逓生助生挙動宜
遞生助生舉動宜。謂課有三傳遞生日干,有支神助干生日,有天將助傳生日,凡事亨通。分列於左。
課裏にもし三伝が一層々逓にして日干に生じ到り、あるいは日支の神が干上の神を幇けて来たりて日干を生じ、あるいは天将が三伝を幇けて来たりて日干を生ずれば、ならば凡事みな亨通し、まさに挙動あるに宜しく、さらに等つを必とせず。この三様はみな外力の接続して断えず送り上ぐる、自己が独力で硬撑するに同じからず。分条して以下に列す。
遞生格。謂三傳遞互相生,生其日干。其格有二,如六丙日三傳申亥寅,初生中,中生末,末生其日干,主隔三隔四,有人在中幫扶。其事必得始終成就。又如庚午日三傳戌午寅,末生中,中生初,初生其日干,凡占亦同。以上二格。如值空亡,亦為閒話多而赤心少,如得年月填實,亦可成事。
「逓生格」:三伝は一層々逓相して生と為り、最後に日干に生じ到る。この格は両様あり。一様は六つの丙日の如く、三伝は申・亥・寅:初伝の申金は中伝の亥水を生じ、亥水は末伝の寅木を生じ、寅木はまた日干の丙火を生ず。三層四層の関係を隔てて、人ありて其の中より幇扶し、事は必定に自始至終みな成就するを主る。另の一様は庚午日の如く、三伝は戌・午・寅:末伝の寅木は中伝の午火を生じ、午火は初伝の戌土を生じ、戌土はまた日干の庚金を生ず、占断は前と同じ。この両格はもし空亡に碰えば、閑話多く真心少なきを成し;年・月を等ちて空を填実せしめたる後に、事もなお辦成し得。
助生格。此格有二,有支助干生,如壬戌日,干上申,支上未,且其干上之申,生日是也。有天將助傳之生,如六癸日三傳酉丑巳,合局生干,晝占天將貴勾常土神助傳之生是也。以上二等,必得人明暗幫扶。
「助生格」:また両様に分かつ。一様は日支が日干を幇けて来たりて生ず:たとえば壬戌日に占い、干上に申を乗せ、支上に未を乗せ、未土は往きて干上の申金を生じ、申金はまた日干の壬水を生ず、日支は後頭にて一把の力を添うに等し。另の一様は天将が三伝を幇けて来たりて生ず:たとえば六つの癸日、三伝酉・丑・巳は三合金局を成して来たりて日干の癸水を生じ、昼に占いに来て、天将は貴人・勾陳・太常のあの一路の土に属するの神、土は金を生じ、三伝の生気をさらに一層托高す。この両様はみな必ず人ありて或いは明に或いは暗に幇扶するを主る。
自墓伝生終有慶
自墓傳生終有慶。謂初墓末生,名自墓傳生。如丙寅日三傳戌午寅,初傳為日之墓,末傳為日之長生,以墓加生發用,主舊事再發,官廢又起。初雖艱難,後卻有成。如自生傳墓,如乙未日三傳亥卯未,初為長生,末為日墓,主起初之時,雖如花似錦,後來卻無成合也。
初伝は墓にして末伝は長生、これを「自墓伝生」と呼ぶ。たとえば丙寅日に占い、三伝は戌・午・寅:初伝の戌は丙火の墓、末伝の寅は丙火の長生、墓上より発用して生上に落つ。旧日に搁下せし事の重新に発動するを主り、官を罷めらるるもまた能く起復し;起頭は艱難なれど、後来には成就あり。反対にもし「自生伝墓」――たとえば乙未日に占い、三伝は亥・卯・未、初伝の亥は木の長生、末伝の未は木の墓――ならばあれは起初は花錦の如く、到後来にかえって合攏せず事を成さざるを主る。一課の終始を看るは、全て初末両伝の生墓の上に在り。
明生暗克最支離
明生暗克最支離。謂明雖生我,暗實克我,主凡事不吉。如庚寅日干上巳,支上亥,各乘長生之氣及交互參之。認干被亥所脫,寅支被巳火脫,卻是兩邊脫盜。又如庚子日干上巳為長生,似屬吉占。如用夜將,初乘蛇,財受夾克而無用。末傳長生,又乘遁鬼白虎凶將,變出許多不美,以上三格。皆化吉為凶之例也。
表面上は来たりて我を生ずるを看るも、暗地裏は其の実は我を克し我を泄す、これを明生暗克と呼び、凡事に不吉を主る。たとえば庚寅日に占い、干上に巳を乗せ支上に亥を乗せ、巳は金の長生・亥は木の長生、両辺は各々長生の気を乗ず、看るに皆好し;交叉して一参すれば明白ら:日干の庚金はかえって亥水に泄し去られ(金は水を生じて脱気と為す)、日支の寅木はまた巳火に泄し去らる、両頭ともに人に盗泄せられ、何処か生ならん?またたとえば庚子日に占い、干上に巳を乗せて長生と為す、似たるか吉占;もし夜将を用ゐれば、初伝上に螣蛇を乗せ、財爻は上下に夹克を受けて使い出づべからず、末伝は長生なれど、又は遁干の化する所の鬼と白虎凶将とを乗ず、そこで変じて許多の不美を出ず。以上のこれらの格は、みな吉を化して凶と為るの例。課を看るはただ名目を認むる能わず、実際の生克の去向を看るを要す。
