第十四問
三刑六害犯之必凶乎?答曰:三刑者,寅申巳三全為刑,子卯兩遇為刑,丑未戌三全為刑,辰午酉亥謂之自刑。夫三刑者,用神休囚,有他爻之克,內有兼犯三刑者,主見凶災;中三刑俱全不動,用神不傷損有生扶,從無有驗。六害屢試無驗,故不錄。
第十四問:三刑・六害を犯せば必ず凶なのか。答:まず三刑の成法を言う――寅・申・巳の三支がそろって初めて刑となる。子と卯の二支が遇えばすなわち刑となる。丑・未・戌の三支がそろって初めて刑となる。辰・午・酉・亥の四支はそれぞれ本支を見るを「自刑」と言う。用いる上の準則は:ただ用神自身が休囚で気がなく、また別の爻が来て剋するなかで、ここに兼ねて三刑を犯すものだけが、凶災を主る。もし三刑がそろってはいても皆発動せず、用神が傷を受けずまた生扶があれば、応験したことはかつてない。六害については、私が屡々試みたがいずれも応験しなかったので、収録しない。この一条もまた王氏の「生剋を主とし神煞を輔とす」の一貫した態度である。
占事 占侄孫病?|占事 占夫病? 卦名 風火家人之離為火|卦名 離為火之山雷頤 卦宮 巽木 空亡 子丑 缺爻 官|卦宮 離火 空亡 子丑 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 蛇 卯兄 庚|寅‖雀(世)巳兄 戊|辰 陳(應)O 巳孫→未財 申‖龍 未孫 午 雀 X 未財→酉官‖武 O 酉財→戌孫 龍 亥父[酉官]‖虎(應)O 亥官→辰孫 武(世)丑財‖蛇 丑孫 虎 卯兄‖陳 卯父
これは第十四問の最初の二つの卦例である。左の卦:姪孫の病を占い、風火家人が変じて離為火を得て、巽宮木に属し、旬空は子・丑、卦には官鬼が欠けている。庚申日・寅月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の卯木兄弟、勾陳の巳火子孫は応爻で重爻が発動して未土妻財を変出、朱雀の未土妻財は交爻が発動して酉金官鬼を変出、青竜の亥水父母は下に酉金官鬼を伏す、玄武の丑土妻財は世爻、白虎の卯木兄弟。姪孫を占うには子孫を用神とする。すなわち五爻の巳火――それは寅月の生を得(寅中に丙を蔵す)、また申日と相合するが、寅・申・巳の三字がちょうど揃って三刑となる。右の卦:妻が夫の病を占い、離為火が変じて山雷頤を得て、離宮火に属し、旬空は子・丑。戊午日・辰月に占った。六爻を上から下へ:朱雀の巳火兄弟は世爻、青竜の未土子孫、玄武の酉金妻財は重爻が発動して戌土子孫を変出、白虎の亥水官鬼は応爻で重爻が発動して辰土子孫を変出(辰は水の墓庫で、また回頭剋)、螣蛇の丑土子孫、勾陳の卯木父母。妻が夫を占うには官鬼を用とする。すなわち三爻の亥水。
斷曰:巳火用神月生日合,可治之症;但不宜月建寅、日建申與巳爻會成三刑,恐危。後果死於寅日寅時。|斷曰:亥水夫星為用,戌土生扶,酉金動來生,但不宜化入墓,又回頭化月建克,又是午日,午酉酉自刑俱全,此病立凶危。果本日午時死。
左の卦の断語:巳火の用神は寅月の相生を得また申日と相合しており、もとより治せる症だが、月建の寅・日建の申と卦中の巳の三字が三刑をなしたのが惜しい。おそらく危険である。後に果たして寅日寅時に死んだ――三刑が揃った時である。右の卦の断語:亥水は夫星すなわち用神である。上に変出した戌土は酉金を生じ得、酉金もまた発動して亥水を生じに来る。もとより一路の生気があった。惜しいのは亥水が動いて辰土を変出したこと――辰はまさに水の墓庫で、化して墓に入る。この辰土はまた当月の月建で、回頭してこれを剋する。しかも占った日は午日で、卦中の午(自刑)と酉、酉(自刑)の諸自刑が皆備わっている。この病はたちまち危殆を見る。果たして当日の午時に死んだ。二卦とも「用神がすでに傷を受け、さらに三刑を加える」において凶に応じた。まさに前答の言う限界に合致する。
占事 占妾近病?|占事 占一冬生意? 卦名 巽為風之火天大有|卦名 山火賁之風火家人 卦宮 巽木 空亡 辰巳 缺爻|卦宮 艮土 空亡 辰巳 缺爻 孫、父 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 雀(世)卯兄 戊|亥‖武 寅官 庚|戌 龍 O 巳孫→未財 戌‖虎 X 子財→巳父 子 武 X 未財→酉官‖蛇(應)戌兄 虎(應)酉官‖陳 亥財[申孫] 蛇 亥父‖雀 丑兄[午父] 陳 X 丑財→子父‖龍(世)卯官
これは第十四問の第三・第四の卦である。左の卦:側室の近い病を占い、巽為風が変じて火天大有を得て、巽宮木に属し、旬空は辰・巳。戊亥日・戌月に占った。六爻を上から下へ:朱雀の卯木兄弟は世爻、青竜の巳火子孫は重爻が発動して未土妻財を変出、玄武の未土妻財は交爻が発動して酉金官鬼を変出、白虎の酉金官鬼は応爻、螣蛇の亥水父母、勾陳の丑土妻財は交爻が発動して子水父母を変出。妾を占うには妻財を用とする。すなわち四爻の未土。卦中に丑・戌・未の三字がそろって刑となる。右の卦:この冬の商売を占い、山火賁が変じて風火家人を得て、艮宮土に属し、旬空は辰・巳、卦には子孫と父母が欠けている。庚戌日・子月に占った。六爻を上から下へ:玄武の寅木官鬼、白虎の子水妻財は交爻が発動して巳火父母を変出、螣蛇の戌土兄弟は応爻、勾陳の亥水妻財は下に申金子孫を伏す、朱雀の丑土兄弟は下に午火父母を伏す、青竜の卯木官鬼は世爻。世の上の卯木は子月の月建の合を得(子卯はもとより相刑)、また亥日の生を得ている。
斷曰:未土財爻為用神,不宜化,化金官鬼不宜;巳火原神值旬空、月破,巳火又入墓庫於日辰,又丑戌未三刑見全,無吉兆,即日防之。果卒本日未時。|斷曰:卯木持世,月建合之,日辰生之,今冬必獲厚利。彼曰:子尊與子爻刑世,有何吉耶?答曰:凡看卦,世用推尊,生克最重,今刑中帶生,謂之貪生忌刑。後一冬果獲大利。
