螣蛇の十二位に臨む主る所
騰蛇臨寅文字憂,光影空中神樹求;射覆花錦衣赤白,鶻禽斗鬧吏人遊。騰蛇臨卯為開窗,盜賊驚憂女病殃;邀候小兒三五個,懷藏果實草花香。騰蛇臨辰官事興,六畜昏昧田土爭;射覆尾磁錢藥類,路逢婦女見喧聲。
螣蛇が寅に臨めば、文書のために憂慮するを主り、空中に光影を現じ、神樹に向かって祈求して禳解すべし。射覆の物は花紋の錦緞と赤白二色の衣裳。途中では鶻鳥の争闘・喧閙および吏人の往來を見ん。螣蛇が卯に臨めば、窗を開くの象を主り、また盗賊が驚擾し女子が病んで殃に遭うを主る。途中では三五の小兒に遇うべし。藏する所は果實と香氣ある草花。螣蛇が辰に臨めば、官司が興起するを主り、六畜が昏昧・不明にして田土のために相争う。射覆の物は瓷器の尾件と銭・藥の類。路上では婦女に遇いて喧聲を聞かん。
騰蛇伏位夢中驚,鬼怪飛蟲人病縈;蛇鵲空中爭散亂,射覆蠅蟲花木青。騰蛇臨午遠信附,官事火光憂驚懼;邀候禽鳴遊女逃,射覆緋紅吸翠羽。騰蛇臨未憂井灶,孤女財帛防失耗;路見婦女來迎人,射覆絲麻錢穀料。
螣蛇が巳のこの本位に落ちて伏吟と成れば、夢中に驚くるを主り、鬼怪と飛蟲とが祟を為して人は疾病に纏わる。途中では蛇と喜鵲とが空中に争い散亂するを見ん。射覆の物は蠅の小蟲と青色の花木。螣蛇が午に臨めば、遠方の書信が人に托して捎られ来ることを主り、官司と火光とが人をして憂懼せしむ。途中では禽鳥の鳴叫を聞き、遊蕩の女子の逃走するを見ん。射覆の物は緋紅の色と青翠の羽毛。螣蛇が未に臨めば、水井と竈台のために憂えるを主り、孤身の女子の財帛は失散・耗損を防ぐべし。路上では婦女の來て人を迎うるを見ん。射覆の物は絲麻と銭糧・穀料。
騰蛇臨申金器鳴,有人外病死縈縈;廚灶移斷軍人乞,懷中金石鐵銅名。騰蛇臨酉主陰私,奴婢逃亡闇昧疑;占射錢刀針鏡鈕,路逢女主發悲詞。騰蛇臨戌憂喪事,斗打冤仇何事急;邀候驢馱一小童,懷中磚瓦骨石覓。
螣蛇が申に臨めば、金属の器皿が自鳴するを主り、人が外に在って病を患いて死して、纏綿して絶えず。厨竈は遷移して改築すべく、途中では兵を當たる人が乞うに遇うべし。藏する所は金石・鐵銅の類。螣蛇が酉に臨めば、陰私の事を主り、奴婢が逃亡して事情は曖昧にして疑わし。射覆の物は銭・刀・針・鏡と鈕扣。路上では女主人に遇いて悲聲を發す。螣蛇が戌に臨めば、喪事を憂慮するを主り、毆闘して仇を結び、事情の來ること急迫なり。途中では驢が一の小童を駄するに遇うべし。藏する所は磚瓦・骨石の中に求めよ。
騰蛇臨亥賊盜憂,水火沖刑急訟愁;路逢乞丐並燕鼠,懷藏乞索匙鐵求。騰蛇臨子急閒門,蛇鼠堂中怪現頻;邀候同前依法定,懷藏尖細插花文。騰蛇臨丑防咒咀,火光燒宅鄰居仇;邀候園邊逢二女,射為五穀銅鐵求。
螣蛇が亥に臨めば、盗賊を憂慮するを主り、水火が相冲・相刑して急ぎ訴訟を起こして人をして愁えしむ。路上では乞かいおよび燕と鼠に遇うべし。藏する所は乞い索めたる物と匙・鐵の類に求めよ。螣蛇が子に臨めば、急いで門戸を閉鎖するを主り、蛇と鼠とが堂の中に頻々と怪を現す。途中の遇う所は前の一条の法則に照らして定めよ。藏する所は尖細にして插花纹樣を帶ぶるもの。螣蛇が丑に臨めば、人に詛咒されるを隄防するを主り、火光が宅舍を焚燒して鄰居と仇を結ぶ。途中では園の邊に二の女子に遇うべし。射覆の物は五穀と銅鐵の中に求取せよ。
朱雀の十二位に臨む主る所
朱雀臨寅文字信,官事追呼役吏因;邀候見人隨父母,射為花草赤衣新。朱雀臨卯信上門,火光口舌女災屯;路逢夯床刺繡女,懷中果食味何新?朱雀臨辰事紛紛,論切須防官事論;邀候逢人相鬥打,尖剛破瓦赤花盆。
朱雀が寅に臨めば、文書・信件の到来するを主り、官府の追呼は差役・吏員に因りて起こる。途中では人が父母に隨い同行するを見ん。射覆の物は花草と簇新の紅衣。朱雀が卯に臨めば、信件が門に送り上るを主り、また火光・口舌と女子が災に遭い困頓することを主る。路上では床を擡ぐ人と刺繡する女子に遇うべし。藏する所は果品・食物にして、滋味は格外に新鮮なり。朱雀が辰に臨めば、事情の紛紛・擾擾を主り、議論の急切する時は鬧がして官司と成るを防ぐべし。途中では人が互いに毆闘するに遇うべし。藏する所は尖硬の物・破瓦と紅花の瓷盆。
