Libo

新增・痘疹

清 · 王洪绪 · 第15巻 / 19

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

六氣司天,寒暑災祥之感應;五行迭運,痘痧瘡疹之流行。欲問安危,須憑易卦;先察用象旺衰,次究忌神動靜。

天に六気の輪流して事を主る有り、寒暑災祥はみな此に由りて感應す。地に五行の更迭して運行する有り、痘・痧・瘡・疹の一類の時病もまた之に随いて流行す。痘を出ずるの孩子の安危如何を問わんと要せば、則ち《易》卦に憑る。まず用神(小児は即ち子孫爻)の旺か衰かを看、其次に忌神(父母爻は子孫を剋す)の動か静かを追究す。この一門は《卜筮正宗》の新增する所、専ら小児の痘を出ずるを占う。

生扶拱合,痘長靈根;克害刑沖,花遭妒雨。父動則護持乎兄弟,兒孫安得雲宜;兄興則為難於妻奴,子侄喜其相遇。

用神が生を得・扶を得・拱を得・合を得れば、痘は則ち発するに根脚は壮實なり(旧は痘を出ずるを「種花」と称す。ゆえに花を以て喩と為す)。用神が剋せられ・害せられ・刑せられ・冲せられれば、則ち花の開くに惡雨に遇うが如く、痘は発して透らず。父母爻が発動すればたとい能く兄弟を護持すれども、児孫に對しては却是れ剋伐、ゆえに小児に於いて絶對に宜しき所にあらず。兄弟爻が興旺すればたとい妻財と奴僕とを難なすれども、しかしそれは能く子孫を生ず。ゆえに子侄輩は反ってそれに遇上するを喜ぶ。

最吉者官安用旺,最凶者鬼旺忌興。用得長生,百年之內保無虞;原臨死絕,一月之外終有害。

最も吉なるの卦象は官鬼が安静にして用神(子孫)が旺相なる――病根は動かず、元気は充足す。最も凶なるは官鬼が旺にして忌神(父母)もまた興る――病は重くして救無し。用神が長生の位に落つれば、百年の内にみな虞れ無きを保す。原神(子孫を生ずるの兄弟爻)が死絶の地に落つれば、たとい一時に無事なれども、一箇月以外に終に害有らん。

官強而痘難開朗,福旺則花必稀疏。墓庫不宜臨用,休囚豈可持。卦現官多,防賊痘之為害;爻臨福聚,慮進補以招殃。亂動皆非吉,伏吟亦是凶。

官鬼が強ければ、痘は則ち発して透らず、開朗し易からず。子孫が旺なれば、痘点は必定して稀疏なり(稀なるは吉と為る)。墓庫は用神に臨むを宜とせず(一たび墓に入れば便ち悶じ住めて発せず)、用神が休囚なればさらに持し住め難し。卦中に官鬼の出現する太多ければ、「賊痘」(夾雑の壊痘)の害と為るを防ぐべし。子孫の聚まり得る太多ければ、則ち一味に進補して反って殃を招くを顧慮すべし。六爻が乱動するはみな好事にあらず、伏吟(爻の変出して本爻と同支なる)もまた是れ凶象。

子孫發現,當勿藥而自痊;父母交重,縱延醫而難治。財動卦中,宜調脾胃;兄興象內,須理胸懷。

子孫爻が顯現して出でてまた気有れば、薬を喫せずとも自己は好し。父母爻が重々発動すれば(子孫を剋す)、たとい医を請するも治し難し。妻財爻が卦中に於いて発動すれば(財は飲食を主る)、脾胃を調理し飲食を節制すべし。兄弟爻が卦中に於いて興起せば(兄弟は気の郁を主る)、須らく胸中の郁悶の気を疏理すべし。

貪口腹而增憂,多為幫官傷世;愛滋味而進食,定因助福生身。卦遇六沖難起發,爻逢六合好收功。

喫を貪るに因りて憂患を添えしは、多く半ば妻財が往きて官鬼を生助して、反って世爻を傷りし。喫を想うに因りて肯んじて飲食を進めしは、あれは一定して妻財が往きて子孫を助け、また来りて卦身を生扶せる。卦体の上に於いて、六冲卦を搖り得れば、痘は発し起すこと難し。六合卦を搖り得れば、痘は口を収め痂を結びて功を告げること容易し。

悶而不發,皆緣用伏加傷;發而不漿,只為官空增制。原神若壞,縱出現兮不祥;主象受傷,得救護兮無礙。

痘が裡頭に悶して発し出でざるは、みな用神が伏蔵してまた傷を受くるに因る。痘はたとい発し出でるも漿を灌がざるは、ただ官鬼が空に落ちてまた層層に制し住めらるるに因る(気は能く鼓動せず)。原神がもしすでに壞れ了れば、用神はたとい卦中に出現するも吉ならず。用神はたとい傷を受くるも、ただ別に爻の来りて救護する有れば、則ち妨礙無し。

