外俱無財亦不能勝。更遇世應空動,必是賭賒。兄鬼化財,先敗後勝,財化兄鬼先勝後敗。坐方宜財福之地,世變財福,更宜易換賭色,大怕卦身臨兄弟,任換賭色,終是輸兆。)

應爻空亡に落つれば、物を借りに往くの人ただ失望する好し。凡そ人を求め・物を借るるに、應爻落空するを宜とせず、もまたそれの發動を宜とせず。動けば則ち對方卦を變じ、空なれば則ち人を見着る能わず。應爻もし來りて世爻を生合せば、對方就中慷慨にして吝からず。これの外還は須らく借る所の物を代表するのあの一爻落空せざればこそ妙なり——衣服と經書とは父母爻を看て、六畜と酒器とは子孫爻を看て、その餘の財物は財爻を看る。再び細分すれば、花果は木爻を看て、磚瓦は土爻を看る。皆是れこ の道理なり。世爻刑克に遭うは、賭博するの人必ず輸す。凡そ賭博を占するに、須らく世旺にして應衰・世動にして應靜を要す。世が應を克せば則ち我贏にして、應が世を克せば則ち他贏なり。もし兄弟・官鬼發動して來りて世爻を刑克し、あるいは世爻自ら兄弟に臨み、あるいは世爻自ら空亡に落つれば、皆贏う能わざるを主る。世應皆安靜にしてまた落空せば、こ の場の賭就中賭成らず。世爻官鬼に坐するは、須らく對方の合謀して我を騙すを防ぐべし。間爻動じて兄弟・官鬼を出づるは、多く爭鬥を起すを主る。内外卦皆財なきも、一樣に贏う能わず。もし世應空にして動けば、必是れ賒きて賭するなり。兄弟官鬼が財爻を化じ出づるは、先敗後勝なり。財爻が兄弟官鬼を化じ出づるは、先勝後敗なり。座を落すの方位は財・福の在る所の地を取るを宜とす。世爻が財・福を變出するは、還は一種の賭法を換るを宜とす。最も卦身の兄弟に臨むを怕る。それすなわち怎樣に花樣を換るに任るとも、終歸輸するの兆頭なり。

鬼克身爻,商販者必遭盜賊;(販賣經商,要世應生合,鬼爻空伏,動爻、日辰不傷乎我,則安然無事。更得財旺福興,大吉之兆。遇兄鬼發動,玄武交重,必遇劫竊之人。更克世爻,決有大禍,世若空亡庶可迴避。鬼動五爻,途中仔細。)間興害世,置貨者當慮牙人。(買貨者,應要生合世爻,必然易成;刑剋世必難置買。物爻太過,其貨必多,物爻不及,其貨必少,物爻空伏,其貨必無。物爻者,六畜看子孫,五穀看財爻,絲綿布帛看父母類。最怕兄鬼交重,須防光棍誆騙。在間爻則是牙人虛詐不實,或有口舌爭競。傷克世爻,當慮牙人謀劫財物,出路買賣,應空多不順利。)

官鬼來りて卦身を克するは、商を行い貨を販るの人必ず盜賊に遇う。販賣經商するに、須らく世應相生相合・官鬼落空あるいは隱伏・動爻日辰皆我を傷らざれば、こそ能く安然として事なし。再び財旺・子孫興動を得れば、あれは大吉の兆なり。もし兄弟・官鬼發動に遇いて「玄武」また交重せば、必ず搶劫偸竊の徒に碰上す。它ら再び世爻を克せば、必ず大禍あり。世爻恰好空亡に落つるに非ざれば、還は能く躲過しうる。官鬼もし第五爻に於て動けば、それすなわち路上格外小心を要す。間爻興動して來りて世を害するは、貨を進むるの人當に牙行を提防すべし。貨を買うの人は、須らく應爻の來りて世爻を生合せば、交易こそ成り易し。應爻もし世爻を刑克せば、貨就中買い到り難し。貨物を代表するのあの一爻もし太過なれば、貨必ず多し。不及なれば、貨必ず少なし。落空あるいは隱伏せば、それすなわち根本に貨なし。いわゆる物爻とは、六畜は子孫を看て・五穀は財爻を看て・絲綿布帛は父母を看て、これに依りて類推す。最も兄弟・官鬼の交重發動を怕り、須らく潑皮無賴の騙し行うを防ぐべし。它らもし間爻に落つれば、それすなわち牙人虛詐にして實ならず、あるいは口舌爭執を起さんと要す。它ら再び世爻を傷克せば、當に牙人の我の財物を謀奪するを慮るべし。門を出でて外に在りて買賣を做るに至っては、應爻落空すれば多半順利ならず。

停榻者,喜財安而鬼靜;(積貨不宜財動,亦不宜空亡,又不宜動爻日辰克劫。更得坐於胎養長生爻上,後必得利。若遇兄官交變,或俱發動,須防竊盜。兄弟獨發,則多耗折。水爻父母刑剋世爻,主被雨水淹腐。財化死墓空絕,後必價賤。)脫貨者,宜財動而身興。(脫貨財動,則主易脫;應空無人置買。世空自賣不成;動變日辰俱來生合,有人爭買,若遇刑沖,則主多破阻難成,財在內動宜在本處賣;在外動宜向他處脫之。動而遇合將成不成;動而逢空欲賣不賣。卦無官鬼亦是難成之象。)

貨を囤えて售を待つの人は、財爻安穩にして官鬼安靜なるを喜ぶ。貨物を積壓するに財爻發動を宜とせず、もまたそれの空亡に落つるを宜とせず、さらに動爻・日辰に克奪せらるるを宜とせず。もし它胎・養・長生の爻上に坐せば、日後必ず能く利を獲。もし兄弟・官鬼の交相變化に遇い、あるいは兩者一齊に發動せば、須らく竊を失するを防ぐべし。兄弟獨り發すれば、則ち耗損多く本を折る。もし水爻の父母來りて世爻を刑克せば、貨の雨水に泡爛せらるるを主る。財爻死・墓・空・絶に化入せば、日後價錢必ず賤し。貨物を出脫するの人は、財爻發動して卦身興旺なるを宜とす。貨を脫するの時財爻發動すれば、貨就容易にして手を出出づ。應爻落空すれば、人なくして來りて買わず。世爻落空すれば、自己もまた賣り成らず。もし動爻・變爻と日辰と皆來りて生合せば、それすなわち人ありて爭いて買わん。もし刑冲に遇えば、則ち破壞阻撓多く・成交し難し。財爻内卦に於て發動すれば、就地に於て出售するを宜とす。外卦に於て發動すれば、別處に運到して手を脫するを宜とす。財爻動じて合に遇うは、眼に看て成らんとすれどもまた成らざるなり。動じて空に逢うは、賣らんと想えどもまた捨てるに忍びざるなり。卦中もし官鬼なければ、同じく成り難きの象なり。

路上有官,休出外;(五爻為路,臨官發動,途中必多驚險,出外求財大宜避之。要知有何災咎,以所臨六神斷,如白虎為風波,玄武為盜賊類。路爻空亡亦不宜出外,惟臨財福則吉。)宅中有鬼,勿居家。(二爻為宅,在家求財鬼動,此爻必然不利。以所臨五行斷,如火鬼忌火燭,水鬼忌盜賊類。得子孫持世發動,庶幾無害。宅爻空亡,只宜出鋪。)

道路の爻上に官鬼あれば、就中門を出づる勿れ。第五爻は道路を代表す。它官鬼に臨みて發動すれば、途中必ず驚險多くして、外に出でて財を求むるに最も避開するを好とす。何の災咎に遇うを知らんと要せば、就中看る它の何の六神に臨むか——「白虎」に臨めば是れ風波にして、「玄武」に臨めば是れ盜賊にして、これに依りて類推す。道路の爻もし空亡に落つれば、同じく門を出づるを宜とせず。ただそれの妻財・子孫に臨めばこそ吉なり。住宅の爻上に官鬼あれば、就中家裡に待つ勿れ。第二爻は住宅を代表す。家に在りて財を求むるにこ の一爻上に官鬼發動せば、必然利ならず。何を忌諱するを知らんと要せば、就中看る它の何の五行に屬するか——火鬼は火燭を忌み、水鬼は盜賊を忌み、これに依りて類推す。もし子孫持世にして發動するを得れば、こそ勉强害なし。宅爻もし空亡に落つれば、それすなわちただ外に出でて鋪子を開くを宜とす。