朱雀臨巳口舌事,廚中火發病縈縈;邀候飛禽及小女,懷中杖物似龍形。朱雀臨午火光驚,信因官災病纏縈;邀候倡優騎馬過,飛禽懷裡已成形。朱雀臨未爭婚姻,陰人財帛女婿分;路上急逢厄女過,懷藏甘果赤衣文。
朱雀が巳に臨めば、口舌の事を主り、厨房の裏に火が起こり、疾病は纏繞して去らず。途中では飛禽と小女孩に遇うべし。藏する所は杖狀にして形が龍のごときもの。朱雀が午に臨めば、火光の驚きを主り、來信は官災に因りて起こり、疾病は身に纏う。途中では歌伎・藝人の馬に騎りて經過するに遇うべし。藏する所はすでに形体を成したる飛禽の物。朱雀が未に臨めば、婚姻を争奪するを主り、女眷の財帛は女婿と分割すべし。路上では急ぎに一の厄に遭う女子の經過するに遇うべし。藏する所は甜果と花纹を帶ぶる紅衣。
朱雀臨申遠信行,人亡官事怪妖生;邀候道中鴉鵲鬧,懷中石鐵事推明。朱雀臨酉婦損胎,火起廚房官事災;口舌生瘡頭面腫,懷中書冊及資財。朱雀臨戌貴家名,小人多事主相爭;獸畜飛禽人怪恐,骨瓦文書是此情。
朱雀が申に臨めば、遠方の書信の傳遞するを主り、人の亡故あり、官司と怪異・妖祟とが一齊に生ず。途中では道上に烏鴉・喜鵲の喧閙するを聞かん。藏する所は石と鐵の類にして、これに據りて推明せよ。朱雀が酉に臨めば、婦人が胎孕を傷損するを主り、厨房に火が起こりて官司の災あり。疾病の上では口舌に瘡を生じ、頭面が腫脹するを主る。藏する所は書冊と銭財。朱雀が戌に臨めば、顯貴の人家の名聲を主り、小人が事多くして主人はそれと相争う。途中では牲畜・飛禽に因りて人をして驚怪せしむ。藏する所は骨・瓦と文書のこの一路のもの。
朱雀臨亥是非張,水火相刑夫婦傷;在路互逢禽打獸,懷藏尖細物非常。朱雀臨子主喧爭,求事無成心痛生;禽噪高枝獸引路,射言毛羽黑灰輕。朱雀臨丑競田莊,火燒屋舍厄橋樑;婦嫁擔盤及送櫃,射為毛羽鼠巢根。
朱雀が亥に臨めば、是非が張揚するを主り、水火が相刑して夫妻は俱に損傷を受く。路上では飛禽と走獸とが相闘うに遇うべし。藏する所は尖細にして尋常ならざる物件。朱雀が子に臨めば、喧閙・争執を主り、事を求めて成らずして心中に痛を生ず。途中では禽鳥が高枝の上に鳴噪し、走獸が前に路を引くを見ん。射覆の物は毛羽の類にして、色は黑くして灰を帶び、分量は輕し。朱雀が丑に臨めば、田莊を争奪するを主り、火が屋舍を燒きて橋梁が厄に遭う。途中では婦人が嫁ぎ、人が盤擔を挑き、箱柜を送るを見ん。射覆の物は毛羽と鼠巢の草根。
六合の十二位に臨む主る所
六合臨寅文契交,公私兄弟有呼招;更有上樑新蓋物,懷藏竹器把枝條。六合臨卯交鬥爭,成和來合已兩重;邀候擔盤床重迭,竹羅盛果青柳松。六合臨辰契約交,爭吏公私六畜逃;邀候只逢車載草,射為竹器把枯梢。
六合が寅に臨めば、文書・契約が往來・交割するを主り、公事・私事ともに兄弟が呼喚・招引されるあり。さらに梁を上げて新たに房屋を蓋える物あるを主る。藏する所は竹器と把を帶ぶる枝條。六合が卯に臨めば、交涉の中に争闘を起こすを主るが、和解と結合とはすでに二重あり。途中では盤擔を挑き、床榻を層層に堆疊せる人に遇うべし。藏する所は竹籮が果子を盛り、さらに青柳と松枝あり。六合が辰に臨めば、契約の交割を主り、吏員と争執して公私の兩面で六畜が走失す。途中ではただ車が草料を裝するに遇うべし。射覆の物は竹器と把を帶ぶる枯枝。
六合臨巳神宅廚,成就交關不義謀;見視攜瓶並挈甑,射為木器火燒爐。六合臨午有追呼,文字交和望信書;懷裡物紅並赤果,婦人擔水又推車。六合臨未和會親,酒宴錢穀聚賓臨;邀候樂聲祈賽社,懷中甘果帶青根。
六合が巳に臨めば、神位・宅舍と厨房の事を主り、交易は成就すべきといえども、その中に不義の圖謀あり。途中では人が瓶子を提げ、甑鍋を挈ぐるを見ん。射覆の物は木器と火を燒く爐子。六合が午に臨めば、官府の追呼あるを主り、文書の交涉は和順にして回信を盼望す。藏する所は紅色の物と紅果。途中では婦人が水を擔ぎ、また人が車を推すを見ん。六合が未に臨めば、親友の和睦・聚会を主り、酒宴を擺し銭糧を聚めて賓客が門に盈つ。途中では樂聲を聞き、人が祈り賽社するを見ん。藏する所は甜果併せて青色の根莖を帶ぶる。
