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家宅の精を搜して六爻を分別する断法を新增す

清 · 王洪绪 · 第11巻 / 19

作盤ガイド: 六爻納甲の立卦, 大衍筮法

初爻非水休言井,酉金干涉道雞鵝;臨上逢沖基地破,無官無鬼小兒和。宅邊若有墳和墓,須知鬼墓值爻初;水臨白虎將橋斷,寅木貓良鼠耗無。

これは新增の一套の六爻に按じて家宅を分断するの歌訣、爻を逐いて象を取る。初爻は地基・水井・小児と雞鵝とを主る。初爻がもし水に属せざれば、則ち家裡に井有りと説く要なし。初爻が酉金に属せば、則ち雞鵝の類に渉る。初爻が臨上して冲せられれば、地基に破損有り。初爻に官鬼無ければ、小児は平安和順。宅子の旁にもし墳墓有れば、初爻上が正しく官鬼の墓庫に値るか否かを看る。初爻が水に属して白虎に臨めば、橋梁の将に断なんとするを主る。初爻が寅木なれば(寅は虎に属し、家猫の類)、猫は好にして鼠耗無きを主る。

玄武水乘溝利瀹,木爻官鬼樹為戈;二爻木鬼梁橫肓,父母持之主堂奧。雀火官持論火災,土金變化宜興造;木被金沖鍋蓋摧,金局摧殘鍋破壞。

初爻が玄武を帯びて水に属せば、溝渠は疏通して利を得。初爻が木爻の官鬼なれば、則ち庭前の樹木は妨礙と成りたり(刀戈の相向するが如き)。二爻は厅堂・灶房と妻室とを主る。二爻が木性の官鬼なれば、房梁の横斜にして病有るを主る。二爻上に父母が坐せば、堂屋の深邃を主る。二爻に朱雀が火を帯びて官鬼に臨めば、火災を論ずべし。二爻に土金が変化せば、工を興し營造するに宜し。二爻の木爻が金に冲せられれば、鍋蓋は損壊す。會して金局を成して来りて摧殘せば、則ち鍋灶は破壞す。

玄武土乘奭未潔,土逢沖剋奭崩頹;世鬼並臨非祖屋,福財遭克苦相逐。戌土干連以犬言,應飛此地人同宿;此爻不獨斷宅母,各分名分安危卜。

二爻に玄武が土爻に乗ずれば、灶頭は潔淨ならず。土爻が冲に遭い剋に遭えば、灶は崩塌せんとす。世爻と官鬼とが一同に二爻に臨めば、住む所は祖伝の房屋にあらず。二爻の子孫と妻財とが剋を受ければ、家中は衣食艱難にして、苦事は相逐う。二爻が戌土なれば、戌は狗に属し、則ち狗の上より象を取る。応爻がこの一爻に飛び到れば、外人の同じく住む有るを主る。この一爻はただ家中の主婦を断ずるのみならず、なお各人の名分に按じて分別して各自の安危を推断すべし。

三爻亥水斷豬牲,兄弟臨爻方論門;兄弟卯爻床榻論,無官莫妄斷家神。金官臨主香爐破,木鬼青龍牌位新;四爻若動來沖剋,門門相對似穿心。

三爻は門戸・床榻と家堂香火とを主る。三爻が亥水なれば、亥は猪に属し、則ち猪牲の事を断ず。三爻上に兄弟が臨めば、乃ち門を論じ得。三爻の兄弟がまた卯木なれば、則ち床榻を論ず(木は床と為る)。三爻にもし官鬼無ければ、則ち乱りに家神香火を断ずる要なし。三爻に金性の官鬼が位に臨めば、香炉の破損を主る。三爻に木性の官鬼が青竜を帯ぶれば、神主牌位は新たに立てたるを主る。第四爻がもし発動して来りて三爻を冲剋せば、門と門との正しく対し、穿心の相射するが如きを主る。