左の卦の断語:未土妻財が用神で、もとより発動して化するを宜しとしないが、ひいきに酉金官鬼を変出して来た(財が鬼に化するは大忌)。それを生ずる巳火の原神は旬空に落ちかつ戌月の月破に遭い、そして巳はまた亥日に入墓する(火は亥に絶す)。さらに丑・戌・未の三刑がそろっている。一か所として吉兆がない。当日に防ぐべし。後に果たして当日の未時に亡くなった。右の卦の断語:世の上の卯木は子月の月建の合を得また亥日の水の生を得ており、今冬は必ず厚い利を得る。来た人が問うた:子と卯はもとより相刑で、子月が我が世爻を刑するのに、どこから吉が来るのか。私は答えた:およそ卦を見るは世爻・用神を尊ぶをもってよしとし、生と剋とが最も肝要である。いまこの一刑の中に生を帯びている(水は木を生ず)。これを「生を貪り刑を忌む」と言う――生があれば刑に顧みる暇がない。後にこの冬、果たして大いにその利を得た。この一問一答は、三刑は生剋を離れて孤立に見てはならないことをまさに説明している。
第十五問
獨靜,獨發,如何應驗?答曰:五爻俱動,惟一爻安靜,謂之獨靜;五爻安靜,惟一爻發動,謂之獨發。若卦中六爻有一爻明動,有一爻遇日辰沖者,非雲獨發也;倘六爻安靜,內有一爻日沖動者,亦云獨發也。然獨靜獨發,不過觀事之成敗遲速,至於吉凶當推用神;如舍用神而決事者,迂且謬也。
第十五問:「独静」「独発」はどう応験するか。答:五爻が皆動いてただ一爻のみ安静なのを独静と言い、五爻が皆静でただ一爻のみ発動するのを独発と言う。もし卦中にすでに一爻の明動があり、別に一爻がまた日辰に冲起されたなら、それは独発と算入できない。反対に六爻がもとより全て静で、その中の一爻が日辰に冲起されて暗動すれば、それもまた独発と算入される。ただし独静・独発は事の成敗と遅速を見るにのみ用いられ、吉凶についてはやはり用神を推さなければならない。もし用神を置き去りにして独発の一つだけで事を断ずれば、それは迂腐でありかつ荒謬である。
占事 占自去尋父回?|占事 占自去尋父回? 卦名 火天大有之離為火|卦名 澤火革之水火既濟 卦宮 乾金 空亡 寅卯 缺爻|卦宮 坎水 空亡 寅卯 缺爻 財 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 龍(應)巳官 丙|午‖龍 未官 丙|午 武 未父 午‖武 酉父 午 虎 酉兄‖虎(世)O 亥兄→申父 蛇(世)辰父‖蛇 亥兄[午財] 陳 O 寅財→丑父‖陳 丑官 雀 子孫‖雀(應)卯孫
これは第十五問の最初の二つの卦例で、同じ事を前後して占ったものである。左の卦:自分で父を尋ね訪ねて連れ戻せるかを占い、火天大有が変じて離為火を得て、乾宮金に属し、旬空は寅・卯。丙午日・午月に占った。六爻を上から下へ:青竜の巳火官鬼は応爻、玄武の未土父母、白虎の酉金兄弟、螣蛇の辰土父母は世爻、勾陳の寅木妻財は重爻が発動して丑土父母を変出、朱雀の子水子孫。五爻は皆静でただ二爻の寅木が独発し、寅木はちょうど世の上の辰土父母を剋している。右の卦:同じ人がもう一卦占って合わせて決し、澤火革が変じて水火既濟を得て、坎宮水に属し、旬空は寅・卯、卦には妻財が欠けている。丙午日・午月に占った。六爻を上から下へ:青竜の未土官鬼、玄武の酉金父母、白虎の亥水兄弟は世爻で重爻が発動して申金父母を変出、螣蛇の亥水兄弟は下に午火妻財を伏す、勾陳の丑土官鬼、朱雀の卯木子孫は応爻。世爻が動いて申金父母を変出して回頭生している。
一友人知易,同問其父,執此卦對予曰:寅木一爻獨發,正月得見否?予曰:非也。卦中父爻持世,被寅木剋制,自身不能動,父亦不見也。欲身動見父,必待沖剋寅木之年月也。命彼再占一卦合決之,何得革之既濟卦。|斷曰:此卦正合前卦。前卦應沖開寅木者,申也;此卦世化申金回頭生,亦應申也。果於申年八月尋父回家。應於申年者,前卦沖去忌神,後卦化出申金父母用神生世也。
左の卦の問答:易を解する友人が一緒に来て彼の父の行方を問うた。この卦を持って私に言った:寅木の一爻が独発だが、正月に会えるか。私は言った:違う。卦中の父母爻はちょうど世を持ち、この寅木に剋されて、自身さえ動けない。父も自ずと見えない。身を動かして父に会いに行こうと思えば、必ず寅木を冲剋する年月を待たなければならない。そこで彼にもう一卦占って合わせて見るように命じ、澤火革が変じて水火既濟を得た。右の卦の断語:この卦はちょうど前の卦と相合する。前の卦は寅木を冲開するのに申でなければならず、この卦は世爻の亥水が動いて申金を変出して回頭生する。これもまた申に応ずる。ゆえに申年に見えると断じた。後に果たして申年の八月に父を尋ね当てて家に帰った。なぜ申年に応じたか。前の卦は申が忌神たる寅木を冲ち去り、後の卦は申が父母の用神を化出して世を生ずる――二卦が同じく一つの申の字を指したのである。これもまた説明する:一つの事が明らかでなければ、もう一卦占って合わせて参じることができる。ただし二卦は必ず互いに印証しなければならない。
占事 占子嗣|占事 占雨久傷麥可否? 卦名 地雷復|卦名 天火同人之澤火革 卦宮 坤土 空亡 午未 缺爻 父|卦宮 離火 空亡 午未 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 蛇 酉孫 辛|申‖龍(應)O 戌孫→未孫 甲|午 陳 亥財 卯‖武 申財 申 雀(應)丑兄‖虎 午兄 龍 辰兄‖蛇(世)亥官 武 寅官[巳父]‖陳 丑孫 虎(世)子財‖雀 卯父
これは第十五問の第三・第四の卦である。左の卦:子嗣を占い、地雷復を得て、坤宮土に属し、旬空は午・未、卦には父母が欠けている。辛卯日・申月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の酉金子孫、勾陳の亥水妻財、朱雀の丑土兄弟は応爻、青竜の辰土兄弟、玄武の寅木官鬼は下に巳火父母を伏す、白虎の子水妻財は世爻。六爻は俱に静で、ただ上爻の酉金子孫が卯日に冲起されて暗動するのみ。これもまた独発と算入される。右の卦:久しい雨が麦を傷めるかどうかを占い、天火同人が変じて澤火革を得て、離宮火に属し、旬空は午・未。甲申日・午月に占った。六爻を上から下へ:青竜の戌土子孫は応爻で重爻が発動して未土子孫を変出(戌が未に変ずるは化退神)、玄武の申金妻財、白虎の午火兄弟、螣蛇の亥水官鬼は世爻、勾陳の丑土子孫、朱雀の卯木父母。五爻は皆静で、ただ上爻の戌土子孫が独発する。