內外無財伏又空,必然乏本;(六爻無財,本宮財爻又伏空地,其人雖欲經營,必無資本,勉強為之亦無利息,若得動爻化出,主有小小財利。)父兄有氣財還絕,莫若安貧。(父兄二爻占財,大忌有發動,刑沖剋害利必不多。財爻更弱,恐防折本故不若安貧守分之為高也。)生計多端,占法不一,但宜誠敬以祈求,自可預知其得失。

内外卦皆財を見ず・伏神また落空すれば、あれ必定本錢なし。六爻中に財爻なく、本宮の伏する所の財爻また空地に落つれば、此人縱い買賣を做らんと想うとも、もまた本錢を拿出す能わず。勉强往きて做るとも、もまた利息言うべきなし。もし動爻の一個の財爻を化じ出すを得能えば、還は些かの小利あり。父母兄弟氣ありて財爻反って絶地に落つれば、あれ素に安んじ貧に處するに如かず。父・兄二爻は財を占する裡に於て大忌なり。最も它らの發動を怕る。一たび刑冲克害あれば、利就中多からず。財爻もし再び衰弱せば、恐怕らくは還は本を折らん。ゆえに倒れて貧に安んじ分を守るに來りて高明たるに如かず。生を謀るの門路は甚だ多く、占法もまた一種に止まらず。ただ誠心敬意を以て祈求せば、自然能くその中の得失を預め知る可し。

家宅

創基立業,雖本人之經緯;關風斂氣,每由宅以肇端。故要知人宅之興衰,當察卦爻之內外。內為宅,外為人,詳審爻中之真假。(凡內卦初爻為宅基,二爻為宅舍,三爻為門外,外卦四爻為父母,五爻為兄弟,六爻為妻財。內卦宅生人吉,外卦宅克人凶。)

基業を開創するは固より本人の經營籌劃に靠るを要すと雖も、可なり風勢を關攔し・地氣を收斂するは、卻って往々住宅に由りて開端す。ゆえに人と宅との興衰を知らんと要せば、當に卦爻の内外を察看すべし。内卦は住宅を代表し、外卦は居る所の人を代表す。再び各爻の眞假虛實を細審す。爻位の分派は:内卦初爻は宅基と爲し、二爻は房舍と爲し、三爻は門外と爲す。外卦四爻は父母と爲し、五爻は兄弟と爲し、六爻は妻財と爲す。内卦の宅の往きて外卦の人を生ずるを吉と爲し、宅の往きて人を克すれば則ち凶なり。

合為門,沖為路,不論卦內之有無。(合為門,沖為路,卦爻內不必明見沖合,且如天風姤卦二爻,辛亥水為宅,寅與亥合以寅為門,已亥相沖以巳為路,卦內本無寅巳,二爻不明,見姤屬金,以寅木為財,巳火為鬼,殺如化財,此亦吉凶相半之兆。)

宅爻と相合するの地支は門を代表し、宅爻と相冲するの地支は路を代表す。卦中こ の兩字出現あるかなかるかを管せず。門を取り路を取るに、並に卦爻上に明明白白相冲相合を現出するを須せず。たとえば《天風姤》卦、第二爻辛亥水は宅なり。寅は亥と相合すれば、就中寅を以て門と爲す。巳は亥と相冲すれば、就中巳を以て路と爲す。卦中本來並に寅・巳兩爻なく、二爻上にもまた看出し來らず。然るに《姤》は金宮に屬し、寅木は金宮に於て是れ妻財にして、巳火は金宮に於て是れ官鬼なり。凶殺の位恰も又是れ財なり。これすなわち吉凶各半の兆なり。

龍德貴人乘旺,嶽嶽之侯門;官星父母長生,潭潭之相府。(青龍、印緩、官星、貴人、太歲、天德、月德、月建、日辰、歲德、臨宅爻、身命爻上,生旺有氣,主有官職之家,宜以分別高下,貴人即天乙貴人,官星即甲見辛類是也。)

「靑龍」「天德」と貴人と一齊に旺を乘ずるは、これは氣象巍然たるの侯門なり。官星と父母と長生の上に坐するは、これは深邃寬廣たるの相府なり。凡そ靑龍・印綬・官星・貴人・太歲・天德・月德・月建・日辰・歲德のこれらの吉神は、宅爻あるいは身命の爻上に臨着してまた生旺氣あれば、就中これは官職あるの人家なるを主る。官階の高下に至っては、還は須らく別に分辨を加えんことを要す。ここに說く所の貴人は天乙貴人を指し、官星は日干の見る所の正官を指す。たとえば甲日辛を見るの類なり。

門庭新氣象,重交得合青龍;(交重青龍在日辰旬內,得長生帝旺,主鼎新創造;生旺在休囚之中,主修舊合新門之象。臨財新修舊廚庭,臨父新修舊堂,臨兄新修門戶,臨子新修房舍,臨官新修廳堂屋宇。)堂宇舊規模,宅舍重侵白虎。(白虎交重在日辰旬外,休囚絕無生旺,主遠年遷造,破舊不整。休囚在生旺之中,亦主拆舊換新,若臨兄舊門戶,臨子舊牆壁,臨官階除破損,臨父舊堂宇,臨財舊廚庭,或破古戶牖低土地。化空移高就低,水爻池塘填也。)

門庭は一派新氣象なるは、あれは交重の爻と「靑龍」と相合するなり。靑龍の臨む所の爻交・重に逢いて發動して、また日辰の本旬の内に在りて、還は長生・帝旺を得れば、就中房舍は新建なるを主る。もし它生旺なると雖も卻って一片の休囚の中に處せば、それすなわち舊屋を修整して新たなる樣子と成せしなり。再び看る它の何の六親に臨むか。妻財に臨めば、是れ舊廚房院落を新修せしなり。父母に臨めば、是れ舊廳堂を新修せしなり。兄弟に臨めば、是れ門戶を新修せしなり。子孫に臨めば、是れ住房を新修せしなり。官鬼に臨めば、是れ廳堂屋宇を新修せしなり。堂屋は還は舊規模なるは、あれは宅爻上にまた「白虎」を壓するなり。白虎の臨む所の爻交重に逢い發動するに、卻って日辰本旬の外に在りて、休囚にして全く生旺の氣なければ、就中房子は多年前造るにして、破舊して整わざるを主る。もし它休囚なると雖も卻って生旺の中に處せば、もまた舊を拆き新に換るを主る。再び看る它の何の六親に臨むか。兄弟に臨めば是れ舊門戶にして、子孫に臨めば是れ舊墻壁にして、官鬼に臨めば是れ臺階破損にして、父母に臨めば是れ舊堂屋にして、妻財に臨めば是れ舊廚房院落にして、あるいは破舊の門窗・低窪の地基なり。它もし空亡に化入せば、是れ高處を低處に移到せしなり。もし水爻に臨めば、則ち是れ池塘を填了せしなり。

土金發動,開闢之基;(土化金,金化土,為開闢之基。土化土,為墳之基。土化空,移高就低,餘仿此。)父母空房,租賃之宅。(父母為文書,逢空為無氣,更逢應爻為得,日辰動爻化文書與宅相生相合,主是租賃之地。)

土爻金爻發動するは、是れ新たに開闢するの基地なり。土が金を化し・金が土を化するは、皆これは新たに開闢するの宅基なるを主る。土が土を化するは、則ち墳地を改成するの基なり。土が空亡を化するは、是れ高處を削平して低處に移すなり。その餘はこれに照らして類推せよ。父母爻落空して房屋空なるは、あれは租り來れるの宅子なり。父母は文書契券を代表す。它空に逢えば就中氣なし。もしまた應爻上に落つれば、產權別人の手裡に在るを說明す。もし日辰あるいは動爻が文書の爻を化じ出して來りて宅爻と相生相合せば、それすなわちこ の塊の地は租賃して來れるを主る。

