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八卦属十二将物類

清 · 金正音(苗公鬼撮脚等汇辑) · 第3巻 / 17

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

斬關須是有金氣,虎陰申酉分明記,若是青龍逃者逝,無龍爭官多獲釁。三傳俱是日之財,丙丁從革做金栽,求財未逐先見乘,財多害己父母災。三傳俱是日干類,須防兄弟相連累,過房隨娘並義兒,有憂疑慮心下記。三傳俱是日之鬼,庚辛炎上功名遂,否極泰來更改至,大宜從官有祿位。

「斬関」課は必ず金気を帯ぶべし。「白虎」「太陰」が申・酉の位に落つれば、分明に記すべし。もし「青竜」が当値すれば、逃走の人は一往して返らず。青竜なくして争訟官事あらば、多くは罪釁を招く。三伝すべて日干の財爻にして、丙・丁日また「従革」金局を成さば、金財を火位に栽するに等し。財を求めて未だ手に至らず、先に人に乗奪され、財多くかえって己を害し、なお父母に災いを連累す。三伝すべて日干と同類の比劫なら、兄弟の間の牽連拖累を防ぐべし。他家に過継ぎ、母に随いて改嫁し、および義子の類の事、いずれも憂疑掛慮あり、心に記すべし。三伝すべて日干を剋する官鬼にして、庚・辛日また「炎上」火局を成さば、功名かえって成就す。否極まりて泰来り、境遇改換して、最も出仕して官となるに宜しく、俸禄職位を得享す。

三傳相續吉凶隨,一事未脫一事來,根苗不斷信不誣,舊事新來想不疏。虎視傳中與螣蛇,占病絕食事可嗟,不是喉中命參差,滿口生瘡火上炎。課名獨腳只虛驚,不宜占病問行人,占賊不來驚不寧,任是危除三日清。辰加子上後玄乘,此是占人宅破星,散家破宅人淫奔,夫婦乘離有異心。

三伝が首尾相続けば、吉凶も接続して来り、一事未だ了結せざるに、また一事到る。根苗断えず、この言確かに假ならず、旧事未だ去らず、新事また来り、想うに一点も疏ならず。「虎視」課中また「螣蛇」を見れば、病を占して絶食して進まざるを主とし、事歎ずべし。咽喉に毛病出づるか性命参差不斉なるか、あるいは満口に瘡を生じ火気上炎するか。課名を「独脚」というは、多くはただ虚驚のみ、病を占し行人を問うに用いるべからず。盗賊を占せば賊は来らず、ただ驚擾不寧のみ、危険あれども、三日の内にすなわち清浄ならん。辰が子の上に加わり、また「天后」「玄武」を乗ずれば、これ人の家宅の破敗を占う星象なり——家散じ宅破れ、人に淫奔の事あり、夫婦乖離して各々異心を懐く。

午加申上見虎陰,財散人離事鼎新。庚辛逢鬼在門庭,閃人避債面逢迎。辛日用巳上見蛇,助刑伐德更吁嗟。一人不喜眾人邪,求謀不順被人遮。一云:加庚上見螣蛇,是刑中火克金也。辛德在丙上。酉加丁上見三妻,內外紛紜無定時。求財有應三日期,須知玄妙轉幽微。

午が申の上に加わり、また「白虎」「太陰」を見れば、銭財の耗散・人口の離析を主とし、事は別に炉竈を起さんとす。庚・辛日に官鬼が門庭に守るに遇えば、人に躲れ債に避け、迎面相逢うの窘境あり。辛日に巳を以て発用し、巳上に「螣蛇」を見るは、刑剋を助長し日德を傷伐するなり、いよいよ歎ずべし。一人悦ばざれば、衆人随いて邪を生じ、謀求の事順わず、処々人に遮攔せらる。別の一説:巳が庚の上に加わりて螣蛇を見るは、刑の中にまた火の金を剋するあり。辛の天德は丙位に在り。酉が丁の上に加わり、「三妻」の象を見れば、家の内外紛紜として定まらず。財を求むれば応験あり、三日を期とす。その中の玄妙は徐々に体昧すべく、推すほどに微なり。

行年本命破為禍,合用合動轉相拘。欲為不為百事虛,自身疑惑無定意。初傳巳破便無成,中傳中輟事相凌。事欲成就卻虛陳,末傳見破太的真。戌亥加支為朱雀,宅中斛斗堆垛腳。常龍戌亥更的確,典質豐隆滿架閣。寅未子巳作三傳,毋令卯酉作行年。夫婦分飛起盡間,男女行年被掠傷。

行年・本命が「破」に遇えばすなわち禍患を成す。本と会合して発用し会合して動くべきが、かえって彼此拘絆す。為さんと欲して為し得ず、百事落空し、自心疑いて、主意を定めず。初伝已に破を帯ぶれば、事は一開頭にして成らず。中伝に破を帯ぶれば、事は中途に至りて停輟し、彼此相凌ぐ。眼の前に成らんとすれど、これ虚設の一場——末伝に破を見る、この一条最もの当なり。戌・亥が支に加わりまた「朱雀」を乗ずれば、宅中に斛斗の量器が牆脚に堆積することを主とす。「太常」「青竜」が戌・亥に落つればいよいよ准く、典当質押の物豊厚にして、架閣に堆満することを主とす。寅・未・子・巳を三伝と作さば、卯・酉を更に行年と作さしむることなかれ。夫婦分飛離散せんとするは、正にその間に起り、男女の行年みな侵掠の傷を被らん。

功曹作虎在門前,貓兒當門惹禍端。螣蛇驚怪朱雀喧,若克干神被人牽。天狗逆行四行神,破刑發害虎勾侵。加人本命火來驚,加宅左右對門尋。天馬來臨門占宅,他人書信多不測。吉吉凶凶神將推,死氣物類與分劈。墓神死氣帶刑沖,加宅內外不安凶。更兼四廢又來逢,毀拆遷居卻可容。

「功曹」(寅)上に「白虎」を乗ずれば、虎が門前に守るがごとく、また猫児が門に当たるがごとく、最も禍を惹き易し。さらに「螣蛇」の驚怪を主とし「朱雀」の喧鬧を主とするあり、彼ら若し日干の神に剋到せば、人は牽連せられん。「天狗」逆行して四方の神を経過し、破・刑とともに発して害を為し、「白虎」「勾陳」隨いて侵擾す。人の本命に加臨すれば、火驚あることを主とす。住宅に加臨すれば、左右の隣居と対門に到りて尋るべし。「天馬」門戸に来臨して宅を占せば、多くは他人の書信の到来を主とし、事意外に出づ。吉なるか凶なるかは、神将に按じて推斷すべく、死気に属するはまた物類に按じて分辯すべし。墓神・死気さらに刑衝を帯びて宅の上に加われば、内外みな安寧ならず。さらに「四廃」の日に逢えば、すなわちただ拆毀遷居するのみ、かえってなお容身し得べし。

太歲並馬作貴人,或同天月德加臨。鄰居左右及對門,必是曾迎大貴人。寅年正月潤下日,巳年四月曲直日,申年七月炎上日,亥年十月從革日。白虎乘墓及加支,其宅必定有伏尸。或在鄰舍對門推,主禍頻頻被鬼欺。甲子旬,辛未返吟。甲戌旬,乙亥干上子;甲申旬,乙酉返吟。甲午旬,己未伏吟。甲辰旬,辛亥干上子。甲寅旬,辛酉干上寅。按,白虎二句即“支乘墓虎有伏尸”也。

「太歳」と「駅馬」が並び臨みて上に「貴人」を乗じ、あるいは「天德」「月徳」と同時に加臨すれば、すなわち左右の隣居と対門の人家、必ずかつて大貴人を迎接したることあらん。寅年正月に潤下(水局)の日を見、巳年四月に曲直(木局)の日を見、申年七月に炎上(火局)の日を見、亥年十月に従革(金局)の日を見るは、みなこの例に属す。「白虎」が墓神を乗じまた支の上に加臨すれば、その宅子の中に必ず伏尸あらん。あるいは隣舍・対門より推尋して、禍事頻頻にして鬼に欺かるることを主とす。指すところの日は:甲子旬中の辛未日は返吟。甲戌旬中の乙亥日は干上に子を見る。甲申旬中の乙酉日は返吟。甲午旬中の己未日は伏吟。甲辰旬中の辛亥日は干上に子を見る。甲寅旬中の辛酉日は干上に寅を見る。按語にいう、白虎のこの二句は、すなわち「支に墓虎を乗ずれば伏尸あり」の義なり。

天地二醫居宅傍,左右鄰居有藥房。天空狼藉糞堆牆,酒店小吉為龍常。天地二火與月厭,蛇朱狼藉有災變。若更加辰宜須辨,定知一夕火光現。注云:克宅天火之煞,甲首前四,卦內相逢,天燭同意,甲子旬在辰。辰戌丑未為籬院,天空空亡須損陷。更加寅卯不堪為,籬穿壁倒無邊畔。

「天医」「地医」の二神が宅の旁に居れば、左右の隣居にすなわち薬鋪あることを主とす。「天空」の臨むところ狼藉不潔にして、糞堆が牆に倚るなり。「小吉」(未)上に「青竜」「太常」を乗ずれば、近旁に酒店あらん。「天火」「地火」の二神が「月厭」と同じく現れ、「螣蛇」「朱雀」またその間に狼藉すれば、すなわち火災の変あらん。若しさらに支辰に加えば、なおさら分辯を要し、ある一夜必ず火光出現せんと断ずべし。注にいう:宅を剋する天火の殺は、本旬の甲首より前に第四位を数うるに、卦中相逢えばこれなり。「天烛」と同一の義、甲子旬の天火は辰に在り。辰・戌・丑・未の四墓は籬笆院牆と為り、「天空」と空亡これに臨まば、籬牆必ず損壊塌陷あらん。さらに寅・卯を加えば、いよいよ様子を成さず、籬笆穿ち牆壁倒れて、辺界というべきなし。