三四互臨兄弟位,門多屋少耗傷金;若被動爻沖本位,出入不在正門行。爻臨卯木主床帳,木臨蛇鬼婦虛驚;三爻不是弟兄位,官搖父陷始難寧。

三爻と四爻とが互相に兄弟に臨めば、門は多くして屋は少なく、白く銭財を耗すを主る。三爻がもし動爻に本位を冲せられれば、出入は正門を走らず。三爻が卯木なれば、床帳を主る。木爻が螣蛇に臨みてまた官鬼を帯ぶれば、婦人が夜裡に虚驚するを主る。三爻がもし兄弟の位にあらざれば(別に他爻に坐す)、しかして官鬼が揺動し父母が陥落せば、家裡は乃ち真に安寧を得ず。

四爻兄弟方言戶,四二相合主大門;未變鬼臨第四位,畜羊不利見災迍。玄武官鬼門破漏,青龍財福喜更新;朱雀臨官主獄訟,玄武乘兄有水侵。

四爻は門戸と畜養とを主る。四爻上に兄弟が臨めば、乃ち門戸を論ず。四爻と二爻とが相合すれば、大門の相通ずる有るを主る。未土が官鬼を変出して第四爻に臨めば(未は羊に属す)、羊を養うに利あらず、災禍を見んとす。四爻に玄武が官鬼を帯ぶれば、門戸は破漏す。四爻に青竜が妻財あるいは子孫を帯ぶれば、門戸は喜気一新す。四爻に朱雀が官鬼に臨めば、牢獄詞訟を主る。四爻に玄武が兄弟に乗ずれば、水患の侵入する有り。

兄弟螣蛇臨爻位,鄰人坑廁礙家庭;旬空月破當爻見,不是無門是破門。沖剋相乘旁出入,外族不應將此論;則克子臨傷父母,陰陽兩斷內中分。

四爻の兄弟が螣蛇を帯ぶれば、隣家の糞坑厠所が自家の門庭を妨礙す。四爻が正しく旬空月破に逢えば、門無きにあらざれば則ち門すでに破損せり。四爻がすでに冲せられまた剋せられれば、出入は旁門を走らんとす。不過もし問う所が外姓の人家なれば、則ちこの一条に照りて断ずる能わず。もし子孫爻が来りて父母を剋傷せば(子女は長上に忤逆す)、則ち陰陽の両爻に按じて分別して男女・内外の分を断ずべし。

五爻克二人口寧,官連蛇鬼長房逆;若遭白虎刑沖剋,主有驚癇不得生。世臨陰位女為政,財爻持世贅為姻;若是二爻沖剋破,當家夫妻少恩情。

五爻は人口・家長と道路とを主る。五爻が来りて二爻を剋せば(人は宅を剋す)、家中の人口は反って安寧す。五爻の官鬼が螣蛇に連なれば、長房の子孫は忤逆す。五爻がもし白虎の刑冲剋に遭えば、家中有りて驚風癲癇の疾有りて、養い活し難し。世爻が陰爻の位に落つれば、女子が家に当たる。妻財爻が世を持せば、入贅の婚。もし第二爻が冲せられ剋せられ破せられれば、家に当たるの夫妻の間に恩情少なし。

水臨世合永繞屋,兄弟臨時牆有坑;丑土克沖牛不利,椿庭休咎父爻尋。六爻財位論奴丁,父母相臨祖輩人;陽木棟樑陰是柱,官庫侵之乃是墳。

五爻が水に属して世と相合せば、水の長流して屋を繞る有るを主る。五爻上に兄弟が臨めば、牆下に坑有り。五爻が丑土にして剋せられ冲せられれば(丑は牛に属す)、牛を養うに利あらず。父親の吉凶を問わんと要せば(椿庭は父を指す)、依然として父母爻の上に到りて尋ぬべし。六爻は奴僕・祖輩と屋宇棟柱とを主る。六爻が妻財なれば、則ち奴僕丁口を論ず。六爻が父母に臨めば、則ち祖輩を論ず。六爻の陽木は棟梁と為り、陰木は柱子と為る。六爻がもし官鬼の墓庫に侵せられれば、則ちそれは墳墓の象。

