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占終身

清 · 锡孟樨 · 第11巻 / 19

作盤ガイド: 奇門遁甲作盤

占終身當分天地人三盤而斷,主星管少年之造化,主門管中年,主宮管末年,然以主星為重。問終身以得奇門詐為吉,其飛流亦須得宮門為重。

一生の命運を占うは、まさしく天・地・人の三盤を分かちて以て判斷すべし。主星は少年時の境遇を管し、主門は中年を管し、主宮は晚年を管し、その中又以て主星を最も緊要と爲す。終身の事を問うは、三奇・吉門と八詐とを得るを以て吉と爲す。至りて飛盤・流盤の推算は、亦仍お宮を得門を得るを以て重と爲す。

占家宅

占家宅吉凶休咎如何,符為新宅,使為舊宅;符為正屋,使為側廂;符為陽宅,使為陰宅;符為本身,使為田舍;符為尊長,使為卑幼;符為心宮五臟,使為四體經絡,其中分而合,合而分,符受克,新宅凶;使受克,舊宅凶,以占事論生克斷之,又以主星為住宅之人,以飛門為所住之宅,俱宜生旺,不宜衰廢,更以得奇得詐為上吉。凡占家宅,以直符為人,直符加八門為宅,地盤九星為對門,地盤九星為左鄰,右宮為右鄰。

家宅の吉凶禍福を占う:「値符」は新宅を代表し、「値使」は舊宅を代表す。値符は正房を代表し、値使は廂房を代表す。値符は陽宅を代表し、値使は陰宅を代表す。値符は自身を代表し、値使は田舍を代表す。値符は尊長を代表し、値使は卑幼を代表す。値符は心と五臟を代表し、値使は四肢と經絡を代表す。その間は以て分かち開きて看ても可く、亦以て合わせ起こして看ても可し。値符の剋を受くれば、新宅は便ち凶。値使の剋を受くれば、舊宅は便ち凶。皆占する所の事に按じて生剋を論じて以て判斷す。この外又以て主星を以て住宅の人を代表し、飛ぶ所の門を以て住する所の宅を代表し、兩者皆生旺に宜しく、衰廢に宜からず、もし再び三奇を得・八詐を得れば、便ち是れ上吉。凡そ家宅を占うは、値符を以て人を代表し、値符の加わる所の八門は住宅を代表し、地盤の九星は對門と左鄰を代表し、右邊の宮は右鄰を代表す。

占地理

以星為龍穴,以門為堂局,星受克,穴不吉;門受克,堂不好,落空亡亦然,符吉使凶,得奇門可阡,符凶使吉,雖有奇門亦不可用。占墳墓以直符為占事之人,直符所臨之下地盤遇九星為亡人,直使所臨之下地盤遇門為亡人之墓,看其二處,彼此相生,彼相遇旺之地,又得三奇六儀扶助為吉,墓亡人克墓,只可發財,不出貴,若墓克亡人,必主官非口舌橫事,要驗九星與門生克以定吉凶。

地理形勢を占う:九星を以て龍脈と穴場を代表し、八門を以て明堂格局を代表す。星の剋を受くれば、穴場は便ち不吉。門の剋を受くれば、明堂は便ち好からず。空亡に落つるも亦是一樣。もし「値符」吉にして「値使」凶なれば、ただ奇を得門を得れば、還お以て壙を開き安葬す可し。もし値符凶にして値使吉なれば、縱ち奇門有るとも亦用う可からず。墳墓を占う:値符を以て來りて占う人を代表し、値符の臨する所の下の地盤の遇う所の九星は亡者を代表し、値使の臨する所の下の地盤の遇う所の門は亡者の墳墓を代表す。この兩處の彼此の是否相生・是否旺地に處するを看、又能否三奇六儀の扶助を得るか、能くかくのごとくなれば便ち是れ吉。もし亡者が墓を剋せば、ただ能く財を發するのみにして貴人を出さず。もし墓が反って亡者を剋せば、必定官司口舌と意外の事を招致せん。總じて九星と八門の間の生剋を驗看するを要して、初めて以て吉凶を定出す能う。

卷五

陰陽兩遁奇儀符使行宮圖說

經云一十八局為精藝,為漢張子房所定,總約陰陽各九局,凡一局統四氣,每一氣管六十時,誠遁法千古不易之良規也,為所定九局圖式類,皆本節本元甲子時之正圖,其餘自乙丑時起,至癸亥時止之奇儀符使並格局之吉凶,則難以推布,而不求門奇星符飛布行宮之法,竟將各局剪成活圖推演,以致星門之次序先後紊亂,坊本之謬,誠非淺鮮。

經文に説く、十八局は是れ遁甲最も精深の技藝、漢代の張良の定むる所と爲り、總括して起これば是れ陽遁九局・陰遁九局。每一局は四個の節氣を統轄し、每一個の節氣は六十個の時辰を管し、實在に是れ遁法千古不變の好規矩。可是定むる所の九局圖式の一類は、皆ただ是れ本節氣本元甲子時の正圖。その餘の乙丑時より起りて癸亥時に止るまでの、各時の奇儀・値符・値使および格局吉凶は、便ち推排し難し。人有りて門・奇・星・符の飛布行宮の方法を講求せずして、竟て各局を剪りて活動拼合す可きの圖と爲して以て推演し、以致星と門の先後次序を錯亂せしむ。坊間刻本のこの種の謬誤は、實在に輕微と算せず。

查遁甲起法悉取洛書九宮自然之數,陽遁自一至九,陰遁自九自一,陽順陰逆排列九宮,而九局五百四十時,瞭如指掌,今立此活圖捷法,較之漢子房舊圖尤為靈變,遁法之妙,無出其右矣!