六合臨申逃亡因,捕賊官司禁繫身;邀候群車軍伍過,釵環紙裹射如神。六合臨酉問易門,屋舍別遷更改新;來意只因爭役吏,路逢刀劍鏡釵論。六合臨戌鬥爭論,被人奸欺在四鄰;習射傷人邀候見,懷藏卵骨刻刀文。
六合が申に臨めば、事は逃亡に因りて起こるを主り、賊を捕い・官司以至身が拘禁せらる。途中では群を成したる車輛と軍隊の經過するに遇うべし。射覆の物は紙に包める釵環にして、断ずること神のごとし。六合が酉に臨めば、門戸を改換するの事を問うを主り、屋舍は別に遷移し改造して一新すべし。來人の來意はただ差役・吏員と相争うがため。路上の論ずる所は刀劍・鏡子と釵環の類。六合が戌に臨めば、争闘と争論を主り、四鄰の人に姦計を以て欺かる。途中では人が射を習いて人を傷るを見ん。藏する所は卵・骨と刻刀の類の花纹を帶ぶるもの。
六合臨亥產兒初,心在陰人慾見之;水上見木還是木,路逢豬兒擔瓦壺。六合臨子覓人難,求物參投事亦然;射覆花果及細軟,路逢竹籠招粘竿。六合臨丑求望情,咒咀爭論百事榮;櫃匣復隨擔籠擔,盤糧斛斗鐵銅名。
六合が亥に臨めば、剛に孩子を生みたるを主り、心中に或る女子を掛念して、彼女に見えんと欲す。亥水は下に在りて六合は木に屬し、水の上に木を見るは、断象は仍お木に歸す。路上では猪に遇い、また人が瓦壺を擔ぐを見ん。六合が子に臨めば、人を尋ねること困難を主り、物を求め書を投じ謁見するも同じく然り。射覆の物は花果と細軟の物。路上では竹籠と粘鳥の長竿に遇うべし。六合が丑に臨めば、求索・指望の情を主り、詛咒と争論あるといえども、百事は仍お榮顯に歸す。途中では柜と匣とが擔籠と一同に挑き去るを見ん。藏する所は盤中の糧食と斛斗、および鐵銅の器。
勾陳の十二位に臨む主る所
勾陳臨寅婦女亡,爭競田莊葉木桑;邀候婦女陳狀立,懷中有土圓及黃。勾陳臨卯家不和,婦人家事得沉痾;邀候鬼風飛鳥鬧,懷中瓦器筆多毛。勾陳臨辰主爭張,家宅不和田土殃;見畜屠家並血肉,射為磚瓦土園黃。
勾陳が寅に臨めば、婦女の亡故を主り、田莊と桑林・樹木のために相争う。途中では婦女が立ちて狀て狀紙を遞するに遇うべし。藏する所は土を帶ぶる圓形の黄色の物。勾陳が卯に臨めば、家中の不和を主り、婦人が家務を操持して沉重の病を得ん。途中では怪風・飛鳥の喧閙に遇うべし。藏する所は瓦器と毛頭の多き筆。勾陳が辰に臨めば、争執を主り、家宅が和せずして田土が殃に遭う。途中では牲畜・屠戸と血肉を見ん。射覆の物は磚瓦と園中の黄土。
勾陳臨巳宅灶凶,怪動憂疑夢賊沖;見視鳥鳴空散亂,土中爐冶物中紅。勾陳臨午文狀爭,爭田競土畜由行;路逢皮毛殺四足,器物包羅果食名。勾陳臨未子孫孤,嫁婦重婿妻失夫;狗隨群羊騾負米,射為甘果食瓦壺。
勾陳が巳に臨めば、宅舍と竈台とに凶あるを主り、怪異が發動して心に憂疑を生じ、盜賊の來て衝撞するを夢見ん。途中では鳥の鳴叫し四に散亂して飛ぶを見ん。藏する所は土中の爐冶の物にして、色は紅を帶ぶ。勾陳が午に臨めば、文書・狀紙のために相争うを主り、田を争い地を競いて牲畜もまた隨いて奔走す。路上では皮毛と牲畜を宰殺する場面に遇うべし。藏する所は包裹したる器物と果品・食物。勾陳が未に臨めば、子孫の孤单を主り、婦人が再嫁し女婿が續娶して妻は夫を失う。途中では狗が羊群に隨い、騾子が米を駄するを見ん。射覆の物は甜果・食物と瓦壺。
勾陳臨申必死傷,事占人口見逃亡;避罪不然爭戰事,車擔牛馱炭石藏。勾陳臨酉斗還爭,婦人作事不分明;懷中有物錢鏡器,門前獰狗見人鳴。勾陳臨戌戰鬥爭,墳墓迷亡子不興;見視雙龐奔入去,骨磁懷內土塵名。
勾陳が申に臨めば、必ず死傷を主り、占う所の事は人口の逃亡の上に應ず。罪を避るがために走るにあらざれば、即ち争戰の事に遇うなり。途中では車擔と牛駄とを見、藏する所は炭と石。勾陳が酉に臨めば、争闘して休まざるを主り、婦人が事を作すこと分明ならず。藏する所は銭・鏡と器皿。門前に獰悪の狗ありて人を見て狂い吠ゆ。勾陳が戌に臨めば、戰闘・争・争執を主り、墳墓が迷失し亡者が安んぜずして子孫が興らず。途中では二の龐然たる物が奔りて入るを見ん。藏する所は骨・瓷と塵土の類。
