Libo

宣公

战国 · 公羊高 · 第21巻 / 44

宣公(經一一)元年

宣公(経一一)元年

春,王正月,公即位。

春、周暦正月、宣公が即位した。

(傳)繼弒君不言即位,此其言即位何?其意也。

(伝)殺された国君の後に即位と書かないのが例であるのに、ここで即位と書くのはなぜか。宣公自身の意思である。

(經一二)公子遂如齊逆女。三月,遂以夫人婦姜至自齊。

(経一二)公子遂が斉国へ女子を迎えに行った。三月、遂は夫人婦姜を連れて斉国から帰った。

(傳)遂何以不稱公子?一事而再見者,卒名也。夫人何以不稱姜氏?貶。曷為貶?譏喪娶也。喪娶者公也,則曷為貶夫人?內無貶於公之道也。內無貶於公之道,則曷為貶夫人?夫人與公一體也。其稱婦何?有姑之辭也。

(伝)遂はなぜ公子と称されないか。一つの事が再び現れた場合、後の方は名だけを記す。夫人はなぜ姜氏と称されないか。貶(おとしめ)である。なぜ貶めるか。喪中に娶ったことを譏(そし)るためである。喪娶したのは宣公なのに、なぜ夫人を貶めるか。魯国内部には国君を貶める道理がない。国君を貶める道理がないのに、なぜ夫人を貶めるか。夫人は国君と一体だからである。「婦」と称するのはなぜか。姑(しゅうとめ)がいるという言い方である。

(經一三)夏,季孫行父如齊。

(経一三)夏、季孫行父が斉国へ行った。

(經一四)晉放其大夫胥甲父於衛。

(経一四)晋国はその大夫胥甲父を衛に放逐した。

(傳)放之者何?猶曰無去是云爾。然則何言爾?近正也。此其為近正奈何?古者大夫已去,三年待放。君放之,非也;大夫待放,正也。古者臣有大喪,則君三年不呼其門。已練可以弁冕,服金革之事。君使之,非也;臣行之,禮也。閔子要絰而服事,既而曰:「若此乎!古之道不即人心。」退而致仕。孔子蓋善之也。

(伝)「之を放つ」とはどういう意味か。「ここを離れるな」と言うのに似ている。ではなぜこう書くか。正道に近いからである。どのように正道に近いか。古は大夫がすでに国を去っても、なお三年間放逐を待った。国君が彼を放逐するのは正しくなく、大夫が放逐を待つのは正しい。古は臣に大喪があると、国君は三年間その門を呼ばなかった。練祭を過ぎれば弁冕を着けて兵事に服することができる。国君が呼んで行かせるのは正しくなく、臣が自ら行くのは礼に合う。閔子騫は腰絰を結んで事に当たり、後で「このようだな。古の道は人の心に適(かな)わない」と言い、退いて官を辞した。孔子はおそらくこのことを称賛したのである。

