Libo

次客法

未详 · 佚名 · 第7巻 / 12

作盤ガイド: 金口訣起課, 大六壬起課

解曰:其次客法,備一時內,數客並一方求占,故有此移神換將之說。或換將,或換日辰,或按大六壬依式造合,與其之法,皆一意也。愚意度之,似或未當。如月將之例,正月登明,按歷家交待之後方用某將,以此觀之此換將之法不可概取。莫若以來人或本命或行年上作課占,則一歲之內吉凶可見,其意尤遠,高明之士當詳而校。

原文の解釈に曰く。言う所の「次客法」とは、同じ一時辰の内に幾人かの客が同じく一つの方位に在って占を求める情形に応ずるため、ここに神を移し将を換えるという一套の説法があった。あるいは将神を換え、あるいは日辰を換え、あるいは大六壬の成式に按じて配合するか、幾種かの弁法の用意は実は同じである。著者自身が揣度するに、これらの弁法は必ずしも妥当ならざるがごとし。たとえば月将の定例では、正月は登明を用いるが、暦家の定めた交節・換将の後でやっとあの一将を用いるのである。これに由って観れば、将を換えるこの一法は一概に取り用いるべからず。むしろ来たる人の本命か行年の上に就いて課を立てて占うに如かず。さらば一歳の内の吉凶は皆見え、用意はさらに深遠である。この一点は、高明の士は仔細に校量すべきである。

法曰:陽將後三前五,陰將前三後五。課遇次客,換將不換神,更以人元上遁起,數至本位也。

次客法の規矩はこうである。本月の将神が陽に属すれば、第一回の換将はその後ろの第三位を取り、第二回はその前の第五位を取る。将神が陰に属すれば、第一回は前の第三位を取り、第二回は後ろの第五位を取る。課が次客に遇うは、将神のみを換えて貴神を換えず、人元は改めて元遁より起算し、数えて占を求める人の在る本位に至るまでとする。

假令十二月壬寅日午時申位,將功曹,神玄武,人元戊,設苟天客,又於申上坐,以十二月子為將,陽將合用後三,以酉,加午數至申,則將是登明,再以戊建即從甲寅起數至申上,則人元是庚。復有次客於申上坐,酉為將合用前五,便以寅將加午,數至申;則將是天罡,再以庚建即從戊寅數至申,則人元是甲,而貴神是玄武,未嘗易也。如是周而復始,一時可做十二課,至第十三卻為初矣。

例えば言う。十二月壬寅日午時、来たる人が申の位に坐し、頭の一課の将神は功曹(寅)、貴神は玄武、人元は戊とする。もしさらに一位の客が来て、また申の上に坐するを設けば、十二月はもと子を将と用い、子は陽に属し、陽将は後ろの三位を取るべく、即ち酉。酉を午に加えて数えて申に至れば、得る将神は登明(亥)。人元は戊より下へ遁る、即ち甲寅より起こして数えて申の上に至れば、得る人元は庚。もしさらに次の客が来て仍お申の上に坐すれば、今回は酉を以て将と為して前の五位を取るべく、便ち寅将を午に加え、数えて申に至る。得る将神は天罡(辰)。人元は庚より下へ遁る、即ち戊寅より起こして数えて申に至れば、得る人元は甲。而して貴神は始終玄武で、いまだ嘗て易えず。このようにして周して復た始めて推して下れば、一時辰の内に十二課を作るべく、第十三の人に至ればまた最初の那課に帰る。

行年を推する法

甲子旬生人,男一歲丙寅,女一歲壬申,十歲到亥,男順女逆。甲戌旬生人,男一歲起丙子,女一歲起壬午,十歲到酉。甲申旬生人,男一歲起丙戌,女一歲起壬辰,十歲到未。

「行年」とは年歳に按じて推行する小運の位次で、起こす法は出生の在る旬に依って定め、男は順行し、女は逆行する。甲子旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙寅に起こり、女子の一歳は壬申に起こり、数えて十歳に至ればいずれも亥に落つ。甲戌旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙子に起こり、女子の一歳は壬午に起こり、十歳は酉に至る。甲申旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙戌に起こり、女子の一歳は壬辰に起こり、十歳は未に至る。規律が見えるべし。男子は本旬の第三位の丙干の支に起こり、女子は本旬の第九位の壬干の支に起こり、男は順に女は逆にして各々その道を行く。

甲午旬生人,男一歲起丙申,女一歲起壬寅,十歲到巳。甲辰旬生人,男一歲起丙午,女一歲起壬子,十歲到卯。甲寅旬生人,男一歲起丙辰,女一歲起壬戌,十歲到丑。

甲午旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙申に起こり、女子の一歳は壬寅に起こり、十歳は巳に至る。甲辰旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙午に起こり、女子の一歳は壬子に起こり、十歳は卯に至る。甲寅旬に生まれたる人は、男子の一歳は丙辰に起こり、女子の一歳は壬戌に起こり、十歳は丑に至る。六旬の起法が斉備して後、即ち年歳に按じて順数あるいは逆数して、ある歳の行年がどの支に落ちるかを求め得、さらにあの一支の上に課を立てて吉凶を断ずる。

假令甲午生男,一歲起丙申,順行二歲丁酉,十歲乙巳,二十乙卯,三十乙丑,四十乙亥,五十乙酉,六十乙未,六十一歲至丙申,六十二歲丁酉,六十三歲戊戌,六十四歲己亥,六十五歲庚子,六十六歲辛丑。其甲午生人屬金,至丑入墓,大運又在午,又是本命伏吟,丑午相害。見庚為人元,遞互相刑,故主己亥年三月二十八日申時死也。此乃六甲旬頭所起小運餘例,凡人起小運,皆以此推。