甲子乙亥土神行,籬穿壁倒枉支撐。更逢白虎轉猩獰,男虛女血兒肚膨。天魁月厭並天鬼,上乘蛇虎加宅地。或在卯酉門初位,宅凶難住迷遷徒。天鬼,春酉、夏午、秋卯、冬子。天鼠加支並月厭,蛇虎相乘子又見。老鼠白日驚怪見,虛耗錢財官病占。天鼠,正月在子,逆行十二支。

甲子日・乙亥日に土神当行して、籬穿ち壁倒れ、空しく支撑するも用なし。さらに「白虎」に遇えば、情状いよいよ猙獰にして、男子の虚損・女子の血症・小児の肚腹脹満を主とす。「天魁」(戌)・「月厭」と「天鬼」が並び臨み、上にまた「螣蛇」「白虎」を乗じて宅地に加わり、あるいは卯・酉門戸の初位に落つれば、宅子兇險にして住み難く、ただ茫然として遷り去るほかなし。天鬼のあるところ:春は酉に、夏は午に、秋は卯に、冬は子に在り。「天鼠」が支に加臨しまた「月厭」と同処し、「螣蛇」「白虎」相乗じ、さらに子位を見れば、老鼠が白日に出でて驚怪し、銭財虚耗し、病・官事を占うにいずれも利あらざるを主とす。天鼠のあるところ:正月は子に在り、此の後十二支を逆行す。

月厭六月來居巳,天鬼其時加午地。加宅鄰里邪鬼魅,童子師孃為禍祟。辰加午上螣蛇誇,更兼六合又相加。床蓆下面有毒蛇,若剋日干命輸它。“輸”,金氏旁改“乞”。劫煞臨命大凶神,亥卯未傳申生人。潤下巳主從革寅,炎上亥生不妄陳。

六月の「月厭」が巳位に落ち、「天鬼」この時午地に加わる。宅に加臨すれば、則ち隣里の間に邪鬼魅祟あり、童子・師娘(巫覡の流)が作祟して禍を為す。辰が午の上に加わり、「螣蛇」勢を得て張揚し、さらに「六合」相并すれば、牀席の下に毒蛇の藏まることを主とす。それ若し日干に剋到せば、性命はそれに輸せん。按:「輸」の字を金氏は旁に「乞」と改作す。「劫殺」本命に臨むは、大兇の神なり——亥卯未木局の劫殺は申に在り、この局に属する生の人これに当たる。潤下(申子辰)水局の劫殺は巳に在り、従革(巳酉丑)金局の劫殺は寅に在り、炎上(寅午戌)火局の劫殺は亥に在り。これ皆、口を随いて乱説するにあらず。

吉凶期應日逐挨,凶會吉會共推排。今明有酒今朝醉,明日當醒明日來。辰加亥上乙亥日,婦人久病命難存。庚辰日死極端的,十個九個無改易。子加卯上是相刑,天后乘之妻女奢。更須求取天后陰,卯日之下雨霖霖。支破為陰憂中喜,公人有釁對案起。除此不須別指擬,端的如神而已矣。

吉凶の応期は日に按じて一日一日挨次に推すべく、兇の会合と吉の会合を一幷に排比す。今天明天ともに酒あり、今朝まず酔わん。明日は醒むべし、事は明日また来らん。辰が亥の上に加わりて乙亥日に逢えば、婦人久しく病みて性命保ち難し。庚辰日に至りて死するは最もの当、十個に九個改まらず。子が卯の上に加わるは子卯相刑なり、「天后」これに乗ずれば、妻女の奢縦を主とす。さらにまた「天后」の陰神を看るべく、卯日の下すなわち霖霖の大雨あらん。支上に破を帯びて陰に属するは、憂の中に喜あり。公事を辦ずる人に過失嫌隙あれば、対簿公堂に至りて起らん。此の外、別に猜測を作すに及ばず、実実在在として神のごとく験あるのみ。

甲辰旬中卯酉卯,甲戌旬中亦天耗。三傳空盡無凶撓,二八月中大小耗。權衡配偶龜蛇星,巳來加子降天神。子若加巳蛇龜休,陰陽不備事難成。申加巳上號玄胎,六合內戰子孫災。占事遲疑便未諧,期約兒孫指日來。占產天罡所加時,其時便是子生時。未產將為生日期,遠近推量決不移。

甲辰旬中の卯・酉・卯の位、甲戌旬中も同じく「天耗」のあるところ。若し三伝全て空亡に落ちれば、かえって兇險の攪擾なし。二月・八月に至れば、すなわち「大耗」「小耗」を論ずべし。婚姻配偶を権衡するは、亀(玄武)・蛇(螣蛇)の二星を看るべし。巳が子の上に加わるは、天神下降して吉と為す。子若し巳の上に加わらば、蛇亀の気すなわち休廃し、陰陽相配備せず、事成り難し。申が巳の上に加わるは、名づけて「玄胎」という、「六合」その中に内戦して、子孫に災あることを主とす。事を占せば遅疑不決、一時に諧い難し。児孫の相会を約するに至りては、かえって日を指して待つべし。分娩を占うは、「天罡」(辰)の加臨する時辰を看れば、その時辰すなわち孩子出生の時なり。未だ生産せざるは、則ちこれに拠りて生産の日と推し、遠近推量して、決して移易せず。

何知人家產欲分,天喜為用立當門。青龍元武在逡巡,六合見子慶佳辰。乙亥占來未加乙,太與婦人不相益。新舊病死良辰日,占訟忽然枷鎖逼。小兒有病告淹延,生死二氣俱入傳。命上逢生死在傳,至今危困也須安。三傳無順事纏綿,進退疑惑自遷延。若卜行人會時間,進傳帶忌有根蟠。

どうして人の家の産業の分かれんとするを知らんや。「天喜」発用して正に門戸の位に立てばこれなり。「青竜」「玄武」なお逡巡として未定、「六合」上に子を見れば、則ち喜慶の好日なり。乙亥日に占し、未が乙の上に加われば、婦人に極めて不利。新病旧病みなこの日の上に死を応じ、訟事を占せば忽然として枷鎖身に逼る。小児病ありて纏綿拖延し、若し「生気」「死気」の二気ともに三伝に進入せば。ただ本命の上に生気に逢い、死気が伝中に落つれば、縦使い眼下危困すとも、終究にも転安を得べし。三伝順ならざれば、事すなわち纏綿せず。進退疑惑して、自然拖延す。若し行人相会の時間を卜せば、進伝して忌神を帯ぶるは、事別に根由の盤結あり。

日上發用內事論,日陰彼我事推論。辰上動時占別人,陰主小口宅災迍。第四辰陰有刑戰,定須小口生災譴。旺相向去自平和,常占否泰依公斷。辰陰空亡及天空,多因虛詭誑相籠。占人久病有災凶,欺罔神明心不公。午酉遞加乘勾陳,宅中難產女人驚。天空奴婢相欺凌,此類丙寅日死人。

日上より発用するは、自家内部の事を論ず。日の陰神は、則ち彼我双方の事を推す。支辰上に発動するは、别人を占うなり。辰の陰神は家の中小口(幼小の者)と宅中の災禍を主とす。第四課(辰陰)若し刑剋交戦あらば、家の中小口必ず災殃を生ぜん。若し旺相の気を得て前行を続けば、自然平和なり。平常に否泰吉凶を占うも、また此の公断に照らす。辰の陰神が空亡に落ち、あるいは「天空」に臨まば、多くは虚詐誑騙・彼此籠絡を因とす。人の久病を占せば則ち災兇あり、起因は神明を欺瞞し居心公ならざるなり。午と酉が遞々に加臨して「勾陳」を乗ずれば、家の中に難産・女人の受驚を主とす。「天空」当値なら奴婢互いに欺凌し、この一類の課は丙寅日に人の死に応ず。

凡欲幹事忌破神,干神沖破內人侵。支破卻被外人撐,太歲月建官事雲。經年累月事須詳,太歲相加數數將,一年隔歲次第張,不然患病與官妨。月建相加數幾月,亦如太歲一般說。若遇解神當解結,縱滯難通也喜悅。白虎加宅乘生氣,婦人有患或產至。兼帶血支並血忌,不久生產君須記。

およそ事を辦せんとするは、最も「破」神を忌む。日干上の神が衝破せらるるは、家裏の人の来り侵擾するなり。支上に破を被るは、則ち外人に撑持擠兌せらるるなり。若し破が太歳・月建の上に落ちれば、すなわち官府の事なり。年を経月を累ねる事は細詳を要す:太歳相加われば、則ち一年一年数え下し、一年隔てて一件に応じ、依次に鋪開す。然らざれば則ち患病するか、あるいは官事と相妨ぐなり。月建相加われば、則ち第幾個月に数え、太歳の算法と同じ。若し「解神」に遇えば、自ら当に糾結を解くべく、縱使い滞塞通じ難しとも、最終に転じて喜悅と為る。「白虎」宅に加臨しまた「生気」を乗ずれば、婦人の病あるか、あるいは臨産将に至らんとすることを主とす。さらに「血支」「血忌」の二殺を兼帯せば、久しからずして分娩せん、占者記すべし。

上件神煞帶墓神,必須生產後災迍。本命行年死類並,因此災迍主死人。仲年仲月仲時辰,何堪月厭又相併。占人目前有禍迍,急令它去免牽人。官員遷轉問何神,須求日祿在傳並。若傳支馬大分明,有馬無祿卻難成。六癸六戊日返吟,官旺三奇有祿神。何堪傳又入三刑,四十五日荷聖恩。

上面の説くところの神殺が若しさらに墓神を帯ぶれば、産後必ずなお災禍あらん。若し本命・行年また死気の類と並び臨まば、この場の災禍は人を死せしめん。子午卯酉の仲年・仲月・仲時、どこでなお「月厭」のまた来り相并するに禁えられんや。占者眼前にすなわち禍事あり、急ぎ設法してそれを去らしめ、別人を牽累せざらんことを要す。官員の昇遷調轉はどの神に問わん。須く日干の禄神を求めて並び三伝に入らしむべし。若し三伝中の支上に「駅馬」を帯ぶれば、すなわちいよいよ分明なり。ただ駅馬有りて禄神なきは、事なお成り難し。六癸日・六戊日に「返吟」課を得、官星旺相・三奇斉備・また福神あらん。さらに三伝が三刑に落つれば、四十五日の内に天恩に蒙ること能し。