遁甲の起局の法を考究するに、全都洛書九宮の本然の數序より取る:陽遁は一宮より數えて九宮に到り、陰遁は九宮より數へ回りて一宮に到り、陽順陰逆して以て九宮を排列す。かくのごとく一來すれば、九局は共に五百四十個の時辰、皆能く指掌を瞭如指掌と爲す。如今この套の活圖の簡捷の法を立下す、漢代張良の舊圖に比べてさらに靈活善變、遁法の精妙は、それに超過する能う無し。

愚按捷法如陽遁九局自坎一順排,坤二、震三、巽四、中五、乾六、兌七、艮八、離九為地盤之九宮,以戊加坎一宮順排己庚辛壬癸丁丙乙為次序,作地盤之奇儀,以蓬星加坎一宮順排,芮沖輔禽心柱任英為地盤之九星,集為一層,此一局地盤星符定矣;以休死傷杜開驚生景為次八門,順行排為直使,集為一層一局,人盤門使定矣;其天盤亦如地盤之法,將星符集為一層,此一局天盤定矣。

我この套の捷法に按じて來りて説かば:陽遁の九個の局は、皆坎一宮より順排し、依次に坤二・震三・巽四・中五・乾六・兌七・艮八・離九と爲して、以て地盤の九宮と作す。戊を把りて坎一宮に加え、順次に己・庚・辛・壬・癸・丁・丙・乙を排し、以て地盤の奇儀と作す。「天蓬」星を把りて坎一宮に加え、順次に天芮・天衝・天輔・天禽・天心・天柱・天任・天英を排し、以て地盤の九星と作し、一層を合成し、かく樣にて一局の地盤星と符と就中定下せり。再び休・死・傷・杜・開・驚・生・景を以て次序と爲し、八門は順行排列して以て値使と作し、一層を合成し、この一局の人盤門と使と就中定まり了ぬ。天盤も亦地盤の辦法に照らして、星と符とを把りて一層を合成し、この一局の天盤は便ち定下せり。

如占時得甲子時,即將天盤甲子直符蓬星加於坎一宮地盤甲干之上,人盤直使即以休門加於坎一宮之上,此即陽遁甲子時之正圖也,雖九宮順排,而奇儀符使並格局之吉凶,與八卦方位之正圖,亦絲毫無紊,如乙丑時,即將天盤甲子直符、蓬星加於離九宮乙干之上,其人盤直使以休門加於坤二宮之上,此即陽遁一局,乙丑時排宮之圖也。

譬如占する所の時が甲子時なれば、便ち天盤甲子の値符と「天蓬」星とを把りて坎一宮地盤甲干の上に加え、人盤の値使は便ち休門を以て坎一宮の上に加う、これは就中陽遁一局甲子時の正圖。雖も九宮は順排なれども、但し奇儀・値符・値使および格局の吉凶は、八卦方位に按じて繪する所の正圖と相比して、亦絲毫も亂れず。再如乙丑時なれば、便ち天盤甲子の値符と天蓬星とを把りて離九宮乙干の上に加え、人盤の値使は休門を以て坤二宮の上に加う、これは就中陽遁一局乙丑時排宮の圖。

按六甲直符挨次順推,則六十時符使奇儀輪轉靈通,吉凶其應如響,如丙子時,則以天盤甲戌直符加於艮八宮地盤丙干之上,其人盤直使,即以死門加於巽四宮之上,此即甲戌旬丙子時排宮之圖也。

六甲値符に照らして依次に順推すれば、六十個の時辰の値符・値使と奇儀とは便ち輪轉靈活貫通し、吉凶應驗は回聲の一樣のごとし。譬如丙子時なれば、便ち天盤甲戌の値符を把りて艮八宮地盤丙干の上に加え、人盤の値使は便ち死門を以て巽四宮の上に加う、これは就中甲戌旬丙子時排宮の圖。

其甲申各旬直符,仿此類推,如陽遁二局,即以甲子直符芮星集為一層,加於坤二宮,作為二局地盤,其天盤亦如地盤之法,將星符集為一層,作為二局天盤,以死傷杜中開驚生景休為次,八門順排,集為一層,作為二局人盤,此定排布二局星符之法。

甲申等の各旬の値符は、皆この辦法に照らして類推す。譬如陽遁二局なれば、便ち甲子値符と「天芮」星とを把りて一層を合成し、坤二宮に加え、以て二局の地盤と作す。天盤も亦地盤の辦法に照らして、星と符とを把りて一層を合成し、以て二局の天盤と作す。再び死・傷・杜・中・開・驚・生・景・休を以て次序と爲し、八門は順排して一層を合成し、以て二局の人盤と作す。これは就中二局星符を排布するの定法。

如占時得甲子時,即將天盤甲子直符芮星加於坤二宮,地盤甲干之上,其人盤直使,即以死門加於坤二宮之上,此即陽遁二局甲子時之正圖也,如乙丑時,即以天盤甲子直符芮星加於地盤坎一宮乙干之上,其人盤直使以死門加於震三宮之上,此陽遁二局乙丑時排宮之圖也。按六甲直符挨次順排,則六十時之吉凶格局立現,其餘直符仿一局法類推。

譬如占する所の時が甲子時なれば、便ち天盤甲子の値符と天芮星とを把りて坤二宮地盤甲干の上に加え、人盤の値使は便ち死門を以て坤二宮の上に加う、これは就中陽遁二局甲子時の正圖。再如乙丑時なれば、便ち天盤甲子の値符と天芮星とを把りて地盤坎一宮乙干の上に加え、人盤の値使は死門を以て震三宮の上に加う、これは就中陽遁二局乙丑時排宮の圖。六甲値符に照らして依次に順排すれば、六十個の時辰の吉凶格局は立時に見る可し。その餘の各値符は皆一局の辦法に照らして類推せよ。

陰遁活圖捷法,如陰遁九局,自離九、艮八、兌七、乾六、中五、巽四、震三、坤二、坎一為地盤之九宮,以戊加離九宮逆排己庚辛壬癸丁丙乙為次序作地盤之奇儀,以英星加離九宮逆排任柱心禽輔沖芮蓬為地盤之九星,集為一層,此九局地盤星符定矣,以景生驚開中杜傷死休為次,八門逆行,排為直使,集為一層,此九局人盤門使定矣,其天盤亦如地盤之法,將星符集為一層,此九局天盤定矣。