父臨屬土主牆壁,卯木藩籬定吉凶,身世相臨第六爻,離祖成家斷可必。位臨於酉動爻沖,鍋破懸知在此中,雀鬼臨爻顛女斷,爻爻分別不相蒙。

六爻が父母にして土に属せば、牆壁を主る。六爻が卯木なれば、則ち籬笆の上より吉凶を定む。卦身と世爻とが一同に第六爻に臨めば(六は最も外)、この人が祖居を離れて別に門戸を立つるを断じ得。六爻が酉金にして動爻に冲せらるれば(酉は金器と為る)、鍋釜の破損はここに於いて知るべし。六爻に朱雀が官鬼を帯ぶれば、家中の女子が癲狂するを主る。要するに六個の爻は各々主る所有りて、一爻一爻に分別して往きて断じ、彼此に相混淆せず。

墳墓

葬埋之理,乃先王之所定,雖為送死;而然風水之因,特後世之所興,禍福吉凶攸緊,故墳占三代,穴有定爻。

埋葬の礼制は先王の定むる所、本意はただ終を送りて孝を尽すに在り。風水の説法に至っては、則ち後世に至りて乃ち興起せる。しかしそれは一家の禍福吉凶に関係し、小可にあらず。ゆえに墳地を占うに三代に分かちて看る(祖・父・己)。穴位は卦中にも各々一定の爻位の指す所有り。この一門は父母爻を以て墳墓棺椁と為し、世爻を以て穴場と為し、応爻を以て対案朝山と為し、子孫を以て後嗣と為し、官鬼を以て凶煞と為す。

一世二世,子孫出王候將相之英;世四世三,後世主富貴繁華之茂。絕嗣無人,端為世居五六;為商出外,祇因世在游魂。

一世卦・二世卦を搖り得れば(世爻は初爻・二爻に在り、内卦の下に居り、根基は深固)、後代に王侯将相の一流の人物を出さんとす。三世卦・四世卦を搖り得れば、後世もまた富貴繁華を主る。もし世爻が第五爻・第六爻に居れば(最も外に浮かび、根無し)、絶嗣して人無きを主る。もし游魂卦を搖り得れば(世は四爻に在りて気は游荡して定まらず)、後人は多く外に出でて商を経ぎ、漂泊して外に在り。

八純凶兆,歸魂亦作凶推;吉兆相生相合,凶兆相剋相沖。穴騎龍,龍入穴,穴嫡龍真;山帶水,水連山,山環水抱。

八純卦(六爻ともに冲)は凶兆、帰魂卦もまた照りて凶と断ず――一つは離散を主り一つは退回を主る。総の準則は、相生相合するは吉兆と為り、相克相冲するは凶兆と為る。もし卦上に世爻と来竜の爻とが互相に依附せば、則ちそれは穴が竜脉に騎り、竜脉がまた穴に入り、穴は正しくして竜は真なり。もし山爻と水爻とが彼此に連帯相合せば、則ちそれは山が水を帯び、水が山に連なり、山環水抱の好局。

交重逢旺氣,聞雞鳴犬吠之聲;世應拱穴爻,有虎踞龍蟠之勢。三合更兼六合,聚氣藏風;來山番作朝山,回頭顧祖。

動爻が旺気に遇えば、墳地は人烟に近きを主り、雞鳴狗叫を聴き得。世爻応爻が一斉に穴爻を拱護すれば、虎踞竜盤の形勢有るを主る。卦中に三合してまた六合を兼ぬれば、それは気を聚め風を蔵するの吉地。来竜の山が反転して来りて朝案の山と作せば、それは「回頭して祖を顧みる」の貴格。

死絕之鬼,邊有荒墳;長生之爻,中有壽穴。合處與應爻隔斷,內外之向不同;穴中為世日沖開,左右之穴相反。

官鬼が死地絶地に落つれば、墳地の傍に荒廢の旧墳有り。爻が長生の位に落つれば、穴中にすでに預め修好せる寿穴有り(生壙)。相合の処が応爻に隔断せられれば、内明堂と外明堂の朝向は一致せず。穴爻が世爻か日辰に冲開せられれば、左右両旁の穴位の方向は相反す。