六甲六庚也三刑,有祿備馬備官星。比如戊癸有艱辛,支干俱破乃申寅。庚辰之日午加庚,寂寂落空莫問官。便是重權必失權,天罡加子法難覓。“罡”,金氏旁註“魁”字。天后初傳忌四季,白虎為陰多不意。不出季中妻身廢,此法切於心上記。

六甲日・六庚日も同じく三刑を帯び、禄神・駅馬・官星俱全せば、また昇遷を主とす。ただ戊・癸日に比すれば、中間にやや艱辛多し——支干ともに衝破せられ、正に申と寅と相衝するが故なり。庚辰日に占し、午が庚の上に加わり、冷冷清清として空亡に落つれば、官職を問うに及ばず。たとい重権を手握すとも、必ず権を失わん。「天罡」子の上に加わるは、この法なおさら出路を尋ね難し。按:「罡」の字を金氏は旁に「魁」の字と注作す。「天后」初伝に在りては、最も辰・戌・丑・未の四季の位に落つるを忌む。「白虎」また陰神と作れば、多くは意外の変あり。この一季を出でざるに、妻子の身すなわち廃損せん——この一条、切实に心に記すべし。

吉星卻入空亡內,凶星又來支干寄。宅廢人災多不意,若占凶事反平易。末句即“已災凶禍反無虞。”之意也。太沖無令入酉申,床凳腳損不堪憑。令人腳痛及胃疼,修換堅牢病自平。金氏旁改“修換為有救。”癖改為病。

吉星かえって空亡の中に落ち進み、兇星また支上・干上に寄せば、宅第の荒廃・人の災殃を主とし、多くは人の意表に出づ。但し用いて兇險の事を占せば、かえって平順容易なり。末の一句はすなわち「已に有る災兇禍事はかえって憂なし」の義なり。「太衝」(卯)若し令を得ずして酉・申の位に進入せば、牀凳の腿脚の損壊して靠み難きを主とす。人をして脚痛かつ胃痛せしめ、これを修め換えて牢ならしめば、病おのずか平復す。按:金氏は旁に「修換」を「有救」と改作し、また「癖」を「病」と改作す。

天空加卯望人來,戌為人力更和諧。若帶天喜吉頻諧,定須報喜得開懷。天空臨支或空亡,或在對門左右居。更帶四廢無吉祥,屋倒門摧欲廢將。注云:四廢,春庚辛,夏壬癸,秋甲乙,冬丙丁。死氣入傳莫占病,忽然生氣來加命。臨危不死只重症,得入空亡凶更定。

「天空」が卯の上に加わりて人の到来を盼ぐは、戌位は人力の幇手あることを主とし、さらに和諧順当なり。若しさらに「天喜」を帯ぶれば、吉事頻頻に相合し、必ず喜びを報ずる消息ありて、人をして開懐せしめん。「天空」が支に臨みあるいは空亡に落ち、あるいは対門・左右の隣家に落ち、さらに「四廃」を帯ぶれば、すなわち毫も吉祥というべきなく、屋は倒れんとし門は摧れんとして、眼の前に荒廃せんとす。注にいう:四廃の日は、春は庚辛、夏は壬癸、秋は甲乙、冬は丙丁。「死気」が三伝に進入せば病を占するなかれ。若し忽然として「生気」の来りて本命に加臨するあらば、則ち危に臨むとも死に至らず、ただ重症のみ。但し生気若し空亡に落入せば、兇象すなわち定局と成る。

未加卯上曲直名,東司壁破見人身。老婦久病病難醒,乙日更乘官事頻。元武來加入浴盆,豐都使者號追魂,病人十日內須傾,出入須防溺水驚。反官驛馬祿青龍,武職太常白虎通,文龍武虎皆不從,官星不旺也難容。貧道新添一百章,未必全為珠玉藏。若有後人情斯者,洞澈天機理妙長。

未が卯の上に加わり、「曲直」木局の名を成せば、東辺の廁所の牆壁破損して人の身を見るを主とす。老婦久しく病み、昏沈として醒め難し。若し乙日に在らば、官司の事なお頻頻として来らん。「玄武」来臨して浴盆の位に加入るは、すなわち豊都の使者、号を「追魂」という——病人十日の内に必ず傾覆し、出入の間なお溺水の驚を防ぐべし。反って官職を看れば:駅馬・禄神・「青竜」は文官を主とし、「太常」「白虎」は武職に通ず。文に竜を見ず武に虎を見ず、両々相従わず、官星の旺ならざるを加えれば、また容身して位を得難し。貧道新たに添えたる此の百章歌訣、未だ必ずしも皆珠玉の蔵ならず。若し後人此に鍾情するあらば、自ずから天機を洞徹し、その中の義理精妙悠長ならん。

九万百章歌 終

天空之陰作元武,盜賊入家相陵侮。天后之陰是白虎,月中絃斷應難補。三傳年命及正時,若逢驛馬莫推移。生月後四胎空推,臍帶纏頭不用疑。六戊六癸日伏吟,官旺三奇有福神。何堪傳又入三刑,四十五日荷天恩。

「天空」の陰神が「玄武」と作り落ちれば、盗賊家に進みて欺凌侮辱することを主とす。「天后」の陰神が「白虎」と作り落ちれば、月の中旬に至りて弦断するがごとく、応験の後は修補し難し。三伝・年命および正時の中に、若し「駅馬」に遇えば、事すなわち再び遅疑推移するに及ばず。懐胎の月より後に第四位を数えて胎神と為し、若し空亡に落ちれば、臍帯頸に繞くの類の事、疑うに及ばず。六戊日・六癸日に「伏吟」課を得、官星旺相・三奇斉備・また福神あらん。さらに三伝が三刑に落入すれば、四十五日の内にすなわち天恩に蒙る。

天空加卯地土蕪,積穢不潔或當途。不能逐日香火疏,阻隔人財久不居。四絕又並馬入墓,喜中生災,人無路。不問四墓覆四生,病痊再發訟復興。仇人和了又重嗔,畢竟墓退生復生。前二句原本連此章貫下之,金氏以硃筆畫斷,餘細玩文義,實不相貫,故從前缺文例另錄之。

「天空」が卯の上に加われば、地土荒蕪し、汚穢積聚して潔ならず、あるいは正に路口に当たる。每日焚香洒掃すること能わざれば、人口銭財阻隔せられ、久しく住することを得ず。「四絶」の神また駅馬と並び臨みて墓に入るは、喜の中に災を生じ、人は路窮まりて投ずるところなし。四墓が四生の位を覆圧するは問うに及ばず:病は好きてまた犯し、官司了結してまた新たに興り、仇人和解してまた再び怒る。畢竟墓気一退すれば、生気また生じ出づるなり。按:前の二句はもとこの章に連なり貫き下るもの、金氏朱筆を以て画断せり。我細かに文義を玩味するに、実に相連貫せず、故に前の「缺文」の体例に依りて別行に録出す。

二十宮神 六壬所属

子,神后天后,屬齊,女虛危三宿。丑,大吉天乙,屬吳,斗牛二宿。寅,功曹青龍,屬越,尾箕二宿。卯,太沖六合,屬宋,氐房心三宿。辰,天罡勾陳,屬鄭,角亢。巳,太乙螣蛇,屬楚,翼軫二宿。

子の位は、月将の名は「神后」、天将は「天后」、分野は斉国に属し、女・虚・危の三宿に対応す。丑の位は、月将の名は「大吉」、天将は「天乙貴人」、分野は呉国に属し、斗・牛の二宿に対応す。寅の位は、月将の名は「功曹」、天将は「青竜」、分野は越国に属し、尾・箕の二宿に対応す。卯の位は、月将の名は「太衝」、天将は「六合」、分野は宋国に属し、氐・房・心の三宿に対応す。辰の位は、月将の名は「天罡」、天将は「勾陳」、分野は鄭国に属し、角・亢の二宿に対応す。巳の位は、月将の名は「太乙」、天将は「螣蛇」、分野は楚国に属し、翼・軫の二宿に対応す。

午,勝光朱雀,屬周,柳星張三。未,小吉太常,屬秦,蟛鬼二宿。申,傳送白虎,屬晉,觜參二宿。酉,從魁太陰,屬趙,胃昴畢三宿。戍,河魁天空,屬燕,硅婁二宿。亥,登明元武,屬魯,室壁二宿。六壬鬼撮腳卷之八九萬百章歌終。此卷起,總括玉田歌止,共五卷,與前之旬中神煞一卷,俱隱所無。有此者宜敬寶而秘之。春園又記。

午の位は、月将の名は「勝光」、天将は「朱雀」、分野は周に属し、柳・星・張の三宿に対応す。未の位は、月将の名は「小吉」、天将は「太常」、分野は秦国に属し、井(原文「蟛」と作る)・鬼の二宿に対応す。申の位は、月将の名は「伝送」、天将は「白虎」、分野は晋国に属し、觜・参の二宿に対応す。酉の位は、月将の名は「従魁」、天将は「太陰」、分野は趙国に属し、胃・昴・畢の三宿に対応す。戌の位は、月将の名は「河魁」、天将は「天空」、分野は燕国に属し、奎(原文「硅」と作る)・婁の二宿に対応す。亥の位は、月将の名は「登明」、天将は「玄武」、分野は魯国に属し、室・壁の二宿に対応す。以上《六壬鬼撮脚》巻之八、《九万百章歌》ここに終る。この巻より《玉田歌》を総括するに至るまで、一共に五巻、前の《旬中神殺》一巻を連ねて、みな別処に隠没して伝なし。幸いに得る者は、当に恭敬して珍蔵し、秘して人に示さざるべし。春園また記す。

六壬穿楊百章歌 巻之九

朱雀來臨旺相中,行年月建命相逢,驛馬加臨日辰用,高名先在薦書中。占解試,須得朱雀乘旺相氣,更加年命月建,又傳驛馬加日辰。朱雀加臨旺相中,上下相生不落空,更乘有氣吉神助,高名科甲喜重重。太歲為吉將剋日辰,年值天乙,定得官也。