例えば言う。甲午年生の男子は、一歳は丙申に起こり、順行すれば二歳は丁酉、十歳は乙巳に至り、二十歳は乙卯、三十歳は乙丑、四十歳は乙亥、五十歳は乙酉、六十歳は乙未。六十一歳はまた丙申に帰り、六十二歳は丁酉、六十三歳は戊戌、六十四歳は己亥、六十五歳は庚子、六十六歳は辛丑。この人の生年甲午の納音は金に属し、行きて丑に至れば金は墓庫に入る。大運はまた午に落ち、本命の午と相同じくして「伏吟」(同じ位が相畳み伏して動かず)と成る。丑と午とはまた相害する。この時人元に庚を見れば、本命と遞相に刑克す。だから彼は己亥年三月二十八日申時に死すと断ず。このは六甲の旬頭に按じて小運を起こす一つの例で、およそ人が小運を起こすは、皆このように推す。

人の行年の吉凶を論ず

法曰:常於人行年上依例立成四課,以斷災福,若行年與課干相合最為吉,不合則否。若四位相生則吉,相剋則凶。又云:凶神凶將以凶斷之,吉神吉將以吉斷之。

断法はこうである。平常は来たる人の行年のあの一支の上に例に依りて四課を立て成し、これに拠って一年の災福を判断する。もし行年と課中の天干と相合せば、最も吉利。合せざれば吉とは言うに足らず。四位が互いに相生すれば吉、相克すれば凶。また曰く、課中にもし凶神・凶将あれば、凶に照らして断じ、もし吉神・吉将あれば、吉に照らして断ず。

假令行年己亥課,見人元是甲,故甲己合也。如無干合,以支三合亦喜用也,以行年支共課上將取三合也。假令行年亥課上見太沖,或六合小吉太常是也,如無三合,取六合亦為喜用,以行年支其課上將神六合。假令行年在亥課,見功曹或青龍是也。

例えば言う。行年は己亥、課中の人元は甲なれば、甲と己と相合す、これ即ち干合である。もし干合なくば、地支の三合を用うるもまた喜ぶべき用である。弁法は行年の支と課上の将神とを拿して三合を取る。たとえば行年が亥に在り、課上に太冲(卯)を見、あるいは六合・小吉(未)・太常を見れば、亥卯未が三合して局を成せば、これがそうである。もし三合さえもなくば、六合を取るも同様に喜ぶべき用である。弁法は行年の支と課上の将神とを拿して六合を取る。たとえば行年が亥に在り、課上に功曹(寅)あるいは青竜を見れば、寅と亥と相合すれば、これがそうである。

行年災福歌

寅:寅為元首號功曹,運限亨通位轉高。上士貴人相接引,親朋知友共相遇。男逢此運防吊臨,恐遇刑禍見天牢。此是運中災福歌,後人留意細推褒。卯:卯為小運太沖宮,此運居時魂不安。男子屯遷多疾病,須防官事橫來多。事饒心神多恍惚,運辰求財百事難。得病免災須禱謝,更恐心歸出路邊。

この一篇は行年の落つる所の十二支に照らし、各々一首歌訣を繋げて、その年の災福を断ず。行年が寅に在れば。寅は十二支の首で、名を功曹と曰い、この年は運限が亨通し、地位は歩歩に昇り高く、上等の賢士と貴人とが来りて接引し、親友・知交も皆相聚まるべし。ただし男子がこの一運に逢えば弔喪の門に臨むを防ぐべく、刑罰の禍事に遇って牢獄に入るを恐る。これ即ち運の中の災福歌で、後人は留意して細かに推すべし。行年が卯に在れば。卯は小運の中の太冲の宮で、この運に居るとき心神が安らかならず、男子は遷移・困頓と疾病多く、さらに官司が横に生ずる多きを防ぐべし。事が饒く心神が恍惚たり、この年は財を求めて百事艱難。病を生ぜば禱告・禳謝に依って災を免かるべきのみ、ただ最終に心思が門を出て遠く行く路の上に帰るを恐る。

辰:辰為猛將號天罡,此運推移事爭張。雖處巽宮為地網,諸邪鬼怪作災殃。龍神土地俱遞送,當家必定主重喪。修造遷移皆不利,急宜作法水中禳。巳:巳為太乙居斯地,多招疾病官災至。邪魅時時作禍來,釜鳴屋爆居遊逸。祭灶須祭血腥鬼,看看又恐陰災至。如離此運急須遷,合有相當財祿喜。

行年が辰に在れば。辰は一員の猛将で、名を天罡と曰い、この運は事が推移して定まらず争張多し。辰は巽宮に在るといえども、地網の在る所で、各種の邪祟・鬼怪が皆来て災を作す。竜神と土地神とを送らなければならず、さもなくば家に当たる人は必ず重喪に遭う。この年は修造と遷移とがいずれも不利で、速やかに法を作し、水辺で禳解すべし。行年が巳に在れば。巳は太乙の居する地で、この運は疾病と官災を多く招き、邪魅が時時に禍を作し、鍋釜が自鳴し屋宇が爆響し、人も安逸して居られない。竈を祭るときは血腥の鬼をも併せて祭らなければならず、情況を見ればまた女眷方面の災禍あるを恐る。もしこの運を離れて急いで遷り去ること能わば、相当の財禄の喜びあるべし。

