Libo

五燈會元巻第七

宋 · 普济 · 第45巻 / 144

金輪觀禪師法嗣

金輪觀禅師法嗣

南嶽金輪和尚

南岳金輪和尚

僧問。如何是金輪第一句。師曰。鈍漢。問。如何是金輪一隻箭。師曰。過也。曰。臨機一箭。誰是當者。師曰。倒也。

僧が問うた、「如何なるか是れ金輪の第一句」。師は言った、「鈍漢」。問うた、「如何なるか是れ金輪の一隻の箭」。師は言った、「過ぎたり」。曰く、「機に臨む一箭、誰か是れ當たる者」。師は言った、「倒也」。

白兆圓禪師法嗣

白兆圓禅師法嗣

鼎州大龍山智洪弘濟禪師

鼎州大龍山智洪弘濟禅師

僧問。如何是佛。師曰。即汝便是。曰。如何領會。師曰。更嫌缽盂無柄那。問。如何是微妙。師曰。風送水聲來枕畔。月移山影到床前。問。如何是極則處。師曰。懊惱三春月。不及九秋光。問。色身敗壞。如何是堅固法身。師曰。山花開似錦。㵎水湛如藍。

僧が問うた、「如何なるか是れ佛」。師は言った、「即ち汝便ち是れ」。曰く、「如何に領會せん」。師は言った、「更に鉢盂の柄無きを嫌ふ那」。問うた、「如何なるか是れ微妙」。師は言った、「風水聲を送りて枕畔に來り、月山影を移して牀前に到る」。問うた、「如何なるか是れ極則の處」。師は言った、「懊惱す三春の月、九秋の光に及ばず」。問うた、「色身敗壞す、如何なるか是れ堅固の法身」。師は言った、「山花開きて錦に似たり、澗水湛然として藍の如し」。

襄州白馬山行靄禪師

襄州白馬山行靄禅師

僧問。如何是清淨法身。師曰。井底蝦蟇吞卻月。問。如何是白馬正眼。師曰。面南看北斗。

僧が問うた、「如何なるか是れ淸淨の法身」。師は言った、「井底の蝦蟆月を吞却す」。問うた、「如何なるか是れ白馬の正眼」。師は言った、「南に面して北斗を看る」。

安州白兆竺乾院懷楚禪師

安州白兆竺乾院懷楚禅師

僧問。如何是句句須行玄路。師曰。㳂路直到湖南。問。如何是師子兒。師曰。德山嗣龍潭。問。如何是和尚為人一句。師曰。與汝素無冤讐。一句元在這裡。曰。未審在甚麼方所。師曰。這鈍漢。

僧が問うた、「如何なるか是れ句句須く玄路を行ずる」。師は言った、「路に沿ひて直に湖南に到る」。問うた、「如何なるか是れ師子兒」。師は言った、「德山龍潭を嗣ぐ」。問うた、「如何なるか是れ和尚の人を爲るの一句」。師は言った、「汝と素より冤仇無し。一句元來這裏に在り」。曰く、「未だ審らかならず、甚麼の方所にか在る」。師は言った、「這の鈍漢」。

蘄州四祖山清皎禪師

蘄州四祖山淸皎禅師

福州王氏子。僧問。師唱誰家曲。宗風嗣阿誰。師曰。楷師巖畔祥雲起。寶壽峰前震法雷。臨終遺偈曰。吾年八十八。滿頭垂白髮。顒顒鎮雙峰。明明千江月。黃梅揚祖教。白兆承宗訣。日日告兒孫。勿令有斷絕。

福州王氏の子。僧が問うた、「師は誰かの家の曲を唱へ、宗風は阿誰を嗣ぐ」。師は言った、「楷師の巖畔に祥雲起こり、寶壽の峰前に法雷を震ふ」。臨終に偈を遺して曰く、「吾が年八十八、滿頭白髮を垂る。顒顒として雙峰を鎭め、明明として千江の月。黃梅祖教を揚げ、白兆宗訣を承く。日日兒孫に告ぐ、斷絕有らしむる勿れ」。

蘄州三角山志操禪師

蘄州三角山志操禅師

僧問。教法甚多。宗歸一貫。和尚為甚麼說得許多周由者也。師曰。為你周由者也。曰。請和尚即古即今。師以手敲繩床。

僧が問うた、「教法甚多し、宗は一貫に歸す。和尚甚麼の故にか許多の周由を説く者也」。師は言った、「汝が爲に周由す者也」。曰く、「和尚に即古即今を請ふ」。師手を以て繩牀を敲く。

晉州興教師普禪師

晉州興教師普禅師

僧問。盈龍宮溢海藏真詮即不問。如何是教外別傳底法。師曰。眼裡耳裡鼻裡。曰。祇此便是否。師曰。是甚麼。僧便喝。師亦喝。問。僧近離甚處。曰。下寨。師曰。還逢著賊麼。曰。今日捉下。師曰。放汝三十棒。