「朱雀」は文書消息を主とす。それ来臨して旺相の気を乗じ、また行年・月建・本命と相逢い、「駅馬」さらに日辰に加臨して発用せば、則ち高名は早く已に薦挙の名册の中に写さる。解試(郷試の類)を占うは、必ず朱雀が旺相の気を乗じ、さらに年命・月建を加え、幷びて三伝中に駅馬の日辰に加わることを要す。朱雀加臨して旺相の中に居り、上下相生してまた空亡に落ちず、さらに気ある吉神の相助を乗ずれば、高名科甲、喜事重々なり。太歳が吉将と為りて日辰を剋し、本年また「天乙貴人」に値すれば、必ず官を得ん。

歲為將剋日辰年,更為傳用是占官,若逢天乙臨生旺,日辰蛇虎卻徒然。求財須是責青龍,龍喪身時定是凶,入水求之百倍豐,若還出水也成空。在未,入墓喪身;在雀午乘龍,亦謂喪身求財無氣。在亥謂之入水,利多,在子謂之出水,則利少。

太歳が天将と為りて日・辰・行年を剋し、また三伝の発用と成るは、これ官職を占う格局なり。若しさらに「天乙貴人」が生旺の地に臨むに逢えば、則ち日辰上に縦使い「螣蛇」「白虎」あるも妨なし。財を求むるは必ず「青竜」に責成すべし——青竜の身を喪う時は必ず兇を為す。青竜「入水」して求めば、獲利百倍。若し「出水」なら、落空せん。青竜が未に在るは、墓に入りて身を喪うなり。午(朱雀の位)に在りて竜を乗ずるも、また身を喪うと曰い、財を求むに気なし。亥に在るを入水と曰い、利を得ること多し。子に在るを出水と曰い、利を得ること少なし。

日時之上要財臨,莫犯空亡亡劫神,貴人龍雀乘干克,二馬帶貴須速尋。初末傳有氣,怕犯空,貴人等乘日,復見克為財。貴人等帶二馬,乘財者,隔州路出外之財。年財臨歲月主纏,龍蛇營運及妝奩,玄僧虎孝屠公吏,省眷勾合斗田園。玄僧道之財,虎孝家、公吏、屠 。

日上・時上に財神の位に臨むを要し、空亡と「亡神」「劫殺」を犯すこと可ならず。「貴人」「青竜」「朱雀」が日干の上に乗じて剋を受くるは、すなわち財なり。さらに天馬・駅馬の二馬が貴人を帯ぶれば、すなわち急ぎて尋ね行くべし。初伝・末伝に気有るを要し、最も空亡を犯すを怕る。貴人ら日上に乗じ、また剋を受くるを見るは、すなわち財なり。貴人らが二馬を帯びて財に乗ずるは、州を隔て路を越え、外に出でて得る財なり。流年の財が太歳・月建に臨むは、糾纏して断えざるを主とす。「青竜」「螣蛇」は経営運転と嫁粧奩具を主とす。「玄武」は僧道の財を主とし、「白虎」は孝家の財、また屠戸・公吏の財を主とす。「太常」は親眷を省視するを主とし、「勾陳」「六合」は田園を争闘するを主とす。いわゆる玄武は僧道の財、白虎は孝家・公吏・屠戸の財なり。

後陰婦女與金銀,太常衣服貸親人,天空爭奪最不仁,貴人尊長賜時新。財帶陰后,是婦人金銀釵釧之財;太常是借貸衣服之財。天空是爭奪之財,貴人是尊長賜與之財。青龍受克利難圖,龍克歲君利有餘,財加生旺意自用,用起空亡才自除。

「天后」「太陰」は婦女と金銀首飾の財を主とし、「太常」は衣服と親友に借貸する財を主とし、「天空」は強奪不仁の財を主とし、「貴人」は尊長の賞賜する時新の物を主とす。財爻が太陰・天后を帯ぶれば、則ち婦人の金銀釵釧の財なり。太常を帯ぶれば、借貸衣物の財なり。天空を帯ぶれば、争奪して来る財なり。貴人を帯ぶれば、尊長の賜与する財なり。「青竜」剋を受くれば、利益は図り難し。青竜かえって太歳を剋すれば、獲利すなわち余りあり。財爻が生旺の地に加われば、心に随いて取用せん。若し発用が空亡に落入せば、財もまた自ら除去せん。

卯占早近卯陽臨,陰局須遲遠處音。二月中氣分離事,酉居八月反茲尋。卯居陽局,主早信,陽朝信也。卯曰門,卯臨陰局,主晚信並遲。在春分時占得,主分離信。酉臨陽局,主暗遠信並遲信,臨陰局,主早近明信。在秋分占,主分離信。

卯を以て占問するに、卯が陽局に臨めば、音信の来る早く来処近きを主とす。陰局に臨まば、則ち消息遅緩にして遠方より来る。二月春分の中気に占得すれば、離別の事を主とす。酉は八月に在り、反って此に照らして推尋す。卯が陽局に居るは、早く音信を得るを主とし、清早の信なり。卯また門戸と曰い、卯が陰局に臨めば、信の来る晩くかつ遅きを主とす。春分の時に占得すれば、離別の音信を主とす。酉が陽局に臨めば、暗昧遙遠の遅到する信を主とす。陰局に臨めば、また早くかつ近き明白の音信を主とす。秋分に占得すれば、離別の音信を主とす。

欲知丹詔發京華,傳內歲君月將查,天馬一處並交加,此為天子信無差。虎馬卻來厭煞乘,傳中不與水神並,相旺更沒空亡煞,殿頭內職信分明。殿班內職,走馬信至也。遠信月將加正時,日上神陰是信期,信建臨官並帝旺,方神無氣信方歸。日上神陰,是信神。信神帶官旺即來,囚死空即無信也。神建旺處,信至之期。家神旺無信,休囚立至。

朝廷の詔書が京城より発したるか否かを知らんと欲せば、則ち三伝中に太歳と月将を査看し、さらに「天馬」の同一処に交相加臨する有れば、これ天子の音信、差あらじ。「白虎」と駅馬が却って「月厭」の殺に乗じて来り、三伝中また水神と並び臨まず、しかも相旺の気を得て空亡殺なければ、則ち殿前内職の消息、分明として待つべし。いわゆる殿班内職とは、すなわち馬を走らせ信を報じて至るなり。遠方の音信を占うは、月将を正時に加え、日上神の陰神すなわち信期なり。信神若し臨官・帝旺に臨まば、音信すなわち到る。方位の神に気なければ、信は始めて回還す。日上神の陰神は、すなわち信神なり——信神が官星旺気を帯ぶれば、信は来る。囚・死・空亡に落つれば、信なし。神と月建と同じく旺なるところ、正に信の到る期なり。家神旺なればかえって信なく、休囚なれば立刻に到る。

武來克信信隨歸,信來克武尚猶遲,更看元武入墓時,此是信來端的期。信來傳內害兼空,信必欺誣不可從,信為日鬼復刑害,語定侵凌用意凶。信神帶六害空亡入傳,或立於空亡之地,為詐信。信神為日鬼帶刑害,有人侵凌之意。行人若要問來期,四課行年六處摧,辰上兩課立見歸,日干兩課到時遲。行人行年入四課,得辰上兩課發用,定來速。日上兩課來遲。

「玄武」来りて信神を剋すれば、音信随いて回還す。信神かえって玄武を剋すれば、消息なおさら遅し。さらに玄武の墓に入る時を看れば、その時正に音信到来の確日期なり。信神が三伝に落入して六害を帯びまた空亡を兼ぬれば、この信必ず欺詐虚妄、聴従すべからず。信神若し日干の官鬼と成りまた刑害を帯ぶれば、則ち来る人の言語の間、必ず侵凌を含みて用心善ならず。信神が六害・空亡を帯びて伝に入り、あるいは空亡の地に立てば、すなわち詐信なり。信神が日鬼と成りて刑害を帯ぶるは、人の存心して侵凌する有るなり。行人を占いて帰期を問わんと欲せば、則ち四課と行年のこの六処より推求す。辰上の両課発用せば、立刻に人の帰るを見ん。日干上の両課発用せば、到ること則ち遅し。行人の行年が四課に落入して、若し辰上の両課発用を得れば、必ず来ること速く、日上の両課発用なら、来ること遅し。

正貴為用即時來。三傳俱順卻徘徊。陽日伏吟傳內歸,行人帶馬不須催。正貴為用立至,正時見返吟未到。陽日伏吟,如丙寅日,巳申寅,自外傳內,立至。又如戊寅日,申亥寅,占行人立至,以初傳日辰為用。飛神又帶馬,故來遲。日為外,辰為內,辛未日伏吟,陰日伏吟,未丑戌,自內傳出外,行人未歸也。

正貴人発用せば、行人当時に到る。三伝皆順伝なら、かえってなお徘徊して未だ帰らず。陽日に「伏吟」課を得、三伝外より内に向かえば、行人便ち帰る。行人若し駅馬を帯ぶれば、さらに催促するに及ばず。正貴人発用せば、人は立刻に到る。正時上に「返吟」を見れば、人はなお到らず。陽日の伏吟、たとえば丙寅日は、三伝巳・申・寅にして外より内に伝わり、立刻に到る。またたとえば戊寅日は、三伝申・亥・寅にして、行人を占うもまた立至——初伝の日辰発用を以てす。若し飛神また駅馬を帯ぶれば、かえって来ること遅し。日干を外と為し支辰を内と為す。辛未日の伏吟は陰日に属し、三伝未・丑・戌にして、これ内より外に伝わる——行人則ちなお帰らず。

欲問行人來未來,但將飛伏二神猜。第三第四不用摧,飛即臨門伏未回。傳上神剋日干為飛,日干克傳上神為伏,更加傳上第三第四為用,來得尤速。白虎行年道路神,貴人太歲本家尊,家旺路衰歸騎奔,家衰路旺未回身。白虎行年為路,貴歲為家。路在空亡敗墓鄉,家神克路路神空,行年白虎會今日,便是歸期不用詳。行年白虎二神合日即歸。