來占人曰:我有一子因亂失散,今無子,特問將來有子否?斷曰:子水持世,月建作子孫生世,有子之兆;第六爻酉金子孫暗動生世,亦云獨發,在外卦動,所失之子必來之象。問曰:何時得見?予曰:明歲甲辰年與酉金相合,定得意而歸。後果驗。此用神獨發沖而逄合之年也。
左の卦の断語:占いに来た人が言った。私はもともと一人の息子があったが乱の中で散り散りになり、いま膝下に子がない。将来息子があるかどうかを問いに来た。私は断じた:世爻は子水で、申月の月建はちょうど子孫が世を生じる。これは子あるの兆である。上爻の酉金子孫が日辰に冲起されて暗動するもまた独発と算入され、しかも外卦で動く――外は遠い処を主る。まさに散り散りになった息子が帰って来る象である。彼が問うた:いつ会えるのか。私は言った:明年の甲辰年、辰と酉とが相合する。必ず心にかなって帰る。後に果たして応験した。これは用神の独発が冲されて合に逢う年なので、辰年に応じたのである。
一友執此卦問?予曰:戌土子孫一爻獨發,後日丙戌日定該天晴,如何還雨?答曰:爾愛憂麥水傷神,以子孫發動克去世上之鬼,叫爾勿憂,非應晴也,決不傷損。但戌土化退,不能克盡憂心,故天還雨,必待卯日合之則大晴耳。果驗。
右の卦の問答:ある友人がこの卦を持って来て問うた:戌土子孫の一爻が独発だが、明後日の丙戌日には晴れるはずなのに、なぜまだ雨が降っているのか。私は答えた:あなたは一心に久しい雨が麦を傷めるのを憂えているので、卦上では子孫が発動して世爻の上の官鬼を剋ち去る(官鬼はすなわち憂疑の神)。これはあなたに憂えるなと告げているのだ――天晴に応ずるのではない。麦は決して傷損に至らない。ただ戌土が動いて化退神する(戌が未に変ずる)ので、あなたのあの一点の憂心を剋し切れない。ゆえに天は相変わらず雨が降る。必ず卯日に戌と相合する(卯戌合)のを待って、初めて大いに晴れる。後に果たして応験した。この例は「独発はただ事の成敗・遅速を見、吉凶はなお用神を推す」の道理を最もよく見せる。
占事 占開煤窟何時見煤?|占事 占女病? 卦名 風火家人之風雷益。|卦名 火水未濟之水山蹇 卦宮 巽木 空亡 辰巳 缺爻|卦宮 離火 空亡 寅卯 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 武 卯兄 甲|申‖蛇(應)O 巳兄→子官 庚|寅 虎(應)巳孫 午‖陳 X 未孫→戌孫 戌 蛇 未財‖雀 O 酉財→申財 陳 O 亥父→辰財[酉官]‖龍(世)X 午兄→申財[亥官] 雀(世)丑財‖武 O 辰孫→午兄 龍 卯兄‖虎 寅父→辰孫
これは第十五問の第五・第六の卦である。左の卦:石炭竈を開いていつ炭に出会うかを占い、風火家人が変じて風雷益を得て、巽宮木に属し、旬空は辰・巳。甲申日・午月に占った。六爻を上から下へ:玄武の卯木兄弟、白虎の巳火子孫は応爻、螣蛇の未土妻財、勾陳の亥水父母は重爻が発動して辰土妻財を変出、下に酉金官鬼を伏す、朱雀の丑土妻財は世爻、青竜の卯木兄弟。五爻は俱に静で、ただ三爻の亥水が独発し、辰土妻財を変出する――鉱を開くを占うには妻財をもって求める物とする。右の卦:娘の病を占い、火水未濟が変じて水山蹇を得て、離宮火に属し、旬空は寅・卯。庚寅日・戌月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の巳火兄弟は応爻で重爻が発動して子水官鬼を変出、勾陳の未土子孫は交爻が発動して戌土子孫を変出(未が戌に変ずるは化進神)、朱雀の酉金妻財は重爻が発動して申金妻財を変出、青竜の午火兄弟は世爻で交爻が発動して申金妻財を変出、下に亥水官鬼を伏す、玄武の辰土子孫は重爻が発動して午火兄弟を変出(回頭生)、白虎の寅木父母は辰土子孫を変出。五爻は皆動いてただ一爻のみ安静――まさに「独静」である。
斷曰:以辰土財爻為用,此卦亥水獨發化出,明示辰月建可見。果至次年清明後始得見煤,此應獨發化出之用神也。|此卦獨靜,若不看用神斷,寅日生耶?寅日死耶?卦中土為用神,巳午火動來生之,未土子孫化進神,辰土子孫化回頭相生,卦象既吉也,許之寅日愈。果驗。
左の卦の断語:変出した辰土妻財をもって用神とする。この卦はただ亥水の一爻が独発してこの辰土を変出したので、明白に辰月(清明後に辰月に交わる)に炭が見えると指示している。後に果たして第二年の清明以後に炭を見た――これは「独発の変出した用神」に応じたのである。右の卦の断語:この卦は独静である。もし用神を見ずに独静だけで断ずれば、寅日は一体生か死か。用神を見れば明らかだ:娘を占うには子孫を用とし、卦中の土爻がちょうど用神である。応爻の巳火と世爻の午火とがいずれも発動して土を生じ、五爻の未土子孫はまた化進神し、二爻の辰土子孫はまた午火を化出して回頭して相生する――卦象はすでに全て吉なので、寅日に全癒すると彼女に許した。後に果たして応験した。
占事 占父遠出何日回? 卦名 天山遁之雷澤歸妹 卦宮 乾金 空亡 寅卯 缺爻 孫、財 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 武 O 戌父→戌父 甲|寅 虎(應)O 申兄→申兄 辰 蛇 午官 陳 O 申兄→丑 雀(世)X 午官→卯[寅財] 龍 X 辰父→巳[子孫]
これは第十五問の最後の卦である。占ったのは父が遠出していてどの日に帰るかで、天山遯が変じて雷澤帰妹を得て、乾宮金に属し、旬空は寅・卯、卦には子孫と妻財が欠けている。甲寅日・辰月に占った。六爻を上から下へ:玄武の戌土父母は重爻が発動してなお戌土を変出(伏吟)、白虎の申金兄弟は応爻で重爻が発動してなお申金を変出(伏吟)、螣蛇の午火官鬼、勾陳の申金兄弟は重爻が発動して丑を変出、朱雀の午火官鬼は世爻で交爻が発動して卯を変出、下に寅木妻財を伏す、青竜の辰土父母は交爻が発動して巳を変出、下に子水子孫を伏す。外卦の二爻は伏吟し、五爻は皆動いてただ四爻の午火が安静――まさに独静である。
