Libo

八卦属十二将物類

清 · 金正音(苗公鬼撮脚等汇辑) · 第2巻 / 17

作盤ガイド: 大六壬起課, 金口訣起課

王神。坎宮,神后,數九,子為純水,在石中。其色黑,其物水中之類。為江,為河,為溝瀆,其音羽,其性為智,其情為好,其味為鹹,其方在北,在人為耳病、心病、腎虛之病,其形內實外虛之象。艮大吉,數八,丑為雜金,在冢墓。其色黃,其物產山中,為門,為闕,為徑路,其音宮,其性為信,其情哀,味甘。其方東北。在人為手指、背,其形上實下虛之象。

以下八卦に按じて十二月将を分配し、各々所属の物類を説明する。坎宮は「神后」(子)に配し、その数は九、子は純水で石中に居る。顔色は黒、主どころは水中の類。江に象り河に象り沟渠に象る。五音は羽に属す。その性は智、その情は好、その味は鹹。方位は北に在り。人身の上に耳病・心病・腎虚の病を主とする。その形は内実外虚の象である。艮宮は「大吉」(丑)に配し、その数は八、丑は雑金で墳墓に居る。顔色は黄、主どころの物は山中に産す。門に象り宮闕に象り小路に象る。五音は宮に属す。その性は信、その情は哀、その味は甘。方位は東北に在り。人身の上に手指と背を主とする。その形は上実下虚の象である。

艮功曹,數七,寅為柔木,在山林。其色青黃,其物產山林,其形方,其音宮角,其性等與大吉同。震,太沖。數六,卯為低木,在門戶。其色青,其物林木之類,為牖,為扉,為車,為船,其音角,其性仁,其情怒,味酸,其方正東,在人為足,為顙,為腓,其形上靜下動之象。

艮宮はまた「功曹」(寅)に配し、その数は七、寅は柔木で山林に居る。顔色は青中に黄を帯び、主どころの物は山林に産し形体方正。五音は宮・角の間に属す。その性情等項は皆「大吉」(丑)と相同じ。震宮は「太衝」(卯)に配し、その数は六、卯は低矮の木で門戸に居る。顔色は青、主どころは林木の類。窓に象り門扇に象り車に象り船に象る。五音は角に属す。その性は仁、その情は怒、その味は酸。方位は正東に在り。人身の上に足を主とし、額頭を主とし、小腿肚を主とする。その形は上静下動の象である。

巽,天罡,數五,位中有雜木,在城市,其色青,其物水池中之物,為股,為官司,為山野,其音角,其性仁,其情怒,味酸,其方東南,為髮,為唇,為顙,為腸,其形方圓之象。巽,太乙,數四,巳中有雜金,在窯灶。其色黃紅,木火中之類。為井,為廁,為囚繫,其音角徵,其性仁禮,其味酸苦,其方東南,在人為髮、為皮毛,方靜之象。

巽宮は「天罡」(辰)に配し、その数は五、辰位の中に雑木を含有し城市に居る。顔色は青、主どころは水池中の物。大腿に象り官司に象り山野に象る。五音は角に属す。その性は仁、その情は怒、その味は酸。方位は東南に在り。人身の上に頭髪・嘴唇・額頭と腸を主とする。その形は方中に円を帯ぶの象である。巽宮はまた「太乙」(巳)に配し、その数は四、巳の中に雑金を含有し窯竈に居る。顔色は黄中に紅を帯び、主どころは木火の中のもの。水井に象り厠所に象り囚禁に象る。五音は角・徴の間に属す。その性は兼ねて仁と礼、その味は兼ねて酸と苦。方位は東南に在り。人身の上に頭髪と皮毛を主とする。方にして静なる象である。

離,勝光,數九,午為純火,在屋宅。其色赤,戾熱之物,為文書,為戈,為兵甲胃,其音徵,其性為禮,其情為惡,味苦,其方正南,在人為目、心。其形光明彩色,內虛外實之象。坤,小吉,數八,未中有雜土,在田地。其色黃白,土產之類,為裳,為囊,為布帛,其音宮,其性信,其情哀,味甘。其方西南,在人為腹,其形方圓。

離宮は「勝光」(午)に配し、その数は九、午は純火で屋宅に居る。顔色は赤、主どころは燥烈炎熱の物。文書に象り戈に象り兵器甲冑に象る。五音は徴に属す。その性は礼、その情は悪、その味は苦。方位は正南に在り。人身の上に眼目と心を主とする。その形は光明にして彩色有り、内虚外実の象である。坤宮は「小吉」(未)に配し、その数は八、未の中に雑土を含有し田地に居る。顔色は黄白、主どころは土中に産する類。下裳に象り口袋に象り布帛に象る。五音は宮に属す。その性は信、その情は哀、その味は甘。方位は西南に在り。人身の上に腹部を主とする。その形は方中に円を帯びる。

坤,傳送,數七,申為少陰,在平野,其色黃白,鐵石之類,性情一切與小吉同,其形外硬心空之象。兌,從魁,數六,酉為純金,在金石中。其色白,金錢之類。尖圓之象。乾,河魁,數五,戌中有雜火,在官府,其色黃,金鐵谷果,龍,馬,金玉,衣冠,其音宮,其性義,其情喜,其味辛,其方西北,在人為首之類。剛圓之象。乾,登明,數四,亥為雜陽,在河水,其色黑,水中之類,性情、音、方等同河魁,凡形圓實,多動之象。

坤宮はまた「伝送」(申)に配し、その数は七、申は少陰に属し平野に居る。顔色は黄白、主どころは鉄石の類。性情等項は一概に「小吉」(未)と相同じ。その形は外面堅硬にして当中空虚の象である。兌宮は「従魁」(酉)に配し、その数は六、酉は純金で金石の中に居る。顔色は白、主どころは金銭の類。これまた尖にして円の象である。乾宮は「河魁」(戌)に配し、その数は五、戌の中に雑火を含有し官府に居る。顔色は黄、主どころは金鉄・穀物果実、および竜・馬・金玉・衣冠。五音は宮に属す。その性は義、その情は喜、その味は辛。方位は西北に在り。人身の上に頭部の類を主とする。これ剛強にして円の象である。乾宮はまた「登明」(亥)に配し、その数は四、亥は雑陽に属し河水に居る。顔色は黒、主どころは水中の類。性情・五音・方位等項は皆「河魁」(戌)と相同じ。その形は大抵円実にして、多動の象である。

五行上下類物

水上見水,其物有足而多動;水上見火,水土壞物;水上見木,其物有輪足轉動;水上見金,生命之物;水上見土,土中品物故舊;火上見水,傷破故物;火上見火,好行少靜之物;火上見木,花果蔬菜;火上見金,鑄冶釵環;火上見土,陶冶瓦磁器等類;木上見水,帶花生物;木上見火,殘焦枯槁之類;

水位の上にまた水を見れば、蔵された物は脚有りて動を好む。水上に火を見れば、水土に損壊せられたる物。水上に木を見れば、その物は輪と脚を帯びて転動すべし。水上に金を見れば、生命有る物。水上に土を見れば、土中に埋められたる陈旧の物件。火上に水を見れば、焼傷破損せられたる旧物。火上に火を見れば、動を好みて静少なき物。火上に木を見れば、花果蔬菜。火上に金を見れば、鋳造冶煉し出でたる釵環首飾。火上に土を見れば、陶冶焼制の瓦器瓷器の類。木上に水を見れば、花を帯びたる活物。木上に火を見れば、烧焦枯槁の類。

木上見木,花木器等類;木上見金,傷損之象;木上見土,棺槨之具;金上見水,金石類;金上見火,爐冶物;金上見木,雕刻之物;金上見金,五金咸備之物;金上見土,石器之物;土上見水,糅和物;土上見火,光明物;土上見木,堅牢物;土上見金,瓦石物;土上見土,壁壘物。潤下水之類,炎上火之類,曲直木之類,從革金之類,稼穡土之類。《神物論》當止此。道生批記。鬼撮腳卷四終。

木上に木を見れば、花木器具の類。木上に金を見れば、砍傷損壊せられたるの象。木上に土を見れば、棺椁の類の喪具。金上に水を見れば、金石の類。金上に火を見れば、爐中に冶煉する物。金上に木を見れば、雕刻の物。金上に金を見れば、五金斉備の物。金上に土を見れば、石器の物。土上に水を見れば、掺和調制の物。土上に火を見れば、光明の物。土上に木を見れば、堅固牢実の物。土上に金を見れば、瓦石の物。土上に土を見れば、墻壁営壘の類。総括して言えば、「潤下」は水の類に属し、「炎上」は火の類に属し、「曲直」は木の類に属し、「従革」は金の類に属し、「稼穡」は土の類に属す。李道生批記:《神物論》は当にここにて止まるべし。《鬼撮脚》巻四終わる。

天官加十二辰射覆物類巻之五(李批第貫)

天乙臨日辰,其物黃白,珍寶,可食,光明,文章,女子首飾物,變異水木之類,魚鱗甲物,五穀為麻,禽為蟹。子筆墨、文書文章。丑魚蟹、美味、有泥土。寅窯冶、磚瓦、磁器。卯竹笛、笙、簧。辰黃土、石物。巳花纈、衣裳、絲麻、棉薴、布匹。午緋紫衣物。未貴物、珍重、酒肉、酒卣。申黑形、牛畜類。酉黃白泥塑之象。戌黃草黃蠟類。亥銅錫器、硬物、酒壺、白色物。

「天乙貴人」が日・辰に臨めば、蔵された物は顔色黄白にして、これ珍宝、食べ得べく、光潔明亮にして文彩を帯び、あるいは女子の首飾。その変異の象は水木の類に属し、あるいは鱗甲有る魚。五穀の中では麻、禽類の中では蟹。貴人が子に臨めば、筆墨・文書文章を主とする。丑に臨めば、魚蟹・美味を主とし、あるいは泥土を帯ぶ。寅に臨めば、窯中に冶焼する物・磚瓦・瓷器を主とする。卯に臨めば、竹笛・笙・簧の類の楽器を主とする。辰に臨めば、黄土・石質の物を主とする。巳に臨めば、印花の糸織品・衣裳・糸麻・棉苧・布匹を主とする。午に臨めば、大紅と紫色の衣物を主とする。未に臨めば、貴重の物・珍宝・酒肉・酒器を主とする。申に臨めば、黒色の形・牛等の牲畜の類を主とする。酉に臨めば、黄白色泥塑の象を主とする。戌に臨めば、黄草・黄蝋の類を主とする。亥に臨めば、銅錫器皿・硬物・酒壺・白色の物を主とする。