干支和合情歓悦
干支和合情歡悅。謂干支發和見合神為合歡課。一干合,即五合也;二支合,即六合也;三行合,即三合也。干合為上,支合次之,行合又次之。如合神入於課傳,主人情歡悅,相助成事。求名干貴皆宜。交易婚姻俱吉。惟孕產遲生,病難愈,訟宜和,盜難獲。如刑破二合發用(寅亥申巳也)主內吉外凶,事須費力,如吉神入傳,亦終有濟,如合神剋日,主合中有害,不可託人謀事。
日干日支が発用して合神を見れば、「合歓課」を成す。合は三等あり:第一は干合、すなわち甲と己・乙と庚の一類の天干五合;第二は支合、すなわち子と丑・寅と亥の一類の地支六合;第三は行合、すなわち申子辰・寅午戌の一類の三合局。干合を上と為し、支合は之に次ぎ、行合はまた之に次ぐ。合神がもし四課三伝に進めば、人情の歓悦・彼此の相助けて事を成すを主る:功名を求め貴人に干求するにみな相宜し、交易を為し婚姻を議するも皆吉。ただ懐孕生産を占えば遅生を主り、疾病を占えば難愈を主り、官司を占えば和解に宜しく、捕盗を占えば則ち拿獲し難し――合は粘連不断を主る、故にあの断すべき事はかえって不利。もし既に相合しまた相刑相破するあの両対が発用すれば(すなわち寅と亥・申と巳)、裏頭は吉にして外頭は凶を主り、事は一番の気力を費やす;この時にもし吉神が伝に入れば、終にまた辦成し得。倘し合神が反対に来たりて日干を克せば、あれは合中に害を蔵す、人に托して自己の為に事を謀らすべからず。
干支內外俱合例。謂干支上神六合,干支又自作六合,如乙酉日伏吟,辰與酉合,丙申戊申日伏吟,巳與申合。辛卯日伏吟,卯與戌合。壬寅日伏吟,寅與亥合,主上下同心,內外協力。惟不宜占失脫逃匿事。(此例以伏吟為的)
「干支内外倶合例」:日干上神と日支上神とが六合を成し、日干の寄する所の宮と日支本身とがまた自ら六合を成す、裏も外も合す。たとえば乙酉日が伏吟に遇えば、乙は辰に寄り辰は酉と合し;丙申・戊申の両日が伏吟に遇えば、丙・戊は巳に寄り巳は申と合し;辛卯日が伏吟に遇えば、辛は戌に寄り戌は卯と合し;壬寅日が伏吟に遇えば、壬は亥に寄り亥は寅と合す。上下同心・内外協力するを主り、辦事は順当。ただ失物走脱・逃亡藏匿の一類の事を占うに宜しからず――合すれば粘住して散ぜず、尋ね出し難し。(原注:この例は伏吟課を以て最も准と為す。)
干支上下相合格。謂干支與上神六合,如甲申日干上亥,支上巳,丁丑日干上午,支上子是也,占同前例。
「干支上下相合格」:日干は自己の上神と相合し、日支もまた自己の上神と相合す。たとえば甲申日に占い、干上に亥を乗せ――甲は寅に寄り、寅は亥と合し;支上に巳を乗せ――申は巳と合す。またたとえば丁丑日に占い、干上に午を乗せ――丁は未に寄り、未は午と合し;支上に子を乗せ――丑は子と合す。占断は上の一例と同じく、また内外の相得るを主る。
干支上神相合格。謂干支上神作六合。如戊辰日干上丑支上子,辛未日干上寅支上亥,亦同前例。
「干支上神相合格」:ただ日干上神と日支上神との両者の相合するのみ。たとえば戊辰日に占い、干上に丑を乗せ支上に子を乗せ、子は丑と合し;辛未日に占い、干上に寅を乗せ支上に亥を乗せ、寅は亥と合す。占断もまた前の一例と同じ。この格の合は上頭に在り、居間にて説合する人が先ず談得攏め、然る後に事は乃ち成るを主る。
干支相合六合格。謂干支相會作六合。如乙酉丙申戊申辛卯壬寅五日,或干加支,或支加干是也。以上諸例,俱忌空亡。
「干支相合六合格」:日干の寄する所の宮と日支本身とが相会して六合を成す。たとえば乙酉・丙申・戊申・辛卯・壬寅のこの五日、あるいは干寄の神が日支上に加わり、あるいは日支が干寄の宮上に加わる、みなこの格と算す。以上に講ずるこれらの几種の合は、一概に空亡に落つるを忌む――合して空に落つれば、ただ空歓喜の一場。
干支鄰近相合格。說服力干支相會上神作六合。又與干神一氣者。如壬子日干上子支上丑,支加於干,又與干神亥一氣。丙午戊午日干上午支上未,支加於干,又要與干神巳為一氣,主神合道合,事得速成,餘無例。
