Libo

地を穿つの物色

佚名 · 佚名 · 第3巻 / 11

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

視山上所得神將決之,如二十四山,乾亥艮寅之例。寅申為雜氣之土。子鼠穴。辰丑伏尸。卯水泉或木根。巳窯灶物。午焦土。未腐木。酉白色礫石。戌亥無物。天乙黃膩土,螣蛇窯灶焦土。朱浪花赤土。六合樹木根。勾陳堅黃土或蟲蟻。青龍錢或曲木。天空無物。白虎死沙。太常金石物。元武水泉或溼土。太陰白土。天后地鼠穴。

穴地を挖き開けば何を見るや、この座の山の対する所の方位の上に什麼の神・什麼の将を得るかを看て決定す。方位は二十四山に按じて排し、乾は亥に配し艮は寅に配するの類の如し。先ず地支に按じて論ず。寅・申は雑駁の土を主る。子は鼠穴有るを主る。辰・丑は伏尸有るを主る。卯は泉水あるいは樹根有るを主る。巳は窯灶の遺物有るを主る。午は焦土を主る。未は腐朽の木頭を主る。酉は白色の礫石を主る。戌・亥は則ち所有り無し。再び天将に按じて論ず。「天乙」は黄色細膩の土を主る。「螣蛇」は窯灶焦土を主る。「朱雀」は浪花のごときの赤土を主る。「六合」は樹木の根を主る。「勾陳」は堅硬の黄土あるいは虫蟻を主る。「青龍」は銅銭あるいは弯曲の木頭を主る。「天空」は所有り無し。「白虎」は死沙を主る。「太常」は金石の物を主る。「元武」は泉水あるいは濕土を主る。「太陰」は白色の土を主る。「天后」は地下の鼠穴を主る。

將神二土,其土黃膩肥厚。土金,有石。土水,沙泥。土木,朽木。土火甑瓦礫。二金,白石或金器。金水,沙泥。金木,尸骸。金火,銅錢器皿。二水,黑色土或水泉。水木,蘆黃草根。水火,伏尸。二木,草木根,木火,炭灰。二火,赤土石或焦炭,空亡無物。

再び天将と地支との両重の五行を合わせて看る。両重ともに土なれば、土色は黄潤細膩にして肥厚なり。土に金を配すれば、穴の中に石有り。土に水を配すれば、是れ沙泥。土に木を配すれば、是れ朽木。土に火を配すれば、是れ蒸器碎瓦。両重ともに金なれば、是れ白石あるいは金属器物。金に水を配すれば、是れ沙泥。金に木を配すれば、是れ尸骨。金に火を配すれば、是れ銅銭器皿。両重ともに水なれば、是れ黑色の土あるいは泉水。水に木を配すれば、是れ蘆葦黄草の根。水に火を配すれば、是れ伏尸。両重ともに木なれば、是れ草木の根。木に火を配すれば、是れ炭灰。両重ともに火なれば、是れ赤色の土石あるいは焦炭。若し空亡に逢えば、則ち所有り無し。

墓の旁の物色

月將加正時,視大吉下有伏尸,小吉下有腐木,從魁下有瓦石,太沖下有湧泉,餘無物。

墳墓の四旁に何を埋むるかを看る。月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、「大吉」(丑)の下面の対する所の方位に伏尸有り、「小吉」(未)の下面に腐木有り、「従魁」(酉)の下面に瓦石有り、「太冲」(卯)の下面に涌泉有り、その余の方位に東西無し。

壙を開くの験法

月將加時辨其用神本墓支,更看神將之善惡,貴賤窮通任意推。戊癸合將土塞墓,乙庚配位氣自纏,丁壬合時蛇並血。甲己根株穿骨尸,丙辛蛇侵立穴地。五行刑剋驗根基,申酉端詳蟲與虎。寅卯根株似髮鬚。巳午熱氣宜迴避,亥子蛇鼠好遷居。

墓穴を開挖するの験証の法、月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、用神とそれ本身の墓支とを辨明し、再び乗る所の神将の善悪を看れば、人の貴賤窮通は便ち随意に推断する可し。歌訣に説く、遁干が戊癸の相合に逢えば、土の墓穴を塞ぎ住むるを主る。乙庚の配位は、地気の自ら相い纏繞するを主る。丁壬の相合は、蛇有りて并せて血光を見るを主る。甲己の相合は、草木の根須の骨骸を穿透するを主る。丙辛の相合は、蛇の立つる所の穴地に侵入する有るを主る。総じて五行の刑克を用いて地の根基を験するを要す。申・酉を見れば、要仔細に看るべし虫と虎(金気の化する所)有るや無しやを。寅・卯を見れば、樹根の須髪のごとく盤結するを主る。巳・午を見れば、地下に熱気有るを主り、回避するに宜し。亥・子を見れば、蛇鼠有るを主り、最好は別処に改遷す。

上克下兮面合地,下賊上兮身首離。貴合旺相青龍並,三公事業出群黎。螣蛇開壙蟲滿墓,必須家破婦奸私。朱雀旺相明蛛網,官事遭連子梗頑。六合墳墓橫根倒,見水兒孫富有餘。勾陳貴賤傷殘惡,主出兇徒盜賊連。青龍水土生祿馬,主出高官將相權。天后墓間須見水,當年必主子孫賢。太陰金箔堪貼土,或為衣祿富貴遷。元武蛇鼠人多盜,墳中水泛必無棺。

