天炮の占
天炮如雷下九霄,國王傷敗見凶妖。正時日上相殘害,千里兵殘血染刀。何方落地定災危,神將加臨看正時。月破歲刑火煞下,政荒民叛戶逃離。喪在喪門死病方,大人喪死易僕王。醫蒿滿室人行役,國敗交鋒例戰聲。天炮常憂墮落者,萬民擾亂似油煎。假令戌亥臨於日,也與天門落一般。
天炮を占う(天空に炮の如く爆響するの異象)。天炮は雷の如く九霄より落下し、国君の敗傷・凶妖の出現を主る。正時と日干の上とが互いに残害せば、千里の内に兵禍惨烈・血は刀鋒を染むるを主る。それのどの一方に落つれば便ちどの一方に災危を定め、正時の上の神将の加臨を看る。「月破」「歳刑」和火煞の下に落つれば、政事の荒廃・百姓の叛離・家家逃亡を主る。喪事は応に「喪門」和死病の所在する方に在り、大人物の喪亡・王侯の位を易うるを主る。薬草は屋子に堆満して人は征去して役を服し、国家敗亡し・交兵開戦の声は絶えず。天炮の兆は常に人をして陨落の禍を憂慮せしめ、万民は扰攘して油鍋の上に煎熬するが如し。假如戌・亥が日干に加臨せば、あれは天門(亥)の上に落つると一様なり。
鳥糞衣を汚すの占
月將加正時,視天罡。加孟口舌,加仲失財,加季得財。辰上勾陳白虎,可斷死喪孝服。
鳥糞の衣服の上に落つるを占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、「天罡」(辰)を看る——四孟の上に加われば口舌を主り、四仲の上に加われば財を破るを主り、四季の上に加われば財を得るを主る。若し日支の上是れ「勾陳」「白虎」なれば、便ち死喪孝服の事と断ずる可し。
野獣城に入るの占
月將加正時,歲上刑破、大煞臨,大荒歉。無端野獸入軍城,多主年荒及戰爭。太歲上逢諸惡將,元戎悲泣不安寧。傷物悲鳴井邑旁,獄多迎冤橫內城荒。刑殺破害當其上,人叛流離出故鄉。
野獣の城中に闖入するを占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、太歳のあの一位の上に刑・破和「大煞」の加臨に遇えば、大荒歉を主る。歌訣に説く、無縁無故に野獣の軍城に闖入せば、多く年荒和戦争を主る。太歳の上に各種の悪将に遇えば、統帥の悲泣・軍中の寧ならざるを主る。野獣の傷を受け悲鳴して井邑の旁辺に在る有れば、牢獄の中の冤案多く・城内荒廃するを主る。若し刑・殺・破・害がみな太歳の上に壓せば、百姓の叛離・他郷に流亡するを主る。
鼠怪の占
路遇大鼠,及家中鼠作異聲,月將加時,視日上及用神。見元武,防盜賊埋伏,林間搜之可獲。太陰為婦人事。青龍等吉將,為錢財之類,主三日內應。
鼠怪を占う。路上に大老鼠に遇見し、あるいは家中の老鼠の異様の叫声を発出すれば、便ち月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、日干の上和用神とを看る——「元武」を見れば、盗賊の埋伏を防ぐを要し、林子の裏に到りて搜せば抓り得られる。「太陰」を見れば、是れ婦人の方面の事。「青龍」等の吉将を見れば、是れ銭財の類の事。みな三天の内に応験するを主る。
鳥鳴奇異の占
月將加正時,視鳴處所臨神或天日上,在登明下,更來神后下,師巫、女人來。大吉下,親故攜酒食來;功曹,歡喜慶賀;太沖下,酒食事;天罡下,官府文書鬥訟;太乙下,吏人來;勝光下,詔命事,或勾攝事;小吉下,婦人酒食事;傳送下,索債人來;從魁下,女子酒食;河魁下,胥吏至。若好鳥飛鳴德方,主君王徵召喜信,及酒食、饋獻、財帛、婚姻諸喜。若惡鳥四集屋上,百日內防回祿、死喪、官訟。
鳥鳴の異常を占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、鳥鳴の処の臨む所の神あるいは天盤の日干の上の神を看る。「登明」(亥)の下に落ち、また「神后」(子)の下に転到れば、巫师・女人の来る有るを主る。「大吉」(丑)の下に落つれば、親友の酒食を帯びて来るを主る。「功曹」(寅)の下に落つれば、歡喜慶賀の事有るを主る。「太冲」(卯)の下に落つれば、酒食の事を主る。「天罡」(辰)の下に落つれば、官府文書和鬥殴訟事を主る。「太乙」(巳)の下に落つれば、吏人の来るを主る。「勝光」(午)の下に落つれば、詔命の事有るを主り、あるいは勾攝傳喚せらる。「小吉」(未)の下に落つれば、婦人の酒食の事を主る。「伝送」(申)の下に落つれば、債を討うの人の来るを主る。「従魁」(酉)の下に落つれば、女子の酒食を送り来るを主る。「河魁」(戌)の下に落つれば、胥吏の到来を主る。若し是れ好鳥が「日徳」の方に飛鳴せば、君王の征召の喜信、および酒食・饋贈・財帛・婚姻の各種の喜事を主る。若し是れ悪鳥が群を成し屋頂の上に聚集せば、一百天の内に火災・喪事和官司を防ぐを要す。
