Libo

產育を占う

清 · 金正音(苗公鬼撮脚等汇辑) · 第15巻 / 17

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

罡為天后加年上,合主傷胎善獲持。或值時傷憂更重,支是母兮干是兒(凡時傷天后,大凶。假令六月辛未日申時,午將加申,此為傷時與干也。干為子,支為母,被螣蛇臨,至癸酉日子死母腹,傷申故也)。

「天罡」(辰)と「天后」が一同に行年の上に加われば、胎氣の傷を受くるを主とし、善く保養を加えてこそ保ち得る。もしさらに占時が來て傷克するに遇上えば、憂患は就更に重し。產育を占う時、日支は母親を表し、日干は胎兒を表す(およそ占時が天后を傷克するは、皆大凶。たとえば六月辛未日申時に占い、午將が申の上に加われば、これはすなわち占時と日干が同時に傷を受くる。日干は子を爲し日支は母を爲し、また「螣蛇」に臨まれ、癸酉日に到れば胎兒は便ち母腹の中に死す。正に申が傷を受けたゆえである)。

支傷害母干傷子,蛇虎刑並命必危。旺相吉神居此上,子母俱歡不要疑。又看三傳神將決,六合青龍喜慶隨。行年子上無刑害,便是平安信可知。

日支が傷を受ければ便ち母親に害及び、日干が傷を受ければ便ち胎兒に害及ぶ。もしさらに「螣蛇」「白虎」と刑煞が一同に臨併すれば、性命は必ず危險である。反って、日干・日支の上に乘るがもし旺相吉神ならば、母子俱に平安歡喜を得、疑慮するに及ばず。さらに三傳に乘る天將を看て決斷するを要す。「六合」「青竜」に見えれば、喜慶は隨って至る。行年と子息の位の上に刑害なければ、それはすなわち母子平安の確信である。

懷孕の生時を占う

婦人懷孕無多時,未辨所懷雄與雌。正時仰看母之命,更看行年支上推。陰神本定生女子,陽神必定是男兒。再用勝光推產月,以臨之處莫無移。又將月將以加時,時與日兮比不比。比即是男應不妄,不比是女亦無疑。

婦人が懷孕して日子なお淺く、腹中の男か女かを分かち辨えがたければ、課を起こすの正時を以て準と爲し、仰いで母親の本命を觀、さらに彼女の行年と日支の上から推求する。陰神を得れば本來生女を主とし、陽神を得れば必ず生男を主とする。さらに「勝光」(午)を用いて臨盆の月份を推算し、それの臨む處はすなわち產月で、移改しない。また「月將加時」を用いて課を起こし、占時と日干が「比和」(五行同類)なるかを看る。比和すればすなわち男で、應驗虛ならず。比和せざればすなわち女で、同じく疑いなし。

假令甲子日占孕,時在午兮必是男。未時直欲當生女,未與甲兮為不比。斗罡加孟胎猶未,縱值生時亦主難。臨仲而今生已近,加季便生如等閒。奇偶天罡以繫辰,與日比陽男子自。比陰是女言非謬,不比難產恐驚人。

たとえば甲子日に胎孕を占い、占時が午に在れば、必ず男を生ず。もし未時に在れば、女を生ずべし。なぜなら未と甲は同類にあらず、兩び比和せざればなり。「斗罡」(辰)が四孟に加臨すれば、胎氣はなお早く、たとえ生ずべき時に到るとも難產を主とする。四仲に加臨すれば、產期は已經に臨近す。四季に加臨すれば、便ち順順當當に生み下す。天罡の繫る地支には奇あり偶あり。日干と同類を「比陽」と呼び、男を生ずを主とする。日支と同類を「比陰」と呼び、女を生ずを主とする。この話は假らず。兩邊ともに比和せざれば、難產を要し、人に驚心せしむ。

時上日上同為決,俱陰是女不虛陳(俱陽是男)。用陽克下生男子,此訣前人嘗告君。四月辛巳日子時課,上勝光克下,范蠡斷越王生男,果然。

占時と日干上の陰陽は合せて決斷するを要す。兩邊ともに陰に屬すれば、女を生ず。この話は虛ならず(兩邊ともに陽に屬すれば、すなわち男を生ず)。發用が陽に屬して下神を克せば、男を生ずを主とし、この訣竅は前人已に早く傳下した。四月辛巳日子時の課に、上神「勝光」(午)が下神を克し、范蠡はこれに據って越王宮中に男を生ずべしと斷定し、後に果たして應驗した。

假如甲子日罡臨寅卯,乃是比陽,若臨子亥為比陰。凡罡與日同類曰陽,與支同類曰陰。如罡加申酉,乃是不比,主難產。蓋干為兒,干受傷故也。若臨四季,亦是不比,主難產,恐損母,蓋支為母,支受傷故也。若罡臨巳午,亦是不比,卻主生男。蓋巳午皆火,乃甲之子孫故也。雖難產而子母俱安。緣天罡所繫,與支干俱無相剋故也。餘皆仿此。

たとえば甲子日に、天罡が寅・卯の上に臨めば、すなわち「比陽」である。子・亥の上に臨めば、すなわち「比陰」である。およそ天罡が日干と同類なるを陽と呼び、日支と同類なるを陰と呼ぶ。もし天罡が申・酉の上に加われば、便ち不比で、難產を主とする。なぜなら日干は胎兒を表し、申酉金は甲木を克し、日干は傷を受けたればなり。もし辰・戌・丑・未の四季の上に臨めば、亦是れ不比で、同じく難產を主とし、還って母親を損傷するを恐る。なぜなら日支は母親を表し、四季土は木に克され、日支は傷を受けたればなり。もし天罡が巳・午の上に臨めば、亦是れ不比なれども、卻って男を生ずを主とする。巳午は皆火に屬し、正に甲木の生ずる子孫なれば、ゆえに難產なれども母子皆平安なり。これは天罡の繫る支が日干日支と皆相克せざるゆえなり。その餘の各例は皆此に照らして類推する。