斷曰:外卦伏吟,在外有憂愁之象。彼曰:無害否?答曰:內卦辰土父母化巳火回頭之生,世爻午火化卯木助火生之,並無有害。第四爻午火獨靜,五月必歸也。後三四月乃父在湖廣生理,不料省城兵亂,五月方歸。
断語:外卦が伏吟するのは、人が外にあって憂悶し愁煩する象を主る。来た人が問うた:妨害はあるか。私は答えた:内卦の辰土父母が動いて巳火を変出して回頭して相生する(火生土)。世爻の午火もまた卯木を変出して火を助け土を生ずる。父母の用神は一路生を得て、妨害はない。第四爻の午火が独静――静の者は主となる。ゆえに五月(午月)に必ず帰ると断じた。後に三・四月の間、彼の父は湖広で商売をしていたが、不図省城で兵乱が起こり、五月に至って初めて帰って来た。この卦は独静の爻をもって帰期を定め、用神の生剋をもって安危を定めた。まさに本問の「独静・独発はただ遅速を見、吉凶はなお用神を推す」の宗旨に合致する。
第十六問
卦得盡靜盡發者,何以斷之?答曰:六爻安靜,無日生沖爻者,謂之盡靜;六爻俱動者,謂之盡發。盡靜者,如春花之含蕊,人未見其妙,一沾雨露油然漸放矣;盡發者,如百卉齊放,人多見其豔,一遇狂風翻然而損矣。故靜者恆美,動者常咎。
第十六問:六爻が全て静、あるいは六爻が全て動いた場合はどう断ずるか。答:六爻が安静で、しかも日辰が来て生ずることも冲することもないのを「尽静」と言う。六爻が一斉に発動するのを「尽発」と言う。尽静は春の花がまだ蕾を含んでいるようなもので、人はしばらくその妙を見出せないが、一旦雨露に潤されれば、おのずからゆっくりと開いて行く。尽発は百花が一が一斉に咲き誇るようなもので、人は皆その艶やかさを見るが、一陣の狂風が来れば、瞬く間に散り零れてしまう。ゆえに安静なものは常にその美を保ち、発動するものは常にその咎を招く――この二句は全書で動静を論じた最も精要な比喩である。
占事 占僕近出何日回?|占事 占今日有人還銀否 卦名 離為火|卦名 坤為地 卦宮 離火 空亡 申酉 缺爻|卦宮 坤土 空亡 申酉 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 蛇(世)巳兄 庚|午‖陳(世)酉孫 己|辰 陳 未孫 辰‖雀 亥財 卯 雀 酉財‖龍 丑兄 龍(應)亥官‖武(應)卯官 武 丑孫‖虎 巳父 虎 卯父‖蛇 未兄
これは第十六問の最初の二つの卦例で、いずれも尽静の卦である。左の卦:僕が近ごろ出掛けていていつ帰るかを占い、離為火を得て、離宮火に属し、旬空は申・酉。庚辰日・午月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の巳火兄弟は世爻、勾陳の未土子孫、朱雀の酉金妻財、青竜の亥水官鬼は応爻、玄武の丑土子孫、白虎の卯木父母。六爻は俱に静である。僕を占うには妻財を用とする。すなわち四爻の酉金で、ちょうど旬空に落ちしかも辰日に合されている(辰酉合)。右の卦:今日人が来て銀を返すかどうかを占い、坤為地を得て、坤宮土に属し、旬空は申・酉。己辰日・卯月に占った。六爻を上から下へ:勾陳の酉金子孫は世爻、朱雀の亥水妻財、青竜の丑土兄弟、玄武の卯木官鬼は応爻、白虎の巳火父母、螣蛇の未土兄弟。六爻も俱に静である。世の上の酉金子孫は財を生ずる原神で、ちょうど旬空に落ちしかも卯日に冲されている。
斷曰:酉金財爻為用,月剋日生,似可相敵,並無生克。一卦之中惟酉金用神旬空,日合神機現,此但旬空必待出旬合空,雖有半用,須待沖發,交小暑即辛卯日,則酉金值旬不空,沖發必至。果於辛卯日來家,此應靜而逄沖也,合而逄沖也,空待出空也。|斷曰:酉金原神旬空,日辰沖之,靜而逄沖日起;況日辰臨應沖世,彼必今日巳時送還也。果於本日巳時還一半,乙酉日巳時還清。一半者,靜空沖起有一半之力,而財亦有一半者也;乙酉日還清者,巳經沖起之神值日,是財之原神填足矣,子孫喜悅之星還清,豈不喜耶。
左の卦の断語:酉金妻財が用神で、午月が来て剋し辰日が来て生ずる。両力は相い当たり、生もなければ剋もないに等しい。全卦の中でただこの酉金の用神が旬空に落ち、しかも日辰がまたこれに合しに来る――神機はまさにここに顕れる。旬空に落ちてまた合されているので、必ず旬を出てこの一合を冲開するのを待たなければならない。目下すでに半分は用いられると言っても、なお冲动するのを待たねばならない。小暑に交わる日はちょうど辛卯日で、その時酉金はすでに本旬を出て空でなくなり、卯がまたこれを冲する。人は必ず到る。後に果たして辛卯日に帰宅した――この卦は「静にして冲に逢う」「合にして冲に逢う」「空は出空を待つ」の三層に兼ねて応じた。右の卦の断語:世の上の酉金は妻財の原神で、ちょうど旬空に落ちているが、己辰日に……(原書は日辰がこれを冲する)――静にして冲に逢えば起つ。しかも日辰が応爻に臨んで世を冲するので、その人は今日の巳時に必ず来て返す。後に果たして当日の巳時に半分を返し、乙酉日の巳時に至って返し終えた。なぜ半分だけ返したか。静爻が空に落ちて冲起されたので、半分の力しかなく、得た財もまた半分しかなかったのだ。なぜ乙酉日に返し終えたか。あの冲起された原神がこの日に至ってちょうど日に値し、本位を填め足したのだ。子孫はまた歓喜の神で、返し終われば、それはめでたいではないか。
占事 占父在亂軍中吉凶?|占事 占造墳葬 卦名 山天大畜之澤地萃|卦名 乾為天之坤為地 卦宮 艮土 空亡 戌亥 缺爻|卦宮 乾金 空亡 戌亥 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 虎 O 寅官→未兄 壬|子‖武(世)O 戌父→酉兄 甲|辰 蛇(應)X 子財→酉孫 申‖虎 O 申兄→亥孫 子 陳 X 戌兄→亥財‖蛇 O 午官→丑父 雀 O 辰兄→卯官[申孫]‖陳(應)O 辰父→卯財 龍(世)O 寅官→巳父[午父]‖雀 O 寅財→巳官 武 O 子財→未兄‖龍 O 子孫→未父