行人の来るや来ざるやを問わんと欲せば、ただ「飛」「伏」の両神を把来して推測せよ。第三課・第四課は倒して細推するに及ばず——飛神は人の已に門に臨むを主とし、伏神は人のなお回らざるを主とす。三伝上の神が日干を剋するを「飛」と曰い、日干が三伝上の神を剋するを「伏」と曰う。再び三伝上の第三・第四課を以て発用せば、来ることいよいよ速し。「白虎」と行年は道路の神、「貴人」と太歳は本家尊長の位なり。家旺にして路衰えれば、人は馬に騎りて奔帰す。家衰えて路旺なれば、人はなお回身せず。白虎・行年は路を代表し、貴人・太歳は家を代表す。路神が空亡・敗地・墓郷に落ち、あるいは家神が路を剋し路神が空に落ち、行年と白虎が今日に会合せば、則ちこれ帰期、再び細推するを用いず。行年・白虎の両神が日と相合せば、人は帰り来る。

三傳中神克歲君,行子憂災虎病侵,陽吟外至人內傳,陰內傳外杳無音。游神加孟尚遲遲,仲季加之不從歸,貴人加日至不疑,天罡加季不移時。游神,春巳、夏子、秋酉、冬辰,加孟未至,加仲季不久至。白虎加臨在戌宮,用神卯酉亥相逢,定須即日解歸驄,二馬臨墓占一同。若是音信尚未通,朱雀之陰問來蹤。馬旺即到,丁卯日辰時,辰加卯為用,上見虎,又天馬克日上,當是巳時歸。

三伝中の神が太歳に剋到せば、出行の人に憂災あり、「白虎」また病患の侵擾を帯来す。陽日の伏吟、三伝外より内に至れば、人は到る。陰日の伏吟、内より外に伝われば、則ち杳として音信なし。「游神」が寅申巳亥の四孟に加われば、人はなお遅々として来らず。四仲・四季に加われば、かえって久しからずして帰る。「貴人」が日上に加われば、人の到ること疑なし。「天罡」(辰)が四季の位に加われば、立時に到る。游神のあるところ:春は巳に、夏は子に、秋は酉に、冬は辰に在り。四孟に加えば未だ到らず、四仲四季に加えば則ち久しからずして到る。「白虎」が戌宮に加臨し、用神が卯・酉・亥と相逢えば、必ず当日に鞍を解き帰らん。天馬・駅馬の二馬が墓に臨むは、占法これと同じ。若し音信未だ通ぜざれば、則ち「朱雀」の陰神に問うて蹤跡を探れ。駅馬旺なれば立刻に到る——たとえば丁卯日辰時に占し、辰が卯に加わりて発用し、上に白虎を見、また天馬の日上の神を剋する有れば、当に巳時に帰来すべし。

行逾千里貴前尋,倍此而須數後程。前去後歸兩般論,彼此原來第五辰。近行龍路月為家,路克家回家克賒。返吟為用月復加,望人立至定無差。乘神家克路未回,是太陰克青龍所乘神。返吟為用,太陰加立至。返吟時,占行人多不來。雖是二馬傳墓,亦不來。返吟日為用,與月建相會,立至。

行程千里を超ゆるは、貴人の前に到りて尋る。さらに倍して遠きは、すなわち貴人の後の路程を数うべし。往前と帰後とは両様に分かち看るべく、彼此もともと皆第五辰(隔位相加の辰)を取る。近処の出行は、「青竜」を以て路と為し月建を以て家と為す——路が家を剋せば人は回り、家が路を剋せば帰期すなわち賖遠し。「返吟」発用して月建また加臨せば、盼ぐところの人立刻に到り、絶対に差錯なし。乗ずるところの神若し家の路を剋するは、人はなお回らず——これ「太陰」が「青竜」の乗ずる神を剋するなり。返吟発用し、太陰加臨すれば、人は立刻に到る。但し返吟の時に逢えば、行人を占うに多くは来らず。縱使い二馬が伝墓に入るとも、なおこれ来らず。若し返吟の日を以て発用し、また月建と相会せば、人は便ち立刻に到る。

欲將所孕卜月日,先看發用在何方,一二貴前主弄璋,四三貴後細消詳。用在第一二課,又在在乙前是男。用在三四課,又乙後是女。陰人年見有女占,那堪傳送復加年,三傳俱陰女不錯,純是陽時男有緣。行年上見陰是女,陽是男,三傳俱陽生男,俱陰生女。假令用在日陽,陽旺在卯,上見子,子為陽,即生男;陽日取日干旺處,陰日支生處是也。

懐くところの胎の生産月日を卜せんと欲せば、先ず発用がどの一方に落つるかを看よ。発用が第一・第二課に在りて貴人の前に処るは、男を生ずを主とす。第四・第三課に在りて貴人の後に処るは、則ち細々と推詳すべく、多くは女を生ずを主とす。発用が第一・二課に在り、また「天乙」の前に在るは男なり。発用が第三・四課に在り、また天乙の後に在るは女なり。婦人の行年上に陰将を見れば、則ち女を生ずと占う。況んや「伝送」(申)また行年に加臨するをや。三伝すべて陰将なら、女を生ずること錯らず。純に陽将の時は、則ち男孩と縁あらん。行年上に陰を見れば女、陽を見れば男なり。三伝全陽なら男を生じ、全陰なら女を生ず。假如発用が日の陽位に在る——陽の旺は卯に在り、卯上に子を見、子は陽に属すれば、則ち男を生ず。陽日は日干の旺処を取り、陰日は支神の生ずる処を取る——この道理なり。

三傳內藏卯酉神,兩門出入是其因。子午乘龍妻妾娠,血支血忌生氣並。月將加產母行年,數至今日日辰看,若值空亡兼命年,三合四煞望生難。月將加母行年,數至今辰,若空及年命值四殺三合,凶。用神月建母行年,三處同將一法占,陰即為女陽即男,三處二空胎盡然。三處見兩重空亡,又加墓地是胎。

三伝の内に暗に卯・酉の二神を蔵すれば、卯酉は両扇の門戸、出入の事皆此より起る。子・午の上に「青竜」を乗ずれば、妻妾の懐孕を主とし、さらに「血支」「血忌」と「生気」が幷び臨まば、いよいよ確証なり。月将を産母の行年の上に加え、今天の日辰に数え至りて看る。若し空亡に碰上り、また本命行年不利を兼ね、さらに三合と四殺に遇えば、順産せんと欲すも難し。月将を母の行年に加え、今日の辰に数え至る。若し空亡に落ち、および年命が四殺・三合に値するは、みな兇を主とす。発用の神・月建・母親の行年、この三処は同一の天将・同一種の方法を用いて占う——陰将ならば則ち女、陽将ならば則ち男。三処若し両処空に落ちれば、胎は保ち得ず。三処に両重の空亡を見、また墓地に加臨せば、胎便ち了る。

螣蛇白虎若重逢,更帶兒傳兩子同,三傳大殺飛廉虎玄同,須更立產在其中。蛇虎兩重者,假令巳作蛇,巳在蛇本位,故云重。又須帶兒子,主雙生。假如己巳日午將巳時,虎視課,兩重申,申即兩重白虎也,後於申月申時生兩男。若三傳中逢大煞、白虎、天空,立產。大煞旁,金氏朱注“飛廉”。

「螣蛇」「白虎」若し両重相逢い、また子孫爻を帯びて伝に入れば、一胎両子を主とす。三伝中に「大殺」(すなわち飛廉)と白虎・玄武が同現すれば、則ち当に臨産すべきを主とす。いわゆる蛇虎両重とは、たとえば巳上に螣蛇を作し、巳は正に螣蛇の本位、故に「重」と曰うなり。さらに子孫爻を帯ぶるを要して、始めて双生を主とす。たとえば己巳日に午将巳時に「虎視」課を占得し、両重の申位にして、申はすなわち両重の白虎——後に果たして申月申時に両個の男孩を生めり。若し三伝中に大殺・白虎・天空に逢えば、則ち立刻に分娩す。「大殺」の旁、金氏は朱筆を以て「飛廉」と注作せり。

類不逢空旺相乘,傳生支合事須成,見類日鬼空刑害,所干不遂類中明。幹事,三傳上下相生,支神三六合干合,所干成。雖是見類,與今日為鬼,或刑害空亡,三傳見害,不成。傳中用事之人,須此原本作“比”字。言之。

占うところの類神が空亡に落ちずして旺相の気を乗じ、三伝相生してまた支神と相合せば、事必ず成る。若し類神が日干の官鬼と成り、あるいは空亡に落ち・刑を帯び害を帯ぶれば、求むるところの事すなわち順わず——これ類神の上に分明に見ゆ。事を辦ずる時、三伝上下相生し、支神と日干と三合・六合を成せば、求むるところ便ち成る。類神を見るといえども、それが今日に対し官鬼と成り、あるいは刑害空亡あり、三伝中また害を見れば、事は辦じ成らず。三伝中に事を主とするその人も、またこの道理に照らして(「須」の字は原本「比」と作る)論ずべし。

占婚二后忌刑傷,子逢天后女賢良,丑為天乙男清秀,占妻占得喜非常。二后無克戰刑害,若子作天后,女新妍;丑作天乙,男清俊。假如寅卯日占婚,亥卯未局作傳神。必是連枝帶葉親,兩個姑舅作來回。寅卯日傳曲直,巳午日得炎上。若逢巳酉丑三傳,婚姻異類隔山川。五行依此言三合,須知四格不同然。從革難成,眾中分雜之意也。