再び陰遁活圖の捷法を説かば。譬如陰遁九局は、離九・艮八・兌七・乾六・中五・巽四・震三・坤二・坎一の次序に依りて以て地盤の九宮と作す。戊を把りて離九宮に加え、逆次に己・庚・辛・壬・癸・丁・丙・乙を排し、以て地盤の奇儀と作す。「天英」星を把りて離九宮に加え、逆次に天任・天柱・天心・天禽・天輔・天衝・天芮・天蓬を排し、以て地盤の九星と作し、一層を合成し、かく樣にて九局の地盤星と符と就中定まり了ぬ。再び景・生・驚・開・中・杜・傷・死・休を以て次序と爲し、八門は逆行排列して以て値使と作し、一層を合成し、九局の人盤門と使も亦定まり了ぬ。天盤は同樣に地盤の辦法に照らして、星と符とを把りて一層を合成し、九局の天盤は便ち定下せり。

如占時得甲子時,即將天盤甲子直符英星加於離九宮地盤甲干之上,其人盤直使,即以景門加於離九宮之上,此即陰遁九局九子時之正圖也,如乙丑時,即將天盤甲子直符英星加於坎一宮乙干之上,其人盤直使以景門加於艮八宮之上,此即陰遁九局乙丑時排宮之圖也。

譬如占する所の時が甲子時なれば、便ち天盤甲子の値符と天英星とを把りて離九宮地盤甲干の上に加え、人盤の値使は便ち景門を以て離九宮の上に加う、これは就中陰遁九局甲子時の正圖。再如乙丑時なれば、便ち天盤甲子の値符と天英星とを把りて坎一宮乙干の上に加え、人盤の値使は景門を以て艮八宮の上に加う、これは就中陰遁九局乙丑時排宮の圖。

按六甲直符挨次逆推,則六十時符使奇儀輪轉周遍,如丙子時,則以天盤甲戌直符加於地盤丙干之上,其人盤直使,即以生門加於坤二宮之上,此即甲戌旬丙子時排宮之圖也。

六甲値符に照らして依次に逆推すれば、六十個の時辰の値符・値使と奇儀とは便ち輪轉周遍して遺無し。譬如丙子時なれば、便ち天盤甲戌の値符を把りて地盤丙干の上に加え、人盤の値使は便ち生門を以て坤二宮の上に加う、これは就中甲戌旬丙子時排宮の圖。

其甲申各旬直符仿此類推,如陰遁八局,即以甲子直符任星集為一層,加於艮八宮,作為八局地盤,其天盤亦如地盤之法,將星符集成一層,作為八局天盤,以生驚開中杜傷死休景為次,八門逆排,集為一層,作為八局人盤,此定排布八局星符之法。

甲申等の各旬の値符は、皆この辦法に照らして類推す。譬如陰遁八局なれば、便ち甲子値符と「天任」星とを把りて一層を合成し、艮八宮に加え、以て八局の地盤と作す。天盤も亦地盤の辦法に照らして、星と符とを把りて一層を合成し、以て八局の天盤と作す。再び生・驚・開・中・杜・傷・死・休・景を以て次序と爲し、八門は逆排して一層を合成し、以て八局の人盤と作す。これは就中八局星符を排布するの定法。

如占時得甲子時,即將天盤甲子直符任星加於艮八宮地盤甲干之上,其人盤直使,即以生門加於艮八宮之上,此即陰遁八局甲子時之正圖也,如乙丑時,即將天盤甲子直符任星,加於離九宮地盤乙干之上,其人盤直使,即以生門加於兌七宮之上,此即陰遁八局乙丑時排宮之圖也。按六甲直符挨次推排六十時輪轉滿足,則癸亥時之星符奇使伏吟定矣,其餘各局,並本局之六直符,仿此類推。

譬如占する所の時が甲子時なれば、便ち天盤甲子の値符と天任星とを把りて艮八宮地盤甲干の上に加え、人盤の値使は便ち生門を以て艮八宮の上に加う、これは就中陰遁八局甲子時の正圖。再如乙丑時なれば、便ち天盤甲子の値符と天任星とを把りて離九宮地盤乙干の上に加え、人盤の値使は生門を以て兌七宮の上に加う、これは就中陰遁八局乙丑時排宮の圖。六甲値符に照らして依次に推排すれば、六十個の時辰は輪滿して一周し、癸亥時に到れば星・符・奇・使は便ち皆伏吟に歸す、これ一點も亦就中定まり了ぬ。その餘の各局および本局の六個の値符は、皆この辦法に照らして類推せよ。

陰陽兩遁八神行宮圖說

經云:“直符前三六合位,太陰之神在前二,後一宮兮為九天,後二之宮為九地。”此論八神行宮之定位也。八神不用飛宮,分陰順陽逆依次臨方,不循宮序,以坎艮震巽離坤兌乾為輪布之法,依小直符加大直符,假如天盤甲子直符加坎一宮,應以八神直符加於天盤甲子直符之上,順布螣蛇在艮、太陰在震、六合在巽、勾陳在離、朱雀在坤、九地在兌、九天在乾,此八神循八卦而行,即合經云直符前三六合,前二太陰,後一九天,後二九地之謂也。

經文に説く:値符より往前に數えて第三位は是れ「六合」、「太陰」の神は往前第二位に在り、往後第一宮は是れ「九天」、往後第二宮は是れ「九地」。これは是れ八神行宮の固定位次を講ず。八神は飛宮の法を用いずして、而是れ分陰逆陽順して依次に各方に臨し、竝びに九宮の數序に按じて走らずして、而も坎・艮・震・巽・離・坤・兌・乾の卦序を以て輪布の法と作し、小値符の大値符の上に加わるの規矩に依りて以て排す。譬如天盤甲子の値符が坎一宮に加われば、就中まさしく八神の中の「値符」を把りて天盤甲子値符の上に加うべく、然る後に順次に布下す:螣蛇は艮に在り、太陰は震に在り、六合は巽に在り、勾陳は離に在り、朱雀は坤に在り、九地は兌に在り、九天は乾に在り。これは就中八神の八卦に循りて而も行く、正に經文の説く所の値符前三は六合と爲り・前二は太陰と爲り・後一は九天と爲り・後二は九地と爲るの意思に合す。