これは第十六問の第三・第四の卦で、いずれも尽発の卦である。左の卦:父が乱軍の中に陥って吉凶を占い、山天大畜が変じて澤地萃を得て、艮宮土に属し、旬空は戌・亥。壬申日・子月に占った。六爻を上から下へ:白虎の寅木官鬼は重爻が発動して未土兄弟を変出、螣蛇の子水妻財は応爻で交爻が発動して酉金子孫を変出、勾陳の戌土兄弟は交爻が発動して亥水妻財を変出、朱雀の辰土兄弟は重爻が発動して卯木官鬼を変出、下に申金子孫を伏す、青竜の寅木官鬼は世爻で重爻が発動して巳火父母を変出、下に午火父母を伏す、玄武の子水妻財は重爻が発動して未土兄弟を変出。六爻は俱に動く。右の卦:墳を造り安葬するを占い、乾為天が変じて坤為地を得て、乾宮金に属し、旬空は戌・亥。甲辰日・子月に占った。六爻を上から下へ:玄武の戌土父母は世爻で重爻が発動して酉金兄弟を変出、白虎の申金兄弟は重爻が発動して亥水子孫を変出、螣蛇の午火官鬼は重爻が発動して丑土父母を変出、勾陳の辰土父母は応爻で重爻が発動して卯木妻財を変出、朱雀の寅木妻財は重爻が発動して巳火官鬼を変出、青竜の子水子孫は重爻が発動して未土父母を変出。これもまた六爻俱に動く。
斷曰:六爻亂動,正亂軍中象也。以化出巳火父母爻為用,月建克之,寅水原神又被日辰沖剋,恐性命難保。後果死無蹤跡。|斷曰:此卦甚凶,不必細月。彼曰:墳已造成,即候開金井落葬,卜之以決吾房安否?予力止之不可葬。正論之間,有人來報曰:穴場下俱是斗大石塊,不計其數,且並無點穴之處。後有地師看之,則曰:背水走石,不成墳地也。
左の卦の断語:六爻が乱動するは、まさに乱軍の中で紛擾して主なき象である。父を占うには父母を用とするが、本卦に父母がないので、世爻の変出した巳火父母を用神とする。しかし子月の月建の水はちょうどこの巳火を剋し、それを生ずる寅木の原神はまた壬申日の申に冲剋される(申は寅を冲する)――用神と原神とが両頭とも傷つけられ、おそらく性命は保ち難い。後に果たして死に、屍の行方すら知れなかった。右の卦の断語:この卦は極めて凶で、細かく月を論ずるまでもない。来た人が言った:墳はすでに造り終えて、金井を開いて(穴を掘って)下葬するを待つのみだ。一卦占って我が一房が安かどうかを決したい。私は極力勧め止めて、この地は葬れないと言った。ちょうど言っているところへ、ある人が走って来て報告した:穴場の下はすべて斗ほどの大きな石塊で、数え切れないほどあり、しかも点じて穴とすべき場所が全くない。後に地師を請うて見せたところ、彼もまた言った:これは水に背いて石の走る地で、墳は作れない。この二卦はともに尽発で、百花が風に遇うがごとく、瞬く間に散り零れた。
第十七問
問用神多現,何以取之?答曰:予屢驗者,舍其閒爻而用持世,舍其無權而用月日,舍其不破而用月破,舍用不空而用旬空。天機盡洩於有病之間,斷法總在醫藥之處。
第十七問:用神が卦中に幾ヶ所も現れた時、どれを取るべきか。答:これは私が屡試して屡々験のある四条の口訣である――二爻が並び現れた時は、あの閑爻を捨てて、世を持つものを取る。権も気もないものを捨てて、月建・日辰に臨んでいるものを取る。完好で破れないものを捨てて、ちょうど月破に遭っているものを取る。空に落ちないものを捨てて、ちょうど旬空に落ちているものを取る。なぜ専ら「病ある」のを取るのか。天機はすべて病あるの処に洩れ顕れ、断法もつねに薬を下す処に落ちるからである――病あるの爻はまさに事の関節で、それがいつ病癒えるかが、事のいつ応験するかである。
占事 占求財|占事 占升遷 卦名 風天小畜|卦名 地水師之風水渙 卦宮 巽木 空亡 辰巳 缺爻|卦宮 坎水 空亡 辰巳 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 蛇 卯兄 庚|未‖武(應)x 酉父→卯孫 甲|未|卯 陳 巳孫 子‖虎 x 亥兄→巳財 午 雀(應)未財‖蛇 丑官 龍 辰財‖陳(世)午財 武 寅兄‖雀 辰官 虎(世)子父‖龍 寅孫
これは第十七問の最初の二つの卦例で、いずれも用神が両現している。左の卦:財を求めるを占い、風天小畜を得て、巽宮木に属し、旬空は辰・巳。庚子日・未月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の卯木兄弟、勾陳の巳火子孫、朱雀の未土妻財は応爻、青竜の辰土妻財、玄武の寅木兄弟、白虎の子水父母は世爻。妻財が両現する:未土はちょうど月建に当たり空でなく、辰土はちょうど旬空に落ちている。右の卦:昇遷を占い、地水師が変じて風水渙を得て、坎宮水に属し、旬空は辰・巳。甲未日・午月・卯年に占った。六爻を上から下へ:玄武の酉金父母は応爻で交爻が発動して卯木子孫を変出、白虎の亥水兄弟は交爻が発動して巳火妻財を変出、螣蛇の丑土官鬼、勾陳の午火妻財は世爻、朱雀の辰土官鬼、青竜の寅木子孫。官鬼が両現する:丑土と辰土で、一つは空に落ち、一つは破に遭っている。
斷曰:未土月建為用,何以辰土旬空?空必關因,竟斷月內辰日得財。果甲辰日巳時到手,此應出空之日時也,正是舍其不空而用空者。|斷曰:日辰世爻極旺,得月建作官星合世,但卦中兩現官星,一空一破,將何爻為用?斷其何年升遷?則曰:今歲是卯年,來歲辰年,必以辰爻為用,來歲可升。但外卦反吟,常得驗者去而復來。果辰年調至河南,五月又調回,十月開督府,一年兩調一升,皆應實空之年也。