(經一五)公會齊侯於平州。

(経一五)宣公が平州で斉侯と会見した。

(經一六)公子遂如齊。

(経一六)公子遂が斉国へ行った。

(經一七)六月,齊人取濟西田。

(経一七)六月、斉国人が済水以西の田地を取った。

(傳)外取邑不書,此何以書?所以賂齊也。曷為賂齊?為弒子赤之賂也。

(伝)外が城邑を奪うのは例によって記さないのに、ここで記すのはなぜか。斉国への賄賂とするためである。なぜ斉国に賄賂を送るか。子赤を殺したための賄賂である。

(經一八)秋,邾婁子來朝。

(経一八)秋、邾婁子が朝見に来た。

(經一九)楚子、鄭人侵陳,遂侵宋。

(経一九)楚子・鄭国人が陳に侵入し、続いて宋に侵入した。

(經一十)晉趙盾帥師救陳。宋公、陳侯、衛侯、曹伯會晉師於斐林,伐鄭。

(経一十)晋国の趙盾が軍を率いて陳を救った。宋公・陳侯・衛侯・曹伯が斐林で晋軍と会合して鄭を攻めた。

(傳)此晉趙盾之師也,曷為不言趙盾之師?君不會大夫之辭也。

(伝)これは晋国趙盾の軍なのに、なぜ趙盾の軍と書かないか。国君が大夫と相会しないという言い方である。

(經一十一)冬,晉趙穿帥師侵柳。

(経一十一)冬、晋国の趙穿が軍を率いて柳に侵入した。

(傳)柳者何?天子之邑也。曷為不繫乎周?不與伐天子也。

(伝)柳とは何か。天子の城邑である。なぜ周に繋げて書かないか。天子を攻めることに賛成しないからである。

(經一十二)晉人、宋人伐鄭。

(経一十二)晋国人・宋国人が鄭を攻めた。

宣公(經二一)二年

宣公(経二一)二年

春,王二月壬子,宋華元帥師,及鄭公子歸生帥師,戰於大棘。宋師敗績,獲宋華元。

春、周暦二月壬子、宋国の華元が軍を率い、鄭国の公子帰生が率いる軍と大棘で交戦した。宋軍は大敗し、宋国の華元が捕らえられた。

(經二二)秦師伐晉。

(経二二)秦国の軍が晋を攻めた。

(經二三)夏,晉人、宋人、衛人、陳人侵鄭。

(経二三)夏、晋国人・宋国人・衛国人・陳国人が鄭に侵入した。

(經二四)秋,九月乙丑,晉趙盾弒其君夷嗥。

(経二四)秋九月乙丑、晋国の趙盾がその国君夷嗥を殺した。

(經二五)冬,十月乙亥,天王崩。

(経二五)冬十月乙亥、天子が崩じた。

宣公(經三一)三年

宣公(経三一)三年

春,王正月,郊牛之口傷,改卜牛。牛死,乃不郊,猶三望。

春、周暦正月、郊祭の牛の口が傷ついたので、卜を改めて別の牛を占った。その牛が死んだので、遂に郊祭を行わず、なお三望を行った。

(傳)其言之何?緩也。曷為不復卜?養牲養二卜。帝牲不吉,則扳稷牲而卜之。帝牲在於滌三月,於稷者唯具是視。郊則曷為必祭稷?王者必以其祖配。王者則曷為必以其祖配?自內出者無匹不行,自外至者無主不止。

(伝)なぜ「之」と書くか。語気を緩やかにするためである。なぜ再び卜を問わないか。祭牲は二頭養い、二度卜を問う。天を祭る牲が不吉なら、稷を祭る牲を回して卜を問う。天を祭る牲は滌宮で三か月養い、稷の牲は備え具えればよい。郊祭はなぜ必ず稷を祭るのか。王者は必ず自らの祖先をもって配祭する。王者がなぜ必ず祖先をもって配祭するか。内より出る者は配するものなくしては行なわれず、外より来る者は主なくしては止まらないからである。