如甲寅日,干支同類何辨?以天罡臨寅生男,臨卯生女;以寅為奇,卯為偶也。不比依前法取之。又法,傳陽生男,傳陰生女。如臨產日,占得剛日兒星,生女;柔日虎視,生田。取俯仰之義。凡日干之胎神是作日之妻財,又逢月內之生氣者,占妻必懷孕。支之胎神作月內生氣尤的。不必干財也。惟此胎神臨妻年命更好。或臨支上亦同。

もし甲寅日ならば、日干と日支は同じく木に屬し、また怎麼樣に分辨せん。すなわち天罡が寅に臨むを以て男を生ずを主とし、卯に臨むを以て女を生ずを主とする。なぜなら寅は奇位、卯は偶位なればなり。もし比和せざれば、依然として前面の方法に依って推取する。別に一法あり。三傳が陽に屬すれば男を生じ、三傳が陰に屬すれば女を生ず。もし臨產の日に占えば、甲丙戊庚壬の類の剛日に「兒星」を得れば女を生ずを主とし、乙丁己辛癸の類の柔日に「虎視」を得れば男を生ずを主とする(原文は「田」と作る。當に「男」の字の譌なるべし)。取るは俯仰相對の意なり。およそ日干の「胎神」がまた正好本日の妻財爻たり、さらに月內の「生氣」に逢えば、妻室を占えば必ず已に懷孕せり。日支の胎神が月內生氣と作れば就更に準なり。必ずしも日干の財を要せず。この胎神がもし妻子の行年・本命の上に臨めば更に好し。日支の上に臨むも亦一樣なり。

妻財作生氣,不必胎神亦可用。內有六辛六癸六己日乘胎神生氣,乃妻之妹有孕,尤驗。又辛癸日乘玄,有私。外有甲乙日,胎神在酉,如十月占,必是婢妾有孕。丙丁日胎神在子,如正月占亦然。又甲乙丙丁四干,胎神作空,乘死氣,必是鬼胎。胎神作空受克,占產當日便生。生氣作月厭,占產必速。如六月占,巳加母年命是也。

妻財爻がもし月內生氣に正當すれば、必ずしも胎神ならずとも亦取り用い得る。その中六辛・六癸・六己のこの三類の日子は胎神と生氣に乘り、主とするは妻子の妹妹に孕あることで、尤も應驗す。辛日・癸日がもしさらに「玄武」に乘れば、その中に還って私情あり。此の外、甲・乙日の胎神は酉に在り、もし十月に占えば、必ず婢妾に孕あり。丙・丁日の胎神は子に在り、もし正月に占えば亦是れ一樣なり。また甲・乙・丙・丁の四干、胎神が空亡に落ちて「死氣」に乘れば、あれは必ず虛胎假孕なり。胎神が空亡に落ちまた克を受くれば、生產を占えば當日に便ち分娩す。生氣と「月厭」が同位にあれば、生產を占えば必ず生むること速し。たとえば六月に占い、巳が母親の行年本命の上に加わればすなわち是なり。

死氣作月厭,占產必凶。如三月占,申加母年命是也。六合三月占加申,四月占加酉,乃月之死氣克六合,至產期憂子,凶。天后十一月占加辰,五月占加戌,八月占加丑,二月占加未,乃月內死氣克天后,至產期憂母凶。

もし「死氣」と月厭が同位にあれば、生產を占えば必ず凶。たとえば三月に占い、申が母親の行年本命の上に加わればすなわち是なり。「六合」は子女を代表す。三月に占ってそれが申の上に加わり、四月に占ってそれが酉の上に加わるは、皆當月の死氣が六合を克し、臨產の期に到れば子女を憂うを要し、凶を主とす。「天后」は母親を代表す。十一月に占ってそれが辰の上に加わり、五月に占って戌の上に加わり、八月に占って丑の上に加わり、二月に占って未の上に加わるは、皆月內の死氣が天后を克し、臨產の期に到れば母親を憂うを要し、凶を主とす。

凡支加干,干加支,互相生者,名子戀母腹,利占孕,不利占產。如至產期占之,主遲生則吉。六丙、六丁、六戊、六己日,胎神在子,養神在丑,如在正月占,緣血支血忌皆在丑,並養神而克胎神,占產必生速,或占孕有損。

およそ日支が日干に加わり、日干が日支に加わって彼此相生するを、「子戀母腹」と呼ぶ。懷孕を占えば利あり、分娩を占えば利なし。もし產期に到って占えば、拖延遲生を主として反って吉なり。六丙・六丁・六戊・六己のこの幾類の日子は、胎神は子に在り、養神は丑に在り。もし正月に占えば、「血支」「血忌」が皆丑に落ちて、養神と合力して胎神を克するがゆえに、分娩を占えば必ず生むること速く、懷孕を占えば損胎の虞あり。

如十二月占,緣血支血忌皆在子作胎神,占產亦生速。如占孕亦防損。胎神臨本日及臨絕受克,六壬日午加亥,六庚日卯加申,乃胎臨本日,如占產可言本日便是生期。六癸日行加亥,六辛日卯加申,乃胎神臨絕受克,占孕占產俱畏。

もし十二月に占えば、「血支」「血忌」が皆子に落ちて正に胎神に當たれば、分娩を占うも亦生むること速し。懷孕を占えば、同じく損胎を防ぐを要す。胎神が本日に臨みおよび絕地に臨んで克を受くるに、各々說法あり。六壬日の午が亥に加わり、六庚日の卯が申に加わるは、これは胎神が本日に臨むなり。分娩を占えば當日が便ち生期と斷定し得る。六癸日の行(?)が亥に加わり、六辛日の卯が申に加わるは、これは胎神が絕に臨み克を受くるなり。懷孕を占うとも分娩を占うとも畏るべし。