勾陳臨亥必爭論,鬥競莊田有病人;傷人絲蠶還耗散,逢崖還有石磁塵。勾陳臨子失財來,水道溝渠人損災;邀候兔狐並死鼠,懷中剛物破裂開。勾陳臨丑爭田園,分居新宅人不安;車牛載櫃人擔甕,磚石懷藏比類看。
勾陳が亥に臨めば、必ず争論を主り、田莊のために争闘して家中に病人あり。また人を傷るを主り、蚕絲もまた耗散す。途中に山崖の處に遇いてさらに石・瓷と塵土を見ん。勾陳が子に臨めば、財を失うを主り、水道・溝渠に因りて人をして損を受け災に遭わしむ。途中では兔・狐および死鼠に遇うべし。藏する所は堅硬にしてすでに破裂せるもの。勾陳が丑に臨めば、田園を争奪するを主り、家を分かち別に新宅に住みて人心が安んぜず。途中では牛車が柜子を裝し、人が瓮を擔ぐを見ん。藏する所は磚石の類にして、これに照らして比類して推せ。
青竜の十二位に臨む主る所
青龍臨寅為兄弟,喜悅文書財立興;邀候貴人乘馬去,懷中有物鐵衣青。青龍臨卯遠信來,憂財文狀後和諧;邀候草車逢術士,青紅花木做錢財。青龍臨辰官司動,桑田錢財值詞訟;懷中六畜文字爭,路上公吏爭迎送。
青竜が寅に臨めば、事情は兄弟の身上に應じ、文書が喜悅を帶びて財運が立ちどころに興旺するを主る。途中では貴人の馬に乘じて去るを見ん。藏する所は鐵器と青色の衣物。青竜が卯に臨めば、遠方より來信あるを主り、先に銭財と狀紙のために憂愁して後に和諧に歸す。途中では草を裝したる車と術士に遇うべし。藏する所は青紅兩色の花木にして、銭財に換作すべし。青竜が辰に臨めば、官司の發動を主り、桑田と銭財とが皆詞訟に碰上す。藏する所は六畜・文書の争に關係す。路上では公門の吏員が相争い迎送するを見ん。
青龍臨巳財憂損,光影飛蟲神樹死;邀候帶花二女去,射為椒果及花枝。青龍臨午書信情,文狀爭財役吏榮;邀候貴人發重婦,文章花果縷衣輕。青龍臨未欲求財,妻損求神會和諧;邀候蟲傷羊互病,懷中衣物食中來。
青竜が巳に臨めば、銭財が憂慮して損を受くるを主り、光影と飛蟲とを現じ、神樹が枯死す。途中では花を戴ける二の女子が走り過ぐるを見ん。射覆の物は椒果と花枝。青竜が午に臨めば、書信が情を傳うるを主り、文書・狀紙に因りて財を争い、差役・吏員がかえって榮顯を得る。途中では貴人が婦人を打發して重返せしむるを見ん。藏する所は文章・花果と輕薄の絲縷の衣裳。青竜が未に臨めば、財を求めんと欲することを主り、妻が損を受けて神を求めてやっと和諧なるべし。途中では蟲が傷ると羊の病を生ずるとを見ん。藏する所は衣物にして、食物の中より得來す。
青龍臨申欲爭財,出外商途賊盜來;邀候官員遠信急,懷中鐵石寶金灰。青龍臨酉客上門,來意謀求財物因;邀候軍樂及筵散,懷中錢寶與金銀。青龍臨戌貴人還,民庶占身財畜遷;邀候青黃貓犬過,射為印物小刀環。
青竜が申に臨めば、財を争わんと欲することを主り、外に出て商を經營する路上に盜賊に遇う。途中では官員に遇い、遠方の書信は來ること急なり。藏する所は鐵・石・寶物・金と灰。青竜が酉に臨めば、客人の門に上るを主り、來意は財物を謀求するがため。途中では軍中の鼓樂および宴席の散場に遇うべし。藏する所は銭財・珍寶と金銀。青竜が戌に臨めば、貴人の回還を主る。平民・百姓が自身を占えば、則ち銭財と牲畜とが遷移すべきを主る。途中では青黄の毛色の猫狗が經過するを見ん。射覆の物は印章・小刀と環佩。
青龍臨亥欲進行,財物須多官貴榮;生產或將財進納,路逢車馬水中生。青龍臨子喜重成,婦女婚席見產生;買馬辰中立神樹,懷中花果食堪烹。青龍臨丑爭名利,母亡官事財物滯;若言邀候與射占,圖畫神祗銅錢類。
青竜が亥に臨めば、出行を打算するを主り、財物は必ず多くして官位は顯榮す。あるいは生産に因りて財物の進項あるべし。路上では車馬に遇い、事情は水中より生ず。青竜が子に臨めば、喜事の重々に成就するを主り、婦女が婚宴の上に即ち生産の事あり。また辰の位に馬を買い、神樹を立つるを主る。藏する所は花果と烹煮すべき食物。青竜が丑に臨めば、名利を争奪するを主り、母が亡故し官司に纏われて財物が滯塞す。もし途中の遇う所と射覆の藏する所を論ぜば、則ち圖畫・神像と銅錢の類である。
天空の十二位に臨む主る所