愚按八神順飛九宮,按卦位而行,如一宮直符,則二宮朱雀、三太陰、四六合、五中宮、六九天、七九地、八螣蛇、九勾陳,此直符八神加坎一宮飛布之定位法也,雖八神飛布九宮而考之所行八卦定位之法,均亦符合此陽遁直符八神按卦位飛布之捷法也。

我八神の九宮を順飛し・卦位に依りて而も行くの辦法に按じて來りて説かば:もし値符が一宮に在れば、則ち二宮は朱雀、三宮は太陰、四宮は六合、五宮は中宮と爲り、六宮は九天、七宮は九地、八宮は螣蛇、九宮は勾陳。これは就中値符八神の坎一宮に加わる時の飛布の定位の法。八神は雖も是れ九宮に飛布すれども、但しそれが行く所の八卦定位の法を考察すれば、兩者皆能く相符す、これ正是れ陽遁値符八神の卦位に按じて飛布するの簡捷辦法。

如二宮直符,則三宮朱雀、四九地、五中宮、六太陰、七螣蛇、八勾陳、九九天、一六合,此直符八神加坤二宮飛布之定位也,如三宮直符,則四宮螣蛇、五中宮、六朱雀、七勾陳、八九天、九太陰、一九地、二六合,此直符八神加震三宮飛布之定位也。

もし値符が二宮に在れば、則ち三宮は朱雀、四宮は九地、五宮は中宮と爲り、六宮は太陰、七宮は螣蛇、八宮は勾陳、九宮は九天、一宮は六合。これは是れ値符八神の坤二宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が三宮に在れば、則ち四宮は螣蛇、五宮は中宮と爲り、六宮は朱雀、七宮は勾陳、八宮は九天、九宮は太陰、一宮は九地、二宮は六合。これは是れ値符八神の震三宮に加わる時の飛布の定位。

如四宮直符,則五中宮、六勾陳、七六合、八九地、九螣蛇、一朱雀、二太陰、三九天,此直符八神加巽四宮飛布之定位也,如六宮直符,則七宮九天、八太陰、九朱雀、一螣蛇、二九地、三六合、四勾陳、五中宮,此直符八神加乾六宮飛布之定位也。

もし値符が四宮に在れば、則ち五宮は中宮と爲り、六宮は勾陳、七宮は六合、八宮は九地、九宮は螣蛇、一宮は朱雀、二宮は太陰、三宮は九天。これは是れ値符八神の巽四宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が六宮に在れば、則ち七宮は九天、八宮は太陰、九宮は朱雀、一宮は螣蛇、二宮は九地、三宮は六合、四宮は勾陳、五宮は中宮と爲る。これは是れ値符八神の乾六宮に加わる時の飛布の定位。

如七宮直符,則八宮六合、九九地、一太陰、二九天、三勾陳、四朱雀、五中宮、六螣蛇,此直符八神加兌七宮飛布之定位也,如八宮直符,則九宮六合、一九天、二勾陳、三螣蛇、四太陰、五中宮、六九地、七朱雀,此直符八神加艮八宮飛布之定位也。

もし値符が七宮に在れば、則ち八宮は六合、九宮は九地、一宮は太陰、二宮は九天、三宮は勾陳、四宮は朱雀、五宮は中宮と爲り、六宮は螣蛇。これは是れ値符八神の兌七宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が八宮に在れば、則ち九宮は六合、一宮は九天、二宮は勾陳、三宮は螣蛇、四宮は太陰、五宮は中宮と爲り、六宮は九地、七宮は朱雀。これは是れ値符八神の艮八宮に加わる時の飛布の定位。

如九宮直符,則一宮勾陳、二螣蛇、三九地、四九天、五中宮、六六合、七太陰、八朱雀,此直符八神加離九宮飛布之定位也,如五中宮直符,即按寄宮卦位之八神次序布之,推演之法九局皆同,以直符加卦位宮次飛布而定八神之格局,實為捷妙之訣矣。

もし値符が九宮に在れば、則ち一宮は勾陳、二宮は螣蛇、三宮は九地、四宮は九天、五宮は中宮と爲り、六宮は六合、七宮は太陰、八宮は朱雀。これは是れ値符八神の離九宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が中五宮に落つれば、便ちそれが寄する所の宮の卦位に按じて、八神の次序に依りて布下す。推演するの辦法は九局皆相同じ:値符を以て卦位宮次の上に加えて飛布し、從而にて以て八神の格局を定出す、これは實在に是れ簡捷精妙の口訣。

陰遁八神逆行卦位,以離巽震艮坎乾兌坤為次,依小直符加大直符之法,如天盤甲子直符加離九宮,應以八神直符加於天盤甲子直符之上,逆布螣蛇在巽,太陰在震,六合在艮,勾陳在坎,朱雀在乾,九地在兌,九天在坤,此八神循八卦而行,即合經云直符前三六合,前二太陰,直符後二九地,後一九天之謂也。

陰遁の八神は卦位に逆りて而も行き、離・巽・震・艮・坎・乾・兌・坤を以て次序と爲し、仍お小値符の大値符の上に加わるの辦法に依る。譬如天盤甲子の値符が離九宮に加われば、就中まさしく八神の中の「値符」を把りて天盤甲子値符の上に加うべく、然る後に逆次に布下す:螣蛇は巽に在り、太陰は震に在り、六合は艮に在り、勾陳は坎に在り、朱雀は乾に在り、九地は兌に在り、九天は坤に在り。これは就中八神の八卦に循りて而も行く、正に經文の説く所の値符前三は六合と爲り・前二は太陰と爲り・値符後二は九地と爲り・後一は九天と爲るの意思に合す。