六戊、六甲日子加巳時,占產稍不畏也。如母之年命上神沖剋腫神者,縱作生氣,必是小產,此法極驗。丙丁戊己日子加申,庚申日卯加亥,壬癸日午加寅,甲乙日酉加巳,大宜占孕,因胎坐長生之上耳,惟占產反凶。腹加胎神,丑為腹也。甲乙丑加酉,丙丁戊己日丑加子,庚辛日丑加卯,戊己壬癸日丑加午,如值此,來意占妻必有孕,因胎在腹內故也。

六戊・六甲日に子が巳の時に加われば、分娩を占うに稍稍畏るるに足らず。もし母親の行年・本命上の神が胎神を冲克せば、たとえ胎神が正に生氣に當たるとも、必ず小產す。この一法は極めて應驗す。丙・丁・戊・己日に子が申に加わり、庚申日に卯が亥に加わり、壬・癸日に午が寅に加わり、甲・乙日に酉が巳に加わる。これらの格局は最も懷孕を占うに宜し。なぜなら胎神が正に長生の上に坐すればなり。ただ分娩を占うは反って凶なり。さらに「腹加胎神」の一說あり。丑はすなわち腹なり。甲・乙日に丑が酉に加わり、丙丁戊己日に丑が子に加わり、庚・辛日に丑が卯に加わり、戊己壬癸日に丑が午に加わる。これらに遇上えば、來人が問う所が妻子の事ならば、妻は必ず孕あり。胎が正に腹中に在るがゆえなり。

如天盤之丑作旬空,占產必生速,因復空,必已誕其子。占孕必損。支干全傷,子母俱凶。獨支受傷害母,獨干受傷害子。如卜產取破胎之日必生,或刑胎之日生,或月內生氣之日生,或以子息爻之長生日生,或以子臨養處而生。假令甲乙日以戌為養神,或以逐季之天喜神所臨之日生。天喜者,乃逐季之養神也。以上占孕反損。又妻本命納音之胎神沖破之日生,尤驗。支干夾三傳,首尾六合,如占產,子母俱不可保,因氣塞於中故也。若母之年命透出支干之外,可免母凶。

もし天盤の丑が旬空に落ちれば、分娩を占って必ず生むること速し。腹中已に空なるがゆえに、孩子は想定に已に產下したり。ただし懷孕を占えば必ず損胎を主とす。日干・日支が同時に傷を受くれば、母子俱に凶。單に日支が傷を受くればただ母親を害し、單に日干が傷を受くればただ胎兒を害す。分娩を占って產期を推算するに、胎神を冲破する日を取れば必ず生み、あるいは胎神を刑する日に生み、あるいは月內生氣の日に生み、あるいは子息爻の長生の日を以て生み、あるいは子息が養神の處に臨むを以て生ず。たとえば甲・乙日はすなわち戌を以て養神と爲す。また逐季の「天喜」神の臨む日を取って生ずることを得。いわゆる天喜とは、すなわち每季の養神なり。以上のこれらの日子をもし用いて懷孕を占えば、反って損胎を主とす。また妻子の本命納音の胎神が冲破される日を以て生期と爲す。尤も應驗す。もし日干日支が三傳を中間に夾み、首尾また六合を成せば、分娩を占って則ち母子皆保全しがたし。胎氣が中間に閉塞せらるるがゆえなり。ただ母親の行年本命が日干日支の外に透出するのみ、纔に母親の凶を免れ得る。

田を種るを占う

今歲營農問農稔,五穀之神各數推。木主禾苗金二麥,黍兼紅豆火為之。丑未為麻皆屬土,稻將黑豆水言宜。四課三傳有其數,歲上之神和合宜。土並朱雀爭疆界,亥子勾陳競水池。更將室宿加寅上,宅長行年看所臨。傳送功曹為大熟,辰未必遭蟲所侵。巳亥收時對官訟,卯戌不收或還人。勝光熟與他人共,不然還債折資金。

今年農を務め、收成の好壞を問うに、五穀は各々屬する神あり、分別して推算するを要す。木は禾苗を主とし、金は大麥小麥を主とし、黍子と紅豆は火の管に歸し、丑・未は土に屬して麻を主とし、稻子と黑豆は則ち水に屬す。四課三傳の中に各類の神の多少旺衰を看て、さらに太歲上の神がこれと和合相宜なるかを看る。土上に「朱雀」を併せば、人と地界を争うを主とす。亥・子の上に「勾陳」を乘せば、水塘のために訟を渉るを主とす。さらに「室宿」を寅の上に加え、一家之主の行年がいずれの處に臨むかを看る。三傳に「傳送」(申)「功曹」(寅)に見えれば、大熟豐收を主とす。辰・未に見えれば、莊稼は必ず蟲害に遭う。巳・亥に見えれば、收割の時節に公堂に對簿するを要す。卯・戌に見えれば、收め上げず、あるいは收めても人に還るを得。「勝光」(午)に見えれば、熟しても他人と共分を要し、然らざれば債を還し本を折る。

產婦の向かう所の方

孟月功曹仲神后,季以天罡加建看。丙壬臨處月虛地,產婦居之得保安。又得傳送加年上,魁罡之下見傷殘。

產婦はいずれの方に向かって安置さるべきか。孟月は「功曹」(寅)を用い、仲月は「神后」(子)を用い、季月は「天罡」(辰)を用い、各々月建の上に加えて看る。丙・壬の臨む處は便ち「月虛」の地で、產婦はそこに住めば平安を保ち得る。もしまた「傳送」(申)が行年の上に加わるに見え、あるいは身が「河魁」「天罡」の下に處すれば、傷損に見るを要す。

