Libo

訟類

佚名 · 佚名 · 第9巻 / 11

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

官鬼乘天乙因公事,乘螣蛇因借貸,乘朱雀因文書,乘六合因交易,乘勾陳因爭鬥或田土事,乘青龍因錢財,乘天空因虛詐脫賺,乘白虎因死喪或爭鬥殺喪,乘太常因財帛及衣服,乘元武因偷盜事,乘太陰天后因陰私、孝服及婦人相爭或姦淫事。

官司は何に因りて起こるか、官鬼の乗る所の天将を看る。「天乙」に乗れば、公事に因る。「螣蛇」に乗れば、借貸に因る。「朱雀」に乗れば、文書に因る。「六合」に乗れば、交易に因る。「勾陳」に乗れば、争闘あるいは田地の事に因る。「青龍」に乗れば、銭財に因る。「天空」に乗れば、欺騙詐賴に因る。「白虎」に乗れば、死喪あるいは鬥殴して死に致すに因る。「太常」に乗れば、銭帛衣物に因る。「元武」に乗れば、偸盗に因る。「太陰」「天后」に乗れば、陰私・孝服および婦人の相い争うあるいは奸淫の事に因る。

罪例

勾陳、白虎、朱雀剋日辰年命者,有罪。歲月刑日、辰、年、命者罪輕;勾虎雀及歲月五馬俱刑剋者極刑。四重刑剋者死罪。三重刑剋者,軍流,或獄病。兩得刑剋者,徒。一重刑剋者杖。若三凶將化為吉神,有解救。三凶將遞互相剋者,無解化者各視末二傳陰神也。傳中見天后生日干,或日辰命年上見皇書天喜,有恩赦。

罪を定むるの条例、「勾陳」「白虎」「朱雀」が日干・日支・本命・行年を克するは、罪有るを主る。太歳・月建が日干・日支・本命・行年を刑するは、罪は較し軽し。若し勾陳・白虎・朱雀が連なりて太歳月建と五馬と倶に来りて刑克せば、極刑に処するを主る。四重の刑克を受くるは、死罪。三重のは、軍に充て流放し、あるいは獄中に病死せん。両重のは、徒刑。一重のは、杖刑。若しこの三個の凶将が転化して吉神を成せば、便ち解救有り。三凶将が彼此遞相克制するは、便ち解化の路無し——各々末両伝の陰神に按じて看る。三伝の中に「天后」が日干を生ずるを見、あるいは日干日支本命行年の上に「皇書」「天喜」を見れば、恩赦有るを主る。

獄を決するの法

月將加時,問官宜坐功曹或青龍下,置囚犯於天罡或勾陳白虎下,各視剋制以定其位,更得元武無氣而畏日旺,則囚不敢欺妄,吐實治罪。

案を審し罪を定むる之法、月将を把えて占時の上に加えて盤を排す。審問するの官員は「功曹」(寅)あるいは「青龍」の下面の対する所の方位に坐するに宜しく、犯人を把えて「天罡」(辰)あるいは「勾陳」「白虎」の下面の対する所の方位に放る。各々克制の関係に按じて座次を安排す。若し再び「元武」が無気にして日干の旺を畏懼するを得れば、犯人は便ち欺瞞説謊するを敢てせず、実情を吐露し・罪を伏して罰を受けん。

漁猟

日為漁獵具,辰為蟲獸水族。日上有氣,辰上無氣,斗加四季者大獲。日上無氣,辰上有氣,斗加四孟者不獲。登明加日辰者多獲。又日為獵人,辰為捕具,時下為鳥獸,時傷大獲。日辰時俱傷少獲。太沖加日辰不獲,加午逢猛獸,昴星伏吟無獲。

魚を打ち獣を猟るを占うは、日干をもって漁猟の器具を代表し、日支をもって虫獣魚鱉を代表す。日干の上に気有りて日支の上に気無く、又「天罡」(斗罡、辰)が四季の支の上に加われば、大いに収穫有るを主る。日干の上に気無く日支の上に気有り、天罡が四孟の支の上に加われば、打ち着かざるを主る。「登明」(亥)が日干日支に加臨せば、収穫多し。別の一取法は日干をもって猟人を代表し、日支をもって捕具を代表し、占時の下面の対する所の支をもって鳥獣を代表す。占時が傷を受け(克せられ)れば、大いに収穫有り。日干・日支・占時がみな傷を受ければ、収穫少し。「太冲」(卯)が日干日支に加臨せば、打ち着かず。午の上に加われば、猛獣に遇わん。「昴星課」「伏吟課」を占得せば、一穫する所無し。

辰上若逢勾與虎,登明神后事皆同。釣綸繞下便應獲,不向灘頭枉費工。用起青龍並六合。初傳天后作絲綸。釣鉤入水吞其餌,後被洪波掣錦鱗。傳送為鉤寅作竿,為緣天后合成圈。太沖若見名舟楫,上下相生取不難。垂鉤撒網在漢湖,戌寅之地也應張。

歌訣に説く、日支の上に若し「勾陳」と「白虎」とに遇い、あるいは「登明」(亥)「神后」(子)を見れば、情形はみな一様なり(みな獲る可きを主る)。釣絲一たび垂れ下がれば便ち応に収穫有るべし、灘頭に到りて功を白く費すを必とせず。発用が「青龍」と「六合」とより起こり、初伝是れ「天后」なれば、みな釣絲の象と作す可し。魚鈎が水に入り、魚が餌を吞み、随後便ち大浪の中にこの条の錦鱗を拽き上ぐ。「伝送」(申)是れ釣鈎、「寅」是れ釣竿、「天后」を靠りてそれらを一副の釣具に合成す。若し「太冲」(卯)を見れば、あれ是れ船只。上下相生せば、魚を取ること難からず。江湖の裏に鈎を垂れ網を撒き、戌・寅の対する所の地にも亦網を張るべし。

疾病

日為病人,辰為病及病者所居。用傳為醫藥。又官鬼為病症及祟,白虎為病神。凡尊占卑、父占子、夫占妻、兄占弟,視支上,生旺吉,刑害空亡凶。日上神克辰吉,辰上神剋日凶。日辰上下相生,不藥自愈,日上旺相有氣,及初末傳克中傳者,有病無妨。支盜干氣,虛危之至,未有不死。三傳制鬼克虎者,雖重有救。用傳剋日凶。