鴉鳴鵲噪の占
月將加正時,視鳴處所臨神。魁罡訟起,巳亥吏迫,丑貴人、銅鐵至,未婦人羊酒至,寅家延客,申出逢乞丐,子師巫,午口舌,酉文書,卯陰私。
烏鴉の叫び・喜鵲の噪ぐを占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、鳴叫の処の臨む所の神を看る——「河魁」「天罡」を得れば、訟事を興起するを主る。巳・亥を得れば、吏役の門に上りて催逼するを主る。丑を得れば、貴人の来る・銅鐡の物の到る有るを主る。未を得れば、婦人の羊酒を送り来るを主る。寅を得れば、家裏に客を請うを要するを主る。申を得れば、門を出でて乞丐に遇うを主る。子を得れば、巫师の来るを主る。午を得れば、口舌を生ずるを主る。酉を得れば、文書有るを主る。卯を得れば、陰私の事有るを主る。
犬吠の占
月將加正時,視日上所臨身。辰有人持兵器行刺,巳盜賊暴風起,未人不見酒食,申酉子皆主鬼神,戌惡人,亥虎豹野獸,丑空伏吟木折,寅木動及貓來。
狗の叫ぶを占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、日干の上に臨む所の支を看る——辰を得れば、人の兵器を持して来りて行刺する有るを主る。巳を得れば、盗賊の来るあるいは狂風の起こるを主る。未を得れば、人の来る有るも却って酒食を見ざるを主る。申・酉・子を得れば、みな鬼神の作祟を主る。戌を得れば、悪人の来るを主る。亥を得れば、虎豹野獣を主る。丑を得て空亡に落ちてまた「伏吟」に逢えば、樹木の折断を主る。寅を得れば、草木の搖動および猫の来る有るを主る。
釜鳴の占
月將加正時,視日辰上神辨吉凶。吉者生子孫添丁、升遷、報捷、市利三倍;凶者宅動、損人口,又主遷移。
鍋釜の自鳴を占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、日干日支の上の神を看て吉凶を辨ず。吉のは、子孫を生じ人丁を添え・官職の昇遷・捷報の伝来・買賣を做して三倍の利を得るを主る。凶のは、家宅の動盪・人口を損傷するを主り、又家を搬するを要するを主る。
井沸の占
家中井泉沸湧,月將加正時,視日上得吉神良將,旺相生旺,主官祿榮貴,士庶亦進財喜。反此不祥。
井水の沸涌を占う。家中の井泉が忽然に翻涌せば、月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、日干の上を看る——吉神良将を得て而又当令旺相せば、官禄の栄貴を主り、平民百姓も亦財を進め喜有り。反っては則ち不吉。
心動の占
月將加正時,視行年上,見功曹太沖有文書陰私事;天罡河魁,有疾病;太乙勝光,憂驚口舌;大吉小吉,咒詛事;傳送從魁,有兵器事,遠行者將至;登明神后,有哭泣事,及客相招。年上有旺氣,並吉將及傳見救神,解凶,反此憂危。見乙合龍常陰,吉,餘將凶。日辰忌天地二獄加臨,不吉。
心跳心慌を占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、行年のあの一位を看る——「功曹」(寅)「太冲」(卯)を見れば、文書あるいは陰私の事有るを主る。「天罡」(辰)「河魁」(戌)を見れば、疾病有るを主る。「太乙」(巳)「勝光」(午)を見れば、憂驚口舌を主る。「大吉」(丑)「小吉」(未)を見れば、人に咒罵詛咒せらるるを主る。「伝送」(申)「従魁」(酉)を見れば、兵器の事有るを主り、遠行の人は将に到らんとす。「登明」(亥)「神后」(子)を見れば、哭泣の事有るを主り、および客人の相い邀える。行年の上に旺気有り、又吉将を并せ、三伝の中に還た「解神」を見到れば、凶事は解く可し。反っては便ち憂危有り。「天乙」「六合」「青龍」「太常」「太陰」を見るを吉と為し、その余の各将はみな凶。日干日支は「天獄」「地獄」の二煞の加臨を忌み、加臨せば則ち不吉。
目瞬耳熱の占