門庭熱鬧,財官臨帝旺之鄉;(財鬼龍德貴人,乘旺長生之位臨宅身命世爻,主家門熱鬧。)家道興隆,福祿在長生之地。(福即福德,祿即祿元,同龍貴在生旺之位,臨宅生身命世爻,主家宅興隆。財鬼龍旺臨宅身命世爻,主一家熱鬧,交重發旺亦美。)

門庭熱鬧なるは、財爻官爻帝旺の鄕に落つるが因り。妻財・官鬼と「靑龍」「天德」・貴人と一同に旺を乘じ、あるいは長生の位に落ちて、また宅爻・卦身・本命・世爻の上に臨めば、就中家門興旺熱鬧を主る。家道興隆なるは、福と祿と長生の地に坐するが因り。ここにいう福はすなわち福德すなわち子孫にして、祿はすなわち祿元なり。它ら靑龍・貴人と生旺の位に同處して、宅爻に臨みて身命世爻を生助せば、就中家宅興隆を主る。財・鬼・靑龍旺相にして宅爻と身命世爻とに臨むは、一家熱鬧を主る。它ら交重に逢いて發動し・また旺に當るも、同じく好し。

交重生克,重新更換廳堂;(生為父,父為堂,克為官,官為廳,且如乾金土為父為堂,火鬼為廳,帶日辰交重,主更改再換。)

交重の爻生あり克あれば、廳堂就中重ねて更換するを要す。我を生ずるは是れ父母にして、父母は堂屋を代表す。我を克するは是れ官鬼にして、官鬼は廳事を代表す。たとえば《乾》宮金に屬せば、土能く金を生ずれば、土爻便ち是れ父母・便ち是れ堂屋なり。火能く金を克すれば、火爻便ち是れ官鬼・便ち是れ廳事なり。こ の兩者もし日辰を帶びて交重發動に逢えば、就中廳堂改建更換するを要するを主る。

世應比和,一合兩般門扇。(比和乃兄弟,世應化兄弟俱臨宅爻,或世應為兄弟爻,俱合宅爻,主一合兩般門扇。)門路與日辰隔斷,偏曲往來;宅基與世應交臨,互相換易。(且如巽卦辛亥水為宅,以寅合為門,以巳沖為路,日辰與動爻臨卯辰二位隔斷,寅巳二位主偏門戶,曲折還魂路也。宅臨之爻在世,世臨之爻在日,宅並日辰動爻,主換易宗族之家基地,應臨之爻在宅,宅臨之爻在應,並日辰動爻易換外人基地。)

世應兩爻比和するは、一處の門框上に兩副の門扇を裝するを要す。比和はすなわち兄弟なり。世應が兄弟を化じ出して皆宅爻に臨み、あるいは世應本身就是れ兄弟爻にして皆宅爻と相合せば、就中一個の門口に兩扇の門を裝するを主る。門と路と日辰に隔斷せられれば、進出すれば就中繞きて走るを得。宅基の爻と世應と交相臨守せば、房產就中互換するを要す。たとえば《巽》卦辛亥水を以て宅と爲せば、寅は亥と合すれば便ち門にして、巳は亥と冲すれば便ち路なり。もし日辰と動爻とまさに卯・辰のこ の兩位上に落ちて寅・巳を隔開せば、則ち門就中偏きて開き、路もまた彎彎曲曲して繞き回る。又如宅爻の臨む所の地支世爻上に落ち、世爻の臨む所の地支また日辰上に落ち、再び日辰・動爻ありて宅爻と相併すれば、就中本族人と宅基を對換するを主る。もし應爻の臨む所の地支宅爻上に落ち、宅爻の臨む所の地支また應爻上に落ち、再び日辰動爻相併を加えれば、それすなわち外姓人と宅基を對換するなり。

世與日辰克宅,破祖不寧;(世爻與日辰同去克宅爻,主破祖不寧。)宅臨月破克身,生災不已。(月建相沖為月破,若動克世爻,及繫占人身命爻,主生災未已,若臨宅臨用破,即當破家。)應飛入宅,合招異姓同居;(應爻外飛入宅爻,主有異姓人同居合住。)宅動生身,決主近年遷住。(宅爻動日辰之位,在旬中主世身,必主近年遷住。)

世爻と日辰と一同に往きて宅爻を克せば、就中祖業を敗掉し・家中寧ならず。宅爻もし月破に逢いてまた來りて卦身を克せば、災禍就中連々として絶えず。月建に冲せらるるを月破と叫ぶ。こ の一爻もし發動して往きて世爻を克し、あるいは往きて占する所の人の身命の爻を克せば、就中災禍生じて又生ずるを主る。倘若月破まさに宅爻あるいは用爻上に落つれば、それすなわち家を敗するを要す。應爻宅爻の位に飛入するは、異姓人を招來して同住せしめん。宅爻發動して來りて卦身を生ずるは、一定近年就中家を搬するを要す。宅爻發動して日辰の位に落ちて、また本旬の内に於て世爻卦身を管せば、必ず近年遷居を主る。

門逢三破,朽敗崩頹;(三破,為年月日辰沖破也,並動爻臨宅,或克宅,主破舊崩頹;臨官,主廳破;臨父,主堂屋破或蓋覆傾頹;臨兄,主門戶破牆壁毀;臨子財,主房舍廂廊煙廚破壞也。)宅遇兩空,荒閒虛廢。(卦體宅爻在日辰旬之空,更在命旬之空亡,主荒閒虛廢,或是逃亡死絕之屋。白虎刑刃,劫殺耗神,喪門弔客。大殺主大凶。)

門上に三重の破に逢うは、房屋就中朽敗して崩塌す。いわゆる三破とは、太歲・月建・日辰三者の冲破なり。它ら再び動爻を連ねて宅爻に臨み、あるいは往きて宅爻を克せば、就中房屋破舊にして傾頽するを主る。再び六親に按じて細分す。官鬼に臨めば、是れ廳事破損なり。父母に臨めば、是れ堂屋破損あるいは屋頂塌陷なり。兄弟に臨めば、是れ門戶毀壞・墻壁倒塌なり。子孫・妻財に臨めば、是れ廂房廊廡と廚房と破敗なり。宅爻が兩重の空に遇上するは、宅子就中荒廢閒置す。卦中の宅爻既に日辰の屬する所のあの一旬の空亡裡に落ちて、また本命のあの一旬の空亡裡に落つれば、就中房子荒廢閒置するを主り、あるいは逃亡して戶を絶せるの留下せる屋子なり。もし再び「白虎」・刑・羊刃・劫殺・耗神・喪門・弔客等の凶神加臨あれば、尤も是れ大殺なり。それすなわち大凶を主る。

世臨外宅,離祖分居;(宅爻與正卦世臨之爻相同,或與變卦世臨之爻相同。如明夷卦二爻己丑為宅,世臨四爻,發為世臨外宅。又如離姤卦己丑為宅,外卦世在辛丑,亦為世臨外宅。以上二卦為例,餘仿此,動則離祖分居,不動則主偏宅。)應入中庭,外人同住。(應爻為宅爻,或宅爻為應臨之爻相同。且如巽卦變離卦,內卦辛亥水為宅,外卦應居己亥水,故為應入中庭;應臨宅爻為應爻相同,如剝卦內坤印臨二爻乙巳火,又如離卦變巽辛亥臨宅,之卦內離己亥臨印應,為應入中庭,主外人同居日辰,同臨為寄居也。)