愚按八神逆飛九宮,按卦位而行,如九宮直符,則八宮六合、七九地、六朱雀、五中宮、四螣蛇、三太陰、二九天、一勾陳,此直符八神加離九宮飛布之定位也。如八宮直符,則七宮六合、六太陰、五中宮、四九地、三九天、二勾陳、一螣蛇、九朱雀,此直符八神加艮八宮飛布之定位也。

我八神の九宮を逆飛し・卦位に依りて而も行くの辦法に按じて來りて説かば:もし値符が九宮に在れば、則ち八宮は六合、七宮は九地、六宮は朱雀、五宮は中宮と爲り、四宮は螣蛇、三宮は太陰、二宮は九天、一宮は勾陳。これは是れ値符八神の離九宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が八宮に在れば、則ち七宮は六合、六宮は太陰、五宮は中宮と爲り、四宮は九地、三宮は九天、二宮は勾陳、一宮は螣蛇、九宮は朱雀。これは是れ値符八神の艮八宮に加わる時の飛布の定位。

如七宮直符,則六宮九天、五中宮、四六合、三勾陳、二螣蛇、一九地、九太陰、八朱雀,此直符八神加兌宮飛布之定位也。如六宮直符,則五中宮、四勾陳、三朱雀、二太陰、一九天、九六合、八九地、七螣蛇,此直符八神加乾六宮飛布之定位也。

もし値符が七宮に在れば、則ち六宮は九天、五宮は中宮と爲り、四宮は六合、三宮は勾陳、二宮は螣蛇、一宮は九地、九宮は太陰、八宮は朱雀。これは是れ値符八神の兌宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が六宮に在れば、則ち五宮は中宮と爲り、四宮は勾陳、三宮は朱雀、二宮は太陰、一宮は九天、九宮は六合、八宮は九地、七宮は螣蛇。これは是れ値符八神の乾六宮に加わる時の飛布の定位。

如四宮直符,則三宮螣蛇、二九地、一六合、九九天、八太陰、七朱雀、六勾陳、五中宮,此直符八神加巽四宮飛布之定位也。如三宮直符,則二宮朱雀、一宮太陰、九九地、八螣蛇、七勾陳、六六合、五中宮、四九天,此直符八神加震三宮飛布之定位也。

もし値符が四宮に在れば、則ち三宮は螣蛇、二宮は九地、一宮は六合、九宮は九天、八宮は太陰、七宮は朱雀、六宮は勾陳、五宮は中宮と爲る。これは是れ値符八神の巽四宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が三宮に在れば、則ち二宮は朱雀、一宮は太陰、九宮は九地、八宮は螣蛇、七宮は勾陳、六宮は六合、五宮は中宮と爲り、四宮は九天。これは是れ値符八神の震三宮に加わる時の飛布の定位。

如二宮直符,則一宮朱雀、九螣蛇、八勾陳、七九天、六九地、五中宮、四太陰、三六合,此直符八神加坤二宮飛布之定位也,如一宮直符,則九宮勾陳、八九天、七太陰、六螣蛇、五中宮、四朱雀、三九地、二六合,此直符八神加一宮飛布之定位也,如五宮直符,即按寄宮卦位之八神次序布之,推演之法,以直符臨卦位宮次飛布而定之,九局同法,隨陽隨陰,奇奧無窮,誠為八神行宮之秘要也。

もし値符が二宮に在れば、則ち一宮は朱雀、九宮は螣蛇、八宮は勾陳、七宮は九天、六宮は九地、五宮は中宮と爲り、四宮は太陰、三宮は六合。これは是れ値符八神の坤二宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が一宮に在れば、則ち九宮は勾陳、八宮は九天、七宮は太陰、六宮は螣蛇、五宮は中宮と爲り、四宮は朱雀、三宮は九地、二宮は六合。これは是れ値符八神の坎一宮に加わる時の飛布の定位。もし値符が中五宮に落つれば、便ちそれが寄する所の宮の卦位に按じて、八神の次序に依りて布下す。推演するの辦法は、皆是れ値符の卦位宮次の上に臨みて飛布して以て定むるを以てし、九局同一の法則。陽に随い陰に随い、その中奧妙無窮、實在に是れ八神行宮の祕要。

陰陽兩遁排宮間宮直使圖說

排宮天地,兩盤既定,則九宮星儀輪轉可以周遍,惟中盤值使,因有逾六逾四之訣,輪至中宮,則直使間格不能置其宮,今擬另備一盤以補之,假如陽遁一局甲子日甲子時,休門直使在一宮,死門在二宮,傷門在三宮,杜門在四宮,中宮無門,陽遁順行,逾於六即用上盤,開門補置於六宮,則八門均可值其使,如乙丑時,休門在二宮,死門在三宮,傷門在四宮,中宮無門,即用上盤杜門補置於六宮,則杜門即逾於六宮矣。

排宮の天・地兩盤は既に定下せれば、九宮の星と儀の輪轉は便ち以て周遍して遺無し。ただ中盤の値使は、「逾六」「逾四」の口訣有るを以て、中宮に輪到する時値符が隔斷せられ、あの一宮に安置するに法なし、如今擬して另に一盤を備えて以てそれを補足す。譬如陽遁一局甲子日甲子時は、休門値使は一宮に在り、死門は二宮に在り、傷門は三宮に在り、杜門は四宮に在り、中宮は門無し。陽遁は順行、中宮を越えて便ち六宮に到り、於是に上面のあの一盤を用い、開門を把りて六宮に補置し、かく樣にて八門皆能く各々その使に値す。再如乙丑時は、休門は二宮に在り、死門は三宮に在り、傷門は四宮に在り、中宮は門無し、便ち上盤を用いて杜門を把りて六宮に補置す、杜門は便ち算して六宮に越到したり。

假如陰遁九局甲子日甲子時,景門直使在九宮,生門在八宮,驚門在七宮,開門在六宮,中宮無門,陰遁逆行,逾於四即用上盤,杜門補置於四宮,則八門均可值其使,如乙丑時景門在八宮,生門在七宮,驚門在六宮,中宮無門,即用上盤開門補置於四宮,則開門即逾於四宮矣,餘遁直使同法。