月將加時視年上,見寅卯巳午,有喜;申酉亥子,有憂;旺相,吉;囚死,凶。更辨天將類神,詳定吉凶。
眼皮の跳び・耳朵の熱を発するを占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、行年のあの一位を看る——寅・卯・巳・午を見れば、喜有るを主る。申・酉・亥・子を見れば、憂有るを主る。旺相は吉を為し、囚死は凶を為す。再び天将の類神を辨明し、吉凶を細定す。
人の己を謀るを恐る
日上神為己身,辰上神為他人。日上神制辰上神,人有怨言;辰上神制日上神,人將害己。日上並年命上見蛇、虎、魁、罡,其謀已成。空亡德解,可免。辰上見者,謀不成,空有其意。
別人の自己を算計するを怕る。日干の上の神は自身を代表し、日支の上の神は他人を代表す。日干の上の神が日支の上の神を制住せば、別人は只だ怨言有るのみ。日支の上の神が日干の上の神を制住せば、別人は真に自己を害せんと欲す。日干の上和本命行年の上に「螣蛇」「白虎」「河魁」「天罡」を見到れば、彼の圖謀は已に布置し成れりを説明す。若し空亡と「日徳」との来りて解く有れば、還た禍を免る可し。若しこれらが只だ日支の上に出現せば、あれは便ち彼の謀は成らず、空しくこの意有るのみ罷り。
人言の虚実の占
日上神為來人,辰上神為主人。日上神克辰上神,虛妄;辰上神剋日上神,可信。日上見魁、罡、蛇、虎、空、陰,詭誕欺詐。課得八專昴星,亦然。又云:天上地下非空亡,言傳不實事乖張。傳凶事,視白虎,與日干比和者,為實,否則虛。傳吉事,則視青龍。
別人の話は是れ真是れ假なるかを占う。日干の上の神は来りて話を説くの人を代表し、日支の上の神は主人を代表す。日干の上の神が日支の上の神を克せば、話是れ虚妄なり。日支の上の神が日干の上の神を克せば、話は信ず可し。日干の上に「河魁」「天罡」「螣蛇」「白虎」「天空」「太陰」を見れば、詭詐欺瞞を主る。「八専課」「昴星課」を占得するも、も亦是一様なり。又説く、天盤地盤みな空亡に落ちず、可なりて話は伝えて却って実ならず・事情は反常乖違す。若し伝うる是れ凶事なれば、便ち「白虎」を看、それが日干と比和すれば則ち是れ真、否すれば是れ假。若し伝うる是れ吉事なれば、便ち「青龍」を看る。
人の門を叩くの占
月將加時,視年上與月上,各得吉神將,旺相相生者,為善人,反此為惡人。日辰上克下者,人慾求財;下克上,人送物至。見登明為征戰人,魁罡為吏役兇徒,從魁為女子借索;傳送為僧道,及行客過往問路;龍、常送喜慶筵宴;小吉人索飲食,並龍則持酒、米、錢、食來;勝光相招宴遊,太乙乞丐,太沖為傭工人,功曹吏相覓,大吉貴人召。神后奸盜。
人の門を敲く有るを占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、行年和月建のこ両位を看る——各々吉神吉将を得て而又旺相相生せば、来る是れ善人。反っては是れ悪人。日干日支の上が是れ上神の下神を克すれば、来人は是れ財を求めんと想う。下神が上神を克せば、来人は是れ東西を送り来る。「登明」(亥)を見れば、是れ軍に従い仗を打つの人。「河魁」「天罡」を見れば、是れ差役あるいは凶徒。「従魁」(酉)を見れば、是れ女子の来りて東西を借討する。「伝送」(申)を見れば、是れ僧道、および過路の行客の来りて路を問う。「青龍」「太常」を見れば、是れ来りて喜慶を送り宴に赴くを請う。「小吉」(未)を見れば、是れ来りて飲食を討る、若し青龍と同じく見れば、則ち是れ酒・米・銭・食物を帯びて来る。「勝光」(午)を見れば、是れ人を邀えて宴に赴き游玩す。「太乙」(巳)を見れば、是れ乞丐。「太冲」(卯)を見れば、是れ工を做るの佣人。「功曹」(寅)を見れば、是れ吏員の来りて人を找す。「大吉」(丑)を見れば、是れ貴人の相い召す。「神后」(子)を見れば、是れ奸邪盗賊。
雑占
人來寄物,或相投靠,當視第四課,辰上陰神遙生日者,可留。遙剋日及日上神者,不得留。更視支神所臨地盤之神生日吉,剋日凶。其所緣事,則以天將類推。
人の来りて東西を寄放し、あるいは来りて投奔し依靠する有るは、応に第四課を看るべし、日支の上の陰神が遥かに来りて日干を生ずれば、收留する可し。若しそれが遥かに日干を克しあるいは日干の上の神を克せば、便ち收留する能わず。再び日支の臨む所の地盤の神を看る——日干を生ずれば則ち吉、日干を克せば則ち凶。彼が什麼の事のために来るやに至っては、便ち天将の類神に按じて推す。