蠶を養うを占う

午為養蠶未為桑,寅為繭子巳為筐。卯是絲兮辰是箔,申為綿絮酉為僵。子神鼠盜亥當死,丑當眠伏戌為黃。傳用凶神知不保,吉將並之養好強。木為朱雀憂爭葉,白虎臨年人必尫。四課之中逢見馬,以馬三傳看否臧。歲上局神允和洽,欲得青龍及太常。

蠶を養うは各々地支を以て象を取る。午は蠶を爲し、未は桑葉を爲し、寅は蠶繭を爲し、巳は蠶筐を爲し、卯は蠶絲を爲し、辰は蠶箔を爲し、申は綿絮を爲し、酉は僵死の蠶を爲し、子は食を偷む鼠を爲し、亥は蠶死を主とし、丑は蠶眠を主とし、戌は蠶體の發黃を主とす。發用と三傳がもし凶神ならば、蠶は保ちがたし。吉將の同臨あれば、纔に養い得て强壯なり。木上に「朱雀」を乘せば、桑葉を買い争うに愁いを爲さん。白虎が行年に臨到すれば、蠶を養う人は必ず病弱なり。四課の中にもし「天馬」に見えれば、天馬の三傳中の落處に依って好壞を看る。太歲上の神と全局が和洽相生するが最も好く、最も見たいは「青竜」と「太常」なり。

奴婢を占う

天空奴婢共為名,酉戌分占庶得精。河魁是奴從魁婢,六合加之慾隱形。白虎並時憂疾病,吉神相拱保安身。不審行年求月朔,朔上之神辨事情(凡占婢,若從魁作六合,並陰陽三傳中見元武,其婢必走。若作蛇虎,其婢必病。若酉戌二神乘龍常吉將者,其奴必有心腹,能事主,可留也)。

「天空」のこの天將は奴と婢の共名なり。さらに酉・戌を用いて分かち開きて占い、纔に推し得て精細なり。「河魁」(戌)は奴仆を代表し、「從魁」(酉)は婢女を代表す。それらの上に「六合」を加えれば、此人は藏匿逃走せんと欲す。「白虎」を併せれば、則ち疾病を憂う。吉神の拱護あれば、纔に平安を保ち得る。もし彼の行年を知らざれば、月朔を取って求め、朔日上の神を看て事情を辨明せよ(およそ婢女を占うに、もし從魁が六合と化し、陰神と三傳中にさらに「元武」に見えれば、この婢女は必ず逃走す。もし「螣蛇」「白虎」と作れば、この婢女は必ず生病す。もし酉・戌の二神が「青竜」「太常」の類の吉將に乘れば、この奴仆は必ず心腹の人で、主家に侍奉し得て、留用し得る)。

六畜を占う

六畜占須逐類詳,勝光為馬未為羊。元武並財憂走失,白虎同為疾病殃。地上屬神為本命,惡神臨並不為強。午並朱雀加金上,馬欲咬人宜謹防。

六畜を占うには各類に按って分別詳推するを要す。「勝光」(午)は馬を代表し、未は羊を代表し、その餘は各々地支を以て象を取る。「元武」と財爻が同臨すれば、牲口の走失を憂う。「白虎」が同臨すれば、則ち疾病の殃あり。地盤上の屬する神はすなわちこの牲口の本命なり。惡神がその上に臨併すれば、牲口は强壯ならず。午上に「朱雀」を併せてまた金位の上に加われば、馬は人を咬み、謹慎提防するを須いる。

六畜の病を占う

假如牛病先看丑,丑見何神來覆臨。魁罡作虎應難活,寅卯加之亦是侵。神后為屠太乙灶,酉為刀釜卯為砧。刀來砧上屠臨灶,四課三傳總不任。

たとえば牛が病むれば、まず丑位を看て、何の神が丑の上に覆臨するかを看る。もし「河魁」(戌)「天罡」(辰)の上に「白虎」を乘せば、この牛は活きがたし。寅・卯が丑の上に加わるも、亦是れ木が來て土を克する侵傷なり。六畜の病を占うは別に一套の取象あり。「神后」(子)は屠夫を代表し、「太乙」(巳)は竈を代表し、酉は刀と釜を爲し、卯は砧板を爲す。刀が砧板の上に落ち、屠夫が竈前に臨めば、四課三傳盡くこの一路の象なれば、牲口は終に歸して保ちがたし。

失畜を求む

牛馬放時忌臨在,勝光大吉立何方。東西南北看何處,神將相生不損傷。下之凌上遭拘禁(馬午加水,牛丑加木),不見何憂人絆韁。元武天空盜賊劫,六合太陰人匿藏。貴人朱雀官中隱,加在支干歸本鄉(其所屬加支干,自歸)。遠近至陰為裡數。

牛馬が走失し去りて尋ねんとする。放牧の時はそれが凶位に臨むを忌む。まず「勝光」(午、馬を主る)・「大吉」(丑、牛を主る)がいずれの方に立つかを看、東西南北から方位を定出す。神と將が相生すれば、牲口は傷損を受けず。下神が上神を凌克すれば、牲口は拘禁に遭うを要す(馬は午が水位の上に加わるを爲し、牛は丑が木位の上に加わるを爲す)。もしこの種の克象に見えざれば、また何を愁えて人がそれを韁繩に絆することをや。「元武」「天空」に見えれば、盜賊に劫走せられたり。「六合」「太陰」に見えれば、人に藏匿せられたり。「貴人」「朱雀」に見えれば、官府に扣下せられたり。それの屬する神が日干日支の上に加われば、自ずから本家に回る(本命の屬する神が日干日支に加臨すれば、牲口は自ずから回って來る)。遠近に至っては、則ち陰神の隔るる數を以て里數を定む。

若失牛,大吉加申,牛在西南,陰在丑,丑去申隔六里、六十里,或三十六晨,或十六、二址六里,臨時消息,獲在所臨辰日詳(臨申,申日務之)。貴人順去螣蛇值(天乙順行,螣蛇為盜),若也逆行玄武當(天乙逆行,元武為盜)。日辰克盜尋還易,不克誰人知去場?