疾病を占うは、日干をもって病人を代表し、日支をもって病症および病人の住する所の処を代表し、用神と三伝とをもって医薬を代表す。別外官鬼をもって病症と作祟する鬼とを代表し、「白虎」をもって病神と為す。凡そ長輩が晚輩を占い・父親が児子を占い・丈夫が妻子を占い・哥哥が弟弟を占うは、みな日支の上を看る。生旺は吉を為し、刑害空亡は凶を為す。日干の上の神が日支を克するは吉を為し、日支の上の神が日干を克するは凶を為す。日干日支の上下相生せば、薬を喫せずとも能く自ら愈ゆ。日干の上が旺相有気、および初伝末伝が中伝を克すれば、病有ると雖も妨げ無し。日支が日干の気を盗泄するは、あれ是れ虚損の極点に到り、死せざる無し。三伝が能く官鬼を制住し・白虎を克住せば、病は重しと雖もも亦救有り。用神三伝が日干を克せば、凶を主る。

見三合六合及課得涉害者,病難瘥。三傳皆財,病沉重。自夜傳旦吉,自旦傳夜凶。進連茹病癒,而傳生旺者吉。退連茹病將退,然退入鬼鄉絕地者凶。退入空亡者必死。三傳俱日鬼者,病狂。末傳見青龍者,有變症。

課の中に三合・六合を見および「渉害課」を占得せば、病は愈ゆること難し——気の合に住せられ・糾纏して解けざるをもってす。三伝全く是れ財爻なれば、財は能く印を壊り身を傷り、病情沈重す。三伝が夜位より旦位に向かい伝われば(暗より明に趨く)、吉。旦位より夜位に向かい伝われば(明より暗に入る)、凶。三伝是れ前進の「連茹課」なれば、病は要好せん、若し伝わる所又是れ生旺の地なれば更に吉。三伝是れ後退の連茹なれば、病勢は将に退かんとす。但若し官鬼の郷と絶地とに退入せば、反って凶。空亡に退入せば、必ず死す。三伝全く是れ日干の官鬼なれば、狂を発するを主る。末伝に「青龍」を見れば、病情は変化を起こし・別の症候に転出するを要するを主る。

四課日辰俱墓,發用覆墓,或年命上乘墓者,刑沖吉,無沖昏沉,凶。用神入墓,日干入墓,及登三天凶。用神及日上年上空亡凶。鬼在鬼方無所畏,鬼落空亡不用憂,惟辰上空亡為病空,患者自愈。又須分別,暴病見空亡者愈,久病見空亡者凶。墓作空亡者死,墓空則空以待死。

四課の中に日干日支みな墓に落ち、発用又墓是れ、あるいは本命行年の上に墓神を乘せる——この時若し刑冲の来りて墓を開く有れば則ち吉、若し冲開する無ければ、病人は便ち昏沈して省らず、凶を主る。用神が墓に入り・日干が墓に入り、および「三天に登る」の格は、みな凶。用神および日干の上・行年の上が空亡に落つれば、凶。官鬼がそれ自己の本郷に落つれば、懼るに足らず。官鬼が空亡に落つれば、も亦憂慮するを必とせず。唯だ日支の上に空亡に落つるを「病空」と叫び、病人は自己痊愈せん。ここに還た分別するを要す。急病は空亡を見れば愈ゆるを主り、久病は空亡を見れば則ち凶。墓神がまた空亡に落つれば、死を主る——墓已に空虚なり、正に是れ空しくして死を等す。

凡病者,十歲以下,五旬以上,得旺相氣必死,休囚氣無慮。日上神克辰吉,辰上神剋日凶。白虎生日干,或作日德解神者易瘥。日辰及年命上神克白虎,或白虎克日,而日上神克白虎,或白虎空亡,或白虎入墓,或白虎旺相不刑害,白虎乘申加午燒身,並吉。

凡そ病人の年紀が十歳以下・五十歳以上のは、課に旺相の気を得るも反って必ず死す——老幼の元気は本り弱く、旺気の相冲に受け起こる能わざるをもってす。休囚の気を得れば倒れて憂慮するを必とせず。日干の上の神が日支を克するは吉を為し、日支の上の神が日干を克するは凶を為す。「白虎」が日干を生じ、あるいは白虎が正好して「日徳」「解神」を充当せば、病は好ること易し。日干日支と本命行年の上の神とが能く白虎を克し、あるいは白虎は日干を克すと雖も日干の上の神が又能く白虎を克し、あるいは白虎が空亡に落ち、あるいは白虎が墓に入り、あるいは白虎は旺相と雖も却って刑せず害せず、および白虎が申に乗りて午の上に加わりて火に身を焼かる——これらはみな吉。

白虎臨日臨入傳剋日辰或克年命,或辰上作白虎克日,或白虎乘死氣死神剋日,或白虎休囚帶刑害,並凶。白虎辰克病輕,日及日上神或年命上神生白虎病難愈。太歲作白虎主重喪,《龍首經》云:歲刑白虎主重喪,來克干支必傷亡。歲克宅兮宅不祥,年命空亡禍未央。白虎陰神能制虎,生者安寧病自愈。白虎之陰不宜助,助生於虎終喪命。干同虎類久淹纏,陽神作虎病在左,陰神作虎病在右。

「白虎」が日干に加臨し・あるいは三伝に入りて日干日支を克し・あるいは本命行年を克し、あるいは日支の上に白虎を充当して来りて日干を克し、あるいは白虎が「死気」「死神」に乗りて来りて日干を克し、あるいは白虎が休囚してまた刑害を帯ぶ——これらはみな凶。日支が能く白虎を克せば、病は便ち軽し。日干と日干の上の神あるいは本命行年の上の神とが反って去りて白虎を生ずれば、病は便ち好ること難し。太歳が白虎を充当せば、接連して喪事を弁ずるを主る。『龍首經』に説く、太歳が白虎を刑すれば重喪を主り、来りて日干日支を克せば必ず傷亡有り。太歳が宅位を克すれば則ち家宅不祥、本命行年が空亡に落つれば則ち禍患は沒んじ畢まらず。白虎の陰神が若し能く白虎を制住せば、活着の人は平安・病人は自ら愈ゆ。白虎の陰神は宜しく去りてそれを幫す可からず、一たび幫し着きて白虎を生ぜば、終究命を送らんと要す。日干と白虎とが同一類に属せば、病は要して久しく纏り愈えず。日支の陽神が白虎を充当せば、病は身体の左辺に在り。陰神が白虎を充当せば、病は右辺に在り。