福鬼若值青龍,方宜痘種;用煞如臨白虎,且慢栽花。玄武沖世沖身,汙婦魘而作變;白虎臨官臨用,火毒甚而未清。

子孫と官鬼とがもしともに青竜を帯ぶれば(吉気)、乃ち痘を種するに適宜す。用神がもし凶煞に臨みてまた白虎を帯ぶれば(血光を主る)、則ち痘を種するを暫く緩むべし。玄武が来りて世爻を冲し卦身を冲するは、不潔の婦の魘魅を冲犯して變を生ず。白虎が官鬼に臨みて、また用神に臨むは、火毒の太甚にしてなお清透せざる。

身上虎,須向五行言帶疾;爻中煞,當憑八卦論終身。金為肺腑,增疼增嗽非宜;火屬心經,發瘡發斑大忌。

卦身の上に白虎を帯ぶれば、則ちこの一爻の五行に按じて往きて彼が将来に何の病を帯ぶるかを説く。爻中に凶煞を帯ぶれば、則ち在る所の八卦に按じて彼が一生の主る所を論ず。譬えば官鬼が金に属せば、病は肺腑に在りて、疼痛と咳嗽とを增添するはみな好からず。火に属せば、病は心経に在りて、瘡を出し斑を出すは最も忌む。

木鬼乃風邪未表,水宮而寒食尚停;麻面官乘四土,破碎位遇三沖。玄武主陰虛黑縮,勾陳應脹悶黃浮;螣蛇木擺似驚風,朱雀火炎真血熱。

官鬼が木に属すれば、是れ風邪のなお発散して出でざる。官鬼が水宮に在れば、是れ生冷の食のなお腹中に停まる。将来に一脸の麻子を落とすは、官鬼が辰戌丑未の四土に乗ずる。痘痕が破碎するは、あの一爻が年月日の三重の冲に遇える。「玄武は陰虚を主りて痘色は黒く発して内に縮み、勾陳は脹悶を主りて面色は黄に浮かび、螣蛇は木に属して揺擺すること驚風抽搐の如く、朱雀は火に属して炎上して正しく是れ血熱。」

白虎同忌煞交重,哭聲將至;青龍會恩星發動,慶賀強來。定死活於五行生克之中,決輕重於六神臨持之上。兒孫滿目未出花,耽許多憂慮;金玉滿堂失教訓,枉費心機。

白虎と忌神凶煞とが一同に重々発動せば、哭声は則ち到らんとす。青竜が恩星(用神を生扶するの爻)に會同して発動せば、喜慶の事は自ずから来る。要するに生死を定むるは五行の生剋の中に在り、軽重を判ずるは六神の臨む所の上に在り。末の両句は感慨。児孫は堂に満ちて個個はなお痘を出ださず、父母を做るはこれがために多少の憂慮を耽らんや。たとい金玉は堂に満つるも、もし教養を失えば、も不過白く一番の心機を費やすのみ。

出行

人非富貴,焉能坐享榮華,苟為利名,寧免奔馳道路。然或千里之迢遙,夫豈一朝之跋涉。途中休咎若個能知,就裡災祥神靈有準。

生まれながらにして富貴の人にあらざれば、哪にか坐して栄華を享くるを得ん。すでに名利のために奔走せば、則ち道路の上に於いて奔馳するを免れず。何を況んや千里の遥、豈に一朝一夕に走り尽くさんや。路上の休咎を誰か能く預知せん。その中の災祥は、ただ神明に求めて個の准信を示さるるのみ。出行を占うの取用は、世爻は行人自己、父母は行李、妻財は盤纏、官鬼は途中の険、子孫は身を護るの福神、間爻は同伴と阻隔。

父為行李,帶刑則破損不中;妻作盤纏,生旺則豐盈足用。世如衰弱,那堪水宿風餐;應若空亡,難望謀成事就。間爻安靜,往來一路平安;太歲克沖,行止終年撓括。

父母爻は行李衣装、刑を帯ぶれば則ち破損して堪えて用い得ず。妻財爻は盤纏路費、生旺なれば則ち豊足して使うに足る。世爻が衰弱なれば、風に餐し水に宿するの労頓に経え忍ばず。応爻が空に落つれば、この行の求むる所の事は成り難し――応爻は正しく往く所の地・求むる所の人。世応の間の間爻が安静なれば、往返は一路平安。太歳が来りて剋し来りて冲せば、一年頭に到りて行止はみな牽絆を受く。