上神が下神を克すれば、尸首の面朝き下にして地に伏するを主る。下神が上神を賊すれば、身首の分離を主る。若し「天乙貴人」与「六合」が当令旺相にして、また「青龍」并び見有れば、子孫の位は三公に至り、事業は常人を超出するを主る。「螣蛇」が当値して壙を開けば、墓の中に虫子爬り満ち、家道必ず破し・婦人に私情有るを主る。「朱雀」が旺相せば、穴の中に明晃晃として蛛網を結び満たし、官司の牽連を惹き・児子頑劣を主る。「六合」が当値せば、墳の中に樹根の横に生じ倒れて插さるを主る。若し水有るを見れば、児孫の富足有餘を主る。「勾陳」が当値せば、貴賤を論ぜずみな尸骸の傷残破損を主り、家に凶徒を出し・連年盗賊を出す。「青龍」が当値して水土の気が「禄」「馬」を生助すれば、高官を出し・将相の権を掌るを主る。「天后」が当値せば、墓の中に必ず水を見、当年便ち子孫賢能を主る。「太陰」が当値せば、穴土の上は金箔を貼したるがごとく、あるいは衣食俸禄の豊厚・富貴遷升を主る。「元武」が当値せば、蛇鼠有るを主り、家人多く賊を做す。墳の中の水泛濫するは、棺木は必ず已に存せず。

附、喪葬の避忌

以姓墓加月將,視行年本命,在大煞下不可送葬。以酉加月建,視年命在大煞下,不可當柩作孝。又以丑加月建視本命,在魁罡下不可送薤。又以月將加月建,魁罡下為墓主。丑未下為哭星。月建下為喪車,若加年命不可送葬。又陽用丑,陰用未,加太歲,視年命在魁罡,不可送葬。

附、葬を送るの避忌。本姓の墓位を把えて月将の上に加えて盤を排し、行年・本命の何れに落つるかを看、「大煞」の下面に落つる人は葬を送るに往く可からず。酉を把えて月建の上に加えて盤を排し、行年本命が大煞の下面に落つる人を看て、霊柩の前に孝を守り礼を行う可からず。また丑を把えて月建の上に加えて盤を排して本命を看、「河魁」「天罡」の下面に落つる人は殯を送る可からず。また月将を把えて月建の上に加えて盤を排す。「河魁」「天罡」の下面の対する所是れ墓主の位、丑・未の下面の対する所是れ「哭星」、月建の下面の対する所是れ「喪車」。この幾個の位置が若し某人の行年本命の上に加われば、此人は葬を送る可からず。別に一法有り。陽年は丑を用い陰年は未を用い、太歳の上に加えて盤を排し、行年本命の「河魁」「天罡」の上に落つるを看れば、葬を送る可からず。

附、避忌を解禳するの法

以戌加月建,視三殺加年命,不可送葬。不得已則立華蓋方。又或以月將加正時,或神后下,可避,並出行俱吉。

附、禳解して避忌する之法。戌を把えて月建の上に加えて盤を排し、「三殺」が若し某人の行年本命の上に加われば、此人は葬を送る可からず。万已むを得ずして往かざる可からざれば、便ち「華蓋」の所在する方位の上に立ちてその鋒を避く。別の一法は月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、あるいは「神后」(子)の下面の対する所の方位を取りて站立すれば、避忌する可し。この両個の方位は同時にも亦出行の吉方なり。

身命

以生時月將加生時,而以生日干支演成四課三傳,更以貴神審其吉凶。初傳為初限,中傳為中限,末傳為末限。一傳之中,上下相乘,而得數減半作實,再加以地盤之本數,即知一限為若干年,如未八加申七,是七八五十六數,減半乃二十八數,再加地盤申七,得三十五年也。

終身の命運を占うの排法、出生の時刻の属する所の月将を把えて出生の時辰の上に加えて天地盤を排出し、再び出生日の干支を用いて演じて四課三伝を成し、最後に「貴神」(天乙貴人)を配して吉凶を審定す。三伝は三段を分管す。初伝是れ前の一段(初限)、中伝是れ中段(中限)、末伝是れ後の一段(末限)。毎一伝は何年を管するや、算法はその伝の上下両支の先天数を相乗し、得る所の数を半減して実数と作し、再加えて地盤の本支の先天数と為す。譬えば天盤の未(数は八)を地盤の申(数は七)の上に加えれば、七八相乗して五十六を得、半減すれば是れ二十八、再加えて地盤の申の七、共に三十五、この一限は便ち三十五年を管す。

流年則以歲合加月將,如壬午年用未加於月將之上,午與未合,而以太歲干支作四課三傳,一傳管四月,三傳管十二月。逐月則以月合加月建,如辛丑月用子加丑上,而以月建干支作四課三傳,一傳管十日,三傳管三十日。日課則以日合加正時,用本日干支作四課三傳。若課傳上下相生旺相,與吉神將並者,為福,反此為禍。

流年を推するは、便ち太歳と相合するあの一支を把えて月将の上に加う。譬えば壬午年、午は未と六合すれば、便ち未を用いて月将の上に加え、再び太歳の干支を用いて演じて四課三伝を成し、一伝は四個月を管し、三伝は合わせて十二個月を管す。逐月を推するは、便ち月建と相合するあの一支を把えて月建の上に加う。譬えば辛丑月、子は丑と合すれば、便ち子を用いて丑の上に加え、再び月建の干支を用いて演じて四課三伝を成し、一伝は十天を管し、三伝は合わせて三十天を管す。日課を推するは、便ち日支と相合するあの一支を把えて正時の上に加え、本日の干支を用いて演じて四課三伝を成す。凡そ課伝の上下相生にして当令旺相、また吉神吉将と并び見るは、便ち是れ福。反っては便ち是れ禍。

更以天官百殺詳數推決。如天乙臨干支或入傳,則仕宦顯達,常人近貴。朱雀則仕宦文書,常人口舌。二馬則仕宦轉升,常人遠行之類。

再び天官(十二天将)と各種の神煞とを用いて逐一細かく推す。譬えば「天乙貴人」が日干日支に加臨しあるいは三伝に進入すれば、官を做る人は顕達通貴し、普通人も亦能く貴人に親近す。「朱雀」が当値せば、官を做るは文書の喜を得、普通人は則ち口舌を生ず。「天馬」「駅馬」の二馬が当値せば、官を做るは調遷して職を升り、普通人は則ち遠行するを要す。その余の各神各将はみなこの如く照らして身分に按じて分かちて説く。