虎上克下,及下生上,病在外或在下部。下賊上及上生下,病在內,當主上身。虎乘金肺病,乘木肝病,乘土脾病,乘水腎病,乘火心病。九丑、三陰、魄化、天獄、察微、冬蛇掩目、二煩、龍戰、鬼呼、鬼作日墓,此等課皆防病。

白虎の所在する処に上神が下神を克し、および下神が上神を生ずれば、病は体表あるいは下半身に在り。下神が上神を克しおよび上神が下神を生ずれば、病は体内に在り、多くは上半身。「白虎」が金に乗れば、是れ肺病。木に乗れば、是れ肝病。土に乗れば、是れ脾病。水に乗れば、是れ腎病。火に乗れば、是れ心病。「九丑」「三陰」「魄化」「天獄」「察微」「冬蛇掩目」「二煩」「龍戦」「鬼呼」のこれらの課を占得し、および官鬼が正好して日干の墓を充当せば、みな生病を防ぐを要す。

忌見六墓:用神入墓,三月用起水土神,六月用起木神,九月起火神,十二月用起金神,臨地盤墓上,或日辰用起水上神之類。日干入墓,壬癸臨辰之類。支入墓,申酉臨丑。行年入墓,病者行年戌午寅而天盤午寅加戌,傳得三合入墓。六墓中以用神、日干、行年三者為重。

病を占うに最も忌むは「六墓」を見るを。其の一は用神の墓に入る。三月は発用が水神土神より起こり、六月は木神より起こり、九月は火神より起こり、十二月は金神より起こり、しかもそれがまた地盤の墓位の上に加臨し、あるいは日干日支の発用が水の上の神の一類より起こる。其の二は日干の墓に入る、壬・癸が辰に加臨するの類の如し。其の三は日支の墓に入る、申・酉が丑に加臨する如し。其の四は行年の墓に入る、病人の行年是れ戌・午・寅にして、しかも天盤の午・寅が戌の上に加わる如し。其の五は三伝が合成して三合局を成して墓庫に帰入する。こ六種の墓の中は、用神の墓に入る・日干の墓に入る・行年の墓に入るのこ三樣をもって最も要緊と為す。

又忌見白虎銜尸臨伏尸、白虎扛尸乘死神死氣之類、哭神下淚臨水位、浴盆有水見元武、元武收魂剋日干、子持孝服臨子孫爻、弔客持財臨財類、喪車接軫臨巳位、枯骨露形見白虎、伏殃纏繞,皆屬凶格。

此の外還たこれらの凶格を忌む。「白虎銜屍」(白虎が「伏屍」煞に加臨す)、「白虎扛屍」(白虎が「死神」「死気」の類に乗る)、「哭神下涙」(哭神が水位に落つ)、「浴盆有水」(浴盆煞が「元武」を見る)、「元武収魂」(元武が日干を克す)、「子持孝服」(孝服煞が子孫爻の上に加わる)、「弔客持財」(弔客煞が財爻の一類の上に加わる)、「喪車接軫」(喪車煞が巳位に落つ)、「枯骨露形」(枯骨煞が白虎を見る)、「伏殃纏繞」——これらはみな凶格に属す。

六處忌多見土木神將,丑未為墓田,寅卯為棺槨,魁罡為鍬鋤。傳中見六合所乘神剋日年命,亦為棺槨。行年上屬元辰並白虎加臨元辰即毛頭煞,其法取陽男陰女本命對沖前一辰,陰男陽女本命對沖後一辰。

正時・日干・日支・三伝・本命・行年のこ六個の要処は、土神木神を多く見るを忌む。丑・未是れ墓地、寅・卯是れ棺槨、「河魁」「天罡」是れ土を掘るの鍬鋤。三伝の中に「六合」の乗る所の神が来りて日干と本命行年とを克すれば、も亦棺槨の象と算す。行年の上に正に是れ「元辰」、又「白虎」が元辰に加臨せば、あれは便ち是れ「毛頭煞」。元辰の取法是れ、陽年に生れたるの男子と陰年に生れたるの女子とは、本命の对冲する支を取りて前に往き一位。陰年に生れたるの男子と陽年に生れたるの女子とは、本命の对冲する支を取りて後に往き一位。

又久病忌見斫輪、驛馬,蓋修車以行,乘馬以逝也。更見天乙入傳者難治。制虎則吉。以日干推求,遇子孫日為瘥,遇官鬼日為凶期。又神后為九泉之神。神后加歲支,男視罡,女視魁下,為死期。又酉為殮神,視酉下所臨神為死期。又十干之死神亦為死期。

久病は還た「斫輪課」を占得すると「駅馬」を見るを忌む、車を修好すれば便ち走らんと要し・馬に騎り上げば便ち去らんと要するをもってし、みな世を離るるの象なり。若し再び「天乙貴人」が三伝に入れば、病は便ち治し難し。不過若し能く「白虎」を制住せば、仍旧是れ吉。日干に按じて推求すれば、子孫爻の当値する日に遇えば、病は痊愈する可し。官鬼の当値する日に遇えば、便ち是れ凶険の期。又「神后」(子)是れ九泉を主るの神、神后を把えて太歳支の上に加えて盤を排し、男は「天罡」(辰)の下面の対する所の支を看、女は「河魁」(戌)の下面の対する所の支を看れば、便ち是れ死期。又「酉」是れ収斂の神、酉の下面の臨む所の神を看て死期を定む。此の外十天干は各自の死神の値する日も、も亦是れ死期。

十干死絕,甲乙日申酉作青龍六合,名同類臨絕受傷,凶。加日辰行年,亦凶。寅卯作龍合,病作申酉,亦凶,金囚。未加甲乙為天獄,凶。太陰並白虎傷日凶。亥加幹父凶,子加幹母凶,俱日木脫氣。辰戌丑未祖父母凶,支剋日本,大凶。有水制則吉。子女凶,食神乘凶將故也。

十天干は各々死絶の忌有り。甲日・乙日は木に属す。申・酉が「青龍」「六合」を充当するは(二将は木に属す)、これを同類が絶地に落ちて傷を受くと叫び、凶。それらがまた日干日支と行年とに加臨すれば、も亦凶。寅・卯が青龍六合を充当して、しかも病症が申・酉に落つれば、も亦凶、金気が木を囚え住めたるをもってす。未が甲・乙の上に加わるを「天獄」と叫び、凶。「太陰」と「白虎」とが一同に日干を傷れば、凶。亥が日干に加われば父親に凶有るを主り、子が日干に加われば母親に凶有るを主る——みな水多くして木浮き・日干の木気の泄せらるるに因るをもってす。辰・戌・丑・未は祖父母に凶有るを主る、日支の土が日干の根本に克到るをもってし、大凶。若し水の来りて土を制する有れば便ち吉に転ず。子女の方面も亦凶、食神の凶将に乗せらるるをもってす。