午:午為離地勝光鄉,此運求財百事強。論訟人官須得理,參賢謁貴遇侯王。經求通達過前載,來歲又加大吉昌。修造切須宜大忌,除非作法水中禳。未:未為小吉多啾唧,此運田蠶可盈溢。百事經求宜避往,求財慎守防偷失。弔問尤增減省宜,凶災逸惹來相逼。後賢披閱細搜尋,此中災福不失一。

行年が午に在れば。午は離宮に属し、勝光の在る郷で、この運は財を求め百事いずれも強し。官司を打ち、官に見えて皆理を占め、賢者・貴人に参謁して侯王に遇うべし。経営・求取は往年より通達し、来歳はさらに大吉・昌盛を加う。ただし修造の事は切に大いに忌むべく、法を作して水辺で禳解するのでなければ不可。行年が未に在れば。未は小吉であるが、瑣碎・煩擾多く、この運は田蚕の利は満盈すべし。百事の経営は回避を知るべく、財を求むるは謹んで守成し、盗まるるを隄防せよ。喪を弔い疾を問うの類の応酬はさらに極力減省すべく、さもなくば凶災が安逸に招惹して門に上る。後来の賢者がこの歌訣を披閱するとき細かに捜尋せよ、その中の災福は一件も落空しない。

申:申為傳送在家中,此運官私並不通。出外求財宜且喜,居家惟恐病瘡癰。造幡送去東方吉,逢著生財喜客躬。修造遷移切宜忌,堪居甲乙壓青龍。酉:酉為白虎號從魁,鬼魅天罡終送殃。五鬼臨門財物散,更遭此運大屯災。運中須逢牛馬死,白虎時時災水來。二月八月宜慎守,必為喪事哭聲哀。

行年が申に在れば。申は伝送の神で家の中に落ち、この運は公事も私事も併せて通ぜず。外に出て財を求むればかえって喜ぶべし、家に安んじ居れば瘡癰の病を生ぜんことを恐る。幡を作して東方に送れば吉で、財を生ずる喜びの客の門に登るに遇うべし。修造と遷移は切に忌むべく、かえって甲乙の位に居って青竜を鎮圧するに宜し。行年が酉に在れば。酉は白虎で、名を従魁と曰い、鬼魅と天罡とが終竟に禍殃を送り来る。五鬼が門に臨めば財物が散失し、この運に行き当たればさらに大きな屯難・災厄に遭う。運の中に必ず牛馬の死亡あり、白虎はまた時時に水災を帯びて来る。二月と八月とは特に謹んで守持すべく、さもなくば必ず喪事ありて、家中の哭聲が哀切たらん。

戌:戌為天空號河魁,此運逢時亦有災。閉塞不通多蹇難,看看刑獄壓頭來。天羅遭遇身難解,地網沉迷未得回。男忌官災憂疾病,女防生產損娠胎。亥:亥為陰鬼號登明,此運經求不稱成。四足門前多作怪,更兼小口有災殃。暗被陰謀招口舌,時遭蹇難損資金。巳亥月日應須忌,弗問宜防惹禍臨。

行年が戌に在れば。戌は天空で、名を河魁と曰い、この運に逢うもまた災あり。諸事が閉塞して通ぜず困難が重なり、眼に見えて刑罰・牢獄が頭上に圧し来る。天羅に遭遇すれば自身は解脱し難く、地網に陥れば沈迷して頭を回らせられない。男子は官災を忌み併せて疾病を憂え、女子は生産に胎孕を損ずるを防ぐべし。行年が亥に在れば。亥は陰鬼に属し、名を登明と曰い、この運は経営・求取がいずれも心に称わず。牛馬猪羊の類の四足の牲畜が門前に多く怪異を作し、さらに兼ねて家中の幼小が災に遭う。暗に人に算計されて口舌を招き、時時に困頓に遭遇して資金を損ず。巳月巳日・亥月亥日は忌むべく、何事を問うずとも禍を招いて門に上るを隄防せよ。

子:子為神后太陰精,此運經求不稱情。多半到門多是怪,日中失脫必奸生。遷移修造宜多利,好事無謀主損困。子午卯酉休弔問,帶將鬼糶入門庭。丑:丑為大吉且安然,十二年中到丑天。此運田蠶多稱遂,今時福祿定高遷。天后男女逢必咎,四殺陰人遇有邅。丑未月中宜避忌,遭他本命禍連綿。

行年が子に在れば。子は神后で、太陰の精と為す。この運は経営・求取が心に称わず。門に来るものは大抵は怪異の事で、白昼に物を失い脱するは必ず人が中より奸を為すに由る。遷移と修造はかえって利多し、好事も早く謀を作さざればかえって損・困頓を受く。子午卯酉のこの四つの月日は喪を弔い疾を問うこと勿れ、鬼祟を併せて家の門に帯び入れるを免れんがためである。行年が丑に在れば。丑は大吉で安然として事なく、十二年に一輪してやっと丑のこの年に行く。この運は田蚕の事が多く心に称い、目下の福禄は定まって高く昇る。ただし天后が門に臨めば、男女が遇えば必ず咎あり。四煞に女眷の事を加えれば、遇うと屯難あり。丑月と未月の中は避忌すべく、さもなくば本命が冲を受くるがために禍事が連綿とする。