世爻外宅の位に落つれば、就中祖屋を離れて分居するを要す。これは宅爻の臨む所の地支と本卦世爻の臨む所と相同なるか、あるいは變卦世爻の臨む所と相同なるを指す。たとえば《明夷》卦第二爻己丑を宅と爲すに、しかして世爻卻って第四爻に落つれば、こ れを世の外宅に臨むと叫ぶ。又如《離》宮《姤》卦己丑を以て宅と爲すに、外卦の世爻辛丑に在るも、同じく世の外宅に臨むなり。こ の兩卦は例なり。その餘はこれに照らして類推せよ。こ の一爻發動せば、就中祖屋を離れて家を分かつを主る。動かざれば、則ち別に偏院別宅あるを主る。應爻中庭に進入すれば、就中外人同住あり。これは應爻本身就是れ宅爻なるか、あるいは宅爻の臨む所の地支と應爻の臨む所と相同なるを指す。たとえば《巽》卦《離》卦に變ずるに、内卦辛亥水は宅にして、外卦の應爻己亥水に落つれば、こ れを應の中庭に入ると叫ぶ。又如《剝》卦内卦是れ坤にして、印綬第二爻乙巳火に臨む。再如《離》卦《巽》に變じて、辛亥宅に臨みて、しかして變卦内卦《離》の己亥また印綬應爻に臨着するも、皆是れ應の中庭に入るの象にして、外人同住あるを主る。もしただ日辰のそれと同臨するのみなれば、それすなわち暫時寄居するなり。

宅合有情之玄武,門庭柳陌花街;木臨無氣之螣蛇,宅舍茅簷蓬戶。(宅爻鴛鴦合玄武,門庭桃花動爻,主女人淫慾,如花街柳陌人也。寅午戌兔從茆裹出之類是。螣蛇木爻死氣臨宅,主甕牖繩樞之地。)鬼有助而無制,鬼旺人衰;(且如木命人占乾兌卦,以火為官,木能生火為鬼有助,若卦體無水生命為鬼無制,主人衰弱。卦無子孫財爻兩動,亦為鬼有助而無制也。若金命人助離宮水鬼,水命人助坤宮木鬼,火命人助坎宮土鬼類。)宅無破而逢生,宅興財旺。(歲月日三破不臨宅爻,更逢三件動爻生宅爻,與財爻旺相有氣,為宅興財旺。)

宅爻と「玄武」と纏綿して相合すれば、こ の家の門庭就中花街柳巷と成れり。木に屬するの爻上にまた氣なきの「螣蛇」を臨着すれば、房舍便ち茅簷蓬戶なり。宅爻と玄武と鴛鴦を成して相合し、門庭上にまた桃花の爻ありて發動せば、家中の女人淫佚にして・花街柳巷中の人のごときを主る。たとえば寅午戌年生人は卯を以て桃花と爲す。いわゆる兎は草裡より出づとは、すなわちこ の一類なり。もし螣蛇已に死氣を成せるの木爻に臨みて宅上に落つれば、それすなわち破甕を以て窗と做り・繩子を以て戶を繫ぐの窮家を主る。官鬼人ありて相助して人なく制伏すれば、鬼旺にして人就中衰す。たとえば木に屬するの命の人《乾》《兌》宮の卦を占得すれば、火は金宮に於て是れ官鬼にして、木また能く火を生ずれば、これすなわち鬼幫助あり。もし卦中偏偏水なくして來りて本命を生生ぜざれば、就中鬼人なく制して、主人身衰弱を主る。卦中子孫なくして財爻また兩處に發動するも、同じく鬼助ありて制なし。その餘たとえば金命人離宮の水鬼を助起し・水命人坤宮の木鬼を助起し・火命人坎宮の土鬼を助起するは、皆一類なり。宅爻破を受けずしてまた生に逢うは、宅就中興き・財就中旺す。太歲・月建・日辰のこ の三重の破皆宅爻に臨まず、またこ の三者の帶ぶる所の動爻ありて來りて宅爻を生じ、同時に財爻旺相氣あれば、それすなわち宅興き財旺るの象なり。

有財無鬼,耗散多端。(有財則生鬼,無鬼不聚財,若無鬼爻,為宅無氣,必主家中財物耗散。)有鬼無財,災生不已。(鬼不宜動,財不可無。若鬼動無財爻,更克世身克宅爻,主連生災咎。)有人制鬼,鬼動無妨。(且如木命人占得坎卦,以土為鬼,木命人克土鬼殺,如或化木鬼,雖重而無害。金命人則制坤艮宮木鬼,但以本命克鬼為制,乃無害也。)

財ありて官鬼なければ、家財就中四處に耗散す。財あれば就能く鬼を生じ、鬼なければ就中財を聚め住む能わず。卦中もし官鬼なければ、宅便ち氣なく、家中の財物必定散失す。官鬼ありて財なければ、災禍就中連々として絶えず。官鬼は發動を宜とせず、財爻卻って缺くべからず。もし官鬼發動して卦中財なく、它再び往きて世爻卦身を克し・宅爻を克せば、就中災咎連ねて生ずるを主る。もし人ありて能く官鬼を制住せば、則ち鬼動くと雖ももまた妨げなし。たとえば木に屬するの命の人《坎》卦を占得すれば、土は水宮に於て是れ官鬼にして、しかして木命まさに能く土を克すれば、こ の鬼就中制住せられたり。縱い卦中再び木鬼を化じ出すとも、重重疊疊たりとももまた妨害なし。又如金命人能く坤・艮宮の木鬼を制す——總じて本命の五行を以て往きて官鬼を克するを、就中有制と叫び、便ち害なし。

助鬼傷身,財多何益?(以金命人占得乾卦,以火為鬼,以木為財,木能生火,火能克金,有財為助鬼傷身,縱然財多何益?況鬼動財興,金在何益?)忌鬼爻交重臨白虎,須防人眷刑傷;(異鬼爻變,乃克身之鬼,並白虎交重發動,值喪門弔客,主人眷災殃。)催尸殺身命入黃泉,大忌墓門開合。(鬼動克身命,為催尸殺,動逢死氣為黃泉路,鬼克身命逢死氣,忌身命爻沖開墓門,一沖一合日辰動爻合墓,為墓門開合。凡卦中必見墓爻,若暗墓一沖一合便是,如甲子生人甲子日卜是也。)

財の往きて官鬼を幫して來りて我を傷るは、財再び多くともまた何の用あらん。たとえば金に屬するの命の人《乾》卦を占得すれば、火は是れ官鬼にして、木は是れ妻財なり。木能く火を生じ、火また來りて金を克すれば、則ちこ の財すなわち鬼を助けて身を傷るなり。縱い財多くとももまた益なし。況んや官鬼一たび動きて・財爻また旺なれば、金命の人還は能く甚麽の好處を得んや。最も官鬼の爻の交重に逢いて「白虎」に臨むを忌む。あれは須らく家眷刑傷あるを防ぐべし。變出のあの官鬼まさに我を克するの鬼にして、它また白虎と一同に交重發動して、再び喪門・弔客に値れば、就中家眷の災に遭うを主る。屍を催すの殺身命を黃泉に逼入するは、最も墓門の一開一合を忌む。官鬼發動して來りて身命を克するを、就中催屍殺と叫ぶ。它發動してまた死氣の上に落つれば、便ち黃泉の路なり。官鬼身命を克してまた死氣に逢うは、就中怕る身命の爻の墓門を冲開し、しかして日辰あるいは動爻また來りてこ の墓を合住せんことを——一冲一合して、就中墓門開合と叫ぶ。凡そ卦中必定墓爻を看見しうる。たとい暗墓なるとも、ただ一冲一合あればもまた算す。たとえば甲子年生人甲子日に課を起すは、すなわちかくのごとし。

木金年命,最嫌乾兌卦之火爻;(木金年命人占得乾兌卦,以火為鬼爻,木生火爻為鬼能助火克金為殺傷身,但本命生鬼為助。本命受鬼克為傷身,金年木命皆然。木命人忌震巽宮鬼,水命忌坎宮鬼是也。)水火命人,不怕震巽宮之金鬼。(水火命人占得震巽卦,以金為鬼,金能生水,火能克金,故水火命人不怕二宮之鬼也。)