世傷應位,不拘遠近總宜行;應克世爻,無問公私皆不利。八純亂動,到處皆凶;兩間齊空,獨行則吉。世動訂期,變鬼則自投羅網;官臨畏縮,化福則終脫樊籠。

世爻が能く応爻を剋せば(我は彼を制す)、遠近ともに出行に宜し。応爻が反って世爻を剋せば(彼は我を制す)、公私は両ならく利あらず。八純卦を搖り得て六爻が乱動せば、何処に往くも凶。両個の間爻がともに空に落つれば(伴無くもまた阻無し)、独りで路に上がれば反って吉。世爻が発動して行期を定下し、もし官鬼を変出せば、是れ自ら羅網に投ず。世爻が官鬼に臨みて畏縮して前に進まざるも、もしそれが子孫を変出せば、終に牢籠を脱出し得。

靜遇日沖,必為他人而去;動逢間合,定因同伴而留。世若逢空,最利九流出往;土如遇福,偏宜陸地行程。鬼地墓鄉,豈堪踐履;財方父向,卻可登臨。

世爻が本に静にして日辰に冲起せらるれば、この行は必ず別人に替わりて腿を跑る。世爻が本に動きて却って間爻に合し住められれば、一定して同伴に因りて擱搁す。世爻が空に落つれば、最も卜を売り医を行うのこの類の九流の人が門を出るに利す(空なれば則ち拘牽する所無し)。土爻が子孫に遇えば(土は陸地を主る)、旱路を走るに宜し。官鬼の臨む所の方・墓庫の在る所の方は、みな踏むを得ず。妻財の在る所・父母の向かう所の処は、却って前往し得。

官挈玄爻刑剋,盜賊驚憂;兄乘虎煞交重,風波險阻。妻來克世,莫貪無義之財;財合變官,勿戀有情之婦。父遭風雨之淋漓,舟行尤忌;福遇和同之伴侶,謁貴反凶。

官鬼が玄武の爻を提携してまた来りて刑剋せば、路上に盗賊の驚擾有り。兄弟が白虎凶煞に乗りて重々発動すれば、路上に風浪の険阻有り。妻財が来りて世爻を剋せば、路上に不義の財を貪る莫れ。妻財が相合して官鬼を変出せば、途中の多情の婦を恋る莫れ。父母爻は風雨淋漓を主り、船を行く人は尤も忌む。子孫爻は和睦の同伴を主る。しかしもしこの行が貴人を謁見しに往くなれば、子孫は反って凶――それは官鬼を剋し、貴人に見えず。

艮宮鬼坐寅爻,虎狼仔細;卦見兄逢蛇煞,光棍宜防。鬼動間中,不諧同侶;兄興世上,多費盤纏。一卦如無鬼煞,方得如心;交爻不見福神,焉能稱意。

艮宮(艮は山と為る)の官鬼がまた寅爻に坐せば(寅は虎に属す)、山路上に虎狼を提防すべし。卦中の兄弟が螣蛇の凶煞に遇えば、地痞光棍を防ぐべし。官鬼が間爻の上に於いて発動すれば、同伴と処り来らず。兄弟が世位の上に於いて興起せば、盤纏は多く花さるべし。整卦に官鬼凶煞を見ざれば、この行は乃ち心に称う。諸爻に子孫福神を見るを得ざれば、また怎んでか意の如くならん。

主人動遇空亡,半途而返;財氣旺臨月建,滿載而回。但能趨吉避凶,何慮登高涉險。

投奔する所の主人のあの一爻が発動して空亡に落つれば、半路に走到して則ち折り回るを得。妻財の気が旺盛にしてまた月建に臨めば、則ち満載して帰らん。要するにただ吉を趨り凶を避くるを會せば――鬼が何方に在れば何方を避け、財が何方に在れば何方に往く――また何ぞ必ずしも高に登り険を渉るを怕れん。

行人

人為利名,忘卻故鄉生處樂;家無音信,全憑周易卦中推。要決歸期,但尋主象。主象交重身已動,用爻安靜未思歸。克速生遲,我若制他難見面;三門四戶,用如合世即還家。

人は名利のために外に在りて、故郷の安楽を連ねて忘れたり。家裡に久しく音信無ければ、ただ《周易》の卦上に憑りて推す。帰期を断ずるにただ用神を尋ぬ――誰が門を出ずれば則ち誰のあの一位の六親を取る。用神が重爻交爻なれば(すでに動けり)、人はすでに起身せり。用神が安静なれば、彼はなお家に回るの念頭を動かさず。用神が世を剋すれば則ち応期は快く、世を生ずれば則ち応期は慢し。もし世爻が反って用神を制せば、則ち見ること難し。第三爻は門、第四爻は戸。用神と世爻とが相合すれば(あるいは門戸の爻に臨めば)、則ち是れ家に到らんとするに快し。