丙丁日亥子作蛇雀傷日凶,巳午作蛇雀亦凶。亥子乘元武神后加日辰,或傷日辰凶。四季加日更乘土將大凶。寅卯乘龍合加丙丁,父母凶,年老自占亦凶。巳午乘元后臨囚墓之地凶。四季乘凶將子息凶。

丙日・丁日は火に属す。亥・子が「螣蛇」「朱雀」を充当して来りて日干を傷れば、凶。巳・午が螣蛇朱雀を充当すれば(火の上に火を加う)も亦凶。亥・子が「元武」「神后」に乗りて日干日支に加臨し、あるいは来りて日干日支を傷れば、凶。辰戌丑未の四季の支が日干の上に加わり、また土性の天将に乗れば、大凶(火気は土に泄尽せらる)。寅・卯が「青龍」「六合」に乗りて丙丁の上に加われば、父母に凶有るを主る。年老の人が自ら占うも亦凶。巳・午が「元武」「天后」に乗りて囚地墓地に落つれば、凶。四季の支が凶将に乗れば、子女に凶有るを主る。

戊己日,寅卯作乙勾常空加寅卯,或入墓,大凶。寅卯作白虎傷日,又克年命而無制,凶。寅卯並龍合加日,凶。申酉兼從革脫日,凶,或云土生於申,可禱祀。巳午螣蛇加戊己,父母凶;申作白虎父母,亦凶。申作蛇虎空勾,子息凶。

戊日・己日は土に属す。寅・卯が「天乙」「勾陳」「太常」「天空」のこ幾位の土将を充当して寅卯の上に加わり、あるいは墓に入れば、大凶。寅・卯が「白虎」を充当して来りて日干を傷り、また本命行年を克して制無ければ、凶。寅・卯が「青龍」「六合」と并び見て日干の上に加われば、凶。申・酉が再加えて「従革課」にして来りて日干の気を泄せば、凶。も亦一説有りて土の長生は申に在り、禱告祈禳する可しと。巳・午が「螣蛇」に乗りて戊己の上に加われば、父母に凶有るを主る。申が「白虎」を充当して父母爻に臨めば、も亦凶。申が「螣蛇」「白虎」「天空」「勾陳」を充当せば、子女に凶有るを主る。

庚辛日巳午並蛇雀加日,或傷日,無救大凶。遇申酉入墓凶。巳加日父凶。午加日母凶。亥子乘元后加日,及課得潤下脫氣凶。亥子乘凶將,子息凶。壬癸日辰、戌、丑、未加日,子亥帶休囚,墓作乙勾常空在克。亥子乘天后加臨辰戌丑未凶。墓加壬癸無刑沖及作空亡凶。寅卯或加龍合,或課得曲直脫氣,占子孫凶。

庚日・辛日は金に属す。巳・午が「螣蛇」「朱雀」と一同に日干の上に加わり、あるいは来りて日干を傷りて救助無ければ、大凶。申・酉に遇い墓に入れば、凶。巳が日干に加われば、父親に凶有り。午が日干に加われば、母親に凶有り。亥・子が「元武」「天后」に乗りて日干の上に加わり、および「潤下課」を占得して金気を泄掉せば、凶。亥・子が凶将に乗れば、子女に凶有るを主る。壬日・癸日は水に属す。辰・戌・丑・未が日干の上に加わり、しかも子・亥がまた休囚の気を帯び、墓神が「天乙」「勾陳」「太常」「天空」の諸土将を充当して来りて相克せば、凶。亥・子が「天后」に乗りて辰戌丑未に加臨せば、凶。墓神が壬癸の上に加わりてしかも刑冲の来りて開く無く・又空亡に落つれば、凶。寅・卯あるいは「青龍」「六合」と同じく加わり、あるいは「曲直課」を占得して水気を泄掉せば、子孫を占うは則ち凶。

十干配屬人身:甲膽、乙肝、丙小腸、丁心、戊胃、己脾、庚大腸、辛肺、壬膀胱、癸腎。十二支配屬人身:子腎,子午頭面,丑未脾,丑未寅申背肩,丑主左足。寅膽,卯肝,卯酉口齒,辰戌胃胳膊,巳小腸三焦,巳亥為胞臍脅足,午心包絡,未右肩,申太陽,酉肺膻中,亥膀胱。

十天干は人身の臓腑に配す。甲是れ胆、乙是れ肝、丙是れ小腸、丁是れ心、戊是れ胃、己是れ脾、庚是れ大腸、辛是れ肺、壬是れ膀胱、癸是れ腎。十二地支は人身に配す。子是れ腎、子和午は又頭面を主る。丑・未是れ脾、丑未寅申は又背和肩を主り、丑は還た左脚を主る。寅是れ胆、卯是れ肝、卯和酉は又口歯を主る。辰・戌是れ胃、又胳膊を主る。巳是れ小腸三焦、巳和亥は又胞宮・肚臍・脅肋和脚を主る。午是れ心包絡。未は右肩を主る。申は太陽経を主る。酉是れ肺、又膻中を主る。亥是れ膀胱。

類病:干臨支生支,或生三傳者,皆不善調攝,自取之病。四課不備者,氣脈弱病。

病の類別、日干が日支に加臨して去りて日支を生じ、あるいは日干が去りて三伝を生じ、自身の気が一味に外に泄するは、これはみな調養に善からず・自己の招き来りしの病なり。四課の斉備ならざるは、気血脈絡の虚弱の病を主る。

五行の発用

用傳見金主肺及筋骨。症為氣滿、癆瘵、瘡毒,如加火為肺傷;用金終木,肝肺相殘,流血。用木主肝及四肢,症為風患,加土為走注,用木終土,為壅腫結聚。用土主脾胃,症為腹痛水腫,加水為昏沉,用土終水為腸紅瀉痢。