(經三二)葬匡王。

(経三二)匡王を葬った。

(經三三)楚子伐賁渾戎。

(経三三)楚子が賁渾戎を攻めた。

(經三四)夏,楚人侵鄭。

(経三四)夏、楚国人が鄭に侵入した。

(經三五)秋,赤狄侵齊。

(経三五)秋、赤狄が斉に侵入した。

(經三六)宋師圍曹。

(経三六)宋軍が曹を包囲した。

(經三七)冬,十月丙戌,鄭伯蘭卒。葬鄭繆公。

(経三七)冬十月丙戌、鄭伯蘭が卒した。鄭繆公を葬った。

宣公(經四一)四年

宣公(経四一)四年

春,王正月,公及齊侯平莒及郯。莒人不肯,公伐莒,取向。

春、周暦正月、宣公と斉侯が莒と郯を調停した。莒国人が肯んじなかったので、宣公は莒を攻め、向を奪った。

(傳)此平莒也,其言不肯何?辭取向也。

(伝)これは莒を調停するのに、なぜ「肯んじず」と書くか。向を奪うための言い方である。

(經四二)秦伯稻卒。

(経四二)秦伯稲が卒した。

(經四三)夏,六月乙酉,鄭公子歸生弒其君夷。

(経四三)夏六月乙酉、鄭国の公子帰生がその国君夷を殺した。

(經四四)赤狄侵齊。

(経四四)赤狄が斉に侵入した。

(經四五)秋,公如齊。公至自齊。

(経四五)秋、宣公が斉国へ行った。宣公は斉国から帰った。

(經四六)冬,楚子伐鄭。

(経四六)冬、楚子が鄭を攻めた。

宣公(經五一)五年

宣公(経五一)五年

春,公如齊。夏,公至自齊。

春、宣公が斉国へ行った。夏、宣公は斉国から帰った。

(經五二)秋,九月,齊高固來逆子叔姬。

(経五二)秋九月、斉国の高固が子叔姫を迎えに来た。

(經五三)叔孫得臣卒。

(経五三)叔孫得臣が卒した。

(經五四)冬,齊高固及子叔姬來。

(経五四)冬、斉国の高固と子叔姫が来た。

(傳)何言乎高固之來?言叔姬之來,而不言高固之來則不可。子公羊子曰:「其諸為其雙雙而俱至者與!」(經五五)楚人伐鄭。

(伝)なぜ高固が来たと言うか。叔姫が来たとだけ言い、高固が来たと言わないわけにはいかない。子公羊子は言った。「おそらく二人が対になって一緒に来たからであろう。」(経五五)楚国人が鄭を攻めた。

宣公(經六一)六年

宣公(経六一)六年

春,晉趙盾、衛孫免侵陳。

春、晋国の趙盾・衛国の孫免が陳に侵入した。

(傳)趙盾弒君,此其復見何?親弒君者趙穿也。親弒君者趙穿,則曷為加之趙盾?不討賊也。何以謂之不討賊?晉史書賊曰:「晉趙盾弒其君夷嗥。」趙盾曰:「天乎!無辜!吾不弒君,誰謂吾弒君者乎?」史曰:「爾為仁為義,人弒爾君,而復國不討賊,此非弒君而何?」

(伝)趙盾は国君を殺したのに、ここでなぜ再び現れるか。手ずから国君を殺したのは趙穿である。手ずから殺したのは趙穿なのに、なぜ趙盾に加えるか。彼が賊を討たなかったからである。なぜ賊を討たなかったと言うか。晋国の史官が賊を記して「晋国の趙盾がその国君夷嗥を殺した」と書いた。趙盾は言った。「天よ!罪はない!私は国君を殺していない。誰が私が国君を殺したと言うのか。」史官は言った。「あなたは仁を講じ義を講じたのに、他人があなたの国君を殺したとき、国に帰って賊を討たなかった。これが国君を殺したのでなくて何であろうか。」

(傳)趙盾之復國奈何?靈公為無道,使諸大夫皆內朝,然後處乎臺上,引彈而彈之,己趨而闢丸,是樂而已矣。趙盾已朝而出,與諸大夫立於朝,有人荷畚,自閨而出者。趙盾曰:「彼何也?夫畚曷為出乎閨?」呼之不至,曰:「子大夫也,欲視之則就而視之。」趙盾就而視之,則赫然死人也。趙盾曰:「是何也?」曰:「膳宰也,熊蹯不熟,公怒以鬥摮而殺之,支解將使我棄之。」趙盾曰:「嘻!」趨而入。靈公望見趙盾,愬而再拜。趙盾逡巡北面再拜稽首,趨而出,靈公心怍焉,欲殺之。於是使勇士某者往殺之,勇士入其大門,則無人門焉者;入其閨,則無人閨焉者;上其堂,則無人焉。俯而窺其戶,方食魚飧。勇士曰:「嘻!子誠仁人也!吾太子之大門,則無人焉;太子之閨,則無人焉;上子之堂,則無人焉;是子之易也。子為晉國重卿而食魚飧,是子之儉也。君將使我殺子,吾不忍殺子也,雖然,吾亦不可復見吾君矣。」遂刎頸而死。

(伝文は続けて言う:)趙盾はどのように帰国したか。霊公は無道で、大夫たちを皆内朝に来させ、自ら台上にいて、弾弓を引いて彼らを撃ち、彼らが走って弾丸を避けるのを見て楽しんだ。趙盾が朝見を終えて出て、大夫たちと朝に立っていると、ある者が畚箕(ほんき、土を運ぶ箕)を担いで閨門から出てきた。趙盾は言った。「あれは何か。畚箕がなぜ閨門から出てくるのか。」呼んだが、彼は来ず、「あなたは大夫です。見たければ近づいて見てください」と言った。趙盾が近づいて見ると、赫然たる死人であった。趙盾は言った。「これは何者か。」答えて言った。「膳宰です。熊掌が煮えなかったので、公は怒って斗で打ち殺し、支解して私に捨てさせようとしています。」趙盾は「ああ!」と言い、急ぎ足で入って行った。霊公は趙盾を望見して驚き惧れ再拝した。趙盾は躊躇しながら北に向かって再拝稽首し、急ぎ足で出て行った。霊公は心に慙じ、彼を殺そうと思った。そこで勇士を一人遣わして殺させた。勇士は大門に入ったが門を守る者がなく、閨門に入ったが閨を守る者がなく、堂に上がっても人がいなかった。身をかがめて門内を見ると、趙盾は魚の飯を食べていた。勇士は言った。「ああ!あなたはまことに仁人です!私はあなたの大門に入っても人がなく、閨門に入っても人がなく、堂に上がっても人がいませんでした。これはあなたの平易さです。あなたは晋国の重卿でありながら魚の飯を食べている。これはあなたの倹約です。国君は私にあなたを殺させようとしていますが、私はあなたを殺すに忍びません。そうはいっても、私はもはや国君に見ることができません。」遂に頸を刎ねて死んだ。(底本は「吾太子之大門」と作るが、「太子」は「入子」の誤りである。)