天空臨寅怪懼多,文書鬼怪出顛魔;七里僧來忽騎馬,球瓶懷裡射無疑。天空臨卯賊盜驚,門戶開張屋爆鳴;六里逢車有破甕,懷中圓物眼刀成。天空臨辰四足傷,惡人奸詐惹官方;五里驢騾三五個,甕盆破損藥應方。
天空のこの一門の歌訣は「邀候」の一句にみな里数を標して、門を出て何里歩けば何に遇うかを指し出す。天空が寅に臨めば、怪異・驚懼の多きを主り、文書の事と鬼怪とが一同に現れ、甚だしきは癲狂の人あり。七里を走れば、僧が忽ち馬に騎りて来るを見ん。藏する所は球と瓶にして、断じて疑いなし。天空が卯に臨めば、盗賊に驚擾されるを主り、門戸が開き放ちて屋宇が爆鳴す。六里を走れば、車が破瓮を載するに遇うべし。藏する所は孔眼を帶ぶる圓形の物と刀。天空が辰に臨めば、四足の牲畜が傷を受けるを主り、惡人が姦詐にして官府を惹き起こす。五里を走れば、三五の驢騾に遇うべし。藏する所は破損の瓮盆と藥を配する方。
天空臨巳怪空驚,飛鳥毛蟲官病凶;四里甕盆擔已去,物因窯灶射分明。天空臨午不可當,驚怪文字官訟傷;虛詐不然見爭訟,懷中無物手虛藏。天空臨未孤獨郎,疾病官司物失亡;八里逢羊僧孝子,懷中有物未堪嘗。
天空が巳に臨めば、怪異はもとより一場の空驚。また飛鳥・毛蟲と官司・疾病の凶を主る。四里を走れば、瓮盆のすでに人に挑き去らるるを見ん。藏する物は窯竈に關係し、これに據りて即ち断明すべし。天空が午に臨めば、その勢い當たるべからず。驚怪・文書と官司・訴訟の傷を主る。虛假・欺詐にあらざれば、即ち争訟を見るなり。藏する所は實は空しく一物なく、ただ手の裏に藏物の状を虛に作すのみ。天空が未に臨めば、孤身の男子を主り、疾病・官司と物件の失亡を主る。八里を走れば、羊・僧人と孝を戴く子に遇うべし。藏する所はいまだ食うべからざるもの。
天空臨申道路乖,賊馬憂愁恐禍災;七里有車聲鬧響,懷中金器自然來。天空臨酉失驚忙,六畜分張口舌傷;六里有人將信過,如珠圓物鐵為光。天空臨戌力斗強,四足人亡獄訟傷;五里驢騾僧或見,射為枯骨及餱糧。
天空が申に臨めば、道路上に諸事が乖違するを主り、盗賊と馬匹のために憂愁し、ただ恐れて禍災を招く。七里を走れば、車聲の喧閙を聞かん。藏する所は自然に金属の器皿。天空が酉に臨めば、驚慌・失措を主り、六畜が離散して口舌が人を傷る。六里を走れば、人が信を將えて經過するに遇うべし。藏する所は形が珠子のごとき圓物にして、鐵の光澤を帶ぶ。天空が戌に臨めば、力を奮い争闘して氣勢が強横を主り、四足の牲畜と人とに死亡あり、さらに牢獄・訴訟の傷あり。五里を走れば、あるいは驢騾と僧人とを見ん。射覆の物は枯骨と乾糧。
天空臨亥產生凶,爭訟錢財亡失空;邀候伺期知邊塞,錢財乞索在懷中。天空臨子主奸訛,盜賊鬼神死亡多;九里空中見泉出,物圓如鏡似瓶鍋。天空臨丑驚恐顛,賊火驢騾殺害冤;八里逢車翻在路,轂出銅鐵隔衣言。
天空が亥に臨めば、生産に凶あるを主り、銭財のために争訟して終竟に亡失・落空す。途中に人を候う時に、消息が辺塞より来るを始めて知る。藏する所は乞い索めて得たる銭財。天空が子に臨めば、姦詐・訛騙を主り、盗賊・鬼神と死亡の事が多し。九里を走れば、空地に泉水の湧き出づるを見ん。藏する所は鏡のごとく圓く、瓶鍋に形似たるもの。天空が丑に臨めば、惊恐・癲狂を主り、盗賊・火災・驢騾および殺害の冤情あり。八里を走れば、車が路に翻るに遇い、車轂の裏に銅鐵を露し、衣物を隔てても言い當てうべし。
白虎の十二位に臨む主る所
白虎臨寅主殺傷,遠人凶死病須亡;孝子軍都逢七里,射為金寶及衣裳。白虎臨卯死傷起,人口不旺休問己;官事賊人殺害傷,孝子喪車金木裡。白虎臨辰必死亡,六畜相爭墳道桑;五里逢人相鬥訟,絲麻瓦布袖中藏。
白虎が寅に臨めば、殺傷を主り、遠方の人が凶死し、病人もまた終竟に治せず。七里を走れば、孝を戴く子と軍隊とに遇うべし。射覆の物は金寶と衣裳。白虎が卯に臨めば、死傷の事の発生するを主り、家中の人口が旺ならず、さらに自己の吉凶を問うを要せず。また官司・賊人が人を殺害し傷るを主る。途中では孝子と喪車とを見、藏する所は金木の中に在り。白虎が辰に臨めば、必ず死亡を主り、六畜が相争い、墳地・道路と桑林が皆牽連を受く。五里を走れば、人の争闘して訟を興すに遇うべし。藏する所は絲麻と瓦布にして、袖の中に藏る。
