小児を論ず
作盤ガイド: 八字作盤
凡小兒命,見財多,必庶出螟蛉,剋父母也;若幼年行運於財旺之鄉亦然。
およそ小児の命を看るに、財星の太多きを見るは、必ず是れ庶出にして、あるいは過継して来れるの螟蛉の子にして、而且・須く父母を剋するを要す。若し幼年に行運が又た財旺の郷に走り到れば、情形も亦た是れ一様なり。
甲側生頂不正,有胎衣遮;丁偏生雙頂,乾生有依,應有剋刑;辰復生,背父易生易養;申有聲;寅遲滯;未吉;辰有胎衣包;仰生有驚。
此れ是れ干支の上より初生の時の形状を看る。甲に属するは身を側して生まれ下り、頭頂は正ならず、胎衣の遮る有り。丁に属するは偏して生まれ、頭上に両個の髪旋有り。若し乾位に生まれれば尚ほ依靠有るも、但だ刑剋を応ずべし。辰に属するは倒転して来りて再生まれ、背を父親に向け、生まれ易くして養い易し。申に属するは一たび地に落てば便ち哭声有り。寅に属するは産程・遅滞す。未に属するは吉利なり。辰に属するは胎衣を裹着す。仰面して生まるるは、一たび地に下れば就ち驚を受く。
夫小兒命,大要身旺,最喜印綬生之,無財剋之,則易生災少。不要官星七殺、陽刃傷官太旺,身旺亦多災;身弱則難養。如見所畏之辰,切不要行運歲君助之。大畏財旺,不庶出必螟蛉,剋父母也;更不要行運早,蓋氣難敵也。
およそ小児の命は、最も緊要なるは是れ身旺にして、最も印綬の来りて其れを生ずる有るを喜び、又た財星の来りて印を剋する無き。此の様なれば便ち生養し好く灾病・少なし。官星・七殺の太旺なる勿れ、亦た陽刃・傷官の太旺なる勿れ。身の過ぎて旺なるも同じく灾多く、身弱なれば又た養活し難し。若し命中の畏懼する所の彼の字を見到れば、切に可ならずして再び行運と歳君とをして去りて之を幇さしむべからず。尤其・大きく財旺を怕る。財旺なれば則ち庶出ならざれば便ち過継にして、而且・須く父母を剋するを要す。更に行運の起こること太早き勿れ。小児の元気・単薄にして、大運の気に敵し過ぐる能わざるに因る。
庚子、戊寅、戊子、丁巳:生月中之後,月逢七殺,賴有丁火為印綬,寅為長生之地,能生戊土;不合見庚子,巳字金長生,其二子之水為財,剋丁火生氣,反生月中七殺。七殺來剋身,身弱難敵;故當年十一月,其子死矣!此為生殺壞印之禍也。
譬えば一造・庚子年・戊寅月・戊子日・丁巳時。月・中気の後に生まれ、月令・寅中の甲木は正に戊土の七殺なり。幸いに時干の丁火が印綬と作るに頼り、而して寅は又た丙丁火の長生の地にして、火は能く戊土を生起す。無奈・年柱は庚子にして、巳中の庚金も亦た長生を得、両個の子水は便ち戊土の財と成る。財は来りて丁火の此の我を生ずる気を剋掉し、反対に去りて月令中の七殺を生ず。七殺は来りて身を剋し、身弱は敵し住めず。故に就ち彼の年の十一月に此の孩子は死す。此れ正に「財・殺を生じて印を壊す」の禍なり。
如癸酉、癸亥、己丑、乙亥:此命四柱財重,自分娩幾乎俱亡;未歲餘父母亦亡,乃過房繼養。其他倣此,無疑也!