酒を沽るに美悪有りやの占
月將加時,視從魁,臨處孟為始釀,臨種為正熟,臨季為已盡。雙以大吉加時,視日上,功曹魁罡為新熟,神后小吉古釀。又小吉臨旺相之地,為有酒;囚死之地,為無酒。又從魁加木,青而酸,加金白而辛,加火赤而苦,加水黑而淡,加土黃而甜。
酒を買うに有るか無きか・好きか惡きかを占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、「従魁」(酉、酒を主る)を看る——それが四孟に落つれば、酒は剛に釀し始め。四仲に落つれば、酒は正に熟す(底本の「臨種」は当に「臨仲」と作るべし、照録して改めず)。四季に落つれば、酒は已に賣り畢れり。又「大吉」(丑)を把えて占時の上に加えて盤を排し、日干の上を看る——「功曹」(寅)と「河魁」「天罡」を得れば、是れ新熟の酒。「神后」(子)「小吉」(未)を得れば、是れ陳年老酒。又「小吉」(未)が旺相の地に落つれば、酒有るを主る。囚死の地に落つれば、酒無きを主る。再び「従魁」(酉)の加わる所を看る。木位に加われば、酒色は青くして味酸し。金位に加われば、色は白くして味辛し。火位に加われば、色は赤くして味苦し。水位に加われば、色は黒くして味淡し。土位に加われば、色は黄くして味甘し。
夢を占む
月將加正時,視行年上神將,以旺相休囚、生合刑害決之。又用陽神憂在外,用陰神憂在內。罡臨陽憂男,臨陰憂女。更視月厭並何神將,可以預知其應。
夢を占う。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、行年の上の神と将とを看、旺相休囚和生・合・刑・害とに按じて判定す。又発用は陽神を取れば、憂患は外に在り。陰神を取れば、憂患は内に在り。「天罡」(辰)が陽支に落つれば、男子のために担憂す。陰支に落つれば、女子のために担憂す。再び「月厭」と什麼の神将と同じく現るるかを看れば、便ち能くこの夢のどの事に応ずるかを預知す。
蔵匿伏匿の占
伏藏之法妙幽元,地盤所臨不在藏。如能合命為財喜,方使鍬鋤下地源。物類視天將,色視日干。
東西のどこに蔵るるかを占う。蔵匿の之法は奥妙幽深、地盤の臨む所の処は并せて真の蔵処にあらず。若し臨む所の支が能く本命と相合して財喜を成せば、始めて能く鍬鋤を拿起して地下に向かい挖る可し。東西が是れ什麼の物類なるかに至っては、天将を看。什麼の顔色なるかは、日干を看る。
溺屍の占
月將加時,視死者年上。見登明在原溺處,見天罡流去可見,見傳送難見。又日辰上俱吉,即日撈得,干傷可得,支傷不可得。
淹死者の屍体を占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、死者の行年のあの一位を看る——「登明」(亥)を見れば、屍体は還た原來の水に落ちし処に在り。「天罡」(辰)を見れば、已に漂い去れども還た找り得。「伝送」(申)を見れば、便ち找し難し。又日干日支の上にみな吉なれば、当天に便ち捞り到る。日干が傷を受ければ、還た捞り得。日支が傷を受ければ、便ち捞り到らず。
弟子の師を求むるの占
日為弟子,辰為所學,時下辰為師。日上神生日,或得生氣者,從師有益,所學必成。日辰欲得吉將,有旺相氣,上下相生,更得末傳吉神將旺相,吉。忌辰上神上下相賊。末傳入墓,所學不遂。
学生の師を拜するを占うは、日干をもって学生を代表し、日支をもって学ぶ所の学問を代表し、占時の下面の対する所の支をもって老師を代表す。日干の上の神が日干を生じ、あるいは「生気」を得れば、この位の老師に跟い學べば益処有り、学業必ず成る。日干日支はみな吉将を得・旺相の気有り・上下相生するを要し、再び加えて末伝是れ吉神吉将にして当令旺相して、始めて吉。日支の上の神の上下互いに克賊するを忌む。末伝が墓に入れば、学業は成り就かず。
附、諸訣を載す
干加支相生乘吉將,主進人口。或乙合龍常乘天喜加支亦同。支加干相傷乘凶將主退人口。凡此皆不以入傳不入傳論。祿前一位為羊刃,三傳或日辰上見之,占官必被刑。占病必見血光。加蛇作白虎,主家中陰人血症,或墮胎。