螣蛇臨日辰,其物赤,文章、金火、毒物、殊異、甘美、可食,五穀中為豆粟,禽蟲蛇鹿類。子為井為龍。丑渠泥孔穴。寅蛇形之類。卯刀割玲瓏、花果、船車。辰磚瓦、磁碓、珠玉、異寶。巳蟲蛇、錦衣、絲綿。午尖物、文衣、彩帛。未,文字、黃物、顏色。申煅煉物、金石、銀礦等類。酉火灰、不中吃物。戌自死、泥中物。亥,爛水、柏皮等物,一作爛石朽皮。

「螣蛇」が日・辰に臨めば、蔵された物は色赤にして、花紋を帯び、金火の類に属し、あるいは毒物・奇异の物、甘美にして食べ得べし。五穀の中では豆と粟、禽虫の中では蛇・鹿の類。螣蛇が子に臨めば、水井を主とし、また竜をも主とする。丑に臨めば、沟渠・泥土・孔穴を主とする。寅に臨めば、蛇形の物を主とする。卯に臨めば、刀刻の玲瓏の物・花果・船車を主とする。辰に臨めば、磚瓦・瓷碓・珠玉・奇宝を主とする。巳に臨めば、虫蛇・錦衣・糸綿を主とする。午に臨めば、尖形の物・花紋有る衣裳・彩色糸帛を主とする。未に臨めば、文字・黄色の物・顔料を主とする。申に臨めば、鍛煉の物・金石・銀鉱等の類を主とする。酉に臨めば、火灰・食べ得ざるものを主とする。戌に臨めば、自然に死去した物・泥中の物を主とする。亥に臨めば、腐水・柏樹皮等の物を主とする、一説に「爛石朽皮」と作る。

朱雀臨日辰,其物黑赤色,羅網、捕縛、有晶明光彩、毛羽、文章、變異為煙火燒灼之物。五穀豆黍麥、鳥鴉雀、獸馬驢。子筆墨文書。丑尸穢塵灰。寅雞雉毛羽。卯黃色物、果子。辰羅網、水蟲、赤色。巳燒煉石藥。午衣服、獐鹿、馬、騾。未口舌、文章、書信。申釵釧、刀劍、凶。酉銅鐵、梳子、釵釧。戌飛鳥巢穴、骨角器皿。亥泥土類,玳瑁象牙。

「朱雀」が日・辰に臨めば、蔵された物は黒中に赤を帯び、あるいは羅網・捆縛の具、あるいは晶瑩にして光彩有り、あるいは毛羽花紋を帯ぶ。その変異の象は烟火燒灼の物。五穀の中では豆・黍・麦、鳥類の中では烏鴉・麻雀、獣類の中では馬・驢。朱雀が子に臨めば、筆墨文書を主とする。丑に臨めば、尸穢塵灰を主とする。寅に臨めば、鶏と野鶏の毛羽を主とする。卯に臨めば、黄色の物・果子を主とする。辰に臨めば、羅網・水虫・赤色の物を主とする。巳に臨めば、焼煉の鉱石薬物を主とする。午に臨めば、衣服・獐鹿・馬・騾を主とする。未に臨めば、口舌・文章・書信を主とする。申に臨めば、釵釧・刀剣を主とし、凶を主とする。酉に臨めば、銅鉄・梳子・釵釧を主とする。戌に臨めば、飛鳥の巢穴・骨角製の器皿を主とする。亥に臨めば、泥土の類、および玳瑁・象牙を主とする。

六合臨日辰,其物木色光彩。竹木金石所傷之物,音聲之類,變異可食,五穀為麻桑,為鹽,禽鳥雉、兔類。子書畫物,貯水火。丑傷破、刀割物,掘土鍬鋤。寅文書喜,果實,刀尺,貓狸,曲尺,曲木物。卯術士,沙門,塔物,果子。辰土瓦,盆盒子,釣竿,木礱。巳竹管,空虛,觱栗,火筒,笙簧,笛簫類。午置成鏡匣,或坩合子,火籤,神明籤筒,文書符篆,印信,曲板。未,婚姻,羊絨,百合。申,爭鬥,銅錢,刑傷,鑽木,挾剪。酉,女子刀尺,白色,磁器,鏡。戌,婦逃,緋衣服。亥,盒類,魚,囪,香味。

「六合」が日・辰に臨めば、蔵された物は木色を帯びて光彩有り。これ竹木金石に傷つけられたる物、あるいは音声の類に属す。その変異の象は可食の物。五穀の中では麻と桑、また塩をも主とする。禽鳥の中では野鶏・兔子の類。六合が子に臨めば、書画の物、および水を盛り火を盛る器皿を主とする。丑に臨めば、受傷破損・刀に割かれたる物、および土を掘る鍬鋤を主とする。寅に臨めば、文書の喜・果実・刀尺・猫と狸・曲尺・弯曲の木器を主とする。卯に臨めば、術士・僧人・佛塔の物・果子を主とする。辰に臨めば、陶土瓦器・盆と盒子・釣竿・木礲を主とする。巳に臨めば、竹管・中空の物・觱篥・火筒・笙簧・笛簫の類を主とする。午に臨めば、套に配したる鏡匣、あるいは坩堝盒子・火簽・神前の籤筒・文書符籙・印信・弯曲の木板を主とする。未に臨めば、婚姻・羊絨・百合を主とする。申に臨めば、争闘・銅銭・刑傷・木を鑽る具・剪刀を主とする。酉に臨めば、女子の用うる刀尺・白色の物・瓷器・鏡子を主とする。戌に臨めば、婦人逃走・大紅衣服を主とする。亥に臨めば、盒子の類・魚・烟囱・香味を主とする。

勾陳臨日辰,其物青黑,文章木植之類,傷損勾連之物,羅網之象,變異為瓦磚、金錢、石,禽獸魚蟹水蟲物類。子后土緋紫物,或不生花物。丑花紋,榻、蛇、蜂。寅瓦石,樹根如獸形,四足之器,或泥石做成禽獸形。卯蛇蟲,河橋,棟柱。辰龜鱉、魚蟹、鉤網。巳衣服、舊物。午描樣、符印、文書、篆刻。未粟帛綿絹,魚肉香,漂白。申,鐵器,刑傷。酉,白色,磁器,缺鏡,鐵槍。戌,緋紫衣。亥,緋紫衣,魚肉香味。

「勾陳」が日・辰に臨めば、蔵された物は青黒色にして、花紋を帯びたる草木の類に属す。これ損傷有り彼此勾連する物にして、羅網の象を呈す。その変異の象は瓦磚・金銭・石頭。禽獣の中では魚・蟹・水虫の類。勾陳が子に臨めば、后土の神・大紅と紫色の物を主とし、あるいは開花せざる物。丑に臨めば、花紋、および卧榻・蛇・蜂を主とする。寅に臨めば、瓦石・形狀獣に象る樹根・四足の器具、あるいは泥石をもって作りたる禽獣形狀を主とする。卯に臨めば、蛇虫・河上の橋・棟梁柱子を主とする。辰に臨めば、龜鼈・魚蟹・鈎と網を主とする。巳に臨めば、衣服・旧物を主とする。午に臨めば、描摹の図様・符印・文書・篆刻を主とする。未に臨めば、粟米と絹帛綿綢・魚肉の香気・漂白の物を主とする。申に臨めば、鉄器・刑傷を主とする。酉に臨めば、白色の物・瓷器・残缺の鏡子・鉄槍を主とする。戌に臨めば、大紅紫色の衣服を主とする。亥に臨めば、大紅紫色の衣服および魚肉の香味を主とする。

青龍臨日辰,其物青碧赤誠,草木之類,懸虛可吃之物,變異文章,筆,羽,螭吻之獸,虎狼狐兔之屬。子似鱔蛇形狀。丑鐵鍋槍鑽。寅櫃,或箱合孔竅似龍形。卯木器,果子,似貴人傢俱。辰,拄杖龍形,泥燒過磚瓦。巳,雙合相連,生氣物蛇蟲有腳物。午,燒成可食物,庫物,破碎物,稼穡泥。未,爛木或茶葉,腰帶斑物。申,腰帶,口傷器物。酉,刀傷器。戌,刀割人形物。亥,果子,刀傷物,白色如瓜形狀。

「青竜」が日・辰に臨めば、蔵された物は青碧にして赤誠、草木の類に属し、これ懸空虚架にして食べ得るもの。その変異の象は花紋・筆・羽毛・螭吻の獣、および虎・狼・狐・兔の属。青竜が子に臨めば、形狀鱔に象り蛇に象る物を主とする。丑に臨めば、鉄鍋・槍・鑽を主とする。寅に臨めば、柜子、あるいは孔竅の形が竜に似たる箱盒を主とする。卯に臨めば、木器・果子を主とし、貴人家の家具の如し。辰に臨めば、竜形の拄杖・泥に焼きたる磚瓦を主とする。巳に臨めば、成双相連の物・生気を帯びたる蛇虫等有脚の物を主とする。午に臨めば、焼熟して食べ得る物・倉庫中の東西・破碎の物・耕稼の泥土を主とする。未に臨めば、朽爛の木頭あるいは茶葉・腰帶および斑紋を帯びたる物を主とする。申に臨めば、腰帶・口部に損傷有る器物を主とする。酉に臨めば、刀に傷つけられたる器物を主とする。戌に臨めば、刀刻の人形の物を主とする。亥に臨めば、果子・刀に傷つけられたる物・白色にして形が瓜状の如きものを主とする。

天空臨日辰,其物主印綬金石物。變異為虛不實、臭惡之物。禽獸為狼狗。子石、土、磚、瓦、盆、缽、缸、鍋器。丑蟲形人、質、鎖、鏡、奩物。寅沒底物,火灰。卯土石物。辰甘甜可食,土泥燒過,磚瓦空虛等物。巳蟲蛇,有角足之物,生氣物類。午不用破碎物,或穢泥。未可食甘甜物。申三角堅鐵,銅石物。酉破珀磁器。戌穢汙泥物,似獸形類,殊異物。亥穢汙水中物。