発用と三伝の五行に按じて病を辨ず。金に属すれば、肺和筋骨の毛病を主り、症状是れ気脹満悶・癆瘵咳嗽・瘡毒。若し金の上に火を加えれば、是れ火の金を克して肺を傷る。若し発用が金に属して末伝が木に属せば、肝肺が互いに残傷し、出血を主る。木に属すれば、肝和四肢の毛病を主り、症状是れ風疾。若し木の上に土を加えれば、是れ走注游走の痛。若し発用が木に属して末伝が土に属せば、壅塞腫脹・結塊積聚を主る。土に属すれば、脾胃の毛病を主り、症状是れ腹痛水腫。若し土の上に水を加えれば、昏沈不省を主る。若し発用が土に属して末伝が水に属せば、便血泄痢を主る。

用水為腰、腎、膀胱、足,症為寒病及下部暗疾,加火為往來寒熱,喘息氣急。加金為上氣,加木為脾胃痛。加土為嘔吐,用水終火為癨。用火主心胸上膈,症為吐逆、發熱、瘡癆,加金為骨蒸潮熱,加水為奔豚,用火終金為虛癆羸瘦。

水に属すれば、腰・腎・膀胱和脚の毛病を主り、症状是れ寒病および下体の隠疾。水の上に火を加えれば、寒熱往来・喘息気急を主る。金を加えれば、気逆して上に冲るを主る。木を加えれば、脾胃の疼痛を主る。土を加えれば、嘔吐を主る。若し発用が水に属して末伝が火に属せば、霍乱を主る。火に属すれば、心胸和上膈の毛病を主り、症状是れ嘔吐反胃・発熱・瘡瘍癆傷。火の上に金を加えれば、骨蒸潮熱を主る。水を加えれば、奔豚の上に冲るを主る。若し発用が火に属して末伝が金に属せば、虚癆消瘦を主る。

十二神将の加臨に病を辨ず

天乙臨仲,病勢重疊,加行年因憂勞致疾,臨辰乘木為痔漏。螣蛇臨年,驚怪憂疑,更視下臨神類,推其所致。朱雀加年,憂愁致病,狂熱煩躁。巳午日乘雀加亥,患目,罡加巳同。六合加年,筵會酒食致病。剋日及年者死。勾陳加午,爭訟憂病,以滿傷脾胃,吐痰涎。

天将の加臨する処に按じて病を辨ず。「天乙」が四仲(子午卯酉)に加臨せば、病勢は層層加重す。行年に加臨せば、憂愁労累に因りて病に致るを主る。辰に加臨して木神に乗れば、痔瘡瘺管を患るを主る。「螣蛇」が行年に加臨せば、驚吓怪異・憂疑不安に因りて病むを主り、還たそれの下面の臨む所の神のどの一類に属するかを看て、これに拠りて病に致るの縁由を推出す。「朱雀」が行年に加臨せば、憂愁に因りて病に致るを主り、症状是れ狂熱煩躁。巳日午日に「朱雀」が亥の上に加われば、眼病を患るを主り、「天罡」(辰)が巳の上に加わるも亦一様なり。「六合」が行年に加臨せば、宴席酒食に因りて病に致るを主る。それが若し日干と行年とを克せば、死を主る。「勾陳」が午の上に加われば、争訟憂愁に因りて病むを主り、飲食の過飽して脾胃を傷り、痰涎を吐く。

青龍加年,因財物憂愁,或喜慶傷酒食,剋日為遊行煞,凶。天空加年,卒暴得病,或血痢腸鳴,臨未加酉,宿病見怪,壬癸日丑作天空,元武帶休囚氣,主陰小脾胃吐瀉。白虎加年,肺及大腸病,或肢脅,或因弔喪沾染。乙己日返吟,虎加亥,主眼及咽喉痛。辰作虎加酉,陰小災。乘死氣死神者不救。死氣後一辰,即是死神。十二月順行。又亥為虎,小兒病。

「青龍」が行年に加臨せば、財物に因りて憂愁し、あるいは喜事を弁ずる時に酒食を傷りしを主る。それが若し日干を克せば、便ち「遊行煞」を成し、凶。「天空」が行年に加臨せば、突然病を発し、あるいは血痢腸鳴を主る。それが未に臨みて酉の上に加われば、旧病の復発して并せて怪異を見るを主る。壬日癸日に丑をもって天空を充当し、しかも「元武」が休囚の気を帯びれば、婦女小孩の脾胃吐瀉を主る。「白虎」が行年に加臨せば、肺和大腸の病を主り、あるいは四肢脅肋の痛、あるいは喪を弔うに因りて病気を沾染し染上ぐ。「乙日己日」に「返吟」を占得して白虎が亥の上に加われば、眼睛和咽喉の痛を主る。辰が白虎を充当して酉の上に加われば、婦女小孩に災有るを主る。白虎が「死気」「死神」に乗れば、便ち救無し——死気の後面の一位は便ち是れ死神、月に按じて順行す。又亥位は白虎の居る所と為し、小孩の生病を主る。

太常加年,因停積留飲,或因外家飲食致病,或作風癱。元武加年,因盜賊憂病,或體虛洩精,及水病。臨卯酉及行年日上凶。剋日者即死。伏吟凶,魁罡作元武大凶。罡作元武加日辰,小便不通;寅卯為太陰、元武,病者死。

「太常」が行年に加臨せば、食積停滞・酒水留飲に因りて病むを主り、あるいは外家(妻族母族)の飲食に因りて病に致り、あるいは変じて風癱と為る。「元武」が行年に加臨せば、盗賊に遭い驚を受け憂慮して病むを主り、あるいは身体虚弱・遺精、および水湿の病。それが卯・酉和行年日干の上に加臨せば、凶を主る。日干を克するは、立刻に便ち死す。「伏吟」を占得すれば凶、「河魁」「天罡」が元武を充当せば更に是れ大凶。天罡が元武を充当して日干日支に加臨せば、小便不通を主る。寅・卯が「太陰」「元武」を充当せば、病人は要死せん。

太陰加年,主心胸氣結逆冷,骨痠痛。伏吟發用,致時疫,失音不語,乘血支、血忌,宅母多患血症。作空亡加月日時,或休囚死無氣,主目昏。發用加孟憂父母,加仲憂己身及兄弟,加季憂妻妾及子孫。

「太陰」が行年に加臨せば、心胸の気の鬱結・冷気の上に逆するを主り、骨節酸痛す。「伏吟」を占得して太陰が発用を作せば、時疫を染上ぐるを主り、声を失い話を説出す能わず。太陰が「血支」「血忌」に乗れば、家中の主婦は多く血症を患るを主る。太陰が空亡に落ちて月建・日干・占時の上に加わり、あるいは休囚死絶無気なれば、眼睛の昏花を主る。太陰が発用を作して四孟の上に加われば、父母のために担憂す。四仲の上に加われば、自身と兄弟とのために担憂す。四季の上に加われば、妻妾と子孫とのために担憂す。