穴道得山形之正,重逢本象之生;世應把山水之關,宜見有情之合。坐山有氣,怕穴逢空廢之爻;本命逢生,忌運入刑傷之地。

穴位は山形の正を得るを要し、最もさらに本宮の象の来りてそれを生ずるに逢うを好む。世爻応爻が山水の關口を把守すれば、最も彼此に情有りて相合するを宜とす。坐山の爻はたとい気有るも、最も穴爻が正しく空亡廃絶の位に落つるを怕る。本命の爻はたとい生に逢うも、もまた行う所の運が刑傷の地に落つるを忌む。

青龍擺尾,就中逢滯氣子孫;白虎昂頭,落處逢生身父母。後來龍餘氣未盡,有玄武吐舌之形;前朝案動爻逢沖,為朱雀門口之象。

青竜の一辺(左砂)が拖曳散乱するは、其中に気の滞りて振わざるの子孫爻に遇えるが故。白虎の一辺(右砂)が頭を昂げて逼壓するは、それが落つる所が世爻を生扶するの父母爻に遇えるが故。後頭の来竜の余気が未だ尽きざれば、便ち玄武の舌を吐くの形有り(後山に一条の余脉を拖き出す)。前面の朝案の動爻がまた冲に逢えば、便ち朱雀の口を開くの象と成る(前案は破碎して相射す)。

世坐勾陳之土局,破坎田園;應臨玄武之水爻,溝坑池井。白虎在破耗之位,古墓墳塋;螣蛇臨父母之爻,交加產業。

世爻が勾陳の臨む所の土局の上に坐せば、穴前は破損坑洼の田園。応爻が玄武の水爻に臨めば、前面に溝坑池井有り。白虎が破耗の位に落つれば、附近は古墓旧墳。螣蛇が父母爻に臨めば(父母は田産屋宇を主る)、産業の交錯・界址の糾纏するを主る。

勾陳土鬼,冢墓累累;玄武金神,巖泉滴滴。青龍發動臨子孫,決主新遷;朱雀飛來帶官鬼,必然爭訟。

勾陳が土性の官鬼に臨めば、四囲に墳塚は累累なり。玄武が金性の神に臨めば(金は水を生ず)、岩石の間に泉水は滴瀝す。青竜が発動して子孫に臨めば、新たに遷したるの墳と断じ得。朱雀が飛び来りてまた官鬼を帯ぶれば、必定してこの塊の地のために官司を打たん。

應爻加木臨玄武,前有溪橋;日辰沖土鎮螣蛇,邊信道路。朱雀火發動爻,廚庭坎爨之旁;青龍財庫相生,店肆庫倉之畔。

応爻が木爻を加えてまた玄武に臨めば(木は橋と為り玄武は水と為る)、穴前に溪流と橋と有り。日辰が土爻を冲动して螣蛇を鎮し住むれば(土は路を主り蛇は蜿蜒を主る)、傍に緊く道路に靠る。朱雀の火爻が発動すれば、穴は厨房灶火の旁に近し。青竜と財庫とが相生すれば、穴は店鋪倉庫の側に近し。

玄武世龍入穴,暗地偷埋;勾陳土動落空,依山淺葬。日合鬼爻有氣,近神廟社壇之旁;動臨華蓋逢空,傍佛塔琳宮之所。

玄武が世に臨みて竜脉が穴に入れば(玄武は暗昧を主る)、私下に偸偸と埋葬せる。勾陳の土爻が発動して却って空亡に落つれば(土は空なれば則ち薄し)、山坡に依りて浅く埋下せる。日辰と官鬼とが相合して官鬼に気有れば、墳は神廟社壇に近し。動爻が華蓋星に臨みてまた空に逢えば(華蓋は寺観を主る)、墳の傍は仏塔道観(「琳宮」は道院を指す)。