「天空」が日・辰に臨めば、蔵された物は印綬・金石の類を主とする。その変異の象は虚にして実ならず、臭悪の物。禽獣の中では狼と狗。天空が子に臨めば、石・土・磚・瓦・盆・鉢・缸・鍋の類の器皿を主とする。丑に臨めば、虫形の人偶・抵押の物・鎖・鏡・妝奩の物を主とする。寅に臨めば、底なきもの・火灰を主とする。卯に臨めば、土石の物を主とする。辰に臨めば、甘甜にして食べ得る物・泥土に焼きたる磚瓦および中空の物を主とする。巳に臨めば、虫蛇・角有り足有る物・生気を帯びたる活物を主とする。午に臨めば、再び用い得ざる破碎の物、あるいは汚穢の泥を主とする。未に臨めば、食べ得る甘甜の物を主とする。申に臨めば、三角形の堅鉄・銅石の物を主とする。酉に臨めば、破損の琥珀と瓷器を主とする。戌に臨めば、汚穢の泥物・形が走獣に似たる類・奇异の物を主とする。亥に臨めば、汚穢水中の物を主とする。

白虎臨日辰,其物色白,金玉刀劍,鐵鋸物,或傷人見血之物,或死金之類。五穀為黍豆,獸為虎狼之屬。子燒成瓦器。丑刀斤物。寅錐鍬、尖刀、利器。卯割成錢物,刀鎖鏨。辰銅鐵、環子類。巳金帛、錢物,利刃,孝服。午燒壞藥器,破碎白葛,或搗藥具。未白色,或針燒熔刑象。申鐵鋤,杯子,或斧錯。酉鍬鋤鐵器,鏡子。戌獸頭鈕,縭吻,鍬,鈕有口,銅印,鐵記。亥刑傷,虎豹,四足物,有口物,或小兒。

「白虎」が日・辰に臨めば、蔵された物は色白にして、金玉刀剣・鉄鋸の物、あるいは人を傷つけ血を見る物、あるいは死金の類に属す。五穀の中では黍と豆、獣類の中では虎狼の属。白虎が子に臨めば、焼成の瓦器を主とする。丑に臨めば、刀斧の物を主とする。寅に臨めば、錐子・鉄鍬・尖刀等の利器を主とする。卯に臨めば、切割せる銭形の物、および刀・鎖・鏨子を主とする。辰に臨めば、銅鉄・環子の類を主とする。巳に臨めば、金帛銭財・鋒利の刀刃・孝服を主とする。午に臨めば、焼壊の薬器・破碎の白葛布、あるいは薬を搗く器具を主とする。未に臨めば、白色の物、あるいは針が火に焼熔する受刑の象を主とする。申に臨めば、鉄鋤・杯子、あるいは斧頭と銼刀を主とする。酉に臨めば、鍬鋤鉄器・鏡子を主とする。戌に臨めば、獣頭形の印鈕・螭吻・鉄鍬・口有る鈕・銅印・鉄質の印記を主とする。亥に臨めば、刑傷・虎豹・四足の物・口有る物、あるいは小児を主とする。

太常臨日辰,其物黃,可食,形圓,好,珍寶,變異醫藥、金石、文華、有日月耳目,主毛髮,五穀為麻,獸禽為羊雁類。子花纈羅衣。丑舊白衣。寅師人,筆硯,剛物,僧道,法服,閒人。卯,童行,經卷。辰,石、土、光明之物。巳,花紫衣被,故破之類。午飛鷹,文書,文章。未黃褐衣服。申猴,白錫,錢物,又四足物。酉白色物,裘,雞雉,雁,有毛。

「太常」が日・辰に臨めば、蔵された物は色黄にして、食べ得べく、形体円整美好にして、これ珍宝。その変異の象は医薬・金石・文采華美の物、および日月耳目の形を帯びたるもの、また毛髪をも主とする。五穀の中では麻、獣禽の中では羊と雁の類。太常が子に臨めば、印花の羅綢衣裳を主とする。丑に臨めば、陈旧の白衣を主とする。寅に臨めば、師と為る人・筆硯・堅硬の物・僧道・法衣・閑散の人を主とする。卯に臨めば、小道童・経巻を主とする。辰に臨めば、石・土および光明の物を主とする。巳に臨めば、花を帯びたる紫色衣被・破旧の類を主とする。午に臨めば、飛鷹・文書・文章を主とする。未に臨めば、黄褐色の衣服を主とする。申に臨めば、猴・白錫・銭財を主とし、また四足の物をも主とする。酉に臨めば、白色の物・皮裘・鶏と野鶏・雁、および毛を帯びたる物を主とする。

玄武臨日辰,其物出水中,相勾連,鱗甲,文章,變異為內虛、女子之物,五穀為豆,禽獸鼠燕之屬。子魚鱗,蟬之物,或經卷。丑羊角,羊肉,禽鳥獸,金箭。寅皂色物,及勾連動物。卯瓜果,經文。辰黃赤瓦器,石磚,灶器。巳破瓶甕。午心虛,亦懸,寧靜物,無赤色。未泥中物,吃食。申蛇蟲,蝴蝶,蜂,蚊,蠅類。酉金銀匹帛之類。戌斑駁,花紋,白瓦。亥果木,喜美物,迴游,外來。

「玄武」が日・辰に臨めば、蔵された物は水中より出で、彼此勾連し、鱗甲を帯び花紋有り。その変異の象は内部中空の物・女子の物。五穀の中では豆、禽獣の中では鼠と燕の属。玄武が子に臨めば、魚鱗・蝉の類、あるいは経巻を主とする。丑に臨めば、羊角・羊肉・禽鳥走獣・金箭を主とする。寅に臨めば、黒色の物および勾連する活物を主とする。卯に臨めば、瓜果・経文を主とする。辰に臨めば、黄赤色の瓦器・石磚・竈具を主とする。巳に臨めば、破損の瓶瓮を主とする。午に臨めば、中心空虚にしてまた懸空の寧静の物を主とし、赤色を帯びず。未に臨めば、泥中の物・吃食を主とする。申に臨めば、蛇虫・蝴蝶・蜂・蚊・蠅の類を主とする。酉に臨めば、金銀絹帛の類を主とする。戌に臨めば、斑駁の物・花紋・白瓦を主とする。亥に臨めば、果木・可喜美好の物・回游の物・外来の物を主とする。

太陰臨日辰,其物美白色,為金錢刀劍之類,變異出野外水中之物,五穀為麥,禽為雞雉之類。子麵食香甜物。丑婦人衣,鮮明衣。寅刀斧器,黃色甜物,可食物,焦香味物。卯侶、錢,光明物。辰釵釧花朵物。巳刀尺物,女衣。午剪刀,白物。未黃色可吃,尖錐,油麻等物。申,女子釵梳,或雞雉,小麥物。酉金石物,雞雉鴿鴨。戌髮毛,翼蟲,多足物。亥純白物,刀類,雞雉之屬。

「太陰」が日・辰に臨めば、蔵された物は潔白美好にして、金銭刀剣の類に属す。その変異の象は野外あるいは水中より出でたる物。五穀の中では麦、禽類の中では鶏と野鶏の類。太陰が子に臨めば、麺食および香甜の物を主とする。丑に臨めば、婦人の衣服・鮮亮の衣裳を主とする。寅に臨めば、刀斧器具・黄色甜食・食べ得る物・焦香味有るものを主とする。卯に臨めば、成対の物と銭幣・光亮の物を主とする。辰に臨めば、釵釧と花朵の物を主とする。巳に臨めば、刀尺の類・女子衣物を主とする。午に臨めば、剪刀・白色の物を主とする。未に臨めば、黄色にして食べ得る物・尖錐・油麻等の物を主とする。申に臨めば、女子の釵と梳、あるいは鶏と野鶏・小麦の物を主とする。酉に臨めば、金石の物・鶏・野鶏・鴿・鴨を主とする。戌に臨めば、毛髪・翅有る虫・多足の物を主とする。亥に臨めば、純白の物・刀剣の類・鶏と野鶏の属を主とする。

天后臨日辰,其物潔白,女人之用物,變異為草木可吃,五穀為稻豆,禽蟲為蠶蛛之類。子青黑衣衫,女人之物。丑瓦石器,如虛。寅焦香味物,黑甜果子。卯泥土之物,汙泥物。辰穢汙物,赤色。巳爛白衣服。午破物,鼠傷物。未帶傷凶物,赤色。申形如虎,如鼠。酉白衣。戌赤黃泥物,黃衣。亥水族物,酸醋。鬼撮腳卷五終。

「天后」が日・辰に臨めば、蔵された物は潔白にして、女人の用うる物。その変異の象は草木中の食べ得るもの。五穀の中では稻と豆、禽虫の中では蚕と蜘蛛の類。天后が子に臨めば、青黒色の衣衫・女人の物を主とする。丑に臨めば、瓦石器皿を主とし、当中は空の如し。寅に臨めば、焦香味有る物・黒色の甜果子を主とする。卯に臨めば、泥土の物・汚泥の物を主とする。辰に臨めば、汚穢の物を主とし、色赤。巳に臨めば、腐爛の白色衣服を主とする。午に臨めば、破損の物・老鼠に咬壊せられたる物を主とする。未に臨めば、傷を帯びたる凶物を主とし、色赤。申に臨めば、形狀虎に象り鼠に象る物を主とする。酉に臨めば、白衣を主とする。戌に臨めば、赤黄色の泥物・黄色衣裳を主とする。亥に臨めば、水族の物・酸醋を主とする。《鬼撮脚》巻五ここに終わる。

八卦将神射覆法巻之六(六壬入易)

乾,河魁登明主之。內赤外白,內方外圓,逢火即軟,遇水即堅。上有文字,繩索相連,聚而硬實,散而不全,細想是卦,無過是錢,仰如鏤鼎,覆如鍾懸。若非金鐵,即是銅鉛。團圓外實,裡畔虛空,人見敬貴,能鑑身容。坎,神后主之。坎卦承風,依近水中,不浮南北,又從西東。有形不動,落亦無蹤。騰浮方物,便似飄蓬。悠悠之物,外黃內黑。性樂潛藏,情同隱匿。長在家居,唯能野合。去即被擒,逢外不氓。