四課假令

夫課以人元、貴神、月將、地分為體,四位之內尤察五行休旺爭戰,取之課無不驗。其四課假令,以備占者,審而用之。

一課は人元・貴神・月将(将神)・地分の四者を以て本体と為し、この四位の内に在っては特に五行の休旺と互いの争戦を察看すべく、これに照らして断を取れば験あらざるなし。以下に幾つかの四課の実例を列べて、占う者の参照に供す。その道理を審かに明らかにしてから臨機に取り用いよ。每の実例はいずれもまず年月日時・地分と月将を出し、ついで人元・貴神・将神・地分の次序に照らして四位を列べ、然る後に層を逐うて断法を申説する。

假令:壬申歲二月初一甲寅日己巳時,酉位,登明將。癸水、太常土、太沖木、酉金。此課主其人在外,路上逢賊,盜劫陰人財物。何以知之?謂四位內見太沖,太沖是賊神。故云:太沖劫殺傷人物。太常是陰人;卻被太沖克之,其太常無氣。故云:太常陰人財帛喜。

第一の例。壬申年二月初一甲寅日己巳時、来たる人が酉の位に立ち、登明(亥)を月将と用いる。四位は人元の癸水、貴神の太常(土)、将神の太冲(木)、地分の酉金。この課はこの人が外に在りて、路上で盗賊に遇い、女眷の財物を強奪せられたことを主る。何を以てかこれを知る。四位の内に太冲を見るがために、太冲はもと賊神である。だから歌訣に「太冲は劫煞して人物を傷る」と云う。太常は女眷を象として取る。今太常の土が太冲の木に克されるに依って、太常は気なし。而して歌訣にまた「太常は陰人の財帛の喜び」と云う。財はすでに女眷に属し、賊神に克せられ去れば、まさに女眷の財物が劫されたるである。

問因何失財?云:其人必主外面酒宴上或中毒藥,迷悶不知,因此盜劫陰人財帛,以太常上見災煞、劫煞,太常又無氣。故云:劫煞災煞遇太常,財帛喪失兩三場,更主酒宴毒藥害,如在魁罡主此殃。

人問う、いずれの縁故によってか財を失う。答えて曰く。この人は必ず外面の酒宴の上で毒薬を下され、昏迷して人事を省かず、これによって人に女眷の財帛を劫せられたるなり。これは太常の上に災煞と劫煞とを見、太常自身はまた気なきがためである。だから前文の歌訣に曰く。劫煞・災煞が太常に遇えば、財帛は二三場喪失せんと要し、さらに酒宴の上で毒薬に害せらるるを主る。もし太常がまた魁罡(辰戌)の上に落ちれば、さらにこの殃に応ず。

孫臏云:未必然也。主其人因為賊盜上發用、動官,亦為過去事也。何以知之?以人元是水,水亦為姓;姓為外人,卻被太常土克人元,故云:姓克但知官事起。何以為過去?人元是癸,癸是亥之本身,今木旺則水休矣,又卯酉為門戶,亥又為門裡,主其人今見有官事,未得絕。

孫臏の名を托する一説はしかしながら尽くさざるを以てなりと為す。この課はこの人が盗賊の事によって発用して官府を驚動したことを主り、しかもすでに過去の事である。何を以てかこれを知る。人元は水に属し、水はまた来たる人の姓を象として取る。姓は外来の一方を代表し、今太常の土に克せられて人元を止めらる。だから「姓が克せられれば官司がすでに起こったを知る」と云う。何を以てか過去の事と言う。人元は癸で、癸は即ち亥の本気である。目下木が旺にして水は休の地に処し、気はすでに時を過ぐ。さらに卯酉は門戸で、亥はまた門の裏に在る。だからこの人が目下まさに官司に纏われて、いまだ了結せざることを主る。

今四位內見卯,卯為門戶,事亦在門也。主其人先凶後吉,雖傷財,卻得身無所害。今財帛雖為賊所盜,後復得,為地分反克將神故,失而還得也。何為不損身?以四位重重克於外,故云:太常臨卯是為財,盜賊口舌不為災,六里路邊逢羊兔,吃食花果在於懷。今以十二神煞排於課中,以俟高見發明,庶使後人校用。

今四位の内に卯を見、卯は門戸で、事もまた門に応ず。この人は先に凶にして後に吉を主り、財を損ずるといえども、自身は傷害を受けない。財帛は賊に盗まれたるといえども、後にまた得還ることを得。地分の酉金がかえって将神の卯木を克し止めるがため、失って復た得るである。何を謂いてか身を損せざると言う。四位が重々に外に向かって相克し、锋芒が皆外に向かうがためである。だから歌訣に曰く。太常が卯に臨むはまさに財のためで、盗賊・口舌は災禍を成さず、六里の路辺に羊と兔に遇い、懐の中に食う花果を揣む。ここにさらに十二の神煞を併せて課中に排し入れ、高明の士が加えて発明するを俟ち、後人に比對して取用せしめんことを庶几う。

假令:甲木、玄武水、傳送金、午火。此課主其家必有外出之人,亦主有病,更主家內有官事,凶也。何以知之?為見傳送,傳送是白虎之神,地分屬火,火性炎上,又能克金,故曰:白虎無氣,合主凶喪之事。蓋白虎神又主道路,亦合主有人外出,今既有克,所以主凶喪事。又有官災逃移之事,故曰:白虎當凶事不常,死喪道路見逃亡,臨於本位重重失,入木口舌入火傷。