再譬如陰遁九局甲子日甲子時は、景門値使は九宮に在り、生門は八宮に在り、驚門は七宮に在り、開門は六宮に在り、中宮は門無し。陰遁は逆行、中宮を越えて便ち四宮に到り、於是に上面のあの一盤を用い、杜門を把りて四宮に補置し、かく樣にて八門皆能く各々その使に値す。再如乙丑時は、景門は八宮に在り、生門は七宮に在り、驚門は六宮に在り、中宮は門無し、便ち上盤を用いて開門を把りて四宮に補置す、開門は便ち算して四宮に越到したり。その餘の各遁の値使は、皆同樣の辦法に照らして處理す。

陰陽九遁八神臨宮法

其法視直符臨於何卦何宮,即定八神之位,如陽遁直符值坎一宮,則一至九順行不入中五,依後推定陽遁八神次序,按九宮挨次布之,如陰遁值符加離九宮,則九至一逆行不入中五,依後推定陰遁八神次序,按九宮挨次布之。陰陽九局同法。

この方法は是れ値符のどの一卦・どの一宮に臨するかを看て、便ち據りて以て八神の位次を確定す。譬如陽遁の値符の坎一宮に値すれば、便ち一宮より順行して九宮に到り、中間中五宮に進らず。後面の推定する所の陽遁八神次序に依りて、九宮に按じて挨次布下す。又如陰遁の値符が離九宮に加われば、便ち九宮より逆行して一宮に到り、中間亦中五宮に進らず。後面の推定する所の陰遁八神次序に依りて、九宮に按じて挨次布下す。陰遁陽遁は各九局、皆是れ同一個の辦法。

陽遁八神臨卦位宮分次序圖

直符加坎一宮、二朱雀、三太陰、四六合、六九天、七九地、八螣蛇、九勾陳。直符加坤二宮、三朱雀、四九地、六太陰、七螣蛇、八勾陳、九九天、一六合。直符加震三宮、四螣蛇、六朱雀、七勾陳、八九天、九太陰、一九地、二六合。

陽遁八神の卦位に臨するの宮分次序は下のごとし。値符の坎一宮に加わる時:二宮は朱雀、三宮は太陰、四宮は六合、六宮は九天、七宮は九地、八宮は螣蛇、九宮は勾陳。値符の坤二宮に加わる時:三宮は朱雀、四宮は九地、六宮は太陰、七宮は螣蛇、八宮は勾陳、九宮は九天、一宮は六合。値符の震三宮に加わる時:四宮は螣蛇、六宮は朱雀、七宮は勾陳、八宮は九天、九宮は太陰、一宮は九地、二宮は六合。

直符加巽四宮、六勾陳、七六合、八九地、九螣蛇、一朱雀、二太陰、三九天。直符加乾六宮、七九天、八太陰、九朱雀、一螣蛇、二九地、三六合、四勾陳。直符加兌七宮、八六合、九九地、一太陰、二九天、三勾陳、四朱雀、六螣蛇。

値符の巽四宮に加わる時:六宮は勾陳、七宮は六合、八宮は九地、九宮は螣蛇、一宮は朱雀、二宮は太陰、三宮は九天。値符の乾六宮に加わる時:七宮は九天、八宮は太陰、九宮は朱雀、一宮は螣蛇、二宮は九地、三宮は六合、四宮は勾陳。値符の兌七宮に加わる時:八宮は六合、九宮は九地、一宮は太陰、二宮は九天、三宮は勾陳、四宮は朱雀、六宮は螣蛇。

直符加艮八宮、九六合、一九天、二勾陳、三螣蛇、四太陰、六九地、七朱雀。直符加離九宮、一勾陳、二螣蛇、三九地、四九天、六六合、七太陰、八朱雀。直符加中五宮,即按寄宮卦位直符八神之次序布之。

値符の艮八宮に加わる時:九宮は六合、一宮は九天、二宮は勾陳、三宮は螣蛇、四宮は太陰、六宮は九地、七宮は朱雀。値符の離九宮に加わる時:一宮は勾陳、二宮は螣蛇、三宮は九地、四宮は九天、六宮は六合、七宮は太陰、八宮は朱雀。値符もし中五宮に加われば、便ちそれが寄する所の宮の卦位に按じて、値符八神の次序に依りて布下す。

陰遁八神臨卦位宮分次序圖

直符加離九宮、八六合、七九地、六朱雀、四螣蛇、三太陰、二九天、一勾陳。直符加艮八宮、七六合、六太陰、四九地、三九天、二勾陳、一螣蛇、九朱雀。直符加兌七宮、六九天、四六合、三勾陳、二螣蛇、一九地、九太陰、八朱雀。

陰遁八神の卦位に臨するの宮分次序は下のごとし。値符の離九宮に加わる時:八宮は六合、七宮は九地、六宮は朱雀、四宮は螣蛇、三宮は太陰、二宮は九天、一宮は勾陳。値符の艮八宮に加わる時:七宮は六合、六宮は太陰、四宮は九地、三宮は九天、二宮は勾陳、一宮は螣蛇、九宮は朱雀。値符の兌七宮に加わる時:六宮は九天、四宮は六合、三宮は勾陳、二宮は螣蛇、一宮は九地、九宮は太陰、八宮は朱雀。

直符加乾六宮、四勾陳、三朱雀、二太陰、一九天、九六合、八九地、七螣蛇。直符加巽四宮、三螣蛇、二九地、一六合、九九天、八太陰、七朱雀、六勾陳。直符加震三宮、二朱雀、一太陰、九九地、八螣蛇、七勾陳、六六合、四九天。

値符の乾六宮に加わる時:四宮は勾陳、三宮は朱雀、二宮は太陰、一宮は九天、九宮は六合、八宮は九地、七宮は螣蛇。値符の巽四宮に加わる時:三宮は螣蛇、二宮は九地、一宮は六合、九宮は九天、八宮は太陰、七宮は朱雀、六宮は勾陳。値符の震三宮に加わる時:二宮は朱雀、一宮は太陰、九宮は九地、八宮は螣蛇、七宮は勾陳、六宮は六合、四宮は九天。