「干支隣近相合格」:日干の寄する所の宮と日支とが相会し、上神がまた六合を成し、しかもこの神が日干の寄する所の神と同一気に属す。たとえば壬子日に占い、干上に子を乗せ支上に丑を乗せ、子丑は相合し;日支の子は日干の寄宮上に加わり、子はまた壬の寄する所の亥と同じく北方水の一気に属す。丙午・戊午の両日に占い、干上に午を乗せ支上に未を乗せ、午未は相合し;日支の午は日干の寄宮上に加わり、午はまた丙・戊の寄する所の巳と同じく南方火の一気に属す。こうして神と神と相合し気と気と相通ずれば、事は能く很く快く辦成す。これ以外に別の例なし。(底本のこの条の開頭の一「謂」の字を三字に譌る、今は照録して改めず。)
外好裡槎砑格。謂干支上神六合,地盤反作六害,如辛酉日干上未,與支上午為六合,辛干與酉支卻作六害是也,主外面雖好,裡百卻有槎砑,如合作旬空,害反實在,尤為可畏。
「外好裏槎砑格」:日干上神と日支上神とが六合を成すと雖も、それらの底下の地盤は正しく相為害す。たとえば辛酉日に占い、干上に未を乗せ支上に午を乗せ、午と未は六合;けれども辛の寄する所の戌と日支の酉とは、地盤上にちょうど酉戌の相害。「槎砑」は参差して斉しからず・互相牴牾するの意:外面は和好を看るも裏頭は其の実に疙疙瘩瘩するを主る。あの合がもしさらに旬空の裏に落てば、合は虚にして害は実、就中畏るべし。
交車互合共維持
交車互合共維持。謂干支交車六合,如甲子日,干上丑,支上亥;庚午日干上未,支上巳,主交關交易而成合。惟恐不宜占病訟失脫等事。此例餘八專五日外,每日一課,其吉凶分列於左。
日干上神と日支とが相合し、日支上神と日干とが相合する、両下交叉して六合を成すを、これを「交車六合」と呼ぶ。たとえば甲子日に占い、干上に丑を乗せ――丑は日支の子と合し;支上に亥を乗せ――亥は甲の寄する所の寅と合す。またたとえば庚午日に占い、干上に未を乗せ――未は日支の午と合し;支上に巳を乗せ――巳は庚の寄する所の申と合す。交関買売の一類の事みな談得攏むを主る。ただ疾病・官司・失物走脱のこれらの事を占うに宜しからず――粘住して散ぜず、反って断難し。この体例は、八専のあの五日を除くほか、毎一日に各々一課あり、その中の吉凶は分列して以下に在り。
交車喜格。一生合。如甲申日,干上巳,為支之長生,支上亥,為干之長生,宜合本營生。二財合,如辛丑日,干上子,為支之南,支上卯,為干之財,宜交關取財。
「交車喜格」は両様あり。第一様は生合:たとえば甲申日に占い、干上に巳を乗せ、巳はまさに申金の長生;支上に亥を乗せ、亥はまさに甲木の長生。両辺は交車にしてまたみな長生の気を帯ぶ、最も合夥して本行の生意を経営するに宜し。第二様は財合:たとえば辛丑日に占い、干上に子を乗せ、子水は丑土の財;支上に卯を乗せ、卯木は辛金の財。両辺は交車にしてまたみな財を帯ぶ、最も買売を為して利を取るに宜し。(底本は「為支之財」を「為支之南」と譌る。)
交車忌格。一刑合,如癸卯日,干上戌,支上子,交車雖作六合,卻自刑其干支。主和美中必有爭競。二害合,如丁丑日干上子,支上午,交車雖作六合,卻自害其干支。主合謀中有暗害。三沖合,如甲申日,干上巳,支上亥,交車作六合,然上神巳亥相沖,主先合而後離。四克全,如庚子日,干上丑克支,支上巳克干,主交涉中必有爭論。五空合,如辛亥日,干上寅,支上卯,皆屬旬空,主有始無終
「交車忌格」は五様あり。第一は刑合:たとえば癸卯日に占い、干上に戌を乗せ支上に子を乗せ、交車は六合を成すと雖も、この両神は却って各々日干日支を刑ずる、和美の中に必ず争競あるを主る。第二は害合:たとえば丁丑日に占い、干上に子を乗せ支上に午を乗せ、交車は六合を成すと雖も、両神は却って各々日干日支を害す、同謀の中に暗害を蔵するを主る。第三は沖合:たとえば甲申日に占い、干上に巳を乗せ支上に亥を乗せ、交車は六合を成すと雖も、巳と亥とは正しく相冲す、先ず合して後に離るるを主る。第四は克合:たとえば庚子日に占い、干上に丑を乗せ却って往きて日支を克し、支上に巳を乗せ却って来たりて日干を克す、交渉の中に必ず争論を起すを主る。第五は空合:たとえば辛亥日に占い、干上に寅を乗せ支上に卯を乗せ、両箇ともに旬空に落つ、始あって終なきを主る。
脫合,如戊辰日,干上酉脫支,支上申脫干。主相交中各懷相脫之意。
なお一様ありて「脱合」と呼ぶ:たとえば戊辰日に占い、干上に酉を乗せ、酉金は日支の辰土の気を泄し;支上に申を乗せ、申金は日干の戊土の気を泄す。両辺は交合すると雖も、実際は却って各々対方の気を泄しおる、往来交結の中に、彼此ともに対方を掏空し人の便宜を占めんとの心思を存するを主る。