動化退神,人既來而復返;靜生世位,身未動而懷歸。若遇暗沖,睹物起傷情之客況;如逢合住,臨行有塵事之羈身。世克用而俱動,轉往他方;用比世而皆空,難歸故里。

用神が発動して却って退神に化成せば、是れ人はすでに身を動かしてまた折り回り去りし。用神が安静にして却って来りて世爻を生ずれば、是れ身は未だ動かずとも心はすでに帰を思う。用神が日辰に暗冲せらるれば、是れ彼が外に在りて物に触れ情を傷め、郷思を動かせる。用神が合し住めらるれば、是れ行に臨みてまた俗務に絆せられし。世爻が用神を剋して両爻ともに動けば、人は別処に転じ往き了ぬ。用神と世爻とが比和にして両処ともに空に落つれば、則ち故郷に回ること難し。

遠行最怕用爻傷,尤嫌入墓;近出何妨主象伏,偏利逢沖。若伏空鄉,須究卦中之六合;如藏官下,當參飛上之六神。兄弟遮藏,緣是非而不返;子孫把持,由樂酒以忘歸。

遠門を出ずるは最も用神の傷を受くるを怕り、尤もそれが墓に入るを嫌う――墓に入れば則ち困住して動かず。近門を出ずれば則ち用神が伏蔵するも妨げず、反ってそれが冲に逢うを喜ぶ、一たび冲せば則ち身を動かす。用神が空に落つるの処に伏すれば、則ち卦中に六合の牽引有るか無きかを看る。用神が官鬼の下に蔵せば、則ちその上頭に壓する飛神の帯ぶる所の六獣を参看して、以て何事に阻まるるかを知る。用神が兄弟に遮られれば、是非口舌に絆せられて回らざる。子孫に把持せられれば、酒を貪りて楽を作して帰を忘れる。

父為文書之阻滯,財因買賣之牽連。用伏應財之下,身贅他家;主投財庫之中,名留富室。五爻有鬼,皆因途路之不通;一卦無財,只為盤纏之缺乏。

用神が父母の下に伏すれば、文書公事に擱搁せられし。妻財の下に伏すれば、売買交易に牽連せられし。用神が応爻の妻財の下に伏すれば、別人の家に入贅せる。用神が妻財の墓庫の中に投入すれば、富貴の人家に留まりて事を做る。第五爻(道路)の上に官鬼有れば、路上は通じて行くを得ざる。整卦に妻財を見を見ざれば、盤纏短缺して回り来る能わざる。

墓持墓動,必然臥病呻吟;世合世沖,須用遣人尋覓。合逢玄武,昏迷酒色不思鄉;卦得游魂,漂泊他鄉無定跡。日並忌興休望到,身臨用發必然歸。

用神が墓庫に持し住められて墓庫がまた動けば、あの人は必定して病に卧して呻吟す。世爻と用神とが時に合し時に冲すれば(音信は断續す)、則ち人を派して往きて尋ぬるを得。用神と玄武とが相合すれば、酒色に沉迷して故郷を思わざる。游魂卦を搖り得れば、他郷に漂泊して行蹤は定まらざる。日辰と忌神とが并び起きてまた興旺なれば、則ち彼の到るを指望する勿れ。卦身が用神に臨みて用神が発動すれば、それは一定して回り来らんとする。

父動卦中,當有魚書之寄;財興世上,應無雁信之來。欲決歸期之遠近,須詳主象之興衰。動處靜中,含蓄許多凶吉象;天涯海角,羈留多少名利人。

父母爻が卦中に於いて発動すれば(父母は書信を主る)、まさに家書の寄り到る有るべし。妻財爻が世位の上に於いて興旺なれば(財は父母を剋し、音信の神を剋せり)、則ち音信の来る無し。帰期の遠近を判ぜんと要せば、ただ用神の興衰を细看す。旺なれば則ち近く、衰なれば則ち遠く、動けば則ち速く、静なれば則ち遅く、合に逢えば冲を待ち、冲に逢えば則ち到る。動静の間は多少の吉凶の象を含めり。天涯海角は、また多少の名を為し利を為す人を羈留せり。

舟船

凡卜買船,斷同船戶。六親持世,可推新舊之由;諸鬼動臨,可識節病之處。

およそ船を買うを占うに、断法は船家を占うと相同じ。どの一位の六親が世を持するかを看れば、則ち能く船の新か旧か・来歴は如何を推知す。官鬼がどの一爻に落ちて発動するかを看れば、則ち能く船身のどの一節に毛病有るかを知る――この両句は船を占うの両把の鑰匙。一つは来歴を看、一つは病処を看る。

初二爻為前倉,要持財福;五六爻為後舵,怕見官兄。父作梢公,不宜傷克;龍為舟尾,豈可空刑。螣蛇辨索纜之堅牢;白虎為帆檣之順利。

船身は爻位に按じて分派す。初爻二爻は前艙、それをして妻財か子孫に坐せしめて乃ち好し。五爻六爻は後梢舵位、最も官鬼か兄弟を見るを怕る。父母爻はここに艄公舵手を代表し、傷を受け剋を受くるを宜とせず。青竜の爻は船尾を代表し、空に落ち刑を受くべからず。螣蛇の爻は纜索を主り、それの旺衰を看れば則ち纜索の牢か否かを知る。白虎の爻は帆樯を主り、それの気有り気無きを看れば則ち船を行くの順か否かを知る。