天后加年,因婦人吵嚷致病,及房欲傷風。臨天罡作六合害暴病。乘血支、血忌臨日辰,婦人血崩漏及血脈不通。乘金氣婦爭。臨子加戌,女病凶。庚辛日返吟,婦病頭風。丙丁日發用,女子冷血病。臨丑加戌,婦女癆病。

「天后」が行年に加臨せば、婦人の吵闹に因りて病に致るを主り、および房事の後に風を受くる。天后が「天罡」(辰)に加臨してまた「六合」を充当して相害せば、突発急病を主る。「血支」「血忌」に乗りて日干日支に加臨せば、婦人の血崩漏下および血脈不通を主る。金気に乗れば、婦人の相い争うを主る。子に臨みて戌の上に加われば、女子の病凶を主る。庚日辛日に「返吟」を占得せば、婦人の頭風を患るを主る。丙日丁日に天后が発用を作せば、女子の冷血の病を患るを主る。丑に臨みて戌の上に加われば、婦女の癆病を患るを主る。

病の祟り

傳中見日鬼者,有祟。無日鬼及鬼落空亡者,無祟。其有作今日之德者,則不能鬼論也。欲知何祟,當視鬼及鬼所臨之位,並天將決之。子為傷亡了神,丑為土神,寅為五道,卯為雷神、五道、自縊,辰為太歲七煞,巳為灶神雷電,午為家廟,未為井神,申為殤司,酉為瘟神、婢鬼,戌為土煞僕鬼,亥為北斗星官,臨水為河道溺鬼,臨火為火判焚燒鬼,又為城隍司命,臨金為傷鬼或神廟佛堂。

病を致すの鬼祟を占う。三伝の中に日干の官鬼を見到れば、便ち鬼祟の作怪する有り。官鬼無く、あるいは官鬼が空亡に落つれば、便ち鬼祟無し。若しこの官鬼が恰好また当日の「日徳」なれば、便ち鬼を以て論ずる能わず。是れ什麼の鬼祟なるかを知らんと要すれば、便ち官鬼の本身・官鬼の臨む所の位を看、再び天将を合して判定す。地支に按じて分かつ。「子」是れ傷亡して願を了るの神、「丑」是れ土神、「寅」是れ五道神、「卯」是れ雷神・五道神和上に吊りて死せるの鬼、「辰」是れ太歳七煞、「巳」是れ灶神和雷電の神、「午」是れ家廟祖先、「未」是れ井神、「申」是れ殤司(夭亡の神)、「酉」是れ瘟神和婢女の鬼、「戌」是れ土煞和僕人の鬼、「亥」是れ北斗星官。官鬼が水位に臨めば、是れ河道の裏の溺死鬼。火位に臨めば、是れ火判官和被焼死の鬼、又城隍・司命を主る。金位に臨めば、是れ刀兵に傷せられしの鬼、あるいは神廟佛堂の裏の神。

十二天将の論法

乘天乙為天神及祖先。乘螣蛇為五沖鬼。乘朱雀為野死詛鬼。乘六合為自死及眷屬鬼。乘勾陳為吏卒及司廚。乘青龍為貴宦鬼。乘天空無鬼。乘白虎為兵疫及哭死鬼。乘太常為新鬼。乘元武為盜賊及坑廁鬼。乘太陰為無嗣孝婦鬼。乘天后為女鬼,為魘毒鬼。

官鬼の乗る所の十二天将に按じて鬼祟を定む。「天乙」に乗れば、是れ天神和祖先。「螣蛇」に乗れば、是れ五方の冲犯する鬼。「朱雀」に乗れば、是れ野外に死せる・人に詛咒せられしの鬼。「六合」に乗れば、是れ自尽して死せるの鬼和眷属の鬼。「勾陳」に乗れば、是れ差役兵卒の鬼和厨房を管するの神。「青龍」に乗れば、是れ顕貴官宦の鬼。「天空」に乗れば、其の実鬼無し。「白虎」に乗れば、是れ兵刃瘟疫に死せるの鬼和哭し死せるの鬼。「太常」に乗れば、是れ新たに死して久しからざるの鬼。「元武」に乗れば、是れ盗賊の鬼和坑廁の裏の鬼。「太陰」に乗れば、是れ後嗣無きの孝婦の鬼。「天后」に乗れば、是れ女鬼、も亦是れ夢魘に毒を下るの鬼。

生旺墓絶十二位に臨むの論法

長生為婆鬼五道,沐浴為河伯水官,冠帶功德未酬,臨官因訟許願,旺為家廟宅神,衰為林木下鬼,病為小冢,死為先亡,墓為墳墓不安,絕為道亡病鬼,胎為胎產死鬼,養為近處廟神或褻瀆毀謗神祗。

官鬼の長生十二位に落つるに按じて鬼祟を定む。「長生」に落つれば、是れ老婦の鬼和五道神。「沐浴」に落つれば、是れ河伯水官。「冠帯」に落つれば、是れ許し下せしの功徳還だ願を還さず。「臨官」に落つれば、是れ官司を打つために願を許し過ぎて未だ還さず。「帝旺」に落つれば、是れ家廟祖先和宅神。「衰」に落つれば、是れ林木の底下の鬼。「病」に落つれば、是れ小墳の裏の鬼。「死」に落つれば、是れ先亡の祖辈。「墓」に落つれば、是れ墳墓の安ならざる。「絶」に落つれば、是れ路上に死せるの病鬼。「胎」に落つれば、是れ難産して死せるの鬼。「養」に落つれば、是れ附近の廟神、あるいは是れ神祇を褻瀆毀謗して禍を招きしに因る。

医薬

有天醫、地醫、日醫,三者擇一吉神良將,有氣德合相生者用之。或其方避病亦吉。又必醫神剋制白虎,藥有功效。若醫神乘白虎,不可用藥。魁罡不可迎醫。又求醫,男以罡加行年宜功曹下。女有魁加行年,宜傳送下。如寅加午,宜在南方,申加子,宜在北方也。醫神臨木上,宜刃散,臨水宜湯煎,臨火宜灸,臨金宜針。