第二の例。四位は人元の甲木、貴神の玄武(水)、将神の伝送(申金)、地分の午火。この課はこの家に必ず外出する人あることを主り、また病あることをも主り、さらに家内に官司あることをも主り、凶の課である。何を以てかこれを知る。課中に伝送を見るがためで、伝送は即ち白虎の神である。地分は火に属し、火性は上に炎りて能く金を克す。だから白虎は気なく、凶喪の事を主るべし。白虎はまた道路を主る。だからまた人が外に出ることを主るべし。今すでに克を受くれば、凶喪を主り、さらに官災と逃亡・遷移の事あり。だから歌訣に曰く。白虎が当値すれば、凶事は変化して定まらず、死喪・道路と逃亡を主る。自己の本位の上に臨めば重々の損失し、木に入れば口舌を主り、火に入れば傷害を主る。

又云:其家必有軍人出外,或患喉瘡,或是車碾以致傷命,為見將神是金,金陷於火位,無所救援,故主如此災也。且云:申臨巳午軍人輩,客途車碾患喉瘡,不止如此,亦主傷陽人小口也,以地分是火,是陽火,上見玄武,隔位遙克,又水性潤下,雖有援神,終不能救,故主傷陽人小口也。

また曰く。この家に必ず兵に当たる人が外出し、あるいは人が喉瘡を患い、あるいは車輪に碾圧されて性命を傷ることがある。これは将神が金に属し、金が火の位に陷って救援する所なきがためで、だからこのような災あり。歌訣にも曰く。申が巳午に臨むは兵を当たるの輩で、客途の中に車に碾され、喉瘡を患う。これのみならず、さらに男丁・幼小を傷ることをも主る。地分は午火で、陽火に属し、上に玄武の水を見て一位を隔てて遙かにこれを克す。水性は下に流れ潤う。別の神が救援に来るありといえども、終竟に救い上げられない。だから男丁・幼小を傷るを主る。

又主其家傷少小財物,更有帶破之人,或患在眼,身眇小,面貌醜惡,必好做賊,主其家位於河之側,或近河也。故云:玄武凶主家近河,水災鬼怪及妖魔,出得兒孫多醜惡,賊來三度火傷多。又曰:玄武陽凶兵仗軍,面小身微左眼昏,色惡唇盆形必丑,斜眼視物夜中人。

またこの家が幼小と財物を傷損することを主り、家の中にさらに残疾を帯ぶる人あり、あるいは眼に病を患い、身が矮小、面貌が醜悪で、この種の人は必ず賊を為すことを好む。またこの家が河の側に位することを主り、あるいは河流に近し。だから歌訣に曰く。玄武が凶を主るは家が河に近く、水災・鬼怪と妖魔あり、生み出す児孫は大抵醜悪、賊は三度来て火災の傷損も多し。また曰く。玄武は陽に属して凶、兵器・軍旅を主り、その人は面小さく身痩せ、左眼が昏花し、気色好からず唇が外翻し、形貌は必ず醜く、眼を斜めにして物を視るは、夜中に出没する人である。

又曰:玄武陽賊眼斜窺,有人謀害見逃移,被人泥賊妻女走,鬼動神來無不知。此雖是凶神,卻主先憂後喜,何以知之?為人元是甲,甲是青龍木,玄武是水,上生青龍木,青龍木生火,合主火旺,有不測之喜。

また曰く。玄武の主る所の陽賊は眼を斜めにして窺伺し、人が図謀して加害し逃亡・遷移を見、人に賊と誣指されて妻女が出走し、いったん鬼動・神来あれば知らざるなし。玄武は凶神なりといえども、この課は先に憂えて後に喜ぶことを主る。何を以てかこれを知る。人元は甲で、甲は即ち青竜の木。玄武は水に属し、水は下に在って青竜の木を生じ、青竜の木はまた地分の午火を生ず。火はこれによって転じて旺となる。だから意想に及ばざる喜事あるべし。

又假令:占來意,以何斷之?必是尋求一個陽人,應是做公人。為人元是甲,甲為功曹,青龍之形也。故曰:青龍官吏簿書司是也。大抵貴神生人元,合主尋覓人也。貴神克人元,便主官事,貴神克地分,便主傷小口及破財也。

またこの課に就いて来意を推す。何を以てかこれを断ず。必ず一人の男子を尋ね求めんとするもので、この人は官府に当たって差す者なるべし。人元が甲なるがためで、甲は功曹に配し、まさに青竜の形である。だから青竜は官吏と簿書を掌る人を主ると曰う。大体の原則は、貴神が人元を生ずれば、主として人を尋ね覓めることを主る。貴神が人元を克すれば、官司あることを主る。貴神が地分を克すれば、幼小を傷り併せて財を破ることを主る。

假令:占出門主見何物?云:必見凶孝之事。更見一陽人做賊,眉眼不正,又見一吏人,更主引帶一人,必是兄弟。何以見此?以白虎見於火位燒身,必主死亡哭泣。玄武賊人,人元為公吏,以水木相生,故為兄弟也。又曰:同類為兄弟。今見水生木,應是生己,更詳之為善也。

またこの課に就いて門を出て何物を見るかを占う。答えて曰く、必ず凶喪・孝服の事を見ん。さらに一人の賊を為す男子を見て、眉眼が端正ならず。また一人の吏員を見て、かつ彼が一人を引き帯び、その人は必ず兄弟ならん。何を以てかこのように見る。白虎が火の位に落ちて火に身を焼かるれば、必ず死亡・哭泣を主る。玄武は賊人を象として取り、人元は公門の吏員を象として取る。水と木とは相生す。だから兄弟と断ず。また同類を以て兄弟と為すと曰う。今見る所は水が木を生ずるであって同類にあらず。生みて我なる人と算すべく、この一点はなお細かに辨ずるを要してさらに穏当ならん。