木に屬し・金に屬するの年命の人は、最も《乾》《兌》卦中の火爻を嫌う。木命あるいは金命の人が乾・兌宮の卦を占得すれば、火は金宮に於て是れ官鬼なり。木命往きて火を生ずるは、鬼に替わりて力を添ふるに等し。火また反って來りて金を克するは、まさに金命の身を傷るなり。凡そ本命往きて官鬼を生ずるを、就中鬼を助くと叫ぶ。本命官鬼に克せらるるを、就中身を傷ると叫ぶ。金年・木命皆こ の一類に屬す。同じ理に、木命人は震・巽宮の官鬼を忌み、水命人は坎宮の官鬼を忌む。水に屬し・火に屬するの年命の人は、就中《震》《巽》宮の金鬼を怕れず。水命・火命の人が震・巽宮の卦を占得すれば、金は木宮に於て是れ官鬼なり。然るに金能く水を生じて、水命に益あり、火また能く金を克して、火命に損なし。ゆえにこ の兩種の命の人はこ の兩宮の鬼を怕れず。

官星佩印居玉堂,乃食祿之人;(玉堂乃天乙貴人,官星乃甲用辛為,官印乃三傳之印緩。應爻之數,若有官有貴人有祿有印綬,並太歲生身,命登金門而步玉堂之人,身命受制,主先寵後辱。親月建外郡官,親日辰縣宰官,有印無祿,有官無俸,有官無印,有祿無任人,日辰並子孫動,主官有剝削之失。日辰並財爻動,主遷擢升職之變也。)貴刃加刑控寶馬,必提兵之將。(貴,貴人;刃,羊刃、飛刃;刑,三刑。貴人同得吉星相輔,刃加三刑臨貴人之位,受太歲之生,旁爻有馬,乃提兵將帥也。)

官星印綬を佩びて玉堂の位に居るは、これは朝廷の俸祿を食むの人なり。玉堂は天乙貴人を指し、官星は日干の見る所の正官たとえば甲の辛を見るを指し、印は傳中の印綬を指す。應爻の一路の配置を看る:もし既に官星あり・また貴人あり・また祿あり・また印綬ありて、再び太歲加わりて來りて身命を生ずれば、それすなわち金門に登り・玉堂を步むの人物なり。ただし身命もし反って制伏せられれば、就中先に寵を受けて後に辱を受くるを主る。これらの吉神月建に親近するは、是れ外郡の官なり。日辰に親近するは、是れ縣令の一級の官なり。印ありて祿なきは、是れ官を做りて卻って俸なきなり。官ありて印なきは、是れ俸ありて實職なきなり。もし日辰と子孫と一同に發動せば、官職剥奪せらるるを主る。日辰と財爻と一同に發動すれば、則ち升遷調調轉を主る。貴人と羊刃と三刑を加えてまた寶馬を控えるは、あれ必是れ兵を領するの將帥なり。ここにいう貴は貴人を指し、刃は羊刃・飛刃を指し、刑は三刑を指す。貴人別に吉星の輔佐を得、羊刃三刑を加えて貴人の位に臨み、また太歲の生扶を受け、旁爻さらに驛馬あれば、これすなわち兵を提するの將帥の象なり。

財化福爻,入公門多致淹留;(日辰三合,得財爻而無上選,子孫為元祿,蓋財生鬼財為正選,無財則無正選。子孫制鬼,若財化子,不利仕官公門之人。)貴印加官,在仕途必然遷轉。(官帶印,貴人臨世,並日辰旬中發動,在仕途必然遷轉之喜兆也。)

財爻が子孫を化じ出づるは、衙門に進みて事を辦ずるに多半滯留して成り難し。日辰と卦と三合を成して財爻を得るも、卻って正選の位なし。子孫是れ元祿なると雖も、可なり財爻本本當に往きて官鬼を生じて、こそ正選と成れ。一旦財なければ就中正選なし。況んや子孫また官鬼を克制すれば、ゆえに財が子孫を化するは、官を做ると衙門裡に於て事を辦ずるの人とに對して皆利ならず。貴人と印綬とさらに官星を加うるは、仕途上必定升遷調轉す。官爻印綬を帶びて、貴人また世爻に臨み、再び日辰の屬する所の旬中に發動せば、それすなわち仕途遷轉の喜兆なり。

子承父業,子有跨灶之風;(子命爻臨五爻之位,臨父母之身,相生相合,主有跨灶之風;相剋相刑,主有悖逆不孝,或不肖,不能克紹箕裘之業。父母之命爻臨子孫爻之身,主子承父蒑。生合刑剋依此斷之,萬無一失。)妻奪夫權,妻有能家之兆。(妻命臨夫身五爻之上,與夫相生相合,得內助能家之兆;若妻剋夫爻,主妻凌夫或破夫家也。)

兒子が父業を繼承するに、還は父に勝過するの氣概あり。兒子の本命の爻もし第五爻の位に臨みて、また父母の身爻に臨着して、兩者相生相合せば、就中こ の子靑出於藍の跨竈の風あるを主る。もし彼此相克相刑せば、それすなわち悖逆不孝あるいは材を成さずして、祖傳の家業を接下る能わざるを主る。反して、父母の本命の爻子孫の身爻に臨着するも、もまた兒子の父業を承繼するを主る。生合と刑克とは上面の道理に照らして往きて斷ずれば、萬失一なし。妻子が丈夫の權を奪うは、あれは妻子能く家を持するの兆頭なり。妻子の本命の爻丈夫の身爻の在る所の第五爻の上に臨みて、丈夫と相生相合せば、就中内助を得て能く家を興くるの象なり。もし妻爻反って往きて夫爻を克せば、それすなわち妻の夫に凌駕するを主り、甚至夫家を敗掉せん。

弟紾乃兄之臂,身命相傷;(弟身爻起臨兄之命爻,或兄身爻起臨弟之命爻,若相刑相剋,主不友不恭;若相生相合,主兄弟怡怡如也。)婦僭姑嫜之爻,家聲可見。(二為媳婦之命爻,臨姑之身爻,相刑相沖,主凌尊上悖逆不孝;相生相合,主順婦道也。)

弟弟が兄長の胳膊を扭傷するは、あれは身爻と命爻と互相傷克するなり。弟弟の身爻兄長の命爻上に起り、あるいは兄長の身爻弟弟の命爻上に起りて、兩者もし相刑相克せば、就中兄友ならず・弟恭ならざるを主る。もし相生相合せば、兄弟便ち和睦融洽す。媳婦が公婆の爻位を僭越するは、こ の一家の家風もまた看出し來るべし。第二爻は媳婦の命爻なり。它婆婆の身爻に臨着して、もし相刑相冲せば、就中それの尊長に凌駕し・悖逆不孝を主る。もし相生相合せば、就中それの婦道を謹守するを主る。

妻犯夫家之殺,妻破夫家;(夫家破耗二殺所臨之位,妻身命爻犯之剋夫身命爻,主破夫家也。)夫臨妻祿之爻,夫食妻祿。(祿乃甲祿在寅,食乃甲食丙之類。如甲子生妻祿在寅,夫身命爻臨之,遇食神乃食祿順食,不逢空鬼破耗等殺,更值生旺有氣者,主夫食妻祿。若逢梟神羊刃空鬼耗破殺,雖食妻祿亦無用矣。)

妻子が夫家の凶殺を犯すれば、就中夫家を敗掉せん。夫家の破・耗二殺の臨む所の位置を、妻子の身命の爻恰好犯して、また往きて丈夫の身命の爻を克せば、それすなわち她の夫家を敗し了れるを主る。丈夫が妻子の祿爻に臨着するは、就中妻子の財祿に靠りて活を過ぐるなり。祿は干祿にして、たとえば甲の祿寅に在る。食は食神にして、たとえば甲は丙を以て食と爲す。たとえば甲子年生の妻子は、祿寅に在りて、丈夫の身命の爻恰好こ の寅に臨着して、また食神に遇えば、就中食祿に順着するなり。ただ空亡・官鬼と破耗等の凶殺に逢わずして、しかも生旺氣あれば、就中丈夫の妻家の財祿に靠りて日子を過ぐるを主る。もし梟神・羊刃・空亡・官鬼・耗・破等の凶殺に碰上せば、あれ就中妻祿を吃着するを算すとももまた用なし。