其分十二宮,有從本命上起者,即一命宮、二財帛、三兄弟、四田宅、五男女、六奴僕、七妻妾、八疾厄、九遷移、十官祿、十一福德、十二相貌,隨天官旦墓逆行。有從寅上起命宮者,有以生時太陽加生時上順數,遇卯起命宮者,一命宮、二兄弟、三妻妾、四男女、五財帛、六田宅、七奴僕、八疾厄、九遊行、十官祿、十一福德、十二父母,隨天官順逆從地盤定之。有以行年起命宮者,行十二宮而斷六親行年之吉凶。

身命課は還た十二宮を分かつを要す。宮を起こす之法は幾種有り。一種は本命の地支の上より「命宮」を起こし、依次に是一命宮・二財帛・三兄弟・四田宅・五男女・六奴僕・七妻妾・八疾厄・九遷移・十官禄・十一福徳・十二相貌、天将の白天順行・夜晚逆行の規矩に随いて逆らいに排す。一種は寅の上より命宮を起こす。一種は出生時の太陽の所在の宮を把えて出生時辰の上に加えて順に数え、卯位に数え至りて命宮を起こし、依次に是一命宮・二兄弟・三妻妾・四男女・五財帛・六田宅・七奴僕・八疾厄・九遊行・十官禄・十一福徳・十二父母、も亦天将の順逆に随いて地盤の上に位を定む。還た一種は行年より命宮を起こし、十二宮を走り遍めて各類の六親と当年流年の吉凶を断ず。

青龍加勝光,午馬化龍,本命逢之大吉。勝光作父母臨干是讀書人,功曹父母臨干上異路人。命上官鬼見煞庶人忌。月鬼見殺僧忌。日墓加用道士忌。

「青龍」を「勝光」(午)の上に加えれば、午は本り馬にして、龍気を得て化して龍と為り、本命がこの一象に遇うは大吉。「勝光」(午)が日干の父母爻を充当して日干の上に臨めば、是れ読書の出身の人を主る。「功曹」(寅)が父母爻を充当して日干の上に臨めば、是れ異途より出身するの人を主る。本命の上に官鬼を見てまた凶煞を帯びれば、平民百姓は忌諱するを要す。月建の化する所の官鬼が凶煞を見れば、出家の僧人は忌諱するを要す。日干の墓神が加臨して発用を作れば、道士は忌諱するを要す。

また流年月日を占うの法

本命課定,即就盤不動,但換流年太歲干支作四課三傳,以定一歲之吉凶。三傳各管四月。本命式盤不動,但換流年月建干支成四課三傳,以用神下辰為應時。

本命課は一たび排定すれば、天地盤は便ち再び変動せず、ただ流年太歳の干支を把えて換え上げて重演して四課三伝を成し、用いてこの一年の吉凶を定め、三伝は各々四個月を管す。同様に、本命式盤は動かさず、ただ流年の内の某月の月建干支を換えて演じて四課三伝を成し、用神の下面の対する所の地支を取りて応験の時刻を定む。

又或以太歲加本命視行年上得寅申者,職官增祿秩,庶人獲財福。得辰戌者災病。又男以丑,女以未,各加本命,視行年上,得寅卯辰巳午者,歲中有慶賀事。又男以寅,女以申,加本命視行年太歲,支德並者福利。又男以寅,女以申,加生月,視行年上見魁罡者,有喪服。

別に幾種の流年占法有り。その一、太歳を把えて本命の上に加えて盤を排し、行年この一位に什麼の支を得るかを看る——寅・申を得れば、官を做るは俸を加え禄を増し、百姓は財を得福を得。辰・戌を得れば、災有り病有るを主る。その二、男子は丑を用い女子は未を用い、各々本命の上に加えて盤を排し、行年の上に寅・卯・辰・巳・午を得るを看れば、この一年に喜慶の事有り。その三、男子は寅を用い女子は申を用い、本命の上に加えて盤を排し、行年と太歳の両処を看、若し「支徳」と并び見れば、福を得利を得るを主る。その四、男子は寅を用い女子は申を用い、出生の月份の上に加えて盤を排し、行年の上に若し「河魁」「天罡」を見れば、この一年に孝服有り。

又法,男以天罡加本命,視寅上,女以天罡加本命,視申上。上下命數為初運。假如子加寅,子九寅七,則十六歲為初厄。次則倍之,三十二歲為中厄。終則乘之,七九六十三歲為終厄。

また一法有りて専ら三次の厄運を推す。男子は「天罡」(辰)を把えて本命の上に加えて盤を排し、寅位を看る。女子は天罡を把えて本命の上に加え、申位を看る。その位の上下両支の先天数を取りて相加すれば、便ち是れ第一段の運。譬えば子を寅の上に加えれば、子の数は九・寅の数は七、相加して十六、すなわち十六歳是れ初次の厄運。第二次はそれを加倍し、三十二歳是れ中年の厄運。第三次は改めて相乗を用い、七九六十三、六十三歳是れ晚年の厄運。

貴賤を推すの法

男始以天罡,次以功曹,末以大吉,加本命,視其生月上神,三復位俱吉者,富貴;俱凶者,微賤。先吉後凶,先凶後吉,俱以類推。女始以天魁,次在傳送,末以小吉,加本命,視其生月上,見功曹,其女必貴;見登明,有獄厄,或微賤。見從魁,兵死。見大小吉,自如。