交爻皆吉不傷身,四海遨遊無阻滯。

諸爻ともに吉にして、また来りて世爻を傷剋せざれば、則ち以て四海を遨游し、一路は通行して阻無かるべし。舟船の一門を占うの要領は、不外「前艙は財福を宜し、後舵は官兄を忌み、艄公は父母を看、纜帆は蛇虎を看」のこれらの句。

娼家

養身於花柳之家曰娼曰妓,識禍福於幾微之際惟蓍惟龜。花街托跡,柳巷安身。門外紛紛,總是風流子弟;窗前濟濟,無非歌舞佳人。

色藝を以て花柳の家に於いて生を謀るを娼と叫び妓と叫ぶ。事の未だ顯れざるの時に於いて禍福を看出さんと要すれば、ただ蓍亀に倚るのみ。この一門は娼家の生意を占う。身を花街に托し、身を柳巷に安んじ、門外の来往はみな是れ風流の子弟、窓前の濟濟はみな是れ歌舞の佳人。取用の法は、妻財を以て妓女にして兼ねて財利と為し、官鬼を以て狎客と為し、子孫を以て歡樂と為し、兄弟を以て破耗と為し、父母を以て屋宅と為す。

若要安寧,必得世無沖剋;欲求稱意,還須應去生扶。卦見六沖,往來亦徒迎迓;爻當六合,晨昏幸爾盤桓。財若空亡,錢樹子恐防傾倒;官如墓絕,探花郎那得棲遲。

門戸の安寧を要すれば、必ず世爻の冲剋を受けざるを得。生意の意に称わんと要せば、なお須らく応爻(客人)の来りて生じ来りて扶するを須す。六冲卦を搖り得れば、客はたとい来往すれどもも不過白く迎え白く送りて、留め得ず。六合卦を搖り得れば、早晚に客の盤桓して去らざる有り。妻財が空亡に落つれば、あの棵の「搖錢樹」(当家の妓女)はただ怕るらくは倒れんとす。官鬼が墓に入り絶に臨めば、花を尋ぬるの客人もまた肯んじて久しく留まらず。

妻財官鬼二者不可相無,財鬼父兄子孫皆宜不動。鬼煞傷身,火盜官災多恐布;日辰沖父,住居屋宅有更張。兄弟交重,罄囊用度;子孫藏伏,蹙額追陪。

妻財と官鬼の両位は一も缺くべからず――一つは本銭、一つは主顧。しかして財・鬼・父・兄・子の五位はみな安静を以て好と為し、一たび動けば則ち變故を生ず。官鬼凶煞が卦身を傷れば、火災・盗竊・官非のこの類の禍事は則ち多し。日辰が父母爻を冲せば(父母は屋宇を主る)、住処は變動搬遷せんとす。兄弟が重々発動せば、銭囊は掏き空められんとす。子孫が蔵伏して出ざれば(歡樂の神は現れず)、ただ眉頭を皺めて顏を強いて客に陪する。

財化福爻,家出從良之妓;官居刑地,門招惡病之人。忌動衰空,閒是閒非閒撓舌;財興克世,有財有利有驚憂。能將玄理以推詳,真乃黃金而不易。

妻財爻が子孫を変出せば(財位を脱して福地に入る)、家中に妓女の良に從ひて人に嫁ぐ有らん。官鬼が刑を受くるの地に落つれば、門上に悪疾を染めたるの客人を招き来る。忌神はたとい動けども衰弱して空に落つれば、不過是れ些かの無謂の閒是非・口舌の糾纏。妻財が興旺にして却って来りて世爻を剋せば、たとい財有り利有るも、もまた一場の驚憂を帯びたり。能くこれらの玄理を推詳して明白ならば、真に是れ千金も易えざるの本事。

船家宅章

既明住宅之根因,再看船居之奧妙。青龍父母,袓代居居船;白虎妻財,初當船戶。要識平居安穩,須觀褔德。青龍初是船頭,必須子孫興旺;六為後舵,定宜褔德交重;父母刑沖,必主風狂浪急。

陸上の住宅の道理はすでに明白なれば、さらに船を以て家と為すの人家はどう占うべきかを看る。父母爻が青竜を帯ぶれば、祖輩は世代に就きて船を以て居と為せり。妻財爻が白虎を帯ぶれば、初爻の上は便ち船戸の本身。この一家の住むこと安穏か安穏ならざるかを知らんと要せば、須らく子孫(福徳)の一爻を看るべし――それは全船の身を護るの神。初爻は船頭、必ず子孫の興旺するを須て乃ち好し。第六爻は後梢舵位、もまた子孫の重々発動するを宜とす。父母爻(ここに篷帆風雨を主る)がもし刑を受け冲を受ければ、必ず風の狂しく浪の急なるを主る。