假令:見一墓,墓下是陰人陽人?云:據此課必是陽人,為四課內只見貴神人元兩位旺相,故云從旺斷,以人元玄武皆陽位,故斷做陽人。問其人患甚死?云:是天行疾,主喘死也。為四位內只見金受克,故云克金即喘,但敘其梗概而已,其神妙者,更在人細詳云耳。

またこの課に就いて一座の墳墓を占い、墓中に葬らるるは女子か男子か。答えて曰く、この課に拠れば必ず男子なり。四課の内にはただ貴神と人元のこの两位のみが旺相なるがため、だから「旺に従いて断ず」の原則に照らしてそれらを取る。人元の甲と貴神の玄武とはいずれも陽の位に属す。だから男子と断ず。人また問う、この人は何の病に患いて死せしや。答えて曰く、流行の時疫で、喘ぎて死することを主る。四位の内にただ金のこの一行のみが克を受くるがためで、だから金に克が至れば喘を主ると曰う。以上は過ぎず梗概を叙するのみ、その精微・神妙の処は、さらに人の自ら細かに推詳するに在る。

假令:壬申日乙巳時,未地,丑將。丁火、太陰金、太沖木、未土。此課主其家破財,亦主傷陰人小口。何以知之?云:為地分是未土,屬陰,卻被太沖木來所克,以此故主傷陰人小口也。破財,為地分是財帛之神,被木克故也。

第三の例。壬申日乙巳時、来たる人が未の地に立ち、丑を将と用いる。四位は人元の丁火、貴神の太陰(金)、将神の太冲(木)、地分の未土。この課はこの家が財を破ることを主り、また女眷と幼小を傷ることをも主る。何を以てかこれを知る。地分は未土で、陰に属し、却って太冲の木に克せらる。これを以て女眷・幼小を傷ることを主る。財を破るに至っては、地分はもと財帛を主る位次で、今木に克し止めらるるがためである。

又主其家遭賊,亦主損缺門戶,故曰:改戶起移船車損、自知兄弟各分張,又云:太沖卻被太陰上克之,其家主有陰人患病事。此人必患喘嗽病,兼卒患多是自縊而亡。問何以見之?為太陰是陰人,屬陰金,被人元丁火自外克之,太陰無氣,又無救援之神,須當死矣;然必喘嗽及卒患自縊者,以將神是卯,卯是四仲之神。故云:四仲卒患痛苦病。

またこの家が賊に遭うことを主り、また門戸が損缺することをも主る。だから歌訣に曰く。門戸を改換し遷移して起造せば、船車が損を受け、自然に兄弟が各々家を分かつを知る。さらに太冲がかえって上頭の太陰に克せらるるを見れば、この家に女眷が病を患う事あることを主る。この人は必ず气喘・咳嗽の症を患い、急病を加えて、大抵は縊れて死す。何を以てか見出す。太陰は女子を象として取り、陰金に属し、人元の丁火に外より来て克せられ、太陰は気なく、また救援の神なし。自然に死すべし。喘嗽と急病の自縊と断ずる所以は、将神が卯なるがためで、卯は子午卯酉の四仲の神に属す。だから歌訣に「四仲は急病・痛苦の疾を主る」と曰う。

又主其婦人日常好淫邪之事。何者?為太陰當位,太陰主陰人闇昧不明之事,有克主夫婦不和,休離之象,陰人勞嗽、自縊死事也。其死者婦人更主好貌潔淨,故云:太陰閒雅好丰標,性緩聲清樂藝高,形瘦面方眉眼細,梳妝淺淡太妖嬈。此人須是豪家之人。故斷如此。

またこの家の婦人が日常に淫邪の事を好むことを主る。何となれば。太陰がその位に当たるがためで、太陰は女眷の曖昧・不明の事を主る。いったん克を受くれば、夫妻の不和・妻を休め離異するの象、および女眷が労嗽を患い縊れて死する事である。この死者の婦人はさらに容貌が姣好で潔淨を愛することを主る。だから歌訣に曰く。太陰の人は閑雅にして儀表衆に秀で、性情は緩やかで声は清亮、音楽・技芸に通じ、身形は瘦削して面龐は方正、眉眼は細長、梳妝は淡きといえども格外に妖嬈なり。このような人は必ず豪家に出でたる人なるべし。だからこのごとく断ず。

假令:亥將,辛酉日、癸巳時。午位。甲木、貴神、神后、午火。此課主兄弟數少,只宜孤獨也。蓋同類為兄弟,以四位內無同類也。主其家父母子孫俱無,以生我者為父母,我生者為子孫,今四位內並無相生。其妻卻主結髮,以克我者為官鬼,我克者為妻財,今四位重重相剋,合主妻結髮也。

第四の例。亥を将と用い、辛酉日癸巳時、来たる人が午の位に立つ。四位は人元の甲木、貴神の天乙、将神の神后(子水)、地分の午火。この課は兄弟の数少なく、ただ孤身一人なるに宜しきことを主る。同類を以て兄弟と為すがためで、而して四位の内に同類なし。またこの家に父母と子孫とが俱になきことを主る。我を生ずる者は父母、我が生ずる者は子孫。今四位の内に相生は併せてなし。妻は却って原配・結髮なることを主る。我を克する者は官鬼、我が克する者は妻財。今四位が重々に相克す。だから妻が結髮の妻なるを主る。