又た一造・癸酉年・癸亥月・己丑日・乙亥時の如し。此の命は四柱の中に財星・太重にして、己土の日主は担い起らず。母親が分娩する時は幾ほど母子・俱に亡なんとす。還た一歳に満たずして、父母も亦た相継いで去世す。只だ別家に過継して撫養するを好す。其余のは皆此の様に照らして看るべく、疑惑するを須せず。
小児の関煞を論ず
小兒之命,當論時辰為主;先看關煞,次看格局。日主強,財官旺,有關無煞。日干弱,財官少,常病可養。
小児の命は、当に時辰を以て主と為して論ずべし。先ず何の関煞を犯したるかを看て、然る後に再び格局を看る。日主・強くして財官が又た旺なるは、只だ「関」有りて「煞」無し。日干・弱くして財官が又た少なきは、常に病を生ずるも、倒って還た養い活かすを得。
日干弱,財官多,有關有煞;又有三合,聚煞者難養。不帶刑沖者,聲音響亮,夜啼急性。
日干・弱くして財官の多きは、既に関有りて又た煞有り。若し再加えて三合成局して、煞を一処に聚めれば、則ち養い難し。命中に刑冲を帯びざるは、孩子は声音・響亮にして、只だ是れ夜裏に啼哭を愛し性子・急なり。
八字有財官,生於富貴之家;偏官生於平常之家;傷官劫財,生於貧賤之家;偏官偏印偏財,主偏生庶出,不然第三四胎。
八字の裏に財有り官有るは、富貴の家に生まる。偏官を以て権を当にするは、平常の人家に生まる。傷官・劫財が令に当たるは、貧賤の家に生まる。偏官・偏印・偏財の三様・倶に見ゆるは、偏房の生ずる所・庶出を主り、然らざれば便ち第三胎・第四胎の孩子なり。
子平之法,偏官為關,偏財為煞,取生辰之數斷之;水一、火二、木三、金四、土五。且如甲日庚殺,乃四、九歲;如丙見壬殺,一、六歲;如戊日甲殺,三、八歲;庚日丙殺,二、七歲;壬見戊殺,五、十歲見之。至於陰干,亦如此。無不驗矣!
子平の法門に照らせば、偏官を以て「関」と為し偏財を以て「煞」と為し、五行・生成の数を取りて関煞の何れの歳に応ずるかを断ず。水は是れ一、火は是れ二、木は是れ三、金は是れ四、土は是れ五。譬えば甲日は庚金を以て七殺と為し、金数は四にして、便ち四歳・九歳に応ずべし。丙日は壬水を以て殺と為し、水数は一にして、一歳・六歳に応ずべし。戊日は甲木を以て殺と為し、木数は三にして、三歳・八歳に応ずべし。庚日は丙火を以て殺と為し、火数は二にして、二歳・七歳に応ずべし。壬日は戊土を以て殺と為し、土数は五にして、五歳・十歳に応ずべし。至って陰干も、亦た此の法子に照らして推すべく、応験せざる無し。
淵海子平・女命
婦人の総訣を論ず
推婦人之命,與男命大不同。草堂丁進士先生作元《神趣八法》,照返鬼伏屬類從化;女命八法,純和清貴、濁亂娼淫。
婦人の命を推するは、男命と大いに相同じからず。草堂・丁進士の先生は《神趣八法》を作有りて、講る所は照・返・鬼・伏・属・類・従・化の此の八種の取法なり。女命も亦た自ずから八法有りて、総じて純和・清貴と濁乱・娼淫との此の両端の外に出ず。
取官為夫,為福星;財旺生官,則夫納福。印綬食神為名貴,有稱呼。生氣印綬,難為子息。