妻財克陷,定然惹是招非;若逄兄弟交重怪,木必須重換。但遇鬼爻臨用魘倒,急宜祈祥。二為獵木,須要堅方;若遇螣蛇,必生怪異;但逄朱雀,口舌災殃;青龍利益加添,白虎損人招禍,玄武憂疑盜賊,勾陳耗散貲財。

妻財爻が剋せられ陥せられれば、一定して是を惹き非を招く。もし兄弟爻の重々発動して怪異を生ずるに遇えば、船上の木料は則ち須らく重新して更換すべし。もし官鬼爻が用神に臨みて人をして魘魅して昏倒せしめば、則ちまさに赶紧して禳を祈りて福を求むべし。第二爻は船上の桅座梁木、須要として堅實方正なり。この一爻がもし螣蛇に遇えば、必ず怪異を生ず。朱雀に遇えば、口舌の災有り。青竜を帯ぶれば則ち利益加増し、白虎を帯ぶれば則ち人を損して禍を招き、玄武を帯ぶれば則ち憂疑盗賊有り、勾陳を帯ぶれば則ち銭財を耗散す。

三為倉口,怕逄刑剋沖害;四為桅杆,喜遇拱合生扶;五為毛纜,六合櫓逄。若得相生,行船必定致富;如逄沖剋,船居多主災殃。

第三爻は艙口、最も刑・剋・冲・害に遇うを怕る。第四爻は桅杆、最も拱・合・生・扶に遇うを喜ぶ。第五爻は纜繩、第六爻は橹と舵。これらの幾処がもしみな能く彼此に相生せば、船を行くは必定して財を発し富を致さん。もし冲に遇い剋に遇えば、船を以て家と為すは便ち災殃多し。船宅を占うと屋宅を占うとは理同じ。ただ六爻に分派するの物事を船上の部位に換えたるのみ。

世爻發動,宜棄舊而從新;應位興隆,宜世居而迪吉;世臨玄武,盜賊相侵;持世勾陳,翻船損舵;白虎防墮水不虞,青龍主臨危有救,螣蛇爻動主暴病之憂,朱雀爻興有斷桅之禍。

世爻が発動せば、旧船を換えて別に新しきを置くを宜とす。応爻が興旺なれば、則ち世代に居る所のこの条の船を守りて、反って吉利を得。世爻上に玄武が臨めば、盗賊の来りて侵す有り。世爻上に勾陳が坐せば、船を翻し舵を損ずるを防ぐべし。白虎を帯ぶれば意外に水に落つるを防ぐべく、青竜を帯ぶれば則ち危に臨みて救有り。螣蛇の爻が発動せば、暴病の憂有るを主る。朱雀の爻が興起せば、桅を断つの禍有り。

初位逄空,船頭破損;二爻遇鬼,繩纜損傷;三爻最忌刑沖,倉內平基作崇;四位怕逄凶煞,破蓬發漏須防;五為毛纜,逄空必有憂疑;六是舵門,遇煞定當修換。若能依此而推,船居必無他事。

さらに爻を逐いて細断す。初爻が空に落つれば、船頭に破損有り。第二爻が官鬼に遇えば、繩纜は損傷す。第三爻は最も刑冲を忌み、艙内の平基(艙板)の作祟して事を出ずるを主る。第四爻は凶煞に逢うを怕り、篷帆の破裂・船身の滲漏を防ぐべし。第五爻は纜繩、空に落つれば必ず憂疑有らん。第六爻は舵門、煞に遇えば則ち一定して修理更換すべし。能くこの辦法に照りて推断せば、船を以て家と為すは別の事故を出さざらん。

何知章

何知人家父母疾,白虎臨爻兼刑剋。何知人家父母殃,財爻發動煞神傷。何知人家有子孫,青龍褔德爻中輪。何知人家無子孫,六爻不見褔神臨。何知人家子孫疾,父母爻動來相剋。何知人家子孫災,白虎當臨褔德來。

《何知章》は一套の「一望して則ち知る」の速断の歌、毎句は先に問を設け、後に象を給う。怎んでか人家の父母に病有るを知らん。白虎が父母爻の上に臨みてまた刑剋を帯ぶればなり。怎んでか父母に災殃有るを知らん。妻財爻が発動して凶煞の来りて傷る(財は父母を剋す)。怎んでか子孫有るを知らん。青竜が子孫爻の上に臨めばなり。怎んでか子孫無きを知らん。六爻の中に子孫の一位を見ざればなり。怎んでか子孫に病有るを知らん。父母爻が発動して来りて剋すれば(父母は子孫を剋す)。怎んでか子孫に災有るを知らん。白虎が正しく子孫爻の上に臨めばなり。