設如論災福,先以人元克貴神,亦是上克下,主有外人來相謀害自己,貴神克將神,主殺妻及傷財物,更主爭田土,又主官事牢獄;故云木來入土為刑獄,土行水上競莊田。更主有官司、獄訟詞狀動,只為水入土,又是神后水也,故主奸邪詞訟文狀事。此課主不得理,今以貴人為主,人元為客,四位內只見客旺主衰,所以不得理也。

さらにこの課の災福を論ずれば、まず人元の甲木が貴神の天乙の土を克するを見る。これは上の下を克すで、外人が来て図謀して自己に加害せんとすることを主る。貴神の土はまた将神の神后の水を克して、妻を克し併せて財物を傷損することを主り、さらに田土を争奪することを主り、また官司・牢獄をも主る。だから《入式歌》に「木の土に入り来るは刑獄と為り、土の水上に行くは庄田を競う」と曰う。このほかさらに官司・獄訟、状紙の発動することを主る。ただ水が土に克されるがためで、而してこの水はまたまさに神后である。だから奸邪・訴訟と文書・状紙の事を主る。この課は理を占め得ざることを主る。貴人を以て主方と為し、人元を以て客方と為し、四位の内にただ客方の旺にして主方の衰なるを見る。だから理は相手方に在る。

此課辨墓如何?雲是陽人也,何以知之?為四位內純陽,故以陽人斷之。據此課又主傷小口,故云:見陽為陽陰是陰。又主其家即今為傷犯也;卯酉為人門,子午為天門,今四位內只見子為天門。故云:天乙被煞主災同,貴人厄難有何通,神被將克家長損,神克妻兒哭泣凶。

この課を以て墳墓中に葬らるるが男か女かを辨ずればいかん。答えて曰く、男子である。何を以てかこれを知る。四位が純れに陽支なるがため、だから男子と断ず。この課に拠ってまた幼小を傷ることを主る。だから陽を見れば陽と断じ陰を見れば陰と断ずと曰う。またこの家が目下まさに傷犯に遭うことを主る。卯酉は人の門で、子午は天の門。今四位の内にただ子のこの一つの天門を見るのみ。だから歌訣に曰く。天乙が煞に傷られれば同じく災を主り、貴人に厄難あれば何の通達かあらん。貴神が将神に克されれば家長が損を受け、貴神が将神を克すれば妻子・児女に凶ありて哭泣す。

今有十二神煞同入課,為貴神上見災煞,今將神是子,故申子辰劫煞在巳,即災煞、歲煞、天煞、月煞、亡神、將星、攀鞍、驛馬,六厄、華蓋,依次排之。其中緊要者,亦不過劫煞、驛馬而已。宜詳而用之。

今また十二の神煞が同じく課に入る。貴神の上に災煞を見る。将神は子で、申子辰の一局に属し、この一局の劫煞は巳に在る。劫煞より起こり、次に依って災煞・歳煞・天煞・月煞・亡神・将星・攀鞍・驛馬・六厄・華蓋を排す。この十二位の中の最も緊要なるは、過ぎず劫煞と驛馬の二つのみ。詳かに辨じて後に取用すべし。

假令:甲木、白虎金、河魁土、子水。此課先以下克上,主官事發動,更主行人死在道路,為白虎臨戌,戌為骸骨之類。亦主有葬埋之事,主失了骸骨也。或四足走失,占怪亦是四足,占病大凶。何謂官事發動?以貴神克人元,故云克姓且知官事起。

第五の例。四位は人元の甲木、貴神の白虎(金)、将神の河魁(戌土)、地分の子水。この課はまず下の上を克するを見る。地分の子水は上位に克し及ばず、而して白虎の金は人元の甲木を克して、官司はこれに由りて発動する。さらに門を出て行く人が道路の上に死することを主る。白虎が戌の上に臨み、戌は骸骨の類に属するがためである。また埋葬の事あることをも主り、あるいは骸骨を失ったことをも主る。あるいは牛馬猪羊が走失することを主り、怪異を占うも同様に四足の牲畜に応じ、疾病を占えば大凶。謂う所の官司の発動とは、貴神が人元を克するがためで、だから姓に克が至れば官司が起こったを知ると曰う。

此課又主傷小口,破財。大凡神將克地分主傷小口、破財。又主凶喪之事。何為見此?為將神在戌,戌是骸骨之神,又上見白虎,亦是骸骨之神,今白虎臨戌,是見兩重骸骨之神也。故主重喪耳。

この課はまた幼小を傷り併せて財を破ることを主る。大凡そ貴神・将神が地分を克すれば、幼小を傷り財を破ることを主る。また凶喪の事あることをも主る。何を以てか見出す。将神が戌に在るがためで、戌は骸骨の神。上にまた白虎を見、白虎もまた骸骨の神。今白虎が戌の上に臨むは、二重の骸骨の神を見るに等し。だから相次いで二場の喪事を辦することを主る。

占墓如何?雲是陽人也。為四位內只見白虎旺,故為陽人而無疑也。此課亦主大凶,何以知之?為白虎上見劫煞以寅午戌劫煞在亥,故云:白虎行年災劫關,必須喪失兩重重,白虎當旺魁罡上,人元是木有深凶。