乾卦は、「河魁」(戌)と「登明」(亥)が主管する。蔵された物は裏面赤く外面白く、内方にして外円、火に遇えば軟らかくなり、水に遇えば硬くなる。上面に文字有り、绳索をもって串連す。聚むれば堅硬結実にして、散ずれば便ち不完整。細かく想えばこの卦の指すところ、過ぎずすなわち銭幣。仰ぎ放てば鏤花の鼎の如く、翻せば懸けたる鐘の如し。金鉄に非ずんば、便ち銅鉛。形体団円にして、外面充実にして裏面中空。人見れば敬重看重し、なお己の面容を照見し得べし。坎卦は、「神后」(子)が主管する。坎卦は風気を承接し、水辺に依傍す。南北に浮かず、東西に随従せず。形有りて動かず、落ちても蹤影を見ず。一旦浮騰すれば、風に随い飄転する蓬草の如し。これ悠悠不定の物にして、外面黄を発し裏面黒を発す。本性は潜伏を好み、情態は隠匿の如し。長く家中に待ち、ただ野外にて交合し得るのみ。一たび離るれば擒えられ、外に遭遇すれば安居を得ず。

艮,大吉功曹主之。艮背之形,不動其聲。內虛外實,團圓所成。王相剛實,死氣則虛。木能生火,能豈亭亭?人警音合,形如覆盆。春秋不改,積世長存。此物團圓,內虛外慳。能屈不動,種種能生。若非青白,即是龜紋。震,太沖主之。震物動停,內白外青,頭圓尾小,將變其形。震上變動,身無空形。死生復死,織絡成經。如蠶作繭,似獸熊身。能盛能壯,能圓能方。逐時變改,色體蒼然。下不著地,上不侵天,若非果實,即是魚荃。

艮卦は、「大吉」(丑)と「功曹」(寅)が主管する。艮は背の形象にして、静止して声を出さず。裏面空虚、外面充実、形体団円にして成る。旺相の気を得れば剛硬結実にして、死気の地に落ちれば虚軟。木は火を生じ得べし、その勢いかんぞ亭亭として独立せん。人の一たび驚動すれば便ち声音相応じ、形狀は倒扣の盆の如し。春去り秋来りて形狀改まらず、世を歴て長く存す。こ の物団円にして、内裏空虚にして外壁緊密。弯曲し得べくして移動せず、種種の物類皆これより生ずることを得。青白の色に非ずんば、便ち龜甲の纹路を帯ぶ。震卦は、「太衝」(卯)が主管する。震の主どころの物は動にして復た止み、裏面白く外面青く、頭円く尾小さく、将に形狀を変換せんとす。震が上に在れば便ち変動を主とし、本身に空虚の形なし。死により生じ生により復た死し、織絡交錯して経緯と成る。蚕の繭を結ぶが如く、また熊の類の獣身の如し。盛大なるを得べく強壮なるを得べし、円なるを得べくまた方なり。時に随い変改し、顔色形体蒼蒼然。下は地に着かず、上は天に触れず。果実に非ずんば、便ち魚を捕る竹笱。

巽,天罡太乙主之。巽凜風雲,豐氣氤氳。聲添音韻,遠聽時聞。乍吟乍笑,時聚時群。形如彩蝶,影似青蘋。棄主為形,光彩金生。遊行影照,繩索之刑。空中隱伏,嫋實茲成。神歌鬼笑,音大空聲。離,勝光主之。似龍無角,如馬頭訛。若非牝馬,即是驢羸。人頭即少,離體身多。不臨溪谷,即近長波。先白後赤,水上員藏。凋形鱗彩,內柔如剛。外頭雖實,裡畔虛張。賊人盜得,灰土埋藏。

巽卦は、「天罡」(辰)と「太乙」(巳)が主管する。巽卦は凛冽の風雲の如く、気象豊盛にして氤氲。声音は音韻を帯び、遥かに時々聞くべし。忽ち吟哦し、忽ち歓笑し、時に聚攏し、時に成群す。形狀は彩蝶の如く、影子は水面の青萍の如し。本主を捨てて自らその形を成し、光彩金の如し。游走の時は影子映照し、また绳索の拘束を受く。空中に潜伏し、袅袅然として後に結実成形す。神の歌い鬼の笑うが如く有りて、声音大なれど空響なり。離卦は、「勝光」(午)が主管する。竜に象るも角なし、馬に象るも頭形正ならず。母馬に非ずんば、便ち瘦弱の驢。人頭の象少なく、離体の身多し。谿谷に臨むに非ずんば、便ち長き水波に近づく。先ず白くして後に赤く、水面の上に円々として蔵る。形体凋零にして鱗状の彩紋有り、裏面柔軟にしてまた剛硬に似たり。外頭は結実なれど、裏辺は則ち虚張。若し賊人に偸去せられなば、便ち灰土の中に埋めらる。

坤,小吉傳送主之。坤體外黃,其色內蒼。水土而實,內圓外方。形如瓦礫,怪復有剛。若非古器,即是橐囊。卦體名坤,土性長存,朝依平野,墓宿孤村,若非牝馬,即是其牸。牸,牛也。兌,從魁主之。兌為金鎖,堅硬裁截。乍剛乍柔,有時屈折。內裡光彩,外能圓缺。若非連珠,衣茄帶玦。兌性居平,外缺內明。形依淨域,炫耀光生。遙承安殿,似佛因榮。若非銅錢,即是金銀。鬼撮腳卷六終。

坤卦は、「小吉」(未)と「伝送」(申)が主管する。坤の形体は外表黄を発し、裏面の顔色青を発す。水土相合して結実し、内円にして外方。形狀は瓦礫の如く、看れば怪異なれどまた堅硬。古器に非ずんば、便ち口袋。卦体の名を坤と曰い、土の性質は長久に存留す。早晨は平野に依傍し、夜裡は孤村に宿す。母馬に非ずんば、便ち母牛——「牸」とはすなわち牛。兌卦は、「従魁」(酉)が主管する。兌は金鎖にして、堅硬にして裁断すべし。忽ち剛にして忽ち柔、時にまた弯折し得べし。裏面に光彩有り、外形は円なるを得べく缺なるを得べし。串を成したる珠子に非ずんば、便ち衣上の佩飾と玉玦。兌の性情は平和に居り、外表残缺にして内裏明亮。形体は潔淨の地に依託し、光彩炫耀して生ず。遥かに安放的殿堂の上に承奉し、仏像の如くしてこれに因りて尊栄を享くを得。銅銭に非ずんば、便ち金銀。《鬼撮脚》巻六ここに終わる。

十干旺相死休囚法巻之七

甲乙日,春同。旺木青,相火黃,死土黑,囚金紅,休水白。丙丁日,夏同,火紅,土白,金青,水黃,木黑。戊己日,四季同,土黃,金黑,水紅,木白,火青。庚辛日,秋同,金白,水青,木黃,火黑,土紅。壬癸日,冬同,水黑,木紅,火白,土青,金黃。

甲日・乙日は、春三月と同じ。当旺の木は色青、相を得る火は色黄、死に処る土は色黒、囚に処る金は色紅、休に処る水は色白。丙日・丁日は、夏三月と同じ。火は色紅、土は色白、金は色青、水は色黄、木は色黒。戊日・己日は、辰・戌・丑・未の四季月と同じ。土は色黄、金は色黒、水は色紅、木は色白、火は色青。庚日・辛日は、秋三月と同じ。金は色白、水は色青、木は色黄、火は色黒、土は色紅。壬日・癸日は、冬三月と同じ。水は色黒、木は色紅、火は色白、土は色青、金は色黄。

五行占物之所主:炎上主煙火、虛心之物。從革主堅剛、鐫鏤之物。潤下主水中之物。曲直主屈曲、木器之物。稼穡為泥土所墓之物。曲直味酸,木實之性,數三,為木類,主屈折,長短,塵細之形象。炎上味苦,火焦之性,數二,為火類,主光明,華彩,虛心之形象。

五行の占物各々何を主とするかを論ず。「炎上」は火に属し、烟火および中心空虚の物を主とする。「従革」は金に属し、堅硬剛強・雕鏤に供すべき物を主とする。「潤下」は水に属し、水中の物を主とする。「曲直」は木に属し、弯曲の物と木器を主とする。「稼穡」は土に属し、泥土の中に埋藏するものを主とする。「曲直」は味酸、木質堅実の性情、数は三、木類に属し、屈折・長短・細かきこと塵埃の如き形象を主とする。「炎上」は味苦、火性焦灼の性情、数は二、火類に属し、光明・華彩・中心空虚の形象を主とする。

稼穡味甘,土養之性,數五,為土類,主包含,廣大,厚重之形象。從革味辛,金堅之性,數四,為金類,主堅硬,雕刻,銳利之形象。潤下味咸,水生之性,數一,為水類,主柔弱,卑下,綿軟之形象。課各用神物之所主:不備乃不全之物。返吟主遠路往來之物。伏吟主近處出入之物。四孟為用神,乃方而有鱗角。四仲課為用神,乃平直中正之物。四季為用神,乃圓轉敦實之物。

「稼穡」は味甘、土の養育し得る性情、数は五、土類に属し、包容含蔵・広大厚重の形象を主とする。「従革」は味辛、金質堅固の性情、数は四、金類に属し、堅硬・雕刻すべし・鋭利の形象を主とする。「潤下」は味鹹、水の生養し得る性情、数は一、水類に属し、柔弱・卑下・綿軟の形象を主とする。各種課体の用いる神の各々何の物を主とするかを論ず。「不備課」は残缺不全の物を主とする。「返吟課」は遠路往来の物を主とする。「伏吟課」は近処出入の物を主とする。寅・申・巳・亥の四孟をもって用神と為せば、蔵されたは方形にして鱗有り角有る物。子・午・卯・酉の四仲をもって用神と為せば、蔵されたは平直端正の物。辰・戌・丑・未の四季をもって用神と為せば、蔵されたは円転厚実の物。

火為用神,日辰上見火,乃半虛半實之物。凡土木為用神,加臨日辰,其物出陸地。己酉為土金之鄉,乃山中所出之物。水為用神,得青龍、元武、白虎者,物出水中也。發用休旺。李批:此二條在分屬物類之後。山陰道士云:“凡兩日計二十四時,五行各有旺相死囚休處。過兩日而遞相換也。”《苗公密寶》云:“五行每二日則一輪轉,此六壬占法之精髓也。常說卻以四季分五行之用,此言謬矣。”