白虎臨巳甑灶鳴,血膿人亡痛叫聲;四里逢人夯鍋銚,砧刀金類事推明。白虎臨午凶孝餘,官災病患宅難居;九里路逢花馬過,懷中尖破物和梳。白虎臨未主孤單,競婚爭婦病怎痊?八里羊俎逢孝子,懷中有物解方圓;
白虎が巳に臨めば、甑鍋・竈台の自鳴するを主り、人が血を流し膿を成して亡び、痛く叫ぶ聲が絶えず。四里を走れば、人が鍋銚を擡ぐに遇うべし。藏する所は砧板・刀と金属の類にして、これに據りて推明せよ。白虎が午に臨めば、凶喪・孝服の餘波がいまだ了えざるを主り、官災・病患が宅子をして安居し難からしむ。九里を走れば、路上に花馬の經過するに遇うべし。藏する所は尖鋭・破損の物と梳子。白虎が未に臨めば、孤单を主り、婚事のために婦人を争奪し、病はまた何ぞ痊愈せんや。八里を走れば、羊肉の俎案と孝を戴く子に遇うべし。藏する物は方くもあり圓くもあり、自ら解するを要す。
白虎臨申武貴官,遠事兵凶逃出難;七里異獸逢兵隊,絲綿金石袖中看。白虎臨酉主死亡,不明暗昧有災殃;六里只逢人病死,懷裡石金或刀藏。白虎臨戌占骨肉,爭張多為信無期;五里內逢人斗打,懷中灰骨土燒之。
白虎が申に臨めば、武職・顯貴の官を主るが、遠方の事は兵禍の凶に牽連して、逃げんと欲するも逃げ得ず。七里を走れば、異獸と軍隊とに遇うべし。藏する所は絲綿と金石にして、袖の中より看取すべし。白虎が酉に臨めば、死亡を主り、事情は曖昧・不明にして災殃あり。六里を走れば、ただ病死の人に遇うのみ。藏する所は石・金あるいは刀。白虎が戌に臨めば、占う所は骨肉の至親に關涉し、争執は大抵は音信に期限なきがため。五里の内に人の毆闘するに遇うべし。藏する所は灰・骨と燒きたる土。
白虎臨亥為少錢,官事爭訟斷不偏;邀候登明無定執,懷藏察日看堪傳。白虎臨子主逃亡,占訟難安官訟長;日似火神須見死,水為賊上是爭張。白虎臨丑得外莊,外人咒咀起官方;金木神同東一位,定知痛死被人傷。
白虎が亥に臨めば、銭財が短少するを主り、官司・争訟は公平に断じて偏袒せず。途中の遇う所は登明(亥)がもと定象なきがために執定し難し。藏する所は日辰を察看してやっと推断し得べし。白虎が子に臨めば、逃亡を主り、訴訟を占えば安定し難くして官司が拖長す。日辰がもし火神のごとくにて来て克せば、必ず死を見ん。水はすでに賊と為る、上位に落ちれば即ち争執を主る。白虎が丑に臨めば、外面の田莊を得るを主るが、外人の詛咒に因りて官府の事を惹き起こす。もし金神と木神とが東方の一位に同じく在れば、必ず人の痛苦して死するを知るべく、これは人に傷られたるなり。
太常の十二位に臨む主る所
太常臨寅號得奇,萬事宜占只克妻;來意只因文契事,千般動用好形移。太常臨卯是為財,盜賊口舌不為災;六里路邊逢羊兔,果花吃食在於懷。太常臨辰財物交,惡人詆譭呈粗嚎;家中遲疑逢載用,藥錢食物射難逃。
太常が寅に臨めば、「得奇」と稱し、萬事は皆占問に宜しく、ただ妻を克すのみ。來人の來意はただ文書・契約の事のため。種種の舉動は皆遷移・變動に適す。太常が卯に臨めば、事情は財の上に落ち、盗賊と口舌あるといえども災と成らず。六里を走れば、路邊に羊と兔に遇うべし。藏する所は果品・花朵と喫食。太常が辰に臨めば、財物の交割を主り、惡人が言を出して詆毀し、聲を粗くして叫喚す。家中が遲疑・不決する際に裝載・運用の事に遇う。射覆の物は藥・銭と食物にして、この幾樣を逃れず。
太常臨巳婦人憂,井灶錢財散失愁;占病必除逢絹帛,錢財吃食果中求。太常臨午家吉昌,賞賜添買外田莊;家貧婦人道中見,女人頭面及衣裳。太常臨未到家來,酒食財帛婦人陪;邀候陰人求子息,占財還是自家財。
太常が巳に臨めば、婦人の憂愁を主り、水井・竈台と銭財の散失のために發愁す。病を占えば必ず愈ゆべく、途中では絹帛に遇うべし。藏する所は銭財・喫食と果品の中に求めよ。太常が午に臨めば、家道が吉慶・昌盛するを主り、賞賜を得併せて外地の田莊を添買す。途中では貧家の婦人が路の上に在るを見ん。藏する所は女人の頭面・首飾と衣裳。太常が未に臨んで本家に回れば、酒食・財帛は皆婦人の陪るあらんことを主る。途中では女子が子を求むるに遇うべし。財を占えば則ち仍お自家の財。