この課を以て墳墓中に葬らるる何人かを占えばいかん。答えて曰く、男子である。四位の内にただ白虎のみが旺に当たるがため、だから男子と断じて疑いなし。この課はまた大凶をも主る。何を以てかこれを知る。白虎の上に劫煞を見るがためである。戌は寅午戌の一局に属し、この一局の劫煞は亥に在る。だから歌訣に曰く。白虎が行年の上で災煞・劫煞のこの関に遇えば、必ず相次いで二重に喪失せん。白虎が旺に当たりて魁罡の上に落ち、人元がまた木に属して金に克されれば、凶険はさらに深し。

被頭星

從辰位起子逆數,如辰落子即被頭星也。

被頭星の求め方。辰のこの位より子を起こし、然る後に十二支の次序に逆らって数えて下る。もし数えて辰の位に正しく子に落ちれば、あの一位が即ち被頭星である。この一条は巻上の末に附し、前面の各種の神煞と同じく占断するときの参照と為す。

卷之中

十二將神の主る所の歌

寅為功曹號役人,臨於傳送必傷身;到亥便為貓入室,見戌還當犬出門。太沖本位後婦人,到於酉位必傷身;見臨子位主見怪,居於寅位兄弟分。天罡到戌家不和,臨於寅位畜傷多;見申奴婢須逃走,卯方病患腫瘡魔。太乙臨卯禽蛇現,亥上釜鳴光在樓;午位女家招外婿,子方幼婦女先休。

この一篇は十二将神が各々ある位に臨むの応験に照らして編成した歌訣で、每位に一首四句。功曹(寅)は差役の人を象として取り、伝送(申)の上に臨めば、申金が寅木を克して、必ず身を傷る。亥の位に到れば即ち猫が屋に入るがごとし。戌の位を見れば即ち狗が門を出て走るがごとし。太冲(卯)は本位に在れば家に續娶の後妻あることを主り、酉の位に到れば金が木を克して必ず身を傷る。子の位に臨めば怪異を見ることを主る。寅の位に居れば同類と相並び、兄弟が家を分かつことを主る。天罡(辰)が戌の位に到れば家中の不和を主る。寅の位に臨めば牲畜の損傷多きを主る。申の位を見れば奴婢が逃走することを主る。卯の方に到れば腫瘡の疾を患うことを主る。太乙(巳)が卯の位に臨めば飛禽と蛇の現わるることを主る。亥の上に到れば鍋釜の自鳴、楼上に光有ることを主る。午の位に在れば女方の家が外姓の女婿を招き入れることを主る。子の方に到れば年幼の婦人が先に亡ぶことを主る。

勝光本位足資財,臨寅必主名自來;申酉官災須見血,子方馬死產生災。小吉臨戌女守孤,臨寅還主病聲呼;有氣婚姻申酉午,只迎卯上出師巫。傳送到戌為旺方,臨子見武樂刀槍;見午必主軍人輩,到巳位上患喉瘡。從魁到午必因宅,子位陰私禍更多;巳上患勞兼自縊,到辰須是出師婆。

勝光(午)は本位に在れば資財の充足を主る。寅の位に臨めば木火相生して、名声は自ら至る。申酉に到れば官災を主りて血を見るべし。子の方に到れば水火が相戦して、馬匹が死し生産に災あることを主る。小吉(未)が戌の位に臨めば女子が寡を守ることを主る。寅の位に臨めば病人が呻吟して痛みを呼ぶことを主る。申・酉・午のこの幾位の上に在れば気ありて、婚姻の成るべきことを主る。ただ卯の位の上に到るのみ、家に巫師を出すことを主る。伝送(申)が戌の位に到ればその旺の方である。子の位に臨めば武人を見、刀槍を好むことを主る。午の位を見れば必ず兵を当たるの輩を主る。巳の位の上に到れば喉瘡を患うことを主る。従魁(酉)が午の位に到れば必ず宅舍の事に因りて起こる。子の位に在れば陰私の禍はさらに多し。巳の位に在れば労病を患い併せて縊死の事あることを主る。辰の位に到れば即ち家に巫婆を出すことを主る。

河魁到丑魔神藏,申上軍人妖壽郎;辰位宅邊枯骨犯,徒刑卯上痛傷亡。登明到丑病萎黃,到巳必主少陰亡;未上豬羊饒失散,戌方還出丑兒郎。神后臨酉見金神,到寅見主樂工文;戌上中央為病患,後婦辰方絕子孫。大吉到戌為旺方,丑上面丑肚脂囊;臨卯必須頭頂禿,青龍位上損牛羊。

河魁(戌)が丑の位に到れば魔神の潜蔵することを主る。申の上に到れば軍人と夭亡の少年を主る。辰の位に在れば宅の傍に枯骨の作犯あることを主る。卯の位に到れば徒刑を受け、痛苦・傷亡することを主る。登明(亥)が丑の位に到れば病人が面色・萎黄することを主る。巳の位に到れば必ず年少の女子の亡故を主る。未の上に在れば猪羊の走失多きを主る。戌の方に到れば即ち容貌の醜陋なる児郎を生み出すことを主る。神后(子)が酉の位に臨めば金神を見ることを主る。寅の位に到れば楽工と文書を見ることを主る。戌の上に居れば病患あることを主る。辰の方に到れば後妻を娶りて子孫を絶つことを主る。大吉(丑)が戌の位に到ればその旺の方である。丑の本位に在れば人の面が醜く腹大にして脂多きを主る。卯の位に臨めば必ず頭頂に禿を生ず。青竜の在る寅の位に到れば牛羊を損傷す。

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