火をもって用神と為し、日・辰の上にまた火を見れば、蔵されたは半虚半実の物。およそ土・木をもって用神と為して日・辰に加臨せば、蔵された物は陸地より出ず。己と酉は土・金聚集の郷にして、蔵されたは山中出産の物。水をもって用神と為し、また「青竜」「玄武」「白虎」を得るは、蔵された物は水中より出ず。以下発用の休囚旺相を論ず。李道生批注:この二条は当に分属物類の後に置くべし。山陰道士曰く、「大凡二天共に計りて二十四箇の時辰、五行各自皆旺・相・死・囚・休の位置有り、二天を過ぐれば便ち依次輪換す。」《苗公密宝》曰く、「五行は两天ごとに輪転一周す、これ六壬占法の精髓なり。平常皆四季に按じて五行の功用を分配すと説く、この話は錯なり。」

大抵天元六甲運氣治病,以五行象四時,而分五臟,乃醫病治法之妙處。若在課式之中,須當每月三十日,五行三周,每旬一十日,五行一遞,此用式之活法也。假令甲乙日,木王火相土死金囚水休,像春序也。餘仿此推之,乃先賢秘旨,聖人之奧妙,愚欲隱云,恐後人不明,故為是說也,學者珍而秘之。

大抵天元六甲の運気の学の治病に用うるは、五行をもって四時に比象し、これに据りて五蔵に分属せしむるは、これ医家治病の法の精妙の処。若し六壬課式の中に放らば、則ち当に每月三十天、五行輪転三周、每一旬十天、五行更遞一次、これ乃ち式を用うる活法なるべし。たとえば甲日・乙日、木当旺・火相を得・土死に処・金囚に処・水休に処すれば、正に春天の時序の如し。其余皆このに仿りて推求す。これ前輩賢人の秘旨・聖人の奥妙にして、我本より隠して言わざらんと欲す、また恐れくは后人の明白せざるを、故にこの議論を作す。学者は当に珍重して秘蔵すべし。

十干五行,旺、相、死、囚、休:甲乙日,木火土金水,春三月同。丙丁日,火土金水木,夏三月同。戊己日,土金水木火,四季月同。庚辛日,金水木火土,秋三月同。壬癸日,水木火土金,冬三月同。十干所屬物類:甲乙樹木,丙丁爐冶,戊己冢墓,庚辛利刃,壬癸江河。甲草木,乙竹骨,丙爐冶火燭,丁鼎金,戊溼潤,己田土,庚利刃槍鍬,辛珠寶,壬雨霖,癸江河。

十干の配する五行の旺・相・死・囚・休:甲日・乙日は、依次木旺・火相・土死・金囚・水休、春三月と同じ。丙日・丁日は、依次火旺・土相・金死・水囚・木休、夏三月と同じ。戊日・己日は、依次土旺・金相・水死・木囚・火休、辰・戌・丑・未の四季月と同じ。庚日・辛日は、依次金旺・水相・木死・火囚・土休、秋三月と同じ。壬日・癸日は、依次水旺・木相・火死・土囚・金休、冬三月と同じ。十干各自所属の物類:甲・乙は樹木、丙・丁は爐冶、戊・己は墳墓、庚・辛は鋒利の刀刃、壬・癸は江河。分かちて言えば、甲は草木、乙は竹と骨、丙は爐火と燭火、丁は鼎の類の金器、戊は湿潤の地、己は田土、庚は利刃と槍鍬、辛は珠宝、壬は綿綿の雨、癸は江河。

旺、相、死、囚、休。金:金玉珍寶,銅鐵利物,鍋釜,鉛錫,鍬針。木:林木,竹葦、柴草,棺槨,船車、樑棟,朽木、柴薪。水:雨露、江河,山澗、清泉,地坑、池湖,死水、溝渠,溼地、廁。火:爐冶,燈燭,光明,灰炭,煙、塵埃。土:山嶽,丘阜、石,冢墓、壁、牆石,沙泥,廣宇、地基。

下面旺・相・死・囚・休の五種の気象に按じ、分列して五行の主どころの物を挙ぐ。金:当旺は金玉珍宝、相を得れば銅鉄の類の利器、死に処れば鍋釜、囚に処れば鉛錫、休に処れば鍬と針。木:当旺は成材林木、相を得れば竹葦柴草、死に処れば棺椁、囚に処れば船車と梁棟、休に処れば朽木柴薪。水:当旺は雨露江河、相を得れば山澗清泉、死に処れば地坑池湖、囚に処れば死水沟渠、休に処れば湿地と厠所。火:当旺は爐冶の火、相を得れば燈燭、死に処れば光明の象、囚に処れば灰炭、休に処れば烟と塵埃。土:当旺は山岳、相を得れば丘陵と山石、死に処れば墳墓・墻壁と墻石、囚に処れば沙泥、休に処れば大屋と地基。

二十八宿周天度位

辰,天罡,角木狡,十二度一,鄭,五十二度一。辰,天罡,亢金龍,九度三。辰,太沖,氐土貉,十六度三。卯,太沖,房日兔,五度六,宋,在四五度內。卯,太沖,月心狐,六度五。寅,功曹,尾火虎,十九度一。寅,功曹,箕水豹,十度四。越,在三四五度內。

二十八宿の十二辰に分配する周天度数は次の如し。辰位は「天罡」に属し、角木蛟に配す(原文は「角木狡」と写作す)、十二度一。分野は鄭国に属し、五十二度一。辰位は「天罡」に属し、亢金竜に配す、九度三。辰位は「太衝」に属し、氐土貉に配す、十六度三。卯位は「太衝」に属し、房日兔に配す、五度六。分野は宋国に属し、四・五度の内に在り。卯位は「太衝」に属し、心月狐に配す(原文は「月心狐」と写作す)、六度五。寅位は「功曹」に属し、尾火虎に配す、十九度一。寅位は「功曹」に属し、箕水豹に配す、十度四。分野は越国に属し、三・四・五度の内に在り。

丑,大吉,斗木獬,二十五度二。吳,在十五度二。丑,大吉,牛金牛,七度三。子,神后,女土蝠,土度三五。子,神后,虛日鼠,八度九。子,神后,危月燕,十五度四。齊,在一二度內。亥,登明,室火豬,十七度一。魯,在十七度內。亥,登明,壁水狳,八度六七。

丑位は「大吉」に属し、斗木獬に配す、二十五度二。分野は呉国に属し、十五度二に在り。丑位は「大吉」に属し、牛金牛に配す、七度三。子位は「神后」に属し、女土蝠に配す、十度三五(原文の「十」は「土」と写作す)。子位は「神后」に属し、虚日鼠に配す、八度九。子位は「神后」に属し、危月燕に配す、十五度四。分野は斉国に属し、一・二度の内に在り。亥位は「登明」に属し、室火猪に配す、十七度一。分野は魯国に属し、十七度の内に在り。亥位は「登明」に属し、壁水貐に配す(原文は「壁水狳」と写作す)、八度六七。

戌,河魁,奎木狼,十六度六。戌,河魁,婁金狗,十一度八。燕,在四五六度內。酉,從魁,胃土雉,十五度六。酉,從魁,昴日雞,十一度三。趙,在七八九度內。酉,從魁,畢月烏,十七度四。申,傳送,觜火猴,五分。申,傳送,參水猿,十一度一。晉,在九、十、十一度內。

戌位は「河魁」に属し、奎木狼に配す、十六度六。戌位は「河魁」に属し、婁金狗に配す、十一度八。分野は燕国に属し、四・五・六度の内に在り。酉位は「従魁」に属し、胃土雉に配す、十五度六。酉位は「従魁」に属し、昴日鶏に配す、十一度三。分野は趙国に属し、七・八・九度の内に在り。酉位は「従魁」に属し、畢月烏に配す、十七度四。申位は「伝送」に属し、觜火猴に配す、ただ五分のみ。申位は「伝送」に属し、参水猿に配す、十一度一。分野は晋国に属し、九・十・十一度の内に在り。

未,小吉,井木犴,三十三度三。秦,在七、八、九三度內。未,小吉,鬼金羊,二度二。午,勝光,柳土獐,十三度三。午,勝光,星日馬。六度三。午,勝光,張月鹿,十七度二五。周,在三、四、五度內。巳,太乙,翼火蛇,十八七五。楚,在十八度內。巳,太乙,軫水蚓,十七度三分。鬼撮腳卷七終。

未位は「小吉」に属し、井木犴に配す、三十三度三。分野は秦国に属し、七・八・九のこの三度の内に在り。未位は「小吉」に属し、鬼金羊に配す、二度二。午位は「勝光」に属し、柳土獐に配す、十三度三。午位は「勝光」に属し、星日馬に配す、六度三。午位は「勝光」に属し、張月鹿に配す、十七度二五。分野は周に属し、三・四・五度の内に在り。巳位は「太乙」に属し、翼火蛇に配す、十八度七五。分野は楚国に属し、十八度の内に在り。巳位は「太乙」に属し、軫水蚓に配す、十七度三分。《鬼撮脚》巻七ここに終わる。

李九万六壬百章歌巻之八

課體已定課來意,日辰年命三傳記,來剋日干無差異,參合天官為真議。原本此下又有空白四行。來意已定見災祥,卻來命上再評章。命上見財財吉昌,逢鬼官病見乖張。兄弟父母及妻子,各各推遷本位尋。天官是誰親不親,因此推詳理自明。

課体既に排定せば、便ちこれに据りて来人の問うところ何事なるを推断す。日干・日支・行年本命と初・中・末の三伝は皆一々記清を須う。若し神の来りて日干を克伐する有れば、その事必ず差錯なし。さらに天将を参合せば、乃ち真確の論断なり。(原本ここの下また四行を空く。)来意既に判明せば、便ち災禍吉祥を看、また本命の上に回りて重新に評議す。本命の上に財爻を見れば、財運の吉昌を主とする。若し鬼爻に遇えば、官司と疾病を主とし、情形乖违反常なり。兄弟・父母および妻子児女、各々その本位に按じて推尋す。さらに天将と所占の人と親なるか疎なるかを看、これに据りて推詳せば、道理自ら明白なり。

類落空亡不可尋,卻來類上致神明。上神降下是信辰。此法幽微信更真。兒孫外逃問阿誰,但看天上卯何之。卻還地下卯上推,天罡乘害蛇驚危,若問舟車有遺亡,亦如兒孫細評詳。卯加巳上地戶當。但言丑日信無妨。剋應不須死墓推,類應本神日上知,如問文書午上宜,上神降下的無疑。