婚姻を占うに、「天后」と「天乙貴人」のこの両位は最も刑傷を忌む。子上に天后に逢えば、女子賢良。丑上に天乙あれば、男子清秀。妻子を占いてかかる課を得れば、喜慶非常なり。天后・天乙の二神に剋戦刑害なきを要す。若し子上に天后を作れば、女方新美。丑上に天乙を作れば、男方清俊。假如寅日・卯日に婚を占し、三伝が亥卯未の木局を成せば、それ必ず枝を連ね葉を帯ぶる親上の親——両家の姑表舅表が回り来りて親を結ぶ。寅卯日に伝が「曲直」木局を成し、巳午日に伝が「炎上」火局を成すは、みな此の類に属す。若し三伝が巳酉丑の金局なれば、婚姻双方は異類の人、山川を隔つ。五行皆此に照らして三合に按じて講ずるも、但し四種の格局各々同じからざるを知るべし——「従革」金局は成り難きを主とし、取るところは衆人の中に分雑斉からざるの意なり。

旺氣與日為官鬼,勾朱貴會訟官司。相歷不陷於涉害,支干三六合為貴。占鬼,傳中見旺氣來克,為官鬼,更雀勾貴者,便言事因官府。又神將上下不落空亡,又須不歷涉害。與支干上三合六合,官司必成,對訟伸雪必勝,人老占病必死。如丙子日午將寅時老病。

旺気の神が日干に対し官鬼と成り、さらに「勾陳」「朱雀」「貴人」会合せば、則ち官司訴訟を主とす。歴るところの神が渉害に陥らず、また支干と三合・六合を結成せば、貴格と算うるなり。官鬼を占う:三伝中に旺気の来りて日干を剋するを見れば、則ち官鬼なり。さらに朱雀・勾陳・貴人有れば、便ち事の官府に因りて起ると断ず。さらに神将上下ともに空亡に落ちず、また渉害を経歴せざるを要す。支干上と三合・六合を成せば、則ち官司必ず打ち成し、対簿公堂して冤を申せば必ず勝たん。但し老人の病を占うは、則ち必ず死せん。たとえば丙子日に午将寅時に老人の病を占うは、すなわちかくのごとし。

相氣日鬼入傳時,吉神生合干官司,雀勾刑害日財為,落空爭理失便宜。傳中相氣剋日為鬼,若得吉神良將,上下相生,六合三合,或干貴或,主謀生事,及干官理事,若刑害與日為財者,主官中爭財,落空不成。相氣初剋日為財,定知財上事關懷。將是後陰並六合,便於妻妾位中猜。傳中見相氣,與日為財,即主財事。後陰六合,便是妻事。為今日子孫,便言子孫。

相気の神が日干の官鬼と作りて三伝に進入し、若し吉神のそれと相生相合する有れば、則ち官府に干求する事を主とす。若し「朱雀」「勾陳」が刑を帯び害を帯び、而して此の神が日干に対しまた財なれば、則ち空亡に落ちて理を争い得ず、かえって便宜を失う。三伝中に相気の日干を剋するは便ち鬼なり。若し吉神良将を得、上下相生し、六合・三合を成し、あるいは貴人に干求せば、則ち営生を謀划する事、および官府に干求し公事を辦理するを主とす。若し刑害を帯びて日干に対し財と為るは、官府の中に錢財を争奪するを主とし、空亡に落ちれば争い成さず。相気の神が初伝に在りて日干を剋して財と為れば、断じて掛懐するところは錢財の事なり。若し乗ずるところの将が「天后」「太陰」幷び「六合」なら、則ち妻妾のこの一層に往きて猜すべし。三伝中に相気を見、日干に対し財と為れば、則ち財事を主とす。天后・太陰・六合を帯ぶれば、すなわち妻子の事なり。若し今日の子孫爻なれば、便ち子孫の事を説く。

傳死占日為鬼並,死兼喪吊墓煞乘,蛇虎玄命喪家事,披刑帶煞任須停。傳中死氣剋日,披刑煞等,官任上占得,必因喪人而歸也。囚動日鬼二獄逢,傳墓勾蛇雀虎叢,官災牢禁繫獄中,化作空貴反不凶。傳見囚氣剋日,重加天地二獄,或傳入墓,將見雀等凶。天獄,春辰、夏午、秋戌、冬子。一雲夏未冬丑。地獄,正戌逆行十二辰,月獄同。

三伝中の死気が日干に対し官鬼と成り、また「喪門」「吊客」と墓殺と同乗し、さらに「螣蛇」「白虎」「玄武」本命に加臨せば、則ちそれ喪家の事なり。刑を帯び殺を帯ぶれば、任上の事皆停まるべし。三伝中に死気が日干を剋し、また刑を披り殺を帯び、若し官任上に在りて占得せば、必ず家の死人に因りて郷に帰らん。囚気発動して日干の官鬼と成り、また「天獄」「地獄」に逢い、三伝墓に入り、「勾陳」「螣蛇」「朱雀」「白虎」叢集せば、則ち官災牢獄の厄を主とす。若し空亡と化するか貴人を得れば、かえって兇ならず。三伝中に囚気の日干を剋するを見、重ねて天地の二獄を加え、あるいは三伝墓に入り、天将また朱雀の類を見るは、皆兇なり。天獄:春は辰に、夏は午に、秋は戌に、冬は子に在り。別の一説に夏は未に、冬は丑に在り。地獄:正月は戌に在り、十二辰を逆行す、月獄もまた同じ。

囚氣歲月並飛廉,煞上天赦朱雀兼。官吏終須見赦原,囚與日和藏避占。傳中囚死動,歲月二馬並大煞,或大殺之上得雀與天赦,定赦原。若囚氣與正和,神將無戰者,其人占藏避。天赦,正未順四季。大煞,正戌、二巳、三午、四未、五寅、六卯、七辰、八亥、九子、十丑、十一申、十二酉,即飛廉。

囚気と太歳・月建・「飛廉」と幷び現れ、殺神の上にまた「天赦」幷び「朱雀」有れば、則ち事を犯す官吏は終究に赦に遇い原免せられん。囚気若し日干と和順せば、占うところは藏匿躲避の事なり。三伝中に囚気・死気発動し、太歳・月建・二馬と「大殺」と同現し、あるいは大殺の上に朱雀と天赦を得れば、必ず赦免せん。若し囚気が本日と相和して、神将の間交戦なければ、この人の占うところは身を藏して躲避するなり。天赦:正月は未に在り、四季を順行す。大殺:正月戌、二月巳、三月午、四月未、五月寅、六月卯、七月辰、八月亥、九月子、十月丑、十一月申、十二月酉——すなわち飛廉なり。

休動與正墓神並,被刑害鬼病來縈,老幼逢休死之靈,如用官鬼訟之嗔。傳中休氣動,今日墓神披刑害鬼,主占病。與日何類,便是何等人病。生日為父母,即言父母老者之類。小兒占得必死。生氣才生,休乃老者,故曰死。

休気発動して本日の墓神と幷び臨み、また刑を被り・害を被り・鬼に侵されれば、疾病すなわち身に纏绕す。老人小孩が休気・死気の神霊に遇上り、若しそれまた官鬼発用なれば、訴訟相争の悩怒の事あらん。三伝中に休気発動し、今日の墓神また刑を披り害を帯び鬼を帯ぶるは、病を占うを主とす。この神が日干と何の六親関係なるか、病むはすなわち何の人ぞ——日干を生ずるは父母、すなわち父母尊長の類なり。小児占得すれば必ず死せん。生気は剛に生発し、休気は已に衰老すれば、故に「死」と曰うなり。

卯酉為格子午關,天罡加處事多艱。加於子卯多阻滯,午酉河津道路艱。天罡加子午為關,卯酉為格。子上為天關,午上為地關。卯為天格,酉上為地格。天之關格,必因天時風雨之類所格;地之關格,必因路險河漲、關津所格。涉害為用得火神,下臨壬癸隔江津。土神若見甲與寅,定應阻隔在山林。涉害為用,得火神,下臨壬癸,水路有阻隔。若用土神,下臨甲寅,以山林來向有阻也。

卯・酉を「格」と曰い、子・午を「関」と曰う——「天罡」(辰)これらの処に加われば、事多く艱難なり。子・卯に加われば多く阻滞あり、午・酉に加われば則ち河津道路行く難し。天罡が子・午に加わるを関と為し、卯・酉に加わるを格と為す——子上を天関と曰い、午上を地関と曰い、卯上を天格と曰い、酉上を地格と曰う。天の関格は、必ず天時風雨の類に因りて阻まる。地の関格は、必ず道路険阻・河水暴漲・関卡渡口に因りて阻まる。「渉害」を以て発用して火神を得、下に壬・癸の水に臨まば、江河渡口の阻隔を主とす。若し土神なれば、下に甲と寅木を見、必ず山林の間に阻隔せん。渉害発用して、火神を得て下に壬癸に臨まば、水路に阻隔あり。若し土神を用いて下に甲寅に臨まば、すなわち山林の方向より来る阻礙なり。

涉害為用得金神,下臨巳午散財因。木神在於庚辛上,衢路兵戈阻隔人。更以式中刑害空亡、官鬼旺相休囚消息言之。天空乘未井為妖,家內興災非一朝。勾陳辰卯訟相抬,血忌來臨訟不饒。井妖,主家中有宿病之人。勾陳朱雀及六合,官事占之未免迍。如乘戌卯丑傳上,問病須教淚滿襟。

「渉害」を以て発用して金神を得、下に巳・午の火に臨まば、散財の事に阻まるを主とす。若し木神が庚・辛の金に落つれば、則ち大路上に兵戈の乱ありて行人を阻隔するを主とす。此の外さらに式盘中の刑・害・空亡、および官鬼の旺相休囚を参照して斟酌消息すべし。「天空」未の上に乗ずるは、水井の妖を作すなり——家に災禍を興起すること一朝一夕ならず。「勾陳」辰・卯の位に在れば、訴訟の事すなわち頭を抬げ、さらに「血忌」来臨すれば、官司いよいよ寛饒せず。いわゆる井妖は、家に久病の人有るを主とす。「勾陳」「朱雀」と「六合」と同現すれば、官事を占うに迍邅を免れず。若し彼ら戌・卯・丑の上に乗じて伝に入れば、病を問うに人をして涙衣襟に満たしめん。