女命は官星を取りて夫と為し、官星は就ち其の福星なり。財旺にして能く官を生ぜば、丈夫は便ち福を享き着るを得。印綬と食神とは名声・貴重を主りて、人と為りて称誉有り。若し我を生ずる気の印綬が太多ければ、子息は便ち得難し。印は一たび重ければ就ち食傷を奪去するに因る。
印綬財官,必生於富貴之家,才貌賢淑。甲日見辛酉是正夫,丁午字傷正夫。庚申是偏夫;如庚申辛酉重見,乃傷夫再嫁。
命裏に印綬・財・官の三様・皆有るは、必ず富貴の家に生まれて、才貌・賢淑なり。甲木の日主が辛・酉に見ゆるは是れ正夫、丁・午の此の字に見えば便ち正夫を傷る。丁火は辛金を剋するに因る。庚・申に見ゆるは是れ偏夫。若し庚申と辛酉とが重々・并見して官殺・混雑すれば、彼は則ち夫を傷り再嫁するの命なり。
若財太多,官殺太旺,乃明暗夫集多,淫而且濫。財多而淫;故女人要財薄,旺夫益子。
若し財星が太多・官殺が太旺なれば、彼は便ち明の夫・暗の夫が一堆に聚まれ、既に淫にして且つ濫なり。財は一たび多ければ就容易に淫す。故に女人は須く財・薄一些的にして、乃ち能く夫を旺え子を益すべし。
如官得地,七殺受傷,食神干旺,印綬天月二德,夫榮子貴,封贈之命。婦人八字,傷官官殺混雜,食神財旺身衰,為人妒害,好色貪婪,兇頑可畏。
若し正官が地を得、七殺が又た制伏せられて傷を受け、食神が天干の上に旺しく、印綬が又た天徳・月徳の両種の徳神を帯ばば、彼は便ち夫栄・子貴にして、是れ朝廷の封贈を受くる能きの命なり。之に反すれば、婦人の八字の裏に若し傷官と官殺とが混雑し、食神と財とが皆旺にして日主が衰弱なれば、此人は便ち嫉妬・人を害し、色を好み貪婪・凶頑・畏るべし。
傷官見官,剋夫再嫁、身心勞役;雖不傷夫,亦有病患、平生欠福,多主不安。大忌年上傷官,主產厄帶疾;否則傷壽。傷官主人聰明,美貌秀氣。
傷官が官星に見えば、夫を剋し再嫁し身心・労碌を主る。たとい夫を傷らざるも、亦た病患有りて、平生・福少なく、多く安寧を得ず。最も年柱の上に傷官を帯ぶるを忌みて、生産に厄有り身は疾病を帯ぶを主り、然らざれば就ち寿を損せんと要す。但だ傷官は亦た人の聡明を主り、容貌・美麗にして秀气有り。
傷官見殺者富,無財者貧。劫財敗財、傷官身旺,貧賤下格。以上十五格,皆是沖官逢合,俱有傷官之忌;雖是富貴,不免淫濫之風。
傷官にして而又た七殺を見るは富なり。局中に財無きは貧なり。劫財・敗財あるいは傷官にして身旺なるは、皆貧賤の下格に属す。以上の此の十五格は、皆是れ官星に冲して又た合に逢い、全く傷官の忌諱を帯ぶ。たとい一時・富貴なるも、亦た淫濫の風習を免れず。
七殺正官,只要一位者良;殺多則夫多。官殺被合,乃婢妾姊妹爭權。且如甲用辛官,丙合是也;乙用庚官,見丁是也;戊用乙官,見辛是也。此是被合取之,餘倣此,主婦人招嫁不定。
七殺と正官とは、只だ一位有れば便ち好なり。殺は一たび多ければ、丈夫も亦た就ち多し。官殺が若し別干に合し去られ制し去られれば、彼は便ち婢妾・姉妹が権柄を争奪する中に在り。譬えば甲木は辛金を以て官と為すに、丙火が来りて辛を把りて合し走らす。乙木は庚金を以て官と為すに、丁火の来りて之を傷るを見る。戊土は乙木を以て官と為すに、辛金の来りて之を剋するを見る。此の皆是れ官星が合せられ制せらるるの例子にして、其余は此の類に照らして推し、婦人の婚嫁が反反覆覆して定め下らざるを主る。