所属の類神もし空亡に落ちなば、便ち尋覓する無し。この時要に類神本位の上に回りて神明の指示を求むべし。天盤上神の降落する地盤の位、便ちこれ応験の日辰。この方法幽深精微にして、験すること更に真確なり。児孫の外に逃亡するを問わば誰に問うべき。ただ天盤上の卯の何の処に落ちるかを看、また地盤の卯位の上に回りて推求す。若し「天罡」(辰)が凶を乗じ害を帯び、また「螣蛇」を見ば、則ち驚恐危険を主とす。若し舟車に遺失有るや無きやを問わば、また児孫のこの一条に照りて細かに評断す。卯が巳上に加臨せば、正に地戸の位に当たる。ただ丑日なるが是れ、音信便ち妨礙なし。応期を判断するに死地墓地を用いて推するを必せず、類神の応験はその本神の日上の位置より便ち知ることを得。たとえば文書を問わば、宜しく午位を看るべし。天盤上神の降落する処、確かに疑うべき無し。

酉類妻獰並信息,太陰乘酉三妻偪。財旺妻離鏡分劈,加午議親子淫泆。逃亡奴婢天空圖,傳陰為婢陽為奴。天空加支事最殊,信至人歸有所需。有人失物問貓兒,使將天上功曹推。臨支不捕自歸來。臨干物不離人時。壬日失狗戍加壬,次日尋回不離人。各類如此準擬尋,或投鄰家得信音。

酉は妻室の類の類神にして、また凶悍の女子と音信をも主とす。「太陰」が酉を乗ずれば、三箇の妻室の相逼するを主とす。財爻過旺せば則ち妻子離散し、鏡子の破裂するが如し。酉が午に加臨して親を議れば、子女の淫乱放蕩を主とす。逃亡の奴婢を占えば、「天空」の所在の位を看よ。三伝中の陰に属するは婢女、陽に属するは奴僕。「天空」が日支に加臨せば、情形最も特别、音信の到来・人の帰りて別に求め有るを主とす。人有りて猫を丟せば、便ち天盤上の「功曹」(寅)を取りて推す。功曹が日支に臨めば、捉えに往くを用いず、猫自ら帰り来たる。日干に臨めば、則ち物は人を離れず、便ち近旁に在り。壬日に狗を丟せば、戌が壬に加臨し、第二天便ち找回し得べく、また人の身辺を離れず。其余各類皆この様子に照りて尋找を拟定し、あるいは隣家に到りて打聴せば、便ち消息を得るを得べし。

六畜災屯問太沖,上來子巳酉申同。刀砧湯火屠殺凶,餘將臨來皆可容。兄弟太陰父太常,只看本類落何方?刑害死氣及空亡,地上類下尅應詳。梯子燈擎並衣架,折足桌面兼床下,盡從卯字作加臨,端得言來是希詫。每日兩個天目鬼,四面居重辰上二。重克干上便是祟,以類言之無差異。

六畜に災厄有るや無きやを占えば、便ち「太衝」(卯)に問え。卯上より来る若し子・巳・酉・申ならば、断法相同じ。若し刀砧・湯火の象を見ば、宰殺の凶を主とす。其余の天将の臨み来るは皆なお容納し得べく、大凶に致らず。兄弟は「太陰」を看、父親は「太常」を看、ただ本類神のいずれの方に落ちるかを看よ。若し刑・害・死気および空亡に逢えば、便ち地盤上の類神の下の受くる克応より細かに推詳す。梯子・燈架と衣架、折れた腿の桌面および床下の物、一概に卯字の加臨する処より看るに従え。断じ出でれば往々にして人をして驚奇せしむ。每一天皆二箇の「天目鬼」有り、四面の中に重畳して日支の上に居り共に二処。若し重複して日干の上を克伐せば、便ち作祟の物、類に按じて推説せば、差錯有ることならず。

午加戍午寅戌字作三傳。婦人勞瘵血來纏。西北火爐相探言,久病婦人終不痊。辰加午字床帳驚,人家寢室不安寧,上乘螣蛇蛇來侵,直保堂前有孕人。酉加午上婢登堂,匪人為正或偏房,命上螣蛇心血尫,不然惡夢生驚惶。酉加午字議婚姻,不然作伐做媒人。若見勾陳不可陳,畢竟纏綿事不成。

午が戌に加臨し、午・寅・戌の三字をもって三伝と為せば、婦人の癆瘵に患い血証に纏身せらるるを主とす。さらに西北方の火爐より探訪せば、久病の婦人終に全癒し難し。辰が午字に加臨せば、床帳の間の驚有るを主とし、この家人の寝室安寧を得ず。若し上面に「螣蛇」を乗ずれば、便ち蛇の来りて侵擾するなり、堂前に孕婦有ると断定すべし。酉が午上に加臨せば、婢女の堂に登り室に入るを主とし、出身正ならざる人の正妻あるいは偏房と作れるを主とす。若し本命上に「螣蛇」を見ば、心血の虧弱を主とし、さもなくば便ち悪夢を作りて驚慌を生ず。酉が午字に加臨せば、婚姻を商議するを主とし、さもなくば便ち人の作伐説媒する有り。如果「勾陳」を見れば、那便ち説くに従う無く、終に纏夾拖延して事不成なり。

議親須是問勾陳,不然立處尋其真,辰戍丑未事真誠,餘外及空事不成。天罡加卯上勾陳,上門尋斗有憂驚。不然患病及相論,部眾爭田畍不明。天罡將為部領看,主權出入事多端。天罡加臨虎斬關,欲去不◎上大下厶彼此難。傳有太陰主託人,太陰去處見其真,辰戍丑未有誠心,餘外徒勞不至誠。

婚を議するは必ず「勾陳」に問うを須う、然らざれば便ちその立つ処に就きて真相を尋求す。辰・戌・丑・未に落ちなば、その事真誠より出づ。其余各位に落ちあるいは空亡に落ちなば、事便ち成り得ず。「天罡」(辰)が卯に加臨し而上に「勾陳」を乗ずれば、人の門に上りて寻衅争闘する有るを主とし、人をして憂驚せしむ。然らざれば便ち患病あるいは彼此争論、あるいは部下衆人の田界を争奪して界限不明を主とす。「天罡」この将神は当に部隊統領と作して看るべし、権柄を執掌し出入の間事端多様を主とす。「天罡」が加臨して「白虎」斬関に遇えば、走らんと欲して走るを得ず(ここの処原本一字を缺き、ただ字形上「大」下「厶」と注明す)、彼此皆為難なり。三伝中に「太陰」有れば、人に托して事を辦するを主とす。便ち「太陰」の去る処に就きてその真情を看よ。辰・戌・丑・未に落ちなば、対方誠心有り。其余各位に落ちなば、便ち白く気力を費やして、並びて誠懇ならず。

太陰官負擬避差,傳無刑剋定和諧。太陰空亡明暗乘,官鬼空亡更不才。貴人加未莫相論,貴人執拗事難明,只宜隨順莫相爭,無罪無僣和且平。干用初傳見勾陳,用盡心機事不成,先立玄武后勾陳,欲成不成徒費心。玄武來加申子辰,天上地下一般陳。論訟取索幹事云,百般阻難事難成。

「太陰」は官事虧負を主とし、差役を躲避せんと打算す。三伝中若し刑克無ければ、事情一定に和諧して結了す。「太陰」空亡に落ちなば、則ちあるいは明あるいは暗に乗凌す。官鬼空亡に落ちなば、便ち更加不成器なり。「貴人」が未に加臨せば、人と争論すること勿れ。貴人性情執拗にして事情説き清め難し、ただ宜しくこれに順いて、争うこと勿れ。本より罪過無く、また僭越無ければ、自然平和無事なり。日干発用の初伝上に「勾陳」を見ば、縦い心机を用盡すとも、事情は辦し成り得ず。若し先に「玄武」を立てて後に「勾陳」を立てば、那は成らんと欲してまた成らず、白く一番の心力を費やす。「玄武」が申・子・辰に加臨せば、天盤地盤皆是一様の陳布なり。訴訟を論じ討索し干求辦事すれば、皆百般に受阻し、事情成り難し。

白虎原是遞牒人,末傳見者被人論,中傳互狀遞相申,初傳我卻訟他人。月厭天罡六甲辰,若加卯上鬼來尋,屋頭屋尾囂聲頻,三五年中命也傾。辰戍丑未卯上加,臺土當門事可嗟。空勾常貴更來捱,萬般阻閡不伸賒。

「白虎」は元より公文状紙を遞送する人なり。末伝上にこれを見れば、別人に告げらるるを主とす。中伝上に見れば、両造互いに状紙を遞して申訴するを主とす。初伝上に見れば、則ち我が往きて別人を告ぐるなり。「月厭」と「天罡」が六箇の甲辰の位に落ち、若し卯上に加臨せば、鬼祟の来り尋ぬる有るを主とす。屋前屋後に頻々として喧囂の声有り、三五年の内に性命をも連ねて傾覆せん。辰・戌・丑・未が卯上に加われば、台土正に門戸に当たりてその事叹くべしを主とす。さらに「天空」「勾陳」「太常」「貴人」の来りて挨湊する有れば、便ち万般の阻隔、寃屈久久にして申雪を得ず。

子加卯上天后臨,進一陰人退一人。若還生死氣交侵,一生一死歲中雲。墓神復日滯難通,四十九日身家蒙,占病氣逆食不進,夜裡惺惺日裡慵。墓神臨支宅不寧,只堪望信與行人,病人不死也昏迷,宅暗人衰事不清。

子が卯上に加臨し「天后」がこれに臨めば、一箇の女子の進み来り一人の退去するを主とす。如果また生気と死気と交相侵擾有れば、那便ち一生一死、皆この一年の中に応ずべし。墓神に遇上しまた復日に逢えば、事情滞塞して通じ難く、四十九天の内に自身と家宅皆昏蒙不利なり。病を占えば則ち気逆上沖して飲食進まず、夜裡清醒にして白天倦怠す。墓神が日支に臨めば、家宅安寧を得ず、ただ音信と門外に出づる人とを盼望するのみ。病人縦い死せざるもまた昏迷せん。宅気晦闇にして人丁衰敗し、事情理り清むること得ざるなり。