人の貴賤を推するの方法。男子は三次盤を排すを要す。第一次は「天罡」(辰)を把えて本命の上に加え、第二次は「功曹」(寅)を把えて本命の上に加え、第三次は「大吉」(丑)を把えて本命の上に加え、毎次みな出生の月份のあの一位の上に什麼の神を得るかを看る。三次みな吉なれば、富貴を主る。三次みな凶なれば、卑微低賤を主る。先吉後凶・先凶後吉は、みなこの道理に照らして類推す。女子も亦三次を排す。第一次は「天魁」(戌)を用い、第二次は「伝送」(申)を用い、第三次は「小吉」(未)を用い、各々本命の上に加え、出生の月份のあの一位を看る——「功曹」(寅)を見れば、この女子は必定顕貴。「登明」(亥)を見れば、牢獄の厄有り、あるいは身份低微。「従魁」(酉)を見れば、兵刃に死す。「大吉」(丑)「小吉」(未)を見れば、一生平平自在なり。

又法,子、午、丑、未、寅、申生人者,以天罡加本命。卯、酉、辰、戌、巳、亥生人,以天魁加本命。視生月上,見子、午、丑、未、寅、申者富貴,魁罡貧賤。或但以天罡加本命,視生月上,見丑為大貴,見未為次貴;見子、午、寅、申亦貴,見魁罡貧賤。

又一法、子・午・丑・未・寅・申の年に生まれし人は、「天罡」(辰)を把えて本命の上に加う。卯・酉・辰・戌・巳・亥の年に生まれし人は、「天魁」(戌)を把えて本命の上に加う。みな出生の月份のあの一位を看る——子・午・丑・未・寅・申を見れば、富貴を主る。「河魁」「天罡」を見れば、貧賤を主る。あるいは乾脆一律に天罡を用いて本命に加え、出生月の上を看る。丑を見れば大貴を為し、未を見れば次貴を為し、子・午・寅・申を見ればも亦貴と算し、河魁天罡を見れば則ち貧賤なり。

附:天后臨申,婦女淫,太陰入火女奸生,太常加木須後嫁,勾陳臨位婦憂迍。朱雀臨卯傷殘甚,螣蛇亥位逐人行。元武臨位奸謀賊,六合臨位肆身輕。青龍得位貴女位,天乙居南國寶珍。白虎東鄉非是賤,天空木土必遭刑。

附一首、専ら女命を断ずるの歌訣。「天后」が申位に加臨すれば、婦女の淫蕩を主る。「太陰」が火位に落ち入れば、女子の奸情に因りて子を生ずるを主る。「太常」が木位の上に加われば、この女は必要に改嫁するを主る。「勾陳」が本位に加臨すれば、婦人の憂愁困頓を主る。「朱雀」が卯に臨めば、身体の傷残の厳重を主る。「螣蛇」が亥位に落つれば、別人に跟いて私奔するを主る。「元武」が位に臨めば、奸邪盗賊と事を謀るを主る。「六合」が位に臨めば、放縦して自身を軽賤するを主る。「青龍」が位を得れば、是れ貴婦の命を主る。「天乙」が南方の午位に居れば、是れ一国の珍宝を主る。「白虎」が東方の寅卯に落つれば、并せて低賤と算せず。「天空」が木土の気に遇えば、則ち必ず刑罰に遭う。

選試

紉齋曰:前墳墓占,謂得潤下課者不發,吾於選試占亦云。蓋因水性就下而又幽暗,且克去文明之火也。而得炎上而不犯傷克者,吉可知矣。

李紉斎が説く、前面の墳墓一門に講じたり、占得するに「潤下課」(申子辰水局)は葬後発せざるを主ると。我は以為す、科挙選抜を占うも亦この如しと。水性は下に向きて流れしかも幽暗にして、また文明を代表するの火を克掉するをもってす。反って、占得するに「炎上課」(寅午戌火局)にして傷克を受けざれば、あの吉利は便ち言うに待たずして喻るなり。

日為應試人,日上神為主文,辰為題目,辰上神為場屋。干克支,舉子畏;支克干,場屋憂。用神克干,舉子有災。克支,題目不稱意。六甲旬首臨日干年命作貴者,高第。甲戌甲戌二旬,內辰戌臨三處者,元魁。斫輪課卯落空亡者,終身不第。

科考を占うは、日干をもって応試の人を代表し、日干の上の神をもって主考官(主文)を代表し、日支をもって考題を代表し、日支の上の神をもって考場(場屋)を代表す。日干が日支を克すれば、考生は心怯す。日支が日干を克すれば、考場のあの辺に憂有り。用神が日干を克すれば、考生に災有り。用神が日支を克すれば、考題は心意に合わず。六甲旬の旬首が日干・本命・行年に加臨して貴人を充当するは、前茅に列るを主る。甲戌等の両旬の内に、若し辰・戌が日干・本命・行年のこの三処に加臨すれば、頭名(元魁)に中るを主る。「斫輪課」を占得して卯が空亡に落つれば、終身は考上せず。

初傳為第一場,為縣州,亦為應試。中傳為第二場,為府,亦為文章。末傳為第三場,為督學,亦為批閱。三傳遁得甲戊庚及乙丙丁者,進必中。訣云:三傳來生日,萬事比順吉。若見我生傳,何日得頭出。三傳生日,亦有喜忌。惟選試占得而不犯空亡者,以進必中之兆也。句內萬事二字,欠細。李紉齋注。

三伝は三場を分管す。初伝是れ第一場、州県の一級を代表し、も亦応試の本身を代表す。中伝是れ第二場、府の一級を代表し、も亦文章を代表す。末伝是れ第三場、督学を代表し、も亦巻を閲し批を改むるを代表す。三伝の遁出する天干が若し「甲戊庚」の三奇あるいは「乙丙丁」の三奇を得れば、場に進めば必ず中る。口訣に説く、「三伝の来りて日干を生ずれば、万事順遂大吉。若し日干の去りて三伝を生ずるを見れば、どの一天にか始めて頭を出さん」と。不過三伝が日干を生ずるこの一条も亦喜有り忌有り、唯獨科考を占うの時にそれを得てまた空亡を犯さざれば、始めて必中の兆なり。李紉斎の注に曰く、口訣の裏の「万事」の両個字は説くこと細ならざるなり。