附、各種の口訣。日干が日支の上に加わりて彼此相生し・又吉将に乗れば、家中に人口を添えるを主る。あるいは「天乙」「六合」「青龍」「太常」が「天喜」に乗りて日支の上に加われば、も亦一様なり。日支が日干の上に加わりて互いに損傷し・又凶将に乗れば、人口の減少を主る。こ幾条はそれが三伝に入る入らざるを論ぜずみな数と算す。禄神の前面の一位是れ「羊刃」、三伝の中にあるいは日干日支の上にそれを見れば、官を占えば必定要して刑を受け、病を占えば必定要して血光を見ん。若しそれが「螣蛇」と同じく加わりてまた「白虎」を充当せば、家中の婦女の血症を患るを主り、あるいは胎を堕す。
白虎帶喪門弔客加支,占者有喪。三傳見之,有外孝。占病者死。白虎作月厭加支,主死亡哭聲。占病必重,更乘死氣在傳,其家當有三人喪死。又天后在傳而天后陰神作白虎者,所占不拘何事,數已先現,將有克妻之凶。若占妻病,如上更驗。占婚姻,不久必克妻。又申酉作六合者,數當損子,以六合為子孫,申酉為絕地也。亥子作白虎,小口災厄。
「白虎」が「喪門」「弔客」を帯びて日支の上に加われば、占卜する人の家裏に喪事有り。三伝の中に見到れば、外姓の孝服を主る。病を占えば則ち病人は要死せん。白虎が「月厭」を充当して日支の上に加われば、死亡の哭声有るを主り、病を占えば必定沈重。若しそれがまた「死気」に乗りて三伝の中に在れば、こ家は応に三口人の喪亡有るべし。又「天后」が三伝の中に在りて天后の陰神が白虎を充当せば、什麼の事を占うを論ぜず、命数は已に先に顕れ出でたり、将に妻を克するの凶有らん。若し正に是れ妻子の病を占えば、上面の説く所に照らして更に加えて応験す。若し婚姻を占えば、久しからず必定妻を克せん。又申・酉が「六合」を充当せば、命数の上に子女を損傷するを要す、六合は子孫を代表し、しかも申酉是れ木の絶地をもってす。亥・子が白虎を充当せば、小孩に災厄有るを主る。
家長命前五位為宅,上見寅、申、巳、亥,乘乙、空、常、勾,其家必有孀婦。見辰、戌、丑、未,乘蛇、虎、武、龍,其家每出鰥夫。凡行年上見傳送者,主服藥。
家長の本命より前に往き第五位を数えれば便ち是れ宅位。こ一位の上に若し寅・申・巳・亥を見、又「天乙」「天空」「太常」「勾陳」に乗れば、こ家は必ず寡を守るの婦人有り。若し辰・戌・丑・未を見、又「螣蛇」「白虎」「元武」「青龍」に乗れば、こ家は常に鰥夫を出す。凡そ行年の上に「伝送」(申)を見到れば、主要として薬を喫し病を看るを要するを主る。
覆を射る
日為陽,為天,為尊長;辰為陰,為地,為卑幼。剛日視干上之神,柔日視支上之神,兼用神合而決之。月將加時,專取發用,不論中末,如發用在日辰,其物堪食,更詳五行之類。月起月建為正發,後一辰為已過,前一辰為未來。
射覆を占う(盒の中の物を猜る)、日干をもって陽と為し・天と為し・尊長と為し、日支をもって陰と為し・地と為し・卑幼と為す。陽日は日干の上の神を看、陰日は日支の上の神を看、再び用神を合して倶に判断す。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、専ら発用を取り、中伝末伝を管せず。若し発用が日干日支の上に落つれば、覆せらるる所の物是れ喫する能きの、還たそれの五行の属類を細分するを要す。月建をもって算を起こし、正に月建に当たる是れ「正発」、後に往き一位是れ已に過去したる、前に往き一位是れ還だ到来せざる。
用在日辰上亦為正發,用神旺相加臨本方,為近貴堪食之物。囚死加臨休、廢、墓、絕,其物不堪用。旺相而加休囚之地,其物先可用,今則廢棄。日辰入傳,主物有表裡。如甲午日三傳寅午戌,或戌午寅,其物外青內赤之類。天乙臨日辰為尊人衣物。若休囚死,為不堪用者。螣蛇臨日辰,或發用,在春夏其物形長,在秋冬其物盤曲。
用神が日干日支の上に落つるも亦「正発」と算す。用神が旺相にして自己の本方に加臨せば、覆せらるる是れ貴重且つ喫する可きの東西。用神が囚死にして休・廃・墓・絶の地に加臨せば、こ東西は用無し。用神は旺相と雖も却って休囚の地に加われば、こ東西は従前は用う可き・如今已に廃棄せり。日干日支が三伝に入れば、こ東西は裏有り外有るを主る——譬えば甲午日に三伝是れ寅・午・戌、あるいは戌・午・寅なれば、あれば便ち是れ外面青く・裏面紅きの類。「天乙」が日干日支に加臨せば、是れ尊長の衣物。若しそれが休囚死絶せば、便ち是れ用う能わざるの旧物。「螣蛇」が日干日支に加臨しあるいは発用を作せば、春夏の覆せらるる所の物は形状細長、秋冬は則ち形状盤曲す。