墓神忽來復命年,病人纏體定難痊,官方牢獄吏迍邅,出行萬里自回還。九個無頭課不知,丁癸亥辛乙未推。官員誥命祿難移,常人還◎事難為。初傳空亡虛事起,末若禎祥有終始。未傳空亡無結果,反將此事作虛說。

墓神忽然として本命行年の上に覆壓せば、病人纏綿床榻して、一定に全癒し難し。官府に在れば則ち牢獄吏事困頓して行い難し。出行万里も、また只好く自ら折返り来たるのみ。九箇の「無頭課」は看破し易からず、丁・癸・亥・辛・乙・未の幾位より推求を要す。做官の誥命俸禄は遷転し難く、平常人(ここの処原本一字を缺く)の諸事もまた作為有り難し。初伝空亡に落ちなば、起こる所の事はこれ虚なり。末伝若し禎祥を得ば、事情乃ち始有り終有り。末伝空亡に落ちなば、便ち結果無く、反ってこの事を把りて虚話と作して看るを要す。

空亡不可便為空,空中喜惡最難工,天上機巧宜變通,地下只言旬內空。遁時時裡見空亡,甲乙日辰戍亥祥,求謀百事不相當,畢竟無成徒自傷。天空加空少誠實,託人虛詐事難憑,老少憂疑莫掛心,災福旬中總不成。

空亡に落つるもまた一概に空と作す可からず。空中の吉凶喜悪最も拿捏し難し。天盤上は機変精巧にして、宜しく活霊変通すべく、地盤上は則ちただ本旬の内の空亡を論ず。占時を遁得し、時辰の裡にもまた空亡を見。甲日・乙日の日・辰が戌・亥に逢うを吉と為す。ただ百事を求謀するも皆相称せず、終に一事成らず、白く自ら傷つくのみ。「天空」さらに空亡を加えば、人少なく誠実。人に托して事を辦するは多く虚詐にして、憑信し難し。老老少少の憂愁疑慮皆心上に掛くるを必せず、この一旬の中災禍と福分総じて皆事を成さざるなり。

天空歲月破臨支,宅破人離門戶衰,天空加卯土埊隳,信牒雖來病者悲。天空加惡人造作,便以天空方位捉,他人造作非為惡,自家造作猶為虐。天空本是奏書神,常人官府事相侵,大官登對奏乞頻,小官求薦得相親。天空加巳灶口破,人口屯蒙多災禍,外家信息來相過,呪詛奴婢灶中坐。丙丁壬庚巳亥辰,天官天空共貴人,天頭地角名返吟,空貴須將反覆尋。

「天空」が歳破・月破を帯びて日支に臨めば、宅舎破敗・人口離散・門戸衰落を主とす。「天空」が卯に加臨せば、土地の崩毀を主とし、書信文牒の送り来る有るも、病人仍是れ可悲なり。「天空」が加臨して悪人の動土興造する有れば、便ち「天空」の所在の方位に按じて往きて捉拿せよ。別人の動土興造は、その悪なお軽し。自家の動土興造は、為害更に甚し。「天空」は本より奏章文書を掌る神なり。平常人占い得れば、官府の事の来りて相侵擾するを主とす。大官占い得れば、頻々として殿に登り奏対陳請するを主とす。小官占い得れば、人の挙薦を求めて親近を得るを主とす。「天空」が巳に加臨せば、竈口の破損を主とし、家中人口困頓蒙昧にして災禍多し。外家の音信の前に来りて相訪す。なお人の咒詛する有るを主とし、奴婢便ち竈中に坐す。丙・丁・壬・庚と巳・亥・辰のこの幾位の上、天官・「天空」連なりて「貴人」と同じく一処に処る。天は頭に在り地は角に在り、これを「返吟」と叫ぶ。空亡と貴人に遇上せば、便ち反復推尋を須う。

丙丁太乙作天空,利於進取功名通。常人口舌上門攻,求住求遷皆可容。壬癸太乙作貴人,先貴后空退有成。及求後貴先空神,舊事重興喜相尋。天傾西北水之源,地隔東南水府寬。占人進退不能前,貴空先後不虛傳。

丙日・丁日に課を占えば、「太乙」(巳位)の上に「天空」を乗ず、進取に利有り、功名の路通ずべし。平常人は則ち口舌是非の門に上りて来る有るも、ただ居住を問い遷移を問わばなお容れ得べし。壬日・癸日に課を占えば、「太乙」の位の上に「天乙貴人」を乗ず、これ先に貴を見て後に空に落ち、退守して反って能く成る有り。若し求むる所は後に貴人を見先に空亡に臨まば、那便ち旧事重新に興起し、喜讯接連して来たる。天は西北に傾き、那里は亥位の天門・衆水の源なり。地は東南に陥り、那里は巳位の地戸・水府の広寛なり。貴人の順逆と空亡の先後、各々その位有り。人事の進退を占えば、一時前行する能わず、貴人空に落ちて先後を分かつ、この話は虚伝に非ず。

五個陰干卯酉辰,病人服藥斗相爭,乙辛九丑又相併,不利陰人病日增。寅申寅上乘青龍,對神隔將禍難容,卯酉上有六合攻,人離財散見災凶。午子午上見螣蛇,陰陽離釤實堪嗟。官病相纏驚怪邪,蛇蟠灶下並庭奢。

乙・丁・己・辛・癸の五箇の陰干の日、三伝に卯・酉・辰を見ば、病人服薬効なく、反って争闘の事有り。乙日・辛日さらに「九丑」及び丑位と並び臨めば、女子に対し不利、病勢一天天に加重す。寅日・申日に占えば、寅上に「青竜」を乗じ、対冲の神・間隔の将と相攻して、災禍容れ難し。卯・酉の上に「六合」の来り攻むる有れば、人口離散・銭財耗散を主とし、凶災を見。午日・子日に占えば、午上に「螣蛇」を見ば、陰陽乖離分散して、実に叹くべし。官事と疾病と糾纏して清まらず、多く驚怪邪祟を見、蛇の竈下に盤りまた庭中に肆行するが如し。

巳亥巳上見元武,船車反覆水來苦。出入欲行多又阻,白浪翻天君記取。癸丑癸未日返吟,期約人來日下迎。酒食自來尋起人,餘外徒勞枉用心。贅婿亂首日同量,天網罡魁本命傷。四課三傳實則昌,重沖重破亦無妨。“實”字金氏硃筆改“空”字,似以硃筆寫“實”字於旁。

巳日・亥日に占えば、巳上に「玄武」を見ば、船の翻り車の覆る・水厄の苦を主とす。出入行走多く阻碍有り、正にこれ白浪の天を翻すの象、占者は記住を要す。癸丑日・癸未日に「返吟」課を得ば、約定の人当天便ち到り、門を出でて迎えんと要す。酒食自然に門に送り上げて人を找う、此の外の謀求は皆白く心机を費やす。「贅婿」課と「乱首」課は同様に看待を要す。「天網」および天罡(辰)・河魁(戌)の本命に加臨するは、皆人を傷つくべし。四課三伝若し充実を得ば、反って昌盛し、縦便重重に冲・重重に破するも妨げざるなり。按:「実」の字、金氏は朱筆を用いて「空」の字に改作し、また朱筆を用いて「実」の字を傍に写したるが如し。

古言贅婿不由己,見貴求財皆不遂。天官若更土神值,萬般違拗仍迍滯。天罡右目將課中有勝光左目將,外盜原來在眼前。任是大寇也獲全,占病纏身不久安。“外”原本作“及”。“天罡”旁註“右目將”,“勝光”旁註“左目將”。

古語に曰く、贅婿は身自ら由らず。この課を得ば貴人を見・銭財を求むるを主として皆順遂ならず。若し「天官」さらに土神に値えば、万般の事情皆違拗せられ、仍お迍邅停滞す。「天罡」(辰、旁注は「右目将」と称す)の課中にまた「勝光」(午、旁注は「左目将」と称す)を見ば、外来の盗賊元より便ち眼前に在り。縦是大盗も捕獲保全し得べし。ただ疾病を占えば則ち纏身して日久しく、安寧を得ず。按:「外」の字は原本「及」と作る。「天罡」は旁注「右目将」、「勝光」は旁注「左目将」。

三合之課是雜神,兩姓公婆及異親。幹事轉手要託人,不然帯眾事憂心。六甲日貴天門逢,斬關六合次青龍,中傳陰生陽位空,未傳沖破不相容。六壬六癸用天罡,鯨魚立澗好商量。否極泰來災自散,一日之憂不相忘。注云:一日之中換甲日,癸未救神他必忙。壬戌、癸未、癸丑、癸酉、癸亥,辰未戌。

「三合」の課は雑神に属し、両姓公婆・外姓親眷の其間に混雑するを主とす。事を辦するは手を転じて人に代辦せしむるを要し、然らざれば一群の人を帯びて事を作し、処処に憂心す。六甲日に占えば、貴人「天門」(亥)に相逢う。「斬関」課は先ず「六合」を取り次いで「青竜」を取る。中伝の陰神が陽位に生じて空亡に落ち、末伝また冲破に遭い、前後相容れず。六壬日・六癸日に「天罡」(辰)をもって発用せば、鯨魚の山澗に困えるが如く、なお従容として商量すべし。否極まりて泰来り、災禍自ら消散せん、ただ一日の内の憂慮は仍お忘るる能わず。注に曰く、一日の中に甲日に換わるを要し、癸未日は救神有り、那の救神は必定に奔忙す。所指の日辰は壬戌・癸未・癸丑・癸酉・癸亥、所臨の支は辰・未・戌なり。

六甲之日六合初,上逼下迫自相拘,風氣未順病未除,被人煎逼未伸舒。六癸午乘天后武,心血不寧事多阻,不肰堂上尊長苦,年命逢之心栩栩。三傳傳逆要更圖,自家進退不伸舒,公人退職官退居,進寸退尺不能無。三傳傳逆望行人,行人不日便相親,若逢天耳有信音,信到人來定其真。

六甲日に占えば、初伝に「六合」を得、上下彼此逼迫して自ら拘束し、風気順わず病症未だ除かず、人他人に煎迫せられ、伸展して開けず。六癸日に占えば、午上に「天后」あるいは「玄武」を乗ず、心血不寧・諸事多く阻るを主とす。不然すれば便ち堂上尊長の受苦、本命・行年遇えば、心中惴惴として安からず。三伝逆伝するは、凡事皆別に作りて図謀を要し、自家進退皆伸展して開けず。公事を辦するは退職し、做官するは退居し、一寸を進み一尺を退くの事免れず。三伝逆伝にして行人を占えば、行人は日ならずして便ち相見親近すべし。若し「天耳」の神に遇えば、便ち音信有り、信到り人到り、皆断じて真と為すべし。