医を求むる之法、「天医」「地医」「日医」の三種の医神有り、その中より一個の吉神良将に乗り・気有りて而又日干と徳合相生するを挑みて来りて用う。あるいはあの個の方位に到りて病を避くるも、も亦吉。還た必ず医神が能く「白虎」(病神)を克制するを須要して、薬は始めて効有り。若し医神が反って白虎に乗せらるれば、便ち薬を用う可からず。「河魁」「天罡」が当値する時は医生を請いに去る可からず。又医を求むる時、男は「天罡」(辰)を把えて行年の上に加えて盤を排し、「功曹」(寅)の下面の対する所の方位に到りて請うに宜し。女は「河魁」(戌)を把えて行年の上に加え、「伝送」(申)の下面の対する所の方位に到りて請うに宜し。譬えば寅が午の上に加われば、便ち南に向かうに宜し。申が子の上に加われば、便ち北に向かうに宜し。医神が木位に落つれば、刀圭散剤を用るに宜し。水位に落つれば、湯薬煎服を用るに宜し。火位に落つれば、艾灸を用るに宜し。金位に落つれば、針刺を用るに宜し。

怪異

月將加時視神后所臨辰,加子鼠怪及水蟲,又主血光與乾上神不安。加丑鬼神為祟,牛羊橫死。加寅卯,風雷,及赤色四足聲音怪,主產難。加辰水族之怪。加巳灶及甑釜鳴,灶光或婦女手中物。加午赤物,及六畜。又司命不安,光焰沖天。加未井及羊,或墓道坍塌,灶作聲,嫁娶之鬼。加申,刀仗血光及獸走。加酉,影象,白光怪及飛鳥血光,願未還喪。加戌領土鳴及狐犬怪,又浴堂下骸骨。加亥豬怪及異物入廁。

家中の怪異を占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、「神后」(子)のどの支に加臨するかを看る。子の上に加われば、鼠怪和水虫の作怪を主り、又血光を見るを主り、乾方の神の安ならざる。丑の上に加われば、鬼神の作祟を主り、牛羊が無故に暴死す。寅・卯の上に加われば、風雷の異を主り、および紅色の四足動物の怪声を発出す、還た難産を主る。辰の上に加われば、魚鱉水族の作怪を主る。巳の上に加われば、灶和甑釜の自ら鳴り、灶裏が光を発するを主り、あるいは是れ婦女の手中の東西の作怪。午の上に加われば、紅色の物と六畜との作怪を主り、又司命灶神の安ならず・火光の天に冲るを主る。未の上に加われば、井和羊の怪を出ずるを主り、あるいは墓道の坍塌・灶の声响を発出す、是れ嫁娶して亡ぶの鬼の作祟。申の上に加われば、刀兵血光および野獣の奔走を主る。酉の上に加われば、影像・白光の作怪および飛鳥の血光を帯ぶを見るを主り、還た願を許して未だ還さずして喪事を生ずるを主る。戌の上に加われば、土地の作響および狐狸狗の作怪を主り、又浴堂の底下に骸骨有るを主る。亥の上に加われば、猪の作怪および怪東西の廁所に進み入りしを主る。

未為鬼宿,子為鬼神,寅為鬼門,太乙螣蛇互見主怪。四課中有螣蛇,則為真怪,無則非怪。年命上神將吉,雖怪無害。有蛇則視蛇所乘神,逐類決之。午作蛇加酉,野獸入宅。戌加午,乘丁,怪犬上床。辰加午,犬上床帳驚人,上乘螣蛇,怪異。天空臨未,井怪。朱雀臨酉,鳥鵲雞怪。太陰臨午,釜甑鳴;光怪乘丁,火驚。大吉乘螣蛇,牛怪。

「未」是れ鬼宿、「子」是れ鬼神、「寅」是れ鬼門。「太乙」(巳)と「螣蛇」とが互いに見到れば、怪異有るを主る。四課の中に螣蛇有れば、始めて是れ真の怪。螣蛇無ければ、便ち怪にあらず。本命行年の上の神将が吉なれば、怪有ると雖もも亦害無し。若し螣蛇有れば、便ちそれの乗る所の神を看、逐類に判定す。午が螣蛇を充当して酉の上に加われば、野獣の宅に進むを主る。戌が午の上に加わりてまた「丁神」に乗れば、怪狗の牀上に爬るを主る。辰が午の上に加われば、狗の牀帳に上りて人を驚吓するを主る。上面に再び螣蛇に乗れば、便ち是れ怪異。「天空」が未に加臨せば、井の中に怪を出ずるを主る。「朱雀」が酉に加臨せば、鳥鵲雞の怪を出ずるを主る。「太陰」が午に加臨せば、鍋釜甑子の鳴響するを主る。若し光怪が丁神に乗れば、火驚有るを主る。「大吉」(丑)が螣蛇に乗れば、牛の怪を出ずるを主る。

貴神當位作神頭,只為豬羊許願求。功德外來渾被損,遠迎官貴出追遊。螣蛇損失及驚憂,飛鳥曾鳴幾度愁。婦不良兮病久纏,鬼來先見屋影頭。朱雀神現當焰焰,斗打官災病久纏。見血損財娼婦應。家中槍刃有多年。六合神主立幡竿,櫃破門傷上下看。木料鎖鋸香爐碎,結錢龍樹鬼來纏。

怪異の歌訣。「天乙貴神」が位に当たりてて神頭を充当せば、只だ猪羊の願を許し下せしに還さざるに因る。外に在りて做りしの功徳は全く損壊せられ、還た官貴を遠迎し・門を出でて游走するを主る。「螣蛇」が値に当たれば、損失和驚憂を主り、飛鳥は曽て幾度も啼鳴して愁事を帯来す。家中の婦人は行為不端にして、疾病は久しく纏り愈えず。鬼の来る時は、先ず屋影の頂端に形を顕す。「朱雀」が身を現せば、火光熊熊を主り、鬥殴官災・疾病久纏有り。還た血を見財を損するを主り、娼婦の身上に応じ、家中に多年の槍刀を蔵す。「六合」が値に当たれば、主要として幡竿を立てて禳解せん。櫃子は破れ・門戸は損傷し、みな上下細看するを要す。還た木料・鎖具鋸子和香炉の破碎、および供銭結彩の龍樹の上に鬼の来りて纏る有るを主る。

青龍倒影列堂前,大木損伐久不安。家內火光頻作祟,外來功德數年間。天后宅中有非凶,元武功德在家中。水放出門戶山現,婦人投井或私遁。太陰火光常入門,明師指破金區分。只為婦來將鬼鏡,破磨怪石眼災迍。元武曠子列門前,只願豬羊賽先完。銅鐵杯盞及井灶,甑鳴必定患風癲。白虎凶喪孝子來,絲蠶損減血財災。家中虛花何曾了,門外石獅曾破來。天空甑甕破傷身,托缽懸空壁上行。更有四足來趕人,宅驚屋震甑常鳴。