左の卦の断語:未土妻財はちょうど月建に当たり、本来これをもって用とすべきだが、卦中にひいきにもう一つの辰土妻財が旬空に落ちている――空に落ちるには必ず故がある。関節はまさにここにある。そこで直ちに本月の辰日に財を得ると断じた。後に果たして甲辰日の巳時に手に入った。まさに空を出るその日その時に応じた。これが「その空ならざるを捨てて空を用る」の例である。右の卦の断語:世爻の午火は極めて旺で、また月建の官星を得て世に合す。ただ卦中に官鬼が両現し、一つは空に落ち一つは破に遭う。一体どちらを取って用とすべきか。どの年の昇遷と断ずべきか。私は言った:今年は卯年、明年は辰年。必ず辰爻をもって用とし、明年に昇る。ただ外卦が反吟するので、私が屡試した経験では、行ってまた帰るを主る。後に果たして辰年に河南に調えられ、五月にまた調え戻され、十月に督府衙門に昇任した――一年のうちに二度の調動と一度の昇遷があり、いずれもあの空に落ちた爻が填実する年に応じた。
占事 占子何日脫難?|占事 占子久出何日沖 卦名 雷地豫之雷澤歸妹|卦名 火風鼎之水天需 卦宮 震木 空亡 寅卯 缺爻 父|卦宮 離火 空亡 申酉 缺爻 父 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 龍 戌財 丙|亥‖龍 O 巳兄→子官 丁|未 武 申官 午‖武(應)X 未孫→戌孫 丑 虎(應)午孫‖虎 O 酉財→申財 蛇 卯兄‖蛇 酉財 陳 X 巳孫→卯兄‖陳(世)亥官 雀(世)X 未財→巳孫[子父]‖雀 X 丑孫→子官[卯父]
これは第十七問の第三・第四の卦である。左の卦:息子がいつ難を脱するかを占い、雷地豫が変じて雷澤帰妹を得て、震宮木に属し、旬空は寅・卯、卦には父母が欠けている。丙亥日・午月に占った。六爻を上から下へ:青竜の戌土妻財、玄武の申金官鬼、白虎の午火子孫は応爻、螣蛇の卯木兄弟、勾陳の巳火子孫は交爻が発動して卯木兄弟を変出、朱雀の未土妻財は世爻で交爻が発動して巳火子孫を変出、下に子水父母を伏す。子孫が三現する:午火は安静にして日建に臨み、二ヶ所の巳火はちょうど午月の月破に遭っている。右の卦:息子が久しく出ていていつ帰るかを占い、火風鼎が変じて水天需を得て、離宮火に属し、旬空は申・酉、卦には父母が欠けている。丁未日・丑月に占った。六爻を上から下へ:青竜の巳火兄弟は重爻が発動して子水官鬼を変出(回頭剋)、玄武の未土子孫は応爻で交爻が発動して戌土子孫を変出(化進神)、白虎の酉金妻財は重爻が発動して申金妻財を変出(化退神)、螣蛇の酉金妻財、勾陳の亥水官鬼は世爻、朱雀の丑土子孫は交爻が発動して子水官鬼を変出(子丑合)、下に卯木父母を伏す。
斷曰:卦中子孫三現,俱生世爻,是必脫厄。日建午爻安靜,兩爻巳火月破,許巳年脫厄。果驗。此乃用神多現,而用占破,驗在有病之爻,實破之年也。|斷曰:未土化進神,日辰沖之;丑土化子合住;巳火原神動來生用,化子水回頭剋制,目下不來。問曰:終須來否?答曰:午年必來。果於午年午月到家。應午年月者,未土動而日沖,是動沖逄合之年月也;丑土化子水合,合要沖開之年月也;巳火化子水之克,沖去子水是去煞留恩也。
左の卦の断語:卦中に子孫が三ヶ所現れ、いずれも世爻を生じに来るので、息子は必ず厄を脱し得る。そのうち午火は安静にしてちょうど日建に臨み、ほかの二ヶ所の巳火は午月の月破に遭っている――第十七問の口訣に照らして、完好のものを捨てて病あるのを取れば、巳年に難を脱すると許す。後に果たして応験した。これはまさに「用神が多く現れて月破の爻を取れば、応験は病あるの爻の填実する年に落ちる」である。右の卦の断語:応の上の未土子孫が動いて化進神するが、丁未日の日辰に冲されている。初爻の丑土子孫は動いて子水を変出して子丑相合に合されている。上爻の巳火はもとより用を生ずる原神だが、一動して子水を変出して回頭してこれを剋する――三ヶ所ともに病がある。ゆえに目下は帰れない。来た人が問うた:ついには帰るかどうか。答:午年に必ず帰る。後に果たして午年午月に家に到った。なぜ午年午月に応じたか。未土が動いて日辰に冲されたのは「動いて冲に逢い、合を待つ」年月(午と未とが合す)。丑土が子水に合されているのは、冲開するを待たねばならない(午が子を冲する)。巳火が子水に回頭剋されたのは、子水を冲ち去るがまさに「煞を去り恩を留む」――三条がいずれも一つの午の字を指したのである。
占事 占子嗣多否? 卦名 坤為地之艮為山 卦宮 坤土 空亡 子丑 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 虎(世)X 酉孫→寅官 癸|寅 蛇 亥財 亥 陳 丑兄 雀(應)X 卯官→申孫 龍 巳父 武 未兄
これは第十七問の最後の卦である。占ったのは子嗣が多いかどうかで、坤為地が変じて艮為山を得て、坤宮土に属し、旬空は子・丑。癸亥日・寅月に占った。六爻を上から下へ:白虎の酉金子孫は世爻で交爻が発動して寅木官鬼を変出、螣蛇の亥水妻財、勾陳の丑土兄弟、朱雀の卯木官鬼は応爻で交爻が発動して申金子孫を変出、青竜の巳火父母、玄武の未土兄弟。見るべきは世応の両爻:世の上の子孫は動いて官鬼を変出し、応の上の官鬼は動いて子孫を変出する――子孫と官鬼とが互いに変じ合って、纏わりついて分明しない。
彼曰:婢妾三四,在三五年內生者生,死者死,子有九人,並無一存,今後可有子否?予曰:予化鬼,鬼化子,不但狠藉,後難許有。果無子,以侄為嗣。
来た人が言った:家に婢妾が三四人あり、この三五年の間に生んだり死んだりして、前後に九人の男子があったが一人も留まらなかった。今後まだ息子があるか。私は言った:卦上で子孫が官鬼を変出し、官鬼がまた子孫を変出する――子孫は命、官鬼は災で、二つが輾転して相生相変する。目下の狼藉ぶりだけでなく、これからも子あるは許し難い。後に果たして子なく、甥を過嗣して嗣を承けさせた。この卦は応期に着眼せず、「子が鬼に化し鬼が子に化す」という一層の象において断を取ったもので、これもまた用神が多く現れた時の一種の見方である。
第十八問
卜者誠心,斷者精明,亦有不驗何也?問曰:此其故在卜者,而不在斷者。乃卜者之意雖誠,或密事難以語人,或問此而意別有在也,所以有不驗之故耳!