物を射るに有無の法
天空發用落空亡,為無物。天空作空亡,臨日辰,說然。若無天空,但空亡,為有物。
盒の中に東西有るか無きかを占う。「天空」が発用を作して而又空亡に落つれば、裏面は空無一物を主る。天空が空亡を充当して日干日支に加臨せば、も亦是れこの如し。若し課の中に天空無く、只だ是れ空亡に落ちたる、あれは還た是れ東西有る。
物を射るに新旧の法
旺相臨日辰發用者,為新物。遇休囚死氣,為舊物。又天罡主新,大吉主舊。
物の是れ新是れ旧を占う。用神が旺相にして日干日支に加臨して并せて発用を作せば、是れ新東西。休囚和「死気」に遇えば、是れ旧東西。又「天罡」(辰)は新を主り、「大吉」(丑)は旧を主る。
物を射るに完缺の法
四課陰陽俱備,不值刑破,其物完好。又壁宿主圖書,翼宿主斑文,皆不備之象。
物の是れ完整是れ残缺を占う。四課の陰陽が斉備して刑・破に逢わざれば、こ東西は完好なり。又二十八宿の中に壁宿は図書を主り、翼宿は斑駁の花紋を主り、こ両宿はみな不完備の象なり。
物を射るに食に堪うかの法
日辰上用起旺相,堪食。囚死者已壞而不堪食。若非日辰發用,得小吉旺相有氣乘吉將,為堪食物。囚死乘凶將,為不堪食物。又發用吉神乘龍合常,旺相有氣,亦是可食之物。若魁罡,其物有毒,不可食。
物の能く喫する能わざるを占う。日干日支の上より用を起こして当令旺相せば、喫する能くす。囚死無気のは、已に壞れて喫する能わず。若し是れ日干日支より発用せざれば、あれば便ち「小吉」(未、飲食を主る)を看る——それが旺相有気にしてまた吉将に乗れば、是れ喫する能きの東西。囚死してまた凶将に乗れば、便ち喫する能わず。又発用是れ吉神にして「青龍」「六合」「太常」に乗り、旺相有気せば、も亦是れ喫す可きの物。若し是れ「河魁」「天罡」なれば、こ東西は毒有り、喫する可からず。
物を射るに生死の法
不論剛柔,並視辰上神及發用。若旺相相生,其物必活。休囚死氣相剋,其物必死。數目則以上下相乘定之。
物の是れ活きたるは還た是れ死せるを占う。陽日陰日を分かたず、みな日支の上の神と発用とを看る。旺相にして相生せば、こ東西は必是れ活きたる。休囚して「死気」を帯びて而又相克せば、必是れ死せる。数目に至っては、上下両支の先天数を用いて相乗して定む。
物を射るに虚実の法
火神臨日辰為虛,水神為實。日辰得水神,發用為火神,為半虛半實。
物の是れ空心是れ実心を占う。火神が日干日支に加臨せば、是れ空虚なり。水神が加臨せば、是れ充実なり。若し日干日支が水神を得て発用是れ火神なれば、便ち是れ半虚半実。
物を射るに水陸の法
火土木神,自相加臨發用,臨日辰,其物出陸地。寅午戌、亥卯未及辰戌丑未是也。金水神,自相加臨發用,臨日辰,其物出水中。又巳酉丑金神相加,在日辰者,多主金石,出山谷中。申子辰臨發用日辰上者,主水中物。日辰發用,上下加臨,雖少一字,亦可吉局。
物の水裏に出づるは還た陸地に出づるを占う。火・土・木の三類の神が互いに加臨して発用を作し、又日干日支に加臨せば、こ東西は陸地に出づ——寅午戌の火局・亥卯未の木局および辰戌丑未の土局はみなこ一類に属す。金・水の両類の神が互いに加臨して発用を作し、又日干日支に加臨せば、こ東西は水中に出づ。又巳酉丑の金局が相加わりて日干日支の上に落つれば、多く金石の物を主り、山谷の中に出づ。申子辰の水局が発用和日干日支の上に加臨せば、是れ水中の物を主る。これらの局が日干日支和発用の上に落ち、上下加臨の時即ち一字を缺き全からずとも、も亦吉局を以て看る可し。
潤下為水中物,或形象屈曲之物。曲直為曲木器物,或斜長草木物。炎上為煙火虛心之物,或尖銳器。稼穡為近土可食物,或圓厚泥土物。從革為山中所生物,及方形、堅硬、雕鏤物。伏吟為近處伏匿之物,返吟為遠路往來之物。用孟物方,有稜角,亦為題。用仲物本直,有口,亦為箸。用季物圓實,或尖長,亦為缽。陽為碗,陰為碟。