たとえば牛を丟失したれば、「大吉」(丑)が申の上に加われば、牛は西南方に在り。陰神が丑に落ち、丑から申に至るまで相隔たる六位なれば、便ち六里・六十里と斷じ、あるいは三十六天、あるいは十六里・二十六里とし、臨時に斟酌して取用す。尋回の日子は則ちそれの臨む地支を看て以て定む(申の上に臨めば、則ち申日に往きて辦せよ)。貴人が順行する時は、賊を爲すは「螣蛇」なり(天乙が順布するは、螣蛇を以て盜神と爲す)。貴人が逆行する時は、賊を爲すは「玄武」なり(天乙が逆布するは、元武を以て盜神と爲す)。日干日支が盜神を克制し得れば、尋ね回ること容易し。克し得ざれば、誰か還ってそれが何處に牽かれ去ったかを知らんや。

商賈を占う

擬欲求財市日中,三傳有類便興工。物與日辰無克害,買賣營求運即通。物取太常為絹帛,勾陳田土雀書同。金鋪刀劍珠傳送,木器舟車竹太沖。有類旺相宜商賈,若是休囚枉費工。

買賣を爲して財を求めんと打算すれば、まず三傳中に販する物の類神あるかを看る。類神あってこそ動工經營すべし。占う所の物が日干日支と相克害せざれば、買賣經營の運道は通暢なり。類を取る法は、「太常」は絹帛を主とし、「勾陳」は田地土產を主とし、「朱雀」は書籍文書を主とし、「傳送」(申)は金銀鋪面と刀劍珠寶を主とし、「太衝」(卯)は木器・舟車・竹貨を主とす。類神がもし旺相に逢えば、經商に宜し。もし休囚に落ちれば、一番の工夫を白費す。

いずれの方に往きて財を求め利を覓るに宜しい

求財須向龍行處,欲得龍居有氣神。以臨之位無相剋,復要龍生今日辰。歲上有神年以畏(太歲上神克行年),年克青龍悉主貧(行年上神克青龍)。行年先看青龍旺,所主求財必定成。

財を求むるは「青竜」の行く方位に往くを要し、最も好きは青竜の居する神が正に旺氣に當たるなり。それの臨む位がそれと相克せず、還って青竜が當日の日干日支を生扶し得るを要す。太歲上の神がもし行年を克せば、畏るべき象なり。行年上の神がもし青竜を克せば、則ち一概に貧を主とす(この兩句は分別に太歲上神が行年を克し、行年上神が青竜を克するを指す)。まず行年上の青竜が旺を得るかを看る。青竜が旺相なれば、求むる所の財は必ず手に到る。

物を賣り售けるを占う

有物市中見鬻時,支干俱吉大相宜。干吉支傷憂少利,支吉干傷不厭遲。時下無傷猶獲寶,支干俱損不如歸(凡求財,傳中見財易求,無才難取;龍居日本財堪覓)。

貨物ありて市上に出售するに、日干日支皆吉なるを以て最も相宜と爲す。日干が吉にして日支が傷を受くれば、憂うるは利薄なり。日支が吉にして日干が傷を受くれば、不妨に慢慢來る。占時の下に傷克なくして、還って好價を得るを得。日干日支皆損を受くれば、攤を收めて家に歸るに如かず(およそ財を求むるは、三傳中に財爻に見れば容易に求め得、財爻なければ取りがたし。「青竜」が日干本位の上に落ちれば、財物は便ち尋ね得る)。

占財緊切視三財,日辰命上細推排。三位俱乘旺相來,定知凡事有和諧(假如春占,庚子日返吟,亥生人是也。寅申相加為日財,午加子為辰財,巳加亥為命財,三位旺相,占財如意。凡求財,初剋日而中末為日克,先難後易。若日克初傳,而中末剋日,宜速求,緩則無矣。求財見元武、白虎、天空,空手無益)。

財を占うに最も要緊なるは「三財」を看るなり。日干上の財・日支上の財・本命上の財を、日・辰・命の三處に於いて細細に推排す。三處皆旺相の氣に乘れば、凡事必ず和順遂心なり(たとえば春天に占い、庚子日に返吟課を得て、占者は亥年生の人なり。寅申相加は日干の財、午が子上に加わるは日支の財、巳が亥上に加わるは本命の財。三處皆旺相なれば、財を占うに便ち稱心如意なり。およそ財を求むるは、初傳が日干を克して中末傳が日干に克さるれば、先難後易なり。もし日干が初傳を克して中末傳が反って來て日干を克せば、趕緊に求めねばならず、慢ければ便ち沒有なり。財を求めて「元武」「白虎」「天空」に見れば、空手一場で益處なし)。

詞訟を占う

家人爭看尊卑,外人爭看先後。論訟四般看勝負,尊卑先後各區分。干克支神尊有理,支克干神卑得贏。用神傷下宜先舉,下之凌上後無迍。上下相生和解準,傳終有氣肆眚因。末傳囚墓皆曹罪,死氣終傳必害身。若見太陰乘入卦,與日相生可首陳。課內凶神何者是,魁與罡兮亥與巳。日辰年上若相逢,定知囚繫遭笞捶。

一家人の間に相争うは、尊卑の分を看る。外人と相争うは、先に手を動かすと後に手を動かすの別を看る。訟を論ずるはこの四般を憑って勝負を定め、尊卑先後は各々區分す。日干が日支上の神を克せば、尊長の一方に理あり。日支が日干上の神を克せば、卑幼の一方が勝を得。發用の神が下神を傷克すれば、先發して人を制するに宜し。下神が上神を凌克すれば、後發してこそ阻滞なし。上下相生すれば、和解し得るを主として準なり。末傳に氣あれば、官司は多く赦宥に因って止む(「肆眚」の語は『尚書・舜典』の「眚災肆赦」に出づ、すなわち過失を赦免す)。末傳が囚地・墓地に落ちれば、皆罪を判ずるを主とす。末傳が「死氣」に乘れば、必ず身を傷ず。もし「太陰」の乘臨入課に見え、また日干と相生すれば、出頭して自首陳情し得る。課中の凶神はいずれの幾位か。すなわち「河魁」(戌)・「天罡」(辰)と亥・巳なり。それらがもし日干・日支・行年の上に碰頭せば、一定に牢獄笞杖の苦を喫するを要す。