第十八問:卜を求める人は心が誠で、卦を断ずる人も精明なのに、なぜなお応験しない時があるのか。答:この故は卜を求める人の身にあって、卦を断ずる人の身にはない。卜を求める者の心意は誠ではあっても、事によっては隠私があって人に言い難い。あるいは口で問うのはこの事だが、心の中で思うのは別の一事である。用神はすでに彼の口で問うたところに従って取ったので、自ずと彼の心で求める事とは合わない。ゆえに験しないのだ。以下の六つの卦例は、すべてこの一層のために証を立てるものである――まさに巻首の《卜筮格言》「卜を問う者は誠ならねば格れず」の一段と首尾相応ずる。
占事 占伯父何日回?|占事 占流年 卦名 火山旅之艮為山|卦名 艮為山 卦宮 離火 空亡 寅卯 缺爻 官、父|卦宮 艮土 空亡 子丑 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 雀 巳兄 戊|酉‖虎(世)寅官 癸|未 龍 未孫 申‖蛇 子財 亥 武(應)O 酉財→戌孫‖陳 戌兄 虎 申財[亥官]‖雀(應)申孫 蛇 午兄‖龍 午父 陳(世)辰孫[卯父]‖武 辰兄
これは第十八問の最初の二つの卦例である。左の卦:伯父がいつ帰るかを占い、火山旅が変じて艮為山を得て、離宮火に属し、旬空は寅・卯、卦には官鬼と父母が欠けている。戊申日・酉月に占った。六爻を上から下へ:朱雀の巳火兄弟、青竜の未土子孫、玄武の酉金妻財は応爻で重爻が発動して戌土子孫を変出、白虎の申金妻財は下に亥水官鬼を伏す、螣蛇の午火兄弟、勾陳の辰土子孫は世爻で下に卯木父母を伏す。伯父を占うにもやはり父母を用とするが、父母は卦に上がらず世爻の辰土の下に伏し、またちょうど旬空に落ちている。右の卦:ある人が流年を占いたいと言い、艮為山を得て、艮宮土に属し、旬空は子・丑。癸亥日・未月に占った。六爻を上から下へ:白虎の寅木官鬼は世爻、螣蛇の子水妻財、勾陳の戌土兄弟、朱雀の申金子孫は応爻、青竜の午火父母、玄武の辰土兄弟。官鬼がちょうど世を持ち、亥日に生ぜられ合されている(寅亥合)。
此卦若問伯父平安否,卯木父伏而不現,被日月動爻克沖,必不安矣。今問其回來否,不以此斷,只可斷用神伏藏受克不來。後果不來,在外平安。|此人往軍前求名,說占流年,卻不知占名以官爻為官,最喜官星持世;占流年以鬼爻為貴,不宜官鬼持世。予以此理告之。彼曰:煩人援例不知成否?答曰:此卦官星持世,日辰生合,業已成矣。果壬申日文書實收到,應申日,寅木官星日辰合之,合住逄沖之日也。若以流年斷之,則謬矣。
左の卦の断語:この卦はもし伯父が無事かどうかを問うなら、卯木父母は伏して現れず、また日辰・月建と動爻とに剋冲されているので、必ず無事でない。しかしいま問うのは帰るかどうかなので、そのように断ずることはできず、ただ用神が伏藏して剋を受け、人は帰らないと断ずるのみである。後に果たして帰らなかったが、人は外でかえって無事だった。同じ卦でも、問う法が違えば断ずる法も違う――これがまさに本問の要害である。右の卦の問答:この人は軍前に行って身の出しを謀る者で、口では流年を占うと言ったが、功名を占うには官鬼を官星として最もその世を持つを喜び、流年を占うには官鬼を禍祟として最もその世を持つを忌むことを知らなかった。私はこの一層の道理を彼に告げた。彼はようやく言った:人に托して例に援じて捐納してもらいたいが、成るかどうか。私は言った:この卦は官星が世を持ち、日辰がまた来てこれを生じこれに合する。事はすでに成っている。後に果たして壬申日に文書が実際に手に届いた。なぜ申日に応じたか。寅木の官星が亥日に合されているので、冲開するのを待たねばならず、申はちょうど寅を冲する。もし真に流年に照らして断じたなら、大きく誤るところだった。
占事 占家宅|占事 占現任吉凶 卦名 水風井之水澤節|卦名 水天需 卦宮 震木 空亡 申酉 缺爻 孫、兄|卦宮 坤土 空亡 午未 缺爻 父 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 武 子父 乙|申‖武 子財 乙|子 虎(世)戌財 亥‖虎 戌兄 酉 蛇 申官[午孫]‖蛇(世)申孫 陳 O 酉官→丑財‖陳 辰兄 雀(應)亥父[寅兄]‖雀 寅官[巳父] 龍 X 丑財→巳孫‖龍(應)子財
これは第十八問の第三・第四の卦である。左の卦:家宅を占い、水風井が変じて水澤節を得て、震宮木に属し、旬空は申・酉、卦には子孫と兄弟が欠けている。乙亥日・申月に占った。六爻を上から下へ:玄武の子水父母、白虎の戌土妻財は世爻、螣蛇の申金官鬼は下に午火子孫を伏す、勾陳の酉金官鬼は重爻が発動して丑土妻財を変出、朱雀の亥水父母は応爻で下に寅木兄弟を伏す、青竜の丑土妻財は交爻が発動して巳火子孫を変出。応爻はちょうど第二爻の宅位に落ちており、内卦は巳酉丑と合して官鬼の一局を成す。右の卦:現任の官職の吉凶を占い、水天需を得て、坤宮土に属し、旬空は午・未、卦には父母が欠けている。乙子日・酉月に占った。六爻を上から下へ:玄武の子水妻財、白虎の戌土兄弟、螣蛇の申金子孫は世爻、勾陳の辰土兄弟、朱雀の寅木官鬼は下に巳火父母を伏す、青竜の子水妻財は応爻。子孫がちょうど世を持つ。
斷曰:應居二爻,謂之應飛入宅,臨父母必有外姓長者同居。彼曰:從無外人同舍。內卦合成官鬼局,宅內不安。彼曰:無駁雜。木兄弟月破,伏藏官局克之,或昆仲家不利。彼曰:吾占家宅,即日郄同家業師鄉試,實為功名耳。予曰:功名與家宅天遠地隔矣。功名以官鬼為官星,宅以鬼為禍害。既占功名,兄之功名不許,令業師必高中也。彼曰:何以知之?答曰:官局生應不來生世,謂之出現無情與我,無干也。後果至八月酉金實空之月,此人自己頭場貼出,其業師中式第四名。