課体に按じて物を断ず。「潤下課」を得れば、是れ水中の物、あるいは形状の彎曲せる物。「曲直課」を得れば、是れ彎木の做りたる器物、あるいは斜長の草木の物。「炎上課」を得れば、是れ煙火の物・空心の物、あるいは尖鋭の器具。「稼穡課」を得れば、是れ土に近くして喫する可きの物、あるいは円厚の泥土の物。「従革課」を得れば、是れ山中の所産の物、および方形・堅硬・雕刻し過ぎたるの東西。「伏吟課」を得れば、是れ近処に蔵着するの東西。「返吟課」を得れば、是れ遠路往来の物。発用に四孟を取れば、物是れ方の・棱角有り、も亦是れ題写の物と為す可し。発用に四仲を取れば、物は本是れ直の・開口有り、も亦是れ箸子と為す可し。発用に四季を取れば、物是れ円実の、あるいは尖長、も亦是れ鉢盂と為す可し。陽支は碗を主り、陰支は碟を主る。
五行に物を射る法
木主園林草木、田蟲、木蟲、木器、繒帛,色青,味酸,蒼谷。加日辰發用,旺相為林木,休囚為蒿萊,死為朽腐器用之餘。附:木上見木竹木器,見水帶花生物,見金冶鑄刀劍物,見土凶具物,見火焦枯物。
五行に按じて物を射る。木に属す。主る園林草木・田裏の虫・木を蛀む虫・木器・絲帛、色は青、味は酸、穀類は青色の一類に属す。それが日干日支に加臨して并せて発用を作す時、旺相は是れ林木、休囚是れ蒿草莱菜、死絶是れ朽爛の器物残余。附、木の上に再び木を見れば、是れ竹木器具。水を見れば、是れ花を帯ぶの活物。金を見れば、是れ冶鋳の刀剣。土を見れば、是れ凶喪用具。火を見れば、是れ焦枯の物。
水主珍珠,醬汁,鱗蟲,水日,色黑,味咸,元谷,旺相為水中所產,休囚為流轉圓曲之物。附,水上見水,其物中足好走;見金生命物,見土土器故物;見火半實半虛,見木輪轉、活動物。
水に属す。主る珍珠・醤汁・鱗有るの水族、応に水日に在り、色は黒、味は鹹、穀類は黒色の一類に属す。旺相是れ水中の出産の物、休囚是れ流転円曲の物。附、水の上に再び水を見れば、こ東西は中間に足有り・行を善くす。金を見れば、是れ生命有るの物。土を見れば、是れ土器旧物。火を見れば、是れ半実半虚の物。木を見れば、是れ転動する能きの活動の物。
金主五金,毛蟲,磚石,刀劍,利刃。色白,味辛,白谷,旺為金銀,相為銅鐵,休囚為鉛錫,死為磚石瓦碟。附,金上見金成器之物,見土瓦石物、爐冶物,見木雕刻物,見水沙石玲瓏物。
金に属す。主る金銀銅鐡錫の五金・毛有るの動物・磚石・刀剣利刃、色は白、味は辛、穀類は白色の一類に属す。旺気是れ金銀、相気是れ銅鐡、休囚是れ鉛錫、死絶是れ磚石瓦碟。附、金の上に再び金を見れば、是れ打成の器物。土を見れば、是れ瓦石の物・炉冶の物。木を見れば、是れ雕刻の物。水を見れば、是れ沙石の一類の玲瓏剔透の物。
土主泥土、石子、螺蟲、蛇蚓、塵沙;色黃,味甘,黃谷。旺相為土神及土物,休囚死為塵埃。附,土上見土牆壁物,見火光明物,見木堅牢物,見水桑扣原文如此物,見金瓦石。
土に属す。主る泥土・石子・螺螄虫豸・蛇和蚯蚓・塵沙、色は黄、味は甘、穀類は黄色の一類に属す。旺相是れ土神和土製の物、休囚死絶是れ塵埃。附、土の上に再び土を見れば、是れ牆壁の物。火を見れば、是れ明亮の物。木を見れば、是れ堅固の物。水を見れば、是れ「桑扣」の物(底本は此処に已に「原文如此」と注明し、字に訛脱有り、臆に補うを敢てせず)。金を見れば、是れ瓦石。
火主光明毛羽,錦物,燈燭,煙煤,心虛,上炎。色赤,味苦,丹谷。附,火上見火好行之物,見金花果物,見水破損物,見金冶鑄物,見土碑碣石塊等物。
火に属す。主る明亮の物・羽毛・錦繍・灯燭・煙煤、性質是れ中空にして向上して燃焼し、色は赤、味は苦、穀類は紅色の一類に属す。附、火の上に再び火を見れば、是れ行を善くする物。金を見れば、是れ花果の物。水を見れば、是れ破損の物。再び金を見れば、是れ冶鋳の物。土を見れば、是れ碑碣石塊等の物。
十二支に覆を射る法
子為純水主毛,兼絲帛物,有爪竅,或水生,或音樂中所用,或在沙石中及婦女裁帛之物,為螺、蛤、魚、龜水族,為大豆,味咸。丑為土中雜金,主土兼鐵、穀物,有皺縐,似有眉目,土金所產,或出自冢墓中,及瓦石物,為牛肉油酥,為蟹,為杓,味甘。
十二地支に按じて覆を射る。「子」是れ純水、毛を帯ぶの物を主り、兼ねて絲帛を主る、こ東西は爪有り孔窍有り、あるいは水中に生ずる所、あるいは是れ楽器の上に用うる、あるいは沙石の中に出づ、および婦女の裁剪する布帛。具体は螺・蛤・魚・亀等の水族と為す可く、も亦大豆と為す可く、味は鹹。「丑」是れ土の中に金を夾雑し、土物を主りて兼ねて鐡器和穀物を主る、こ東西は表面に皺褶有り、像として是れ眉有り眼有り、是れ土金の所産、あるいは墳墓の中に出づ、および瓦石の物。具体は牛肉・酥油・螃蟹・杓子と為す可く、味は甘。