何知人家小兒死,子孫空亡加白虎。何知人家妻有災,虎臨兄弟動傷財。何知人家妻有孕,青龍財臨天喜神。何知人家有妻妾,內外兩財旺相決。何知人家損妻房,財爻帶鬼落空亡。何知人家訟事休,空亡官鬼又休囚。

怎んでか小児の夭折するを知らん。子孫爻が空亡に落ちてまた白虎を加えればなり。怎んでか妻子に災有るを知らん。白虎が兄弟爻に臨みて発動して来りて妻して来りて妻財を傷ればなり。怎んでか妻子に孕有るを知らん。青竜が妻財爻に臨みてまた天喜を帯ぶればなり。怎んでか家に妻妾両人有るを知らん。内卦外卦に各々一重の妻財有りてともに旺相なればなり。怎んでか妻を喪わんとするを知らん。妻財爻が官鬼を帯びてまた空亡に落つればなり。怎んでか官司の了結するを知らん。官鬼爻はすでに空亡に落ち、また休囚して気無ければなり。

何知人家訟事多,雀虎持世鬼來扶。何知人家旺六丁,六親有氣吉神臨。何知人家進人口,青龍得位臨財守。何知人家大豪富,財爻旺相又居庫。何知人家田地增,勾陳入地子孫臨。何知人家進產業,青龍臨財旺相說。

怎んでか官司の多きを知らん。朱雀・白虎が世を持して官鬼がまた来りて生扶すればなり。怎んでか人丁の興旺するを知らん。六親の各爻ともに気有りて吉神の之に臨めばなり。怎んでか人口を添えんとするを知らん。青竜が位を得て妻財に臨みて守住すればなり。怎んでか大富なるを知らん。妻財爻が旺相にしてまた墓庫の上に坐すれば(庫は能く財を蔵す)。怎んでか田地の增添するを知らん。勾陳(田土を主る)が地支の爻に落ちて子孫が来り臨めばなり。怎んでか産業を置かんとするを知らん。青竜が妻財に臨みてまた旺相なればなり。

何知人家進外財,外卦龍臨財褔來。何知人家喜事臨,青龍褔德在門庭。何知人家富貴昌,臨財旺褔青龍上。何知人家多貧賤,財爻帶耗休囚見。何知人家無依倚,卦中褔德落空死。何知人家鰲破損,玄武帶鬼二爻悃。

怎んでか外財の門に進る有るを知らん。外卦上に青竜が妻財と子孫とに臨めばなり。怎んでか喜事有るを知らん。青竜と子孫とが門戸の爻に落つればなり。怎んでか富貴昌盛を知らん。妻財が旺・子孫が旺にしてまたともに青竜を帯ぶればなり。怎んでか貧賤を知らん。妻財爻が耗神を帯びてまた休囚して気無ければなり。怎んでか依りて靠むる無きを知らん。卦中の子孫が空亡に落ち・死地に臨めばなり。怎んでか鍋灶の破損するを知らん。玄武が官鬼を帯びて第二爻に困せれば(二爻は灶と為る)。

何知人家鍋破漏,玄武入水鬼來就。何知人家屋宇新,父入青龍旺相真。何知人家屋宇敗,父入白虎休囚壞。何知人家墓有風,白虎空亡巽巳攻。何知人家墓有水,白虎空亡臨亥子。何知人家有香火,卦中六爻不見火。

怎んでか鍋釜の破漏するを知らん。玄武が水爻に落ちて官鬼が来りてそれに就けばなり。怎んでか房屋の新なればを知らん。父母爻が青竜を帯びて旺相なればなり。怎んでか房屋の敗壞するを知らん。父母爻が白虎を帯びて休囚なればなり。怎んでか墳裡に風を進るを知らん。白虎が空に落ちて巽卦・巳爻の来りて攻する(巽は風と為る)。怎んでか墳裡に水を進るを知らん。白虎が空に落ちて亥・子の水爻に臨めばなり。怎んでか家中に別に香火を供ずるを知らん。卦中の六爻に火爻を見ざれば(火は香燭の象、爻に現れずして別に供ずる所有り)。

何知人家無風水,卦中六爻不見水。何知人家兩爨戶,卦中必主兩重火。何知人家不拱佛,金鬼爻落空亡決。何知二姓共屋居,兩鬼旺相卦中推。何知一家有二姓,兩重父母卦重臨。

怎んでか住処に風水の言うべき無きを知らん。卦中の六爻に水爻を見ざれば(水無ければ則ち気無し)。怎んでか一門の内に両処に於いて火を開きて飯を做るを知らん。卦中に必ず両重の火爻有らん。怎んでか家裡に仏を供せざるを知らん。金性の官鬼(金は仏像法身を主る)が空亡に落つればなり。怎んでか両姓の合して一屋に住むを知らん。卦中の両重の官鬼がともに旺相なればなり。怎んでか一家に両個の姓有るを知らん。卦中の両重の父母が重畳して臨めばなり。