直符加坤二宮、一朱雀、九螣蛇、八勾陳、七九天、六九地、四太陰、三六合。直符加坎一宮、九勾陳、八九天、七太陰、六螣蛇、四朱雀、三九地、二六合。直符加中五宮,即按寄宮卦位直符八神之次序布之。

値符の坤二宮に加わる時:一宮は朱雀、九宮は螣蛇、八宮は勾陳、七宮は九天、六宮は九地、四宮は太陰、三宮は六合。値符の坎一宮に加わる時:九宮は勾陳、八宮は九天、七宮は太陰、六宮は螣蛇、四宮は朱雀、三宮は九地、二宮は六合。値符もし中五宮に加われば、同樣にそれが寄する所の宮の卦位に按じて、値符八神の次序に依りて布下す。

陽九遁飛宮圖式。陽九遁排宮圖式。陰九遁飛宮圖式。陰九遁排宮圖式。

以下は原有りて四組の圖式:陽遁九局の飛宮圖式・陽遁九局の排宮圖式・陰遁九局の飛宮圖式・陰遁九局の排宮圖式。所謂「飛宮」は、是れ九宮數序に按じて飛布す。所謂「排宮」は、是れ八卦方位に按じて挨次輪排す。底本は此處にただ圖題を存して而も圖形を載せず、具體の排布の法は以て前文の講ずる所の活圖捷法と八神臨宮法とに依りて推演す可し。

卷六

遁甲論

六甲者,乃天乙之貴神,人君之象也,隨陰陽二氣以遁之,故為遁甲,即甲子、甲戌、甲申、甲午、甲辰、甲寅也。三奇者,應天上日月星也,丙為月奇,丁為星奇,乙為日奇也。六儀者,即奇下六位受甲者為儀,戊己庚辛壬癸,故甲子同戊,甲戌同己,甲申同庚,甲午同辛,甲辰同壬,甲寅同癸也。

所謂六甲は、是れ天乙の貴神、人君を象徵す。それは陰陽二氣に随いて而も隱遁す、故に之を「遁甲」と呼ぶ、即ち甲子・甲戌・甲申・甲午・甲辰・甲寅のこれらの六位。所謂三奇は、天上の日・月・星に對應す:丙は是れ「月奇」、丁は是れ「星奇」、乙は是れ「日奇」。所謂六儀は、就中三奇の下の六甲を承受するのあの六位、即ち戊・己・庚・辛・壬・癸。故に甲子は戊の下に隱れ、甲戌は己の下に隱れ、甲申は庚の下に隱れ、甲午は辛の下に隱れ、甲辰は壬の下に隱れ、甲寅は癸の下に隱る。

九星者,蓬芮沖輔禽心柱任英。八門者,休死傷杜開驚生景也。三才者,九星居上象天,九宮在下象地,八門在中象人,即上中下三盤也。直符者,隨宮飛出九星為直符。直使者,八門隨時所泊而加之為直使。八節者,即二至四立二分也,冬至為陽遁,自一至九順行;夏至陰遁,自九至一逆行。三元者,子午卯酉為上元,寅申巳亥為中元,辰戌丑未為下元,以甲子日為符頭,五日一換元。

所謂九星は、就中天蓬・天芮・天衝・天輔・天禽・天心・天柱・天任・天英。所謂八門は、就中休門・死門・傷門・杜門・開門・驚門・生門・景門。所謂三才是、是れ九星は上に居して天を象徵し、九宮は下に在りて地を象徵し、八門は中に居して人を象徵す、即ち是れ上・中・下の三盤。所謂値符は、是れ宮位に随いて飛出するあの一顆の九星は便ち値符と作す。所謂値使は、是れ八門の時辰に随いて停泊する所の處に加臨して上がり、あの一門は便ち値使と作す。所謂八節は、就中冬至・夏至の兩個の至日、立春・立夏・立秋・立冬の四個の立日、および春分・秋分の兩個の分日。冬至以後は陽遁を用い、一宮より順數して九宮に到る。夏至以後は陰遁を用い、九宮より逆數して一宮に到る。所謂三元は、是れ子・午・卯・酉日を以て上元と爲し、寅・申・巳・亥日を中元と爲し、辰・戌・丑・未日を下元と爲す。甲子日を以て符頭と作し、每五天に一元を換ふ。

奇儀飛布者,陽遁逆布三奇、順布六儀;陰遁逆布六儀、順布三奇,概以戊己庚辛壬癸丁丙乙為次,分陰陽順逆而補九宮也。九宮星門一門一旬,甲子戊為旬首,直符隨星儀遁至癸酉止,十時一易,則更甲戌為旬首,直符以六甲所隸之門,尋本旬時支落處加之為直使。

所謂奇儀の飛布は:陽遁は三奇を逆布し・六儀を順布し。陰遁は六儀を逆布し・三奇を順布す。一概に戊・己・庚・辛・壬・癸・丁・丙・乙を以て次序と爲し、陰陽順逆を分かちて而も九宮を填滿す。九宮の星と門とは、一門は一旬を管す。甲子戊を以て旬首と爲し、値符は星と儀とに随いて一路隱遁し、癸酉時に到るを以て止み、十個の時辰に一換し、於是に改めて甲戌を以て旬首と爲す。値符は再び六甲の隸屬する所のあの一門に按じて、本旬の時支の落つる所の處を找出して加臨して上がれば、あれ便ち是れ値使。

超神接氣者,專以交節之日視何甲己起元,再以交節之日分元定局,假如甲子日冬至,即用冬至上元,是為正授,符與節同日也,如冬至是甲辰符首,交節之日則在丁未,是符首在節前也,以甲辰日至丙午日止,仍用前節大雪下元三日,則丁未交節之日,即用冬至下元甲辰符首之局,至己酉日,即換冬至上元一局,此拆局補局之法,餘可類推。