八字中傷官及官星死絕,孤神寡宿,日時空亡,乃孤剋之命。如天干透出官殺,地支無官殺,更臨休囚死絕、退氣之地,乃女絕其夫之氣,當作偏房婢妾推之。
八字の中に傷官と官星とが皆死絶の地に落ち、又た孤神・寡宿を帯び、日柱・時柱に再び空亡に逢えば、此れ便ち孤剋の命なり。若し天干の上に官殺を透出するも、地支の裏に却って官殺の根無く、官殺が又た休囚・死絶・退気の地に臨めば、彼は是れ女子が丈夫の気を絶ち尽くしたるにして、当に偏房・婢妾に作りて推断すべし。
命若有天月德,無產厄血光之患,亦無淫濫之氣。女命只要身弱,主性純粹而溫柔、能奉公姑、助益夫主;身強欺夫,不孝公姑、是非生事、性多急躁。身弱為病,身強亦然。
命裏に若し天徳・月徳有れば、便ち生産の厄難と血光の灾と無く、亦た淫濫の気習無し。女命は只だ身弱なれば、其の人の性情は純粋・温柔にして、能く公婆を侍奉し丈夫を助益す。身強なれば便ち丈夫を欺圧し公婆に孝ならず是非を惹き生じ性情・急躁なり。但だ身弱は固より是れ病なれども、身強も亦た一様に是れ病なり。総じて中和を以て貴と為す。
八字喜貴,不宜驛馬咸池;要純和柔弱,不宜剛健太強,歲運亦同。外有陰錯陽差、孤鸞之日,不利嫁娶;皆無花燭成親,因親至眷,填房孝娶婚姻轉析。
八字は貴人有るを喜び、宜しく驛馬と咸池とを帯びるべからず。総じて須く純和・柔弱にして、宜しく剛健・太強ならざるべし。流年・大運も亦た此の様に照らして看る。此の外に還た陰錯・陽差及び「孤鸞」の日有りて、皆嫁娶に利せず。此の類の人は多く花燭・成親の排場無く、あるいは親戚の牽合に因りて成婚し、あるいは填房を做り、あるいは孝期の中に於て娶嫁して、婚姻は輾転・周折す。
《孤鸞煞》云:『木虎孀無婿,金豬豈有郎;赤黃馬獨臥,黑鼠守空房。』主女寡而男孤。時中併沖,女則難為夫嗣;加以空亡、時日孤剋,不待言而可知。
《孤鸞煞》に曰く、木虎・甲寅の女は寡を守りて婿無く、金猪・辛亥の女は那に郎あらん。赤黄の馬・丙午・戊午は独り自ら臥し、黒鼠・壬子は空しく閨房を守る。此の幾個の日子は女の孤寡・男の孤单を主る。若し時柱の中に又た冲を并せば、女子は便ち夫を有し難く嗣を有し難し。再加えて空亡・日柱・時柱が又た孤剋なれば、則ち多く説かずと雖も亦た明白なり。
八字官殺俱無,卻行官殺財運,乃夫星得地則孤。八字財官俱有,運行傷官劫財之地,難為夫宮;運過方嫁。細推甚驗。
八字の裏に官殺は一個も無くて、偏偏として官殺と財との運の上に行き到れば、夫星は只だ運中に於て地を得て本命は夫無し。終は還た孤单なり。八字の裏に財と官とが皆有るも、却って傷官・劫財の地に行き到れば、夫宮は就ち保ち難し。須く此の歩の運が過去するを等って乃ち嫁ぎ成るを得。細細と推詳すれば、甚だ霊験なり。
《詩訣》財官印綬三般物,女命逢之必旺夫;不犯殺多無混雜,身強制伏有稱呼。