主文の類

廷試,太歲也,君象;會試,月將也,閣臣;鄉試,歲也,京兆藩臬,天子之象;督學,月建也,四時循宣之象。府,月破也,遙對督學之象,又或取亥破寅,申破巳,建後三辰是也;州縣,日干也,師父催文象。

各級の考試の主考の類神、殿試(廷試)は「太歳」を取り、是れ君王の象。会試は「月将」を取り、是れ内閣大臣の象。郷試は「歳」を取り、京兆尹と藩司・臬司とを代表し、も亦天子の象を含む。督学は「月建」を取り、是れ四時に巡行して宣化するの象。府の一級は「月破」を取る、遥かに督学に対するをもって、是れ府の上級に対するの象。も亦亥が寅を破り申が巳を破るこの種の関係を取る可し、すなわち月建より後に往きて第三位を数う。州県の一級は「日干」を取り、是れ老師父母の文章を催促するの象。

吉占

日辰上下相生乘吉將;日辰上見祿馬;三傳旺相相生而乘吉將;三傳遞生而生日;三傳剋日,而天官生日;龍雀乘日上神,或發用作日德日祿日官而不空亡;日上神作三奇六儀,而發用螣蛇,末傳青龍,此是蛇化為龍也;年命上神作天喜,而課傳見簾墓貴人;隨所試而主文生日,或乘吉神,在日上及年命上發用。

能く中るの吉象はこれら有り。日干日支の上下相生してまた吉将に乗る。日干日支の上に「禄神」「駅馬」を見。三伝旺相相生してまた吉将に乗る。三伝は層層相生して最終に日干を生ず。三伝は日干を克すと雖も天将は却って日干を生ず。「青龍」「朱雀」が日干の上の神の上に乗り、あるいは発用が正に日干の「日徳」「日禄」「日官」にして空亡に落ちざる。日干の上の神が「三奇」「六儀」を構成し、しかも発用が「螣蛇」・末伝が「青龍」なるは、これ是れ蛇の化して龍と為るの貴象。本命行年の上の神が「天喜」を充当し、しかも課伝の中にまた「帘幕貴人」を見。および考する所の級別に按じて相応の主考類神を取り、この主文の神が日干を生じ、あるいは吉神に乗りて日干の上と本命行年の上に落ちて并せて発用を作す。

凶占

日辰上下相剋,乘凶將。三傳上下無氣而乘凶將。三傳遞克而剋日。勾元陰乘日上神,與發用作日刑、日墓、日害者。墓神覆日辰,或三傳墓日空亡加日上或發用。三傳見死氣月厭病符而無吉將。雀落空亡,龍墓於未,天空發用,元武乘神剋日上神,或白虎乘神剋日。年命上見凶神將。而課傳空陷。隨所試而主文空亡。或剋日,或凶將臨年命。

中らざるの凶象はこれら有り。日干日支の上下相克してまた凶将に乗る。三伝の上下みな生気無くして凶将に乗る。三伝は層層相克して最終に日干を克す。「勾陳」「元武」「太陰」が日干の上の神の上に乗り、しかも発用がまた正に日干の刑・墓・害なり。墓神が日干日支の上に蓋え、あるいは三伝の中の日干の墓神が空亡に落ちて日干の上に加わりあるいは発用を作す。三伝に「死気」「月厭」「病符」を見てしかも吉将の解救無し。「朱雀」が空亡に落つ。「青龍」が未に墓に入る。「天空」が発用を作す。「元武」の乗る所の神が日干の上の神を克し、あるいは「白虎」の乗る所の神が日干を克す。本命行年の上に凶神凶将を見、しかも課伝がまた空陷に落つ。および考する級別に按じて取る所の主文の神が空亡に落ち、あるいは主文の神が日干を克し、あるいは凶将が本命行年に加臨す。

喜忌

喜天乙、青龍、六合、螣蛇、朱雀、太常,忌勾陳、白虎、元武、天空、太陰、天后。喜天喜、皇恩、五馬、印綬,忌死氣、月厭、病符。喜三奇、六儀、龍德、富貴、高蓋、乘軒。忌日墓、空亡、休囚、刑破死。凡喜忌臨初末尤驗。

科考を占うの喜忌、「天乙」「青龍」「六合」「螣蛇」「朱雀」「太常」のこの六将を見るを喜び、「勾陳」「白虎」「元武」「天空」「太陰」「天后」のこの六将を見るを忌む。「天喜」「皇恩」「五馬」「印綬」のこれらの吉神を見るを喜び、「死気」「月厭」「病符」を見るを忌む。「三奇」「六儀」「龍徳」「富貴」「高蓋」「乘軒」のこれらの吉格を見るを喜び、「日墓」「空亡」および休囚・刑・破・死絶を見るを忌む。凡そこれらの喜神忌神が初伝・末伝の上に落つれば、応験は得ること尤其に明顕なり。

天官例

甲酉乙申丙子丁亥戊卯己寅庚午辛巳壬己癸戊。紉齋曰:如占選試,以朱雀為用,則三傳切忌水局,年命日辰上亦忌會成水局。

十天干の各自の「天官」(正官)の配例、甲の天官是れ酉、乙是れ申、丙是れ子、丁是れ亥、戊是れ卯、己是れ寅、庚是れ午、辛是れ巳、壬是れ己、癸是れ戊。李紉斎が説く、科考を占うに若し「朱雀」を取りて用神と為せば、朱雀は火に属し、三伝は則ち切に忌む水局を合成するを、本命・行年・日干・日支のこ幾処も亦忌諱す水局を会成するを、否すれば則ち水は来りて火を克し、文星は滅せられん。