交車六合中,干神與干上神遁五合格。干支交車六合,干上遁干,又與干上神五合。如甲戌日,干上卯,卯與戌合。甲與己又為五合。丙辰日,干上酉,酉與辰六合。辛與丙又為一合是也。主人情歡悅,名利咸宜。(此外尚有十課,不備載)
「交車六合の中に、干神と干上神とがまた遁干五合を成す格」:干支はすでに交車六合を成し、日干上神の遁出する天干が、また日干本身と天干五合を構成す。たとえば甲戌日に占い、干上に卯を乗せ、卯は日支の戌と六合を成し;卯上に己を遁得し、甲と己はまさに五合。またたとえば丙辰日に占い、干上に酉を乗せ、酉は日支の辰と六合を成し;酉上に辛を遁得し、辛と丙はまさに五合。こうして合の上に合を加うれば、人情の歓悦を主り、名と利とみな相宜し。(なほこれ以外に十課あり、一一に載出せず。)
交車六合中,二陰神又合格。謂干支交車六合,兩陰神又作六合,如乙丑日干上子,支上酉,干陰申,又與支陰巳相合是也,主內外俱合,求婚大利。
「交車六合の中に、両陰神また相成る合格」:干支は已に交車六合を成し、両箇の陰神は彼此また六合を成す。たとえば乙丑日に占い、干上に子を乗せ支上に酉を乗せ、これは交車の合;さらに看れば干上の陰神は申、支上の陰神は巳、申と巳はまた正しく相合す。陽位陰位の両層ともに合すれば、内外斉しく合攏するを主り、以て婚を求むるに最も有利。
三六相呼声相応
三六相呼聲相應。謂課得三合入傳,乃是生旺墓之神,各處一方,幹事而成合,占主日久方能了結,以事關於眾也。如干支上有一神與神將六合,名三六相呼,或干支又交車六合,名三六相會,占成合事最吉。分列於左。
課中にもし三合局が三伝に進めば、あれはすなわち長生・帝旺・墓庫の三箇の神が各々一方に据りて一体に合成せる、辦事は総て一処に湊り得;ただ占えば日を拖すること久しくして後に了結するを主る、牽連の人多きが故。もし日干あるいは日支上に別に一つの神ありて局中の某一神と六合を構成すれば、「三六相呼」と呼び;もし干支さらに交車六合を成せば、「三六相会」と呼ぶ。合伙の談成・縁の締結の一類の事を占うに最も吉。分条して以下に列す。
三六相呼格。謂三傳合局,干支上有一神與將神六合,名三六相呼。如丙子日,三傳申辰子,與干上丑六合,壬午日,三傳未亥卯,與支上戌六合是也。(此外尚有壬午壬寅日,干上未,丙申丙辰戊申戊辰日,干上丑,乙酉日支上丑,七課)主凡事謀皆遂,全無障礙。經云:三六相呼見喜忻,縱然帶惡不成嗔。帶惡雲者,謂或作日鬼,或作脫氣,亦不為害。況為日財與生日之神乎?(如值空亡,得年命歲月填實,即可用)惟不宜解釋憂疑事。占病凶。
「三六相呼格」:三伝は一局に合成し、日干あるいは日支上に別に一神ありて局中の神と六合を成すを、これを三六相呼と呼ぶ。たとえば丙子日に占い、三伝申・辰・子は水局に合成し、日干上の丑と六合を成し(子丑合);壬午日に占い、三伝未・亥・卯は木局に合成し、日支上の戌と六合を成し(卯戌合)。(なほこれ以外に壬午・壬寅日の干上に未を乗ずる、丙申・丙辰・戊申・戊辰日の干上に丑を乗ずる、乙酉日の支上に丑を乗ずる、共に七課。)凡そ謀劃あればみな願を遂げ毫も障碍なきを主る。経文に曰く:「三六相呼喜忻を見る、縦え悪を帯ぶとも嗔を成さず。」いわゆる「帯悪」とは、この合神が或いは本日の官鬼、或いは我を脱するの気なれど、此の如くと雖もまた人を害し得ず;ましてそれがもしもともと日財あるいは我を生ずるの神ならば、あれはすなわちさらに好し。(もし空亡に碰えば、本命行年あるいは流年流月の空を填実するを等ちて、同じく用い得。)ただ憂疑を消解するの事を占うに宜しからず;疾病を占えば則ち凶――合住して散ぜず、病もまた纏住して去らず。
三六交會格。謂三合為傳,干支又交車相合,名三六交會。如丙子日,三傳申辰子,干上丑與支合,支上申與干合是也。主內外相助而成合事。如傳中遇有遁干作鬼,後必齟齬。如始見齟齬,後即和合也。
「三六交会格」:三合して伝を成し、日干日支はまた交車相合を成すを、これを三六交会と呼ぶ。たとえば丙子日に占い、三伝申・辰・子は水局に合成し;日干上の丑は日支の子と相合し、日支上の申はまた日干の寄宮と相合す。裏外両頭ともに人ありて相助け、合作の事を談成するを主る。もし三伝の中に遁干の化成する官鬼に遇上れば、ならば日后に必ず齟齬を生ず;反対にもし一開頭に齟齬あれば、後来には却って和合し得。