寅為大木,又為竹木,兼衣服,其物叢雜,似手足,貴重有稜角及斑點,或結實細長。旺為花果,為文書,為羽族,屬碗,味酸。卯為純木,主草,兼絲綿物,有口腹,水陸逆轉動用,或無根,或園林,或盤盒、絲輪及門戶動用,為驢兔,為果碟,味酸。
「寅」是れ大樹、又竹木を主り、兼ねて衣服を主る。こ東西は叢雑繁多、形状は手足の像に似、貴重にして棱角和斑点有り、あるいは結実細長。旺に当たる時は是れ花果・是れ文書・是れ禽鳥の一類、も亦碗と為す可く、味は酸。「卯」是れ純木、草を主り、兼ねて絲綿の物を主る。こ東西は口有り腹有り、水上陸上にみな翻転活動する能く、あるいは是れ根無きの物、あるいは園林に出づ、あるいは是れ盤盒・絲輪および門戸の上の活動の東西。具体は驢・兎と為す可く、果子を盛るの碟子と為す可く、味は酸。
辰為雜水,主藥,兼皮角,其物水土所成,近水而堅剛,囚死為火熏焦破物,為形方圓,為魚咸海味,為羅網,樽鐺,味咸。巳為雜金,主火,兼氣其物造,似多手足,或不完,或弓駑鎖鑰之餘,或出自爐冶、煅煉,為盞子,為臭物,味苦。
「辰」是れ雑水、薬物を主り、兼ねて皮革獣角を主る。こ東西は水土より合成し、水に靠近して堅硬、囚死の時は是れ火に熏焦し焼破せられしの物、形状あるいは方あるいは円。具体は鹹魚海味と為す可く、羅網・酒樽・鐺鍋と為す可く、味は鹹。「巳」是れ雑金、火を主り、兼ねて気化の成す所の物を主る。こ東西は像是れ許多の手足を長着し、あるいは残缺不全、あるいは是れ弓弩鎖鑰の一類の残件、あるいは炉冶煅錬に出づ。具体は小酒盞と為す可く、臭味有るの物と為す可く、味は苦。
午為太陽純火,果品兼文書,其物偏斜,頭有孔竅,彩色光明,或書畫絲蠶,為馬,為獐鹿,為小豆之類。為盞,味苦。未為雜木,主酒食,兼衣服之物,有甜味,堪食。或細碎塵土,及絹帛女衣,或女子所成,庖丁所用,或祭祀酒饌之餘,為羔鷹,為碓物,味苦。
「午」是れ太陽純火、果品を主りて兼ねて文書を主る。こ東西は形状偏斜、頭上に孔窍有り、色彩鮮明、あるいは是れ書畫・絲蚕の物。具体は馬・獐・鹿と為す可く、小豆の類と為す可く、も亦酒盞と為す可く、味は苦。「未」是れ雑木、酒食を主り、兼ねて衣服を主る。こ東西は甜味有り、喫する可し。あるいは是れ細碎の塵土、および絹帛女衣、あるいは是れ女子の做成せる・厨子の用うる所、あるいは是れ祭祀酒席の上に剩余せる。具体は羔羊・鷹と為す可く、舂擣の物と為す可く、味は苦。
申為少陰金,主銅鐵堅鋼之物,有四角,或硬而心虛,從道路中來,為寶器,為兵器,為砂石,磁器、鐵器及絲綿,或為骨殖,藥餌,碓磨之物,為糟物,甌,味辣。酉為純金,兼主珠玉,其物堅硬,有耳目,叢雜,形或尖圓,斫削所用,為錢刀錐鑽,金玉,或倉庫小麥之餘,為雞鳥,為魚酢醬,為純鋼利器,細花磁器,味辣。
「申」是れ少陰の金、銅鐡堅鋼の物を主る。こ東西は四個の角有り、あるいは外硬くして内空、是れ道路の上より来る。具体は宝器・兵器・砂石・瓷器・鐡器和絲綿と為す可く、あるいは是れ骨殖・薬餌・碓磨の物、も亦酒糟の物・瓦盆と為す可く、味は辣。「酉」是れ純金、兼ねて珠玉を主る。こ東西は堅硬、耳有り目有り、形態叢雑、あるいは尖あるいは円、是れ砍削の用うる所の器。具体は銭・刀・錐・鑽と為す可く、金玉と為す可く、あるいは倉庫の裏に剩下する小麦、雞和鳥と為す可く、魚鮓醤料と為す可く、純鋼の利器和細花瓷器と為す可く、味は辣。
戌中雜火,主瓦物,兼谷角,其物堅硬,土虛而經火氣,為印位,兵器,塑畫細碎物,為五穀,鐵石,磁器,為犬,為樽瓶甕,味甘。亥為重陽雜木,主墨,兼屑細,其物無定,逐人情意,或近水曲形之物,及小兒戲耍物,為管鑰圖車,為豕,魚鱉,蝦鱟水族,為水果,為臺格磁器,味咸。
「戌」の中は火を夾み、瓦器を主り、兼ねて穀物和獣角を主る。こ東西は堅硬、土質は疏松にして火焼を経過せり。具体は印信の位・兵器・泥塑彩畫の一類の細碎の物と為す可く、五穀・鐡石・瓷器と為す可く、狗と為す可く、酒樽瓶瓮と為す可く、味は甘。「亥」是れ重陽雑木、墨を主り、兼ねて細屑の物を主る。こ東西は定形無く、人心意に随い変化し、あるいは是れ水に近きの彎曲の物、および小孩の玩耍するの東西。具体は鎖鑰・圖冊・車子と為す可く、猪と為す可く、魚鱉蝦鱟等の水族と為す可く、水果と為す可く、格架有るの瓷器と為す可く、味は鹹。