囚繫出獄を占う

訟訟未休憂被繫,四氣須徵關鎖神。關立後季鑰前孟,如夏關辰鑰在申。關即為囚鑰為放,傳用臨年加日辰。傳逢入墓還遭獄,初墓傳生不禁身。斗罡臨日須更釋,時值伏吟猶滯人。

官司が纏訟未だ了せず、拘押せらるるを擔心すれば、四季の「關」「鎖」の二神を考察するを要す。「關」は本季の後の季支の上に立ち、「鑰」は本季の前の孟支の上に立つ。たとえば夏天は、關は辰に在り、鑰は申に在り。關はすなわち囚禁で、鑰はすなわち開釋なり。さらに發用と三傳が行年に臨到し、日干日支の上に加わるはいずれの一個なるかを看る。三傳がもし墓に入れば、還って坐牢するを得。初傳は墓に入るも三傳相生すれば、禁身に至らず。「斗罡」(辰)が日干の上に臨到すれば、改判開釋を得るを須う。占時がもし「伏吟」課に逢えば、人は還って獄中に滞留するを要す。

罪の輕重

非繫須知罪重輕,初繫之日見分明。勾陳剋日難分雪,日克勾陳訟必聽(或不犯,初訟起,即看今日上神)。勾陳繫日為同類,羑里多回見久停。勾陳作虎同傷日,獲罪當須主戮刑(勾陳陰作折虎與勾同剋日者是也)。

未だ下獄せざるも、亦須らく先に罪の輕重を知るべく、最初に拘繫せられたるその日の課より便ち看て分明なり。「勾陳」は官府の刑獄を主とす。それがもし日干を克せば、冤情は分辯洗雪しがたし。日干が反って勾陳を克せば、訴狀は必ず受理せらる(亦可能根本に犯法せざりしなり。官司が剛に起こる時は、則ち當日の日干上の神を看ればよい)。勾陳が繫る所の日と同じく一類に屬すれば、あれは周文王の羑里に囚はるるが如く(『史記・周本紀』に見る)、反復遷延して久久決せず。勾陳が「白虎」と化して一同に日干を傷克せば、罪を獲て殺戮の刑に判至るを要す(勾陳の陰神が轉じて白虎と成り、勾陳と一同に日干を克する情形を指す)。

勾陳若也為天乙,生其繫日放疏真。勾虎二神俱不旺,日辰有氣獻書情。朱雀帶殺傷年命,或克支干罪亦成。事關明敕神同歲,理涉州司月建並。日刑遭罰月刑伏,歲刑囚病莫惺惺。三刑棄市二徒是,一刑止是有鞭刑。

勾陳がもし換わりて「天乙貴人」と成り、また拘せらるる日を生扶すれば、あれは真に開釋して人を放すなり。勾陳・白虎の兩神が皆旺ならずして、日干日支に氣あれば、上書して申辯陳情することを得。「朱雀」が凶殺を帶びて行年本命を傷克するか、あるいは日干日支に克到せば、罪も亦照樣に成立す。事情がもし朝廷明發の敕令に關涉せば、天將と太歲の同位を看る。もし州縣衙門にのみ涉れば、則ち月建との同位を看る。日刑を犯せば罰を受くるを要し、月刑を犯せば刑を服するを要し、歲刑を犯せば則ち牢中に病を帶び昏として自ら明らめず。三刑俱全すれば棄市の死罪なり、二刑は徒刑なり、ただ一刑を犯すのみなれば、一頓の鞭笞を挨ぐに過ぎず。

龍並歲月建為用,恩赦乘宣放汝生(一雲天后與今日干相生,有恩赦。又云,歲月同用,即有赦)。官鬼之墓絕上為散日,朱雀對沖為斷日,雀下位為解散日,朱雀加下辰為了日,鑰日加處為出獄日。

「青竜」と太歲・月建が一同に發用と爲れば、便ち恩赦の宣下あり、一條の生路を放す(一說に「天后」と當日の日干が相生すれば、すなわち恩赦あり。又一說に太歲と月建が同時に發用すれば、すなわち赦令あり)。日期に至っては、官鬼が墓・絕の上に落つるその日は案子の消散する日なり。朱雀の對冲するその日は判決の日なり。朱雀の下に臨む地支の日は解散の日なり。朱雀が下の地支の上に加わるその日は了結の日なり。「鑰」神の加わる處のその日は、すなわち出獄の日なり。

附 更案果たすか否かを占う(併訟事諸占)

馬龍入傳必更案,生日吉,剋日凶,日生不定,罡加孟季可,仲不可。占追證公事吉否:罡加孟拱案,仲無罪,季無事。占相知犯罪吉否:罡加孟不妨,仲有罪,季罪輕。占雪訟冤枉:罡加孟休訴,仲好訴,季吉利。占被申奏吉否:罡加孟無事,仲憂煎,季無事。占漏稅事:罡加孟無事,仲有罪,季吉放。占詞訟散後如何:凡末見墓,事止不復發。凡傳中克干,支貴加仲,後必再發。