交重兄弟克妻身,再理絲絃;(妻身爻起臨兄弟之爻,發動傷身命,或夫臨兄弟爻克妻之身命,主琴絃再續也。)內外子孫生世位,多招財物。(內外子孫發動並日辰生身世之財爻,無空破沖剋,多招財物,有氣必有不期而會也。)

兄弟の爻交重發動して往きて妻子の身爻を克するは、あれは弦を續ぎて再娶せんとするなり。妻子の身爻兄弟の爻上に起りて、兄弟また發動して來りて她の身命を傷る。あるいは丈夫自己兄弟爻に臨みて往きて妻子の身命を克する——これ皆弦を斷えて續き・別に一房を娶るを主る。内外卦の子孫皆來りて世位を生ずるは、就多く財物を招來す。内卦外卦の子孫一齊に發動して、また日辰ありて往きて生じて身世上的財爻を生じ、しかしてこ れらの爻既に落空せず・もまた破を受け冲を受け克を受けざれば、それすなわち多く財物門に進むあり。它ら再び氣あれば、還は意料到せざるの進項あらん。

世為日辰飛入宅,鵲據鳩巢;(如乾之艮卦,內卦甲寅木爻為宅,外卦丙寅爻持世發動,或並日辰與鬼飛入宅爻,主他人之屋,不是祖居自創之屋,或租賃之宅。假如大過卦內巽辛亥為宅,外兌丁亥持世發動是也。)應臨父母動生身,龍生蛇腹。(應臨父母,居偏下之爻,占者身爻臨之,得本爻生之,或即動生子身命,主偏生庶出,或隔胎之子,前後父母生也。身命俱臨父母,重拜雙親。)

世爻あるいは日辰宅爻に飛進するは、喜鵲の斑鳩の窩を占するがごとし。たとえば《乾》の《艮》に於て、内卦甲寅木は宅爻にして、外卦丙寅世を持して發動す。あるいは日辰官鬼を連ねて一齊に宅爻に飛入する——皆別人の屋子を住するを主り、既に祖傳の房產に非ず・もまた自己蓋ふるに非ず、多半是租り來れるの宅なり。再如《大過》卦、内卦《巽》の辛亥は宅にして、外卦《兌》の丁亥世を持して發動するも、もまたこ の一類なり。應爻父母に臨みて發動して來りて卦身を生ずるは、あれは龍の蛇腹裡に生まるるなり。應爻父母に臨みてまた偏下の爻に居りて、占者の身爻まさにそれに臨着し、あるいはそれの來りて生ずるを得、あるいは它發動して往きて占者の身命を生ずるは、皆此人庶出偏房の生まるるを主り、あるいは隔胎の子・前後兩位の母親の生まるるなり。もし身・命兩爻皆父母に臨めば、それすなわち須らく雙親を重拜せんことを要す。

世應隔異,兄弟多因兩姓。(如晉卦己酉金是世。假如乙未應隔甲字,之遁卦壬甲金應真兄弟,假如晉卦之遁卦外離,為假子何也?離己酉金假弟,遁卦外有乾卦,壬甲金持世是真兄弟,假又如姤之明夷卦,壬申金是真兄弟,明夷外卦有癸亥水是假,不合中旬酉字亦為隔異之間,並日辰應有親兄弟,或日月建動爻隔斷,亦依此斷,姤卦應隔兄弟,明夷卦應隔兄弟是餘皆仿此。)應爻就妻,相合外人入舍為夫;(應爻飛入宅,與妻身命相生相合,主招外人入舍為夫。)假宮有子,飛來異姓過房作嗣。(假如子孫帶占身命,或日辰是假宮,飛來伏在身命爻下,主為人異姓過房之子,帶日辰旬真宮飛來,主過人家之子,飛動應爻過房與人也。)

世應の間隔斷せられて兩處に分屬するは、兄弟便ち多く兩姓の生まるるなり。たとえば《晉》卦己酉金を以て世と爲すに、應爻乙未世との間甲字に隔開せられ。變じて《遯》卦と作るに、壬申金の應爻こそ眞兄弟なれ。又如《晉》《遯》に變じて、外卦是れ《離》にして、己酉金ただ假弟と算するのみ。しかして《遯》卦外卦《乾》に屬して、壬申金世を持するは、あれこそ眞兄弟なれ。再如《姤》《明夷》に變じて、壬申金是れ眞兄弟にして、《明夷》外卦の癸亥水是れ假なり。本旬中の酉字相合せざるも、もまた隔斷分異と算す。凡そこれ再び日辰相併を加えれば、應上同胞兄弟あるべし。もし日辰・月建あるいは動爻に隔斷せられても、もまたかくのごとく照らして斷ず。《姤》卦・《明夷》卦の應爻皆兄弟に隔開せられたり。その餘はこれに倣え。應爻妻爻に靠向すれば、就中外人を招きて門に上りて丈夫と做さしめん。應爻宅位に飛入して、また妻子の身命の爻と相生相合せば、就中外姓人を招きて入贅して夫と爲るを主る。假宮裡子孫出現するは、あれは外姓過繼して來りて嗣子と做るなり。たとえば子孫占者の身命を帶び、あるいは日辰假宮に屬して、飛來して身命爻の下に伏せば、就中此人別姓に過繼して來れるの兒子なるを主る。もし日辰を帶びて真宮に由りて飛來せば、則ち別人家に過繼して往きしの兒子なるを主る。もしそれ應爻上に飛動すれば、それすなわち孩子を別人に過繼するなり。

妻帶子臨夫位,引子嫁人;(妻命帶子孫動臨夫位日辰,主妻引子嫁人是也。)夫身起合妻爻,將身就婦。(夫身爻起,臨妻命爻,或夫命爻動並日辰為之,將身就婦也。)本命就中空子,見子應遲;(子孫同我生之爻,在日辰命旬之空,主見子遲。若胎絕,主孤害刑剋也。)身爻合處逢妻,娶婚必早。(夫身爻起處合妻之命爻,見妻必早;妻身爻起合夫之命爻,婦嫁必早。)

妻爻子孫を帶びて夫位に臨むは、あれは孩子を帶びて改嫁するなり。妻子の命爻子孫を帶びて發動して、また丈夫の爻位と日辰とに臨めば、就中她の子を攜えて再嫁するを主る。丈夫の身爻起來して往きて妻爻に合するは、あれは女家に入贅するなり。丈夫の身爻の起る處まさに妻子の命爻に臨み、あるいは丈夫の命爻發動して日辰と相併して往きて她に合するは、皆此人門に上りて婦に就くを主る。本命の在る所の旬中子孫落空するは、子を見ること就中遲し。子孫は我の生ずる所の爻にして、它もし日辰・本命のあの一旬の空亡裡に落つれば、就中子を得ること較晚を主る。もし它又胎・絶の地に落つれば、還は孤單・刑克せらるるを主る。身爻の起る處まさに妻爻相合に逢うは、成婚一定早し。丈夫の身爻の起る處妻子の命爻と相合すれば、妻を娶ること必ず早し。妻子の身爻の起る處丈夫の命爻と相合すれば、嫁ぐこと必ず早し。

夫婦合爻見鬼,婚配不明;(夫合之爻,妻合之爻見鬼,主婚姻不明,但有合爻見鬼是也。)子孫絕處刑傷,兒多不育。(子孫逢死絕爻,更受刑傷克害,主子多不育。)夫妻反目,互見刑沖;兄弟無情,互相凌制。(夫身爻並日辰動刑妻命,主夫不和妻;妻身爻並日辰動刑夫命,主妻不和夫,或妻命沖夫身,夫命沖妻身,主夫妻反目。如風天小畜九三爻是也。兄帶日辰克弟身命爻,弟帶日辰克兄身命爻,主兄弟不和,互相凌虐。)