太常臨申必逃遊,適逢百事好圖謀;假令賊劫人財散,外面來欺莫自求。太常臨酉喜為財,陰人酒食婚會諧;六里出軍逢賞賜,射為頭面及金釵。太常臨戌貴家陪,爭奪名利五穀灰;邀候犬街破衣走,更看嬪婦禮墳來。
太常が申に臨めば、必ず逃走・遊蕩するを主るが、ちょうどこの時に逢えば百事は皆圖謀に好し。假令えば盗賊の搶劫に遇いて人と財とが兩に散ずるとも、それは外面より來る欺凌で、自ら招惹すること勿れ。太常が酉に臨めば、財のために喜ぶことを主り、女眷の酒食と婚事の聚会が皆和諧す。六里を走れば、出征の軍隊が賞を受くるに遇うべし。射覆の物は頭面・首飾と金釵。太常が戌に臨めば、顯貴の家に陪するを主り、名利を争奪して五穀が灰燼と化す。途中では狗が街上に在り、人が破衣を著て行走するを見ん。さらに婦人の來りて墳の前に禮するを見ん。
太常臨亥宅不安,爭田競土女傷殘;破財只為神克將,小吉加亥必孤單。太常臨子與前同,家中多出少亡凶;橫死傷財兼患眼,射為衣盞物須紅。太常臨丑家豐餘,爭訟孤兒外姓居;後婦強多鬥訟事,家舍應被別人圖。
太常が亥に臨めば、宅舍が安んぜざるを主り、田土のために相争いて女子が傷殘を受く。財を破る所以は、ただ貴神が将神を克したるがため。小吉(未)が亥の上に加えば、必ず孤单を主る。太常が子に臨めば前の一条と同じく、家中に多く少年の夭亡の凶を出すを主る。また横死・財を傷るを主り、兼ねて眼の疾あり。射覆の物は衣物と杯盞にして、色は必ず紅なり。太常が丑に臨めば、家道が豊足して有餘あるを主るが、争訟ありて、孤兒と外姓の人とが同住す。後に娶りたる妻が強勢にして闘訟の事多く、房屋はおそらく他人に圖謀されん。
玄武の十二位に臨む主る所
玄武臨寅文狀論,爭訟託付鬼著人;七里樹邊見黑馬,懷中竹木帛纏根。玄武臨卯盜賊來,求事難逢官訟災;患眼缺唇六里見,髮毛草木竹曾栽。玄武臨辰爭鬥急,惡人牽惹酒亡失;五里必逢持豬屠,射覆瓶壺盞藥覓。
玄武が寅に臨めば、文書・狀紙のために官司を打つを主り、争訟の際に托する所の人あらず、鬼魅の身に附けるがごとし。七里を走れば、樹の邊に黑馬を見ん。藏する所は竹木と根鬚を纏える布帛。玄武が卯に臨めば、盗賊が門に上るを主り、事を求めて成り難くして官司の災に遇う。六里を走れば、眼の疾を患い唇の缺けたる人を見ん。藏する所は毛髮・草木とかつて栽えたる竹。玄武が辰に臨めば、争闘の來ること急なるを主り、惡人に牽連せられて禍を惹き、酒に因りて亡失あり。五里を走れば、必ず猪を牽く屠戸に遇うべし。射覆は瓶・壺・杯盞と藥の中に求めよ。
玄武臨巳鬼怪動,死亡口舌及惡夢;四里乞丐及軍人,射物灰石禽獸弄。玄武臨午六畜亡,官事口舌人殘傷;九里逢馬及驚斗,懷中羽毛筆文章。玄武臨未井院墳,財帛失耗驚鬼神;八里師婆道路見,射為盒子果中存。
玄武が巳に臨めば、鬼怪の發動を主り、死亡・口舌および惡夢あり。四里を走れば、乞かいと軍人とに遇うべし。射覆の物は灰・石と禽獸が玩弄する物。玄武が午に臨めば、六畜の死亡を主り、官司・口舌にして人が殘傷を受く。九里を走れば、馬匹および驚きて争闘する場面に遇うべし。藏する所は羽毛にて製したる筆と文章。玄武が未に臨めば、水井・庭院と墳墓の事を主り、財帛が失散・耗損して鬼神を驚動す。八里を走れば、道路上に巫婆を見ん。射覆の物は盒子にして、果品はその中に存す。
玄武臨申主逃亡,官事因爭小道桑;邀候軍人並死賊,懷中石鐵炭中藏。玄武臨酉賊上門,死亡官事欲纏身;妻奴投井看應死,占射應藏鐵石盆。玄武臨戌占墓丘,爭訟賊傷死恨仇;五里有犬咬貧子,軍人爭戰射毛裘。
玄武が申に臨めば、逃亡を主り、官司の起因は小路と桑林を争奪するに在り。途中では軍人および打ち死せる賊に遇うべし。藏する所は石と鐵にして、炭の中に藏る。玄武が酉に臨めば、賊が門に上るを主り、死亡と官司とが身に纏わらんと欲す。妻あるいは奴僕が井に投げるは、見れば必ず死すべし。射覆の藏する所は鐵・石と盆なるべし。玄武が戌に臨めば、占う所は墓地・丘陵に關涉し、争訟・賊に傷られ、死に因りて深仇を結ぶを主る。五里を走れば、狗が貧家の孩子を咬むを見ん。また軍人の争戰を主り、射覆の物は毛皮の衣裘。
