易冒十巻
國朝程良玉撰。良玉字元如,歙縣人。是書所論,皆以錢代蓍之法。自序稱五歲喪明,究心卜筮,初作筮類五十篇,康熙己卯適楚,遇枯匏老人得其秘旨,因增定為九十章。然皆術家常論,無他妙旨,至家宅章以六爻兼斷六親榮枯得喪,如兄弟旺則劫財,父母旺則克子,官爻旺則災病,其說謬固難通,所論鬼神諸星兩章,穿鑿支離,尤無理解,婚姻章內不根五行生剋,不究用神衰旺,惟據卦名之美惡而論,則更乖謬矣。
本朝程良玉撰。良玉字は元如、歙縣人。此の書の論ずる所は皆『錢を以て蓍に代う』の法なり。彼自序の中に説く、自ら五歲にして明を失明し、專心卜筮を鑽研し、初め《筮類》五十篇を作れりと。康熙己卯年楚地に到り、枯匏老人に遇見し、その秘旨を得て、因りて增訂して九十章と成せり。然而講ずる所は皆術家の尋常の議論、別に奧妙无し。至りて《家宅章》六爻を用いて兼ねて六親の榮枯得失を斷ずるは、例えば兄弟旺なれば即ち財を劫し・父母旺なれば即ち子を剋し・官爻旺なれば即ち災病有ると、この種の説法荒謬にして通じ難し。論ずる所鬼神と諸星煞の兩章を講ずるは、穿鑿支離、ことさら道理を成さず。《婚姻章》の裏五行生剋に依らず・用神衰旺を究めず、ただ卦名の好壞に凭りて以て論ずるは、則ちさらに乖謬なり。(按:此の一段は四庫館臣の本書の為に作りし提要にして、書末に附す。程氏の原文にあらず。)