命上見財及用財,日上見財財自排,不必青龍六合挨,傳財入空空手來。注云:日克命上將為命上見財,初傳克命上神為用財。欲知人出向何方,但看發用在何廂,東西南北細推詳,遠近地理算短長。元武天空主墮胎,死符死氣死神栽,勾陳驚滯不穩來,正時克干子不才。

本命の上に財を見、あるいは財神をもって発用と為し、日上にまた財を見ば、銭財自然に排闥して来たり、必ずしも「青竜」「六合」の来りて湊るを要せず。ただ三伝中の財若し空亡に落入せば、便ちただ空手にして帰るのみ。注に曰く、日干が本命上に乗ずる将を克するを、「命上見財」と叫ぶ。初伝が本命上神を克するを、「用財」と叫ぶ。人の外出いずれの方向へ朝まるかを知らんと知れば、ただ発用の神のいずれの廂方位に落ちるかを看、東西南北細かに推詳せば、遠近の地理便ち長短を算出すべし。「玄武」「天空」は堕胎を主とし、「死符」「死気」「死神」は禍根を種下す。「勾陳」は驚恐滞礙・胎気不穏を主とす。正時が日干を克せば、所生の子の成材せざるを主とす。

占胎占產有二分,月日未足尚胎云,或觸或病或胎驚,皆取天官驗始真。日月已足忽驚疑,支辰為母日干兒,卻須仔細問占時,剋辰傷母剋干兒。不要驚疑子郎生,六合臨支兒便真,不克辰時不克干,自然母子兩無慮。

胎を占うと産を占うとは分かちて二層と作して看るを要す。月份日子なお足らざるは、仍お「胎」と算し、その間あるいは冲撞到、あるいは疾病、あるいは胎気の受驚有り、皆「天官」の神を取りて験証するを要して、断じて乃ち准なり。月日已に足れど忽然として驚疑不定なれば、便ち支辰をもって母親に代表し日干をもって胎児に代表す。なお仔細に問明して所占の時辰を須う。支辰に克到るは母を傷り、日干に克到るは児を傷るなり。男を生ずるか女を生ずるかを驚疑するを必せず、「六合」が支上に臨めば、胎児便ち真実無虞なり。ただ支辰を克せず日干を克せざれば、自然母子両辺皆憂慮無し。

占產不要見三合,三合時日必蹉跎,兩姓外家生者多,不然過日胎平和。占產不要逆連珠,孩兒不順母傷軀,三傳傳順運有餘,吉神吉將少驚慮。孕母行年上見陽,生男必定有風光,陰將原來生女子,陰陽反復命難延。三朝四日不能生,但看十二支干辰,天目鬼來克母身,為禍為崇各區分。

分娩を占うは「三合」局を見るに宜しからず、三合を見れば則ち時日必定に蹉跎拖延し、多半は両姓の外家(娘家の類)に在りて生産す。不然すれば便ち預産の日子を過ぎたり、しかして胎気なお算も平和なり。分娩を占うもまた「逆連珠」(三伝逆行して相連なる)に宜しからず、逆連珠は胎位不順・母体受傷を主とす。三伝順行せば則ち気運余裕有り、さらに吉神吉将有れば、便ち驚憂少なし。孕母行年の上に陽将を見ば、男を生ずること必定に風光体面なり。陰将を見ば本より女を生ずるを主とす。若し陰陽往复交錯せば、母子の性命便ち久延し難し。三四天に到りてなお生まれ来らざれば、ただ十二支と日干の臨む所の辰を看よ。「天目」の鬼の来りて母親の身を克するは、禍を作するか祟を作するか(原文の「崇」はすなわち「祟」なり)、各自に分辨を要す。

午堂丑房卯酉門,天目鬼來相歩行,若更傳中有關神,看其等處作災迍。天目鬼與阿誰並,七寶灘中神勿論。祟禍求除即便生,免得爹孃憂與驚。天目臨他孕母年,未寅太陰不可兼,鬼胎鬼氣相加纏,必不成人見禍仇。勝光為女太沖兒,詳考古文方始知,懸胎伏吟並見機,遇月之時不用疑。

午は厅堂・丑は卧房・卯酉は門戸と為す。「天目」の鬼は便ちこの幾処に在りて來回行走す。三伝中若しさらに「関神」有れば、便ちそのいずれの一処に落ちるかを看、便ちいずれの一処に在りて災を作す。「天目」の鬼は誰と並び臨むか。「七宝灘」中の神煞は便ちさらに論ずるを必せず。人に求めてこの祟禍を禳除せば、胎便ち順利に生まれ下り、爹娘の担憂受驚を免れしむ。「天目」若し孕母の行年上に加臨し、未・寅の位また「太陰」を兼ねば、那便ち兼容すべからず。鬼胎鬼気交相纏繞して、胎児必定に養い成る人と得ず、反って禍患仇害を招く。「勝光」(午)は女を主とし「太衝」(卯)は男を主とす、古書を詳考して乃ち明白を要す。「懸胎」課と「伏吟」課と一併に出現するに遇上せば、正にこれ機を見るの時、若し已に臨月に到れば、便ち疑惑するを必せず。

子午卯酉入傳來,未入月者不可偕,若值凶神凶將排,更有天目隱其胎。久病人身怕斫輪,門外修車促去程,本命對沖曰飛魂,十個須教損九人。占事驛馬在三傳,事多不決主遷移,今日議定來朝遷,轆軸一煞少人言。黃衣使者入傳來,臨辰尤得信相催,三傳入墓天目偕,當時立至下馬臺。

子・午・卯・酉の四仲の神が三伝に進入し、若しなお臨月に到らざれば、胎と産とは便ち相合する能わず。さらに凶神凶将の其間に排布するに遇い、また「天目」の暗藏有れば、胎便ち事を出ださん。久病の人最も「斫輪」の象を見るを怕る——門外に車を修るは、正にこれ上路を催促す。本命が対冲に遇うを「飛魂」と叫ぶ、十箇の裡に九箇を損せん。事を占うに「駅馬」三伝に在れば、事情多半議して決せず、遷移有るを主とす。今天議定し、明早便ち遷す。ただ「轆軸」この一煞、説き到る人甚だ少し。「黄衣使者」(太常の類の土神)が三伝に進入し、支辰に加臨すれば尤も信の来りて相催する有るを主とす。三伝が墓に入りまた「天目」と同行せば、候う所の人当時立刻に到りて下馬台前に至る。

久病人身怕見馬,殺名拖尸當世下,貴人空亡更休話,後事須教準備也。天馬名為迯牒神,望人望信向門迎,三傳又逆更相親,此法雖微真更真。“誰備”者,備身後事,宜一切。若望人來問天空,天空臨辰在逡巡,若加卯上出門迎,信息須知在路程。

久しく病む人は最も「駅馬」に会うことを恐れる——この一の殺を「拖屍」と名づけ、当世において最も不吉である。さらに「貴人」が空亡に落ちれば、なおさら言うまでもなく、後事は必ず早めに備えなければならない。「天馬」はまた「逃牒神」といい、人を待ち信を待つ者は、ただ門口に出て迎えればよい。三伝がさらに逆伝すれば、なおさら相親み相近づく——この法は細微なれど、真にしてまた真なり。いわゆる「誰備」とは、身後の事を備えること、一切みな備え全うすべし。もし人の来るを待たば、「天空」に問え:天空が支辰に臨めば、人はまだ逡巡して動かず。卯の上に加われば、門を出でて迎えるべく、音信はすでに路の上にあると知るべし。

候舟直須問太沖,太沖六合有期程,申戌子涉三淵兮在水泮,卯加酉上多虛驚。須分左右尋貴人,貴人逆則右邊尋,貴人順則左邊覓,百章歌內最幽深。占人欲得問課名,《玉曆》名多一例推,斷課從來災福真,無令占者得知音。失鵝未可問河魁,但問小吉落何支,或在空亡左右推,或臨亥子必池塘。

舟船を待つは、直ちに「太衝」(卯)に問うべし。太衝と「六合」が相配すれば、行程に期限を定むべし。申・戌・子の三神が深淵に渉れば、人はまだ水辺に停まる。卯が酉の上に加われば、多くは虚驚の一場。「貴人」を尋るにはまた左右を分かつべし——貴人逆行なら右に求め、貴人順行なら左に尋る。これ《百章歌》の最も幽深の一層。占者が課の名目を問わば、《玉暦》に載せる課名は極めて多く、例に照らして類推すべし。課を断ずるは従来ただ災福の真偽を論ずるのみ、占問する人に先にその底細を探らせる必要なし。鵞鴨を失うたるは、「河魁」(戌)に問うに及ばず、ただ「小吉」(未)がどの支に落ちるかを問え。あるいは空亡の左右に推尋し、亥・子に臨まば、必ず池塘の裏に落ちたり。

使者行衙來按巡,來與不來問貴人,臨辰便到在邏巡,不來還是隔三辰。課中總還畏蒿矢,蒿矢有金血光起,三傳申酉地上是,公文吃棒應無理。彈射有丸傷痛楚,占命死人傷命苦,辰戍丑未四九所,此體死人知幾許。占病老人與小囝,逢此二課定逡巡,一彈一射俱不任,須知性命速歸陰。

官府の使者が巡行按察して、来るや来ざるやは、「貴人」に問うべし。貴人が支辰に臨めば、すなわち已に到りて、近処を巡查中なり。臨まざれば、まだ三つの辰の路程を隔つ。課中に最も恐るべきはなお「蒿矢」課——蒿矢は金気を帯び、血光を主とする。三伝が申・酉の地に落つればこれなり、公文下りて棍棒を食らい、理を講じても講じ通さず。「弾射」課は弾丸の傷・痛楚堪え難きを主とし、本命を占すれば人の死・性命の受苦を主とする。辰・戌・丑・未の四墓と四九の数のあるところ、かかる課体にして、死せし人は知らざるほど多し。老人と小児の病を占して、蒿矢・弾射の二課に遇えば、病勢は必ず拖延す。一弾一射も承受し難く、性命まもなく陰に帰ると知るべし。

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