河魁休舊住河魁,尊長遭殃是此媒。若逢天后陰人害,戌日丑加戌上猜。戌日加戌,尊長病。戌日丑加戌同。歲臨支上人宅迍,下克之時災更深。支上鬼加主遷動,如逢白虎病傷人。太歲入宅,又克支,凶;加支,是鬼,主宅移。祿前一位為羊刃,三傳日辰忌見臨。非官即病膿血疾,加宅作虎血陰人。

「河魁」(戌)が依舊として河魁本位に停住すれば、尊長の殃に遭うは則ち此より起る。若しさらに「天后」に逢えば、すなわち女人の害と為すなり、戌日に丑の戌に加わるより推測すべし。戌日に戌が戌に加わるは、尊長の病有るを主とす。戌日に丑が戌に加わるは、情形相同なり。太歳が支に臨到すれば、人と宅とともに迍難あり。若し太歳また下より上を剋すれば、災禍いよいよ深し。支上に官鬼加臨すれば、住処を遷動するを主とす。若し再び「白虎」に逢えば、疾病人を傷る有らん。太歳が宅位に進入してまた支を剋するは兇なり。支に加わりて鬼と成るは、家を搬するを主とす。禄神の前の一位は「羊刃」——三伝と日辰と皆それの位に臨むを忌む。官非ならざれば膿血の疾なり。宅に加わりてまた「白虎」と作れば、女人に血光の災有るを主とす。

六合乙卯木為之,子孫凶吉憂中推。如臨申酉定悲泣,木絕鬼禍逢何疑。申酉作六合,子不利。天后三傳與日辰,天后之陰虎害人,占妻病此驗如神,假饒有救死為鄰。男子占之克妻,假令丙寅日子將辰時,戌加寅為用,占妻病,乃半月必死,後陰作虎。丑加戌土作白虎,外人喪服入家中。午加卯上子細家,託人失信事無功。寅能生火,卯能殺也。火生於寅,敗於卯。午加卯用,庚壬二子日。

「六合」は乙卯の木を以て本体と為す。子孫の吉凶は憂疑の中より推斷すべし。若しそれ申・酉の金位に臨まば、必ず悲泣の事有らん——木金に絶たれ、鬼禍頭に臨み、何の疑うべきあらん。申・酉上に六合を作るは、子女に利あらず。「天后」三伝と日辰の間に在り、天后の陰神また「白虎」なれば、則ち人を害せんとす。妻子の病を占うは、この法霊験神のごとし——縦使い救神有るも、已に死と相隣れり。男子この課を占得すれば妻を剋するを主とす。假如丙寅日に子将辰時に、戌が寅に加わりて発用し、妻の病を占えば、半個月の内に必ず死せん——天后の陰神が白虎と作るを以てなり。丑が戌土の上に加わりまた白虎を作れば、外人が喪服を著て家門に進むを主とす。午が卯の上に加わるは、家の中の事を子細に看るべし——別人に托して事を辦すれば信を失い、工夫を白費せん。寅は火を生じ得、卯は火を敗り得——火は寅に生じ、卯に敗る。午が卯に加わりて発用とは、庚子・壬子のこの両個の子日を指す。

丑加河魁更作空,奴僕為人最叵容。加臨支上混一同,未許教君取次窮。丑加支上虎臨傳,田產交加事可占。切須僧道事干連,式中推究意精專。午加支上作螣蛇,寅日占來回祿嗟。假饒得免焚其宅,遺禍鄉鄰亂似麻。壬寅日午加寅。巳到天罡定主喪,出門或見哭彷徨。若臨干上作朱雀,定知官事與推詳。巳加辰,為孝服事,或出門途、哭泣事。乙木主喪車,巳為軫星。巳加朱雀,必占灶事。

丑が「河魁」(戌)の上に加わりまた空亡に落つれば、奴僕の為人最も容忍し難し。若し支上に加臨するも、情形同じく、隨便に彼が困窮なりと断定を許さず。丑が支上に加わりて「白虎」伝に入れば、田産交錯糾紛の事を占うべし。この類の事往々僧道に牽連し、式盘中に精心に推究を要す。午が支上に加わりて「螣蛇」と作れば、寅日に占到せば火災(回禄)の為に歎息せんとす。縦使い僥倖に自家の房子の焼掉を免るとも、郷隣に禍を遺して乱麻のごとく乱れん——これ壬寅日の午が寅に加わるを指す。巳が「天罡」(辰)に到れば、必ず喪事を主とす。門を出でて或いは人の哭泣彷徨するを見ん。若し巳が日干の上に臨みてまた「朱雀」と作れば、則ち官事に按じて推詳すべし。巳が辰に加わるは、孝服の事を主とし、あるいは門を出でて途に在り・哭泣の事なり。乙木は喪車を主とし、巳は軫星の位なり。巳が朱雀に加臨するは、必ず灶上の事を占うなり。

庚辛占見蒿矢,巳加辰;癸卯日辰加卯,巳加辰,午加巳,三傳辰巳午;癸酉日遙克,未加申,巳加午,午加未,三傳未午巳。巳加卯上意何如?木履弓弩推不虛。加申作陰口舌虞,入官事訟必因朱。巳加卯,以木履弓弩推之,若巳加申作太陰,主陰人和合,中有口舌。若作雀,便言訟。巳加申相刑合,癸亥日是;辛卯、癸未日,巳加卯遙克。

庚日・辛日に「蒿矢」課を占見するは、巳の辰に加わるなり。癸卯日は辰が卯に加わり・巳が辰に加わり・午が巳に加わり、三伝は辰・巳・午なり。癸酉日は遥剋に属し、未が申に加わり・巳が午に加わり・午が未に加わり、三伝は未・午・巳なり。巳が卯の上に加わるは何の意か。木屐・弓弩の類の木器の上より推すべく、空に落ちず。巳が申の上に加わりて「太陰」と作れば、口舌の憂有らん。若し此に因りて官府に進みて官司を打てば、必ず「朱雀」の致すところなり。巳が卯に加わるは、木屐弓弩を用いて推斷す。若し巳が申に加わりて太陰と作れば、女子の和合を主とし、その中に口舌を挟む。若し朱雀と作れば、便ち訴訟と説く。巳が申に加わるは刑の中に合を帯ぶ、癸亥日すなわちこれなり。辛卯・癸未日は、巳が卯に加わるは遥剋に属す。

螣蛇入廟刀鐵因,翻作青龍險峻臨。申加巳上用為真,古法分明驗若神。申加巳,定占刀鐵事。若作龍,疑險事。申亥寅,六甲、六丁、六丙、庚寅、丁巳,夜蛇;壬寅、癸巳,夜龍。斗加日本名天獄,得是須知卜訟庭。會見貴人並六害,交加之事及相縈。乙日辰加亥,乙木生於亥,辰斗罡也,故知占訟。又見貴人六害,主交加牽連。

「螣蛇」廟に入るは、刀鉄の器に因りて事を起すを主とす。若し翻転して「青竜」と成れば、則ち険峻の地に臨むを主とす。申が巳の上に加わりて発用すれば、この一条最も真なり——古法分明、験すること神明のごとし。申が巳に加わるは、必ず刀鉄の事を占うなり。若し青竜と作れば、すなわち疑慮険阻の事なり。三伝申・亥・寅は、六甲・六丁・六丙日および庚寅・丁巳日に夜占して螣蛇を得。壬寅・癸巳日に夜占して青竜を得。「斗」(辰)が日の上に加わるは、本名「天獄」——これを得れば当に訟庭の事を占うと知るべし。若し貴人に会見してまた六害を帯ぶれば、則ちそれ交相牽扯・彼此糾纏の事なり。乙日に辰が亥に加わる——乙木の長生は亥に在り、辰はすなわち斗罡、故に訟事を占うと知るなり。また貴人と六害を見るは、事の交加牽連を主とす。

午火臨亥死絕神,傳中丑午害同詳。若還臨在空亡上,定知虛擾不為殃。傳中丑午為六害,入空亡不為殃。午丑申,子未寅。假令今日是庚辰,太乙為用屬比鄰。辰日若用起太乙,應在未日巳時真。用傳與日是妻財,類是陰人反卦猜。更見後陰並六合,妻背夫心仔細裁。妻財類,須是陰神及反吟,作如此占。

午火が亥の上に臨むは、死絶の神なり。三伝中に丑と午と相害するは、また此に照らし同様に推詳す。若しそれ空亡の上に落ちれば、則ち断じてただ虚驚攪擾にして災殃を成さず。三伝中に丑と午と六害と為るは、空亡に入れば禍を為さず。三伝の午・丑・申、あるいは子・未・寅は、みな此の類に属す。假如今天庚辰日にして、「太乙」(巳)発用するは、比隣の神に属す。辰日若し太乙を以て発用せば、応期は未日巳時に在りて、最も準確なり。発用と三伝と日干に対し妻財と為るは、この一類は女子と返吟の卦に按じて猜するを要す。さらに「天后」「太陰」幷び「六合」を見れば、すなわち妻子の丈夫を背離する心を仔細に裁断すべし。妻財のこの一類は、必ず陰神および返吟の課なるを要して、始めてかく占断す。

大凡遠近日何占,用占月內歲尋常。傳神旬裡不虛言,直日無疑應日前。如太歲在寅,發用在寅,則在年內;用起斗建,則應在月內;用起日干,不出旬;用起支神,不出一日。奴是天魁與天空,從魁為婢太陰同。妾求天乙若臨從,分明花葯作儀容。壬癸終於艮卦中,事若浮雲豈有蹤?甲慚乙尤怕到離宮,花隨流水去匆匆。絕神,木到午死,水到艮病。