日辰湊合格。謂三合入傳,內缺一神,。得干支上神湊足之,名湊合格。主有意外相合之事。得吉神則吉,得凶神則凶。如癸卯日三傳未酉亥,缺一卯字,得干上卯湊足,夜占乘貴,主有貴人提攜。己巳日三傳亥丑卯,缺一未字,得支上未湊足,夜占乘蛇,主有憂恐事。
「日辰湊合格」:三伝はもと一局に合成すべく、偏に一箇の神を缺き、ちょうど日干あるいは日支上の神によりて以て補足せらるるを、これを湊合格と呼ぶ。意外の湊巧撮合の事あるを主る。補い上げるがもし吉神ならば吉、凶神ならば凶。たとえば癸卯日に占い、三伝未・酉・亥、一箇の卯の字を缺いて局を湊成せず、ちょうど日干上に卯を乗せて来たりて補足す;夜に占いに来て、卯上に貴人を乗ず、貴人の提携あるを主る。またたとえば己巳日に占い、三伝亥・丑・卯、一箇の未の字を缺き、ちょうど日支上に未を乗せて来たりて補足す;夜に占いに来て、未上に螣蛇を乗ず、憂疑驚恐の事あるを主る。
合中犯煞蜜中砒
合中犯煞蜜中砒。謂三合課干支上有一神,與將神作刑害沖者。名合中犯煞。其中必有阻隔。如乙亥日,三傳未卯亥,干上子為三刑,丙寅日三傳戌午寅,干上丑為六害,甲子日三傳辰申子,干上午為六沖,主恩中變冤,合中有破。經云,三合犯煞少人知,惟防好裡定相欺,笑裡有刀誰會得,事將成合失便宜。如欲成事,要待犯煞沖去之日,方能有成。或犯煞空亡,或占人年命上神有神剋制其犯煞者,亦可用。
三合課の裏に、日干あるいは日支上に一箇の神ありて局中の神と刑・害・沖を構成するを、「合中犯煞」と呼び、蜜裏に砒霜を下せるが如く、その中に必定に阻隔あり。たとえば乙亥日に占い、三伝未・卯・亥は木局に合成し、日干上に子を乗せ、子と卯はまさに相刑;丙寅日に占い、三伝戌・午・寅は火局に合成し、日干上に丑を乗せ、丑と午はまさに六害;甲子日に占い、三伝辰・申・子は水局に合成し、日干上に午を乗せ、午と子はまさに六沖。恩情は変じて冤仇と為り、合裏に破綻を蔵するを主る。経文に曰く:「三合犯煞は人知ること少なし、ただ防ぐべし好裏に定めて相欺かんことを、笑裏に刀あるは誰か得ん、事は将に成合せんとして便宜を失う。」もし事を辦成せんと欲せば、あの犯煞の神の冲去せらるるの日を等つを須ちとして、乃ち成り得;あるいはあの犯煞の神が本身に空亡に落ち、あるいは求占人の本命行年上に神ありて能くそれを克制せば、同じく用い得。
外合中離格。謂三合入傳,干支交車,卻作刑沖剋害者,名外合中離。如甲子日三傳戌午寅,干上戌,支上申,交車相剋。辛丑日三傳巳丑酉,干上午,支上酉,交車六害,主外貌雖合,而心中各懷疑忌,餘例推。
「外合中離格」:三合は已に伝に入り、日干日支もまた交車を成すも、交車の両箇の神は却って互相刑沖克害す、これを外合中離と呼ぶ。たとえば甲子日に占い、三伝戌・午・寅は火局に合成し、日干上に戌を乗せ日支上に申を乗せ、交車の処はまさに相克;辛丑日に占い、三伝巳・丑・酉は金局に合成し、日干上に午を乗せ日支上に酉を乗せ、交車の処はまさに午酉相害。外貌上は合い得ると雖も、心裏は各々疑忌を存するを主る。其余はこれに照らし類推せよ。
財休財旺因時断
財休財旺因時斷。財不宜旺,旺則不能為我作財,故以休囚為吉。如丁巳日三傳申酉戌,夏占,其財卻有,緣干強之故。如於秋時占之,則財自貪其生旺,丁炎休囚,無力克金,財何能得?所謂生金不畏死火,生水不畏死土者此也。
財爻は太旺するを宜しとせず:太旺すればそれは自ら門戸を立て、便ち我が為に財を為すを肯ぜず、故にかえって休囚を以て吉と為す――我が克し動かし得るのち算して我が財と為す。たとえば丁巳日に占い、三伝申・酉・戌はみな丁火の財;もし夏に占いに来れば、この財は拿り得る、日干の丁火は当令にして強く、金を克し住し得るが故。もし秋に換えて占いに来れば、金はまさに旺に当たり、財はただ自己の生旺を顧り、而して丁火は秋に休囚して力無く、金を克し動かし得ず、この財は何ぞ手に到るを得ん?いわゆる「生金は死火を畏れず、生水は死土を畏れず」、講ずるはまさにこの道理:令を得る物は令を失せる物の来たりて克するを怕れず。故に財を断ずるには先ず時令を看るを要し、一見財爻を見れば直ちに財ありと説くべからず。
三財格。三財謂干財、支財、命財也。如甲戌日,午命人占,干上辰,支上子,命上申。戊申日亥命人占,干上子,支上卯,命上午,更值旺相氣,求財必然大獲。