左の卦の断語:応爻が第二爻の宅位に落ち、これを「応が飛んで宅に入る」と言い、それがまた父母爻に臨んでいるので、必ず外姓の長者が同住している。彼が言った:従来外部の人が同住したことはない。私は言った:内卦は巳酉丑と合して官鬼の一局を成す。宅のうちに安寧が得られない。彼が言った:雑多な事も特にない。私はまた言った:寅木兄弟はちょうど申月の月破に遭い、伏して出ずまたあの官局に剋されている。おそらく兄弟輩の家に利がない。彼はようやく言った:名は家宅を占うとは言うものの、実はここ数日自分の塾師に付き添って郷試に行くところで、問うたのは功名だ。私は言った:功名と家宅とは天淵ほど隔たっている――功名を占うには官鬼を官星とし(吉神である)、家宅を占うには官鬼を禍害とする(凶神である)。問うのが功名である以上:あなた自身の功名は許せないが、あなたのあの塾師は必ず高く挙がる。彼が問うた:なぜ分かるのか。私は言った:卦中の官鬼一局は応爻を生じに行くのであって、世爻を生じに来るのではない。これを「現れて我に情なし」と言い、我とは関わりがない。後に果たして八月の酉金填実の月に至り、彼自身は頭場で貼り出され(落第し)、彼の塾師は第四名に中った。
此公因本省有缺出,不便明問,故以現任吉凶而問。殊不知問缺之否,子孫持世不得;占現任之吉凶,子孫持世則休官。予即問明,彼曰:占升遷。答曰:此缺不得。果不得,在任甚安。若以占現任之吉凶,休官必矣,豈非天淵耶。
右の卦の問答:この官員は本省に一つの欠員が出たので、明言し難く、「現任の吉凶」を名にして問うた。彼は知らなかった:もしこの欠に補せられるかを問うなら、子孫が世を持てば補せられない(子孫は官を剋し、官位は手に入らない)。もし現任の吉凶を問うなら、子孫が世を持つはすなわち官を罷められることである。二つとも良くないが、軽重は天と地ほど違う。私はその場で問い明らかにすると、彼は昇遷を占うのだと言った。そこで私は答えた:この欠には補せられない。後に果たして補せられなかったが、現任の位はかえって穏やかだった。もし真に「現任の吉凶を占う」に照らして断じたなら、必ず官を失うと断じなければならなかった――それは天淵の差ではないか。
占事 因母病占問流年|占事 占功名 卦名 風雷益之天雷無妄|卦名 澤地萃之天山遁 卦宮 巽木 空亡 辰巳 缺爻 官|卦宮 兌金 空亡 子丑 缺爻 六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲/六獸·世應·卦爻·干支·六神·干支·六神·伏神·卦身·日辰·月建·太歲 蛇(應)卯兄 辛|午‖蛇 X 未父→戌父 辛|午 陳 巳孫 未‖陳(應)酉兄 酉 雀 X 未財→午孫‖雀 亥孫 龍(世)辰財[酉官]‖龍 X 卯財→申兄 武 寅兄‖武(世)巳官 虎 子父‖虎 未父
これは第十八問の最後の二つの卦例である。左の卦:母が病気なので名を托して流年を占い、風雷益が変じて天雷无妄を得て、巽宮木に属し、旬空は辰・巳、卦には官鬼が欠けている。辛午日・未月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の卯木兄弟は応爻、勾陳の巳火子孫、朱雀の未土妻財は交爻が発動して午火子孫を変出(午未相合)、青竜の辰土妻財は世爻で下に酉金官鬼を伏す、玄武の寅木兄弟、白虎の子水父母。世の上の辰土妻財は旺にして世を持ち、ちょうど旬空に落ちている。右の卦:功名を占い、澤地萃が変じて天山遯を得て、兌宮金に属し、旬空は子・丑。辛午日・酉月に占った。六爻を上から下へ:螣蛇の未土父母は交爻が発動して戌土父母を変出(未が戌に変ずるは化進神)、勾陳の酉金兄弟は応爻、朱雀の亥水子孫、青竜の卯木妻財は交爻が発動して申金兄弟を変出(回頭剋)、玄武の巳火官鬼は世爻、白虎の未土父母。官鬼が世を持ち、未土父母もまた化進神する。
如買賣人問流年,自然以財爻為重。此卦旺財持世,未土之財化午火生合,即許之發財。彼曰:我因老母有病,故來占之,欲占何日安否?予曰:占求財流年與母病是天淵矣。曰:令堂甲辰日危也。果驗,此應世爻辰土出旬之日也。
左の卦の問答:もし商売をする人が流年を問うなら、自ずと妻財を重んずる。この卦では旺相の妻財がちょうど世を持ち、五爻の未土妻財もまた動いて午火を変出してこれを生合する。ゆえに私は彼に財を発すると許した。彼はようやく言った:老母が病気なので占いに来たのだ。いつ無事になるかを問いたい。私は言った:財を求める流年を占うのと、母の病を占うのとは、天淵ほど隔たっている! そこで改めて母を占うに照らして父母を用とする(この卦の父母は初爻の子水で、世の上の辰土はちょうど水を剋する)とし、断じた:令堂は甲辰日に危険である。後に果たして応験した――ちょうど世爻の辰土が旬を出て填実するその日に応じたのである。
此子十二歲,乃父命其占名,若以官爻持世,夏火當令,未土父母為文章化進神,功名有望。豈知父叫子占,此心發於乃父之誠也,是父占子也。卯木不能克父,則父動克子也,此子未戌日而亡。
右の卦の問答:卦を摇ったのは十二歳の子供で、彼の父が功名を占わせたのだ。もし卦面だけを見れば:官鬼が世を持ち、ちょうど夏で火が旺して令を得ており、未土父母(文章を主る)もまた化進神する――功名は大いに望みがある。ところがこの卦は父が息子に摇らせたもので、一片の誠心は父たる者から発したので、実際には「父が息子を占う」のであり、用神は子孫を取るべきだった。このように一転すれば:卯木妻財は動いても父母を剋し得ず、父母爻が発動するはまさに子孫を剋する――この子供は未日・戌日の間に死んだ。全書がこの卦をもって結びとするのは、意が極めて深い:卦は死んだもので、人心は生きたものだ。一体誰が問うているのか、誰の何事を問うているのかを問い明らかにしなければ、たとえ卦理に熟爛していようと、一卦も断じられない。これがまさに「十八問」ひいては《卜筮正宗》全書の帰結するところである。