所謂超神接氣は:專ら節に交るあの一天を看、是れどの一個の甲日或いは己日に元を起こすか、再び交節の日に按じて元を分かち局を定む。譬如甲子日が正好是れ冬至なれば、便ち冬至上元を用う、これを「正授」と呼ぶ、符頭と節氣と同一の一天に在るを以てなり。又如冬至の前の符首が是れ甲辰にして、而も交節の日は却って丁未に在る、これは就中符頭の節氣の前に出現するを以てなり。あればなれば甲辰日より丙午日に止るまで、仍お前一節氣の大雪下元の局を沿用し、共に三天。丁未交節のこの一天に到り、便ち改めて冬至下元甲辰符首の局を用う。己酉日に到り、再び換へて冬至上元の局と爲す。これは就中局を拆し局を補するの辦法、その餘の情形は以て類推す可し。

其八詐亦分陽順陰逆,推排視何甲符首加子時干之宮,即將直符加於符首之上,所謂直符加旬首,小直符加大直符也。中五無專方,立有寄宮之法,故陽遁冬至寄艮,陰遁夏至寄坤,較之專寄二宮,更為活變而通玄妙矣。

八詐の推排も亦陽順陰逆を分かつ:是れどの一個の甲の符首が子時天干の所在の宮に加わるかを看、便ち値符を把りて符首の上に加う、これは就中所謂「値符は旬首に加わり・小値符は大値符に加わる」。中五宮は專屬の方位無し、因而にて寄宮の法を立下せり:陽遁は自ら冬至より起りて艮宮に寄し、陰遁は自ら夏至より起りて坤宮に寄す。一概に專ら坤二宮に寄するの舊法に比べて、かく樣はさらに靈活多變にして而も玄妙に通ず。

按奇之法,分陰陽兩遁,以甲己為符頭,接氣超神則仍用拆局補局之法,如陽遁一局統四氣,冬至上元、立夏中元、清明中元、驚蟄上元;七局統四氣,冬至中元、立夏下元、清明下元、驚執中元;四局統四氣,冬至下元、立夏上元、清明上元、驚蟄下元;二局統四氣,小寒上元、小滿中元、榖雨中元,立春下元。

奇を按ずるの辦法は、陰遁陽遁の兩路を分かち、甲日・己日を以て符頭と作す。接氣超神に遇上せば、仍お局を拆し局を補するの法を用う。譬如陽遁一局は四個の節氣の元を統轄す、即ち冬至上元・立夏中元・淸明中元・驚蟄上元。七局は冬至中元・立夏下元・淸明下元・驚蟄中元を統轄す。四局は冬至下元・立夏上元・淸明上元・驚蟄下元を統轄す。二局は小寒上元・小滿中元・穀雨中元・立春下元を統轄す。

八局統四氣,小寒中元、小滿下元、榖雨下元、立春上元;五局統四氣,小寒下元、小滿上元、榖雨上元、立春中元;三局統四氣,大寒上元、芒種中元、春分上元、雨水下元;九局統四氣,大寒中元、芒種下元、春分中元、雨水上元;六局統四氣,大寒下元、芒種上元、春分下元、雨水中元,此陽九遁統三十六局起時奇法也。

八局は小寒中元・小滿下元・穀雨下元・立春上元を統轄す。五局は小寒下元・小滿上元・穀雨上元・立春中元を統轄す。三局は大寒上元・芒種中元・春分上元・雨水下元を統轄す。九局は大寒中元・芒種下元・春分中元・雨水上元を統轄す。六局は大寒下元・芒種上元・春分下元・雨水中元を統轄す。以上は就中陽遁九局の三十六個の元を統轄し、以て時家奇門を起こすの辦法。

陰遁九局統四氣,夏至上元、立冬中元、寒露中元、白露上元;三局統四氣,夏至中元,立冬下元、寒露下元、白露中元;六局統四氣,夏至下元、立冬上元、寒露上元、白露下元;八局統四氣,小暑上元,小雪中元、霜降中元、立秋下元;二局統四氣,小暑中元、小雪下元、霜降下元、立秋上元;五局統四氣,小暑下元、小雪上元、霜降上元、立秋中元;七局統四氣,大暑上元、大雪中元、處暑下元、秋分上元;一局統四氣,大暑中元、大雪下元、處暑上元、秋分中元;四局統四氣,大暑下元、大雪上元、處暑中元、秋分下元,此陰九遁統三十六局起時奇法也。

陰遁九局は夏至上元・立冬中元・寒露中元・白露上元を統轄す。三局は夏至中元・立冬下元・寒露下元・白露中元を統轄す。六局は夏至下元・立冬上元・寒露上元・白露下元を統轄す。八局は小暑上元・小雪中元・霜降中元・立秋下元を統轄す。二局は小暑中元・小雪下元・霜降下元・立秋上元を統轄す。五局は小暑下元・小雪上元・霜降上元・立秋中元を統轄す。七局は大暑上元・大雪中元・處暑下元・秋分上元を統轄す。一局は大暑中元・大雪下元・處暑上元・秋分中元を統轄す。四局は大暑下元・大雪上元・處暑中元・秋分下元を統轄す。以上は就中陰遁九局の三十六個の元を統轄し、以て時家奇門を起こすの辦法。

元局既定,再查交何節氣,繫何符頭,應用何元,本日繫何時干,如甲己日,則起甲子時,乙庚日,則起丙子時,佐以日門吉凶,參核時奇星門吉凶之格局,能得門時皆吉,用之趨避,則無往不利,較之日家時格青龍五符吉凶諸神煞,尤為靈應矣。

元と局と既に定下せれば、再び是れどの一個の節氣に交るか・どの一個の符頭に屬するか・どの一元を用るべきか、および當天は什麼の時干を起こすべきかを査す——譬如甲日・己日は甲子時より起り、乙日・庚日は丙子時より起る。再び當日の八門の吉凶を輔佐し、時家三奇と星門の成する所の格局の吉凶とを參照覈對す。もし能く門と時と皆吉を做到せば、用いて以て吉に趨き凶を避くれば、便ち往きて利ならざる無し。日家の講ずる所の時格・靑龍・五符等等の吉凶神煞に比べて、尤其靈驗なり。

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