「三財格」:いわゆる三財とは、日干の財・日支の財・本命の財の三様斉備すること。たとえば甲戌日、本命が午に在る人が来て占えば、日干上に辰を乗せ――辰土は甲木の財;日支上に子を乗せ――子水は戌土の財;本命上に申を乗せ――申金は午火の財。またたとえば戊申日、本命が亥に在る人が来て占えば、日干上に子を乗せ――水は戊土の財;日支上に卯を乗せ――木は申金の財;本命上に午を乗せ――午火は亥水の財。三処ともに財を見、もしさらに旺相の気に趕けば、財を求めば必定に大いに獲る所有り。
外財入內格。謂日財臨支二課,為外財入內,主獲財。占經營,必得貨物大旺。如丙戌日,支陽酉,支陰申是也。(此外有戊戌己丑庚辰辛丑壬辰癸未日六課)支財臨日干課,主出財。如己巳日干陽申,干陰酉是也,(此外又有辛巳癸丑丁巳辛丑辛未癸未己酉癸酉乙亥丁亥己亥十一課)。然其中亦有吉凶之別,如辛巳日,干上酉為旺祿,丁巳日干上申又為干財,己亥日干午為生我之神俱吉。癸酉日干上寅為脫氣則不吉也。內辛丑日干二課是亥子,支二課見寅卯,三傳寅卯辰,主入者多而出者少。癸未日二課見子亥,支二課見午巳,三傳巳辰卯,初雖作財,奈中為鬼墓,末為脫氣,則所入不敷出也。
「外財入内格」:日干の財爻が日支のあの両課上に落つるを、これを外財入内と呼び、財を得るを主り;経営買売を占えば、必定に貨物大いに暢旺す。たとえば丙戌日に占い、日支上の陽神は酉・陰神は申、酉申はみな丙火の財、正しく宅位上に落つ。(なほこれ以外に戊戌・己丑・庚辰・辛丑・壬辰・癸未のこの六日の課。)反対に、日支の財爻が日干のあの両課上に落つれば、外へ財を出すを主る。たとえば己巳日に占い、干上の陽神は申・陰神は酉、申酉は巳火の財なれど、却って人位上に落つ。(なほこれ以外に辛巳・癸丑・丁巳・辛丑・辛未・癸未・己酉・癸酉・乙亥・丁亥・己亥の十一課。)ただ出財の中にもまた吉凶の別あり:辛巳日の干上に酉を乗ずるは、酉は辛の旺禄;丁巳日の干上に申を乗ずるは、申はまた丁の財;己亥日の干上に午を乗ずるは、午は我を生ずるの神:この三様はみな吉。癸酉日の干上に寅を乗ずるは、寅木は癸水の気を泄す、便ち不吉。その中の辛丑日は、日干両課に亥・子を見、日支両課に寅・卯を見、三伝は寅・卯・辰、進み来る者多く出で去る者少なきを主る;癸未日は、日干両課に子・亥を見、日支両課に午・巳を見、三伝は巳・辰・卯、初伝は財を作すと雖も、奈何ともせんや中伝の辰は癸の鬼たると同時にまた水の墓、末伝の卯はまた脱気、あれはすなわち入は出に敷かず。
生鬼化財仔細推
生鬼化財仔細推。謂有三合作財,生起干支之鬼者。有二合作鬼,兩課俱空,獨存一字財者。分列於後。
この一条は財と鬼との糾纏する両種の局面を講ず:一種は三合局が財を作すも、この財が反対に生起して日干日支上の官鬼と為す;一種は三伝が官鬼を作し、その中の両課はみな空亡に落ち、ただ一字の財のみ剩る。両様ともに仔細に分辨するを要し、一見財爻を見れば歓喜すべからず。分条して後に列す。
傳財生鬼格。謂三傳作財,生起干支上之鬼者。如辛亥日三傳未卯亥,生其干上之午火,傷其日干。乙亥日三專丑戌未為財,生其支上之申金傷其日干。以上二例,必因取財而致禍。要占人年命上有制鬼之神。方得無咎。惟納粟求官為宜。
「伝財生鬼格」:三伝は財を作すも、却って往きて生起して日干あるいは日支上の官鬼と為す。たとえば辛亥日に占い、三伝未・卯・亥は木局に合成し、木は辛金の財、けれどもこの木は往きて日干上の午火を生ず、午火はまさに辛金の鬼、鬼は滋養を得て反対に来たりて日干を傷る。またたとえば乙亥日に占い、三伝丑・戌・未みな土、土は乙木の財、けれどもこの土は往きて日支上の申金を生ず、申金はまさに乙木の鬼。以上の両例は、みな必定に財を取るに因りて禍を招くを主る。求占人の本命行年上に能く鬼を制する神あるを要して、乃ち咎無かるべし。この種の課はただ捐納して官を買うにのみ宜し――ちょうど財を拿て以て官と換え、財をして勢に順いて官を生じて我を傷り来らざらしむ。
傳鬼化財格。謂三傳作鬼,兩課俱空,獨存一字為財者。如丙申日三傳子申辰,初末空陷,獨存中傳申金為財,其財繫危險中出,縱得之亦不安穩,如占人年命上又乘日鬼,即有禍發,不為財也。
「伝鬼化財格」:三伝はもと官鬼、その中の両箇は空亡に落ち、ただ一字の財のみ剩る。たとえば丙申日に占い、三伝子・申・辰、初伝の子と末伝の辰はみな丙火の官鬼にしてまた空亡の裏に陥り、ただ中伝の申金一箇の財のみ剩る。この様の財は危険の裏より掙出せしもの、縦え手に到るとも安穏ならず。もし求占人の本命行年上にまた日鬼を乗ずれば、就中禍事を出だす、根本より財を得るを談ぜず。