夫妻相合するのあの一爻上に官鬼出現するは、婚配就中來路明白ならず。丈夫の合する所の爻・妻子の合する所の爻もし官鬼を見れば、就中こ の門の婚事明白ならざるを主る。ただ相合の爻上に鬼あれば、皆こ の斷を作す。子孫絶地に在りてまた刑傷を受くるは、孩子多半養活せざるなり。子孫死・絶の爻に落ちて、再び刑傷克害を遭えば、就中生む所の孩子多く成活せざるを主る。夫妻反目するは、是れ彼此刑冲なり。兄弟情なきは、是れ互相凌制なり。丈夫の身爻日辰を連ねて發動して往きて妻子の命爻を刑するは、丈夫と妻子と不和を主る。妻子の身爻日辰を連ねて發動して往きて丈夫の命爻を刑するは、妻子と丈夫と不和を主る。あるいは妻の命爻夫の身爻を冲し・夫の命爻妻の身爻を冲するも、もまた皆夫妻反目を主る。《風天小畜》九三爻のごときはすなわちかくのごとし。兄弟に至っては:哥哥日辰を帶びて往きて弟弟の身命の爻を克し・弟弟日辰を帶びて往きて哥哥の身命の爻を克するは、皆兄弟不睦・彼此欺凌するを主る。

日將與世身相生,當主雙胎;身命與世應同爻,多應兩姓。(身世起合與日辰動爻同位兩生命者,主雙胎同年之子,或雙頂是也。身臨世命臨應,是身命兩臨世應,主有兩姓。)妻財發動,不堪父值喪門;父母交重,最忌子臨死絕。(上有父母,不堪財爻發動,更兼父母值喪門弔客爻,主有克害之患。)

日辰と世爻卦身と彼此相生するは、就中雙胞胎を生ずるを主る。身爻命爻と世應と同じく一爻に落つるは、多半兩姓上に應ず。身爻・世爻の起る處相合して、また日辰・動爻と同位にして併びて兩個の命を出づれば、就中雙胎同年の子を主り、あるいは頭上頭上兩個の髮旋なり。もし身爻世に臨み・命爻に臨み・命爻應に臨みて、身命分かれて世應兩頭に臨めば、就中こ の一家兩姓に牽涉するを主る。妻財發動の時、最も父母また喪門に値るに禁え受けず。父母交重の時、最も子孫死絶に落つるを忌む。家中上に父母あれば、就中財爻發動を受け得ず。財動すれば本より已に父母を克す。もし父母の爻またまさに喪門・弔客に値れば、あれすなわち克害の患あり。

妻克世身重合應,妻必重婚;(妻爻動剋夫命,主剋夫。並日辰又與應相合,主妻再嫁。若帶咸池與應爻相合,並日辰動爻帶亡,劫刑刃等殺。剋夫身命爻,主妻與外人謀殺夫主。臨交爻主未來之事。)夫刑妻命兩逢財,夫當再娶。(妻身命臨夫家刑殺之爻,更逢克處兩財,主夫克兩妻,並日辰合傍爻之財,主再娶。夫並日辰動爻,帶劫刃刑等殺傷妻命爻,主遭夫毒手也。)

妻爻世身を克してまた重重に應と相合するは、こ の妻子必要再嫁せん。妻爻發動して來りて丈夫の命爻を克するは、就中夫を克するを主る。它再び日辰と一同に往きて應爻に合するは、就中妻子改嫁するを主る。もし它「鹹池」を帶びて應爻と相合して、しかして日辰・動爻また亡神・劫殺・三刑・羊刃等の凶殺を帶びて往きて丈夫の身命の爻を克せば、それすなわち妻子と外人と合謀して夫を害するを主る。こ の一爻もし交爻に逢えば、是れ未だ發生せざるの事なり。丈夫が妻子の命爻を刑克して卦中また兩重の財を見れば、丈夫就中再娶するを要す。妻子の身命の爻夫家の刑殺の位上に落ちて、克を受くるの處また兩個の財爻出現せば、就中丈夫兩個の妻子を克死するを主る。もし日辰また往きて旁爻の財に合せば、それすなわち續娶するを要するを主る。反して、丈夫日辰・動爻を連ねて劫殺・羊刃・三刑等の凶殺を帶びて往きて妻子の命爻を傷るは、就中妻子の丈夫の毒手に死するを主る。

妻與應爻相合,外有私通;(妻身命爻,與應相合咸池玄武桃花,主妻有外情夫。並日辰克妻與應爻,主獲妻姦夫。並世應在三合之爻,主從良為娼,日辰臨交爻,主心意未絕。妻帶財生應爻,妻以財誘外人;應帶財生妻爻,外人以財誘妻。應自外宮來,主遠方人;應自內來,近親之人。世爻動帶鬼隔斷,為家人間阻;應爻動帶鬼隔斷,為外人間阻其情。)男臨女子互爻,內多淫慾。(男身爻起臨女命爻,女身爻起臨男命爻,謂互尊卑失序,主有淫亂事。若夫妻互相合,主先奸後娶。據理而詳可也。)

妻爻と應爻と相合するは、外頭就中私情あり。妻子の身命の爻と應爻と相合して、また「鹹池」「玄武」あるいは桃花を帶ぶれば、就中妻子外に別に相好あるを主る。もし日辰同時に往きて妻爻と應爻とを克せば、あれは當場に姦夫を捉住せしなり。もし妻爻世應と三合を結成せば、則ち她の良に由りて娼と爲るを主る。日辰もし交爻に臨めば、她の心意還は未だ斷絶せざるを說明す。妻爻財を帶びて往きて應爻を生ずるは、是れ妻子錢を拿りて外人を勾引するなり。應爻財を帶びて來りて妻爻を生ずるは、是れ外人錢を拿りて妻子を引誘するなり。應爻もし外宮に由りて飛來せば、あれは遠方の人なり。内卦に由りて來れば、則ち近親の人なり。世爻發動して官鬼を帶びてそれを隔斷するは、是れ家裡人中より攔阻するなり。應爻發動して官鬼を帶びて隔斷するは、是れ外人中よりこ の段の私情を阻斷するなり。男の身爻女の命爻上に臨到して、彼此交錯せば、家裡就多く淫亂す。男子の身爻女子の命爻上に起り、女子の身爻男子の命爻上に起るを、こ れを尊卑錯亂と叫び、家中に淫亂の事あるを主る。もし夫妻兩造互相交合すれば、それすなわち先に私情ありて然るのち成婚せしなり。こ の道理に照らして細推すれば便ち是れなり。

青龍水木臨妻位,多獲奩財。(如財臨青龍,水木有氣,夫命臨之,更有氣,主得妻財多。命帶玄武財爻有暗來妻財,如辛丑日下得恆觀卦是。)玄武桃花犯命中,荒淫酒色。(身命帶玄武桃花,主貪酒色,男則粘紅綴綠,女則葉人牽惹。)

「靑龍」と水木の爻と妻位に臨むは、多く嫁粧財物を得。財爻もし靑龍に臨みて、また水に屬し木に屬して氣あり、丈夫の命爻もまたそれに臨着して・しかも氣あれば、就中妻を娶りて厚財を得る能きを主る。もし命爻「玄武」を帶びて財爻旁に在れば、あれは暗中來るの妻財にして、たとえば辛丑日占して《恆》の《觀》を得たるがごときはすなわちかくのごとし。玄武と桃花と命中に犯せば、就中酒色に荒淫す。身命の爻玄武・桃花を帶ぶれば、此人酒色を貪戀するを主る。男は處處花に沾り草を惹き、女は到處人を招きて牽扯せしむ。

世應妻爻三合,當招偏正之夫。(為世應財爻三合,妻爻更逢兩鬼。合身命,主有偏正之夫。)財交世應六沖,必是生離之婦。(妻身命爻值鬼爻,與世應並日辰動破合,重重相沖,與財兩合,或妻身命爻與世應動爻相沖,或日辰相沖,主是生離之婦也。)