(傳)靈公聞之怒,滋欲殺之甚,眾莫可使往者。於是伏甲於宮中,召趙盾而食之。趙盾之車右祁彌明者,國之力士也,仡然從乎趙盾而入,放乎堂下而立。趙盾已食,靈公謂盾曰:「吾聞子之劍蓋利劍也,子以示我,吾將觀焉。」趙盾起將進劍,祁彌明自下呼之曰:「盾食飽則出,何故拔劍於君所?」趙盾知之,躇階而走。靈公有周狗,謂之獒,呼獒而屬之,獒亦躇階而從之。祁彌明逆而踆之,絕其頷。趙盾顧曰:「君之獒不若臣之獒也!」然而宮中甲鼓而起,有起干甲中者,抱趙盾而乘之。趙盾顧曰:「吾何以得此於子?」曰:「子某時所食活我於暴桑下者也。」趙盾曰:「子名為誰?」曰:「吾君孰為介?子之乘矣,何問吾名?」趙盾驅而出,眾無留之者。趙穿緣民眾不說,起弒靈公,然後迎趙盾而入,與之立於朝,而立成公黑臀。

(伝文は続けて言う:)霊公はこれを聞いて怒り、さらに彼を殺したいと思ったが、衆に遣わす者がいなかった。そこで宮中に甲士を伏せ、趙盾を呼んで食事させた。趙盾の車右祁弥明は国中の力士で、毅然として趙盾に従って入り、堂の下に立った。趙盾が食べ終わると、霊公は盾に言った。「あなたの剣は利剣だと聞く。持って来て私に見せよ。観賞したい。」趙盾が立って剣を進めようとすると、祁弥明が下から呼ばわって言った。「盾は飽き食べれば出て行くのです。なぜ国君の前で剣を抜くのですか。」趙盾は悟って、階を踏んで駆け下りた。霊公には馴犬があり、獒と呼ばれた。獒を呼んで咬ませようとすると、獒も階を踏んで追った。祁弥明は迎えて蹴り、その頤を蹴り折った。趙盾は振り返って言った。「君の獒は臣の獒に及ばない!」しかし宮中の甲士が鼓を撃って起ち、ある者が甲士の中から起き上がり、趙盾を抱えて車に乗せた。趙盾は振り返って言った。「私は何によってあなたのような救助を得たのか。」答えて言った。「あなたがかつて翳桑の下で私に飯を与えて私を生かした者です。」趙盾は言った。「あなたの名は何か。」答えて言った。「私は国君のために護衛をしているのです。あなたが車に乗ればよいのです。なぜ私の名を問う必要がありましょうか。」趙盾は車を駆って出て行き、衆に彼を留める者はいなかった。趙穿は民衆が霊公を喜ばないのに乗じて、起って霊公を殺し、それから趙盾を迎え入れて彼と朝に立ち、成公黒臀を立てた。

(經六二)夏,四月。

(経六二)夏四月。

(經六三)秋,八月,螽。

(経六三)秋八月、螽が災いを成した。

(經六四)冬,十月。

(経六四)冬十月。

宣公(經七一)七年

宣公(経七一)七年

春,衛侯使孫良夫來盟。

春、衛侯が孫良夫を遣わして会盟に来た。

(經七二)夏,公會齊侯伐萊。

(経七二)夏、宣公は斉侯と会して萊を攻めた。

(經七三)秋,公至自伐萊。

(経七三)秋、宣公は萊を伐った軍から帰った。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.