赴試

廷試

太歲乘吉將生日干,或作日貴臨干發用。五馬交馳,印綬、德祿、皇恩並現,六陽數足,狀元也。太歲乘吉將生日干,或作貴臨干,見中傳,三四馬,印綬、德祿、天喜並現,六陽缺一,榜眼也。太歲乘吉將生日干,或作日貴臨干,見末傳,三四馬,印綬、德祿、天喜並現,六陽缺二,探花也。

殿試の課象。太歳は吉将に乗りて来りて日干を生じ、あるいは太歳本身が日干の貴人を充当して日干に加臨して并せて発用を作す。同時に「天馬・駅馬・丁馬」等の五馬は斉しく奔り、「印綬」「日徳」「日禄」「皇恩」は一倂に出現し、六個の陽位の数目は斉全——これ是れ状元の課。太歳は吉将に乗りて日干を生じ、あるいは貴人を作して日干に臨むも、中伝に見え、五馬の中にただ三四匹を見るのみ、印綬・徳禄・天喜は一倂に出現し、六陽は一位を缺く——これ是れ榜眼の課。太歳は吉将に乗りて日干を生じ、あるいは日貴を作して日干に臨みて、末伝に見え、五馬はただ三四匹を見るのみ、印綬・徳禄・天喜は一倂に出現し、六陽は両位を缺く——これ是れ探花の課。

日辰課傳皆吉,而吉將並臨初傳者,一甲也。吉將並於中傳者,二甲也。吉將並於末傳者,三甲也。殿試:如六己日干,辰戌丑未流年,命用夜貴逆布,朱雀臨年命,乃真朱雀生年命,其文合上意,必中高甲。如雀乘神克幕貴,文不中主司之意,及榜將出,忌雀乘丁馬。

日干日支と四課三伝とみな吉にして、しかも衆の吉将が一斉に初伝の上に集中せば、一甲に中るを主る。中伝の上に集中せば、二甲に中るを主る。末伝の上に集中せば、三甲に中るを主る。殿試は還た一法有り。譬えば己丑・己卯等の六個の己日を日干と為し、また辰・戌・丑・未の年に逢い、本命は夜貴人を取りて逆行して排布し、「朱雀」が正に本命行年に加臨すれば、これぞ真の朱雀が来りて本命行年を生ずるなり、文章が上意に合乎するを主り、必ず高甲に中る。反って、若し朱雀の乗る所の神が「帘幕貴人」を克せば、則ち文章は主考の意に合わず。将に榜を放さんとする時に到りて、尤其に忌諱す朱雀が「丁神」「駅馬」に乗るを(文星は走動し、名字は空に落つ)。

榜上名數之高下,以休旺氣言之。如幕貴朱雀或並青龍,乘旺相,在六處合我者,高中。止在六處生合我者,或乘休囚,中而不高。不在六處,而自乘旺相合我者,副榜。入局或不入局,但落空亡,或乘休囚死墓絕者,不中。

榜上の名次の高低は、休囚旺相の気を用いて分かつ。若し「帘幕貴人」と「朱雀」、あるいは再び「青龍」を并せ上げ、みな旺相の気に乗り、また正時・日干・日支・三伝・本命・行年のこの六個の要処の上に落ちて来りて我と相合せば、高中を主る。ただ是れ六処において我を生じ我と合し、あるいは六処に在ると雖も休囚の気に乗れば、中る能きも名次は高からず。六処に在らず、ただ自己が旺相の気に乗りて来りて我と合せば、副榜に中るを主る。入局する入らざるを論ぜず、ただ空亡に落ち、あるいは休・囚・死・墓・絶の気に乗れば、便ち中らず。

干上得吉神吉將,乘旺相生合者,中。干支上神作貴人,拱年命者,中。日辰上祿馬互見者,中。用神旺相,生合日辰年命者,中。三傳生日者,中。三傳或作進連茹,或五行全局,如寅卯辰木局,巳午未火局生日者,中。三傳遞生生日者中。三傳剋日而天將生日者中。三傳旺相,並吉將者,吉。

その余の能く中るの課象、日干の上に吉神吉将を得、旺相に乗りて来りて我を生じ我と合すれば、中る。日干日支の上の神が貴人を充当し、左右に拱えて本命行年を夾めば、中る。日干日支の上に「禄神」「駅馬」が互いに見えば、中る。用神が旺相にして来りて日干日支と本命行年とを生合せば、中る。三伝が日干を生ずれば、中る。三伝が前進するの「連茹課」を排成し、あるいは三伝が合成して五行の全局を成す——寅卯辰の木方局、巳午未の火方局の如し——にして来りて日干を生ずれば、中る。三伝が層層相生して最終に日干を生ずれば、中る。三伝は日干を克すと雖も天将は却って日干を生ずれば、中る。三伝が旺相にしてまた吉将を并せば、吉を主る。

初乘蛇,末見龍,為變化之象者,中。蛇化為龍。太歲作天乙,或作貴龍入傳者,中。天乙青龍乘馬,臨日辰年命者,中。天馬、驛馬、天魁、太常四位臨日月年命,全備者,中。天喜臨年命,或生氣助之,更龍朱入傳者,中。日德加亥發用,為德入天門,主高中。長生帶天德天馬者,可中。