世應逼左右之山,欺穴能虎磕頭;交重並旬內之水,傷身溝河插腳。生生福合三傳上,百子千孫;重重墓在一爻中,三墳四穴。

世爻応爻が左右両辺の山に緊逼すれば、山勢は穴場を欺壓し、猛虎の磕頭するが一般。動爻がまた本旬の内の水爻に并して来りて卦身を傷れば、溝河が直に穴脚に插し入る。子孫爻が層層に相生して、また太歳・月建・日辰の三傳と相合せば、百子千孫・後嗣極めて盛んを主る。墓庫の爻が重畳して一爻の中に畳めば、一処の地裡に三墳四穴有るを主る。

神不入墓,游魂之鬼逢空;鬼已歸山,本命之爻逢合。日帶應爻劫煞,入穴劫冢開棺;用並世象動爻,克應侵人作穴。

亡魂が能く土に入りて安と為すを得ざるは、游魂卦にして官鬼がまた空に落つるが故。亡魂がすでに山に帰りて安頓せるは、本命の爻が正しく合に逢えるが故。日辰が応爻を帯びてまた劫煞に値れば、人の穴を掘り冢を劫し、棺を開き物を盗む有るを主る。用神と世爻の動爻とが一処に并して往きて応爻を剋せば、別人の地を侵占して自家の穴を做るを主る。

客土動而墓爻合,擔土為墳;朝山尊而穴法空,貧峰失穴。子孫空在日辰之後,穴在平陽;兄弟爻落世應之間,墳遷兩界。

外来の土爻が発動して墓爻と相合すれば、土を挑びて堆り起せるの墳(山に依りて葬るにあらず)。朝案の山が高大尊崇にして穴位の法は却って空に落つれば、それは山はたとい好しも穴は点じ錯りたり、反って貧寒の峰と成りて真穴を失えり。子孫爻が空に落ちてまた日辰の後に在れば、穴は平坦にして山無きの地。兄弟爻が世応両爻の間に落つれば、墳地は両界の間に遷さんとす。

日辰與動爻破穴破墓,定合重埋;世應並穴道沖尸沖棺,當行改葬。重交生穴,經營非一日之功;龍德臨財,遷造為萬年之計。

日辰と動爻とが一斉に穴爻を冲破して墓庫を破れば、この墳は一定して重新して埋め過ぐべし。世爻応爻が穴位の爻と連なりて屍骨棺木に冲せば、則ちまさに改葬すべし。重爻交爻が発動して来りて穴爻を生ずれば、見るべしこの塊の地は経営することすでに一日の功にあらざるを。青竜・天徳が妻財に臨めば、この度の遷葬營造は万年長久の計を為す。

應飛入穴,必葬他人;煞動臨爻,凶逢小鬼。犯天地六空亡之煞,骸骨不明;穴遇三傳刑之空,尸首損傷。

応爻が穴位に飛入すれば、この穴の裡に葬るは必ず別人。凶煞が発動して爻の上に臨めば、小鬼の作祟するの凶に遇える。もし天空・地空・六空亡のこの一類の煞を犯せば、骸骨の下落不明を主る。穴爻が太歳・月建・日辰の三傳の相刑に遇いてまた空に落つれば、屍首に損傷有るを主る。

逢沖逢克,怕犯凶神;相合相生,真為吉兆。爻生之子孫,逢官逢貴臨三傳,必作官人;穴中之象數,合祿合財若兩全,當為財主。

およそ冲に遇い剋に遇えば、則ちまた凶神を犯し上ぐるを怕る。およそ相合相生せば、乃ち真に吉兆。爻上の生ずる所の子孫が、もしまた官鬼に遇い・貴人に遇い、しかして太歳月建日辰の三傳に臨めば、後代は必定して官を做る人を出さん。穴中の象と数とが、もし禄神と妻財の両样ともに合して斉全なれば、後代はまさに富家財主を出すべし。