およそ応期の遠近はどう占うや。発用の神がどの一層に属するかを看よ。太歳に属するは一年の内に応じ、月建に属するは一月の内に応ず。三伝の神が本旬の裏に落つるは、応期本旬を出でず、この言虚ならず。直日の神は則ち当日の前に応ず、疑うに及ばず。たとえば太歳寅に在り発用もまた寅に在れば、則ち本年の内に応ず。発用が斗建(月建)より起れば、則ち本月の内に応ず。発用が日干より起れば、本旬を出でず。発用が支神より起れば、一日を出でず。奴僕を看るは「河魁」(戌)と「天空」、婢女を看るは「従魁」(酉)と「太陰」。妾を求むれば則ち「天乙貴人」を看る——若し貴人が従魁に臨まば、その女子分明に花容薬貌・儀表衆に出づ。壬・癸の水は艮卦(丑寅の位)に終止し、事は浮云のごとく、どこにかなお踪影あらん。甲・乙の木は最も離宮(午の位)に到るを怕る——それ花の流水に随い、匆匆として去るなり。絶神のあるところ:木は午に到りて死と為り、水は艮に到りて病と為る。

戊己怕逢曲直鄉,木旺逢侵忌有殃。庚辛炎上不商量,火忌水神有所妨。鬼三合,戊己土知木局,為鬼旺,庚辛日炎上,不利。丙丁龍合散人財,勾陳辰神主官災。白虎魁罡巳午來,中人孝服事堪猜。神將自戰,龍合屬木,丙丁見之,為火出木盡灰煙。勾陳土加卯不得地,魁罡加巳午主孝服。

戊・己日は最も「曲直」木局に遇上るを怕る——木気旺盛にして来り土を侵剋し、災殃あるを忌む。庚・辛日に「炎上」火局に遇えばさらに商量するに及ばず——火来りて金を剋し、また水神の中より作梗するを忌む。これ官鬼の三合局なり:戊己は土に属し、木局を見れば便ち鬼旺なり。庚辛日に炎上火局を見るも、また利あらず。丙・丁日に「青竜」「六合」を見るは、人財の耗散を主とす。「勾陳」が辰位に落つるは、官府の災禍を主とす。「白虎」と「河魁」「天罡」(戌・辰)が巳・午の上に落つれば、中間人は孝服を穿つべし——かかる事は推想すべし。これ神将自ら相交戦するなり:青竜・六合は木に属し、丙丁の火これを見るは、火の木より出でて木尽きて灰烟と成るなり。勾陳は土に属し、卯の上に加わりて地を得ず。魁罡が巳午の上に加わるは、孝服の事を主とす。

進策干謁到侯門,日辰年上貴人存。龍合入傳喜氣津,蛇虎加之必避奔。須是貴加日辰行年,龍合入傳,主貴人見喜。蛇虎不出現,縱見亦不喜。子午返吟移床房,己巳元武灶兩廂。天空加巳灶破損,此言應驗不尋常。己巳日返吟,夜將得元武,主兩處有灶。亥日辰加亥用真,退人進口豈僉音?天門在亥天關辰,此法從來不易深。

策論を進献し・干謁求見して王侯の門に至るは、日辰と行年の上に貴人あるを要す。「青竜」「六合」伝に入れば、喜気津潤す。若し「螣蛇」「白虎」加臨すれば、すなわち必ず躲避奔走を要す。必ず貴人が日辰・行年の上に加わり、青竜・六合が伝に入るを要して、始めて貴人に見えて喜を得るを主とす。螣蛇・白虎は出現せざるが最良、縱使い出現するも喜ばず。子午の返吟は牀鋪房間を移動するを主とす。己巳日に「玄武」を見るは、両廂ともに灶有るを主とす。「天空」が巳の上に加われば、灶は破損せん——この言の応験すること尋常ならず。己巳日の返吟に夜占して玄武を得るは、両処に灶有るを主とす。亥日に辰を以て亥に加えて発用するは最も真にして、旧人を退き新口を進むるを主とし、どこで随りの言ならんや。天門は亥に在り、天関は辰に在り——この法従来容易に深透を講じ得ず。

體得無淫六害隨,娼家婦女不須疑。酉日落空亡酉地,寡婦元來極易詳。如甲戌旬,以申酉為空亡。旺鬼占官屬禁囚,相妻爭貸死傷憂。囚主訟刑休病愁,此法從來不易求。春木旺、火相、土死、金囚、水休。如戊己日占得木神動,主官事。若傳入三光、三陽等課,不得一例斷之為官事也。壬癸日占得用起火神準的,若不是妻財,不得一例斷之。

課体が「無淫」を得てまた六害に跟えば、占うところは娼家の婦女、疑うに及ばず。酉日が酉地空亡に落つるは、もとより極めて寡婦と断定し易し。たとえば甲戌旬は、申・酉を以て空亡と為す。旺気の官鬼は、官職を占せば禁囚の象に属す。相気は妻財と為り、争奪借貸を主とす。死気は傷亡憂患を主とし、囚気は訴訟刑罰を主とし、休気は疾病憂愁を主とす——この法従来求め得易からず。春は木旺・火相・土死・金囚・水休。たとえば戊己日に木神の発動を占得すれば、官事を主とす。但し三伝が「三光」「三陽」等の吉課を成せば、一概に官事と断ずること能わず。壬癸日に火神を以て発用を占得するは、最も準確、若し妻財ならざれば、また一概に論ずること能わず。

龍為玄武乘牛背,加在日神為用辰。來情定是占走失,甲戊庚戌日為真。辰加丑見元武,如今日支干,又是發用。若是甲戊庚三戌日得此課,定占走失。辰加酉上作青龍,刺腿之人必是傭。辰還加亥作玄武,貴失終須是敗蹤。刺龍指腿上之人。玄武在亥盜難追,在戌須關入墓迷。若帶空亡敗可期,帶馬他鄉定捕之。

「青竜」が変じて「玄武」と作りて牛背(丑)の上に乗じ、日神の上に加わり辰を以て発用せば、来る人の問うところ必ず走失の事——甲戌・戊戌・庚戌の三日に最も準確なり。辰が丑上に加わりて玄武を見るは、正に今日の支干と相合し、また発用なり。若し甲戌・戊戌・庚戌の三日にこの課を得れば、必ず走失を占うなり。辰が酉の上に加わりて「青竜」と作れば、その腿上に刺青ある人は必ず傭工なり。辰若し亥の上に加わりて「玄武」と作れば、貴重の物丢失して、終究に敗落蹤なし。いわゆる「刺竜」とは、腿上に竜紋を刺したる人を指す。玄武が亥に在れば、盗賊追い難し。戌に在れば、墓中に関入せられて迷失す。若し空亡を帯ぶれば、敗露期すべし。若し駅馬を帯ぶれば、賊は他郷に逃ぐるも、また必ず捕獲し得べし。

或臨羊刃主殘傷,大煞主財落空亡。帶死不過三日敗,生氣出月見其贓。元武臨羊刃主傷,大殺主失。物初主末賊居中,初克中傳贓露蹤。末克其中囚首捕,中來克末反遭凶。中來克末,盜傷捕人、害主故也。元乘二馬不辭危,跨屋逾垣捷似飛。地戶水窗穿竅入,天門樓閣逐繩歸。地戶,坎宮也,玄乘地戶,必從水地道來。乘天門,必自天梯繩來。

玄武若し「羊刃」に臨まば、人に残傷有るを主とす。若し「大殺」に遇えば、則ち銭財空亡に落つ。死気を帯ぶるは、三日を過ぎずして賊敗露す。生気を帯ぶるは、本月を出でて始めて贓物を見る。玄武が羊刃に臨むは人を傷るを主とし、大殺は財を失うを主とす。初伝を失物と為し末伝を失主と為せば、賊はすなわち中伝に居る。初伝が中伝を剋すれば、贓物すなわち蹤跡を露わす。末伝が中伝を剋すれば、賊首すなわち擒捕せらる。若し中伝かえって末伝を剋すれば、捕者かえって兇に遭う。中伝が末伝を剋するは、盗賊が捕人を傷り失主を害するが故なり。玄武が天馬・駅馬の二馬を乗ずれば、危険を避けず、屋を翻り牆を越え、敏捷飛ぶがごとし。地戸・水窗より洞を穿ちて入り、天門・楼閣より縄に順いて帰る。地戸すなわち坎宮なり。玄武が地戸を乗ずれば、必ず水道地道より進み入る。天門を乗ずれば、必ず天梯繩索より上る。

玄武天門二馬馳,長繩之煞就中推,何必逾牆鑿壁回?天窗懸煞入無疑。長繩殺,正酉順四仲,周而復始。用起三交羅網同,關隔相併路難通,三者數逢盜易窮,空亡劫反失前功。天羅地網卦,易敗;空亡,便執捕,亦遠遁不獲。

玄武が天門の位に在りて二馬奔馳すれば、すなわち「長繩殺」の上より推すべし。何ぞ必ずしも彼が牆を翻り壁を鑿ちて回ると言わん。必ずこれ天窗より繩を懸けて入る、疑うべきなし。長繩殺:正月は酉に在り、子午卯酉の四仲を順行し、周りて復た始まる。発用が「三交」より起るは、「天羅地網」と相同じ、關隔幷び臨みて道路通じ難し。この三様若し屢々出現せば、盗賊窮追して手に至り易し。但し空亡・劫殺に逢えば、かえって前功尽く棄つ。天羅地網の卦は、賊敗露し易し。若し空亡に落ちれば、たとい緝捕に往くも、賊は遠く逃げて獲られず。

勾陳一神忌落空,捕人百計不成功。若非怯懦賞不克,盜棄旺氣難當鋒。要勾陳有氣。若在空亡,非捕人力不能敵,即賞錢不克其意,不宜勾前。元武旺又得地,則難捕。春占甲乙木為武臨寅卯,得也;臨申酉,失也。

「勾陳」この一神は最も空亡に落つるを忌む——空に落ちれば捕役百般設法するも功を成さず。捕人の怯懦なるか、賞格のその心意に合わざるかにあらずんばあらず。盗賊若し命を捨ててまた旺気を乗ずれば、鋒芒当たり難し。これを以て勾陳に気あればこそ可なり。若し勾陳が空亡に在らば、捕人の力量の敵せざるにあらざれば、賞銭のその意に称わざるなり。また勾陳の前に排して行事するに宜しからず。玄武が旺相にしてまた地を得れば、賊は捕え難し。春に甲乙木を玄武と為して寅・卯の地に臨むを占得すれば、すなわち捕獲し得べし。若し申・酉に臨まば、則ち捉えられず。

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