初伝が「螣蛇」に乗りて末伝に「青龍」を見れば、是れ蛇より変化して龍と為るの象にして、中るを主る。太歳が「天乙貴人」を充当し、あるいは貴人と「青龍」と一同に三伝に入れば、中る。天乙・青龍が駅馬に乗りて日干日支と本命行年に加臨すれば、中る。「天馬」「駅馬」「天魁」「太常」の四位が一斉に日干・月建・本命・行年に加臨して一も缺無ければ、中る。「天喜」が本命行年に加臨し、あるいは「生気」有りて相助け、再び加えて「青龍」「朱雀」が三伝に入れば、中る。日干の「日徳」が亥の上に加わりて発用を作すを、「徳が天門に入る」と叫び、高中を主る。日干の長生の位が「天徳」「天馬」を帯びれば、も亦能く中る。

丑中有斗,未中有鬼,合而為魁,故丑加未,未加丑,作日干年命者,必中魁元。返吟,丑乃癸日,未乃丁己日也。酉為從魁,戌為天魁,酉戌臨日干年命相生者,主中魁,戌正魁,酉亞魁。

丑宿の中に「斗」の星を含み、未宿の中に「鬼」の星を含み、斗・鬼相合すれば便ち「魁」を成す。ゆえに丑を未の上に加え・未を丑の上に加え、また日干あるいは本命行年の処に落つれば、必ず頭名(魁元)に中る。この種の丑未相加は正に「返吟」の象にして、丑の未に加わるは癸日に見え、未の丑に加わるは丁日・己日に見ゆ。此の外、酉を「従魁」と叫び、戌を「天魁」と叫び、酉・戌が日干あるいは本命行年に加臨して彼此相生するは、も亦中魁を主る。戌是れ正魁(第一名)、酉是れ亜魁(第二名)。

祿馬相併在六處者,中。然學試省試,重馬不重祿;會試殿試,重祿不重馬。學試省試專重文書,不重官鬼,以其克我也。若會試殿試,則兼重矣。長生見於上,或發用,為房司愛其文字。若傳入死囚墓絕,亦難登榜。長生在日前,中速。在日後,成功緩。若傳入死絕,主得第不祿。

「禄神」「駅馬」が六個の要処に并び見れば、中るを主る。不過考する級別不同なれば、側重も亦同じからず。童試・郷試(学試・省試)は駅馬を重んじて禄神を重んぜず。会試・殿試は則ち禄神を重んじて駅馬を重んぜず。童試・郷試は専ら文書を代表するの爻を重んじ、官鬼を重んぜず、官鬼は我を克するをもってす。会試・殿試に到れば、官鬼と文書と便ち并せて重んずるを要す。日干の長生の位が上神に見え、あるいは発用を作せば、房考官が彼の文章を喜愛するを主る。但し若し三伝が死・囚・墓・絶の地に落入すれば、仍旧榜に登り難し。長生が日干の前に排せられれば、中ること快し。日干の後に排せられれば、成功は来ること遅し。若し三伝が死絶に落入せば、中ると雖も俸禄を享くること及ばざるを主る。

選舉忌神,多是水土及金。天后太陰主文字幽暗。武主名落孫山,且恐文卷多塗抹,或有汙損。天空克支,文多荒謬。日辰上下相剋,乘凶將者,不中。三傳刑害無氣者,不中。三傳遞剋剋日辰者,不中。勾元陰臨日上,與發用作日刑、日害、日墓,而無吉神者,不中。

科挙の忌神は多半は水・土と金とのこの三類なり。「天后」「太陰」が当値せば、文章の晦暗にして明ならざるを主る。「元武」が当値せば、名の孫山に落つるを主り、還た卷子上に塗改多くあるいは污損有るを怕る。「天空」が日支を克すれば、文章の荒謬を主る。以下はみな中らざるの象なり。日干日支の上下相克してまた凶将に乗る。三伝が刑害にして生気無し。三伝が層層相克して并せて日干日支に克到る。「勾陳」「元武」「太陰」が日干の上に加臨し、しかも発用がまた正に日干の刑・害・墓にして、かつ吉神の解救無し。

墓神覆日,與辰傳墓日者,不中。龍歸墓地者,不中。天空發用者,不中。元武剋日上神者,不中。白虎克日克辰之陽辰神者,不中。年命上凶將惡煞而,課傳俱空陷者,不中。官星旺動,龍朱發用者,必科舉中人也。如雀臨寅、卯、午,官星不見,或傳入休囚者,林下文人也。財生官,官星又作學堂,不旺相,監生也。用帶丁馬生氣,傳中帶長繩、懸索,更入空亡之地,是馬被傳,空自加鞭,安能前進?

続けて中らざるの象を説く。墓神が日干の上に蓋え、あるいは日支・三伝が日干の墓と為れば、中らず。「青龍」が墓地に帰入すれば、中らず。「天空」が発用を作せば、中らず。「元武」が日干の上の神を克すれば、中らず。「白虎」が日干を克し、あるいは日支の陽神を克すれば、中らず。本命行年の上に尽く凶将悪煞にして課伝がまたみな空陷に落つれば、中らず。反って、官星が旺にして発動し、「青龍」「朱雀」が発用を作せば、必是れ科挙の中の人なり。若し「朱雀」がただ寅・卯・午の上に臨み、官星は却って出現せず、あるいは三伝が休囚に落入せば、あれは不過是れ一個の林下に隱居するの文人のみ。財爻が官星を生じ、官星がまた「学堂」の位に落つれども、但し当令旺相ならざれば、あれ是れ捐納の監生なり。用神が「丁神」「駅馬」「生気」を帯び、可なりて三伝の中にまた「長繩」「懸索」のこれらの絆し住むの凶煞を帯び、再び空亡の地に落入せば、これ便ち譬ゆるば馬の繩索に縛られ、徒らに鞭を加うるも、豈に能く前進せんや。

殿試を占う

殿試,見天空、天后、太歲者,中必高。甲辰、甲戌旬,若得辰戌加十干年命相生,主中元。若殿試,干辰旬內占,辰作太歲生日干,乘吉將,或作日貴臨發用,五馬交馳,印綬、德祿、皇恩並見,六陽數足,殿元也。