「青龍」が値に当たれば、堂前に倒影の排列有るを主り、大樹は砍伐せられて久しく安寧ならず、家内に常に火光の作祟有り、幾年の内に外来の功徳の弁ずべき有り。「天后」が値に当たれば、宅の中に異事有ると雖も凶と算せざるを主る。「元武」が値に当たれば、功徳の願心は便ち家中に在りて未だ了らざるを主る。又水の門を流出し・門戸の処に山形を現ずるを主り、婦人の井に投ずるあるいは私自逃走するを主る。「太陰」が値に当たれば、火光の常に門裏より進み来るを主り、須く高明の法師を請いて指點破解し・金器を用いて分隔すべし。これは是れ婦人が鬼を照らすの鏡子を帯来し、および破磨盤・怪石頭に因り、眼疾和困厄を主る。「元武」が値に当たれば、門前の空曠を主り、只だ先前に許し下せしの猪羊賽神の願を還さば須らず。又銅鐡杯盞和水井炉灶の怪を出ずるを主り、甑釜の自鳴は必定要して風癲を患らん。「白虎」が値に当たれば、凶喪・孝子の門に上るを主り、蚕絲減産・血光破財し、家中は虚耗不断にして、門外の石獅子は曽て破損し過ぎたり。「天空」が値に当たれば、甑子瓮罐の破裂して人を傷り、僧人の鉢を托して凌空に牆壁の上を行走する有るを主る。還た四足の物の来りて人を赶る有り、宅中驚動し・房屋震響し・甑釜常鳴す。

附、虚声煞

陽年正月起酉,逆地;陰年正月起未,順行。主虛聲釜鳴,禽鳥惡聲。

附、「虚声煞」の推法、陽年は正月より酉に起こり、地盤に逆い排す。陰年は正月より未に起こり、順えて排す。こ一煞は実ならざるの声响を聞くを主り、鍋釜の自鳴・禽鳥の悪声を発出するの如し。

星落の占

月將加時,視所落方上,吉將為使命,凶將為兵起。就十二宮分野決之。假如星落卯方,卯上見午,得吉將,周分遣使入宋地;得凶將,周分出兵入宋地之例。又分別從西而東,從北向南,為使,反向為兵。應期則視末傳之神。又在貴前,應今歲;用在貴後,應來年。

流星の陨落を占う。月将を把えて占時の上に加えて盤を排し、星落のあの一方の乗る所の天将を看る——吉将なれば使臣の出使有るを主り、凶将なれば兵を起こすを主る。再び十二宮の分野に按じて地域を定む。譬えば星が卯方に落ち、卯の上に午を見、若し吉将を得れば、便ち周地の使者を派して宋地に進入すと断ず。若し凶将を得れば、便ち周地の兵を出して宋地を攻打すと断ず。還た方向を分かつを要す。西より東に由り・北より南に由る是れ使者、反対方向のは便ち是れ兵。応験の時間は末伝の神を看る。発用が貴人の前に排せられれば、今年に応じ、貴人の後に排せられれば、明年に応ず。

震雷の占

雷初發聲,暴猛或非時轟烈,以月將加正時,視登明上所臨神。亥為天門主雷,木稔多風,水澇,火旱薄收,土土功疫癘,金刀兵。雷起方位以地盤所加為應期,如震在酉,則應在八月也,兆不出百里。

雷を占う。雷が第一次に声を発し、あるいは雷勢暴猛・時令に合せずして轟響せば、便ち月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、「登明」(亥)の上に臨む所の神を看る。亥是れ天門、雷を主る。臨む所の神が木に属せば、年成好しと雖も風多きを主る。水に属せば、水涝を主る。火に属せば、旱にして収成薄きを主る。土に属せば、土木を大興して并せて疫病有るを主る。金に属せば、刀兵を起こすを主る。雷の起こる方位はそれの地盤に加わる所の位に按じて応期を定む、雷の酉に震えば、便ち応に八月に在る如し。徴兆の及ぶ所は百里を出でず。

暴風の占

風起,即以月將加正時,視日上:見天乙,長吏有罪;白虎兵起;勾陳戰陣;天空天后,人民疾病;太陰元武,盜賊之類。以風之來方為應期,如來自寅,則應正月也。

暴風を占う。風の起こる時に立刻に月将を把えて正時の上に加えて盤を排し、日干の上に乗る所の天将を看る——「天乙」を見れば、地方長官の罪を獲るを主る。「白虎」を見れば、兵を起こすを主る。「勾陳」を見れば、戦陣有るを主る。「天空」「天后」を見れば、百姓の生病を主る。「太陰」「元武」を見れば、盗賊の類を出ずるを主る。風の来るの方位をもって応期を定む、風が寅方より来れば、便ち応に正月に在る如し。

又視風來方上天將,見天乙,貴宦出遊;螣蛇,火光驚駭;朱雀,口舌官訟;六合,小口不安;勾陳,宜避惡人;青龍,吉人相召;天空,卑小訟獄;白虎,疾病死喪,或虎狼為患;太常當慎飲食;元武須防盜賊;太陰奸私事起;天后婦女有災。又視日辰上神,陽神刑剋,官符火災,陰人刑剋,陰私口舌。無刑剋而乘吉將者,有喜。

再び風の来るあの一方位の上の天将を看る。「天乙」を見れば、貴官の出游を主る。「螣蛇」を見れば、火光の驚駭を主る。「朱雀」を見れば、口舌官司を主る。「六合」を見れば、小孩の安ならざるを主る。「勾陳」を見れば、悪人を躲け開くに宜し。「青龍」を見れば、吉人の相い邀える有るを主る。「天空」を見れば、卑幼小輩に訟獄有るを主る。「白虎」を見れば、疾病死喪を主り、あるいは虎狼の患と為す。「太常」を見れば、応に飲食を慎むべし。「元武」を見れば、須く盗賊を防ぐべし。「太陰」を見れば、奸私の事の起こるを主る。「天后」を見れば、婦女に災有るを主る。還た日干日支の上の神を看るを要す。陽神の来りて刑克せば、官符火災を主る。陰神の来りて刑克せば、陰私口舌を主る。若し刑克無くして吉将に乗れば、反って喜有るを主る。

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