丁馬入伝招財速
丁馬入傳招財速。謂財爻乘丁神,或乘驛馬發用。主財動最速,如庚午辛未日見卯,甲戌乙亥日見丑,戊子己丑日見亥,丙申丁酉日見酉,甲辰乙巳日見未,壬戌癸亥日見巳,皆丁神臨財。內己丑癸亥日,又為驛馬,其財動更速。又壬癸兩干,見丁馬入傳者亦同。詳要將門。
財爻の上に丁神を乗せ、あるいは駅馬を乗せて発用すれば、財の動くこと最も快きを主る。たとえば庚午・辛未日は卯を見て(甲子旬中の丁卯、木は金日の財)、甲戌・乙亥日は丑を見て(甲戌旬中の丁丑、土は木日の財)、戊子・己丑日は亥を見て(甲申旬中の丁亥、水は土日の財)、丙申・丁酉日は酉を見て(甲午旬中の丁酉、金は火日の財)、甲辰・乙巳日は未を見て(甲辰旬中の丁未、土は木日の財)、壬戌・癸亥日は巳を見て(甲寅旬中の丁巳、火は水日の財)――これらはみな丁神がちょうど財爻上に落つる。その中の己丑日・癸亥日は、あの財神は同時にまた駅馬、財動はさらに快し。なお壬・癸の両干はもし丁と馬とが一同に伝に入るを見れば、情形もまた同じ、詳しくは前の「要將」の一門に見よ。
伝将助生獲利益
傳將助生獲利益。謂三傳合局,生其干支之財者,為傳將助生。如己丑日,干上亥,三傳酉丑巳,生其亥水之財。壬戌日,三傳未卯亥,生其支之午財,大宜求財。勿作脫氣看。即財爻空亡亦可用。
三伝は一局に合成し、回頭して往きて日干あるいは日支上の財爻を生ずを、これを「伝将助生」と呼ぶ。たとえば己丑日に占い、干上に亥を乗せ、亥水は己土の財;三伝酉・丑・巳は金局に合成し、金は水を生じ、ちょうどこの一点の財を助起す。またたとえば壬戌日に占い、三伝未・卯・亥は木局に合成し、木は火を生じ、往きて日支上の午火を生ず――午火はまさに戌土の財。この両様はみな大いに財を求むるに宜し。要するはそれを拿て脱気と作して看るべからず:気は外に泄ると雖も、財上に泄れば便ち聚財、徒らに脱耗するに同じからず。たとい財爻が空亡の裏に落つとも、この一格も照らして用い得。
支神助財可知。謂干上見財,支上神生其財爻者,如丁卯日干上申,支上辰是也。凡占亦同。
「支神助財」の道理は上の一格に照らせば知るべし:日干上に財爻を見、日支上の神はまた往きてこの財爻を生ず。たとえば丁卯日に占い、干上に申を乗せ、申金は丁火の財;支上に辰を乗せ、辰土は来たりて申金を生ず、家裏の我が為に財を添うるに等し。凡そ占してもまた上の一格に照らして断ず、財を求むるに宜し。
天將助財格。謂三傳作財,天將又生其三傳上者,如六丙日,三傳酉丑巳為財,夜占得貴勾常土神助之,大宜求財,如占病,大凶。
「天将助財格」:三伝は財を作し、天将はまた来たりてこの三伝を生ず。たとえば六つの丙日に占い、三伝酉・丑・巳は金局に合成し、金はまさに丙火の財;夜に占いに来て、貴人・勾陳・太常のこの一路の土に属するの神を得、土は金を生じ、財局をさらに一層托高す。この様は大いに財を求むるに宜し。ただもし疾病を占えば、大凶――財旺れば則ち印を克し身を傷る、病人は担い当うべからず。
巻六・畢法補談五 凶煞
干支乗鬼有災禍
干支乘鬼有災禍。鬼者賊害之神。甲乙日用金,丙丁日用水,戊己日用木庚辛日用火,壬癸日用土,課見鬼賊,而六處有生我之審以化之,則為官。課見鬼賊,而六處無生我之神,則為鬼。舊說陽克陽干,陰克陰干為鬼,陰克陽干,陽克陰干為官,尚未的。日鬼在干支上發用,占事多凶。或有德合旺氣,亦凶中有吉。德合者,謂乙日見申,丁日見亥,己日見寅,辛日見巳既為日德,又為干之五合,是也。旺氣者,如戊辰日,三傳卯寅丑,春占為旺氣,蓋鬼自旺則不害人故也。如值夏秋冬占,仍凶。
「鬼」とは我が身を賊害するの神:甲・乙日は金を以て鬼と為し、丙・丁日は水を以て鬼と為し、戊・己日は木を以て鬼と為し、庚・辛日は火を以て鬼と為し、壬・癸日は土を以て鬼と為す。課裏に鬼賊を見るも、もし四課・三伝・年命のこの六処に我を生ずるの神ありて能くそれを転化して来たらば、ならばこの鬼は便ち「官」を成す;もし六処に我を生ずるの神なければ、あれは実実在在の鬼。旧説は陽が陽干を克し陰が陰干を克するを以て鬼と為し、陰が陽干を克し陽が陰干を克するを以て官と為すも、あれはなお確当ならず(底本は「生我之神」を「生我之審」と譌る)。日鬼がもし日干あるいは日支上に発用すれば、事を占えば多くは凶;ただこの鬼がもし日徳・五合あるいは旺気を兼ね着れば、能く凶中に吉あり。いわゆる「徳合」とは、乙日の申を見、丁日の亥を見、己日の寅を見、辛日の巳を見る――それらは本日の日徳たると同時に、また日干と天干五合を構成す。いわゆる「旺気」とは、たとえば戊辰日に占い、三伝卯・寅・丑、もし春に占いに来れば、木鬼は旺に当たる;鬼は自己旺足すれば、反って人を害せず。もし夏・秋・冬の三季に換えて占いに来れば、あれは照らして仍ほ凶。