何知人家雞亂啼,螣蛇入酉不須疑。何知人家犬亂吠,螣蛇入戌又逄鬼。何知人家見口舌,朱雀持世鬼未掇。何知人家口舌到,卦中朱雀帶木笑。何知人家多爭競,朱雀兄弟推世應。何知人家小人生,玄武官鬼動臨身。

怎んでか家裡に雞の乱叫するを知らん。螣蛇(怪異を主る)が酉爻に落つれば(酉は雞に属す)、必ずしもさらに疑う須なし。怎んでか狗の乱吠するを知らん。螣蛇が戌爻に落ちて(戌は狗に属す)また官鬼に逢えばなり。怎んでか口舌を起こさんとするを知らん。朱雀が世を持して官鬼が未だ除かれざればなり。怎んでか口舌のすでに到れるを知らん。卦中に朱雀が木爻を帯ぶれば(木は声を主る)。怎んでか争競の多きを知らん。朱雀と兄弟とが世応両爻の上に落つればなり。怎んでか小人の作祟する有るを知らん。玄武が官鬼を帯びて発動して卦身に臨めばなり。

何知人家遭賊徒,玄武臨財鬼旺扶。何知人家災禍至,鬼臨應爻來克世。何知人家痘疹病,螣蛇爻被火燒定。何知人家病要死,用神無救又入墓。何知人家多夢寐,螣蛇帶鬼來持世。何知人家出鬼怪,螣蛇白虎臨門在。

怎んでか賊に遭えるを知らん。玄武が妻財に臨みて官鬼が旺相にして来りて扶すれば(玄武は盗と為り、財は失する所の物)。怎んでか災禍の将に至らんとするを知らん。官鬼が応爻に臨みて来りて世を剋すればなり。怎んでか痘疹を出ずるを知らん。螣蛇の爻が火爻に焼灼せられればなり。怎んでか病人の死なんとするを知らん。用神に救無くしてまた墓に入ればなり。怎んでか夢の多きを知らん。螣蛇が官鬼を帯びて世を持せばなり。怎んでか鬼怪を出ずるを知らん。螣蛇と白虎とが門戸の爻の上に臨めばなり。

何知人家人投水,玄武入水煞臨鬼。何知人家有吊頸,螣蛇木鬼世爻臨。何知人家孝服來,交重白虎臨鬼排。何知人家見失脫,玄武帶鬼應爻發。何知人家失衣裳,勾陳玄武入財鄉。何知人家損六畜,白虎帶鬼臨所屬。

怎んでか人の水に投ずる有るを知らん。玄武が水爻に落ちて凶煞が官鬼に臨めばなり。怎んでか人の自ら縊れる有るを知らん。螣蛇が木性の官鬼に臨みて世爻の上に落つれば(木は繩と為り、蛇は纏繞を主る)。怎んでか喪服有るを知らん。白虎が重々発動して官鬼に臨めばなり。怎んでか竊せらるるを知らん。玄武が官鬼を帯びて応爻の上に於いて発動すればなり。怎んでか衣裳を丢すを知らん。勾陳と玄武とが妻財の爻に落つればなり。怎んでか六畜を損ずるを知らん。白虎が官鬼を帯びて属する所のあの一支の上に臨めば(丑に臨めば則ち牛、戌に臨めば則ち狗の如し)。

何知人家失了牛,五爻丑鬼落空愁。何知人家失了雞,初爻帶鬼玄武欺。何知人家無牛豬,丑亥空亡兩位虛。何知人家無離犬,酉戌二爻空亡卷。何知人家人不來,世應俱落空亡排。何知人家宅不寧,六爻俱動亂紛紛。

怎んでか牛を丢したるを知らん。第五爻の丑土の官鬼が空に落つれば(丑は牛に属す)。怎んでか雞を丢したるを知らん。初爻が官鬼を帯びてまた玄武に欺かるれば(初爻は雞鵝を主る)。怎んでか家裡に牛と猪と無きを知らん。丑(牛)・亥(猪)の両位ともに空亡に落つればなり。怎んでか雞と狗と無きを知らん。酉(雞)・戌(狗)の両爻ともに空亡に落つればなり。怎んでか人の来らざるを知らん。世爻応爻ともに空亡に落つればなり。怎んでか宅中の寧ならざるを知らん。六爻が一斉に乱動して、紛紛として定まらざればなり。

仙人造出何知章,留與後人作飯囊。禍褔吉凶真有驗,時師句句細推詳。

この一篇の《何知章》は前賢の造り出して後人に留めて飯を喫わしむるの本領(「飯囊」は借りて口を糊するの技藝を謂う)。その中の講ずる所の禍福吉凶は確かに応験有り。当今の術者はまさに句句細細に推詳すべし。不過全書の宗旨に合せて看るを要す。これらの速断の語はただ象を取るの捷径、真に断じ准せんと要せば、依然として須らく五行の生剋と用神の旺衰との上に回りて印証すべし。

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