殿試を占う。課の中に「天空」「天后」と太歳とを見るは、中れば名次必ず高し。甲辰・甲戌の両旬において占い、若し辰・戌が十干と本命行年とに加臨して彼此相生するを得れば、頭名に中るを主る。若し甲辰旬の内に殿試を占えば、日支の辰が太歳を充当して来りて日干を生じ、また吉将に乗り、あるいは日干の貴人を充当して加臨して并せて発用を作し、同時に五馬は交馳し、「印綬」「日徳」「日禄」「皇恩」は一倂に出現し、六陽の数目斉全——これ便ち是れ殿試第一名(殿元)の課なり。

会試を占う

月將乘吉將生日干,或作日貴,臨干發用,傳見德祿馬天喜,元魁也。吉同上,而月將見於中末者,名數後也。會場取青龍為用。

会試を占う。「月将」をもって主考の類神と為す。月将が吉将に乗りて来りて日干を生じ、あるいは日干の貴人を充当して日干に加臨して并せて発用を作し、三伝の中にまた「日徳」「日禄」「駅馬」「天喜」を見れば、これ是れ会元の課。その余の吉象は前面の殿試と相同なり、ただ月将が中伝あるいは末伝に出現すれば、名次は便ち後に靠る。会試の場の中は「青龍」を取りて用神と作す。

郷試を占う

歲破乘吉將生日干,或作日貴,臨干發用,傳見德、祿、馬、天喜者,元魁也。吉同上,而月歲破見中末傳者,名次後也。鄉試取白虎為用。

郷試を占う。「歳破」をもって主考の類神と為す。歳破が吉将に乗りて来りて日干を生じ、あるいは日干の貴人を充当して日干に加臨して并せて発用を作し、三伝の中に「日徳」「日禄」「駅馬」「天喜」を見れば、これ是れ解元の課。その余の吉象は上に同じ、ただ月破・歳破が中伝末伝に出現すれば、名次は便ち後に靠る。郷試は「白虎」を取りて用神と作す。

小試を占う

月建乘吉將生日干,或作日貴,臨干發用,傳見德祿者,批首也。蛇雀旺相,月建乘吉作貴人,見於中末者,一二等也。祿神旺相入傳者,補廩也。蛇雀休囚,月將乘吉將作貴而不入傳者,三等也。懸胎吉將,六合加子未辰卯者,冒籍得之。陰后乘日貴生日,陰私得也。

童試の一類の小考を占う。「月建」をもって主考の類神と為す。月建が吉将に乗りて来りて日干を生じ、あるいは日干の貴人を充当して日干に加臨して并せて発用を作し、三伝の中に「日徳」「日禄」を見れば、第一に考うるを主る(批首)。「螣蛇」「朱雀」が旺相にして、月建が吉将に乗りて貴人を充当して中伝末伝に見えれば、一・二等に取るを主る。「禄神」が旺相にして三伝に入れば、廪生に補上するを主る。螣蛇・朱雀が休囚にして、月将は吉将に乗りて貴人を作すと雖も三伝に入らざれば、三等に取るを主る。「懸胎課」を占得して吉将に乗り、「六合」が子・未・辰・卯の上に加われば、是れ別処の籍貫を冒充して考取したるを主る。「太陰」「天后」が日干の貴人に乗りて来りて日干を生ずれば、是れ暗中の人情に靠りて取得したるを主る。

朱雀乘神克主文,主文怒。朱雀空亡,少文彩。朱雀克歲,誤犯廟諱。見白虎,犯時忌。見陰后,主幽晦。空亡發用,或見天空者,文卷疏失。空亡乘吉將者,副榜。凡小試,只干上三傳旺相生合,朱雀得位,俱有力。若鄉會試,事體重大,必須元首、時泰、龍德、三光、三陽、三奇、六儀、鑄印、軒蓋、斫輪、富貴、官爵大吉課,方可斷中。外,懸胎得吉亦中。

「朱雀」の乗る所の神が主考の類神を克すれば、主考官は怒を動かす。朱雀が空亡に落つれば、文章に文采無し。朱雀が太歳を克すれば、廟諱を誤犯すを主る(写る可からざるの字を写す)。「白虎」を見れば、時忌を犯すを主る。「太陰」「天后」を見れば、文思の幽暗を主る。空亡が発用を作し、あるいは課の中に「天空」を見れば、卷子に疏漏差錯有るを主る。空亡にして吉将に乗れば、副榜に中るを主る。凡そ小考は、ただ日干の上と三伝とが旺相にして・我を生じ我と合し、朱雀がまたその位を得れば、便ちみな力量有り。郷試会試に至っては、事は重大に関わり、必ず「元首」「時泰」「龍徳」「三光」「三陽」「三奇」「六儀」「鋳印」「軒蓋」「斫輪」「富貴」「官爵」のこの一類の大吉の課を占得し、始めて能く中ると断ずる可し。此の外、「懸胎課」を占得して吉に乗れば、も亦能く中る。

課得返吟、伏吟、昴星、炎上、潤下、曲直、從革、稼穡、斬關皆不中。若得無祿、絕嗣、天網、伏殃、飛魂、魄化、四絕等,皆不中。伏吟如旺相,仍以中論。若三合為文書生干,旺相乘龍朱,亦以中論。

「返吟」「伏吟」「昴星」「炎上」「潤下」「曲直」「従革」「稼穡」「斬関」のこれらの課を占得せば、みな中らず。若し「無禄」「絶嗣」「天網」「伏殃」「飛魂」「魄化」「四絶」等の課を得れば、も亦みな中らず。不過伏吟課は若し当令旺相せば、仍旧能く中るに按じて論ず。又若し三合局が成りて文書爻と為りて来りて日干を生じ、しかも旺相にしてまた「青龍」「朱雀」に乗れば、も亦能く中るに按じて論ず。

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