僧が問うた、「龍宮に盈ち海藏に溢るるの眞詮は即ち問はず、如何なるか是れ教外別傳の法」。師は言った、「眼裏耳裏鼻裏」。曰く、「只だ此れ便ち是れ否」。師は言った、「是れ甚麼ぞ」。僧便ち喝す。師も亦た喝す。僧に問うた、「近く離るる甚處ぞ」。曰く、「下寨」。師は言った、「還た賊に逢着するか」。曰く、「今日捉へ下す」。師は言った、「汝に三十棒を放つ」。

蘄州三角山真鑑禪師

蘄州三角山眞鑑禅師

僧問。師唱誰家曲。宗風嗣阿誰。師曰。忽然行正令。便見下堂堦。

僧が問うた、「師は誰かの家の曲を唱へ、宗風は阿誰を嗣ぐ」。師は言った、「忽然として正令を行ぜば、便ち堂階を下るを見ん」。

郢州太陽山行沖禪師

郢州太陽山行冲禅師

僧問。如何是無盡藏。師良久。僧無語。師曰。近前來。僧才近前。師曰。去。

僧が問うた、「如何なるか是れ無盡藏」。師良久す。僧語無し。師は言った、「近前せよ」。僧纔かに近前す。師は言った、「去れ」。

青原下八世

靑原下八世

黃龍機禪師法嗣

黃龍機禅師法嗣

洛京紫葢善沼禪師

洛京紫葢善沼禅師

僧問。死中得活時如何。師曰。抱鎌刮骨熏天地。炮烈棺中求託生。問。才生便死時如何。師曰。賴得覺疾。

僧が問うた、「死中活を得る時如何」。師は言った、「鎌を抱き骨を刮ぎて天地を薰め、棺中に炮烈して托生を求む」。問うた、「纔かに生れて便ち死する時如何」。師は言った、「疾く覺るを賴むるを得たり」。

眉州黃龍繼達禪師

眉州黃龍繼達禅師

僧問。如何是衲。師曰。針去線不回。曰。如何是帔。師曰。橫鋪四世界。竪葢一乾坤。曰。道滿到來時如何。師曰。要羹與羹。要飯與飯。問。黃龍出世.金翅鳥滿空飛時如何。師曰。問汝金翅鳥。還得飽也無。

僧が問うた、「如何なるか是れ衲」。師は言った、「針去りて線回らず」。曰く、「如何なるか是れ帔」。師は言った、「横に四世界を鋪き、豎に一乾坤を蓋ふ」。曰く、「道滿到來する時如何」。師は言った、「羹を要せば羹を與へ、飯を要せば飯を與ふ」。問うた、「黃龍世に出で、金翅鳥空に滿ちて飛ぶ時如何」。師は言った、「汝に問ふ、金翅鳥還た飽を得るや無し」。

棗樹和尚

棗樹和尚

第二世住。問僧。發足甚處。曰。閩中。師曰。俊哉。曰。謝師指示。師曰。屈哉。僧作禮。師曰。我與麼道。落在甚麼處。僧無語。師曰。彼自無瘡。勿傷之也。僧參。師乃問。未到這裡時。在甚處安身立命。僧叉手近前。師亦叉手近前。相竝而立。僧曰。某甲未到此時。和尚與誰竝立。師指背後曰。莫是伊麼。僧無對。師曰。不獨自謾。兼謾老僧。僧作禮。師曰。正是自謾。僧鉏地次。見師來乃不審。師曰。見阿誰了便不審。曰。見師不問訊。禮式不全。問曰。卻是孤負老僧。其僧歸舉似首座曰。和尚近日可畏。座曰。作麼生。僧舉前語。座曰。和尚近日可謂為人切。師聞乃打首座七棒。座曰。某甲恁麼道。未有過在。亂打作麼。師曰。枉吃我多少鹽醬。又打七棒。僧辭。師乃問。若到諸方。有人問你老僧此間法道。作麼生祇對。曰。待問即道。師曰。何處有無口底佛。曰。祇這也還難。師竪拂子曰。還見麼。曰。何處有無眼底佛。師曰。祇這也還難。僧遶禪床一匝而出。師曰。善能祇對。僧便喝。師曰。老僧不識子。曰。用識作麼。師敲禪床三下。