「天馬」と「青竜」が三傳に入れば、案子は必ず翻改重審す。それらが日干を生ずれば吉を爲し、日干を克すれば凶を爲し、日干が反って去りてそれらを生ずれば吉凶未だ定まらず。「天罡」(辰)が四孟・四季の位に加臨すれば翻案し得るを以てし、四仲に加臨すれば則ち不可なり。證を作りに追去せらるる公事の吉凶を占うに、天罡が孟に加われば、案子は拱起して下せず。仲に加われば、罪なし。季に加われば、事なし。相識の人の犯罪如何を占うに、天罡が孟に加われば、事に妨げず。仲に加われば、罪あり。季に加われば、罪輕し。冤枉を申雪するを占うに、天罡が孟に加われば、告げに往く勿れ。仲に加われば、正好告げに往くべし。季に加われば、吉利。人に參奏せらるる如何を占うに、天罡が孟に加われば、事なし。仲に加われば、憂愁煎迫す。季に加われば、事なし。漏稅の事を占うに、天罡が孟に加われば、事なし。仲に加われば、罪あり。季に加われば、吉で、開釋せらるるを會す。官司が了結した後に重ねて起こるか否かを占うに、およそ末傳に墓に見えれば、事情はすなわち此れに就きて打止み、再び發作せず。およそ三傳中に日干を克するものあり、而して日支上の貴人がまた四仲に加臨せば、日後必ず重新に翻起す。

『心經鏡經』卷之十六終わり

增附釋三才應事 卷之十七

天課占天人課人,地課卜宅地墳塋。罡天魁地人求貴,此訣教君最有靈。孟仲季中分順逆,地般落處見真情。仲於本位天盤取,孟季須知隔五尊。此是三才期應訣,鬼神無處可潛形。

天課は以て天時を占い、人課は以て人事を占い、地課は以て宅地と墳塋を卜するに用いる。天を占うは「天罡」(辰)を取り、地を占うは「河魁」(戌)を取り、人を占うは「貴人」を取る。この口訣は最も靈驗なり。孟・仲・季の三類の地支の上に落ちて、各々順推と逆推を分かち、地盤の落處を看てこそ真情を見るを得。四仲に落ちれば、則ち本位の天盤の上に取應す。四孟・四季に落ちれば、則ち須らく五辰を隔てて取るべし。これはすなわち三才應期の訣竅で、鬼神も亦形を藏する處なし。

凡占天,求天罡落處;占地,求河魁落處;占人,求貴人落處。若加孟神,順責五辰取應;加仲,以本地位取應;加季,逆責五辰取應。今舉三課以例其餘:假如五月戊午日未將巳時占天,即以月將加時,求天罡落處,辰加寅是罡落孟處,取前五辰為應,前一辰是未,加巳,見天空,主西南風起,至東南方止。何也?蓋未為風伯,巳為風門。未位西南,巳痊東西,神見天空,故主風耳。

およそ天時を占うは、則ち天罡がいずれの處に落つるかを求む。地事を占うは、則ち河魁がいずれの處に落つるかを求む。人事を占うは、則ち貴人がいずれの處に落つるかを求む。もし寅申巳亥の四孟の神の上に加われば、順に數えて五辰に應期を取る。四仲に加われば、則ち本地盤の位を以て應を取る。四季に加われば、則ち逆に數えて五辰に應を取る。現に三箇の課例を擧ぐ、その餘は此に照らして類推せよ。たとえば五月戊午日・未將巳時に天時を占えば、則ち月將加時を用いて盤を起こし、天罡の落處を求む。辰が寅の上に加わり、天罡は孟位に落つ。向前に數えて五辰を應と爲すを取る。順數第一辰は未なり。未が巳の上に加わり、上に「天空」を乘せば、西南風の起こるを主とし、東南方向に到って止息す。何となれば、未は風伯、巳は風門なればなり。未位は西南に在り、巳位は東南に在り、その上にまた天空に見ゆ。ゆえに風を颳るを主とす。

又如九月庚申日卯時亥將占地,即以月將加時,求河魁落處。戌加午,是魁落仲處。取本位午為應,午加寅,見天后,主寅地有胎衣沾血之物。蓋午為心火,主血。寅為胞胎,天后應婦人也。又如十一月甲子日丑將辰時占人,即以月將加時,求貴人落處。丑加辰,是貴落季,取後五辰為應。後五辰是亥,亥加寅,見太陰,主陰人從西北主來求醫。蓋太陰地盤上是申,白虎銜牒,主患腰痛疾也。

またたとえば九月庚申日・卯時亥將に地事を占えば、同じく月將加時を以て盤を起こし、河魁の落處を求む。戌が午の上に加わり、河魁は仲位に落つ。則ち本位の午を取って應と爲す。午が寅の上に加わり、上に「天后」を乘せば、寅方の地下に血に沾る胎衣の類あるを主とす。なぜなら午は心火で血を主とし、寅は胞胎で、天后はまた婦人の身に應ずればなり。またたとえば十一月甲子日・丑將辰時に人事を占えば、亦月將加時を以て盤を起こし、貴人の落處を求む。丑が辰の上に加わり、貴人は季位に落つ。則ち往後に數えて五辰を應と爲すを取る。後五辰は亥なり。亥が寅の上に加わり、上に「太陰」を乘せば、婦人ありて西北方より前來して醫を求むるを主とす。なぜなら太陰は地盤上に正に申位に當たり、また「白虎」の銜牒相随うあり。ゆえに彼女の患うるは腰痛の疾と斷ず。

五行應日を釋す

五行有旺相死休囚,五應應於四時者,本於支。如寅卯月木旺火相土死金囚水休之例。凡歲月發用,應期遠,則以此例決之。應於兩日者,本於干。如丙丁日火旺土相金死水囚木休之例。凡日發用、應期則以此例斷之。大抵以四時決五行之衰旺,此歲中之定理;以兩干決五行之衰旺,此逐日之圓機。壬課尚變,宜用圓機,未可拘之定理也。