游魂福德空沖,主流蕩逃移;惡鬼凶神變動,見死亡凶橫。損父母子孫之財鬼,鰥寡孤獨;疊刃刑鬼破之劫亡,疲(缺一字)殘疾。

游魂卦にして子孫爻がまた空に落ち冲せられれば、後人は漂泊流蕩にして遷徙定まらず。悪鬼凶神が発動変化せば、家中に死亡横禍を見んとす。妻財と官鬼とが往きて父母・子孫の両位を損傷せば(長輩と子嗣と皆傷る)、後代は鰥寡孤獨を主る。羊刃が重畳し、刑と官鬼と、月破と劫煞亡神とが一処に湊れば、後人は疲癃殘疾を主る(原書はここに一字を缺く)。

玄武遇咸池之劫煞,既盜且娼;青龍臨華蓋之空亡,非僧則道。月卦勾陳之土鬼,瘟疫相傷;陽宮朱雀之凶神,火災煩數。

玄武が咸池桃花に遇いてまた劫煞を帯ぶれば、後人は賊を做るにあらざれば則ち娼と為る。青竜が華蓋に臨みてまた空亡に落つれば(華蓋は孤高を主り空亡は出世を主る)、後人は和尚にあらざれば則ち道士。月卦身の上に勾陳の土性の官鬼を帯ぶれば、瘟疫が人を傷るを主る。陽宮の卦に朱雀が凶神を帯ぶれば、火災の頻繁を主る。

父母臨子孫之絕氣,後嗣伶仃;福德臨兄弟之旺宮,假枝興旺。動並旬中之凶煞,立見災危;穴臨日下之進神,當臻吉慶。

父母爻が子孫の絶気の地に臨めば(父母は子孫を剋してまた絶に逢う)、後代の人丁は伶仃単薄す。子孫爻が兄弟の旺宮に臨めば(旁枝は気を得)、主に過継の・旁出の一支が反って興旺す。動爻が本旬の内の凶煞に并せば、立刻に則ち災危を見る。穴爻が日辰の下の進神に臨めば(歩歩に前に向かう)、則ちまさに吉慶の到來有るべし。

看已形之既往,察過去之未來。事與世應互同,可見卦中體用;動與日辰相應,方知爻內吉凶。

墳墓の一門を占うに、すでに看る所の発生し過ぎたる形跡有り(用いて卦を験す)、もまた未来の将至らんとする禍福を察すべし。問う所の事と世爻応爻とが彼此に相符せば、卦中の体と用とが則ち分明なり。動爻と日辰とが互相に呼応せば、爻内の吉凶は乃ち着落有り。この両句は本章の収結。墳宅の占は、須らく已往の事を以て卦象を印証し、然る後に拠りて将來を推断して、方に憑空臆断するに至らざるを得。

師を求む

捐金饌食,教養雖賴乎嚴君;明善復初,啟發全資夫先覺。凡求師傅,須就文章。

銭財を拿出し、飲食を備弁して来りて子弟の読書を供養するに、教養は固然として父を做る者に倚る。しかし人をして善道を明白ならしめ本来の天性を恢復せしむるに至っては、啓発の功は全て先知先覚の老师に倚る。ゆえにおよそ子弟に替わりて老师を延請するに、則ち「文章」の上に於いて眼を着るべし――師を求むの一門を占うに父母爻を以て用神と為す。父母は文書学业を主ればなり。さらに兼ねて子孫爻(学生)と応爻(師長)とを看る。

用居弱地,必不範不模;若在旺鄉,則可矜可式。臨刑臨害,好施夏楚之威;逢歲逢身,業擅束脩之養。

用神(父母爻)が衰弱の地に落つれば、この位の先生は必定して学生の模範と為るに足らず。用神が旺郷に落つれば、則ち敬すべく法すべく、師表と為るに堪えり。用神が刑に臨み害に臨めば、この先生は戒尺鞭撻の威勢を動用するを喜ぶ(「夏楚」は古の学校の用うる両種の扑責の具)。用神が太歳に逢い卦身に逢えば、この先生は束脩に倚りて業と為し、専ら教書を以て家を養う。