玄武臨亥死還生,虛驚後喜事還明;四里只見九人至,懷中有物黑兼青。玄武臨子到本方,鬼賊投井產婦亡;九里逢人來取火,堪食物鵲鼠懷藏。玄武臨丑文狀殃,賊謀咒咀爭橋樑;八里見人逢水害,水土度量更求長。
玄武が亥に臨めば、死の中に生を得るを主り、先ず虛驚ありて、此の後に喜事が分明なり。四里を走れば、ただ九人の到來を見るのみ。藏する物は色が黑くして兼ねて青なり。玄武が子に臨んで本方に到れば、鬼祟と盗賊・人が井に投ぐること・產婦の亡故を主る。九里を走れば、人の來て火を取るに遇うべし。藏する所は食うべき物、および喜鵲と老鼠の類。玄武が丑に臨めば、文書・狀紙に因りて殃に遭うを主り、盗賊が圖謀し人が詛咒して、橋梁のために相争う。八里を走れば、人の水害に遭うを見ん。物を断ずるは水と土とを以て量度し、さらにその長短を求めよ。
太陰の十二位に臨む主る所
太陰臨寅文字交,財帛虛耗有呼招;七里路邊逢伐樹,懷中金寶火金銷。太陰臨卯暗陰和,女子私通盜賊過;六里內逢車載粟,射為盞托竹絲多。太陰臨辰惡人欺,作事難成百事遲;五里內逢屠戶至,懷中金石物推之。
太陰が寅に臨めば、文書の往來・交割を主り、財帛が虛耗して人の呼喚・招引あり。七里を走れば、路邊に樹を伐る人に遇うべし。藏する所は金寶にして、火に銷熔せらる。太陰が卯に臨めば、暗中に陰私が和合するを主り、女子が私通して盗賊が旁より經過す。六里の内に車が粟米を裝するに遇うべし。射覆の物は杯盞の托子にして、多くは竹と絲とを以て製す。太陰が辰に臨めば、惡人に欺凌されるを主り、事を作して成り難く百事が遲滯す。五里の内に屠戸の到來に遇うべし。藏する所は金石の物にして、これに據りて推断せよ。
太陰臨巳主凶喪,悲泣沉痾火發光;門裡必逢喪孝子,射為錢鐵盞磁缸。太陰臨午主喧爭,官事陰私鬥訟生;九里內逢風迅急,懷中失物與金明。太陰臨未欲謀財,和合婚姻求祝媒;八里內逢三孝子,射為金帛在於懷。
太陰が巳に臨めば、凶喪を主り、悲泣して已まず久病・沉重にして、また火光の發生あり。門裏に必ず孝を戴く子に遇うべし。射覆の物は銭・鐵・杯盞と瓷缸。太陰が午に臨めば、喧閙・争執を主り、官司と陰私とが一同に闘訟を引き出す。九里の内に疾風に遇うべし。藏する所は失い去りたる物件と明亮の金器。太陰が未に臨めば、財物を謀取せんとするを主り、婚姻を和合して媒人を請うて説合す。八里の内に三の孝を戴く子に遇うべし。射覆の物は懷中の金帛。
太陰臨申遠行人,其家恐被賊兵驚;七里內逢軍隊過,凶死龍虎金石形。太陰臨酉落天星,占事死亡計謀成;六里內中逢二女,刀環錢物鏡中青。太陰臨戌主爭張,官事陰私婦人傷;五里內逢兵卒過,懷中錢鏡樂中王。
太陰が申に臨めば、人の遠行するを主り、この家は賊兵に驚擾せられんことを恐る。七里の内に軍隊の經過するに遇うべし。主る所は凶死の象にして、龍虎と金石に形を取る。太陰が酉に臨めば、天星の地に落つるがごとく、事を占えば死亡を主るが、計謀は成就を得べし。六里の内に二の女子に遇うべし。藏する所は刀環・銭物、および青色を帶ぶる鏡。太陰が戌に臨めば、争執を主り、官司と陰私とが婦人をして傷を受けしむ。五里の内に兵卒の經過するに遇うべし。藏する所は銭と鏡、および樂器の中の最も好き一件。
太陰臨亥人圖謀,陰宅小口外人居;四里途中逢一婦,手提衣物坐當途。太陰臨子憂胎失,盜賊臨欺文字匿;九里路逢一婦逃,懷中五穀文章覓。太陰臨丑咒詛己,闇昧人謀災禍起;八里婦女牽黃牛,銅鐵懷中見底覓。
太陰が亥に臨めば、人が圖謀するを主り、墳塋と家中の幼小とが外人に占住せらる。四里の内に途中に一の婦人に遇い、手に衣物を提げて路の當中に坐す。太陰が子に臨めば、胎孕の失落を憂慮するを主り、盗賊が欺凌して文書が藏匿せらる。九里を走れば、路上に一の婦人の逃走するに遇うべし。藏する所は五穀と文章の中に尋ねよ。太陰が丑に臨めば、人が自己を詛咒するを主り、暗中に人に謀算されて災禍が生起す。八里を走れば、婦女が黃牛を牽くを見ん。藏する所は銅鐵にして、底部を見てやっと尋ね得べし。