財・官・印綬の此の三様の物は、女命が遇上せば必定・夫を旺す。只だ七殺の太多を犯さず・官殺・混雑無くて、日主が又た強くして制伏して住むを得れば、便ち好名声有り。
《詩訣》女命傷官福不真,無財無印守孤貧;局中若見傷官透,必作堂前使喚人。
女命に傷官を帯ばば、福気は就ち真ならず。既に財の来りて之を化す無く、又た印の来りて之を制する無ければ、便ち只だ孤苦・貧寒に守る能し。局中に若し再び傷官の天干の上に透るを見れば、彼は必ず是れ堂前に於て人に使喚を供するの下人なり。
《詩訣》有夫帶合須還正,有合無夫定是偏;官殺重來成下格,傷官重合不須言。
夫星有りて夫星が又た合を帯ぶれば、彼は還た正当の婚配と算す。若し只だ合有りて夫星無ければ、彼は定めて是れ偏房なり。官殺・重重として来れば、便ち下格に落成す。傷官は既に重く合は又た多ければ、就ち更に説くを須せず。
《詩訣》官帶桃花福壽長,桃花帶殺少禎祥;合多切忌桃花犯,劫比桃花大不良。
官星に桃花を帯ぶれば、福寿・綿長を主る。桃花に若し七殺を帯ばば、便ち吉祥少なし。合する多きは最も再び桃花を犯すを忌む。劫財・比肩に再加えて桃花なれば、則ち大いに不良なり。
《詩訣》女命傷官格內嫌,帶財帶印福方堅;傷官旺處傷夫主,破了傷官損壽元。
女命は最も傷官格に落ち入るを嫌う。須く財を帯びて来りて之を化し印を帯びて来りて之を制して、福気は乃ち牢靠す。傷官の正に旺なる処は、便ち是れ丈夫を傷るなり。然れども若し傷官を破ること太尽なれば、又た自己の寿元を損せんと要す。
《詩訣》飛天祿馬井欄叉,女命逢之福不佳;只好為偏併作妓,有財方可享榮華。
「飛天禄馬」「井欄叉」の此の一類の格は、女命が遇上せば福気は佳からず。多く只だ偏房を做するを好くし、あるいは淪落して妓と作る。須く局中に財星有りて、乃ち栄華を享き着るを得。
陰命の賦
凡觀陰命,先觀夫主之盛衰;次論身榮,要見子息之強弱。夫榮子旺,定知富貴榮華。子死夫衰,只是窮孤下賤。
およそ女命を看るは、先ず夫主の盛衰を看、其次に其の自身の栄枯を論じ、還た須く子息の強弱を看るを要す。夫星・栄え子星・旺なるは、断定して是れ富貴・栄華の命なり。子星・死して夫星・衰ゆるは、便ち只だ窮困・孤苦の下賤の命なり。
有夫有子而貧寒者,蓋因身在衰鄉。無夫無子而昌盛者,亦是身居旺地。
夫有り子有るも偏偏として貧寒なるは、是れ日主の本身が衰郷に落つるに因る。夫無く子無くして却って反対に昌盛なるも、亦た是れ日主の本身が旺地に居るに因る。以て見るべし、女命も亦た能わずして全く夫子を看るべからず。還た須く自身の強弱を看るを須す。
若貴人少者,不富亦昌。合貴神非妓即尼,論淫賤者。四柱傷官,暗招財損。
若し命中に貴人は只だ一二にして繁雑せざれば、たとい富ならずと雖も亦た還た昌順なり。貴神が人に来りて合せらるるは、妓女を做するに非ざれば便ち尼姑を当るにして、此れ是れ淫賤の一路に就いて論ずるなり。四柱の中に若し傷官有れば、暗裏に於て便ち財物の損耗を招き来らんと要す。
招婿者,夫顯於門戶之中。偏夫者,夫旺於日時之上。夫衰身旺,主為廉潔之人。鬼旺身衰,必作孤寒之婦。凡觀陰命之五行,要精詳於明辨矣!