兌金震巽,雜學堪推;離火乾坤,專經可斷。本象同鄉在內,則離家不遠;他宮異地在外,則隔屬須遙。

用神が兌(金)・震・巽の両木の宮に落つれば、この位の先生の治むる所は雑学。離(火)と乾・坤の両土の宮に落つれば、則ちそれは専ら一経を治するの経師。用神と本卦とが同宮にしてまた内卦に在れば、この先生は同郷にして、家を離るること遠からず。用神が他宮に属してまた外卦に在れば、則ち府を隔て県を隔て、路途は遥遠なり。

與世相生,非親則友;與官交變,不貴亦榮。靜合福爻,喜遇循循之善誘;動加龍德,怕逢凜凜之威嚴。

用神と世爻とが相生すれば、この位の先生は親戚にあらざれば則ち朋友。用神と官鬼とが交互に変化せば、この先生は日后に官を做らずとも栄顕有らん。用神が安静にして子孫爻と相合せば、喜ぶべし循循として善く誘うの良師に遇えるを。用神が発動してまた青竜・天徳を加えれば、たとい好師なれども、却ってそれが威厳凜然に過ぎて、学生の畏懼するを怕る。

父入墓中,邊孝先愛眠懶讀;文臨身上,李老聘博古通令。母化子孫,必主能詩能賦;鬼連兄煞,定然多詐多奸。

父母爻が墓庫に入れば、この先生は漢代の辺韶(字は孝先)の如く睡を貪り読を懶ず。父母(文書)が卦身の上に臨めば、則ちそれは老子李耳(曾て周の守蔵史と為れり)の一般に博古通今す。父母爻が子孫を変出せば(文の中に秀を生ず)、此人は必定して詩を能くし賦を能くす。官鬼が兄弟と凶煞とに連なれば、此人は一定して詭詐奸猾なり。

口是心非,臨空亡而發動;彼延此請,持世應而興隆。應值母而生世,須知假借;父在外而福合,必是擔囊。

用神が空亡に落ちて却又発動すれば、この人は口是にして心非なり、一套を説いて一套を做る。世爻応爻の上ともに興旺なれば(両処ともに用うべきの象有り)、こちらは請いあちらもまた請う、一師にして両聘なり。応爻上が正しく父母爻にして来りて世爻を生ずれば、須らくこれは借り来たるの名頭なるを知るべし(別人の名を假托して延請す)。父母爻が外卦に在りて子孫と相合するは、それは行嚢を挑びて外に出でて館に就かんとする。

鬼化文書克世,則訟由子學;月扶福德日生,則青出於藍。刑剋同傷父子,必罹其害;合生為助官鬼,莫受其扶。

官鬼が父母(文書)を変出して来りて世爻を剋せば、子弟の読書の事のために官司を惹き出すを主る。月建が子孫を扶助し日辰がまた来りてそれを生ずれば、学生の成就は青は藍より出でて藍より青しを主る。刑と剋とが一斉に父母と子孫の両位を傷れば(師と生とともに傷る)、必定してその害を遭わん。相合相生して反って往きて官鬼を助長せば(禍神を助けり)、あの種の「扶助」は有るも要らざるなり。

或擊或沖,父母逢之不久;或空或陷,世身見之不成。財化父爻,妻族薦之於不日;母藏福德,僧家設帳於先年。

父母爻が冲せられ撃たれれば、この位の先生は教えること久しからず。世爻あるいは卦身が空に落ち、死絶に陷入れば、この事は則ち成らず。妻財爻が父母を変出するは、妻家の親族が日ならずして一位の先生を擧薦して来らんとする。父母爻が子孫の下に蔵せば(子孫は僧道を主る)、それは従前より則ち僧人有りてここに帳を設けて徒を授けたり。

技索六爻無過,求理思量,萬事貴莫讀書。

この一門の技法は、六爻の内に於いて搜求すれば則ち遺漏無し。その中の道理に至っては、なお須らく自己で反復思量すべし。末の一句は《黄金策》の作者の感慨。世間の万事は、読書よりも貴きは無し――師を求むるを占うの用意は、本は吉を趨り凶を避くるに在らずして、子弟に替わりて一位の真に能く彼を啓発するの良師を求むるに在り。

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