干支乘鬼格。如戊辰日,干上卯,支上寅,丙午日干上亥,支上子,干支各乘日鬼,占身被傷,占宅被損,占訟兩家被責,如空亡無忌,然亦宜制之為妙。
「干支乗鬼格」:たとえば戊辰日に占い、干上に卯を乗せ支上に寅を乗せ、卯寅はみな戊土の鬼;丙午日に占い、干上に亥を乗せ支上に子を乗せ、亥子はみな丙火の鬼。日干日支は各々日鬼を乗ず、人身を占えば則ち身は傷られ、家宅を占えば則ち宅は損せられ、官司を占えば則ち両造は一同に責を受く。これらの鬼がもし空亡の裏に落てば、顧忌するを必とせず;ただ総て神ありて能くそれを制住するを以て妙と為す。
干支互克格。如癸卯日,干上申,支上戌,壬午日干上子,支上未,主互相傷克,各懷是非。
「干支互克格」:日干上神は反って往きて日支を克し、日支上神は反って来たりて日干を克す、両下交叉して相克す。たとえば癸卯日に占い、干上に申を乗せ、申金は日支の卯木を克し;支上に戌を乗せ、戌土は日干の癸水を克す。またたとえば壬午日に占い、干上に子を乗せ、子水は日支の午火を克し;支上に未を乗せ、未土は日干の壬水を克す。人と宅・我と彼とが互相傷克するを主り、各々心裏に是非を存す。
上門亂首格。謂支臨干克干發用,名上門亂首。如庚午日,支神午加干上發用是也。主卑來犯尊,家門悖逆,不可舉事。如六處有神克之,為患門有救,尚可無害。又干加支為支所克,名自取亂首,如庚午日,干神申加支發用是也。主上自失禮,為下所犯,凡占亦同。
「上門乱首格」:日支の神が日干の頭上に跑到して来たりて日干を克して発用すれば、これを上門乱首と呼ぶ。たとえば庚午日に占い、日支の午は日干の寄する所の申上に加わりて発用す、午火は庚金を克す。卑幼の尊長を冒犯し、家門の内は悖逆不順を主り、挙動あるべからず。もし六処の中に神ありて能くそれを克住せば、あれはすなわち「患門有救」、なお害無かるべし。反対に、日干の神が日支上に加わりて日支に克せらるを、「自取乱首」と呼ぶ:たとえば庚午日に占い、日干の寄する所の申は日支の午上に加わりて発用す、午火は下に在りて上なる申金を克す。上頭が自己先ず礼数を失い、始めて下頭の冒犯を招来するを主る。占断は前と同じ。
支神助克格。如乙亥日,干上酉克干,支上辰又生其日鬼,主有家人相助作惡,其凶更甚。
「支神助克格」:たとえば乙亥日に占い、干上に酉を乗せ、酉金は日干の乙木を克し;日支上にまた辰を乗せ、辰土は往きて酉金を生ず、鬼の為に力を添うに等し。自家人の反って外人を幇けて悪を為すあるを主り、あの凶はさらに加わる。鬼を看るはただ鬼本身を看るのみならず、なお旁辺に人ありてそれを助くるや否やを看るを要す。
三傳遞克格。此可知有二:一,自下遞克,如丙子日,三傳子未寅,末克中,中克初,初剋日干,主有人遞互相害,眾口欺凌,有官者必被參劾。二,自上遞克,如丙辰日,三傳寅未子,初克中,中克末,末克其日干,凡占亦同。
「三伝逓克格」は両様に分かつ。一様は下より上に逓克する:たとえば丙子日に占い、三伝子・未・寅、末伝の寅木は中伝の未土を克し、未土は初伝の子水を克し、子水はまた日干の丙火を克す、一層は一層を圧す。人ありて挨次に相害し衆口の欺凌するを主り;官職ある人が占えば、必ず参劾せらる。另の一様は上より下に逓克する:たとえば丙辰日に占い、三伝寅・未・子、初伝の寅木は中伝の未土を克し、未土は末伝の子水を克し、子水はまた日干の丙火を克す。占断は前と同じ。
滿盤皆鬼格。如癸未日伏吟,四課三傳皆是鬼賊,九土克一水,全無一點生氣,其凶已極。此例要占人年命上神得寅卯制之可解。此格惟癸未癸丑日八課。
「満盤皆鬼格」:たとえば癸未日が伏吟に遇えば、四課三伝は全て土、すなわち全て癸水の鬼賊、一大片の土が一点の水を囲り、一絲の生気なし、凶は極処に到る。この格は求占人の本命行年上に寅・卯木を得て来たりて土を克制するに靠りて、乃ち解くべし。この格に属するは、ただ癸未・癸丑の両日の八課。