第二世住す。僧に問うた、「發足は甚處ぞ」。曰く、「閩中」。師は言った、「俊なる哉」。曰く、「師の指示を謝す」。師は言った、「屈なる哉」。僧禮を作す。師は言った、「我さように道ふ、甚麼の處にか落着する」。僧語無し。師は言った、「彼自ら瘡無し、之を傷つくる勿れ」。僧參す。師乃ち問うた、「未だ這裏に到らざる時、甚處にか在りて安身立命する」。僧叉手して近前す。師も亦た叉手して近前し、相並びて立つ。僧曰く、「某甲未だ此れに到らざる時、和尚は誰とか並び立ちし」。師背後を指して曰く、「伊に非ずや」。僧對無し。師は言った、「獨り自ら瞞するのみならず、兼ねて老僧を瞞す」。僧禮を作す。師は言った、「正に是れ自瞞」。僧の地を鋤く次、師の來るを見て乃ち不審せず。師は言った、「阿誰を見て了へて便ち不審する」。曰く、「師を見て問訊せず、禮式全からず」。師は言った、「却って是れ老僧を孤負す」。那の僧歸りて首座に擧似して曰く、「和尚近日畏る可し」。首座曰く、「作麼生」。僧前の語を擧ぐ。首座曰く、「和尚近日謂ふ可し、人を爲るに切なりと」。師聞きて乃ち首座に七棒を打つ。首座曰く、「某甲さように道ふ、未だ過有る在らず。亂に打って作麼」。師は言った、「我が多少の鹽醬を枉げて喫せし」。又七棒を打つ。僧辭す。師乃ち問うた、「若し諸方に到らば、人の汝に老僧此の間の法道を問はば、作麼生か祇對せん」。曰く、「問ふを待ちて即ち道はん」。師曰く、「何處にか無口の佛有る」。曰く、「只だ這れも還た難し」。師拂子を豎げて曰く、「還た見るか」。曰く、「何處にか無眼の佛有る」。師は言った、「只だ這れも還た難し」。僧禪牀を繞ること一匝して出づ。師は言った、「善く能く祇對す」。僧便ち喝す。師は言った、「老僧子を識らず」。曰く、「識るを用ゐて作麼せん」。師禪牀を敲くこと三下。

興元府玄都山澄禪師

興元府玄都山澄禅師

僧問。喜得趨方丈。家風事若何。師曰。西風開曉露。明月正當天。曰。如何拯濟。師曰。金鷄樓上一下皷。問。如何是沙門行。師曰。一切不如。

僧が問うた、「方丈に趨るを得て喜ぶ、家風の事若何」。師は言った、「西風曉露を開き、明月正に天に當たる」。曰く、「如何に拯濟せん」。師は言った、「金雞樓上の一下の鼓」。問うた、「如何なるか是れ沙門の行」。師は言った、「一切如かず」。

嘉州黑水和尚

嘉州黑水和尚

初參黃龍。便問。雪覆蘆花時如何。龍曰。猛烈。師曰。不猛烈。龍又曰。猛烈。師又曰。不猛烈。龍便打。師於此有省。即便禮拜。

初め黃龍に參じ、便ち問うた、「雪蘆花を覆ふ時如何」。黃龍曰く、「猛烈」。師は言った、「猛烈ならず」。黃龍又曰く、「猛烈」。師又曰く、「猛烈ならず」。黃龍便ち打つ。師此れに於て省有り、即便ち禮拜す。

鄂州黃龍智顋禪師

鄂州黃龍智顋禅師

僧問。如何是諸佛之本源。師曰。即此一問是何源。曰。恁麼則諸佛無異去也。師曰。延平劒已成龍去。猶有刻舟求底人。

僧が問うた、「如何なるか是れ諸佛の本源」。師は言った、「即ち此の一問是れ何の源ぞ」。曰く、「さようらば則ち諸佛異無くして去らん」。師は言った、「延平の劍已に龍と成りて去れり、猶ほ舟を刻して求むる人有り」。

眉州昌福達禪師

眉州昌福達禅師

僧問。學人來問師則對。不問時師意如何。師曰。謝師兄指示。問。本來則不問。如何是今日事。師曰。師兄這問大好。曰。學人不會時如何。師曰。謾得即得。問。國有寶刀。誰人得見。師曰。師兄遠來不易。曰。此刀作何形狀。師曰。要也道。不要也道。曰。請師道。師曰。難逢難遇。問。石牛水上臥時如何。師曰。異中還有異。妄計不浮沉。曰。便恁麼去時如何。師曰。翅天日落。把土成金。

僧が問うた、「學人來りて問へば師則ち對へ、問はざる時師の意如何」。師は言った、「師兄の指示を謝す」。問うた、「本來則ち問はず、如何なるか是れ今日の事」。師は言った、「師兄の這の問大好なり」。曰く、「學人會せざる時如何」。師は言った、「瞞し得れば即ち得」。問うた、「國に寶刀有り、誰人か見るを得る」。師は言った、「師兄遠くより來ること易し」。曰く、「此の刀何の形狀をか作す」。師は言った、「要とも道ひ、要ならずとも道ふ」。曰く、「師に道はんことを請ふ」。師は言った、「難逢難遇」。問うた、「石牛水に上に臥す時如何」。師は言った、「異中還た異有り、妄計沈浮せず」。曰く、「便ちさように去る時如何」。師は言った、「翅天に日落ち、土を把りて金を成す」。

The original text is in the public domain. The Japanese is a machine-assisted translation of this library’s own Chinese paraphrase, checked against a fixed glossary so that technical terms match the definitions used elsewhere on this site. It is a reading aid and does not replace the original.