五行は各々旺・相・死・休・囚の五種の氣數あり。もし四時の上に應ずれば、則ち地支を以て本と爲す。たとえば寅・卯月は木旺・火相・土死・金囚・水休なり。およそ太歲・月建を以て發用とし應期の較べて遠き者は、皆この一例に按って決斷す。もし兩個の日干の上に應ずれば、則ち天干を以て本と爲す。たとえば丙・丁日は火旺・土相・金死・水囚・木休なり。およそ日干を以て發用として應期を定むる者は、皆この一例に按って判斷す。大抵四時を用いて五行の衰旺を決するは、これ一年之中の定理なり。兩干を用いて五行の衰旺を決するは、これ逐日變通する活法なり。六壬課は通變を貴ぶ。活法を用いるべく、定理を死守するべからず。

病の生死を占う

須看喪門、白虎煞、弔客煞,並喪車煞斷之。占病如何辨死生?先推白虎與誰並。假令今日干居水,土神為虎病難生。次看六煞來入墓,細尋枝季看分明。火日用神傳見戌(一,身入墓),惡見天魁覆丙丁(二,雲鬼入墓)。

病を占うには「喪門」「白虎煞」「弔客煞」連同「喪車煞」を看て一起に判斷するを要す。病を占うに怎麼樣に生死を分辨せん。まず「白虎」が何の神と同臨するかを推す。たとえば當日の日干が水に屬し、而して土神が白虎に乘れば(土は水を克して鬼と爲す)、病は好くなりがたし。其次に六種の「入墓」の煞を看、細細に四季支の上に尋ねれば便ち分明なり。火日發用にして三傳に戌に見えれば、是れ第一種で、「身入墓」と呼ぶ。最も怕るるは河魁(戌)が丙・丁の上に覆るで、是れ第二種で、「鬼入墓」と呼ぶ。

戊己木神成未上(三,鬼入墓。戊己日未為鬼,未上入墓),壬癸水神辰上停(四,日入墓,水庫居辰),申酉二支逢丑位(五岐入墓),行年三合夢魂驚(木六,行年入墓。假如男行年立寅,功曹加戌,是寅午屬火,火墓立戌位)。

戊・己日に木神が未の上に落つるは、是れ第三種で、「鬼入墓」と呼ぶ(戊己日は未を以て鬼と爲し、未はまた木墓なれば、ゆえに鬼入墓なり)。壬・癸日に水神が辰の上に停まるは、是れ第四種で、「日入墓」と呼ぶ(水庫は正に辰に在り)。申・酉の二支が丑位に逢うは、是れ第五種の入墓なり。行年と三合が會して墓局を成せば、夢魂も亦驚を受くる。是れ第六種で、「行年入墓」と呼ぶ(たとえば男子の行年が寅に立ち、「功曹」寅が戌の上に加われば、寅と午は同じく火局に屬し、火墓は正に戌位に立つ)。

帶殺虎並來入卦,值此之時不成迍。白虎所乘兼旺相,逢克行年必命傾。凶期鬼日將為準,甲乙占憂辛及庚(虎與死神並克行年上神,並凶,凶以鬼日定之)。支干作鬼憂今日,別立他辰數計程。丑是墓田寅卯槨,浴盆加季四時終(浴盆煞春辰夏未秋戌冬丑)。

凶殺を帶びてまた「白虎」の一同に課に入るあれば、この種の情形に遇上えども還って立刻に災を成すに至らず。ただし白虎の乘る神がもしまた旺相に當たり、再び去りて行年を克傷せば、性命は必ず傾く。凶險の日期は「鬼日」を以て準と爲す。たとえば甲・乙の木日は則ち辛・庚の金日に憂う(白虎と死神が一同に行年上の神を克傷すれば、皆凶を主とし、凶期は則ち鬼日を以て定む)。日干日支が自身鬼と化せば、憂うるは占うのこの一日なり。然らざれば別に他の地支を立てて日程を計算す。丑は墓田、寅・卯は棺槨なり。「浴盆煞」が四季に加臨すれば、則ち一期告終す(浴盆煞は春は辰、夏は未、秋は戌、冬は丑に在り)。

魁罡又生鍬鋤煞,軫宿喪車不要逢(軫宿,太乙巳也。喪車,正未二辰三丑四戌逆四季。又云,春酉夏子秋卯冬午,四種加人年命凶)。毛頭本命加年上,與虎作臨是大凶。虎與陰神傷病日(虎之陰神與白虎同克起病日,或克今日支干者,必死矣)。

「河魁」(戌)と「天罡」(辰)はまた「鍬鋤煞」を生出す。土を掘り葬を送るの象なり。「軫宿」と「喪車煞」は皆碰上するを要せず(軫宿はすなわち「太乙」巳なり。喪車煞は正月は未、二月は辰、三月は丑、四月は戌に在り、四季に依って逆行す。別に一說あり、春は酉、夏は子、秋は卯、冬は午に在り。この四種が人の行年本命の上に加臨すれば皆凶なり)。「毛頭煞」と本命が一同に行年の上に加わり、また白虎と相臨すれば、是大凶の象なり。白虎がその陰神を連れて一起に起病の日を傷克するも亦凶なり(白虎の陰神が白虎と一同に起病の日を克するか、あるいは當日の日干日支に克到せば、病人は必ず死す)。

死鬼來追更不容(又云,天上死神臨墓,並行年及日辰上,大凶。死神,子日在卯,順行十二辰。玄武臨浴盆,大凶。為浴盆見於白虎陰神,自克白虎所居神,病者必不死)。

死鬼が前來して命を追う、更に緩を容れず(別に一說あり、天盤の「死神」が墓の上に臨み、また行年及び日干日支の上に併到せば、是大凶なり。死神の起法は子日は卯に在り、その後十二辰を順行す。「玄武」が「浴盆煞」に臨むも、亦是大凶なり。ただし浴盆煞がもし白虎の陰神の上に出現し、而してそれが反って白虎の居する神を克制せば、病人は死せざるなり)。

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