女婿を招贅するは、夫星は門戸すなわち月柱の中に顕露す。偏夫有るは、夫星は日柱と時柱との上に旺しく。夫星・衰えて日主・旺なるは、人と為りて清廉・身を潔うするを主る。官鬼・旺にして日主・衰ゆるは、必定・孤苦・寒微の婦人と做す。およそ女命の五行を看るは、総じて須く精細・詳審・分別・分明して乃ち行うべし。
女命の総断歌
擇婦須沉靜,細說與君聽。夫主要強宮,身主要強甚。官星若不合,夫主無所依。合絕莫合貴,此法少人推。
媳婦を挑選するは須く性情・沈静のを選ぶべし。如今・細々と説きて您に聴かせん。夫星の居する所の宮は須く強く、日主の本身も亦た須く強きに够るを要す。官星が若し日主と相合せざれば、丈夫は便ち依托する所無し。寧ろ其れをして絶地に合し入らしめて、彼の貴神に合するを要去る勿れ。此の法門は推究する人甚だ少なし。
專以日為年,此法少人傳。帶祿入生旺,產死教人謗。驛馬帶貴人,終久落風塵。
専門に日柱を拿りて年柱に当てて看る。此の法子は伝え来れる人甚だ少なし。若し禄を帯びて而又た生旺の地に進入せば、気盛・頭に過ぎて、反対に難産して死するを主りて、人の議論を招く。驛馬に又た貴人を帯ぶるは、終に風塵に落入らんと要す。
有辰休見戌,有戌休見辰;辰戌若相見,多是淫賤人。有殺不怕合,無殺卻怕合;合神若是多,非妓亦謳歌。
命中に辰有れば就ち別に再び戌を見る勿れ。戌有れば就ち別に再び辰を見る勿れ。辰戌が両相・見ゆるは、多く是れ淫賤の人なり。七殺有るは合を怕れず。合は以て殺を羈絆・住むべきに因る。七殺無きは反対に合を怕る。合神が若し多ければ、妓女を做せざるも亦た一個の唱を売る人と做す。
貴人一座正,兩三作寵定。陽刃帶傷官,駁雜事多端。滿盤多是印,損子必須定。
貴人は只だ一位に坐するを、乃ち是れ正室なり。両三個の貴人・并見するは、便ち定めて寵妾と作す。陽刃に又た傷官を帯ぶれば、事情は駁雑・頭緒・紛紜なり。満盤に多く印星なるは、子を損ずるは是れ必然にして、印重ければ則ち食傷を奪うに因る。
二德坐正財,富貴自然來。四柱俱休囚,封贈福祿壽。金水若相逢,必招美麗容。寅申巳亥全,孤淫口便便。
天徳・月徳の両徳が正財の上に坐すれば、富貴は自然・到来す。四柱が皆休囚に処りて強を争わざれば、反対に封贈を得て、福禄・寿・全し。金と水とが若し相逢えば、必ず一副の美麗の容貌を生ず。寅申巳亥の四生の地が斉全するは、孤独にして淫を主りて、口舌・滔滔・休まず。
子午逢卯酉,定是隨人走。辰戌逢丑未,婦道之大忌。兩貴一位殺,權家富貴說。
子午が再び卯酉に逢えば、四正の地・俱全して、断定して人に随いて私奔せんと要す。辰戌が又た丑未に逢えば、四墓庫・斉見して、此れ是れ婦道の大忌なり。命中に両位の貴人有りて只だ一位の七殺なるは、説くべくして是れ権貴の人家の富貴の命なり。
財官若藏庫,沖破豈不富。天干一字連,孤破禍綿綿。地字連一字,兩度成婚事。
財と官とが若し辰戌丑未の墓庫の中に蔵して、刑冲を得て庫門を破り開かば、那に富まざるの理あらん。天干の上に一字・接続して片を成すは、孤独・破敗・禍患・綿綿を主る。地支の上にも亦た同じ一個の字を連ぬれば、主として两度の婚事を成るを要す。