世應と妻爻と三合を會成するは、こ の婦人正夫を招くの外還は偏夫あらん。世爻・應爻と財爻と三合を會成して、妻爻また兩個の官鬼の來りて她の身命に合するに逢えば、就中她に正夫ありて偏夫もまたあるを主る。財爻と世應と交錯して六冲と成るは、あれ必是れ生離の婦人なり。妻子の身命の爻官鬼に値りて、また世應・日辰と一同に發動して原有の合を破了して、重重相冲して、卻って仍として財爻と兩相合する。あるいは妻子の身命の爻世應動爻と相冲し、あるいは日辰に冲せらるる——これ皆她の丈夫と生生分離せるの婦人なるを主る。

世應為妻爻相隔逢沖,必招外郡之人;(世應在日辰旬中隔斷妻爻,或與夫爻相隔,在日辰旬外逢沖,主是外郡之人;夫隔妻爻,妻動在游魂世應之外,主他州人也。)夫妻與福德相逢帶合,必近親鄰之女。(男與財爻相近,俱在本宮或卦中,主婚姻近處就中;合見子孫,主因親致親,或故親為媒。)

世應が妻爻を中間に隔ててまた冲に逢うは、娶るは必是れ外郡人なり。世應日辰の屬する所の旬中に妻爻を隔斷し、あるいは夫爻を隔開して、しかして日辰本旬の外にまた冲に逢えば、就中娶る所は外郡の人なるを主る。もし夫爻と妻爻と相隔して、妻爻また遊魂卦中に動じて世應の外に到れば、あれさらに是れ外州人なり。夫妻兩爻と子孫と相逢してまた合を帶ぶるは、娶るは必是れ近處親鄰の女なり。男方の爻と財爻と相近して、兩者また皆本宮あるいは同一卦中に在れば、就中こ の門の婚事就中近處に在るを主る。もし相合の處還は子孫を見れば、それすなわち親戚に由りて親戚を牽出し、あるいは老親の做れる媒なり。

命逢死氣,最嫌煞忌當頭;(身臨命家日家逢死氣,若日辰動爻並殺,倘克身命,主有世亡之禍。)鬼入墓鄉,尤忌身爻濺血。(命爻帶鬼入墓,怕身爻帶殺或受刑,最不吉之兆。)

命爻死氣に逢着するは、最も凶煞忌神頭に當りて壓來るを嫌う。身爻本命の家・日辰の家に臨みてまた死氣に逢うに、もしこの時日辰・動爻再び凶殺を帶びて來りて身命を克せば、就中死亡の禍あるを主る。官鬼墓鄕に進入するは、尤も身爻上再び血光を見るを怕る。命爻官鬼を帶びて一同に墓に入るは、就中怕る身爻また凶殺を帶びあるいは刑を受くるを。あれ是最も不吉の兆なり。

惡莫惡於三刑迭刃,(刑無刃不能傷人,刃無刑禍亦不大。若刑刃兩全帶殺,克身臨官,主犯官符刑憲事;玄武傷財,劫賊圖財致命之事。世並日辰動爻,克應帶殺,主我傷他人;應並日辰動爻帶殺克世,主他人殺我;為官掌生死之權,名揚夷夏,若漁獵技藝之人。禍當滅沒,否則疲癃殘疾之人,若龍德發動,則凶中有吉之象。)凶莫凶於四虎交加。(日家應家白虎即胎神,月破白虎,六神白虎,太歲白虎,命家白虎即日神,白虎化白虎,重重臨宅克身,主刑剋伏制之事,若帶鬼殺重重並喪吊凶神,舉家遭禍。死亡十幾八九,若卦中龍德動,主喜事至則稍輕,是悲喜相半之兆。)

最惡は三刑と羊刃と層層相疊するに過ぐるなし。刑もし刃なければ就中人を傷る能わず、刃もし刑なければ禍もまた大ならず。一旦刑・刃俱全してまた凶殺を帶びて、往きて身爻を克して官鬼に臨めば、就中官法を觸犯し・刑憲を遭受するを主る。もし「玄武」來りて財爻を傷れば、それすなわち强盜財を圖り命を害するの事なり。世爻日辰・動爻を連ねて凶殺を帶びて往きて應爻を克するは、我の別人を傷るを主る。應爻日辰・動爻を連ねて凶殺を帶びて來りて世爻を克するは、別人の我を害するを主る。こ の種の格局もし官を做り生殺の權を掌るの人の身上に落つれば、反って能く中外に名を揚ぐ。もし漁獵・手藝人の身上に落つれば、禍就中它を毁壞せん。たとい死せずとももまた一個の殘廢の人と成る。ただし卦中もし「靑龍」「天德」發動あれば、それすなわち凶中吉を帶ぶの象なり。最凶は四重の白虎交相加臨するに過ぐるなし。日辰の家・應爻の家の白虎すなわち是れ胎神にして、これの外還は月破白虎・六神白虎・太歲白虎あり。本命の家の白虎は則ち是れ日神なり。再び白虎また白虎を化ずるを加えれば、重重疊疊宅に臨み身を克して、就中刑克と人に壓制せらるるの事とを主る。もし它らまた重重の鬼殺を帶びて、喪門・弔客等の凶神を連ねれば、それすなわち家を擧げて禍に遭いて、死亡するの十有八九なり。倘若卦中靑龍・天德發動して、喜事一たび到れば、凶勢就中稍々減ず。あれは悲喜各半の兆なり。

四鬼貼身,防生災咎;(貼身鬼帶破碎殺,主有破相之疾;乾主頭面小腸喘急咳嗽之疾;坎主兩耳腎間之疾;艮主背肋手指之疾;震主下部腰足痛之疾;巽主兩股兩腿頭髮血氣之疾;離主眼目心經之疾;坤主腸間脾胃之疾,兌主口齒及唇之疾。餘仿此。)三傳克世,易惹災危。(三傳太歲月建日辰,帶殺帶鬼,克世身命,主宅丁人眷災危,太歲,連年之禍,月建主累月之災殃也。)

四重の官鬼身に貼れば、就中災咎を生ずるを防ぐを要す。身に貼るの官鬼もし破碎殺を帶ぶれば、身上に破相の疾あるを主る。再び卦宮に按じて部位を分かつ。乾は頭面・小腸および喘急咳嗽を主り、坎は雙耳と腎臟とを主り、艮は背脊・肋骨と手指とを主り、震は下身・腰腿疼痛を主り、巽は兩股兩腿および頭髮氣血を主り、離は眼目と心經とを主り、坤は腸胃脾臟を主り、兌は口齒嘴唇を主る。その餘はこれに照らして類推せよ。太歲・月建・日辰のこ の三傳一齊に世を克するは、災危を招來し易し。こ の三者もし凶殺あるいは官鬼を帶びて往きて世爻と身命とを克せば、就中一家の人口皆災危あるを主る。太歲の主る所は是れ連年の禍にして、月建の主る所は是れ數月に接連するの災殃なり。

劫亡兩賊傷身,青草墳頭之鬼;身命兩空遇殺,黃泉路上之人。(身命逢絕,在旬中空亡,亡神劫殺帶鬼,傷身克命,主有死亡之患。)勾陳傷玄武之身財,女多凶禍,白虎損青龍之官鬼,男忌死亡。

劫殺と亡神のこ の兩個の凶賊一齊に身を傷るは、あれは靑草墳頭の孤鬼なり。身爻命爻雙雙落空してまた凶殺に遇うは、あれは黃泉路上の行人なり。身命の爻既に絶地に落ちて、また本旬中に空亡に落ち、再び亡神・劫殺官鬼を帶びて來りて身を傷り命を克するを加えれば、就中死亡の患あるを主る。「勾陳」が「玄武」の臨む所の身爻と財爻とを傷れば、家中の女子多く凶禍あり。「白虎」が「靑龍」の臨む所の官鬼を損せば、男子就中死亡を忌むを要す。

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