女命・富貴・貧賤の篇
欲推女命,先看官星;官帶殺而貧賤,官得令以安榮。傷官太重必妨夫,且是為人性重。倒食重逢須減福,那堪更犯孤辰。
女命を推せんと要せば、先ず官星を看る。官星が七殺を帯びて混雑するは、貧賤なり。官星が月令の気を得るは、安穏・栄顕なり。傷官が太重なるは必ず夫主を妨げ、而且・人と為りて性子・沉重・処り難し。倒食・亦た即ち偏印が重重・相逢するは、福気は須く折扣を打つべし。何況んや再び孤辰を犯上するをや。
殺重須奔貴室。合多定損貞名。坐祿乘輿而穩厚。沖身動步以輕浮。
七殺の重きは、須く去りて貴人の家に攀附すべし。合する太多きは、定めて貞潔の名声を損せんと要す。日主が禄に坐するは車に乘りて穏行するが如く、人と為りて穏重・厚道なり。日主が冲せられて歩を挙げ定まらざるは、人と為りて軽浮なり。
若乃桃花浪滾,淫奔之恥不堪言。日祿歸時,貴重為人所敬。天月二德以坐本命,如逢印綬,貴當兩國之封。
至って桃花・滾滾として浪の如きは、淫奔の恥は言い堪えず。日禄が時上に帰するは、尊貴・持重にして人に敬せらる。天徳・月徳の両徳が本命の上に坐して、若し再び印綬に逢えば、貴くして両国の誥封を受くべし。
時日陽刃,本是凶神,既不利於夫主之宮,兼損壞乎平生之性。身干主禎祥。時犯食神健旺,要觀八字之強;專食子榮,忌偏印竊身之勝。
時柱・日柱の上の陽刃は本は凶神にして、既に夫主の宮に利せず、又た一生の性情を損壊せんと要す。日干の本身に力有りて、乃ち祥瑞を主る。時上に食神を犯して食神が又た健旺なるは、還た須く八字の整体が強きや強からざるやを看るを要す。専ら食神を用うれば則ち子女は栄顕す。只だ偏印の暗中に於て我が食神を奪いて上風を占むるを忌む。
守閨門而正靜,必由陰日守中和。待夫婿以經營,此乃陽干時旺甚。大抵,欣逢正祿。怕犯咸池。
能く閨門に守りて端正・安静なるは、必ず是れ陰干の日主にして而又た中和を守り住むを得。須く自己に靠りて張羅・経営して去りて丈夫を伺候するは、彼は是れ陽干の日主にして時上に又た太旺なり。大体に説けば、喜ぶべきは正禄に逢上するにして、怕るべきは咸池を犯着するなり。
清貴得長生之輔。雜濁以敗氣之歸。四柱敗多,大忌沖身而犯合。一生忙甚,若非是妓即為尼。
清貴の人は、是れ長生の気の来りて輔助するを得。駁雑・渾濁の人は、是れ敗気の上頭に帰到る。四柱の中に沐浴・敗地の多きは、最も再び来りて身を冲し又た合を犯すを忌む。一生・忙碌して休まざるは、妓女を做するに非ざれば便ち尼姑を当る。
印壞與公姑相妒。食專得子嗣之宜。官殺重逢,須防淫亂。姊妹透出,便見爭夫。
印が財に壊せらるるは、公婆と彼此・嫉恨す。食神が専一に用い得るは、子嗣の上に於て便ち順遂・如意なり。官と殺とが重重・相逢するは、須く淫乱を防ぐべし。比肩の此の「姉妹」の神が天干に透出するは、便ち夫を争うの事有り。
魁罡有靈變之機。日貴有安常之福。即以干支分定,官殺勝而無制伏,不為娼妓,定作尼姑。
魁罡は自ずから霊活・応変の機竅有り。日貴は自ずから平常の福分を安享す。就ち干支に按じて分派・定奪せば、官と殺とが過強にして而又た物の制伏する無きは、娼妓を做せざれば、定めて尼姑を当らんと要す。
